2005年12月1日(木)
         【一般質問は、3日目(8日木曜日)3番目です】
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 早くも、忘年会のはしご・・・いつのまにやら12月です。
 本日は、代表質問初日。自民党と民主党が各50分。自民党の代表質問が素晴らしく、生意気を言うようですが、構成や切り口も見事で、代表質問はかくあるべしという内容でした。正直に書いて、唸りました。さすがです。
 こうした代表質問を受けて、重複したり、内容を掘り下げられないのなら、一般質問に登壇するなというハードルになると思います。やはり、一般質問は、代表質問を頭で描いて、間隙を縫ったり、よほど勉強して行うべきだと再認識しましたし、なにより、代表質問は、本来は、党の代表として、半端な勉強で立つべきものではないのだな、と改めて思いました。
 さて、私にとっては、初議会以来27回連続の27回目の一般質問の日程が決まりました。今回は、20人の登壇のうち、3日目(8日)の3番目です。
 当日は、午前11時30分に、議場にお越し頂けましたら確実に傍聴して頂けます。ただし、午後になる可能性もあります。お時間のご都合がよろしければ、是非、ご来場下さいませ。
 なお、原稿はいまだ執筆中ですが、少なくとも、中心市街地の活性化(まちづくり3法等)については言及します。
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 2005年12月2日(金)【代表質問2日目】
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 本日は、代表質問2日目、公明党。一般質問でも詳細な質問をされる議員だけに、答弁も1時間に及びました。この後、20人の一般質問が続きます。重複の連発かも。青年部局役員会を経て、ひたすら原稿執筆。
 そうこうするうちに忘年会の時間に・・・・。財政課とこの土・日の打合わせは避けられない状況になりました。
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2005年12月3日(土)【被害者支援拠点施設を】
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 本日は、まずは、村田前国家公安委員長も出席されて、被害者サポートセンターおかやま(VSCO)の臨時総会。3年後の早期援助団体の指定を目指し、ここで社団法人の申請を行うため。
 こうした様々な被害者支援の団体が、ネットワークを組み、自助グループも含めて、遊休施設に、いわゆる拠点施設を設置するというのが、私の夢でも使命でもあります。
 その後、引きこもりがちな青年達の元気なフットベースボールを拝見し、地域の公民館まつり。各公民館も、国体の民泊で大活躍でしたが、その分、秋の祭りがずれこんでいます。
 先ほどまで、山陽新聞社の「子育てシンポジウム『キャッチして子どものSOS』を拝聴しました。特に、『何とかならないか小児緊急医療』というパネルディスカッションは、中立的な新聞社の主催だけに、忌憚のない意見が交わされ、小児緊急医療に携わる医師のご苦労と、安心感を求める保護者の溝の深さも、浮き彫りになりましたが、同時に、お互いのなすべきことや行政の役割も見えて来ました。非常に有意義なシンポジウムでした。
 詳細は、12月20日の朝刊に掲載のようですが、明日少しまとめようと思います。
 そして、今日も忘年会・・・・・・。
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2005年12月4日(日)【風は時に12月】
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 本日は家族で朝起き会から京橋朝市。幼稚園児に、4時過ぎの起床は、ちとつらい。雨は夜更け過ぎに〜と歌いたくなる師走の冷え込み。なにか今日は、一日中街もせわしなく。
 その後、中央卸売市場で長らく活躍された方の叙勲をお祝いする会。岡山県の農林関係の中心の方々と並びの高い席に恐縮しましたが、これもひとえに、青果の生産流通を含めて、農林水産をしっかりと勉強せよ、という御指導を頂いたものなのだと思います。
 一方で市場外流通やインターネット取引が進む中、食の安全や地産地消を確保しながら、世界や自然をも相手にして国策が練られ、しかも、市場同士が生き残りを賭けた戦いを繰り返しながら、市場価格が形成されるダイナミズムというのは、非常に奥が深いものです。
 本来は、産業施策として、商工と並べて考えて行くべきものかもしれません。2月定例会に向け、勉強を進めます。
 その後、逢沢後援会の中の連合会発会記念パーティー。私が、逢沢代議士に拾って頂いたのは、12年前のこの時期。木枯しに、様々なことを思い出しますが、多くのコアな方々がそうであるように、「あいさわ」というのは、ブランドというよりも、誇りや責任のしるしです。「頑張ろう」という言葉でもあります。
 そこから、第36回岡山アコーディオンクラブ演奏会に。『飛行機、国産自動車の元祖・旭川』というタイトルで、日本で国産自動車が初めて走ったのは、1904年、京橋、小橋から旭川河口までだそうな。それにしても、アコーディオンの音色に、大正ロマンのムードを感じるのは、なぜ?
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2005年12月5日(月)【議員定数削減を!!】
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 本日は休会日ですが、政策派閥の勉強会。次回統一地方選挙まで、1年4ヶ月を切り、市町村合併の動向を見ながら、いわゆる県議会議員の選挙区の見直しが焦点になってきました。
 特に、岡山市第1、第2選挙区は、岡山市の広域合併に不確定な要素があり、どの時点をもって選挙区とするか微妙なものがあります。少なくとも、従来通りではいけません。
 さらに、私の主張は、岡山市第1選挙区に、たとえ、旧御津町に加えて、建部町、さらには、吉備中央町(旧加茂川町と賀陽町)が加わろうとも(既に御津町との合併で、配当基数12になっていますが)、現在の定数11を増やさないというものです。これで、まずは実現可能な、実質的な定数削減になると考えるからです。
 もしも、灘崎町が加わり、瀬戸町の動向が注目される岡山市第2選挙区が、これに呼応し、定数を増やさなければ、定数56が、僅か2人の削減ですが、54人にすることが出来ます。
 同時に、岡山市の政令市化を県サイドからも支援し、次次回選挙では、さらに定数減を推し進めます。そして、これを敢えて、改革政党・自由民主党の側から主張していきたい、それが私の願いです。
 間違いなく、選挙区は広がり、厳しい戦いになりますが、できる議会改革は、堂々と主張して参ります。どうかご支援のほど、心からお願い申し上げます。
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2005年12月6日(火)【一般質問初日】
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 本日は一般質問初日。印象に残ったのは、今回の国体開催費用として350億円が267億円に、そのうち県は、55億円が49億円に削減でき、昨年の埼玉県の50億円を抜き、安く上がったという話。ちなみに、平成22年国民文化祭は、19億円程度かかり、うち1割を国が負担するとか・・・。
 よそごとながら、気になるのは、
  略
平素から派閥で競い、時には中央からお仕置きを受けたりもする我が党の質問の方が、まともに知事に喧嘩を売るような、時には大胆な冒険もあり、執行部には、キツイように思います。ひいては、それが岡山県民の利益に資すると確信して。
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2005年12月7日(水)【落書き一斉消去なにわへ】
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 一般質問2日目。キツめ無理めの質問も、かわされたような感じ。基本的に再質問に立たない自民党としては、答弁が、少々物足りなくても、あぁ、そうかなと鉾を収める傾向にあります。
 本会議でも、議会の活性化のために、一問一答式を導入すべきだという声がありますが、私は、ガチンコ勝負では、議論が実質的に進まないということで、それには賛成の立場を取っていません。確かに、公開ではないのですが、むしろ勝負は、登壇前の財政課を通じて、当局とやり取りをしている今かも。結果的に、台本を読むようになるのはジレンマですが。
 一方、岡山発の「落書き一斉消去」が、大阪商工会議所主催のシンポジウムで、大阪に紹介される事になりました。もちろん、落書き調査隊長が、パネリストとして参加。同会議所の「割れ窓理論ガイドブック『きっとできる、まち再生』」にも、岡山の影響が・・・。岡山の落書き対策は、実は、全国では、まちづくりの成功事例になっているのであります!ちょっとかっこええな〜。
 ただ、今夏の「落書き一斉消去大作戦」は、落書き調査隊として は、私の別動でした。
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2005年12月8日(木)【議決機関としての議員】
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 本日は、多くの方に傍聴に起こし頂きまして本当にありがとうございました。何がなんだか分からないようなやり取りだったのではないでしょうか?誠に申し訳ありません。
 朝一で、庁内を歩いていると、今日の予定質問に対し、ある職員の方から「全庁への嘲笑ではないか?」と、訳の分からないことを言われたので、全然そんなことはないけれども(というよりも、その方がそう言われる事情は理解できたので)、しかし、あぁ、これはかなり良いところを突いちゃってるのだな〜、と思っておりました。悲しくなりましたが。
 20分間で20問という、いつもの機関銃のような私の質問に対して、同じ速度で、知事答弁が返って来ました。ちょっと怒っておられるかも???一問一答なら大激論でしょう。
 ただ、これは、二元代表制の有るべき姿です。
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2005年12月9日(木)
         【県は中心市街地活性化のために何ができるのか?】
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 一般質問4日目。自民党の若手の質問が、きついと新聞記者の声があり。次回は、県のキャラクター「ももっち」に、ドラマと仲間を作るべきだという緩い提言をしようかと思います。
 さて、中心市街地活性化については、今朝の山陽新聞朝刊にあるようなこと(質問者佐藤と書いて欲しい!)で、事実はそうにせよ、下記答弁速記のように、具体的に県ができることが見えてきません。
 中心市街地の活性化は、あるいは、一義的には、市の役割でしょうが、郊外への大型店舗の進出、それに伴う公共施設の流出、農村の空洞化は、広域的に考えられる県も考えるべき課題ではないか。国の法律と市町村の動向に委ねるだけの県って、なんなの?
 また、実はかなり大きな動きである産経新聞掲載の「新融資制度」の答弁は、下記の通り。
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2005年12月10日(土)【なぜ中心市街地を愛するのか】
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 女子ラクロスの選手が来岡してます!!本日は、川崎医療福祉大学のグラウンドで、他県からの女子大生も来岡して交流練習会。夏から来た選手達と寒空の下の交歓は、未来への確かな可能性を感じさせてくれました。いよいよ明日、正午に、桃太郎スタジアムで、VS岡山女子との開会式です!!是非ご来場下さいませ!!
 朝の公園清掃から大学の同総会の忘年会まで、つらつら考えるに、役に立たないのなら、中心市街地の中で、『蜘蛛の巣城』のように四方八方から矢を放たれ、「それでもこの街を愛している!」と断末魔の叫びを上げながら、壮絶な最期を遂げるというのも良いなと思い始めました。
 忘年会の酔客の声を外に聞きつつ。
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2005年12月11日(日)【当世大学生気質(かたぎ)】
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 今朝、錬心館岡山地区大会のご挨拶で、御宗家が『錆は鉄から出て鉄を腐らせる』という言葉を引用されました。「脚下照顧」という言葉がありますが、悲しみや怒りも、不愉快や戸惑いも、必ずしも、他者のせいではなく、要は、自分がどうあるか、どうあるべきかで取り様も変わります。自戒せねば。
 今日は、岡山県・南オーストラリア州・スポーツ青年交流事業で、アデレード・女子ラクロスチームVS川崎医療福祉大学、中四国選抜。私が実行委員長とは言え、見事に何もしておらず、ほとんどを大学生、専門校生のボランティア達が仕切りました。アットホームで非常に良い雰囲気です。
 私の大学生時代は、人生のズンドコの序章のようで、精神的には、もう苦しかったばかりで、傷つくことをどこかで喜んで、楽しかった思い出は、ほとんどありませんが、彼らは、お互いを傷つけない適切な距離をしっかり取ることができ、大人とも折り合いをつけることができることに感心しました。一方で、きちんと承認もしないといけないというデリケートさも持っているように感じました。
 ただどうあれ、人間的には優秀だよなぁ・・・。今夜は、大学生と地域の方との語り合いがあり、どうなりますことやら。
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2005年12月12日(月)【学童保育について】
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 今朝は、アデレード・女子ラクロスチームの副知事表敬訪問の後に、次世代育成・男女共同参画特別委員会。今年の委員会の大きなテーマと考えていた放課後児童クラブ(学童保育)の実施状況の報告その他でしたが、様々なあまりのことに、委員長として発言。久々に切れた感じです。
 それにしても、家庭、学校、通学路、さらには、塾や習い事の場も、もはや安全でも安心でもないとすれば、芥川竜之介の『河童』なら、もう恐ろしくて、こんな日本には、のこのこ産まれてこないでしょう。
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2005年12月13日(火)
 【県保健医療、高齢者保健福祉・介護保険事業支援の計画(案)発表】
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 昨日のトヨタカップ、岡山の有志も、サンホセのデポルティボ・サプリサの勝利に沸きましたが、さて、あと2試合となると応援もたいへんでは・・・・。ただ、ラクロスは、頑張れオーストラリアで、これから交流会。
 本日は、生活環境保健福祉委員会。まずは請願・陳情の審査でしたが、今年度の超大ネタとも言える『第5次岡山県保健医療計画(案)』および『第3期岡山県高齢者保健福祉計画・介護保険事業支援計画(案)』が示されました。
 前者は、来年度から5年間の基本計画、後者は、平成27年の高齢者介護を念頭に置いた3年間の計画で、まさに保健福祉行政の根幹となるものです。ただ、三位一体改革はじめ、国の動向が直結する難しさがあります。
 象徴的に、小児救急医療を南北格差の問題として質問しましたが、これほど大部のものにすぐ反応はできません。いわゆる「議決事項」でなく、「報告事項」ではありますが、委員会での勉強会が欲しいところ。少なくとも黙って通すわけにはいきません。
 両案とも明日からホームページでパブリックコメントが、来年1月10日まで募集されますが、ダウンロードするにも、なにしろ凄いボリュームです。御希望の方は、郵送先を御記入の上、ご一報下さい。送らさせて頂きます。是非、御感想をお寄せ下さい。
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2005年12月14日(水)【男女共同参画入札?】
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 この度、建設業について県の入札参加資格の制度改正が行われます。いわゆる公共事業の削減がいわれ、ダンピング受注、下請けへのしわ寄せ等の問題が出ていますが、「技術と経営に優れた企業」を公正に選別し、地域・社会に貢献する企業が成長する環境づくりを「お上」がして下さるそうじゃ。
 具体的には、入札参加資格における格付内容等の改訂が行われますが、周知準備期間を取るため、導入は、平成20年度からです。これからは、公共と契約するには、工事の品質確保はもちろん、企業が、多様化する社会的役割の要請に、いかに応えているかが問われます。いずれ、建設業以外にも波及???
 ただ、個人的には、大きな疑問が・・・・。
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2005年12月15日(木)
            【今日も頑張れ!!デポルティボ・サプリサ】
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 たばこ税、第3のビールの増税、大義を立てて、要は取り易いところからということでしょうが、森づくり県民税もそうですが、結局うやむやに・・・・。子育て支援に、たばこ税・・・・。うーん。
 本日は、これより大阪に、個人的に出張します。かねてより行きたかった「大阪人権博物館(リバティおおさか)」と「ドーンセンター(大阪府立女性総合センター)」他を訪ねます。
 このところ、桂枝雀的に言えば、気が寄り過ぎて、良いことにならないので、少し大きなモノ(課題を含めて)に触れたいというのもありますが。
 帰岡は、かなり夜で、幾分連絡はつき難いです。今日も頑張れ、デポルティボ・サプリサ!!
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2005年12月16日(金)【改訂第三次岡山県行財政改革大綱】
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 本日11月定例会が閉会致しました。
 なんといっても、目玉は、「改訂第三次岡山県行財政改革大綱」が議決されたこと。このことの意味は、平成16年度から18年度で、公共工事県負担33億円減、一般事務事業費117億円減、人件費165億円減から、これに加えてさらに、平成19年度から平成21年度の3年間で、都合1400人の人員を削減をし、公共事業費県負担23億円減、一般事務事業費105億円減、人件費176億円減を行うということです。
 端的には、県公共事業は、ピークの平成8年の1589億円から、平成15年度で、1128億円、平成21年度で、571億円で、3分の1に。建設関係はじめ、地元経済に与える影響は深刻かもしれません。
 わが党の代表討論のように、「まさに耐え難きを耐え忍び難きを忍び」行う改革です。最後生き残るのは、霞ヶ関のごく一部のエリート官僚だけか?と思いつつも。
 少なくとも、どういう状況であれ、安閑とあぐらを掻いていたら討死にです。戦うしかありません。
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2005年12月17日(土)【寒波襲来】
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 全国的に記録的な寒波が押し寄せています。本日は、逢沢自民党幹事長代理のセミナーや講演会、納会などなど。
 前門の虎後門の狼のような日本の状況の中で、なぜかひとり自民党が大勝したような現象ではありましたが、まさに奈落の底がいつも見えている薄氷の上。「一寸先は闇」は、政治の言葉です。現状が、是ではなく非だからこそ、改革政党に託されたわけで、その部分は、見誤ってはいけないと思います。
 また、我が党は、集票マシーンといったものではなく、むしろ、様々な舞台で頑張っておられる、お一人お一人の汗や涙や誇りに対する敬意や、義理人情の結晶に支えられている国民政党であり責任政党です。そして、そうした日本の人間社会における最も大切な部分については、どこまでも保守政党です。
 託された思いを謙虚に受け止めながら、ゆえに、もがきながら、地方の自民党議員として私も頑張ってまいります。
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2005年12月18日(日)【酷寒】
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 今朝は、たいへんな寒さの中、護国神社で正式参拝して山田方谷先生の勉強会。経世済民である経済や政治も、五経や四書といった聖典が根本にあるのとないのでは、実に大きく違うのだろうなぁ、と思います。そういうところが芯になるべきなのかもしれません。
 その後、町内の餅つきや卸センターの歳末バザールなどなど。忙しない年の瀬ですが、本当に久々に家族で買物もして、再び会合が続きます。しかし、あと2週間で新年とは・・・・。
 かなり寒い夜になりそうです。皆様ご自愛下さいませ。
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2005年12月19日(月)【あくまで中心市街地で愛をさけぶ】
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 黒澤明の『夢』ならば、まさに「こんな夢をみた」。中心市街地のことを考えていたら朝になりました。今日も寒いです。
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 【東西連絡】
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 本日は総務委員会の県内調査に地元議員として出席させて頂きました。総務委員会は、基本的に3期以上議員が集まられる重要な委員会という認識もあるのですが、年末ということもあり、参加の方も、地元議員も、やや少なかったです。
 受けられる方の御準備もたいへんで、申し訳ないように思うのですが、一方で、総務委員会らしい調査先で思うところ大でした。
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2005年12月20日(火)【東南海・南海地震】
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 本日これより、落書き調査隊長がパネリストとして参加の『割れ窓理論』をテーマとした大阪商工会議所主催「理論から実践へ〜きっとできるまち再生〜」参加のため上方へ。忘年会に間に合うよう帰岡します。
 昨日の備前県民局の管内調査で、地域防災監が「東南海・南海地震」の調査を進めています。ここ4年間の議論ですが、予測される被害総額が東海地震が37兆円に対して、57兆円(阪神淡路大震災が10兆円)と言われるM8以上の巨大地震を周期的に発生させる海溝型地震(阪神淡路は、活断層型で、最大でもM7で、あれで被害範囲は狭いとされるそう)。
 岡山県から150km県内に地震源域があり、30年以内の発生確率は、50〜60%。被害は、21都府県域に及ぶとされます。
 県内の建物被害想定は、振動・液状化被害は8819棟、火災被害が、86668棟、津波も3mを越え、800棟、斜面被害が、500棟と予想されています。
 どうすんねん?ということですが、そういうこともありえますよ、という前提で、行政も民間も家庭も職場も地域も、全ての物事を考えましょうということです。
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 2005年12月22日(水)【冬至の頃】
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 年末になり、財務省の予算原案が発表され、例年に近い地方交付税でなんとか予算は組めそうです。医療保険制度の動きや障害者自立支援法がらみもそうですが、こうした国の動向の影響は避けられず、来年1月13日の予算要求に向けて、各部ともたいへんです。こちらも年内に出すべき派遣報告書等の書類の整理などに追われています。
 明日は冬至で今夜も寒いので、呑気に温泉にでも行きたいところですが、県内42の一般公衆浴場(いわゆる銭湯)も、新年5日から、大人350円が380円に統制額が改定とか。子供の頃は、岡ビル銭湯に行っていましたが、文字通り裸の近所付き合いだったのだなぁ・・・。
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2005年12月22日(木)【政策金融の行方】
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 終業式の登校時間の大雪は、岡山市中心部界隈では、むしろ子ども達への少し早いX’masプレゼントのようでしたが、皆様への影響は如何だったでしょうか?午前中は県庁におりましたが、この時期、忙しいのやら忙しくないのやら。
 夕刻には、産業振興財団がからんでの中小企業庁経営支援部長を招いての「政策金融の行方」についての講習会。ちょうど昨日まちづくり三法の見直し案も示されて、まさに絶妙のタイミング。私自身、11月議会で聞いた中小企業支援策の国の動向が、ほぼ網羅されていました。資料も豊富で、こういう催しは、どんどんやって頂きたいものです。
 まず、本日は、政策金融について。
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2005年12月23日(金・祝・天皇誕生日)
                【人口減少時代と中心市街地活性化】
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 本日は、恒例のボランティアサークルよっしゃのX’masパーティーに、久方ぶりの友人の結婚式。異業種交流会での新婦側の友人というのも珍しいのですが、なにか健康な体育会系のアスリートのようなイメージもある女性も、美しい花嫁さんでした。めでたい!
 さて、昨日厚生労働省が発表した人口動態統計によると予測より2年早まって、初の1万人の人口減。日本国の歴史において、まさにたいへんな事態と言わざるを得ません。
 少子化対策をと、掛け声は勇ましくとも、成果が出ない中、子育て世代の声がまともに届かない政治に問題ありと考えています。そのためのやや無理めな私策(選挙制度改革に関して)は、年内に公表します。
 ところで、ここのところ書き続けている中心市街地活性化は、この人口減時代に、持続可能な社会を作るための最重要施策と言っても過言ではありません。
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2005年12月24日(土)【『男たちの大和』】
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 私は、基本的には代々法華ですが、メリークリスマス!!
 今日は、桃太郎少年合唱団の恒例のX’Mas会で、これまた恒例の故三木知事ゆかりのサンタになって、プレゼントを配りました。
 また、同じ生涯学習センターでは、岡山市子どもセンターさん主催の「みんあであそぼう科学の世界」も賑っており、液体窒素に入れたボールが割れるのを見たりして、知的好奇心が刺激されましたが、科学や音楽も、良いタイミングで触れることができれば、子供達の可能性は無限です。
 児童館、生涯学習センターは、世代間交流も相俟って、そういうことが可能になる場になり得ます。
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2005年12月25日(日)【ちょっと気になる子どもたち】
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 ディープインパクトに深い衝撃を受けた方にも、メリークリスマス!
 本日は、途中会合等で出たり入ったりになりましたが、『ちょっと気になる子どもたちへの支援』という岡山県自閉症児を育てる会主催のセミナーに半日参加させて頂きました。
 正直に書いて、特別支援教育、障害者自立支援法の中での「広汎性発達障害」の問題をここに書く自信がありません。普通学級にいる子どもの6.3%あるいは、10人に1人が、広汎性発達障害を持っていると言われる体感は、実は私にもあります。非常に身近な問題であると認識しています。そして、本当にたいへんなことだと。
 誰もが、障害の特性を理解し、「教育の連続」の中で、特に「視覚的な支援」を中心に「構造化」を進めていくこと、という理屈はわかるのですが、しかし、保護者や教師の負担、何よりも本人の辛さ、社会の受容、支援体制・・・・あるいは、不登校、いじめ、児童虐待・・の背後にあるかもしれません・・・課題は、あまりにも多いです。
 ただしかし、不謹慎と知りながらガンダムの言葉を借りれば、いわゆる特殊な才能を持つ「ニュータイプ」が誕生しているとすれば、むしろ、お互いに違いを受け入れてうまくやっていく、そんな関わり合いこそが問題で、そのことに、神の啓示のような、なにかとてつもなく大きな意義や意味があるような気もしてきます。本当に大きな課題です。
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2005年12月26日(月)【年の瀬の県庁】
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 本日は午前中県庁庁内巡り。明後日が仕事納めで、新しいことは来年にというムード。一方で、オンブズマンさんが、出県旅費についての調査に来られたりで、議会事務局は、少し緊張。
 私の方は、来春1月17日からのプーネ岡山友好公園開園記念式典に合わせたインド・マハーラーシュトラ州友好訪問団参加は、様々な事情を考慮して最終的に断念。やはり、公式参加というより帯同の形では、年初に1週間は、空けられないというのも事実です。
 3期目があれば、じっくりと大国インドをしっかりとした調査で、訪ねたく思います。また機会はあるでしょう。
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2005年12月27日(火)【尾道大和ロケセット】
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 今宵は、私も未経験の忘年会6連発ということですが、昨夕は、家族で尾道まで足を伸ばし、映画『男達の大和』の大和ロケセットと、美しい瀬戸の夕焼けと、これまた美しくライトアップされた向島のクレーン群を見てまいりました。
 個人的には、尾道新・旧三部作では、『さびしんぼう』が一番好きですが、こうした風情のある街まで僅か1時間というのは、本当にラッキーです。
 なかなかの迫力の大和ロケセットは、来年3月末までの公開ですが、12月29日から31日までと毎木曜日だけの休みで、なんと元旦もオープンしています。4月以降どうするのかなぁ・・・・。
 一方で、陰山先生の百ます計算で有名になった土堂小学校もありますが、水洗化の進まない急な坂道だらけの町で、目に見えて高齢化が進んでいる現状の中で、「思い出やノスタルジーの街」だけでは、どうしようもない部分もあるんだろうなぁと、ホリエモンの「改革」と書いた色紙を横目に、宇野のことを思いながら、妙にあっさりした尾道ラーメンをすすりました。
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2005年12月28日(水)【岡山スポーツ文化活動】
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 役所は今日が事務納め。電話で最後は、「良いお年を」とのやりとりも、要は1週間休みで、来週の今日は、事務始め。なにか積み残しの課題も多いですが暫時休憩。
 今晩も忘年会のはしごの後、いよいよ消防の年末夜警がスタート。明朝は、京橋朝一も恒例の〆市で、来年までのカウントダウンです。
 さて、若い方が中心になって、岡山のスポーツ界に新たな動きです。『わたしたちの街からJリーグを!』を若手からも本気で盛り上げようという運動です。私も趣旨に賛同いたします! 
 要は、クラブチーム支援というのは、特定のスポーツ、特定のチームだけを応援するのではなく、バレーもサッカーもアメフトもラクロスも含めて、結果として頂点のチームを支援はするけれども、むしろスポーツ全体の裾野を広げることに主眼があり、そこに街の個性や文化が生まれるという発想が必要なのではないかしら。
 つまり、まちづくりの話です。岡山スポーツ文化活動ともいうべきものかもしれません。例えば、Jリーグチームがないということ自体、地域にスポーツ文化がない、恥ずかしくないんか?と評価される時代が来るかもしれません。あるいは、スポーツ少年団で頑張る子ども達の具体的な目標がしっかりと繋がり、世代間交流、さらには、国際交流も行えるようなスポーツ文化というものがあっても良いのでは。
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12月29日(木)なし

2005年12月30日(金)【本厄の暮れ】
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  一昨日から幾分調子が悪かったのですが、朝市で、調子悪いな〜と思っていたのですが、昨夕になって風邪が悪化。インフルエンザではありませんが、なんぼにもだるくて久方ぶりに半分寝込んでおり、様々に失礼致しております。昨夜は、分団員になって初めて消防夜警当番も行けませんでした。今日も様子を見ております。
 さぼっているようで気が引けるし、家においては、年末に大きいモンが掃除の一つをするわけでなく、ゴロゴロするのも邪魔なだけですが、『国民の歴史』を読んだり、『ロッキー』を観たり、文字通り、来年に向けて英気を養うため、休むときは休もうという、やっと本厄が終わる暮れでございます。今日はこれにて失礼をば。
 皆様もどうかくれぐれもご自愛下さいませ。
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2005年12月31日(土)
          【1年間のご愛顧誠にありがとうございました。】
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 今年1年間本当にありがとうございました。
 長い目で振り返ってみても、年末の体調不良もあって、今年は激動の年でした。やっと終わるか、というのが、正直な気持ちです。
 非常にきつい一年でしたが、なんとか乗り切ることができたのも、これもひとえに、皆様のお力があってのことと心から感謝申し上げます。

 度重なる天変地異や人的とも言える大災害、異常な犯罪に、水と安全はタダと言われた日本の神話は崩壊しています。あわせて、人心も物質的な豊かさに、どこか反比例するような状況で、我が国は、人口縮小時代に突入していきます。
 ぐるり周囲を見渡しても、日本を取り巻く環境が、非常によろしいようにも思えません。

 県政的には、新年早々県議会の重鎮である門木先生が亡くなられ、そのことは、混乱を極めた後半の総選挙、市長選挙にも大きな影響を与え、今も尾を引いて、いまだ岡山県政は、混迷期にあると言っても差し支えないかもしれません。

 一方で、「晴れの国おかやま国体・輝いて!おかやま大会」の大成功もあり、地方分権も流れの中で、国とせめぎあいながら振興局の統合や第三次行財政改革大綱改訂などの「改革」も一層進みました。ただしかし、活路が見出せたとは言えません。


 そういう中、形の上では、ほぼ毎日の「こころ」の配信と4回の一般質問は、行えましたが、皆様には申し訳ないのですが、ぐっと前進したぞ、という手応えが実に薄くもありました。
 というか、毎年毎年応用問題が増えてきて、難しくなって行くような感じです。問題は、増えこそすれ減りはしません。これは、来年もそうでしょう。知れば知るほどわからなくなり、多分、決して満足できることはないでしょう。
 少なくとも、岡山県政の中枢で動いていますと言えるものではありません。そういう意味では、信託に応えられていないことを心からお詫び申し上げます。
 県政新時代の旗手たらんと、新たな心で、頑張ってまいります。どうか引き続きの御指導ご鞭撻を賜わりますよう心よりお願い申し上げます。

 ともあれ今年1年間本当にお世話になりまして誠にありがとうございました。どうか良い年をお迎えになられますよう心よりお祈り申し上げます。
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