2005年10月1日(土)【開戦前夜】
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 明日の京橋朝市は、全国十数箇所からの出店があり、今宵は、前日の歓迎会および懇親会、いわば前夜祭に、顧問として出席させて頂きました。
 明日の朝が楽しみですが、おそらく、庶民の殿堂に、市長候補、市議会議員補選候補が大集合。完売を目指す全国の出店に響かなければ良いですが・・・。いよいよ明日は、告示。
 本日は、終日挨拶回り。某党参議院議員とバッティングも。気がつけば、この頃、ザ・フォーク・クルセダースの『悲しくてやりきれない』を口ずさんでいます。「このやるせないモヤモヤを誰かに告げようか」。なんたる選挙か!!しかし、本当に市民に届くのか?何ができる?
 ここに来て、己の岡山を愛する思いの強さに戸惑っています。この中心市街地を叫びたいぐらいに、強く思っていたのだと、改めて気付きました。
 あの突然の衆議院解散以来、頭が回らないくらいに、政治関係者は、誰もがみんな、おかしくなっているのかなぁ・・・。
 下手をすると、漁夫の利で、岡山の政治は、さらなる混迷を極める事態になりかねません。・・・・・負けられない・・・・・。
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出陣式 ※司会予定です!!
            略

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2005年10月3日(月)【子育て支援について】
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 昨日は、午前6時に、全国京橋朝市のくすだま割りからスタート。神事の後、出陣式。自民党の国会議員だけでも、平沼県連会長はじめ、逢沢、萩原、阿部、橋本、村田、加藤代議士に、参議院は、片山幹事長と藤井議員とオールスター。勢い、司会の私は、ボルテージ最高潮。司会の盛り上げは、大切です。昼から夜の応援弁士まで、広報車で街宣。既に声が出難くなりました。

 本日は、見送りの後、次世代育成男女共同参画特別委員会。昼には、宮崎に行く特別委員会の県外調査の基礎資料として、私が企画して映画『石井のおとうさんありがとう』の試写会。昼のカレーライスを食べながら、議員のみならず、7人の執行部の方にも、観て頂きました。是非、全県の児童生徒に観て欲しい作品です。しかし、都合で、企画提案者が途中で抜けて、夜の会合まで、街宣。

 総選挙時から、この1ヶ月の記憶の一部が飛んでおり、選挙中は、まさに耳から耳に抜けるにも関わらず、こういう時に限り、また難しい話が入ってきて、混乱。もういっぱいっぱいかも・・。
 多分、今日この頃の記憶は、あるいは意識して忘れるので、一声おらぶ度に、無くなると思います。できれば、難しい話は、来週以降がよろしいかと・・・。誠に申し訳ありません。
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 次世代育成支援対策推進法に基づく一般事業主行動計画の策定状況を含めて、次世代育成支援対策に関する事業主アンケート実施結果が発表されました。

 県内の200人以上の企業181社を対象にしたもので、200人以上というと、まさに大企業で、果たして、普通の中小企業、一般の参考になるのかかなり微妙なところもありますが、おもしろいデータではあります。


 例えば、企業が取り組む子育て支援制度として、実際に行われている上位は、家族手当て、住宅手当や社宅・寮、半日や時間単位の有給休暇などなど。
 しかし、行政が必要なんじゃないかな?と考えている支援策は、ほとんど行われていません。いわく、再雇用制度、育児休業中の賃金助成、事業所内託児施設などなど。
 その他、アンケート項目の中には、子供の学期に合わせた勤務制度、在宅勤務、転勤免除などもありますが、ほとんど行われていません。

 また、企業が考える子育て支援に関する企業と地域・行政の役割分担として、行政に求められているのは、家族手当て・児童手当など給付金の充実、託児所・保育所・幼稚園の設置・整備、子どもの遊び場の確保、というのが、はっきり出ています。
 さらに、公的機関等に対する要望として、仕事と子育ての両立に関する情報を提供するホームページ、子育てしながら働く人のネットワーク組織などが上がっています。

 加えて、子育て支援をすると企業がプラスと判断した理由として、従業員の士気が向上する、優秀な人材を確保できる、企業イメージが向上する、家族関係が良好であれば仕事にも好影響がある等々。


 何が凄いかというと、あまりにあたりまえじゃないか?アンケートを取るまでもないんじゃないか?もっと凄いのは、わかってるのに、なんでできないんだ?ということ。いわんや、大企業でこれなのに、普通の企業ならどうなんだ?
 はっきりしているのは、子育て支援は、地域、企業、行政の三者一体でないと行えないということです。


 ともあれ、新市長には、有償ボランティアという考え方を改めて学童保育の全校配置、乳幼児医療費5歳未満無料という、現実味のある具体的施策を進めて下さる候補を選びたいものです。
 なお、私が、候補者を代弁して、中心市街地の活性化と子育て支援を往来で叫んでいるという説もありますが・・・・。

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小椋桂の『美しい暮らし』という詩の一節かく語りき。

『真顔して背負うには重過ぎる人生に 時に容易い幸せに寄りかかる・・・』『・・・解けぬまま人生を終わろうとする時も せめて言いたい美しく暮らしたと』

 いつか岡山の政治に、美しい秩序を取り戻したいと切に願います。さもなくば、良識ある市民の皆様から、ほとほと見離されてしまいます。

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2005年10月4日(火)【地域包括支援センター岡山モデル】
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 本日は、生活環境保健福祉委員会。請願・陳情の審査など。さらに、「地域包括支援センター岡山モデル」の策定が報告されました。かなり大きな動きと思われます。
 これは、市町村を設置主体として、新たに導入される予防給付や生活支援サービス、総合相談・情報提供、ケアマネージャーの支援といった地域における総合的なマネジメントを行う中核機関として位置づけられており、介護保険制度のみならず、高齢者等の生活を支援し、地域に安心を保障する、これからの最重要機関とされているものです。
 ただ、その対象とする圏域や具備すべき機能、配置のあり方等については、今後の検討課題とされています。
 今回の「岡山モデル」は、全国唯一、高齢者のみならず、障害者、子ども等を含む地域統合支援体制の構築を進める、県に、サポートチームを作るという鳴り物入りの登場です。
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 実は、恥ずかしながら、委員会で、ポンと資料が出てきて、この冊子の内容や意味、意義が理解できないというのが実際です。特に知りたいのは、既存のケアマネや事業所に与える影響です。そこで、関心、関係のあられる方に、ご一読頂き、問題の所在を是非ご教示頂きたいのです。
 冊子は送付させて頂きますので、御希望の方は、宛先を明示されて、御返信下さいまし。
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 さて、
 議会の控え室は、市長選挙がらみで、他陣営の議員達の会話に耳をダンボにするというより、むしろ、耳を塞ぎたいような心境。せめて議会ではと思いますが・・・・。
 総選挙の時に比して、精神的・肉体的に倍するほど堪えるものがあります。

 本日も、午後からは、先ほどまで広報宣伝カーで街宣。今朝の朝刊に候補の比較が出て、そこから、「新聞配達をして・・」云々というくだり、さらには、乳幼児医療費の無料化の現実的な可能性は、とりあえずは5歳未満ではないか、といった話が、信号待ちの時などは出てきます。「官から民」の民は、庶民の民だということです。

 施策以前に、人となりを伝えることに苦慮しているような状態で、いわば哨戒機のような車が、戦闘機にもなっています。

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2005年10月5日(水)【それで良いのですか???】
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 本日は、岡山県保健福祉大会。来賓の国会議員(代理を含めて)に、時代の変化を感じます。自民党が新党ブームに押されて、野党になった93年のこの時期に、会社員を辞め、冬に「業界」に入ったのでした。ただ、面子がいきなり変わったのは、むしろ、この2ヶ月のことです。数年先には、これまた分からないです。
 岡山市長選挙も、誰もが、市民だと言いながら、詰まるところは、自民・公明連立 VS 民主・共産同盟の対立の構図がはっきりしてきました。しかも、保守が割れているあいだに、敢えて言えば、民主党の報復選挙の様相を呈してきました。
 根本的に、首長と一議員の選挙は全く異なるのですが、中途半端な無責任な判断を持って、ただ目先に囚われて、その本質を見誤ると、議会との円滑な関係、国と県との関係が大きく捻れて、再び、岡山市は、停滞期に突入します。
 本当に命を懸けるなら、最後は、憐憫や根拠のない期待感ではないのです。その結果、本当の市民が、踏みにじられたり、踏み台にされるのは、私はもう懲り懲りです。
 ・・・・・・・・・・・それで良いのですか???
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2005年10月6日(木)【終盤戦へ】
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 本日は、岡山市敬老会で、多くの市議・県議とお会いしました。本来は、市民や市議の先生が全面に出るべき市長選挙に、政党が大きく出てしまったことを申し訳なく思ったり、どうあれ、門木先生亡き後に、県議会議員がなにか実に不甲斐ないようにも思えたり、お互いに言葉を交わすのもしんどい感じでした。
 今朝の山陽新聞朝刊には、一馬身リードのような記事が出ましたが、はてさてこれは、我々の体感とはかなり異なります。とは言うもの、粛々と進んで行くしかありません。
 先ほどは、公明党冬柴幹事長が来岡され、応援演説。既に、安倍晋三自民党幹事長は、岡山入りされ、午後6時からは、天満屋アリスの広場前で街宣。
 今日の議員の応援弁士は、私だけで、候補と安倍先生と自民党広報車「あさかぜ」の上というのは、自民党地方議員としては名誉なことで、お調子者の獅子座としては、やったろやんけ〜!!という気力が沸くシチュエーションではあります。
 さぁ、いよいよ終盤戦!!
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2005年10月7日(金)【いよいよラストラン】
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 午前5時からの朝起き会の後の朝日は、落語『芝浜』のように心が洗われるほど、実に美しく、思わずパンパンと手を合わせました。夏と秋の綱引きも、とっくに秋に軍配が上がりました。
 本日で県議会も閉会。指定管理者制度が、これでよーいドンで動き出します。一方、既存の指定管理者について、当局と少し協議。前例がないだけに、いわば判例法のような形で、少しずつ固まって行くのかしらん?ともあれ、今後いろいろ起きそうな制度ではあります。

 午後からは、街宣車で2区を中心に回りました。2週間前に比して幾分反応が良くなっています。5時には、舛添要一参議院議員が駅前で街宣。
 夜の決起大会は、1000人を越える大盛況で、司会の私は、今日もまた、あらん限り元気にやらさせて頂きましたが、気になることがないではありません。しかし、いよいよラストラン。
 とにもかくにも走り抜けるしかありません。

 ただ、候補の学校の後輩の他党の県議が、「その部分」では、いそいそと当陣営に来ながら、一方で、別陣営(他党)の本隊車に乗り、応援弁士に立っているという信じられない行動をされていることについて、私は、激怒しています。私の中では信義に反していますし、なにかもう悔しい限りです。少なくとも、私は、そこまで器用ではありません。見習うべきなのかなぁ・・・?

 ともかくこの選挙は、終わってからも、いろいろあることでしょう。
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2005年10月8日(土)【限界への挑戦!!岡山】
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 先ほどまで、桃太郎スタジアムで、第60回国民体育大会秋季大会(「晴れの国おかやま大会」)岡山県選手団結団壮行式。昨年は文教委員長として、ガンバローコールをしたものですが、本日は、岡山県自転車競技連盟会長として出席させて頂きました。生憎の雨模様でしたが、小六禮次郎さん作曲のファンファーレやマーチを聴くと感動で身震いを覚えます。
 政治的には、8月あたまの衆議院解散以来、大切な「おかやま国体」さらに、障害者スポーツ大会のために、十分な時間を割けませんでしたが、いよいよ、秋季国体が、2週間後に迫ってきました。早いものです。
 現在岡山勢は、夏季大会までで、総合2位、女子、5位と天皇杯・皇后杯が、確実に狙える位置にいます。この大会のために、限界への挑戦を続けている選手はもちろん、10年計画で、選手力強化を図った関係各位や運営に当たる全ての方々の思いが結実する素晴らしい大会になることを切に祈ります。また、195万人の大スクラムで、おもてなし日本一を目指しましょう!!
 この期に及んで、盛り上がっているだのいないだの言う方もおられますが、それは、単に、本来できることですら参加していないだけのこと。
 我が息子でも、「ももっち」体操を踊っています。もっとも、4歳児の彼の理解は、国体って何?と聞くと、「ももっちが来るんじゃ〜」というレベルですが・・・・。
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 いよいよ市長選挙も本日最終日。つらつら考えるに、市議補選のお手伝いが、あまりできなかったことを心からお詫びしつつも、ともかくも、候補の圧倒的勝利を目指し、中心市街地の最後の叫びは、本日午後3時から、表町商店街パレードです。
 私もマイクを持ちます。どうかさらなる一声を!!
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【マイク納めはしたけれど・・・】
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 選挙戦最終日の選挙カーのマイク納めは、選挙戦の中で、最も美しい儀式です。お互いの労を労い、希望の中で、お疲れ様と言えます。ただしかし、それは、勝利が確信できる時に限ります。
 正直に書けば、私は、過去に一度だけ、ある参議院選挙のマイク納めだけは、敗戦を確信していましたが、それ以外は、マイク納めで、希望を確信できなかったことはありません。
 しかし、今回は、業界にいるものの体感と言おうか、この段階ですら、この勝負に決着がついていると思えません。希望と不安が入り交じり、正直よく分からないのです。はっきりしているのは、この勝負、明らかに、明日の投票箱が閉まるその瞬間まで続くということです。
 今日は、幾人も知る顔が見える、様々な意味で「恐い」と思える相手陣営のなりふりかまわずの鬼気迫る様を見ました。当初から候補の土下座もあり、もはや無くすものは何もない、まさに背水の陣です。しかし、思いの強さは、こちらも負けてはいません。
 明らかに勝負は終わっていません。
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2005年10月9日(日)【祝当選!死にもの狂いの市政へ】
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 先ほど岡山市長選挙で、高谷茂男候補の勝利を祝ってバンザイを行いました。今回の選挙戦で、いよいよ最後の司会をさせて頂きました。ほっと胸をなで下ろしています。誠にありがとうございました。

 ただしかし、バンザイの瞬間から、候補者は、独りになります。既に次の選挙が始まっていますし、今回の選挙は、様々な意味で、おそらく事後処理の方が大切です。
 少なくとも、すぐに予算編成で、議会の協力は不可欠です。様々なしこりは、なかなか消えはしないでしょうし、おそらく、これからのご苦労は、並大抵ではないと思います。
 選挙を支援させて頂いた以上の「思い」をもって、岡山県サイドから応援させて頂きます。


 幾つかの陣営に分かれた我々も、おそらく、1年半後の統一地方選挙で改選されない限り、心の底から笑い会えるのかどうか・・・・・。ちょっとやそっとでは、根本的に、すっきりすることはないでしょう。その覚悟はとっくにしていますが、勝ったとはいえ、総てが総べて良かったわけではないのですから、これからの批判には誠意を持って応えなくてはいけません。
 多くの悔し涙や他候補に託された夢に対して、無関心であってはいけません。


 どうあれ、新市長が素晴らしい岡山市を創って下されば、全ては報われます。及ばずながら、そのための協力は絶対に惜しみません。県市の連携推進は、私の責務でもあります。


 高谷新市長は、選挙は、他候補のように、死にもの狂いでないかもしれないが、死にもの狂いで岡山市政を行う、と言って来られました。その言葉を信じます。
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 ↓詳しくは

 本日は、候補と朝起き会からスタート。その後、月並祭も。間に私は、玉野に飛び、玉野市長選挙の出陣式に。結果がどうなろうとも、本当にお世話になったせめてもの恩返しとして。
 来週は、久々の東京出張に、またまた選挙応援・・・。

 昼からは、何がしか楽観ムードが漂ったため、さらに2時間ばかり電話作戦。今回の投票率の低さは、極めて問題で、複合的な要素もあるでしょうが、分析が必要です。
 その後、展覧会や秋祭りめぐり。
 いつのまにやら、文化芸術の秋です。

 胃が痛いのですが、これも今しばらく続きそうです。

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10月10日(月)、11日(火)なし

2005年10月12日(水)【2006日豪交流年】
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 昨日オーストラリア大使館に、実行委員長をさせて頂くラクロスの招聘事業の後援依頼にお邪魔したところ、一等書記官の方から、来年は、日豪友好協力基本条約の締結30周年しての日豪交流年(YOE)で、岡山でも、なにか冠事業ができないかしらん?とのことでした。
 岡山県は、南オーストラリア州と姉妹提携を結んでいるのですが、これは、先代知事などが動かれて、属人的な要素が強く、今となっては、昭和61年に、交流が始まり、瀬戸大橋開通の時、州の総督が来岡された経緯が、実は詳しく分からなくなっています。
 オーストラリア最大の輸出相手国は、我が国でもあり、また、水島港と南オーストラリア州のアデレード港は姉妹港でもあり、まずは、この冬のラクロスでの交流を通じ、来年の岡山=南オーストラリア州の交流事業に結び付けたいものです。
 オーストラリアって、一度は行ってみたい所ですが、コアラとカンガルーしかイメージがありませんが、これは、フジヤマ、ゲイシャに近い理解不足なのかも???
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 ↓詳しくもなく

 昨日は、議員会館や大使館のある三田、新宿や神宮球場界隈(青木選手なぞ見て)を徘徊(『雑踏の中でも我はひとりなり』)し、わざわざ小岩に泊まり、本日は、下町巡り。言うまでもなく、葛飾柴又の帝釈天を訪ね、久方ぶりに、寅さん記念館で遊んで参りました。平日に申し訳ないと思いつつ、やはり、『男はつらいよ』は、良いです。
 ちなみに、私が好きな作品は、「知床慕情」と「あじさいの恋」です。


 ややこしいことが多すぎる今日この頃、私が、一番会いたかったのは、実は、寅さんでした。「おいちゃん」は、「赤旗」を読んでそうだなぁ、と思いつつ、ここ2ヶ月に起きたいろんな出来事を寅さんだったらどう言うかなぁ?と考えながら、秋空が大きく広がる江戸川を眺めた次第です。

 「お前、さてはインテリだな!!」と寅さんに言われそうで、しまいにゃ、どうでも良くなってきました。
 おかげで、かなりリフレッシュでき、また現実を踏みしめて戦うことにします。胃に優しい、牛乳を飲みつつ・・・。
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2005年10月13日(木)【鰯曇】
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 県庁物資部(指定店会)の大売り出しで、蜂蜜なぞ購入して、○○地区の敬老会。文化ゾーンの中のお年寄りだけに、ジャン・ギャバン曰く、「メトロの香りがする」のです。皆さん、おシャレです。
 それにしても、幼稚園児の肩たたきには、なぜか目頭が熱くなります。亡父は、透析を受けていたので、年よりは老けていましたけれど、64歳でなくなったので、老人になることはなかったなぁ・・・と、しみじみと思う敬老会。大先輩の皆さんには、どうかご壮健で、一日も長生きして下さいね、と心から思います。
 午後からは、さきほどまで玉野市長選挙応援に。三つ巴の激戦となってきました。中国地方の玄関口として、対岸の高松に負けない街づくりが、なぜできないのか?ここのところ良い話がない隣町です。それにしても、玉野は、実に坂が多い街だなぁ、と、隈なく回って改めて驚いています。いわゆる、分譲団地も、もの凄く多いところです。
 柿も実って、空は、鰯雲の大群で、どうしようもないほど秋です。
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2005年10月14日(金)【改訂行財政改革大綱】
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 議員総会では、先の総選挙をめぐり、中央自民党が県連に「自浄作用」を求めていることについて議論。結果良ければ御咎めなしにならないのが、きついところ。元気なのは、女性刺客ばかり。
 生活環境保健福祉委員会のみならず、本日の全ての常任委員会に示された「改訂第3次岡山県行財政改革大綱(素案)」について、議論勃発。
 予想以上にかなり厳しい見直し案が示されました。
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 今朝は息子の幼稚園の運動会。父の血を譲り受ければ、彼が運動会のヒーローになることは、かわいそうに、まずないと思われます。背が高いのに、よーいドンでは、どう見てもビリ!!しかし、ロッキーばりに、さかんにガッツポーズを決めていました。ま、本人が頑張れたのだから、それで良いです。おもしろい!!

 それよりか、半年前には、おサルに毛が生えたような生き物だったのが、整列し、行進ができるようになっただけで、もの凄いことです。先生のご労苦は、いかばかりか・・・・頭が下がります。

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 第3次行財政改革大綱策定後、地方交付税の大幅な削減により、さらに、県財政は厳しい状況にあったところに、国から新地方行革指針が、示され、乾いたタオルを火で炙るような改革案が示されました。あとは、タオルを切って行くことになるのかどうか・・・。


 例えば、人件費については、独自の給与カットはもちろん、市町村への事務権限委譲を進めながら、警察署の管轄区域等の見直しも含めて出先機関の見直し、19年4月からの県立大学の地方独立行政法人化、さらには、試験研究機関についても徹底した業務の見直し、地方独立行政法人化の検討に入ります。

 他に具体的に、

 平成22年4月1日における県全体の総定員(教育委員会・警察本部・企業局含めて)は、総務省の新地方行革指針に掲げられる4.6%を上回る1400人(5.6%)程度の純減を図る。

 平成19年から21年度までの3年間に、公共事業に係る地方負担を対18年度当初予算比で30%程度削減する。18年度は、3年間で30%削減する途中ですから、0.8×0.7で、大綱前の一挙に半分近く削減されます。
 このことは、土木、農林関係から大きな批判を呼びそうです。

 平成19年から21年度までの3年間に、一般行政施策費・内部管理経費を対18年度当初予算比で10%程度削減する。18年度は、3年間で10%削減する途中で、そこから10%です。

 現在58法人ある外郭団体は、平成22年4月までに、概ね1割を統廃合等により削減します。
 現在147ある審議会は、平成22年4月までに、概ね2割を削減します。


 そうは言っても、人員削減も補充しないということで、岡山県の場合は、民間のように「生首」を切るリストラが行われているとは言えませんし、クビがない安定した身分なら、公の奉仕者という名の特権階級ではないか、という意見もあります。
 民間に比べれば、まだまだ甘いという声は強くあります。

 また、本来であれば、行政マンが、どんどん即戦力として、有力企業に引き抜かれたり、NPOと相互人材交流が起きても良いはずです。間違いなく、県庁職員には優秀な人材が多くいます。あるいは、天下りではなく、若い時代に、公務員から地域企業に打って出るような人材が多く出れば、自ずと組織は活性化するのですが。逆に、もっともっと組織に民間の血を入れるべきです。

 しかし、これだけ削減、削減ということになれば、なにか、もうひとつ夢や希望が持てないはなぁ・・・・・・。特に、切り易い公共事業の削減は、郡部の経済を疲弊させる恐れもあります。

 それでも、その割には、本当に財政難なの?と言われるような17年度は、大型事業、施設開設のラッシュだっただけに、不思議な感もあります。


 そういう中で、指定管理者制度は、行革の本気度が問われるところです。中四国州の中心を言うのなら、地の利だけでなく、政策・施策面で、他県の群を抜かないと勝負にならないでしょう。

 そうは言うものの、ある意味、既存の管理団体の「生首」を切ることになりかねず、この点のフォローを行政サイドができなければ、かわいそうの一言を持って、公の施設の有効活用ができなくなる恐れがあります。


 行財政改革と言えば聞こえは良いですが、早い話が、行政経営失敗の善後策です。元来楽しい話ではありません。

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2005年10月15日(土)【岡山の中心で愛をさけぶ】
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 本日は、所属させて頂いている専門店会の政策委員会の中心市街地活性化についての勉強会で、経済産業省の担当の方のお話を伺うありがたい機会を得ました。
 まちづくり三法の改正が進んでいますが、少子高齢化の流れの中で、コンパクトなまちづくりをしないと、街が持続不可能になると分かっていながら、行政の中心市街地活性化策は、箱モノや商店街のハード面支援に偏っていた感があります。
 商工会議所の1kmスクエア構想では、「都心は、人が集まる住むところ」というコンセプトがありますが、まさに、「住む」ためには、ある種の優遇税制まで含めたようなインセンティブが必要なように思います。
 このあたり、12月定例会で取上げます。

 今回の市長選挙や市議補選でも、中心市街地の活性化は論点でしたし、地域の実状も知らずに、なによりも、地域への愛もなく、極めて安易に活性化を論じて、私自身の中で、逆鱗に触れた候補もありましたが、とりわけ新市政においては、地域の方も巻き込んで、多いに議論して頂きたいところです。
 そのためにも、商工関係の委員会に、来年度こそは所属します。私自身の役割の大きさも痛感しています。
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 ↓詳しくは

 午後3時前からは、玉野市長選の応援で先ほどまで雨の中、街宣。なにしろ、地域事情は分からない中の応援でしたが、個人的にはここ数週間で、街宣能力は、非常に増したと思います。もうどこでも行きまっせ〜という感じです。
 思えば、街宣車で、県内をかなりあちこちしています。

 が、しかし、先週に引き続き、あるいは、それ以上に、マイク納めで、確信が持てません。県議会の派閥で、今日もまた何人も応援に入りましたが、実際のところ、他地域の議員が入って、どれほどの応援になったのか・・・。
 玉野に御関係の方は、どうかよろしくお願い申し上げます。


 話がらりと変わり、『ウルトラマン』ですが、これはもう『コスモス』で、コンセプトからして、この作品は越えられまい、もはや行くところまで行ったろう、と思いましたが、『マックス』は、なかなかです。
 いわゆる原点回帰で、さらに、ひねりが加わり、「むむっ、そう来たか!お主なかなかやるな!」という感じです。決していい年した大人を裏切りません!今朝は一人で大爆笑。←なんでこんな番組を見てるのか??

 『中学生日記』も、脚本が素晴らしいことがあり、意外と侮れません。←なんでこんな番組を見てるのか??
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2005年10月16日(日)【おかやま県民文化祭】
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 本日は、○○地区のソフトボール大会から○○学区の体育祭、○○地区の敬老会を経て、○○経由で、津山に上がりました。昨日の雨が嘘のように、美作は、まさに秋晴れ。鶴山公園横の文化センターで、第3回目になる「おかやま県民文化祭」総合フェスティバルが、開催されました。
 これは、2009年の国民文化祭の岡山県での開催を見越してのもので、既に、岡山県の文化団体の連絡協議会的な岡山県文化連盟も立ち上がっています。願わくば、そのためにも、「ももっち」を県のイメージキャラに昇格させたいものです。
 おりしも、「晴れの国おかやま国体」秋季大会は、22日開催で、主会場の県総合グラウンドはじめ各地で準備は最終段階。今年の岡山のスポーツの秋は、熱く燃えます。
 しかし、文化も、負けていません。
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2005年10月17日(月)【動き出す指定管理者制度】
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 玉野市長選挙も、若い市長の手腕に大いに期待したいところ。国体自転車競技の主会場は玉野ですが、「お成り」もあり、しかし、現市長が月末まで任期ということで、これもかなりしんどいことです。
 本日は、県の指定管理者公募施設が、一斉に説明会。私も、1ヶ所に、お邪魔しましたが、なにしろ、細部が決まっておらず、というより、決めようがなく、判例の積み重ねのような慣習法による運用になりそうな予感。二言目には、「協議」・・・。
 施設によっては、15「陣営」が、説明会に来たところもあり、関心の高さを伺わせますが、詳細を聞くと、ビジネス的には、どうかな?というのが、「公の施設」の特徴かも?
 問題は、管理委託している外郭団体が、競争に負ければ、天下り先というよりも、まさに、職員の「生首」を切ることになるということで、「官から民へ」とはまさにこういうことかな、と思いつつ、きついな、しかし、それゆえに、審査会なるものが、公平中立に審査するかな?という疑念があります。
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2005年10月18日(火)【桜島山】
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 千葉ロッテマリーンズ優勝おめでとうございます。千葉で観戦して以来、私は、むしろ、ロッテファンのファンです。
 本日これより、国体も近いは、ピロリ菌だは、なんでこんな時期に・・と思いますが、次世代育成男女共同参画特別委員会の県外調査のため、2日3日で、大分、宮崎、鹿児島方面に参ります。帰岡は、明後日夜になります。
 委員長の意向で、明日の宮崎では、一日、敢えて石井十次の足跡を訪ねたり、時間的には緩いですが、ともかく、子供達の未来のために、左右入り交じった感想が出そうな「考える」視察先を選択しました。鹿児島の郷中教育もテーマにしていますが、実際は、根っこにある雄大な桜島を見たいのかも・・・。我が胸の〜。
 なにしろ、22日からは、両陛下の特別奉迎後は、主会場での開会式や閉会式にすら出られず、会長である自転車競技と理事である相撲の関係で、英田と和気と玉野を行ったり来たりになります。いろいろ相談事もあり、できれば、避けたい時期ではありましたが・・・。
 蛇足ながら、秋季国体開会式の入場券は、余っていません。
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 天皇皇后両陛下ようこそ、おかやま国体へ
     奉迎 県民提灯パレードのご案内

 ※平成12年以来の提灯奉迎です。是非ご参加下さい!!
 ※県民の総力で、晴れの国おかやま国体を成功させよう!
開催日 10月21日(金)
時間
 午後5時30分 受付開始(岡山県総合福祉会館〈石関町〉)
 午後6時  奉迎行事(岡山県総合福祉会館1Fホール)
 午後6時30分 提灯パレード出発(起点・岡山神社)
 午後7時30分頃 散会(流れ解散)(終点・岡山駅前電停前)

 ※会場周辺は駐車場はありません。
 提灯は無料で配布予定。数量限定先着1600名。
 当日受付にて整理券配布。その順序で行列編成。

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10月19日(水)なし

2005年10月20日(木)
            【さぁ、「晴れの国おかやま国体」です!!】
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 県外調査よりさきほど帰岡致しました。これ以上ない快晴に恵まれて、桜島は、山肌がはっきり見えましたが、ほとんど煙が上がっていませんでした。
 岡山空港では、沖縄便と重なり、国体の沖縄の選手団を見かけました。なにしろ、携帯電話があり、県外にいるようでない側面もあり、国体のことも気になっていましたが、いよいよ明日には、天皇・皇后両陛下も、お出ましになり、まさに、本番です!
 どうか見事な秋晴れの「晴れの国おかやま国体」に!!
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 昨日は、終日、石井(十次)記念友愛社の理事長の児島草次郎さんやボランティアの方に、十次縁の施設を案内して頂きました。木城町や高鍋町は、まさに、『石井のおとうさんありがとう』のように、雲一つなく晴れ渡り、その街も、人達も、十次の精神、愛や誠が染みているようですらありました。なぜ、茶臼原だったのか、あの青空で理解できましたし、十次を共通の「先祖」とする方がいることも知りました。

 資料館は、むしろ、岡山が整備すべきものをして頂いているようにも思え、顕彰事業について、十次はもとより、岡山には、福祉の三聖人と言うべき偉人がいるにもかかわらず、偉業をうまく活かせていないように思います。

 また、本日は、鹿児島で、加治屋町から排出された薩摩の維新の偉人達の根幹に流れる「郷中教育」について伺いましたが、会津でも感じましたが、教育県岡山というわりに、連綿と繋がる岡山の精神というものについて、熱く語ることができないのは、残念なことです。ないわけがないはずですが・・・・。
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 ただ、一番、今回の調査で、刺激を受けたのは、北九州市の子育て支援プラザ・子どもの館の指定管理者制度導入についての話です。実は、この9月定例会で、指定管理者は、民間企業のコンソーシアムに決まりました。

 現場の市だけに、指定管理者公募は、保健福祉関係だけで、100越えたそうですが、注目すべきは、管理委託を受けていた市の外郭団体も企業とJVを組み、選も漏れたことです。市の担当の方は、かなりシビアに判断されたことを言われました。

 もっとも、来年3月末には、お払い箱になる現場サイドは、自らの身の振り方はもちろん、民間サイドへの引き継ぎや、3年という期間で何ができるのかという不安を諦めの中で語っておられるのが、印象的でした。そこには、何年もかけて、管理ノウハウを作ってきたのだという、確かな自負もありました。

 国体の一方で、指定管理者についても、様々な意味で、熱い戦いが繰り広げられます。
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2005年10月21日(金)
           【どこの選手でも応援の声を掛けましょう!!】
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 いよいよ秋季国体は、明日開幕。本日は、相撲の稽古場で、激励などもして、夕刻には、天皇皇后両陛下を沿道で地域の方々と奉迎させて頂きました。わくわくしながらワイワイとお待しておりました。選挙カーを待つのと違い、天下泰平モード。
 後続のモテナスンジャー、もとい、石井知事は、お互いに認識できるほどはっきり見えたのですが、天皇陛下のお姿は、本当ににちらっとだけ、それでも、美智子妃殿下のお召し物の青が、秋晴れの空のように美しかったのが、強烈な印象に残りました。いや、どうあれ良かった良かった。また、行こうっと。
 先ほどまで、奉迎提灯パレードに参加しておりましたが、明朝は、県議会議員は、某所で、特別奉迎をさせて頂きます。

 街にも、各地の選手団が、チラホラ。大分の選手がいたので、「『風のハルカ』観てるよ〜、頑張って〜」と、声を掛けさせて頂きました。中津出身の走り幅跳びの選手で、どこに泊まっているのか尋ねると、「一泊2580円と書いてるあそこです〜」とのこと。そっか〜、こりゃ、どこも満室なわけです。
 ともかく、これからは、岡山はもちろん、他県のジャージを着ている選手を見たら、「おっ、○○県、頑張って下さいっ!!」と、声を掛けることにしました。皆様も、是非、むやみやたらと応援の声を掛けましょう!!車の中から、往来に向かって叫んでも良いです。
 その一言が、きっと岡山の暖かい印象になることでしょう。そういう国体の参加の仕方もあると思います。

 それにしても、週末は急に冷え込むようです。選手の体調が気がかりです。

 一方で、今朝のA新聞の岡山版の国体に関する記事が、訳知り顔で、時機を逸してあまりにもくだらないので、顔見知りの記者さんに、小言を言わせて頂きました。
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2005年10月23日(日)
           【『晴れの国おかやま国体』秋季大会開会!!】
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 さて、開会式ですが、私は、富山、静岡の秋季国体の開会式も観ましたし、昨年の埼玉国体では、文教委員長として、選手団として入場行進までしたのに、肝心の地元国体の開会式を観ることすら出来ませんでした。代わりといってはなんですが、妻がしっかりと観させて頂きましたが・・・。
 式典に関わられた方々のご労苦が見事に結晶した本当に岡山らしい素晴らしいものでありました。 本当に良かったです。
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 「素晴らしい!!で、どこにいるの?」という御電話も何本か頂いたのですが、その時、あっしは、美作市に車を走らせていたのでした。実は、自転車競技の開始式に、岡山県自転車競技連盟会長として出席させて頂き、各地の選手団の前で、歓迎のご挨拶をさせて頂いたのでした。岡山の主会場の開会式に出ていては、英田の開始式には間に合いませんでした。
 また、夜には、相撲競技のレセプションも覗かさせて頂きました。


 汗や涙を流してきた選手はもちろん、何年も前に開催が決まり、しかし、昨年の台風被害や市町村合併の中、粛々と準備を進めてこられた各種目が行われる自治体関係者や、忙しい仕事の合間を縫いながら、10年がかりで選手力強化を図ってきた、また、大会を実際に切り盛りする各競技団体、また民泊で受け入れれる地域の方々はじめボランティアの方々・・・・子ども達も、しっかりとおもてなしの準備をして来ました。

 こうした全ての方々にとって悔いのない素晴らしい大会になることを祈らずにはおれません。岡山県民が、なんらかの形で、この国体の成功のために関わること、おそらくその結果として、自然と天皇杯に届くように思います。

 私が具体的にできるのは、結局のところ、英田と和気と玉野をあちこちドタバタと行き来することだけなのですが・・・・。



 ところで、昨日は、きらめきプラザで、もったいなくも、天皇皇后両陛下を1mの至近距離で特別奉迎させて頂きました。県議会議員は、期数毎に分かれて、各施設でお迎えさせて頂くことになっています。

 特別奉迎は、なんとも言えない緊張感が走りますが、万世一代、125代続く国は、日本をおいて他になく、本当にありがたいことだなぁ、と思うと同時に、不思議なもので、なにか、お声掛け頂けるような立派な日本人になりたいものだなぁ、と、おこがましい欲も出てきます。

 どうあれ、なぜ涙が出るのか、その感覚は、説明がつきません。日本人だからとしか言いようがないような・・・。
 私は、昭和天皇の最後の御誕生日に、皇居に一般参賀をさせて頂いたことがありますが、お出ましの時に、雨がぴたりと止んだということがありましたが、この開会式も、陽が差したそうです。実にそういうこともあることです。

 少なくとも、両陛下が、岡山にいらっしゃる間は、事務所前に、国旗を掲げさせて頂いております。
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2005年10月24日(月)【おかやま快進撃!!】
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 「晴れの国」の秋季国体らしい素晴らしい青空!玉野競輪場で行われた1kmタイム・トライアルでは、郷土岡山(西大寺広谷町)の在本直樹選手が、見事優勝!!
 昨年の埼玉国体、プレ国体の優勝で期待されていたプレッシャーを見事に跳ね返し、圧倒的な勝利でした。
 岡山県自転車競技連盟会長として、表彰状を渡させて頂きましたが、連盟の方々のご労苦が報われたようで、心の底からほっとしました。ただ、競技はまだまだ続きますし、明後日は、寛仁親王殿下のお成りもあり、ロイヤルボックスでお迎えさせて頂くということで、むしろ緊張感が高まります。
 あちこちの競技で、好成績が上がっているようです。敵は東京!天皇杯・皇后杯、おもてなし日本一を目指し、195万人のスクラムで、引き続き頑張りましょう!!
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2005年10月26日(水)
            【ついにやったぞ岡山県!!天皇杯獲得!!】
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 「晴れの国おかやま国体」は、優勝ラッシュ!我が岡山県が、最終日を前に、東京を振り切り、念願の天皇杯獲得を確実にしました!!
 本日は、まずは、県相撲連盟理事として、和気の相撲競技で開会宣言。ドクターストップがかかる負傷をしながら、出場した郷土の選手が勝った姿には、もうウルウルしました。勝敗を遥かに越えた感動をありがとう!
 その後、玉野の自転車競技場への親王殿下の「お成り」が急遽中止になり、弓道の応援に行くと、近的で、成年男子優勝!!戻って、自転車競技も、3位、3位、優勝と、ちびるような感動の連続!!表彰状授与も、最高に嬉しかったです。自転車も、天皇杯獲得に大貢献です!!!
 県教育長も観戦して下さっていたので、各競技で優勝が続き、なにか物凄いことになっているのは分かっていましたが、ついに天皇杯に手が届きました!!これで、ラッキーマスコット「ももっち」は、岡山県のシンボルに昇格でい!!

 一方で、本日は、自民党県連党紀委員会。総選挙の対応に関して、中央自民党からの「自浄作用」の要求に応える形にはなったようですが、党紀委員である私は、宮様のお成りに備えて市外でしたので欠席。この件にいついては、ノーコメントです。
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2005年10月27日(木)
         【天皇杯・皇后杯は、岡山県民全ての勝利です!!】
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 朝一で市役所。初登庁後も新市長は、挨拶回りと国体に追われておられ、少しお気の毒ですが、県市の連携で進めなくてはいけない事案も多く、なかなかにたいへんです。

 さて、本日で、「晴れの国おかやま国体」も閉会しましたが、私は、やはり玉野。自転車競技は、惜しくも、僅か1点差の2位でしたが、今までの最高が5位で、プレッシャーがかかる地元国体で大躍進です。
 各競技とも、おそらく、全力を出し切った悔いのない戦いをされたことと思います。多くの感動を生んだ本当に素晴らしい大会になりました。

 大会副会長、岡山県自転車競技連盟会長として、御礼の挨拶では、素晴らしい自転車競技の普及拡大と、来年の「のじぎく兵庫国体に、この勢いを繋げて頂きたい旨を申し上げました。来年は、お隣での開会ですから、無関心ではいられません。
 そもそも、選手もさることながら、仕事を抱えながら、選手強化、大会の運営に当たって来られた競技役員の皆様が、一番お疲れのことだと思います。しかし、これが、おかやま国体で、全てが終わるわけでもなく、あるいは、来年に向けての戦いは、もう始まっているのかも?と思うと、唸りそうですが・・・。
 本当にお疲れ様でした。

 ともあれ、自治体の職員の方々、ボランティアスタッフの皆様、地域の皆様・・・天皇杯・皇后杯は、岡山県民全ての勝利です!!


 さて、続いては、全国障害者スポーツ大会、『輝いて!おかやま大会』です!!岡山県民の「おもてなし日本一」を掛けた戦いは、第2ラウンドです。
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2005年10月28日(金)【さようならピロリ菌】
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 夏の終わりからの選挙、議会、視察、国体に、一段落ついたので、やっと今日2年ぶりの健康診断。胃カメラも飲んで、ここのところ胃痛、胸焼けの原因となっていたヘリコバクター・ピロリ菌は、始末します。また、諸般の事情で、どう考えても、痩せないといけなくなったので、皆様、みだりに私に、餌を与えないようにお願い致します。厄年には、健康を前向きに考えたく。皆様もお大事に!
 さていよいよ芸術の秋も本番ですが、様々なイベントが目白押しで、明日から、主に国際交流センターを舞台に、第2回おかやま国際貢献月間の華とも言える「地球市民フェスタ inおかやま2005」が、開会。
 そのうち、行政としては、岡山市が、中心的に進めてきて、今後、県域として拡大すべく、県のさらなる役割が期待される「国連・持続可能な開発のための教育(ESD)の10年」に関するワークショップには注目です。世界で注目される動きといっても過言ではありません。
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 ↓詳細は

「おかやまESD国際ワークショップ」
テーマ:フォーマル教育とノンフォーマル教育が協働するために
【日時】2005年10月29日〜30日
【会場】岡山国際交流センター国際会議場、オルガホール
【主催】(特活)岡山県国際団体協議会(COINN)
【共催】国連大学高等研究所、(特活)「持続可能な開発のための教育の10年」推進会議(ESD-J)、岡山ESD推進協議会、大学コンソーシアム岡山創設準備委員会、RNN人道援助宗教NGOネットワーク
【開催主旨】
「国連・持続可能な開発のための教育(ESD)の10年」の一環として、持続可能な社会をつくるための新しい教育のあり方について討議します。既存の教育プログラムとしての初等中等教育及び高等教育といったフォーマルな教育と、NGOや地域の団体が行うノンフォーマルな教育が、連携してESDを進めるための課題と方策について議論を行います。
【使用言語】日本語及び英語(同時通訳有り)
【参加申込】すべての会議は参加無料。どなたでもご参加いただけます。
【連絡先】COINN(tel:086-254-8020、e-mail: coinn@ddn.ne.jp
【日程】
<29日 岡山国際交流センター国際会議場>
10:00〜12:00 開会式
 開会挨拶・メッセージ等
 基調講演
  Mr. Santosh Khatri(ユネスコ・パリ本部 ESDセクション)
  Dr. Paolo Orefice(フィレンツェ大学、イタリア)
  Dr. Jose Roberto Guevara(RMIT, オーストラリア)
  Dr. David Selby(プリマス大学、イギリス、ビデオメッセージ)
12:00〜14:00 昼食・休憩
(13:20〜 RNNヒーリングコンサート有り)
14:00〜18:00 セッション1「初等・中等教育と地域社会の協働」
 事例発表者:
  永宗幸信師(RNN)
  福澤隼人氏(宮城教育大学/仙台いぐね研究会)
  池田満之氏ほか(岡山KEEP/岡山ユネスコ協会)
  赤松康子氏ほか(INTERKIDS国際塾)
  Dr. Eun-Kyung Park(環境文化研究所、韓国)
  内藤元久氏(岡山ESD推進協議会)
 議長:阿部 治氏(立教大学/ESD-J)
<30日 オルガホール>
9:00〜12:30 セッション2「大学教育におけるESDの導入」
 事例発表者:
  Dr. Mario T. Tabucanon(AIT、タイ)
  Dr. Omar Osman, Dr. Zainal Abidin Sanusi(USM、マレーシア)
  Dr. Grace Aguiling Dalisay(ミリアム大学、フィリピン)
  羽後静子氏(中部大学)
  三浦栄仁氏、今西通好氏(大学コンソーシアム岡山創設準備委員会)
 議長:鈴木克徳氏(国連大学高等研究所)
12:30〜14:00 昼食・休憩
14:00〜17:00 総括会議(討議のまとめと共同声明の発表)
 議長:青山 勳氏(岡山大学/岡山ESD推進協議会)
    Dr. Jose Roberto Guevara(RMIT, オーストラリア)

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2005年10月29日(土)【燃える秋】
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 本日は、電車で、小橋町の第3回中央公民館フェスタへ。江崎英子先生の親業講演会を拝聴させて頂きました。「親業」は、妻の子育ての基本になっているようで、対私にも、少なからず、応用されているような・・・。それにしても、中心市街地にある中央公民館が欲しいです。
 そこから、保護司として、岡山刑務所構内の「第21回おかやま矯正展」へ(明日も開催)。刑務作業製品を買うつもりが、思い切りバナナと安いフグの開きを買いました。牟佐で、バナナやフグは、獲れんだろうに・・・・。ステージショーや受刑者の作品の展示などもあり、是非、刑務所に、皆様もお訪ね下さいまし。
 そこから、造園業界関係でご縁ができることもあり、岡山ドーム前での「緑化フェア」へ(明日も開催)。今年は、ASPOをうまく使っていて、Xスポーツを子ども達が軽快にやっていました。今年は、特に子供向けの遊具が多く、家族連れにお勧めです!!
 そこから、国際交流センターの「地球市民フェスタ inおかやま2005」へ(明日も開催)。岡山のNGOが、終結しています。「おかやまESD国際ワークショップ」には、少ししか覗けませんでしたが、明日の総括には是非とも。
 先ほどまで、中條高徳先生を囲む勉強会があり、これは非常にためになりました。中條先生は、たいへんな方なのですが、なんとも気さくで、参加の方を含めて、実に素晴らしい会でした。

 ラジオのボズ・スキャッグスの『We‘re All Alone』を聴きながら・・・・要は、「人は皆一人では生きていけないものだから」ということなのでしょう。人恋しいから、秋は行事が多いのかしらん?
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2005年10月30日(日)【秋雨】
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 本日は、朝から快晴で、旭川一斉清掃で、鶴見橋の下あたり、ピョンピョン跳ねるボラを見て遊んでおりました。国体直後全スポ前ということもあり、意外にゴミも少なかったです。
 今日もまた、呑気に旭川を渡り、中央公民館で、虎頭要塞日本研究センター岡山市代表の岡崎さんの講演を拝聴しておりました。唸るような内容に聞き入っていた時、逢沢事務所の秘書の大先輩の松本三郎さんの訃報が入りました。73歳でした。
 私が業界に入った12年前から、たいへんにお世話になった方で、引退はされていましたが、お手伝いに来られていた先日の総選挙でお会いしたのが最後になりました。いろいろな相談ができて、いつも笑顔で答えて下さる本当に良い方でした。
 我々の業界は、多くの出会いがありますが、逆に、それだけ多くの別れがあります。これからも多くの悲しみがあります。晴れの国の夕方からの秋の雨が、少し淋しくあります。合掌。
 「おかやまESD国際ワークショップ」総括では、いろいろ思うところがあり、11月定例会に取上げたく詳細は明日。
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2005年10月31日(月)【ひまわりの種】
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 内閣改造を少し遠く感じながら、地元議員として出席予定だった特別委員会県内調査をキャンセルして、秘書の大先輩の葬儀に参列させて頂きました。私が企画していた「フリーマーケット in
 OKUDA」のある日曜日に、当番になられることが多かったので、事務所の2階から、かき氷を食べながら、大勢来られた出店や、お客さんを眺めて、いろんなお話をしたっけなぁ・・・。
 「こころ そのー(マイナス)2000」の時代の様々な出来事を思い出し、いつか自分が議員になることなんて具体的に考えられなかったあの頃にも、『薔薇のつぼみ』が確かにあったんだなぁ、と、懐かしく、切なく、ありがたく思いました。
 激動の政治状況に、最前線で一番振り回されているのが、おそらく秘書という名の影働きの仲間達でしょう。彼らの時代遅れのような滅私奉公の思い、不安、心に秘める「あすなろの木」のような思いを本当に尊く思います。
 議員としての私は、市民・県民の代表であるけれど、秘書の思いの代表でもあるのです。だから、私は、いろんなことに、負けられないのです。
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 通夜や葬式の間、いろんなことを思い出しました。「こころー(マイナス)2000」は、最近珍しい四方山話・・・。激しく長いです。お赦し下さい。

    【ひまわりの種】

 ちょうど季節は、この頃でした。秘書の試験は、面接とレポート。レポートの課題は、無党派対策・女性対策でした。私は、選挙対応の事務所の駐車場が、あまりにも広いので、当時、走りであったフリーマーケットをしてはどうでしょう?と提案させて頂きました。
 これは、僅か1年ですが、岡山リビング新聞社営業部に勤務させて頂いた感覚によるものでした。秘書の仕事は、ある意味、広告代理業に非常に似ています。

 どちらかと言うと自民党的ではないような新人の提案にも、代議士は、即座に「やってみぃ!」ということでしたが、あまりに突拍子がなかったので、事務所の理解が得られず、仕方がないので、中学・高校時代からの友人などスタッフは寄せ集めで、翌春から実施。
 最初は、へぼな営業マンとしてお世話になった『リビング岡山』に、数回自腹で広告費を出して、告知しました。2、3回は、当然、赤字でした。

 ビラ配り、街宣、ともかく試行錯誤の連続でしたが、どうにか定着し、『フリーマーケット in OKUDA』は、結局3月から11月の隔月で、25回も続きました。
 ただ、このイベントの致命的な欠陥は、場所を貸して下さっている代議士が来られるわけがないと、お客の誰もが思っていたので、代議士が来られたら皆驚いて、近寄っていかないということでした。今なら、かなり状況が違うと思いますが。


 それでも動員せずとも、選挙本番の出陣式や事務所開き以上に人が来るし、内緒ですが、1区画1000円のショバ代で、収益まで上がるという企画で、なにか、変わった奴がいると、狭い業界で、私が初めて注目された事業でした。

 さらに、代議士が乗られていない時に、代議士の車をしばしば破壊する(語ることができない極めつけもあるのですが)という運転技術も、業界から非常に低く評価されていました。今から思うと、よく私を許して下さったものだなぁ・・・。


 そう言えば、その頃、「日報で見ると、君は、任意団体ばかりに出入りしているけれども、こういうところが票になるんかえ?」という代議士の問いに、「いや、票になるかどうかさっぱり分かりませんが、こういうところに、自分の秘書を出入りさせるなんて、代議士って偉いなぁ、と皆、言ってます。」と、平気で答えていました。「ほんまかや〜?」
 当時そういった言葉はありませんでしたが、それは言うまでもなく、現在のNPOであり、NGOです。


 あぁ、思い出せばきりがありません。阪神大震災の緊急救援、スリランカに古靴を持っていった話、沖縄のツアー参加、東京出張、永田町勤務、あげくは、帰って来なくて良いと送り出されたイラン出張。そう言えば、当時の代議士は、今の私と同じぐらいの年齢でした。

 いろんな時、亡くなった松本さんが、事務長として、たいがい笑って、そこにおられました。そう言えば、松本さんに怒られたことはなかったなぁ。
 あ〜、それにしても、ムチャクチャな秘書だったなぁ、僕って。



 隔月のフリーマーケットの運営に少し飽いていたその日、だだっ広い事務所の駐車場が、あまりに殺風景なので、「そうだ、ひまわりを植えよう!!」と、松本事務長に相談することなく、勝手に決めました。
 ソフィア・ローレンが出てくるようなひまわり畑になったら、30号を行く車も、さぞかし喜ぶことだろう!!

 ということで、さっそくホームセンターで、ハムスターの餌の「ひまわりの種」の特大サイズを買いました。まさか燻ってはいないだろうが、餌が、生えるものかどうか??そんなことは、分かりませんでしたが、とりあえず、そこら中に撒くことにしました。


 なにしろ、ほとんど砂利で、砂は僅かでしたし、わざわざ土を掘って種を植えるような繊細さは持ち合わせていないので、放り投げるようにして、花咲じじいのように、御陽気な鼻歌交じりに、撒き散らかしました。

 しばらくして、アスファルトの上に数羽の鳩がいたので、嫌がらせに砂利を蹴散らかした時、はっとして振り返ると、なんとそこには、鳩とカラスの大群!権兵衛が種撒きゃ、カラスがほじくる状態に!!ソフィアローレンが、ヒッチコックに!!
 思わぬ僥倖に酔いしれた鳥達が、それはそれは嬉しそうに、思い切り、砂利の中のひまわりの種を次から次に啄ばんでいました。


 あまりの風景に一瞬固まりましたが、それでもせっかく買った、ひまわりの種。もとはと言えば、ハムスターの餌の数奇な運命をこれ以上弄ぶのも気が引けて、やはり、餌ではなく、種として生涯を全うさせてやりたいと、今や、公園にいる、家族よりも鳥に好かれる鳩じじいとなって、しかし、媚びることなく、鳩やカラスにぶつけるように幸福の種を撒き続けました。

 結果として、種は全滅だろうが、今日の鳥達は、宝くじに当たったようなラッキーだったな、それで良いじゃないか、願わくば、どうせ砂利の中で枯れるくらいなら、鳥に全部食ってもらいたいものだな、と自分に言い聞かせ、遠大な作業を終えました。
 あ、よく考えたら、水をやる予定もなかったな。


 夢が潰えて、それから数ヶ月。ひまわりの種のことなどすっかり忘れていた夏の終わり。ふと気付くと、フリーマーケットの片づけで、事務所の裏の当時あった焼却炉の横の砂利の中に、黄色い固まりが。
 見ると、一本だけ、大きなひまわりが咲いていました。

 しかし、背の高さは、30cm、それでも、直径も20cmという、今まで見たことのないような、それはそれは不細工なひまわりでした。思わず、「なんで、咲いとるんじゃ!!」と、感動と言うより、呆れた声を上げました。
 「どんな状況でも、咲く奴は、咲くんじゃい!!」と勝ち誇っているような、ひまわりの花。
 ・・お前、ハムスターの餌じゃなかったんかい・・・・。


 「こころ」がない時代ゆえ、それは、何年の何月何日のことか分かりません。
 ただ、あの種のように、どこに撒かれるかわからないような、どうしようもない宿命を背負い、予測不能な運命と戦いながらも、しかし、言い訳をせず、天命を信じ、使命を果たす、あの物言わぬひまわりの花の力強さを持とう、生き抜こう、と、心に誓った、そんな夏の日が、あの頃にありました。


 ただ、しかし、今になって、つらつら考えるに、人間という種は、自力では、咲けないのだなと思います。
 考えてみれば、あのひまわりの種を、花を、いつも太陽は、照らしていたのだから。
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