2007年12月1日(土)【備讃海峡冬景色】
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 本日は、天野県議会議長・自民党幹事長の就任祝賀会。勉強会である政友会の会長でもあるため、我々所属議員がスタッフとして動きました。議長のご人徳もあり、他党の代表も含めてたいへんに多くの方に、ご出席頂きました。

 県議会トップと自民党県連の最も責任の重い立場を兼ねられるのは、今回の参議院選挙以降の人事刷新によるものですが、おそらく空前絶後の異例のことだと思います。その重責を見事に果たしておられます。

 私は、今日のために、門木前会長の時代に、政友会で作ったお揃いのブレザーを久方ぶりに着ました。正確に言うと、初当選の秋に作った服は、数年のうちに小さく?なって、着られなくなっていたのでした。無理から身体を入れました。

 というわけで、もとの体型に戻りつつある訳ですが、今回は、さらに、もとの体型に戻ろうと思います。ただ、白髪や皺が増えていて、時々本当に嫌になります。



 夜には、高松の地で、JCの追い出しがあり、午後4時頃には、JR岡山駅から、敢えて宇野線、四国フェリーで、高松に入りました。JRで、茶屋町乗り換えで、570円。フェリーは、大人1人で、390円です。四国に行くのに、1000円かかりません。
 宇野から高松まで、船で、1時間、390円かぁ・・・。

 冷たい小雨もぱらつき、やや海も荒れており、まさに、備讃海峡冬景色。岡南飛行場の一般質問に絡むのでと思いましたが、いつもの四国フェリーの勢いの良い音楽も、遠く聞こえました。 

 例えば、10年後の自分の県議会議長就任祝賀会の姿が、どうしても想像できず、他に様々な想像を膨らませても、霞んで見える・・・他の政令指定都市では、そうなる前に、地元の若い県議会議員は、何を考えていたのかな。今、何を考えているのだろう・・・?♪凍えそうなカモメ見つめ泣いていました。あ〜あ〜備讃海峡・・って、カモメいたかなぁ・・・??? 


 高松に早く入ったのは、商店街を観るためでした。昨日、改正まちづくり三法が施行されましたが、こうした大型店の郊外出店規制を待つ前に、中心市街地の空洞化に歯止めをかけ商店街の活性化の成功例として、極めて評価が高い丸亀町商店街を散策致しました。

 実は、ビックカメラの登場に加えて、西川橋交番の背後の木々の七色のライトアップや、西川緑道公園のイルミネーションが、驚くほど美しい反面、桃太郎大通りのイルミネーションが、その西川で止まっていることに、ある種の衝撃を覚えて、どうしても、高松の商店街を改めて観たかったのです。
 
 確かに、高松丸亀町壱番館界隈は、かなりの人出でした。いわゆる飲屋街も商店街に隣接しており、バスや琴電も、うまく機能しています。
 岡山の中心市街地のグランドビジョンが、やはり描けていないのではないか?中四国州を謳うにつけ、対岸の宇野との格差をいかに考えるべきか。

 とりあえず、うまいかうどんは、食べときました。



 追い出しは、唯一のスポンサーをさせて頂いた会員の卒業もあり、後ろ髪を引かれる思いで、片原町から琴電、さらに、マリンライナーで、なぜかJCの例会場での大学のOB会。

 既に、会は終盤、「人生劇場」に入っており、今回もまた、とりあえず、「都の西北」だけには、間に合いました。最近、こういうパターンになりつつあります。
 一方、選挙で苦杯をなめた方に対して、捲土重来の要請もしました。でないと、ここにしか生きられないような私達が、悲しいから。その時代に、そこにしか咲かない花でありたいものです。


 欠席の予定だった「おやじの会」の忘年会の会場も、たまたま同じだったので、OB会散会中に、少し顔だけ出したら、結局、そちらに合流。
 明日、朝起き会に、京橋朝市で、午前4時起きなので、10時過ぎまでで、二次会は失礼しましたが、いつかとことん行きたいです。やっぱ、おやじは、おやじで良いです。

 しかし、気のせいか、疲れたなぁ。12月は、忙しないです。
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2007年12月2日(日)【やったぞ!!ファジアーノ岡山!!】
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 我らがファジアーノ岡山が、JFL昇格を決めました!\(^o^)/
 \(^o^)/\(^o^)/\(^o^)/\(^o^)/
 \(^o^)/\(^o^)/
 とても、熊谷まで行けないので、なんがなし、スポンサーの「さざなみ」で、名物ゲソ天うどんを食べて、祈っていました。万歳!!
 しかし、以前JFL昇格を阻止しやがられたロッソ熊本は、既に、Jリーグが射程距離です。打倒ロッソ熊本!!敵は、Jリーグで!ここまで来たら、総力を挙げて最短距離で駆け上がるしかねーべ! 
 いよいよ、総合グラウンドの駐車場をどねんかせんと。


 風邪薬の効きが良く、日曜日の午前7時半起床は、たいへんな寝坊で、やばいことになりました。朝起き会は済んでいるし、朝市は、今さらおめおめと顔も出せず、少し早めに、吉備中央町に向かいました。

 極めて異例なのですが、高梁川水系の水源のほど近くの産廃建設に関する議連が、2市1町の議員で設立され、県議会議員も超党派で、その顧問に入るということで、青年部局の町議がおられる関係で、喜んでお邪魔しました。


 早かったので、途中ぶらりと重森三玲記念館に寄ると、地域の有志の方が、案内でおられて、天藾庵も拝見しました。
 地理的にも、豪渓や頼久寺が少なからず影響していると思われますが、庭園のみならず、書や絵にも優れて、たいへんな文化人だということが、改めて認識できました。県内での評価が低くない???
 本来であれば、都市緑化フェアの象徴になるようにも思いますが、おそらく、京都での評価の方が遙かに高いのでしょう。

 記念館は、当番祭で有名な吉川八幡宮の隣にあり、旧加茂川町側の加茂大祭も含めて、またお邪魔させて頂きたいと思います。


 ある意味、岡山市の広域合併の影響もあっての新しい郡を作ってまでの吉備中央町であり、衆議院議員選挙の区割りを越えて、我々にとっては、選挙区です。

 将来的に、岡山県のへその地域が、さらに広域合併という可能性も否定できませんが、ともあれ、地域地域の独自の歴史文化をしっかり守っていく、さらには、格差が言われる中で、それに加えて、都市部のひずみの犠牲になるようなことがないよう、中山間地や限界集落といった地域へのお邪魔を徐々に増やしていきたく思います。



 本日は、桃太郎少年合唱団第45回記念定期演奏会。先日指導員の先生のお一人が亡くなられ、追悼の会にもなりました。
 ある特定の時期にしか出ない子ども達の天使の声が本当に美しく、中学時代の恩師である棚田先生の指揮によるOB、公募団員との混声合唱「今 始まる」には、不覚にも涙が止まりませんでした。何度聞いても、歌詞がたまらないのです。私の度ツボにはまります。
 「風は強いが・・・・君の中で手探りの今・・・・・・」あぁだめ・・泣ける。

 それにしても、小一の息子は、鉄ちゃんです。


 明日からは、課題山積の12月定例会です。
 寒いですが、皆様、今週も、ファジアーノ岡山を見習って、頑張って行きましょい!
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2007年12月3日(月)【12月定例会開幕!!】
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 今日から12月定例会が開会ということで、恒例の自民党青年部局の街頭演説は、冷たい雨の中、弁士が一人・・・。
 次回からは、早口にならないように気をつけたいですが、1時間喋りっぱなしですと、だんだん口が開かなくなります。

 
 今日の明るいニュースはもちろん、ファジアーノ岡山のJFL昇格!開会前挨拶に、石井知事が自民党控え室に来られたときに、今朝の新聞にコメントも出されていたので、「ファジアーノおめでとうございます!!」と申し上げますと、知事も、「おめでとうございます!!」と、答えられ、ご機嫌のようでした。

 て、ことは、あれでしょ、知事が、「おめでとう」と言われるということは、年間17ゲーム開催される地元公式戦の多くが、桃太郎スタジアムが会場になるはずですが、入場有料になっても、競技場使用料の減免があったり、スポンサー広告板の保管用地を造ってくれるということですよね。
 そう解釈して良いか、一般質問で聞いてみよう〜!



 さて、総額45億7100万円の補正予算案、岡山県天神山文化プラザやルネスホールなど4カ所の指定管理者の新規選定などを審議する定例会は、今日開幕。

 倉敷チボリ公園については、「公園を取り巻く状況は重大な局面を迎えたものと認識している」としました。チボリ・インターナショナル社との「チボリ」の名称の継続使用の再要請が、奏効するか分かりませんが、今月17日の取締役会の後、県議会総務委員会、行財政改革・道州制等特別委員会と続き、閉会日にでも、知事が方向を示される可能性があります。

 一方、11月30日の政令指定都市移行県市連絡会議で、事務移譲の範囲や内容、基本協定の主要事項がおおむね取りまとめられたこともあり、岡山市の政令指定都市化の議論は、市議会の区割り案が出て、両議会の議論を経れば、県・市の協定締結まで進み、これまた閉会日に、知事が報告される可能性があります。

 日本人の心理として、年内に一定の片を付けて、新しい年に向かうということがありますが、議会も同じです。



 ところで、こうしたチボリと政令指定都市の議論の状況を受け、行財政改革・道州制等特別委員会を午後3時に臨時招集。

 それにしても、69事業が移譲される県単独事業の移譲で、岡山市は10億円の歳出増になりますが、老人医療費特別対策費、乳幼児医療対策費、重度心身障害者医療費特別措置費、ひとり親家庭等医療費公費負担事業費の4事業も移譲となります。
 経過措置として、補助率を段階的に下げながら、3年に限り県が補助するということですが、政令指定都市化と県の補助の論理的な連関はなく、県とすれば、すっきりしますが、よく納得したなというのが、正直な感想です。


 本日は、「木原美知子さんを送る会」も。享年59才という若さで、ご逝去されましたが、これだけ岡山を愛し、岡山から愛された方は、おられません。アスリートのみならず、文化人として、岡山の人間に、本当にたくさんのエネルギーと誇りを下さいました。
 男女関係なく、「人生意気に感ず」という言葉がぴったりくる格好良さでした。

 パリ祭縁のシンフォニーホールが会場で、号泣される方が何人もおられました。
 
 大きな選挙の時に、応援弁士でおられたという印象もありますが、大概は、たまたま岡山に帰っておられたときに、急に駆り出されて、よっしゃ!わかった、皆まで言うな!という感じだったのかな。特に、国体前の先の市長選挙などは、特別ゲストで驚いたこともあります。 

 それにしても、昭和37年の岡山国体から、平成17年の晴れの国おかやま国体まで、岡山のスポーツ界に、美しく大きな虹をかけてくださいました。愛する岡山の象徴をひとつ失いました。

 心から感謝申し上げて、改めてご冥福をお祈り致します。合掌。
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2007年12月4日(火)【当てよう!宝くじ 幸運の女神来岡】
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 誰がどう言おうと、視聴率がどうだろうと、NHKの連ドラ『ちりとてちん』は、おもしろいです。僅か十数分で、笑わせて泣かせる脚本が素晴らしく、街宣の日を除いて、毎朝BSで観ております。
 落語ファンには、タイドラより良いかも。

 落語は人生で起こりうる大概の局面が凝縮されています。知っているのと知らないのとでは、ずいぶん、危機からの脱出の仕方が違います。


 本日は、休会日ですが、朝から県庁で様々なご要望の相談。そうこうするうちに、午前11時になり、宝くじの「幸運の女神」が、議会に御挨拶に来られました。そのために行ったのではないのですが、ララァ曰わく、「美しいものを嫌いな人がいて?」、美しい女神に、微妙に鼻の下が伸び気味?の超党派の議員で、宝くじを直接購入。
 
 私も、あくまで、3000円の中、1200円も県の収入になるということから、常に凛として、久方ぶりに、連番十枚を購入。女神の願が掛かっており、多分、年末ジャンボで、3億円当たると思います。
 3億円当たったら、欲しい落語DVD、CD全集を全て買います。でも、2億9900万円も、余ります。吉野家で、追加に、ごぼうサラダを気軽に注文出来る日は、もうすぐです!!

 ちなみに、女神は、政令指定都市を目指す熊本市出身で、熊本では、岡山市の動向が注目されているとか。岡山にあって熊本にないものは何か?という議論もなされてるそうですが、熊本には、Jリーグのチームがあるじゃないか!打倒、ロッソ熊本と言うときました。

 なお、宝くじの発売収益金の47億円のうちの17億円が、政令指定都市になれば、岡山市に行きます。ともあれ、たばこや宝くじは、地元で買いましょう。


 ところで、予想定数8人に、既に10人の現職がいるA区では、貼り付けの「くじ引き」が予想されています。くじで、人生が決まります。ですから、くじについては、「船徳」の若旦那のように、今日日、腕がビュンビュンうなっています。
 中心市街地から、私が、形の上では、いなくなることもあるかもしれません。

 いわば、「当てもん人生」ですが、初の州議会議員選挙に出馬するなら、旧岡山県は、せいぜい定数15で、定数1の小選挙区になる可能性もあります。先は長いのです。このような当てものに、へこたれるような、お兄ぃさんとは、お兄ぃさんのできが違わぁ。
 
 まずは、当てよう!宝くじ。



 午後からは、会葬を経て、小学校は参観日。意外に、男性保護者が多く、5校時の国語を参観。幾分立ち歩く子もいないではないですが、先生方のお力で、よくぞまぁ、元気に健やかに育ってくれました。

 学童保育について、取り組んでいくべき課題がありますが、今のところ、PTA活動に関しては、私は控えめでございます。


 今日の夜には、倉敷チボリ公園でのある会合があります。様々に思うところがありますが・・・・。万感の思いを込めて園内を少し歩いてみます。
 それにしても、問題は、まだ一般質問の原稿を書き始めていない、この状況です。

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《もしも3億円当たったら・・・・》

(インタビュアー)
 宝くじで、3億円当たってそうで、本当におめでとうございます!
(当選者)
 ・・・ま、おめでたいと言えば、おめでたいけど・・・
 うーん・・・おめでたいかなぁ・・・・?
(イ)
 で、3億円、何に使います!?
(当)
 何にって・・・、ま、とりあえず、サラ金に、2,3社返しとこうか
 なぁ、
 と、思うんだよねぇ・・・。
(イ)
 あ、。。そーすか・・・。
 じゃ、じゃぁ、残りはどうするんです!?
(当)
 ・・・それなんだよねぇ・・・。
 ・・・悪いけど・・・・・・・もうちょっと待ってくれる?
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2007年12月5日(水)【その男執筆中につき】
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 本日は、しばれます。ここまで一日中、33回目の一般質問原稿執筆。「こころ」は、ストックでもあるので、めどはついてきました。
 が、しかし、はっきりしているのは、私は、風邪をひいてます!!これは、間違いない!!なんとか、これから忘年会に行って、できるだけ早く寝ます。この時期、夜のはしごが、きついです!
 さて、昨夜、倉敷チボリ公園の会合を経て、やはりどうしても、議場で問いたくなりました。終わりでなく、始まりを感じているから。
 ただ、幻の質問になる可能性もあり、今の気持ちとして、一応。
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本来であれば、行政改革等特別委員会の委員長として、本会議で、倉敷チボリ公園のことについて伺うべきではないのですが、どうしても知事の思いを確認させて頂きたく存じます。

  私は、全くゼロで良いとも思えませんが、確かに、県であれ、市であれ、税金を投入する行政の支援は、今後、難しくなっていることを理解します。ただ表現は不適切ですが、少なくとも、行政の手から、少しでも離れることが出来れば、チボリは自由になれると考えてもいます。

  それは、現状をいかようにも民間が活用できるということでもあります。もしも、地場か、大手か分かりませんが、いわゆるデベロッパーの手による再開発がなされれば、文化芸術施設でない収益を目的とした施設を作っていくことも可能でしょう。

 もちろん、当初のチボリ公園やチボリコンセプトとは、似ても似つかぬ物に、なってしまうかもしれません。あるいは、それは、アウトレットモールかもしれない、ショッピングモールかもしれない、ブランド商店街かもしれない、マンションかもしれない・・・。それでも、少なくとも、10年かけて育った美しいチボリの森を一部でも、そして、コンベンション機能を残しながら、もっともっと集客が見込める拠点になりうるのではないか。チボリは、無駄ではない。決して死にません。

  いずれにせよ、将来は南北連続立体化で美観地区や商店街と平面で連絡する、倉敷駅前の超一等地に、美しい都市公園が既に出来ていて、これからいかようにも使えるとしたら、必ず活路があると信じます。もちろん、このことは、関係者の責任問題と裏腹です。いかなる新しいスタートをするにしても、議決をしてきた県議会も含めて、責任が発生すると思います。ただ、操車場跡地問題で苦しみ続けている岡山市民として、私が申し上げたいのは、いかなる批判を受けようとも、どういう形であれ、決して更地にしてはいけないということです。
 知事の思いを確認させて下さい。

 「重大な局面」に立つ知事が、いかような判断をされようとも、倉敷の街を倉敷チボリ公園を愛しているということを、そして、決して更地にしたいわけではないのだということを知事のお言葉で、はっきりと聞かせて下さい。
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2007年12月6日(木)【代表質問の重さ】
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 33回目の一般質問の日程が決まりました。12月12日(水)5番目で、午後2時に議場に起こし頂ければ、確実に傍聴頂けると存じます。


 さて、本日から議会再開。代表質問初日は、我が党と民主党系会派。
 他会派の代表が、代表質問の再質問を的な発言をされかけたのを天野議長が制しましたが、代表質問の認識が、我が党とは、ずいぶん違うのだなと思いました。


 37人の議員を擁する自民党においては、代表質問は、最低3期以上が行い、原稿についても、議員総会で意見も募り、政務調査会で協議を経た後、恭しく、当局に提出する儀式もあります。

 37人の総意による統一質問ですから、有権者40万人の声の重さがあると思います。ゆえに、知事部局への質問は、全て知事が、最大限の誠意を持って、答弁します。それだけの格式があるものと、私は認識しています。
 私が出来る一般質問が、機関銃なら、代表質問は、巨大な大砲です。そのぐらい破壊力=影響力も、違います。
 ある意味、代表質問は、格式高いものであり、あらゆる冒涜は許されません。あるいは、守るべき伝統の類というより、品格の部分です。


 仮に、代表質問の答弁に対して思いがあるなら、各派の一般質問に委ねるのが、本会議の論戦であり、会派代表がその場で、全権委任の再質問権を持っているわけではありません。これは、議会の活性化というレベルとは、全く違う話です。
 
 もちろん代表質問者が、その時の代表質問に大きな影響力を持つのは当然ですが、ある意味で、党を代表して質問するまでは、ともかく、一般質問で、修練するわけで、我が党の代表質問は、決して長い一般質問ではないのです。


 若い期の議員が頭角を現すなら、一般質問や委員会質問の技量を磨く以外ありません。そのためには、勉強が必要です。敢えて言えば、発言で値踏みされます。言葉以外に、能力が分かりません。しかし、発言し続けないといつまでも、様子も分かりません。
 
 こうした議会政治は、政策を一にするからこその政党であって、政党という組織を組み、それに属するからには、仕組みとして、容認せざるをえないと思います。
 無所属を標榜しない限りは。
 

 したがって時間がかかります。その時間の中で、自分なりのチャレンジを繰り返し繰り返し、思いを萎えさせない、つまりは、忍耐しかない・・でも、それは、きっと、他のどの世界でも、分野でも、同じだと思います。
 もしも、飛び越えられるなら、よほどの天才か、よほど運が良い人です。ただ、早く行ければ良いというものでもありません。

 いずれにせよ、私が、代表質問に立つには、もう少し時間がかかります。
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 ところで、倉敷チボリ公園に関する本日の我が党の代表質問で、知事の答弁に、極めて大切なことが、3つ含まれていました。「本当に愛していた。でも、さようなら。これで自由になれるよ。」。

 そのことで、私が、倉敷チボリ公園について一般質問する必要が無くなりました。ある意味で、非常に怖い答弁だったと私は思います。


 「・・・・両社が名称等の使用を含め合意に達することは、極めて困難であると考えている・・・・再度の県民・市民公園化は極めて困難であると考えている」

 「移行期間後において、現在の形そのままで公園を維持するための選択肢としては、県の地代負担なしでチボリ・ジャパン社が自主運営する案、民間事業者が自主運営する案に限られる・・・しかしながら・・・いずれの案にも大きな課題があり、現実には困難ではないか・・・。

 地元経済界や多くの出資者の御協力を得て整備した公園が、更地になることは是非とも避けたい・・・・・現在の形にこだわることなく、土地所有者等による開発の中で、緑と花と水辺の空間や園内施設をできるだけ活かして頂くという選択肢もある・・・」


 加えて、我が党の代表質問での言質をとられました。私も、代表質問の草案段階の原稿で、表現の重さに気がついていましたが、自民党は、連帯保証的な責任を自ら認めたことになりました。

 ある意味、議会サイドには、非常に重い発言でしたが、当然だと思います。初めての知事の公式謝罪(遺憾は、謝罪か???)の呼び水になりました。今後は、共同責任論に進むはずです。

 「なお、ご質問の中で、『我が党は、チボリ公園に関しては、一貫して支援を行ってきており、現在の状況になっていることについて、責任の一端はあると思っている』とのお話をいただいたが、県議会の皆様の御支援をいただきながら、県として、これまで精一杯、公園を支えてきたところであり、現在の状況になっていることについては、責任を感じており、大変遺憾に思っている・・・」


 少なくとも、行政の支援が無くなることイコール更地ではない、ということで、次なる動きが加速するかもしれません。

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 ところで、最近、私が、「我が党」のコメントをすると、市民・住民感情より、党ありきなんだと感じられるという御意見を頂きました。多くの方がそう思われているのでしょうか?


 私は、ニュースキャスターがしたり顔で、「全く、この国は、どうなっているんでしょうね。」と言うときの「この国」という言葉が、大嫌いです。呆れるだけで、自分だけ、少し距離をおいて、第三者のように批評する態度が、無責任極まりないと思うのです。

 それを言うなら、「我が国」でしょう。自分自身を当事者に含めて、「我が国」を論じれば、責任の一端を担い、己ができることをやる義務が発生します。
 ニュースキャスターが、「その国」のために何をしたでしょうか?「この国」といわれる「我が国」が、かわいそう・・・。

 我が家、我が町、我が街、我が校、我が社、我が市、我が県、我が国・・・・・・・もちろん、「我が」でも、闇雲に愛せる訳ではありません。むしろ、悲喜こもごも、愛憎半ばすることだってあるかもしれない、しかし、はっきりしているのは、「我が」というのは、責任を背負うということです。

 いつからか、私は、自民党ではなく、我が党と書いていると思います。それは、自民党に責任を負っているからです。
 「全く、この党は、どうなっているんでしょうね。」と書ける立場には、もはやありません。

 しかし、私は、我が党の擁護だけしている気は、さらさらございません。むしろ、市民の視点から外れれば、党の方を変える、そのために頑張っているつもりなのですが・・・・。少なからず、ショックな言葉でした。


 これから、一般質問の原稿が定稿すれば、党再生の提言書の起草を私がしますが、そういった思いは入れ込むつもりです。

 我が党の思いは、下記党歌に象徴されると信じています。
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自民党 党歌「われら」
        作詞:岩谷時子 作曲・編曲:山本直純

1番
われらの国に われらは生きて
われらは創る われらの自由
月日の流れを いつも見つめて
今日より明日へ 道を拓こう
一人の幸せ 皆の幸せ

2番
われらの愛する われらの子らへ
われらは遺す われらの心
すぐれた昔の 文化を伝え
この日の息吹 深く刻もう
一人の幸せ 皆の幸せ

3番
われらの山も われらの海も
われらの宝 われらのいのち
明るく輝く 地球の上で
世界の平和 きっと守ろう
一人の幸せ 皆の幸せ 
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2007年12月7日(金)【チボリ・政令市・怒濤の年末へ】
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 本日は代表質問2日目。公明党。

 一家全滅の風邪です、私も、なんとか忘年会のはしごを早急に切り上げたいような不調です。今日は、県庁は「ノー残業デー」。もっとも、質問の調整に入っている財政課さんはじめ、この週末は、議会の質問対応に追われていると思います。

 地方紙が、倉敷チボリ公園について、「更地になることは是非とも避けたい」という昨日の知事答弁の最も重要な部分を伝えていないことが、甚だ疑問ですが、それならば、県がどこまで関わり、いかなる形で残していくのか?という、次の議論へ気分が進み始めています。要は、善後策です。
 同時に、代表質問で、「責任の一端」を認めたのは、結局、我が党だけでしたが、当然、責任の取り方の話になっていくと思いますし、ならないのなら、私が、議論を喚起します。

 いずれにせよ、17日のチボリジャパン社の取締役会までは、議論は膠着で、答弁も繰り返しになることが予想されます。18日には、総務委員会に、我が行財政改革・道州制等特別委員会、さらに、自民党のチボリ問題の研究会の会合を経て、21日の最終日前にも、臨時的な動きもあり得る状況になってきました。

 会期末に向けて、チボリ問題に対する党内の意思統一も、一挙に図っていくという、佳境に入ります。

 そういうスケジュールなので、岡山市議会の政令指定都市を巡る動きにも、機敏に対応できます。


 ともあれ、年末に向けて、県・市の協定書締結、倉敷チボリ公園の方向性を示すという、今年の県政10大ニュースの1位2位に向け、怒濤の如く動きます。
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 平素より一方ならぬお世話になりまして誠にありがとうございます。岡山県議会行財政改革・道州制等特別委員会委員長として、所管事項である、平成21年度を目途とする岡山市の政令指定都市化、さらには、倉敷チボリ公園の問題に本当に頭を悩ませて参りましたが、いよいよ議論も佳境を迎えています。

 私どもの選挙区に大きく関係する区割りや、区役所の位置をどうするかを含めて、県・市の権限・財源移譲をいかに図っていくか?倉敷駅前の一等地に、たとえ形が変わったとしても、決して更地にすることなく、我々が投入してきた多額の税金が活かされる方策は何か?の答えを出します。

 また、自民党県連青年局長として、また、参議院選挙の敗北を受けて組織された党再生プロジェクトチームのメンバーとして、毎週の岡山駅前の街頭演説、さらには、自民党の信頼回復のための提言書の起草にも励んでおります。地方から自民党を変えて参ります。

 「期待から実現」のために頂戴した3期目を県政のさらなる発展のために、なによりも、責任世代として、子ども達と高齢者の皆様のために、完全燃焼してまいります。

 さて、電子メール配信による県政報告も、「継続こそ力なり」と、通算2760号を越えましたが、本日は、33回目の一般質問の日程が決まりましたので、お知らせをさせて頂きます。今回は、一般質問最終日、12月12日(水)5番目です。午後1時45分までに、議場にお越し頂ければ、確実に傍聴頂けます。(少しお待たせすることになるかもしれません。)

 県政の重要課題を取り上げる代表質問の後の一般質問戦は、まさに、所属委員会以外のテーマを自由に掲げて挑む戦いです。今回は、ファジアーノ岡山はじめトップクラブチームの支援、子ども達の携帯電話をめぐる問題、さらに、20周年を迎える岡南飛行場の活用策等について取り上げます。お時間のご都合がつくようでしたら、是非ともご来場下さいませ。心からお待ち申し上げております。(なお、CATV中継もございます)
 最後になりましたが、皆様のご健勝とご多幸を心よりお祈り申し上げます。

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  一般質問     自  民  党      佐藤議員

1 トップチームの支援について
 (1)支援策         土木協力(生環)[ 知 事 ]
 (2)総合グランドの駐車場      (土木)[ 知 事 ]
2 岡南飛行場について
 (1)現在の認識           (企振)[ 知 事 ]
 (2)航空産業の拠点     産労協力(企振)[ 知 事 ]
 (3)航空防災拠点          (総務)[ 知 事 ]
 (4)ヘリコプターの発着場      (総務)[ 知 事 ]
 (5)協議会等の設置         (企振)[ 知 事 ]
 (6)瀬戸内の景色          (総務)[ 知 事 ]
 (7)海と空の結節点等    産労協力(総務)[ 知 事 ]
 (8)名称変更            (企振)[ 知 事 ]
3 岡山空港について          (企振)[ 知 事 ]
4 児童生徒の携帯電話について
 (1)所有割合等           (教育)[教 育 長]
 (2)フィルタリングソフトの説明等  (教育)[教育委員長]
 (3)啓発等の在り方         (教育)[教 育 長]
5 登下校の安全安心について      (生環)[ 知 事 ]
6 県庁等の近所づきあいについて    (総務)[ 知 事 ]
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2007年12月9日(日)【ともに頑張ろう!!ファジアーノ岡山!!】
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 メールや携帯電話で協議しながら、質問が、定稿しました。

 昨日は、朝の日専連の森の清掃にも出られない不調にもかかわらず、昼過ぎには、天皇杯5回戦、清水VS横浜FのJリーグ対決を観戦。
 ともかく素人目にも、個人技の熟度が高く、繋ぎも正確で、実に見応えがありました。風の影響なのか、どちらのチームでも、南側のゴールにしか点が入らないという不思議な試合でした。

 数千円の入場料で、観客は、約5000人で、ファジアーノから裾野がどう広がっているのか分かりませんが、来年は、JFLですから、入場料は、1000円です。樽に入れていた額ではありますが・・・。どう影響があるかしらん?

 それにしても、両チーム数百人のサポーターの統一応援。早く桃スタをえんじ色に、染め上げたい!!その日は、決して遠くないです!!これが、ファジアーノならなぁ・・・。

 ところで、他チームのサポーターの来県の経済効果もありますが、逆に、JFLでも、仙台や富山に、J2なら・・・応援に行くのが実にたいへん!Jリーグチームがある都市の地元岡山県民会の充実が、急務かも・・。

 その後、世界記録を出した岡大のウエートトレーニング部の祝賀会に出て、ある町内の忘年会に顔を出す頃には、ぼーっとしてきたので、昨夜は、早めに寝ました。一日中寝られれば、すっきりするのでしょうが・・・。



 ほぼ午前中へたって、鼻がなかなか抜けぬまま、今日は、会葬や展示会にお邪魔して、夕刻には、ファジアーノ岡山報告会。非常に選手を身近に感じられて、喜びを分かち合える素晴らしいイベントでした。

 いわゆる「岡山ダービー」を行うことになる三菱水島のことが、気にはなるのですが、知事の一声?で、星野JAPAN・北京五輪出場に並べて、ファジアーノ岡山JFL昇格の懸垂幕を架けちゃった岡山県庁本庁舎!!やっちゃいましたが、勢いというのは、こういうものなのです。今のファジアーノには、確かに勢いがあります。

 それにしても、選手紹介で、ここでチームを去る選手も・・・。ジェフェルソンが、どこに行くのか分かりませんが、だいたい去年のキャプテンも、いないもんなぁ・・・。
 勝ち上がっていくためには、補強、補強がどうしても必要です。J2、J1と進む中で、今の選手の多くが、いなくなってしまうのは間違いありません。全員がプロになるのですから、それは仕方ないとは言え、実に切ないです。

 せめて、ファジアーノの歴史の中で、我々が、その名をしっかりと覚えておき、次の場所での活躍を心から祈りたいものです。「集まり散じて人は変われど、仰ぐは同じき理想の光・・・」。

 そういう選手やスタッフや関係者のためにも、果てしなく強くならにゃいけんのんで!ファジアーノ!切なさを越える唯一の方法は、勝つことのみ。


 というか、本会議期間中、こういうことを書いている場合ではないのでは。

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=県議会マニア(そんな人はいない!)のための「通」の見方講座=

 他の議員は、そういう見方をおそらくしていませんが、項目表は、星取り表です。項目の事前通告のみならず、ほぼ手の内を晒す原稿までをも通告する我が議会においては、財政課を通じてのやりとりをしている今が、事実上の議論だと私は思っています。

 それは、再質問しても、答弁が変わらず、議会が活性化しない一因でもありますが、論破ではなく、一歩でも前に進めることが目的と考えれば、ベストではないが、ベターだと思います。


 結果、項目表が答弁予定者まで含めて、出来上がりますが、どんな質問でも、概ね、これで質問の質が分かります。

 まず、答弁者は、公安委員会や教育委員会の所管を除けば、知事であること。担当部長答弁は、事務的なもので政治判断を含まないので、敢えて言えば、委員会で聞けば、というレベルかも。
 特に、数字などは、本来はこちらが調べて、質問に織り込むべきで、本会議で聞くようなものではありません。ただ、子ども達の携帯の所持率は、調べられなかったので、敢えて問います。

 私の項目表の総務部長答弁は、ある意味、負け?これは、質問の仕方の研究が必要です。

 ともあれ、一番美しいのは、答弁者は、知事のみというものですが、知事答弁以外駄目というような議員もいて、知事に、つらつらと数字を答えて貰うと、かえって、議員の評価が下がります。

 私は、1期の時に、おそらく議会記録である9人の答弁者を出させて、度顰蹙を買った事があります。ふっ・・・・、若かったな。



 さらに、( )は、所管の部です。自分の所属委員会(私なら、産業労働部)に関しては、本会議ではなく、委員会で聞くのが、暗黙のルールですから、私の場合、ここに、(産労)と入らない方が良いです。
 ましてや、産業労働部長答弁になると、怒られはしませんが、評価は下がります。いわんや、常任委員長で、己の委員会の所管の部の部長に、本会議で質問すれば、失笑を買うかもしれません。

 今回、私は、保健福祉分野に触れていないので、(保福)とないのは、反省点で、次回は、保健福祉分野を聞こうと心に誓うことになります。

 また、専門のどの部が良いとか悪いというのはありませんが、企画振興部は、企画ですから、多少規模が大きかったり、単年度の事業ではなかったり、県政の重要課題であったり、よく言えば、夢や構想の部分になりますので、(企振)は、明るく楽しく、前向きな答弁を求める場合が多いです。ここが多ければ、まさに提言型で、知事と政治の夢を語ろうという気分になります。
 ただ、今議会は、チボリ公園の所管でもあるので、(企振)ねらい撃ちの状態です。議会によって、質問が集中するは、異なります。



 加えて、大切なのが、( )の前の ○○協力です。これは、議会サイドからすると、縦割り行政の狭間に落とした良問です。逆に、行政サイドからすると、難問で、悪くいえば、部局間で、責任のなすりあいが起きるものです。激しい場合は、協力が、複数の部に、またがることもあります。いわゆるマトリックスにしないと答えられないということは、行政の機構上の限界であり、議会は、こういうところを攻めるべきです。

 こちらサイドからは、得点?ですから、これが多いほど、私は、ほくそ笑んでいますが、向こうは、きっと喜んでいません。後々、あの質問には困ったとぼやかれるのは、これが多いかも。


 また、珍しい答弁者を指名するという事もあります。女性議員が、女性副知事を指名したり、事務方の教育長や県警本部長ではなく、民間の教育委員長や公安委員長に敢えて問う場合です。今回は、私も、携帯電話をいついかなる条件で子どもに持たせるべきかを敢えて、教育委員長に問います。

 思惑が一致して、逆に、選挙管理委員長に質問が集中する場合もありましたが、政策審議監などは、皆、狙っているかもしれません。



 これを知っていれば、項目表を見ただけで、議員の実力が分かります!
県議会を観る楽しみが増えましたね!!
 ところで、この項目表、世の中に全く出回っていません。あまり一般ウケしませんし、確かに必要もなく、議員の密かな楽しみですねぇ・・・。
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   一般質問     自  民  党      佐藤議員

1 トップチームの支援について
 (1)支援策           土木協力(生環)[知  事]
 (2)総合グランドの駐車場        (土木)[知  事]
2 岡南飛行場について
 (1)現在の認識             (企振)[知  事]
 (2)航空産業の拠点等の可能性  産労協力(企振)[知  事]
 (3)航空防災拠点            (総務)[総務部長]
 (4)ヘリコプターの離着陸場       (総務)[知  事]
 (5)瀬戸内の景色            (総務)[知  事]
 (6)海と空の結節点等          (総務)[知  事]
 (7)愛称等               (企振)[知  事]
3 岡山空港について            (企振)[知  事]
4 児童生徒の携帯電話について
 (1)所有割合等             (教育)[教 育 長]
 (2)フィルタリングソフトの説明等
                 生環協力(教育)[教育委員長]
 (3)啓発等の在り方           (教育)[教 育 長]
5 登下校の安全安心について    生環協力(土木)[知  事]
6 県庁等の近所づきあいについて      (総務)[知  事]
7 全国都市緑化おかやまフェアについて
                  農水協力(土木)[知  事]


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2007年12月10日(月)【古紙高騰】
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 朝、約束なので、わざわざ古新聞等を某所に持っていくと、約60kgで、買い取りが、なんと700円を超えました。中国のバブルも気にはなりますが、資源としての古紙も、凄いです。一方、ガソリンや灯油が高すぎて、気分的に生活に支障を来しますね〜。

 本日は、相変わらず、咳き込んで、鼻を詰まらせながら、年末までには発表される自民党県連の党再生プロジェクトチームの提言書の草案づくりをしております。起草を良いことに、思い切り主観を入れようと思いますが、認められるかは分かりません。
 明日の街宣で、ぶり返さなければ、明後日の一般質問登壇時には、回復できるかも。
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2007年12月11日(火) 【携帯フィルタリングで十分か?】
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 今朝は、冬の小雨そぼ降る中、JR岡山駅西口で街頭演説。今日も、弁士一人だったので、54分で果てました。あと6分がもたないぐらいに、疲れました。「演説に間をおけ」という電話が県連にあったそうな。反省と同時に、聞いて下さるからなのだなと、微妙ですが、勇気を頂戴しました。
 今年も、あと3回。スペシャルバージョンを考えています。


 本日は一般質問初日。私は、3期目で初めて見たベテラン県議の一般質問で、来秋の知事選挙に4期目の挑戦をされるかを問うのか?とびっくりしましたが、政治姿勢への注文のようでした。

 通常は、選挙の年の2月定例会で、意思を問うものですが、過去2回は、自民党も支持が明確だったように思いますが、4期目に向けてとなると、いったいどうなるのか?幾らか議論がありそうな気もします。


 共産党さんは、「第三セクター方式の営利事業に税金を投入することの可否」というのが、チボリ公園事業の問題の所在であるとされているようで、今の時代、もしも、大学の「行政学」の試験問題に、これが出て、「可」と答えたら、そりゃ、きっと不可になるだろうなぁ、とは思います。

 また、知事の「閉園とは更地になることをいう」という解釈も、微妙に苦しいなぁ、とは思います。

 ただ、どうあれ更地にはできない、できるわけがないのです。閉園とか撤退を我が意を得たり、あるいは成果と思うような議員もいるかもしれませんが、大切なのは、倉敷の街の今後のことです。
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 本日の読売新聞によると、携帯電話4社は、来年1月から、未成年者の利用に対して、出会い系サイトなどの有害サイトに接続できなくする「フィルタリングサービス」を契約時に原則加入して貰うことに決めたとあります。増田総務大臣の要請によるとのこと。

 インターネットに接続できる携帯電話を持つ小中高生は、9月現在約750万人いて、フィルタリングサービス加入者は、3割の約210万人にとどまるとのこと。

 これが、もろに、今回の一般質問の答えに、一見ビンゴ!!通告した質問撤回の打診も、内々にありましたが、拒否。
 なぜならば、パソコンからも、インターネットとの接続は可能ですし、フィルタリングで、掲示板の書き込み等のいじめは、防げないからです。もちろん一歩前進ですが、潜在化する要素も孕みます。
 そこで、趣旨をやや変えて、質問再提出。

 本会議終了直後から知事の勉強会があり、担当部は、私のこの質問変更のために急遽予定変更で、多分、最後に。ちょっと気の毒なことになりましたが、「でも、そんなの関係ねー」と、こういう場合は、言っても良いのではないか、と思います。


 なんとか、忘年会を経て、鼻をズルズルすすりつつ、自民党の党再生プロジェクトチームの提案書の草案を書いてみました。タイトルは、『明日のために!!臥薪嘗胆』。

 これで、とりあえず明日の一般質問は、頑張れます。
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2007年12月12日(水)【チボリ再交渉へ】
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 本日は小雨降る中、多くの方に傍聴にお越し頂きまして本当にありがとうございました。予想外に午前中の時間が押して、お待たせいたしまして申し訳ありませんでした。

 今朝は、浦安の友人のに車検を出しに行き、岡南飛行場に立ち寄り、職員の方々に今日質問させて頂きますから、と、一応御挨拶。ネーミングライツは、真っ向否定でしたが、検討、研究は多かったものの、前向きな答弁も多くありました。少なくとも、岡南飛行場に、しっかりと光を当てることは出来たのではないかな、と思います。

 特に、今日の知事答弁では、桃太郎スタジアムは、入場有料でも競技場使用料の減免が出来そうな雰囲気なので、あとは、頑張れ!!ファジアーノ岡山!!


 夕刻から、倉敷チボリ公園について、意見交換、緊急協議。特に、16日の現地でのチボリ・インターナショナル社との「再交渉」で、チボリの名称が再び使用できるようになるなら、今までの議論が、一挙にひっくり返ることになります。

 突きつめれば、チボリブランドに対する意識の中で、世界唯一の正式な「支店」を「本社」が、本当に壊してしまいたいのか?さらに、そのブランド力というものの認識を本当のところ、観光客や県民がどれほど意識していたのか?ディズニーでなく、チボリってなんなんだろうなぁ、と、今さらながらに思います。

 チボリの名称が使えなくなることで、知事は、広域観光拠点として、全てを失ってしまうとの論理ですが、名所使用にどこまで拘って交渉されてきたのか、今になって問題になっています。

 今となっては、悔やまれますが、「第3セクターの営利事業に税金を投入する」ことが問題になっているわけですが、本来は、どこかのタイミングで、「公設民営」に切り替えるべきだったんだろうと思います。

 例えば、インフラ整備した後、5年間で、地代の補助を打ち切り、あとは、自由に経営して貰うという手法がとれていれば、今の悩みはなかったのでしょうか。

 いずれにせよ、17日の取締役会の状況いかんでは、議会日程が再び大きく変わります。
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2007年12月13日(木)【どんなときも】
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 本日は、朝一で、写真展を訪ねて、一般質問3日目。
 自分の一般質問が済んでも、党務でドタバタ。「臥薪嘗胆」の草案はできても、来年2月の青年部局の岩国視察の段取りなど、結構やる事があります。

 なお、来週の青年部局の街頭演説は、17日(月)午前7時30分から、倉敷駅前界隈流動街宣で、橋本岳代議士も、合流。私には、遠征ですが、どこでも行くのが、青年局長の務め。


 一方で、倉敷チボリ公園について、知事の「最終の方針」を聞くその前に、その是非を議会が判断するその前に、委員会として、議員として、一方の当事者であるチボリジャパン社からの意見聴取が出来ていないのではないか?という疑問が沸々と湧いてきて、倉敷チボリ公園の問題に、いよいよ頭を悩まています。
 これで、知事の決断に、是非を論じる自体が、少し無責任に思えています。

 実は、ルートがあり、個人的には全く違うのですが、いつも行政のフィルターを通して、綺麗に整理?された報告を当局から聞いていますが、大きな判断をするときに、本当にこれで良いのだろうか?と、思うのです。


 例えば、きれいさっぱり閉園と気持ち良く言い切る議員もいますが、決断するのが政治の役目には違いないのですが、その答の是非よりも、その答えが出る過程の方が、大切なこともあります。

 『十二人の怒れる男』ではないですが、今後の倉敷の街の夢や、今まで支えてきた方々の汗や、何よりも、それを創った人の最初の願いに、どれだけ思いを馳せて、その答を導いたかが、肝心なのです。今になって、駄目出しするのは、実に容易いことですが。
 この問題が単純という議員は、御自身が、単純なのかも。

 いずれ答は出ますが、ある答を導くための理論構成をするのではなく、本当を知るために、少しドタバタをしています。

 他の誰かではなく、私は私で決めるのです。


 政令市も倉敷チボリ公園も当事者として悩むことが出来、具体的に動くこともあるのは、議員としては、働き盛りなのね・・・。
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 ところで、今日の本会議で不思議な事がありました。

 初日には、他党の議員が、前回議会の我が党の議員の質問に言及する場面があり、これはどうなのかな?断りはしてるのかな?と思ってはいましたが、本日、我が党のある議員の質問内容、ならびに、別の我が党の議員の質問に対する副知事答弁に対して、批判的な「感想」を述べられました。
 
 本会議は、結局、おかしなことに知事が招集はしますが、実は、執行部に対して、議会が質問しなくてはいけないという決まりがあるわけではありません。

 ゆえに、議員同士がケンケンガクガクやっても良いわけですが、反論も出来ない状況で、一方的な言葉だけを「感想」と称して、壇上で投げつけられては、公正な状況での議論は出来ません。


 もちろん、前段については、彼の立場からは、それを言わなくてはいけない、その思い自体は、彼も、よっぽど悔しかったんだろうなぁ、と、実は、誰もが内心は理解していますが、少なくとも、副知事答弁について異議があるなら、こうした場の「感想」ではなく、委員会でも、次回本会議でも、御自身で、質問すれば良いのです。
 表現や手段は、もっと工夫できたかもしれません。残念だな。

 これは、本当に遺憾なことで、こういうことは、議会の活性化というレベルとは全く違うのだということは、代表質問を当選したばかりの1期の議員がされるような状況であっても、理解して欲しいと切に願います。混乱と活性は、全く違います。


 ひとつ言えるのは、責任を持って守るべき方がいるからこそ問うた、あるいは、自分の政治信条に基づいて行った本会議での質問は、質問はもちろん、答弁まで、質問者のものだということです。

 ある意味で、議員のプライドの部分でもあり、そうしたものへの敬意こそが、議会全体への威厳でもあり、信用でもあると思います。換言すれば、暗黙の了解、不文律、あるいは、礼儀かもしれません。

 それがないと、議員の発言自体が、突きつめれば、議員自体が、チャラチャラと軽いものになってしまうと危惧します。


 車検中の愛車は、ラジオが壊れていたので、久しく車内が無音だったのですが、代車は、カセットテープが流せれます。
 タイトルは、槇原敬之の歌から。♪どんなときもどんなときも 迷い探し続ける日々が 答えになること僕は知ってるから♪
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2007年12月14日(金)【中山間地の叫び】
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 本日は、一般質問4日目。
 本日印象に残ったのは、いわゆる郡部を地盤とする自民党の若い1期生議員の質問で、(道州制だの、大型イベントだの、んなもんは、関係ねんじゃ!中山間地の限界集落をどねんすんなら!こっちは、生き死になんじゃ!)という雰囲気の怒りの質問。
 伝わるものがあって、非常に良かったです。泣くんかと思うぐらい気合いが入っていました。

 もちろん、問題は深刻で、地元高校の統合が検討されていて、公共交通の確保、交通費の負担だけでも、街にとっても、保護者にとっても、どう夢を描いて良いのか・・・?岡山市が政令指定都市に移行する中で、中核市・倉敷市を除くと、むしろ、岡山県においては、象徴的な課題かもしれません。
 今後さらに、中山間地の叫びを受けとめて行くことが、私の課題にもなります。


 散会後は、党再生プロジェクト。『臥薪嘗胆(仮称)』について。別添で委員個々の意見を入れようということで、来週には、発表できるのではないかと思います。さらに、構想を具体化するアクションプログラム作成は、年明けになるのかな。


 治らないというよりも、治りかけに、新しい風邪を引いているような気もします。かれこれ1ヶ月。
 西川ファンタジーも’07も始まった今日は、また一挙に冷えています。皆様くれぐれもご自愛下さい。
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2007年12月15日(土)【ウルトラマンについて考えるこころ】
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 倉敷チボリ公園について、ともかく17日の取締役会に委ねようというやりとりをしながら、相変わらず、完調に戻らず、今宵は、忘年会のはしごを4件・・・うーん。ここから10日、忘年会等のない日はありません。怒濤の如く年末に。
 一方で、どうしても、ウルトラマンについて考えなくてはいけない状況になり、下記の原稿を綴りました。ボツになる可能性も高く、日の目を見ない可能性もありますので、私が、ウルトラマンについて考えていることを紹介させて頂きます。
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タロウとレオとコスモスと

 ゴジラの顔が大きくなって、幼児化するのに呼応したように、ウルトラマンタロウは、幼心に、ふざけているとしか思えなかった。

 一番腹が立ったのが、ZATのパトロール車・ラビットパンダであるが、ともかく、ウルトラ「義」兄弟の中で、ウルトラの父と母の実子であるという毛並みの良さ、飛び抜けてすらっと背の高いルックスの良さに加えて、なにかあれば、親や兄弟に助けて貰う末っ子タロウが、限りなく三等身に近づいた、ちばけた怪獣と闘うのなんか、誰が見るもんか!と、思ったわけである。

 私は、彼に共感するものが、なにもなかった。しかし、そのタロウは、最後にタロウであることを辞めるのである。そして自分探しの旅に出るのだ。ここで初めて、私は、タロウを認めるのである。でも、最後の最後で、やっとだ。

 余談だが、ZATTの副隊長役の故・東野英心さんには、『真夏の夜の夢』で市民劇場で来岡された時に、サインを貰ったことがある。


 一方で、シリーズ中、最も陰気なウルトラマンレオは、当時から肥満児であった私には、最初からビビッときた。だいたいが、レオの故郷あでる獅子座L77星は、マグマ星人に破壊されて、既にない。M78星雲(光の国)の奴らとは、背負っているものが違うのだ。

 地球侵略を狙う、そのマグマ星人と戦いに来たゲンは、そのマグマ星人に負けて変身能力を失ったダン(ウルトラセブン)のいじめにも近い、しごきに耐えながら、いずれ全滅するMACの中で、うきまくって、『星空のバラード』なんか歌うのである。そこに一切の甘えはないのだ。

 ちなみに、レオの兄弟のアストラは、いまだに、ウルトラマンアストラではなく、ただのアストラなのだ。こうした疎外感、孤独感、生きる厳しさと闘いながら、まわりの人は、どんどん死ぬが、最後は地球人として、ウルトラ義兄弟として、比較的あたたかく迎えられるレオ!そこに私は、確かな自立を感じたのである。


 私のウルトラマンとの付き合いは、そこで終わる。仮面ライダーも、アマゾンまでは観ていない。そこに、「宇宙戦艦ヤマト」があったからだ。ただその後に、「ガンダム」が来ることを知る由もなかったが、ともあれ、少し大人になったのだ。


 しかし、『Whyなぜだろう? 誰かを救えるはずの力で 誰もがまた争う』と、いきなり主題歌で問う、21世紀最初のウルトラマンであるウルトラマンコスモスは、私の中では、ウルトラマンの最高傑作で、もはやこれを越えるウルトラマン像は、今後もあり得ないと断言できる。夕方6時に大人が、観られるわけもないので、ビデオで夜中に観たのであるが、他の最近のウルトラマンには、ここまでのインパクトはない。

 だいたい、チーム・アイズからして、怪獣保護組織で、怪獣を捕獲して保護地域に隔離するのが、絶対方針である。悪いのは、光のウィルス=カオスヘッダーで、それも、人間の悪の想念から組成されたりして、怪獣は、むしろ、しばしば被害者なのである。暴れたいから暴ているわけではないのだ。したがって、コスモスは、専守防衛のように、怪獣の攻撃をかわし、よほどの理由がない限り、こちらから攻撃しない。

 最後は、カオスヘッダー本体との戦いになるが、最終決着を望むコスモスに対して、コスモスに変身する人間のムサシの方が、カオスヘッダーそのものとの和解を図る。
 ムサシの果てしない愛は、カオスヘッダーをも鎮め、コスモスをして、ムサシは、「君こそ真の勇者だ!」と言わしめるのである。・・・汝の敵を愛せよ・・・。究極の理想、究極の愛。戦いの意味に苦しんだり、個人的な苦悩をしたウルトラマンは数多くいたが、これほど愛を体現したウルトラマンを私は知らない。

 いったいこれ以上のウルトラマンがいるだろうか?だから、タロウやレオでなく、コスモスを自分のウルトラマンに思える子ども達に、少し期待がもてると思うのである。さて、これからの子ども達は、ウルトラマンとのどんな付き合いが始まるのだろう・・・?
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2007年12月16日(日)【公約違反・・・】
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 今日は幾分あたたかで、町内の餅つき大会や、留学生との交流会などおだやかに忘年会の夜になりました。

 ただ、昨今の忘年会の話題は、事情を知る方からは、政令市移行とともに、お役が減る気の毒な県議会議員についてが多いです。同情されるようになったら、人間おしまいだと言いますが、そのようなとき、私は下記のように申します。

 「いや、私達も、広域的な調整とか、議会改革とか、やるべきことはあるんですよ。郡部は特に、県議は、重要ですしね。

 もちろん、政令指定都市になって、区割りをして、くじを引いて貼り付けになって、たいへんなんです。でも、次回選挙では公約通り、定数は減らしますから。議員が議員定数を削減すると主張するというのはいかがなものか?という声は、承知しておりますが、役割が減るのは事実ですし、なにより、行革を言うなら、こっちが、血を流さないと・・・。
 で、いずれ、県議会議員というのは、いなくなりますからね。だいたい県がなくなるんですよ。道州制ですね。そういう世論を創るのも、私達の役目ですね。

 道州制に夢があるとかないとかのレベルの話ではなくて、そうしないと、我が国は、持続不可能ですから。現状ではもう無理なんですから。放っておいたら、民滅んで官残る、だけですよ。キャリアは、絶対死なないですからね。頭、良いですから。

 やっぱり、県という組織は、基礎自治体が良くなって、国の出先機関の権限が降りてくれば、もう少し、広域で良いですね。発展的解消ですね。
 県や県議会を無くしていく、それが、ロマンなんですよ。

 で、いずれ道州制になれば、州議会が出来ますから、その時は、10万人に1人を選ぶ州議会議員の第1号になりたいんで・・・・。」と、言うことにしています。


 さらに言えば、
 「もう、右肩上がりの時代じゃないですからね。ここから先、100年かけて、我が国は人口を半分に減らすんですから。私達の世代に、大きな夢は、もてません。

 でもね、ここで責任世代として、ここで我々が決断しないとね、私達の子どもの世代に引き継げないですよ。高齢者の方の安心もないですよ。私達は、捨て石世代ですから・・・。」とも言います。


 そんなわけで、私の話は、ちっとも、おもしろくないですから・・・。自分で自分に言い聞かせているところもあれば、逆に、「その時代に、そこにしか咲かない花になろう」と決意を固めてもいます。



 ところで、最近、最もおもしろくないのは、昨今の「公約」をめぐる問題です。橋下弁護士もそうですが、前言撤回で、開き直るというのが、やはり、今年の世相の「偽」の象徴のように思います。せめて、詫びて欲しいです。

 下記は、『臥薪嘗胆』に付録される委員個人意見の草稿です。

 少なくとも、この夏の参議院選挙で、私は、私自身が責任が負えないので、国民年金の名寄せの問題等具体的なことは申しませんでしたが、公約として、現状が違反となりうるような表現は、誰の、いつの、とは特定できませんが、演説等であったと思います。
 ただ、最大限の努力の結果を心から詫びられたら、ここまであきれたような気持ちになっているかどうか・・・。

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 自民党は、本当に大丈夫なのだろうか?『臥薪嘗胆』の草稿をまとめている今ですら、むしろ、その疑問は、増幅されています。

 7・29大敗を受けて、こうして、地方の自民党が捲土重来を誓い、再生しようと努力してもがいている中、今になってどうして、あの夏の国民年金の「公約」は、「スローガン」だったと言えるのか?「公約違反と言うほど大げさなものかどうか」と言えるのか?私には、到底理解できません。努力が水泡に帰すようで残念です。


 構造改革のひずみが、格差となって現れているという現状の認識が非常に甘く、農村、中山間地、医療関係など全てが、リカバリー出来ないほどの問題を抱えたことに、あまりに無頓着だったことへの反省が、今現在ですら、どこにもないようにすら思えます。悔しいです。

 また、今回の選挙は、誠意を持って詫びることから全てを始めなくてはいけなかったのに、その責任を認めないことで、二重に国民の怒りを買ったことがどうして分からないのでしょう。言い訳や弁解は、もういいです。まずは、期待を裏切ったのならば、それを詫びて欲しいのです。

 お互いの揚げ足取りのような誹謗中傷合戦に辟易としていますが、政治家がTVでタレントのように軽く振る舞う姿に、簡単にそれを翻すにもかかわらず、軽々しく美辞麗句や耳障りの良い言葉を発する姿に、言葉を選んで傍観者となって責任から逃れる姿に、もはや、政治への諦めや失望、不信感が蔓延しています。事態は、日々悪化しています。


 ただ、政治を嘲笑するには、国民の命がかかっています。自民党のみならず日本の政治の未曾有の危機です。


 地方議員は、あるいは、政党においては、吹けば飛ぶよな駒として動くのが当たり前かもしれません。しかし、今夏の厳しい判断の根底には、民意との乖離、政治と金の問題、あるいは、責任者の無責任な対応への怒りがありました。そういった問題で地方で当てはまるべきものを徹底的に洗い出し、機先を制して、自民党が改革の狼煙を上げる以外に、地方においても、信頼回復の道はありません。

 逆に、もたもたしていれば、地方でも、他党から壊滅的な打撃を受ける戦略を考える隙を与えてしまい、民意は離れ、我々は二度と再び、再生することなど出来ません。今まで最も避けてきたことを敢えて踏み出して行う以外に、我々の未来はないのです。中央は、中央、地方は地方で、誰かに期待するのではなく、我々は、我々が己でできることをやっていくしかないのです。

 『臥薪嘗胆』を起草する中で、その思いは散りばめましたが、ひたひたと最期の時が近づいているという危機感がなければ、今回は、時が解決することは決してないと確信しています。

 しかし、この未曾有のピンチを改革の未曾有のチャンスに変えましょう!
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2007年12月17日(月) 【揺れるチボリ問題】
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 本日は朝一で、倉敷駅前界隈で、自民党青年部局の街頭演説。橋本岳代議士をお迎えして、久々に弁士が4人になり、活気がありました。橋本代議士も、リンゴ箱の上の街宣が中心だったということで、県連青年部局も、盛り立てていきたいところ。

 なお、他選挙区の代議士は、中央の青年部局所属ではないので、県連遊説局という括りでないと、ジョイントが難しいような気もします。ちょっと工夫が要ります。

 いずれせよ、県連青年部局の定期街宣は、月1回は、倉敷に定着し、岡山で月2回、津山や玉野などで、月1回と、徐々に活動場所を広げていきたく思います。
 ともあれ、今日、倉敷への布石が打てたのは、一歩前進。


 ところで、今日も、県連に、落ち着いて話すようにとの女性の方から電話がありました。先週と同じ方なら、倉敷駅から乗られて、岡山駅西口で降りられる方?で、ありがたいことです。
 多分、何かやっていることを示すのが目的のような、ハンドマイクによる街宣なら、こういった反応はないと思います。自民党の広報車「あさかぜ」だからとも思え、責任を痛感します。

 他の議員と比べると、明らかに、私の演説の速度は速く、ゆっくり喋るとかえって口がもつれますが、5ヶ月目でやっと、意識して速度を落としても、まだかなり早いというぐらい、無茶苦茶早いのだということが、いよいよ分かりました。
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 本日は、行財政改革・道州制等特別委員会。
 午後から、チボリ・ジャパン社の取締役会で、委員会自体は、粛々と行うしかなったのですが、夕刻から、取締役会を受けて、予想通りの結果に、難しい展開になりました。

 取締役会では、『チボリ・インターナショナル社は、「交渉の門戸は開いているが、再交渉に入るためには、同社が提案した投資計画等にチボリ・ジャパン社が確実に取り組むことが最低条件であるとしている」という報告がなされて、
 協議の結果、@依然としてハードルが高いこと、A投資に必要な資金調達のメドが立たないこと等から、再交渉には入らないことになりました。

 また、今後の経営方針についても議論され、結論には至りませんでした。今後、会社において、移行期間後は地代の公的負担がないことを前提に、公園運営についての複数の案を作成し、来年1月中旬に開催される取締役会で検討することになりました。』


 知事と取締役の間でかなり激しい議論があったとも伝えられており、果たして、20日に、臨時に本会議を招集して、21日に、知事が、方針を示せるのか、また、それが好ましいのか、微妙な展開になって参りました。
 前段は、予想された答であったかもしれませんが、後段は、ある意味では予想通り、私は先週からこうなるとは執行部に申しておりましたが、当局の想定とは、ずれているのかもしれません。

 少なくとも、知事とチボリジャパン社の考えが一致することが前提であると、本会議で、何度も知事は答弁をされており、この状況で、知事がなんらかの判断を示されることは、勇み足になる可能性もあります。

 なによりも、議決事項ではありませんが、本当に議会が、どういう形であれ知事がされた判断を了解するにしても、一方の当事者であるチボリジャパン社の声を議会も、きっちりと聞くべきであるとも思え、明日、午前中の臨時開催の総務委員会、さらには、午後に開催される我が行財政改革・道州制等特別委員会の紛糾は、必至です。

 本日は、先ほどまで勉強会の忘年会がありましたが、結局、この問題に、かなりの時間を割きました。


 岡山市議会も、政令指定都市に絡んで会期延長とのことで、実に慌ただしい年末になりました。幾つかのことが、来年に持ち越しになる可能性も多分にあります。
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2007年12月18日(火)【チボリ混乱】
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 本日は、午前中、産業労働警察委員会、行政改革等特別委員会、さらに、党のチボリ研究会のトリプルヘッダー。

 今回の一連の騒動に際して、議会も、チボリ公園サイドの意見を聞く場面を設けるべきだと動きましたが、かなり不調に終わりました。努力が報われない日で、ややがっくりしています。

 私は、闇雲に税金を投入して、倉敷チボリ公園を存続させるべきだとは主張していませんが、議会は議会の判断材料が必要なので、ヒアリングの必要性を感じていますが、この紛糾状態で、圧倒的少数説になっているようです。混乱した情報の中で、情報ソースを辿ったり、反対意見を意図的に収拾するのは、私は、当然だと思います。
 ただ、認識が浅ければ、私は、守旧派のようにも見えるかも?


 これは、根本的な発想の違いもあるように思います。
 仮に、破綻した第三セクターに歴代の議長が取締役として就任し、議決で、税金を投入して支援や融資を行ってきた責任を経営責任として、どこまで議会が認めるかという、認識の違いだと思います。
 私は、法的な責任がないとした場合でも、少なくとも道義的な責任はあると思うのですが、どうも私の感じ方は、かなり広義の責任のようです。

 また、経営者や責任者は、要は、自分の腹が痛むかどうかの違いだと思います。己の腹が痛まないなら、傍観者や批評家でしかありません。政治関係者は、常に責任者だと思うのですが、公費を損するだけで、自分の懐が痛まない人間の判断は、やはり、どこかずれているんではないか?と思います。

 行政判断と経営判断のズレというのが、今後も響いてくるような気がしてなりません。議会は、どちらサイドにも立てていないのでは?議会が方向を決めても良いのですが、これでは、知事に振り回されているだけでは?
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2007年12月19日(水) 【チボリという名の戦争】
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 本日は、議会は、休会日。本来であれば、21日閉幕日を迎えて、連夜の忘年会に年末ムード絶好調になっていくのですが、今年は、そうはいきません。

 明日午後は、臨時で、本会議が追加され、倉敷チボリ公園に関して知事が現状での方向(これも一昨日の取締役会の紛糾で、詳細には示せませんが)を示し、緊急質問が行われますが、その後、緊急で、行財政改革・道州制等特別委員会を招集しました。

 チボリジャパン社の声を議会が伺う必要性を私は、強く認識しています。


 以下、この頃、単純に、「閉園反対論者」「閉園賛成論者」に二分して議会が紛糾しているような主張もあるので、私のこの問題の見解について詳述させて頂きます。

 途中、極めて不適切ですが、戦争に例えますことをお許し下さい。


 今回のチボリジャパン社(以下TJ社)取締役会の内容とは関係なく、私が、仮に、TJ社の経営者なら、現状のまま、倉敷チボリ公園が維持できるなどとは全く考えませんし、それを求めません。

 むしろ、行政の手から離れて自由度を高めた民間経営にシフトし、もっと言えば、第三セクターでなく、民間企業にしたいと考えます。むしろ、行政判断で、経営判断に介入してくる県は、足枷でしかありません。

 もちろん、デベロッパーを入れ、一部を除いて、今後、大きく公園の姿は、変わるでしょうが、仮に、チボリの名前がなくても、やっていける自信がもてる場所です。

 しかし、当座、企業として、地代は、間違いなくネックです。完全に、県が手を放すことで、おそらく、シュミレーションしても、県の支援が一切ない状態では、経営が軌道に乗るには、数年はかかるはずです。
 今、補助も切り、地代も切られれば、TJ社は、いきなり丸裸です。

 特に、賃貸借契約の一方の主体は、県で、TJ社は転貸なので、県が完全に手を引くと、TJ社とクラボウが、土地全部について、直接賃貸借契約を結ぶのは難しいでしょうから、このままでは、TJ社は、精算以外ないということになります。



 ところで、行政サイドからは、TJ社が、あるいは倉敷チボリ公園の現状の形ではないような次の手を打つために、当座、幾ばくかの支援が必要であるにもかかわらず、結果として、TJ社を潰してしまった場合、県民の血税を300億円以上かけてきた公園が、更地になるか、文字通り、完全に民間の手に委ねられることになります。

 行政が深く絡んできた開発、これからも、土地区画整理上進む中で、全て民間のフリーハンドにして良いのかという疑問も残ります。
 民間のために、道路整備や区画整理をしてきたのかという誹りは、免れず、たとえ都市公園の僅か一部でも、行政がポイントとして抑えておくことが必要ではないか、と、私は思います。
 しかし、倉敷が離れ、県も、それをもって離れるなら、全くの自由ということになります。

 これは、さらに、TJ社の161億円が、吹っ飛びますよ、という話にもなります。TJ社については、県の20億円の出資、財界からの支援、市民からのお金を全くゼロにする、最終最後に、チボリ公園から県が撤退するのは仕方ないとしても、いきなり県が全面撤退して、民間の金も吹き飛ばす、これは極めて重い判断ではないでしょうか。

 だからこそ、議会としては、今まさに、TJ社の話も、聞くべきだと私は言っているわけですが・・・・。



 極めて、不適切だとは承知していますが、これを戦争に例えます。

 非常に残念ながら、誰がどう言おうが、岡山県軍の敗戦は見えてきました。ただ、その後の、その地の、独立開放の望みも見えています。
 どうあれ、我が軍の降伏の時は近いですが、部隊を完全撤退するのか?
 再興の支援のために、いずれは完全撤退するが、当座は一部駐留させるのか?

 どちらも、責任の取り方としてあるわけで、良い悪いはないのかもしれませんが、少なくとも、倉敷チボリ公園に対して、現状のままの支援を続けて、このままの形で存続させるべきだと主張している自民党議員は、一人もいないとは思います。
 少なくとも、勝てる戦いではないことは誰もが認めています。

 ただ、現状は、知事という名の隊長が、勝手に、倉敷軍という援軍も来たらずで、敗戦を見越して完全撤退に向け、いわば敗走を始めた中、一部部隊が、最後の最後まで銃を放さず、当面は、今後の独立開放のため、駐留して戦い続けても良いではないか、と気勢を上げている、という状況ではないでしょうか。

 このことは、徹底抗戦、玉砕覚悟で、現実が見えていない守旧派、「閉園反対論者」がいて、県民の税金を垂れ流しながら、自分の面子に拘って、いっこうに敗戦を認めないといった低レベルのアホな議員がいることを意味しているわけではありません。

 
 端から戦争反対を唱えていた議員は、早期完全撤退を言うのは当然ですが、私のように、途中から部隊に加わってしまった者は、今さら、戦争反対でしたと言えるわけもなく、戦争の意味を考えながら、戦い続けています。あるいは、むしろ、これからの戦いに、意味を見出したいのです。

 
 そして、TJ社の取締役会の中には、まさに友軍として共に戦ってきた戦友がおられるわけです。あるいは、その独立開放を我が軍が支援すべき開放軍の中枢です。

 もっと言えば、彼らには、独立開放のための次の戦いが、必ずあるのです。その友軍に対して、完全撤退を言う者が、独立開放の後方支援すら打ち切れと言うことが、名誉ある撤退というのか、それはそれで無責任だと私は思うのです。

 そもそも、この戦争への参戦を呼びかけたのは、我が軍なのですから。それが、いつのまにやら大義が無くなり、敗戦の責めを全面的に、負わされそうになっています。いつのまにやら、我が軍が、被害者ずらしています。

 百歩譲って、前任者が始めた戦争でも、続行してきたのです。今となっては、そもそも大義があったのかすら、分からなくなっていますが。



 敢えて言えば、私は、県が始めた戦争ならば、その復興の道筋をつけるまでは、当面、一部駐留して、独立開放を見守り、支援もしたいという、当座一部駐留説です。

 もちろん、それは、地代の6億円をはじめ現状通りの支援を意味するわけもないですが、支援ゼロでもないということです。それが、戦争を始めた責任だとも思います。

 ことここに及んで、名誉ある撤退などあり得ない、敗走はしない、ということです。批判は避けられないし、みっともないですが、少なくとも、隊長が逃げているという印象を与えているのには、私は批判的です。



 議会も混乱しています。少なくとも、「閉園反対論者」と「閉園賛成論者」という単純な分離ではないからです。逆に、情報が少なく「閉園賛成」と声高に言い、知事の責任を問うだけなら、こんなに楽なこともありません。

 もっと言えば、「閉園賛成の人」が、シンプル論者で、それ以外が、利害調整論者です。調整の仕方が、多くあるのも当然で、意見も様々です。
 打ち切れというのは、実にシンプルで、格好良く、一見、勇ましいのですが、複雑で、非常にみっともない責任の取り方もある、と私は思います。
   
 少なくとも、県民の血税を垂れ流す無責任な「閉園反対論者」というレッテルを貼られなくてはいけない議員は、一人もいません。


 そして、こういうときに、最も相応しい言葉は、これです。
 「行くも地獄、引くも地獄。」・・・・・・それが戦争・・・
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2007年12月19日(水)【区割り案まとまる】
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 2272の「チボリ戦争」ですが、大切なことを書き忘れていました。

 戦争という表現が当たるのは、戦争で被害を受けるのは、いつの時代も、一般市民ということです。結局、損をしているのは、県民だけかもしれません。そういう問題意識を持っています。


 本日、午前3時前、岡山市議会総務委員会で、政令指定都市について、議会としての区割り対案がまとまり、本日、午後1時に、宮武議長が、対案を市長に示されました。21日には、この区割り案、区役所案をもとに、意見書の議決をされたいとのことです。

 その内容ですが、B区を東福祉区と西大寺福祉区に区分し、区の数を4とする。東福祉区の区役所として、当面、RSKメデイアコムの一部を借用する、というものです。
 岡山市長も、市議会の総意として、受け止めます。

 旭川の東側は、既存の福祉区のまま、西側は、その福祉区を修正した上で、2つを統合し、A区にいたっては、人口約30万人と、一見、いびつな形になりましたが、市民の声を反映した議会のとりまとめであり、むしろ、ここまで議論して集約された、市議会の健闘に、心から敬意を表します。特に、浦上総務委員長は、体重を減らし、男を上げました。

 岡山市議会は、良い年が越せそうです。正直、ちょっと羨ましいです。各種忘年会、新年会の挨拶も、楽しいだろうなぁ・・・。


 これで、年内に、1ヶ月予定よりもずれ込みましたが、協定書が締結され、当初の予定通りの行程表のスケジュールで、2月定例岡山県議会で、意見書が採択される流れが出来ました。

 私は私の立場で出来る最大限のことを岡山市政令指定都市推進のためにしてきたと自負しますし、今後もそうします。それでも、一方で、ある面では、岡山市選出の県議会議員は、刻一刻と死刑宣告が近づいているようです。

 ただしかし、頂いた議席で、4年間を完全燃焼するのが、務めですし、いつか将来、私の政治生活?の中で、あの頃は模索期だったなぁ、と、今を懐かしく笑いながら振り返ることが出来る日が来るよう、努力を続けます。

 愛する岡山のために、これで良いのだ。
 これから何度でも言いたいです。岡山市おめでとう!!日本一の政令指定都市を目指して・・・なんか、ファジアーノ岡山とダブるな。
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2007年12月20日(木)【頭痛、肩こり、チボリ公園】
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 チボリのことを考えていたら、なかなか寝られず、真夜中、2時過ぎに、チボリ特集の再放送がTVで始まり、それを観ていたら、いよいよ目が冴えて、今が、既に、おねむです。


 本日は、午前中、会葬のはしごになり、午後からは、追加の本会議。倉敷チボリ公園に関して、結局は、知事が現在表明できる、本会議の答弁のまとめを越えない説明をされ、各党が、緊急質問。なにか、充実感がほとんどない会議でした。

 知事は、無責任で主体性のない姿勢と批判を受けつつも、「地代は払わないが、土地所有者と具体的な協議はしていないが、出来る限り協力する。・・・・財政的な支援については適切な対応・・・。県有施設との扱いで考える必要・・・。」と等々の答弁。
 これらをつなぎ合わせると、クラボウが主体になっても、県有施設を「使って貰う」代わりに、なんらかの財政支援があるようにも、とれました。

 ただ、チボリ・ジャパン社の今後については、取締役会、株主総会の判断に委ねるというような表現で、ともあれ、1月中旬に開催とされる取締役会が、注目されます。



 その後の緊急招集の行財政改革・道州制等特別委員会においては、TJ社への調査(社長との意見交換)は、保留に。決を採るのは避けましたが、ある種のパワーバランスの中で、一見簡単そうなことが、実は非常に難しいと痛感しました。

 「時機を見て、検討する」というまとめしかできず、ともかく、今日の私は、ご機嫌はよろしくありません。2委員会連続の敗北感・・・。

 ともあれ、こんな大きな課題が、来年に持ち越しかぁ・・・。気持ちよく年が越せそうにありません。

 それにしても、最も単純なことを正論のように言う輩には、呆れます。そりゃ、限られた情報を持って邪推した、ただの思慮不足だろうと思うのですが、「議員は言いっぱなしだから、今から思えば楽で良かった」と、首長になられた先輩議員が、おっしゃっておられたのを思い出します。



 今宵も、忘年会のはしごで、JC・04研修も。実は、今まで、飲酒を避けていましたが、ここは、まず喜んで飲むことになります。

 本当に、JCと理想的な自民党は、似ているところがあって、義理・人情の世界です。また、組織論としては、昨年の市幼P連では、応用が利きましたが、昨今、議員も、義が廃れて、議会の委員会の委員長は、フロアにもよりますが、やればやるほどしんどく、どんどん報われないような気持ちになるのは、多分、JCとは、かなり異なります。

 ただ、今年、政令指定都市や倉敷チボリ公園という大問題に、ある意味で、責任者の一人として関わることが出来るのは、議員冥利に尽きる、と考えるべきです。
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2007年12月21日(金)【閉会はしたけれど】
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 昨日というより、今日未明まで、実に楽しくOBとしてJCの仲間と騒いでおりましたが、本当に今年唯一のやや二日酔い気味の今朝は、本会議前に、所属する岡山LCの社会奉仕委員会のアクティビィティとして、中央児童相談所下の児童虐待児の緊急一時保護施設に、砂場と滑り台を送りました。

 今日は、保健福祉部長に、会長が目録だけお渡しし、実は、もう既に施設に到着している遊具の組み立てに、社会奉仕委員長として、都合で26日に、現地に伺います。
 実際は、一日遅れのX`masプレゼントになってしまいます。

 南谷育成園の理事として、こうした児童養護施設入所の前段階の児相役割の重要性を認識していますし、シェルターには、遊具が少ないので、なんとか、この遊具が、心が痛んだ就学前の子ども達の癒しに、少しでもなればと思います。

 もちろん、実の親に、思い切り愛されることが一番大切なことに決まっていますが、いつか将来巣立って行く、その社会の大人達は、温かく観ていますよ、というメッセージが伝われば良いのですが・・・。変なおっちゃんが、滑り台つくとるようにしか見えないだろうな、と思います。

 来年夏以降は、全国で8番目、岡山最初のLCのメンバーとしてちょっと無理して、ライオンズを頑張ることになります。
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 12月定例会が閉会しました。「きらめき岡山創世ファンド」創設など総額56億9400万円の補正予算案など28議案を原案通り可決しました。

 私も関わった「割賦販売法の抜本的改正に関する意見書」や、農業経営の安定化、医師及び看護師の適正配置、適切な水準の介護報酬の設定、メディカルコントロール体制の充実などの意見書、さらには、「米国の北朝鮮に対するテロ支援国家指定解除の動きに反対する」決議などが、可決されました。
 2月定例会会では、いよいよ「岡山市の政令指定都市の実現に関する意見書」案が上程されることになるでしょう。

 ただ、チボリの問題や、区割り貼り付け問題に加えて、解散総選挙、春の倉敷市長選挙、秋の知事選挙など、平成20年が、我々県議会議員にとって、穏やかな年になるはずもありません。

 10日経てば、年が変わろうと、実際は、月が変わるだけで、問題が解決するわけもないですが、まぁ、ほんの少しだけ、X‘mas気分を味わえれば、良しとしよう。
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 一方、本日の岡山市議会で、冒頭に高谷市長が、区割りを4区とすることを表明されました。

 その後、「岡山市の政令指定都市の実現に関する意見書」を議決し、市長と市議会議長が、さっそく、知事、県議会議長に御挨拶に来られました。
 市との調整の上、この25日に、基本協定を締結することを決定しました。ついにこの日が来るんだね・・・・・。

 岡山市にとっては、最高のX`masプレゼントになりました。
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 また、本日、これまた起草するのに時間がかかりました自民党再生プロジェクト『明日のために=臥薪嘗胆=』が、出来上がりました。
 今回は、メンバーの思いを集めた『隗より始めよ=危機感をバネにして=』が添付されています。
 「臥薪嘗胆」は、私のネーミングですが、「隗より始めよ」は、小田春人政調会長で、故事から引用するところに、我が党のそこはかとない知性を感じますね。

 おそらく、全国自民党県連初の今夏の参議院選挙結果を受けた提言書で、来年1月の党大会前日の青年部局の会議で、ブイブイ言わせます。

 なにしろその後のこともあり、『姫の虎退治』の結果は、全国への恥曝し。そのレベルに堕することなく、岡山から再生しないと恥の上塗りになります。

 年明けからは、言いっ放しにしないように、アクションプログラムに沿い、実現に向け動きます。
 あの時、自民党が負けて、今の自民党があるんだよね、といつか懐かしんで言えるぐらい、変革のチャンスです。
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2007年12月22日(土)【タマネギは、なぜ丸いか?】
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 本日は、夜更け過ぎに雪になるかどうか知りませんが、久しぶりの雨。午前中に少人数で、久しぶりの落書き消しを計画していましたが、中止。

 久しぶりにあった友人と、ランチバイキングの食べ放題に行きましたが、人間はそんなに食べられるものではないことを認識しました。ヨーローレーイヒ、ヨローレイーヒー・・・。 
 それにしても、家族が、健康に年を越えられるだけで、十分に幸せなことなんだぞ、と思い知らされるぐらいに、今年も、多くの方に、いろんなことが起きました。力になれない自分を恥じますが、生き難い世の中だなぁ・・・。
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 午後から、生涯学習センターで、妻もスタッフとして参加していた岡山市子どもセンター主催の「みんなで遊ぼう!科学の世界」へ。
 理科離れが進んでいると言いますが、身近な不思議を体感し、なぜだろう?と、科学的好奇心を膨らませていく実に良い催しです。

 まず、なぜだろう?と、考える力、それが、感性です。必ず最後は、自分が生まれてきたのが不思議になります。死が怖くなります。


 理大生から、久方ぶりに、「フレミングの左手の法則」について聞きましたが、思えば、高校の生物の時間に、「知的好奇心」の大切さを主張される恩師に、「タマネギは、なぜ丸いか?」について問われたとき、「それは、宇宙だからです。」と答えた覚えがあります。
 怒られました。確かに半分はふざけていましたが、半分は、それは分かるわけがないだろう、という意味でした。

 正解は、「細胞の形が、端の方が小さいから」とかなんとかだったのですが、今でも、それは、答になっていないと思うのですが・・・・。

 ともかく、私は、体育会系でも、理系でもなく、間違いなく、文系なのだと思います。しかし、大切なのは、自分で考え出す力で、それこそが、生き抜いていく力だと思います。
 一番大切なのは、自分が生まれてきた意味を考え出す力です。それは、人間だけが出来ることです。


 どうしようもない宿命を背負いながらも、天命を感じ、使命を果たせば、運命は変えられる。
 人生とは、なぜ生まれてきたのか?という根本命題の中で、問題の設定と解決を繰り返していくこと。そして、他人の問題を解決できる人を先生という。・・・・・・・・これが、私の定義です。



 そう言えば、昨日は、息子の立派な成績表を見せて頂きました。

 最近の通知表は、単純な3段階の相対評価ではないといえ、結構細かく、特に、個人面談で丁寧に伺いたいような生活態度に当たる部分については、親が心配になるような詳しい項目があり、かえって、そこに評価がないと、「きつい」ように思えます。

 私の人生の最高の通知票は、小学校2年生の時で、中学校、高校の通知票など、全校で、3分の2以内に入ったことはないと思います。友人に聞いて下さい、間違いありません。浪人時代に、偏差値が20以上上がったのは、ほとんど勉強しておらず、余力があったからで、基本的に遊び呆けていました。
 家業が無くなったり、いろいろありましたが、おかげでエンジンは、大きくなりました。性能は悪いですが。

 学校の科目の成績は、エンジン次第でどうにでもなりますが、むしろ気になるのは、そのエンジンとなる人格面です。


 そう言えば、話がらりと変わりますが、昨日のX`mas会で、「Mrマジック」という方が来られて、おっしゃられるには、同じ現象が、2回重なるのを偶然、3回を不思議、4回を奇跡、5回を超マジックというのだそうな。
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 明日は、卸センターで、「2007チャリティーファミリーバザール」。35周年ということで、AM9時からPM4時まで、衣服や寝具や雑貨、食料品などが安く販売されています。

 私が、ご幼少のみぎり?には、平和町の佐藤陶器店の向こう側には、繊維街があったのですが、最近は、若い方の経営する飲食店も増えてきており、西部新都心の核として、問屋町も、ずいぶん変わってきました。
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2007年12月23日(日・祝・天皇誕生日)【高いガソリン代】
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 ご皇室の弥栄と祖国日本の繁栄をお祈りいたします。

 やっと雨が上がりました。毎年恒例の山陽女子ロードレースのため、交通規制が始まっていますが、それにしても、あまりに、ガソリン代が高いです。灯油も、一時期の倍以上ではないですか・・。


 さすがに、Lあたり150円を超えると、給油の際に、なんじゃこりゃあ!と、嫌になってきます。ここまで来ると販売店も、需要が下がり、かなりのダメージを受けていることが予想されます。
 産油国でもないのに、わざわざ購入してまで国際貢献として給油するまには、せめて、暫定税率はなんとかせんかい!というご批判の声も、聞こえています。消費税を入れれば、二重課税です。

 しかし、地方の実態は、逆行しており、道路整備のためには、道路特定財源が必要で、むしろ、暫定税率という名の増税は、今後も続けて欲しいという意見書を全国の議会が議決しています。
 岡山県議会では、政府の予算案提出のために、12月定例会初日に、わざわざ議決しています。多分、多くの県民が、ご存知ありません。


 このあたり、業界団体の思いも、相反するものもあり、財政面からも、いかんともし難いとされていますが、一般には、道路は渋滞し、ガソリン代が高騰しているだけで、増税の効果が実感できません。 

 議論も、説明も、報道もなく、闇雲に、いわば国とのあうんの呼吸で、地方が要望書をあげる(=あげさせられる)という仕組みには、かなり問題があると思います。
 非常にむかついて、私も、運転しております。

 原油高に帰因しているとばかりも言えない、ガソリンの高さ、高速道路通行料金の高さ、市民生活に直結しているだけに、この冬で、政府与党への批判が増幅するような気がしてなりません。
 
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2007年12月24日(月)

2007年12月25日(火)【おのころの息吹】
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 先ほどの忘年会のカラオケで、15才の少年が、私の歌う、佐野元春の『SOMEDAY』を知らないとのことでした。
 大丈夫です。私も、彼の歌うコブクロの歌は知りません。それでも、なんとなく、歌詞の言いたいことは、昔も今も大して変わりません・・・よ、ね?


 昨日は、X`masイブを家族で、新婚旅行以来の淡路島で迎えました。どうにもこうにも、世知辛いことが多いので、ともかく、大きなモノを子どもに見せたかったのです。徳島経由は、中四国州を考えるというのは、こじつけかもしれませんが。

 まさに、大潮の日の満潮時の鳴門海峡の渦潮は、特に大きく、月の引力の作用による宇宙規模の自然現象という、我が国で考えられる指折りの超自然現象です。観潮船から眺めると、改めて自然の物凄さに畏怖の念を覚えました。なんと人間の日々の営みのちっぽけなことよ・・・。

 閉館中でしたが、野島断層保存館や数々の風力発電の風車、素泊まりで泊まったかなり安い民宿の近くの日帰り温泉(「ゆーぷら」は、のじぎく兵庫国体の相撲競技の主会場のそばにあります。)など全てが、大自然の息吹によるもの。

 国生み神話で、先ず造られた、おのころ島には、実に不思議な魅力があります。

 ともあれ、我が家の冬休みの大きな行事は、これでおしまい。留守なのに、サンタからプレゼントが着いていたという演出もしましたが、はたして、いつまで子どもの夢を壊さずにいられるのか?
 あるいは、子どもはサンタを信じているに違いないという親の夢を壊さないように、子どもの方が、気を遣っているのかな?と思うときもありますが・・・。

 渦潮の奇跡を思えば、サンタは、本当にいても良いでしょう。


 平日なので、今日は戻りながら、車を止め止めしながら、様々な電話を頂戴しました。少し気を抜いた、こういうときに限って、難しい話を頂戴するのは、天罰のような気すらします。

 明日は、幾つかの難しい話が重なり、ちょっと覚悟が要る日になります。
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2007年12月26日(水)【SOMEDAY】
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 TVで、小田和正と佐野元春が、デュエットで『SOMEDAY』を歌う姿に喜んだ翌朝は、児童相談所の緊急一時保護施設に、友人と、岡山LCが先日寄贈させて頂いた、滑り台と砂場を造りに行きました。なにしろ、公開できない場所にあり、我が子が、使わなくなったおもちゃや、三輪車も持って、こっそりと参りました。

 よもや、そこまで手がかかると思ってもおらず、職員の方に手伝って頂くことになり、結局、ワイワイと1時間半。子ども達に、上から頑張れ〜!!と励まされながら、ちょっと殺風景だった運動場にカラフルな遊具が設置できました。
 ただ、砂場の砂をどこかで調達しなくては・・・・・。

 我が子にはサンタがやってきましたが、あるいは、サンタが来ない子ども達が、入れ替わりで、常時15人を下ることがないほどいます。ちょっとしたX’masプレゼントになったかなと思いますが、きっと今まで泣き顔だらけだった、かわいい笑顔を観ると本当に胸が痛みます。
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 一方で、犯罪被害者支援と保護観察というひとつのテーマにもぶち当たりました。

 保護司の職務の中に、被害者支援も含まれる流れにあり、保護観察所にも、被害者保護担当窓口も出来ていますが、本来は、加害者の更生保護のための仕組みですから、マジンガーZの阿修羅男爵ではないですが、相矛盾した要請に、保護司が苦しむ可能性があります。

 特に、民間の被害者支援団体と保護司制度の関係というのは、どこかで連携・調整が必要で、また、双方のプライバシー保護という問題も絡んできて、行政の被害者支援の窓口も、保護司制度への一定の理解がないと、結局は、心ある民間ボランティアの中で、将来的に課題が、発生するように思います。

 今回の薬害訴訟の中でも、被害者支援に関心が高まっており、それはそれで非常によいことなのですが、更生保護制度への認識も同時に高まっていって欲しいものです。
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 午後から、倉敷へ。非常に重要な案件。

 詳細は控えますが、人生には何度か、自分ならではの仕事が回ってくるのだと思います。
 艱難辛苦といえども、その時代に、その場所で、その人にだけ、託される仕事というものがあります。それが、いよいよ人生の終盤になって、まさに最後の大仕事として与えられたら、私は、それはむしろ、幸せな事だと思います。

 若気の至りのような、ビギナーズラックに近い大仕事を時として、2〜30才代がなすこともあるかもしれませんが、覚悟を決め、大仕事をなすのは、60才代後半以降かもしれません。
 金も、名誉も、官位も、異性も要らぬ、ただこのことを成し遂げて死ぬのだと決めたときの輝きは、若いだけよりも、遙かに重厚に激しく輝くことがあることを今日痛感しました。ロマンを感じます。かっこええなぁ・・・。

 意外に、4〜50才代のほうが、家庭や子どものこともあり、守勢に入っているのかも。うーん、甘いかもな・・・。


 ともあれ、「この状況」が、楽しい!!というのが、羨ましい?です。
 わし、25年後に、こんな、おっさんに、なれるかなぁ・・・・?

 『手遅れと言われても、口笛で答えてたあの頃・・・誰にも従わず、傷の手当てもせず・・・ただ・・・』・・『SOMEDAY』に、年は関係ないです。
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2007年12月27日(木)【年の瀬】
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 昨日は、県庁内の大学のOB会と新会員の時のJCの委員会と忘年会が続けば、勢いがついてしまいました。特に、県庁の同窓会は、行政サイドから、様々なサジェスチョンを頂けるので、本当にありがたいです。
 だいたいが、それぞれが迎合や妥協してまで立身出世を考えるような学風ではなく、多少変わっている方が好まれるので、この点も、実に爽快なものがあります。

 それにしても、同窓会やJCとなると、嬉しくてこうなるのでしょうが、やはり、40才を超えると、無理が利かないというのを実感します。最初の乾杯で飲んでしまうかどうかなのですが、一切飲まないか、吐くかしかないのは、我ながら極端だと思います。
 多分、来年の年末まで、こういう飲み方はないと思います。

 今日明日に、X’mas会と忘年会を残していますが、いよいよ明日から消防年末夜警が始まります。29日(土)は、京橋朝市は、〆市(とめいち)で、いよいよ年の瀬という感じです。
 明朝の街頭演説で一応事務納め?ですが、基本的に、年末年始の休みはございません。粛々と来週になれば、新年です。
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2007年12月28日(金)【事務納め】
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 本日は、事務納めにあわせて、今年最後の自民党青年部局の街頭演説。波乱の今年を象徴するかのような生憎の雨に、弁士一人なり、丸々1時間。寒さが、腰にきました。4日の事務始めには、さっそく再開します。

 ここまで来ると、なんとなく、ともかくややこしい事は来年にという雰囲気になり、落語の『にらみ返し』ではないですが、とりあえず気になる支払いをして、あとは、幸運の女神から購入した年末ジャンボが、3億円当たる予定ですので、まったく気にすることはありません。も、来年にまわすぞ!と言っても、来週だ。

 今日はこのあと、ある地域の子ども達の消防夜警の出発式の後、なぜかまだ忘年会。消防夜警の激励は、今年は、かなりゆっくりまわり、明後日の当番に備えます。


 それにしても、夜警をしていて、雨の年末というのがあまり記憶にありません。それゆえか、しみじみと思うことがあります。特に、中学校の新しい同窓会名簿を見ていると、期によっては、若くして何人も亡くなられていたりします。我が期も、2人・・・。あぁ・・。

 衣をとって名物ゲソ天を食べながら、少し交通量の減った雨の師走の街を眺めながら、「正月は、冥土の旅の一里塚 めでたくもあり めでたくもなし」と、ぼそっと考えたりします。

 亡父が亡くなった年まで、あと20年。それが私の寿命かどうか分かりませんが、あと20回正月を迎える間に、何が出来ているだろうか?今、人生のどのあたりにいるのだろう?いつまで仕事が出来るんかな?・・・厄が終わった後ぐらいからの同世代は、こういうことを自然に考えているような気がします。
 間違いなく人生はUターンに入っています。

 だからというわけでもないですが、今年の紅白歌合戦では、なんとか馬場俊英だけは見たいです。
 などと書きながら、年も暮れていくのでした。

 皆様良い年末年始をお過ごし下さいませ。くれぐれも火の用心!
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2007年12月29日(土) 【困った夜回り先生】
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 今日の京橋朝市は、〆市。その後、岡山ドームの地産地消のトラック市と、家族でふらつく間に、うどんだの、コロッケだの、豚まんだの食べまくり、正月の買い物は一通り済みました。ただ、掃除は終わりません。「年度」内に目標を変えよう・・・。


 本日は、消防団の年末夜警も2日目ですが、昨夜は、片山虎之助日本消防協会会長が、市長と中方面の巡視に回られ、また、参議院議長が、衆議院選挙立候補予定者や地方議員をSPを引き連れて激励に回られました。このことは、全国にそうあることではないですから、思うところもないではないですが、どうあれ、名誉なこととも思えます。

 ただ、録画?で出演しているTV中継がされている頃、ある参議院議員が新刊されたばかりの著作を置いて回られたのは、少し悲しくありました。どうしても、彼女の感性が、私の理解からは、イスカンダルの14万8000光年以上に離れています。
 
 基本的には、待機の状態ですから、激励に来られる来訪者に対して、絶対に失礼に当たらないお迎えをするのは、消防団の心意気です。しかし、それゆえに、妙に選挙前哨戦的な訪問も考えものですし、賑やかしに行く芸能人のような振る舞いは、政治全体の不信をさらに増幅させます。

 党としては、他党の議員がどう振る舞われようが、いっこうに構わないのですが、我が国と国民にとっては、あまりに悲しいし、悔しいのです。いったい、あの参議院選挙は、なんだったのだろう・・・・???

 それにしても、いつからこんなに政治は「軽く」なったのか。この浮ついた感じというのは、なんなのでしょうか・・・。マスコミを意識しながら、人気取りに走るような腰が据わっていない雰囲気に、正直なところ、私自身が、国政不信になりそうです。


 一方で、今朝の山陽新聞に、自民党県連党再生プロジェクトの提言書『臥薪嘗胆』についての記事が掲載されました。
 下記は一部抜粋ですが、これをいかに具体化していくかこそが問題です。我々地方議員は、地方議員として、出来ることを真摯に、ひとつずつでも行っていきます。特に、青年部局は、既に魁として動いており、責任も重大です。
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  具体的提言

 近年の選挙においては、国民に直接響くメッセージを効果的に打ち出し、一般有権者個々人の心をしっかりと掴み得た政党が勝利を収めている。いかにして「民意」を掴むか。

 選挙戦は、さながら「民意」という錦の御旗の争奪戦の様相を呈しており、民意の旗印を得た者が勝者となり得る。われわれは、いま一度、国民生活の現実に立ち返り、国民の切実な要望や声なき声に心耳を澄まし、これに誠実に応えて、国の進むべき道を示すという、民意に即した政治姿勢の原点に立ち返らなければならない。

 しかし、一方で、決して無責任な大衆迎合主義に陥ることがないよう、民意の吸収→取りまとめ→政策立案→提案・説明→実行→検証→民意の吸収・・・というサイクルの全ての過程において、個々の議員の資質も向上させながら、未来を見据え、未来に責任を負う「実行力を伴う政策政党」として、我が党は再生しなければならない。

 そのために、党再生プロジェクトは、以下のことを提言する。@人事改革

 年功序列にとらわれない大胆な若手登用や、慣例を廃した適材適所の人事配置を行い、さらに風通しの良い組織を構築する。職域団体の御意見を伺うにつけても、その分野のプロ、オーソリティをつくる必要がある。   

     略

A議会改革

 政務調査費等の透明化、費用弁償見直し、さらに、議員定数削減は、可及的速やかに議論の俎上に載せるべきである。
 特に、政策提言機能強化のために、中山間地域振興、障害者施策、環境問題、入札制度など、委員会・部会横断的な様々なテーマ別の研究会を作るべきである。また、各議員連盟、当選期別勉強会等のさらなる充実を図る必要がある。
 これらの成果については、ローカル・マニフェストとして、毎年公表できる形にするのが好ましい。 B国と地方の連携強化

 選挙協力のみならず、政策で繋がるのが政党であるのは言うまでもないが、国会議員、県議会議員、市議会議員の政策の連携ができていないのが現状であり、最低でも年に1回以上は、地元選出の自民党国会議員との定期連絡会議の開催が必要である。自民党地方議員研修会の開催など、県内の保守系の地方議員が一同に会しての勉強会、懇談会を行う必要がある。
 また、我々は特に、党費の問題、政党助成金の問題等、党本部に対して我々地方の声が正確に届き、それが、党運営に反映される体制の構築を強く求めるものである。C新たな活動モデルの構築、新たな支持層の掘り起こし

 友好団体との政策対話を単なる年中行事のレベルから大きく拡大し、日常的な交流をより緊密化するとともに、政策と対話、さらに新しいツールを駆使して支持のウイングを拡げ、新産業、新分野、新規団体への大胆で積極的なアプローチを行い、新たな支持層の獲得を目指すべきである。

 そのために、県連執行部と地元議員参加で、中山間地域、介護現場、教育現場などに直接足を運び、自民党県連移動政務調査会や自民党セミナーを開催することも考えられる。

 また、月に1回程度、学生、社会人を中心に、政治経済に関する講座を行い、将来自民党を担う、あるいは、地方議員を目指す人材を発掘する自民党塾を開塾し、将来的には、学生部を設置することも考えられる。D広報戦略の充実

 地域の問題や、きめ細かくわかりやすい広報を展開するために、「あさかぜ」等で定期街頭演説活動を行う。また、自民党県連ホームページを充実させ、自民党県連目安箱や相談日を設置すること、あるいは、県連として広報紙を作成することなどが考えられる。
 例えば、ローカル・マニフェストの達成度の公表など、政策実現の進捗状況の報告を行うべきである。さらに、定期的に、マスコミとの意見交換会を開催するべきである。     
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2007年12月30日(日) 【政治は何に破れたのか?】
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 やっと晴れ間が見えてきました。

 昨日の消防年末夜警でも、御本人が置いて行かれたりするものだから、アイドル本のような告白本の話題で持ちきり。基本的には分団機庫内は、男性ばかりなので、ひとしきり盛り上がるものの、最後は、これでええんかなぁ?という雰囲気にはなります。

 タレントが政治家になることはあっても、政治家がタレントになることがあるのか?選挙は、『スター誕生』のオーディションか?しまいには、あの夏の参議院選挙で、何に敗れたのか分からなくなってきます。勝って誰が幸せになったのだろう?


 毎年暮れには、政治のことを総括的に考えることが多いのですが、今年は、『臥薪嘗胆』の起草に思いをしたためていますので、草案の敗因分析の抜粋を紹介させて頂きます。
 我々のアンケートは、もっと詳細ですし、紹介できない内容も多々ありますが、少なくとも、自民党岡山県連は、あるいは、県議会議員は、真正面から敗戦を真摯に受け止めています。

 そして、転んでも、決してただでは起きません。
 俺たちは、政治をやる。そのために選挙に勝つ。

 この『臥薪嘗胆』を具体化するアクションプログラムは、数値目標も掲げて、県連として配布できるマニフェストとして示す必要があると思います。思うからには、つくります。つくるからには、やります。
 

 今日は、餅つきなどありますが、夜は、地元消防分団員として夜警です。外回りの営業からやっと故郷に帰っていけるような安堵感があります。やっぱり、議員として激励に回るのではなく、分団員として、夜警をするのが一番落ち着くのは、当然です。
 皆様、くれぐれも火の用心を。


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『臥薪嘗胆草稿』より

《 敗因と今後の課題》

@逆風3点セット

 今回の選挙において、われわれが全国を通じて厳しい批判にさらされた直接の要因は、「年金記録漏れ問題」、「政治とカネの問題」、「閣僚の失言等不祥事」であり、逆風3点セットとも言うべきこれらの問題が重なり合って続出し、国民の大きな怒りと失望を買う結果となった。

 今回は、片山候補が、政権の中枢にいたため、この問題は、岡山選挙区には直撃であった。結果として、候補の発言としては、序盤戦いささか傲慢不遜にとられた態度があったとの指摘も多く、応援弁士も含めて、言い訳と解決策とがからまわりし、逆に、相手の中傷はマイナスという声が多くあった。A国民の意識とのずれ

 政党としての国家目標、理念は高く掲げるべきだが、「美しい国」や「戦後レジームからの脱却」という訴えや、これまでの改革路線を、選挙の争点に設定することができなかった。

 短期間での国民投票法制定・教育基本法改正・教育三法改正・防衛省昇格・社会保険庁解体といった実績は、本来は正当に評価を得るべきものであるが、逆に、会期延長までしたが、日程を残し説明責任がなされず、法案の早期成立を強行に目指した感が一般には強いのは極めて残念である。

 一方で、国民に身近な政策、生活に密着した国民の目線にあった政策も打ち出すべきであったのに、政治不信の高まりの中で、「生活が第一」とした野党キャンペーンに主導権を奪われる結果となった。政策については、細かいアンケート調査等をコストをかけて実施し、フィードバックする工夫がほしかったという声がある。B伝統支持基盤軽視

 事実上の1対1の大型選挙となると、岡山市・倉敷市という都市部においては、浮動票が帰趨を決することもあり、接戦ないしは僅差で破れることはあっても、農村部で挽回できるというのが常であった。しかし、いわゆる「川上作戦」で郡部を天王山と位置付け、伝統的支持基盤へ民主党が攻勢をかけてきて、その図式は大きく崩れ、県内の27市町村中、17勝10敗となり、従来のように都市部のマイナスを郡部でリカバーすることは到底不可能であった。

 同時に、格差社会が言われる中、中央政府・自民党においては、郡部への財政的な支援はもちろん、農村部への施策を抜本的に見直すべき方向を打ち出すべきであったのに、結果として、構造改革の流れの中で、最も大切な人間関係を断ち切ったのではないかという指摘が多くある。C既存の党支持基盤の弱体化

 統一地方選による選挙疲れもあるが、少なからず、市町村合併で、保守系の首長・議員が激減しており、旧市町村議、旧市町村長を含めた協力体制構築が難しくなりつつある。

 一方で、比例候補を抱える職域支部は、大逆風の中、組織として努力されていたが、自民党として、支援が不十分であったことは否めない。小泉改革の道半ばで、悪い面のみが強調され、支援団体・支持母体が心の底から応援できる党ではなくなったという声も強くあることから、特に、プロジェクトでは、メンバーを中心に、4班に分けて、33の職域支部を訪ね、ヒアリングをさせて頂いた。

 門前払いの状態であった支部も含めて、我が党について非常に厳しい御意見を頂戴した。比例候補について十分な支援が自民党からなかったことへのご立腹の声はもちろん、規制緩和の流れの中で、自民党に頼んだからといって業界がよくなる時代でない、自民党に期待が持てない、頼りがいがいない、という声を多く頂戴した。「自民党が動かなければ、いつでも民主党へ行く。」と、明言された団体も複数ある。
 少なくとも、職域支部は、自団体にとって強力な支援になる強い自民党だからこその支援であり、自民党の政策の全てに共感してボランティアで応援する組織とは異なる。自民党の応援を頂ければ、組織の声を代弁する代表を国政に送ることが出来るという約束ができなくなれば、他党支持でも良いと考えられる可能性もある。このことは強く認識すべきである。

 一方で、こうした職域支部においても、組織上の上滑りが起こっていたり、新たな業界の支部がないという、問題指摘もある。また、職域支部に対する国会議員の活動が明確に見えないという声もあった。Dマスコミの影響

 結果として、選挙の焦点がぼけ、安倍降ろしの嵐が吹き続いている状況下で、本県では、「姫の虎退治」と相手陣営が、ひたすら反自民ムードを煽る中、候補本人のTV出演も、結果的に、マイナスに作用したかもしれない。

 一方で、党の政策・考え方を示すべく、定期的にマスメディアとの会合を開催し、マスコミからの情報を総合的に取りまとめ、それを対策として実行する必要があるが、それができておらず、マスコミ対策が民主党に比べて不十分であったという声もある。E挙党態勢づくり、国会議員・地方議員の連携の不十分さ

 政党一丸となった選挙戦略や広報戦略づくりに長けたプロフェッショナルの不在が、大きく響いた選挙であった。細々した戦術以前に、党としての大局的な戦略がなかったと言える。

 国会議員同士、また、国会議員と地方議員との連携において、候補者本人だけでなく、十分な意思の疎通が、党という組織として図られていないように感じられる。

            略


F自民党員としての誇りの喪失

 自民党員としての誇りや一体感を持たせる支部作りが必要だが、国会議員から市議会議員まで各個ばらばらに党員を募り、統制のとれた心からの自民党員が減少していることや、価値観が多様化し、家族でも投票先は異なり地域や職域の統制が弱体化している事を自覚しなければならない。
 また、倫理観のある指導者の養成及び質の高い党員の確保が必要という声があった。特に、地域支部については、平素から、組織強化を「誰が担っていくのか」という点を中心に論議していく必要がある。

 こうした党への帰属意識、誇りの欠如が、組織的な運動を鈍らせた感がある。今後は、党費を安くしてより大勢の人が入党できるようにすべきであり、また、随時、党員等の意見聴取を積極的にやるべきという声もある。G平素からの参議院選挙態勢構築の努力不足

 参議院議員は任期が6年間と長く、また選挙区も広大なため、一般的に有権者との馴染みが薄く、活動面も衆議院議員や地方議員、首長の既存の組織に頼りがちである。このため、独自の基盤に乏しく、選挙時の風の影響を受けやすい面がある。

 参院選候補者独自の後援会組織を選挙区内の要所ごとに立ち上げるとともに、日常の地元活動を活発化させていかなければならないが、候補が政府の要職にあり、必ずしもそれが十分ではなかった。

 また、比例代表候補者に関しては、単なる業界団体代表との位置付けのみではなく、全ての国民の代表としてのイメージを打ち出す必要があるという声もある。
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2007年12月31日(月) 【明日のために!】
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 『佐藤真治のこころ』1年間のご愛顧誠にありがとうございました。心から感謝申し上げます。

 昨夜は、地元消防団の夜警でしたが、結局、機庫を出たのは、今朝の午前6時。我が団は、待機が解ける最終日午前0時以降になってはじめて鍋を囲むのですが、その後、飲みもせず、親睦しておりました。
 昨夜から一挙に冷え込み、大晦日の今朝の空も、きーんと締まった良い感じです。明日は美しい元旦になりそうです。


 さて、皆様のお力で、この春の統一地方選挙で途絶えることなく、継続が出来、2464号から、321号を重ねさせて頂き、いよいよ来年は、順調にいけば秋前までには、3000号になります。
 几帳面な性格でもないのに、ブログと違い、多少なりとも長い文章を毎日毎日よくもまぁ、と思いますが、これは、皆様がいて下さったからこそで、改めて心から感謝申し上げます。

 秋口の知事選挙の前には、10周年でなにかやりたいし、10年分書きためたものが、テーマ別に整理した後、一挙にホームページで公開されれば、そんなにでたらめに活動してきたわけでもないことが、自分でも納得できるかな、あるいは、あの時は、あぁそうだったのか、と思って頂けることもあるかな、と思います。
 少なくとも、岡山県政の主観だらけの生きた裏資料にはなっていると思います。


 ところで、多分、3期目で一番変わったのは、敢えて、自民党を「我が党」と呼称するようになったことでしょう。「我が」と書くようになったのは、責任を背負うということです。

 もちろん、「こころ」の読者の方が、必ずしも自民党支持者であるとは全く思っていませんが、初出馬時の「なぜ県議会議員か?」「なぜ自民党か?」の問いに、「『侍ジャイアンツ』の番場蛮です。」と答えさせて頂いた気持ちは、今も全く変わっていません。

 しかし、『臥薪嘗胆』の起草に思いが込められるようになった、その責任が生じてきたから、「我が党」なのです。もはや、誰かがやらないのではなく、あるいは、それを責めるのではなく、やらないとすれば、私です。自民党を批判して、執行部を批判して、高みから論評していれば済む立場ではなくなりました。
 そういう覚悟をする、それが、3期、10年目になる意味です。

 今年の最後は、少し気負いながら、『臥薪嘗胆』草案の(はじめに)と(むすび)に当たる部分を紹介させて頂きます。
 私が今思っていることをかなり書いております。 



 例年、全く興味はなかったのですが、今年の紅白では、馬場俊英の『スタートライン〜新しい風〜』だけは聴いて、明日からの新しいスタートラインに立ちます。
 皆様どうか良いお年を!!

 ・・・と言っても、明日も、登場致しますが・・・。

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『臥薪嘗胆草稿』より


《提言書のとりまとめにあたり(=はじめに)》


 本年7月29日に施行された第21回参議院議員通常選挙は、わが党にとって極めて厳しい結果となり、とりわけ、本県においては、片山虎之助参議院自由民主党幹事長を失うという歴史的惨敗となった。

 特に、岡山市、倉敷市といった都市部はもちろん、県内27市町村中、10市町で水を空けられ、政党別得票数でも大敗し、いまや我が党は、結党以来最大の存立の危機に立っていると言っても過言ではない。

 しかし、まさに時代が大きなうねりとなって改革の時期を迎えている今、「改革政党」として、持続可能な社会の構築のために、我が党には、これまでに倍する大きな責務がある。また、「国民政党」として立党以来、誇り高き我が国の繁栄を守りながら、国民とともに、幾多の困難を乗り越えてきた歴史がある。

 なによりも、昨今の政治の不安定な状況は、我が国にとっても、国民にとっても危機的な状況であり、「責任政党」として、内外の諸課題を解決し、国民・県民の期待に応える将来展望を切り拓くことが我が党の急務である。今、『臥薪嘗胆』の気魄を持って、我が国のために、国民のために、我が党は、生まれ変わらなくてはならない。

 必ず来る「明日のために!!」。


 今まさに、自民党岡山県支部連合会がなすべきは、今回の参議院選挙で示された民意が、地方の自民党にも向けられたものであるということを強烈に認識することである。今回の国民の皆様の厳しい判断の根底には、政治と金の問題、あるいは、責任者の無責任な対応への怒りがある。
 そういった問題で、地方で当てはまるべきものを徹底的に洗い出し、機先を制して、自民党が改革の狼煙を上げる以外に、信頼回復の方法はない。すなわち、活性化というレベルではなく、これをしなければ、まさに将来潰れてしまうのだという危機感から、我が党が、なし得ることは全て行う必要がある。

 そこで、今回の選挙の敗因等を徹底的に分析し、猛省し、党を再生させんがため、9月27日、党再生プロジェクトを自民党県連内に立ち上げ、直ちに取り組みを開始した。

 本プロジェクトは、党所属県議会議員・職域支部代表者との議論や意見交換を重ね、これらの意見等を踏まえ、今回の参議院選挙結果を幅広い角度から分析し、問題点を摘出したうえで、今後、党として取り組むべき課題等のとりまとめを行った。


 本報告書は、今回の厳しい選挙結果を踏まえた緊急中間的なとりまとめであり、ここに提起した諸課題については、速やかに実施する必要がある。

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《党再生と来る衆参選挙必勝に向けて(=むすび)》

 前述のとおり、今回の参議院選挙におけるわが党の敗因、今後の課題と改革の方向性を示したが、わが党は、これらの課題を粘り強く克服していくことなくして、党の将来に曙光を見出すことはできない。

 われわれは、現状のままであれば、次期国政選挙において国民の支持と理解を得ることは極めて困難であることを、強く自覚しなければならない。われわれは、今回の選挙において、自民党支持層が自民党に投票せず、その多くが民主党に投票したという事態を深刻に受け止めなければならない。また、これに連動する形で無党派層の支持獲得でも、民主党に大差を付けられてしまったことも反省する必要がある。

 このことを前提に、自由民主党岡山県支部連合会は、地方組織の再編強化等を実践し、幅広い国民・県民の支持獲得につなげていく体制を創造していかなければならない。


 政治は政党のものではない。ましてや政治家個々人のものではない。国家、国民のものである。党再生の途は厳しくつらいが、これを成し遂げ、国民の信頼に堪え、その負託に応えられる新しい体制を何としても創りあげ、国民とともに凛として希望に満ちた将来展望を切り拓いていかなければならない。

 今、『臥薪嘗胆』の気魄を持って、我が国のために、国民のために、我が党は、生まれ変わらなくてはならない。自由民主党岡山県支部連合会は、その魁となる。

 必ず来る「明日のために!!」。
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