5月1日なし

2004年5月2日(日)【『パッション』】
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 安倍晋三自民党幹事長来岡!!
 5月8日(土) 午前11時30分から、
 JR岡山駅前(岡山会館前)にて街頭演説!!
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 自民党の岡山県支部連合会がホームページを立ち上げるということで、個人経歴紹介ページの原稿を書くにつけ、字数制限がないため、膨大な量になりつつあります。

 これは、また、何か言われそうです。個人ホームページにリンクさせる方が無難かも、と思いながら、ま、私の名前をクリックされた分には、しょうがないじゃないですか。


 今日、妻子は、仲間内の潮干狩りで、私は、なんとなく仕事なのですが、父ちゃんは思わず一人で、メルパで、昨日封切りの映画『パッション』を観てしまいました。

 メル・ギブソン「監督」の話題作で、イエス・キリストの想像を絶する痛みを描いた凄惨な映像によって、全米では、R指定となり、また反ユダヤ主義を再燃させるという抗議が出、ローマ法皇を巻き込んで、一大論争となっている作品です。


 キリスト教徒でなくても、誰でも知っているあまりにも有名なイエスの最期の12時間ということですが、文字通り、血飛沫が上がる強烈にリアルな映像で、臭いや温度まで伝わってきて、群衆の中、その場にいるような気持ちになります。

 同時に、己の居場所はどこだろう?と、考えてしまう、そんな映画です。私は、「イエスを十字架に!!」と叫んでいるかもしれません。


 「敵を愛し迫害する者のために祈れ」と説く、キリストの言葉に、中東、イラク状勢が、どう応えているのだろう?
 一方で、要するに、宗教は、理屈で割り切れないんだよ、とも言われているようでもあります。

 ただ、どうあれ、鞭打つことも、投擲も、いずれは、己の痛みになるような気がします。
 憎しみや嘲りの連鎖をどこかで誰かが止めなくては・・・。


 『ラスト・サムライ』が、日本の武士道精神ならば、この映画も、やはり精神を象徴しているのだと思いますが、アメリカの精神なのかどうか・・・なんで、イラク人の捕虜をああまで辱められるのか????
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2004年5月3日(祝・月)【関門海峡】
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 明日4日、午後1時45分から駅前で、同2時から天満屋前で、加藤紀文参議院議員と街頭演説をさせて頂くことに、今日、急になりました。

 本日は、憲法記念日。司法試験浪人崩れの私としては、それでも、憲法の勉強を始めた時に、憲法前文や美しいまでの精緻な体系に感動しました。
 「憲法とは個人の尊厳を中核とした人権保障の体系」であるという「説」には、異論もあろうかと思いますが。

 国家の基本法たる憲法の議論をする時に、ある程度は読み込んで、少なくとも敬意を払って、改憲、加憲、論憲を唱えるべきではないでしょうか。



 などと言いながら、本日は雨の中、男二人で、門司・下関へのバスツアーに参加。しかも、朝5時50分西大寺発で午後11時着という強行スケジュールの5980円。
 「中四国州」の一番西の端まで高速道路で4時間以上・・・。


 それにしても、以前は、外港客船が入港した大陸貿易の基地であり、大正ロマン漂う門司レトロタウンは、ガラス細工とオルゴールが似合うナイーブなところに、バナナの叩き売りという、さながら、テーマパーク。
 じっくり歩けば、いろいろな発見がありそうです。

 海峡プラザのようなショッピングモールは、長崎や函館や清水にもあるもので、そう珍しくはないのですが、特に、今日は、雨の中でも、レトロフェスタということで、たいへんな人でした。


 僅か5分で、吐きそうになりながら、巌流島がどれか分からぬまま、関門連絡船で、海峡を渡れば、下関も、また、人、人、人。

 平成13年にできた水族館「海響館」は、美ら海や海遊館に比べれば、どういうことはないとも思えるのですが、100種類を越えるフグまたフグ。
 出入りが容易なため、周辺施設との回遊にも優れています。

 平成14年春にオープンしたレストランとショッピングモールのカモンワーフを抜けて唐戸市場に行けば、市場の中で、新鮮なフグや海鮮丼や寿司、ついでに鯨が食べられるということで、異様な盛り上がり。そう安くはないんだけれど、思わず・・。
 天気が良ければ、これはもう相当遊べそうです。

 なんといっても、下関といえば、高杉晋作!長府まで行けば、日帰りは、まず無理でしょう。



 あまりにも、JRが、関門海峡に熱を入れられるものですからどんなんかなと思っていたのですが、壇ノ浦の合戦、武蔵VS小次郎、四国艦隊砲撃事件等々何かとネタの豊富な関門海峡ではありますが、両岸で、ここまで引っ張るとは畏るべし。
 おそらく、夜は夜で、まったく雰囲気が違うはずです。

 関門海峡は、日本でも有数の観光スポットだと思います。来年の大河ドラマは、「義経」ですから、源平合戦で、また話題ができます。

 学生時代に青春18きっぷで、ふらついた頃には、ここまでの印象はなかったのですが、非常におもしろいことになっています。



 さすれば、宇野と高松はどうなん?本州と四国の玄関口の連携は、どうなん?と思えます。

 クッチーナ・デ・ウーノの周辺には、ショッピングモールがあってもおかしくないし、巨大な水族館があってもおかしくないし、児島は児島で、もう少し遊べるだろうし、何より、与島にカジノがあれば、岡山の京橋から船を繰り出して、瀬戸内海で、大遊びができようものを・・・。
 また、フグや鯨が無理でも、グルメも、もう少し何とかならないでしょうか。

 とりわけ、中四国州を謳うなら、瀬戸内海国立公園70周年に、香川県とも組まないといけないはずですが。

 どうも我々は、観光資源を十分に活かし切れていません。もったいないことです。
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2004年5月4日(火)【雨の街宣】
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 本日は、午後から駅前と天満屋前にて、加藤紀文参議院議員と街頭演説。生憎の雨でしたが、さしというのは初めてのことで、非常に光栄なことでした。
 白兵戦に血がうずく、前振り真ちゃんです。

 今日は、民主党は、岡田幹事長が来岡され、街宣で回られていたとのことで、「候補」不在の後も、勢い流動街宣。
 最初は、GWに多少気は引けていたのですが、さすがにマイクを持つと離すのが嫌になってきて、自分の選挙のような気分で止まらなくなりました。

 ただ、まず参議院議員選挙が7月11日にあるという事実からお伝えしなくてはいけないし、なにより、参議院議員選挙の意味についても、お伝えする工夫をしました。
 また、前回の総選挙の反省から、なるべく批判めいた事は言わないよう務めました。


 この選挙では、街宣等で、かなり起用されるであろうと思われます。だんだんその気になってくる私・・・。
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2004年5月5日(祝・水)【GW終わる】
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 本日は、GW最終日。子供と子供のような人の日ということですが、我が家は、祖母の三回忌と法事続きです。

 人が亡くなるということは、それに伴って、なにやかやと問題も出てくるということで、もはや呆れるばかりですすが、同時に、いろんな事が新しくなる、ゼロからの再出発なのだとつくづく思います。
 遺された者が力を合わせて、いろいろ腹を括っていかなければ仕方ない、今年は、もうこういう年です。

 今日は、朝に、当新田サッカー場を覗き、表町・栄町で巨大鯉のぼりの体内をくぐらさせて頂きましたが、家族で出掛けたのは、加茂川町のストック・ファームと建部町のたけべの森で、概して、実に地味にGWが終わりました。

 おそらく、親にとっては、大変な大型連休。誠にお疲れ様でございました。


 明日からは、議会も、新議長選出も含めて、新年度の人事の動きになります。いわば恒例のポスト争い、の「かしわ餅」のシ
ーズンの到来です。

 明日の常任委員会で、農林水産委員としての一年が終わりますが、今年度は、最も大切な教育の問題を扱う文教委員会「所属」を目指します。
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2004年5月6日(木)【自由民主党街頭演説会】
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   自由民主党街頭演説会

  5月8日(土) 午前11時30分から、
     JR岡山駅前(岡山会館前)

  弁士:安倍晋三自民党幹事長
   加藤紀文参議院議員
   片山虎之助前総務大臣
   平沼赳夫前経済産業大臣
   逢沢一郎外務副大臣

  呼び込み:佐藤真治他若手県議。
    (呼び込み後、開所式へ移動)
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 引き続き
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    かとう紀文事務所開所式

  5月8日(土) 正午から
     かとう紀文事務所(大野辻交差点南・
         卸センター前)

  応援:安倍晋三自民党幹事長
   橋本竜太郎元内閣総理大臣
   片山虎之助前総務大臣
   平沼赳夫前経済産業大臣
   逢沢一郎外務副大臣
   村田吉隆、熊代昭彦、加藤勝信衆議院議員
   石井正弘岡山県知事
  謝辞:加藤六月元衆議院議員

  ※混雑が予想されますので、会場にはお早めに!!
  →できれば街頭演説会に!!
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 本日は、妙に久しぶりの感がある常任委員会。新年度に入って1ヶ月のこの時期は、引き継ぎが十分に済んでいるのかいないかのような答弁が出てきたりします。
 正直に書いて、課長職は、1年で変わるべきポジションではないと思います。


 一方、議員サイドでは、委員会後の議員総会などの話題は、参議院議員選挙と人事で、来週頭の人事に向けて、早くも水
面下でいろいろあるようです。

 ただ、今年度は、自民党の役職の改選期ではないため、昨年のように午前4時を回るという事態までには至らないと思います。



 派閥については、いろいろ評価もあるでしょうが、無くなるものでない限りは、組織の活性化のためには、ある程度のしのぎあいは、むしろ必要であると考えます。

 基本的には、海千山千の方々ばかりですから、派閥の維持それ自体を目的としているのではなく、派閥の中にあって、それぞれに政治的意図をお持ちなのだと思います。

 ともあれ、委員会人事については、まさに、議員活動、政治活動そのものを規定しますから、誰もが内心は、取りに行っているはずです。
 そういう駆け引きというのも、非常におもしろいところではあります。



 さて、冒頭の形で、いよいよ明後日、安倍晋三自民党幹事長が来岡します。若手議員は、街頭では前振りに立つことになっています。
 私も数分になるでしょうが、前振りに立ちます。

 まだまだとても盛り上がってきているとは言えない序盤戦ですが、これを機に弾みをつけたいところです。
 お時間のご都合がつく方は、是非、お越し下さいませ。

 それにしても、応援の自民党国会議員の陣容の物凄さ!!
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2004年5月7日(金)【西養護学校分離独立校】
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 応援弁士の方が、年金について言及されるかは、私は、存じ上げません。是非、それを確かめにお越し下さいませ!
 大丈夫だと信じます。

 現在極めて手狭になっている岡山県立岡山西養護学校の分離独立学校の基本計画が、具体的に示されました。
 以前より保護者の方々の要望が強く、整備する方向は示されていましたが、19年開校を目指すとのことです。


 現在の収容可能人員は、16学級、98人ですが、平成15年度現在、229人の児童生徒がおり、いわばパンク状態。さらに、平成21年には、296人に達するという推計があり、かねがね拡張の要望がありました。

 ところが、もともと総合社会福祉センターからの通学が想定され、そもそもが狭かったことに加えて、センター運営が民間に委託された今、周辺に拡張する余地が無いため、分離独立校が求められていました。


 そこで、旧公衆衛生看護学校校舎を改修して、平成19年4月の開校を目指して、分離独立校(岡山南養護学校?)が整備される方向が示されました。

 事業費は、国庫補助金が5億4800万円、県債が11億3000万円、一般財源が3億7700万円の20億5500万円。
 耐震改修工事等は必要ですが、旧公衆衛生看護学校の利用で、15億3300万円の削減効果があるという試算です。

 ちなみに、PFI事業の手法は、整備手法として採用しないとの検討がなされています。


 全体としては、非常に歓迎すべきことだと思います。

 ただ、岡山南(?)養護学校は、学校敷地内にプールがあるわけですが、交通の利便性に優れ、病院が近接していることで安心も出来る岡山西養護学校ですが、体育施設については、まだ問題がありますし、周辺に、いわゆる福祉施設が集合しているにもかかわらず、教育委員会、障害福祉課、健康対策課と、施設管理が縦割り行政で、必ずしも、うまく連携していないように思います。

 一方で、内尾センターの扱いとの整合性も気になるところではあります。



 それにしても、母がもうすぐ、65歳で、国民年金が云々ということですが、政治家の年金未納の問題が、皮肉にも、年金問題を極めて身近にしたという限りにおいては、効果的(?)であったと思います。
 社会保険庁の年金の運用も気にしたいところです。


 個人的には、老後が益々不安になりました。というか、早くに落選して、65歳まで仕事ができない場合、末路は悲惨・・。
 もっと言えば、いっそのこと老後がない人生も良いような気すらします。でも、家族養わなくっちゃなぁ・・・。


 ただ、個人的には、相互扶助の保険ですから、果たすべき義務であるとしても、一般的には、払えないような時代、気がつけば払ってないような時代があるのも、また人生で、受給資格を得る25年という年数についても、もう少し議論があっても良いように思います。

 むしろ、義務なのに、そもそも申請しないといけないこと、気が付きませんでした、気付いた時には間に合いません、という事態が起こり得ることが制度的な不備なのだとも思います。


 ただ、年金制度に関わる者が、一方で議論しながら、どういう理由であれ、払えないこともないのに払っていないのは、やはり大問題だと思います。怒りというより、あほらしい話です。
 正直者が馬鹿を見るというのが、一番いけないことです。


 かといって、だから私も払いません、というのも、これまた違うと思います。突き詰めれば、自分自身のことですから・・・。
 しかし、やはり、いずれは消費税かなぁ・・。

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2004年5月8日(土)【選挙戦スタート】
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 本日、安倍晋三自民党幹事長を迎えて、岡山駅前における自民党街頭演説会、ならびに、卸センター前の事務所開きが盛大に開催されました。
 初夏を思わせる日差しの中、起こし頂きました皆様に心から感謝御礼申し上げます。

 昨日の午後と今朝、自民党の街宣車に乗り込んで、市内中心部を飛び込みで街宣して回りましたが、特に、岡山駅前は、安倍幹事長ということでお越し頂けた方、足を止めて下さった方が多かったように思います。
 街宣して「安倍幹事長」という言葉に振り返られる方が多くおられましたし、女性の人気が特に高いです。


 それにしても、安倍幹事長はもちろん、橋本元総理、平沼総理予定者、逢沢外務副大臣、熊代県連会長、村田代議士、加藤代議士、片山前総務大臣がずらっと並ばれた壇上は、壮観そのもので、私も初めて、橋本、平沼両先生と握手をさせて頂きました。

 ところで、岡山地方選挙区は、定数2が1になり、相手は、民主党副代表という全国一の大激戦区であり、民主党サイドも、全力を挙げてきます。我が方も、おそらく、小泉総理総裁の来岡まで含めて、自民党・連立与党総力戦になると思われます。

 ある意味で、政権争奪戦の超重点選挙区が、この岡山地方区です。


 とは言うものの、街宣車に向かって、車内で「あほ〜!」と叫ばれている方がおられたり、TVによく出る幹事長に反応して頂いた方も多く、こちら的には、盛り上がっていても、世間は、そうでもないというのが、昨今の選挙です。
 極めて冷静に世論、世間の風を感じる必要があります。

 特に、地に足のついた選挙という意味では、自民党的に盛り上がっていく以上に、地域のことを一番理解され、一番具体的に汗をかいておられる市議会議員の先生方が、いかに気持ち良く応援して下さるかが、極めて重要なポイントです。
 雰囲気を盛り上げたつもりの空中戦だけで、鉄砲届きしません。


 いずれにせよ、事実上の選挙戦は、本丸が開いた今日からスタートです。
 私は、民主党や民主党候補に関する選挙がらみのコメントは致しませんが、自民党議員ですから、公平性を欠く、自民党大本営発表的なところも、あるいは、出てくるかもしれませんが、その点は、どうかご容赦ください。

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2004年5月9日(日)【第4回岡山県障害者スポーツ大会開会】
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 正確には、落書き防止条例という名称ではないのですが、施行から3年目に入り、落書き一斉消去を持って落書きは減少の傾向。

 本日は、落書き調査隊とYMCAの皆様の手により、一斉消去。絶大なる成果を上げた模様。市長も消去活動に、ご参加。



 今朝は、雨の中、第4回岡山県障害者スポーツ大会開会式に、風前の灯火のような行政改革・国体等特別委員会「委員長」として、出席させて頂きました。

 既に種目によってはスタートしていますが、陸上競技については、新装なる桃太郎スタジアムにおいて、2年続きの生憎の雨。


 それにしても、総合グラウンドの駐車スペースが余りに手狭なことは、全国大会に向けて非常に不安が残ります。よほどシステマティックに流さないと、会場に選手、役員、スタッフ、応援団が辿り着くまでに、混乱は必至です。いわんや、国体開会式は、物凄いことになりそうです。
 特に、天皇皇后両陛下、宮様に、すっと入って頂かなくては。


 また、雨ということで気になるのは、アリーナ席が、構造上意外に濡れるということ。特に、車いす席と情報保障席が濡れるのは問題で、要約筆記ボランティアの方が、情報を求める方を探すような事態になり、また、電光掲示板が不備なため、要約筆記のパソコン入力文字が、うまく流せないということも判明。

 さらに、上位入賞を目指す選手もいれば、参加することに重きを置く選手もおり、意識にも幅があるため、雨による寒さによる影響を鑑みれば、人によっては、こういう場合は、中止すべきだという意見もあるようです。


 そこから、児島マリンプールの身体・知的障害の水泳大会を覗かさせて頂きました。岡山県記録の好タイムが続出。
 ただ、国体開会式が雨や台風になれば、式典も、飛び込み台や50mプールも、屋外であるため、不安が残ります。

 また、競技団体とボランティア、大会運営スタッフの連携が重要であるというご指摘もありました。水泳に関しては、入水等から介助が必要ですが、他競技で、ボランティアの方が、アスリートでない場合など、課題が残ります。

 実は、国体は、教育委員会で、障害者スポーツ大会は、保健福祉部(障害福祉課)が、所管。県議会の常任委員会も所管が分かれており、行政の縦割りが、連携の阻害要因になることは、避けなければなりません。


 昨年度は、行政改革・国体等特別委員会委員長として、今年度は、文教委員会「所属」から、連携強化に務めます。

 さぁ、明日から人事です。
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【北島三郎を称えるの巻】

 昨日ふとした弾みで、夫婦で、岡山市民会館で行われた北島三郎のコンサートに行きました。30歳代の夫婦には、非常に渋い話です。

 何と言っても、美空ひばりや三波春夫亡き後、日本の国民的歌手と言えば、「ザブちゃん」だろう、一度こういう方の歌は、日本人として、拝聴しなくてはいけないのだ、という、安易な気持ちが、今日になっても、「男は〜、演歌だぜ〜、な〜兄弟よ〜」と歌っている事態に。
 まさに、大衆文化の頂点。これほど凄いとは思いませんでした。


 「艶」歌の演歌でなく、サブちゃんの演歌は、「縁」歌なのです。タイトルが、「山」「川」「竹」!と、まるで忍者のようなシンプルさ!三段論法の歌詞で、ぐいぐい迫ります。

 縁を大切に、感謝の心を持って、人生は山あり谷ありだろうが、命ある限り、人は真っ当に生き続けねばならぬのだ。
 サブちゃんは、自らの人生を語りながら、人間の生き様、死に様、生きる美学を訴え、愛と勇気を与えてくれる偉大な方です。

 絶妙のトークで、会場を笑いと涙の渦に巻き込み、「与作」では、会場も、「ヘイヘイホー」に「トントントン」、まさに、ライブ、まさに、日本のジャズ。
 なぜも、こうまで心に響くのか!!この人には、真実がある!


 あとは、もう勢いが凄いです。後半は、紅白歌合戦の取りような曲が連発。「祭だ!祭だ!祭だ!」で、フィナーレは、会場も、絶好調。
 「サブちゃーん!!」

 さだまさしが、歌う小説家で、渡辺美里が歌う説法師なら、北島三郎は、歌う人生の師。特に、父を亡くした後だけに、胸に染みるものがあり、人生とはなんぞやを考えながら、涙あり笑いありで、あっというまの2時間半。

 これが本物。芸能生活43歳、御年68歳。北島三郎畏るべし。「ヘイヘイホー、ヘイヘイホー」


 佐藤真治39歳。東京では、寄席通い。もともと落語好きの古風な男。きっとこうして、日本の演歌を唸るようになるのだね。
 結婚し、子供が出来、父が死に・・・あぁ、人生が少しずつ分かってくるのだなぁ・・・。やっぱ、日本人は、演歌でしょう。

 よしっ、これからは、演歌に、ちょん髷だ!
 自民党らしいや。
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2004年5月10日(月)【文教委員会委員長内々定】
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 今朝、大好きな水墨画の安藤秀苑先生が、小作品展を源吉兆庵本店で開かれている(〜12日まで)のを覗いたついでに、餅か団子を買おうかなと思った矢先、今日は、吐くほどかしわ餅が食べられる人事の日(禁足日)であることを思い出しました。

 人事の議論の長い長い一日のお供は、かしわ餅。まさに、この時期の風物詩です。いつ誰が始めたのか、控え室の机に上に、てんこ盛りのかしわ餅。食べたいだけ食べやがれ、とばかりに。


 ところが、拍子抜けとはこのことで、岡山県政史上おそらく例がないほど、議長・副議長・委員会人事が円滑に進み、昨年党人事も絡んで、朝の4時30分になったのが嘘のような状況に。

 おかげで、1年目に、3日で、14個食べたかしわ餅が、今日は、3個で済みました。しかし、3時間で3個食べるのも問題ですが。


 投票もありますから、正式には、14日の臨時議会で決まりますが、第55代新議長候補に、倉敷・都窪郡選挙区の千田博通議員、第55代副議長候補に、同じ選挙区の中塚正人議員が、自民党から選ばれました。

 千田新議長は、これからの岡山県政を支える第一人者と、衆目の一致するところであり、筋を通されながら、おそらく、大胆に様々な議会改革をされることと期待されます。
 私はもう、本当に、いろんな意味で可愛がって頂いております。


 一方、私の方は、希望通り、文教委員会「委員長」「候補」になっております。国体の前年ということで、肝心の本番は委員長ではありませんが、実質的な汗が流せるポストです。非常に忙しくなるのではないかと思います。
 特に、秋には、岡山県立図書館のオープンも待っています。
 文教委員会委員長、佐藤真治・・あ、ちょっとかっこ良いかも。

 また、特別委員会は、青少年問題・男女共同参画社会特別委員会に所属予定ということで、委員会では、教育、青少年問題、少子化対策、男女共同を中心に取り組んで行く1年になります。
 ある意味、私らしい分野です。


 ポストについては、非常に地域性があり、土木委員会や農林水産委員会は、郡部の先生方に人気があり、一方で、生活環境保健福祉、文教は、なぜか希望が少ない傾向があります。

 ただ、私は、フランチャイズは、産業労働警察委員会がらみと考えていますが、本会議での一般質問との関係で、他の委員会に属しているような気がしております。
 おそらく、来年は、土木委員会、最終年に、産業労働警察委員会所属を目指すと思いますが・・・。


 いずれにせよ、今年は特に皆様にとって身近な問題をこの「こころ」でも取上げさせて頂くことになろうかと思います。

 皆様方の声を岡山県教育行政に反映させて行きたいと存じます。14日の本会議を経て、正式に所属となりますが、新体制におきましても、引き続きご指導・ご鞭撻のほど、なにとぞよろしくお願い申し上げます。


========参加者募集中です!!=========

「これからのNPO・NGO並びに市民活動
      を考えるシンポジウム in 岡山」
         (次第案・敬称略)

   日  時   平成16年5月23日(日)13:00〜
   場  所   岡山国際ホテル地階「丹頂の間」

   司  会   岡山県議会議員 小 倉 弘 行

13:00〜開会
【第1部】 現状報告
13:02〜挨拶・現状報告
   ・ 国の動向
    自由民主党NPO・NGO関係団体委員長
       衆議院議員 熊 代 昭 彦
   ・ 地方(県)の動向
    自由民主党岡山県連 青年局長
      岡山県議会議員 小 田 圭 一

13:20〜
【第2部】 シンポジウム
13:20〜挨拶・問題提議
  コーディネーター 岡山県議会議員 佐 藤 真 治
   パネリスト
    自由民主党NPO・NGO関係団体委員長
       衆議院議員 熊 代 昭 彦
    シーズ=市民活動を支える制度をつくる会
        事務局長 松 原   明
    岡山NPOセンター
        代表理事 米 良 重 徳
    国際貢献トピア岡山構想を推進する会
         会長 沖 垣    達
      岡山県議会議員 加 藤 浩 久

13:40〜     会場とパネリストとの自由討論

14:40 閉     会
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
出欠のお返事
FAX 03−3503−7040 OR 佐藤真治satoshin@optic.or.jp
*締切日5月14日(金)午前中
==========返信用紙==============
NPO・NGO関係団体委員会 行き
発信団体(個人参加歓迎):
発信者:
連絡先 (住所) 〒    −
  (電話)      ―      ―
   (E-mail アドレス)

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2004年5月11日(火)【NPO支援への取組み】
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 国民年金未納問題に触れたくないような気分の中、私が気になるのは、むしろ皇太子の雅子様をめぐるご発言。

 あるいは、世相の反映とは言えないほどの国家的な大問題を内在しているようで、本当に気になります。


 さて、今日は、文教委員会委員長予定者として、来週からの委員会運営の相談をしつつ、5月23日の自民党NPOシンポジウムの資料づくりを急いでいます。

 佐藤真治史観ですが、私のNPO(NGO)支援への取組みは、本会議質問に限れば、ざっとまとめると下記の通り。
 実にいろいろありましたが、これからも、きっといろいろあるでしょう。


 さて、平成10年のいわゆるNPO法施行以降、順調に、認証NPOも増えているし、行政の言葉にも、頻繁にNPO・NGOとの「協働」ということが使われ出しましたが、時には、@NPOが、行政の下請けのように、単年度の予算の補助金に振り回されているように見える場合があること、あるいは、時には、ANPOによっては、ミッションのためというより、むしろビジネスライク的に動く場合があること、時には、Bおよそ本来はNPOと言えないような団体が、NPOを語る場合があることなど、本当に順調と言えるのか、私の中での疑問があります。


 私は、初当選以来、毎議会必ずの20議会連続の一般質問に立たさせて頂いていますが、うち16回は、NPOあるいはNGOに絡む問題を取上げています。主たる関心は、こうした疑問に対する行政の対応についてです。

 もちろん、我が県の施策にしても、必ずしも、NPO・NGOの支援が遅れているとは言えないと思います。が、しかし、こうした疑問が、どうしても、私の中では払拭できないのです。

 しかし、一方で、他のどの議員よりも、真正面からNPO支援に取り組んできた、また県行政を推進させてきたという自負もあります。



 以下、NPOに関しての岡山県と、議員になって以降の私自身の活動の流れ(本会議発言)をまとめてみます。

 平成10年に、多くの困難を超えて議員立法で、俗にNPO法と言われる「特定非営利活動促進法」が制定され、それを受けて、各県で「特定非営利活動促進法施行条例及び特定非営利活動促進法施行細則」が制定されました。


 私は、平成12年6月定例会で、国のNPO法が不十分であり、岡山県独自のNPO条例の制定の必要性を訴え、知事も前向きに答弁されました。これは山陽新聞の見出しになりました。

 その後、同年9月14日に、「岡山県ボランティア・NPO活動促進委員会」から、「岡山県ボランティア・NPO活動の促進のための提言」が提出されました。
 10月には、「支援条例の制定について検討する」との方針が入った「岡山県ボランティア・NPO活動の促進に関する基本指針」が発表されました。

 同年12月には、県庁内の若手職員で結成する「地方税を考える研究会」が、全国的にも先進的な不動産や自動車の取得税の減免を含めたNPO法人の優遇税制の創設を提案する中間報告を提出しました。

 ところで、この頃、宮城県で、旧石器の捏造事件が起きました。事件を起こした副理事長が所属する東北旧石器文化研究所は、宮城県が認証したNPO法人であり、この事件の背景には、寄附や補助を受けるNPO法人が結果を出さなくてはいけなかったという焦りもあったと伝えられました。

 そのこともあり、12月定例会で、私は、行政評価のようなNPO法人の評価の必要性を指摘しました。
 ただしかし、税制優遇措置上の公益性に加えて、行政が適格性の認定を行うことについての疑念を言い、同時に、NPO法人に事業委託する場合の透明性の確保についても主張しました。



 13年2月定例会には、こうした流れを受けて、「特定非営利活動法人に係る県税の特例に関する条例案」と「岡山県社会貢献活動の支援に関する条例案」が示されましたが、私は、「社会貢献活動」における「社会貢献」という価値的な評価を誰が行うのか、この条例の趣旨を生かすならば、完全に民間の社会貢献活動評価委員会のような組織が必要なのではないのか、と、一般質問で指摘しました。
 一方で、条例制定を提言しながら、この条例の内容に文句をつけた議員は、私だけです。

 また、森政権下の自民党の不人気の絶頂期の13年3月31日には、自由民主党NPOセミナー「輝けNPO!!共に生き生かし合う社会の実現のために」を熊代昭彦代議士とのタイアップで、企画、運営し、南ふれあいセンターに、200人を越える方に、お集まり頂く盛況で、後に、これは、自民党から優秀企画として、表彰されました。

 13年6月になると、岡山労働金庫のように、NPO立ち上げ助成制度やNPO法人向け融資制度が作られたり、NPO活動をサポートする多くの力が生まれており、今となれば実効性はやや薄いのですが、同年10月からは、NPO法人のうち非営利、公益性の視点から、一定の要件・基準を満たすものを国税庁長官が認定NPO法人として認定し、さらなる優遇措置を行うことが示されていました。

 私は、6月定例会で、NPOやNGOと行政との関係は、それぞれの機能分担のもとでお互いが自主性を尊重した協働、すなわちパートナーシップの関係にあるべきものであると訴え、同時に、人材育成や会計など具体的な行政の支援の必要性を言い、また、「17年の総合福祉ボランティアNPOセンターの開設以前に、県の遊休施設を暫定的にでもNPO・ボランティア活動支援センターとして直ちに利用できないか」と、提言しました。
 これが、次年度開設された現在の「ゆうあいプラザ」です。

 さらに、NGOの活動支援のための国際交流センターの機能強化を訴えました。



 14年2月には、外務省の日本のNGO2団体の参加拒否問題が、政権基盤を揺るがしかねない大問題に発展していたましが、岡山県的には、岡山市石関町に、ボランティア・NPO活動支援センター(ゆうあいプラザ)の整備が決まり、また、NPO支援の中核組織であった「NPOサポートネットワーク」が、「岡山NPOセンター」として、自らが、特定非営利活動法人格を取得され、NPOの躍進が、益々顕著になりました。

 しかし、NPO法人事務局長が、組幹部とともに暴力行為で逮捕されるという事件が発生。2月定例会で、私は、「このことは、皮肉にも、NPOに社会的な信用があること、また県の行っている法人格の認証が、許可ではなくきちんと認証という形で正しく機能していることの証左ともなった」とした上で、休眠中の法人等も含めて、法人格取得以後の具体的活動状況についての把握と、行政によるものではない、NPOの自己評価、NPO同士の相互チェック機能、あるいはその組織というものの必要性を指摘しました。


 15年6月定例会では、私は、「NPOへの委託事業の中には、担当課が事業内容を決定して、あたかも競争入札のような形でNPOを競わせる事例が散見されます。財政難のNPOの中には、行政からの委託を得るためには、本来の設立趣旨いわゆるミッションを曲げてでも、その事業を行おうと無理をする例があります。いつも申し上げることでありますが、NPOと行政はあくまで協働するのであって、行政が結果としてNPOを利用してはいけないと、私はそのように思います。」と訴えました。

 背景には、青少年課所管で、「みらいふるシーポ」と「ほっとハート」の似通った事業が、蕃山町と奉還町で、NPO等への委託により始まったことに対して、やや疑問を持っていたこともあります。



 15年11月には、「岡山NPOセンター」の「財政基盤検討委員会」が、たいへんな労作である「レポート2003ーNPOの財政力強化への提言−」を発表されました。

 NPOが、社会を変革する新たな主体となるために、会費、受託事業、収益事業、助成金、寄附金、融資といった財政基盤を強化する必要がありますが、NPOの側からすれば、委託事業については、財政基盤の安定のためには、非常に魅力的ではあるわけですが、あたかも行政の下請になる危険性もはらんでおり、NPOが委託事業を受けることで、組織基盤とも言えるミッションが脅かされる恐れもあるわけです。
 そこで、NPOの側からNPOと行政の協働に関するルール、さらには、基盤強化のツールとして、自己評価を積極的に位置づけて、具体的な自己評価シートも示したもので、誠に時期に適ったものでした。

 私は、この提言を受けて、11月定例会において、行政のサイドにも、委託先の選定から事務評価まで含めて、こうした明確なルールに基づいて、しかもそれが公開されること、さらには、NPOと行政が協働する前に、ある意味での協定を結ぶことの必要性を訴えました。
 これは、内々に進められていると聞いていますが、NPO・NGOの声を事前にいかに聞いているのか、問いたくもあります。

 また、17年にオープンする「新総合福祉・ボランティア・NPO会館(仮称)」について、PFI事業であるとは言いながらも、実務的な検討を行う運営委員会準備会の立ち上げの必要性を主張しました。
 ちなみに、特に、自民党加藤議員の提言で、同会館が、国体前にオープンされるようになったことを付言致します。


 さらに、今年になって、16年2月定例県議会へ上程された「岡山県国際貢献活動の推進に関する条例」についても、、「国際貢献」という言葉の意味、さらには、約110団体に及ぶNGOが、岡山県国際団体協議会というNPOを立ち上げようとしてた中、どのように連携していくのかを問いました。
 その後、NGO団体を集めての説明会が開催されました。

 そして、5月23日・・・・



 それにしても、こういうテーマで括ると、我ながら非常に活動が、見えてきます。意外にやってるじゃないかと、正直、ちょっと嬉しくもあります。
 ただ、本当は、岡山のNPOそのものが、凄いということです。
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2004年5月12日(水)【またまたNPOに関して】
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 昨夜、書聖と称される中国書家愛新覚羅毓(いく)セン氏の歓迎夕食会に出席させていた大ました。ラスト・エンペラー清朝17代皇帝・愛新覚羅溥儀の系譜だそうで、紫禁城の中で出てきたキリギリスは、灘崎町におられたという感じです(『ラスト・エンペラー』より)。

 実は、溥儀の弟の溥傑のお孫さんという方が、岡山大学におられたりして、「赤い月」ではありませんが、いわゆる満州も含めた日中の歴史が、非常に身近なものに感じました。



 連日、極めて堅い内容が続きまして申し訳ありません。5月23日の自民党NPOシンポジウムですが、コーディネーターということになると、さすがに、勢いでは、できません。
 正直なところ、頭を抱えつつあります。

 今朝の朝日新聞もタイムリーに、NPOのことが取上げられ、特に、公益法人制度改革についても言及がありました。
 やはり、議論の流れからすれば、そこまで行かないといけないのでしょう。


 以下、シーズの10周年記念イベントの松原事務局長の指摘を踏まえてまとめさせて頂きます。

 法人格がない中で、90年代前半のいわゆる市民活動団体の課題は、政府系資金(補助金)が増える中で、行政の下請けとして、行政に振り回されたり、反政府団体のような認識や補助金の流用や不正経理など「自立性の危機」「独自性の危機」「信頼性の危機」への対応であり、その解決のために、NPO制度の創設が目指されました。
 そして、法制定により、それらが、解決するだろうと考えられていました。

 しかし、1998年のいわゆるNPO法施行、さらには、2001年の認定NPO法施行後、現在全国で、毎月500法人、既に約1万6000のNPO法人が生まれ、さらに、法人格を取得せずとも、任意団体も増えて行く中で、新しい課題が登場してきています。
 もっとも、それは皮肉にも、10年前とよく似た課題であると言えます。

 すなわち、認定NPO法制度も不備の中、会員や寄附金は思うように増加せず、また、補助金・委託事業など政府系資金が入る一方で、行政の監督強化が進み、さらには、企業が営業目的でNPOを作り、犯罪行為を行う隠れ蓑のNPOが増加、情報公開制度も不十分ということで、新たな「自立性の危機」「独自性の危機」「信頼性の危機」が、生まれているということです。


 一方で、NPOの2局化、すなわち、ビジネス的な「非営利目的事業者」と、いわゆる市民活動団体である「市民参加型団体」の2方向に、NPOは、進んで行き、それぞれ、「自立性の危機」「独自性の危機」「信頼性の危機」への対応が異なってきます。

 いうまでもなく、シーズの関心、また、私自身の関心も、後者のNPOにあるわけですが、「自立性の危機」「独自性の危機」「信頼性の危機」の解決、換言すれば、財源の確保、行政・企業との差別化、信頼性の確保は、三位一体です。
 そして、基本的には、目的を明示し、市民活動としての成果を上げ、より多くの関心層を掴み、さらに、情報を公開し、賛同者、特に、寄付者を増やして行くことが、これからの「市民参加型団体」NPOの進むべき道だと思われます。
 そのためには、さらなる税制面の優遇措置など、政策的な後押しが、どうしても必要です。

 そして、NPOが、社会問題解決のための良い循環をつくるコーディネーターとして機能するためには、寄付文化の醸成が必要です。
 松原氏は、寄付を不浄のものとして捉えるのではなく、寄付者が、どうやったら寄付によって幸せになるか考えることの重要性、もっと言えば、個別の寄付交換から合理的な募金が可能な社会システムの構築の必要性を言われます。
 思うに、「公益性」を持って、NPOの本来持つミッションが、寄付者の幸せと全く重なるとしたら、それは、まさにNPOだけの持つ僥倖と言えるかもしれません。

 この点、私は、どうしても政治家の後援会活動を思わざるを得ませんが・・。


 いずれにせよ、日本の経済社会の構造変化、すなわち、官から民という規制緩和の流れ、裏返せば、財政逼迫で官が従来のサービスを提供できないということでもありますが、加えて、「公益」に関わる問題、人権、環境、福祉、教育、国際問題等々に関して、官が対応できないような多様なニーズ、多様な課題も出てきてます。
 こうした中、今後も、NPOの役割は、益々重要になっていくに違いありません。さらに、雇用の受け皿(現在総就業者の4%程度)や経済成長の原動力となることも、求められています。

 現在、NPOに関しての制度的枠組みは、整いつつありますが、まさに、行政や企業と役割分担をしながら、「自立性の危機」「独自性の危機」「信頼性の危機」の克服が図られていかないといけませんし、そのための施策が実現されるようを私自身も尽力してまいります。


 ところで、気になるのは、公益法人(財団法人、社団法人)制度改革です。
 もともと明治時代、民法34条で、公益法人の設立には役所の許可が必要であるとされ、民間への公費支出を禁じる憲法89条により、社会福祉法人(全国約18000)、学校法人(全国約7800)など行政の監督権の強い法人ができ、官製公益法人のみ公費が補助されています。

 しかし、一部の財団法人や社団法人には、天下りや補助金漬けの批判があり、昨年、現在の公益法人に代えて新たな非営利法人を設けるとの基本方針が、閣議決定されています。

 内容は、設立を簡単にする一方で、現在の税制優遇をなくし、寄附金や会費にも原則として法人税を課すという方向で、政府としては、公益性のある団体は税制を優遇する姿勢ですが、公益性の判断主体や基準をどうするかなど問題は多く、NPO法人への影響も必至と見られています。

 なお、公益法人制度改革に関する有識者会議が発表した「議論の中間整理」は下記の通り。ただし、先日、パブリックコメントの募集は終わっています。
 ttp://www.gyoukaku.go.jp/news/h16/news0331.html


 NPOシンポジウムが、公益法人制度改革まで話が及べば、自ずと将来、公益法人シンポジウムが必要になります。
 将来において、宗教法人シンポジウムというのがあるかどうかは分かりませんが。
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2004年5月13日(木)【月面移住実施プロジェクト】
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 政局の混迷と今日の雨が鬱陶しい中、毎年この時期の恒例のような気もしておりますが、昨日より腰痛発生。ストレスによる「春太り」が、影響と思われ、背が縮みました。
 また、ここのところ、デスクワークが多いこともあるかもしれません。


 本日の締め切りが、自民党青年局が、各県支部連合会青年局に求めた「政策提言」。広島県連が中国地方からの提言をまとめて、中央に送ります。
 これは、党中央を通じて、どうあれ中央政府のリアクションがあるというものです。

 あまりにも時間が短く、岡山県連青年局の政策まとめが私であったため、一部の方々に発案をお願いさせて頂いたところ、「期日前投票制度の充実」「ETC無料配布制度」「NHK受信料改革」「国民の祝日のスライド化」「公共案内への英語併記」「福祉村構想」「映画産業支援」「月面移住実施プロジェクト」「岡山空港国際ハブ空港化」に関しての提言を頂きました。

 構造改革特区の提言とも違いますし、おそらく、三位一体改革、地方分権がらみの提言が多いと思う中、岡山は、非常に身近な施策の提言であり、異彩を放つことと思われます。

 ご協力頂きまして誠にありがとうございました。


 臨時議会を経て、明日から、文教委員長でございます。
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2004年5月14日(金)【文教委員会委員長就任】
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 本日の臨時議会を持って、文教委員会委員長に就任しました。前回文教員会に属したのは、議員2年目、副委員長でした。この時は、例の県立高校のバット事件がありましたが、この期に、どんなことが課題になって出てくることやら・・・・。

 また、国体の前年であり、秋には、県立図書館の開館を控えています。

 昨年の行政改革・国体等特別委員会での委員長経験があまりに濃かったため、陣容を見ても、委員会運営そのものに関する不安はさほどはないのですが、県教育行政に直接タッチできるポストだけに、気合いを入れてまいります。


 一方、特別委員会は、青少年対策・男女共同参画特別委員会。個人的には、偏狭ないわゆるジェンダーフリー思想も嫌ですが、偏狭なジェンダーフリー思想を偏狭に嫌だというのも嫌です。
 揺り戻しと言われる現象の中で、絶妙な塩梅を見出したいところです。


 先ほどまで、岡山JCと各LCが中心になっての「第50回社会福祉ふれあいの集い」。リトミックの体験会で、のりのりで大暴れしたという我が子のことを少し考えたりしながら、障害を持つ、特に子ども達の笑顔に、思うところが非常に大きい会でした。
 この世に生を受けた誰もが、一人残らず、命を素晴らしく堂々と全うできますように。願わくば、一人残らず誰もが幸せを感じられますように・・・・。

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2004年5月15日(土)【『ビッグ・フィッシュ』】
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 文教委員長に就任ということで、昨年の行政改革・国体等特別委員会委員長と打って変わって、驚くほど、多くの方々から、たくさんの課題を頂戴致しました。
 誠にありがとうございます。どういう形であれ、必ず、動かさせて頂きます。

 正直に書いて、文教委員長には、大変なやりがいを既に感じております。また、委員長であると同時に、青少年対策・男女共同参画特別委員でもありますから、それに直結した動きに務めようと思います。



 さて、今日は、なにか妙に考えさせれらた一日でした。

 朝は、途中で失礼いたしましたが、保護司会の勉強会。
 午後からは、ウィズセンターで、『DV根絶シンポジウム』。

 いつも感じることですが、ウィズセンターに、保守系議員が、出入りしないこと自体、私は、おかしいと思いますし、いつも申し上げることですが、ことこのテーマに関しては、女性議員が、一致団結して欲しいと切に願います。

 青少年対策・男女共同参画特別委員会などは、女性議員で過半数取ることができるのですから、共産党女性議員が、一人というのは、なんとももったいない話です。

 なお、私は、この場で、ジェンダーフリー論争それ自体を展開するつもりはございませんが、個人的には、具体的に、文教委員会として、「性教育のあり方」「家庭教育の重要性」については、是非テーマに取り上げたいと考えています。



 さて、ドメステッィク・バイオレンスが、児童虐待と同義になり、DVがある家庭環境に育つことそれ自体が、児童虐待であるという法制度の流れは、推進していかなくてはいけません。

 また、いわゆる民間シェルターについては、現段階では難しいという状況のようですが、現在、ストックハウスということで、一時保護から「自立」に向けての支援が行われています。
 たちまちの「自立」支援施策は、どうしても必要なことです。



 突き詰めれば、人生を規定するのは、まずは、親子関係であり、家庭環境です。悪条件を克服していくのは、結局最後は、本人の努力しかありません。
 しかし、最後まで越えていく力は、決して恨みや妬みや論理ではなく、愛であり、赦しであり、感謝なのだと思います。
 そうでないと、人生が悲しくなります。


 ティム・バートン監督の「ビッグ・フィッシュ」は、今日が初日。泣くに違いないと分かっていながら、父子関係というテーマに惹かれてさきほど一人で観に行きました。

 息子には、父親の人生がどれだけ見えているのでしょう?最期になってというよりも、亡くなって初めて分かることが非常に多いように思います。
 親父は、何が伝えたかったのか。まずは、息子として、何もわかってなかったことに気付きます。いまだに考えていますし、ずっと考えるのでしょう。

 父子関係というのは、概して難しいものがあり、私は、円満でどうしようもないといった父子など、あまり見たことがありません。というか、あまり親父とは口を聞かない、それが普通ではないかなぁ・・・。

 我が子にも、中学生ぐらいには、「親父なんか大嫌いだ!!」と言われることは、既に覚悟しています。男になるために、男は、それで良いとすら思います。

 堂々と踏み越えていけばよろしい。ただ、なかなか超えささんぞ、ということです。
 そして、私が死んだら、息子よ、「こころ」を読んでくれ。そこに、ビッグ・フィッシュを見つけるであろう。

 ま、父子はこんなもんでしょう。
 バリー・マニローの『人生は航海(SHIPS)』の歌詞のように。


 「ビッグ・フィッシュ」を観ながら、大学時代に、上京してきた時、タクシーの運転手さんに、「嘉手納基地からやってきた」と、わけのわからん事を言いながら、妙に上機嫌だった親父の法螺話を懐かしく思い出しました。

 親父のどうでも良いようなことが、思い出になるのが、実に不思議です。
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2004年5月16日(日)【自民党合同会議】
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 文教委員長というよりも、常任委員会委員長には、議長の代理出席というものがあることが判明。議長のご配慮もあるようにも思われ、また、代理の代理というわけにはいかず、基本的には、全部受けさせて頂く方向ですが、こういった面でも、様々な機会が増えるのはありがたい限りです。


 今朝は、雨の中、我が平和町北部町内会は、松江への日帰り旅行も、副会長は欠席で見送り。


 その後、二日市の岡山市障害者体育センターで、第4回岡山県障害者スポーツ大会のうち、車椅子バスケットボール競技。
 来年度の全国大会は、新装なる岡山県体育館で行われます。

 障害者スポーツは、今年度は、一応は、保健福祉部障害福祉課が所管ですが、国体の後、全国障害者スポーツ大会が開催される来年に限り、国体 局に移ります。そのため、今年度より、職員体制が変更され、既に、二十数人増強されています。

 車椅子バスケットボールについては、中途障害の方も多く、もともとがアスリートの方なのでしょう、車椅子ゆえにかえってスピード感が増し、たいへんに迫力があります。
 障害の度合いにより、持ち点があり、チームの合計点で、選手編成が制限されます。
 しばしば車椅子ごと転倒されて、本当にハードです。


 その後、自由民主党岡山県連国会議員、県議会議員、一般総務、支部長・幹事長、後援会、主要団体合同会議。

 私は、個人的には、私も赤線を引っ張って読んだ10年前の「日本改造計画」当時の小沢一郎という政治家には、強烈な魅力を感じますが、巷間言われるような、選挙上手で、自民党には脅威とされようがどうだろうが、小沢「民主党」代表には、強く惹かれるものがありません。

 選挙における脅威は、むしろ年金未納問題による戦意喪失。それ以前に、有権者の皆様の政治不信は極みで、総理訪朝を含めて、2ヶ月で、どこまで、政治全体の信頼回復が出来るか、選挙はそれから、というレベルの話になっています。



 山陽町で現調のあと、夕刻には、10周年を迎えた岡山ユネスコ協会総会懇親会。
 AMDAは、もちろん、岡山ユネスコ協会やトピアの会などのこの10年の動きが、まさに岡山のNGOの動きを象徴しています。

 とりわけ岡山ユネスコ協会は、一方では、堂々の学術的な著作も発表され、また、総合的な学習の時間等で、教育現場、子供達の中にも入って行き、さらには、ユースユネスコのように、学生を中心とした若い世代が育ち、なにより、県政、市政はもちろん、国政にも関わり、国際会議にも出席、ユネスコ本部ともやりとりする、というまさに、七面六臂の活躍で、これだけのNGOは、全国探しても、そうそうないと思います。

 NPOの動きもそうですが、この10年、こうした市民活動に、非常に近いところで関わって来られたというのは、私にとって僥倖であり、それゆえに、こうした素晴らしい動きをさらに、しっかりと支援させて頂きたいと思います。
 ていうか、内輪の者ですら、私は。
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2004年5月17日(月)【文教委員長事前レク】
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 本日は、明日の文教委員会に備えての委員長事前レクチャー。今日は午後から委員会運営の大枠の確認をしましたが、原則として前日の午前9時から行うことにしました。

 自由闊達に発言が出来る委員会にしたいのは言うまでもありませんが、教育基本法改正といった大テーマの扱い方の検討、私自身の「ITと教育」と「性教育のあり方」の問題意識の反映など、委員長の意向というものがあります。

 ただ、文教委員会は、昨年から、委員会メンバーが居残りの方が多いため、私の方が認識不足が多いため、昨年の委員会の議事録を取り寄せ読み込まなくてはいけないという、委員長への宿題があります。



 昨年の行財政改革・国体等特別委員会の委員長の事前レクは、委員会運営の戦略会議的なところもあり、数日前に行いましたが、今年は、委員長の事前質問のような感じになるのかも。
 ケースによっては、副委員長同席ということもありますが、どうあれ委員長の裁量が非常に大きくなります。

 また、委員会には、議事課と政務調査室から担当書記がつき、事実上委員会の切り盛りの裏方として動かれます。
 議会関係に来られる職員の方は、特に優秀な方が多いので、昨年度も、どれだけ助けて頂いたか分かりませんし、今年度も、すがらせて頂く部分が多くなると思います。


 実際のところは、委員長が誰であろうが、型通りの台本は出来て委員会は回るのですが、どこまで、口を出すかは、委員長次第。
 そういう意味では、私は、裏で非常に口を出す委員長と言えると思います。
 また、逆に、その委員長に口を出せるのが、先輩議員ということで、やはり、期数は重ねないと思うことが出来ません。


 さて、一般的には、どうでも良いような重要な話ですが、条例で決まっている県内・県外調査の調査先、日程は、「委員長一任」が多いため、委員長の考え方や、個性が極めて色濃く出る部分です。委員会メンバーをして重要事項にして、最大の関心事かも?
 そして、これがまさに、市民オンブズマンの格好の餌食になる傾向があります。

 過去には、夏の常任委員会の県外調査は、北海道か東北、秋の特別委員会の県外調査は、九州、沖縄と、まず場所ありきで決めたのではないかと疑われそうな傾向がありました。
 実は、費用的には、お決まりのコースの方が安いというのはあるのです。
 しかし、県内調査の1泊2日など、かえって行程に困るようにも思われます。


 必要な否かの是非まで問われるような事態に陥らないように、有効にこの委員長「権限」を使わさせて頂きます。
 そのための調査を独自に開始いたしております。

 おそらく、1泊の県内調査では、委員会初の「離島教育の現状」を「体感」する調査になると思われますし、県外調査が、尾道だったということがありえます。

 ちなみに、昨年の行政改革国体・特別委員会県外調査は、行政規模の近い三重、岐阜で行革の取組みの調査をし、経済成長著しい愛知県にも行き、名古屋に連泊でした。


===中国大連市李局長を囲む懇談会のご案内=====

 中国大連市工商行政管理局 李 徳和局長が、公務の合間に岡山に立ち寄られることになりました。
 著しく発展する中国経済や大連市における最近の経済事情について親しくお話を聞かせて頂く会が、下記日程で開催されます。
 急なお誘いで恐縮ではございますが、お繰り合わせの上、ご出席賜わりますよう、お願い申し上げます。

※世話人代表は、服部芳実様(株式会社服部建築デザイン事
 務所)、橋本麗麗様(日同運輸有限会社)です。※岡山〜上海の毎日運行化に加えて、6月には、大連市にチ
 ャーター便が飛びます。


       記

 日 時:平成16年5月22日(土) 13:30〜15:00
 場 所:ホテルグランヴィア岡山 3階「サファイアの間」
 会 費:2000円(李局長への記念品代含む)
 連絡先:畠平様 FAX225−3561
__________________________
    出席   欠席
   (いずれか一方を囲んで下さい)

所属

ご芳名

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2004年5月18日(火)【お茶と牛乳】
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 本日は、委員長として初の文教委員会。重点施策の説明に昨年からの委員が殆どであるため、滞りなく終了。

 常任委員会前の委員長会議では、申し合わせ事項の確認。昭和30年代からの申し合わせもあり、また、携帯電話やポケベルの電源は切ろう、メールは止めましょう、というような申し合わせも。
 確かに、本会議でメールをしている議員は、チラホラ。

 私は、委員会中に、臨時と思われる数人の女性職員が配ってくれるお茶と牛乳について、男女共同参画の時代の簡素化を提言。
 牛乳普及のために、牛乳が出ること自体をどうこう言うのではありませんが、正直、委員会中に、牛乳を飲んだら、お茶が配られて、「ありがとうございます」と言うこと自体が、気が散るというのと、限られた人材活用として如何なものか、という思いだったのですが、この提案は、大変に評判が悪うございました。

 いわく、「牛乳ぐらい飲ませてくれ」「雇用確保が重要なのに、職場を奪うことになる」「月に何回の事なら」「誰が茶碗を洗うんなら」と。女性議員は、どう思っているのかしらん?
 明日は、青少年対策・男女共同参画特別委員会ですら。


 さてさて、6月定例会でIPv6について少し触れようと思っていますが、その前に、転送依頼を頂き、下記会合をご紹介させて頂きます。
 これは、非常に優れた企画です!!

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    第6回 eTOPスクエア(広場)のご案内
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前略 第6回eTOPスクエアを下記のとおり開催いたします。
先月 ご案内した日程が都合により変わってしまったこと、
その関係でご案内が遅くなってしまったこと、大変恐縮です。
今回は岡山県/岡山市の両情報政策の主管であるお二人を
お招きして、おかやまの情報政策の展望について、eトップの
メンバーと情報交換の場を設けたいと思います。
お二人から一方的にお話を聞くのではなく、お二人に
「こうしてほしい、こういう視点も入れてほしい」などの
双方向のディスカッションにして、今年度の政策に反映
していただこうと考えています。
毎回、楽しく盛り上がっている懇親会もありますので、
合わせてご参加下さい。
           *
日時:2004年5月24日(月)18:30〜20:30
場所:ホテルエクセル岡山 イベントホール
   ※会場がいつもと違います。ご注意下さい。
   TEL086-224−0505 「城下」電停すぐ。
   駐車場は周辺の公共のものをご使用下さい。
◎テーマ:
 「おかやま情報政策への意見交換」
◎講師:
岡山県企画振興部 IT戦略推進室情報政策課長 田中 昇治氏
岡山市企画局 情報政策部長 田中 博氏
◎コーディネーター
(株)カジノン岡山 石井 貴朗氏

会費:無料
定員:50名
(会場の都合上やむを得ません。お早めにお申込ください。)
※なおイベント終了後、有志にて懇親会(別途会費)を企画して
 おります。
下記内容を、メール( etopsquare@hotmail.com )ないし
FAX(086-805-7738)にてお申込ください。
             *
<参加申込書>
あて先: etopsquare@hotmail.com  (FAXは086-805-7738)
------------------------------
5月24日(月)の5月eトップスクエアに参加します。
A.参加項目:次より選択ください。
1)講演会及び懇親会に参加
2)講演会のみ参加
3)懇親会から合流

B.参加者情報
@お名前:
A所属:
B役職:
Cメールアドレス(携帯メールは不可):
D一言PRコメント:

------------------------------
注1)当日、受付にて名刺を1枚ご提出ください。
注2)上記@〜Dについては、当日参加者リストとして配布
   させていただきます。
注3)参加者の方は、全員eトップ倶楽部のメーリングリストに
   登録させていただきます。 本意で無い方はご連絡頂き
   ますと、別途退会手続きを取らせていただきます。

******************************

【 eTOPスクエアについて 】
・スクエア(square)は広場という意味です。
・スクエア(広場)という言葉どおり、Face to Faceで人が出会い、情報を交換する「場」をご提供します。
・持ち回り制のコーディネータ(幹事)のアイディアで、毎回ユニークな「場」をご提供します。
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2004年5月19日(水)【なかなかの県立図書館】
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 本日は午前中、議員有志で2時間以上かけて、9月25日に会館予定の岡山県立図書館を観させて頂きました。
 ご案内の通り県庁前のシックな建物は、既に竣工しており、周辺整備も、西側の市道の拡幅を残す(7月に完了)のみとなっています。

 現在は、天神町の県文化センター内の図書館からお引越し中ということで、気の遠くなるような開館準備作業が続いています。
 なにしろ蔵書が30万冊(開館時には、24万冊)ということで、規模的にも、全国NO.2の県立図書館になるとのことです。

 ともかく、採光が大きく取られているため、館内も非常に明るく、市立中央図書館の2〜3倍はありそうなその大きさは、図書館配置のバランスがどうという話を越えた、えっへんという感じすらあります。


 建物自体は、烏城や県庁本庁舎と非常にマッチしており、ある種の品格があります。特に、旧丸の内中学校のシンボルの大ケヤキや、石垣の遺構などをうまく取り込み、雨水を利用した周辺を囲む水盤も、非常に雰囲気があります。

 また、多目的トイレは、オストメイト対応であり、全体として、バリアフリーの建物であり、また、屋上には、太陽光パネルがあり、それ自体は、5000万円(うち単県で、2500万円)かかっていますが、800kw中100kwを発電し、年間250万円の電気代削減効果があるということで、環境への配慮もされています。

 特に、芝生も開放されるということで、児童・乳幼児のコーナーも、なかなかの充実度で(トイレのかわいらしいこと!)、子育て世代の人気も呼びそうです。

 さらに、大震災等で、本庁機能が麻痺した場合でも、指令本部が移せるデジタル情報シアターや、多目的ホール、また、サークル活動室など、かなり自由な活動にも使えそうです。


 また、いうまでもなく岡山情報ハイウエイと直結で、県内各市町村の図書館はもちろん、大学の図書館とも結ばれています。ただ、県の中核図書館としての役割は、各市町村図書官に協力貸出しをするということにもあり、必ずしも、来館されなくても、身近に使えるということあります。


 問題は、天満屋バスステーションから歩いて7〜8分、市街地では、かなり無理をしたとはいえ、駐車場が、地上83台、地下93台ということで、年間80万人が予想される(通常新設だと7倍になると言われるので、文化センター図書館が年間11万5000人に、7を掛けた数)のに、対応できるかどうかです。
 あるいは、自転車による来館が多いかもしれません。

 ただ、県庁通りは、往来が賑やかになると予想もされ、来年度秋にオープンの旧日銀跡地や県立美術館と回遊性を持てば、かなり文化の香りがするゾーンになります。
 特に、軽食喫茶しか館内にないというのも、周辺部には、良いことかもしれません。


 また、公共施設を民間に、管理運営委託できる指定管理者制度が出来たにもかかわらず、その専門性に鑑みて、39人の職員と、事業費込みの38人のスタッフで、運営をするということですが、業務によっては、どうかな、という部分がないでもありません。


 それにしても驚いたのは、160万冊の閉架書庫に、サンダーバード2号を思わせる40万冊の自動化書庫。現在は空ですが、まるで「レイダース 失われたアーク」のようです。
 実は、年間4万6000冊の書籍が購入されるということで、この書庫も、20年でいっぱいになるとか。
 なお、古文書や公文書等は国立病院跡地に、文書館が出来、そちらに保管されます。


 私は、「友達と図書館に勉強に行く」と言っては、遊びほうけ、浪人中や営業中に、図書館にはよく通ったものですが、中高生のときめきと切なさの舞台としても、なかなかに絵になる雰囲気です。9月の開館が実に楽しみです。
 どうあれ、これだけのものができたからには、有効に使わないともったいないです。
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【問題児の居場所】

 午後からは、青少年対策・男女共同参画特別委員会。やはり、牛乳とお茶が、2人の女性職員により運ばれたのでした。

 私の方は、知事の肝いりでスタートした「青少年問題を考え行動する100人委員会」が、いわゆる「統一行動」をしないともったいないではないか、ということと、青少年の居場所と、DVと児童虐待の関係についての質問をし、男女共同参画がらみのイベントは、男も行き易くすべきであるなどと発言しました。

 特に、青少年の居場所については、現在の「青少年の居場所」は、「問題児の世話をするところではない」とのことでしたので、「大人にとって都合が良ければ居場所で、都合が悪ければ、たまりばというのか。教育委員会や警察も含めたマトリック組織の委員会なのだから、是非、問題児の世話をする場としての青少年の居場所を作る話をするべきだ」と主張しました。

 けっこう後がたいへんだったみたいですが、次回委員会では、子育て支援が、テーマになりますので、皆様のご意見ご要望等を是非お寄せ下さい。
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【市民運動としての国体】

 さらに、本日は、「晴れの国岡山国体・輝いて!おかやま大会」の岡山市実行委員会の第3回総会。我々は、恐縮なことに、来賓扱いになります。

 私個人的には、徐々に国体については、既に盛り上がってきているのですが、どちらかというとこれは、県が担当する開会式や競技力向上対策がらみのことかもしれません。

 実際に競技を運営する市町村にすれば、実務的な事が多く、たとえば民泊をとっても、花いっぱい運動にしても、具体的に誰がどうするのか、あるいは、具体的に貴方は何をしますか、という話で、かなり耳や頭の痛い話になります。

 ただ、県がらみで言えば、社協がらみや青少年のボランティアは、確実に増えてきているという印象があるのですが、市で言えば、市民運動が今一つ盛り上がって来ていないということで、このあたりの県市の連携はどうなのか、ちょっと気になります。
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2004年5月21日(木)【北朝鮮拉致日本人救出県民集会】
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 他党の動きにはコメントいたしませんが、小泉総理が、土曜日に北朝鮮を再度訪問。国防委員長の金正日氏と会談とのことで、大いなる成果を期待したいところです。

 おりしも、平沼赳夫拉致議連会長のもと、波多議員が実行委員長となり、「北朝鮮に拉致された日本人を救出するための岡山県民集会」が、開催されます。( 6月5日(土)午後1時から3時30分 於岡山ロイヤルホテル)
 自民党らしいといえばらしいのですが、他党にも広く声を掛けられるということで、趣旨に賛同したく存じます。

 当日は、拉致被害者家族連絡会の横田滋、早紀江ご夫妻もご来岡されます。私も是非、生の声を聞かせて頂きたいと存じます。
 朝鮮半島分断の歴史を思うと、いろいろ思うところもありますが、イデオロギーが云々よりも、罪のない民間人が巻き込まれた国家的犯罪行為であり、日本国として、あるいは、日本国民として、毅然たる態度で接することをどうあれ後押しいなくてはいけないと思います。



 さて、百花繚乱の自民党の活動として、私の方は、下記企画が、いよいよ明後日です。
 シーズの松原事務局長と熊代代議士というNPOの世界のビックネームということで、既に、100人を越える方々のご来場のご予定を頂いておりますが、お席には、若干の余裕がありますので、お時間のご都合がよろしければ、是非ご来場下さいませ。

 なお、先日熊代代議士とのお話で、「公益法人制度改革の話題まで話が及んでもかまいません。」とのことですので、コーディネーターの佐藤君としましては、最後はそちらの方に意図的に持って行かさせて頂きます。
 私も、実は、是非、熊代代議士から国の動向を伺いたいのでございます。ちなみに、今日の朝日新聞も、最後は、そこに触れています。


 ところで、今回、自民党県連で、平成9年以降のNPO・NGOに関しての議会質問および答弁集(抜粋)を作成いたしました。
 これが、なかなか格好良く、個人的に、「中心市街地」や「IT」や「福祉」をテーマに作ろうかな、という気分になっております。
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 【国体実行委総会】
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 本日は、「晴れの国おかやま国体・輝いて!おかやま大会」
第3回実行委員会(会長 石井正弘岡山県知事)の総会。

 岡山市の総会と違うのは、大会テーマ曲のB’zの「RUN」が、流れていること、や、県民運動のキャッチフレーズ「195万人のスクラム」が、掲げられていることですが、いずれも、予定より、参加者が少ないということは共通です。
 県の場合は、なぜか最後に「頑張ろうコール」があります。


 しゃんしゃんの短い時間の総会ですが、実行委員会で動いているお金は、昨年度決算が、約2億3000万円、今年度予算で、6億1563万1000円。
 ただ、「簡素かつ効率的な運営」が、国体のうたい文句ですから、昨年度は、2485万2000円と予算の一割近い返納がありました。

 また、岡山国体の売りは、「IT国体」であることで、CATVは、もちろん、インターネットで、動画配信が行われ、障スポを通じて、「ユニバーサルデザイン」の大会であること。

 特に、これからリハーサル大会が始まりますから、課題を見つけ、善処していく作業が本当に重要になります。


 気になるのは、岡山大会から導入される「国民体育大会ふるさと選手制度」。
 今までは、他の都道府県から参加するには、2年あく必要があったのが、1年になり、また、国体参加資格は、「居住地」「勤務地」「学校教育基本法第1条に規定する学校」に、居住、勤務または通学する必要があったところ、要は、卒業中学、卒業高校がある都道府県を「ふるさと」として、一度だけ登録できることになったのです。
 この効果というのが、どれほどあるのか、調べたく思います。

 また、先日の障スポ大会で、ボランティアで入られた方から、幾つかの問題点の指摘を頂き、さらに、ご教示頂くことになっています。
 6月定例会に上げていこうと考えています。
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2004年5月22日(土)【津山に、きんしゃい】
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=自民党本気の企画=いよいよ明日です!!=参加無料=

※はっきり言って総務省の資料もなかなかです。これを受け
 取って頂くだけでも値打ちものと確信します!!

「これからのNPO・NGO並びに市民活動
      を考えるシンポジウム in 岡山」
         (次第案・敬称略)
   日  時   平成16年5月23日(日)13:00〜
   場  所   岡山国際ホテル地階「丹頂の間」
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【津山に、きんしゃい】

 本日は、朝から(社)津山青年会議所主管の「第23回全国城下町シンポジウム」のため北に上がったものの、結局4時間で、国道53号を往復。
 津山では、意外とゆっくりしたことが、ありません。津山城は築城400年。多くの記念事業が行われ、賑っています。

 まさに、53号のだるさを体感しました。仮にバイパスが、岡山・津山の全線開通して、40分程度で抜けられれば、かなり今とは状況が違うでしょうが、全線バイパスということには、私が生きているうちにはならないでしょう。


【岡山ー大連便】

 午後一で、「大連日本中小企業コンサルタント・サービス・センター」を中心として李大連市商行政管理局局長ご一行が来岡されたため、囲む懇談会で、挨拶させて頂きました。
 なぜか、主催側の白い薔薇をつけて。

 この会で、話題の中心は、岡山ー大連便の就航であり、楠木市議会副議長と私しか議員がおらず、県の担当課や商工会議所の方もおられたことから、どうも、話の流れから、率先して、岡山ー大連便を推進すべき立場に立ってしまったように思います。
 しかし、今日の段階では、確信がなく、行きがかり上と言わざるを得ません。私は、中国は、北京と上海と深センと香港に行っただけで、大連に行ったことなんてないのですから。
 あれれ・・・。


 ご案内の通り、6月上旬には、岡山ー大連のチャーター便が飛びますが、県航空企画推進課によれば、定期便就航の実験的要素もあるとか。
 上海便が、デイリーになった今、上海便を厚くすることと、さらなる中国への航路を作るのが課題でありますが、それが、北京か、大連か、はたまた新センか、ハルピンか。まずは、大連を試すことになります。

 ちなみに、旅順や遼東半島の歴史は、明治維新以後の日本の歴史の反映であり、日本の影響もあるものの、非常に美しいノスタルジックな街並みになっているようです。

 ただ、上海は、超巨大都市で、人件費のメリットが年々減りつつある中、とは言うものの、大連も、人口590万人の世界の中でも、超巨大都市です。
 なぜ大連なのかというと、上海より近く、人件費がまだ安いからということになると思いますが、だから岡山からか、という理由までにはなりません。

 しかも、さらには、ITも含めて、東北部の玄関口である世界的港湾都市に、岡山が都市として勝てる要素は少なく、中国が今後の撤退がありそうな大企業ではなく、敢えて日本の中小企業の誘致に躍起になるのも、中小企業にこそ潜んでいる技術やノウハウに、食指を伸ばしているのではないかと疑いたくなります。

 具体的に、例えば工場でない形で、岡山の企業が進出する、その業態は何なのか、あるいは、衣服関係の高級ブランド品のようなものは行けるかもしれませんが、あれだけの規模の街に中小企業がどう出て行くか、やや、イメージが浮かび難いところがあります。


 しかし、昨年10月の第16期3中全回において、西部大開発に並ぶビックプロジェクトとして、東北老工業基地振興を国家事業として、全面に打ち出していく決定がなされています。
 大連ーシ審陽ラインが中心になり、長春、ハルピンなどの周辺都市も発展するのが現実的なシナリオとされています。
 いずれにせよ、まず東北部の玄関口の大連です。ここと岡山を結ぶことは、対中国戦略として、あっても良いことだと思います。

 ただ、個人的には、二百三高地や旧満州といったまずは観光の面から、人の動きが出ないと、いきなり大連に直行便というのは、難しいように思います。あるいは、青島を絡めても。

 もっとも、これとて、思うというだけで、要は、大連から東北部に行ってみないとよく分かりません。
 というわけで、もうこれは行くしかありません。

 全回の非常に濃密な上海スタディーツアーに引き続き、大連から、旧満鉄づたいに、東北部に行かれたいような方が、いったいどれだけおられるでしょうか?
 商工会議所も、いつかは組みそうな予感もしますが、この際、広島からでも飛んでみたいのですが。
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【西のジュネーブ、東の岡山】

 夕刻からは、国際貢献トピア岡山構想を推進する会総会後の懇親会。昨年度の10周年のNGOサミットを機に、新しい発展的展開をしようということに・・・。
 万感の思いを込めての挨拶。

 第1回目のNGOサミットの翌年早々、阪神淡路大震災。今から思うと、そこから私の中で大きく動いたことが多いのです。あの時から本当にたくさんの事が始まりました。

 思えば、秘書時代は、NGOサミットの宣伝に、倉敷チボリ公園周辺をサミットのポスターを貼って訳がわからなくなった逢沢代議士の街宣車で宣伝して回るような暴挙もしておりましたし、議員になる前は、文字通り汗をかくスタッフでした。

 「西のジュネーブ、東の岡山」の崇高な理念は、決して消すことも、消えることもありません。消す必要もありません。
 岡山のNGOが、掲げる最も大きな目標として、引き継いでいくものだと私は思います。

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2004年5月23日(日)【NPOシンポ盛会御礼】
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 拉致問題の成果に関わりなく、本日は、一日中喋り続けていたような気がします。
 まずもって、NPOシンポに起こし頂いた皆様とご協力を頂いた方々に心の底から感謝御礼申し上げます。


 早朝の○○のスポ少招待ソフトボール大会では、子ども達のプレイを見ながら、移転になったいずみ町交番やスーパー防犯灯、国体の民泊、総合的な学習の時間における英語教育や地域との連携、地域防犯体制、小一グッドスタート事業(補助教員)、来年度からの小学校学区の弾力化、中心市街地活性化等々の様々な話題を本部テントの中で。
 非常に楽しい時間です。

 現地・現場の声をお聞きするには、取材するような気持ちが重要です。実は、「文教委員長ですから県政に速やかに反映させます」などと、己惚れたことを抜かしながらなのですが・・・。

 ちなみに、いわゆる規制緩和で、通う小学校を隣接学区からも選べるとすれば、○○(○○中に進学)は希望が多そうに思います。抽選?になるのかどうかですが、クラス編成や教員加配で、人数が読めないというのは、現場は、かなりたいへんになりそうな弾力化施策です。



 少し詰め込み勉強をして、昼食で打ち合わせ後、「これからのNPO・NGO並びに市民活動を考えるシンポジウム in 岡山」。

 100名以上の皆様に起こし頂き、様々な議論があるも、時間が足りない!!シンポジウムのコーディネーターとしては、反省しきりですが、おもしろかったです。
 風通しの良い自民党としては、是非、2回目が欲しいところ。
 もう少しという感じが残ったところが良いところ?

 ある意味、専門的な分野だけに、一般受けしないのは否めませんが、非常に有益な議論を頂き、閉会後の歓談を含めて、本当に勉強になりました。また、多くの課題を頂戴し、速やかに対応させて頂きます。
 中央の課題については、NPO法生みの親である熊代代議士が頑張って下さいます。


 特に、長野県で検討中の「県税使途指定制度」(納税者が、個人県民税の1%程度を支援したいNPOを指定して、県に出させることが出来る仕組み。選択的納税制とも言えると思います。)について、また、「新世紀夢づくりプラン」の認証NPO数値目標の200を越えた今、「新総合福祉ボランティアNPO会館」で、今からNPOインキュベート施設を作る意味はなんなのか、また、建設はPFI方式による同会館の事実上の管理主体(とりわけNPO部分について)はどこなのか、さらには、同会館が、新規のNPOを重視するなら、「ゆうあいプラザ」を引き続き、NPOサポートの中核施設として利用できないか、シンポで出なかった歓談の中のこれらの課題は、たちまち、6月定例会に運びたいと思います。


 少なくとも、「認定NPO法人の要件緩和」に加えて、「公益法人制度改革」については、一つのテーマとしてのシンポジウムを党中央がしなければ、県連か、青年局でやらなくてはいけないと思います。
 この場合は、NPOはもちろん、公益法人の皆様に声を掛けさせて頂くことになります。

 また、県議レベルで、NPO、NGOの方々との勉強会、懇談会の必要性も感じております。

 さらに、文教委員長として、NPOへの学校施設開放というテーマを頂戴致しました。


 本日のシンポジウムをまとめれば、

 「協働のルール(ルール造りの段階から協働が必要)」が重要になる補助金に絡んだご依頼も多かったですが、「信頼性の確保」のための「情報公開」を前提に、自主財源としての「寄附文化の醸成」(所得控除か税額控除かという大問題がありますが)あるいは、「市井の金融機関の融資の指導」さらには、「企業との連携」といった問題も含めて、いかにNPOが、「自立」し、「自律」するか、まさに量から質が問われる段階に入りました。

 その中で、自民党が、地方と国とが連携し、あるいは、我々若手と地方が、上と中央を突き上げながら、支援施策を推進させて頂きます。

 と、いうことになると思います。


 オカニチさんは、自民党の特に若手の動きに注目して下さっているようですが、このところ自民党若手県議の中心になって、私自身やりたいことをやらさせて頂いちゃってます、という感じがあります。多分、暴走気味です。

 はっきり言って、最近の自民党県連は、地味ながら元気が良いです。なにしろ、県連の二人の若手職員が、特に、頑張っちゃってます。非常に良いことです。

 選挙対策がどうというより、佐藤真治がいないと県連もやってないだろうな、というような政策的な事は、もはやかなり楽しんでやっているように思います。
 良かった。良かった。



 さきほどまで、心情的に非常に近しいある壮年の会で、「縁(えにし)」と題して、県政報告というよりも、私自身の「人となり」を語らさせて頂きました。
 私なりに、政治を語る前に、人間を語らさせて頂くという絶好の機会でした。親父が死んで、そういう話が、できるようになったというより、したくなったのかもしれません。
 特に、今日は、ほとんど政策等について触れませんでした。

 なぜ、自分が政治の道を行くのかは、やはり、自分が歩いて来た道から、お話させて頂かなくていけません。
 そういう意味では、型通りの県政報告ではない、こういう機会を本当にありがたく思います。

 39歳の自叙伝は、あまりに早すぎて生意気ですが、私は、政治に携わるということは、己の生き方そのものであるように思います。政治を語るということは、生き方を語るのと同義です。


 今日も非常に心地良く、大変に疲れました。
 良かった。良かった。
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2004年5月24日(月)【IPv6商店街】
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 昨日の総会で正式に、岡山県相撲連盟の理事に就任いたしました。来年の国体では、是非、選手として出場を・・・できるわけがありません。
 それにしても、まわし姿のももっちのかわいいこと!


 さて、総理訪朝について、結果がどうあれ、具体的に総理が自ら動かれたことそれ自体を評価すべきではないか、と思うに至りました。
 論評する間には、少しでも、目に見える形で、リスクを冒してまで動いてくれる方が、理屈をこねて批評したり批判するよりも、よっぽど良い政治家ではないでしょうか。

 あるいは、北朝鮮の外交戦略に良いように弄られたのだとしても、歓談の表情に、直感的に、拉致問題に端を発した緊張関係が爆発するような日本国民の生命の危険は、回避されたような気がしますし、あるいは、人道支援自体が悪いわけではなく、指導者を憎むけれども、北朝鮮の国民は救ってやって欲しい、そう思うのが人間としての日本国民の自然な気持ちだと思います。

 さらに、先のイラク人質事件とは全く性質が異なりますが、激しい攻めの言葉というものに、少なからずの抵抗を感じるのが、国民性なのでしょう。

 もちろん、これからの拉致問題の解決・解明を切に願います。目指すは、日朝国交正常化であり、世界平和です。


 本日は、eーtopスクエアの会合には、劇的なまでの大遅刻でしたが、IPv6については、夢を語るという部分で、当局と良い話が出来ました。

 商店街の中に、IPv6のショールームを作るということで、詳細が詰められているところですが、願わくば、商店街をIPv6のテストベッドに出来ないかということを6月定例会で提言いたします。

 吉備高原都市のIPv6テストベッド化よりも、具体的に商店街で展開が出来るのならそれはそれで良いと思います。
 ただし、あくまで、狙いは、それが、ものづくりに結びつくことです。マスカットバレー構想の夢は、いまだ費えず。
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2004年5月26日(火)【正副委員長レク】
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 本日は、午後一から先ほどまで、文教委員会委員長・副委員長へのクローズのレクチャーが4時間以上。最後は、委員長だけに。聞くだけでなく、質問もさせて頂きますから、楽しいのですが、さすがに疲れます。

 教育委員会の11課1室の課長さんが入れ替わり立ち代わりで、教育行政の重点課題について、ご説明頂くというビッグな企画ですが、本来ならあと倍の時間は、欲しいところ。

 基本的に委員長が司会する委員会で質問させて頂くことは出来ませんので、今日は、事前の質問という感じ。また、追って内容については、お報せさせて頂こうと思います。


 ところで、拉致された家族が死んでいましたと、分かったとして、よく情報を引き出した、さすがに総理が行った甲斐がある、と、誰が誉めるものか、と言いたいです。どうあれ、歴代政府与党自民党の失政と責め立てるでしょう。

 膨らんだ憎悪により、日本の「兵糧攻め」で、北朝鮮国民が死ぬことを私は望みません。そこから、緊張が走ることも好みません。在日の方に、様々な影響が及ぶことも恐れます。

 国民の生命・自由・財産を守ることが、国益であるならば、まずは一度は前進したという評価は、必要だと思います。
 ここからスタートです。
 要はマスコミや野党は、どうあれ騒ぎたいのか、と疑いたくなります。
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2004年5月26日(水)【岡山地方振興局の課題】
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 本日は、岡山地方振興局の概要説明のために、岡山地方振興局に、管内の県議会議員が欠席を除いても、20人近く集まりました。
 まずもって、県議会議員は、こんなに要らないと思います。


 振興局を取り巻く一番の話題は、昨年どの第三次行財政改革大綱に示された振興局再編問題。
 9つある振興局を3〜4つに統合するということですが、まだ、答えは出ていませんし、今しばらくかかります。

 おそらく、岡山局と東備局は、まず合併すると思われますし、同様に、倉敷局と井笠局も合併することになるでしょうが、問題は、備中、県北部が、1つか2つかということだと思います。
 中核市であるにもかかわらず、多分、岡山市に振興局が残るのではないか、と思いますが、地の利から、そうならざるを得ないでしょう。

 実際のところ振興局の仕事は、現場の最前線とは言え、例えば、商工関係で、県民に最も近いところで動いているのは、振興局ではなく、中小企業団体中央会であり、商工会議所であり、商工会であり、産業振興財団であり、どうしても、本庁の出先が必要だというのは、行政手続きと、納税、農林
水産、土木行政だと思います。


 また、岡山局管内に2市(岡山、玉野)7町がありますが、岡山・御津・灘崎の合併までもが出来た場合、一挙に、3市2町になります。
 少なくとも、10月1日には、吉備中央町(賀陽、加茂川)、11月1日には、瀬戸内市(邑久三町)が、誕生します。

 市に移行すれば、福祉行政が大きく移ったりしますから、市町村合併が、人員削減まで含めた行革、振興局再編に与える影響も、非常に大きいと思います。


 ちなみに、6月18日には、鶴見橋歩道橋が通ることが出来るようになります。

 また、山陽町から旭川沿いの県道吉井線ですが、中原橋までの4車線化は、17年度、大原橋の4車線化も含めて、19年度。北方以南は、19年度以降に検討するという流れです。

 さらに、岡山県体育館は、国体に合わせて、新体育館オープン後に倒して、更地にして、駐車場にします。国体終了後、その駐車場は、テニス場になります。
 いずみ町の交番が移動しましたが、そこが、ある意味で、国体では、自動車の総合グラウンドの入り口になるということです。
 このあたりの流れ、多少、泥縄気味のような気がしますが、最初から全体像を示して欲しかったところであり、不満が残ります。


【クレー射撃場オープン】

 午後からは、岡山県クレー射撃場竣工式に、前行政改革・国体等特別委員会委員長として出席させて頂きました。
 2005年岡山国体のクレー射撃競技の会場となります。ちなみに、御津町は、他に女子9人制バレーの会場です。
ttp://www.enjoy-clay-shooting.com/okayama/

 なお、営業開始は、5月27日からで、(NPO法人)岡山県クレー協会が、(民間委託で)管理運営されます。
 既存の山陽町より安く、なにしろ地の利に優れているため、早くも、その世界では、話題を呼んでいるそうです。


 特に、2006年に国体を開く兵庫県の希望があれば、提供する方針も固めています。
 国体の冬季大会の種目の多くは、岡山県での開催無理ですが、秋季大会で開催県以外で競技が行われるのは珍しく、二順目国体以降は、こういったより広域のブロックで、国体を受けるという可能性を示したものといえます。
 もっと言えば、その手があったか!!です。


 私の人生には、プサンのピストル射撃は登場しても、円盤を撃つクレー射撃が今まで登場していませんでしたし、ゴルフもする予定がないのに、25発で1000円しない(20分もかからず終わる)とはいえ、自分が、クレー射撃をすることはないように思います。

 ただ、文字通り、ぶっ放すという感じは、「セーラー服と火縄銃」もとい「機関銃」を彷彿させ、「ちびった・・・」、もとい、「快感・・・」というぐらい良さそうだな、というのはわかります。
 これは女性にも、人気があるでしょう。
 できれば、やってみたいものです。


 実のところ良く分かっていないのですが、御津にある有名なSAKAGURAからすぐの射撃場は、オリンピックは難しいですが、アジア大会ぐらいなら、開ける優れた施設であるということで、射撃の町・御津町は、あるいは、世界に発信して行くことになるのかもしれません。
 あるいは、新しい街づくりになるかも?

 5億円を注ぎ込みましたが、地の利を活かし、特定少数でも、固定の利用者があり、おそらく、赤字が云々という話にはならないのではないか、あるいは、競技人口が増えるだろうな、という印象を受けます。


 問題は、騒音と弾の鉛などの処理ですが、地域住民の理解があっての建設です。「このあたりは、飛行機がうるせーから、別にえんじゃ。どうせ慣れらぁ。」という言葉には、恐れ入りましたとしか言いようがありません。
 ただ、ここまでの努力は並大抵ではなかったと推察します。

 困るといえば、多分、周辺から、鳥やイノシシはいなくなるでしょうが、彼らは、おそらく年金未加入ですし、多分、町民税も払っていないので、仕方ありません。
 特に、イノシシの被害に苦しむ状況には、冗談抜きに、良策かもしれません。


 非常に入り易い雰囲気ですので、練習風景なども、ご覧になってみては如何でしょうか。
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2004年5月27日(木)【税について】
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 本日は、明日の文教委員会の打合わせ他、明日の事業の打合わせ、レクチャー等々。

 月末の支払いといえば、自動車税・小型自動車税の納入期限は、5月31日まででございます。

 個人県民税、個人事業税、自動車税の収税事務は、地方振興局の基幹業務の一つですが、今年度より、特に、自動車税については、地方公務員法に基づく非常勤の徴収嘱託員6名が、積極的に動かれて、滞納整理の促進に努めます。

 ちなみに、県民税というと、他に、不動産取得税、軽油引取税、産業廃棄物処理税、県民税配当割り、県民税株式等譲渡所特割がありますが、これは、課税の適正化、厳正化が課題になります。


 一方、鳴り物入りで登場した「おかやま森づくり県民税」ですが、法人に対しては、申告書郵送時にチラシ等同封することになりますが、個人に課されているものについては、啓蒙周知徹底が必要になります。天引きされると、いよいよ、目的がわからなくなります。

 目的が分からないといえば、この税が、地球環境保全、森林保全、CO2削減のために、徴収されている、という、抽象的な理解は、皆様にして頂きたくはないと存じます。
 それでは、増税の理由にはなりません。私が当初反対していた理由は、こういった抽象的な目的に対してではありません。

 あくまで、具体的な狙いは、放置された民有林の間伐および県産材の利用促進です。この危機的な状況をいかに克服していくのか、ここが伝わらないと、新規課税の意味がありません。

 もちろん、自然環境の大切さを認識して頂き、森に親しんで頂くということはありますが、それだけなら、無駄な事業を辞めて、一般財源を使えば良いだけのことです。

 アニメによるTVCMの「森の番人マモルンジャー」は、再登場するそうですが、私は、この抽象的なメッセージは、「おかやま森づくり県民税」の啓蒙活動としては、あまり評価できません。
 なお、近々に、全戸配布の「晴れの国ジャーナル」では、この税の使途の特集があるそうなので、是非、そちらをご覧下さい。


 ところで、地方税法(第24条5第4項)で、いわゆる県民税の均等割りが、納税義務を負う夫と生計を一にする妻であれば、今まで非課税でした。
 ちなみに、県民税の均等割りは、一人当たり1000円です。

 ところが、16年度の税制改正で、この非課税規定が廃止されて、来年度からは、100万円以上の収入があれば、生計同一の妻も、納税義務者になります。
 これは、男女共同参画社会の進展を踏まえた個人単位課税の観点によるものです。

 ただ、17年度については、経過措置として、2分の1とすることができ、県民税は、500円ですが、実は、市町村にも、均等割りがあり、おまけに、人口要件が改正されたため、岡山市なら、3000円の均等割りですから、1500円の増税。
 18年度からは、100万円以上の収入がある生計を一にする妻は、4000円の増税です。
 なにか、知らない間に、国の方で、増税が決まっていました。


 さて、「おかやま森づくり県民税」ですが、これは、個人県民税の均等割りに500円を加算した額です。
 ですから、来年度は、特例条例付則で、200円ですが、18年度には、100万円以上の収入がある生計を一にする妻にも、500円の「おかやま森づくり県民税」が、課せられます。
 つまりは、生計を一にする妻が100万円以上稼ぐと、合計で、4500円の増税になります。

 このことで、平成18年以降、この、「おかやま森づくり県民税」は、当初4.5億円の見込みが、5.2億円と、7000万円の増収の見込みです。
 これで、「マモルンジャー」のCMが増えても仕方ありません。個人的には、一本でも多くの間伐、そして、一人でも多くの子ども達を間伐が必要な森に、遠足等で、実際に連れて行くことが必要だと思います。
 しかし、本来は、税収があって、使途を考えるのは、逆も良いところの酷い話です。


 いずれにせよ、市町村税、県税、国税等ありますが、三位一体改革の中で、地方への税源移譲を言いますが、そもそも、何のための税源が、なんで、地方税か国税か、行政の税の取り方に対して、我々は目を凝らさなくてはいけません。

 願わくば、個人的な勉強会のテーマに、「税」を取上げ、課題
や問題点を洗っていきたいと思います。
 使われ方以前に、なんで税金を取るのか、帰納的に考える必要があると思います。
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2004年5月28日(金)【文教委員会より】
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 本日は、まずは文教委員会。執行部からの報告があまりに、少ないことともあり、東京都教育委員会が、この春の卒業式や入学式で、生徒が「君が代」斉唱の時に起立しなかった学校の担任教員や校長ら8校、58人を厳重注意した件につき、「その他」で敢えて議論に。

 岡山では、そういう例はなかったいうことですが、もしあれば、法令・規則に沿って判断するとのこと。
 アメリカ国旗に敬礼するのが、アメリカ人と言われますが、思想・良心の自由、表現の自由にもTPOはあるように思います。


 一方で、男女混合名簿の話やジェンダーフリーの議論に進みそうになったところ、教育長の答弁は、法制化された君が代、日の丸について、厳格に指導すべき部分と、男女共同参画施策の個別に判断すべき部分は、分けて論ずるべきであるとし、どうあれ正面から良く返して下さいました。

 なにしろ、仕込みも含めて、委員会は、議論が自由闊達に盛り上がらないと、おもしろくありません。



 午後からは、さきほどまで岡山県視聴覚ライブラリー連絡協議会理事会(総会)で、会長として議事進行。
 連絡会ですから、予算規模は、15万円台。

 市町村合併の波は、町村の視聴覚ライブラリーの解散を呼んでいます。基本的には、郡単位で、団体に向けて、16mmフィルムやビデオを貸し出す事業を行うことは、かなり厳しくなっています。ライブラリー用ビデオ等は、図書館の個人視聴用ビデオ等と比べても、著作権の関係で割高であり、あるいは、県が買い、ITで管理し、市町村に貸し出すという仕組みに変わって行く必要があるかもしれません。

 いずれにせよ、大変な過渡期です。



 5時から、岡山県自民党青年部局の今年度からの新規事業で、青年市町村議員の方々との交流会さらに、青年局幹事会、親睦会と続きます。

 途中、桃太郎少年合唱団の役員会(なんと、私の誕生日でもある7月25日には、レーゲンスブルグ大聖堂少年合唱団が、来岡!桃太郎少年合唱団も、賛助出演します!)に抜けて戻り、その後仲間内の恒例の勉強会。


 ここのところ、日曜日の親睦事業のため、仕事の後の連日連夜の午前2時、3時ということで、四十路を迎える身には、かなり厳しいものがあります。

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2004年5月29日(土)【戦隊としてのマモルンジャーについて】
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 昨日の自民党市町村議員の方々との懇談会で、森林保全税の使途についての質問がありましたが、明日朝刊折り込みで配布予定の「晴れの国ジャーナル」は、「森づくり県民税」特集ですが、これは少しひどすぎます。

 「森の番人マモルンジャー」は、ポーズを決めていますが、これは「VAW」で言えば、トホホです。京都なら、「マモルンドス」で、相撲怪獣。「マモルンバイ」「マモルンタイ」「マモルキニ」「マモルズラ」「マモルベー」・・・。「ジャー」の岡山だから、戦隊になったのでしょう。

 もっと言えば、この戦隊、ジェンダーの視点が欠けています。
 例えば、近頃の戦隊は、5人中2人が、女性なのです。私は、個人的に、土曜日の朝のセーラーマーズが好きですが、日曜の朝に、戦隊もののTVをご覧板頂きたいものです。
 敢えて言えば、トレンドの戦隊の組み方からして間違っているのだった。

 別の号で、細かい使途について書いてあったようにも思いますが、この説明で500円を余計に取ってはいけません。
 放置された民有林の間伐のためという部分が、完全に抜けています。これでは、一般財源不足で、あたかも公有林の間伐ができないから徴収しているかのようです。
 非常に残念な企画紙面です。


 話はがらりと変わりますが、昨日の市町村議員の方々との交流会の後で、ある全国紙の支局記者が、「これって参議院議員選挙対策ですよね。」とほざくので、「そりゃ、もちろん関係ないことはないですが、メインではないですよ。私のさっきの発言を聞かれてりゃ、わかるでしょう。」と言いました。

 ちなみに、私は、県という組織そのものや、地方における政党のあり方について言及し、「政党は、中央から選挙になったら依頼され、利用されるための道具ではなくて、JCではないけれど、志を同じゅうするものが力を合わせて、むしろ、地方から中央に声を上げて、政治を動かしていくツールとして使うべきだ。でないと我々にとって政党の意味はない。」と、持論を言ったのです。

 企画担当の高橋県議も、「どうか、県議会議員や政党をどんどん利用して下さい。」と、発言し、私は、そういった姿勢こそが、青年らしさだと思っていました。
 青年部局は、未来を見ているのです。

 「こないだのNPOのも、選挙対策ですよね。」と返してきたので、「そりゃ、時期的に、そういう面もあると受け取られても仕方ないかもしれないけれど、メインではないですよ。」。と言うと、「候補者の関係者が、最後に挨拶に来たじゃないですか。」
 「そりゃ、時期的に挨拶は来るよ。拒む理由ないが。」
 「あれで、記者は、やっぱりとざわめいたんですよ。」
 「そこがそんなに問題なん?普通にあることじゃが、政党の企画なんじゃから。」
 「それじゃ、ゲームになんないんですよ。」
 「ゲーム?ゲームってなに?」
 「私達は、切り取って、ゲームにするのが仕事ですから。」
 「なにそれ?」
 「ですから、そういう部分を最後の数行にして、書かないといけないんです。最後は、それっしょ。」
 「そりゃ、10のうち9対1の思いがあって、1の部分をことさら取上げても、そりゃ、違うとは言えないですよ。でも、思いのメインは、そこにないこともあるよ。少なくとも、NPOのは、違うじゃろう・・・」

 ここで会話が切れましたが、こういうマスコミの姿勢を極めて残念に思います。極めて本音で勝負する記者なのでしょうが、まずは、おもしろくしたいのでしょう。逆に、こういう記者をある意味では信用もしますが。


 むしろ、そう疑われても仕方ない時期に、仕方ないことをしたのだとも思いました。端から見ると、そうなのでしょう。国益セミナーも、NPO企画や市町村議員交流も。
 しかし、やり続けるしかありません。

 なによりも、選挙に関して、マスコミの方が、まずはヒートアップするということで、それはそれで良いのかもしれません。


 はっきり言えるのは、私にとって、大切なのは、自民党に所属しているということではなくて、自民党に所属して、その中で、何をしたかにつきます。自民党だからできることを自分がしたかどうか、それだけのことです。
 大いなる反省をした昨日でした。
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2004年5月30日(日)【中心市街地にて】
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 昨日地元学区の総会、懇親会が開催されました。
 来年度には、旧弘西小学校で、中央小学校が開校しますが、中央南小学校「跡地」について、いまだに明確な答えが出ているとは言えません。
 というよりも、事態は益々難しくなっているかもしれません。


 昨日は、片山前総務大臣も起こし頂き、いつものように、同じ
ような体型をネタに思い切りいじって頂き、同時に、大変なお力
添えを頂きました。

 だいたいが、ご挨拶の時に、私がおりますと、「顔がでかくて、胴が長くて、足が短いのが同じで、同じといえば、奥さんが素晴らしい!それが同じです。」といじって頂くわけですが、私の妻がどうかわかりませんが、大学の先輩でもある片山ゆり子夫人は、業界的にも、圧倒的な人気があり、正直に書いて、「佐藤君、
死んでみて」と言われたら、一瞬「そうしようかな?」、と思うぐらい、
なんとも清楚で、素晴らしい方です。

 ともあれ、中心市街地のグラウンドデザインを描きながら、答えを出さなくてはいけない時期が近づいてきました。

 今日大変に大きな事業が、今日無事に終わりました。へとへと。
 6月定例会まであと僅か、参議院選挙も近づいています。
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2004年5月31日(月)【少子化対策について】
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 社会福祉法人の不正受給、警察の公文書隠滅、振興局の公文書偽造。一般には、不愉快極まりない公の事件が続き、残念な限りです。


 今朝は、エネルギー施策の専門家でもある全国区選出の加納時男参議院議員の令夫人が、議員会館に、ご挨拶に来られました。
 加納「候補」と、夫人には、岡山にお越しになられた際、既に2回ずつお会いさせて頂いております。たいへんに気さくな方ですが、まさにその道のプロの方です。また、逢沢副大臣に非常に近しい方と伺っています。
 岡山を最重点地区と考えておられ、6月18日には、岡山で決起大会が予定されています。詳細は後日。


 また、6月13日(日)午前10時から、衛生会館において、日本看護連盟推薦の南野知恵子参議院議員の決起大会も開催されます。南野先生にも、2度お会いしたことがあります。
 看護連盟の皆様には、私自身、大変なお世話なっておりますこともあり、是非、一人でも多くの皆様の応援を賜わりますよう心よりお願い申し上げます。


 比例区は、候補者が多く、基本的には、自民党公認候補へということで、この方をと推薦申し上げ難いのですが、まずは、県議会議員の機械的な担当割りに加えて、少なくとも、加納候補と南野候補には、私も直接お会いしておりますので、皆様に、特に推薦をさせて頂きます。




 本日午前中は、青少年対策・男女共同参画特別委員会。本日は、男女共同参画社会、少子化対策の推進について。
 昨夜のダメージがやや残り、声は出ないは、頭は、今日の天気のように、どんよりとするはでありましたが、幾つかの発言をさせて頂きました。

 公の場で、発言できるということが、議員の特権であり、否、発言することは義務ですから、与えられた機会を最大限活かすことが重要です。議員が、黙っていては、いないも同じです。否、議員が黙るのなら、邪魔ですらあります。

 特に委員会は、議論の場ですから、何も言わなければ、代表として参加すらしていないということです。


【男女共同参画社会について】

 男女共同参画社会については、DV(ドメスティック・バイオレンス) 被害者の自立支援について。特に、一時保護施設(シェルター)と住居について問いました。
 この部分は、共産党議員とも、極めて主張が合うところですが、自民党所属の男性議員が発言すること自体に、意味があると思います。

 先般27日、改正DV防止法が衆院を通過。国の基本指針が示されれば、各都道府県も、行動計画を立てていくことになります。

 岡山県では、民間シェルター(県市町村が支援措置すると、2分の1の交付税措置がある)がない岡山県において、いかに地域で支える気運が出てくるかです。

 どうも、6月1日、明日より、国土交通省の通達もあり、県営住宅については、事務処理要領の改正があり、DV法10条の保護命令が出たDV被害者が、優遇措置、優先入居が、できるようになるということです。
 ただ、現実の運用となれば、非常に難しいものもありそうです。

 また、女性相談所、児童相談所、またその他に、極めて重要な施設が、17年秋に会館の南方の国立病院跡地跡の「新総合福祉ボランティアNPO会館」に移転します。
 このためさらなるプライバシーおよび安全確保を強くお願い致しました。

 また、自民党渡辺県議(倉敷・早島)から、雇用機会均等法が、結果として、会社が正規採用の募集そのものを控えて、女性は派遣会社からの派遣という形となっているのではないか、という指摘がありました。


【少子化対策について】

 少子化対策については、資料に、保育対策として、保育園の充実については、幼稚園という言葉が一言も出ていないのは、おかしくないか、と指摘しました。
 さらに、おやこクラブ等の子育てサークルの支援についても、要請しました。

 男女共同参画社会の実現のためには、いわゆる「保育に欠ける子供」が出来てきますから、男性の育児参加と保育園の充実というのが、必要です。
 しかし、社会資本の充実という側面から見ると、これも違った見方が出来ます。
 特に、保育にかかる費用について、行政効率的に考えると、家庭おける育児は、何十万円にも相当する価値があると思います。

 個人的には、せめて就学前までは、願わくば、母子が出来るだけ長い時間接触し、身内や仲間や地域がしっかりとそれを支えるのが理想であると思います。

 子供の日々の成長や変化を見ながら、一緒にいられる時間が、人生の中で、どれほどあるか考えたら、「今日歩きましたよ」と聞くのではなく、親が我が子の歩き出す瞬間をみたいのです。本来なら、かわいい我が子と少しでも長くいたい、それが親の当然の願いです。

 そして、子供が大きくなるように、親も徐々に親になっていくのであって、だからこそ、親子は出来るだけ長く一緒にいないといけないのだと私は思います。
 子育てを委ねることで、親が親になりきれないとすれば、そのことがいずれは、青少年問題に対する親の態度に繋がるのだとも思います。

 ゆえに、私は、家庭や子供をないがしろにするような発言や行動をする人間は、どういう立場であれ、評価も、信用もしません。



 もとより、私は、保育園の価値を否定するものではありません。いつも申し上げますが、私の母は、夜間保育が中心の無認可保育園(行政から、補助金等びた一文貰っていません。)を経営していましたから、絶対に保育園が必要な状況というのがあると思います。
 本当に困っている人を助ける仕事をしていたことに、母は、強烈な自負心を持っています。

 いわんや、人の命を預る保育園経営が、いかにたいへんなことか。生き残りをかけた闘いの中で、幼児教育の充実のための努力をされています。それは、あるいは、公立幼稚園の比ではないほどの努力、努力、また努力です。
 幼稚園の保育園化、保育園の幼稚園化、幼保一元化の流れの中で、まさに死にもの狂いでないと生き残れない、そういう状況だと思います。

 また、後述するように、これからの保育園の役割は、地域子育て支援最前線基地として、益々重要になってくると考えます。



 一方、社会状勢、景気状況は、実際のところ、我々子育て世代にとって、共稼ぎでないとやっていけない状況を作り出しています。時には、子供を保育園に行かせるために、母親が働くという事態も起きています。

 結果として、子育ては、少しも楽しいものではない、結婚生活も楽ではない、と思わざるを得ないとすれば、少子化対策のポイントは、ここにあると思います。

 もしも、自己実現が目的ではなく、経済的な理由が主で子育て中の母親が、働きに出るなら、そういう世帯が、必ずしも共稼ぎしなくとも、子育てが出来る、そういう経済的、制度的支援こそ、子育て支援、少子化対策であって、保育園が充実して、幾らでも、母親も働きに出られますよ、どんどん子供を預けて下さいね、そういう社会を作るのが、行政の施策の方向として、正しいのでしょうか。

 原理原則は、「保育に欠ける子供」を作らないことではないでしょうか。換言すれば、保育を家庭に戻すことだと思います。それは、家庭教育の重要性と同義です。
 要は、まずはお金が問題ならば、その手当てをする必要があると思うのです。
 子育て世代こそ、福祉の対象だと私は思います。


 子供を育てたら、とにかくお金が掛かります。児童手当はあるにはありますが、十分ではありません。せめて就学前までは、乳幼児公費負担を含めて、どこまでも手厚くするべきだと思います。
 加えて、大変高額になる不妊治療についても、さらなる手当てが必要だと思います。
 (こういう文章を書く時には、子供が欲しくても出来ない方がいることへの配慮を欠いてしまっている気がいつもしています。)



 いろんな生き方があると思います。しかし、いわゆる専業主婦で、子育てをしている母親に、しっかりと誇りを持って頂き、安心して子育てが出来るよう、また、しっかりと父親が参加できる仕組みが、もっともっと必要なように思います。
 そんな思いで、今日の委員会では、おやこクラブ等の子育てサークルの支援の必要性を強く申しました。

 個人的には、おやこクラブから、幼稚園PTA、小学校PTA、交通安全母の会、中学校、高校PTA、将来は、婦人会等、地域活動に参画していかれるような母親は、地域の宝だと思います。

 おそらく、企業に属されなくても、そういう方は、自己実現としても、何かをされていくでしょうし、実際、家事も仕事も子育ても、バリバリにこなすムチャクチャ元気なお母さんという方を幾人も知っています。



 また、今後保育園の役割は、現在もある地域の子育て支援センターの充実等、今以上に重要になってくると思います。

 保育園に求められるニーズは極めて多様で、育児相談はもちろん、乳幼児の保育のみならず保健も含めて、あるいは、保育士、愛育委員の情報ステーションとして、保育園に子供を通わるかどうかに関わりなく、子育て支援の最前線基地になって行くことでしょう。

 さらに、幼稚園との連携は、縦割り行政の弊害も含めて、大きな課題ですが、最終的には、同じ方向を向いていくことになるのかもしれません。



 保育園か幼稚園か、幼稚園なら私立か公立か、何歳からか、基本的には、金銭面を含めた全部親の都合です。
 正解はないと思いますし、決して答えも出ないと思いますが、どうれ親は信念や確信をもって、子供の代わりに選択してやる責務があります。

 我が家の場合は、最短期間公立幼稚園に通わせるということになると思います。ちなみに、可処分所得が少ないのに、年収の関係で、児童手当も貰えないし、保育料は、最高額になってしまいます。それも、事情の一つです。



 はっきりしているのは、現在の人口を維持するには、合計特殊出生率で、2.08人必要なところ、14年度全国平均で、1.32人(岡山では、1.51人)で、岡山でも、昭和50年の約6割にまで減少しています(30、102人から18、509人)。

 本来であれば、保育園の増加とも反比例するはずがないのですが、少子化対策は、有効に機能していないと思いますし、ライフスタイルの変化で済んで良い話でもありません。

 すなわち、国力は、0.6に落ちるのは自明です。この狭い国土(実は、国際的に見れば、かなり広い国ですが)に、1億2000万人もの優秀な国民がいたからこそ、日本は、曲がりなりにも、世界有数の国家足り得るのです。
 国そのものが、ダウンサイジングして、0.6を何乗かすれば、日本人は、日本国ともども消滅です。



 一方でふと落語の科白「夜分に表の戸をどんどんと叩くのはどなたですかな。商人の店は、10時まで・・」というのを思い出します。24時間眠らない街を作ることが、季節を無くしていくことが、本当に人間の幸せに結びつくのかな、という気もします。
 あるいは、適正規模というのがあるのかもしれない、と。

 そういう意味では、長期的に見れば、呼吸のような大自然の法理に基づいて、戦争によらず、人口が減るべくして減っていくというのも、あるのかもしれません。

 しかし、少子化に、高齢化が加わっています。
 少子高齢化が問題なのです。

 してみれば、青少年対策・男女共同参画の特別委員会というのも、中途半端じゃのう・・。
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