2007年9月1日(土)【今日から秋】
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朝一で、郊外の専業農家の方を訪ねて四方山話。「農地・水・環境保全向上対策」について、いかに地域で取り組んでいくかを考えると、むしろ農家から地域への働きかけも必要です。ある意味では、まちづくりと考えるべきで、学校や企業も繋ぐコーディネータが必要です。
夕刻には、昨日の自民党県連の会についての相談もしましたが、ほぼ半日は、同僚県議の結婚式及び披露宴。現職岡山県議会議員の結婚披露宴となるとおそらく私以来。
新郎新婦とも御尊父が県議会議員という「選挙をする家」同士の良縁で、ウェディングケーキも、白いダルマのケーキに、チョコで目入れをするという趣向も。
結婚して、よもや旦那が選挙に出るなんて、聞いてなかった!と親戚中が揉めるような心配はなく、極限状態の今回の初陣の選挙を通じて愛を深めたということですから、これはもう素晴らしいことで、端からお互いに理解と覚悟があるというのは、頼もしいです。
御尊父の選挙の辛さをお二人とも体感もされており、これはもう1+1が、3にも4にもなる最強の組み合わせ。
そう言えば、愛妻も初陣の選挙を手伝ってくれた後に結婚したわけですが、私達夫婦は、お互いに「選挙をする家」に生まれてきたわけではありません。初代ですから。
プールで17級!に合格した我が子に、「選挙をする家」の子どもの苦労をかけさせたくない思いが強いのですが、これとて、いつまで出来るか、させて頂けるか分からないわけですから、宿命と諦めて立ち向かって貰わなくてはしょうがありません。
ただ、正直なところ、子どもには、決して他人様に迷惑をかけず、好きなように自分の人生を生きて欲しいです。まずは、子どもは子どもらしく、子ども時代を送って欲しいもの。
ところで、政治資金パーティーと間違われる身分不相応な結婚披露宴を私達夫婦は結果として行って、大赤字になり、披露宴の翌日に、結婚式費用を銀行に借りに行き、その完済に5年かかったというのは、新婚夫婦の最初の試練だったね〜。
もう生涯二度と結婚披露宴はしたくありませんが、人生に一度が原則のこと、多くの方に祝福して頂いたのは、本当に幸せなことで、ありがたいことです。
今日は日が非常に良いようで、街のあちこちに、結婚式の二次会とおぼしきグループが。
結婚適齢期諸君の幸せを祈る!!
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2007年9月2日(日)【清掃日和の防災ヘリ】
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朝一で朝起き会から京橋朝市へ。御挨拶もそこそこに、名物のうどんを食べることもなく、今朝は、岡山市全域で清掃大会?で、準備に。
毎年児島湖をきれいにする議員懇談会事務局長として児島湖流域清掃大作戦に参加するのですが、今年は、延期になっていた旭川アダプトプログラム第2回一斉清掃とバッティング。
旭川アダプトプログラムには、所属するライオンズクラブが毎回参加しているため、担当の社会奉仕委員長として、旭川を日本一美しい川にすべく、後楽園界隈をごみ拾い。朝のうちは蝉の声も少ない心地よさで、もともとごみが少ない担当箇所だけに、ちょっとしたお散歩モード。非常に楽しかったです。
我らが市民チームであるファジアーノ岡山の選手もユニフォームで参加しており、その努力に敬意を表します。ええこっちゃ!!
その後、「防災の日」の翌日ですが、毎年恒例の総合防災訓練。今年は、北長瀬の操車場跡地公園で。今年も、炊き出し訓練に参加(ご飯を食べる?)しました。
県警航空隊のヘリコプター「わしゅう」も、20年選手で、メンテナンスが必要な中、ここで、岡山県も、防災ヘリコプターを導入する話が進展中です。市消防局の消防ヘリ「ももたろう」と3機あれば、何かと安心なのですが。
さらに、こうしたヘリの既知である防災拠点としての岡南飛行場も意義があるというもの。
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まぁ細かいことは言わないと、心意気に共感する「劇団はぐるま座」の公演が今年もやってきます。思えば、なんの行き掛かり上かも分かりませんが、前売りチケット取扱中です。ご希望の方は、ご一報下さると非常に嬉しいです。夜の部が御一緒できればありがたいです。
劇団はぐるま座公演
礒永秀雄の世界 『天狗の火あぶり』
日時:9月18日(火)昼の部 開場 午後1時30分
開演 午後2時
夜の部 開場 午後6時
開演 午後6時30分開演
(チケットは共通)
会場:さん太ホール(山陽新聞新本社ビル内)
前売り券:3000円(当日3500円)
※山口県光市出身の詩人・礒永秀雄の童話を脚色。
ある日、山から飛んできて魚を釣っていた天狗が居眠りをして村人たちにつかまってしまった。「人を食う」と思われているが、本当は強くて心やさしい天狗。「善人」ぶっているが、すべての悪事を天狗のせいにしようとする庄屋さん。この二人の話を固唾をのんで聞き入る村の衆たち。そして庄屋さんは天狗を火あぶりにしようとしますが・・・・。
人としての本当の強さ、やさしさとはなんだろうかということなどを、豪快な天狗の笑いと美しい舞台展開で描き出す、大人も子どもも楽しめる心おどる童話劇。+詩の朗読、朗読劇、大型立体紙芝居
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2007年9月3日(月)【得るは捨つるにあり】
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今日から2学期。暑さと雨でもやもやしているのは、昨今の政治状況を映すようです。もはや私の感覚を凌駕したものも感じますが、逆にこういう異常な感覚の人間が集う世界に生きているんだなぁと寂しくもなります。本当に考えさせられます。
一方で、最近近しい方が何人も辛い思いをされてもいて・・・。
生まれ生まれ生まれ生まれて生の始めに暗く、死に死に死に死んで死の終わりに冥(くら)し。
得るは捨つるにありと言いますが、私が最後まで拘るのは家族の笑顔で、逆にそれがあれば、あるいは、それがあるから、時間も金も心も、全て捨てることが出来ます。しかし、それが他を活かすことなんだと思います。自分だけの笑顔のために、誰をも犠牲にも踏み台にもしたくない。結局人生観が違うんだな。
なぜか・・・今、一番私に欠けているのは親孝行だと思う初秋。
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担当委員長的には問題発言?ですが、旧日銀跡地であったルネスホールは、私も指定管理の継続を強く願うNPO法人バンクオブアーツ岡山の力で、まさに岡山の大人の文化の殿堂になりました。
ルネスでは、芸術の秋に、様々なイベントが目白押し。特に下記を今回強く推奨させて頂きます。
平成19年度文化庁「舞台芸術の魅力発見事業」
第七劇場 海外国内ツアー岡山公演『班女/葵上』
日時:9月13日(木)19時30分から
※開場19時※未就学児入場不可
※各会場、終演後に、ゲストと演出家が作品についてお話しする
アフタートークをおこないます。
場所:ルネスホール―屋内版―
料金:ルネスホール―屋内版―
前売 1500円 当日 1800円 学生 1200円
2006年11月に東京にて初演。三島由紀夫が、能の演目に現代風アレンジを加えた戯曲を能や歌舞伎のような日本独特の身体性と、美しい空間構成、そしてコンテンポラリーダンスなどの融合で、現代にパワフルに新しく甦らせたとして高い評価を受けました。人間性豊かで普遍的な魅力に溢れ、時代と国境を越える人間のエネルギーを感じられる作品。東京での再演、ソウル、コチャンの韓国公演でも高い評価を受け、今回岡山に上陸します
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2007年9月4日(火)【倉敷チボリ公園・県営化断念】
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ついに、石井県知事が倉敷チボリ公園について、県主体で事業を継続する(県営公園として指定管理者制度で運営)ことを断念し、明日、倉敷市長と今後を協議とのことです。
倉敷市の大きな負担がないままに、闇夜で千両箱を拾ったと当初は喜ばれた倉敷チボリ公園ですが、俄に、倉敷市の運営(市民公園化)の話になったわけで、来春の市長選挙も絡んで、簡単に受け入れとはいかないでしょう。
ただし、これがイコール更地になってクラボウに土地を返還というのも寂しい話です。チボリの森に育った公園を活かしながら、高層マンション等への活用は、考えていきたいところです。
既に倉敷の文化のひとつになっており、辞めてしまえば良いというものではありません。
今日は、産業労働警察委員会の県内調査で、津山に来ています。日帰りでない1泊2日の県内調査というのも、かえって難しいものがありますが、宿泊先は、津山か新見か笠岡に慣習化しているようで、岡山市民にはなかなか体験できない津山泊まりです。
本日は、総社警察署から、地道を走り、経営革新計画で高い評価を受けている新見の醤油会社を訪ねました。私自身非常に認識が甘かったのですが、勝山や足守に匹敵する街並みを新見市御殿町は、整備していきたい方向のようです。知る人ぞ知る静かなブームになっており、今から訪ねておかれて、街の変わりゆく様を御覧になるのも良いかもしれません。
また新見は、山田方谷とその師である丸山松陰のゆかりの地でもあります。
先般は、妻子が、真庭市へのエコエネルギー学習の無料ツアーに出掛けておりましたが、いわゆる県北には、個性的な街並みが残り、様々な観光スポットが点在しています。
例えば、もう少し、「沿岸」の産業、歴史、伝統文化と連携することで、高瀬舟ルートなどは、石見銀山に負けない文化的価値があるというのは、けだしもっともなことです。津田永忠がらみの文化遺産と並んで、その価値に、岡山県民が一番気がついていないのかもしれません。
明日は、津山、赤磐の企業と備前警察署をめぐり夕刻前に戻ります。岡山県中環状一周という感じです。
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2007年9月5日(水)【社会づくりいう名のものづくり】
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倉敷チボリ公園の問題と岡山市の政令指定都市の区割り問題は、まさに我が行財政改革・道州制等特別委員会の所管。
ポストを望んではいましたが、正直なところ、悩みは尽きません。委員長であるからには、この「政治」判断は、私自身、政治責任を負うべきものです。ともかく、明日のためにやり切ります。
さらに、続く我が党の不祥事に、平沼先生の復党問題や県連役員人事の問題、関心を持てば持つほど悲しくなる民主党不倫疑惑。様々な問題も絡んで、投げ出したいような気持ちにもなりますが、明朝は、自民党広報車「あさかぜ」で、駅前定期街宣。
我々地方の自民党青年議員が、逃げるわけにはいきません。
本日は、産業労働警察委員会県内調査は、津山からスタートで、久米産業団地に進出頂いた林業の地場企業、産学官の連携で目覚ましい成長をしている地場企業、さらには、備前警察署を訪ね夕刻前に戻りました。
いわゆる工業団地に、企業立地をお願いするにも、各種助成制度はあっても、下水道や高速回線や夜間照明まで含めて、地場企業の心意気にすがって、御無理をお願いしている実態があります。文字通り、地域を愛し、地域に貢献するという経営者の方の熱い思いには頭が下がるばかりです。
加えて、県北の特性は、なんと言っても、豊かな自然ですが、環境やエネルギーを含めた産業振興であるのは、全国でも先駆的で岡山の誇りです。
一方で、営業拠点を東京にも置き、情報のアンテナを張り巡らしながら、さらに、中国戦略を立てているスケールにも感銘を覚えます。
やはり、農林水産業・工業を通じてですが、経済の基本は、ものづくりであり、とりわけ、県北においては、地域づくりそのものです。
してみると、議員というのが、いかにも口先三寸の生き物のような気もしてきました。政治関係者が、率先して、真っ当な社会システムを破壊するようでは、なおさらです。
社会づくりのという、ものづくりの気概を持ちたいものです。
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2007年9月6日(木)【消防の聖地】
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いよいよ本格的な夏が始まりました。と、錯覚するような暑さです。もう一度参議院選挙が出来るならばなぁ・・・・。
本日の自民党広報車あさかぜの街宣も、党職員の方や友人を除くと、弁士は、前回に引き続き私一人。ともかく批判をせずに、自民党青年部局として、我々がすべき事を誇りを持って語ることに専念しながら、2時間ぐらいなら、一人で街宣を続けられる自信がつきました。倉敷チボリ公園や岡山市の政令指定都市化については、やはり丁寧な説明が必要だと思います。
で、今日も、街宣後に、からまれました。自民党支持者の方なのだとは思いますが、朝から酔われていると対応に苦慮します。これも反応ですから、楽しみと思うしかありません。
次回は、9月定例会開会日の10日の月曜日、岡山高島屋前です。ともかく、「いつかきっと 自分らしく この街で戦いながら傷つきそれでも 君と歩けるなら・・・」と、渡辺美里の『いつかきっと』を口ずさみつつ、定期街宣が、特記事項ではなく、当たり前になるまで続けます。
久方ぶりに、『到知』の勉強会に行こうと思います。なにか最近美しくない心を持ちすぎたり、見過ぎたりしているように思います。
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議会前は、各委員会の県内調査が目白押しで、本日は、総務委員会の県内調査に地元議員として合流。県民局の所管で括ると、あまりに地元議員が多すぎて、委員長の御厚意で、仮に乗り込めば、二十数人乗りの議会バスが一杯になることもあり、自家用車でついて回りました。
広い意味での「文書」館というなら、全国では28番目ですが、DVDやオーラルヒストリー(口述)やマイクロフイルムのアーカイブの保存を見越した「記録資料」館は、岡山県が全国初。
南方の「きらめきプラザ」の横の岡山県立記録資料館も、3年目に入ります。私の名前も入った岡山県議会史もいつか発刊されて、古文書として残るのかもしれません。
どうもアーカイブというのは、あぁ時は流れて私も死ぬんだなぁ、と、しまいにはせつなくなるのですが、「佐藤真治のこころ」も、考えようによれば、生の岡山県政史になるかもな!と、たいそうなことを考えず続けて参ります。
市町村合併や学校の統廃合で、資料が散逸する危機でもあり、これはというものは、館に相談して持ち込んで頂くことをお勧めします。すっごいお宝かも!?
昼食や総務委員会がらみの概要説明は、県民局で。
3県民局3支局体制も平成21年から3県民局になるわけですが、特に、5市2町を所管する備前県民局は、管内の人口の4分の3以上が岡山市。
岡山市が政令指定都市になれば、一番大きな変化が迫られるのが、現場の県民局。建設部の幹線街路整備班や都市基盤等施設整備班や工務第一課の一部などは、組織改編を迫られる流れです。また、県民教の目玉と言える協働を推進する地域政策部なども、岡山市がらみの事業が、減るかもしれません
もっとも、河川に関してや、農林水産事業部、税務部はもちろん、防災関係についてなど、県民局の機能自体は岡山市に残るということで、昭和37年建築の県民局の耐震化も進められます。
地元議員の挨拶で申し上げましたが、岡山県消防学校は、まさに岡山県消防の聖地。半年にわたる初任教育を全寮制で受けている県内各地の新しい消防署職員が、本日も、厳しい訓練を受けていました。
特に、様々な建築物があり、救急救命士の特別教育が必要なように、専門性も増しており、こうした集団生活の中で、消防精神を含めて切磋琢磨しながら学ぶことが、ますます重要になっています。まさに、命懸けの仕事ですから、全ての訓練も、救助される者とする者の命が懸かっています。
さらに、自主防災組織への指導等、消防学校の役割も多様化しています。
もちろん、消防団員の教育の場でもあり、基礎教育や幹部教育、専科教育も、ここで行われています。
消防団員が、この聖地での教育訓練に送られることに、戦々恐々としているということは、多分ないでしょう。多分。
いずれにしても、誰かを文字通り体を張って守ろうとする誇り高き人達が、知らないところで、汗を流されているということに、無関心、無感動な社会であってはいけないな、と思います。
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2007年9月7日(金)【自民党県連役員刷新】
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今回の参議院選挙の敗北を受けて、自民党岡山県連5役(幹事長、総務会長、政務調査会長、議員総会長、相談役)が辞表を提出され、混沌としていた党人事ですが、総務選対会議で、処遇を一任されていた逢沢新会長が、辞表を受理され、しかも、従来の慣例を廃して、党役員には、「議長経験者にとらわれず、有能にして党勢拡大に熱意を持って努力する人材」を望まれるという、新機軸を打ち出されました。
少なくとも、これで人事は刷新されます。
私は、国政選挙の結果を持って、県連役員が辞任される必要はないと考えておりましたが、辞表を提出されたからには、現状維持ということが許されない新たな責任が生じたものと理解しており、そう発言もして参りましたので、新会長の御判断は、納得がいきます。
おそらくマスコミ等も、好意的な評価になると信じます。
後任の人選は直ちに県議団が行うということで、間違いなく混乱は予想されますが、こうした新会長の御英断に応えられるかどうかは、まさに、我々県議会議員の改革意欲に懸かっています。思い切った人事でなければ、人心一新の党体制を県民の皆様にお示しすることは出来ないでしょう。
ここまで来たら、幹事長などは、この際、立候補制にして、公開立会演説会をするぐらいの勢いはあっても良いと思います。
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【カッコーの巣は遠く】
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本日は、生活環境保健福祉委員会の県内調査に、地元議員として合流しました。あれこれ事務もしながら、議会バスを今日も自家用車で追っかけました。
私が地元議員として、委員会調査のお迎えの皆勤するというのも、別に暇だからではなく、かえって、来ない議員の方が、私には不思議です。特に、新人議員は、がむしゃらに来るのが義務だとすら思います。
例えば、県民局では、当該委員会所管の課部局の施策等の概要説明もあるわけですから、自分の所属委員会以外の事も、現場レベルで、理解が出来ます。視察中は、質問もできなくもありません。
他の委員長の委員会運営や新人議員の発言など、オブザーバーのように見られるのも、実に勉強になります。
もちろん、ようこそお越し頂きましたというのが、本旨ですが。
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まずは、備前県民局古京庁舎。
環境や健康福祉に関しては、市行政ほど緻密ではありませんが、県民局が、現場を持っています。特に、立入検査や監査指導など、必ずしも、県民に喜ばれて接するばかりでもない厳しさもあります。
そうした中で、岡山保健所が発行する発達障害の理解啓発のパンフレットや、市民協働の成果と言える「デートDV」防止や、犯罪被害についての手引きなど、現場だけに、良い取組みもあります。
おそらく岡山市が政令指定都市になっても、人口比例通り、4分の3の業務が移行するわけではありませんが、中核市ということで、既に、ただし岡山市は除くという扱いは多いように思います。生活直結だけに、将来的に支局が統合されるるというのは、不安もあります。
70年代に、岡山市の熱心な誘致に応えてくださったということですが、安直に、松下ビデオと我々が申しておった松下電器産業(株)パナソニックAVCネットワーク社ネットワーク事業グループ岡山工場は、「経営と共生する環境先進工場の実現」を目指されており、様々な地球環境保護活動を展開されています。
さすがに天下の松下さんで、先日訪ねた中国の工場(日系だけに、ここも整理整頓は、かなりきっちりされていたのですが)と雰囲気が、かなり違っていました。
いわゆるマニフェストも、掲げておられます。
一番感心したのは、環境家計簿が全従業員に配布され、LE(love earth)活動として、例えば、週に一度徒歩通勤に切り替えるなど、個人個人が出来ることを積み上げて成果を出されていることです。
世界初のフルハイビジョン(カード式)で、手のひらサイズのデジタルビデオカメラを製造していて、従業員が、641人もおられる国内最大級の工場であるという、ビデオの性能や工場の規模の凄さを改めて知り驚いたのですが、ポスターで見た浜崎あゆみという人は、年々目玉が大きくなっているような気がして、もっと驚きました。
本来なら50周年にあたるこの春、県立岡山病院は、地方独立行政法人・岡山県精神科医療センターとして、新たなスタートを切りました。
中庭の緑も、美しく育ってきました。細部にわたり、様々な配慮がなされ、いわゆる精神病院というイメージとは、かなり違うものです。
もっとも、平成13年の基本設計から建替は進められてきており、児童思春期入院棟に加えて、この10月に、医療観察法に基づく司法精神科入院棟が竣工し、完成となります。
光と風と緑をテーマに、既に開放的な環境が提供されていますが、こうした市内の中心部に立地できているということは、地元のご協力があってのことで、本当に心から感謝です。
県立病院時代にも、休日夜間の救急対応や複雑困難な患者の受け入れを行ってきたわけですが、県の補助自体は続いていきますから、民間が対応出来ない、あるいは、やらない分野を中心に専門的医療を提供する責務があります。
したがって、今後も、難しい問題があったり、我々議会の後押しが必要な事も出てくるかもしれません。
そういった状況もあり、例えば、施設と地域との交流という言葉を地域以外の人間が使うことには慎重ありたいのですが、地元議員としての挨拶で申し上げたのですが、手術ではなく環境で治すということで、設内の環境がいくら良くなっても、しかし、社会の環境が良くならないと治らないわけで、患者やその家族を守るためには、そういった社会環境を変える責務が、政治には、あるように思います。
いずれにせよ、地方独立行政法人という形にはなりましたが、現場で働く方の支援を出来る限りしっかりとさせて頂きたいものです。
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2007年9月8日(土)【ファジアーノ完全優勝を!!】
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この夏、釜山への海路で、たまたま一緒になり、おまけに、宿まで一緒だった韓国遠征?をしていたチーム(岡山からの移動の費用捻出に、お互いに苦労している?)に、痛い敗戦を喫した我らがファジアーノ岡山ですが、全国地域リーグ決勝大会への進出は決まっていても、当然、完全優勝の1位で行かなければいけません。
明日が大一番!!VCセントラル中国 浜田市陸上競技場は、11時キックオフ!!
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【児島湖ふれあい環境フェスタ】
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本日は、岡山県議会児島湖を美しくする議員懇談会事務局長として、岡山県児島湖流域下水道浄化センターでの「児島湖ふれあい環境フェスタ」に出席させて頂きました。
本日は、毎年恒例の第17回「地域と下水道のふれあいデー」に合わせて開催し、児島湖流域環境保全推進ポスターコンクールの表彰式も合わせて開催されました。
さすがに子ども達は、たいへんに緊張している様子でしたが、我が子が賞状を貰うと親は本当に嬉しいだろうなぁと、想像しているうちに気がついたことがあります。
最近、表彰状をお渡しすることもあるのですが、私自身は、人生で、賞状というようなものを貰ったのは、卒業証書と当選証書と消防団だけです。確かに、なにかに入賞した喜びとか、表彰されるという、ああいった緊張感の記憶がありません。それでも人生は、なんとかなるな。
ともあれ、児島湖に関しては、花回廊構想もありますが、まずは農業用水としてうまく使われ、水産業も活気がっあって、親水公園として愛される我が県の誇りにしたいものです。
児島湖は、我々岡山県民一人一人が、環境対策として出来ることをやっているという、環境先進県岡山の象徴であって欲しいものです。
なお、ポスターコンクール入賞・入選作品は、9月8日(土)〜9月17日(月)10時〜22時 イオン倉敷ショッピングセンター「イオンホール」に展示されています。
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【地方都市型都市浸水対策】
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また、相談役になっている安全安心ネットワークの総会も行われました。
まずは、組織作りについては、市も25万円を出してくれたわけですが、今後のいわゆる組織のランニングコストについては、全て地域持ち。
それでも、地域の各団体の安全・安心への取り組みを今日のように相互理解にまで高めると、まずは、ネットワークを構築することに、極めて重要な意義と効果があると思います。
その中で気になったのは、農業用水や下水道の管理のあり方。平生は水利委員さんが、雨雲や雷雨や台風のことを常に気にされながら、樋門の管理をされていますが、災害が予想される大雨の際には、行政の指示に従うことになります。
いわゆるポンプについては、下水道局の指揮下にはありますが、例えば、増水の際に、旭川から流入する西川の水位を下げても、農業用水は、個別に増水し、浸水の原因となることもあり、地域は、行政の緊急かつ総合的な判断に沿って動きます。
特に、水田が減り、住宅街になったような地域では、田んぼの保水性はなく、アスファルトの道路から、用水路に一挙に雨水が流れ込みます。また、木製の樋門など水圧で、ちょっとやそっとで上がらないので、急な対応は難しい場合もあります。
こうした都市部における農業用水の管理については、様々なケースを想定しておく必要があるように思います。人為的とは言いませんが、都市的な災害、あるいは、地方都市型都市浸水になる可能性があります。
このあたり、対応策を私もしっかり勉強して参ります。
ところで、9月〜6月には用水に水が流れず、流れたら一挙に、児島湖に汚れた水が流れ込むのではないかという指摘もあります。もちろん、それが、児島湖の汚濁の主たる原因だとは思いませんが、いかんせん、行政的には、取水はタダとも考えにくく、春野菜等必ずしも水を張る必要もないことから、始終流し続けることができるのか、研究の余地があります。
なお、岡山県が防災情報配信サービスを開始しています。既に幾度も誤配信があるのが気にはなりますが・・・。
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【母校の体育祭・文化祭=銀杏祭】
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今年も、母校岡山一宮高校の「銀杏祭」文化の部に、立ち寄りました。1時間も観ることは出来ませんでしたが、後輩達の楽しそうな姿が、本当に嬉しくありました。
それにしても、今年も新聞部の展示がありませんでした。これは、初代新聞部部長に問題ありです。
五校戦に、文化部が応援に借り出されるのに反発し、文化部会を組織し、文化部会長になり、文化部祭を計画。さらに、意味不明の文化部対抗ソフトボール大会を開催。友人関係で参加した応援団は、文化部か?という批判を自ら発行する新聞でされた初代新聞部長は、誰でしょう。
とにかく、頼むぞ後輩!!
我々1期生の卒業式には、『LET IT BE』が流れていた体育館で、吹奏楽を聴いていると、よく会うのであまり懐かしくもない友人達が、あの頃の姿で出てきそうです。
当時気になっていた女子高生が、妻というのは、端から見れば、実に羨ましい話ですなぁ。どんだけ〜。
そうこうするうちに、20年前に亡くなった恩師の姿が自然にそこにあるように思えました。大学生の頃には、その恩師が、授業中に、「人生なんて、美味いもん食って、おもしろおかしく暮らせれば良い」と、言われていたと友人から聞いて、あの先生が、どうしてそんなことを言ったんだろう?と失望すら感じていました。
今は、意味が分かります。結局そういうことにならんのが、人生だもの。先生は変わらないのが仕事なのに、いないのはずるいです。確認しようがありません。
私の25年前の姿よりも、息子の10年先の姿を想像する方が、おもしろいなぁと気がつき、会場を去りました。明日は、体育の部。
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2007年9月9日(日)【秋が始まるよ】
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ファジアーノ岡山第35回中国地域リーグ優勝誠におめでとうございます!スポーツの秋、文化の秋、芸術の秋、食欲の秋、八代亜紀と、秋には、いろいろあります。
私も「予選」には、ライト1番で出場した消防の夏季教養・球技訓連の岡山市大会にお邪魔すると、昨夜のダンスパーティーに引き続き、「時の人」が、笑顔でおられました。まわりが腫れ物に触るぐらい気を遣わなくてはいけないという意味では、超大物国会議員です。
「でも、そんなの関係ねー(by小島よしお)」。我が党は我が党で、すべきことをするだけ。ただ、「文春ねーか?コピーしてくれ。」と、時々電話を頂きますが、『エビスありません。文春も、ありません。』
昨日に引き続き、岡山一宮高校の「銀杏祭」の体育の部へ。昨年と違うのは、25期生寄贈の青いテントが美しいことと、ラジオ体操をするにしても、8期生の岡山市議会議員が一緒にいること。再来年は、なんと30周年。1期生って、怖い・・・。
たとえビリになっても、人生で駆けっこをすることは、もうそう無いからなと、体育祭が嫌いな生徒に伝えたいです。気になる娘の前で、ビリになっても、「そんなの関係ねー。おっぱっぴぃ」です。
月参り等を経て、昨日から、高梁市での生き物文化史学会備中例会に、秋篠宮殿下がお成りになられていて、岡山空港に奉迎させて頂きました。あまりオープンされておらず、物々しい警備もなかったのですが、公共施設で、集団で国旗を振れるところが意外に少ないというのは不思議なことです。
この夏は、光復節の日に、釜山にいたわけですが、韓国の大英雄李舜臣将軍銅像や釜山タワーがある龍頭山公園で、I LOVE KOREA運動のブースは見たものの、半日デモのようなものは街中では見かけませんでした。
ただ、韓国国旗(太極旗)は、商店は軒並み掲げており、街中に溢れかえっていました。国民にとって、大切な祝日なのでしょう。
なぜ国旗・日の丸は、かくも扱いが遠慮されるのでしょう。
夕刻からは、ある児童施設の秋祭り。逢沢代議士の後援会のコアになる方々が地道に支援の活動を続けられており、今年が、19回目。結局、お手伝いする以上に、私は、飲み食いしておりました。
いわゆる両親がいないのではなく、虐待を受けていた児童生徒も多く、この日は明るい笑顔だけに、かえって、涙の顔を想像して、思うところがあります。我と我が身を振り返ると、救うような気持ちになるのも、おこがましく、心で、頑張ってね、と言うだけです。
適切な言葉を思いつきませんが、宿命は変えられませんが、天命を信じ、使命を果たせば、運命は変えることが出来ます。
大切なのは、自分の力で切り開いていく、これからの未来です。そのために、一番必要な力は、やはり、「愛」です。
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2007年9月10日(月)【9月定例県議会始まる】
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国会の臨時議会が始まった本日、9月定例県議会も開幕。まずは、自民党青年部局の街頭演説からスタート。9月の雨が少し冷たかったですが、少しずつ秋の青空が広がっていきました。
岡山市の政令指定都市化の意義や、倉敷チボリ公園の問題など申し上げておりましたが、たまたま聴かれていた女性が、真面目な思いが伝わってくるよと言って下さり、その言葉だけで、続けていけるように思います。
知事の提案説明は少しあっさりしたもので、倉敷チボリ公園の問題は、倉敷市に、いきなり下駄を預けたような印象も否めません。激論必至でしょう。
政務調査会で、代表質問を副知事の提出する儀式を終えた後、議員総会。幹事長以下の人事をめぐり、全てが意外な展開になりました。
党改革を目指される逢沢新会長の御意向を受けて、幹事長選びにおいては、私も、あるいは、党改革の指針を示す、マニフェストを掲げる必要も申しましたし、選挙という声もありました。
少なくとも、私は、党改革こそが本旨であり、今回の選挙の総括として、思うところを全部出しあって、人事の問題だけに収斂しないようにと、議員総会で申し上げました。
今までの県議会では、想像できない早さで、しかも、議長が幹事長を兼ねるという異例の人事で、来秋の知事選挙や、早晩あるかもしれない衆議院議員選挙はじめ、様々な難局を乗り切っていこうという判断を自民党は致しました。評価は、マスコミに委ねます。
ともあれ、私は私のすべき事をするのみです。
本日は、これより、倉敷チボリ公園での会合に出て、明朝の地区大会に参加のため、広島に向かいます。どうやっても深夜着ですが、できれば、明日の午前中には、帰岡したいという強行日程です。本当は、広島ー阪神戦なぞ観たいのですが・・・。残念。
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2007年9月11日(火)【秋の安芸】
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今日・明日といきなり議会は、休会。
首相のテロ特措法への不退転の決意表明には、理解と戸惑いの両方を覚えます。ただ、正々堂々の国会の論戦に最も相応しい国益そのものの話でもあり、政権争奪のために、反対のための反対の議論を仕掛けるのは、避けて欲しいと切に願います。
昨夜午前0時前に広島に着き、早朝からの大会に出席して、今朝9時には、広島発。
さすがに、高速道路の自家用車での移動は、疲れましたが、鯉城界隈を歩くにつけ、朝の秋の安芸は気持ちよく、海と山が迫っている大都市でありながら、岡山よりも、空間的な広がり、特に空の広さを広島には感じます。
岡山市は、烏城の遺構を上手く使い切れていないように思いますが、何も建てない勇気というのも必要です。
午前中には、岡山に戻り、午後には、所属するライオンズクラブの委員長として、ある施設にバザー用品を届けるのに帯同させて頂きました。こういった目立たないアクティビティをどこのライオンズクラブもされていると思います。
このところ、引き出物や香典返しなど、カタログ形式の場合も多く、特に、100円均一ショップの影響もあり、以前に比べて、バザー用品の提供も購買も低調になってきたと言います。
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2007年9月12日(水)【安倍総理大臣辞意・・・】
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県議会開会後の休会日2日目。明日から論戦復活。
青天の霹靂で、何がなんだかさっぱり分かりません。
安倍総理大臣が、突然辞任を表明されました。海上自衛隊によるインド洋での給油活動の継続のために、局面を変え、新しい総理大臣の下で継続を目指すべきだと判断したというのが、理由?のようですが、地方議員の理解を超えています。
また悩みが増えました。
結局は、自民党は、その本質が、年功序列が最優先の古い体質が、全く変わっていないのかもしれません。改革失敗?
要は、パワーバランスの中で、能力や経験を無視して、その人気で、前途ある政治家が利用され、手に合わないと潰され、最後は見殺しにされたとすれば、あまりにむごいようにも思えます。政治の世界は、嫉妬が渦巻いていますが、突きつめれば、誰もが傍観を決め込んで、責任を回避し、本当に体を張っていたのは、安倍総理だけだったのかもしれません。
中央も地方も変わりません。チャンスはあったのに、つまりは、寄らば大樹の若手が、少しだらしなさ過ぎるのではないでしょうか。私自身も含めて、自民党議員は、結局は、責任が逃れられて、楽でもある順番待ちで、若さに甘えているだけじゃねぇか。
改革しないなどと、もう誰も責められません。改革しないのは、自分です。自民党議員総懺悔です。
どうあれ、一番の迷惑を被ったのは、国民であり県民・市民です。我が党も、もう行くところまで行くしかありません。
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2007年9月13日(木)【チボリが、かわいそう・・・】
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代表質問初日。自民党。安倍総理総裁の後任人事も、県連役員人事も、いろいろありますが、こういう時は、体力をつける時期と割り切り、「明日のためにその1」と鍛えるがよろし。
残念ながら、3期目は、早くも一般質問に立てなくなりました。年間の自民党の質問時間枠が限られており、当選回数が上の期から出場辞退と相成りました。ただ、真面目な1期生議員10人全員が登壇するということで、党活性化としては、喜ぶべきことです。
逆に、12月議会登壇は、約束されましたので、これまた、「明日のためにその1」。しかし、今回は、最終日の委員長報告まで、出番無しの長い長い議会になりそうです。
もっとも、なにかとやることは多いのですが。
さて、防災ヘリコプター導入はビックニュースですが、代表質問の目玉は、なんと言っても、倉敷チボリ公園です。どうも知事の説明の論旨が三段論法と言うよりも、「猿飛びえっちゃん」で、屁理屈に近い気がします。これは、さすがに、揉めると思います。
端的には、最後の最後まで、岡山県が責任を持つべきです。なんと情がない・・チボリ、かわいそう・・・・。
もしも、安倍前総理が倉敷チボリ公園を歩いたら、これはもう完全に演歌の世界です。むせび泣く倉敷の夜・・・。どういう答であれ、美しくあって欲しいです。結局、誰の責任なんだ・・・?
以下本日の知事答弁の抜粋。※は、私の感想。(県が引く理由)
チボリインターナショナル社との提携契約の決裂で、来年12月でチボリの名称等使用不可に → デンマークチボリのブランド力が失われ、公園の性格や情報発信が出来る本県の重要な広域観光拠点の機能も大きく変化し、これまで県が主導して取り組んできた事業目的が失われる → 引き続き県が主体となって公園を支えることは困難
※「チボリの名称等使用不可で、県の事業目的を失った」という
ことだと思いますが、いささか強引なような・・・。事業目的の
検証が行われるべきです。
それにしても、チボリは、県に捨てられるような・・・
なお、チボリの名称等については、提携契約を断念した後も、両社間で協議が進められたが、紛争等の回避や国際友好、国際信義の観点等から、ジャパン社では、使用を中止することとしたところであり、県としてもやむを得ないものであったと考えている。
※県の事業目的が失われるような判断を民間の株式会社同士
がして、やむを得ないとは言えないと思うのですが・・・
それにしても、取締役の知事の経営責任はどうなるのか?そ
う言えば、過去には議長もあて職で、取締役だったような記憶
も・・。もちろん、知事に求めるのは酷だと思います。議会の責
任は?
(倉敷市に頼む理由)
@移行期間に限りがあることや来年度の予算の関係等から、早急に関係の方々と協議を進めなくてはいけない。 Aチボリ公園は、倉敷市中心部のきれいに整備された公園であり、倉敷市においては、市の重要な観光拠点であると同時に、市民の憩いの場として、さらには、倉敷駅周辺のまちづくりを進める上からも必要不可欠な施設 → 9月議会を控えた先般、倉敷市長に会い、考えを示し、市民の公園としての活用について積極的な検討をお願いした。
※「県は要らないけど、倉敷市は要るだろうから、活用したら」と
いうありがたい提案・・・。落語の『持参金』より、まだすごい・・。
(今後のあり方)
県、倉敷市、チボリ・ジャパン社、土地所有者などの関係者が真剣に、かつ早期に協議していかなければならない。
まず、倉敷市長に市民の公園としての活用について、検討をお願いした。
倉敷市においては、公園の性格や機能が大きく変化することも踏まえ、例えば、緑と花と水辺の部分を核に市民公園とし、周辺は民間業者によるアミューズメントや商業施設とするなど、現在の公園の規模や形態にとらわれず、新たな観点から幅広く、積極的に検討して頂きたい。
倉敷市が主体的に新たな形で公園事業に取り組むことになれば、県としても必要な協力について前向きに検討して参りたい。
※議場絶句・・・。「例えば・・・」が、例えでなく、これでは、条件では
ないでしょうか。しかも、協力してやっても良いよという口ぶり・・
これは、まさに、俗に言う、「尻ぬぐい」を強要するような話では。
これで、倉敷市長や市議会が、NOと言ったら、倉敷チボリ公
園は、倉敷市が潰したということになるのかしら???
いずれにせよ、知事の方向は、これで分かりました。
(今後の予定)
今後は倉敷市の検討結果を踏まえながら、県議会の意見も十分聞きながら、関係と協議、検討を進め、県として、今後の公園の在り方について、年内に大枠を示したいと考えている。
※倉敷市一任のような、そうでないような・・・。これでは、県の下
部機関の扱いで、さすがに、倉敷市は怒って良いと思います。
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2007年9月14日(金)【本日も、チボリ】
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本日は、地元の中学校の体育祭に少しだけお邪魔して、代表質問2日目。公明党。
ともかく一般質問に立てないのは、翼の折れたエンジェルちゃんですが、TV県政討論会の出演が決まりましたので、その分は、TVで。放送日等詳細は後日。
議員総会では、自民党県連の新役員全員が決まりました。幹部が一挙に10才若返りましたが、私からすると、まだ10才以上遠いです。焦っても仕方ないのですが、来年は、もう議員10年目になります。こんな激動の時代に、何かこういうままで時が過ぎていくことに、自分がじれてきそうですが、ともかく今は、じっくりと鍛えます。
また、我が党の総裁選挙ですが、岡山自民党県連は、党員の予備選挙を行うという方向になります。私も、1票を大切に行使します。2週間後には、新内閣がスタート。
参議院銀選挙後、自民党広報車「あさかぜ」で、1週間から10日に1回は、街頭演説をしていますが、それにしても、あまりに慌ただしいです。
本日もまたチボリ公園について、知事の経営状況の分析。
チボリ公園の昨年の入園者は、過去最低の約81万9000人。
社員一丸となった経営改善への取組により、経費は削減されたものの、近年の景気の低迷や他の類似施設との競合等により、関西方面を中心に入園者数が大幅に減少するとともに、消費単価も下落したことなどから、厳しい経営状況になったものと認識している。
これに加え、17年度から減損会計基準が適用され、58億円を越える特別損失を計上したことから、約138億円の累積損失となったものである。
チボリジャパン社の経営の安定化のためには、従来にも増して思い切った経営改善が必要と考えている。
いずれにしても、現在、移行期間後の公園の在り方について検討しているところであり、先般、倉敷市長に、市民の公園としての活用について検討をお願いしたところである。公園の存続のためにも、市において前向きに検討されることを強く期待しているところである。
※経営改善をしてきて、さらに思い切った経営改善が必要と
考えるこの知事の発言は、取締役としてのものも含むなら、
経営責任の問題になりますが、そうではないのかな。
チボリジャパン社と倉敷市の関係も、問題になってきます
が、よもや、倉敷市が経営改善の責を負うものでもないの
でしょうが、よほどこれは論点や責任分担を明確にしておか
ないと、株主代表訴訟という最悪のケースに耐えられないよ
うに思います。
取締役であった首長や議長、さらには、行政、議会の、第
三セクターの経営破綻の責任というのは、大きな論点です
が、これを顕在化させないためには、形を変えて継続させる
ことですが、一度整理しなと、次の手も打てないのでは・・・。
いつも、我々がブチブチ言う、議会軽視というようなレベル
の話ではありません。
いずれにせよ、お詫びや、伏してのお願いは、それ自体、
何十億円の責任論の話になってしまうので、恐ろしいほど、
言葉には慎重でないといけないのは、理解するのですが・・。
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2007年9月15日(土)【傍聴のご案内なし】
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いったいいつまで蒸し暑いのでしょう。
若手が一驚に霞んでしまい派閥の領袖の話し合いのような総裁選の動向を横目に、通常なら、一般質問の原稿を書くはずの日に、今回は登壇がないため、様々な溜まった原稿を書いています。FAXでの傍聴のご案内は、非常にし難い状況になってしまいました。
6月定例会の会議録がアップされています。下記の項目については、おもしろい議論でもありますので、お時間がございましたら、どうか御覧ください。
http://giji.pref.okayama.jp/giji/Gikai_f1.htm
自然環境保護について(1)岡山らしい保護の在り方(2)絶滅危惧種の保護(3)環境施策のシンボル(4)淡水魚
環境教育について(1)指針 生環協力(教育)(2)ESDの取組(3)環境産業 。
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平素より、一方ならぬお世話になりまして誠にありがとうござい
ます。
この夏の参議院選挙におきましては、皆様のあたたかい御支援を賜りましたにもかかわらず、我が自由民主党にとりまして、歴史的な大敗北となりましたことを心からお詫び申し上げます。また、安倍総理の退陣を受け、いよいよ自民党総裁選挙が告示されました。特に、岡山県は党員の皆様には、総裁選挙の投票を頂くことになりましたので、ご理解とご協力のほど、なにとぞよろしくお願い申し上げます。
いずれにしても、政治と金にまつわる問題、責任を果たすべき者の不祥事に、リーダーシップの欠如、なによりも、構造改革の中で生まれた様々な格差に対して、真に国民の皆様の目線に立って有効な手を打てなかったことが、今回の自民党敗北の原因であり、我々自民党地方議員一人一人に到るまでの責任です。改めて、心よりお詫び申し上げます。
怒濤の如く激動する時代の変わり目に立って、今一度、初心に立ち返り、正念場、絶体絶命の状態の自民党のみならず、政治そのものへの信頼回復のために、全力を尽くして参ります。特に、逢沢一郎新会長の下、自民党県連合会も、幹部役員が一新され、私も、青年局長として、敗戦後直ちに、定期的にJR岡山駅前等で、街頭演説活動を行っています。おこがましいですが、まずは、地方から、青年議員から、新しい政治、新しい自民党を作って参ります。
さて、電子メール配信による県政報告も、「継続こそ力なり」と、通算2680号を越えましたが、今回の一般質問ですが、自民党の年間質問時間枠の関係で、1期生が全員登壇し、3期の私は、登壇を希望しましたが叶いませんでした。1・2期で、31回の連続質問は、県政不滅の記録になるとは思いますが、今期は、こういうケースが増えてくるように思います。ストレスも溜まりますが、その分は、委員会運営や党務にエネルギーを注ぎます。
まずは、行財政改革・道州制等特別委員会委員長として、所管である岡山市の政令指定都市化、ならびに倉敷チボリ公園という、いずれも大問題に活路を見出すため、責任を果たして参ります。まさに、これらの問題も、正念場です。
なお、TV『県政討論会』(RSK10月8日14時〜録画放送・10日9時55分〜=再放送)の出演が決まっておりますので、是非御覧ください。(おそらく、TV出演も10回近いはずなのですが、視聴率が気になっております。)
最後になりましたが、皆様のご健勝とご多幸を心よりお祈り申し上げます。
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2007年9月16日(日)【9月の雨】
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今日も元気に朝起き会からスタート。演壇の学びは、実に緊張しますが、機会を頂けることに感謝です。焦りや怒りや不安が先に立つような低迷期には、ともかく原点回帰。あとは、知力・体力をつける時期と割り切ります。
コンビニに寄ると朝6時過ぎから、朝練の高校生達。ガンプラづくりや、マンガ書きに明け暮れていた高校時代のツケは、四十路の体力に顕著に顕れます。体を鍛えるに、しくはなし。
勉強会の前に、護国神社で正式参拝。朝から、つらつら考えるに、欠けているのは、『到知』的なことであり、揺らがない筋を渇望しています。頭を鍛えるに、しくはなし。
今日は各地で多くの体育大会が開催され、護国神社から、俄な選挙戦となる総社市長選挙事務所開きに、総社まで行きかけて、一宮地区のある学区の第34回体育大会。そこから、玉野市のある会の体育大会。日輪が見えました。
とって返して、午後からのある学区の第53回体育大会。そこから、津高ふれあいマスカットまつり。マスカットでなく、フランクフルトを食べていると、午後3時には、小雨が大雨になりました。
この時期、毎年、9月の雨が降っているような気がするのは、気のせいかしら。浮き足だった暑い暑い夏を沈めるには良い雨ですが、体育大会には、迷惑な話。
港のある玉野市が、政令指定都市岡山市に合併することは、長期的には選択肢としてあるのかな、また、様々な議論を強行突破しても、ここで政令市への夢を潰えるわけにはいかないのではないか、と考える本日です。
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2007年9月17日(月・祝・敬老の日)【備前300年の大計】
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自民党総裁選挙がスタートし、昨日の東京での街頭演説で、麻生、福田両候補の間に、小池百合子前防衛庁長官がTVに映っている姿を見て、いよいよこの人は、政治の天才だな、と思いました。個人的には、小池総理の誕生を強く望みます。したたかさはもちろん、よほど度胸が据わっています。
中央の自民党青年局では、急遽、総裁選挙に伴う「公開討論会」の開催が決まりました。9月21日(金)の午前に党本部で開催ということで、県連青年局長として出席予定です。
今朝には、逢沢県連会長も駅前で街宣されましたが、明朝も、「あさかぜ」で、街頭に。年内に、宣車では15回以上は出来そうですが、個人でハンドマイクで街頭に立つ日も、遠くないと思います。
本日は、朝一で、総合グラウンド内のある施設の調査。ちょうど講習会中で、そうでなくても駐車場などは、既に限界に来ていると思います。長期的には、一等地に施設更新や公舎建て替えということにはなりにくいように思います。
そこから、ある町内の敬老会。私の場合は、挨拶というよりも演芸に近く、小咄を緊急に練習し、ネタを増やして、披露させて頂きました。多少なりとも喜んで頂けて良かったです。
孫のためには、元気で長生きされるだけで、お年寄りはもう十分に役目を果たしておれます。1日でも長くお元気で過ごして頂きたいものです。
昭和14年生まれの実父母ですが、亡父は永久に高齢者にはならず、しかし、母には老後の安心があるわけではないというのは、息子としては忍びないものがあります。高齢者の方々の安全安心のためにと、政治に携わる者は、いくらも綺麗には言えますが、実際に一人の息子としては、ある種の悔いは、今後も背負って生きていかなくては仕方ありません。
午後から、市民会館で、岡山世界遺産登録推進決起大会。もちろん、ここのところ盛り上がりを見せている岡山藩郡代津田永忠の事績群の登録を目指すものです。
決起大会に相応しい立錐の余地のない数の動員があり、なにより、地道な講演等を重ねられ、いわばファンが着実に増えています。関係市長もパネリストとして参加。
永忠が関わった後楽園や閑谷学校はもちろん、水門や水路橋、井田、防波堤、堤などの文化・土木遺産群という、ある意味、斬新な切り口で文化遺産を目指すということで、例えば、閑谷学校単独でというよりも、スケールも現実味も高まった感じがします。
備前が行くなら、高瀬舟で備中もと思えますが、来年1月の文化庁の審議結果が出るということで、結果はもちろんですが、ともかく、地元の盛り上がりが一番大切なように思います。
備前県民局は動いていますが、シンポジウム等が各種選挙の時期とかぶり、県議会では、明日からの一般質問戦で誰かが取り上げるかもしれませんが、まだここから。
もちろん、文化の切り口もありますが、こうした話題が全国に発信されるということが、観光振興にも繋がると思います。産業労働警察委員会でも、多いに、風を送らさせて頂きたいと思います。
また、平成22年秋の『第25回国民文化祭・おかやま2010』に向けて、山田方谷、熊沢蕃山、津田永忠といった岡山の県民性や、精神性にも影響するような偉人について、再考する必要があるように思います。つまりは、陽明学ということで、松陰や晋作も繋がってきますが、要するに、根っこがあるということです。
それにしても、300年後、吉備高原都市や岡山空港3000m、玉島ハーバーアイランド、真庭産業団地、岡山情報ハイウエイ、児島湾締め切り堤防、笠岡湾干拓地などが、水島コンビナート以上に評価されると良いのですが。
永忠の仕事の凄さは、治水も干拓も人材育成も、何百年後も仕事が生活の中に生きる開発をしたということで、まさに、備前300年の大計であるということです。
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2007年9月18日(火)【自民党総裁選挙中】
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今朝も、JR岡山駅前で、自民党広報車「あさかぜ」の街頭演説からスタート。
また、弁士が青年局長一人だった気もしますが、あくまで、自民党の活動であります。他党の街宣車もあちこちにおり、実際のところ、我が党が広報活動をしている意義は非常に大きいと思います。
倉敷チボリ公園や政令指定都市の話も交えながら、総裁選についての話も。本日、党員の方々には、投票用紙が届いているはずですが、我が県連は、ドント方式を採用して、皆様の投票結果を割り当ての3票に按分します。
国会議員の先生方が、一人1票で、岡山県的には、なんとなく、流れはあるのですが、投票権の有無に関係なく、例えば、小泉総裁を生んだのは、世論の後押しです。内閣総理大臣を選ぶ選挙ですから、是非、ご参加下さい。
個人的には、構造改革の流れの中で生じた様々な矛盾、格差をいかに是正していくのかに、注目しています。
なお、今回の選挙には間に合いませんが、自民党員は、党費4000円(家族党員2000円)で、私が代表の自由民主党岡山市第一選挙支部第5支部でも、受付させて頂いております。
ちなみに、公職選挙法の適用外の選挙でございますので、下記に福田候補を推薦される逢沢県連会長の国政ニュースを勝手に転送させて頂きます。
本日は、一般質問初日。今議会は、自民党1期生10人全員登壇ですが、そのうち4人。井原線と吉備高原都市の問題が、久方ぶりに取り上げられました。倉敷チボリ公園問題に隠れていましたが、行財政改革・道州制等特別委員会のテーマとすべきものです。
なお、昼の勉強会では、県立武道館の長期的な建て替えのために、武道議員連盟の設立をお願いさせて頂きました。
今日明日に、総合武道館が出来るとは思いませんが、今の武道館、県営弓道場では、あまりに手狭すぎます。
ファジーアーノやベルやシーガルズの試合をどんどん開催して欲しいですし、駐車場は、絶対にいる!!!
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――― 福田康夫さんはこんな政治家です ―――
自民党総裁選挙に立候補して奮闘中の福田さんと私にはいくつかの接点があります。その中で最も強烈に心に残っていることはイラクで起こった日本人人質事件に共同して対処して救出に成功したことです。
2004年4月、ヨルダンの首都アンマンから陸路国境を越えバグダッドを目指していた3人の日本人がスンニー派の巣窟ファルージャ近郊で拉致され人質となってしまいました。
当時私は外務副大臣。政府の方針でアンマンに現地対策本部が設置され、私がその責任者、現地対策本部長として急遽中東に派遣されることになりました。「3人の救出に全力を尽くせ。3人の日本人を助け出してこい」ということです。
日本を出発する前、官邸で福田官房長官に会いました。「ご苦労をかけますが、宜しくお願いします。よく連絡を取り合いましょう」と福田官房長官。「間違っても身代わりになってもらうようなことはないと思います」という趣旨のことを言われたと記憶しています。でも彼の目は「政治だから何が起こるか判りませんよ」、と言っているようにも見えました。
結果的に人質事件は私が現地に入ってから2週間程で解決することが出来ました。私自身が3人の若者を日本に連れて戻りました。その間、日本ではいわゆる自己責任論が大きく取り上げられ議論になっていたようです。
なぜ事件を解決することができたか、実は今でも全てをお話しすることは出来ないのですが、日本人のことは放っておけないというイラク人はじめ大勢の方々の力を借りることが出来ました。
イラクの宗教関係者、イラク・イスラム聖職者協会の方々、イラクは独特の部族社会ですが、その部族関係者にも大変お世話になりました。米軍の協力、その他多くの心ある方々の支援。ほんとうに涙が出ました。
この2週間の間、私は連日官邸の福田官房長官と連絡を取り合っていました。もちろん外務省の川口順子外務大臣、そしてバグダッドの日本大使館とも連携を密にしていました。
福田長官との会話、やり取りの内容は申し上げるわけにいきませんが、福田さんの判断、指示は常に的確でした。冷静で全体を見渡してバランスよく判断する、そして指示は明解ということです。
福田さんは正直言って、決して大向こうを唸らせるようなタイプの政治家ではありませんが、このご自身の持ち味で冷静に的確に日本国を経営してもらいたいと願っています。
福田さんは超党派の国会議員で構成する「国際人口問題議員懇談会」の会長。私が幹事長です。地球の人口は急速に増えています。先進国は人口減少の国が多いのですが、途上国の多くは暴発的に人口が増加中です。この人口問題に国際社会が一致して対処していかなくてはなりません。環境問題にも直結してきます。福田さんはこうした地球規模の課題に関心を持ち、挑戦を続けている政治家であることも紹介しておきたいと思います。
衆議院議員 逢沢一郎
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2007年9月19日(水)【白熱のチボリ議会】
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一般質問2日目。登壇6人中4人が、倉敷チボリ公園を取り上げるという、さながらチボリ議会。党派に関係なく、知事の責任追及から閉園を視野に入れる議員と存続を願う議員と半々。
潰すも地獄、残すも地獄?あと3日も、チボリだらけ?
私は、委員長という立場を除き、個人としては、いかなる形であれ、チボリの森の存続を願っています。経済効率、経済効果だけで、失政として、何もなかったことにする、そう言い放つことはしたくありません。
今後どういう形で、県費が投じられるにせよ、これ以上の過度の税金投入を避けるにしても、後楽園や総合グラウンドにも維持費は掛かるわけですから、公園が存続すれば、都市公園に該当する部分については、県からの支援があっても良い(端的には、地代の一部負担など)のではないか、と思います。
少なくとも、知事を責めあげて、決断を迫り、閉園に追い込むのが、議員の仕事であるとは、どうしても思えないのです。
大所高所から県政を論じなくてはいけませんが、「ほら、私の言った通り、破綻したろ」と得意げに言っても、始まりません。それは、地域への愛情がないからそう言えるのかも。
むしろ、更地にしない対案をどんどん出すべきではないでしょうか。私は、知事と倉敷市長のやりとりは、執行権の範囲内で、オープンにしただけでも議会軽視とは思わないし、議会は議会の考えを出すべきだと思います。それは、倉敷市議会も岡山県議会も同じです。今は、「閉園説」と「知事の考え聞きたい説」しかありません。
言うまでもなく、倉敷の文化として根付きつつある公園を白壁や商店街とも連動させながら、地域活性化の起爆剤にいかに使うかこそが問題で、ペンペン草の生えた民間のチボリ公園跡地を倉敷駅前に、再び放置させても仕方ないのです。
じっくり聴いていると、知事の答弁も、含みがあって、ある意味、政治的にはおもしろいというか、よくできているな、と感じるようになりました。多分、これ以上の議論は、県議会でしても、答弁は返ってこないかも。
説明責任は、十分に果たしていると言われれば、違いますとも言いにくいです。
どういう答を県が出しても、倉敷市側からの反応はあるわけで、直接の当事者である倉敷市側の意思を最大限尊重しているのだと言えなくもありません。
知事が、おっしゃられたいのは、
『経緯はどうあれ、倉敷市民は、倉敷チボリ公園をどうされたいのでしょうか?その御希望に、県は、出来る限り応えます。もちろん、倉敷市民が必要ないと言われるならば、閉園にして、更地にするしかありません。
ただ、それではあまりに忍びなく、規模や形態を変えたとしても、あるいは、一部を商業施設にしてでも、なんとか、残したいとは思っています。どうか知恵を出して下さい。』
ということで、おそらく、『ついては・・・もしこういう判断なら、県はこうして、こういう判断なら、こうして・・・』という条件が、もう少し細かく行政間で、話されているような気がしてきました。
そこまで詳細に言えないのも、執行権の範囲内でしょう。我々が賛否の表明が出来るのは、予算や議案になってからです。
ともあれ、来春の倉敷市長選挙や議会内部の状勢など、地元外の議員には分からないところがあります。かえって地元の議員の方が発言されにくい面もありますが、他所から、ちゃぁちゃぁ言うのを聞くのも、気持ち良くありません。
まずは、議会は議会で、元気な閉園の主張が我が党内でもある一方で、逆に、一部商業施設化、マンション化など、別の視点からの提言も必要です。
委員長でなく、一般質問が出来るのならば、自由に書いて良いのですが、委員会が始まる前の「その2562」の5月頃には、下記のように自由に書いています。
『税金投入を辞めて精算し既存施設は民へ。公園部分を残し、柵を取り、出入り自由の事実上の県民市民公園にし、オールドコペンハーゲンの街並みは、ショッピングモールとして残し、その他の建物の類は、駅から歩いて1分の抜群の立地条件の、しかも、広大な庭園(大観覧車あり)つきの高層マンションにすべきではないか』。
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2007年9月20日(木)【一般質問3日目】
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本日は、一般質問3日目。5人中4人が、岡山市選出の議員。
昨日の倉敷チボリ公園に続き、今日は、岡山市政令指定都市問題が炸裂するのかは議場に行って、本日の質問項目一覧表を見るまで分かりません。
なお、本日は、昼の政務調査会、夕刻の委員長レクを経て、そのまま上京します。明日午前9時から、党本部で、自民党青年局主催の自民党総裁選挙の「公開討論会」が開催されるため、県連青年局長として出席します。
地方議会開会期間中に全国から招集するというのはいかがなものか?とは思いますが、県連として行かないわけにはいきません。安倍前総理の急な辞任が、こんなところに影響しております。
明日未明帰岡です。
本日夜には、設立時から関わりの深い岡山トルコ文化センター ttp://www.turkeycenter.co.jp/okayama/index.htmlが、今年もまた、「トルコの夕べ」を開催されます。
ユネスコが、「世界メヴラーナ年」としている今年はメヴラーナの出生800周年記念の年。旋回舞踏セマが、岡山で堪能できます。
もっとも、欧米では超有名なヒューマニスト、モラリストであるイスラーム最大の神秘主義者・宗教哲学者・詩人であるメヴラーナを知る日本人は少なく、国際的には、ちょっと恥ずかしいことのようです。
私は、トルコ人が大好きなので、これには是非、行きたかったのですが・・・・・。
第12回トルコの夕べ
日時 9月20日(木)午後6時から
主催 岡山トルコ文化センター
岡山ユネスコ協会
会場 岡山市民会館
石関公園で、トルコ料理と伸びるアイスクリーム付き
チケット 大人2500円(予約) 当日3000円
学生2000円
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2007年9月21日(金)【妙正寺川のほとりで】
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どうも総裁選挙は、党員投票も、予想以上の低投票率のようです。また、倉敷チボリ公園や政令指定都市について、党内で勉強会等も動くようですが、前者については、執行部攻撃をすれば、事が解決するわけではなく、大切なのは、対案です。
今朝は、午前9時から、党本部で、自民党青年局主催の自民党総裁選挙の「公開討論会」。各県連の青年部局の代表と青年局所属の国会議員、さらには、学生代表やオブザーバーなど、200人規模の会場で、我々も、ほぼかぶりつきで、席を確保しました。
午前10時から、福田候補、麻生候補が、それぞれ別々に、1時間の持ち時間で、20分話され、40分質疑応答。いわゆる討論ではないのですが、全てマスコミにオープンで、候補の個性の違いが強烈に出て非常におもしろかったです。
せっかく上京したので、トリで、まずは、岡山県連の役員辞任の話をさせて頂き、不所持や失言に対しての責任の取り方、いわゆる危機管理について、福田候補に質問させて頂きました。総理・総裁候補に、一県議会議員が、かなり自由に発言できるという意味では、我が党は、確かに開かれていると思います。
福田候補は、「はらわたが煮えくりかえるほど腹が立っているはずを穏やかな表現をされてありがとうございます。この問題は必ず出ると覚悟しておりましたが・・・」と前置きされた上で、誠意ある解答であったような気がします。明日のマスコミがこのあたり報道するかどうかわかりませんが、ある意味、内輪なので、舌鋒鋭くとはなりにくいのは否めません。
麻生候補には、外交関係の質問が多く、義務教育の見直しが、中学ではなく、幼稚園の3歳児保育からの義務教育9年にすべきだという独自説や、街頭演説の効用など、非常にもおもしろかったです。
ともあれ、総裁選挙の結果はさることながら、県連青年局長として、中央に出て行く限りは、岡山県の誇りをかけて、海外研修であれなんであれ、なんか必ず言って帰るという決意で、今後も取り組んで参ります。
その後、なにか久方ぶりに、議員会館の逢沢事務所に。私は、都合半年間ほどの東京勤務でしたが、今から思うと、懐かしいような、続いているような妙な感じです。
そう言えば、自民党本部から、佐藤ゆかり議員の後ろをついて、議員会館まで歩いていきましたが、永田村は、やはりちょっと変わった雰囲気のところです。
なお、昨日の深夜の宿から、今日帰りの新幹線まで、太田県議と一緒でした。この春、岡山市議から転じられましたが、同い年で、小倉議員同様、岡山JCの仲間ですから、ともに活動できるのは実にありがたいことです。このところ、「あさかぜ」の街頭演説も、2人で行う場合も、あります。
結局、岡山市内の県連青年局所属県議は、この3人だけなので、街頭演説で3人揃えば、岡山市の青年局県議豪華フルメンバーです。
余談ですが、昨夜は、上京してあてどもなく行くとすれば、靖国神社か大隈講堂のわけですが、例によって、高田馬場まで行き、さかえ通りの「洋包丁」で、「スタミナ焼きランチ」を食べました。
初めて、量が多いな、と思いました。
おそらく、我が平和町北部町内会の「野村のカツ丼」ぐらい頻繁に、「こころ」に出てきますが、もし私が、いつか行方不明になるようなことがあれば、せいぜい行く先は、高田馬場です。
そこで、そこにいるはずもない大学時代の友人と話をしているでしょう。もう20年も前に戻って。
寝るだけだったので、さかえ通りを抜けて、大学時代の下宿先まで、とぼとぼ歩きました。西武新宿線の下落合駅あたりの妙正寺川の風景が、私の青春時代の風景です。
はっきり言って、ちょっと冴えないです。あまり楽しかったという記憶がありません。当時、周辺の景色を全く見ていなかったので、何がどう変わったかも分かりません。
妙正寺川は、いずれ神田川に合流しますが、深い底を覗き込んでも、しょぼしょぼ流れています。その川沿いを歩いていた昔の自分と少し会話をしましたが、ちっとも、おもしろくありません。
要するに、彼は、私をまだ認めていません。「懐かしむな、バカ。」
下宿はなくなっていて、今の東京に、帰るところはなく、昔の自分とケンカをしながら、中井駅から西武新宿駅まで電車に乗りました。結局、追い返されました。だから、私の早稲田は終わりません。
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2007年9月22日(土)【逆さのてるてる坊主】
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夜には、秋の虫の音も響いているのに、なぜかくも暑いのでしょうか。ここまで来ると、本格的な異常気象としか思えません。
岡山県の自民党総裁選挙の投票率は、50%は、越えた模様です。開票結果等は、明日以降に。
新聞によると、昨日の「公開討論会」での私の福田候補への質問については、下記のように報道されています。
『「政治とカネ」の問題については「大いに反省しないといけない。政治家の強い意志が必要で、今までとやり方を変えるしかない。1円をおろそかにする気持ちは捨てないといけない」と述べ、政治資金の透明化に取り組む姿勢を鮮明にした。公明党などの不満の声に配慮したとみられる。』
なるほど。
本日は、朝から子どもの通う小学校の運動会。来賓のような、保護者のような、もちろん、PTAの綱引きには、出場しました。
要は、結果よりも、自分なりに頑張るということ、仲間で支え合うことが大切なのだ、という理念が伝わるから、感動が生まれます。様々なハンディがある子ども達も、一生懸命頑張って、自然と皆が応援できるという意味では、私達よりも、今の子ども達の方が、はるかに思いやりや優しさという強さを持っているように思います。
私は、私がリレーで抜かれて、必ず私のチームはビリになるのが分かっていたので、運動会が台風で中止になることばかり願っていました。「逆さのてるてる坊主」の意味が、理解できます。
楽しんでいるかな?頑張っているかな?と、いわゆる肥満児にばかり目がいってしまいます。
運動会で1位になったら、格好良いし、もてるかもしれないですが、別に、ビリになったところで、それで愛されないわけでもない、認められないわけでもない、世の中の全ての終わりでもない、いわんや、親にとっては、元気な笑顔があれば、順位などたいした問題ではない、ということに、私自身、気がついていませんでした。
自分なりに頑張って、なにより、頑張っている人を素直に認められたら、拍手が送れたら、それで十分なのですよと、あの頃の自分に言ってやりたいものです。
体格や体力に恵まれて、1位に奢るくらいなら、1位になんかならない方が良い、それよりも、頑張ったビリの方が価値があります。それが、運動会です。・・・多分。
もっとも、ビリにはなっても、1位になったことがないから、よく知りません。そりゃぁ、1位は1位になる努力があるはずです。
ともかく、大人になっても、地域の体育祭は別にして、学校の授業としての運動会は、トラウマで、今後も心の底からは楽しめないかもしれませんが、我が子には、順位という結果ではなく、頑張ったかどうかだけを期待したいと思います。
あの走りっぷり、今後も1位になることはないのでは・・。あぁ・・・。
昨年、幼稚園の運動会で、閉会のPTA会長の挨拶で、「皆さん、頑張りましたか?」と、言ったら、途中で靴が脱げた息子は、手を挙げませんでしたが、列の後ろの子が、我が子の手をぐいっと挙げさせてくれました。
幼稚園児も持っている心の動き、そういうのが、感動です。
今年も頑張ったかどうかだけ、後で聞いてみます。
それでも、もう一度人生がやり直せたら、一度だけで良いから、小学校の運動会で、リレーのアンカーになって、何人も追い抜いて、風を切って、ゴールのテープを切ってみたいものだなぁ。女子に、キャーキャー言われたりして。「さとしーん!かっこいい〜!!」
イスカンダルの遙か彼方まで夢想しました。運動会の1位って、やはり良いものなんでしょうね〜。
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2007年9月23日(日)【文化の秋】
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朝の空は、すっかり秋の雲。いよいよ本日午後には、県内自民投票の結果を受けた総裁選挙投票に、県連代表3人が上京されますが、今朝の新聞各紙には、比例配分で、岡山の党員投票分は、2:1の予測先行報道。まだ正式な発表は、されていないのですが・・・。
うらじゃで燃えた桃太郎まつりの秋の部、おかやま国際音楽祭が始まっています。その出演者の人脈等を見ても、高谷市長の意向が色濃く出ています。ある意味、倉敷チボリ公園の取り組みが、岡山市に活きているわけですが、音楽文化で、岡山を発信するのは、非常に良いことだと思います。
先日、ルネスホールで観た芝居で、寺山修司的な芝居小屋あるいは劇場として、ルネスが、演劇の殿堂にもなりうる可能性を感じましたが、禁酒会館の雰囲気ひとつとっても、出石から城下にかけても、ギャラリーの集積を見ても、後楽園・烏城界隈を中心に、品格ある岡山の文化度は、もっともっと、上がっていく可能性があるように思います。
端的には、政令指定都市に相応しい、街中に、なにげに、文化の香りがする、そんな街にしていきたいものです。
一方で、倉敷チボリ公園については、考えられる最悪のスケジュールは、12月解約通知。チボリの名称が使えなくなる来年12月で閉園。再来年6月までに更地にしてする撤収というものですが、行政が税金を無駄に投入してきた単なるレジャー施設としてしかチボリが見えないなら、それこそ文化の貧困です。
実は、倉敷チボリ公園に、あまり行ったことがない人の発想ではないでしょうか。
白壁の街と並んで、全国に冠たる倉敷の文化や品格をいかに守り、作っていくのか、更地にして、駅前に広大なバッタの天国を作るという発想自体、いささか乱暴ではないかと思えてならない文化の秋です。
今、天満屋地下タウン(アートスペース)で、私もたいへんにお世話になっているビルマ戦史会小田敦己さんが、『戦没者慰霊展』を開催されています。
一兵士の悲惨ビルマ戦線実体験ということで、19万人のご英霊が散華されたビルマ戦線を写真や地図や証言で、生々しく、ありのまま、若い世代にも伝えられたいという思いが込められています。
もちろん、先の大戦を風化させない、その根幹には、戦友への鎮魂があり、世界平和への強い強い思いがあられます。
どうか一人でも多くの皆様にご来場頂ければ幸いです。
期間は、明日(月・振休)まで。午前9時から午後7時30分。
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2007年9月25日(火)【福田総裁自民党スタート】
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昨日、福田自民党総裁が誕生し、さっそく党内の役員組織が固まりました。派閥の領袖が要所に起用され、内閣改造も大幅には行われないことから、まずは安定することを意識した総理総裁になると思われます。
一方で、派閥政治復活の誹りは免れそうもなく、いよいよ、小沢元自民党との角福戦争が政党を越えて行われる様相を呈してきたという声も出てくるでしょう。
こうした批判を払拭するには、政治と金の問題、格差是正について、早急に成果を出していく以外にありません。
ちなみに、岡山県支部連合会予備選挙党員投票開票結果は、選挙人数2万5933人、投票総数1万3645票、投票率52.49%、有効投票数1万3615票、無効投票数30票。
福田康夫候補7274票、麻生太郎候補6341票。ドント方式により、持票3表中、福田候補2票、麻生候補1票。
県内の国会議員の先生方が、全員福田支持を打ち出されている中、予想以上に麻生候補が善戦されたと言えます。この意味を真摯に受け止めなくては・・・。
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2007年9月26日(水)【私はチボリの森を残したい】
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本日は朝一で、障害児・者の文化芸術活動というテーマを頂戴しました。国体と障スポがあるなら、平成22年の国民文化祭の際には、この岡山に、そういった方々のアートが百花繚乱咲かないか。嬉々として、腰を据えて、動きます。
産業労働警察委員会では、10月1日から導入される中小企業向け融資制度の改正として、責任共有制度についての報告。
信用保証協会の保証制度が、原則として融資額に対しての80%に減額。それに伴い、基準保証料率が引き下げられ、代位弁済となった場合は、金融機関が残りの融資額の20%を負担するということですが、全体の4割は、全部保証の小口零細企業保証制度という新制度に対応した「小口零細資金」で対応。
中小企業の融資実行及び融資後の適切な経営支援強化という大名目ですが、何か非常に微妙なものを感じます。円滑に融資が行われるかを注視します。
昨日に続いて、本日も、倉敷チボリ公園検討委員会。昨日もマスコミが多かったですが、島津副知事、企画振興部長をお招きして意見交換ということで、クローズ。参加議員は、昨日よりも多かったように思います。
それにしても、先の参議院選挙敗戦からこのかた、我が党も、本当に風通しが良いです。
私も、昨日に引き続き、発言させて頂きましたが、まずは、チボリの森を残したいのが大前提であることを言い、ガス抜きとは言いませんが、敢えて、指定管理者制度を導入する県民・市民公園から市民公園に政策大転換する際に、議会への働きかけがなかった点を問題にし、車の両輪として県民に共同責任を負う議会に、十分な情報開示がないままに、連帯保証の判をつかせるような方法は、残念である旨を申し上げました。
そして、倉敷市に知事が行かれる流れ自体は、そうかなと思うが、そこまでの手続きをきちんと踏んでいないのが問題だと申しました。
ここから先の話は、トータルで言うと、非常に政治的ですが、大人の相互理解とも言うべき、希有なふれ合いがある素晴らしい会であったのかな、と思います。こういう会は重要です。本音が出ると、ぐっと近づいた感があります。実に味わい深い会でした。
なかなか自民党という党も、深いものがあるな、と、感心しました。最近、我が党も、良いなぁ。しかし、「KY」では、議員は務まらないと、最近特に思います。
ともあれ、明後日の倉敷市議会有志への説明で、県幹部は、まず間違いなくボコボコにされるでしょうが、当然です。しかし、せめて、我々自民党県議会議員の有志は、その労を労い、優しく受け止めたいものです。
いずれにせよ、はっきりしているのは、これまで通りの税金投入はすべきではないというのが総論で、その上で、なんとか、縮小してでも、公園を残せないかという雰囲気もある、ということです。
チボリ交渉決裂直後に書いた『公園部分を残し、柵を取り、出入り自由の事実上の県民市民公園にし、オールドコペンハーゲンの街並みは、ショッピングモール(アウトレットモールで良いわけですが)として残し、その他の建物の類は、駅から歩いて1分の抜群の立地条件の、しかも、広大な庭園(大観覧車あり)つきの高層マンションにすべきではないか』というのは、今後の有力説になりうるものだと思います。
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2007年9月27日(木)【半分野党】
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なにかここのところ自民党県連の動きが、実際のところ、なにかもう吹っ切れたように素晴らしいため、マスコミが連日議会に押しかけて下さいます。
どうあれ、パフォーマンスではなく、倉敷チボリ公園や党活性化についてのマスコミが取り上げざるを得ないような新しい動き、情報発信が出来ているということで、先の敗戦も、かように一枚岩になって頑張っていこう!というムードに繋がれば、重要な意味があったなと思います。
先ほどまで、派閥合同の画期的な会も開催され、『近頃、私達は、良い感じ〜』と、口ずさみたくなります。
とにかく前例がないのだから、なんでもやっちまおう、自由に思うところを言え、というのは、非常に良い雰囲気です。
本日は、ちょっと難しい話を頂いて、当局とやりとり。
午後からは、TV県政討論会の収録。ともかく、小難しい言葉を使わないで、下を見ないことに徹しました。大雑把な内容は考えていますが、基本的にはアドリブで喋る方が出演していて楽しいです。まず司会に質問するというのは、ご愛敬です。
放送日は、下記の通り。
『6月定例県議会を終わって』
RSK 本放送10月8日(月・祝) 14時〜14時55分
再放送10月10日(水)9時55分〜10時50分
出演:渡辺、佐藤、浅野(自民)、山田(公明)、三原(民主)、
赤坂(共産)各県議
その収録時間中に、市長はじめ岡山市執行部が、自民党幹部及び岡山市関係議員に、政令市についての説明のため、自民党控え室に来られました。私は、収録終了後、直ちに、参りましたが、もはや閉会間際。結局発言せず。
本来なら、私もここに書くべきでないクローズの会のはずでしたが、マスコミにバレバレで、市長にぶらさがり。今までのように、私が設営するなら、他の会場を選び、クローズを通しましたが、事実は事実で仕方ありません。そういう会がありました。
審議会が示した区割りと区役所の位置の案等について、様々な意見が出た模様ですが、本日の会は、私はほぼ欠席、また、行財政改革・道州制等特別委員会委員長として、終始一貫、公では、その案の是非を論じておらず、今後も、やはり区割りや区役所の位置については、一切発言致しません。
ただ、岡山市を必ず政令指定都市にする、その思いのみを表明しており、街頭演説や、TV収録でも申し上げております。
その後、自民党活性化のプロジェクトチームの初会合。各期から2名と女性代表が指名されて組織していますが、驚いたことに、私ですら、え?良いのかな?と思うマスコミにフルオープン。
「我々は、半分野党だから、民主党の良いところは取り入れて、なりふりかまわずいかにゃぁおえん」、などと、勢い過激なことも言う訳ですが、いや、こういう話し合いをオープンにするのは、さすがに、前代未聞でしょう。そこまでやるかなぁ・・・!
非常に良い意味で、どうしちゃちゃったんだ?自民党。ちょっと今の自民党県連からは、おもしろすぎて目が離せません。
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2007年9月28日(金)【閉会はしたけれど】
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本日で9月定例会が閉会しました。閉会して良いのでしょうか?閉会の挨拶で、知事は、一連の倉敷チボリ公園の動きにつき、「申し訳ない」と詫びられ、議長がそれをもって了とする発言で閉会するという異例の幕切れ。
それにしても、倉敷チボリ公園や岡山市の政令指定都市化の問題など、難問がある中で、議会が事実上ストップするのは、よろしくありません。何度か緊急の委員会や会合の開催は、避けられないでしょう。
本日も、午後にはややこしい話。喧嘩の仲裁役のように双方の話を聞いて、まるで、黒澤明の『羅生門』。収めるにしても、頭が痛い・・・。紛争の解決というには、大袈裟ですが、影の話の裏には光もあり、希望もあります。お互いが、にっこり笑いあえる日が来れば良いなぁ。誰もが笑顔でいたいのだから、答はあるはず。
遠く軍事政権ミャンマーの惨状を思うにつけても、彼の国には、笑顔は戻るのでしょうか。僧侶を守りながら行進する民衆の姿、アウンサンスーチーさんの僧侶に向かって合掌する姿には、うるっと来ます。隊列に加わりたい、平和的に戦う民衆は、本当にすごいですが、兵士も同じ人間なら、きっと伝わるものがあるはず。
ある意味関係が深い親日国とは言え、毅然たる態度は必要でしょうし、一方、進出企業も気になります
ともあれ、日本人カメラマンの御冥福と一日も早い安定を心から祈ります。なによりも、頑張れ「ビルマ」国民!!
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2007年9月29日(土)【『遙かなる影』】
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それにしても頂戴した「桃太郎ぶどう」が、形といい、味といい、もはや、ブドウを超越した果物になったなぁと思います。長男は、マスカット、次男はピオーネ、三男は、桃太郎ぶどう?
いや、まだまだ、ブドウの種類はたくさんあります。やはり果物王国・岡山って、すげぇなぁ・・・。
とにかく、選挙管理委員会の熱心な仕事ぶりに、私も、心から「感謝」して、何度も通って提出した資金管理団体等の収支報告書ですが、それによれば、平沼先生は、郵政民営化の際の造反組議員18人に、資金援助をされていたということ。特に、落選組に手厚く、計1200万円の寄附を受けた元議員も。
「与野党問わずできる範囲で援助した」とのことですが、全国会議員中3位の資金力を持つ(まず、これが凄いですが)とはいえ、これはちょっと出来ることではありません。収支報告書を見なければ、分からないことで、言って回られたことでもありません。
3回目の挑戦で当選されるまで、落選中には、電気や電話を止められたというエピソードも伺った事があります(がらんとした真っ暗な部屋で、独り泣かれているような、そんなシーンが絵として浮かびます。)が、そこからの集金力に加えて、こうした面倒見の良さは、秘書の方に寄れば、御自身が、故中川一郎先生に同じような支援を頂いた順送りらしいです。
これは、なんというか、うーん、やはり、凄いです。
このところ、幸せの総量について考えています。なぜカーペンターズの『Close to YOU』の邦題が、『遙かなる影』なのか知りませんが、光と影があり、自分に光が当たれば、どこかに影が差していると考えるべきだな、と。
銀のスプーンを持って生まれてくることに罪がある訳ではないですし、なにがしかの成功をすることは良いことですが、その影で、誰かが泣いているかもしれない、誰かを犠牲にしているのかもしれないという感性は必要です。
私は、「愛と夢の公正な分かち合いのために!!」と書くように、「愛と夢の公正な分かち合い」が政治と考えています。現実がそうではないから、政治が必要です。
本日は、午後から、ある病院の生活訓練(社会復帰)施設主催のサロンにお邪魔させて頂きました。おそらく、精神内科の関係で、地域と院内の中間施設が、ここまで、うまく連携できているのは、全国にもそうないと思われる素晴らしい試みです。施設側の努力、町内会の協力、全て人と人の繋がりで、少しずつ紡いでいかれたものが、結実しています。
今年は、例の「ちくわさん」や、うらじゃの連が登場し、なにか幻想の中にいるような弾けるような青年の笑顔に、しなやかな体の動きに、逆にいろんなことを考えました。
患者さんは、どう感じているのかな???
もちろん、いわゆる障害を持つ御本人が一番辛いですが、家族も辛く、おそらく、あの時の自分が悪かったのだろうか?あの時ああしておけば、発症しなかったのではないか?と自分を責め上げている方もあるでしょう。
かえって身内の方が、動けない時に、第三者の方が投げかけてくれる笑顔は、どれほど救いになるでしょう。
それにしても、どうやったら弾けるような笑顔が帰ってくるのでしょうか?なにか雄大な景色を見たら、少しは変わるのでしょうか?社会のとは言うまい、いったいなんの影なのかなぁ・・・・。
あらゆるハンディは、いつでも、誰にでも、持ちうることです。それを受け入れられるだけの用意、地域社会の懐の深さを作っておく必要があります。
その後、韓半島の在日の方々の会合にお邪魔させて頂きました。民団と総連が、悲願の統一に向けて、少しずつ、歩み寄りをされています。安易に書けない問題。
半島の覇権を争った日清戦争、その勢いで戦った日露戦争、韓国併合、第1次世界大戦、大東亜戦争、米露による南北分断、朝鮮戦争。その6カ国による協議。
秀吉まで遡らずとも、特に、この100年間、日韓の関係は、非常に複雑でした。日本の戦後復興や高度成長を思うにつけても、光と影があります。
夕刻には、10周年を迎えた倉敷チボリ公園で、古市倉敷市長と語る会。高谷岡山市長は、公園を残しましょう!と言えますが、さすがに、昨日の倉敷市議会議員有志(42名!)への県幹部の説明で、やっと議論の緒に就いたばかりで、古市市長は、踏み込んだ発言はされませんでした。
しかし、県市を結ぶリーダーシップを果たせるのも、また市長だけです。
ともあれ、確実にマニフェストを実現されており、同窓であり同郷である古市市長におかれましては、来春移行も継続して倉敷市をリードして頂きたいと切に願うものです。
それにしても、なにか一身に光を浴びていると勘違いでもされている昨今話題の方も、おられましたが、深い影を落としていることも謙虚に知るべきです。その笑顔を見るたびに、ただただ悲しくなります。
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2007年9月30日(日)【『いつかどこかで』】
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朝からの雨で、地域の体育祭や小学校跡地清掃が中止になりましたが、所属するライオンズクラブの奉仕活動は実施。
毎年恒例で、岡山市内でもかなり郊外にある社会福祉法人の知的障害児・社施設のご要望に応えての清掃奉仕活動をしていますが、これは所属LCのもっとも体力を使うアクティビティです。
30才代後半の重度知的障害の青年に、窓辺から応援?されながら、私も、閉じたり締まったりが繰り返される窓辺に、「あーうー」と返事をしながら、約2時間草抜き。今日は涼しいし、雨のあとの砂利で、よく抜けたのですが、さすがに応えます。
むしられれば、命が叫ぶように、雑草を抜けば、独特のにおいが吹き上がります。雑草と、愛でられる草木に、いったいなんの違いがあるのかなぁ・・・。
彼は20年も窓辺から物を落とし続けているのかしれませんが、私の20年と、いったいなにがどう違うというのかなぁ・・・と思いながら、クモやカマキリやダンゴムシを払いのけます。
昨日に続き、あれこれ考えながら、街より少し涼しい山道を下りましたが、あの雑草のにおいが、洗っても洗っても、今も、手について離れません。
一方で、表町商店街は元気で、まずは栄町。空中美術館の特別展は、なんともう33回目!!今回は、川崎医療福祉大学のデザイン学科の女子大生の皆さんの手によるもので、桃太郎商店街だけに、桃太郎をテーマに、非常におもしろい作品が展示されています。是非とも、「のぞいて」ください!!
それにしても、夏休み返上で作品を作り、今朝未明まで商店街に吊して、オープニングの際、感激のあまり泣き出す女子大生に、少しニコニコしてしまうのは、すっかり叔父さんになってしまった証。
心なしか、いつもに増して、福きつねさん達が喜んでいました。
ともあれ、栄町の元気が、岡山市の商店街全体の元気に繋がります。全国に誇って良い、地道な努力です。
お隣の紙屋町では、うらじゃ!!ここだけが、なにか夏の雰囲気でした。商店街の青年部が、一番燃えているような感じです。また、紙屋町のマイクがうまくアーケードとリンクしているから、格好良いです。
それにしても、今日も、商店街で、昨日と同じ例の「ちくわさん」と連にお会いしました。いったい彼は一日に何本ちくわを食べておられるのでしょう。
そこから、岡山県印刷工業組合さんの「メディアユニバーサルデザイン講演会」へ。印刷とユニバーサルデザインというと、ピンと来ていなかったのですが、年齢や身体能力に関係なく全ての人が識別しやすい「色のユニバーサルデザイン」を考慮した印刷物の制作に取り組んで行かれようということです。なるほどなぁ・・。
岡山県行政も印刷物について、従来の物品購入から製造請負契約へと考え方をシフトしてきています。そういった意味では、デザインが、まさに勝負になるわけですが、そこに、ユニバーサルデザインという理念が重要になるということです。
ちなみに、岡山県も、UD宣言をしており、あらゆる施策にUDの理念が反映されます。この7月には、NPO法人まちづくり推進機構岡山さんの手で、県の事業として、石関町に、「UDほっとステーションおかやま」が、開設されていますので、是非お立ち寄り下さい。
なお、10月8日放送の「県政討論会」の先日のTV収録で、私は、わずか1分30秒で、UD施策について語っています。
バリアフリーは、「ある時、ある場所で、ある方の」障壁を取り除くという考え方であり、今後も、きっちり行っていく必要があるが、さらに、「いつでも、どこでも、だれにでも」優しいという、ユニバーサルデザインの理念で、施策を推進していく必要がある、と申し上げております。
「いつかどこか」で、おそらく気がつかない間に、我々も支えられていることがあるはずです。
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