2009年12月27日(日)
【阪神淡路大震災と鉄人28号】

 穏やかな今年最後の日曜日になりました。
 いよいよ、事務納めの明日から、年末夜警が始まり、徹夜になる大晦日と体力勝負の年末年始が続きますが、まだ忘年会は残っていますが、飲酒を伴うものは、昨夜がいよいよ最後でした。

 陰気にならないよう、ともかく盛り上げていこうとした結果、かなり頭痛が残っていますが、年内に出したい書類もあり、格闘しております。

 一方で、国の予算概算決定に伴い、農林水産関係では、全体では、4.2%減、戸別所得補償制度のモデル対策に、5618億円は概算要求通りですが、一般公共事業費は、地方の自由度が高い地域整備交付金が創設されても、今年度比34.7%マイナス。
 非常に厳しいことになっています。


 年末年始の休みが全く取れそうにないので、昨日は、忘年会等に戻るまで、家族で、お隣り兵庫県に行きました。

 まずは、神戸市中央区の「人と防災未来センター」へ。来年の1月17日で、あの阪神淡路大震災から15年になります。小学校3年生の息子は、あの時の状況を知りませんが、やはり、意識的に経験を学び、教訓を未来に活かすことが必要だと思います。

 私自身、AMDAの緊急救援物資移送第一便で、長田区に入りましたが、あの震災の際には、岡山も動き、いわゆる、NPO、ボランティア、あれから確かにいろんな事が動き出しました。
 15年、もう一度振り返って考えます。


 そのあと、長田区のJR新長田駅前の『鉄人28号』の巨大モニュメントを見に行きました。高さ、18m!!ド迫力にも感動しますが、本気で、「よく造ったなぁ!!」という、それが造られた、地域の力が結集された、その過程に感心します。岡山でやれるかなぁ・・・。
 必ず立ち上がり復興するんだという街の心意気を見事に表現しています。確かに、気魄が伝わってきます。

 新幹線0系と時代が同じなので、ロボットですが、子ども達がすんなり受け入れられるほど、曲線が温かく、ずんぐりしているのに格好が良いのです。
 子ども達が足によじ登ったりで、結構、家族連れが写真を撮られていました。

 あるいは、一笑に付されてしまう可能性だってあったでしょうに、多くの勇気が結集された鉄人28号の力強いポーズは、未来永劫、心穏やかにする大仏とは違った形で、人々を通気づけるに違いありません。

 『鉄人28号』は、神戸市出身の漫画家・故横山光輝さんの作品ですが、これからさらに、『三国志』の人物オブジェ設置などを通して、阪神・淡路大震災で被災し、市が復興市街地再開発事業を進めるまちの活性化を図るということです。

 おそらく、身長18mのマジンガーZは、あり得るなと思いますが、そんな実物大のジャンボマジンダーなら、絶対に私は見に行くでしょう。ただ、誰が何のために造るのかというと難しいかも。
 ちなみに、能登地震の際に、輪島出身の永井豪氏が、復興のためのメッセージを発していたように思います。

 『鉄人28号』http://www.youtube.com/watch?v=kj3Em_R2BsM
 しかし、我々の世代のリアルタイムは、『大鉄人17(ワンセブン)』
http://www.youtube.com/watch?v=ZJVJzEUFF7U


 その後、「うおんたな」と呼ばれる明石・魚の棚商店街に。たいへんな賑わいでした。
 全長350mのアーケードに、明石特産の海の幸や練り製品、海産物の乾物などを扱う商店を中心に、約110店。もちろん、見慣れた魚介類ばかりです。
 B旧グルメの元祖のような「明石焼き」を食べながら、あるいは、中央卸売市場も、いずれこういう雰囲気になっていけば良いなぁと思いました。

 ちなみに、昨日今日は、いわゆる土日祝のETC割引はないですが、大晦日、元旦、2日は、ETC割引がございます。

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