2005年11月23日(祝・勤労感謝の日)
【それぞれの居場所】

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 小学1年の女児が犠牲になった広島の痛ましい事件には激しい憤りを覚えます。また、集団登校時にでも事故に遭い、集団下校はもちろん、登下校時の安全確保のためには、どうしても大人の監視が必要な時代になりました。
 本日は、まず、吉備高原都市のさんさんプラザで、県教委生涯学習課の「岡山県地域教育力再生フォーラム」。基本的には、文部科学省地域教育力再生プランに沿ったものですが、要は、放課後と土日の小中学生の「居場所」の問題です。
 その後、早稲田大学の教職員の方のOB会に、来賓として。大隈侯の「青年よ故郷に帰れ」という在野精神の発露のような言葉に触れてご挨拶させて頂きました。一方、「海の駅」について。箱モノではなく、高齢者や障害者の方が海に出られるバリアフリーで、かつ、子供達が気軽に、漁業体験やマリンスポーツ体験ができる拠点の整備が必要ではないか、という話などなど。
 その後、勤労感謝の日関係の集いに、この後、某団体祝勝会。でも、今日は、結婚記念日なので、早めに失礼します。
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   ↓ 詳しくは

 「岡山県地域教育力再生フォーラム」について。

 この点、そもそもが、国の文科省が地域に絡んでくるのが適切なのかどうか、さらには、県レベルでさえ、似たような事業を県青少年課も行っており、時には、対象は同じなのに、補助金事業名が変わって、県企画振興部や県産業労働部も絡んできて、一義的な責任者とも言える市町村も加えて、行政の縦割りの弊害が出ていないかどうか。
 もちろん、優秀な団体は情報力も多く、様々なメニューにアプローチする術がありますが、

 一方で、保健福祉部子育て支援課の児童会館や、学童保育との関係も問題になってきますし、一度整理すべきではないでしょうか。それは、もちろん、どこかの施設に一本化してしまえという話ではありません。

 加えて、不登校の問題とは、どこか一線を画しているようであること、いわんや、障害児は?さらには、これだけ、各行政各部局が、地域、地域というにも関わらず、望まれるべき肝心の「家庭教育再生プラン」の所管はないこと・・・・どうも行政の予算の分配の話が先にありきで、実は、地域が分かっているのは、市町村でもあるし、県のすべき仕事は、ちょっと違うように思います。

 そしてまた、居場所を求めているのは、子供達だけではありません。様々な形で、大人達も居場所を求めています。特に、子育て世代の居場所が、どこにあるというのでしょうか。遊園地や動物園や大型スーパーが、居場所?

 地方分権の時代に、細かく現場に入っていくのが、広域行政、いわんや国の役目でしょうか。ソフト面は、国の最も弱いところですが、この二重三重構造が税金の無駄だというのです。本来は、基礎自治体が、一番潤沢なフリーハンドの事業費を持つべきだと思います。
 なにかもっとうまくやれそうな気がしてしょうがありません。

 児童の安全・安心の確保や、アスベスト対策など、ともかく、緊急性を要し、経費のかかるものが、むしろ国策で、ともかく現場のことは、お金ごと現場にまかせなさいよ、と言いたくなります。
 永田町や霞ヶ関で、子供の顔が見えるんかいな?


 それにしても、建ち並ぶマンション・・・。内部には、コミュニティもあるのかもしれませんが、「三丁目の夕日」のようなことは無理にしても、もう少し地域でお互いの顔が見えないものか・・・。
 なにか、今後、さらに極端ないろんな問題を生み出すように思えます。

 東京や横浜のマンションの群れに、その灯かりの一つ一つに、暮らしがあるんだなと思うと、異様な気すらしますが、「大きな街には大きな孤独」にならない岡山であって欲しいものです。

 「あっしにゃぁ関わりのねぇことでござんす」とは言うものの、街の全ては皆の税金で作られ、守られ、防犯灯の電気代は、町内が払っていたりします。
 生きている限り、誰かと社会と関係しています。それに気づくか、それに感謝するか、それに働きかけるか、貢献したいと思うか・・
 また、お金を払えば、それでもう終わりでもありません。

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