2006年11月1日(水)【お父さんは良いね、お気楽で】
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 夜にある会社の創業100周年記念のパーティーがありました。会場のホテルが、阪神タイガースの宿舎であることから、とりあえずサイン用の色紙は持っていきました・・・・。


 JC同年卒の方の社長就任披露も兼ねており、同世代の方々が丁度社長交代の時期?ということもあり、社会を支える実働部隊の世代として、いわゆる男盛り、働き盛りであることを実感します。

 佐藤陶器店は、現在も続いていれば、100年を優に超える老舗ではありましたが、25年以上前にたたんでいますし、もとより、私は次男ですから、会社を継ぐということはありませんでした。
 今日のように100周年を迎える会社を作っていく努力や、それを背負っていくことのプレッシャーは、私の想像を遙かに超えたたいへんなものなのだと思います。
 
 私の場合は、ある意味、無手勝流の創業者のようで、しかし、これからいかに安定経営するかという過渡期にあります。もっとも、議員は、家業ではありませんから、継がせる理由もなく、我が子は我が子で背負うものはなく、自由にやればよろしい。
 議員は、職業なのか?今も、悩んでいるところですが、間違いなく、プロでないといけません。


 ところで、特別職公務員だの非常勤だの言われても、我々議員も、つまりは、公務員で、寝ていようが、議会に出ようが出まいが、発言しようがしまいが、4年間は、報酬や期末手当が入るという恵まれた立場にあります。

 もっとも、選挙に通ったら、4年間が確保されるのと、公務員試験に通ったら、一生が確保されるなら、悪いことは言いません、公務員試験に通ることが安定の最善策です。


 ただ、安定したら、人間は、お気楽になります。

 我が家では、息子が、「お父さんは良いね、お気楽で。」と確か4歳の時に言って、びっくりしたことがあります。
 親が言うのも何ですが、幼稚園でも、ことさら、我が子は、お気楽に見えますが・・。

 いずれにせよ、必ず4年に一度ある選挙で、あたふたするようでは、いわば毎日が選挙に晒されている経営者の皆様に、申し訳が立ちません。タイトロープの上に、常に立っていないと、議員をすべきではないのかも。


 なにより、明日が確実にあるお気楽な立場では、明日を迎えるために戦うお気楽でない人のことが、本質的に分からないかもしれません。
 要は、その問題が、生き死にかどうか?というのが、自分がタイトロープの上にいないと、ピンと来ないということもあるのですが、行政は、どうでしょうか?

 そういう意味では、事実上立派な政治活動を展開し、組織内候補も擁立するほどの労組もあるわけですから、行政職員の方々には、ストも認めますが、解雇もありますよ、という時期も近づいているのかも・・・・。

 もちろん、私は、県庁職員の方々をクビにしたいわけでもないし、その優秀さを認めた上で、しかし、根本的な感覚的なズレを埋められないことが往々にしてあり、実は、それに苦しめられることが多々あります。

 民間が、その対応なら、クビか倒産・・・。その対応ができるのは、安定して、お気楽だからかも・・・。 

 都合が良いときは、行政は、利益を追求しないサービス業ですからと言いますが、PFIだろうが指定管理者制度だろうが、民間がからむコスト削減については、非常に厳しいというのがどうもなぁ・・・。
 
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2006年11月2日(木)【ハンスが帰ってくる!!倉敷チボリ公園】
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 本日は幼稚園に寄り、行財政改革等特別委員会。もはや、秋の遠足の気分でもないですが、懸案の倉敷チボリ公園へ。遠足や修学旅行の生徒もいて、たいへんに賑わっていました。
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 倉敷チボリ公園の採算ラインは、約33億円。今年度で切れる県からの補助金が無くなっても、地代の約20%(80%は県)と公租公課の約3億5000万円を払っても、そこが分岐点。ざっと、一人あたりの客単価が、2750万円で、120万人の来場が必要です。ただ、昨年91万人に対して、現時点での前年比は、94%。ここからの盛り返しに期待です。

 特に、県内客の50万人(含む地元学校の遠足等6.3万人)は、安定基礎数で、そこから、県外客をいかに呼び込むかが問題。
 もっとも、特にチボリ湖の水は、1回しか変えられていないように、10年目を迎えるにあたり、施設にガタが来ており、ここからハード面のメンテナンスも、問題になってきます。

 現在のチボリインターナショナル社との交渉は、本来は、@倉敷チボリ公園を県民市民公園にし、A公の施設として、指定管理者制度を導入し、B指定管理者に、チボリジャパン社が選ばれ、Cそのチボリジャパン社が、チボリインターナショナルと交渉する、という流れが、本来です。特に、@〜Bは、議会の議決が必要です。

 ところが、今はまず、Cから行われており、チボリジャパン社に交渉適格があるのかと言うこともさることながら、指定管理者なるものが、チボリインターナショナル社に理解困難という、入り口論で難航しています。
 しかし、こういった流れ以外にできるほど時間の余裕が、もはやありません。


 ただ、幾つか思うところがあります。

 まずは、確かに、そうでなければ、手続き的には議会軽視という誹りを受けるかもしれませんが、議会の議決が、取締役会の議決より上にあるため、民間企業としての機動性、柔軟性を欠いているように思えます。

 たいへんに厳しい状況の中、今、倉敷チボリ公園に社員として残っておられる方の思いは、本物で、あらゆる努力は惜しんでおられないように思います。やれることは、もはや、十分すぎるほど、やっておられるでしょう。

 いわば尻ぬぐいのように、経営建て直しに入られた民間からの社長は、経営のプロであり、我々議員ごときが、どうのこうの言うこと自体の意義や効果がいかほどのものでしょうか。むしろ、手枷足枷ではないのか・・・。

 本来なら、トライ&エラーの繰り返しで、機動的な展開ができるかもしれぬものを・・・なにか、非常に厳しい縛りに中での経営は、気の毒なようにも思えてきました。
 やはり、行政が、テーマパークに関わること自体に、根本的に無理があったのかもしれません。

 デンマーク・コペンハーゲンのチボリは、1996年に赤字に転じたあと、新社長の手腕で、来場者430万人、10億の利益を上げたと言います。半年だけの開場だたtのが、X’masの営業もあるそうな。
 ただ、その起死回生の根本が、遊具にあったというのは、アドバイスを貰っても、倉敷がたちまち取り入れられないところ。
 世界一の絶叫マシーン、ウルトラジェットコースターがあれば、間違いなくもっと若い衆は行くでしょう。どんどんリニューアルの必要うはありますが、これ以上の設備投資ができない財政状況に加えて、住宅地である倉敷チボリ公園周辺の環境は、決してそれを許さないでしょう。

 来年お正月には、2週間限定で、あの懐かしき素晴らしきミュージカル『ハンスの冒険』が帰ってきます!!
 チボリの緑が少しずつ森になって、たくさんの思い出が、積み重ねられた時、やはり、ハンスは、チボリ公園に必要なのです。好評なら、復活の可能性もあるとか。入場料1000円ですが、同額の商品券がバックされるそうです。

 願わくば、ご家族連れで、倉敷チボリ公園へ。実は、問題解決の方法は、それが一番具体的なのです。
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【頑張れ岡山シーガルズ】
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 その後、行財政改革「等」特別委員会の「等」が、スポーツ・武道振興であることから、岡山シーガルズの練習場である山陽ふれあい公園体育館へ。

 ご案内の通り、先日の国体では、岡山代表としてV2、チームとしては、V5を達成しました。来年1月6日からは、参加10チームのVリーグを戦います。
 そう言えば、サイン色紙を持っていくべきでした。かえって近く感じて、ファジアーノの選手にも貰いにくいのですが。

 他のチームは全て企業名がつき、7チームには、外国人選手も。他チームが年間予算3億円なら、こちらは、1.2億円。岡山県からは、岡山県トップアスリート派遣事業で僅かに支えていますが、基本は、地場大手企業と個人会員が、チームを守っています。


 委員会調査に、監督はもちろん、野村まりキャプテンや選手まで出てきて、練習風景も拝見しました。スパイク当たったら、死ぬな。

 それでもまだチームの知名度がイマイチ?将来的には、赤磐市の皆様には申し訳ないのですが、桃太郎アリーナが、本拠地にならないといけないのかも。桃太郎アリーナは、ファジアーノ岡山FC!

 やはり、様々な競技のトップチームが元気になるアルビレックスの夢を追いたいところですが、とりあえず、岡山県民なら、ファジアーノ岡山FC、岡山シーガルズ、湯郷ベルを応援する会の会員には、なっておくべきですね〜。

 ともあれ、こうした岡山の夢や誇りとなるトップチームを俺たちが支えるんだ!!というムードが一番大切です。まちづくりです。

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【『それでも前へ』】
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 本日は、議会バスでの移動中、岡山一宮高校の大後輩にあたる流王雄太さんに関する『それでも、前へ 四肢マヒの医師・流王雄太』という本を読んでおりました。

 我々1期生も記憶があるのですが、氏は、高校の時ラグビーの試合で脊椎損傷され、首から下が動かなくなりましたが、それでも前へ前への精神で医師を目指し、電動車椅子の精神科医として活躍されています。

 9月に、毎日新聞社発行。是非、ご一読あれ。前に進みたくなる本です。
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2006年11月3日(金・祝・文化の日)【龍泉寺の秋】
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 本日は朝一で、倉敷市営球場のヤングリーグの西日本秋季大会。倉敷市は、カンザスシティと姉妹都市ですから、25年前に、この球場で、巨人・阪神連合軍VSカンザスシティロイヤルズの試合が、開催されているのを記憶されている方は少ないでしょう。原・石毛のルーキーの頃、ジョージ・ブレッドは、4割を狙っていました。

 ヤングリーグの選手は、甲子園・プロを誰もが目指しています。北海道日ハムの八木投手が、ヤングリーグ出身ですが、ずらっと並ぶ子ども達の中から、先般の阪神タイガースの選手のように、プロ野球選手になれるのは、何百人いても数人かも・・・。
 中3には、最後の試合ですが、各チームの選手達は、甲子園が狙える高校に散らばっていきます。家族や先生方の協力があっての戦いの野球人生・・・本当に厳しいですが、野球が大好きなのでしょう。
 私も、プロと言えば、噺家になりたいと思った事がありますが、なりたいだけなら幾らもいますが、才能に恵まれていなければ、具体的に本当に努力していてもなれないことがあります。そう言えば、岡大の落研の学生も、噺家になりたい!と言っておりました。
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 そこから、下足守の龍泉寺へ。30日まで、写真家集団北斗星の方々が、四季折々の龍泉寺の生き物を美しくとらえた写真を展示されています。
 天気の特異日らしい雲一つ無い青空に、県立自然公園であるのもむべなるかな、紅葉が始まったもみじも、龍王池も美しく、御滝も厳かで、岡山市民に意外に知られていない秋の観光名所。

 そこから、最上稲荷へ。国代峰泉先生が、『書と写真ふたり展』を開催されています。書と写真の新感覚のコラボレーション。
 
 どう考えても、倉敷から、吉備路経由で、秋の備中文化探訪の風情。これは本当に気持ちよいコースでした。

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 そこから、県営総合グラウンドで、岡山市学童保育連絡協議会のフェスティバル。70を超える岡山市内の学童保育ですが、放課後の子ども達を取り巻く国の施策は、ここで、大きな変化を見せています。大激変期にあると言っても良いと思います。

 学校の教室を使い、退職教員と地域の方々の手を借りて、子ども達を見て貰おうという発想は、既存の学童保育、さらには、指導員の方々との間で、今後、微妙な問題を生むかもしれません。地域との連携も、地域事情が様々な上に、施策が輻湊するだけに、かなり、プロ的な調整役が必要になってきそうです。

 ただどうあれ、子ども達にとってどうであるか、という視点こそが重要です。少なくとも、学童保育は、もはや制度・仕組みとして成り立っており、「有償ボランティアの手によって子供の面倒をみて貰う」という時期は、とっくの昔に過ぎ、異年齢交流の中で、教育・保育・指導様々な観点から、ある意味、専門職的な立場から、行われるべきものになってきたように思います。
 我々議員の果たすべき役割も大きいのではないかしら。

 そう言えば、保護者の中に、中学の同級生が、2人いました。カレーだの、カステラ?だのポップコーンだの気持ちよく買いましたが、なんだか、すっかりお母さんで、笑っちゃいました。
 あ、そういや、あの2人、お互いには、気がついていたのかな?

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2006年11月4日(土)
           【品格ある政令市を目指し落書きを消そう!!】
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 さて、久方ぶりに、落書き一斉消去大作戦です。

 来る11月6日(月)の午前9時30分から、公共物について、岡山県・市連携の落書き一斉消去大作戦が行われます。
 来賓の石井知事と高谷市長の落書きでのコラボは、これが初。

 正直なところ、ギネス規模の奇跡とも言える昨年の国体前の落書き一斉消去大作戦の再現は無理であり、しかも、元の木阿弥のようにも感じられ、再度、啓発する必要がありました。
 もはや、消去方法も、助成があることも、頻発地帯では、皆、分かっておられるはずですから。

 そんなこともあり、この行政・企業主導の大作戦に連携する形で、同日、午前10時過ぎから、地元の出石学区連合町内会に、塗装業の若手有志からなる岡山県塗装倶楽部が全面協力、西川アイプラザ周辺の落書き急増地帯の落書き一斉消去を行います。

 この消去活動は、品格ある政令指定都市・岡山市を目指して、落書きを一掃しようというコンセプトによるもので、高谷市長も、特別参加。もちろん、私も、参加します。

 実は、行政の事業にタイアップしたため、平日の午前という難しい時間設定になりましたが、御身一つでお越し頂ければ、どなたでも、活動に、ご参加頂けます。
 ご無理がなければ、是非、ご参加下さい!!10時前集合です。
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【小学校の130周年】
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 本日は、母校の岡山大学教育学部附属小学校の130周年記念行事。OBとして、久方ぶりに、路面電車、もちろん、MOMOを待って、出掛けました。
 PTAの手作りの大イベントで、たいへんな人でした。

 保護者になった同級生が、5人!!出店もあり、教室内も体育館も入れたので、あちこち行きましたが、顕微鏡と水道が懐かしい!!・・・・ですが、老朽化も進んでいます。

 保健室に入り、思い出しました。保健の藤田先生に発見され、「赤シャツ(ど根性ガエルのシャツでした)の佐藤君、校長室まで来なさい!」と、全校放送されたあの日のことを。

 そう、ハンドベースボール(通称ハンべー)に夢中になった私は、校庭の植え込みに立ちションをしたのでした。それを正面保健室の非常に怖かった藤田先生に目撃され、校長室に呼び出し。
 「附属の歴史始まって以来じゃ!!」と、たいそう怒られましたが、家に帰って話すと、「なんでも、一番最初は偉い!」と、母は、喜んでいた記憶があります。
 ・・・・こんな思い出しかないんかい!

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【倉敷チボリ公園議会から応援を】
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 本日も、県庁から、倉敷チボリ公園について連絡あり。

 交渉の報告を確かに委員会で私も求めましたが、本来は、交渉の場に議長も行かれて、議会は、絶対的にバックアップするというぐらいの勢いがないと、「指定管理者制度」については、なかなか理解は得られないでしょう。

 私の思いとして、議会が手枷・足枷になるのなら、むしろ、委員会で、チボリジャパン社が、フリーハンドで行けるような追い風を送りたいと申し上げました。
 議会が監視体制に入るべき放漫経営をされるような状況では全くなく、しかし、議会が結果責任を負うという覚悟があって、はじめて支援と言えるのでは。

 宇宙戦艦ヤマトが、イスカンダルに放射能除去装置を取りに行くのに、議会の議決がいたのか?地球滅亡まで、あと365日。
 それは極端にせよ、12月定例会の条例は、かなり幅(含み)を持たせて良いのではないかしらと、今、私は思っています。

 極端な話、入場料を1500円に引き下げするのには、議会の議決が要りますが、来春、GWの営業活動は、既に始まっています。実は入場料が分かりませんので、と営業を止められまいに。
 そこを議会軽視と言ってたら、もう、民間のセンスでの営業はできません。

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【中心市街地にて】
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 現在、岡山市内の商店街では、『ええじゃないか2006大誓文払い』が開催中。天満屋で、明日まで、『新・芸能人の多彩な美術展』等が、開催中で、表町を徘徊。

 なにしろ、情報が早いだけに、来春の選挙にまつわる話題も飛び交いましたが、実際、この2期の間に、中心市街地の大きな問題については、明確な答えが出ていないものもあります。

 こうしたもがきについて、批判することは容易でしょうが、当事者としての苦しみを共有してきた時間までをも、否定されることについては、大きな抵抗もあります。
 のたうち回っているようなことのない立場に立ちたいと切に願います。それが一番の夢かも。


 それにしても、むしろ、様々な怖さを知ってくる中で、これまでいったい何ができたのだろうか?これから何ができるのだろうか?佐藤真治という県議会議員を果たして県民の皆さんは、本当に必要としておられるのだろうか?「こころ」まで含めて、全部無駄だったんじゃないだろうか?と、常に、怯えるように考える今日この頃です。

 一喜一憂ではなく、一喜千憂のようなこともありますが、多分、来年の春までは、本当に腹から笑えることはありません。
 ただ、しかし、私心を廃し、真っ直ぐ行く以外に何もありません。

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【万引き】
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 おもしろくない話。

 先ほど買い食いのため近所のコンビニに寄ったら、10歳ぐらいのサッカーボールを持った子供が、私と目があったら、さっとポケットから3つ、ドラゴンボールのガムを出しました。???。
 不審に思い見ていると、それを持ったまま、向こうの方で、何食わぬ顔でトイレに入り、しばらく出てきません。

 トイレから出てきて、再び目があったので、「さっきのガムは?」と聞いたら、「戻した!」と言って、店外にスキップを踏みながら出ていき、走り去りました。
 おそらくもうトイレで流してしまったかな・・・・。証拠が無くなっています。おまけしか残っていなければ、自分のだと言い張ればおしまい。なんという悲しい知恵だろう・・・・。

 一人しかいなかった店員さんに、そのことを告げましたが、なにかさみしい秋の日です。子供の姿自体は、ビデオには、映っているはずですが、その現場まではどうだったか。

 どう言うべきだったのでしょう。追いかけるべきでした。あれは見間違いだったと納得はできません。コンビニの構造や定員配置が悪いと言っても始まりません。
 今は、悔いだけが残ります。
 
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2006年11月5日(日)【タンデムなら見られることがある】
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 今朝は家族で、午前5時からの朝起き会、さらに、その後の夫婦食事会。演壇で馴れ初めを語るのは、かなり恥ずかしいことです。朝から、多くの先輩ご夫妻の話を伺いながら、珍しくかなりゆっくり。
 そんなこともあり、大遅刻の京橋朝市で、これまた、ゆっくり。お店も終盤で、たこ焼きも、1パック、サービスして頂きました。

 雲一つ無い青空に、旭川は、なんとも美しく、素晴らしい天気に恵まれたこの世間の3連休は、観光地は、きっとどこもいっぱいだったでしょう。
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 その後、旭川の対岸に渡り、昨年就任したバイコロジー運動を進める会の会長として、自転車の中でも、マウンテンバイクとタンデムの会へ。特に、二人乗り自転車のタンデムは、公道は走ることができませんが、例年、役員が、視覚障害のある方を後部座席にお乗せして走るというイベントをやっています。

 本日も、多くの障害のある方がお越しで、会長さんからは、この度の障害者自立支援法のサービス1割負担や単県医療費工費負担1割負担についてのお話をうかがったり、盲導犬がご主人をいかに好きかということに、感動したりしておりました。

 実は、私も、タンデムに乗るのは初めてで、後ろに全盲の70歳の男性を乗せて、ペースが分からず、びゅんびゅん行きました。変速がない方に乗ったため、変速付きの倍もまわさないといけないため、後部座席の息づかいが荒くなるのを感じ、相生橋から、蓬莱橋あたりで、さすがに、スピードを落とし、在来線の鉄橋の下のサイクリングコースを呑気に進みました。
 要するに、大の大人の自転車の二人乗りなのですが。

 マッサージ師である男性は、毎年これを楽しみにされているということで、私は、左右に何が見えるのかを伝えながらペダルをこぎました。「雲一つ無い青空ですね。後楽園の横ですね。車がいっぱい駐まっていて、お客さん多いですね。あ、若い衆がバーベキューをやってますね」「あ、においがした!」という会話も新鮮で、さかんに、「気持ち良いなぁ、幸せだなぁ。」と言われるのには、かえって、こちらが恐縮してしまいました。
 「カラオケしか楽しみがないんよ〜。」とのことで、これだけ楽しみにされるのは、年に一度のタンデムで、なにかいろんなものが見えておられるのかなぁ。
 「凸凹あります〜」というような、私が見えていることを言葉にすると、落語の『心眼』ではないですが、意外に、見ているけれど見えてないんだな、と思えてきます。

 一方で、向こうに伝わる体型から、「なんか病気ありそうだな〜」、と言われたのには、どきどきして、「触ったら分かられますか?」「わかるよ〜」とのことなので、近々に、マッサージというものに、生まれて初めて行ってみるかな〜。


 わずか4kmのサイクリングでしたが、旭川のサイクリングコースが、とてつもないものに思えてきました。もったいない生き方をしているものです。


 このタンデムは、8台ありますが、バイコロジー運動を進める会としては、自転車の素晴らしさが分かって貰えるような使用のされ方であれば、基本的に貸し出し可能です。ご希望でしたら、ご一報下さい。ただ公道は、走ることはできません。
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【懐メロ】
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 その後、やはり旭川を見ながら、市民文化ホールへ。我らが、岡山シンフォニックバンドの9回目の演奏会に、なんと、岡山一宮高校吹奏楽部がゲスト出演。素晴らしいコラボ!!

 今日初お目見えのエンジ色のジャケットで登場の一高。女子高生が、「次は、私達のお父さんやお母さんの世代から歌い継がれている『パラダイス銀河(光GENJI)でーす!!』・・・・え、それ、わし、リアルタイムやん!1988年の作品ですが、今の高校生は、なんと、あの頃生まれているんですね・・・・。

 ぴょこぴょこ跳ねながら、シンバルを叩く後輩達を見て、「わしゃ、じじぃでの〜さっぱり、おえませんわ〜。」という気持ちになりながら、橋の上から、ボラを眺めた秋の日です。
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2006年11月6日(月)【知事&市長落書き消される!】
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 本日午前中は、国交省、岡山県備前県民局、岡山市、JR、中国電力、バス会社等の公的施設等管理者の皆さん、それにタイアップして、出石地区地域住民の皆様と岡山県塗装倶楽部とが、落書き一斉消去活動を展開致しました。雨も、本降りにはならず、良かったです。

 私は影働きでしたが、ついに、石井知事と高谷市長がお二人で、落書き消去される絵が撮れました!市民・県民の皆様に与えるインパクトは強烈なはず。これを機に、昨年並の1700人全県落書き一斉消去活動は、無理でも、再度ムードを盛り上げていきたいところ。諦めムードが蔓延していましたから。


 出石地区には、市長も合流して下さって、岡山県の塗装業界の若手有志からなる岡山県塗装倶楽部のプロの技に驚嘆しながら、私も、ちまちま消去しました。
 それでも、地域の方々が動くというのが、落書き一斉消去活動の原点で、そこをずらした活動は継続性がないというのを肌で感じています。地域から、多くの方が出て下さったのが、なによりの成功の証です。

 ところで、今回、市長に落書きを消して頂けたというのは、岡山県の落書き消去運動を体を張ってリードしてきた岡山県環境政策課的には、実は深い深い思慮があり、ほくそ笑んでいる可能性があります。
 市民にとっては、悪い話ではありませんが、市財政に、本当に微妙に影響するかしらん?うーん。


 なお、18日(土)には、県青少年課がからみ、青少年ボランティアが大挙して、落書き一斉消去を行います。地域を巻き込むという大前提を崩さないような展開による大成功を祈念します。

 それにしても、全国的に希有な、県が動く落書き消去。個人的には、おこがましいですが、一番分かりやすい活動成果かも。
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2006年11月7日(火)【偉いぞ黒田投手!!】
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 木枯らしのような寒さで、もう夏日に未練はありません。

 広島東洋カープの黒田投手がFA宣言せずに、カープに残るという姿に、久々に男を見ました。「国内の他球団のユニフォームは、今後一切着ない」という言葉は、横浜ファンの胸をも打ちます。来年は、迷いはあっても、裏切らなかった彼を胴上げ投手にしたいですね。
 やっぱり、なにがあろうとも、最初にご縁を頂いて、育てて頂いた恩、守って下さる方々を決して忘れてはいけません。どうあっても、足蹴にして、あるいは、利用して、自分だけが良くなれば良いということはありません。そこが、信用です。
 要は、筋を曲げてはいけないというのは、政治も同じ。特に、自民党は、義理と人情の政党です。

 日程が緩く、使えると思った日に限り、どうして、急な呼び出しが多いのかしらん?
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2006年11月8日(水)【羅生門】
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 ここのところ祟られたように、難しい話の続出で、教育委員会、労働委員会、公安委員会(警察)とのやりとりが続いています。風邪気味に加えて、重い話の連続で、午後10時30分に、携帯電話の電池切れで、やっと今日の当局との話が終了し、どっと疲れが。
 黒澤明の『羅生門』のように、間に入って、「わからねぇ」・・・・。 
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2006年11月9日(木)【レームダック?】
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 本日は午前中、市役所で、市幼P連役員会。ある意味、ほっとする時間ではありますが、やはり、その前後に、昨日からの話が止まりません。マスコミとも、やりとり。
 あちこち移動しながらも、携帯電話がかかれば、道路脇に駐めてのやりとり。夕刻には、さらに、別の話も加わりました。
 もはや、同情すら買っていて、当局には、「たいへんですねぇ、選挙も近いし。」と言われ、わしゃ、レームダックか!!

 先ほどまでのある懇談会で、元横綱若乃花のお店に行くと、月に一度、2時間ぐらい顔を出されるという、本人がおられ、それは、おもしろかったです。私の方が、ウエスト太いし・・・・・。
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2006年11月10日(金)【無用の用】
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 本日は朝5時からの朝起き会に出て、グリーンヒルズ津山に。岡山県幼稚園PTA連絡協議会(県幼P)の研修会で、睡魔と戦いながら、県副会長として、閉会挨拶。総社の難病の園児を支援する活動が始まっており、市幼Pとしても動きにしたいところ。
 このところ、講演で、童謡を聴く機会が多いですが、野口雨情がそうであるように、詩が愛に満ちて、かつ、深いです。
 久々に選挙区を「遠く」離れたので、久米の「道の駅」で、ガンダムを見て、429号を南下して帰岡。秋の旭川ダムの美しさを見ているうちに、建部・・・・。本当に選挙区が広大です。


 選挙的には、PTA活動は、全く即効性はありませんし、それをあてにはしていませんし、もちろん、あてにしてもいけませんが、議員という立場からすると、いわば「無用の用」として、長い目で見ると、私自身、この人脈や経験が活きてくることがあると確信しています。

 もちろん、私が議員だから、退歩することがあってはなりませんし、議員だからできることが極端にあっても、それもまたいけないと思っています。どうあれ、子ども達のためにが、全てであり、職責は、議員であろうがなかろうが、全うせねばなりません。

 同時に、PTA活動は、その年度の短距離走ではなく、駅伝と同じで、我々は、区間を任されているにすぎませんから、その責務を粛々と果たす面もありますが、少しでも良い形で次年度にバトンタッチする、それがひいては、全ての子ども達のためになります。はしゃがぬように、やらなくては。
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2006年11月11日(土)【秋ゆく街で】
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 朝からの雨のあと、急に冷え込んできました。皆様くれぐれも、ご自愛下さい。

 本日午前中は、幼稚園の共催保育。すなわち、お父さんと遊ぼう、という日です。PTA役員が設営したゲーム等に、約40人のお父さんが、スタッフとして入り、100人以上の子ども達と遊ぶというビックな企画。小一時間お父さんだけの懇談会も。
 私も、迷路で子ども達とジャンケンで、とうせんぼ。多分、500回は、ジャンケンをしました。子どもは、最初に、チョキを出す確立が低いように思います。ただ、腱鞘炎がぶり返すようで、手首が痛いのが情けない・・。
 おかげで、公民館まつり等の日程はこなせず、3時までに行けたのが、1カ所のみ。それでも、子ども達の笑顔は、なにものにも代え難いです。

 夕刻からも、ある例会に、完成した石井筆子の映画の打ち合わせに、午後8時30分から、ある地域の若い方とのミニ集会と続きます。是非、ミニ集会等、どんどんお声掛け下さい。午前5時から午後11時まででしたら、ご参加人数、場所等、一切問いません。
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2006年11月12日(日)【晩秋へ】
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 心地よい秋晴れの日、足守の利玄もみじまつりに飛び込みの形でお邪魔致しました。豊かな自然に、なんとも落ち着いた街並み。柿もヤマメも、美味い!!良いところだなぁ・・・。

 足守は、私にとっては、派閥の領袖であり、県議会の中での恩師とも言える故門木和郎先生のご地元でもあり、県議会の偉大なる大先輩が亡くなられたから、はいそれではと、軽々しくお邪魔できる地ではありませんでした。少なくとも、自分を知っていれば。
 常に、ご後継の話もあったりして、私の中の仁義が、おこがましくも、自分を売り込むような真似を決して許しませんでした。私のそういった感情は、容易くご理解頂ける性質のものではありませんが、最も大切にしたい佐藤真治の筋です。
 常に、先人への畏怖の念を忘れずに、何よりも、地域の誇りを決して傷つけないように、と肝に銘じます。

 故門木和郎先生の佐藤真治評に、「時間はかかるかもしれんが、前には進んでいる」というものがあります。ある方からそれを伺って、前段の「時間がかかる」の方が気になって、その方に、「それって誉め言葉ですか?」と聞いたら、「門木先生が、前に進んでいると評価している事の方が大事なんじゃ。議員になって、自分を見失う人間が多い中でなぁ。みんな方向が分からずに、グルグルまわっとるだけじゃが。」と言われました。ある意味、もがきながら進むことを喜べる言葉です。
 その他にも、幾つかエピソードがありますが、またの機会に。

 午後からは、高松の公民館まつり。ある地域では、西部警察を彷彿させる(?)防犯パトロール隊が発足予定ですが、後日。
 その後も、公民館の文化祭を訪ねながら、またまた幾つかの重要行事に行かれず。
 腰が重いと言えばそうなのですが、なにか、スパスパ行くような器用さを持ち合わせていないのも、また、私らしいと言えば私らしくもあり。

 それにしても、議会活動と選挙活動というのは、全く異なります。それが、イコールで評価されないというのは、実にもどかしいところ。およそ議員活動と関係のないパフォーマンスで、有権者の関心を引くような発想はしたくないのですが・・・地味かなぁ・・・。
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2006年11月13日(月)【有意義な市との懇談会】
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 学校法人真備学園創立80周年及び明誠学院高等学校10周年記念式典が開催され、来賓として多くの県議会議員と一緒に、壇上に上げて頂きました。
 実は、母校一宮高校と当時女子校であった真備高校の制服が、デザインされた先生が同じで、非常によく似ていました。一高の制服は、マイナーチェンジですが、男女共学となった明誠学院の制服は、非常に格好が良く、大きく時代が動いた事を感じさせます。女子教育のため連合婦人会の手で創設された歴史を持つ同校が、いわば見事な経営手腕で、岡山が誇る私学の雄となっていることに、心から敬意を表します。一方で、私学助成について、公立との格差については、やはり是正が必要です。

 午後から、高谷市長はじめ岡山市幹部と岡山市選出の県議会議員との間で、「政令指定都市移行を目指す岡山市政に関する懇談会」が開催されました。
 初回の今日は、クローズの会でありましたが、移行は、マスコミにもオープンになると思います。ともあれ、以前のような、議会内の研究会が作られるかもしれません。もちろん、時期尚早という答は出さないことでしょう。
 また、岡山県単県医療費公費負担制度に係る補助率について、やはり、中核市の岡山市・倉敷市選出の県議会議員が超党派として、声を上げて行かなくてはいけないという、岡山側のコンセンサスは、とれたように思います。
 いずれにせよ、近くて遠い市と県の関係でしたが、こうした会合が定例化することにより、一挙に縮まり、市民県民の皆さんに資するものになることを確信します。非常に良い会でした。
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2006年11月14日(火)
           【重ねて佐藤真治君を励ます会開催のお知らせ】
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 昨日との市との懇談会は、クローズだったのに、今朝の山陽新聞がうまく書いてくれています。確かに、大きな前進です。
 本日は、息子の6歳の誕生日。先週土曜日の共催保育の代休の昨日、風邪にもかかわらず、母と赤穂・相生まで、JRで遊びに行き、風邪を悪化させ、本日は幼稚園をお休みするという無計画性に、ただならぬドジな血脈を感じます。遅々として議員として成長しない父ですが、子どもの成長に月日の確かな流れを感じます。
 委員長レクで、明日の常任委員会に備えて、久しぶりの議員控え室。県庁への連絡は多いのですが、部屋に入ることがない今日この頃です。あれもこれもと、やることが多い割に、事が進みません。
 あぁ、いよいよ、選挙事務所を決めなくては・・・。

※ひつこく申し訳ありませんが、日が迫って参りました。

    【佐藤真治君を励ます会開催のお知らせ】
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 石井正弘岡山県知事、高谷茂男岡山市長、片山虎之助参議院幹事長、萩原誠司代議士を来賓にお迎えして(誠に残念ですが、逢沢一郎議院運営委員長は、青森ご出張で、ご不在です。)、「産業労働警察委員会委員長佐藤真治君を励ます会」を開催させて頂きます。

 私にとりましては、事実上、来春の選挙のスタートとなる大切な会です。ご多忙のことと存じますが、どうか皆様、是非ともご出席賜りますよう、心よりお願い申し上げます。
 なお、既にご入金に頂いてる方には、領収書・チケットを郵送させて頂いております。

             記

  「産業労働警察委員会委員長 佐藤真治君を励ます会」

  日時 平成18年11月19日(日)
      午後5時から6時30分
  場所 岡山ロイヤルホテル(絵図町2−4)
  会費 5000円 
      ※酒類をご用意しておりますので、飲酒されます方の
        自家用車でのご来場は、ご遠慮下さいませ。  
      ※この催しは、政治資金規正法第8条の2に規定する
       政治資金パーティーです。

  お申し込み 当日受付をさせて頂きます。

  なお、このご案内に、新たに、ご出席のご返信頂けると泣いて
  喜びます。

==========御返信==============

 佐藤真治君を励ます会に

          ご出席    ご欠席

 ご芳名
 ご住所

 ご同伴者ご芳名
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2006年11月15日(水)【県警の政策評価はよくできている】
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 本日は、産業労働警察委員会。産業労働部関係は、前日に、警察関係は、当日朝に、委員会運営のためと言うよりも、自分が委員会では質問できないため、委員長レクを受け続けております。その際に、警察がらみの要望も聞いて頂いたりしておりますが、時には、警察の現場サイドの声を届けることもあり、貴重な機会となっています。考えてみれば、お相手は、署長クラス以上の方ばかりで、良いのかなぁと思いつつ。


 さて、本日発表された岡山県警察本部の平成17年度版政策評価書(案)は、一見地味ながら、政策評価としては、おそらく、全国に誇ることができる素晴らしい内容になっています。

 今日、各委員会で発表された岡山県の長期構想と5年間の基本計画を示す『新おかやま夢づくりプラン(案)』は、やはり、やっぱり眠いものがありますが、県警の「政策評価書」は、出色です。

 今年度は、17年度までの5年間をまとめて、PLAN(計画)−DO(実行)ーCHECK(検証)ーACTION(見直し→翌年の計画へ)のPDCAサイクルに乗っ取り、政策評価したもので、他県で行われている法律に基づいた公安委員会への報告義務の部分に加えて、県政の重要事項や、トピックスまで加えており、数値や事例も豊富。次年度以降は、毎年公表ということで、間違いなく全国の先駆事例です。
 県警が何をやってきて、何がしたいのか、実によく分かる良い仕事です。

 秋の夜長に、熟睡用『新おかやま夢づくりプラン(案)』あるいは、熟読用『県政策評価書(案)』が、ご入り用の方は、ご一報下さい。なお、いずれも、県のホームページにアップされます。


 午後からは、この時期の毎年恒例の自民党県議団が、各委員会=各部会に分かれて、来年度の予算編成に関する各種団体の個別懇談会。要は、陳情受け。商工関係の方々のご要望を頂戴致しました。
 頂いたご要望の結果については、毎年5月には、かなり分厚い「措置状況」という冊子も出し、誇ることができる非常に真面目な自民党の一面です。
 内容をきっちり伺って、是々非々で対応できる用意はあるところなんざ、自民党が開かれた政党である良いところでもあり、各種団体等で、自民党に対してご要望があれば、とりあえず、お気軽にご相談下さい。選挙になったら、一方的に攻撃・批判されるのもいかがなものかと。


 夜には、倉敷チボリ公園で文化の香りする懇談会。七色のライトアップも美しく、晩秋の宵は、また趣があります。
 とりあえず、チボリには、行ってみましょう。
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2006年11月16日(木)【再教育の対象は】
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 朝一で県民局から幼稚園役員会。そこから、またまた超難問。『羅生門』状態に。
 教育基本法の改革という問題を政治的な争点にすること自体が、あるいは、強行に通過させること自体を政権の成果とし、逆に、通過を阻止することが政権抗争の一里塚ととらえるということ自体が、不愉快なものがあります。 
 実際に日々、私が頭を悩ませる問題の多くは、教育委員会の協議事項の俎上にすら上げらないもので、こうしたメールに書けないようなことばかりです。基本法を変えること自体が、それでもまだ、小手先の対処療法であり、たとえ憲法を変えても変わらないぐらい、我々の社会は、根本的に病んでいることを感じます。
 そのひずみが子ども達に来るとすれば、再教育の対象は、子どもよりもむしろ、親の、あるいは、そのまた親の世代かもしれません。良くも悪くも、カエルの子はカエル。その子も、カエル。
 実践で背中で示せない己の不徳を隠すがため、権威を傘に着せているようでもあり、世代間の責任転嫁のような気すらしてきますが、子どもが変わったなと感じるのは、教育を受けた子どもが親になったとき、つまりは、親が変わったとき。いま議論している人間は誰も生きていない50年先。新しい親に期待するということではないかな。・・・・結局、親だろうなぁ・・・。
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2006年11月17日(金)【ついに「あの」映画が完成!!】
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 公立幼稚園の通園の保護者に、園門近くで、他党の市議、県議候補が、議会便りを配布するという、法的に問題はなくとも、PTA的には、非常に迷惑な事態が発生。
 気分は分かるけれど、保護者としては、良識を疑います。

 また、児童相談所への相談も。今日もまた、『頭痛、肩こり、佐藤真治』状態ですが、久々の楽しい話は、ついに、「あの」映画が完成し、本日、例によって急に、全国で一番早い試写会が開催されたこと。これは、なかなかに良い出来映えでした。
 今日は、あの山田太郎君も、舞台挨拶?に。

 あの映画とは、そう、あのくそ暑い夏の日に、児島の野崎邸他でロケされた常盤貴子主演「筆子その愛〜天使のピアノ〜」です。(「その2299」参照)
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 「障害児教育の母」と言われる石井筆子は、実は、岡山県に縁もゆかりもないのですが、今回も監督をされた、岡山の偉人とも言える石井十次(日本初の孤児院を創設し、児童福祉の父と呼ばれる)の映画「石井のお父さんありがとう」の山田火砂子監督つながりで、まずは「石井の〜」実行委員会に、協力要請がありました。

 私も、最初相談を受けたときには、あまり乗り気ではなく、「せめて、岡山でロケでもすれば、協力体制が違うのではないかしら」と安易に申し上げたら、本当に、岡山でロケをすることに。
 そこからは、異常なスピードとアバウトさでした。そして、多分、私も、関係者になってしまいました。

 行き掛かり場、産業労働警察委員長として、岡山県庁産業労働部から、各フィルムコミッションに働きかけて、特に、倉敷のフィルムコミッションコンソーシアムの方が大活躍。ある意味つきあわされたロケハンで、感動のロケ地に決まった野崎邸が、非常に多く映っています。
 岡山城の石垣の前を常盤貴子さんが歩いてもいます。


 常盤貴子さんや加藤剛さんは、少し見ただけですが、結構そこらにおられた助演の渡辺梓さんが、素晴らしい芝居をされていました。なにかほんの僅かでも、撮影に参加した気分も手伝い、非常におもしろいものがあります。
 「あんたは、ヒッチコックか?」と突っ込みたくなる山田監督自らの出演も、関係者には笑えることです。

 また、障害者の娘を持つ女性が、障害者の娘を持つ女性を撮ると言うこともあり「石井の〜」よりも、人間像が豊かに描けていて、感動しました。どちらかというと、不運が続き、数奇な運命を辿りながらも、真っ直ぐに進んでいく自立した女性の生き様としても、珠玉です。
 ただ、凡人には、幸せだったのかな?と思えるのですが、根本にキリスト教があるというのは、十次と同じ聖人なのでしょう。

 

 岡山での正式公開は、11月26日(日)。岡山市民会館。なんと午前10時半からと14時からの上映ですが、全国的に極めて珍しく、いずれも、山田監督の舞台あいさつあり。12月中旬まで県内各所で上映されます。http://www.gendaipro.com/fudeko/
 おそらく、泣ける映画であることは間違いありません。少なくとも、ダウン症の子ども達をはじめ、障害児が何十人も役者として登場する中で、様々なことを考えさせられます。
 是非とも、ご覧下さい。

 タイトルクレジットには、しっかりと「岡山県」。
 『県庁の星』『三丁目の夕日』『バッテリー』や『釣りバカ日誌』ほど派手ではないですが、息の長い作品になるのは間違いありません。ただ、野崎邸というのが分かるかがちょっと気になります。

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2006年11月18日(土)【明日天気になーれ】
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 本日は朝一で、ある山の上の方の地域の高齢者元気が出る会に。中国から来られた奥様を講師に、生まれて初めて太極拳を体験しました。あ、これは絶対に体に良いなというのが分かります。なにしろ空気がうまいので、これはちょっと特産のお花畑の中で、流行るかもしれません。

 そこから、加藤勝信先生の会。額賀福志郎先生がお越しで、大盛況でしたが、議長代理で、コンベックス岡山の岡山県職業能力開発促進大会に出席のため途中退席。大会では、議長の祝辞を産業労働警察委員長として、代読させて頂きました。

 知事表彰などの表彰式もあり、受賞者の中には、知り合いの方が何人かおられ、業界の元同僚も。別の道に行っても、技能があるということが羨ましくありました。それでも、各種ありますが、技能試験というのも、本当にたいへんなようです。まさに、プロ。突き詰めれば、いわゆる「職人技」です。
 様々な体験コーナーもある技能祭は、明日も。


 雨が降り始めて、どうしても行きたいJCの会合に出席のため、新幹線で広島へ。やはり良いもので、後ろ髪を引かれる思いで、えびすこう開催中の渋滞を避け路面電車に。
 往復4時間でしたが、路面電車や新幹線の中では、明日のことを考える時間をもてました。でも、ゆっくりしたかったなぁ・・・。

 帰岡後、ご宗家が来岡されている少林寺流錬心舘空手道選手権大会祝賀会の閉会間際に滑り込みで、万歳三唱の音頭をとらせて頂きました。明日の桃太郎アリーナの中四国大会の成功を心からお祈り致します。
 なんというか、ご宗家という方が、物凄く格好が良いのです。ご参照あれ。http://www.synapse.ne.jp/~renshin/
 

 そこから、早稲田大学のOB会に合流を目論むも、既に、『都の西北』合唱後、散会中。ということで、さきほどまで二次会に。なにしろ、熱い思いの先輩方が多く、多くの御指導を賜りました。


 JCも、早稲田のOB会も、楽しかったので良いのですが、これから明夕の「励ます会」の準備・・・・・・。
 明日も、雨かなぁ・・・。いろんな行事が多いので、明日天気になーれ。正確には、今日ですが。
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2006年11月19日(日)【津山線脱線】
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 本日は、日曜日の夜、しかも、雨が降る中、本当に多くの皆様に「励ます会」にご来場頂き、誠にありがとうございました。また、多くの皆様に、設営、受付、誘導などのお力添えを賜り、心より感謝御礼申し上げます。また、会場となったホテルの方にも、本当によくして頂きました。
 お忙しい中、片山参議院幹事長、萩原代議士、石井知事、高谷市長、さらに多くの市議会議員の先生方にも、ご来場頂き、当初不安で一杯でしたが、勇気を持って、3期目挑戦のスタートを切ることができました。本当にありがとうございます。
 頂きましたご厚情に決して恥じることがないよう、全身全霊で、岡山県の未来のために、戦って参ります。どうか変わらぬご支援を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。
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 今朝は、雨でグランドゴルフが中止になり、ホテルに搬入作業の後、桃太郎アリーナで、少林寺流錬心舘空手道選手権大会。ご宗家が、なんだか大会要項掲載の私の祝辞を気に入って下さったそうで、面はゆい感じ。
 それにしても、ちびっ子達の入場行進のなんとかわいらしく、頼もしいこと!涙が出そうになりました。


 牧山の津山線脱線事故を聞きつつ、高松城址の「まほろばまつり」へ。生憎の雨。
 そこから、牧山の現地へ。7月下旬の浸水に続き、御難続きです。

 落石による県道陥没の交通封鎖の最中に、JRで脱線事故。まさか、落石で、レールが曲がっていたというのは、予測不能。25人の怪我と言うことで、列車が、横転して、死者がなかったのは、不幸中の幸いかも。しかし、地元では、落石の可能性が噂されていた岩であり、始末が悪いことに、まだ岩が残っています。

 現場近くまで行きましたが、全国ニュースのマスコミの車がたくさん。大原橋を越えて、対岸の大久保から御津経由で、牧山クラインガルデンに行き、地元の方と協議。とりあえず、JRと県・市の説明会開催の段取りへ。

 少し時間がかかるかも。明朝からの通勤・通学がたいへんです。特に費用面も問題です。

 なお、私の今回の後援会報には、「その2289」【旭川両岸道路】を乗せていますが、こういう事態になると、なおさら、旭川両岸道路の早期整備を切に祈るところです。



 そこから、遅れて、三丁目劇場の四国五郎先生のチャリティリサイタルで、ご挨拶。カラオケの発表会というレベルではなく、セミプロとプロの演歌リサイタル。なんだか劇場内が別世界。
 こういった催しが定着すれば、地域の活性化に資するかも。


 そこから、岡山ドームの『わくわく子どもまつり in 岡山ドーム』。市幼P連も、園長会と並んで、ブースで出展。雨にもかかわらず、たいへんな盛況。
 椅子に座っていると、どっと疲れが出て、あやうく寝そうになりながら、会長にもかかわらず、結局1時間しかおられず、少し撤収の手伝いもして、文字通り、撤収。
 

 甘えて任せきって、4時に、「励ます会」の会場に着くと、本当にありがたいことに、すっかり準備を整えて頂いていて、『機動戦士ガンダム』の最終回を思い出しました。
 あとは、気合いの一発になる挨拶をしようと、心に誓いました。
  
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2006年11月20日(月)【復旧は急がねばならないが・・・】
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 朝7時過ぎに、大久保地区で、津山線脱線事故の影響で、沈下橋を渡って、バスで通学する児童・生徒を見送りました。昨年2月のデジャブのようですが、特に低学年の児童には、長期化すればするほど、朝7時から午後5時の往復は、こたえてきます。また、保護者や地域の負担も問題になってきます。高校生も数人乗り込んでいるからには、バスの運行に県教委も関係します。

 昨年の場合は、落石が防御柵からずれ、列車が落石を警戒して減速してもいて、なおかつ、事故となると、いかに手を打つべきか、少なくとも、安全管理の全てをJRの責めに帰するならば、そもそも論が浮上しかねません。

 民地から崩落した場合、復旧に、所有者、JR、地元行政のどこが負担するか、まして、人身事故となれば、この後起こる事故は、致命的な人災とも言われかねず、責任を一身に受けて、おいそれと再開とは言い難いものもあります。もちろん、JRが復旧しない限り、下の県道の通過も可能という判断も、出し難いものがあります。

 今回の事故は、警察と行政、JRの連携が悪かったと、批判の声もありますが、まだ夜が明けぬうちの落石による道路の陥没で、交通止めにしても、二次災害のおそれがある中で、道路の落石=線路の保守点検の必要と捉え、斜面を上がり、線路の確認まで警察が行うのは無理もありました。
 特定の誰が悪いという犯人捜しをしても仕方ない状況です。

 少なくとも、県が、民間企業としてのJRに厳しく安全管理を求めるのは理解しますが、そうなると、公共交通機関の安全確保のために、応分の財政支出的な覚悟は必要です。いわんや、旭川両岸道路の早期整備や、架橋問題の強い要望もこたえる必要があります。

 それでも、ともかく急いで通せば良いのだとも言えず、今回は、少し長引くような気がします。


 午後から、西大寺市民会館で、議長代理の産業労働警察委員長として、『暴力追放・銃器根絶運動推進大会』で、祝辞代読。今年は特に、市民の力を結集し、会陽から、暴力団とおぼしき入れ墨のはだかを締め出した『明るいはだか祭りを守る会』の25周年記念大会を兼ねていました。
 暴力団も、手口も巧妙になっており、家族やコミュニティの力が弱まると、隙を見て、さっと、彼らの侵入があります。
 「暴力団を恐れない、金を渡さない、使わない」という大会宣言が採択されましたが、なぜ若者が、暴力団に入るのか?の部分から、考えないと終わりがないようにも思います。
 「貧乏は循環する」と北野武氏は言いましたが、悪の循環も、断ち切る必要があります。


 なお、昨夜「励ます会」で、ご来賓でお越し頂いた知事が、私が毎回繰り広げる一般質問の項目を少なくするよう、ご挨拶でご要望頂いたところ、私が、あのように公然と、「あと2回はこのままで行かせて下さい」と壇上で拒否したため、本日、知事が、にっこりと、「あと2回ですね。」と念を押されました。
 それは、・・・・・・・今期は、あと2回という意味で・・・来期は来期の風が、また吹きますねん。
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2006年11月21日(火) 【小春日和に】
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 まさに小春日和。朝一で、市幼P連の研修としての園訪問で、訪問園を間違え、会長が大遅刻。今年は、3園回るため、混乱し、端から日程表に記載ミス。吉備津彦神社から市役所方向へとって返して、妻の母校と隣接する幼稚園に。意外なご縁もあり、楽しい!!

 そこから、地域のご相談事の後、午後からは、またまた議長代理の産業労働警察委員長として、「平成18年度岡山建設雇用改善推進の集い」で、祝辞を代読。この時期、表彰式が多いですが、様々な「思い」や「誇り」を強く感じます。

 そこから、遅れて、道州制推進シンポジウム。私は、本会議で、この会の開催を提唱したことがありますが、要は、道州制の必要性を啓発していく必要があります。
 ただしかし、根本は、地方分権、地方主権の時代に、自己責任を負って、我々が、自ら立てるかどうか、ある意味、覚悟の問題です。下手をすれば、形を変えた中央集権国家が誕生するだけですし、外圧を待っていては何もできません。

 その後、先ほどまで、議会で、明日の委員会に備えて、委員長レク。この後、会葬に、地域の工事説明会。夜が来るのが、本当に早いな〜。
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2006年11月22日(木)【現場の苦悩】
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 本日も、朝一からややこしい話。最近、いわゆる裏話が、すごく増えてきましたが、墓場に持っていくか、忘却の彼方へ運ぶか、人間社会の事じゃもの・・・とは言うものの・・・・。


 議員総会の後に、産業労働警察委員会。昨日、ノーへル二人乗りのバイクを追走中に亡くなった白バイの29歳の警部補は、昨年12月に、同僚と結婚されたばかり・・・・。「犯人」の胸に、そのことが、どう響くでしょう。

 真摯さが、むしろ滑稽とされるような、平気で他人を踏み台にしたり、嘲るような、ふざけた時代に、職務を全うされ殉職された方に、むしろ、詫びたい気持ちで、一杯です。

 また、津山線脱線事故の連絡の悪さも言われますが、道路の陥没が、一義的に、警察の110番なのか?という疑問もありますが、夜明け前の連携ミスは、未明に、出動される道路パトロールの方に敬意を払いつつも、突き詰めれば、県道管理者の県に問題ありと言われても仕方ないのでは。JRに、安全対策を厳しく県が求めることができる、そんな立場なのかなぁ・・・?

 ただ、連携があれば、脱線自体は防げていたとしても、JRや県道の不通自体は防げなかったケースです。
 長期化する中で、費用負担を含めて、いわゆる責任の所在の擦りあいの結果、そもそも論になることを一番に恐れます。


 
 そこから、会葬を経て、緑化フェアについて、当局とある業界の話し合い。平成21年と言えば、ちょうど政令指定都市の記念行事になるような時期で、是非とも、成功させたいところ。



 夕刻に、またまたややこしい話し合いを経て、千件皆法華の地域の講。宗教行事とも言え、報道も補助もないのですが、非常に美しい祭りで、基本的には法華である私としては、なにかもう少し大きく取り上げて欲しいところです。


 夜には、県道工事に関してのある町内の地元説明会。昨日の何倍もの人で、最短10年はかかる超大規模工事のため、関係者が多く、じっくり時間をかけて、説明、協議、了解が必要です。
 それにしても、具体的に、例えば、用地買収の話等に進んでいけば行くほど、現場最前線の県庁職員の方には、頭が下がる思いです。
 ただこの道路、最初の都市計画が、昭和45年・・・・。うーん。

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2006年11月23日(木・祝・勤労感謝の日)【新嘗祭】
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 本日は、8回目の結婚記念日で、妻の忍耐に感謝する日です。1999年の初当選後の秋に結婚しましたが、来年は、また選挙ということで、4年ごとの大事業。ここまで来られたのも、皆様のお力でございます。心から感謝申し上げます。
 「家族の幸せも守らなくては」と言ったとき、「貴方はそれを言っちゃいけない」とたしなめられたことがありますが、議員だから家族は犠牲にすべきだと言われると、かなり辛いものがあります。結果として、家族を犠牲にしますが、私も、犠牲にしたくてしているわけではないですし、自分の家族すら幸せと感じないような人間が、政治をやって良いのか、と思う、今日この頃。もちろん、私自身は、どうなってもかまわないのですが。
 せめて、今夜は、会合があっても、なんとか8時までには、家に帰ろうかと・・・。社会の最小ユニットである、あらゆる家族が、守られる社会にしたいものです。
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2006年11月24日(金)
       【チボリの投資とは遊具のことなり。それは無理なり。】
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 長崎県島原市からの熱い便りは、我らがファジアーノ岡山FCが、強豪バンディオンセ神戸を撃破!!JFL昇格に向けて、幸先の良いスタートです!!


 本日は、朝一で、津高公民館で、幼稚園PTAのDブロック役員会。会長ご挨拶だけで失礼し、行政改革等特別委員会。なにか、今日の私は、言いたい放題だったような・・・。

 一つめは、市町村への権限移譲で、三ゲンのうち、財源に加えて、「人間」の移籍はないのか?実は、政令指定都市・岡山市の誕生で、県から移籍されたい職員がおられると睨んでいます。実は、中核市になって、保健福祉業務が大きく移譲されたときなどに、希望がとられたことがあります。
 が、しかし、今回の移譲計画では、交流、派遣、出張だけ。「たいした移譲ではないんですね。」と。うん、凄い言い草だったな。

 指定管理者制度の一部指定について、ハードとソフトの上下分離方式では、結局、施設管理の民にダンピングを強いるだけで、それでは行革とは言えないのではないか?と。うん、これも、いいとこ突いてるな。

 倉敷チボリ公園について。
 結局は、争点は、指定管理者制度云々ではなく、チボリインターナショナル社の言うノウハウ、リニューアルや投資を飲めと言うことで、それは、デンマークのチボリの再建の仕方を見ても、絶叫マシーンを造れという類の話ではないのか?
 それは、周辺の状況が許さないし、我々の考える市民県民公園のイメージと大きく乖離するものである。
 この期に及んでは、インターナショナル社をいたずらに追っかけることなく、振られる前に振るような気持ちを持って、場合によっては、チボリ公園の名称が無くなっても良いような、二段構えで、事に当たるべきではないか。とりあえず、県民市民公園化と指定管理者制度の導入については、12月定例会に、条例を上程すれば良いのではないか、と。
 どうも、インターナショナル社の求めは、遊具のことである、というのを薄々当局が、認めたのは、新しいところ。多分、向こうの言うことをマジに聞いていたら、岡山に、USJか、ディズニーランドを造るようなことになるでしょう。それは、無理ぽ。


 午後からは、岡山理科大学さんの産学官の連携をテーマにしたOUSフォーラムに少しだけお邪魔して、当局とある団体との折衝。

 幾つか御依頼事の相談をして、始まりました忘年会。今日は、巻きずしを頂戴して、それをかじりながら、牧山へ。御津経由で、旭川沿いを南下。JRの津山線脱線事故について、地元説明会。
 詳細は書きませんが、JR、県、市、どこも対応に苦慮しており、長期化は避けられそうにありません。そもそも、列車の撤去が、12月半ば・・・・。
 ともあれ、明後日の牧山クラインガルデンの収穫祭は、予定通り行われますので、皆様、是非ご来場下さい!それがとりあえず、一番の地域への支援です。

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2006年11月25日(土)【生きている不思議】
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 市内のおおトリをとる公民館の文化祭の健康コーナーで、アルコールにやや弱い体質であることが判明した今日、西大寺方向で、とある展示会にお邪魔し、着ぐるみをかぶった後、コンベックス岡山の「乗馬普及シンポジウム in 岡山」での講演中に、健康チェックリストを計算していたところ、驚いたことに、私は、計算上、30歳代半ばで、既に死亡していることが判明致しました。
 かくなる上は、岡山県政発展のために、生きちょるだけで丸儲けの余生を全て費やし、悔いのない生涯を送ろうと思います。

 その後、老人保健施設協会と議員の意見交換会の後、防犯防災パトロール懇親会、さらに、設営に関わっている県道の地元説明会に参加し、外に出たら冷たい雨。地域の声も背にしながら、市や県の職員の方々の労を労い、「生きている不思議、死んでいく不思議〜らら、らんらんらん」と歌ったのでした。
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 「障害児教育の母」と言われる石井筆子の映画『筆子その愛〜天使のピアノ〜』は、11月26日(日)、岡山市民会館で、午前10時半からと14時からの上映。いずれも、山田監督と山田太郎君の舞台あいさつあり。http://www.gendaipro.com/fudeko/
 おそらく、泣ける映画であることは間違いありません。少なくとも、ダウン症の子ども達をはじめ、障害児が何十人も役者として登場する中で、様々なことを考えさせられます。
 是非とも、牧山クラインガルデン収穫祭に行かれてご覧下さい。
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2006年11月26日(日)【骨は粗い】
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 昨夜からの雨で、三世代グランドゴルフ大会も中止。牧山クラインガルデン収穫祭も、午前10時現在例年よりお客さんが少なく、ここはひとつ売台の野菜の「一列買い」。市価よりすこぶる安いため、新鮮な各種野菜を全種類買っても、1000円で、おつりが来るありがたさ!安全かつ早急に県道の復旧を!!
 旭公民館の文化祭では、昨日に引き続き、「健康21」のコーナーで、骨の密度を測ると、やや密度が低く、ショック!やはりコーラの飲み過ぎなのか!!いよいよ、まずいのではないか!!
 「生きている不思議〜」と歌いながら、ある地域を徘徊し、超遅刻で、先ほど筆子の映画。予定外のことも多く、いくつかの行事も失礼してしまいました。
 これより、金昌男様の三木記念賞授賞記念式に出席後、ある卒業旅行に合流のため、自動車で、道後へ向かいます。明日午前中には帰岡したいのですが、楽しんでいる部分もあり、温泉に入れても、やはり、きついスケジュールではあります。うーん。
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2006年11月27日(月)【中四国州は広い!!】
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 我らがファジアーノ岡山が、第30回全国地域リーグ決勝大会進出を決めた翌朝、午前9時前に道後を立ち、午前中には、帰岡。
 中四国州になり、州都が岡山市で、州政府や州議会も、岡山にあったら、愛媛の州議会議員は、議会開会中の毎日の通勤は無理だな、と思いました。かと言って、州都が、広島でも、高松でも、松山からの通勤の手間は、そう違わないかも。山口の萩や高知の中村を地盤にするような議員がいたら、いよいよ州都・岡山が遠いな〜。
 いずれにせよ、中四国州の州議会議員は、このスケールで発想しないといけなんだな、というのを体感するのに十分な距離の往復でした。ちかたび〜。

 平沼先生の復党問題について、先生が私をご存じないことも考えられ、私ごときが、言及する立場にはありませんが、夏目漱石の『草枕』によれば、『智に働けば角が立つ。情に棹させば流される。意地を通せば窮屈だ。とかくに人の世は住みにくい』 。自民党も、すみにくい?のかしらん。
 
 どうあれ、動向が、新聞の一面を騒がせるということ自体が、物凄い政治家だと思います。揺らがない、自分を強く持つ、信念、筋、そんな言葉はさることながら、なによりも、獅子座生まれの誇り高さを強く感じます。どういうスタイルでも良いのですが、誇りなき政治家が多い中で、その点が、光ります。
 マスコミ注視の中、後援会の皆様にお集まり頂いて、出処進退を伺うような、大きな決断をするようなことが、果たして、私にあるのだろうか?あっても、なんかしょぼい事件かな〜、それもつまらんな〜、といろいろ考えます。
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2006年11月28日(火)【警察ご家族への賞】
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 電話で、御依頼事に対応しながら、あちこち経巡り、夕刻には、障害者自立支援法の深刻な影響を受けている施設を訪ねました。就学前の児童に対して、児童福祉法の障害児に対する措置と障害者自立支援法との間には、尋常でないひずみが生じています。地方自治体における対処療法ではすまない、意図的な法の不良整備ではないのか?

 昼には、議長代理の産業警察労働委員長として、30年間の永年勤続警察職員表彰式へ。ご夫妻でのご参加が基本で、ある意味で、ご家族に送られる賞と言っても良いと思います。
 文字通り、今日も無事でなによりとほっとする、あるいは、家族の皆が毎日祈るように送っていく、常に「覚悟」の気持ちを持つ、「命がけ」の職場は、実際は、そう多くないと思います。警察の方々、ご家族の皆様のご労苦に、心から感謝と敬意を表します。

 委員長になって、議長代理として、こういう表彰式に出させて頂いて、改めて、仕事の尊さや誇り、家族の支えのありがたさを再認識させて頂いております。
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2006年11月29日(水)【障害者自立阻害法?】
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 本日は、とある大学のとある講座の一こまで、ゲストスピーカーとして講師を務めました。キャリアアップに関する講座ですが、学生の表情を見て、「職業としての政治」から人生論に変更。
 20歳前後の若者にいかに受けとめられたかは、よく分かりません。私の20歳代は、無茶苦茶でしたので、こういう奴でも、議員になるようなこともあるんだなぁと、可能性のひとつもを感じてくれればそれで良し。

 あちこち経巡りながら、夕刻には、障害者の方々との2時間に及ぶ懇話会。障害者自立支援法に絡んで、もういたるところで、問題が生じまくっているようです。現場職員も混乱、行政間の連携も悪く、12月定例会の一般質問では、大項目を障害者自立支援法とし、かなり細かく問題を詰めていきたく思います。是非、皆様の声をお寄せ下さい。

 本日は、このあと消防団のプロジェクトチームの会合も。
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2006年11月30日(木)【タイトロープ】
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 VSCO(被害者サポートセンター岡山)主催の会で、飲酒運転によって肉親を奪われた方々のお話を伺いましたが、あわせて、交通事故によって高次脳機脳障害をもたれた方々の会のお話は、非常に思うところがありました。

 例えば、自分があらゆる法を遵守し、世のため人のため生きていても、ある日、突然、何者かの手によって、一瞬にして、自分あるいは肉親の命が奪われたり、障害を受ける事があるのだということを理解する感性があれば、犯罪被害者支援や障害者自立支援法の問題は、決して、他人事ではないはずです。
 いわんや、老いない人間は一人もいません。


 午前中は、市幼P連の研修で西の方の他園訪問。幼稚園で、PTA活動を役員として経験すれば、小・中のPTA活動が非常に楽に感じるというのは、きっと本当だと思います。単Pの会長を張るお母さんは、将来の地域のリーダーに間違いありません。岡山の地域の未来は、明るいぞ!!

 それにしても、僅か半年で、本当に多くの方と出会い、多くの「感動の共有」がある朝JCと呼びたいような市幼P連会長ですが、子ども達への思いと多くの時間が必要な、こんな公務を、次年度に受けてくれる男性PTA会長が、果たしているのだろうか?というのが、気になり始めました。

 我々は、短距離走者ではなく、駅伝の区間を任されたランナーの一人に過ぎません。PTA会長とは、子ども達の役職であり、私個人のものではありません。次年度にしっかり繋いでの組織です。

 少なくとも、政治(特に選挙)や宗教とは、乖離すべきPTA活動において、議員が会長をするのは、あくまで、イレギュラーだと思います。それが、子ども達のためかどうか?が唯一の基準です。それを肝に銘じます。
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