2005年7月6日(水)【自動車リサイクル法について】

 今年1月1日本格施行の自動車リサイクル法ですが、「市場原理に基づいた適正な競争原理」なるものに任せていて、設備投資した解体業者に、使用済自動車が、うまく流れているのか?大きな課題があるようです。
 「競争するが共存する」というのは、あらゆる業界に言えることですし、環境対策としてのみならず、静脈産業としての自動車リサイクルという視点は、極めて重要です。
 そもそも、自動車リサイクルについては、「使用済」という定義が、やや主観的な要素も含み、フロンやエアバックやシュレッダーダスト以外に、「部品どり」や、破砕した後の金属等が不確定な流動的価値があり、さらに、オークションや中古車輸出等流通も多様化しており、非常に複雑であるなぁ、というのが実感です。かなり現場を聴かないといけません。
 いわゆる廃棄物対策というのは、今年の所属委員会の大きなテーマであり、重大な関心を持って取り組んで参ります。

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