2002年1月5日(土) 【警察の権限強化】

 今日は、ある駐在所で、地域の方とお茶をすすりながら現場の声を聞く機会に恵まれました。おりしも、昨日、新見で、日本刀をもってパチンコ店で暴れた容疑者(警察官が威嚇発砲した)が、起訴されましたが、社会不安が高まる中で、警察の権限を高める必要があるのではないか、またそういう世論の高まりがあるのではないか、という話になりました。

 ここで、岡山県警も、80人の増員が、認めらることになりますが、取り締まらないのなら、何人増えても、県民には意味がない、ということになります。


 12月定例会でも、暴走族対策としての白バイ投入は、慎重な姿勢が示されたものの、いわば暴走行為の準備のような、昨今のいわゆるオービス逃れのためのナンバープレート隠し、さらには、車窓の真っ黒のフィルム(基準違反)は、目に余るものがあります。

 さらに、これは、交通マナーの部類かもしれません(といっても、違反であり、当然、重大事故惹起のおそれがあります)が、運転中の携帯電話使用、さらには、ウインカーを出さないままの針路変更、右左折は、岡山では特に多いように思われます。(また、割り込みが多く、逆に、道も譲らない、もはや県民性でしょうか・・・。)

 飲酒運転による事故が、さらに重罰化されるわけですが、暴走や事故の前に、スピード違反並みに、取締を強化して欲しい、それが健全なドライバーの願いです。

 例えば、シートベルトをしていない場合、逮捕権そのものがないわけですが、必要なのは、現場の実権です。条例をもってしても、明らかにナンバープレート隠しをし、フィルムを張りまくって、車内が見えないような車は、強権を持って、公道から排除すべきではないでしょうか。

 警察官の不祥事とバーターのように、警察の権威が弱まるのではなく(誰からも愛されるお巡りさんを誰が望んでいるでしょう?)、逆に権限を強化するから、それに見合った立ち居振舞いをして下さい、弱い悪者でなく、巨悪と戦って下さい、という時期に来ていると思います。
 また、警察に奉職する方のやりがいという面からも、警察は、誇り高く威風堂々として頂きたい。これは、教師や議員もしかりかもしれませんが。

 いずれにせよ、精神論で、ことは片付きません。もっと言えば、そのための制度的、法的な(裏付け)整備を提言するのが、我々議員の勤めです。

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