2004年8月14日(土)【人と防災未来センター】

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 理大附属高校2回戦突破ならず!!誠に残念です。
 阪神・淡路大震災の経験と教訓を後世に継承し、防災の重要性、いのちの尊さ、共に生きることの素晴らしさを未来へ発信するために、2002年に設立された「人と防災未来センター」は、この夏休み、是非ご家族連れで行かれることをお勧めします。
 防災の根本に、「いのちや生きていることへの感謝」を据えることで、防災施策は大きく変わるのではないでしょうか?
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 詳しくは ↓

 本日は、詰まるところ足がなく、仕方がないので、自家用車で、朝5時30分に家を出て、明け方の秋の鰯曇や朝日が昇るのを見ながら、7時30分には、阪神甲子園球場につきました。その気になれば、岡山からは、近いものです。
 3塁側アルプススタンドで、郷土理大附属高校を応援。
 学園の方々には、常日頃から大変なお世話になっておりますし、野球部部長は、一宮高校の同級生ですし、なんとか2回戦突破を祈りましたが、残念ながら、シャットアウト負け。悔しい〜。
 送りバンドや継投策が、結果として裏目に出ましたが、力では決して負けていなかったです。勝負は、まさに時の運。


 帰りには、そう言えば、西宮市選出の筒井兵庫県議は、お元気かしらん?などと思いながら、かねてから気になっていた「阪神・淡路大震災記念 人と防災未来センター」に立ち寄りました。

 六甲アイランドとポートアイランドの中間あたり「なぎさ公園」の前にあります。tp://www.dri.ne.jp/

 1995年1月17日、午前5時46分に発生した大都市直下型地震「阪神・淡路大震災」は、6400名を超える多くの尊い生命を奪い、阪神・淡路地域に多大な被害をもたらしました。
 私個人としても、あの日を境に変わったことがたくさんあります。
 このセンターは、阪神・淡路大震災の経験と教訓を後世に継承し、防災の重要性、いのちの尊さ、共に生きることの素晴らしさを未来へ発信するために、2002年に設立。
 「防災未来館」と「ひと未来館」の2館で構成されています。


 これは、是非ご家族で行かれることをお勧め致します。
 あるいは、直下型地震は、空爆と似ているため、人知を越えた天災ではなく、人災と言える戦争に置き換えることは容易なことです。
 しかも、今この瞬間に、どこに起きても、なんら不思議ではないのですから。
 そして、いのちの話。
 家族で、お互いが、どう感じたか、話さざるを得なくなります。


 私も、1月20日には、AMDAの緊急救援活動で現地入りしたため、「防災未来館」の地震発生時の様子を再現した「117シアター」や「震災直後のまち」の実物大ジオラマ模型など、足が震えるような感じがありました。
 また、復興していく町や人の姿の映像には、涙が出ました。 実は、語り部の方が体験を生で語られるため待機もされています。

 しかし、このセンターの凄さは、むしろ、いのちの問題に、昇華した「ひと未来館」にあります。

 特に、「こころのシアター」では、お馴染み「葉っぱのフレディ」の心温まる物語が、いのちあるものへの感動と喜びを再発見させてくれます。
 個体の死をいのちの再生と継承と希望の物語に変えました。

 特に、この季節は、次元の捻れるようなところもあり、非常にこういうことがリアルに感じられます。


 一方で、阪神・淡路大震災の経験と教訓を後世に継承し、国内外の災害による被害の軽減に貢献する施設でもあります。


 災害に強いまちづくり、地域づくり、そして私たち自身の準備に役立つ取り組みを行うとするとしています。 防災や減災は、政府や自治体の取り組む問題にとどまらず、私たち一人ひとりの地域コミュニティの問題と捉えているからです。

 また、わが国や世界で大きな災害が起こったときに、いち早く駆けつけて、何をするべきか、何を応援してもらうのか、ボランティアをどのように呼びかけるのかなどについて助言したり、一緒に行動しようともしています。そのために、チームとして、日常から訓練を重ねているようです。

 そのことをより現実的な事とするために、国連をはじめ、いろいろな防災・減災に関係した組織が結集しています。


 そして、その根本に、いのちや生きていることへの感謝があるということです。


 このあたりの県の施策は、どうでしょうか?皮相的に過ぎるきらいがあるようにも思います。国際貢献先進県が、緊急救援物資の備蓄で事足りるのかどうか。岡山県に、どんなノウハウがあるでしょう?

 また、改めて、岡山の中心市街地に、体育館や運動場等の避難所は、どうしても確保しておかないといけないことを再認識致しました。

 国の法律も相俟って、防災について、再度一般質問を前提に勉強して参ります。

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