2003年7月30日(水) 【やはり警察は人手不足かも】

 本日は、商工労働警察委員会の県内調査に合流して、岡山南署へ。岡山市内の東、西、南、西大寺署の概況を伺いました。

 私も6月定例会で取上げさせて頂きましたが、気になるのは、やはり現場で、人手が足りているのか、ということです。

 昭和63年、平成3年といわゆる週休2日制の導入は、単純に10%の減員になったのと同じことで、全国26万人、岡山県内3000人強の警察職員を10%増やすべきだとは言えます。

 NYの割れ窓理論は、33年かかっているわけですが、この間、35%の増員があったと言います。


 しかし、現実問題、要は、お金の問題もあり、例えば、西署は、30人足らずとも、来年までの23人の増員を少しずつ受けながら、当面、現状の底上げを図っていくしかありません。

 例えば、西署なら、一日平均40人の強制身柄があり、調書を取るのに、その倍、書類作成も含めると、327人中、100人は、そういった事務に追われることになります。

 西署管内は、広大であることもあり、新宿、大阪南、池袋と並んで、全国15位の刑法犯が発生していますが、検挙しようにも、明らかに人手不足です。

 今年度は、街頭犯罪抑止活動の成果で、各署とも、僅かであれ、発生率、検挙率は改善している模様です。

 ただ、オウムの中国地方の拠点事務所の詐欺事件(虚偽契約書)をはじめ、物騒になっているのは事実です。
 自衛することも含めて、警察と連携しながら、地域ぐるみで治安改善の努力をして行くことがなにより重要だと思います。

 まずは、駅前を走り回るジープです。

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