2012年8月30日(木) | ||
【「南海トラフ」沿い巨大地震】 | ||
本日は朝一で、大福で街宣。曇れば曇ったで、湿度が高いです。
昨日、あくまで現時点の科学的知見に基づいて、発生しうる「最大クラスの地震・津波」を想定したものですが、東海沖から四国沖の「南海トラフ」沿いで巨大地震が発生した場合の被害想定が発表されました。 関東以西の30都府県で死者最大32万人を越え、岡山でも、震度6強の地震で最大1200人を越えるというものです。一方で、3月31日の発表時点では、最大津波高は、3.2mと発表されていましたが、小数点以下が四捨五入の表示にかわたったため、3mとなりました。 ただ、岡山、広島は、建物倒壊による死者が多く、岡山では、津波では、約40人という想定です。 問題は、以前からある浸水域想定図。児島湖側というより、南区は、ほぼ全域で浸水被害が発生。しかし、こうなるのは、津波が、国の施設である児島湾締切堤防を突破する場合・・・・。 実は、昨年6月定例会で、私の質問に対して、知事は、 「国に確認をいたしましたところ、堤防は改修時の耐震設計基準に基づいて建設されておりまして、一定の耐震性は確保されているとのことでありました。 しかしながら、このたびの東日本大震災によります被害の状況から、地震・津波への対策を検討する必要があると認識いたしておりまして、万が一堤防が決壊した場合には、周辺の広大な農地や公共施設,さらには地域住民の生命、財産に大きな被害が予想されることから、引き続き耐震性に関する詳細な情報の提供を求めますとともに、今後発生することが予想される地震・津波の対策に万全を期するよう、施設の設置者であります国に対し強く求めてまいりたいと存じます。」と、答弁されています。 もちろん、時間もお金もかかることは分かっていますが、児島湾締切堤防の安全性の確認、強化は、政権与党が何党であれ、総理大臣が誰であれ、どうしてもやらなくてはいけないことです。 本日の総務委員会では、かなり厳しい表現になりましたが、ともかく、締切堤防に関しては、特に強く申し上げました。 さらに、9月2日に開催される、初めての津波対応の総合防災訓練の開催自体が、地域に伝わっていないことも、申し上げました。 午後からは、岡山大学で、2日にわたる「瀬戸内海研究フォーラムin岡山」へ。南海トラフ地震と津波避難計画がテーマの部分を拝聴しました。 学術会議でありましたが、土地利用規制や、瀬戸内海の埋立て・干拓の4000年の歴史の総括、自然再生型公共事業について、気になる指摘が多くありました。 気にはなっていたのですが、岡山には、災害の碑というものが無いようです。 馬場俊英=『平凡』 http://www.youtube.com/watch?v=Mxl3sQ2qHSQ | ||
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