2007年9月6日(木) 【消防の聖地】

 議会前は、各委員会の県内調査が目白押しで、本日は、総務委員会の県内調査に地元議員として合流。県民局の所管で括ると、あまりに地元議員が多すぎて、委員長の御厚意で、仮に乗り込めば、二十数人乗りの議会バスが一杯になることもあり、自家用車でついて回りました。


 広い意味での「文書」館というなら、全国では28番目ですが、DVDやオーラルヒストリー(口述)やマイクロフイルムのアーカイブの保存を見越した「記録資料」館は、岡山県が全国初。

 南方の「きらめきプラザ」の横の岡山県立記録資料館も、3年目に入ります。私の名前も入った岡山県議会史もいつか発刊されて、古文書として残るのかもしれません。
 どうもアーカイブというのは、あぁ時は流れて私も死ぬんだなぁ、と、しまいにはせつなくなるのですが、「佐藤真治のこころ」も、考えようによれば、生の岡山県政史になるかもな!と、たいそうなことを考えず続けて参ります。

 市町村合併や学校の統廃合で、資料が散逸する危機でもあり、これはというものは、館に相談して持ち込んで頂くことをお勧めします。すっごいお宝かも!?



 昼食や総務委員会がらみの概要説明は、県民局で。
 3県民局3支局体制も平成21年から3県民局になるわけですが、特に、5市2町を所管する備前県民局は、管内の人口の4分の3以上が岡山市。

 岡山市が政令指定都市になれば、一番大きな変化が迫られるのが、現場の県民局。建設部の幹線街路整備班や都市基盤等施設整備班や工務第一課の一部などは、組織改編を迫られる流れです。また、県民教の目玉と言える協働を推進する地域政策部なども、岡山市がらみの事業が、減るかもしれません

 もっとも、河川に関してや、農林水産事業部、税務部はもちろん、防災関係についてなど、県民局の機能自体は岡山市に残るということで、昭和37年建築の県民局の耐震化も進められます。



 地元議員の挨拶で申し上げましたが、岡山県消防学校は、まさに岡山県消防の聖地。半年にわたる初任教育を全寮制で受けている県内各地の新しい消防署職員が、本日も、厳しい訓練を受けていました。

 特に、様々な建築物があり、救急救命士の特別教育が必要なように、専門性も増しており、こうした集団生活の中で、消防精神を含めて切磋琢磨しながら学ぶことが、ますます重要になっています。まさに、命懸けの仕事ですから、全ての訓練も、救助される者とする者の命が懸かっています。
 さらに、自主防災組織への指導等、消防学校の役割も多様化しています。

 もちろん、消防団員の教育の場でもあり、基礎教育や幹部教育、専科教育も、ここで行われています。
 消防団員が、この聖地での教育訓練に送られることに、戦々恐々としているということは、多分ないでしょう。多分。

 いずれにしても、誰かを文字通り体を張って守ろうとする誇り高き人達が、知らないところで、汗を流されているということに、無関心、無感動な社会であってはいけないな、と思います。

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