2005年2月22日(火) 【子ども達をいかに守るか】

=======================================
 本日は、「こころ」のネタが多い一日ですが、多すぎて箇条書き。
 まずは、地元の方々、市議、県議で、笹が瀬川改修・旧2号線の拡幅陳情。白石橋から南と西が、確かに遅れています。
 議員総会の後、文教委員会で、補正予算の議論に加えて、学校の安全対策についての議論。十三参りの徳与寺にお邪魔して、高教組から養護教諭大増員の陳情受け。陳情のされ方について、注文をつけさせて頂きました。請願・陳情のあり方に、双方から風穴を開けたいのです。
 その後、自民党青年部局の勉強会で、条例の作り方、議会改革について。できれば、議員発議の政策条例を若手9人の発議で創りたいのですが、私のイメージは、「産業振興条例」。まずは、どういう形であれ、成功事例を作りたいです。
 その後、派閥の総会で、門木先生の四十九日も明けて、43年続く政友会の会長は、笠岡の天野先生に。
 そこから、岡山LCの50周年記念行事の反省例会。途中で抜けて、岡山県学童保育連絡協議会の学習会に。運営基準を作った埼玉県の取組みについて伺いました。県の担当課長も来て下さいました。これは、もう埼玉に行くしかない、と思っています。
 その後、とある通信社の方と飲み会で深夜まで。
 JCを卒業しても、予想通り、なかなかお家に帰りません。
=======================================

   ↓ 詳しくは

 昨年来から凶悪事件が頻発し、大阪寝屋川市や奈良市の事件を受けて、子ども達の安全対策が強く言われています。

 岡山県では、危機管理マニュアルを策定し、警察や防犯機関と連携して、防犯訓練を行い、緊急通報システムの整備を進め、校門に施錠、出入り口制限、死角排除、260地区以上の防犯パトロール隊が活動し、高齢者の方の散歩の際の目配りして頂き、あるいは、自転車かごにパトロールの看板をつけて頂き、あるいは、かけこみ110番の家やガソリンスタンドのご協力を頂き・・・・・・

 一義的には、学校設置者である幼小中なら市町村が、高校なら県が、対応はするものでありますが、学校だけでは限界があり、地域で子供達を守る仕組みが益々重要になります。


 それでも、昨年4月から今までに、不審者侵入は、4件(うち3件は飲酒を伴うもの)。
 また、いわゆる登下校中の通学路で、同4月から11月までに、幼・小・中・高・聾・盲学校の子供達がそうであると思った、声掛け282件、誘い33件、つきまとい142件、変質者264件、カメラ撮影134件・・・
 大声を上げたり、噛んで逃げたりしています。

 ああ子ども達よ、子供達よ、人を疑えよと教えしか・・・・。しかし、大人を見たら疑いなさい、渡る世間は鬼ばかりと、もはや言うしかありません。


 たとえば、警備員の配置は、岡大附属だけのようですが、おそらく、最低でも年間200〜300万円はかかるであろう警備費を各学校に分配するだけの予算はないのが現状であり、警察を常時配置するのも難しく、あるいは、金銭的にも保護者の負担により、安全を確保しなくてはいけない状況です。

 早く家に帰れば安全でもなく、考えようによれば、人通りの多い夕方頃の方が、良いという地域もあり、一概に対策が論じられないということもあります。

 特に、寝屋川のように、卒業生がやってきた場合に帰れとも言えず、予想不能な事態が、今後も起こるかもしれません。
 男の子だから高学年だから安全とも言えません。
 むしろ凶悪事件は、郊外で起こっており、その地域だから安全だという根拠は全くありません。
 時には、小泉総理や自民党に関係なく、事件は起きます。


 まさに、自分の身は自分で守れ、何が起こるか分からんぞという時代。
 つまりは、我々は、戦場にいるのと何ら変わりがないという覚悟もいる時代に生きています。野生動物と同じ生き物に、万物の霊長である人間は成り下がったわけです。

 しかし、事件を起こすのは、やはり人間です。であるならば、解決の糸口を見つけて、あるいはそれは、教育改革や家庭復興かもしれませんが、何十年かけても、解決していかなくてはいけません。

Copyright (c) 2005 SHINJI SATO Inc. All rights reserved.satoshin.jp