2008年6月13日(金) 【『青春の坂道』】

 本日は、代表質問2日目、公明党。地方の首長の退職金廃止が、公明党のマニフェストだったらしいのですが、それを質問に引用はされましたが、直接には聞かれませんでした。

 自民党よりも厳しく突かれて、また、政府与党の施策についても、堂々と言われていたので、本当に立派だと思います。私は、国政に言及する自信がありません。なにより足下が・・・。

 一方で、マスコミの中には、議会改革の不徹底の問題を追いかける向きがあります。


 さて、ランニングコストを浮かすだけで、我が子もたいへんにお世話になった「小一グッドスタート事業」を廃止しなくても済む、問題の消防防災ヘリコプターですが、契約案件については、我が総務委員会に付託される模様です。まずは、委員長が部会長にもなる自民党の総務部会です。

 二元代表制の下、正確には知事与党などないのですが、自民党が否決すれば、イコール知事不信任ということになります。継続審査でも、そうあることではなく、かなりのダメージです。

 もちろん、私は、導入の推進派でしたが、腹は決まっています。事態は変わりました。前提が崩れました。



 どうも自衛隊を知らない?知事は、40億円以上かけて県庁舎を耐震化して、その中の災害対策本部で、他所から借りれば、一日数十万円で済む20億円の消防防災ヘリから送られてくる、耐震化できず倒壊した高校の校舎などの被災現場の状況を電送でモニターで観ながら、指揮を執りたいようです。

 私自身、全く望んでいませんが、教職員や警察の給与まで踏み込んでいくのが、知事の聖域を設けないという言葉の意味のようですが、南海・東南海地震よりも、私は、たちまちの人災の方が怖いです。

 多くの県民の行政サービスは切られても、職員の士気が下がっていても、命は大切です。県庁内は万全・・・。順序が真逆ではないでしょうか?しかも、私の2月定例会の質問の答弁によれば、この県庁の建物が、例えば、20年後に道州制になってどう使われているかのイメージを知事は、持っていません。


 橋一本でも、住吉町の知事公舎から県庁まで黒塗りの車で通うトップが、職員にとっても、遠くなっているようです。

 失業保険がないほどの終身雇用の公務員ですが、彼らは、知事や心臓部を抑える外様よりも、岡山を守り続けます。
 生涯を賭ける仕事に、誇りを見出したくない人間などいません。おそらく、こうした危機的な状況になれば、逆に、一丸になって岡山のために頑張っていく気概や公職の誇りを職員は持っています。ただ、その気持ちが、削がれているのが残念です。敵より怖い上官というのもあります。


 なにかもう、毎日いろいろ話が入ってきて、それは悲鳴に近いものがあります。個人ではなく、岡山を助けて!という声です。隗より始められないリーダーは、完全に求心力を失っていますが、恐ろしいのは、どうもそれに気がついていないこと・・・。


 急激な原材料や原油高は、各業界を直撃しています。政権争奪ごっこや、机上の改革を政治がやっていては、国も地方も本当に駄目になってしまいます。


 日々熱が出てきますが、こういう時は、大好きな中学時代に戻ります。あの頃の自分と話せるぐらい感性を素朴にしていたいものです。こんなおっさんをどう思う?あるいは、小学生の息子に恥じない判断を。
http://jp.youtube.com/watch?v=83FzRM8Rps4&feature=related

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