2011年6月1日(水) 【足守川パイプライン代替案】
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 本日は、朝一で、市サウスビレッジ前で、街宣。誰も気がついておられないでしょうが、水曜日に、JR岡山駅界隈で、県連遊説局の街宣が無い朝でした。


 まずは、地域の方に、国営かんがい排水事業岡山南部地区(足守川パイプライン)の計画見直しが、昨日の農林水産委員会で報告されたことの報告へ。

 2年前の8月に、足守川パイプラインについて、国は、見直しに着手していましたが、今回新しい報告は、正式に、足守川下流部に、興除地域への取水施設を整備するということのみ。



 もちろん、この方向性は、関係者は、皆、知っています。

 平成10年からの総事業費が、280億円から160億円に下がり、工事予定期間が、25年度までが、26年度までに延長されることになりますが、実はこの案は、平成15年ごろには、地元から提案されていたものでもあり、綺麗な水を安定的に供給されるという地元の悲願を叶えられる代替案ではあります。

 大規模公共事業が止まったとの評価があるのかもしれませんが、流域の環境が変化したことも大きく、また、国にとっては、農政局の事業でも、県の土木事業である足守川の改修工事とかぶる部分があり、これから調整も必要であり、大切なのは、むしろ、この後のことなのです。




 30日に、足守川の改修工事の説明会を行った理由に、この足守川パイプラインの計画見直しがあるのですが、詳細は書きません。
 ともあれ、県は無関係ではなく、私も、南区の議員として、たいへんに責務があるということです。


 その後、岡山商工会議所青年部(YEG)さんが、発起人となった『6.1 岡山市民の日 記念式典』へ。愛する岡山市の誕生日を市民で祝うための記念日を市民の手で、つくるということで、全面的に賛同いたします。

 市民交歓会は、岡山青年会議所(JC)とライオンズが合同で開催している「第57回ふれあいの集い」の往復になってしまいました。


 岡山市にも、こんな市民の歌が、欲しいですね。
 さとう宗幸=『青葉城恋唄』
  http://www.youtube.com/watch?v=np1qgA5Z-UI

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2011年6月2日(木) 【頼りなく豊かな国で】
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 本日は、朝一で、妹尾で街宣。
 その後、議員団総会。11日の合同会議で正式決定ですが、青年部局と遊説局からは、完全に離れることになります。党の定期街宣は、どうなるのかは、不明です。
 また、引き続き10%の議員報酬の減額が確認されました。

 本日は、農林水産委員会。

 繰越明許費について、明らかに政府の補正予算(経済対策)の成立が遅すぎて、繰り越されるものが、あります。政局がらみで振り回されますが、補正予算など、どうせ打つなら、一刻も早くして欲しいというのが、地方の願いです。
 約8億8840万円を債権放棄した社団法人岡山県農地開発公社と約3億8700万円を債権放棄した社団法人岡山県畜産公社の清算について。いずみ町の開発公社跡地は、土地建物あわせて売却の方向だと思います。
 一方で、財団法人の外郭団体の経営状況の報告もありましたが、岡山県林業振興基金のように、財政危機宣言以降、県からの単年度貸付がなければ、運営できないような実態もあります。

 午後からは、PTAの集いも。こちらも、いろいろ事業があって忙しくなります。

 頼りなく豊かな愛する我らが祖国をいったいどうしたいんだ?内閣不信任決議案を否決しようが可決しようが、本当に政治が、国を、国民を、子ども達の未来を潰してしまう・・・・。




 浜田省吾=『J・BOY』
  http://www.youtube.com/watch?v=HzPZrXA9v8Q


 6月2日・・・3年前の今日、岡山県は財政危機宣言しました。当時、総務委員長であった私にとって、生涯忘れられない日です。

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2011年6月3日(金) 【ムシの日】
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 本日は金曜日恒例のモーニングセミナーのあと、福島で街宣。
 ムシの日の前倒しのイベントで、市役所に、今年は、恒例のゴキブリレースが中止。



 そのあと、ややこしい話があって、夕刻には、早稲田大学OBの県庁関係者の会合へ。人脈の慶応、人物の早稲田と言われている(どこで言われているのかも、実はよくわからない。)こともあり、県庁内でも、出世には、これがもうほとんど役に立たないと言われている早稲田閥。

 執行部の方が、大学の先輩であるにもかかわらず、かえって、本気でガチンコ勝負を挑む無茶な県議会議員もいるしなぁ・・・。かえって、ご迷惑をかけているような気もします。
 「早稲田」というのは、特定の学校なんかを指すのではなく、それぞれの生き方を指すのであります。早稲田らしいというのは、どういう形であれ、自分らしく生きることです。だから、「あんた、変わっているね。」などというのは、もう最高の褒め言葉。・・・本当に変わった大学だなぁ・・・。
 だからこそ、どうあれ自分の人生を愛するように、そういう変わった早稲田を本当に愛しております。

 さだまさし=『二軍選手』
  http://www.youtube.com/watch?v=einecR7XmuI

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2011年6月4(土) 【あまりに遅すぎる岡山県の防災対策の動き その3】
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 麦秋。

 本日は朝一で、新稔橋で街宣。私は、自民党所属議員ですが、政局がらみの混乱について、説明責任を我々地方議員が果たせるとは、とても思えません。
 とにもかくにも、経済対策と防災対策の2点を集中して行って欲しいというのが、地方議員として、国政に対する願いです。

 新稔橋界隈が、湾曲して流れる郷内川と倉敷川の合流地点であり、山の上には、ため池がいくつもあり、湖の堪水事業も行われている灘崎地区の防災も、磐石とはいえません。
 灘崎でも、気になるのは、やはり児島湖と海をさえぎる海岸線の児島湾締め切り堤防です。


 明朝、岡山県議会防衛議員連盟の有志で、福島県新地町に向かいます。岡山県からは、日本原駐屯地の自衛隊の方々が、派遣されています。


 さて、おそらく、台風2号が通過した時に、多くの岡山県民の皆様が、やっぱり岡山県は安全だなと思われたに違いないと思います。
 しかし、「岡山県地域防災計画」(震災対策編)を読むと、幾つかの問題点の指摘に、本当にこれで良いのか?と、ぞっとするものがあります。

<生活必需品の確保>

 阪神・淡路大震災において、平常時の備えの不十分さが指摘されたが、岡山県においても災害の少ない地域という認識が阪神地方にも増して強く、家庭・事業所等における地震に対する生活必需品の備蓄は十分でない。
 平常時から県、市町村及び住民は、震災直後に必要となる生活必需品が確保できる体制づくりに留意する必要がある。

<避難地及び避難路等整備計画>

 地震発生時に避難する一次避難地、広域避難地及びこれら避難地に至る避難路は、あらかじめ指定し、標識等によりわかりやすく表示するとともに、防災マップなどにより広報等を通じて住民に周知、徹底し、万一に備えることが必要である。
 しかし、避難路については、現在指定されておらず、また、避難地についても表示等が十分とは言えない。
 このため、避難地及び避難路を指定した避難計画を策定し重点的に整備する必要がある。

<建設用資機材の備蓄計画>

 資機材の備蓄については、県下20箇所の水防倉庫での水防活動を想定したものを中心としており、阪神・淡路大震災でも明らかになったように、複数の被害が同時・多発的に発生する地震被害に対しては、備蓄資材の内容及び数量等の一層の充実が必要である。

<港湾施設について>

 港湾施設は、災害時の住民の避難、大量の緊急物資の輸送及び震災後の最低限の経済・物流活動の維持に際し海上交通の拠点として、また離島においてはライフラインの拠点として重要な役割を果たさなければならない。

<津波災害予防計画>

 大規模地震に伴う津波災害の恐ろしさについては従来から指摘されており、特に平成5年(1993年)の北海道南西沖地震では、改めてその恐ろしさを認識させられたところであり、本県においても、宝永4年(1707年)、嘉永7年(1854年)など、津波災害の記録がある。

 今後は想定される地震に伴う津波の発生について、関係機関の研究に基づき、津波の規模、被害区域などを推測し、その対策について検討する必要がある。

 ・・・・県は、沿岸市に対して津波浸水予測図の作成及び避難誘導標識等の整備の推進を図り、地域住民等に対して津波危険予想地域の周知を行う。


・・・そして、東南海・南海地震防災対策特別措置法に基づき、第4章=東南海・南海地震防災対策推進計画 で、章を割いていますが、同規模の地震が想定される大原断層や中央構造線の一部が震源地になる地震については、章を立てず。

 「岡山県地域防災計画」(風水害等対策編)にいたっては、暴風雨等による災害、大雨等による災害、高潮による災害や異常気象による災害を想定していますが、高潮・洪水という言葉はあっても、津波という言葉がありません。


 大きな天災が来るはずもないと信じていた岡山県において、備蓄もせず、避難路も確保していない状況で、中央構造線の一部で向かいの四国を震源地にした地震が起きて、瀬戸内海で津波が発生。あるいは、東南海・南海地震で想定以上の津波が来襲。
 液状化した児島湾締め切り堤防を津波が破壊。笹が瀬川、倉敷川を海水が逆流。

 逃げ惑う状況の中で、ともかく北へ向かおうとする多くの自動車は、岡山バイパスを先頭に大渋滞。
・・・想像したくない・・・です。

 おそらく最悪の事態を想定しなければ、真の防災計画にならないように思います。

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2011年6月5(日)【被災地へ】
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 本日は朝起き会出席後、一便で上京。仙台から、福島県の被災地に入りました。


 日曜日の夜の仙台は、いたって賑やかです。

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2011年6月6(月)【『青春のヴィジョン』】
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 仙台を出て、本日は、夜に東京に残る唯一の路面電車・都電荒川線に乗りました。終着かつ始発は、早稲田ではなく、三ノ輪橋。ある目的を達するまでは、大隈講堂に会いに行かないと決めたので、早稲田ではなく、三ノ輪橋へ。いつかきっと・・・。

 浜田省吾=『青春のヴィジョン』
  http://www.youtube.com/watch?v=QTLVV4ZsrxI

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2011年6月7日(火) 【帰岡】
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 帰岡しましたが、被災地の風景がこびりついて、逆に、ブログに写真をアップすることができません。報告書の作成も少し時間がかかると思います。
 あるいは無理かもしれませんが、一般質問をどうしてもしたい心境です。

 夕刻からは、金重?先生の山陽新聞賞文化功労賞祝賀会。喜びに包まれました。
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2011年6月8日(水) 【遊説局街宣の無い水曜日】
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 水曜日の朝であるにもかかわらず、JR岡山駅前界隈でなく、泉田で街宣。しかし、自民党県連の遊説局長として、自民党の立場から、胸を張って、今の国政の説明をする自信なんて全くないので、かえって良かったかもしれません。

  オフコース=『水曜日の午後』
  http://www.youtube.com/watch?v=wwCYEz5bUS8

 今日は、久方ぶりに北区の方と触れ合うことができた貴重な一日でした。

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2011年6月9日(木) 【13日(月)から6月定例会】
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 来週から始まる6月定例県議会ですが、代表質問をした後は、自粛気味にすべきではないか?とご指導を頂いているわけではありますが、どうも私、44回目の一般質問に立てそうな雲行きになってまいりました。

 党全体での持ち時間が限られているため、3期目は、年に1度は休むよう努めてまいりましたが、4期目は、さらに、党全体のことを考える必要があることは自覚しております。
 ただ、前議会で溜まっているフラストレーションがあって、今議会で質問に立つこととなりましたら、またまたややこしいことを提言したりするかも・・・。
 もっとも、これは、岡山県を愛する私の持病ですから、反省するようなこともありません。

 PUFFY =『これが私の生きる道』
  http://www.youtube.com/watch?v=wsfGDKcRq3Y

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2011年6月10日(金) 【いそぐ高潮対策事業】
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 本日は、金曜日恒例のモーニングセミナーからスタートして、児島湾大橋袂で街宣。



 そこから、夫婦で仲良く整骨院へ。肉離れについて、リハビリということでの通院をしていなかったので、結局、長引いている感があります。

 午後には、PTAがらみの動き。詳細は書けませんが、取り組みたい課題が、多くあります。

 夜には、ある地区の方々の懇談会へ。空きっ腹の上に、久々に、飲酒を伴い、ちょっと効きました。
 海岸の高潮対策事業に、目処がつくかどうかは、地域の熱いご要望がある道路事業との難しい兼ね合いもあります。さらに、改修すべき海岸線が続きますし、一方で、平成16年の高潮に対応する嵩上げで足りるのかという問題もあります。
 ともかく、平成16年の台風規模で被害が出れば、人災でもあります。急がねばなりません。

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2011年6月11日(土) 【内尾グランドとメガソーラー】
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 本日は朝一で、藤田で街宣。梅雨らしいと言えば、梅雨らしい空模様。

 ところで、4月30日(土)【メガソーラー誘致について(内尾グラウンド)】に書いておりますが、岡山県による大規模太陽光発電「メガソーラー」誘致について、事業計画の提案を前提とした事前登録に、23社から応募があったことを県は、昨日、発表しました。

 県が公表した9市町20ヶ所のうち8市町の16ヶ所に、希望があり、一番人気は、玉野市の塩田跡地・田井の8.3haに、13。そして、問題の内尾グラウンドにも、希望が、6。

 事前登録は、希望する候補地と社名のみで施設の規模などは不明。提出を受ける事業計画は、それぞれの土地を所有する県、市町、民間企業で内容を審査、個別交渉に入るということになれば、県有地の内尾グランドは、県直轄事業ともいえます。

 それにしても、内尾グランドは、利用頻度が高く、希望があるのを素直には喜べません。ファジアーノの練習場なら、まだ分かりますが、目玉施策とはいえ、あまりにも唐突な話です。

 もちろん、全国挙げての誘致合戦になっていますから、営業力の弱い岡山県も、「晴れの国」の誇りにかけて、メガソーラーの誘致は推進すべきですが、なんで活用されている土地を使うのか?平日の朝にでも見て、こりゃ使われていないとでも思ったのか?あるいは、金銭に換算できる収益が上がらなければ、無駄と思えるのか?県行政の基本的な認識を問いたいです。

 児童会館の時もそうですが、安易に子ども達の可能性を奪おうとすることに、疑問があります。


 協働どころか、「新しい公共」の名の下に、NPO等に対して、行政の下請け機関化を進めたいような態度もそうですが、どうも、最近、県行政の「お上」化が、進んでいるように思えてなりません。

 血税からなる予算や土地・建物は、知事はもちろん、県という名の法人格があって、「お上」が所有しているわけでなく、そもそもが、県民のもの。預かり物です。いわば、県行政は、指定管理者で、それが、こういう一方的な手続きで、県有地の処分の方向が決められる根拠が、私には、全く理解できません。
 行財政構造改革をしていること自体が、言い訳や、驕りになっていないか?


 行財政構造改革は、大義ではありません。

 例えば、ファジアーノ岡山の支援どころか、他県以上に、クラブチームから、施設使用料を取り、ファジがあるからこそのネーミングライツでも、その利益をスタンドに還元しない感覚自体、解せません。都合よく利用して、ファジで、結局、行政が、儲けていないか???
 要は、行財政構造改革は、金は出さない、しかし、取るべきでなくても取れるところから金を取るという、魂のない金銭至上主義に、陥っているように思えます。


 どうせやるなら、孫さんも驚くぐらい、もっとでっかい規模で、メガソーラーを誘致を考えるべきでは。


 本日は、自民党県連合同会議と重なって、4月末までポスターで告知していた自民党街頭演説会は、弁士がそろわず、中止。お詫びのため、サウスビレッジ前で、ひとり。


 どんよりした思いを6月定例会一般質問に向けて昇華させます。

 若旦那=『守るべきもの』
  http://www.youtube.com/watch?v=8kwK_pwwz_Q

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2011年6月12日(日) 【NPO支援と協働への覚悟】
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 本日は朝一で、大福で街宣。終了後に、雨が降り始めました。

 本日は、NPO法人岡山県腎臓病協議会第8回通常総会・大会。単県医療費公費負担制度はじめ、65歳新規適用、障害区分に、就労支援など、いくつもの課題があります。

 さらに、計画停電や西日本への受け入れを含めて、東日本大震災でも問題になりましたが、岡山県も、「災害時における難病患者等の行動・支援マニュアル」、また、慢性腎不全のため人工透析治療を受けている患者であることを明示する「緊急医療支援手帳」が、つくられています。


 人工透析患者の被災者の方が、5名、岡山に来られているとのこと。

 4月末現在で、県内の人工透析患者は、4376人。特に、糖尿病性の方が一番多いのですが、毎年100名前後、増えておられるそうです。
 亡父も、人工透析患者でありましたから、亡父にできなかった支援をさせて頂きたいと思います。


 午後から、「伊原木洋子さんを偲ぶ会」に、夫婦で出席させて頂きました。そうそうたる方々が思い出を語られて、本当に素晴らしい方であられたということを改めて感じさせて頂きました。



 その後、第16回岡山路面電車で、なぜかRACDAのスタッフになっている息子を見て、月参りへ。



 それにしても、行政の行うNPOへの支援についてでありますが、「新しい公共」という理念が、非常に分かり難いものであることを痛感します。

 これまでの公共サービスは、行政が管理的に提供する立場であり、市民は、供給される立場であったわけですが、「新しい公共」では、市民も、公共サービスの提供者となり、行政は、市民に場を提供し、信頼し、権限を移譲することが求められということで、分かったような分からないような・・・・。

 むしろ、「新しい公共」という言葉を持ち出さずとも、「新しい公共」空間というのは、以前からあります。例えば、町内会、婦人会、消防団、体育協会、愛育委員、民生委員、交通安全母の会、婦人防火クラブ・・・・という既存の組織を本来は、もっともっと応援すべきように感じます。
 特に、そうした団体と企業や大学等を結ぶことは、是非、行うべきことだと思いますが、まずは、地域コミュニティの再生という意味では、そこに力を注ぐ必要があると思います。


 しかし、政府の言う「新しい公共」は、まずはNPOが、中核にあるイメージのようです。もちろん、それは、NPOにとっては、悪いことではありません。


 6月9日に、超党派のNPO議員連盟による議員立法の「特定非営利活動促進法(NPO法)改正案」が、衆議院本会議で、全会一致で可決され、参議院へまわりました。
 これは、1998年3月に、NPO法が成立して以来の抜本的な改正です。

 特に、NPO法人の活動分野の拡大や、寄付者への報告責任を果たすためのNPO法人会計基準の導入、認定NPO法人制度の要件を大幅に緩和することとなる新認定制度や認定NPO法人の認定機関の移管、仮認定制度の導入等が盛り込まれています。

 要は、長年課題だった事業型NPO法人の認定取得が可能になり、寄付集めのスタートアップ支援も実現でき、寄付者にとっての税額控除の制度が導入され、善意の寄付が活かされる社会の実現に近づくもので、これ自体は、評価できるものです。

 ただ、認定NPO法人制度の改正のためには、平成23年度税制改正法案の中の新寄付税制案の一刻も早い実現が、求められています。その議論は、これからです。

 新政権の下で、NPO支援が前進したことは間違いないですが、さらに、国からの流れで、県レベルでも、動きがあります。
 もっとも、私には、幾つかの疑問があります。


 この春、岡山県は、「岡山県新しい公共支援事業」を立ち上げようとしていますが、これは、『国からの「新しい公共支援事業交付金」を活用し、NPO法人をはじめとする「新しい公共」の担い手が、自ら資金を調達し、自立的に活動することが可能となる環境づくりを促進するため、NPO等の活動の基盤整備等を支援する事業』です。

 それは大きく、@ 岡山県新しい公共の担い手育成支援事業 と A 岡山県新しい公共の場づくりのためのモデル事業 に、分けられています。

 @は、3400万円規模の大事業で、『NPO等にとって、寄附や融資が受けやすい環境を構造的に整備し、人的又は技術的な活動基盤の整備を進めることにより、NPO等の活動が自立・定着し、「新しい公共」の担い手として成長・発展することに資する事業(活動基盤整備支援事業、寄附募集支援事業、融資利用円滑化支援事業、普及啓発事業)を「中間支援組織」へ委託します。』とのことですが、ここでいう「中間組織」に当たる組織は、県内では、極めて限られており、「委託」されれば、それゆえ本当に責任が、重いと言わざるを得ません。
 でもなぜ、「協働」でなく、ここは、「委託」なのでしょう?


 さらに、Aですが、『多様な担い手が協働して自らの地域の課題解決に当たる仕組みの下、NPO等、地方公共団体及び企業等が協働する取組に対して補助します』とのことですが、ホームページの公表は、4月18日で、募集期間は、「平成23年4月19日火曜日から平成23年5月19日木曜日まで」。

 しかも、条件の中に、『事業の実施にあたり、多様な担い手(NPO等、企業、行政を含み、その構成メンバーは概ね5団体以上とする。)が協働して、自ら地域の諸課題に当たる仕組みによる会議体を立ち上げ、新しい公共による取組を進めるものであること。また、事業成果が一時的なものとならないように、事業終了後も会議体を活用した取組を継続させること。』と、あります。

 そもそも、「新しい公共」の担い手のNPO等が、必ず「行政と協働」することが求められること自体が、NPOの本旨からすると、合い矛盾するのではないか?
 あるいは、本来は、官が担うべき部分まで、「新しい公共」として、委託(下請け?)されることにならないか?この期間で、この条件に対応できるNPO等は、これもかなり限られるように思います。

 「必ず行政を含めた多様な担い手が協働」するという、この条件は、国からの指針とは言いますが、地方行政からは、安全弁のようではあります。ただ、本当は、絶対条件とは、違うのではないかな。


 そもそも、基本的に、行政には、NPOが、選択的納税の対象として、行政と対峙する可能性すらある、それでも支援するという覚悟がいると思います。
 そこで初めて、行政とNPOの対等の協働関係が成立します。

 もっと言えば、アメリカの二大政党の政権交代においては、行政とNPOが、まさに総入れ替えするぐらい、NPO側に、力があるのだと思います。特に、行政と新しい公共の人材は、常に入れ替わる可能性があるということです。
 ライバルの存在によって、行政には、緊張や、無駄を排する努力、お役所仕事の排除という意識が生まれてくるのではないでしょうか。

 さらに言えば、行政とNPOとの人事交流が行われるぐらいになって初めて、協働は成立するのではないか。端的には、NPOの人材を行政の担当課のトップに据えるぐらいのことがあって、時代の流れに沿って、行政サービスも大きく変化するように思います。
 それは、市民には、決して悪い話でありません。

 さもなくば、専門性や機動性があるNPOや新しい公共の成長に伴い、いずれ、行政は、ただの行政サービスの発注機関に過ぎなくなるのではないでしょうか。そこに、公務員の終身雇用という保障もなくなってくるかもしれません。代替が、あるのですから。
 「新しい公共」の話は、地方行政の創造的解体に結びつくぐらい、本来は、行政には怖い話なのです。

 論理的帰結はなんなのか、NPO支援と協働への覚悟が、問われています。


 ただ、市民社会の成熟ということはありますが、一方で、我が国の歴史、文化、伝統という本筋もしっかりと守っていく必要があると思います。
 少なからず、保守系の議員には、なぜか「市民」という言葉に抵抗があるのは事実であり、裸の個人主義を掲げるのではなく、日本人として、思いやりや優しさや潔さがある成熟した市民でなければ、バラバラになってしまう恐れも感じます。

 また、少なくとも、NPO支援以上に、地域コミュニティを支えてきた既存の団体の支援を行う必要があることは、強く申し上げたく思います。

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2011年6月13日(月) 【6月定例会開会!!】
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 朝一に、洲崎で街宣。本日より、6月定例会が開会しました。

 初日は、東日本大震災の被災者支援を中心とする7億6800万円の本年度一般会計補正予算案など11議案が一括上程され、知事が提案説明。
 私の44回目の一般質問日は、だいたい予想がついているのですが、正式には、明後日に。

 本日は、資料のかき集め。昨日の特定非営利活動促進法(NPO法)改正案に加えて、岡南飛行場、鳥人幸吉、児島湾締切堤防、中央構造線、桃太郎少年合唱団というあたり。
 代表質問の内容、重複質問を避けながらですし、必ず、項目に挙げさせていただくとのお約束はできませんが、今でしたら、壇上に運ぶ御要望、提言等頂戴できれば幸いです。

 先ほど、整骨院で受けた電気をビリビリさせながら、受験生状態に入ります。

 麻生詩織=『夜明けの仲間たち』
  http://www.youtube.com/watch?v=32_2OPzY1FM&feature=fvwrel
 (ちなみに、今日のブログの曲の方は、「いすゞのトラック」の曲です。)

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2011年6月14日(火) 【児島湖界隈の課題として】
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 本日は、朝一で、千両街道で街宣。

 その後、一般質問の調査および、御要望場所の確認などで、締切堤防を渡り、さらに、児島湾中央管理事務所の児島湾干拓資料室も訪ねました。岡南飛行場を含めて、幾つか思うところがありました。

 まず、地域の方の御要望を伺ううち、児島湖内部を見渡す中で、なぜ、締切堤防西側の郡地区だけ、堤防が無いように見えるのか、たいへん気になりました。
 岡南地区側は、阿部池を含めて、いろいろ動いている部分もあるのですが、いわば、岡山県が造成、分譲している新興住宅地だけに、我々にも重い責任があります。


 そもそも、平成11年に海岸法が改正され、国の海岸保全基本方針に基づき、県が、「海岸保全基本計画」を定めることとなり、さらに、平成15年に、『岡山沿岸海岸保全基本計画』を策定し、計画に位置づけられた箇所について事業を進めてきました。

 ところで、平成16年の台風16号により、県下の多くの沿岸地域で既往最高潮位を超える高潮や波浪による浸水被害が発生したことから、防護水準や海岸保全施設を整備しようとする区域等について、基本計画の見直しを行う必要が生じ、平成20年3月に、改正された『岡山沿岸海岸保全基本計画』ができて、今に至っています。

 特に、児島湾締切堤防は、「郡福島海岸」という「農地海岸」(干拓地や農業施設のある海岸を知事が指定、農林水産省農村振興局所管)になりますが、農地海岸については、主に海岸保全施設整備事業として、津波や高潮、波浪、浸食等の被害から農地を守るために堤防や護岸の整備を行います。
 締切堤防は、国の直轄海岸保全施設整備事業ということになります。


 ところで、『岡山沿岸海岸保全基本計画』を読むと、妙なことに気がつきます。


 約537kmある海岸線を12のゾーンに分けて、「児島湾ゾーン」と「児島湖ゾーン」も分かれていて、奥部は意識されているのですが、締切堤防西側の郡地区が、含まれていないように読めてしまいます。
 もとより、「児島湾ゾーン」になる締切堤防東側の郡(港)は、市の所管になるのですが、「児島湖ゾーン」の中に、郡という言葉が出て来ないのです。松尾、六区、七区はあるのですが・・・。

 昭和44年に、郡地内に開設された岡山県運転免許試験場は、平成5年に、御津に運転免許センターが新設されたことに伴い廃止され、その跡地は、分譲団地「グリーンテラス郡」となり、その一角には、岡山市によって、1haのグランドを有する郡公園が、整備されています。
 その公園の前に、堤防がないというのは・・・。

 そもそも、防護の対象となる地域に応じて、河川課、港湾課、耕地課及び水産課が、海岸保全区域の管理事務を分担しています。
 「土木海岸」ならば、土木部港湾課や河川課ですが、こと児島湖ということになると、農林水産関係になって、「農林海岸」であり、これは、耕地課所管、しかし、防護の対象となる背後地が、農地でなく、住宅である。これは、いったいどうなるのかな?という疑問が、ふつふつと沸いてきます。

 個人的には、地域防災はもちろん、子ども達の安全のためにも、堤防があった方が良いように思います。


 一方で、国の方ですが、児島湖に関する大きな動きを最近は聞きません。

 御案内の通り、県下有数の穀倉地帯である児島湖周辺の農地は、主に、昭和37年農林水産省の事業により完成した児島湖及び足守川等を水源とし、揚水機、井堰及び樋門により、農業用水を取水していますが、児島湖流域における近年の都市化、混住化の影響で児島湖の水質が悪化しています。

 そこで、「児島湖沿岸農地防災事業」として、平成4年度〜平成18年度までに、児島湖の湖底に堆積した汚泥を浚渫することにより、農業用水の水質を改善し、農作物への被害を未然に防止することで、農業生産の維持及び農業経営の安定化を図る、という事業がありました。
 底泥しゅんせつ工 、ミオ筋浚渫・埋戻工、脱水処理工、覆砂工と続く過程は、ちょっと分かり難かった印象があります。

 また、児島湖締切堤防は、暑さ15〜20mに達する軟弱な海性粘土層に築造されているため、堤体は波浪による盛土の吸出しが起こり、また樋門、閘門は老朽化が著しいことから、洪水時や、高潮時には危険な状態となっていたため、「岡山海岸保全事業」として、締切堤防一連の施設が改修されています。

 ・・・・児島湾締切堤防の安全性の確認、強化・・これで国の事業が、終わって良いのか・・・・・・。


本田美奈子=『つばさ』
  http://www.youtube.com/watch?v=r4N_PUGCDE8&feature=related

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2011年6月15日(水) 【岡南飛行場のにぎわい創出を】
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 本日は、朝一で、七区入口で、街宣。児島湾干拓に、思いを馳せながら。
 6月定例権議会は、再開。本日は、代表質問戦で、自民党と民主県民クラブ。たんたんと。


 私の44回目になる一般質問の日程が決まりました。一般質問最終日24日(金)のオオトリ。改めて、御案内させて頂きます。


 ところで、私は、岡山空港よりもはるか近くに、飛行機やヘリコプターに接することができる岡南飛行場は、子供たちに大空への夢を描くきっかけになるには抜群の環境と言えると思います。
 青少年が、航空機の整備について体験ができ、例えば、世界をまたにかけるパイロットや整備士になりたいと願う子供がたくさん出てくれば良いと思います。加えて、岡山に集積する航空産業の拠点にもなり得ます。
 こうした航空産業学習、航空産業拠点としての岡南飛行場の可能性を信じています。



 岡南飛行場がある場所は、もともとは、岡山地方航空機乗員養成所、すなわち、飛行機乗りの養成所、また特攻隊の訓練が行われた施設があった由緒ある場所の近くです。


 そもそも、岡南飛行場は、1962年10月13日に、旧岡山空港として開港。新岡山空港開港に伴い、1998年3月11日に、地方公共団体が設置・管理するその他の公共用飛行場である岡南飛行場になりました。
 1992年度には、国からゼネラルアビエーション空港(小型航空機の拠点飛行場)第1号として認定されています。
 運営面においては、管制圏または情報圏をもたない飛行場での対空通信情報提供や気象情報提供など、ユニークな運営が全国からも注目をあびています。


 ところで、開業1年後の1963年から40年以上の長きにわたり、岡山空港ビルディング屋上に展示されていた飛行機を覚えておられるでしょうか?

 あれは、日本のレシプロ双発第1号機JA5001=エアロコマンダー式520型であり、実は、製造番号1は、歴史的産業遺産とも言える極めて貴重なものでした。

 そのため、新ビル建築に伴う撤去にあたり、有効活用計画アイディアが募集され、選ばれたのが、「岡南飛行場の入り口に、エアロコマンダーのプロペラ等使える部品を活用して、一部立体的な看板(モニュメント)を作製する。残りの部品について、売却可能な部品等については、イベント等で売却して、売上金があれば岡山国体に寄付する。」というものでした。しかし、落書きされまくった『ようこそ岡南飛行場へ』の看板に使用されたプロペラは、既に外され、説明版も、とっくになくなっています。

 これが、岡南飛行場に対する県行政の象徴的な態度と言うと、言い過ぎかもしれませんが、こういうところが、マインドの問題なのです。(昨日のブログ写真参照 http://kappa.saikyou.biz/?p=2648





 一方で、小型機専用飛行場にシフトしていくと思われた近隣の広島西飛行場も、この5月に、広島県知事と広島市長が会談し、県が提案するヘリポート化を市が受け入れ、廃港が決定。


 今後は、2012年12月を目途に、県と市が共同でヘリポート運営を行うとされています。ある意味、中国地方における岡南飛行場の役割は、大きくなっていると言えます。



 ところで、バブル経済の崩壊の中で、岡南飛行場が残された背景には、岡山航空協会さんはじめ、スカイパーク構想を掲げた大きな運動がありました。

 『スカイパーク岡山』の計画については、「第6次空港整備5ヶ年計画」にも位置づけられるものでした。当時の長野知事は、『近年の航空需要の多様化に伴う小型航空機の増大に対処するために、不定期の航空輸送、消火活動や救急医療や防災などの公共の緊急輸送、空中撮影、観測、防疫、レジャー、測量、教育訓練等の機能を有するものとしては、中四国、九州を含めて唯一の小型航空機の拠点基地として、岡南飛行場を整備する』と言われています。

 さらに、当時の『第4次岡山県総合福祉計画』では、『今後の小型航空機の需要の増大に対処するため、小型機専用飛行場として駐機場、格納庫などの整備をはかるとともに、広く県民が飛行機に親しめるよう施設整備をすすめる。また、操縦士、整備士の養成基地として充実をはかる』と計画されています。


 平成19年の私の一般質問に対して、石井知事も、下記のように答弁されています。



 『岡山空港は、大型機を中心とした定期便等に、岡南飛行場は小型機による不定期の航空輸送や訓練等に使用するという機能分担を行った。現在、岡南飛行場には、小型機エプロンを67スポット整備し、県警察本部や岡山市消防局を含め、航空事業者など9者が立地し、年間着陸回数も6000回を超え、西日本では有数の小型機専用飛行場になっている。今後も、格納庫用地への航空事業者の誘致などに積極的に取り組み、岡南飛行場の一層の活性化に努める。』

 『航空産業の拠点等の可能性について、小型機の専用飛行場として利用促進に努めてきた結果、現在39機が常駐しており、これに伴い、航空機の整備等の事業も拡大してきている。また、県内では、航空機部品を製造する企業も育ってきており、航空学習や航空産業の拠点としての岡南飛行場の可能性については、一つの提案と考えておりますので、今後、研究する。また、活性化に向けたさまざまな可能性の検討は、現在、岡南飛行場の運営に関して、航空事業者をはじめとした関係の皆様との連絡会議を定期的に開催しており、こうした場も活用しながら検討する。』



 『航空防災拠点については、現在、消防防災ヘリを早期に導入する方向で、鋭意検討している。消防防災ヘリの運航基地となる航空防災拠点については、既存施設の活用や航空法上の手続等から、岡山空港と岡南飛行場が考えられるが、全県的な防災力の強化を図るという基本的な視点に立ち、災害時のリスク管理や経済性並びに気象条件や地理的条件など、さまざまな観点から、最も適切な場所の検討を現在進めている。』


 もっとも、知事は今回の代表質問答弁で、消防防災ヘリコプターの拠点移転をほのめかされましたが、私は、防災拠点性は、むしろ高まっていると思います。

 特に、日本赤十字社の出動要請に応じて、東日本大震災被災地に救援物資を空輸するため、全国38支隊で初めて、『赤十字飛行隊岡山支隊』の小型プロペラ機が、岩手県・花巻空港に向け、岡南飛行場を飛び立ったのは、3月19日。大津波が襲った陸前高田市で活動中の日赤岡山県支部救護班に医薬品などを緊急補給しました。


 ところで、2009年度は管理運営に係る収支で、1億8600万円もの赤字を計上した岡南飛行場について、平成23年2月定例県議会で、知事はこのように言われています。

 『県民の安全・安心を守るため、現在防災用等3機の公用ヘリコプターの基地として活用されているほか、格納庫用地等には航空事業者など10団体が立地、訓練や写真撮影等の飛行で、年間5000回を超える利用があるなど、定期便の離発着による影響を受けない西日本有数の小型機専用飛行場として、岡山空港との役割分担を図っている」とし、行財政構造改革プランによる見直しにおいて存続をするとしたところから、今後とも、効率的な管理運営に努め、格納庫用地等への立地促進に積極的に取り組むとともに、小型機専用飛行場ならではの特色を生かしたにぎわいを創出して、岡南飛行場の活性化を図る』。

 キーワードは、『小型機専用飛行場ならではの特色を生かした にぎわいの創出』。





 敢えて言えば、私にとっては、近いところで、この『にぎわいの創出』、それをやろうという動きがあります。というか、私も、そうしたいのです。

 最近では、児島湖締切堤防の誕生50周年を記念する地域のイベント『ふれあいフェスティバル』の会場となりましたが、開港から満20周年を迎える岡山空港の一層の利用促進のため『 岡山空港開港20周年記念祭』が開催されたときも、委員会では申し上げましたが、同じ20周年の岡南飛行場は、黙殺されました。

 また、9月20日の「空の日」及び、9月20日〜30日の「空の旬間」にちなんだイベントも、『岡山空港「空の日」フェスタ2008』以来開かれていません。そろそろ、岡南飛行場にスポットライトを当てては、いかがでしょう。・・・ていうか、実は、もう準備中ですね。


 そこで、さらに、光を当てたいのが、浮田幸吉。その名も、鳥人幸吉!!1785年夏、岡山城下の京橋から滑空し、まさに、日本で初めて空を飛んだとされる人物は、岡南飛行場対岸の備前国児島郡八浜の出身です。

 有人飛行は、モンゴルフィエ兄弟の熱気球によって幸吉の飛行の2年前の1783年に行われているそうですが、有人動力飛行機のライト兄弟はもちろん、グライダーとしても、1849年のジョージ・ケイリーの有人滑空実験よりも早く、世界で始めて、飛行機で空を飛んだ人間と言えるかもしれません。
 時の藩主池田治政により岡山所払いとされましたが、50歳の頃、「やらまいか」の静岡で、飛行に再挑戦。再び所払いに遭いましたが、1997年に、旧岡山藩主池田家当主・池田隆政様より、岡山所払いは、許されています。

 つまりは、世界で初めて、飛行機で空の飛んだのは、岡山県人ということで、良いのではないでしょうか。

 現在は、玉野・おもちゃ大国で、『鳥人幸吉杯紙飛行機フェスティバル』、岡山市京橋で、『鳥人幸吉杯争奪 折り紙飛行機大会』が、開催されていますが、今の岡山の子ども達に、郷土の偉人・鳥人幸吉の魂を生かすことができないでしょうか?
 エアロコマンダーのプロペラのように、どこかにやってしまうのは、あまりに惜しいです。児島湖で、鳥人間コンテストをやるには狭いですが・・・・。


 なぜか、『SKY』
   http://www.youtube.com/watch?v=dNmzQs9P0Ks&feature=related

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2011年6月16日(木) 【岡山県庁舎は、未来永劫あるのか?】
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 本日は、朝一に、大福で街頭演説。代表質問は、2日目。公明党。

 最近、震災復興の中で、我々は、日本の政治や日本の政治家から、本当に、勇気とやる気を頂戴しているなぁと、思います。
 それは、もはや、政治家に頼らず、我々の愛する国、地域、大切な人を守っていかなくてはいけない、頑張るぞという決意であります。お願いがあるとすれば、足を引っ張らないでね、ということだとしたら、心の底から、情けないです。


 ところで、今議会で知事は、県庁舎の耐震化について、自民党の代表質問に、こう答弁されています。個人的には、それは、「先憂後楽」の思想からも、一番最後のことだろうと思います。

 『県庁舎については、20年度に実施設計に着手したものの、財政危機宣言を受けた県議会での議論も踏まえ休止した経緯があり、現在も財政構造改革期間中である。
 しかし、県庁舎は、大規模災害が発生した場合、その直後から復旧・復興における本部機能を担わなければならないことから、早期の耐震化に向けた検討が必要だと認識している。

 現在、県庁舎も含めた県有施設全体の耐震化について、公共施設の耐震化等を検討する防災強化プロジェクトチームや建築物耐震対策庁内連絡会議において、災害時の応急活動や復旧活動、避難・救助活動の拠点となる施設を優先することを基本に、検討を進めている。

 県庁舎については、県議会の議論等を踏まえ、厳しい財政状況ではあるが、早期に耐震化に向けた必要な調査に入りたいと考えている。』


 平成20年2月定例会の私の道州制に関して、『道州制が導入されたら、具体的にどうなるのか』という 一般質問に対して、こう答弁されました。

 『例えば、この県庁の建物が、議事堂がどうなっていくんだとか、あるいは抱えております負債がどうなるのかと、こういったようなことの具体的なイメージは、残念ながらまだ描ける段階ではございません。だからこそ、逆にまた道州制の意義とかメリット、こういったものをわかりやすく県民の皆さん、国民の皆さんにお示しすることが最も肝要かと思います。』

 実にどうも、あんにゃもんにゃの答弁ですが、庁舎として、今後使われるかどうか自分でも分からない建物を耐震化してどうするんだ?と、単純に思います。耐震化構造にするのは、新築するのとたいして変わりません。だいたい、岡山「県」って、いつまであるの?
 ましてや、県警本部の建物を造るべきだということもあります。


 個人的には、丸の内界隈や内山下地区にとって、県庁舎が存在することの意義が、もうひとつ分かりません。岡山市の都市デザインを描く中で、地域活性化の役に立っていないようにすら思います。

 地域の清掃活動や防火活動にも出てこない施設よりは、あれだけの一等地ですから、固定資産税が入ってくるマンションを含めた観光商業ビルにすれば、オフィスが高く売れそうですし、花火大会を県民が、皆で、見ることができます。
 逆に、岡山県庁が、丸の内にある合理的な根拠は、なんなのか?

 この際、県庁舎については、耐震化構造にするぐらいなら、備前県民局と一緒に、丸の内の土地を売却し、吉備高原都市への移転・新築まで含めて、もう少し柔軟に考えるべきではないでしょうか。
 地盤が強いですから、近隣の吉備高原都市内に、県庁職員が住んでいれば、大規模災害が発生した場合には、こんなに安全な復旧・復興の本部拠点は、ありません。
 なにより、中四国の交通の結節点ということならば、高速道路も空港も近いです。

 ついでに、防災強化プロジェクトチームが、最終的に妙な提言を出して、築56年の老朽化知事公舎の耐震化構造を進めるなどということには、ならないでしょうか・・・。
 平成22年の2月定例会の私の質問で明らかになったように、知事が払っている家賃は、月額約3万8000円にすぎないのですから、知事公舎から安全な場所に、越して頂くほうが良いです。


 まずは、地域の津波、高潮対策ができて、結果として、我々が議場で潰されても、それはあるべき姿かもしれません。県庁職員さんは、どうか分かりませんが・・・。

 馬場俊英=『色褪せながら 輝きながら』
  http://www.youtube.com/watch?v=kH-SKAYxla8&feature=related

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2011年6月17日(金) 【『文化の創造』を言う前に】
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 金曜日恒例のモーニングセミナーのあと、頭も回転しない、いたって地味な一日。
 夜には、ライオンズクラブの新旧役員会。来年7月からの大役が迫っていますが、一緒に活動してくださる方をいよいよ募集中です。


 ところで、改めて岡山県の文化行政について考えております。

 知事は提案説明で、昨年度開催した国民文化祭の成果を継承・発展し、新たな文化の創造と、文化を核にした地域づくりに向けた取り組みを進めていくことが重要だとおっしゃられました。

 しかし、「新たな文化の創造」と「文化を核にした地域づくり」というのが、第9回おかやま県民文化祭の舞台公演や作品展示などを盛り込んだメインフェスティバルを岡山市で開催したり、県民局ごとの地域フェスティバルや後楽園周辺にアート作品を展示する「岡山芸術回廊」などの事業の開催が、中心で、イベント重視の感は否めません。

 個人的には、既存の文化の尊重や継承・発展もできていないのに、「新たな文化の創造」などと、よう言うたなぁ、と感心します。そもそも、「文化とは何か?」「創造とは何か?」、知事のあるいは、県文化行政における文化に関する哲学というのが、私は理解できません。
 東京の真似事が文化ではなく、岡山には、岡山の誇るべき文化があるはずですが、国文祭は、その継承・発展になり得たろうか・・・。検証も、十分では内容に思います。


 ひとつの課題として、石井知事が財団法人の理事長を勤める林原美術館の問題があります。

 林原の件は、岡山県経済においても、極めて残念なことですが、一方で、同社は、メセナ事業にも熱心で、林原共済会を通じて福祉文化活動を行い、林原美術館、林原自然科学博物館なども運営しています。

 林原美術館は、岡山城二の丸屋敷で、対面所(迎賓館)があった場所に、当時の三木行治知事も深く関わって、1961年に財団法人を設立し、1964年に岡山美術館として開館。その後、岡山県立美術館設立・開館に先立ち、1986年に、林原美術館に改称。

 日本をはじめとする東アジア地域の絵画や工芸品と、旧岡山藩主池田家から引き継いだ大名調度品を中心とするコレクションで、池田家伝来品には、能装束・狂言装束など能・狂言に関係する優品が多く、国宝の「太刀 銘吉房」や「洛中洛外図」(池田本)などが、代表的な収蔵品です。

 役員会では、更生手続きによって、同財団の約1万件の所有品とは別に、同社や前社長らからの指定文化財を含む寄託品の散逸を懸念する声が浮上し、岡山ゆかりの資料も多く、文化財保全の観点から、従来通りの一括保存を求める考えでまとまったとされていますが、その後どうなったのか。
 また、岡山県としても縁の深い林原美術館にたいして、いかような支援が行うか、答えを出さなくてはいけません。


 さらに、カルチャーゾーンの話。

 岡山県立博物館内に、岡山カルチャーゾーン連絡協議会がありますが、ご案内の通り、後楽園、岡山城界隈には、多くの文化施設がありますが、 岡山後楽園、岡山県立博物館、岡山県立美術館、岡山県天神山文化プラザ、岡山県立図書館、ルネスホールは、県施設。岡山城、岡山シンフォニーホール、岡山市立オリエント美術館、岡山市民会館は、市の施設。夢二郷土美術館、林原美術館は、民間の施設です。これに加えて、素晴らしい画廊も、たくさんあります。
 しかも、行政直営もあれば、指定管理者による運営もあり、財団法人立のものもあります。

 これらの施設それぞれに、青少年の体験学習や若手育成など文化活動の登竜門のような事業が、継続的に行われてしかるべきです。いわゆるアワードも、あって良いはずです。
 単発のイベントをするのではなく、カルチャーゾーン内の施設が連動する動きが求められます。

 平成18年2月定例会でも指摘しましたが、国民文化祭を経てなお、県と市と民間の施設の共通入場チケットが、いまだに存在していません。まさに、これが、縦割り行政の象徴的な姿です。カルチャーゾーン周遊ループバスや、水上交通があって、普通の街。「文化の創造」以前の話ではないか、と思います。

 なにより、県都・岡山市において、県立児童会館改め未来科学棟、生涯学習センター、池田動物園、京山ソーラーグリーンパーク、光量子研究所、国際交流センター、きらめきプラザ、総合グラウンドと、このカルチャーゾーンを大回遊すれば、岡山の文化に触れて、子ども達の可能性が無限に広がるゾーンになるのに、15年間も、体験ラリーも何も考えない方が、私には、不思議です。よう垣根を越えられない・・・。
 むしろ、正直なところ、県行政のやる気や、センスを疑っています。


 さらに、継承・発展ということでは、桃太郎少年合唱団があります。

 この春、ウィーン少年合唱団が福島第1原発の事故を受けて、4月末から6月まで予定していた日本公演の中止しましたが、1962年の岡山国体開催を記念して、ウイーン少年合唱団の倉敷青陵高校体育館での演奏に強く感動した当時の県知事三木行治氏の提案で、「青少年の健全育成と地域音楽文化向上」:を目的に創設されたのが、桃太郎少年合唱団です。

 団の永続を願って、財団法人として法人化され、いよいよ来年創立50周年を迎えます。160名の応募者から厳しいテストを受け第1期生43名が合格し、当時の県文化センターで練習が始まり、その後、県立児童会館・同別館、そして現在の県立生涯学習センターと演習拠点が変わっていますが、今も岡山県の誇る少年合唱団であり続けていることに、心から敬意と感謝を表させて頂きます。

 ただ、少年時代のわずかな期間だけ与えられ、ときに元気よく、ときに繊細な歌声を聴かせるボーイ・ソプラノは、聴く者を魅了しますが、少年少女合唱団は、全国約1000団体と推計されますが、40団体以上あった少年合唱団は、約10団体と減少しています。減少の理由は、著しい少子化、学習塾隆盛、少年のスポーツ志向、経済的問題に加えて、規律と気品を重んじ協力的態度をもつ少年を育てようとする社会教育事業の一つとして設立されたものの、行政を含めたバックアップ体制が、弱まっていることもあると思います。

 こうした中、50周年を迎える桃太郎少年合唱団については、本来であれば、晴れの国おかやま国体でも、国文祭でも、もっともっとスポットライトが当たるべきであったように思います。

 毎年、桃太郎少年合唱団のX’mas会では、ずんぐりむっくり体型であった故・三木知事縁のサンタクロースの服を着て(ぴったりなのは、喜ぶべきか?)、プレゼントを配るのが、理事としての私の主な役割?ですが、今年は、ガボガボです。50年経って、OBの方々が、懐かしく三木知事ついて話されるときに、羨ましくなりますし、政治はこうあるべきだと思うのです。

 果たして、50年後に、今の県政を懐かしく語る当時の子どもが、いるだろうか・・・。子ども達にとって、心温まるエピソードが、無いですね。

 それにしても、棚田先生の中学時代の教え子ではありますが、桃太郎少年合唱団のOBではありませんし、音楽の成績も当然悪かったにもかかわらず、体育会系文化部の早稲田大学グリークラブに、入部してしまいました。

 夏の北軽井沢合宿で、クビになった理由には、GNP(何の略かは秘密)もありますが、「楽典」も読まず、楽譜も読めなかった事が、大きいです。


 音楽は力です。馬場俊英=『クロノス』
  http://www.youtube.com/watch?v=32VQMio4BCE&feature=related

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2011年6月18日(土) 【一筆入魂】
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 本日は、築港で街宣後、毎月18日恒例の中央卸売市場ふくふく通りのイチバデーへ。


 たいへんな賑わいで、このエネルギーを岡南地区から南区、さらには、岡山市全域に発信したいところです。おそらく、地域的な連携ということも、ひとつのテーマになると思います。



 会葬のはしごから、整骨院で電気をビリビリさせながら、一般質問原稿に向かいます。どうあれ、今日は、大学のOB会で、『都の西北』を肩を組んで歌う夜ですが、原稿のめどはつきそうにありません。

 悲願の練習場も動き出したファジアーノ岡山の明日の勝利を祈りつつ、私は私の勝負のために原稿に向かいます。地味な戦いですが、一筆入魂。

 馬場俊英.=『勝利の風』
   http://www.youtube.com/watch?v=XGyHHJQFGYQ&feature=fvwrel

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2011年6月19日(日) 【一般質問起案中】
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 今朝は朝一で、護国神社正式参拝後、久方ぶりの師友会。「政要」は、「政治の要諦」ですから、まさに『貞観政要』は、政治の混迷した今の時代に、光り輝いています。

 その後、奥市相撲場で、第59回中国高等学校相撲選手権大会。相撲連盟副会長として挨拶。その後、国防の講演会を経て、水曜日の定稿を目指して、一般質問の起案。
 夜までになんとか、書き過ぎて削った草稿で、まずは通告。

 父の日です。小椋佳=『山河』
  http://www.youtube.com/watch?v=niwkGW2IJVk&feature=related

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2011年6月20日(土) 【6月議会一般質問傍聴の御案内】
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 平素より一方ならぬお世話になりまして誠にありがとうございます。3月11日の東日本大震災発生後、政治の混迷は、むしろ、経済再生や国民の士気を下げる情けない事態に陥っています。
 しかし、奇跡と言われる戦後復興を成し遂げた日本が、必ずや、震災後復興をするために、心を合わせる時だと思います。

 特に、政令指定都市以降後の初の区単位の選挙となるこの春の統一地方選挙では、皆様のお力を賜り、地域の防災対策、経済対策、議員定数削減を叫びながら、4期目の当選をさせて頂きました。南区でトップ当選、さらには、全県でも4番目となる得票で議会に戻して頂きましたが、喜びや誇りというよりも、本当に重い責任を感じております。
 特に、引き続き、農林水産委員会所属
でありますが、さらに、議会内の扱いでは、副議長同格となる監査委員に就任させて頂き、公金の適正な取り扱いについて、さらにチェックを入れていくというお役目も頂戴いたしております。県政の中枢となる4期目も、全力を尽くして参ります。

 さて、引き続き、毎日の街頭演説活動を続けながら、毎日のメールによる県政報告も3980号を越えましたが、議員の主戦場はあくまで本会議場です。本日は、通算44回目になる一般質問の日程が決まりましたので、ご案内させて頂きます。

 今議会は、一般質問最終日の6月24日(金)の6番目、今議会の質問戦のトリで、登壇させて頂きます。時間を読み難いのですが、午後2時過ぎまでに、議場に起こし頂ければ、傍聴いただけると存じます。また、CVTV,インターネット同時中継もございます。今議会は、かなり具体的に、防災対策(児島湾締切堤防、児島湖、笹が瀬川など)、内尾グランド(メガソーラー誘致?)、岡南飛行場、文化行政(林原美術館、桃太郎少年合唱団など)、NPOと「新しい公共」などについて、質問及び提言をさせて頂きます。
 なかなかマスコミ報道も、細かくなされませんので、もしも、お時間のご都合がつきましたら、いずれかの形で、御覧頂ければ幸いでございます。

  最後になりましたが、皆様のご健勝を心からお祈り申し上げます。


 ※選挙事務所から移転後の片づけが、なかなか終わらず、申し訳ありません。

 さとうしんじ事務所 〒700−0944 岡山市南区泉田417−1

           TEL 086−250−3818

           FAX 086−250−3828

  satoshin@optic.or.jp    http://satoshin.jp/

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2011年6月21日(火) 【一般質問初日】
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 本日は、朝一で、藤田で街宣。暑い一日になりました。一般質問初日。

 議席がだんだん後ろの方になるにつれ、議場ってこんなに賑やかなのかぁ、と改めて感じております。幸い、私は、一般質問4日目のトリということですので、否応無く緊張感を維持できるのはありがたいです。
 今期は、さらに、下の期の方に譲って質問のチャンスが減るでしょうから、1回1回の登壇を本当に大切にします。1期の頃からですと、登壇チャンスは、半分です。

 まだ定稿にはなっていませんが、項目表は、下記の通りです。結果として、質問は、20分で、25問を越えてしまいます。これでも、減らしたのですが・・。
 議会が開会して考えているのではなく、いわば「こころ」の寄せ集めですから、ネタは、あります。

 また、マニアックでありますが、項目表で、答弁者側の( )の中が、担当部になります。[ ]は、やはり、知事が答弁されるほうが好ましいです。部長答弁で、新聞の見出しになることは、そうありませんし、知事に問えるのが、委員会と違うところですし。

 一方で、協力とつくと、部と部の狭間に落ちた難問ということになり、執行部は、嫌がっていると思われますが、私は喜んでいます。まんべんなく各部に渡って良かったなぁ・・・。


 それにしても、夏休みのPTAの企画も考えていかないと。うらじゃも。もう真夏が近づいています。

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      一般質問        自 民 党      佐藤議員

1 防災対策の強化等について
 (1)プロジェクトチーム等
   ア 庁内での数等           (総務)[総合政策局長]
   イ 県内の経済対策等         (総務)[ 知  事 ]
 (2)地域防災計画
   ア 編成               (総務)[ 危機管理監 ]
   イ 津波               (総務)[ 知  事 ]



   ウ 平常時の備え           (総務)[ 知  事 ]
 (3)中央構造線            (総務)[ 知  事 ]
 (4)児島湾締切堤防
   ア 安全性の確認等          (農水)[ 知  事 ]
   イ 地域の安全確保      土木協力(農水)[ 知  事 ]
   ウ 笹ヶ瀬川の整備方針    農水協力(土木)[ 知  事 ]
 (5)30年後の県庁舎等        (総務)[ 知  事 ]

2メガソーラーの誘致について   産労協力(保福)[ 知  事 ]

3 文化行政について
 (1)哲学               (環文)[ 知  事 ]



 (2)林原
   ア 美術館への支援          (環文)[ 知  事 ]
   イ 駅前の広大な土地への対応     (土木)[ 知  事 ]
 (3)カルチャーゾーン     教育協力(環文)[ 知  事 ]
   ア 施設の連動
   イ 共通入場チケット
   ウ 周りを含めた活かし方
(4)桃太郎少年合唱団      環文協力(保福)[ 知  事 ]

4 岡南飛行場等について
 (1)役割の認識等           (県生)[ 知  事 ]
 (2)スポットライトを当てる催し    (県生)[ 知  事 ]
 (3)愛称等によるアピール       (県生)[県民生活部長]

5 NPOと新しい公共について
 (1)法改正の評価等          (県生)[ 知  事 ]
 (2)既存の組織の応援         (県生)[ 知  事 ]
 (3)新しい公共の担い手育成支援事業  (県生)[県民生活部長]



 (4)新しい公共の場づくりのためのモデル事業
                     (県生)[県民生活部長]
 (5)行政サービスの変化        (県生)[ 知  事 ]

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2011年6月22日(水) 【夏至 一般質問2日目】
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 夏至の朝、本日は、古新田で街宣。
 なにか惰性でダラダラやっているような感じになり、水曜日に、自民党県連の街宣があったことが、リズムになっていたのが分かります。

 ただ、ふと、トライアスロンに、55歳の時に出場してみたいと思うようになりました。今から、宇宙飛行士や横浜ベイスターズのエースには、100%なれませんが、トライアスロン出場の可能性なんて限りなく0%に近いですが、でも、0%でもありません。そういう風に、年月を考えてみたいのです。

 夏至に、バブル絶頂期の真冬の歌。
      松任谷由実=『一緒に暮らそう』
     http://www.youtube.com/watch?v=zc5nvOphNEU

 今朝、定稿して一般質問2日目。やや印象が薄く過ぎていきます。

 夜には、倉敷で顧問をさせていただいている会の総会・懇親会があり、とってかえして、中学の同窓会の評議委員会。来年は、65周年。校舎が、どんどんと改装されますが、思い出に浸るよりも、子ども達のPTA活動の事を考えております。

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2011年6月23日(木) 【一般質問3日目】
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 完全に真夏の朝、福田で街宣。1時間立っていると、完全に頭がボーっとしてきました。
 息子は、今日から、海の学校。施設の関係で、学校間の抽選があり、もろ梅雨でお気の毒と思っていたのですが、今日の渋川は良いと思います。

 本日は、一般質問3日目。ちょっと期待はずれも含めて、今議会は、たんたんと、どんどん過ぎていきます。これで良いものかは。明日のトリが、一番激しいかもしれません。

 昼には、議員団総会。久方ぶりに、政務調査会を外れているので、ちょっと請願陳情の動きが分からないのですが、議会改革についても水面下の動きです。ただ、議員定数削減というのは、国勢調査の数値が確定する秋から、確実に行ってまいります。

 しかし、どう考えても、質問原稿量が多いです。今議会のペースなら、質問数も、他の議員の2、3倍になると思います。明日は、トップスピードになります。
 再質問も辞さない覚悟です。もはや気合しかありません。

 『海のトリトン』
  http://www.youtube.com/watch?v=k47G825uBpk&feature=related

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2011年6月24日(金) 【44回目の一般質問が終わりました】
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 本日は、恒例のモーニングセミナーからスタートも街宣は休み、質問に集中。

 無事(でもないか・・・)、一般質問戦のトリ、44回目の質問をさせて頂きました。


 そして、予想外に多くの方に傍聴にお越し頂きまして、本当にありがとうございました。4期目の今期は、登壇の機会がさらに減るため、膨大な質問量になり、早口で聞き苦しかったことを心からお詫び申し上げます。ただ、内容については、かなり重要なものを含んでおりました。
 答弁については、「こころ」あるいは、防災特集の県政報告などをつくり、お伝えさせて頂きます。


 特に、最も気になっている児島湾締切堤防についての知事答弁は、下記の通り。

 『安全性の確認等についてであるが、国に確認したところ、堤防は改修時の耐震設計基準に基づいて設計されており、一定の耐震性は確保されているとのことであった。

 しかしながら、この度の東日本大震災による被害の状況から、地震・津波への対応を検討する必要があると認識しており、万が一、堤防が決壊した場合には、周辺の広大な農地や公共施設、更には、地域住民の生命・財産に大きな被害が予想されることから、引き続き耐震性に関する詳細な情報の提供を求めるとともに、今後発生することが予想される地震・津波の対策に万全を期するよう、施設の設置者である国に強く求めてまいりたい。』

 夕刻には、神道政治連盟の会合などはしご。
 今までの議会でしたら、質問が済んだとたんに腑抜けになるところですが、課題が多く、責任が重いということで、スタートでしかないという意識があります。次の登壇は、上手くして12月議会かな・・・。

 Mr.Children=『終わりなき旅』
  http://www.youtube.com/watch?v=QNODDiuIjGE

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2011年6月25日(土) 【どうする林原駐車場用地】
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 猛暑。本日も朝から中畦で街宣。

 その後、岡山県防衛協会定期総会。三軒屋も日本原駐屯地の自衛隊員も激務の被災地から戻ってこられました。本当にお疲れ様でしたと心から労いたいですし、復興には、まだまだ時間がかかります。少なくとも、政治が、足を引っ張らないように、全力を尽くします。


 その後、会長を務める岡山県バイコロジーをすすめる会の総会。自転車を機軸に考える会ですから、エネルギー問題、健康、晴れの国岡山、平地が多く、自転車道の整備・・・・どう考えても時期に適った会なのですが、やはり思い切った組織替えが必要だと思っています。

 議員が会長の場合は、理事長がいて、事実上切り盛りするようでないと、かえって挨拶だけする会長が、会の発展を阻害する要因になりかねないという思いがあります。私も、肩書きが必要なわけではないです。
 行政との関係を考える上でも、NPO法人化の必要があるという結論に達しております。


 さらに、岡山県看護連盟総会。今は、男性の看護師も多いですが、命の現場に関わるプロの集まりですから、混迷する政治状況の中でも、文字通り、男気というべきか、女の道は一本道というべきか、はっきりと見事に筋を通される尊敬すべき団体です。
 我もかくありたいものです。



 さて、昨日の一般質問については、中国銀行株主総会でも取り上げられていたということで、林原駐車場用地等について、今朝の山陽新聞朝刊では、大きく取り扱われていました。

 また、敬愛するオカニチさんによれば、『会社更生法が適用された林原(岡山市北区下石井1丁目)所有の岡山駅前駐車場用地(4万5千平方メートル)について、静観の姿勢を強調した。佐藤真治氏(自民)は積極的な対応を求めたが、石井知事は県の立場を説明し「市町村がプランを立てるのが基本」と述べた。』とのこと。

 正確には、
 『 駅前の広大な土地への対応についてであるが、この土地は、岡山市
 のまちづくりはもとより、岡山県の将来の核ともなる極めて貴重な空間
 であり、市及び県の発展につながる土地利用が行われることを期待し、
 また、強い関心を持っている。

  今後とも、会社更生手続の動向を注視するとともに、まちづくりの主
 体となる市から相談があれば 適切に対応してまいりたい。』という答
 弁でした。


 一方で、県庁舎の耐震化について、
 『 県庁舎の耐震化等についてであるが、東日本大震災を受けて、防災
 対策拠点の早期強化が求 められている中、これまでの東棟増築や西棟
 耐震改修の状況、厳しい財政事情などを考えると、巨額の費用を要する
 移転・新築よりも現県庁舎の耐震化の方が現実的である。

  また、30年後の県庁舎については、道州制が実現できているとして
 も、物理的な限界である 築100年が迫っており、知事公舎も含め、
 実際にその時に何に使われている確たることは申し上げら れない。 』
 という答弁がありました。


  これは、「県庁舎の耐震化構造をはかり、現在地に向こう30年以上
 県庁舎があるよりは、現在地の土地を売却して、産業観光ビルを建てる。
 そして、林原駐車場に、県庁舎は移転して、市役所は分 からないが、
 州政府の建物、国の出先機関、国際機関を誘致するようなグランドビジ
 ョンの中で、物 事を考えるべきだ。さもないと、向こう30年間、必
 ず内山下に県庁舎があることで、岡山市のまちづ くりの阻害要因にな
 りねない」という、再質問での私の発言に、結びついているわけです。

  もっとも、知事の再質問の答弁は、「州都を誘致するという話は、道
 州制の議論を阻害するので、できない。まちづくりは、一義的に、市町
 村の役目だ。この議場も耐震化できていないので危ないぞ。だいたい自
 民党の代表質問で、県庁舎耐震化しろといったのではないのか。」とい
 った内容でした。

  これは、ガチンコのライブのやり取りですから、個人的には、格好悪
 い答弁だったと思います。耐震化するという以上のビジョンが無いわけ
 ですから。

  私としては、州政府の建物を誘致とは言っておりますが、州都を誘致
 と言っておりませんが、「うちの子供は、10歳で、30年後のことは
 分かりませんなどと、子育て世代としては、言えません。」などと言っ
 てしまっており、再々質問には立ちませんでした。


 ともあれ、残ったのは、駅前の林原駐車場については、県は主体的には関わらないということだけ。

 海外資本がどこまで入るかということでもありますが、全てを民間に委ねてしまって良いのかな?国、県、市、財界、地域、市民が一体となって、よほどしっかりしたグランドデザインを描いて、特に、リーダーシップを発揮して、政治が動くべき場面だと思います。気にならないのかな???



 新井満=『この街で』
  http://www.youtube.com/watch?v=OQyKcZNttR8&feature=related

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2011年6月26日(日) 【内尾グランドについて】
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 本日は、朝一で、大福で街宣。地域の混合バレーボール大会に出席させていただいた後に雨に。蒸し暑い一日です。

 それにしても、ここ数年来で久方ぶりに、怒りが頂点に達するような出来事があります。私としては、理念も責任も無い自己都合による地域の利用、すなわち、地域への愚弄と考えて、絶対に許しません。どんなことがあっても・・・。いろいろあって、ええ感じやね。
 仏の真ちゃん(←うそつけ!)が、怒りで、わなわな震える感じが、とっても珍しく新鮮です。


 さて、それとは全く異なりますが、本議会で取り上げた内尾グランドについて、知事の答弁は、以下の通り。もとより、私は、メガソーラーの誘致自体を反対しているわけではなく、それが、なぜ内尾グランドなのかを疑問に思うのです。

 『 メガソーラーの誘致についてであるが、お尋ねの内尾県有地は、公
 害防止センター基本構想を実現するために昭和50年前後にかけて取得
 したものであるが、当面の利用計画が無かった部分について、地方自治
 法上の目的外使用として、地元の方々の要望に応え、使用いただいてい
 るところである。

  先般、市町村等の協力も得、未利用地等の情報収集を行い、20ヶ所
 のメガソーラー誘致の候補地をとりまとめたところであるが、内尾県有
 地の地元関係者に対しては、県の新たな事業により使用できなくなる可
 能性がある旨の説明を行い、ご理解を頂いたものと考えている。

  なお、公表の時期については、メガソーラー誘致の方針を発表して以
 来、候補地公表の要望が多く寄せられたことを受け、早期に取りまとめ
 公表したものであり、ご理解を賜りたい。 』


 「内尾県有地の地元関係者」とは誰なのか?「県の新たな事業により使用できなくなる可能性がある旨の説明」をどのように行ったのか?本当に、「ご理解を頂いた」のか?

 残念ながら、マスコミで取り上げられることもありませんでしたが、本会議場では、再質問に立った時に、要は、まだ誰も知らないから問題になっていないのであって、ここから十分な説明が必要になることは、申し上げました。
 煽るわけではありませんが、ここからでしょう。


 さぁ、いよいよ7月1日、今週金曜日の倉敷マスカットスタジアムでのナイター VS阪神戦の勝利のために、盛り上げてまいりましょう!!
 頑張れ!ベイスターズ!!=『熱き星たちよ』
  http://www.youtube.com/watch?v=By-TS_4QhdI

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2011年6月27日(月) 【通常地域活動の日】
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 本日は朝一で、サウスビレッジ前で街宣。
 4月1日から市に移譲され、県は瑕疵担保責任を負わないということですが、鉄の扉が壊れています。道義上の責任は感じますが、市のご要望も頂いて、2億円で改装しており、県有施設でないものに、県のお金は、法的に使えないということに、どうしてもなってしまいます。
 ただ、県民かつ市民としては、上手くできんかなぁと思いますが、岡山テルサの問題も難しいですが、完全に県の手を離れるということは、こういうことでもあります。

 その後、灘崎の某二級河川について、地域の方と県、市担当が寄って、立会。浚渫と改修とあるのですが、要は、雨の振り方が変わってきているということでもあります。
 それにしても、昨年イノシシが出没し、この川に高齢者の方を突き落とす事件がありましたが、浚渫できていないところに落ちたので、怪我の程度が少し軽くなったとのこと。これは、しかし、良かったと言うべきなのか???

 昼には、県庁に行き、児島湖をきれいにする議員懇談会。事務局長として司会。

 今度は、郡に、取って返して、地域の方と警察と交差点改良の立会。
 カーブがきついので、なかなか信号はつきそうにないのですが、少し対応を検討。それにしても、信号機というのは、そう簡単につきません。やはり、交通の流れについては、どうしてもプロの検討が必要になります。一概に、ついたら事故が減るとは言えない場合もあります。
 私の記憶の中でも、早くついたなと思えるのは、辛川市場と藤田の信号機ですが、これは、いずれも中学校のそばでありました。

 夜には、小野副議長就任祝賀会。『伊勢崎町ブルース』まで行きました。久方ぶりの酩酊。


 さて、いよいよ我らが横浜ベイスターズの来岡が、今週金曜日と近づいてきました。心してお迎えいたしましょう。
 『横浜ベイスターズ応援歌 〜勝利の輝き〜』
  http://www.youtube.com/watch?v=QK0rTIhostE&feature=related

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2011年6月28日(火) 【いわゆる高齢者ドライバーを守るには?】
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 朝一で、浦安で街宣。
 友人が、熱中症で救急車で運ばれたという一報が入ってきたりして、熱にうなされるような暑い朝、委員会出席のため県庁へ向かう道すがら、交差点で、側道から入ってきた車に追突されました。

 停止線に停まっていたはずが、なぜかぬるっとした感じで出て来られて、私の車は、横をぶつけられて対向車線に押し出される形になりました。幸い、対向車や通行人は無く、惨事は避けられ、双方に全く怪我は、ありませんでした。ポンコツ車も、転がります。
 決して見通しは悪くない交差点ですから、私にも過失があるのでしょうが・・・・。



 相手方のドライバーの方は、86歳になられる一人暮らしの男性の方。久方ぶりの運転で、いきなりこの事故になったようです。何か気の毒なようでもあり、何か災難のような気にもなり・・・。
 あと10秒物事が違っていたら、こんな縁も無かったろうに・・・。


 つくづく思うのですが、相手方が、私で、本当に良かったと思います。これが、補助席に子供が乗っている自転車の親子なら、大惨事になっていたかもしれません。
 特に、若い世代が多く住む新興住宅街の中ですが、子どもの脇を車が、びゅんびゅん通るような交通量が非常に多い地域ですから。

 それにしても、高齢者の方が運転をしなくてはいけない理由が、一人暮らしであったり、公共交通機関の未整備であったり、あるいは免許制度のあり方であったり・・・・いろいろと考えさせられます。
 ましてや、高齢化が進む中山間地域や過疎地域であれば、なおさら。やむを得ない理由があるとすれば、それに対応するのが政治のしごとです。もちろん、NPOや「新しい公共」の活動領域ともいえます。
 例えば、枯葉マークという表現はいけませんが、前後左右から分かるようなものが、良いかもしれません。それで防げる事故もあると思います。 


 こうした場合の保険会社や修理会社への連絡というのも、なかなかたいへんですから、日常生活においても、いろいろとご不便があられると思います。
 ましてや、86歳で、自動車の運転をされるほど、矍鑠とされた方は、そうおられないでしょう。

 議員としては、神様からの取り組むべき内容の啓示だと思います。なにしろ、結果として、農林水産委員会欠席という事態になってしまいましたから、何かに昇華しなければ、県民の皆様に申し訳が立ちません。
 起きている事は、必ず何か必然の意味があります。あとで、結果、良かったなと言えるように。

 それにしても、警察はじめ、保険会社や、レッカー会社や修理会社の方々に御迷惑をかけてしまいました。しかし、プロの対応に、感心したり、感動したり・・・。
 暑いですから、イライラすることも多いですが、どうか皆様、くれぐれも交通安全運転を!! 


 熱中症の友人は、無事で、午後からは、「JR伯備線新幹線化・フリーゲージトレイン導入促進三県議会議員協議会岡山側連絡会議(・・・長ぇタイトルだなぁ)」。
 今日未明から、カーブの多いJR予讃線で、走行試験が行われています。瀬戸大橋線への導入については、岡山県側で議論が盛り上がっているという印象は受けていないですが、約1年間の長期の実験で、是非観に行って、中四国州実現の象徴にしたいものです。


 さらに、第4回監査委員協議会。金曜日で議会は閉会しますが、むしろ監査は、議会開会期間以外が、忙しくなります。


 ベイスターズが来る日が近づいています。実は、私は、横浜ベイスターズというより、大洋ホエールズのファンです。平松、奥江の時代ではなく、かといって、斎藤明夫やオバQ田代よりも高木由一が好きという者なのだ。
 『行くぞ大洋』
  http://www.youtube.com/watch?v=BXf0VtQ_oRE&feature=related
  
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2011年6月29日(水) 【胃がん検診】
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 今朝は、午前7時前から岡山市が実施、地区愛育委員会さんの協力で、胃がん検診(集団検診)がありました。妻が愛育委員をしていたので、赤ちゃん訪問もされる愛育委員さんの大切かつたいへんな事業の一つと聞いてもおり、なにより、こういう機会がないと検診に行かないので、バリウム(造影剤)と発泡剤を飲ませていただきました。

 愛育委員さんは、早朝からしかも、暑い中、まさに汗を流していただいて、本当に本当にありがたい事業です。こういう生活に密着した事業が市の事業で、分かりやすいので羨ましくもあり、ダイレクトに反応が来ますから、つくづく大変だなと思います。
 いずれにせよ、こうした事業も、地域の方のご協力があってできることです。


 その後は厳粛に、岡山市民会館で、平成23年度岡山市戦没者追悼式。今日が、いわゆる岡山大空襲の日です。私の曾祖母と、亡父の従兄弟に、その赤ちゃんが、防空壕で亡くなりました。
 私の本籍地は、平和町ですが、もともとは桶屋町と言われていましたが、大空襲で最も被害があった地だけに、私が生まれた昭和39年に、平和を祈って平和町に、変更したのです。



 献花の時間が長い分、戦火の中を逃げ惑う肉親を想像したり、本当に大切なものは難だろうと、いろんなことを考える機会になります。厳粛な時間が流れます。

 午後からは、監査委員室に行き、書類監査。
 それにしても、数字には、喜びや悲しみや、汗や涙や、理由があるし、監査する方も、される方も、もちろん誇りがありますから、議会選出の監査委員だけが、肩書きにして、適当にやっているということがあってはならないのです。
 「監査魂」というのもあるように思いますが、任期一年の議員選出では、習得できないかもなぁ・・・。
  
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2011年6月30日(木) 【明日阪神ー横浜戦】
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 朝一で、洲崎で街宣。
 県庁を徘徊したりしつつ、明日の阪神ー横浜線を楽しみに、生きた一日。
 『横浜ベイスターズ 日本一のナイン達』
  http://www.youtube.com/watch?v=zGHBcQ23OH0&feature=related

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