2007年11月1日(木)【自転車を通した街づくり】
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 ともかく、6年間の活動から、無事に自衛隊の皆様が帰ってこられたら、まずは、心から労いたいです。

 先日の産業労働警察委員会の私の質問で、自転車専用レーンについて、今ひとつ答弁が今ひとつよく分からなかったので、本日、改めて御説明を頂きました。
 自転車に関しては、私も、いろいろ考えないといけない立場にございます。


 来年6月1日改正の道路交通法における自転車の取り扱いがはっきりしないこともありますが、基本的には、自転車は車両として、車道を左側通行することに変わりはありません。

 ただ、総合グラウンド東側のような歩道と車道の間に、車道を通る自転車が危険であるため、自転車保護のために、自転車専用レーンが出来れば、そこを対面通行することになり、こうした通行帯を通らない区分違反は、厳密には、5万円以下の罰金ですし、わざわざ歩道側の中で、人身事故しようものなら、自転車には業務上はないので、重過失障害で、5年以下の懲役、50万円以下の罰金となります。
 あぁ専用帯が出来て良かったねという単純な話ではありません。かなり自転車の責任が重くなっています。

 また、本来、通れない歩道も、車道が危険なため、普通自転車通行可と例外的にしますが、歩行者保護のため、徐行をする必要があります。対面通行の際には、停止も必要になります。
 また、幅員が狭いために、車道に線だけ引いて、レーンを設けた場合は、あくまで左側通行です。

 一般財源で、こうした専用レーンを少しずつ整備していきますが、整備しても、交通法規自体が一般に理解されていないのではないかという懸念があります。



 ところで、自転車と自動車はどう違うというのでしょうか。我々は、自転車に対して安易に考えすぎてはいないでしょうか。


 私が自転車免許を設けるべきだというのは、例えば、就学前に初めて自転車に乗ることが出来て、親子が感動するのは良いとして、いずれ街に自転車で繰り出して、子ども達が、どれだけ交通法規を意識しているかが、甚だ疑問であることがひとつ。少なくとも、自動車並みとは言いませんが、横断歩道を渡る交通安全教室以外に、簡単な交通法規は、意識する場面が必要です。

 また、身分証明書を持たない子ども達に、プライバシー等には気を遣いながらも、もしもに備えて、確認が出来る物が必要なのではないか。

 
 さらに、自動車登録税ではないですが、自転車も、所有者を明確に登録しておくべきではないのか。性善説に立ち、被害者保護の防犯登録もさることながら、違法駐輪や放置自転車の増加に対して、所有者責任は明確にすべきではないのか。
 犯罪の端緒は、万引きか自転車泥棒であることを考えれば、資産としての自転車という観点を明確にすべきではないのか。中古でいくらでも安く買えるとはいえ、子ども達には、物を大切にする心を培う必要もあります。
 
 もっと言えば、重量税やガソリン税ではないですが、取得時に、500円程度の目的税を課すこともあっても良いのではないかと思います。事務の手間もかかりますが、もちろん、安全運転の啓蒙や、なによりも、駐輪場や自転車道整備の財源のごく一部にするという趣旨です。

 
 原油高が生活を直撃していますが、環境対策の観点からも、自転車が益々見直されてくるでしょう。ノーマイカーデーは、自転車通勤を奨励こそすれ禁止するものではないのはもちろんです。
 ましてや、平地が多い上に、「晴れの国おかやま」ですから、自転車王国であっても不思議ではありません。

 法令遵守、交通体系や環境対策、健康対策、ユニバーサルデザイン等あらゆる観点、すなわち、街づくりの視点から、自転車を通じた街づくりをマトリックス組織で考えるべきではないか、と思います。
 9月には、道路交通法改正も見越して、国県市の関係機関で、自転車安全利用推進協議会が立ち上がっていますが、いかにも間口が狭いです。

 特に、桃太郎大通りに、中央郵便局前のような駐輪レーンを作り、また、歩道内に専用レーンを作ろうという構想もあるようですが、例えば、将来において、オープンカフェが並ぶお洒落な通りにすべきだと考えた場合に、自転車交通の安全性という観点からだけ考えては、自転車が街づくりの阻害要因にも、なりかねません。
 
 今日のような曇り空でない日には、自転車の素晴らしさが、一番分かる秋です。


 ところで、11月4日には、「第13回旭川3Daysフェスタ2007」に協賛して、「タンデム・マウンテンバイク大会」が開催されます。今年も、新鶴見橋北の旭川河川敷東側で、タンデム(2人乗り自転車)に、視覚障害者の方と乗るイベントが午前10時から、行われます。
 まずは、京橋朝市にお越し頂いて、是非ご参加下さい。「岡山県バイコロジーをすすめる会」の佐藤会長からのお知らせでした。
 私も、ままちゃりで行こうかしらん。
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2007年11月2日(金)【まなびピア岡山2007開幕】
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 本日は、いろいろ開幕しましたが、まずは、「備前岡山ええじゃないか2007 大誓文払い」が、表町、奉還町、駅前商店街などでスタート。オープニングは、表町アムスメールで、いつものように通りかかり、法被を着て、紅白餅を配らさせて頂きました。
 今日は、いつもより、通行の方が少なく、グルグル回られたり、希に、「応援してるからね。も一個頂戴。」という方がおられたり、同じ方が何度も来られるので、しまいにや、バターになるかと思いました。
 皆様、是非とも、秋の実りのお買い物を大誓文払いで、お願いします。

 それにしても、最近の「ゆるキャラ」路線からすると、大誓文払いの「あきんど君」は、着ぐるみになっても硬派で、バイタリティがあり、実に好感が持てます。
 ところで、先日、「びわ湖環境フェスタ」で購入した彦根城400年キャラ、「ひこにゃん」は、兜を被っている分、我が子の縫いぐるみ王国の主戦力になりました。これも、キャラが立っています。


 今年も、ある大学で、1回だけ特別講師をするので、その打ち合わせ。90分間、私が話すのを聞くのと、「ゲバゲバ90分」を観るのと、どちらに学生に価値があるのか・・・。
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 昼から、先日の「お詫び行脚」を受けて、「第3回党再生プロジェクト」会議。各団体での状況の詳細は、お伝えできかねますが、私は幾つか提案させて頂きました。

 ひとつは、常任委員会の委員長を中心に、自民党の所属委員で、部会を作っていますが、この部会が、形骸化しているため、その機能強化です。

 すなわち、部会長以下が、就任直後、各団体に挨拶に回り、意見交換。その年度の委員会運営に反映させていくことをはじめ、窓口となり、常に、部会が、党の政策形成機能の最先端に立つということです。

 残念ながら、委員長ポストは、まずポストありきで、ひとつの経験として、2期を中心に嵌め込まれていた実態がありますが、これからは、その分野のスペシャリスト、オーソリティを作っていかねばなりません。


 第2は、国・県・市の連携した政策形成機能の強化です。国会議員の先生方にとっては、永田町が政治の主戦場で、選挙区は選挙区で、地元サービスをするという割り切りもあるかもしれませんが、我々にとっては、地域が、政治の主戦場とイコールです。

 にもかかわらず、国から地方自治体に降りてくる施策について、我々があまりに不勉強で、逆に、我々のサイドから、国の施策で揺れる現場の現状をきっちりと伝える仕組みができていません。

 やはり、参議院議員のような政策のプロと常に連携をとり、我々自身が、地方で行うべき事、国でやって貰いたいことを同じベクトルで、共通認識として持っておかないといけません。
 たちまち、歯科や薬剤の現状など、幾つか行いたい勉強会があります。特に、保健福祉分野は、国・県・市の施策の流れをきっちり認識しておかないと、いよいよ県議会議員は、帯に短し襷に長しというより、無用の長物になってしまいます。

 実は、入札制度改革研究会も提言しましたが、微妙なニュアンスがあり、引き続き検討。ただ、党が具体的に動いている姿は、早急にお示しする必要があると思います。


 実際に、財政危機の折りに、どれだけ成果を返せるのか、あるいは、新たな業界へのアプローチの必要性など、様々な課題もありますが、9人の選抜チームとしては、確実にできることからを変えていこうという、良い動きが出来ていると思います。
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 石ノ森正太郎作の「マナビィ」が、ももっちと並んで、いよいよ「第19回全国生涯学習フェスティバル・まなびピア岡山2007」が、今日から始まりました。

 秋篠宮殿下同妃殿下をお迎えして、総合開会式は、岡山シンフォニーホールで開催されました。1F中段がロイヤル席で、我々議員は、手が届くような、その後ろの席。意外なほど、周辺警備が少なく、退席の際には、お二人とも、実に気さくに手を振っておられました。2時間半も、お座りになっておられました。

 国体開会式の時と違い、我らが、桃太郎少年合唱団も、良い場面で出てきました。特に、開会式を通じて、「桃太郎精神」がテーマでしたから、むべなるかな。桃太郎は、学んだから、強くなって、仲間も出来たんだということです。
 それにしても、高橋昌子さんの全身震えるほど素晴らしい国家独唱からスタートして、坂手洋二さんの総合プロデュースだけに、非常に岡山らしい芸術性の高い総合開会式でした。
 岸田敏志が、メインプログラムのメインだったので、ミュージカルだったらというのは、贅沢かしら。

 ただ、鬼は悪くないという流れの中で、「大和朝廷に対する吉備王国」という意味ではなく、「侵略戦争で、鬼畜米英という言葉を使った」という表現については、全国生涯学習フェスティバルに御皇室をお迎えしている中で、一考の余地があったように思います。

 ともあれ、6日まで、初の県内全市町村が会場になる「まなびピア」です。まずは、メイン会場の岡山県総合グラウンドに、是非とも足をお運び下さい。
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2007年11月3日(土)【地べたを這えば、空も飛ぶ】
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 中央では、自民党と民主党が、何をしておりますんかいの?

 夕刻まで、家族で、まなびピア主会場を訪ねました。総合グラウンドでは、足湯もあれば、南極の氷も触ることもできて、日がな一日遊ぶことが出来ます。
 是非、皆様、明日は、京橋朝市や大誓文払いにも行かれて、どこかのまなびピアの会場へ足をお運び下さいませ。


 これ以上ないような素晴らしい秋空の下、朝一で、倉敷市営運動公園球場へ。ヤングリーグの第15回西日本秋季大会開会式に、今年も出席させて頂きました。
 中四国から22チームの参加で、この中から、プロ野球選手が、何人も生まれてくるかもしれません。
 
 この球場では、倉敷市が、カンザスシティと姉妹都市ということもあり、25年前に、巨人・阪神連合軍 VS カンザスシティロイヤルズの試合が、開催されています。原・石毛のルーキーの頃、ジョージ・ブレッドは、4割を狙っていましたが、我々は、倉敷まで自転車を漕いで来て、倉敷国際ホテルの前で、ロイヤルズの選手のサインをたくさん貰いました。
 ちなみに、ロイヤルズは、北海道日本ハムのヒルマン監督が、来季は監督になるそうな。


 最近は、シーズン後に、単独チームでの来日はないので、ロイヤルズはもちろん、大リーグのチームが、岡山に来ることはないかもしれません。

 特に、阪神タイガースが絡まないと、せっかくの公式戦を招聘しても、入りが悪く、今秋は、倉敷マスカットスタジアムで、タイガース秋季キャンプも行われません。
 中四国州を目指すというのに、独立リーグの四国リーグには、来年から、九州のチームが加わります。


 本日も、桃太郎スタジアムで、JFL入りを目指す、我らがファジアーノ岡山のイベントがあり、ジェフェルソン選手など、無茶苦茶愛想が良く、サッカー人気は、日増しに高まっていますが、野球といえば、シティライトさんに、大いに期待したいところです。

 ともかく、政令市には、市民プロ球団がどうしても欲しいです。
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 青空市や消防団の話をした後に、まさに、朝市会場として狙っている岡南飛行場へ。


 下記10月3日付の「こころ2697」から、実に意外な展開になり、ある方の目にとまり、なぜか、その方の自家用ヘリコプターに乗せて頂くことになったのです。岡南飛行場を考えるためには、体感しないといけないという、本当にびっくりするようなお誘いで、ありがたく、お供させて頂きました。

 以前、自衛隊のヘリコプターには乗せて頂いた事はあるのですが、自家用のヘリコプターや、自社用のプロペラ機やジェット機というのは、岡南飛行場には普通にあるのです。何億というのがピンと来ないのですが。
 そこには、確かな可能性があります。


 水上にも降りることが出来るヘリコプターを操縦されながら、牛窓から、牡蠣棚、虫明湾、片上湾を観て、前島、犬島、豊島、直島へ戻り、特に、各島の上では、念入りに何度も旋回し、様々な進捗状況を拝見させて頂きました。

 私は、北海道の開陽台こそ絶景と思っていましたが、上空からの瀬戸内海の景色は、それに勝るとも劣りません。確かに、日本初の国立公園の指定されたのもむべなるかな。
 それは、おそらく、世界有数の景色でもあります。


 そしてまた、瀬戸内海を庭と捉えるような見え方があるんだなぁ、それが、国際スケールなんだなぁ、と、ある種のパラダイム転換がなければ、私自身も、夢は描けないのだなぁ、ということも痛感しました。「蟹は甲羅に似せて穴を掘る」とは言いますが。
 普通には、不思議に思えたりもするのですが、世界と勝負するためには、およそ尺度を変えないといけません。

 例えば、一流のプロ野球選手やサッカー選手は、真横に観ながら、脳の中で置き換えて、鳥のように俯瞰する能力があるからこそ、的確に動けるのではないかと、私は考えるのですが、それは、一流の経営者や政治家にも、絶対に必要な能力なのかもしれません。
 己の立ち位置を俯瞰できているかどうか。総体的に、相対的に、次に何をすべきか。
 同じところをあたふたとグルグル回っているような気分じゃいけません。


 中四国を観たときに、この海を空をどう考えるのか。既に、制空権や制海権は、岡山側には、本当にないのかもしれません。ただ、まだ間に合うかもしれません。
 岡南飛行場があること、さらに、海をいかように考えるか。先日、飽きるほど眺めていた関門海峡ですが、瀬戸内の海と空を私はまだ見飽きてはいません。
 岡山は、まだまだ夢が描けるはずです。

 
 先日、「お詫び行脚」の最中に、吉野家で、思い切って、ポテトサラダを頼むのには、勇気が要りましたが、そういう世界と全く違う世界というのが世の中にございます。空を見上げれば、ヘリコプターが飛んでいるかもしれません。

 もちろん、5円、10円には今後も拘りますが、幾つかの別の尺度を自分の中で持っていたい、地べたを這えば、空も飛ぶ、そんな人間になりたいものです。


 いずれにせよ、岡南飛行場は、ネーミングライツまで含めて、名称からして、世界基準に変えたいものだし、逆に、青空市も開催できる地域の拠点にもしたいものです。

 ともあれ、なにか新しい視点を頂戴できた楽しい日に感謝です。

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(参考)その2697 10月3日(水)【岡南飛行場の可能性】
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 朝一で、御依頼受けに行き、さらに浦安の岡南飛行場へ。
 スカイパーク構想という夢がありましたが、日応寺の岡山空港が出来た後も、敢えて浦安の旧岡山空港を残して、岡南飛行場としたわけですが、こうした県営の空港が2つある岡山県の優位性をいかに活かしていくかは、大きな課題です。

 広島西空港も、コミューター定期便に動きがあり、小型機専用飛行場にシフトしていくとすれば、わずか十数分の距離など、直接のライバルと見なすべきで、うかうかしておれません。

 いわゆる整備会社も大きく飛躍していますが、地方にあるがゆえの市民と航空産業のふれ合いというのが、もっとあって良いのかもしれません。それは、いわゆる朝市や青空市のようなものからの始まりかもしれませんし、高校生や大学生が、整備について、体験ができる機会が、もっとあっても良いかもしれません。

 なによりも、岡山空港よりも、遙かに近くに飛行機やヘリコプターに接することが出来る状況は、子ども達に、大空への夢を描くきっかけになるには、抜群の環境と言えるかもしれません。
 我が子が、鉄道マニアとして新幹線の運転手になりたいように、世界を股にかけるパイロットや整備士になりたいと願う子どもが、たくさん出てくれば良いと思います。

 少なくとも、現状の岡南飛行場は、倉敷チボリ公園のように目立ってはいませんが、300億円以上かけて再整備しただけの県民への還元がなされていないと評価されても仕方ないでしょう。

 20周年を迎えている岡山空港は、岡山空港開港20周年記念事業実行委員会が組織されて、様々な行事が行われてるにも関わらず、同じ20周年のはずの岡南飛行場は、ほとんど無視されている状況です。

 もちろん、来年のサミットを控えて、テロ対策の強化も必要ですし、住宅街が広がる地域との兼ね合いで、午後6時30分(以前は、日没まででしたが)までしか使えない制限もあり、ヘリコプターの低空飛行や、タッチアンドゴーの繰り返しは、避けなくてはいけませんが、導入されるかもしれない防災ヘリの拠点(「わしょう」や「ももたろう」との兼ね合いで、リスク分散で、駐機場は別になったとしても)として、あるいは、マリンスポーツも含めたレジャーの拠点として、岡南飛行場は、もっともっと活用できると考えます。

 現在多方面から調査を続けておりますが、名称改称まで含めて、12月定例会で、岡南飛行場に必ず光を当てます。


    以下略

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2007年11月4日(日)【小沢民主党代表辞任】
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 小沢民主党代表辞任・・・・・また、明後日の自民党青年部局の街頭演説でなんと言えば良いのか、地方議員には分からなくなりました。

 大連立は、小沢民主党代表からの持ちかけだったとか。政権安定のために苦肉の策と考える満身創痍の自民党には、ダメージはないのですが、民主党は、何がしたいのか・・・。
 やはり政権を任せられないという不安は、感じます。
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 本日は、忙しいながらも、家族で動ける日程でした。まずは、京橋朝市からスタート。いつになく業界関係者が少なかったですが、その分、かなりゆっくり過ごせました。
 特に、岡山県製本工業組合さんの第4回製本まつりも、会場であり、今年も親子で、オリジナルノートを作って頂きました。
 恒例の朝市実行委員会のうどんを食べ、ケイコの豚まんや上海蟹の仲間であるモズクガニやぎょろっけ(魚肉コロッケ)などを買い、呑気に旭川を眺めることが出来ました。
 
 県のフィルムコミッションの担当課長も来られていて、今回も、岡山でロケがあった『続ALWAYS 三丁目の夕日』が、凄く良いそうです。
 明日、月曜日は、岡山メルパは、男性サービスデーだな・・・・・。
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【タンデム(二人乗り自転車)の大会】
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 その後、旭川の対岸に渡り、新鶴見橋のたもとに、一昨年就任した「岡山県バイコロジー運動をすすめる会」の会長として、自転車の中でも、タンデム(二人乗り自転車)の大会へ。

 タンデムは、公道を走ることができませんが、例年、役員が、視覚障害のある方をお招きして、後部座席にお乗せして、旭川のジョギングコースを走るというイベントをやっています。

 「その2725」のように、自転車を通した街づくりを考えたとき、自転車レーンが出来るのなら、そこをこのタンデムが走ることが出来ないか。少なくとも、整備した蒜山や吉備路のサイクリングコースは、特に、走行が認められれば、かなりおもしろいと思うのですが。
 少なくとも、毎年、この催しを心から楽しみにしておられる方がおられるのを体感するにつけ、公道を障害のある方と自転車の二人乗りが、堂々と出来ればなぁ、と、心から思います。


 本日は、開会前に、家族で試乗を重ねて、その時点で疲れてしまい、私は、僅か2往復のみでしたが、津山からお越しになられた男性をお乗せして、昨年と少しコースが北に上がったため、小さい坂や芝生がいかに怖いかを感じながら、秋の旭川の河川敷を快走しました。なんとも気持ちの良い秋の風でした。

 岡山で最も美しい後楽園のある風景や、秋の優しい陽光に煌めく川面はもちろん、なにげないススキや、貨物列車や、シラサギが、とても伝えたい大切なものであることに気付かされます。
 いわば自転車の二人乗りでのたわいもない会話が、本当に大切に感じられるほどに、見えないけれどもあること、見えているのに見えていないことが確かにあって、しかしそれに気がついていない。やはり、我々は、もったいない生き方をしているものです。


 このタンデムは、8台ありますが、「岡山県バイコロジー運動をすすめる会」としては、自転車の素晴らしさが分かって貰えるような使用のされ方であれば、基本的に貸し出し可能です。
 ご希望がございましたら、ご一報下さい。ただし、申し上げております通り、公道を走ることはできません。
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【盛り上がってます。まなびピア】
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 そこから、岡山ドームの生涯学習フェスティバルの協賛事業である「生涯学習おもちゃ箱 in 岡山ドーム」に。「わくわく子どもまつり」等、毎年名称が変わるのですが、今年も盛況で、岡山市国公立幼稚園PTA連合会前会長としては、昨年参加したこともあり、いてもたってもおられず、お邪魔しました。

 今年の市幼Pの役員さんも身体を張って、ボーリングゲームをされており、一緒にいる我が子も小学生になっているため、少し羨ましいような懐かしいような感じでした。実は、市幼Pの新聞の「かけはし」には、私がよく書く「かっぱ丸」が、キャラクターとして残っており、これも本当に嬉しくありました。
 こうした催しにスタッフとして参加される役員の方々は、家族と過ごせるであろうせっかくの休みの日なのにと思うと、本当に頭が下がります。
 
 特に、公立・私立の保育園や幼稚園の先生方や保護者が多く参加されており、また、子ども会や親子クラブ、子どもセンターはじめ、こんなに多くの方々に、子ども達が守られていることを本当にありがたく思います。

 まなびピアに関わらず、今後も、子どもを中心にした催しが続いて欲しいものですし、私自身子育て世代の議員として、子育て世代をしっかりと応援させて頂きます。



 そこから、津島のコミュニティの文化祭にお邪魔して、着替えて、今度は息子と2人で、自転車に乗り換え出動。
 実は、小一の息子と2人だけのサイクリングは初めてです。

 まずは、国際児童年記念公園こどもの森のおかやまプレイパークに。妻子でしょっちゅう行っているため、べっこう飴の作り方を息子に教わりました。
 そこから、またまた、「まなびピア」メイン会場の総合グラウンドへ。今日もまた、ミニMOMOに乗り、遠くにうらじゃを観ながら(楽鬼を見ると、ラッキー!)、湯郷の足湯に浸かり、水餃子を食べ、父子らしい呑気な時間を過ごし、カマタマーレ讃岐を観ながら、自転車を漕いで、遠回りして戻りました。


 そうでなくても、あまりにも、催しが多い時期で、この時期の生涯学習フェスティバルの開催については、半端でなく、多くの皆様が、たいへんな思いをされていると思います。本当にお疲れ様でございます。心から感謝と敬意を表させて頂きます。

 幸い、この3日間は天気にも恵まれており、私が訪ねた会場は、どこも大盛況でした。おそらく、全県の各市町村で、盛り上がっているのではないかなと思います。
 「まなびピア2007」は、まだまだ続きます。是非とも、なにがしかの催しに御参加下さいませ。

 我が家的には、子どもがこの2日間は、全く机には向かっておりませんが、それ以上の様々な学びが出来ており、なにより、本当に楽しまさせて頂いておりまして、心の底から感謝です。
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2007年11月5日(月)【月曜日と雨の日には】
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 私が業界に入った時には、細川政権のもと、自民党は下野しており、予算陳情もないような寂しい年末を迎えていましたが、今から考えても、亀田大毅選手もびっくりの自・社・さ連立政権・村山総理という荒技で、たちまち復活。
 今回も、あるいは、小沢総理ぐらいのことは、やる気だったのかも?と思うと、懐の広い?我が党のしたたかさを感じずにおれません。
 それにしても、政権争奪戦の政局でうやむやになって、政治不信の根本的解決がなされなければ、参議院選挙の民意無視も、甚だしいことになります。
 これでは信頼回復にほど遠いのでは・・・・。 Rainy days and Mondays always get me down・・・

 朝から少しずつ雨に変わっていき、昼過ぎにお邪魔して、夕刻前に市役所を出る頃には、すっかり本降りになっていました。
 辛さが癖になる県庁食堂のカレーに比して、まろやかなカツカレーを市役所地下食堂で食べながら、市役所を徘徊していると、やはり、何をしに来たのか?という反応があったりするのですが、今日は、地域の学童保育について、当局との意見交換でした。
 政令指定都市がらみではなかったのですが・・・。


 岡山メルパは、月曜日は、男性サービスデーです。ついつい、1000円で、平日の夜に、『続・三丁目の夕日』を観てしまったわけですが、実に心温まる作品に仕上がっています。今回も、県内各地のフィルムコミッションが頑張っています。ちなみに、時代劇の話も、チラホラ。
 それにしても、同い年の堤真一の身体の締まり具合と薬師丸ひろ子のお母さん具合が気になって、気になって・・・。あの頃に、今の年なら、とにもかくにも、明日は今日よりも良くなるんだと信じられたかしら・・・?

 昭和34年頃と言えば、落語の黄金期で、黒沢映画も、続々と出てきます。平成19年を懐かしく振り返って貰えるでしょうか・・。

 映画のおかげで、幾分優しい気分になる秋の雨です。
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2007年11月6日(火)【シニアスクール】
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 本日は、朝一で、JR岡山駅西口で、恒例の自民党青年部局の街頭演説。毎週ネタが尽きないぐらいに永田町は混乱していますが、地方議員が分かりやすく解説したり、論評するのが役目のはずもなく、我々は、我々のすべき事をせねばなりません。



 「第19回全国生涯学習フェスティバルまなびぴあ岡山2007」も、今日が最終日。かねてからお邪魔させて頂きたかった市内の小学校のシニアスクールの公開授業を拝見させて頂きました。

 他県の視察の方もおられて、茶話会に参加?させて頂きました。特に、今日は、小学校の方も、学習発表会で、シニアスクールとの交流も行われていました。


 8人の「生徒さん」は、もちろん、60才は超えられていて、77才の方もおられましたが、皆さん本当に活き活きされていて、宿題や試験のない、そして、子ども達と触れ合える、毎週火・金の登校を本当に楽しみにされておられて、見ていて、こちらまで幸せな気持ちになりました。

 もちろん、公民館活動も素晴らしいのですが、地域の学校に、お孫さんとお爺ちゃんお婆ちゃんが、一緒に通えたら、さらに、あたたかい地域コミュニティが育っていくことでしょう。
 ある意味、地域の学校の理想型かもしれません。学童保育も含めて、地域における学校の機能とは何かを総合的に考える契機にもなります。


 もっとも、今回は、「まなびぴあ」の文脈の中で、語られてはいますが、このシニアスクールの端緒は、生涯学習の一形態を目指していたとは必ずしも言えないのかもしれません。


 以前は校内暴力の嵐が吹き荒れ、生徒指導困難校と言われていた中学校において、教職員、保護者や地域住民の方々の手で、「地域の力を学校へ」、「保育園・幼稚園・小学校・中学校の連携(15年間の一貫教育)」という流れが作られました。
  平成10年から3年間の「岡山東警察署パイロット地区指定」、そして平成11年から3年間の「岡山県いきいきスクール支援事業」等の行政の支援もあり、中学校区を地域と考えるコミュニティ・スクール構想の原型ができています。

  さらに、平成14年度から3年間、文部科学省による「新しいタイプの学校運営のあり方に関する実践研究」の指定を受け、「地域学校協議会」が設置され、地域運営学校としての歩みが始まり、平成17年度から「コミュニティスクール推進事業」の指定を受け、同年、岡山市教育委員会から「岡山市地域協働学校」の第1号として指定されています。

 こうして時系列を並べる中に、子ども達を思う、地域の方の汗や涙があり、事情が分からない外部の者が、論評できる立場にはありません。並大抵の御労苦ではないはずです。


  ただ、特に、シニアクールに関しては、運営母体が、現在NPOになられていますが、生徒の募集やボランティア講師の確保、なにより、運営資金等の問題等、こうした先駆事例を維持し、様々に広げていくためにも、様々な支援が外部からもどうしても必要です。多くの支える方がおられてこそ、できる活動です。

 特に学区外からの通学というのも、あるいは、今後増えていくという前提で考えるとすれば、なおさらです。


  それにしても、思い出すにつけ、高齢者の方々のなんと楽しそうだったこと!生涯「楽」習で、良いのです。
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【「ゆるキャラ」について考えるこころ】
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 本日の「まなびぴあ」の総合閉会式は、倉敷芸文館。多少早く着いてしまったので、少しだけ美観地区を散策しました。

 県外からの観光客の気分で歩くと、確かに、風情があります。アイビースクエアで、巨大なミドリガメを見た後、「桃太郎のからくり博物館」の前を通ると、忙しくて今週は今日しかいないという。ちくわさんが・・・。


 芸文館の前には、岡山ビジネスカレッジの学生さんの手による一覧図もあり、岡山県内の「ゆるキャラ」が大集合。ももっち体操を着ぐるみの大集団が踊りまくるという、夢に出そうな光景。カブトガニの「カブニ」、黒大豆の「黒まるくん」は、キャラが立っています。ちなみに、我らが、大誓文払いの「あきんどくん」が、入っていません。やはり、彼は、ゆるくないのか?

 「ゆるキャラ」の定義は、「全国各地で開催される地方自治体主催のイベントや村おこし、名産品などをPRするために作られたゆるーいキャラクターのこと」とのことですが、あれだけ揃うと、どう見ても、ロビンちゃんが、くるくるそこら中を回っていれば、「がんばれロボコン」のエンディングそのもの。ガンツ先生を捜すと、妙にアゴが長い着ぐるみが・・・。玉野競輪の「ガッツ玉ちゃん」でした。「ガッツ玉ちゃん、ゴーゴー!!」

 私個人としては、「ゆるキャラ」の「緩さ」とは、「抱えている問題の深刻さに比して、あまりにも切実さがない」状態(「お前、そんなぼーっとやっとる場合か、と突っ込みたくなる状態」)だと思うのですが、玉野競輪の「ガッツ玉ちゃん」や、児島競艇場の「ガァーコ」、大誓文払いの「あきんどくん」は、意志的な目をしており、十分に役目を果たしています。
 この点、どこから見ても、優等生の「ももっち」も含めて、彼らは、私的には、「ゆるキャラ」ではありません。私が社長なら、彼らは、間違いなく雇うでしょう。



  私が今日、着ぐるみを見ていて、事態の深刻さを理解していない、多少とも岡山ゆかりの「ゆるキャラ」No1は、本州四国連絡橋の「わたる」です。いくら説教しても、頭に車を乗せたまま、決して反省というものをしそうにありません。↓彼ですが・・・。
ttp://www.jb-honshi.co.jp/gallery/download/JB-0711-03-1600_1200.jpg
  しかし、こういうタイプに惹かれる自分もいます。
 その後、岡山にとって返して、「お詫び行脚」である団体へ。秋の日暮れは本当に早く、なぜか早く家に帰りたくなります。
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2007年11月7日(水)【19才だった】
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 民主党は頑張って欲しいです。永訣の朝。Shitori egumo。
 岡山市の第6回行政区画等審議会も、答は出し切れなかったようです。次回は、19日。

  
 本日は、端から雨は絶対にないという強気に応えて、これ以上ない素晴らしい青空の下、昨年度PTA会長を務めさせて頂いた幼稚園の80周年記念に、県警音楽隊が来園。園庭コンサート。企画に関わった前年度会長として、拝見させて頂きました。

 開園以来初の大勢の地域の方々も、お越し頂き、地域の保育園のお友達も合流して、子ども達の反応も良く、たいへんな盛り上がり。やはり、文部省唱歌よりも、トトロにアンパンマンとなると、反応が違います。小学生の我が子は、そこにいませんが、子どもは、なんとかわいいのだろう!!じわっと涙が出るのはなぜ?

 懐かしい童謡等も含めて、文字通り、老若男女の期待に違わず、カラーガードのお姉さん達も実に格好が良く、最高のパフォーマンス。大絶賛!!実に聞き応え、見応えがありました。

 交番との交流や、園前の信号機の改良もして頂いたりで、本当に地域で、警察の方々のお世話になっているという感じです。



 そこから、昨年に続き、ある大学の講師として、午前11時から、90分でしたが、1コマだけ講義?のようなことをさせて頂きました。
 相手は、皆、19才頃ですから、怪しげな地方議員のおっさんが来て、全く聞きたくもない話をして帰ったということだけはないように、突きつめれば、キャリア教育についてがテーマだったのに、人生論をして参りました。
 「職業としての議員」というタイトルは、完全に無視。

 なぜ、立ち会い出産の話などしていたのか分かりませんが、大脱線の連続で、学生を寝させないことに徹しました。

 時折、うらじゃで踊る学生の弾けるような笑顔には、何も言えなくなりますが、青春時代は、悩んでなんぼ。答など出す必要は全くありません。とことん己を追い込むが良いと思います。
 青春のあとに朱夏が来れば、突き進む以外ないのですから。

 後にも先にも、浪人時代の決死の200日だけは、誰にも負けないほど、己の限界まで受験勉強をしたように思いますが、大学合格がゴールになって、目標達成後、いったい何年彷徨ったことか。
 あれから、大学もずいぶん変わってきましたが、19才も、変わっているのかな。


 とは言うものの、人間世界のことじゃもの、日々悩みは尽きませぬ。それも生きている証と思うしかありません。19才の頃の悩みは、結局、生涯ついて回るんだろうなぁ・・・。

 『人間交差点』の中に、人生なぞ、「ずるずるひきづって、みっともなかですよ・・・」という言葉がありましたが、そういうものかな、と。
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2007年11月8日(木)【白秋の街角】
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 とにかく日が早く傾くし、「夕暮れ時は、さびしそう」、なにかおセンチになる季節だなぁと思えば、あと3週間もすれば12月なのです。あれほど夏が暑かったのに、まったくもってふざけた話です。青春、朱夏、白秋、玄冬・・・・少しは気を遣って、季節も、移ろいだら、いかがかしら?

 
 朝、議会に行くと、青森県議会の商工労働エネルギー委員会の視察バス。この時期の十和田湖は、きっときれいだろうなぁ、と思いつつ、観光振興も付託事件でしょうから、たっぷりと秋の後楽園を見て頂ければとも思います。今夜は、広島とか。秋の安芸じゃな。

 エネルギーは、真庭のバイオマス、さらに、障害者雇用の関係で、吉備高原都市に行かれた模様です。なかなか渋い選択ですが、岡山県議会的には、非常に納得できます。

 先週、青森県には、我が県議会の委員会も行ったようですが、私は、長いこと、東北に行っていません。学生時代に乗ったJR五能線などは、乗りたくて、むずむずしますが、これは引退まで無理でしょう。



 議会図書館でたまった事務作業や連絡をしながら、午後には、当局等と岡山空港等について、かなり込み入った意見交換。

 岡山空港には、「ビジネスジェット基地構想」という大きな夢があるのですが、航空産業との絡みや岡南飛行場との役割分担も相俟って、私なら、空に向かっての施策の舵を大きく切るでしょう。岡山県の潜在能力の高さを聞けば聞くほど実感します。

 12月定例会では、知事と夢を共有することができるかしら?



 本日は、国際交流センターで、「環境ビジネスメッセinおかやま」が、開催されていました。お邪魔しても、技術的なことはさっぱり分かりませんでしたが、先日の10周年記念の『びわ湖環境ビジネスメッセ』との比較をすれば、かなり思うところがあります。
 
 特に、理科大学さんなど積極的に産学官連携の展開をされていますが、バイオに関して、私立大学と組んで、経済特区を作るまで、ある意味、非常に強く舵を切った滋賀県が、環境施策とそれを絡めるのと比べること自体に、無理はありますが、知事の本気度は、どの程度かしら?

 環境問題については、児島湖は、琵琶湖に負けず劣らずの課題ですから、岡山県が、水質浄化の環境ビジネスのメッカになって、中国やインドに、どんどんビジネスチャンスを広げて行く勢いが必要です。夢とは、そういうものです。



 岡山駅前に、少しずつ、20日オープンのビックカメラさんの存在感が増してきます。西口からも、非常によく見えます。ここ数年で、駅周辺が、都会らしく変貌していきます。

 いったんは、駅周辺への人の流れの滞留は避けられないでしょうが、表町や奉還町に、うねりを繋げて、全てを底上げしていけるかは、中心市街地の大きな課題になりそうです。

 特に、熱っぽくて途中で失礼致しましたが、先ほどまで、会合があり、将来的に、いわゆるオープンカフェが、西川緑道公園沿いや、桃太郎大通り、市役所筋、県庁通りに並ぶことで、商店街や、カルチャーゾーン等への導線にもなるというのは、あってしかるべきでしょう。岡山市は、特に、喫茶店が多い街なのですが、逆に、なぜないのかな。

 オープンカフェは、都市緑化フェアも絡めて考えていくべきことかもしれませんが、当面、地域の理解や協力、さらには、法的な整備も必要になるでしょう。



 昔、佐藤陶器店があった平和町の再開発ビルの工事現場にも、非常に大きなクレーンが建っています。25年も駐車場でしたが、いずれ全く景色が変わってしまったとしても、全ての思い出が消えるわけではないと信じます。
 誰にも、こうした思い出の場所があるのでしょう。

 少しずつ、「さようなら」をする気持ちと、もしも、中学校の時に商売が無くならずに、次男だけれども、私が陶器屋をやっていたら・・という夢想に苦しむのも、秋ゆえです。工事の無事と、そこに集われる方々の幸せを心から祈りつつ。

 「人生が二度あれば」。「・・・そんな母を見てると 人生がだれの為にあるのか わからない 子供を育て 家族の為に 年老いた母 人生が二度あれば この人生が二度あれば・・・」と、陽水は、歌いけり。あぁ、なんも、残らんなぁ・・・・。


 それにしても、我々の世代ですら、押し出されてしまうような行き場のなさを感じてしまうことが、往々にしてあるのですから、高齢者の方の思いは、いかほどでしょう?

 あまりの街の変貌ぶりに、所在なく呆然と立ちつくしているお年寄りも、おられるのかもしれません。
 意外に、市内中心部は、○○跡や、○○町という、名所や旧名の案内が少ないのですが、何げない歴史が、大切にされないように、「大きな街には、大きな孤独」では、いけません。


 今日は、早く家に帰ろう。
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2007年11月9日(金)【地方政府樹立】
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 本日、倉敷チボリ公園の定時取締役会があり、本年度の見通しが示されました。詳細は、ぶらさがりの明朝のマスコミに譲りますが、対前年度比で、入園者も、売り上げの、大幅減で、当期損益も甚大。
 この2年度間で、経費の大幅削減、来年早々には、公園の名称も募集されるということですが、厳しい議論になるのは必至。


 今朝の新聞によりますと、政府の地方分権改革推進委員会が、今月中旬に決定する予定の中間報告の素案素案が示されました。べたな記事ですが、極めて重要な動きです。

 それによると、国が担っている事務事業のうち、道路や河川など7分野を抜本的な見直しを進める「重点事項」として列挙し、国が維持管理している直轄国道や、複数の都道府県にまたがらない1級河川について、都道府県に権限を移譲し、これに伴って国の地方出先機関で余剰となる職員も都道府県に移して管理態勢を強化するよう求めた、ようです。
 来年春の勧告に向けて、中央省庁の抵抗は必至。岡山市の政令指定都市化の話が、そのまま、国・県間で、スライドしたような話です。

 この委員会は、今年4月施行の地方分権改革推進法に基づき設置され、勧告を受けて、政府は、「地方分権改革推進計画」を作成し、2010年にも、関係法令をまとめて改正する「分権一括法案」を提出する運びです。
 国会議員の先生方も、どこまで本気で地方分権を進めて下さっているのか、ここからはっきり分かります。

 第2次分権改革に突入したと言われますが、目玉は、「地方政府」と、税源を国と地方で、「5:5」という言葉。地方公共団体から、中央政府に対峙できる地方政府が樹立されない限り、すなわち、権限、財源、人間の面で自立できない限り、この国の政治は根本的に変わりません。
 「地方政府」という言葉は、我々地方議員には、十分刺激的。


 先日、数十年にわたり障害者を雇用されて同居さていた方が、いよいよ生活が苦しくなり、生活保護の申請をされましたが却下されて、お役に立たなかったことに心配しておりましたが、亡くなっておられたことを知りました。

 80才を超えられて、多臓器不全で、大きな葬儀をされず献体にということでしたが、なにか良く分からなくなります。何一つ悩みもなく、老後を送れる人なんて、世の中にいるんだろうか?長く生きたら、きっと良いことがあるよ、と言えない社会というのは、なんなんだろう。

 
 先日、紹介頂いた、ベジタリアンがらみのサイトを見て、ここ数日、どうにもこうにも、考えることが多いです。半分は風邪気味でイマイチ調子が悪いからですが。
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2007年11月10日(土)【地震カミナリ火事オヤジ】
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 今日・明日は妙に忙しいです。お邪魔させて頂くところがあるということがありがたく、いつのまにやら、風邪も飛んでいます。


 昨夜は、「劇団ふるさときゃらばん」の『地震カミナリ火事オヤジ』を最後の方を少し観させて頂いて、舞台装置撤収(ばらし)手伝い。
 私は、十数年前に、グリーン早稲田岡山が招聘した同劇団の『サラリーマンの金メダル』の地元実行委員会で動いたことがあります。

 今回は、消防団をテーマにした作品だけに、地元消防団として、設営、撤収の協力をさせて頂いたということで、我が分団は、舞台後の担当。夜は、数分団で、約20人が、出動。

 さっきまで舞台に立っていた役者さんとトラックに荷物の積み込み。さすがに、勢いがあるのが、分団ですから、意気も合い、午後10時15分には、終了。さすが!妙に盛り上がりました。
 先日の「劇団はぐるま座」もそうですが、もと劇団ひびきの団員としては、舞台を作りながら、旅をして回るのには憧れます。
 今日は津山での公演ですから、今頃、津山の消防分団が、ばらしているのかしらん?

 それにしても、この芝居、もっともっと多くの方に御覧頂いて、消防団の心意気のご理解を頂きたいものです。
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 今朝は、朝5時から朝起き会で、終了後、高谷市長を囲む座談会を午前7時前まで。苦労されて経済人として成功された市長の裏表のないお人柄というは、じっくりお話を伺うと、誰もが、理解されるはず。

 それにしても、市民の一番の心配は、年金や保険や税金のこと。でも、その多くが、国が決めたこと。老後の不安に、全く国が応えていないような気がします。


 第1回の地元地域の健康ウォーキング大会も、時間があれば、4.5km御一緒させて頂きたかったのですが、開会式での激励の御挨拶だけで失礼させて頂きました。

 最高の天気で、旭川から後楽園を回る最高の景色。150人の方の御参加で、設営や警備に回られた方は、本当にたいへんだったと思いますが、完歩後の豚汁は、きっと抜群に美味しかったに違いありません。


 そこから、秋の吉備路を備中高松に飛び、高松文化まつりに。3会場に分かれての文化祭で、作品の質も量も、ずばぬけています。

 早々にとって返して、逢沢衆議院予算委員長の政経セミナー。漫画家の弘兼憲史さんの講演も最後僅かだけ。『加治隆介の議』は、当然、全巻持っています。

 通常なら、閉会後しばらく居座るのですが、本日は、早々に、倉敷に飛びました。それにしても、2号バイパスの渋滞は、ひどい!
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【防災と人工透析】
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 山陽ハイツで、NPO法人岡山県腎臓病協議会主催の中国ブロックの『防災フォーラム』に、遅刻の早退をさせて頂きましたが、本日最長の2時間以上止まり、拝聴させて頂きました。
 岡山県を中心にして、中国5県で、透析医療災害情報ネットワークづくりが進んでいることが、紹介されました。

 12年前の阪神大震災のような有事に、現在全国で約27万人いると言われる人工透析患者に、何が起きるかということです。実は、10年前から患者数は倍増しており、平均年齢も、58才から65才と、今後、高齢化が進んでいく中で、考えていくべき問題です。また、合併症で、介護を必要とする方も、たいへんに多くなっています。
 阪神大震災で直接亡くなった人工透析患者は、おられなかったのですが、精神的なものも含めて、それが影響して亡くなられた方も多くおられるといいます。

 施設を耐震構造にして、電気、1回に200L必要な水の確保、情報の伝達が必要なことはもちろん、避難経路の確保、避難生活における特別な薬や食品の確保も必要です。
 さらに、個人情報保護に基づきながらも、要援護者リストの作成も、必要です。
 また、トリアージュドクター(救助された人の治療に、優先順位をつける資格を持った医師)による優先順位を上げることも、指摘されていました。

 おそらく、人工透析患者のみならず、様々な病気や障害をお持ちの方、高齢者の方に、類推がきく話であったと思います。


 一番肝心な後期高齢者医療制度の絡みの部分が拝聴できなかったのですが、引き続き、勉強をさせて頂きます。

 人工透析患者の亡父が生きていたら、かえって関われなかったことに、今は、多少の悔いを持っています。
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【朝鮮通信使訪日400周年】
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 夕刻には、「ー朝鮮通信使訪日400周年記念事業ー日韓善隣友好フェスティバル in OKAYAMA」のうち、「ふれあい交流の夕べ」。昼には、表町商店街で、朝鮮通信使行列が再現されたようです。

 三木記念賞も受賞された前韓国民団岡山県本部団長(現アジア国際センター代表理事)金昌男氏が、岡山県知事より、岡山・韓国友好親善大使就任をお願いされたことに象徴されるように、岡山と韓国は、全国の地方都市の中でも、極めて良好な関係にあります。
 もちろん、岡山市と富山市は、友好交流都市で、総合交流は、年々盛んになっています。

 これも、鎖国をしていた江戸時代に、朝鮮王朝から徳川幕府に、12回、朝鮮通信使が派遣され、そのうち、11回は、瀬戸内市牛窓に寄港しており、当時の岡山藩が、「唐子踊り」に伝わるように、藩をあげて歓待していた歴史的な経緯もあります。
 今年は、最初の朝鮮通信使から400周年ということです。

 私が初めて外国に行ったのは、30才過ぎて、しかも、最初から、スリランカですが、小一の我が子が、この夏、船で初めて行った外国が、韓国であるくらい、まさに一衣帯水。
 夜には、大学の同窓会で、韓国の方とのお付き合いの仕方も教わりましたが、これから益々友好関係を深めていきたいものです。



 そこから、第10回目になる「レインボゥヴォイセス」の秋の虹コンサート。数曲だけしか拝聴できませんでしたが、とにかく、歌われている方の弾ける笑顔に、いつも大きな勇気や元気を頂戴できます。楽しさや幸せは、伝染します。
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【母校120周年】
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 先ほどまで、120周年を迎えた母校、早稲田大学の校友会の総会および懇親会。8時からの懇親会だったので、久方ぶりに、ゆっくりできました。『都の西北』も、久しぶりかもしれません。

 ただ、今日は、私が、大学生活で、青春を謳歌もしてはいませんでしたが、私がキャンパスに行きもしない、その頃、親は、ずいぶんたいへんだったんだろうなぁ、と、しみじみと思いました。

 私は、彼がそうであるとは全く思わないのですが、我が子は、どうも我が家が貧乏であると認識しているような言動が、この頃あります。新聞の資産ゼロからかなぁ・・。

 子どもに幾らかかるんだと計算などしていないし、しようとも思わないし、将来、かかった分を返して欲しいとも全く思わないですが、少なくとも、自分が勝手に育ったものではないな、と、親になって痛感します。

 それにしても、悩みが深く、今年の秋はいつもの秋より長くなりそう・・てか。
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2007年11月11日(日)【水琴窟】
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 本日も、結果として、幾つかの会合にお邪魔できなかったことを心からお詫び申し上げます。秋の行事は、今週と来週の日曜日がピークです。


 少しずつ夕刻に向けて曇って肌寒くなってきましたが、朝一で、三世代グランドゴルフ大会。健康で、親子三世代が、地域のグランドゴルフ大会に和気藹々と出場できる以上の幸せは、そうそうありません。

 さらに、昨日寄贈され、玄関に飾られている水琴窟を見せて頂きました。水琴窟は、底に穴を開けた瓶を伏せて地中に埋め、水滴が落ちると音が響く仕掛けで、日本庭園独特の風流な庭師の職人技です。この地域には、20年かけて研究されている方がおられます。

 小学生の反応は、すこぶる上々で、「癒される、心が落ち着く」という声があり、子ども達も、ストレスが溜まっているのでしょう。病院にも置かれている例があり、自然の織りなす音は、癒し効果があるようです。今後、この地区の古くて新しい名物、文化・伝統に育っていくことになると思います。


 そこから、男のすなる料理教室が人気の一宮文化展を経て、枯葉が舞い落ちる中、多くの来園者で賑わう後楽園の「第14回岡山きもの園遊会」に。今年のおかやま着物文化人は、桧山うめ吉さん。後楽園に、和装は、実に映えます。


 昼には、地元消防団の前消防分団長の叙勲祝賀会。分団長時代に、代議士秘書で入団させて頂き、妻との結婚に関しても、事実上の仲人で、たいへんにお世話になっている方です。

 来賓のような形で御挨拶させて頂き、カラオケも1曲。そのまま1局にはならず、地元学区の「ふれあい祭り」へ。「おやじの会」の新参者として、会の最後と撤収の方には、参加できました。一人の保護者としては、非常に楽しいです。


 ずっとそうなのですが、設営や撤収もしないのに、お祝いや激励と称して、様々な会合に、手前勝手な挨拶だけに行く、政治業界の「要領」というものに、私自身、不信感や申し訳なさ、さらには、疎外感があります。

 お招き頂いておれば、堂々とお邪魔もできますが、特に飛び込みの場合は、これが、いわゆる「美味しいどころ取り」を狙っていなくて、なんなのでしょうか。もちろん、「枯れ木も山の賑わい」と、喜んで頂ける場合は、かえって恐縮もするのですが。
 お客様にはなれても、絶対に仲間にはなれないのが、議員という人種ではないのか、と、だんだんと性格が悪くなる気すらします。
 
 議員が、様々な方の汗や努力を例えば選挙のために、一方的に利用だけしているような腹が見えて嫌になることもあれば、しかし、顔を売りなさいという要請もあったり、よほど、ずうずうしいか、自惚れが強いか、つまりは、鈍感でなければ、この業界は勤まらないのかな。
 あるいは、もう人と会うのが、好きで好きでたまらないという体質が必要なのかな。
 
 それでも、常に、対行政を意識し、議場に持っていくものを探す感性は、持っていなくてはいけません。そのために、選んで頂いたのだから。つまりは、たとえ短時間でも、責任を負って回るということです。課題を撒きにではなく、回収に回っています。
 そして、その答は、議場にあります。
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2007年11月12日(月)

2007年11月13日(火)【都市間ICT利活用勝負】
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 最近、自分で書いていても、異常に長いと感じるのですが、12月定例会の一般質問を意識している部分も強くありますので、どうかお許し下さい。
 昨年は、これだけ書く、時間的な余裕すらありませんでしたが。


 朝晩少し冷えて参りましたが、本日も、火曜日恒例の自民党青年部局で、広報車「あさかぜ」による街頭演説を高島屋前。弁士が2人から増えないままに、きっと今年も暮れて行くんだろうなぁ、と思います。
 来週の中国ブロックや、来春の中央の自民党青年部局の役員会では、岡山は、とりあえず熱心に街頭演説だけは、やって来ましたという報告は出来そうです。
 それにしても、1区の候補の擁立など他党の動きはありますが、お互いにしっかり頑張らないと、政治不信が加速しています。


 その後、県庁に行き、児童相談所がらみで四方山話。岡山市の政令指定都市化・薔薇色論を市長は時折展開されますが、こと児相に関しては、移譲されたら超激務であるということがお分かり頂ける業務だと思います。

 何度も申し上げますが、政令市になったら都市格が上がるのではなく、風格があり、運営がしっかりなされている中核市のエースについて、限定解除の政令で、権限を引き上げるということです。れば、たら、の話ではありません。むしろ覚悟が、必要です。
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 本日は、岡山市内の日蓮宗のお講めぐりの日。17ヶ寺の御朱印を頂いて回るのですが、表現は不適切極まりないですが、スタンプラリーのような楽しみもありそうです。もちろん、まず一日では、まわり切れません。
 
 それというのも、10月13日が、日蓮聖人の御命日で、今日は、岡山組寺は、報恩感謝の「お会式(お講)」が行われているのです。私も、檀那寺に、母とお参りさせて頂きました。午後からは、妻も、十三日講へ。
 なんでか知りませんが、お経で母は泣いており、私も、少し気持ちが洗われたようで、ともかく、お寺さんに行くと、なにか一日気持ちが良いものです。


 来週22日夜には、私もご縁がある、千軒皆法華と言われる妹尾で、万灯行列が行われます。私も、3度目になりますが、うちわ太鼓を「どんどこどん」と、叩いて歩く予定です。

 この催しは、出店もずらっと出ていて、街を挙げての秋祭りのような風情なのですが、宗教行事でもあり、あまり地域外に、報道もされていないように思います。闇夜の中の万灯は、非常に厳かで美しく、法華でなくても、感動されるのではないかと思います。
 しかし、行政から支援の手が伸びないのは、辛いところです。

 それでも、実に絵になる妹尾の美しさをご存知ないとすれば、勿体ないです。今年は、家族で、電車で行こうと思います。

 なお、仏教徒なら、驚いたときは、「OH!MY 仏陀!」で!!
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 てこてこ歩いて、西口からママカリフォーラムで開催されている『全国地域情報化推進セミナー2007 in 岡山』へ。

 「ユビキタス社会が実現する市民協働による地域づくり」がテーマですが、総務省、中国総合通信局も絡んで、ICT利活用モデルで採択される事業を作っていくという、ある意味で、民間企業の競争も強く感じました。

 最近は、同じような意味だと思うのですが、ITよりも、ICTというのが、一般的になってきましたが、ともかく、ICTに関しては、国が絡めば、降りてくる額が半端でない印象があり、民と官が協働して、文字通り、国から金を引っ張ってくる知恵と情熱の勝負になっているのかもしれません。

 もちろん、私は、ICTに、ついて行けているとは思っていませんし、専門的なことはさっぱり分かっていないのですが、動物的に、そういうことなのではないかと思います。


 主催者挨拶の中で、適切な地域情報化のために、必要なこととしての3点は、なるほどなと思いました。

 いわく、第1に、ICT施策は、アクセルかブレーキかという判断になったら、アクセルを踏み込むしかない。遅れが出ると取り戻すのがたいへんである。これは、首長に向けられた言葉です。トップの判断にかかっています。

 私も、あの時の議会での提言を知事が即座に対応してくれていたらと思うことが幾つかあります。

 第2に、ICT施策は、言葉が難しいので、易しい言葉で、まわりに理解、共感させなくてはいけないということ。

 これも、業界の方に申し上げたいようなことで、専門用語を駆使して、難しいことを難しく言うぐらい簡単なことはないのでありまして、難しいことを簡単に伝えるのは、議員の役目と同じかも。
 簡単なことをわざわざ難しく言うような学者は論外です。難しいことを知っとるんは、よう分かったけん、何が言いてんか、わしが分かるように、簡単に言うてん。

 第3に、首長よりも、部長よりも、課長よりも、担当が、一番ICTに詳しいはずである。担当が、市で、県で、日本で、世界で、一番にならないと、他の誰が、ICT施策はかくあるべきだということを打ち出せるのか。

 ある意味、一人の人間で動かせることが本当に多くあるのです。そういう意味では、昔、県にいた情報政策課長のことは、好きだったのですが、実に実に、私にとっては、惜しいことをしました。



 また、元総務省事務次官の基調講演の最後にも、幾つかヒントがあったようにも感じました。
 情報を国から地方、行政から民間に、一元化、均一化を推進してきた時代から、望むべき情報推進技術の利活用に関しての要望ということでしたが、示唆に富んでいるように思います。
 走り書きで、まとめ切れませんが、メモとして。@地域特性を踏まえた上で、「地域間の合意の形成に役立つシステム」の構築。A縦割り情報から、「総合」に。防災、防犯、要援護者情報、土木、教育現場から地域社会への情報等々、行政情報と地域情報がバラバラに構築されている。個人情報とセキュリティーの保護を前提に総合B「総合化して外部に発信」地域内情報を外に発信、分かり易く観光、地場産業振興、人材支援C「互換性」を持つ
 内外との情報交換が出来るよう。

 その後、特別講演やパネルディスカッションもありましたが、明日も、分科会で、先進事例紹介があります。
 多分、この2日間は、宝の山なのではないのかな、と思いますが、門外漢なので、よく分かりません。
 
 
 本日、先日の全国一律の学力テストで、岡山県内における、いわゆる「格差」として、都市部と郡部に、学力の開きがあったことが、報道されました。

 ただ、先日朝のNHKで、学力テストで、全国一であったのは、秋田県であり、うまくICTが活用されている実態が伝えられるにつけ、ICTについては、ハード面が整ってきた中で、ここからは、知恵を使った勝負しかなく、しかし、それならば、まだまだ果てしない可能性があるようにも思えます。


 そこから、岡山国際交流センターで、岡山理科大学科学技術研究所OUS技術セミナー2007『地球温暖化とその対策』に。

 地球温暖化の影響か、夏の方が冬よりも、気温の上昇率が高いのが特徴的な岡山市のヒートアイランド現象に加えて、クールアイランド現象と呼ぶべきような不思議な現象について、興味深く拝聴させて頂きました。


 それにしても、JR岡山駅を抜けて、街をぷらぷら歩くと、いろいろな方にお会いも出来るのですが、それよりもなによりも、以前の岡山と違う都会を歩いている気分になります。

 それでもやはり、市役所筋の地下を潜るのに加えて、JR改札口からエスカレーター付きの2階建てのデッキで、駅前町、本町方面に繋がれば、もっと都会らしいでしょうし、東口にも、どこかに、アルタのような、どでかいオーロラビジョンが欲しいところです。

 少なくとも、路面電車は、駅前乗り入れをしないと、ユニバーサルデザインの観点からも、ちょっと歩行者に優しくないように思います。
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2007年11月14日(水)【安全安心の通学路を】
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 風雲急を告げている表現が妥当かどうか分かりませんが、倉敷チボリ公園について、来週にも大きな動きが想像され、副委員長や先輩方に、ご了解を頂き、急遽、19日(月)に、特別委員会を招集をすることにしました。

 倉敷市長選挙も、主要候補が出揃った感もありますが、いかなる判断であれ、市長選挙への影響は必至です。

 ただ、県議会議員の立場からは、手法に問題があろうとも、いかなる形であれ、存続の含みをもって、なにより、県の協力もお約束して、知事が交渉に出たからには、協議した結果には期待もするところです。


 本日は、御依頼事に絡んで、県や市に、あれこれ連絡するうちに、いわゆる交通安全対策を意図した「スクールゾーン」というものに、看板の設置や補修等が行われるのことを県が要求しているのに対して、地元の協議で決まっている「通学路」においては、安全安心のまちづくりの観点から、ハード整備の支援等がないことを理解しました。

 すなわち、スクールゾーンのように、「通学路」であることを明確に示す表示や舗装の仕方はないのか。もっと言えば、「通学路」については、交通安全対策のみならず、安全安心の観点から、溝蓋や道路補修や防犯灯・照明設置を優先的に行えないか。
 ひとたび、「通学路」に指定されたからには、子ども達が、あらゆる意味で、安心安全に通行できないといけないのではないか、と、思うのです。

 実は、スクールゾーンは、昭和48年に学校から500m以内に設置し、平成10年には、各振興局に看板設置や補修を行うよう、お触れ(公文書の写し取り寄せ中)が、出ています。
 どうもスクールゾーン自体は増えていないようで、なにか公安委員会が絡むスクールゾーンと教育委員会が絡む通学路の関係は、非常に曖昧なように思います。

 このあたりの調査を進めております。



 本日は、我が子の7回目の誕生日。TVゲームもしないし、我が家を貧乏だと理解しているようなので、むやみにプレゼントを欲しがらない子どもに育ちました。今日は、母親に感謝する日と教えてあります。実に立派だなぁ・・・。

 来週の結婚記念日には出張して不在ですが、今日は、せめて、家族で焼き肉を食べに行き、その後、家で、ささやかにケーキを食べ、とっとと寝ます。その方が、我が家は、珍しいのです。 

 ところで、今日の息子の給食は、焼き肉だったことを私は知っています。なぜなら、食べもしないのに、冷蔵庫の表をチェックしているからです。・・・なんでやねん?
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2007年11月15日(木)【チボリの持参金?】
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 私は、だいたい朝は、6時半頃起きて、NHKのニュースを観ながら、2巡目からは民放に変えて、新聞を読みながら、朝食を食べながら、一日がスタートするのですが、最近、NHKBSで、長らく遠のいていた7時30分からの連ドラ『ちりとてちん』を観るのが日課になってきました。落語ファンなら当然の成り行きですが、脚本が上手いです。

 和久井映見がお母さん役というのに時代の流れを感じますが、登場人物が皆、弾けていて、へたれの主人公が、一番まともに見えます。


 そういうわけでもないですが、倉敷チボリ公園をめぐる問題は、醜女でもないのに、まるで落語の『持参金』のようです。

 石井正弘知事は、本日の定例会見で、倉敷チボリ公園について、倉敷市が市民公園として運営する場合、県が最大で約6億円の地代の2分の1相当を5年以内を限度として負担する支援案を事務レベルの協議で示したことを明らかにしました。 
 私は、答としては間違っているとは思いませんが、一連の手続きが、いかにも上手くない気がしてなりません。

 こうしたこともあり、19日の倉敷市議会代表者会議の日に、特別委員会を私も招集したわけですが、かような重要案件について、本日の常任委員会の前に、定例記者会見で発表があることからして、県議会議員レベルでも賛同が得られていないような気がします。

 倉敷市長や議会が、そのプライドにかけて、突っぱねられても、仕方ないんじゃないか?というムードすら、出来つつあります。
 本当にそれで、これで良いのでしょうか?
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 本日は、産業労働警察委員会。

 長年の懸案である奉還町の警察本部旧大正町宿舎測量委託の補正予算協議など。隣接の地権者が多く、取り壊すのも物理的に難しく、少し時間がかかります。

 県が10億円、中小企業基盤整備機構が40億円拠出して、産業振興財団に基金造成。平均年率1.8%の運用益、9000万円で創設する「きらめき岡山創成ファンド」は、ミクロものづくりなどの製品開発や新事業の展開を応援します。来年4月から募集開始。
 ところで、運用とはどういうことか?と問うと、県債や市場公募債を購入することだというような答があり、結局、運用果実は税金で、それではまるでタコ配のような気がするのですが・・・・。

 また、最近の原材料価格上昇の影響を受けている県内中小企業の支援として、岡山県産業振興財団に原油高関連の特別相談窓口を設置していますが、安定対策資金を強化。
 産油国や国際情勢の事情というよりも、穀物のエネルギー転化による原材料価格上昇の影響についての検討をお願いしました。
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 午後から、勉強会に、各委員会ごとに分かれての自民党の部会でのいわゆる陳情受け。
 産業労働警察委員会の自民党委員は、産業労働警察部会として、産業労働関係団体の方々から、ご要望を伺うわけですが、先日のお詫び行脚の件もあり、わざわざお越し頂くことに、申し訳なさを感じます。
 自民党への要望が奏効するかについて、様々な思いがあられて、例年とやや雰囲気が違っていたように思います。

 私の方からは、プロ球団を応援する体制とオープンカフェ創設について、むしろお願いさせて頂きました。
 野球の方も、動き出すようです!!
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2007年11月16日(金)【県議会議員交流大会へ】
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 政令市の区割り・区役所のハードルが、かくも高いとは・・・。やはり性急に過ぎたのか・・。それでも時間がありません。

 本日は、これより、「第7回都道府県議会議員交流大会」出席のため上京致します。地方6団体のひとつである全国都道府県議長会の主催で、岡山県議会からは、14人の出席。なぜか、自民党11人、公明党3人。岡山県議会から、夜の交流会まで呑気に出席するのは、今のところ、私だけのようです。
 ともかく、3万人に1人の同業者?が、数百人規模で最大に集まるので、行くだけでも刺激的です。特に、私は、議員野球に参加していないため、なおさらです。
 
 この大会を通じて、議会活性化等の様々な提言が行われてきており、地方制度調査会等の議論に、かなり反映されています。
 大局から言えば、都道府県議会にとって、道州制の議論は、最大関心事で、「道州制を考えるー都道府県の将来ー」というパネルディスカッションの後、5つの分科会のうち、第1分科会「道州制に向けた具体的取り組みについて」に、私は出席致します。
 ところで、分科会で発言すると、報告書に写真が出るので、私は意地でも発言して参ります。いつかパネリストで出たいのですが。

 敢えて、昼からの会に一便で、しかも、帰岡は明夕。
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2007年11月17日(土)【いまから ここから】
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 秋というよりも、木枯らしの前の東京を歩いてきました。一挙に冷えてきました。皆様くれぐれもご自愛下さいませ。


 昨日の「第7回都道府県議会議員交流大会」は、道州制が大きなテーマでしたが、全国から、650人もの出席があり、たいへんに議論が白熱しました。5時間みっちりと、ある意味、ギラギラしながら話を伺うことが出来ました。

 私は、道州制導入に対して、全国の都道府県議会議員に、かように反対意見があるということを認識していませんでした。ただ、反対の根本は、格差の問題、もっと言えば、州都や区割りの問題に帰因しています。

 特に、分科会のコーディネータが、「広島は広島が州都になるので中国州、岡山は岡山が州都になるので中四国州を言っている」などと、場内から失笑が漏れる発言をしたので、岡山県の名誉にかけて、「知事は、公的な場で、そうのような発言は一切しておらず、道州制の議論と州都の議論は、峻別すべきと申しております。」と、申し上げておきました。
 我々や経済界が、夢として語っても、県の公式見解ではないのは、広島の知事の発言との大きな違いです。

 報告書に写真付きで残るので、岡山県議会で、道州制が付託事件の行財政改革・道州制等特別委員会の委員長が、黙っておられるわけがありません。

 ただ、これは、道州制の議論の本質だろうか?と疑問に思いました。 


 岡山市の政令指定都市化の区割りや区役所の位置の問題と似ていなくもない訳ですが、岡山市が州都になろうがなるまいが、道州制を導入しないと、この国は、もたないのです。
 中四国州にならなくても、岡山市が州都にならなくても、この国のために、道州制は導入しないといけないのです。

 800兆円の財政赤字をどうする気もないのは、国の動きを見ていれば分かるわけで、このまま100年で人口を半減させ、超高齢化社会を迎える日本が、このままの体制で、なんで持続可能なのですか?1兆3000億円の財政赤字の岡山県は、県庁職員の給与も上がり、期末手当もやっぱり出ますが、なんで、これでもつのですか?・・・・もつわけねーじゃねーか。それだけのことです。
 ある意味、実に夢がない話なのです。

 敢えて言えば、今の40才代は、これからの20年間、地獄にはまるぐらいに考えておいて丁度良いのかもしれません。それが高度成長期の恩恵を受けてきた報いであり、子ども達への責務です。
 もはや右肩下がりの時代と闘うしかないのです。それが、「僕たちの時代」です。 

 岡山市の政令指定都市化も、財政問題で論じず、薔薇色論を展開するから、迫力がないのかもしれません。

 
 国民の生命自由財産、あるいは、国益、すなわち、国家にとって一番大切な国防に関しての国会議員の疑惑については、私は、心底腹が立っています。地方のことは、どうなってるのよ?と思いますが、こっちはこっちで、やらなくてはいけないことがあるのです。

 それでも、やはり、最後は、国に決めて貰わないと、どうしようもないのです。期待もするし、ジレンマでもあり、ともあれ、州議会議員の第1号に、名を連ねることが、県議会議員佐藤真治の夢であり、果たすべき責務であると考えています。
 そこまで、議員は辞められませんので、どうか続けさせて下さい。

 ともあれ、明治以来の時代の変わり目に、我々は立っていると思いたいです。
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 などと書きながら、文化芸術の秋。
 どこでも就職できたバブル絶頂期に東京にいたらどうなっていたかなぁ?と、くだらないことを想像しつつ、紅葉で美しい上野の森や不忍池を徘徊し、下町風俗博物館を外国人と並んで観る酔狂をしたり、かねてからずっと行きたかった東京国際フォーラムの「相田みつを美術館」も、訪ねました。やはり、首都は、どこまでも奥が深いと思います。
 非常に大切な時間をありがとうございました。

 ひょっとして、自分も「相田みつを」と似たような物が書けるのでは?と、ストリートのアーチストや、私は思っているかもしれませんが、絶対に書けないことも理解できました。やはり、すごいです。
 東京駅からすぐですから、皆様も、是非お立ち寄り下さいませ。


 もっとも、帰岡を遅らせてでも観たかったのが、実は、大都会にあって岡山にない、ミュージカルでした。まずは、劇団四季の『ライオンキング』。既に10年目に突入のロングランで、千秋楽というのが、あるのかどうかすら分かりません。

 役者の個性は際立ちませんが、日本のショービジネスの頂点とも言え、3150円のC席でも、あぁ、なるほど、どえれぇもんじゃなぁ!と感動しました。こういう本物は、観ておかなくてはいけません。
 多分、今まで、劇団四季を生で観てすらいませんでした。

 来年には、広島で、『美女と野獣』の「ショート」ラン。家族で行かない訳にはいかないでしょう。そういうものです。
 先日の『レ・ミゼラブル』から、こういうことになったので、私の性格からして、しばらくは、仕方ないでしょう。もっとも、そう機会もないので、自ずと限界があるのですが。


 ただ、今日感じたのは、本当はそういうことではなくて、世襲制の絶対君主制についてはどうかと思いますが、父子のドラマとしての『ライオンキング』です。
 私は、別に、個人として死ぬこと自体は怖くないですが、下記の台詞のやりとりは、映画同様、やはり、うるっときました。

 「お父さんは、怖いものはないの?」「いいや。ある。」「それは、なに?」「それは、お前を失うことだ。」
 ・・・『ロッキー4』も、そういう意味では、泣けますが、相田みつをの詩にも、下記のようなものがあります。私も、そう思います。思えば、「こころ」は、最初は、胎児の「こしんじ」宛でした。

 父親は、子どもに、何を伝えられるのかしらん?・・・生き様?死に様?

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子供へ一首どのような道をどのように歩くともいのちいっぱいに生きればいいぞ

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2007年11月18日(日)【冬一番!】
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 心の準備が出来てないのに、なんという寒い一日でしょう!
 本日も、数々の会合にお邪魔できませんでしたことを心からお詫び申し上げます。

 朝一で、町内会のバス旅行見送りに。妻子は、大歩危小歩危に。ちなみに、乳歯が生え替わる我が子は、みそっ歯です。

 地域のグラウンドゴルフ大会に行くと、この寒さの中、年をとられる毎にスコアが良くなる高齢の方は、気合いが違います。

 そこから、少林寺流錬心舘岡山地区大会。本当に強いという事はやさしい事なのだと人間形成の道を示されており、年々子ども達の参加が増えてきます。我が子は、争い事を好まない性格なのですが、いざという時には体力的にも、強くあって欲しいのは、親の欲かしら。

 そこから、三軒屋駐屯地創立52周年記念行事。屋外だけに、実に寒かったのですが、防衛省トップの不祥事に関わりなく、誇り高き現場の士気が下がらないことを切に祈ります。
 
 そこから、30回目を迎えるある公民館の文化祭。熱の籠もった作品も多く、いい加減には観られませんし、前茶の茶席でゆっくりさせて頂いたこともあり、予想外に、時間を過ごして、1箇所のみ・・・。
 

 そこから、今週は、おそらく今年最後の県外出張が続きますが、この週末出席予定の「DV根絶国際フォーラム2007」の事前レクとして、さんかく岡山での会合に行くつもりが、ウィズフェスティバルの会場のウィズセンターと間違え、商店街で四方山話をするうちに、タイムアウト。
 名刺だけ置いて備前へ。ぶっつけ本番だな、こりゃ。

 備前では、防衛協会の関係で、県内十数カ所で行われている日米協働実働訓練に参加している海兵隊の隊員と文化交流。アメリカの地方議員と話したことはありますが、少数精鋭部隊の「MARINES」の「SOLDIER」と話すのは初めてでしたが、20才から24才までのカリフォルニアのさっぱりした気さくな若者達でした。
 今回の共同訓練は、かなり報道をオープンにしているため、連日、訓練の模様は、朝刊に掲載されており、非常に良いことだと思います。
 なお、「桃太郎」は、知らないようでした。


 さっそく、明日は、区割り審議会の答申が出て、チボリがらみで特別委員会を開催しますが、また1週間、頑張っていきましょい。
 
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2007年11月19日(月)【呪縛から解き放たれる?チボリ】
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 今日も、寒い一日です。
 地元紙朝刊1面掲載が2連発の大きな動きがあった日です。県と岡山市、倉敷市の関係が、良くも悪くも、大きく揺れています。


 本日、倉敷市長と倉敷市議会代表者会議との間で、倉敷チボリ公園の市民公園としての活用についての協議が行われ、「市民公園としての活用は困難である」という結論に達しました。

 実は、この会議が、午前10時からで、急遽、招集した行財政改革・道州制等特別委員会は、10時30分開会。倉敷市の反応は、予想されており、なんとも、寂しい侘びしい雰囲気で委員会が進行する中、上記の報が入りました。予想通り。

 新聞の報道は、分かりませんが、県も市も、チボリ事業から撤退という表現かもしれません。いずれにせよ、これ以上の税金投入は、県としても行えないという雰囲気が、醸成されました。

 しかし、撤退イコール更地ではない、と私は信じています。


 
 私は、左様な恋愛経験はございませんが、女性に例えるなら、蝶よ花よと崇められた可憐な少女チボリは、数奇な運命を辿り、あれよあれよというまに、奈落の底に。最後は、まるで邪魔者であるかのように、つまらない男達に捨てらる悲しい末路。
 おぉ、可憐に咲いた気高き美しき花、チボリよ、むごい話です。

 しかし、私は思います。チボリは、ここから必ずもっともっと美しく咲く、と。誰もが羨むような魅惑的な大人の女性に、チボリは、生まれ変わると。渡辺淳一に、小説で書いて欲しいくらいです。

 確かに、県であれ、市であれ、税金を投入する行政の支援は、今後、行われないかもしれません。チボリという名前も、来年末には失います。
 土地賃貸契約解除まで18ヶ月必要ですから、最悪、再来年の春には、旧倉敷チボリ公園という広大なペンペン草が生える空き地が広がることになるのかな・・・・?何もかも失ってしまうのか?

 私は、そうは思いません。



 表現は不適切ですが、これで、チボリは自由になれます。少なくとも、行政の手からは離れることが出来ます。

 それは、現状をいかようにも民間が活用できるということでもあります。もしも、地場か、大手か分かりませんが、いわゆるデベロッパーの手による再開発がなされれば、文化芸術施設でない収益を目的とした施設を作っていくことも可能でしょう。

 もちろん、当初のチボリ公園やチボリコンセプトとは、似ても似つかぬ物に、なってしまうかもしれません。あるいは、それは、アウトレットモールかもしれない、ショッピングモールかもしれない、マンションかもしれない・・・。

 いずれにせよ、将来は連続立体化で美観地区と平面で連絡する、倉敷駅前の超一等地に、都市公園が既に出来ていて、いかようにも使える、垂涎の物件があるという捉え方をしない方が、難しいです。私がそういう立場にある経済人なら、迷わずGOです。

 行政が許せても、経済は許せない、ということはあると思います。
 もはや、事実上、行政は何も出来なくなりました。むしろ、民間が進めてくださる方が、活路があるというのが現状です。



 しかし、このことは、関係者の責任問題と裏腹です。144億円以上に膨らんだ累積損失を161億円の資本から差っ引いて、減資するにしても、チボリジャパン社の取締役としての経営責任も含めて、知事の責任が問われる可能性があります。

 いわんや、議決をしてきた県議会に責任がないわけがありません。事ここに至っては、県関係者総懺悔です。有耶無耶にはできません。


 ともあれ、明後日には総務委員会、22日には、再び、我が行財政改革・道州制等特別委員会が続きます。

 12月定例会が、再びチボリ議会になるのは避けられませんが、この問題は、明らかに来春の倉敷市長選挙、来秋の岡山県知事選挙に飛び火します。
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【行政区画等審議会最終答申】
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 さらに、今朝は、岡山市の第7回行政区画等審議会が開催されました。答申日は未定ですが、最終答申がまとまりました。
 区割りは、3区。区役所の位置は、C区の旧南署案について、具体的な設置場所の検討は、市に委ねられました。
 特に、原案の「付帯意見」が「答申経過・理由」に、変わりました。

 付託事件である委員会の委員長として、詳細な記述や、コメントは避けますが、ひとつ言えるのは、審議会の答申は、あくまで審議会の答申であり、錦の御旗ではないのですから、あくまで、市長の言葉で、二元代表制のもと、選良たる市議会議員に、あるいは、お願いをすることも必要だということです。
 あとは、市長の政治手腕にかかっています。

 いずれにせよ、県議会として、政令指定都市に移行するという大きな流れを止めるわけにはいきませんし、事務移譲や道路償還金といった次の議論に、進まなくては、県市の協定が結べません。


 本日は、岡山県広域水道企業団運営協議会も開催され、議論されていない問題の大きさに、非常に思うところがありましたが、また別の機会に。
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2007年11月20日(火)【今日の出来事】
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 本日、行政区画等審議会から高谷市長に答申が出されましたが、これは異例の早さなのかも。様々な声も聞こえてきますが、ともかく言及は避けます。
 なにもかも、いっぺんに慌ただしくなりました。

 寒い今朝は、恒例の街頭演説が、今回は明日なのを勘違い。明後日の委員長レクを受けて、午後からは、玉島に新設になる玉島警察署の調査。いわゆる射撃場が売りですが、防災拠点としては、ヘリコプターが屋上に駐まれないというようなことは課題です。
 それにしても、良寛荘に上がっていくと、曇り空でも、街の雰囲気が温かく、玉島地区ぐらいの規模が、地域コミュニティを形成するにも、一番落ち着く感じがします。
 
 本日は、久方ぶりに、岡山JCがらみの会が2つ。特に、知事の講演も予定されており、拝聴しない訳には参りませんので、早々に本日は失礼致します。
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2007年11月21日(水)【汚れちまった悲しみに】
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 これから恒例の駅前西口の街頭演説に。

 昨日は、岡山JCブロック協議会OB会に、石井知事が来られて講演されました。
 どうしても、JCOBというより、議員の耳になりますが、倉敷チボリ公園に関しては、実に苦しいハードルを越えて、答を出そうとされる胸の内が、多少ですが理解できた気がします。
 特に、地方主権の中での方向は、同じというか、ついて行かせて頂いているのですから。

 見出すべき答があり、それ以上に、踏んでいかないといけないといけない煩雑、複雑怪奇な手続きの中で、「泥を被っても」という思いは、強く感じましたが、あとは、議会がどう理解するかです。
 言葉は不適切ですし、おこがましいですが、せめて私は、味方でありたいと思います。
 根っこの根っこに、私心がなければ、物事が、大きくぶれることはないと信じます。

 政治家である首長の立場と、議会というひとつの合議体の構成員にすぎない議員の立場は全く異なります。
 常に、自分が首長だったらどう考えるかを考えて議員をするようにというのは、逢沢代議士の教えですが、一人の人間に、異なる意見が集約する中で、調整し、決断する、その孤独さは、議員の理解を遙かに超えていると思います。

 ともすれば、寄らば大樹であるとか、大勢に流される中で、そういう孤独感に耐える強さを私も自分の中で、醸成したいものです。


 本日は、街宣後、明日の委員会の委員長レクに、ある団体の陳情書提出。さらに、産業労働警察委員会と続きます。

 そして、昼の政務調査会で代表質問についての協議もそこそこに、山口市に向かいます。自民党青年部局の中国ブロックの会に、岡山県連青年局長として、出席します。
 本日は、山口泊まりで、明朝の行財政改革・道州制等特別委員会に間に合うように帰岡致します。

 3期生の勉強会や、第4回倉敷チボリ公園検討委員会や、実になにやかやあるのですが、多分、今夜は、中原中也の詩を「ゆあーん ゆよーん ゆやゆよん」と風呂で歌っていることでしょう。

 タイトルは、中也というだけで、意味がありませんが、悲しく好きな詩です。

 さぁ、本日も頑張っていきましょい。
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2007年11月22日(木)【捨て石世代?】
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 今朝8時前には、小京都・山口市をぷらぷら歩いておりました。駅前通の並木も黄金に染まっており、今日も多分、もの凄い大事件は起きないような、優しくコンパクトな街の中を小学生が、元気に、通学していました。

 JRも、単線をディーゼル車で進む、ある意味、異色の県庁所在地で、爆発的にいっぺんに風景が変わることがあるようにも思えませんが、なんとも品のある佇まいの街だなぁ、と思います。

 もちろん経済的な面から言えば、山口市は、山口県で最も大きな街ではありませんが、歴史や風格という面では、おさまりが良いのかもしれません。


 昨夜は、自民党青年部局の中国ブロック役員会および懇親会で、やや岡山県連も暴走気味の真摯な議論のあと、あまりのことに夢でうなされそうな、青年らしい?二次会。

 56人の県議会議員中、自民党議員が37人、うち45才以下が、12人ということで、青年部局の役員を県議会議員が占めており、うち4人で出席しました。それにしても、他党を入れても、岡山県議会は、全国で、おそらく何指にかは入る若い議員が多い議会です。それが、一概に良いとばかりも言えないのですが、長所として活かしていきたいところです。

 それにしても、青年部局と言っても、私よりずっと若く、官僚からあるいは、地方議員から国会議員になられた方もあれば、幾たびも、あるいは、現職から、地方議員選挙に落選している役員もいます。そうした違いが、何に基づくのかは、もうひとつはっきりしませんが、努力や才能を越えたものも感じます。
 やはり、何かや誰かに導かることも含めて、縁や運というものが確かにあります。

 いずれにせよ、34才で県議会議員にならさせて頂いたことのありがたさや責任を痛感します。

 ともあれ、青年部局は、自民党という繋がりの中で、それぞれの持ち場で、ある意味、世代間抗争もしながら、突きつめれば、高齢者、なにより、次代の子ども達の世代のために、ここからは「捨て石世代」となる覚悟で、頑張っていきたいものです。
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 帰岡して、直ちに行財政改革・道州制等特別委員会。昨日の自民党の「第4回倉敷チボリ公園検討委員会」において、副知事の倉敷市への感情的?な発言があったようですが、知事が敢えて、我々議会も含めて、批判を受けながら事を進めていく気持ちを幹部が理解されていないわけでもあるまいに。遺憾です。

 チボリジャパン社も不調に終わったときに初めて、公的な謝罪があるでしょうし、その時には、議決してきた議会にも連帯責任をとる覚悟が必要です。我々の代表たる代々の県議会議長も、市議会議長も、同社の取締役として、名を連ねていたはずなのですから、関係ないではすみません。

 颯爽と現れるホワイトナイトが、一番格好良い役ですが、私なら、連続高架事業の早期着手など、付帯条件を付けて登場かもしれません。いずれにせよ、まだ底の音がしておらず、今後も、倉敷チボリ公園を巡る議論の厳しさは続くと思われます。



 また、本日の委員会では、行政区画等審議会の答申から、次の話に移行しました。すなわち、岡山県から、政令指定都市・岡山への権限・財源移譲問題です。端的には、道路償還金と宝くじの配分金の話で、その単位は、数十億円、数百億円です。しかも、その配分には、答がなく、優れて政治的です。

 特に、県・市間の権限・財源移譲問題が、区割り問題に紛れて、なおざりにされていることに、激怒する委員もおられ、多少混乱もあり、委員長として、お願いもさせて頂きました。

 我々県議会議員は、岡山市の政令指定都市化にからんで、区割りや区役所の位置については、権限がありません。ゆえに、私も、言及しておりませんが、県からの権限・財源移譲については、当事者です。特に、我が委員会の付託事件です。

 実は、敢えて議論を避けていたところもあるのですが、ここで委員会の議論の俎上に載りました。第2ハードルです。
 しかも、これは、区割りや区役所の位置の議論を凌駕する極めて高いハードルであり、岡山市第1選挙区選出の私も、県議会議員であるからには、間違いなく、そのハードルを形成しています。
 ここから先は、岡山市サイドから敵に見えても、当然、県議会の委員長として動きます。私は、県議会議員です。

 そして間違いなく、今までも、これからも、岡山県職員は、その誇りに賭けて、岡山市の政令指定都市化を推進しています。あらゆる冒涜を私は許しません。


 いずれにせよ、県と中核市の喧嘩は、基礎自治体が真に自立するための儀式のようなものです。特に、県と同格の政令指定都市となれば、なおさらです。堂々とやり抜きましょう。

 しかし、必ずこの山を越えて欲しいし、越えさせます。捨て石世代と言ったろう・・・・。政令指定都市選出の若い県議会議員の誇りにかけて、次代に繋げます。
 岡山県も、岡山市も、愛しているから。

 そして、この戦いは、道州と国の前哨戦かもしれません。


 しかし、12月定例会は、大荒れ必至です。
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2007年11月23日(金)【桃ポケが誕生します】
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 昔なら新嘗祭の勤労感謝の日、まさに晩秋。フーテンの寅さんなら、「労働者諸君、お仕事お疲れさん!!」と言って励ましてくれそうです。といっても、観光シーズン、皆様良い週末をお過ごし下さい。

 私の方は、これより今年最後の出張で、多分今年最後の上京をし、千葉に参ります。『DV根絶国際フォーラム・第10回全国シェルターシンポジウム2007』に出席のため、幕張メッセなどに参ります。

 来年1月施行の第2次DV改正法の動きもあり、かなり大規模なものと思われ、しかも、来年の大会は、岡山で予定されてもおり、しかし、概して、自民党、しかも男性議員の参加が少ないこともあり、しかし、本日が結婚記念日であるというのにもかかわらず、3連休の子供がいるというのにもかかわらず、各種行事があるというのにもかかわらず、敢えて、参加させて頂きます。

 おそらく、岡山市議会、県議会の女性議員と多くお会いすることになるでしょうし、2日間は、メニューもびっしりで、缶詰状態とも思われ、夜は、きっと千葉駅周辺にいるぐらいのことで、内容も切実な内容ですし、仕事ですから当然ですが、全く、るんるん気分でもございません。 
 早朝に立ち、明後日午前には、足守でもみじを愛でています。
 今年の宿泊を伴う出張は、これでもう最後にしたいです。


 本日は、桃たろう商店街=表町の栄町商店街に、待望のポケットパーク(桃たろうポケット=桃ポケ)が誕生します。特に、県産材を使った憩いの場であり、空中美術館で頑張って来られている栄町の人気スポットになるのは間違いないでしょう。
 オープニング式典には、是非参加したかったのですが・・・。

 20日オープンのビックカメラさんの影響が非常に気になっていますが、なんとか、表町や奉還町に人の流れを繋げて、中心市街地全体の底上げになるように図っていきたいものです。
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2007年11月24日(土)【千葉とんぼ返り】
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 総合グラウンドの紅葉が意外なほどに美しい晩秋です。

 さて、前代未聞のことですが、『DV根絶国際フォーラム・第10回全国シェルターシンポジウム2007』出席のため、昨日、幕張メッセにお邪魔したところ、登録がされていませんでした。はぁ???
 こんなに驚いたことは、ありません。

 通常は、県外調査なら、県議会事務局の政務調査室を通じ、相手方とアポを取り、事前調査項目もお知らせするし、かようなシンポジウム等の参加の場合は、まず自ら手続きをするのですが、今回は、厚意により市内の団体からの登録をお願いしていたところ、事務的な手違いがあったようでした。
 私自身、迂闊かつ、非常に残念でした。

 昨日の初日の講演会は、一般公開でもあり、当日受付の上、出席が可能でしたが、本日の分科会や議員フォーラム等は、交渉しても、主催者側が希望の出席は不可であるとの判断をされたため、これでは当初の目的が達せないということで、急遽、幕張メッセ近くのホテルでインターネットを借りて、ホテルや宿もキャンセルして、帰岡しました。実に慌ただしかったです。
 それにしても、いろいろと勉強になりました。

 明るい運命論者として考えますに、多分、神様が、お呼びでなかったのでしょうから仕方ありません。ご出席であった多くの岡山の女性地方議員に、委ねることにします。
 あれだけ多く行かれているのですから、来年の岡山大会は、成功間違いなしだと思います。


 それでも逆に、6つの区からなり、モノレールも走る政令指定都市・千葉市内を少し肌で感じれたことは収穫でした。また、一日遅れの結婚記念日で、今日は家族で、市内の公民館文化祭をお邪魔できたり、夕刻には、日帰り温泉にも行けましたので、気を取り直して、また、頑張ります。

 シェルターについては、女性相談所もさることながら、児童相談所に絡んで、児童虐待の子ども達の緊急一時保護所もあります。
 そこからの児童養護施設への支援は幾ばくかあるのですが、こうした一時保護所そのものへの支援を所管の委員会の委員長として、今、所属ライオンズクラブに、お願いしています。

 子どもの泣き叫ぶ声は、その子の未来の夢を潰えてしまいます。
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2007年11月25日(日)【足守の晩秋】
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 朝一で、足守は利玄もみじまつりに。近水園界隈の紅葉が実に美しく、観光地としての足守の魅力を堪能しました。春は桜、夏は、ホタル、秋には、メロンにもみじと自然に溢れて、吉備国の発祥にして、緒方洪庵や、木下利玄や偉人を生み、歴史と文化の香りに満ちる足守。温泉もあり、なにも京都まで行くことはありません。
 子ども達の誇りのためにも、木下利玄の生家の復元を是非とも実現させたいものです。


 そこから、牧石クラインガルデンの収穫祭。今日は先ほどまで、とにもかくにも、一日中、車を止めては携帯電話で、政令指定都市がらみで心労が重なるやりとりが続き、快晴の天気と全く逆の気持ちでした。収穫祭には、「おめぇ、なんしょん?」と、親友が呑気に家族連れでおり、彼の畑の前で四方山話。

 あっという間に、中学時代に戻ることが出来て、妙に愚痴っぽい私でしたが、一番にいて欲しい友に、一番いて欲しいときに会えた気がします。そうだ、信じられる大切な仲間の顔を思い浮かべれば、大丈夫なんだな。しかし、普段は、ちっとも会わないのに不思議だな。

 「また会う約束などすることもなく、それじゃぁ、またな。」と、別れて、連絡等で、総社の会合に大遅刻。放課後の子ども達のことでしたが、なにしろ、明日から、政令市の対応で、忙しくなります。


 それにしても、次回の選挙は、想像を絶するほど厳しい戦いになりそうです。
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2007年11月26日(月)【明日のためにーその1ー】
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 本日は、政令指定都市の区割り・区役所に関して、明日に予定されている岡山市議会の全体協議会で想定されるあらゆる事態に対応できるように、様々な準備。特に、当局や同僚議員、他党議員等への連絡等々に追われました。

 もちろん、区割り・区役所という市議会の専権事項について、私は言及する立場にはありませんが、我々県議会議員が直接関係する権限・財源移譲問題については、同時並行に進めながら、いつでも行財政改革・道州制等特別委員会を委員長として招集する準備をしておかなくてはいけません。

 これは、ひとえに、岡山市の政令指定都市化を実現するためであり、少なくとも、県の側は県の側で、全力を尽くしています。
 さらに、予想される事態への党としての対応についても、考えています。市議会はご存じないでしょうか、こちらは準備して待っているのです。

 いずれにせよ、明日起こりうるあらゆる事態に対応する腹準備はできました。あとは、良いも悪いもありません、各々が各々の立場でできるベストを尽くすだけです。
 明日は明日の風が吹きます。


 派閥の議長就任祝賀会の打ち合わせの後に、党再生プロジェクトチームの会合も4回目。いよいよ年末に向けて、提言書を作り上げていきますが、草案担当は、元新聞記者の青野議員と私。
 なにしろ、議員アンケート、選挙区別意見交換、「お詫び行脚」等重ねてきただけに、十分に意見は出揃いました。あとは、アクションプログラムとして、具体的に出来る提案を議会最終日にも発表し、実践するだけです。


 夕刻前には、ルネスホールで、VSCO(被害者サポートセンターおかやま)主催の「第4回犯罪被害者支援フォーラムinおかやま」。大遅刻のため、結局、犯罪被害者の方の生の声を伺えず、第3部の県警音楽隊コンサートを拝聴しました。警察とも非常によい連携が出来ているのですが、目指すは、早期援助団体。

 「やさしい心が一番大事だよ」の言葉を遺していじめ自死した方の詩に曲をつけた「窓の外には」を有志が合唱されましたが、実は、ある意味、二次受傷に苦しむ相談員の方々への応援の曲でもありました。
 
 明日のために、一緒に傷つき、誰かを癒していく、受け止める方をさらに受け止める支援の手がまた必要です。そのためにも、まずは、しっかりと関心を持って頂くことが大切なのだと思います。
 どこか遠い自分と全く関係ない世界で起きていることではなく、今、自分や自分の家族にも起きうることなのです。


 少なくとも、「あ、それって痛いなぁ・・・辛いなぁ・・・」と、まずは共感できる感性が、政治に関わる者には、一番必要な力だと思います。創造、決断、実行は、そのあとのことです。
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2007年11月27日(火)【転がったところで起きる法師かな】
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 本日は、朝一で、自民党青年部局恒例の街頭演説。
 どんよりとした天気ですが、「♪天気がよければ晴れだろう!天気が悪けりゃ雨だろう!雨が降ろうと、風が吹こうと、東京ボーイズほがらかに〜 !」。

 今日私達が地獄に入ることが、ほぼ決まりました。県議会議員ですから、それでよろしい。

 本日の岡山市議会協議会で、高谷市長は、移行に合わせて市域を分割して設ける「区」の在り方について市の方針を表明。焦点となっていた区の数は、3区としました。ただ、4区などの意見もある市議会が、総意で対案を示された場合には、さらに調整する考えにも言及し、再考することに含みを持たせました。

 加えて、答申ではC区だった御南、吉備両中学校区は福祉事務所までの距離や生活圏などを考慮し、A区(中央、京山、岡北、石井、桑田、岡輝、中山、香和、高松、足守、御津、建部、加賀郡)に、変更しました。
 地元からの強いご要望、操車場跡や、西部副都心開発を考えても、これは理解出来るところです。

 区役所は、A区が、本庁舎(大供)などの一部に整備。

 B区(東山、操山、操南、富山、竜操、高島、旭東、上南、西大寺、山南、上道、旧瀬戸町)は、西大寺支所(西大寺上)とし、併せて、西大寺地域よりも人口が多くサービス拠点が不足している旭川東岸地域に、適地がある場合は、区役所分庁舎を設ける。

 C区(福浜、福南、芳泉、芳田、光南台、妹尾、福田、興除、藤田、旧灘崎町)は、南福祉区の適地に整備するとしながらも、政令市移行時までに間に合わない場合は、灘崎支所(灘崎町片岡)を暫定的に活用する方向を示しました。


 これらは、昨日までの感触に沿い、ほぼ予想通りでした。まず第1段階で、こう来るというのは想定内。議論は、B区の分割、B区の区役所の位置に収斂されます。ここからが勝負です。

 ところで、今後4区になったとしても、これは、B区を割るという話で、旭川西側のA区、B区が、この方針から変わることは考え難く、区=選挙区ですから、私の選挙区は、住民票に基づくなら、1年半後の政令市以降の瞬間から、A区、すなわち、「中央、京山、岡北、石井、桑田、岡輝、中山、香和、御南、吉備、高松、足守、御津、建部、加賀郡」になるはずです。
 
 ただ、これは絶対ではありません。

 岡山市議会は、建部が特例区であるため、たちまち、区選出の市議会議員になることはなく、次の統一地方選挙を待ちます。
 しかし、県議会議員は、順当に行けば、1年半後には、いずれかの区選出の県議会議員になります。次回からの選挙区ではなく、その選挙区から選ばれたのと同じ扱いになります。



 ところで、現在19人の岡山市・加賀郡選出の県議会議員がいますが、西側A区の配当は、今回の修正で、私の計算では、8人です。しかし、今回、御南、吉備中学校区が加わり、この区内に住民票を置く議員は、おそらく10人のはずです。
 逆に、定数5が立つC区に住民票がある議員は、2人しかいません。
 すなわち、区割りの定数に現職議員を揃える必要があります。

 そして、私が、この春新潟の自民党県連で聞いた、「貼り付け」という名の地獄が、ここから始まります。
 もちろん、ここから話し合いが始まり、不調に終われば、法律によれば、くじ引きをすることになっています。

 当然のことながら、多いのは、我が党の議員ですから、実質上は、我が党の議員を移すことを決めるくじ引きは、基本的には、避けないといけません。また、我が党で、各区で、過半数をとるというのは、どうしても必要なことです。党勢拡張をどれだけ理解できるかが、各議員の責務になります。 


 ともあれ、区割りが最終的にどうなろうと、ほぼ中学校という括りでは選出されていない県議会議員は、どういう形でも、必ず、自分のいわば「地盤」を割く、生身を剥がされることになります。
 もちろん、選挙区でないから人間関係が無くなるわけでもなんでもありませんが、会合等にお邪魔することが減っては来るのだろうなぁ・・・。

 仮に抽選になって、己が望まない選挙区に、当座「貼り付け」られても、もちろん、統一地方選挙では、「他の選挙区」から出馬するのは自由で、未来永劫縛るものではありませんが、「お国替え」のイメージは、避けられないかもしれません。
 間違いなく、いくつかの「さようなら」が、待っています。

 それでも、「転がったところで起きる法師かな」。



 私は、区割りの議論の後に、「貼り付け」地獄があるというのを知っていました。もちろん、予想もしていました。それが現実のものになることが、確定しただけです。私でなくても、必ず誰かが泣きます。
 
 しかし、これらは、私事です。「捨て石世代」には、特に致し方ないことです。地域住民の皆様が望む形により近い区割りになれば、それこそが正義であって、個々の議員の選挙事情を論じるべきではないし、岡山市の政令指定都市化は、なんとしても、実現しなくてはいけません。


 これから、市議会の議論がどうなっていくのか予想はつきません。 
 個々の議員には、それぞれの事情や心情があります。立場が違えば、私も、同じことを言うこともあるでしょうし、そこに、身体を張って守るべき人がおられるからには、議員が議員を責めることなど、決してできません。
 むしろ、議員の誇りに賭けて、徹底的に闘うのは当然です。

 行政の効率性を言い、ほぼ同じ数で割ったという、3区案の正当性の根拠は崩れました。ここからは、地域の事情を最大限取り込んでいく戦いをすべきです。地域住民の地域住民による地域住民のための区でないと意味がないのです。悔いのない戦いをと、むしろ、闘う市議会議員の方々に、エールを送ります。最後の最後の最後まで頑張れ〜〜〜!!!!!!!
 市民と議員の勝利のために。


 ただしかし、県市連絡会議が開かれて、さらに、行財政改革・道州制等特別委員会を開催する準備はしています。
 岡山市を政令指定都市にするための権限・財源の移譲という名のガチンコ勝負を待っています。

 これだけの汗や涙を流すのだから、必ず、岡山市を日本一の政令指定都市にしようや!!
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2007年11月28日(水)【子どもの携帯電話】
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 様々な区割りに基づく貼り付けシュミレーションが行われていますが、開会日に、行財政改革・道州制等特別委員会を開催することにしました。特に、明日、倉敷チボリ公園について大きな動きも予想され、12月定例会は、波乱のスタートです。

 
 夕刻に、中学校区の教育を語る会があり、携帯電話・パソコンの危険性について。深刻ないじめのツールになっていたり、様々な犯罪の温床になっています。便利と危険は裏腹です。

 かような会合に来られる保護者は、子どもに、携帯電話を闇雲に買い与えてもいませんし、決して野放しにもしていませんが、多くの子ども達にとって、例えば、携帯電話やパソコンがない方が、かえって時間の奪い合いがなく、むしろ楽になれるような事態に陥っていないか?インターネットから繋がる深い闇の中にはまり込んでいないか?・・・事態は、極めて深刻なように思います。

 むしろ、裸で戦場の中に放り込むぐらいならば、端から、保護者が、携帯電話を買い与えない、メール通信もさせない、保護者の管理下になければ、インターネットにアクセスさせない方が、子どもを守る本当の優しさではないのか。

 儲かって喜ぶことができるのは、電話会社だけで、電話会社が社会的責務として、フィルタリングを徹底することができないのなら、子どもの携帯電話所持すら禁ずるという最終手段を執るべき時期に来ているのかもしれません。

 もちろん、昨今のことですから、緊急連絡用の携帯電話の必要性は否めないにしても、本当に子ども達の持つ携帯電話が、四六時中インターネットに繋げることができる必要があるのでしょうか?
 保護者は、通話料金の支払い能力のない子どもに、自己の所有物として、携帯電話を持たせる必要があるのでしょうか?

 いつどのような約束の下で、携帯電話を持たせるか、あるいは、インターネットへの接続を許すか。友達がやっているからという理屈に屈しない、保護者の毅然たる態度が必要ですし、そのためにも、保護者同士の連携が益々重要になっていると思います。

 皆様、道具の道具にされて、携帯電話をどこかに忘れたり、パソコンがクラッシュした方が、本当は幸せになれるのかも?と思われたことはありませんか?私は、しょっちゅうです。
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【ベルばら同窓会】
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 夜には、珍しく妻と2人で、岡山パールライオンズクラブ主催の毎年恒例になってきた盲導犬育成支援チャリティ公演『ベルばら同窓会』。

 1975年の第1次ベルばらブームの四強、安奈淳、榛名由梨さんを中心にということで、11才の頃に、宝塚を男子が意識するはずもなく、個人的には懐かしくはないのですが、当時のお姉様達には、たまらないんだろうなぁ、と思いました。
 出演者の方々も、おそらく今日の公演のためだけに、準備されていたことがかなりあり、コンパクトでしたが、思いが伝わってくる非常に良い催しでした。
 岡山パールさんらしい、素晴らしいアクティビティ!!

 あと20年経ったら、私も、きっと、たのきんトリオのチャリティコンサートを岡山LCで企画しますので、その時は、皆様よろしくお願いします。

 それにしても、安奈淳さんの弾き語りのシャンソンは素晴らしい!そう言えば、35年以上、生の宝塚を観ていませんので、当然ですが、観たくなりました。
 岡山にも、宝塚に御身内が所属されている方が、だんだんおられますので、お誘いはあるのですが、なかなか行けません。
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2007年11月29日(木)【白熱の12月議会を前に】
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 今年最後の議会は、政令指定都市・チボリ議会です。今議会は、一般質問が可能なため、原稿の起案をせねばならないのに、試験期間中に、ドカベンを読み始めるようないつものパターンに。

 
 本日、古市倉敷市長は、公園事業は岡山県主導の事業であり、あくまでも県が主体となって今後の方針を決めるべきとしながら、完全民営化も含めて検討すべきだとの考えを示されました。
 ごもっともなことだと思います。

 岡山市議会11月定例会は、昨日開会致しましたが、県議会は、12月定例会として、来週月曜日から。明日は、政令指定都市に絡んで、岡山市選出の県議会議員と市長はじめ市幹部との懇談会があるため、今日も各所に連絡、様々に意見調整。
 性格でしょう。緊急事態や切迫した状態は、本当に楽しいです。


 区割りについては、全く権限はありませんが、3区に拘らず、市民・地域の意見を最大限尊重するという「条件付き賛成」という私のスタンスも決めました。
 また、権限・財源については、当面、最大限、こちらの条件を呑んで頂きたいというのは、県議会議員として、当然です。県からお願いした訳ではありませんし、財政破綻しそうなのは、県も同じですから。あとは、岡山市民としての血に、呼びかけて欲しいもの。


 それにしても、選挙区となる区割りを巡る一連の過程において、議員の性格というのが本当によく分かりました。いわゆる人間性です。さらには、岡山市の政令指定都市化に賭ける思いも、非常によく理解できました。結局、貴方は自分の選挙のことだけなんだね、あるいは、高みの見物で批評だけだね、としらけることもありましたが、実に勉強になります。

 個人的には、区役所は、旧御津町役場、旧瀬戸町役場、旧灘崎町役場で、総合調整を本庁が行うというのが、本来の政令指定都市になるための広域合併においては、地域間格差、過疎地を作らない最善の策だと考えますが、そうした運動を地域が起こしても良かったのです。
 いずれにせよ、ベストではないが、ベターを選ぶしかありません。


 ともあれ、私にとっては、岡山市を政令指定都市にすることが大義です。もはやフランケンシュタインのような状態になることすら辞さず、行くしかありません。
 なぜ行くか?それは、止められないからです。止まる方が、より死ぬのです。


 最近、よく亡くなられた門木県議のことを考えます。果たして、この場面で、若き門木県議なら、どう動かれたかな?大御所の門木県議なら、どう捌かれたかな?と考えると、ドタバタしているだけの自分のアホさに呆れます。

 政治がダイナミックに動いていて、今がすごく大切な時期だな、というのを肌で感じます。上手く乗り切りたいですが、それよりも、主導的、主体的に動くことが大事。誰かに委ねません。俺も、とことんやるんじゃ。
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【二次受傷】
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 本日は、生活環境部安全・安心まちづくり推進室の犯罪被害者週間の事業として、県主催の『ゼロからの風』上映会。ちなみに、早稲田大学125周年協賛作品でもあります。
 ちなみに、今年度から、安全安心まちづくりのネットワークづくりで頑張ってきた精鋭の室が、犯罪被害者支援の窓口になっています。

 来年1月に、岡山県幼・小・中・高PTA連合会連絡協議会が、お招きする、飲酒暴走運転による交通事故で、19才の愛息を奪われ、刑法改正による厳罰化に尽力された、鈴木共子さんがモデルの映画です。
 決して安易なお涙頂戴ではなく、加害者の謝罪について、「心がない言葉は、ごみと同じ」という言葉が、胸に突き刺さる、心に苦しい映画でした。これは、加害者だけではなく、一般にも向けられた、被害者の本当の言葉なのだと思います。

 私も、一昨年広島で拝見しましたが、本県では未開催の「生命のメッセージ展」ttp://www.inochi-message.com/の場面には、遺族が多数出演されています。
 知覧とは全く違いますが、メッセンジャーの写真の前で、涙が出ない方が難しいのですが、ある意味、魂が生きている芸術作品でもあり、この催しを開くのは、中途半端な気持ちでは無理です。

 それにしても、仮に、二次受傷になろうとも、様々な事柄について、全てを受け止める覚悟が要るのは、我々議員かもしれません。
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2007年11月30日(金)【そして僕は途方に暮れる】
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 まず飲酒を伴う会合のあとには、「こころ」は書きませんが、今日は先ほどまで、昨年度の岡山市国公立幼稚園PTA連合会役員会の忘年会?がありましたので、いつにも増して、おかしな表現等がありましたら、お許し下さい。

 今年も忘年会シーズンですが、もう一度会いたいねと思えるのは、昨年度、良い活動が出来た証なのだ思うと、おそらくどの忘年会よりも、今日の会合は嬉しく、はしゃいでいたように思います。

 昨年度の活動の成果として、今後は無理と言われていた3歳児保育が、吉備東幼稚園で実現し、さらに、市内の公立幼稚園が、インターネットで結ばれます。

 それ以上に、同じ時代に、頑張っているかな?元気かな?と思える仲間が、市内のあちこちにいると思えるのが本当に嬉しいことです。変な話ですが、この年になって、友人と思える女性がたくさん出来るとは、予想していなかったです。PTA活動は、単年度で答えは出ませんが、多くの財産が出来ます。

 今年度市幼P連役員も、昨年度以上に頑張ってくれていて、とにかく嬉しいです。単純に嬉しいぐらい嬉しいです。
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 今日は本当に大切な日でした。

 敢えて言えば、岡山市の政令指定都市化が事実上確定した日と言って良いと思います。思えば、父が亡くなった日から、延々と続いていたこの問題に、私は、自分なりに、けじめをつけることが出来ました。一体どれだけ政令指定都市について、「こころ」に綴ってきたでしょう。それはもう具体化するに違いありません。

 ひとつの時代が、今日、終わりました。


 北公民館のふれあいDAYで、黄ニラ雑炊を二杯も食べたあと、昼には、市長はじめ岡山市幹部と岡山市選出の県議会議員との懇談会。欠席議員もいて、当局も、なにか私の発言に怯えていた?感もありましたが、この期に及んで、エールを送る以外に考えていませんでした。

 私は、ここまで漕ぎ着けたことの労いと感謝を述べた後に、さらに、市民の声を聞いて頂きたい旨と、権限・財源について、ある意味、条件を飲んで頂くこと、さらには、合併地区への配慮をお願いしました。
 むしろ、日本一の政令市を目指すべく、結束を呼びかけました。


 夕刻には、県市連絡会議。権限・財源移譲についての大枠が、決まりました。午前中に、市長が知事を訪問され、その状況を受けての我々の会議であり、その後のこの会議も、比較的スムーズだったはずです。

 基本協定に係る主要事項について、国県道に関する県債元利償還金については、平成14年度以降に発行した市域分の道路事業に係るものについて、県への普通交付税措置相当額を除いた額を市が負担。
 当せん金付証標(宝くじ)の発売収益金いついて、県全体の収益金の100分の35.6を市に配分。 

 詳細は避けますが、予想以上に、かなり市が譲歩したと思われる内容です。市長の本気度が十分に伝わりました。これをもとに県議会でも、委員会、本会議の議論が進められます。区割りについて、市議会が対案を出され、適切な対応がなされれば、おそらく、県市の協定書締結は、難しくないと思います。
 これで、一挙にハードルを越えられそうです。

 おそらく、岡山市議会11月定例会で、意見書採択は可能になるのではないかと思います。よほどのことがなければ、2月定例県議会で、意見書が採択され、総務省との協議に進みます。

 本当に良かったです。



 猛烈な受験勉強のあと、大学入試の合格発表で、自分の受験番号を見つけたときの喜びでも安堵でもない、寂しい気持ちに、今は似ています。

          そして僕は途方に暮れる

 これから、岡山市選出の県議会議員は、紛う事なき地獄に入ります。あるいは、貼り付けであり、あるいは、愛する街への権限や財源をもがれた無力感であり、1年半後には、自虐的に己を語ることしかできなくなるのではないかという恐怖感が襲います。
 今日からは議員としての意義を己に問い続ける日々になります。一方で、選挙のことを考えて、内ゲバのような戦いをしながら。

 もっとも、ここをゴールとして、そんなことを感じない議員もいるかもしれませんが。ゆえに、議員定数減の作業にも入ります。

 私は、もっともっと遠くを見ます。確かに、終わりが始まりました。しかし、終わりは始まりでもあります。
 なにより、少なくとも、やるべきことを果たしているわけでもありません。岡山市が政令指定都市になろうがなるまいが、解決しなくてはいけない問題は、五万とあります。
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