2013年1月1日(金) 【謹んで新春のお慶びを申し上げます】
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 謹んで新春のお慶びを申し上げます。
 旧年中は、たいへんにお世話になりまして誠にありがとうございました。
 本年は、古い皮を脱ぎ捨てて、新しいステージに立つべく、心機一転の年にしとうございますが、そのために、まず、身近な一歩を積み重ねてまいります。

 本年も変わらぬ御指導・御鞭撻を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。

                        平成25年 元旦

                   岡山県議会議員  佐藤 真治

 『あしたの灯火』から『今始まる』
  http://www.youtube.com/watch?v=ckjmJtridss

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2013年1月2日(水)
   【早いもので、今年も残すところ、あと364日になりました。】
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 凍るような朝でした。

 元日は、元朝式に出席させて頂き、恒例の逢沢代議士とコアの方々と、私も氏子である岡山神社
へ初詣。

 そこから、元旦祭を経て、夫婦で、岡南神社、藤田神社、興除神社、泉田・当新田天満宮へ。さら
に、息子も合流して、護国神社を通り、息子が氏子の天計神社、妻が、子どもの頃から初詣に行っ
ていた大元神社へ初詣。いったい何社めぐりかしら?? 

 本日は結局、終日、事務所の掃除をし、夜には、中学の同窓会。

 アンジェラ・アキ =『手紙 〜拝啓 十五の君へ』
  http://www.youtube.com/watch?v=pFJ8EFzywjw

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2013年1月3日(木) 【3が日に掃除をする】
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 つまるところ、本日も、終日、事務所の片付け。

 平和町から移動してきて、4度目の正月ですが、事実上倉庫・作業所と化していたものを人様が
普通に来られる事務所にするという当たり前のことをしようとしております。
 どういう形に展開するにせよ、事務をしている人がいる事務所機能が必要だということです。

 ただ、なかなか整理がつきません。


 昨夜の同窓会。同級生の何人かが、朝の街頭演説を見てくれていました。正直なところ、俺、何
やってんのかなぁ?感は、常にあったのですが、これで明日から、また街宣に復帰できます。
 「あぁ、頑張ろう」と思ってくれる仲間がいるなら、どこまでも、頑張らなきゃぁな。



 一方で、私自身も、いろんなことを考えてきましたが、実働という意味では、既に第3コーナーに
入った我々の年代は、皆、思っているところがあるんだなぁ、と、しみじみ感じました。


 そういう意味では、挑戦しつつ全開バリバリで行ける時間は、そう多く残っていないのかもな・・・。

 少なくとも、守りに入ることを中学時代の私は、決して良しとしないでしょう。

 『Tomorrow』
  http://www.youtube.com/watch?v=orLFiU2Q91w

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2013年1月4日(金) 【仕事始め】
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 思い切り冷え込んだ朝、中央卸売市場では、花きの部の初せり。
 市場開設50年、移設30年の今年、景気回復の狼煙を市場からあげていきたいところ。

 昨年、より制約の少ない地方市場に転換したとはいえ、市場間競争、市場外流通など、市場をめ
ぐる環境は、極めて厳しいものがあります。
 しかし、交通の結節点にあり、ひいては、中山間地域や過疎地域の小売り商店、コミュニティーを
守る意味でも、中央卸売り市場の役割は、極めて重要です。また、中心市街地や商店街の活性化
と同様の視点です。

 敢えて言えば、文字通り、生き残りを賭けた都市間競争の象徴とも言えます。


 その後、築港で、街宣初め。公園のトイレの水道が凍るほどの寒さで、さすがに堪えました。

 10兆円規模の補正予算を加えて、15か月分の予算を組むという経済回復への意気込みは、評
価したいところですが、44兆円の赤字国債の枠を敢えて外して、つまりは、借金で、経済対策を打
つわけですから、無駄のない、効果的な対策にする必要があります。

 復帰した自公連立政権で、いよいよ景気回復がなければ、日本の経済は、いよいよ行き詰ります
が、一方で、借金が増えることは、冷静に、捉える必要があります。

 
 県庁にも立ち寄りましたが、本格始動は、やはり来週からかも。

 腐男塾=『勝つんだ!』
   http://www.youtube.com/watch?v=a_QrcPFhiGU

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2013年1月5日(土) 【水産青果初売り】
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 本日は、中央卸売市場の水産と青果の初売り。昨日より、3時間早く、集合は、午前4時前。
 
 市場に行くと、命を食するということ、岡山の台所をこうして守ってくださる方がいてくださること、本
当に遠くから多くの方々の手を経て様々な食材が届いていることを実感します。
 文字通り、「ご馳走様」とは、このことです。

 昼には、強烈な睡魔に襲われ、フラフラしました。私も、新聞配達では、朝3時40分起きを1年8ヶ
月続けましたが、仮に慣れるということがあるにしても、朝2時、3時起きの仕事というのは、本当に
たいへんだと思います。ただただ、感謝しかありません。


 夜には、北区の学区の新年会。秘書時代に、最初に担当させて頂いた素晴らしい地区で、思えば、
なんだかんだで、20年以上、新年会にお邪魔しているように思います。

 南区所属の議員でありますが、今は選挙区外でも、地元は地元。こうして、新年会に呼んでくださ
ることが、心の底から嬉しいです。なんとかして、恩返しできないかしら・・・。

 南も北も、中も東も、ないのです。全てがつながっているのですから、全てが良くならないと。そもそ
も、私は岡山市民ですから。岡山を愛する気持ちに限りはありません。
 まして、県議会議員ですから、岡山県全部が、活動エリアで守備範囲です。

 麻生詩織=『夜明けの仲間たち』
  http://www.youtube.com/watch?v=32_2OPzY1FM 

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2013年1月6日(日) 【『ライオンは寝ている』】
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 本日は、大福の街宣からスタート。
 えらいもので、一昨日、昨日と市場にいたこともあり、今朝は、かなり暖かく感じました。

 月参りを経て、吉備津彦神社へ。やはり、一宮高校の一期生としては、一宮界隈に地元感があり、
落ち着くものがあります。ふらふらと。

 夕刻には、再び、中畦で街宣。この時期の街宣ダブルヘッダーは、なかなか修練になります。

 『ライオンは寝ている』
  http://www.youtube.com/watch?v=Fl6Hde1uWiY

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2013年1月7日(月) 【食育について】
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 事実上は、今日が仕事始めの方が、多いかもしれません。

 朝一で、恒例の月初めの勉強会から。「責めず、裁かず、恕(ゆる)す」・・・。
 特に、脱皮の年、引かない年にしたく思う中で、軋轢は避けられないかもしれませんが、だからこ
そ、対立することなく、恕する念というのは、大切にしたく思います。

 そこから、今日は、吉備津神社へ。もはや何社巡りか分からなくなってきました。
 そこから、会葬。

 今日は、発達障害支援センターに関する話、人件費削減と事務報償費削減について、一昨年の
災害復旧について、さらに、食育といじめ・不登校の連関について、夜にはこれから、ESDについ
て・・・と、幾つかの課題を早くも頂戴いたしております。

 特に、食についてですが、子ども達の「荒れ」の原因に、食があるとすれば、ライフスタイルそのも
のを見直す必要があります。給食について、少し考えようという話になりました。

 ところで、三重県鳥羽市の鳥羽水族館で飼育している深海生物「ダイオウグソクムシ」が、餌を食
べないまま5年目に突入したというのが、ニュースになっていますが、正確には、ミネラル分は豊富
なんだろうなぁという気がします。

 ともあれ、今年も、なんやかんやとありそうです。

 西城秀樹=『若き獅子たち』
  http://www.youtube.com/watch?v=QkJzF9oMoTA 

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2013年1月8日(火) 【絆を誇るESD】
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 寒い朝、本日は、泉田で街宣。先日の同窓会で会った同級生が、笑顔で、元気をくれました。
 特に、借金を重ねて行う景気対策が、真に有効に地域の安全安心や子ども達に資する対策であ
るよう、強く申し上げております。

 今年最初のライオンズクラブの理事会、例会で、いよいよ会長任期も、後半戦。西大寺会陽参加
もありますが、選挙に振り回されて、遅れているアクティビティの目玉の宇宙少年団の話を具体的
に進めなくては・・・。

 午後には、南地区保護司会の自主研修会。灘崎の更生保護サポートセンターが、会場ですが、
来年には、浦安に移転する現南区役所が、どう活用されていくでしょう。


 夜には、新年総会のはしご。

 特に、ある地域の新年会では、石井前知事が、今夏の自民党参議院選挙公認候補として出席さ
れており、重圧から開放されたのか、カラオケで、『勝手にシンドバット』を歌って踊られました。
 ある意味、もともと楽しい方が、やはり、首長で来賓ということになると、あまり歌って踊れなかった
のだろうということだとは、思います。

 それを見ていて、例年の無茶さと打って変わって、私の今年のカラオケの最初は、『津軽恋女』・・。
逆に、むっちゃ地味でした。

 
 ところで、昨夜のESDに関しての会合ですが、やはり、行政主体の実行委員会もさることながら、
今は懐かしき『国際貢献NGOサミット』のときのような市民の連携組織が必要だと強く感じました。
 やはり、「西のジュネーブ、東の岡山」を目指したトピアの会は、すごかったなぁ・・・。

 それにしても、個人的には、ESD(Education for Sustainable Development)=「持続可能な開発
のための教育」の中で、なにか、新たな取り組みを行うというよりも、突き詰めれば、私達の国や
岡山の発展を支えてきたのは、いわゆる絆、つながり、であるとすれば、むしろ、青い鳥を岡山の
中に見つけるような話だと私は、思います。
 
 例えば、京山KEEPさんは、もちろん、岡山発祥の愛育委員や民生委員の仕組みは、世界に誇
りうるものです。
 市民レベルでいえば、誇りを持って、岡山の素晴らしさを再確認する、それで十分、目的を果た
すと思うのですが、ちょっとコンセプトがはっきりしないところがあるように思います。



 いずれにしても、愛知・名古屋に、かなり遅れてしまっているのでは?と危惧しています。


 村下孝蔵=『きっといつかは』
  http://www.youtube.com/watch?v=GAM9ws8pjHg
 
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2013年1月9日(水) 【重宝なノンアルコールビール?】
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 本日は、水曜日恒例のモーニングセミナーからスタート。
 本日の講話は、サンクリニック院長の山縣威日先生の『思春期の理解』。小学6年生の息子の今
後については、自分の中学時代を思うときに、私は、かなり許容範囲が広いです。

 その後、福島で街宣。この時期は、体温回復に、小一時間かかるので、本日、新たな休憩場所が
できたので、かない嬉しいです。


 昼前には、顧問をさせて頂いている団体の新春賀詞交歓会。
 業界としては、行財政構造改革の直撃を受けており、復活折衝をし続けておりますが、来週の予
算内示で、事と次第によっては、誇りを賭けて蜂起せざるをえないわけであります。

 夜には、私学団体新年互例会から地域の新年会、さらに、顧問をさせて頂いている団体の新年
会のはしご。私学振興はもちろん、地元説明における行政の手法について、多くのご意見も頂戴し
ました。

 ところで、飲食を伴う会合において、以前は、ウーロン茶を飲んでいると雰囲気を壊すと歓迎され
ませんでしたが、最近は、ノンアルコールビールは、とりあえずOKという雰囲気になってきて、かな
り助かっています。

 ただ、ノンアルコールビールを今日は5〜6本何本飲んだかなぁ・・・。小瓶ですが、さすがに、げん
なりします。ダイエットコーラでも、やはり、そこまではなぁ・・。
 明日は、いらねぇ!!

 村下孝蔵=『明日あればこそ』
  http://www.youtube.com/watch?v=o7xMoFgPumg 

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2013年1月10日(木) 【政治の「まなざし」というもの】
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 ここ数日来では、寒さが、やや緩い朝。福田で街宣。

 今日は、電話連絡等の多い日でした。
 特に、昨年、知事選挙や総選挙に紛れて、私の中では、本来、不採択になってはいけない陳情が
不採択になってしまうという痛恨の事態が発生しました。委員会の所管が違うというのは、言い訳に
過ぎません。私は私で、始末をつけなくてはいけません。

 現状では、採択に持っていくこと自体は、なかなか難しいのですが、なんとか、党組織の中にあり
ながらも、一歩でも進めるために、突破口を切り開く所存です。


 今日は、それ以外にも、福祉に関する話が、多くありました。


 昨年の総選挙で、結果として自民党圧勝の中で、やや景気回復傾向があるのは、自民党所属議
員としては、確かに嬉しくもあります。
 ただ、逆に、謙虚さを失ってはいけないと痛感もしています。・・・・もう忘れたんか?

 多数決で物事は決まりますが、実は、多数が、必ずしも正義とは限りません。少数意見を尊重し、
あるいは、弱者や敗者に配慮できてこそ、はじめて多数決による民主主義には正当性があります。

 政治に関わる者にとって、まず大切なことは、その「まなざし」です。どんな目線で、何を見ているの
か?それは、常に自問したいと思います。

 村下孝蔵=『青春の日々に』
  http://www.youtube.com/watch?v=GWN-K0zcsGY
 
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2013年1月11日(金) 【予算要求額内示の内示】
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 本日は、朝一で、藤田で街宣。

 その後県庁で、単県医療費公費負担制度について、レクチャーを受けました。

 特に、岡山県心身障害者医療費公費負担制度について、18年度の第三次行革大綱の見直しに基づいて、@給付対象者については、65歳以上で、新たに該当した方が含まれないこと。A所得制限に、世帯に対して、老齢福祉年金の所得制限を適用していること、B公費負担の範囲として、一部負担金の額に問題があることの認識を強く持ちました。

 ただ、一方で、全国最低水準ながら、現物給付等優れた面も無くはなく、やはり財政事情によるものが大きいとはいえ、根本は、国の制度によるものであり、国への働きの必要性を強く感じました。


 一方で、来年度予算要求額の内示の内示がらいましたが、まぁ、そっちはそれは良いのですが、それについちゃぁ大いに困るわなぁ〜ということもあります。
 本格的な議論は、15日からです。

 夕刻から体調不良。

 『ゲッターロボ』
  http://www.youtube.com/watch?v=-Oc1iZO4ZqM

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2013年1月12日(土) 【『さとりのしょ』】
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 本日は、体調不良につき、結果として、全ての行事を欠席させて頂きました。
 誠に申し訳ありません。

 『さとりのしょ』
  http://www.youtube.com/watch?v=UILhJrkkYI0

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2013年1月13日(日) 【引き続き】
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 昨日に引き続き、本日も、消防出初はじめ全ての行事を欠席させていただきました。


 関係の皆様に心からお詫び申し上げます。

 富田靖子=『さびしんぼう』
  http://www.youtube.com/watch?v=C94gndxx3Bg

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2013年1月14日(祝・成人の日・月) 【わさび効果】
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 昨夜、わさび3倍のポテトチップスの効果で、鼻がスースー通るようになり、ほぼ復活!!やっぱり、わさびです!!

 しかし、問題は、ハンドルロックがかかって、全くやる気のない愛車です。ほぼ20万kmですから、キーシリンダーが、駄目なのかもしれません。

 ARB =『Daddy's Shoes』
  http://www.youtube.com/watch?v=hVkgdvP3vyY

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2013年1月15日(火) 【意外な25年度当初予算要求】
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 本日は、結果として、キーシリンダーの交換修理に愛車が出たので、先日来の自転車で、総務委員会出席のため、県庁まで行きました。

 さすがに、いつもの街宣のように、午前7時過ぎに家を出たので、余裕があり、あちこち、徘徊をいたしました。

 やはり、チンタラ行く自転車のスピードは、考え事をして、鼻歌を歌うには最高ですし、なによりも、実に多くの発見がありました。昼には、県庁ー市役所を往復したり、けっこう、いろんな方に、お会いするものです。


 さて、本日は、各常任委員会で、来年度の当初予算要求額が示されました。2月22日開会の2月定例会で提出される予算案の叩き台です。

 一般会計規模では、12年ぶりの増額で、約6550億円。特に、「義務的経費」として、社会保障関係の大幅増に加えて、行財政構造改革による特例条例で、平均7.4%の給与カットをいったん終了するものが、4・8%増の2263億3600万円。

 公共事業費は、2・2%減ですが、政府の緊急経済対策で変動する可能性もああります。

 正直なところ、私が議員になる前の1997年10月から続いている給与カットが、ここで15年半ぶりに、規定額に戻るという想像は、全くしておりませんでした。
 もっとも、年度中のカットはありうるかもしれませんが、知事査定でカットされることもなさそうです。なお、特別職の臨時的な給与カットは、継続の模様です。

 さて、議会も、これに連なって、10%の給与カットを戻していいものかどうか?についての答えは、自明だと思います。


 また、本日、倉敷市のJR倉敷駅周辺連続立体交差=鉄道高架化事業について、事業再評価で、費用対効果が、事業に見合う効果が期待できる「1」を割り込んだと発表しました。

 さらに、県事業評価監視委員会の議論次第では、ストップの可能性が出てきました。また、岡山市、岡山陸上競技協会他関係団体と基本構想策定中である「おかやまマラソン」については、大会開催時期を1年程度延期し、平成27年3月の間で検討されるという報告がありました。

 このあたりは、前知事からの継続で、2月定例会での熱い議論は、避けられないかもしれません。


 一方、「おかやまスマートタウン構想パイロット地域」の指定から、岡山市、すなわち、内尾県有地が外れました。

 すなわち、メガソーラー立地は、完全に白紙撤回となりました。ただ、諸手を挙げて喜ぶというには、不安定な利用は続くわけで、今後の活用についての検討をはじめなくてはいけません。





 ところで、総務委員会では、阪神淡路大震災の起きた1月17日に行われる平成24年度岡山県図上防災訓練の実施についての報告がありました。

 ただ、訓練の想定は、「午前8時30分に、マグニチュード9.0の南海トラフ巨大地震が発生 → 県南最大震度6強、県北5強の強い揺れに液状化 → 10時30分に、津波第一波、11時頃の3mの津波到達・・・」と、いうものでした。

 しかし、私は、敢えて、例えば、南区においては、液状化によって、堤防が破損、児島湾・児島湖から一挙に水が流れ込むことも、想定すべきだと申し上げました。

 特に、岡山においては、1時間半から2時間後に津波が来るので、十分に逃げられるという、間違ったメッセージを発生していないかと申し上げました。

 危機管理意識が、甘いと言わざるを得ないのでは・・・。



 午後からは、市議会の会議室へESDに関する会議に。オール岡山で、なんとしても、『ESDに関するユネスコ世界会議』を成功させたいです。

 取って返して、県庁で、夕刻まで、『第6回岡山県議会地域公共政策セミナー』。学生時代のように、久方ぶりに、寺山修司の本が読みたくなりました。


 今日は、なにかそれっぽい時間に自転車で通勤して、堅気に戻ったようです。

 ブレッド&バター=『あの頃のまま』
  http://www.youtube.com/watch?v=ps9ZTJ26T14

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2013年1月16日(水) 【発達障害支援について】
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 本日は、水曜日恒例のモーニングセミナーからスタート。
 その後、児島湾大橋の袂で街宣。0℃!!


 その後、おかやま発達障害支援センターへ。

 私にとっては、昨年の11月定例県議会でも、岡山県の最大の課題である教育再生に対して、就学前、就労前の発達障害に対する支援体制が、必ずしも十分ではないのではないかと指摘させて頂いたこと、さらには、ご意見を頂戴したことの検証作業でもありました。

 おかやま発達障害支援センターは、岡山県が、社会福祉法人旭川荘さんへ事業委託しているものですが、発達障害者支援法第14条により、発達障害のある方の生涯を通して、一貫した支援体制を構築することを目的に、医療・保健・教育・福祉・労働等の各領域の支援機関と協働する機関連携モデルで、事業展開されています。

 加えて、障害者自立支援法では、都道府県地域生活支援事業による広域・専門的相談事業に位置づけられています。


 いくつか、私の中でも、再認識と気づきがありました。

 やはり、就学前支援は充実しつつありますが、現実問題、保護者にとって、発達障害で持つと認識することには、なかなかに厳しいことであり、また、幼稚園、保育園の先生や保護者の方々への研修の充実が必要なこと。

 また、障害全般に言えることではありますが、やはり、放課後や休日、休暇などの学童保育、あるいは、デイサービス体制に対する支援が必要なこと。

 特に、19歳以降の成人が、支援対象者の65%以上を占め、逆に言えば、成人して初めて、自らが発達障害を持つという認識を持つ方も多いこと。

 さらに、成人で実際に相談に来られる方は、一部であり、実は、発達障害を起因として、いわゆる引きこもり状態の方が、実際にどれだけおられるか、把握しがたいこと。

 さらには、成人の方は、まずは、自己理解から、地域活動支援センターで、プログラムに沿って、就労訓練をするものの、職業センターやハローワークとの連携がきわめて重要であること。

 また、むしろ、大学に進学される高学歴の方も多く、ただ、就労の場面で、大学のキャリアサポートセンターとの連携も、重要であること。

 一方で、特別支援学校あるいは、軽度に知的なものが伴えば、高等支援学校という進路もありますが、中学まである特別支援学級のような仕組みが、高校になったら無くなり、高校生の相談が増加傾向にあるという実態。
 本来、県立中高一貫校は、進学校を目指すこともさることながら、こうした特別支援教室の連絡をモデル的に行うべきであるということを強く感じます。


 また、課題として、感じたこととして。

 岡山市や倉敷市は、同様のセンター機能を持ってはいるのですが、市町村の発達障害支援体制については、そもそも、直接支援できるかどうかすら差があるコーディネータが、設置されているかどうかからして、格差があります。

 県としては、県北支所も、津山教育事務所内に設置されており、新見にも設置の方向でありますが、委託事業とはいえ、財政的な支援がそもそも十分でなく、センター機能の充実、地域間格差の是正は、極めて重要な課題です。

 さらに、発達障害に関しての保健、福祉、医療、教育、労政の情報交換会である広域会議については、現場レベルで、十分な意思決定まで行えるような機能強化の必要性。

 加えて、自立支援協議会において、そもそも、発達障害は、三障害のうち、精神福祉手帳を持つことからも、精神障害の中に含めて考えられるわけですが、事実上、四障害と考えるべきではないか、と痛感しました。


 そして、改めて、「はぐくみ」の引継ぎがなされるように、充実しつつある就学前支援から、就労にいたるまで、一貫した支援体制、特に、縦割り行政を超えて、とりわけ、節目節目で、十分な連絡が必要なことを痛感しました。

 これは、以前から申し上げているのですが、やはり、時系列に沿って、どんな支援体制があって、それが連絡しているのかという「子育て支援」チャートの必要性を再認識しました。
 それそれの部署が、それぞれに頑張ってはいるのですが、それが、連携していないというのが、一番の問題です。


 こういった課題については、改めて、関係者の方々から、日曜日にお話を伺い、議会提言につなげていきます。


 そこから、本堂が消失した金山寺に立ち寄りました。畑鮎の風景も、心温まるのですが、やはり、何度も、はだか祭りの日には、お邪魔しているので、消失は辛いです。復興を!!


 そこから、公安がらみの話を経て、食育について。
 私の中では、食と発達障害の関係があるのか無いのか、というのが、大きなテーマです。


 夜には、JCの友人の結婚披露の会など。

 久方ぶりに、議員らしい話を一日中していたような充実した日でした。

 TOKIO=『宙船』
  http://www.youtube.com/watch?v=F9zrI_hsHw0

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2013年1月17日(木) 【「ESDに関するユネスコ世界会議」を考える その1】
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 本日は、朝一で、サウスビッレジ前で街宣。

 特に、18年前の今日、阪神・淡路大震災が起き、お隣の兵庫県で、6000人以上の方が亡くなられたこと。多くの岡山県民の皆様が、ボランティア元年と言われるこの年に、活発な支援活動を行ったこと。それでも今も、災害の影響で苦しんでいる方がおられること。我々も、きっちりと防災意識を持つこと・・・。
 結局、通学している小学生に、熱く語ってしまいました。彼らの誰も生まれていない頃の話ですが。

 ライオンズクラブの委員会や顧問をさせて頂いている団体の新年会などもありましたが、今日は、特に、先日来からの課題なのですが、来年秋に岡山市で開催される「ESDに関するユネスコ世界会議」を考える日でありました。

 大部になりますので、何回かに分けて、考えてまいります。

 THE BOOM =『風になりたい』
  http://www.youtube.com/watch?v=QQtHo0wG__k

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 ESDとは、Education for Sustainable Development(持続可能な発展のための教育=「持続発展教育」)の略称です。

 そもそも、ESDは、教育の場や生徒の年齢を限定せず、場所・時間に縛られずに誰もが参加することのできる生涯教育であり、その成功例の多くは、各々の地域に深く根付いています。



 実は、 ヨハネスブルグ・サミットおいて、2005年から2014年までの10年間を「国連持続可能な開発のための教育の10年(UNDESD)」とされた決議案は、実は、当時の小泉首相の日本国政府・NGOの提案であり、第57回国連総会において採択されました。

 これにより、各国がユネスコ提案の国際実施計画案にもとづいて、実施措置を取ることが求められているのですが、その最終会合の一部を岡山市で行うという、ものすごい話です。


 なぜ、岡山なのか?なのですが、

 なによりも、それまでも、旭川流域ネットワーク(AR-NET)や1999年の「第55回日本ユネスコ運動全国大会 in 岡山」の活動も活発に行われていたわけですが、懇意にさせて頂いている岡山ユネスコ協会の池田満之理事が、岡山市特別代表に任じられて、前述のヨハネスブルグ・サミットに出席し、ユネスコ主催の「持続可能な未来のための教育」会合において、現在ある岡山ESDプロジェクトのもととなる岡山市の提案を世界に向けて行ってきたこと・・・それが、そもそもの岡山市での最終会合が実現する契機です。

 とくに、岡山市北区の京山地区でのESD活動の直接のリーディング・プロジェクトとして、2003年の「子どもの水辺てんけんプロジェクト」があり、中学生をリーダーとして、特に子どもの視点を重視しながら地区内の全世代合同・学社連携によって行ったことにより、単に、環境教育・環境学習という枠を超え、地域が抱えている課題を地域全体で認識・共有し、地域としてその改善に取り組んでいこう、また、そうした活動を通じて地域を担う人づくりを地域で行っていこう、地域内の「絆」を再構築していこうという気運が、高まってきました。

 そして、区内の小中学校の校長先生や公民館長、NGO・NPOの代表、地域の代表などといった主要セクターの代表者が集まり、それが、2004年からの「岡山KEEP」、さらには、2005年からの「岡山市京山地区ESD推進協議会」の流れになってます。
 私も何度か、京山公民館で、拝見をさせて頂いております。

 そして、公民館を核に小・中・高・大の学校と地域やNGO・NPOなどが世代をこえてつないでいくこうした試みが、国連大学が提唱している「ESD推進のための地域の拠点整備プロジェクト(RCE)」とも連携して、市が核となった地方自治体ベースでのESDの推進事業が体系的かつ組織的に進み始めました。

 そして、2005年に、現在は、認定NPO法人になっている「持続可能な開発のための教育の10年」推進会議(ESD-J)の主催で、岡山国際交流センターにおいて、「持続可能な開発のための教育(ESD)円卓会議 in 岡山」が、開催されています。

 その後も、あるいは、COINN(特定非営利活動法人 岡山県国際団体協議会)も中心となって、文部科学省等との緊密な連携がなされています。


 かような下地があって、昨年の8月21日、国連教育科学文化機関(ユネスコ)と日本政府は、「国連持続可能な開発のための教育の10年」最終年となる2014年に、我が国で開催される『持続発展教育(ESD)に関するユネスコ世界会議』の目的、日程等を決定し、会場地に、岡山が選ばれました。


 まず、来年11月10日(月)〜12日(水)には、愛知県・名古屋市で、閣僚級会合及び全体の取りまとめ会合が、開催されます。
 ここでは、国内外から数十名の閣僚を含む約1000人規模の会合であり、「国連持続可能な開発のための教育の10年」の活動を振り返るとともに、2014年以降の方策について議論を行います。

 また、岡山市で開催される各種ステークホルダーの主たる会合として、3つ。ちなみに、各種ステークホルダーには、国連機関、研究者、学校関係者、民間企業、NPO等が想定されています。


 そして、これらの会合は、ユネスコの協力を得て開催するもので、その成果としては10年を振り返るとともに、2014年以降の方策について議論し、名古屋での閣僚級会合及び全体取りまとめ会合に反映させる予定です。

 @「ユネスコスクール世界大会」
   来年11月6日(木)〜8日(土)
  国内外から高校生と教員200名を招へいし、ESDに関する議論
  を行います。

 A「青年フォーラム(ユース・カンファレンス)」
  来年11月7日(金)
  国内外から青年を数十名招へいし、ESDに関する議論を行います。

 B「持続可能な開発のための教育に関する拠点の会議
   (グローバルICE会議)」

  来年11月4日(火)〜7日(金)
  国連大学認定「ESDの地域拠点(RCE)」の関係者が参加し、ESD
  に関する議論を行います


 これに加えて、
  公民館・CLC(コミュニティラーニングセンター)会議
  来年10月上旬
  主に、アジアのCLCや日本の公民館関係者などが参加し、主に、
  社会教育におけるESDに関する議論を行います。


 ところで、推察するに、多くの市民の方々が、ESDという耳慣れない言葉の会議が、あるやら無いやら、よう分からん、というのが、実情ではないでしょうか?
 そして、岡山の「ESDに関するユネスコ世界会議」は、本当に大丈夫かな?という不安があるというのが、私の本音です。

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2013年1月18日(金) 【「ESDに関するユネスコ世界会議」を考える その2】
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 天気は良いのに、強烈に寒い朝、洲崎で街宣。

 その後、当初予算要求に対して、最初の異議申し立て。
 そもそもですが、正直なところ、将棋で言えば、「王将」である知事に、最初から矢面に立って頂くような時機でないときに、誰が最前線に立たせているのか?そのことにも、疑問があります。
 我々も、選挙で推した首長ですから、当然、サポートする責務があります。

 一方で、自公連立政権のもとで、震災復興財源確保のために国家公務員の給与カット7.8%の右に倣うように、地方交付税を削減してでも、地方公務員の給与カットを行うよう、圧がかかってきています。
 早くも、2月議会で、当初予算要求どおり議決されても、6月議会では、給与カットの提案、議決は避けられないのではないか?という声が飛んでおり、規定通りの給与支給は、3ヶ月の『レナードの朝』という諦観ムードです。
 お気の毒だなぁとは思いますが、大丈夫です。議員は、カット分の復活は無いと思います。

 ただ、それでも、人件費カットに呼応したような行財政構造改革で行われたカットについては、予算要求時点で、復元しないのはおかしいという話ではあります。
 あくまで知事査定が入っていない要求の段階ですから、考えてるのは、皆さんでしょう?と。


 さらに、大型補正予算で、そうは言っても、地方の応分の負担が必要になるものもあるので、「どこまで食えるかな?」というリスクはあるのですが、目先の景気回復が、喫緊の課題であるからには、ここはもう、たらふく食えば良いじゃないか、という声もあります。

 もっとも、財源は、借金ですから、無駄があってはいけませんし、防災対策、教育対策等具体的に長期に効果が出るものでないといけません。

 今宵も新年会等ありますが、ともかく、元「気」出していこう!!です。景気回復というのも、「気」ですから、まずは、「気」を高めないといけません。

 吉田拓郎=『元気です』
  http://www.youtube.com/watch?v=IzMB7LzPV_U

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 さて、来年のESDに関するユネスコ世界会議に向けて、愛知県と名古屋市では、「ESDユネスコ世界会議 あいち・なごや支援実行委員会」が動き始めています。
 http://www.esd-aichi-nagoya.jp/

 陣容を見ますと、もちろん、愛知県が、大きく関与しています。

 例えば、開催前年である今年は、この機を捉え、さらに一層のESDの普及啓発を促進するため、1月15日(火)から3月31日(日)までをESD広報強化期間と位置づけ、当支援実行委員会と愛知県の共催で、愛知県と包括協定を締結しているスーパーマーケット・コンビニエンスストア、54市町村等とともに、PR活動が、県内全域で、展開されています。

 また、そもそも、直近でも、中部国際空港(セントレア)を世界からの玄関口として、2005年の愛知万博、2010年のCOP10(生物多様性条約第10回締約国会議)といった大規模な国際的な催しがあり、多くのボランティアのサポート、様々なエクスカーションを催した実績があります。

 特に、COP10では、名古屋市を中心に、58のホテルと連携し、延べ約25800人の宿泊を手配した実績もあります。

 着々と準備が進んでいるのかどうかは分かりませんが、少なくとも、愛知県と名古屋市がスクラムを組めば、まぁやれるんだろうなぁ、という安心感は、あります。


 ところで、私は、ESDについては何度も議会で申し上げていますが、岡山県については、そもそも所管は、教育委員会生涯学習課です。

 一方で、これは、私自身にも責任の一端があると自覚していますが、当初のうったてから、たとえば、岡山ESDプロジェクトについては、環境局環境保全課自然保護係が事務局的機能を果たしていたように、岡山のESDは、環境からスタートしている経緯があり、実は、ユネスコの活動に対する対応についても、県の所管が、やや曖昧でした。

 実は、国においても、文部科学省なのか環境省なのか?その連携はどうなのか?という疑問も、多少感じておりますが・・・。

 ただ、特に、「ユネスコスクール世界大会」 については、国内外から高校生と教員200名を招へいするという話でもあり、スーパーサイエンスハイスクールである母校岡山一宮高校はじめ、高校生の積極的な参加が必要なため、教育委員会の全面協力を求めても来ました。


 さらに、岡山市は、政令指定都市であるからには、岡山市が中心で行われるべきで、岡山県は、求められない限りは、積極関与しないという雰囲気も感じています。
 どこかしら、瀬戸内国際芸術祭への当初の対応に似ており、なにか遠慮がちに遠くから見ているようですが、私には、手をこまねいているようにも見えます。

 特に、愛知県との対比において、観光地でもある後楽園はもちろん、県内各自治体との連携など、エクスカーションひとつとっても、県の出番は多いはずです。
 しかも、県には、「晴れの国おかやま国体」や「あっ晴れ!おかやま国文祭」での実績というのもあります。

 したがって、うったての段階から、希薄なような気がしてなりませんが、県においても、国際課のバックアップ、あるいは、国際会議のレセプションなどは、観光課の国際戦略であるという意識、オール岡山で、ESDに関するユネスコ世界会議をなんとしても成功させるんだという力の結集が、必要です。

 ここは、県内に、ESDを普及し、なによりも、岡山県そのものを世界にアピールする千載一遇のチャンスと捉え、岡山市への全面的バックアップが必要だと思います。
 逆に、これだけ大規模な国際会議で失敗があれば、世界中に恥をさらすことになりかねません。

 そして、残された時間は、もはやあまりないのですが、本当に大丈夫なのか・・・???


 それに加えて、民間の連携についても思うところがあります。

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2013年1月19日(土)
        【「ESDに関するユネスコ世界会議」を考える その3】
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 本日は、午前中には、和気ライオンズクラブさんの認証50周年記念式典が開催され、スポンサークラブということで、岡山ライオンズクラブ会長として、出席させて頂きました。

 特に、美しい自然の中、地域の子ども達に向けられた優しいまなざしのアクティビティを続けられており、今日も、湯郷ベルの宮間、福元選手などを招いたスポーツ教室や、トークショーが開催されました。

 夕刻には、平林金属ソフトボール部2012年優勝報告会ならびに世界選手権壮行式が、開催されました。
 全日本総合男子選手権二連覇、日本男子ソフトボール西日本リーグ初優勝、日本男子ソフトボールリーグ優勝と主要5大会のうち、三冠を達成されました。
 さらに、3月に開催される世界選手権大会に、4名が選出!あぁ、男子ソフトボールが、オリンピック種目なら・・・。

 つまりは、全日本級の選手が多くいる全日本トップのチームが、岡山にあるということなのですが、いわゆるきっちりと会社の仕事もされている実業団スポーツの鑑であり、岡山の誇りです。

 一方で、控えに選手まで含めて、チーム一丸となった素晴らしいですし、四国アイランドリーグ的なファンへの感謝という意味では、プロ意識も、しっかりもっておられるのも、素晴らしく、岡山の元気玉です。

 平林金属ソフトボール部の今後益々のご活躍を心からお祈り申し上げます!!


 夜には、新年会が続き、本当に、もう、ノンアルコールビールは、ええですわ・・。きっつい。

 レミオロメン =『粉雪』
  http://www.youtube.com/watch?v=GFl21L7wZiA

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 さて、現在のところ、行政の主導によって、「ESDに関するユネスコ世界会議」に向けて動いているわけですが、確かに、各会合そのものは、開くことは出来るでしょう。

 たとえば、10月上旬の「公民館・CLC(コミュニティラーニングセンター)会議」も、公民館が、行政の施設のひとつとして考えれば、岡山県で言えば、生涯学習課が、中心となって、各公民館、生涯学習施設などの社会教育施設に声掛け自体は、出来るでしょう。

 ただ、仮に、公民館を核に、小・中・高・大の学校と地域やNGO・NPOなどが世代をこえてつながって行ったという経緯はあるものの、元はと言えば、民間が主導的に動いて、地域等を巻き込んでいったものであり、行政が主体的に動いた成果ではありません。

 端的に言えば、本当に、岡山のESDが、「ESDに関するユネスコ世界会議」に向けて、現時点で、市民レベルで、盛り上がっているでしょうか?
 あるいは、協議会等は開催されますが、それが、今後、大々的に盛り上がっていく気運になるでしょうか?このあたり、かなり、疑問に感じます。


 確かに、ESDウィーク2012(10月1日〜11月30日)期間がありますし、昨年の11月にも、「イクレイ(ICLEI)−持続可能性をめざす自治体協議会」や、岡山市などの主催で、「ESD全国学びあいフォーラムinおかやま」が開催されました。

 また、岡山大学祭「津島祭」へのESDブース出展もあり、ESDカフェは、岡山県の外郭団体である公益財団法人岡山県環境保全事業団の環境学習センター「アスエコ」も、共催で開催されていますし、12月には、文部科学省の主催で、「ユネスコスクール活動を支える地域づくりフォーラム」が開催され、この月末には、環境省中国環境パートナーシップオフィス(EPOちゅうごく) 主催で、「ESDコーディネーター育成セミナー」が、開催され、私も参加予定です。

 しかし、たとえば、各省、各機関主催で、それぞれにイベントを開催したり、大手広告代理店の力を借りて、このような催しが開催されることを否定するわけではないですが、正直なところ、参加している私自身も、流れが分からないほど、全てが、バラバラに動いているような気がしてならないのです。

 そして、岡山県内でESD活動されているNPOなどが、多くあるにもかかわらず、「ESDに関するユネスコ世界会議」関わり方について、そもそも、十分な情報提供や説明、参加の呼びかけを受けていないのではないか?という印象を受けます。

 もちろん、ESDに関して、誰を責めるわけでなく、各々の方々が頑張って、動いてはいるのですが、問題は、それらについて、端的に言えば、誰が、コーディネートしているのか?
 明確な指針が必ずしも、示されていないように思うのです。


 そして、元根本を言えば、「ESDに関するユネスコ世界会議」は、ESD世界会議ではあるのですが、そもそも、ユネスコ世界会議です。

 そういった意味では、国連機関のユネスコの下部機関というよりも、協力・賛同団体であるユネスコ協会さんなどが、前面に立てられてしかるべきであり、一方で、民間主導的な動きも、車の両輪として動くべきだと強く感じています。

 なによりも、民間主導ということで言えば、岡山では、成功事例があります。


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2013年1月20日(日) 【道】
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 今朝は、民間の発達障害支援団体の代表の方々との会合から。約2時間、現場の声を拝聴させて頂きましたが、やはり、現地に行く必要を強く感じています。

 その後、地域の各種団体の代表の方が集う新年会では、やはり、幼稚園や小学区の先生から、発達障害についてのお話を伺いました。
 特にやはり、就学前支援の必要性を強く感じました。

 そこから、大正琴の松村有乃佳先生のご一門の新年会。
 明るく楽しく元気に頑張っておられる母ぐらいの年齢の方々も多く、隠し芸?の部も、大いに盛り上がりました。女性のほうが、人生の楽しみ方を知っておられるなぁ!!

 また、ボランティアで演奏に行かれておられる関係で、今年も、全日本実業団空手道選手権大会 3連覇の亀龍園空手道部の選手達が、お越しでした。
 昨日の平林金属さんの男女ソフトボール部と同じように、岡山の誇りです。
 それにしても、一発芸も、さすがに、冴えています。

 そこから、やはり、少林寺流空手道錬心舘岡山地区大会に、道場の新年会。

 今日は、そのまま、明日からの研修に備えて、前泊のため、最終便で上京しました。



 さだまさし=『道』
  http://www.youtube.com/watch?v=j4WTPm9uU-c

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2013年1月21日(月) 【ニュー・パブリック・ガバナンス】
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 今年最初の上京でもあり、朝一で、雪残る朝の靖國神社。感謝と誓いと、ちょっとだけお願いに、伺いました。

 その後、多少徘徊して、「ニュー・パブリック・ガバナンス(NPG)の基礎と自治体経営改革のあり方」と題して、地方制度調査会委員でもある関西学院大学専門職大学院経営戦略研究科 石原俊彦教授の講義を夕刻まで拝聴。
 明日まで、9時間の講義を一挙に受講するということですが、約6コマとしても、石原教授は、タフです。しかも、面白いし、目からうろこの話も多くあります。

 夜には、タイミングがうまくあったので、構想日本のJ.I.フォーラムで、「震災後2年目のフクシマ」と題して、福島県飯舘村・菅野典雄村長などのお話を伺いました。
 やはり、報道では分からないことも多く、また、後日、書かせていただきます。

 さだまさし =『 男は大きな河になれ〜モルダウより〜』
  http://www.youtube.com/watch?v=zkN4gz0iPME

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2013年1月22日(火) 【帰岡】
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 本日は、「ニュー・パブリック・ガバナンス(NPG)の基礎と自治体経営改革のあり方」の受講2日目。夕刻まで聴講して、帰岡。
 明朝は、水曜日恒例のモーニングセミナーなので、おいおい報告させて頂きます。

 さだまさし=『主人公』
  http://www.youtube.com/watch?v=Zw1R84ZcROg

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2013年1月23日(水) 【これで良いのか災害想定?】
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 本日は、水曜日恒例のモーニングセミナー。
 その後、築港で街宣。

 そこから、国の出先にお邪魔して、防災対策について、充実した忌憚の無い意見交換。



 1月15日の「こころ」に、岡山県が実施する避難訓練の想定が、「マグニチュード9.0の南海トラフ巨大地震が発生して、1時間半から2時間後に津波到達が来る」ということで、逆に、十分に逃げられるという間違ったメッセージを発生していないか?と書きましたが、その懸念は、共通認識でした。
 特に、津田永忠以来の干拓の歴史のある本県において、県南の液状化は、避けられません。

 2月定例県議会では、所属の総務委員会所管事項ではありますが、敢えて取り上げます。
 最初に認識が違えば、ハードもソフトも、全ての施策が、違ってきます。


 昼からは、岡山県飲食業生活衛生同業組合の新年互礼会へ。
 陶器店の倅とすれば、衣・食・住の中で、直接関わりのあった業界ですから、やはり、しっかり応援させて頂きたいものです。やはり、望まれるのは、本格的な景気回復ですが・・・。

 夕刻からは、新年会のはしご。特に、予定外で、倉敷に、自動車で移動となり、結果、二次会から合流、今年初めて飲酒で、カラオケ。代行で戻るという事態になりました。

 伝書鳩=『目覚めた時には晴れていた』
  http://www.youtube.com/watch?v=JlF0XyRtyCc

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2013年1月24日(木) 【給与カットについて】
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 本日は、再び、予算審議の勉強で、名古屋に日帰り。

 明日から、事前審査制の下、いよいよ来年度予算の実質審議に入ります。
 往復でずっと予算書を読んでいましたが・・・やはり、財政健全化法、公会計、行政評価の視点からすると、当初予算要求は、かなりおかしい・・・。

 知事査定が入っていないので、知事の意向が入っていない要求段階ですから、予算案ですらありませんし、ここからどう知事の意向が反映されるかは、注目です。


 確かに、国のほうが、厳しい財政状況や東日本大震災に対処するため、今年度から2年間にわたり、国家公務員給与カットを平均で、7.8%削減する臨時特例法が施行され、地方公務員にも、給与カットを実質的に強要すべく、地方交付税や義務教育費国庫負担金の一方的な減額を突きつけてくる手法は、問題です。

 ただ、今まで給与カットを実施することが無かった国の財政再建に、行革に務めてきた地方の努力を無にするものだという主張は、今年度までしか通用しません。

 具体的には、平成9年以降、厳しい行革を続けてきて、特に、今年度最終年度とする4年間の行財政構造改革期間においては、一般職給与を平均7.4%カット、約115億円の財源を確保。
 たまたま、目標が、1年ずれて、来年度にずれ込みましたが、知事部局の職員定数は、対平成9年度比33%です。これは、石井県政のもと、本当に頑張ってきました。


 しかし、来年度の当初予算要求では、15年半ぶりに、カットゼロ、規定額に戻せということですから、行革に務める努力を無にするという主張は、次年度以降は、理屈が、よく分かりません。
 逆に言えば、国からのカット要求を想定して、端から、ゼロカットで要求しているフシが、あります。

 国は、7月以降実施と軟化していますが、そもそも6月議会の議決も必要ですから、1年のしばりのうち4分の1の3ヶ月は、ゼロカットでしのげて、御の字と見ていないか?
 この計算なら、事実上は、今までの7.4%カットが、5.45%カットに、好転します。


 そもそも、行財政構造改革をしていく中で、人件費を戻せる根拠は、なんなのか?ましてや、他の事業費や補助金、すなわち行政サービスを削ったままで、まず、人件費を戻せるのか?



 もちろん、個人的には、人件費削減の話など楽しくないし、4分の3以上は、教職員や警察職員の方々の給与です。これは別に考えられないのか?とは、思います。

 ただやはり、この景気状況で、行革は止めるわけにはいきません。やはり、おかしくないか・・・?

 コブクロ=『YELL〜エール〜 』
  http://www.youtube.com/watch?v=kSvtVh65u_Y

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2013年1月25日(金) 【実質予算審議始まる】
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 強烈な寒さの本日は、妹尾で街宣。

 今日は、総務委員会。いよいよ予算の実質的な審議が始まりました。

 私が、申し上げたのは、総務委員会ですから、事項別の審査もさることながら、木を見て森を見ずになってはいけないので、まず、森を見る必要があるということ。

 そもそも、財政状況に、イエローカードあるいはレッドカードが出ている状況に変わりは、無いはず。行革を続けていく必要がある中で、要求されている通りに、来年度予算を執行したら、財務指標(実質赤字比率、連結実質赤字比率、実質公債比率、将来負担比率)に、どう影響が出るのか、具体的に示して欲しい。
 その中で、例えば、なぜ今、人件費が上げることができるのか、明確な数字の根拠を示してほしい。
 また、当然、財務諸表つまりは、貸借対照表も出して欲しい、と、当たり前のことを申し上げました。

 実は、こうした数字が出せないのは、地方財政計画の出ていない状況で、見込みで実質予算審議をしている事前審査制の問題点のひとつです。
 ただ、今のままで行くと、主に人件費の復活により、50億円の財源不足が言われ、基金取り崩しが前提になっている赤字予算を議会が、このまま議決させられることになります。

 もうこういうことは、やめましょう。


 一方で、台北便の開設についての報告がありました。

 もちろん、中国、韓国以外のアジアに、伸びていくことは、極めて重要です。
 ただ、水を差すわけではないのですが、国家戦略としては、どうなんだろうか?と指摘をさせて頂きました。本来は、関空や成田が、国際ハブ空港にならないといけないのに、結局は、中国や韓国や台湾の航空会社が、日本の地方都市に競うように航路を作り、地方の日本人は、トランジットを海外の空港でしている・・・これが、日本にとって本当に良いことなのかどうか・・・?

 本来なら、関空便や成田便、格安航空便やコミューター便が増えることが、さらに好ましいのですが。


 午後からは、岡山市政に関する懇談会。
 岡山市長はじめ市幹部と岡山市選出の県議会議員との懇談会で、久方ぶりですが、政令指定都市以降に際しては、こういう会議を事務局長として、本当に幾度も幾度も、段取りをしてきました。

 やはり、ここ数日来、書いておりますESDのユネスコ国際会議について、暴走気味に、絶対に成功させるために、県に全面支援させるなどと言っていたような気もします。
 わずか1時間半でしたが、定期的に頻繁に行いたいものです。


 夕刻には、飛鳥グループさんの新年互礼会など。
 最近、家族葬という形態が増えていますが、少子高齢化社会の中で、孤独死の問題も出てきています。少子高齢化というのが、マイナスの言葉になっていますが、本当は、長寿健康社会として、永らく人類が望んできた社会のはずなのです。誰にも幸せな終わりというのを望みたいものです。

 コブクロ=『ここにしか咲かない花』
  http://www.youtube.com/watch?v=Ws4X4_GyXxY

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2013年1月26日(土) 【ふなめし祭り】
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 本日は、朝一で、新稔橋附街宣。
 この時期のたいへんに強い風で、それはそれで、頑張ってる感は、自分の中あります。



 郷内川の土手の上、四季折々に、ここ3年ばかし見てきたの栗の木では、秋の実りは、全て落ちてしまいましたが、この風に耐えているのは、明日への思い。

 やがて必ず春が来て、また花が咲いて、実がなります。めぐる命。感謝と勇気。自然から大きな力を貰っています。いつか、マイクを置く日も来るでしょうが・・・。
 コブクロ=『蕾』
  http://www.youtube.com/watch?v=vQVBdEBtXd4

 その後、公民館の食育フェア。
 チェックすると、やはり、とんでもない食べ方でした。

 そこから、今となっては、他党ではありますが、亡くなった叔母が、女性の会の会長などもしており、ご縁の深い片山虎之助先生を囲む会へ。
 ただ、今夏の参議院選挙の対応など微妙なところもあり、早々に失礼させて頂きました。正直なところ、なんか寂しいし、もったいないし・・・。

 そこから、急いで、妹尾のふなめし祭り!!私で、250杯目でした。
 いわゆる土用の頃の鮒もよく食べられていたということですが、いわゆるB級グルメとして復活ということになると、食材という意味では、かなり手間が、かかるものかもしれません。


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2013年1月27日(日) 【冬の渋川海岸】
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 美しい朝。本日は、朝起き会からスタート。
 その後、大福で街宣。

 そこから、「第8回岡山市北区京山地区ESDフェスティバル」を覗かしていただいて、取って返して、玉野の加藤浩久県議の新春の集いに、渋川海岸まで車を走らせ、早春の海を見ました。



 しかし、そこから、南ふれあいセンターの「南ふれあい元気まつり」に戻り、さらに、三丁目劇場では、河田流あきつ会の初舞会へ。

 いかんせん、三丁目劇場は、惜しいです。日舞や神楽や落語には、すごく向いているのですが・・・。もう少し、客席に傾斜があれば、若者でにぎわったかもと思うと残念です。運営協議会の方々は、本当に頑張ってくださっていたのですが・・・。

 そこから、再び、地域の新年会で、渋川海岸を目指しましたが、峠は、吹雪いていました。


 石川さゆり=『天城越え』
  http://www.youtube.com/watch?v=iSZJ371JTvc

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2013年1月28日(月) 【略奪としての主権】
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 本日は、朝一で、上京すべく、岡山空港へ。昨日の雪が残り、凍結気味。こりゃ、いやだ。
 そもそもが、787欠航でJALに振替え。ただ、同乗で、旦那寺の若住職がおられて安心しました。

 実は、岡山空港にもともといたANAに、マイレージを集中している関係で、たまたまJALに乗る機会が少ないのですが、久方ぶりの第一ターミナルも含めて、かえって新鮮した。

 それにしても、2月中旬に、もう一度上京がありますが、かなり無理をしている感じもあり、人間ドックに入るべきだと機中で思いました。
 なにしろ、個人商店ですから、研修や検診が、おろそかになりがちです。

 今日明日は、『自治体財政研究会』。
 原理原則を守る続ける保守主義の立場からの研究会で、昨日と同じ明日を望む保守ではないため、過激で革新的にも聞こえますが、実にもっともなこと。

 民主主義は、略奪を中心とする主権の行使を多数決で決める。

 会計は、数字合わせではなく、仕事を任せた人に「会」って、その功績を「計」ること。公会計は、税を預けるに足る能力のある者を見出すことができなければ、子どもにツケが回り、税が悪事に使われるため、その人に、仕事を続けさせていいのか、あるいは、辞めてもらうか、を決める情報を提供するもの。

 学会での位置づけというのは、全く分かりませんが、かなりの刺激です。

 吉幾三 =『俺ら東京さ行ぐだ』
  http://www.youtube.com/watch?v=wQ2zeulYjnI

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2013年1月29日(火) 【あぁ、憧れ?の丸の内】
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 本日は、 『自治体財政研究会』2日目。
 パンクするほど、大量に情報が入ってきました。

 突き詰めれば、地方においては、二元代表制ではありますが、実は、国とは違う、市民ー議会ー行政の三権分立であるべきではないか?と考えるにいたりました。

 それにしても、お上りさんをやると、だんだんムカついてきます。別に東京に、憧れているわけではないのですが、結局、情報が中央に集まりますし、全国見本市で、聞いているのは、地方の先進事例ですが、地方自治で、岡山は、全国発信できていません。

 東京でどうというよりも、岡山を全国発信したいです。

 長渕 剛=『とんぼ』
  http://www.youtube.com/watch?v=LojdZnPVtZ8

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2013年1月30日(水) 【ESDコーディネーター育成セミナー】
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 本日は、水曜日恒例のモーニングセミナー。

 来年秋に、岡山市で開催されるESDユネスコ世界会議の大成功に向けて、岡山県が全面協力するるよう動いていますが、まず自らもと、きらめきプラザで、『ESDコーディネーター育成セミナー?持続可能な地域づくり、学びの場づくりに大切なコト〜』を受講させて頂きました。



 主催は、環境省中国環境パートナーシップオフィス(EPOちゅうごく)で、今日が、初日。公民館は、水曜日が休みということで、平日開催になったようです。

 実は、個人的には、ワークショップに関心があり、もちろん、ESDが本旨なのですが、一方で、合意の作り方というものを学びに来ました。
 特に、利害が対立どころか、複雑に絡み合う中で、合意を見出す努力はするものの、最近は、対行政とは、かなりハードな戦い?をしているように思います。

 ただ、直感的に書き出す言葉は、頭の整理というか、自己確認にもなります。
 私の中で、ESDを一言で言えば、『絆』。
 ESD的な観点から一番の問題は、『経済格差=機会の不平等』
 今のESDの問題は、『広がり(点から線に、線から面に、面からうねりに)』
 ESDの中で最も伝えたいことは、『価値相対(尊重)』
 ESDに必要なことは、『連携』

 私はこう書きましたが、参加者は様々。また、様々なプログラムで、あぁ違うんだなぁを痛感しました。なるほどなぁ・・・。
 ESDは、価値到達型教育ではなく、価値創造型教育であるということが、腑に落ちました。


 思うに、我々、特に、日本人は、皆が同じであることを前提に、違うものを見つけて排除しようとするように思えてなりません。いじめも、あるいは、己の意思を伝えるための体罰も。
 一方で、そもそもが、違うということからスタートすれば、むしろ、共通点があることに、あるいは、お互いにとって新しい価値を合意から見出せることに、喜びを感じるかもしれません。

 特に、多数を形成すれば、議論もなしに、それが正義とする、あるいは、意見が異なれば、はなから同じテーブルにも着かない・・・そんなことが、多すぎはしないかしら?
 全く同じ価値観を持つ人間だけが集まれば、それは、会っているのではなく、群れているだけ・・・。傷つきはしませんが、気づくことも、築くこともできません。しぼむだけで・・・持続不可能です。

 これでは、国際社会で、勝負も、仲間も、出来ません。外国語が、喋れないことが、問題の本質ではないんだよな〜。

 薬師丸ひろ子=『Woman 〜Wの悲劇より〜』
  http://www.youtube.com/watch?v=56qIgzffiB4

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2013年1月31日(木)
     【「違うっておもしろい つながると もっとおもしろい」】
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 本日は、朝一で、浦安で街頭演説をして、 『ESDコーディネーター育成セミナー』受講2日目。
 途中、2時間ばかりライオンズクラブの委員会で抜けたりしましたが、朝から、夕刻まで。


 そもそも、今回のESDコーディネーターは、資格を持つ固有職種の名称ではなく、「SDの実現に向けて人々の参加と協働の場を促し、学びの場をコーディネートする人」と捉えられているようです。

 来年の世界会議以降に、ESDが、根付くかどうかは、まさに、コーディネーターの養成にかかっているといっても、過言ではありません。

 ESDコーディネーターの考えられている役割としては、@協働促進 A学びの場の創出 B市民のエンパワーメント。

 重要な視点として、@地域の持続可能性、世界の持続可能性を視野に入れたビジョンを持っている A地域の課題に取り組む一員としての自覚(むしろ覚悟)を持っている B市民のエンパワーメントを促進する C多様な主体の参加と協働を促す D多様な課題を把握し、分野横断的な活動を促す E様々な主体が、社会的責任を果たせるよう働きかける  F持続可能な社会に向けたビジョンに向けた道筋を示し、それをプロデュースしマネージメントする

 ということで、むしろ、一から養成するというよりも、現在いる様々なコーディネーターに、ESDの視点を持ってもらうことに、力点があります。

 特に、Aについては、例えば、コミュニティワーカーとして、現場で動くこともあれば、中間支援、現場後方支援という役割もあり、「WILL POWER(想う力)」 × 「PLAN(企画力)+DO(現場力)+SEE(評価力)」という部分は変わりません。

 これを伺うと、意識せずして、中心市街地落書き調査隊の動きは、ESD的でもあったなぁと、しみじみ思います。


 そして、ESDにおいても、特に、ファシリテーターが重要で、いわゆる進行役ではなく、参加型会議の場を作り(プロセスデザイン)、まわす(プロセスファシリテーション)人ですが、中立的な立場で、グループのプロセスを管理し、チームワークを引き出し、チームの成果が最大になるように支援する・・

 こうして、価値の多様性を認め合いながら、新しい価値を創造すべく合意を形成する・・・・・まさに、地方自治の最前線で、持続可能な地域づくりをするためには、ファシリテーター役は、地方議員が、当然できなくてはなぁ・・・。

 さらには、具体的に、場をつくり、まわすための技術的な指摘も、示唆に富むものでした。


 受講後の私の感想は、「違うっておもしろい つながると もっとおもしろい」ということで、これは、自分で書きながら、なかなか名言だと思います。
  なかなかESDの本質を突いていて、世界会議のキャッチコピーにつかって欲しいくらいです。

 ともあれ、今、SDをされている方々をESDという共通言語で、しっかりつなげて、大成功させたいですが、そのために必要なのは、「国際貢献トピア岡山構想を推進する会」のような縦横無尽のネットワークです。

 The Beatles=『 With A Little Help From My Friends』
  http://www.youtube.com/watch?v=jBDF04fQKtQ

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