2006年2月18日(土) 【愛される交番・駐在所】

 堀江被告メールの件については、特にコメントはございませんが、2園児刺殺には衝撃を受けました。地域防犯パトロールを結成し、地域マップをどれだけうまく作成しようとも、人間関係により地域内部から、こういう形で事件が起きるとすれば、根底から安全安心が脅かされます。
 こうした中で、別々の地域から、交番のみならず、駐在所に、ほとんど駐在さんがいない、というご指摘がありました。検挙は、犯罪発生後の話であり、まずは、犯罪抑止力として、駐在さんには、パトロール等で、地域に、いつもいて欲しいとの要望です。地域住民として暮らし、いわば24時間体制で、ご家族への負担もたいへんな駐在所勤務。御身一つに、限界もあるのだと思いますが。
 一方、市街地の交番も、町内会に入るべきではないか。周辺の掃除ぐらいは、地域住民と一緒にしてはどうか、あるいは、交番の裏が、意外に邪魔になる町内の資源ゴミの箱の置き場にならないか、という声もあります。いつ行ってもおられんけれど、地域に愛されるということはそういうことではないか、と。
 また、いつからか紺色の制服になって、民間の警備員と区別がつかないではないか。そもそも、愛される警官と媚びを売ることはないんじゃないか、黒い制服の方が、威厳があって良かったのではないか、という逆の意見もあります。
 とにかく、犯罪発生数が激増し、加えて、本来は警察の手を煩わせるべきではない、くだらないことまで110番する人も増えており、大きな期待と現実の狭間で、一番苦しんでいるのは、警察かも。

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