2008年3月14日(金) 【明日の旭川を考える】

 本日は、明朝早朝の地区大会に出席の前泊ため、午後には、広島に入ります。


 国土交通省で、全国の河川整備基本計画方針を策定しており、旭川水系は、平成20年1月28日に、策定されました。
 この方針に基づき、150年に1回の事態を想定して、今後20〜30年間に行う具体的な河川整備の内容を示す旭川河川整備計画の策定のため、現在、地域住民の方々の意見を伺う「地域と共に明日の旭川を考える会」が、開催されています。

 これは、市内の15会場で行わる予定ですが、昨夜は、11会場目の牟佐地区。ある意味、県と国の旭川管理の所管がここで別れますが、当然、水は繋がっています。
 私も、既に3会場で参加していますが、もう1〜2会場参加予定です。


 地域住民にとっては、国管理区間であるかどうかの縦割りは、全く関係のないことで、旭川ダムの管理や、旭川の中上流や支川の県管理部分や、用水など農水省や市の管理について話が及ぶことがしばしばあり、行政間の連携が問題になることが、非常に多い会です。

 特に、漁業権の問題など、治水や、農業用水や工業用水の取水という利水の話と必ずしも合致しないこともあり、さらには、環境問題、環境学習を含めた新しい改修のあり方を問う課題も多くあり、たいへんに勉強になります。

 おそらく、15回の地位住民の方々の声は、大変に重要な資料になりますし、さらに、国、県、市が一体になった地域住民の方々の意見を伺って回る会が必要だと思います。

 なにしろ、旭川の洪水もさることながら、高潮や都市部で農業用水路(西川を含めて)が吹き上げることも極めてリアルな問題です。旭川や百間川の堤防や水門が良くなれば事が済むわけもありません。


 水がいかに走っているかを考えるのは、まさに政治の要諦です。同時に、旭川のような県内で完結している河川では特に、この問題は、国土交通省ではなく、県なり、州なりが、総合的に考えるべき話で、財源、権限、人間を貰って、あるいは、つくって、地方で考えたいものだな、と思います。

 「明日の旭川」だけでなく、明日の「水」そのものを考えるためにも、皆様、最寄りの会場に、是非ご参加下さい。

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