2002年8月21日(水)【災害対策本部】

 本日は、31日の落書き消去活動に伴う諸般の手続き他、総務委員会の県内調査の一部に合流。県庁内の災害対策本部施設を訪ねました。

 といっても、議会棟の横の木立の中に、VIP用の迎賓室があり、情報会議室(災害対策本部室)は、それを改装したものでありました。各種防災映像情報をリアルタイムで表示する機器を常設した同会議室は、本年6月5日の水害特別防災訓練から運用が開始されています。

 もっとも、災害時の集中配備室と統制室は、県庁8階消防防災課にあり、2000年7月15日には、「岡山県防災情報システム」が作動。インターネットを利用して気象情報・河川情報など防災に関する総合的なデータを蓄積し、最新データを岡山情報ハイウエイなどを通じて各市町村、振興局など関係機関に提供するというもので、防災現場での的確な対応に備えています。

 特に、多重的な通信システムとして、県防災行政無線があり、地上系の無線と通信衛星(スーパーバードB号)を利用した衛星系の無線により構築されています。
 なお、市町村においては災害発生時における住民への通信連絡を確保するために市町村防災行政無線や地域防災無線が県下74の市町村で整備されています。

 台風や河川の氾濫等の災害は、注意体制、警戒体制、特別警戒体制と進んでいきますし、震度6以上の地震があれば、すぐに、非常体制に入ります。


 ちなみに、こういった岡山の危機管理システムは、全国的にも進んでいるということではありますが、災害時には、県議会議員には情報は来ませんので、問い合わせは、執行部の皆様に、お願い致します。

 また、8階の統制室自体が、震災・火災等で壊滅した場合には、アンラッキーと諦めて頂くしかないかもしれません。基本的には、県庁がやられるという想定は、あまりないようです。

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