2006年4月15日(土)
【犯罪のない安全・安心岡山県づくりタウンミーティング】

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 散る桜残る桜も散る桜。しかも雨。
 ある意味で、従来の条例案に対するパブリックコメント募集とは全く異なり、条例の構想段階から協働で意見交換を行うという注目の「犯罪のない安全・安心岡山県づくりタウンミーティング」が開催されました。本年度の県の目玉施策であり、検討委員会メンバーと参加者が意見交換もするという、取り組みとしては非常におもしろく、抜けるに抜けられず全部聴いてしまいました。
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 気になるのは、意外に子育て世代、若い世代の参加が少なかったこと。土曜日の午後1時30分は、やはり仕事なのかしら?
 防犯パトロール等の成功事例を拝聴しながら、結局は、例えば連合町内会とPTAといった「三世代の交流」を通して、防犯というキーワードの「まちづくり」が行われているように感じました。逆に、条例の意図する子どもに限らず、高齢者も含めて、地域の防犯力を高めるためには、お祭りであれ、グランドゴルフであれ、「三世代交流」の仕掛けが、必要なようにも思います。

 突き詰めれば、やはりまずは、小学校区レベル、単位町内会レベルの平素の活動が、多くの地域住民が参加し、しっかりしていれば、なにかトラブルが起きても、改善策を見いだすことができるのではないかしらん。逆に言えば、安全・安心の確保のためにも、煩わしいなどと思わずに、例えば、町内会活動に積極的に参加しましょう、ということです。

 ところで、このタウンミーティングの手法、あるいは、概念的な条例を作るには非常に向いていますが、個人的には、議員立法の際に使える非常に有効な手法だと思いました。いずれにせよ、告知方法に問題があったとしても、行政のやろうとする意図は、十分に理解できますし、おもしろい取り組みです。
 むしろ、議員が私しかいないのと、やはり、基礎自治体(岡山市)との連携が十分なのかな、という方が気になりました。
ttp://www.pref.okayama.jp/seikatsu/kenmin/townmeeting-annai.html

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