2012年7月6日(金) 【児島湖防災対策】

 梅雨前線による大雨で、雷も鳴り響いています。
 正直なところ、内尾グラウンドに関するイライラ感も極みであり、私の心象風景は、今の天気そのものです。ただ、ともかく、被害が出ないことを祈るばかりです。

 この6月定例会の一般質問の翌日、山陽新聞朝刊に取り上げていただいたのは、児島湖の水位情報等のWEB発信を9月から行うというものでした。

 これは、防災対策に特化したような昨年の11月議会の私の提言等を受けてのものでしたが、今年度中に、新たにシステムを開発し、児島湖水位、児島湾潮位及び締切堤防樋門の開閉状況を県総合防災情報システムを通じ、リアルタイムに発信し、広く、県民の皆様に、情報提供を行うというものです。

 ただ、こうして、梅雨前線の活発な活動があると、いかんせん、9月スタートというのは、遅すぎるなと思います。

 一方で、事前の水位調整として、気象状況・予測外潮位等を分析し、児島湖の水位が異常に上昇すると予測される1〜3日前に、内水位を調整する「準備体制」を新たに取ることになっており、先般の台風4号通過時も、それが機能していました。
 これについては、取水期か否かや水位上昇の程度によって、内容や連絡先等が変わってきます。

 ただ、地域住民の方への情報提供や可能な範囲での事前の内水排除については、各市町の役割でもあり、国、県(県民局)、市・町、改良区などの関係機関の平素からの連絡調整会議等による連携の具合が、児島湖流域の浸水被害の軽減・防止に、直接影響することになります。

 加えて、雨水が流れ込む宿命にはありますが、下水にどれだけ水を流さないかということでは、風呂やトイレの水の使用を控えることや、田畑が、宅地化され、道路等に変わる中で、地域の保水力が、激減している中で、保水、遊水機能をいかに高めるか、それは、あるいは、鉢やプランターを置いたり、街路樹を整備するということで、我々もできる防災対策が、あるように思います。

 言ってみれば、防災・減災対策は、全てチームプレーです。


 それにしても、自分でも、煮詰まった感があります。
 『小さな旅〜光と風の四季〜』 http://www.youtube.com/watch?v=kihG6LDA0eE

Copyright (c) 2012 SHINJI SATO Inc. All rights reserved.satoshin.jp