2006年2月1日(水)
          【ユニバーサルデザインによる中心市街地活性化】
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 本日、知的障害者更生施設ポレポレ苑さんの作業所が、表町商店街内にオープン。週に一度は、佐伯町で乗馬療法もされるということで、中心市街地の活性化と同時に、ものや心や時間や様々なバリアを無くし、さらに、都市と郊外を繋ぐネットワークの構築など、一石何鳥にもなる素晴らしい取組みです。
 高齢者や障害者に暮らしやすい中心市街地なら、それは、子育て世代にも外国人にも、誰にとっても暮らしやすいユニバーサルデザインの街に違いありません。
 今日は県庁内をうろついていましたが、雨の街角に、落書きが、見る見るうちに増えてきました。ちょっと放っておけば、この始末。とても一斉消去ができる春まで待てそうになく、明日、ひょうひょうと竿竹屋方式で、地味に消して回ります。
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2006年2月2日(木)
      【フィールドオブドリームス・アルビレックス新潟の場合】
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 本日は、急増する市内の落書きに対して、落書き調査隊、隊長以下オリジナルメンバー(と言っても3人)で、午後から夕刻まで、台車を転がしながら、竿竹屋方式で落書き消去。一斉消去方式が楷書体なら、草書体のようなやり方で、非常にスピーディー、かつ、極めて楽しかったです。
 昨夜、商大の夕学講座で、日本一のオレンジ軍団「アルビレックス新潟」の奇跡と軌跡について、株式会社アルビレックス新潟の池田会長の講演を拝聴しました。
 岡山県も、国体後の「スポーツ文化」振興のために、競技力対策のみならず、生涯スポーツの観点からも、「新機軸」を打ち出さなくてはいけませんが、そのための地域密着型の総合型スポーツクラブ支援という観点からも、たいへんに参考になりました。
 その影響か、「それを作れば彼は来る」の『フィールドオブドリームス』のビデオを真夜中に観て、感動しておりました。
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 ↓詳しくは

 今年も、いわば2部リーグ時代から1部を圧倒する観客動員を誇り、Jリーグで踏ん張る「アルビレックス新潟」は、スポーツ不毛の地と呼ばれた新潟の地にあって、12年前は、おそらく、今のファジアーノ岡山のような状況でした。

 98年に、JFLからJ2昇格。04年J1昇格。新潟中越地震の被害を新潟県民とともに乗り越え、J1で生き続けています。
 そして、「アルビレックス」は、ひとりサッカーだけでなく、バスケットやウィンタースポーツやチアリーダース等々も含めた総合型スポーツクラブの呼称であり、新潟は、起業家・事業家を育成し、株式公開企業を2〜300社以上つくり、世界に発信するのだと意気盛んです。


 「アルビレックス新潟」は、12年前のワールドカップのLAのローズスタジアムでの9万人の異空間での感動を新潟の地で再現したい、という、感性に訴える分かり易い夢の形に、行政も、企業も乗り、日韓ワールドカップサッカーの新潟開催に漕ぎ着けたことが、躍進の弾みになっているのは言うまでもありません。
 ワールドカップサッカーを千載一遇のチャンスと捉えることができたこの構想自体に夢があります。

 ところで、いわば、「アルビレックス新潟」のJ1リーグ昇格の夢は、当初、ワールドカップサッカーの新潟誘致の陽動作戦のような観もありましたが、多くの「ファミリー」が、我がチームを愛し、育て、チーム(選手、経営陣)も、それに真摯に応えるうちに、いつのまにか、サッカーを通じて、新潟の新しい地域文化と歴史が生まれていました。もはや、Jリーグの夢を誰も止めることはできず、そして、そこに新潟のアイデンティが確立し、新潟の誇りが生まれました。

 もちろん、その背景には、総合型スポーツクラブを全国津々浦々波及させるという「Jリーグ100年構想」という理念と素晴らしいスワンスタジアムがあり、なによりも、新潟にJリーグをというサポーターの熱い思いがありました。


 ただ、そこに、どこにでも普遍的に当てはまる経営戦略があったというのは、どこか結果論のようでもあり、例えば、4万席のうちの2万2000席が、9千数百のファミリーのシーズンシートで埋まるというのは、やはり、新潟県民の素晴らしさ、チームや地域や自分の家族への確かな愛情が、根底にあったのだと思います。

 そして少なくとも、「アルビレックス新潟」の活躍が、1兆円とも言われる価値を生み出し、新潟のイメージが飛躍的にアップしました。


 翻って、岡山はどうでしょう?

 もちろん、愛する岡山を悪くは言いたくありませんが、少なくとも、新潟のような状況ではないのは事実だと思います。
 「おかやまシーガルズ」に大いに期待させて頂きますし、支援もさせて頂きたいのですが、少なくとも、岡山は、これだけの街がありながら、Jリーグのチームも、プロ野球チームも生まれていません。いずれそれは、街の品格において、恥ずかしい、と評価されれる時代が来ることでしょう。
 それだけのスポーツ文化の歴史や伝統がないのなら、その他の事も、推して知るべしと言われても、反論できないかもしれません。

 そしてはっきりしているのは、願えば、誰かが用意してくれるものではない、貴方は、そのために何をしますか?その力を結集しなければ、決して夢には届かないということです。

 端的には、「ファジアーノ岡山」をJリーグ入りさせること、それができたらではなく、それができるようになるなら、その過程において、誰もが胸を張って、「この岡山を愛している!!」そう叫ぶことができる街になっていることでしょう。
 「それを作れば、彼は来る」。作るのも、来るのも、私達自身です。

 岡山からJリーグチームを生み出すこと、それは、まさに、街の全ての試金石です。

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2006年2月3日(金)【児島湖に注目】
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 一挙に寒さが帰ってきた今日、県警内にも落書き警戒が出て、なにか落書き調査隊的には、盛り上がってきました。
 本日は、生活環境保健福祉委員会。生活環境関係の予算審議。財政厳しき折り、一般会計予算(要求ベース)で早くも約265億円程度の不足が見込まれています。端から赤字予算を組むというのは、民間にはありえませんが、議員定数削減を含めて、なかなか削るのは難しい状況です。
 そうした中、浚渫事業の後の児島湖に関する目玉事業(夢づくりプラン新規施策)が増えています。青少年による「エコボランティア」実践事業や、水生植物炭化研究事業や、NPOや大学と連携での環境学習事業など、予算規模は必ずしも大きくはないですが、新しい切り口によって、児島湖に多くの方々が関心を寄せてくれることは、「児島湖をきれいにする議員懇談会事務局長」としても本当にありがたいことです。深刻な問題も、ある意味、楽しまねば。
 さてと町内の落書きを消してきます。
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2006年2月4日(土)【地域自治組織制度】
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 本日、岡山商大の「地域再生支援センター設立記念シンポジウム」で、改めて、地方分権時代の「地域自治組織制度」の意味合いについて考えさせられました。
 地方自治法の第202条4項で、「地域自治区」が認められ、例えば、岡山市の場合、旧御津町との合併をスムーズにするという意味も含めて、旧コミュニティーが行政区のような形で活かされています。
 昨今の旧御津町をめぐる問題については、様々な意味で、いささか残念なこともありますが、こうした地域自治区を含めて、広い意味での「地域自治組織」は、「基礎自治体における住民自治の充実や行政と住民との協働推進」の新しい仕組みになりえます。
 既存の町内会等の縦線とNPO等の自主的な横の組織が、うまく連携することで、「新しい公共」を担う、こうした「地域自治組織」と行政との関係の具合が、地域再生、地域生き残りの鍵になります。その際、大学が、コーディネートするというのも、確かに、一つの手法です。
 問題は、やはり、NPO等と行政が、本当に対等足りうるかという点にあるというのは、首肯できるところです。
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 大先輩の元県議の方からお叱りの電話を頂きました。新聞によると、自民党は、議員定数削減をすることなく(正確には、法定の59人から3人削減した現状の56人をさらに削減することなく)、場合によっては、現行の選挙区でやろうとしとるんか?保身ばかり考えて、県民の皆さんに対して恥ずかしくないんか?と。

 少なくとも、昨日は、法定数の59人ではなく、削減された56人をベースに話を進めましょうという合意があっただけで、区割り等の議論は、これからなのですが・・・。きついところです。


 自民党40人の議員中、31人の方が、現状の定数3人削減の56人を良しとされ、アンケートで明確に、複数回答ではなく、さらに削減すべきと応えたのは、私を入れて2人しかいない現状で、どうしようもありません。なにより、それぞれの地域事情があり、そのことについて、私は、なにか申し上げる立場にもありません。

 とりわけ、郡部と言われる地域については、相対的に声を厚くすべきであると私も考えています。議員がいなくなれば、その地域の代弁者がいなくなるのは事実ですから、圧倒的に数の多い、中核市選出の議員が、数に任せてなにか言うこと自体問題があります。

 ただどうあれ、岡山市第1選挙区について増員する理由はないとは、今後も申し上げます。少なくとも、政令指定都市移行後は、速やかに、大削減すべきです。


 一つ言えるのは、市井の話題にすらならないような、なんとも言えないような県政の遠さを感じるということです。永田町の自民党批判と同じ理屈で、マスコミは、おもしろおかしく叩こうとするかもしれなせんが、個人的には、県民の皆様にとって、批判されるほど近い話ではないのではないか?と思えてなりません。
 落書き消去は、県議会議員だからやっていることではありませんが、それが一番分かり易い活動だというのはなんなんだ?

 県議会議員ってなんだろうなぁ・・・。



 空いた時間の合間合間で、ホームページのブログの部分の整理のため、2000年4月18日に始めた「こころ」をバックナンバー1番から整理する作業を続けています。妻の妊娠が分かり、それから始めた通信ですが、6月には、本会議と重なり、議員になって初めての総選挙。

 小学1年生が、この春中学生になるような、膨大な時間、この6年間は、なんだったのか、敢えて振り返っています。県政にいかほど貢献できたか。

 そこには、初当選から1年後の35才の自分がいます。何も見えていませんでしたが、あるいは、今の方が、もっと見えていないこともある気がします。当時の私から見て、私がいかほどに魅力のある議員でしょうか・・・。

 2歩下がって、3歩進むために、自分と会話しています。
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2006年2月5日(日)【路面電車JR岡山駅東口乗り入れを】
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 私狂い咲き小梅太夫と申します。徒然なるままに書き散らした「小梅日記」お聞き下され〜。ちゃんちゃかちゃんちゃん・・・・・
 立春の昨夜は、金山寺の会陽は、雪が舞いました。朝起き会から朝市に回ると、今朝は雲一つない春の青空!実行委員会テントには、逢沢幹事長代理がおられるところに、片山参議院幹事長がいつものようにジョギングで、ご夫妻で来られました。冬は出店数は少し少ないですが、こうなると実に華やか。
 さて、路面電車と都市の未来を考える会(RACDA)のJR岡山駅東口への路面電車乗り入れの署名活動が始まりました。この春には、JR吉備線と並んで構想が上がったJR富山港線(8km)が、LRT化され開業。MOMOの兄弟が、富山県に走っているわけですが、本家本元の岡山は、まだレールが延びていないのは、少し残念なことです。(「チックショォーーー!」←小梅太夫談)
 路面電車環状化、吉備線云々もさることながら、まずは、JR岡山駅東口への乗り入れに焦点を絞っての運動です。是非とも、皆様、署名活動にご協力下さい。
 それにしても、市町村合併で、駅前広場の真ん丸の「吉備肥沃」が、さらに古くなったような気も・・・。
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2006年2月6日(月)【国体の夢は終わらない】
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 本日、3市3町にまたがる、最後の「晴れの国おかやま国体・自転車(ロード・レース)競技合同実行委員会」が旧英田町で開催され、正式に解散しました。岡山県自転車競技連盟会長として御礼のご挨拶をさせて頂きました。
 実は、競技団体としては、ロード・レースの方は、必ずしも結果が出なかったのですが、後の玉野市でのトラック競技で、大躍進し、1点差の総合2位(今までの岡山勢の最高が5位)になり、71点を稼ぎ、天皇杯・皇后杯獲得に大いに貢献しました。これもひとえに、地域の方はもちろん、自衛隊や警察や消防の方の総力で、前半のロードレースを盛り上げて頂いたからです。感謝、感謝です。
 市町村合併の波の中、多くの自治体が中心となり、地域の方々が競技団体を支えて下さいました。おそらくこの時期、様々な競技で、実行委員会の解散式が行われているはずです。
 少し切ないですが、もう、兵庫国体が始まっています。今後も、競技力を維持していくことが、一番の恩返しかもしれません。
 なによりも、民泊や花いっぱい運動といったボランティアで、地域の方々が多くの選手に、あたたかいおもてなしをされました。選手以上に、地域の方々の素晴らしい思い出と誇りになっているなら、それが国体の一番の成果ですし、国体の夢はいつまでも終わらないということです。
 我らの「ももっち」も、22年の国民文化祭でも、大活躍してくれることでしょう。
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 3時に総会が終わると、昼にはなかった雪が激しく積もっていました。あんれま〜英田は、やはり県北なのだなぁ、と思いながら、せっかくなので、ここはひとつ、雪見風呂になるぞと、お調子をこいて、平日に、近場の湯野郷温泉鷺の湯(大人600円)に、呑気に浸かり、露天風呂で雪を見ながらレベッカの「メイビー・トゥモロウ」などを口ずさんだのがいけなかったのでしょう。

 帰りの道は、どこにシザーハンズがおるんなら?という、豪雪地帯の雪のようになり、非常にきょうてーことになりました。岡山市内も、かなりの雪でした。皆様如何だったでしょうか?

 街中は雨になりましたが、これはちょっと明朝の凍結が心配です。
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2006年2月7日(火)
     【秋篠宮妃殿下紀子様の御懐妊を心からお祝い申し上げます】
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 秋篠宮妃殿下紀子様の御懐妊を心からお祝い申し上げます。久々の明るいニュースです。
 それにしても、妊娠6週目の発表も凄いことですが、9月御出産となれば、現段階で性別は不明ですが、皇室典範改正議論は、文字通りのかなりの勇み足では?
 私は、既に昨年、地方議員として、拙速に議論すべきでないという要望書の署名をしていますが、やはり、郵政民営化のような政治課題として扱うべきではなく、有識者会議の意見書に基づいた法案を提出して、今国会で議論することは、まずは避けるべきだと思います。
 本日の予算委員会の野党の質問もどうかなぁ、と思いましたが、なにか、政権が、やることなすこと裏目になり、踏んだり蹴ったり、あるいは、意外に解散は近いのではないか?その場合は、どうあれ自民党は、大敗ではないか?という巷の声があります。
 今夕は、御高齢の方と歓談する中で、なにか、古典の知識とか戦争体験とか、私に決定的に欠けるものがあるから、ぶれるのではないか、という気がして仕方ありませんでした。すっきりしません。
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2006年2月8日(水)【今、教育現場は???】
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 本日は、ESD(国連・持続可能な開発のための教育)の10年の国内実施計画の政府案発表に伴う、岡山での意見交換会がありましたが、諸行事で行けず、パブリックコメント募集中ということをお知らせさせて頂きます。tp://www.env.go.jp/press/press.php3?serial=6797 
 昼には、性教育に関する話し合いがあり、いわゆる「過激な性教育」もさることながら、特に、外部講師や、あるいは、学校・家庭での性教育の指針について、まずは、PTAレベルで、しっかりしたコンセンサスがとれているのだろうか?あるいは、とれるのだろうか?という議論も。また、男女混合名簿や男女に関係なく、「さん付け」で呼ぶのが如何なものかという声も。
 また、ある意味で、必ずしも、答を出すことを探求しない、ゆとりの時間としての「総合的な学習の時間」を体験した生徒達に、指導にあたる先生の負担には比例せず、我慢する力が欠けきているのではないか、という現場の声があります。
 不惑を過ぎたにもかかわらず、後半の人生の指針の基礎が、あまりに脆弱なことに気づいている昨今の私ですが、義務教育段階の基礎的な部分が大きく変容して、子ども達の将来に、いかほどの影響が出てくるのか、正直かなり不安です。
 是非現場の状況をお知らせ下さい。
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2006年2月9日(木)【農業の明日】
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 本日は、午前中は、環状道路の計画がある郊外の市街化調整区域である地域で、農業のお話を伺いました。

 道路が通れば、調整が外れるという論理必然性は、実はないのですが、農地を持つ高齢者の方々は、開通後土地の値段が上がり売却できることを期待して、いわば資産管理的に、稲作を実際は、他者の手に委ねられながらも、継続されている地域は、あるいは、市内には多いかもしれません。

 ただ、調整が外れても、道路に面してない田畑は、必ずしも売れるとは限らず、結果的に農業相続しながら宅地並課税に耐えるという事態が生じることがあります。このことは、耕作地を放置すれば、いつのまにやら廃棄物の捨て場になり、しかし、駐禁で耕作機械も入らない、極めて耕作し難い農地を街中に残すことになり、さらには、散布式の農薬や用水路の安全性等で、地域間トラブルを生んだりします。


 県庁所在地では最高の農業都市岡山市は、その形状から、放っておけば、果てしなく市街地が広がり、人口減や食糧自給率に関わりなく、農地を破壊して、あげく、街も田畑も、維持不可能になる危険性があります。
 そうでなくても、右肩下がりの米価、自動車輸出の見返りのように自由化されて廉価な輸入農産物が増加、さらには、この原油高も直撃です。

 いわゆる線引きの権限は、国から県に降りてきました。いわば中心市街地を守る郊外型大規模店舗を規制する流れの中で、軸足の強い農業用地を確保するための地域のゾーニングも、積極的に図る必要があるのではないかしら。

 下記のように、非常に多くの課題を頂戴して、さらに多方面から情報を収集して、整理をしていかなくてはいけません。是非皆様のご意見やご提案をお寄せ下さい。
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下記は、伺った御意見です。
 ○法人化、認定農業者になることを行政は熱心に勧めるが、果たしてなんのメリットがあるのか?
 少なくとも、先祖代々の自分の土地を守りたい高齢者に大規模化への意欲は持ちにくいのではないか?

○行政は二言目には「担い手」というが、最後は家内労働が一番機動的な農業に、例えば、高齢者や団塊世代のリタイア組が参入するという発想自体、基本的に専業農家をなめていないか?
 まずは、若い世代が、農業で食えるという夢がもてる仕組みにすべきである。
 なお、家庭菜園というのも、ある意味、困ったものである。

○建設業者が新規に農業に参入するイメージは分かるが、農業機械は、高価で細分化され、およそ通年使える機械ではなく、さらに、自然相手であり、結果的に、割に合わないと感じるのではなかろうか。

○人員削減で、普及指導員が現場に出てくる時間がないのではないか?机上のデータを示すよりも、現場に足を運び、己の経験に裏打ちされた指導をして欲しい。熱心な人もいるはずだ。

○なにかといえば、昼間に会議をしないで欲しい。行政はその時間も給料のうちだが、耕作で忙しい。雨の日か夜にして欲しい。そんなに推奨するなら、農家になって、そう言う貴方にやって欲しい。

○農協の合併はやむを得ないのかもしれないが、預金量が多いという理由で、ATMを残し、支所の中心を持って行かれたら、現場から離れて非常に不便である。農協は金融機関がメインではないのではないか。コスト削減の意図は分かるが、現場にメリットが無く、この際、そういうことなら、近所にある郵便局を指定口座にしたいくらいだ。

○農協が土・日休みで、しかも、農薬など予約制にされると、土・日の耕作に支障がある。農業機械も含めて、業者は、土・日も来てくれる。

○生産農家は、生産するのが仕事である。本当は、加工もしたいが、機械を買う金はない。売るのは、農協や全農さんに頑張って欲しい。しかし、選別は極めて重要なので、選果場などの整備は必要である。

○現状で、農薬を使わない農業はあり得ない。ただ、特別な作物を作りたくても、農薬の登録がなされておらず、結果として断念することがある。

○休耕地の整備は、場合によっては、耕作地より金がかかる。

○精米代が高いのではないか。

○子ども達の安全のために、農業用水に頑丈な柵をつくるというのは如何なものか。

○いずれにせよ、従来の発想では、農業がダメになる。発想の転換が必要である。 
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 2006年2月10日(金)【岡山からJリーグを!】
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 昨日の農業問題について多くのご意見を頂戴しまして、本当にありがとうございました。引き続き、御指導をお願い申し上げます。
 線引きを変えること、あるいは、開発行為を認めることで、市町村は、税収(固定資産税)を上げることができる一方で、しかし、それが結果として地価が下げ止まらない要因にもなっているという御指摘は、本当に示唆に富み、さじ加減で、農村も都市も破壊することになるという、まさに大局的な見地からの政治の役割が問われるところです。

 昨夜は、「岡山からJリーグを!」という熱い思いをもって集まる会(一木会)があり、ともかく「ファジアーノ岡山」のJリーグ入りを目指すのだ!という決意を皆で固めました。ttp://www.forza-fagi.com/archives/200602/10013424.html
 また、サポーター会議で話し合われた、4月30日の桃太郎スタジアム開幕戦で、5000人集めるための運動に賛同。さらに、機運を高めるための署名活動も検討中です。
 他都市の成功例はありますが、岡山市の成功例はありません。これから皆でつくるのです。キャンパスはないですが、青春の夢のアルカディア号には、いつでも誰でも乗り込むことができます。
 『時には起こせよムーブメント!』この夢は世界が相手だ!!
          いつのまにやら仲間はきっと増えてる
          明日がそっぽを向いても走りまくれよ
          そうしてたまには肩を並べて飲もうよ
          Getting better Begin to make it better


※ファジアーノ岡山
 チーム公式サイトは、 ttp://www.b-b.ne.jp/fagi/index.shtml
 サポーターの情報は、 ttp://www.forza-fagi.com/
 さらに、情報の宝庫は、ttp://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/
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2006年2月11日(土)【誇りある日本へ】
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 日本勢の活躍が期待されるトリノオリンピックがいよいよ開幕の本日、建国記念の日を心よりお祝い申し上げます。例年、護国神社にお参りさせて頂くのですが、本日は、岡山におりません。 
 今から昨年12月に、桃太郎スタジアムで、JFL昇格を手中にした「ロッソ熊本」ttp://rosso-k.jp/main.htmlと最近父親になられたばかりの大西県議ttp://www.kazufumi.com/today/index.htmがおられるという、熊本に参ります。
 ある団体の研修旅行でバスで参りますが、私は、明日どうしても外せない行事があり、明朝、午前8時過ぎには、岡山に戻っております。JRで、Uターン・・・。これは、きつそう。
 途中に凄いと評判の九州国立博物館に立ち寄ります。岡山県立博物館建て替えは、財政的に厳しいものが・・・。
 そういえば、某市の議会の委員会視察で、コンパニオンさんに云々という事件が起きていますが、県議会の県外調査では、夜の会食は自費であり、基本的には、複数日宿泊があっても、懇親会として全員での夕食は一度だけ。宴会という雰囲気でもありません。ただ、昔は・・・・。
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2006年2月12日(日)【西口から奉還町口に】
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 熊本を午前5時前に立ち、岡山市は朝の冷たい雨も、西から東へ天気は変わっていくのを体感しました。結局熊本の街を全然見ていません。久々のほぼ徹夜で、午後からの児童虐待のシンポジウムでは、なにかぼーっとしておりました。
 午前中は、時々参加させて頂いている「駅西地域街づくり協議会」が、内閣官房都市再生本部に採択された「全国都市モデル再生調査」に基づいた『奉還町いきいきプラン』報告会に参加させて頂きました。私は、アドバイザー的なご紹介を頂戴しましたが、あくまで一会員として、精緻な報告には感嘆しました。
 大政奉還にゆかりの奉還町界隈は、高齢化率が30%を越え、築30年以上の建物も30%を越えて、老朽化した住宅が密集しており、大型の消防車は進入不能な狭隘な道路も多くあり、安全安心、防災のまちづくりのための課題も多いですが、逆に、公共交通の便が良く、病院や福祉施設も充実しており、さらに、駅元町再開発ビル(フォーラムシティ、リットシティ)ができ、一挙に飛躍する期待感が高まっています。
 さらに、将来的には、「ファジアーノ岡山」の本拠地(桃太郎スタジアム)の玄関口でもあり、報告書のように、「ホッと 心が安らぐ住環境 HOTに(熱く)賑わう商環境」を目指して、大きく生まれ変わる要素があります。東西が連絡しながら、西口から奉還町口に、新しい街が生まれる胎動を感じます。
 県としては、旧西署跡地の有効活用は決めたものの、重機が入れられない大正町の県警宿舎跡の有効活用という課題もありますが、ともあれ、駅西、駅東、表町の連絡、競争で、共存共栄の街づくりを目指さなくてはいけません。
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2006年2月13日(月)【指定管理者を応援します】
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 午前中、厳密に言えば、既に、15年4月1日から、社会福祉法人旭川荘さんが、正式に管理運営されており、そこから、新制度の議決を経て、指定管理者になられる平田の「岡山県立おかやま福祉の郷」を訪ねました。開かれた施設として、夏には、御南地区の素晴らしいサマーコンサートが開催され、それ以外でも、何度かお邪魔したことがあります。老朽化が進み、どうあれ、県のさらなる支援が必要です。
 また、指定管理者と行政の関係、さらには、福祉相談センター(相談部門)の現状など非常に気になるものがあります。 
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 ↓詳しくは

 ご案内の通り、「岡山県立おかやま福祉の郷」は、肢体不自由者更生施設(のぞみ寮)、知的障害児施設(わかくさ学園)、知的障害者更生施設v(わかば寮)、知的障害者更生施設(かえで寮)からなる旧県立総合社会福祉センター(施設部門)であり、県立民営が、指定管理者になるということです。

 一方、この施設には、中央児童相談所(相談、判定)、身体障害者更正相談所(相談、判定)、知的障害者更正相談所(相談、判定)、女性相談所「等」からなる福祉相談センター(相談部門)がありましたが、これは、昨年8月末に、岡山県総合福祉・ボアンティア・NPO会館(きらめきプラザ)に移転しています。



 前者については、障害者自立支援法の関係で、また、県と市の権限移譲の関係で、まだ分からないところがありますが、プロとしての指定管理者が、民間の目で改善すべきだと考えられたり、また、新たなニーズに応えるべく、新規事業の展開も考えられます。

 もちろん条例での縛りはありますが、協定や協議により、柔軟に対応すべきですし、なによりも、いわゆる施設整備については、迅速に対応すべきですし、加えて、民だからできる地域との交流等には、積極的に、委託管理等で予算手当をすべきであると考えます。

 コストの削減を図りながらも、柔軟な対応と機動性により住民ニーズに的確に応えることこそが、官から民に委ねる指定管理者制度の本旨です。

 少なくとも、公営時代にしてもいなかったことを行政が求めるのは失礼ですし、しかし、行政の前例を持って縛りをかけることもなおさら失礼です。

 いわんや、公営時代には、なぁなぁでお手盛りでできたことが、民営になると途端に厳しくなるようなことがあってはいけません。



 実は、これは、福祉の郷よりも、あるいはむしろ、伊島町の岡山県立児童会館を意識した記述かもしれません。私は、新生児童会館を守り抜きます。

 私が、次世代育成男女共同参画委員会委員長として、今年度の一番大きな仕事は、今回の指定管理者制度導入に伴い、児童会館の管理が、外郭団体から民間の手に移ったことだと考えています。

 僅か4つの民間の指定管理者が選ばれた中で、この施設については、本当は手放したくなかった官の側が公募に応えて、同じ土俵で戦いました。結果、「1点差」という県政史上に残る厳格な審査で、民が官に「勝利」したというのは、もうもの凄いドラマです。

 行政の方との会話では、「1点差」ということが、こちらよりも向こうが、いつも興奮を持って語られます。あるいは、「これが、行政マンとして一番の仕事になります。必ず成功させます。」という声も聞きます。なんか、急に光があたったなぁ・・・・。私ゃ、ずっと、なんとかならんか?と申し上げ、ちくちくとやってきたのですが。

 もちろん、受けられた方も緊張感が一杯でしょうが、委ねた方も、前例がないだけに、これはもうかなり緊張しています。自慢ではないですが、私も、「だ、大丈夫です!」と緊張しています。

 過度なプレッシャーを与えるのは失礼ですが、来年度以降の児童会館は、全国に発信できるおもしろいことになる、なによりも、子ども達にとって。子育て世代にとって。
 で、私に何ができるわけではないのですが、ただもう信じています。そして応援させて頂きます。子ども達の笑顔のために!



 ともあれ、「公の施設」として、「岡山県立おかやま福祉の郷」と「岡山県立児童会館」が、行政の管理以上に、素晴らしい施設になりますよう、心から応援させて頂きます。



  さて、一方気になるのは、前述の中央児童相談所(相談、判定)、身体障害者更正相談所(相談、判定)、知的障害者更正相談所(相談、判定)、女性相談所「等」からなる福祉相談センター(相談部門)が、「きらめきプラザ」内でいかように機能しているかです。

 正直なところ、広大な同施設に比べて、総合と名乗るきらめきプラザの環境が如何なものなのか。なかなかに、利用者の声が聞こえてきません。
 
 個人的には、開放的な空間や福祉用具展示・体験コーナーなどは素晴らしいと思うし、会議室等の利用率はかなり高いのではないかな、という気がしておりますが、今日、「岡山県立おかやま福祉の郷」内の改装される前の旧「福祉相談センター」棟を見て、改めて、細分化された児童相談の部屋などに細かい配慮もあったのを知り、きらめきプラザ内の広さ等は、十分なのかなぁ?と非常に気になりました。

 平田にあった頃の「福祉相談センター」は、確かに、施設は老朽化していましたが、緑に囲まれ、なにか人間くさく、良い意味で余裕があり、妙な味があったなぁ、という気がしないでもありません。改装という手もあったのではないかなぁ・・・。なんか、納税者としては、切ないぞえ・・・。


 このあたり、相談者がどう感じられているのかはなかなか伺えませんが、「きらめきプラザ」は、石関町の岡山県総合福祉会館、平田の岡山県福祉センター、出石町のNPOゆうあいプラザを「総合」した「総合福祉ボランティアNPO会館」となったわけですが、こうした「総合」の強みをいかように発揮しているのだろう?
 それが、利用者にどの程度資するようになったのか、あるいは、障害者自立支援法がらみで、行政的には、どう役割分担されてくるのかしらん。そういう点も非常に気になります。


 もうひとつ、南養護学校の開校で、あまりに狭い西養護学校の問題が全て解消されるわけではありません。
 特に、「岡山県立おかやま福祉の郷」内へのプールの移動ですが・・・、これは、なんとかしてあげたいです。たとえ僅かな距離でも、水着のまま道路を渡って移動するというのは、いかがなものでしょう?

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2006年2月14日(火)【バレンタインデーを廃止しよう!】
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 格差の拡大が問題になる現在、貴方がチョコを貰えなかったとしても、それは、小泉構造改革路線とは直接関係ありません!!特に既婚者が貰ってなんになるというのですか?
 昨夜、11時頃、我が子がちょこんと正座をして、折り入って相談があるとのことなので聞けば、どうも幼稚園で日頃女の子と遊ばないので、チョコを貰えそうにないのが気になると。
 年中組の子どもにも、少なからずプレッシャーを与えているとは実にお気の毒。伝統的に、佐藤家は、チョコは自ら買って食べるもの・・・それは、もはや遺伝!!
 チョコを貰うには、努力がいるのだ。何倍も投資がいるのだ。常日頃から声をかけて、女の子に優しくしていないと、貰えないものなのだ。安心しろ、お父さんが、チロルチョコを買ってやる。と、父。
 さて、帰りにコンビニに寄らなくては・・・。
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【過去からの挑戦状】
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 ホームページ用の資料整理で、2001年12月30日の記述にぶつかりました。「こころ」を綴って1年半、この年の秋には、私が俗に言う「インキュベーションセンター事件(1期にも関わらず、補正予算反対直前まで突っ走った)」があり、「大冒険」をしていた頃です。

 お前何やってんだ?目が死んでるんじゃネーか?

 3期目の挑戦を宣言するのは必ずしも既定路線ではないわけですが、最後の最後に背中を押すのは、私自身です。
 僅か4年前の自分の「思い」に負けるなら、潔く身を引かんかい!過去からの挑戦状に、私が応えないといけません。

=========37才冬の日に===============
  
          ・・・略
  真夜中の自動車の中では、浜田省吾の「J・BOY」をガンガンにかけながら、時々、絶叫しています。歌詞が、身に染みます。

 「J・BOY、頼りなく豊かなこの国に、J・BOY、なにをかけ、何を夢見よう」


 年の瀬に、昨年は、長たらしく書きましたが、今年は、下記の9月議会の一般質問の思いが、全てです。
 未来永劫ではないかもしれませんが、岡山県の県議会の議事録がある限り、私の言葉は残ります。これを言うために、言い続けるために、議員にさせて頂いたのかもしれません。


 『先輩方の御厚情をいただきまして,私のわがままで,毎回毎回一般質問を続けさせていただいてまいりましたが,いよいよ10回目になりまして,ここはひとつ趣向をというわけではございませんが,これからさせていただきます質問は,あるいは,今までで一番過激な質問になるかもしれません。

 ただ,その根底にあるのは,あくまで職員の方であれ議員であれ,公職にある者の責任と誇り,それを回復したいという願いであり,尊敬する石井正弘知事に対して,いたずらに攻撃しようとか生意気を言ってみようとかというわけではございません。

 しかし,若い者が何を言うんならという部分がございましたら,これが俗に言う若げの至りでございます。どうか,そこのところをおおらかな気持ちで受けとめていただきますよう,心よりお願い申し上げます。

  さて,私は,この神聖なる本会議の議場で,愚痴を申し上げる気はさらさらございませんが,県議会議員に当選させていただいて2年半,先輩方や執行部,職員の皆様方のお力添えをいただき,自分なりに頑張らせていただいてきたつもりですが,なかなか成果が出ません。

 それどころか,周りを見渡せば,事態はますます悪化しております。景気は悪化の一方,毎日倒産のニュースが入り,完全失業率は5%突破,たび重なる想像を絶するような,信じられない事件の数々,崩壊する倫理,社会不安,環境の悪化,さらにはアメリカの連続テロ事件を契機にした国際的な戦争の兆し,一体この国はどうなってしまうのか。

 私は,議員として何をしているのか。何か日本はおかしいぞ。前代未聞の経済危機,社会的危機だとだれもが感じています。小泉総理への一時の圧倒的な支持も,このままでは本当にすべてがだめになる,その前に,根本的な手を打ってほしい,そういった国民の声でした。

 もはや右肩上がりの経済,豊かな未来,そんな夢にいつまでも酔い続けることはできないのかもしれません。高度経済成長がいつか戻ってくるというのは幻想にすぎないかもしれません。だれもが,本当に大きな不安を抱えています。

 ここから始まるのは,生き残りをかけた戦いです。今この瞬間に,どれだけ多くの岡山県民が歯を食いしばって頑張っておられるでしょう。どれだけ多くの方が,あしたの,いやきょうを乗り切るために汗と涙を流しておられるでしょう。家族のため,従業員のため,迫りくる倒産,失業,リストラの恐怖と戦いながら生きておられる方が,どれだけ多くいらっしゃるでしょう。

 10カ月になった子供の寝顔を見ながら思います。彼に何を残せるのか。こいつは将来,何もよいことがないかもしれない。既に,彼は,多くの借金を背負っている。また,これからも平気でツケを回されるでしょう。少子・高齢化が進み,さらに,国際的な緊張の中で,ずっと今よりも不安な社会で,ずっと借金を背負い,彼らは生きていかなくてはならないのです。

 また,どれだけ多くの子育て世代が今を耐えているかおわかりでしょうか。自分たちの受けてきた以上の幸せは,子供たちに与えられないかもしれない。親として,どれだけ情けないか。今をやり過ごしても,将来の経済的不安,社会的不安がどんなに大きいか。

 私は,彼らの声を代弁したいのです。政治は,未来の子供たちのためにあります。今声が出せる,意見が言える人たちのためだけではないのです。しょせん人間は死にます。人類という流れの中では,バトンランナーにすぎない。何を引き渡したか,それがその時代の人間の評価です。岡山県が,未来永劫続くとは思いませんが,我々の価値は,何を手渡したかで後世がすぐに判断してくれるでしょう。


 そんな不安の中で,それでも岡山県民は,岡山県に税金を払ってくださっています。納税の義務を果たすといえばそれまでですが,それは,決して岡山県職員の皆様を初め公職にある者の安定的な生活を願ってのことではもちろんありません。

 私を県議会議員に推してくださった方は,私が特別職公務員になる就職活動を手伝ってくださったわけでもなければ,先生と呼ばれて偉くなれと祈っておられたわけでもありません。公職にある人間に,全体の奉仕者である公務員に,しっかりと生命,自由,財産を守ってほしい。みずからの命をかけても,岡山県のために,岡山県民のために尽くしてほしい。それが,岡山県民の願いです。そのために,血税を納めてくださっている。代表に選んでくださっている。

 逆に,それにこたえるのが公職にある者の使命であり,誇りです。岡山県民が,みずからの血税を託した我々をどう見ておられるかは想像にかたくありません。私は,本当に使命感に燃えて,一生懸命働かれている職員の方の姿を身近で見ております。しかしながら,県民は,そうは見ないのです。

 これだけ民間が死に物狂いで頑張っているのに,我々の血税を使って,公務員は何をしているのか。繰り返される血税がむだにされる姿,しかも民間ではとても考えられない公務員の責任のとり方。民間は生き死にです。「ごめんなさい」では済まないのです。民間では失敗すれば,まさに命がなくなるのです。

 行政サービスの価値を税金の対価という観点から厳しく監視するということであれば,当然,岡山県に効率的な行政サービスが期待できない場合は,県民が税金を払わないという納税拒否の発想も出てくるでしょう。いつ税金不払い運動が起きても,県庁にデモ隊が来ても不思議ではないかもしれません。そのぐらい岡山県民は怒っておられるのです。

 今,私たち公職にある者は,一番大切な信頼を失っています。今再び我々公職にある者が,責任と誇り,信頼を取り戻さないといけません。 』

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2006年2月15日(水)
        【「医療費公費負担制度見直し案」の激変緩和措置?】
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 昨日、2年以上の月日を経て、旧深柢小学校跡地活用懇談会が提言を出されました。一つの見識とも言えますが、岡山市も、「合意形成ができるまで徹底的に説明会を開く」ということで、この件に関しては、今後一切コメントは控えたく思います。

 本日は生活環境保健福祉委員会。2月定例会に上程される当初予算額の審議に、改正「岡山県青少年保護育成条例(案)」や「岡山県文化振興基本条例(案)」に加えて、「改訂岡山県人権政策推進指針(案)」、「岡山県消費生活基本計画(案)」、「新おかやまウィズプラン(案)」が示されました。

 特筆すべきは、「医療費公費負担制度見直し案」(その2127参照)の見直し。多方面からの批判を受けて、例えば、中核市である岡山市・倉敷市への補助率を当面6分の1から5分の1にする他、様々な「激変緩和策」を講じたいとのこと。自民党として知事折衝をした結果・成果ですが、やはり、中核市への扱いは不当でしょう。
 さらに、スポーツ振興業務が、教育委員会から知事部局(生活環境部)に移ることは、歓迎です。本日夕刻には、「晴れの国おかやま国体・輝いて!おかやま大会岡山市実行委員会」第5回総会(解散決議)がありましたが、国体後の選手強化(維持)を図りながら、同時に、スポーツ「文化」として、総合型スポーツクラブ(特に、ファジアーノ岡山!)の支援、大学との連携など、新しい課題に取り組んで頂きたいと、要望させて頂きました。
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2月16日無し

2006年2月17日(金)【親が親であるために】
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 本日は、県庁で様々な案件の相談の後、午後から中央児童相談所へ。私自身、いわば、児童相談所から措置される児童養護施設の理事であるわけですが、今週は、「里親」の方とお話しする機会が多く、「なにをもって親は親であるというのか?」という大きな課題を頂戴したこともあり、かなり長時間お話を伺いました。
 「きらめきプラザ」内の「福祉相談センター」(中央児童相談所、身体障害者更正相談所、知的障害者更正相談所、女性相談所)は、想像よりも広く、迷路のようでもありますが、それはそれで意味もあり、病院跡を実にうまく使っているのには感心しました。
 また、平成15年には、職員の大増員もありましたが、現場のご労苦には、本当に頭が下がります。

 とある場所にある児童相談所の一時保護所にもお邪魔しましたが、児童虐待を受けた就学前の幼児が多くいて、我が子と同じ年頃の子どもに、何が起きていたのかを想像するにつけても、本当に本当に辛く、ただ愛していると、誰かが、その「親」に、伝えていれば、子どもへの悲しみの連鎖は、断ち切ることができたのかもしれない、しかし一方で、いくつかの虐待の背景には、発達障害のかげがチラチラする事実にも、愕然としました。 
 でも、この子が、何をしたというのでしょう・・・。

 生みの親であろうが、育ての親であろうが、親が親であるためには、己が親に愛されたか否かにかかわらず、あるいは、どういう表現をするかにかかわらず、子どもを「無条件に」愛さないといけないのだ、と思います。
 陳腐でセンチな言葉ですが、「生まれてきてくれてありがとう」と、一人でも良い、誰かにそう言って貰えれば、それだけで、人間は生きていけるのではないでしょうか。そして、子どもが、それを一番言って貰いたい人は、親に決まっているじゃないか・・・。
 それが、なんで・・・。
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2006年2月18日(土)【愛される交番・駐在所】
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 堀江被告メールの件については、特にコメントはございませんが、2園児刺殺には衝撃を受けました。地域防犯パトロールを結成し、地域マップをどれだけうまく作成しようとも、人間関係により地域内部から、こういう形で事件が起きるとすれば、根底から安全安心が脅かされます。
 こうした中で、別々の地域から、交番のみならず、駐在所に、ほとんど駐在さんがいない、というご指摘がありました。検挙は、犯罪発生後の話であり、まずは、犯罪抑止力として、駐在さんには、パトロール等で、地域に、いつもいて欲しいとの要望です。地域住民として暮らし、いわば24時間体制で、ご家族への負担もたいへんな駐在所勤務。御身一つに、限界もあるのだと思いますが。
 一方、市街地の交番も、町内会に入るべきではないか。周辺の掃除ぐらいは、地域住民と一緒にしてはどうか、あるいは、交番の裏が、意外に邪魔になる町内の資源ゴミの箱の置き場にならないか、という声もあります。いつ行ってもおられんけれど、地域に愛されるということはそういうことではないか、と。
 また、いつからか紺色の制服になって、民間の警備員と区別がつかないではないか。そもそも、愛される警官と媚びを売ることはないんじゃないか、黒い制服の方が、威厳があって良かったのではないか、という逆の意見もあります。
 とにかく、犯罪発生数が激増し、加えて、本来は警察の手を煩わせるべきではない、くだらないことまで110番する人も増えており、大きな期待と現実の狭間で、一番苦しんでいるのは、警察かも。
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2006年2月19日(日)
     【KEEPとプレまなびぴあ岡山】 ( ^^)_旦~ 粗茶ですが
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 この土日は、「岡山市京山地区ESD(国連・持続可能なための教育)デーフェスティバル」。経済産業省も主催に加わり、環境省や国連大学も後援に入る物凄い形。岡山KEEPの活動が世界に注目されていると言うことですが、岡山県的には、この活動をしっかり国や市と連携して支援する体制をつくり、全県的に活動を広げていく責務があります。
 幸い、来年11月2日開催の「全国生涯学習フェスティバルまなびぴあ岡山2007」の主会場は、桃太郎アリーナを中心にした岡山県総合グラウンド。さらに、今年のプレ大会は、生涯学習センターが核となるため、地の利はばっちり。世代を超えた社会教育、生涯学習の成功事例が地元にあるのは、心強い限りです。
 その後、駐車場問題が多発する「天神山文化プラザ」で、水墨画展と久方の観劇は、10周年のCARATプロジェクトカンパニーの公演。私も、「劇団ひびき」で土曜劇場の舞台に立ちましたが、東敬一さん作・演出の作品群は、私には時には難解なところもありますが、スケールが大きく、深く、しかも、それを舞台装置には頼らないということで、洗練されていて、こりゃ全国的にも相当のものです。
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2006年2月20日(月)【15の春】
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 奈義町の陸上自衛隊日本原演習場で日米共同訓練が始まった冷たい雨の中、難しい話が多く、珍しく一日中電話連絡のやりとりのデスクワーク。ただ行政とのやりとりで、相手の顔が浮かぶというのが、7年目。きらめきプラザの利用方法、陸運局の移転に伴う話、交番・駐在所のあり方、指定管理者について云々・・・・、
 特に、気になる課題は、自己推薦入試と二級河川管理の問題です。皆様方のご意見を是非頂戴できればと存じます。
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 ↓詳しくは

 去年から導入された岡山県立全日制高校55校の自己推薦入試の平均競争率は、昨年より低くなったものの、3.04倍。

 原則として普通科(コースを除く)は定員の20%、専門学科と総合学科は50%を上限に、各校が募集人員を定めており募集人員は、県立全日制総定員の35%にあたる4469人で、これに対し、1万3607人が出願(受験は、1万3479人)。

 学校学科別で6倍以上の高い倍率となったのは、普通科の岡山朝日の10.72倍、我が母校岡山一宮の6.58倍、倉敷南の6.45倍など7校7科。定員割れしたのは、蒜山高校・普通科の1校だけです。

 今月上旬に適性検査と面接が行われ、先週末合格発表がありましたが、昨年に続き、やはり、大きな課題を残しています。

 生徒の個性や能力を十分に見極めるために、中学校長の推薦ではなく、入学後の抱負や中学生活で取り組んできたことをアピールする志願理由書=自己推薦を提出しで、「15の春」に挑みました。


 ただ、推薦と学力試験が何が違うのか、結果として、一般入試でも十分に合格するような成績優秀な生徒が合格したのではないか。あるいは、面接等の基準が不明確ではないか。という声が出てきます。

 競争率10倍ということもあるのですから、不合格者の方が多いのは、承知の上でも、実際に落ちれば、一般試験への自信も失うかもしれませんし、これで進路変更を考える生徒も出てくるかもしれません。

 なによりも、主観的な判断ではないのか、自分に何か欠けているのではないか、あるいは、早々に合格を決めた生徒や保護者が、これから1ヶ月、苦しみの中にいる仲間をどれだけ気遣うことができるでしょうか。合否の基準や自分の位置が分からないため、あるいは、二度同じ高校に落ちるかもしれないリスクすらあります。

 少なくとも、各校が、どういう生徒を欲しているのか、そして基準は明確にする必要があるのではないか。落とすための試験に、なんの意味がある?


 今うちひしがれている受験生が、捲土重来で、サクラ咲く春を迎えられるよう切に祈ります。どういう状況であれ、絶対に、自分に負けるな!と。頑張れ!!





 一方で、河川管理の問題です。ご案内の通り、原則1級河川は、国道交通省、2級河川は、県と、かなり大ざっぱには言えると思うのですが、旭川の下流域が、ゴルフ場並の整備であるのに比べて、笹ヶ瀬川や倉敷川の河川敷は、草ぼーぼーじゃねーか、県議会議員は、なにしょんなら?という声があります。

 県道同様、堤防の管理道から左右1mは、見ますけれども、あとは、アダプトで、地域の方で草刈りをお願いします、というのが、県の基本姿勢ではないかと思います。

 河川法上、河川内をさわることには、非常に厳格で、2級河川は、基本的にいじらない、手を入れないということで、国とはいささか違う管理スタイルのようです。


 ただ、どうも河川敷というのは、農地には適しているようです。もちろん、洪水等のリスクはありますが、水はけも良く、肥沃なところもあります。農地に関する国の思いは別にして、1級河川の河川敷でも、肥沃な農地というのはあり、高梁川では有名な野菜の産地もあります。
  なによりも、耕耘機等が入りやすいという利点があります。

 よく河川敷に畑があって、ありゃ勝手にされとんかな?、と思うことがありますが、そういうことも、全くないことはないかもしれませんが、きちんと農地の占用許可は、取っておられるはずです。
 そういう農地があれば、いわゆる雑草木が生えることなく、ある意味で、河川の管理と一石二鳥になっています。

 それでも、新たな水田は抑制するということと相俟って、河川敷の農地の「占用」を新規に認めるにしても、実は、畜産用の「草地(そうち)農業」だけで、新たな田畑を開くことができません。
 加えて、農家の高齢化が進み、占用廃止が続き、それが放置されれば、河川敷は荒れることになります。


 こうした河川敷の農地をうまく生かす手はないのか。既存の農地は、どんどん貸し出せば良いと思います。例えば、笹ヶ瀬川の管理で、年がら年中生えてくる雑草を行政に刈らせても仕方ありません。うまい使い方が他にあるのではないか。

 地方分権の時代に、国とも他県とも違う、岡山県独自の河川管理というものがあっても良いのではないか。市民の皆様に良い形で手を入れて頂くのが、本当の協働ではないのか。
 このままでは、二級河川敷は、原則的には、放置することが管理であり、いかにもこれでは知恵がないということになります。

 岡山県独自の河川管理を考えても良いのでは?
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2006年2月21日(火)【↓真偽不明のメール?@佐藤】
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 『シークレット・至急扱いでなく処理して欲しいんだけど、25日にできれば倉敷アイビースクエアにお越しください(今回も、どなたでもご参加OK)。会場は、「第3回日本の未来創造セミナー」で探してね。
 ■■■■■■、会場へは係がご案内します。自民党県連には、こちらからも伝えておくので心配しないで。  @佐藤 』

 明日の党首討論が楽しみ(?)ですが、まさにブッチャーとシークの場外乱闘の感。まずは、子ども達の未来のために、予算をしっかりと審議して頂きたい気も致します。
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            記

  自由民主党岡山県支部連合会 青年部・青年局主催
        《第3回 日本の未来創造セミナー》

    講演  佐藤ゆかり 衆議院議員
        演題『小泉改革と今後の経済・雇用政策』

    パネルディスカッション
       テーマ『ニート支援って進んでいる?』

          杉村 太蔵 衆議院議員
          佐藤ゆかり 衆議院議員
          橋本  岳 衆議院議員

※ 入場無料(広く自民党員以外の方も対象にしています)

   日時  平成18年2月25日(土)
           午後1時〜3時
   場所  倉敷アイビースクエア 会場オパール
          (倉敷美観地区隣り)

   お問合せ
       自由民主党岡山県支部連合会
       TEL 086−225−0878

   お申込み ご住所、TEL、ご芳名、ご所属を記入され
        FAX086−231−5547(自民党県連)
        あるいは、
        satoshin@optic.or.jp(佐藤真治にご返信下さい)
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2006年2月22日(水)【2月定例会は28日(火)開会】
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 2月定例会は、来週火曜日28日開会です。3月20日まで続きます。突然の津山市長選挙は、3月12日告示、19日投開票で、とても動きがとれません。
 もちろん、28回目の一般質問を希望しておりますが、このところ登壇者が多いのでどうなりますことやら。できるものと考えて思案中です。所属委員会の生活環境保健福祉、次世代育成男女共同参画をはずすというのは、けっこうなしばりです。
 質問項目としては、少なくとも、教育(総合的な学習の時間、自己推薦入試)農業(含む河川管理)と警察(交番、駐在所)が入るのは間違いありませんが、ご意見ご要望ご提言を広くお伺いしたく存じます。
 それにしても、今日の党首討論って、いくらなんでも・・・。そろそろ、トリノも、メダル連発して、すかっといかんもんかしら。日の丸の悲壮感なく楽しんで貰えれば、それはそれで良いのですが・・・。
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2006年2月23日(木)【春です。】
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 民主党は不思議ですが、こういうときに、自民党的には、とやかく言うべきでもないな、と思います。頑張れ、女子フィギュア。
 議会行事もないこの3日間は、比較的日程が緩かったので、突発的な話にも対応でき、また様々に少し進んだこともあり、非常に良かったです。県庁界隈、岡大界隈は、もう春です。まったり。
      ・・・・・・・・・・・( ^^)_旦~ 粗茶ですが
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2006年2月24日(金)【倉敷チボリ公園の基本的方向性について】
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 他党の内部についてはコメント無し。それが自民党。本日は、視聴覚ライブラリー連絡協議会の打ち合わせの後、生活環境保健福委員会。補正予算の審議。
 気になったのは、民間福祉施設等特別対策費。詳細は、省きますが、社会福祉事業従事者互助事業として、結婚祝い金等が県から補助されていました。それは、来年度廃止になりますが、いわゆる社会福祉法人の施設ではない、小規模の事業所の方々の現状を思うにつけ、そういった方々への支援も、是非とも手厚くして欲しい旨、お願いしました。
 また、先般の委員会で、スポーツ振興業務の教育委員会からの移管については、知事部局に来ることで、新規に取り組める部分と、体育協会との連携等きっちり維持すべき部分を申し上げましたが、幾分、手法を含めて、反対の声もあるようです。私としては、スポーツ文化振興課のような形で、広い意味の文化行政と連携することは、非常に良いことだと思います。
 午後からは、政務調査会の勉強会。本日の総務委員会でも問題になりましたが、倉敷チボリ公園の基本的方向性について。
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 ↓詳しくは

 平成9年7月に開園した倉敷チボリ公園は、平成12年度には、当初目標の200万人を割り込み、約20億円の赤字を計上。
 平成13年4月には、高谷現岡山市長が社長就任。平成14年度から18年度の5年間の経営改善計画を策定し、年間赤字額が、2億円程度まで圧縮。
 しかし、依然厳しい経営状況にあります。

 そして、経営改善計画に沿った支援も、平成18年度で終了。また、チボリジャパン社とチボリインターナショナル社との10年間契約が、平成19年7月で終了。
 早急に、倉敷チボリ公園の方向性を決める必要があります。


 ちなみに、現在、県の倉敷チボリ公園への平成17年度の支援は、チボリ公園事業補助金5億2500万円。アンデルセンシアターについて、賃貸借9030万円、運営委託4015万5000円。利用を促進する会に、900万円。
 加えて、実質的なクラボウへの地代が、年間5億6886万3000円。都合、約12億3300万円に、無利子貸付もあります。

 ある意味、気の毒なのは、支援しなくてはいけない地元倉敷市。どうあれ、応分の負担を求められるわけですが、不交付団体の頃ならまだしも・・・。岡山市も、操車場跡地に、チボリ公園があったらどうなっていたかわからないだけに、他人事ではありません。


 こうした中、今後の最も厳しい選択肢は、公的支援を終了し民間経営化を目指し、それで、受皿企業がなければ閉園というものです。この際も、更地で返却するため、除去費用が約13億円程度かかります。
 もっとも、個人的にも、緑あふれる公園を破壊しての閉園は避けたいところ。今後、倉敷駅付近連続立体交差事業により、美観地区と商店街と一体感が増していくだろうという夢を描いたときに、これは、最悪の選択肢でしょう。

 また、県からの補助金を打ち切り、チボリジャパン社のさらなる経営改革による自主再建を目指すか。
 この場合も、入園料2000円、入園者90万人では、黒字にはならないという試算があり、5億6900万円の地代は、県が負担しないとどうしようもありません。

 また、指定管理者制度を導入して、県民市民公園化をするか。この場合も、管理経費が、4〜5億円に、さらに地代が必要です。

 なお、毎年の5億6900万円の地代ですが、12haの土地は、約153億円と試算され、この際、購入して県所有とすることも考えられます。


 いずれにせよ、どの案も、問題があり、しかし、どういう形であれ、方向を定めるべき時期に来ています。このあたり、県民の皆様にも、内実を正確にお伝えして、アンケート等も募集するとのことで、最悪の中の最善の策をとるしかありません。



 しかし、最も効果的なのは、岡山県民の皆様が、1年間に必ず1度以上は、倉敷チボリ公園に行って、しかも散財して下さること。来場の6割が、県外の方ですから、岡山県民総動員なら、300万人突破!「難問解決岡山県民の底力」!!
 と、簡単に書きましたが、そう言えば、私もまだ今年は行っていません。皆様、最近、倉敷チボリ公園に行かれてますか?



 昨夜は、カラオケは、得点ではなく、カロリー消費量が問題だ!と、ラテン系のノリで、年に一度あるかないかのカラオケ進化形、「あの鐘を鳴らすのはあなた」(←しらふ)、「旅姿三人男」(←やや酔い)、「天城越え」(←絶好調)、「伊勢佐木町ブルース」(←危険ゾーン)を辿り、朝起きたら、荒川選手、金メダル!!で、良かったのですが、ここまで日中は睡魔との戦い。
 非常に重要な意味がある飲みでしたが、「伊勢佐木町ブルース」は、今年は、もう良いです。
 自分で言うのもなんですが、基本的に飲まないため、酔っている状態の私は珍しく、ある意味、値打ちがあります。
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↓※明日です!
  佐藤ゆかり代議士より、佐藤まゆみ(妻)の方が良い私は会場
  不在かも・・。その際は、お許し下さい。

 
  自由民主党岡山県支部連合会 青年部・青年局主催
        《第3回 日本の未来創造セミナー》

    講演  佐藤ゆかり 衆議院議員
        演題『小泉改革と今後の経済・雇用政策』

    パネルディスカッション
       テーマ『ニート支援って進んでいる?』

          杉村 太蔵 衆議院議員
          佐藤ゆかり 衆議院議員
           橋本   岳 衆議院議員

※ 入場無料(広く自民党員以外の方も対象にしています)

   日時  平成18年2月25日(土)
           午後1時〜3時
   場所  倉敷アイビースクエア 会場オパール
          (倉敷美観地区隣り)

   お問合せ
         自由民主党岡山県支部連合会
         TEL 086−225−0878

   お申込み ご住所、TEL、ご芳名、ご所属を記入され
        FAX086−231−5547(自民党県連)
        あるいは、
        satoshin@optic.or.jp(佐藤真治にご返信下さい)

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2006年2月25日(土)【ありがとう岡山松竹 ありがとう寅さん】
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 大阪の千日前にならった娯楽のメッカ、千日前商店街に、昭和38年に開館した岡山松竹が、42年の歴史に幕を閉じました。
 今日は、市職労や表町おかみさん会、ポレポレ苑、子どもセンターさんなどが中心になって、本当に心温まるさよならイベントが開催されました。また街中から大切な文化の灯が消えました。
 私の個人的な思い出は、なんと言っても高校時代のガンダム!先着順のセル画欲しさに、3回徹夜で並びました。そして、むしろ社会人になっての『男はつらいよ』シリーズ。「サラダ記念日」以降の司法試験浪人時代、会社員時代、秘書時代、現実から逃げ込むように、寅さんに会いに行きました。本当に、いつも寅さんには助けられました。泣いたり笑ったりしながら、しばし、寅さんと旅をしていました。ちょうど10年前に、寅さんがいなくなって逃げ場を失いました。
 ここのところ、正直疲れ気味。しばしばNHKの寅さんの本を読んで、現実逃避をしておりましたが、しかし、本日は、名作と誉れ高い75年の第15作「寅次郎相合い傘」の上映とあり、久々に大スクリーンで、90分の旅をしました。ありがとう寅さん。
 しかし、ちんどん屋さんの横を過ぎれば、もはや落書きだらけの旧映画館とホール、広い駐車場の横の交番も移転取り壊しになります。文字通り灯が消えてしまいます。全く感傷に浸ることができる状況ではありません
 一挙に現実に引き戻され、難問も続出・・・。寅さんは、良いなぁ。
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2006年2月26日(日)【岡山県精神障害者家族連合会40周年】
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 本日は、「夢づくりNPO協働フォーラム」の前に、ひと調整。「協働」にも、ある種の誠意や配慮がなければ、「相互」利用に過ぎません。少なくとも、我々サイドの「利用」があってはいけません。
 その後、老舗の義肢製作会社さんの新社屋落成式。高い技術力を誇るいわばプロの職人集団で、ファミリーのような明るさと誇りがあります。
 午後からは、議長代理として、岡山県精神障害者家族連合会結成40周年記念式典に出席させて頂きました。記念講演会には、美輪明宏さん!なんと言っても私には、魂が震える唄『大根役者』サイコー!ですが、近くで見て、オーラが凄いです。髪が黄色に、真っ青なドレス、私の好きなこの配色、どこかで見たなと思ったら、私の看板と同じです。ただ、日程詰まり、講演は拝聴できず残念。
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 ↓詳しくは

 岡山県精神障害者家族連合会は、結成以来、親亡き後の問題と正面から向き合い、当事者の自立と社会復帰のために、家族同士で支え合い、作業所づくり、地域社会への啓発活動を展開されています。
 特に、現在は、入院から地域へ、と大きく動いています。

 昭和40年に4つの病院家族会からスタートして、現在は、47団体。付随する作業所も40を超えています。この間、様々な法律改正や公営住宅単身入居許可などありましたが、昨年は、障害者自立支援法が成立する中で、知的、身体と制度的な一元化が行われようとしています。

 岡山県的には、なんといっても、昨年の第5回全国障害者スポーツ大会「輝いて!おかやま大会」のオープン競技のバレーが盛り上がりました。
 そして懸案の内尾センターは、廃止にはなりましたが、引き続き、県家連が地域生活支援センターという新事業として、管理にあたられるということで、そのためにも、「NPO岡山けんかれん」として、NPO法人設立認証申請中です。
 このNPOは、広く一般会員を募集されるということで、3月の認証後には、是非、ご加入頂ければと存じます。


 主催者挨拶にあったように、100%おかしい人もいなければ、逆に、100%まともな人もいない。全くその通りだと思います。今の世の中自体が、様々な意味でおかしいのですから。
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2006年2月27日(月)

【十三参りをご存知ですか?】
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 さて、十三参りをご存知ですか?と、書き続け7年目。今日は、十三参り徳与寺奉賛会総会が開催されました。明日からの本会議を控えて、なんやかんやとややこしげな話の対応に追われ、遅刻というより、終了後に出席という失礼なことになりました。
 十三参りについては、こころなしか、「こころ」の内容も、毎年同じ気がします。それだけ定着してきたということだと思います。
 いわゆる和文化の振興ということでは、まさに、子どもの頃、和装に慣れ親しむのが一番です。などと書きつつ、昨日の妻の誕生日も簡単な外食で済ませる我が家は、そういえば忙しくて延ばし延ばしで、七五三をきちんとやっていないことを今、思い出しました。これはまずい!息子よ、すまん・・・。これはかなりまずいなぁ・・・。かわいそうだなぁ・・・。親父の三回忌と一緒にやるかなぁ、ということにはならんなぁ・・・。
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 ↓詳しくは

 数えで13歳は、子どもから大人の仲間入りする節目になる年齢で、肉体的にも精神的にも大切な年です。
 そこで、虚空蔵菩薩にお参りをして、知恵と幸福を授かる十三参り(別名「智恵貰」「智恵詣」)という行事が、行われていました。現在も、数百年に渡り京都嵐山法輪寺や大阪で、近隣では津山と、各地で行われています。
 また、「本身祝い」といい、女子は初めて大人の着物を作ってもらい、肩上げをして十三参りする習慣が、続いています。

 6年前より、青少年の情操教育と健全育成、なにより新しいお祭りを通したまちづくりという観点から、徳吉町(1−2−33)の徳与寺で、この十三参りが、始まりました。
 ご存知の方は、まだ少ないと思いますが、徳与寺は、元岡山藩主宇喜多直家の正室お鮮様のお墓があり、淡嶋様もおまつりしています。位置的には、朝日高と旧東山バッティングセンターの中間の小高い丘です(三勲小学校の東)です。

 私は、小学校の時、この寺のある丘を越えて、塾に通っていましたが、お墓はあるし、うら寂しくて、子供心に、なにか妙に恐かったという印象がありましたが、少しく忘れられていたその無住寺が、十三参りで、蘇っています。
 のぼりから作っていった7年前から、有志の奉賛会(岡崎彬会長)の手で新しいお祭りが生まれようとしています。

 今年は、4月2日(毎年4月第一日曜日です。)の午前10時から午後3時に行われます。新小学6年生の男女が対象になりますが、御関係の方に、新小学6年生のお子様がいらっしゃいましたら、是非御参拝をお勧め下さい。智恵が貰えます!

 また、外国の方や小学6年生未満の児童のご参拝もお勧め致します。喜ばれることとお思います。

             十三参り徳与寺奉賛会 副会長 佐藤 真治

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2006年2月28日(火)【2月定例会開幕!】
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 若いのに真面目で頭が良い民主党のエリート議員達は、本当にたいへんだと思います。彼らは、全く洒落が通じなさそうで、つきあうと実に疲れそうです。多少とも、やんちゃな方が、「コマネチ!」、「うっそぴょーん!」と言えるのですが・・・もっと、落語を聞いた方が良いかも。どうあれ、予算の審議時間が台無しでした。トランプの「大富豪」で言う「ドボン返し」です。

 さて、本日より、岡山県議会は2月定例会の開幕です。しかし、この議会で、津山市長選挙、浅口市長選挙立候補のため、辞職される議員が2人。執行権がある首長の方が、より地域のお役に立つというご判断でしょう。ともあれ、28回目の一般質問を希望します。

 一方で、議員総会では、来春の統一地方選挙に向けて定数区割り問題の議論。これも地域事情があり、議席そのものの話ですから、側の議員がとやかく言えないものです。

 夕刻には、「晴れの国おかやま国体」玉野市実行委員会第5回総会に、自転車競技連盟会会長として出席させて頂きました。玉野の地で、自転車も天皇杯2位まで追い上げました。
 地域の方々のお力で、夏のフェンシング(Mさんの勇姿!!)、ビーチバレー(公開競技)、秋の弓道(天皇杯獲得!)、バレーボール、自転車(トラック・レース)で大いに盛り上がりました。ちなみに、観客動員は、自転車が1位でした。
 実行委は、今日で解散。しかし、競技団体には、国体は、続きます。
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 今日は、主に補正予算がらみで、生活環境保健福祉委員会もありました。

 今議会上程の多額の移動費を使い、基金の移し替えをするのは、実は、国民文化祭の財源を捻出するためではないかと私は疑っている「岡山県文化事業振興及び美術品取得基金条例」について、基金に属する現金を「必要に応じ最も確実かつ有利な有価証券に代えることができる」という第3条2項について、「それはなんぞや?」と問いました。
 答弁によると、「最も確実かつ有利な有価証券」とは、「大阪府債」であるとのこと。大阪府債は、金利が良いとのことですが・・・。「岡山県債に代えないでください。」と申しましたが、こうなると、どこかが、岡山県債を買っているのでしょう。基金だけれど、現金ではなく、他自治体の債券がある、という持ち合いというのがあるのかしらん??

 そういえば、「ワリコー」は聞きますが、恥ずかしながら、岡山県債の債券の実物を見たことがありません。これは気になります。
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