2002年9月1日(日)【総合防災訓練】

 降るんか晴れるんかはっきりして欲しい天気で、秋に入りました。

 本日は、午前5時からの朝起き会の後、児島湖流域清掃大作戦で、浦安の相生川に。誠に申し訳程度でしたが、ゴミを拾い(川から上げられた腐ったフナを軍手で掴んだのですが、なんとなく臭いが落ちません。)、西大寺のカネボウ工場跡地広場での総合防災訓練に。

 そこから、ある会社の新製品のプレゼンで、若い女性達に紛れて、どぎまぎしました。もう一回人生ができるなら、女性の方が、たいへんそうですが、ちょっと楽しそう。


 ところで、9月1日は、全国的に「防災の日」ということで、毎年この日に、防災訓練が行われます。訓練の見学ということで、議員には、不人気なのですが、眺めているだけで、いくつかの気づきがあります。市民の生命・自由・財産に直接関わることであり、見ることも、責務ではないかな、という気はしております。

 また、2時間の訓練でやむをえない部分もありますし、この通りには、まずできないでしょうが、それでも訓練は、絶対にしておかないといけないと思います。

 先日の防災対策本部(その958)に対して、阪神大震災の教訓を踏まえて、県庁の近くに県職員の住居、消防署の近くに消防署員の住居を整備し、緊急時に活動出来る人員を確保することは最優先の課題であるという、ご提言を頂き、しごくもっともなことだと思いました。

 平時では、想像できなかった基本的な前提が欠ける事態に対処するには、机上のシュミレーションというより、何が起こり得るだろうかという、イマジネーションが、重要だと思います。


 ちなみに、本日の防災訓練の想定は、下記のようなものです。「」は私。

《平成14年「9月1日」「午前10時」「四国沖を震度」とする「大規模な地震」が、発生し、「岡山市ほか県南部各所」で、「土砂崩れ、家屋の倒壊、車両の多重衝突、ビル火災、有害化学物質の漏洩」等、甚大な被害が生じた。また、「電力、通信、水道、ガスのライフライン施設」等にも被害が生じた。》

 おそらく、「12月25日午前1時」でも、「6月16日午前4時」でも、何かを置き換えただけで、訓練のように、10分で、災害対策本部は立ち上がらないでしょう。その1分後に、自衛隊に災害派遣要請ができるかどうか。とりわけ、県庁8階に倒壊、火災という事態が生じた場合、情報収集自体が難しくなります。

 基本的には、公務に携わる者は、瞬時に現場に到着。公共的な職業の方は、自らは避難せず、直ちに、現場に急行。道路が崩壊していても、すぐに移動が可能というのが、前提です。
 個人的には、警察、消防、自衛隊の連携、特に自衛隊の役割が重要だと思います。


 今、この瞬間、超ど級の直下型大地震が起きたら、誰を思い、なにをするか、そのために、行政には、どういう準備が、必要か。そもそも、皆様、ご自身の地域の避難場所は、ご存知ですか?

 是非、忌憚のないご意見・ご提言をお知らせ下さい。

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