2003年4月30日(水)
【岡山中央警察署ができないか】

 本日から2期目の任期が始まりました。今日一日、今日一日と4年間完全燃焼させて頂きます。

 貯まっている様々なご依頼事の件で、通常業務として、地方振興局や西警察署へ。


 中心部の騒音の問題について、民民の問題に、どれだけ警察が関与できるかは、非常に難しいものがあります。
 ただはっきり言えるのは、岡山市の中心部の警察力に不安があるのではないか、ということです。


 ご案内の通り、旧東署は、現在の県立美術館に、旧西署は、伊福町にあったわけですが、 いまや、東署は、旭川の東に、西署も、JR岡山駅から大きく離れました。
 個人的には、この東署と西署の距離が、開きすぎであると思います。

 そして、最大の規模を誇る西署の管内には、JR岡山駅、西口再開発ビル、岡山空港、大学街に加えて、西部新拠点があり、東署との所轄は、旭川ではなく、西川で分かれているため、本町、錦町、柳町といった繁華街も、管内です。

 つまり、現行犯ならまだしも、西川を境に、事件の発生件数が数えられるため、まるで、湾岸警察対なんちゃら警察じゃないか、西川を越えてまで、お互いに追っかけるのか、と揶揄されるところです。

 いずれにせよ、西署は、南署、西大寺署に比しても、相当に守備範囲が広いと言わざるを得ません。
 西署も、だてに、豪奢なばかりの建築物ではありません。


 こういう状況で、私は、過去に、中央警察署が必要ではないですか、と委員会や委員会視察等で提言させて頂いたことがあります。しかし、西川を境にして、二重に警察権が及び、かえって、公安に資する、あるいは、警察署の前は、暴走族等が嫌がらせに来るので、治安が悪くなる、という回答を頂き、附に落ちないものを感じました。

 昼は昼で、交通事故など緊急対応に追われる中心部の派出所は、夜になれば、人員は、田町交番に集合しますので、爆音暴走族がかけっても、いつ行っても留守。郊外の駐在所は、他の署に応援に出掛けて、いつ行っても空っぽ。

 これは、個々の警察官の方の責任とも言えません。

 80人増員しても、駐車違反取締りを仮に民間委託しても、青少年や外国人を中心に増え続ける犯罪の前に、十分に対応できていないと言わざるを得ないように思います。


 西口再開発が進み、中心市街地にも、マンションを加えた再開発ビルが建ち始めました。小学校の統合は、時として、商業施設、特に、風俗店の無秩序な拡大を生み、その影に、暴力団組織が跳梁跋扈しています。
 岡山の治安は、ここ10年で、みるみるうちに悪化していると、私は、肌で感じます。

 全国に恥じるべき落書きや爆音暴走族に悩む中心市街地の状況を見るにつけ、平成17年の岡山国体で、こんなに治安の悪い街で、県外の方を迎えるわけにはいきません。

 私は、今こそ、中央警察署が必要だと思います。おそらく、既存の交番に加えて、30人体制ぐらいで足りるのではないか、場所なら、中心部には、いくらでもある、と考えます。

 財政難ではありますが、事は、まさに、生命、自由、財産に関わる問題です。街の品格の問題なのです


 願わくば、地域やPTA、財界も含めて、私は、広く、岡山中央警察署の創設を訴えていきたく思います。要望を一つの大きな声にしたく存じます。場合によっては、署名活動も辞さない、そういう運動を起こしたく思います。
 幸い、私には、4年あります。数字の裏付けをしながら、腰を据えて、動ける時間です。


 是非、ご意見をお寄せ下さい。

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