2004年1月1日(木)【新年明けましておめでとうございます。】
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 謹んで新春のお慶びを申し上げます。

 昨年一年間一方ならぬお世話になりまして
 本当にありがとうございました。

 今年一年の皆様のご健勝とご多幸を
 心よりお祈り致します。


 
 今朝は、夫婦で元朝式出席のあと、
 神道山で、初日の出を拝んでまいりました。
 落語の「芝浜」ではありませんが、
 厳粛な気持ちで、新年を迎えることができました。


 今年は、私も、まさに働き盛りの不惑を迎えます。
 岡山県政の課題は山積していますが、
 「県政新時代の旗手たらん」と、岡山県政の発展のために
 全力で取り組んでまいります。


 私は、ひとつの時代は、10年間と考えていますが、
 
この春には、議員活動5年目を終え、
 そういう意味では、いよいよ後半戦に突入致します。

 がむしゃらに取り組んできた時期から、
 持続可能かつ責任が負える議員として、
 大きな転換を図る時期を迎えたと自覚しております。

 この一年が、人生を振り返った時に、
 大飛躍の一年であった
 なにより、岡山県政の発展のために大きく貢献できた
 そんな一年になるよう
 頑張ってまいります。
 
 どうか暖かいご指導・ご鞭撻を賜わりますよう
 心よりお願い申し上げます。


 ・・・・それにしても、曙がカエルのように倒れた姿に、
 己の姿を見ましたので、今年こそは、痩せようと思います。
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1月2日なし

2003年1月3日(土)【福きつね小僧参上】
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 招き猫の大家のたまわく、「今年は、いよいよ、自動車にお飾りをつける人が少なく、本格的な景気回復基調には、今一歩なのかもね・・・・・。」。
 意外なバロメーターですが、言われてみれば、私もつけていないですし、ついている車を見ません。


 さて、表町商店街の中の栄町の空中美術館が、新年ということで、大凧が展示され、初売りのオープニングセレモニーがありました。
 昨年から、ともかく、栄町は、様々なイベントを積極的に仕掛けています。ある意味、情報発信が一番多いということで、地道な活動の成果が、いずれ、もっともっと大きく花開くものと思います。

 復活を目指す鐘撞堂の大型模型も登場。さらには、アーケードが開き、そこには、ねずみ小僧次郎吉ならぬ「福きつね」小僧(?)が、さっそうと現れました。福を撒く大判振る舞い。

 栄町の元気が、表町、さらには、岡山市、岡山県に広がって行くことを祈ります。


【ラスト・サムライ】

 ところで、総理の靖国神社初詣。
 なるほど天才だなぁ・・。

 深謀遠慮の末の決断、このタイミングなのでしょうが、この内閣は、出す答えがどうと言うよりも、そこまでの経緯や、事後でも良いから結論への説明、つまり、アカウンタビリティーが圧倒的に欠如しているように思います。

 そのことがいたずらに、答えに対する評価に、混乱を招いているように思います。反対意見は、言いたいように言わせとけ、どうせ、すぐ冷める国民性だから、と、腹では思っているような・・・。
 
 正面突破で既成事実を重ねることは手段として理解しても、国民を侮らず、叫ばずに、逸らさずに、しっかりと説明をして頂きたいものです。スローガンではなく、大義を聞きたいのです。
 
 正直に書いて、自民党にせよ、他党にせよ、目先で国民を欺こうとするかのようなパフォーマンス合戦を見る余裕は、誰にもありません。 


 真夜中に、ビデオで、『ねじ式(つげ義春)』と一昨年の映画『宣戦布告』を観て、陰鬱な気分になりました。あまり良いマッチングとは言えません。

 特に、『宣戦布告』は、『福井・敦賀半島の海岸で国籍不明の潜水艦が座礁。やがて、武装した特殊工作員たちが、密かに上陸していることが明らかになる。空前の緊急事態に、迅速に対応できない政府は、ついに自衛隊を出動させるが、事態はさらに深刻化する。』という、もうボロボロになるシュミレーション。

 ひょっとすると総理は、全く荒唐無稽とも言えないような、この映画に感化されたんでしょうか?
 


 気を取り直して、2つの新年会にお邪魔した後、極めて珍しく夫婦で、遅ればせながら、『ラストサムライ』を観に行きました。夫婦で映画というのは、年一度あるかないかです。ttp://www.lastsamurai.jp/

 大名・勝元(渡辺謙)の息子、信忠を演じるのは、岡山県出身の小山田真さん(21歳)。面識はありませんが、岡山一宮高校の大後輩になります。

 それにしても、幾つか、おや?と思うところもありますが、外国から、日本が、こう見られているという類のものでは、(日本市場を意識した戦略上のこともあろうと思いますが)、これ以上ないほど、好意的に、「誇り」や「潔さ」や「謙虚さ」を重んじる「武士道」を描いてみせてくれています。

 ただ、現代の日本、日本人と比較において、ある種の優越感をくすぐられる以上に、恥じ入ることがない方が難しい作品です。

 今、日本人が、日本国民をそうは言っても、「勤勉」で、「礼儀正しい」よね、と言えるでしょうか。

 
 逆に、「武士道」精神が、かように国際的に理解されるのならば、日本が、それだけ倫理的な国家であれば、国際社会において、まさに、尊敬を集めながら「名誉ある地位」を占められるはずなのにな、とも思います。
 「武士道」国家外交というのもあるのでは。

 また、「武士道」が、一番求めらているのは、我々議員ではないか。「餓鬼道」に落ちて、肥え太ってる場合じゃねーぞ、と、なにか、突きつけられるような映画でした。

 それにしても、トム・クルーズよりも、脇を固める日本人俳優陣が素晴らしい!
 まだの方は、是非。
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2004年1月4日(日)【中山間地の初春】
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 今朝は、市内中心部に本当に近いある中山間地域の花き組合の新年会。昨年の選挙前に、この山に上がるようになって、私は、農林水産委員会所属を決めたのでした。

 「ラスト・サムライ」風に言えば、時には、霊的なものに囲まれているような雰囲気すら漂いますが、中山間地の農業の一番の問題は、深刻な高齢化と公共交通の断絶。
 屎尿の汲み取りや、防災面でも、場所によっては、陸の孤島になりかねない状況があります。

 今朝は、暖かく、なんとも、穏やかな風景が下界に広がりますが、村は、本当に深刻な状況です。降りれば良いではないか、などという話でもありません。
 よそ者には、本当に心が暖まるような場所だと、おセンチに言えても、ここが生活の場所なのだから・・・・・。

 制度的な整備もさることながら、目先どうするのか。昭和27年に建てられた公民館を記念して書かれた当時の三木知事の横書きの下で、なかなかに良い知恵が、浮かびません。

 いわんや、かように郊外に、ほど近くない、郡部の中山間地の問題は、実に実に深刻です。



 さらに、毎年恒例の海軍いかり会の新年会。
 英霊は、武士道を掲げた「武士(もののふ)」であったのだと称えたい、その「思い」を継承したい、そんな気持ちに駈られます。
 護国神社に、海軍の慰霊碑を建てる運動が始まりました。



 さらに、新年祭を経て、夕刻から、熊代代議士の飛躍を期する会。いつからだったか、各衆議員議員、片山参議院議員、知事、市長の新年賀詞交歓会が行われるようになり、1月は、政治関係者の新年会ラッシュ。

 もともとは、各先生の御自宅に新年ご挨拶に来られる方が多く、お互いにとって労なので、一堂に会しましょう、というのが、始まりだったように思いますが、いつのまにやら、増えたのでした。
 会社関係で、全部お付き合いということになると、正直、本当にたいへんだと思います。

 お会いする方には、この間に、何度となくお会いすることになりますが、今年は、公明党の新年祝賀会にも、お声がけ頂き、まさに、新年会続き。

 私の一番の楽しみは、各先生方の祝辞。オールスターのような華やかさでありますが、知事や市長のご挨拶には、非常にタイムリーな国への要望等があり、政治関係者としては、挨拶の仕方から何から、たいへんに勉強になり、「耳」が離せません。
 特に、知事の「要望」は、非常に熱いものがあります。


 なお、明日、午後3時30分からは、ホテルグランヴィア岡山で、逢沢代議士の新年会(会費3000円)、当日参加可能です。
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2004年1月5日(月)【中央卸売市場初せり】
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 本日は、午前4時スタートの岡山市中央卸売市場の初せり及び新年互例会。市場にしてみれば、毎日のことでも、岡山市主催の公式行事としては、一番朝早いものかもしれません。

 市場の活気が、景気を一番反映するということで、さすれば、昨年来の景気回復基調は、なかなか地方には、及んでいないという感じのようです。


 岡山市議会議員議員の先生方が、市議会が開けるほど多数参加されていましたが、管理は市でも、実は、全国の中央卸売市場の所管自体は、農林水産省。端的には、農政局になりますが、認可の関係で県も絡みます。

 ちなみに、県内70を越える地方市場の所管は、県で、食肉市場も、県管理です。


 それにしても、私が、新聞配達をしていたのは、ほんの10年前のことで、その時は、午前3時40分起きを1年8ヶ月続けましたので、朝が早いのは、大丈夫なのですが、やはり、この時期、明け方に、ぐっと冷え込みます。

 選挙期間中は、早起きの方の安眠妨害をしていたのではないか、と非常に気になります。
 市場での仕事というのは、本当にたいへんなことだと思います。



 本日は、4時過ぎから水産物部、5時過ぎから青果部、9時過ぎから花き部の初せりが行われました。途中、8時からは、運営協議会の新年互例会が行われるのが、恒例になっています。

 ちなみに、花きについては、午後1時が、午前11時、午前9時になったわけですが、さらに、もっと早くできないか検討されています。これが、7時から、せりなら、産地からは、5時までには、入らないといけない、ということで、なかなかにたいへんなことになります。



 現在の市場の課題というと、市場外流通と、手数料率自由化に伴う市場間競争への対応です。

 いわゆる流通チャンネルの多様化で、市場を通るのは、7割。大手物販店は、安定供給を図るため、産地との相対や、岡山より大きな市場における取引きが進んでいます。


 さらに、この3年半にわたる規制緩和というよりも、構造改革の流れは、卸売りと産地の手数料率(いわば産地へのキックバック)について、自由化を進める大改正の方向に進んでいます。

 逆に言えば、ある意味で、中央卸売市場については、今までの国の保護がなくなると言えるかもしれません。株式市場に例えるのが、適当かはわかりませんが・・・。

 早ければ、この通常国会で、来年以降の品目別の段階的な手数料の自由化が始まります。すなわち、産地にしてみれば、より安い手数料の市場を目指すことになり、文字通りの市場間競争が本格化します。

 県管理の地方市場についても、手数料については、連動する傾向があるため、地産地消、安定的な供給の確保という点では、従来に増しての努力が必要になります。


 こうした中、市は、市場管理者を設けて、黒字経営を目指そうと努力されていますが、流通システムのIT化、さらには、市場間の連携等が、より一層図られる必要があり、なによりも、さらなる食の安全が確保されるシステムでないといけません。

 それにしても、卸売、仲売りという流通システムが、変わって行く中で、非常に厳しい風が吹いているということですが、行政サイドは、足腰の強い業態にと言い放ちますが、私は、20年も前に、我が家が、家業である陶器の卸を辞めた頃のことを思い出し、はいさようですか、これも時代の流れで、仕方ないですわな、とは、とても言えません。

 いずれにせよ、市場そのものの機能の見直しがなされる大転換期にあるのは間違いありません。
 しかし、行政のバックアップは、どうしても必要です。

 また、米改革大綱でもそうですが、産地の側に、今にも増して、常に市場を見ながら生産するという、工場のラインのマネージメント的な発想も、必要になると思われます。
 市場が飛びつく、新製品の開発も、今以上に必要になってくるとも思います。



 初せり後は、文字通り駆け足で、新年挨拶回り。


 逢沢副大臣の新年会は、物凄い数の参加の方でありました。
 明後日からは、6ヶ国協議で、北京に行かれるということであります。まさに国を動かされているという感じです。
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2004年1月6日(火)【『人生の大根役者』】
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 私の自動車の中のBGM(絶叫曲)と言えば、今までは、浜田省吾の『J・BOY』だったのですが、ここのところなぜか美輪明宏の『人生の大根役者』に変わりました。
 スピーカーのボリュームをめいっぱい上げるには、『ヨイトマケの唄』よりも、好ましいです。

 この曲があれば、およそ世の中に、不遇はありません。そこいらの歌手が、いかにちゃちいかも、分かります。

 新年挨拶回りの車の中で、一人で、『天才なのだ!!』と叫んだりするのは、実にお勧めです。私は、わざわざ何回も録音してテープにしております。


 倉敷のセルフのガソリンスタンドで、昨年の私の選挙用ビラを大量に捨てた方がおられ(2回目のようです)、スタンドにお詫びに行った帰りの今日の夕焼けは、とてもきれいでした。
 こんなときも、『人生の大根役者』があれば、大丈夫!!
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2004年1月7日(水)【続『人生の大根役者』】
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 本日も引き続き、美輪明宏の『人生の大根役者』を大音量で聞きながら、御挨拶回り。

 美味しい「パンだパン」を食べながら、ほげっと初春の岡山港を眺めていると、そう言えば、広告営業マンの頃、「コンスタントに、一日最低でも12社以上は、まわるように」というのが、社命だったということを思い出しました。

 なんで12社以上だったんだろうなぁ・・・・?????
 コンスタントというと、これがまた意外に合理的な数でした。

 秘書時代にも、当時は、日報がありましたが、「プロとして、ムラを無くして欲しい」と、「社長」から、お小言を頂くのが常でした。
 「こころ」は、日報のようなものかも?


【第3回 eTOPスクエア(広場)のご案内】

 さて、私の政治活動とは、あくまで直接の関係はありませんが、友人から、下記催しの告知依頼がありましたので、ご紹介させて頂きます。

 岡山のかなり熱く、極めて優秀な若い衆が集っておられ、未来の岡山のエネルギーが充満しています。
 どうか皆様、奮ってご来場下さい。


※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※ 2004.1.16 第3回 eTOPスクエア(広場)のご案内※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

第3回eTOPスクエアを下記のとおり開催いたします。

               記

日時:2004年1月16日(金)18:30〜20:00

・ 講演とディスカッション
「将来のベンチャー企業像」
 木村育生氏(株式会社 インボイス 代表取締役社長)
http://www.invoice.ne.jp/
 実際の経営の中で培われたノウハウや普段なかなか耳にすることのできない、苦労話などをお話いただくことになっております。

・ コーディネータ
 三瀬貴夫 (おかやまeトップ倶楽部代表)

・会場:岡山国際交流センター(TEL:086-256-2000)
http://www.opief.or.jp/oicenter/syuhen2.htm
・会費:無料
・定員:100名(会場の都合上やむを得ません。お早めにお申込
           ください。)


******************** 申込フォーム ********************
充て先: etopsquare@hotmail.com
下記内容を、メール( etopsquare@hotmail.com )ないしFAX(086-805-7738)にてお申込ください。
<参加申込書>
?お名前:
?所属:
?役職:
?メールアドレス(携帯メールは不可):
?一言PRコメント:
?携帯メールアドレスないし電話番号(?をお持ちでない方):
注1)当日、受付にて名刺を1枚ご提出ください。
注2)上記?〜?については、当日参加者リストとして配布させて
   いただきます。
注3)参加者の方は、全員eトップ倶楽部のメーリングリストに登録
   させていただきます。 
   本意で無い方はご連絡いただきますと、別途退会手続きを取
   らせていただきます。



            補 足 説 明

【 おかやまeトップ倶楽部について 】

岡山は全国に誇れるIT先進地域として産官学と地域の人たちが一体となった基盤作りを進めていますが、「おかやまeトップ倶楽部」は、そのアドバンテージを活かし人と人の交流を触媒にして、岡山の経済活性化に貢献することを目的とした有志の会です。


【 目的と基本方針 〜おかやまをアツくする”場“を
                 一緒に盛り上げよう!〜 】

最近のIT化やグローバル化等の益々の進展は、日本を取巻く環境を激変させてきており、21世紀を生きる我々は、現実の認識を深め、従来の社会・経済システムをベースとしたあり方を、真剣に見直す必要に迫られています 。特に、経済の再生は重要な課題となってきており、岡山県においても、「おかやまIT特別経済区(eトップエ リア)」や「岡山情報ハイウェイ」などのIT環境に代表されるような地域経済活性化のための基盤整備が強化さ れつつあります。

しかし経済活性化の主体となるのは、整備された基盤を活かすその地域の人達です。今まさに求められているこ とは、その人達が新しいことにチャレンジしようとするベンチャーマインドを高めることであり、ベンチャービ ジネスの活性化を実現することです。そこでわたしたちは、その実現のために、大学・行政・経済団体・企業関係者等との交流を行い、新たなベンチ ャー予備軍を発掘するなどにより、岡山地域の経済活性化に貢献したいという目的で、志を同じくする人達と「おかやまeトップ倶楽部」を発足させました。わたしたちは、岡山の地域経済がそのインフラの優位を活かしてより一層活性化されること、また個人が自分の 個性を重視した新しい働き方や社会との関わり方を見つけてイキイキと活躍できることを目指して、自発的な取組みを長期的に継続していきます。その中で、顔と顔をあわせたコミュニケーションを通じて相互の尊敬と信頼関係を築き上げ、お互いのビジネスの成長や地域へのより多くの貢献のためにより相乗効果の高いネットワークを作っていきたいと考えています。


【 eTOPスクエアについて 】

・スクエア(square)は広場という意味です。・スクエア(広場)という言葉どおり、Face to Faceで人が出会い、情報を交換する「場」をご提供します。・持ち回り制のコーディネータ(幹事)のアイディアで、毎回ユニークな「場」をご提供します。

                 以上


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2004年1月8日(木)【続々『人生の大根役者』】
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 さすがに、BGM『人生の大根役者』も、飽きて参りました。

 行政の方は、「どっこらしょ」という感じで、3連休明けから本格始動といったところです。


 さて、本日は、「国際貢献トピア岡山構想を推進する会」が主催する「おかやま国際貢献NGOサミット」のご案内です。
 昨年のSARS騒ぎで、延期になっていましたが、いよいよ記念すべき第10回目の開催です。

 ちなみに、県国際課は、もちろん、来年度の開催予算も計上しています。

 緊急医療、教育(国際理解)、宗教、環境、福祉などのテーマの会議を経て、今回は、「持続可能な開発のための教育の10年」の推進についての話し合いが行われます。

 これは、「持続可能な開発」を示す国連の総会で、日本政府提案による「国連・持続可能な開発のための教育の10年」が、05年から実施されることが決定された事を受けたものです。

 会議は、全て同時通訳付きで、入場無料です。
 申込みは、ttp://www.otic.jp/ まで。

1)1月23日(金) 18時30分よりチボリ公園にて
  10周年記念レセプション
2)1月24日(土) 10時より
  国際交流センターにて開会式、基調講演
3)各分科会
  分科会1 環境 1月24日 午後1時より センター8階
  分科会2 宗教と平和1月24日 午後1時より センター2階
  分科会3 人権・ジェンダー 25日 10時より  オルガホール
  分科会4 国際理解 25日 10時より  センター2階

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2004年1月9日(金)【『私がおじさんになっても』】
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 先日発表されたあるデータによると、おばさんは、30歳からおじさんは、40歳からを言う、という、女性にムッチャ厳しく、男性にムッチャ甘い結果が出ました。
 私は、このデータは、世の女性を敵に回すものであると思います。

 公職選挙法の関係で、私からは、年賀状が出せないのですが、同級生から頂いた年賀状の写真には、「若いなぁ・・・」とか「おっさんやな」とか、いちいち反応しておりますが、非常に微妙なところです。
 基本的には、体型と髪の量によるので、私も、「おっさん」かもしれません。

 とは言うものの、多くの男性にとって、40歳になるという事は、ある種の感慨を持っても、嫌ではないのではないか、むしろ、「まさに働き盛りだな、でも健康に留意しないといけないな」と自覚する区切りではないかな、という気がします。
 個人的にも、40歳代、ここからの10年は、非常に楽しみなものがあります。

 というわけで、夏には40歳になる今年は、私も、なにか一段階上に行きたいな、と、強く思うところがあり、様々な機会を捉えては、自己修練もしたいところです。


 突然ですが、これより今日・明日と大阪で「山篭もり(?)」。
 本日は、基本的に連絡がつきません。明夕帰岡です。
 開運祈願と申しましょうか、錬成会と申しましょうか、
 自己修練と申しましょうか・・・・・・。

 今年もまた本当にいろいろございます。
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2004年1月10日(土)【もっこ】
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 人生というものは、地下足袋で、もっこを担ぐが如し。

 常に、大いなる刺激を頂戴し、敬愛する大西熊本県議の「今日のひとりごと」をこういう形で、引用する事になろうとは・・・。ttp://www.kazufumi.com/today/index.htm

 こういう良い汗をかいた疲労困ぱいの、しかし明日に希望が持てる、そんな日には、
 彼ならきっと一行で、こう書くでしょう。

 「・・・・バタッ。」
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2004年1月11日(日)【成人式に思う】
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 本日は、少林寺流空手錬心舘の門下生の方々は、寒稽古で、渋川に入られているので、あまり強く言えないのですが、それにしても、冬の気合いが十分に入った非常に寒い一日です。


【成人式に思う】

 今日は、岡山市も、成人式ということで、あでやかな和服に、茶髪に、真っ白の肩掛けの若い衆が、街を練り歩いておりました。

 成人式を遥か遥か遠い昔に感じられる皆さん!!成人の関係者でない場合、これは、楽しい風景でしょうか?
 わしも、娘が、ここで二十歳なら嬉しいですがのぉ。

 若さを誇示する女子高生のミニスカート同様、呼べど戻らぬ過ぎし日の郷愁、憧憬、それは見果てぬ夢、つまり、若さには、若くないと、共感は覚えられないものなのです。
 おいら、二倍も生きてるし〜。

 不思議なほどに、男性には目が行きませんが、女性は、黒髪は黒髪、茶髪は茶髪、金髪は金髪のグループになっているのが、かなりおもしろいや。
 しかも、黒い髪の方が珍しいぐらいです。和装の時ぐらいは、髪は烏の濡れ羽色にせんかい!!


 それにしても、年々、成人が、子供子供していく感じがします。平均寿命を考えても、昔の二十歳は、今の三十歳ぐらいではないかなと思います。
 個人差も大きいと思いますが、人に成る、文字通り「成人」という意味では、この日、馬鹿騒ぎしよう、というのでは、意味を履違えています。もう少し、厳粛でも良いです。
 少なくとも、社会人の仲間入りという感じではありません。


 いずれにせよ、新成人の皆さん!成人式に、無事出られるだけでも、先祖と親と社会には、まずは、感謝しましょう。

 「ご通行中の皆様、本当にありがとうございます。おかげさまで、私のようなものでも、二十歳にならさせて頂きました。」と、なぜ言えんのか?
 もっと謙虚に歩きましょう。

 我々は、「おめでとう!!」などと言うのではなく、「お前ら、これからは、一切容赦せんぞ!かかってきやがれ!!」という態度で接する方が、正しいのではないでしょうか。

 大丈夫です。彼らも、すぐに、おっさんとおばさんになりますから、いつか分かってくれるでしょう。
 それし、ま、今日だけか〜。明日からは、ただの二十歳の人か、二十歳になる人ですら。


 そう言えば、私は、成人式の日に、共通一次試験を受けていました。雨が降りました。したがって、特に、この日に、良い思い出はありません。
 もっと言えば、成人式がそう好きでもありません。
 つまり、そういうことなのだなぁ・・。なんだ、ただの妬みか。

 個人的には、19年前に遡るよりも、子供をあと17年育てる方が、前向きでよろしいかと思います。成人したら、わしゃ、後はもう一切知らん。


 でも、政治の世界では、いつか、新成人よりも、まだ下の世代に、我々の世代は引導を渡されるでしょう。
 その繰り返しです。

 そうは言っても、後世畏るべし。
【上記記述についてのお詫び】

 1434の記述がやや暴言のように思え、訂正させて頂きます。
 なにか、読み方では、妙に偏狭な事を書いてしまいました。
 つくづく反省しております。
 基本的に、印象や感想の類で、なにがしかの根拠に基づいていません。

 願わくば、この部分は、不問に付して頂きたいと、心からお願いする次第です。今になって、思い切り後悔しております。
 どうか、ご意見等は、口頭でお願いいたします。もう、メールですと、ドキドキして恐ろしいので・・・・。
 お調子に乗って書いてしまった、こういう項の返信を頂くのが、本当に恐怖です。


 特に、成人を迎えられる方が御身内におられましたら、心からお詫び申し上げます。

 茶髪云々については、私の度量の狭さが書かせたもので、これで不愉快になられた方がおられましたら、ただただお詫び申し上げます。

 また、新成人に対して、少なくとも、社会に対して働き掛けをする気持ちをもって欲しいのだと言う気持ちが背景にあることは御理解頂けるものと信じますが、往々にして、「若者に対する無理解」の一点のみが、強調されるとすれば、それは本意ではありません。

 また、世代間の認識の差は、とうてい埋められないということを書いているのでもありません。また、その努力をしないと言っているのでもありません。

 さらに、有権者である新成人に対する態度として、選挙の洗礼を受ける者としてどうかと言われれば、甚だ軽率でありました、と、心からお詫び申し上げます。

 何より、日に二回も配信させて頂いたことを心の底より、お詫び申し上げます。
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【外より寒い岡山ドーム】

 さて、岡山市消防出初め式は、市長の強い要望で、初めて岡山ドームで行われましたが、はっきり言って、日が差さない分、岡山ドームは、外より寒いです。想像はしていましたが・・・・・。


 私も出初め式は、7回やそこらは出席しているはずですが、ここまで会場が寒かったことは記憶にありません。
 分団員が隊列を崩すということはよほどのことですが、途中、冷えてトイレに行かれる方が続出。

 空調の効かないドームは、ガラス張りの巨大な温室になることもなく、要は、屋根がある屋外のグラウンドと化し、暑い時は暑く、寒い時は寒い、自然の理に適った施設になっています。

 普通は、出初め式は、雨が降ろうが、雪が降ろうが、屋外で行うものですから、出初め式の会場には悪くないかもしれませんが、成人式はできないでしょう。

 大体、回転率を上げるために、競技場の岡山ドームをここまでイベントに使うのは、消防法に違反しているのだ、という物凄い意見もあります。


 おまけに、音響の悪さは、間違っても、ここで音楽コンサートを開こうという決意はできないものです。
  この問題は、来賓で来た国会議員、県議会議員、市議会議員全員が、身をもって、「これって、やばいんじゃないか?」と感じたと思います。

 当初から批判はありましたが、ASPOと絡めて、市民としては、なかなか納得できません。
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【朝鮮通信使400年】

 最近、ハングルに凝っている方が多いそうです。
 日本で言えば、山口百恵の「赤いシリーズ」に例えられるという、NHK・BSで放送された韓国の超人気時代劇「冬のそなたに、夏、せっしゃ、春は、おぬしで、秋、あちき」・・・・

 もとい、純愛を描いた「冬のソナタ」の爆発的なヒット(私は、シリーズの半分しか見ていません。ゆえに、結末知らず。)で、若い衆の間には、いよいよ韓国に対して、強い親近感が生まれているようです。

 確かに、ユジンやチュンサンは、日本語を話せば、日本の俳優です。

 あ〜韓国に行きたいものだ。


 ところで、韓国といえば、在日本大韓民国民団岡山県本部が、岡山の街づくりに果たしている役割は非常に大きいと思いますが、今日は毎年恒例の新年賀詞交歓会。
 岡山の財界も、全面的にバックアップした形の交流になっています。

 なんでも今年は、朝鮮通信使400年ということで、縁の牛窓はじめ記念事業をお考えのようです。
 聞けば、岡山にも、いろいろ日韓交流のシーズがあるようです。根底には、地方参政権の問題もありますが、日韓交流を通じた街づくりは、非常に良い事であると思います。
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【知事3期出馬表明?】

 本日は、知事の新年会がありましたが、共産党系を除いて、国会議員、県議会議員、各市町村長、各市町村議会議長が勢揃い。

 結果として、秋に予定される知事選挙の出陣式のような雰囲気になりました。
 ただ、個人的には、対抗馬が誰であれ、圧勝が予想され、もはや無投票当選で良いのではないか、とすら思います。
 明らかな信任投票になるように思います。

 ただ、私が、やや理解できないのは、知事が、新年会の度、やたら夫人を誉められる事ですが、それだけ愛しておられるのでしょう。このあたりは、ご馳走様です。

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2004年1月12日(祝・月)【大統領制下における地方議員】
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【ご町内の話題】

 本日は、全国的に、「落書き一斉消去活動」発祥の地と言われる(?)我が平和町北部町内会の新年会が行われました。
 今年の課題は、なんと言っても、再開発事業と防犯灯の設置。岡山市のさらにど真ん中ですが、地域コミュニティーは、現にこうして存在しています。

 気になるのは、中心市街地の再開発ビルの建設ラッシュにおける住宅需要とのバランスです。
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【大統領制下における地方議員】

 午後からは、「市長を囲む新春の集い」。

 今年は例年に増して、連合町内会や婦人会の方の参加が多く、昨日の知事の新年会に、各市町村長が来られたような感じとは、また、違った趣になりました。

 大統領制をとる地方の首長の現職の圧倒的な強みと言うよりも、平素から市民と直接接している市長だからこそ、これだけの方々が、集われるのでしょう。これが、まさに、今の市長の力であると、ただただ、恐れ入りました。

 こういう形になれば、本当に、直接民主主義のかなり強い「大統領」になります。


  しかし、だからこそ、議員の役割も重要になります。首長に直接話ができる人間は、全体からすれば、僅かしかおられませんし、行政が全ての市民の声を吸収し、上に上げているわけでもないでしょう。
 むしろ、どれだけ少数の意見を行政に反映させられるかは、議員の役目でもあります。これが、実に難しいのですが。

 行政に比して圧倒的に少ない情報量の中で、しかし、議会サイドは、本来はもっと市民に近いところにいて、その声が代弁できなければ、いよいよ、行政の施策への「うなづきマシーン」になり、あるいは、行政の円滑な運用を阻害し、特定の便益に寄与する、単に邪魔なだけの存在に成り下がります。
 「議会が邪魔してできんのですわ。」と行政に言われることがあってはいけません。

 圧倒的に強い首長のまわりに、十羽ひとからげの有象無象の議員がいる。あるいは、魑魅魍魎が跋扈していると言われるぐらいなら、議会などない方がましです。
 全部、優秀な「お上」に任せれば良いじゃないですか、という話です。


 地方分権、地方主権の時代は、強い地方自治体、強い首長を生むことになるでしょう。そういう中で、議員が、「名誉職」や「便利屋」になれば、まさに、行政権の乱用に繋がります。

 行政へのチェック・アンド・バランスというよりも、議決機関と執行機関の適切な緊張関係が生まれるよう、われわれ議員の更なる努力が必要です。

 少なくとも、政策を、議会側が、もっともっと打ち出せなければ、ただのおねだり機関、無用の長物になってしまいます。


 そして、議員の度量は、首長との蜜月関係を誇示することではなく、本来は、民主的コントロールをかけるべく、是是非非をもって、首長と対峙、対決する覚悟が必要ですし、そして、その場は、あくまで、公の議会であり委員会であると考えます。
 行政と議会、首長と議員の関係は、あくまで「時に、和することがあっても、決して同ぜず」でないといけません。


 幸いなことに、今、県も市も、極めて優秀な首長を我々は担いでいると皆様は、ご判断されていると思います。
 それに対して、「議会は、なにをやっとんなら。」。これ以上、そういう声を聞かないよう、地方議員としての誇りと責任と自覚を持って、ある意味で、「戦って」参ります。
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【田舎型政令指定都市】

 さて、こうした中で、2月定例市議会に、法定協議会設置の議案を提出するべく、岡山市が、「岡山県南政令市構想市民説明会」を中学校区単位で開催していくのは、ご案内の通りです。

 ところで、岡山市の政令指定都市化について、今までの私の立場は、まとめれば、こうです。

 岡山市の政令指定都市化は賛成である。だが、玉野・灘崎との合併は如何なものか。それは、玉野・灘崎にとって良いことであろうか。
 できれば、倉敷市と対等合併し、「倉岡市」となり、法律通りに正面から100万人都市の政令指定都市になるべきである。
 少なくとも、玉野・灘崎の現在の状況では、時期尚早ではないか、という県議会の研究会の意見には、残念ながら同調せざるを得ない。
 また、将来的に、岡山県は、解消。中四国州になり、倉岡市が州都になる夢は描きたいが、そのためには、まず、香川県との合併が行われるぐらいに連携を強めるべきである。
 と、いうものであります。


 基本的には、私の見解は、1年半前とそう変わりませんが、ただ、合併特例債550億円については、たいへんな関心があります。地方交付税で、かなりが補填されるというアメの施策という意味では、ある意味、国から、ぶん取れる最後の大金です。
 まんまと、その先に鞭があるなら、どうあれ、貰わなきゃ損ではないか、という気分にはなります。

 もちろん、新たな借金も増えるわけですが、この部分の説明がなんともクリアではありません。
 しかし、問題は、ここだと思います。


 結果的に補填のない部分は、大借金を背負うことにはなるけれども、起債して、どんどん大規模事業もやろうよ!これからの新岡山市の発展のためには、例えば、宇野地区に、カモンワーフに匹敵するものを作り、大水族館も作り、タワーもぶっ建てて、日本一お洒落な港街にしよう!あるいは、JR岡山駅西口や新駅を作りたい操車場跡地や、西大寺地区には、幾らでも、投下しよう!そのために、お得な起債をしよう!ラストチャンスに、岡山の雇用創出、産業創出、景気回復を賭けよう!つまり、そのための資金を捻出する合併なのだ!!と、言ってくれれば、争点は、かなりはっきりします。

 もっと言えば、合併特例債の550億円と政令指定都市になることでの財源移譲で、中四国州の州都作りの基盤を作り、将来は、広島や高松から支店経済機能をぶん取り、国の出先機関も集積させようじゃないか、人口も、もっと集積するでしょう、中心市街地も活性化するに違いない、そこに、人々が豊になる大岡山の発展があるではないですか!そういう夢を描いてみない!?
 そういう問いかけです。
 さぁ、皆様、どう思われますか?と聞いて下さる方が、答えは出易いことでしょう。

 デメリット、メリットのちまちましたことの説明ではなく、100年の大計としてどうか、こういう説明が必要なのだと思います。
 まさに、政治の話です。


 さらに、市長の今日の発言の中に、日本最初の地域コミュニティーで繋がった「田舎型政令指定都市」を目指したいという言葉がありました。
 「ある意味で矛盾するが矛盾しない」として。

 我が町内会の新年会ではありませんが、どう街が発展しようが、地域コミュニティーが大切である、そこには、強く共感するものがあります。


 こういうことであるならば、どうあれ、ここは、政令指定都市創設に賭けてみないか、そんな気分にはなります。



 ところが、問題は、さように単純にはいかないのではないか、という気もしてきました。

 というのは、岡山市議会の中で、550億円の合併特例債をなんで玉野・灘崎に、優先的に使わせないといけないのか?という種の議論が、俄かに発生し始め、さらに、玉野・灘崎自体の合併への意欲が、ここに来て、急速に下がってきていると漏れ聞くからです。

 事実上合併へのGOサインが出た法定協議会が、例えば、役所の位置の問題で、御破算になったり、時には、議員の失職が合併の阻害要因になる説、などで、結果、なかなか成功しないのが、合併論議の全国的傾向ですが、ご多分にもれず、総論賛成、各論反対になりかねない流れではあります。

 実は、本日の市長の新年会の灘崎町長のご挨拶で、「広域行政の推進」と言われましたが、「合併」の言葉が出なかったこと、なにより、岡山市にラブコールを先に送られたと言われる玉野市長が、どうあれ来られていなかったこと、は、本当に、文字通り三位一体の動きになっているのかな?という疑問を生じさせたのは、事実です。
 合併を目指しているのであればなぁ・・・。

 特に、私の中での疑問、「本当に、玉野や灘崎のためになるのか」に対して、明確なるGOサインが出れば、安心できるのですが、逆の声ばかりが聞こえてきます。
 県政全体から見れば、岡山市同様、玉野・灘崎が良くなることは良いことですから、玉野・灘崎が良いなら良いのですが・・・。


 いずれにせよ、今後、中学校区単位で開催されるという「岡山県南政令市構想市民説明会」を私も覗いてみようと思います。

 県サイドの立場では、「推移を見守る」が公式見解ですから、本日は、問題の所在についてだけ触れさせて頂きました。
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【当選議員の役割】

 私が個人的には、その「思い」を最も高く買っていた他選挙区の「候補」の御身内に御不幸があり、お通夜に伺う道すがら、もし彼が、県議会にいてくれたら、おそらく切磋琢磨して、今よりも違う議会だったろうなぁ、と、しみじみ考えました。

 政治に対して非常に真摯な考えを彼は持っていたので、本当に惜しい気がして、仕方ありません。涙が出るくらいに・・・。
 少なくとも、彼は、議員バッジをただのブランドにはしなかった。自分のために議員になりたいとは、思っていなかった。


 選挙で当選した議員は、涙を飲んだ方々の「思い」も、代弁しないといけません。

 その責任を背負って、我々は、生きています。
 それを肝に銘じます。
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2004年1月13日(火)【冬のチボリ・井原鉄道】
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 さて、岡山県議会の公式行事は、本日の行政改革国体等特別委員会の県内調査からスタートです。

 実は、昨秋予定されていたのですが、総選挙の関係もあり、延期していました。それで、寒いんじゃないかな?と思っていた以上に寒い、今日になりました。


 私は、委員長として、外郭団体の調査で、施設を観たり、委員会室で拝聴できる話を県当局から伺っても仕方ないと考え、チボリ公園には、お邪魔して、経営陣の方のお話を伺おう、井原鉄道には、まずは、改めて全員で乗って体感してみよう、という企画を立てたのでした。

 集合場所も、4ヶ所つくり、必ずしも、県庁に集合することはない、なぜなら、倉敷までは、JRで行くから、と、県内調査で、公共交通機関を使う異色の調査になりました。

 おりしも、井原鉄道は、5周年。しかし、沿線の風景もさることながら 経営の難しさの話が重なり、厳しい寒さが、骨身に染みました。


 それにしても、先輩議員の皆様には、本当に申し訳ないような気が致しました。本当に今日は寒かったですから。
 多分、これが、秋なら、ずいぶん印象が変わったことでしょう。

 それでも、チボリ公園では、高谷社長、井原鉄道では、谷本社長(井原市長)に、お話を伺うことができ、非常に成果が上がった調査になりました。



(冬のチボリ) BGM 『冬のソナタ』の『忘れないで』

 私が先日大阪に行った時、関東の方に、「チボリ公園に来られたことがありますか?」と伺うと、「きぼり?はぁ、そこは、木彫が、たくさんあるんですか?」と返されました。
 「木彫公園」も、おもしろい!!烏城彫りもあるでよ〜。

 さて、チボリ公園を管理する「チボリ・ジャパン株式会社」は、今やテーマパークの再生にかけては、全国的に著名な高谷社長のもと、各種の経営改善に取り組まれ、昨年度も、中期経営計画に比して、一定の損失圧縮を達成されるなど、経営改善化に向けた努力を続けながら、さらに、適切な管理運営に取り組んで頂いています。

 ともかく、「癒しの公園」、県民公園であるチボリ公園の特性を生かしつつも、年間入場者100万人でも経営が成り立つように、「一人三役主義」を掲げ、非常に大胆なリストラが行われてきました。
 間違いなく、チボリ公園は変わっています。

 社長のお言葉を借りれば、「大出血を止める」ために、自らは無報酬で、心意気や使命感で、県の最大の課題であるチボリ公園の経営改革に取り組んでこられました。
 これだけのことは、まさに、高谷社長でなければ、成し得なかったことであると思います。


 ただ、今後のチボリ公園を思う時、確かに、1000円を割るような入場料が理想としても、5年間で35億の県からの補助金、さらには、7億円の地代を支払い続けることが、いつまで可能なのか、抜本的な治療をするという姿勢で、将来像を決する時期には来ていると思います。

 あるいは、土地を購入してしまうか、あるいは、県は手を放してしまうのか。


 JR倉敷駅の高架がいつになるのか、さっぱりわかりませんが、倉敷市にとっても、チボリ公園をどうするかは、極めて大きな課題です。

 倉敷駅周辺をどうするのかは、今春行われる倉敷市長選挙の争点になるとも思われ、多いに注目されるところです。



(冬の井原鉄道) BGM 『北の国から』

 井原鉄道株式会社は、先日1月11日に、開業5周年を迎えましたが、沿線住民の脚として年間百万人を越える利用があり、徐々に地域に根付いてきています。

 しかし、経営状況はかなり厳しく、人件費カットに加えて、昨年度には、関係自治体の協力による新しい経営支援策も、まとまっています。

 50年来の夢ということですが、鉄建公団が事業を進めている途中に、国鉄が民営化。地元の要望で、第三セクター経営になったわけですが、当初より苦戦は予想されていました。
 なにしろ、国道は併行して走りますし、少子高齢化で、通学生徒も減少しています。


 特に、実は、JR総社駅乗り入れを見ても分かるように、吉備線の延長として位置付けられているはずが、実際は、JR倉敷駅乗り入れを望む声が圧倒的に多く、しかし、倉敷に行くには、どうしても、清音駅で、伯備線に乗り換えないといけないという利便性の悪さ。
 いわんや、JR岡山駅乗り入れとなれば、たいへんなことです。

 清音ー総社は、JR線利用のため、年間5800万円をJRに支払っているわけですが、清音駅始発にしようにも、その改装に2億円かかり、このあたり、民間企業であるJRは、非常に厳しいようです。

 おりしも、吉備線の路面電車化の議論が進んでいますが、こうした事業は、全て、JRの協力がないと、前に進みません。



 ところで、チボリ公園にせよ、井原鉄道にせよ、確実に救う方法があります。
 それは、195万岡山県民が、年に一回以上、チボリ公園に行き、井原鉄道に乗って楽しむことです。

 実は、それが、最も有効確実な支援策なのです。
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2004年1月14日(水)【鳥インフルエンザ】
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 豊島の家事も大事ですが、鯉ヘルペス騒ぎの後には、アメリカでもBSE発生、牛丼の明日が懸念されていたところ、頼みの綱の鶏肉にも、高病原性鳥インフルエンザが、なんと、79年ぶりに、山口県で発生。
 半年前の卵が市場に出たりすることもある、ということで、いよいよ「食の安全」が、脅かされています。

 思えば、我々人間の命は、あらゆる生き物の命を奪い、あるいは、その代償の上に成り立っているわけですが、自然という名の他の命が枯れれば、いずれ、我々も枯れていくことになることを思い知らされます。

 また、命に手を加えれば、しっぺ返しが来るような、自然への畏怖の念も覚えます。
 ただ、今回の場合も、感染ルートが分かりません。


 山口県では、発生農場から半径30kmの範囲の鶏卵、ブロイラー等の移動を禁止し、発生農場の防疫措置や周辺養鶏場の立ち入り検査を実施しています。

 岡山県では、既に昨年9月から定期的に、高病原性鳥インフルエンザのモリタリング検査を実施しており、異常は認められていませんが、昨日から、家畜保健衛生所が、鶏飼養農家全戸への立ち入り調査を開始し、衛生対策の指導が行われています。

 ちなみに、岡山県の場合、立ち入り調査等の対象は、採卵鶏が、152戸、約685万羽。また、ブロイラーが、26戸、約199万羽。

 恐いのは、風評被害ですが、私は、肉の中では、鶏が一番好きなので、鶏肉も卵も、好んで食べております。


 鶏卵に関しては、たいへんな努力で、まさにデフレの中で生き抜いている、自立した足腰の強い業態であるといえると思いますが、およそ口に入れる「食」を扱う業界は、まさに命を扱うという、危険や責任を伴う「怖さ」があると思います。

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2004年1月15日(木)【当初予算要求】
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 本日は、農林水産委員会。

 平成16年度の当初予算要求額が示されました。
 本来2月定例会が予算議会ですから、ガチンコという意味では、2月定例会開会を待って、予算が示されるのが、筋ではありますが、岡山県の場合は、全国的に珍しく、事前に、当初予算が示され審査される独特の形を取っています。

 幾つかの査定が入るため、最終の形とは異なりますが、復活折衝等も含めて、ある意味で、情報は公開されるので、ガチンコではなく、根回しが過ぎるという批判は、あたらないのではないか、と、私は、考えています。

 今回の予算の特徴は、夢づくりプラン新規施策等事業調書ということで、かなり細かく、いわば事前評価のようなシートが示されたことと、「森づくり県民税関係」で、各部にわたって、予算要求がされていること。

 いずれにせよ、他委員会から資料を寄せますと、膨大な量の予算書になりますが、ある意味で、今までの提言がいかように反映されているかをドキドキしながら見る楽しみもあります。
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2004年1月16日(金)【鶴見橋のあたり】
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 今朝、地元の中学校を訪ね、特に、障害児学級を覗かさせて頂きました。

 特に気になっているのが、情緒障害のある生徒達が、今後増加する傾向にあることに対する対応策です。さらに、普通学級で様々な障害がある生徒が授業を受けたり、養護学校ではなく、地元の学校への通学を希望する生徒や保護者も、増加してくるという流れです。

 総論的には、もちろん良いことであると受けとめられても、現場サイドの負担は、相当にきつく、この点、行政からのフォローあるいは、地域の方々の支援が、不可欠です。


 さて、修学旅行の文集で、私の文章のタイトル、「河童橋のあたり」。
 「別になにも河童橋が、物凄い橋だとは思わないが、存在している場所が場所だけに、新京橋より得をしている部分はあると思う。」で始まるふざけた文章ですが、上高地の河童橋より、本来は、得をしているはずなのに、と思えるのが、鶴見橋です。

 一昨日の夜、後楽園の玄関口である出石町で、自動車と自転車の間を観光客が歩くという、デンジャラスにして、ワンダーな鶴見橋に、やっと、自転車道・歩道がつく工事が進む中での地元説明会がありました。

 その後、看板建築の公会堂で、町内の方と、惣菜屋さんの天ぷらで、一杯やっていると、いったい県は、なにより、県議会議員は、後楽園というものについて、なんと考えているのか、という話になりました。
 いちいちごもっともであります。


 なんでも、後楽園に大本営ができるとかいう話で、急遽できたのが、今の鶴見橋で、現在の基準で言えば、京橋同様、あの高さの橋は、架けられません。

 逆に言えば、橋の架け替えそのものは、無理と言っても良いかもしれません。ゆえに、新京橋であり、新鶴見橋があるわけですが、それにしても、欄干といい、灯篭といい、何より、北には金山、東には、操山、下を流れるのは、伊勢土産「赤福」の模様で、お馴染みの伊勢神宮内宮の五十鈴川(実は、指型やんけ)にも、負けず劣らずの日本一美しい川・旭川・・・・・。
 これだけの風景は、日本にそうそうないと思います。

 日本三代名園の兼六園や偕楽園が、後楽園に比べてなんぼのもんですか。日本三景の宮島や天橋立や松島が、鷲羽山より美しいでしょうか。
 岡山は、「ええとこじゃ」。


 あ〜それなのに、それなのに。前知事県政の一番の失政と言われるのが、鶴見橋なら、既定重量オーバーもありうるのですが、後楽園の真横に、観光バス駐車場をつくったこと。観光客は、出石町をバスで素通り。

 鶴見橋は、ひどく危険で、「門前町」である出石町は、時折、街づくりの声が出ても、いつのまにか、看板建築もくすみがち。


 もしも、これが、他所の観光地なら、どうでしょう。
 天下の名園特別名勝「後楽園」に行く道すがら、「ままかり」「祭り寿司」「さわら」「きびだんご」「大手饅頭」さらには、「野村のカツ丼」(←?)のどれかを食べ、備前焼のひとつもひねり、手には、しっかりと、「桃太郎」のグッズを土産に持っているはずです。

 出石町界隈は、土産物屋だらけで普通です。だいたい、観光物産センターは、なんで、シンフォニービルの中にあるのか?観光案内所は、普通なら、出石町界隈にあるでしょう。
 そもそも、観光客は、どこで飯を食べられるのでしょう。

 普通なら、観光バスからは、2時間後に集合で、皆放り出され、土産物屋や飲食店は、キックバックで儲かっているでしょう。
 香港で、シルクの店や貴金属店、あげく漢方薬の店に行くのも、韓国に行けば、最後は必ずキムチの店に行って、散財するのも平気なのが、観光なのですから、なんで、後楽園で、1時間で済ませて貰って平気なのでしょうか、我々は。
 皆、小遣いを持って、金を使いたいから来ているのです。


 肥沃な土地ではないからこそ、そばで有名になったという、「出石町」を見習うべきですが、岡山の場合は、観光客に気持ちよく金を使ってもらうという、ハングリーさに裏打ちされた良い意味での「商人根性」が、欠けているのではないでしょうか。


 私は、県が、最初の大規模事業の見直しで「出石町再開発」を白紙撤回したのは明らかな間違いだと思います。
 県立図書館や日銀跡地同様のウエートを出石町にかけるべきだと思います。

 特に、岡山城は、市で、後楽園は、県ですということですが、後楽園・城下のあたりは、一体的に管理するべきではないでしょうか。
 築庭300年、築城400年の時も、妙に、ちぐはぐでした。


 返す返すも、農政局跡地あたりに、観光バスターミナルを作ることができなかったのか、私が議員になる前からの流れでありましたが、非常に残念でした。


 平成17年岡山国体の年、主会場へのアクセスのバリアフリー化も大切ですが、後楽園への導線を再度見直すべきではないか、後楽園を鶴見橋界隈をいかようにしていくのか、改めて、議場で問題提議させて頂こうと思います。
 【お詫びおよび訂正】

 『その1439【鶴見橋のあたり】 』の中の記述、『前知事県政の一番の失政と言われるのが、鶴見橋なら、既定重量オーバーもありうるのですが、後楽園の真横に、観光バス駐車場をつくったこと。観光客は、出石町をバスで素通り。』について、大きな事実誤認がありました。

 いわゆる後楽園東駐車場が整備されたのは、昭和37年から昭和41年にかけて。つまり、計画自体は、故三木知事の時代のものです。
 高度経済成長に乗った観光ブームの中で、団体バス、自家用自動車が急激に増えた事に対応したものということです。
 前知事は、それを失政としたもので、ご本人に、責はありません。

 心からお詫び申し上げますとともに、謹んで、訂正させて頂きます。誠に申し訳ありません。

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2004年1月17日(土)【あれから9年】
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 阪神・淡路大震災から9年。
 改めて、犠牲者の方々のご冥福をお祈り致します。

 9年前の20日に、AMDAの救援物資第一便を運ぶために、トラックを初めて運転することになり、よく考えたら余震が来たらどうすんだよ、と思いながら、不安一杯で万成の峠をAMDA
本部に向かっていたのを昨日の事のように思い出します。

 東京で司法試験の勉強をしていた友人が、神戸市東灘区に戻って、勉強を続けるという知らせをくれたのは、その前の年の秋。
 1月の大震災で、彼は、全ての試験用の書籍と大切な家族を失いました。

 結局、長田区に入っても連絡がつかず、無事がわかったのは、それからしばらく経ってから。
 私の結婚式には来てくれたけれど、今年の年賀状でも、彼の朗報は聞けませんでした・・・・・・。

 あの日から、動き出した事と、止まった事があるような気がします。少しせつないです。



【中心市街地で】

 ここのところ新年会続きで、特に、婦人会は、お昼。昨日に引き続き、今日も昼からカラオケ。
 夜には、地元の連合町内会の新年会。

 ともかく、中央南小学校「跡」地問題については、いよいよ佳境に入りますが、それにしても、さきほど、ホームレスの方々を横目に「しろちか」をふらりと歩き、桃太郎通りを見渡すと、それにしても、再開発あるいは、再開発の可能性のある建物が、岡山市中心部1kmスクエア界隈に、いったいどれだけあるのか、と、愕然としました。
 銀行が、どんどん抜け、さらには、超大企業で、あるいはそこにビルがある必然性はないものすらあるように思います。

 少なくとも、オフィスビルではなく、1・2階は、テナントにしても、都市型マンションが、爆発的に増えるように思えますが、いや、これは、大丈夫かな?という不安にも駈られます。
 さて、これで、高齢者の方はさることながら、子育て世代は、どれだけ戻るだろう?


 私は、これからの二世帯住宅は、都心のマンションと郊外の庭付きの一軒家を併せ持つスタイルになるのではないか、という気がします。
 というか、私なら、そういう商売をします。あるいは、高齢者が都心にマンションを買うなら、今後そういう流れになるのではないでしょうか。

 すなわち、独身時代は、都心に暮らし、結婚し、ある程度子供が大きくなれば郊外の庭付きの一軒家に移り、逆に、高齢になった親は、郊外から子が住んだ都心のマンションに移る。
 親が亡くなれば、孫の世代が、独立した後、そのマンションに住み、結婚して子供ができたら郊外に・・・・の繰り返し。
 敢えて言えば、終の棲家はなく、年代によって、住む場所を変えるといった感じです。

 ですから、その都度、マンションや一軒家はリフォームされ、もっと言えば、郊外も都心も、これ以上肥大しないというイメージです。さらに言えば、都心は、若者や高齢者の楽しみが溢れ、郊外は、自然があり、伸び伸びと安全に子育てができる、さらに先には、森や田園が広がり、街自体は、非常にコンパクトである、といったものですが、少子高齢化時代に、さもないと、街は、もたないように思うのです。
 換言すれば、都心は、郊外との連絡・連携を考えないと活性化しない、街栄えて山河滅ぶではいけない、ということです。


 確かに、都心に人口は回帰するかもしれません。またさせないといけません。しかし、それが、どんな世代なのかも、見据えないといけません。
 子育て世代を戻したいなら、自然と安全と安い駐車場がどうしても必要です。それがなければ、戻りようがないのです。
 若者を戻すなら、価格や雰囲気はどうか。
 どういうライフスタイル、世代間の連絡をイメージしているのでしょう?

 そもそもが、再開発の上は、全部マンションで良いのか、結果として、自然よりも医療の方が切実で、自動車がなくても大丈夫な世代しか戻りえないのなら、街づくりの戦略がない、と言わざるをえないのではないか。点だけで、線を面を見ていない、木を見て森を見ていない状態ではないのか。
 巣箱を作っただけでは、あちこちから鳥は来てくれません。


 交通体系も含めて、都心のグランドデザインを再構築しないといけません。とりわけ、表町1丁目については、後楽園の門前町の出石町との連絡を考えても、再開発の在り方については、新しい切り口が必要な気がしてなりません。


 JR西口以西や、操車場付近は、まだ未来の街の地図が描き易いかもしれませんが、あるいは、本当に、ザ・ハヤシバラシティーができるのなら、今のままの状態では、旧中心市街地、あるいは、新都心という言葉が、かなりリアルな現実になるように思います。
 それでも良いんだということであれば、それでも良いなりの事を考えないといけません。

 ただ、私は良いとは思えないだけで。
 それは、多分、中心市街「血」という血が流れているからです。
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2004年1月18日(日)
      【岡山県国際貢献活動に関する条例案に対する意見聴取会】
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 本日も、地域の新年会にお邪魔して、ビンゴが、6面待ちになり、たいそう驚きました。それにしても、ここのところ、ビンゴゲームばかりしている気もします。


 今日は、あまりに天気が良く、時間が空いたので、家族で、近場の池田動物園に出掛けました。

 インドゾウのメリーさんは、今年38歳。こいつは、小学校の頃見ていた足を鎖で繋がれた象と同じステップだな。いったい、何十年こうしてるのかなぁ?と、哀れんで見ていたのが、気に入らなかったのか、思い切り、鼻から水をぶっかけられました。
 おもろうて、やがて切なし 動物園

 我が子が、とても「おんびんたれ」なのも実感した冬の日でしたが、子や孫の代まで、今後も、動物園の思い出を共有したいものです。



 夕刻から、「岡山県国際貢献活動に関する条例案に対する意見聴取会」に、岡山ユネスコ協会の会員として、発言しないですよ、と、当局には言って、出席させて頂きました。
 (参照:その1408 【国際貢献推進条例について】)

 が、そもそも、協働を謳う条例の話で、「聴取」とは何事か、「意見交換」ではないのかといった発言から始まって、やはり、何事か言いたくなるのは、この条例案が、それだけ不備だからだと思います。
 既に、パブリックコメントは終了していますが、それへの見解を当局が説明するだけでは埒があきません。


 そもそも、何より問題なのが、この条例骨子案が、県議会で付託された委員会では、まるで素通りであった事。
 私が、12月定例会で、噛み付いた形になりましたが、実は、県議会では、NGO・NPOがらみになると、なかなか議論すらできないという実態があります。
 森林保全条例もそうですが、どんどん議論をすれば、良いのですが。

 いずれにせよ、むしろ、実質的な議論は、NGO関係者の集まりでないとできません。

 2月中旬には、2月定例会上程を目指した条例案の条文も出る予定ですが、今日の段階では、出席の方から、かなり多くの意見が出たため、再度「意見交換会」を行う事になりました。


 どうあれ、知事が、秋の選挙で、国際貢献活動推進条例を作られた事を成果のように言われるのでしょうが、岡山県の国際「協力」活動は、条例を待つまでもなく、行われてきており、なにより、精神条例、宣言条例ですから、予算的な裏付けがあるわけでもなく、「どうでもええがな。」という声もあります。

 ただ、私は、いわゆる「NPO条例」と言われる「岡山県社会貢献活動の支援に関する条例」制定の時にも、「NPOの活動について、それが、社会貢献活動かどうか、行政にお墨付きを貰わなくては、行政から支援が貰えないのなら、そのことは、NPOの本旨から外れているし、NPOの自滅である」ということを申しておりましたが、今回は、NGOの「国際貢献活動」に対して、同様の事が言えると思います。


 私は、行政によるNPO・NGOへの「支援」はあっても、行政が、美しく「パートナーシップ」「協働」を言うのは、まだしも、「役割分担」とまで言い出す事には、多いに警戒すべきであると思います。もはや、そうなれば、ある意味で行政機構の一部です。

 それは、NPOやNGOが、「支援」のために、行政の「下請け」組織に「利用」「活用」「管理」される危険を内包しているのです。
 時には、行財政改革としてそれが言われる時、我々は、よほど警戒しないといけません。

 行政が、NPO、NGOと協働するという時は、行政の一部を自滅させる覚悟が必要だと思います。
 NPO、NGOができるのなら、その分の行政は、要するに、不要なのです。
 そのぐらいに重い言葉であると私は思います。


 少なくとも、今のままでは、今回の条例制定で喜ぶのは、行政とごく一部のNGOだけです。
 あるいは、純然たるNGO支援条例も必要かもしれません。
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2004年1月19日(月)【地域再生構想】
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  昨年12月19日、政府の地域再生本部は、「地域再生推進のための基本方針」を決定しました。

  これは、政府、地方公共団体、民間事業者等各関係者が、一丸となって、「地域経済の活性化」や「地域雇用の創造」といった地域再生に向けた取組を着実に遂行するため、「国から地方へ」、「官から民へ」という構造改革の流れを強化し、地域自らの知恵と工夫により、「「持続可能な地域再生」を実現するための基本的指針を定めたものです。

 この基本指針に基づいて、「地域再生構想・支援措置(案)」の第一次のアイデア募集が行われ、僅か1ヶ月未満の1月15日に締め切られ、岡山県からは、準備期間が短かかったにもかかわらず、6つの案が提出されました。 

 地域再生の狙いは、地域が自ら考え行動することに、国が支援するのが基本ということで、規制を緩和するだけの「構造改革特区」をさらに推し進め、「地域再生計画」が、内閣総理大臣から認定され、地域再生を支援する具体的な地域に指定されれば、権限委譲や補助金要件の緩和、各省庁による支援施策の連携・集中などを求めることができます。

 ただ、構造改革特区同様、政府一丸で全面的に支援するとは言うものの、新たな財政措置はありません。
 

 ちなみに、岡山県提出の6件は、カタカナが多い下記のようなものです。正直に書いて、一つ一つの構想に、夢がありそうで、後日、一つ一つどういうものなのか、勉強させて頂いて報告させて頂きます。

 認定されるかどうかは別にして、非常に大きな構想であり、かなり気持ちが、揺さぶられるものがあります。
 議会の反応も、マスコミ等の報道も、非常に薄いですが、私は、岡山県の地域振興、地域再生の柱になるものが、示されたわけで、未来の県政の方向を見極める上でも、極めて重要な提言が出たものと認識しています。

@岡山グリーンバイオ・プロジェクトAITフロンティア岡山の創造
 (大きな市場が見込まれるIPv6・電子タグに関連した技術開発・
 産業集積を図る)Bノーマライゼーション推進型地域統合ケア構想Cミクロのものづくり岡山の創成D条件不利地域における地域資源を生かした農村再生Eおかやま木質バイオマス産業クラスター構想
  
 とりわけ、Eについては、実は、産学官の連携を前提として、真庭産業団地の活用を視野に入れたもので、なにより、次代のエネルギー施策とも言え、多いに注目したいところです。
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2004年1月20日(火)【改正消費税】
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 昨日、商店主ばかりのある町内会の新年会の話題は、改正消費税の実施について。
 税制改革について、2年前にすったもんだの議論があったわけですが、この4月1日から、1年遅れで、新しい形でスタートします。


 ただ、消費者サイドからすれば、要は、消費税を含む商品の総額が表示される、つまり外税方式ではなく内税方式で、消費税は込み込みの価格になりますよ、ということで、大きな変化は、感じられないかもしれません。

 簡単に言えば、例えば、レジで、子供が、100円の商品を持っていって、105円です。と言われて、驚くことはなくなるという話です。
 商品棚で、2980円なら、レジでも、2980円です。

 もっとも、一律に、100円の物が、105円と表示されるわけですから値上げされたような印象になるかもしれません。あるいは、この部分は、利を割いて、中小企業が持つという事態も生じるかもしれません。


  しかし、中小業者からすれば、中小事業者向けに消費税の納税義務を免除する免税点が、現在の「年間売上高3000万円以下」から「同1000万円以下」に、消費税の納税額を簡単に計算できる簡易課税制度の適用対象を、現在の「同2億円以下」から「同3000万円以下」に、それぞれ引き下げられるということで、「大改悪」という声も、あります。

 とりわけ、いわゆる法人への減税は、要は、大企業減税のことで、中小企業に、減税分を穴埋めさせる大企業優遇の不公平税制であるという批判の声もあります。


 ちなみに、小泉内閣後に予想される消費税10%では、約12・5兆円の増税になりますが、この消費税改正では、国には、約5000億円の増税。

 現在は、5%のうち、1%は、地方消費税ですから、地方分は、試算によれば、都道府県全体では、1260億円の増税効果があり、岡山県には、このうち清算後に約1.422%が、まわって来るということです。

 ただ、決算時期の影響で、具体的には、平成17年度に、約13億円程度の増税効果が出るのではないかという予測です。


 年間3000万円の売上がないにもかかわらず、消費税を取っていた個人商店があれば、それ自体問題でしょうが、年間売上1000万円の中小企業にも、事務的な手間はかかり、例えば、個人商店というものについて、やや厳しいのではないかという気もしないでもありません。
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2004年1月21日(水)【岡山県総合文化センター閉館】
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 本日、今春の倉敷市長選挙に、現職の自民党県議会議員が、出馬表明されました。「さっき出馬表明したからよろしくね。」と、お電話を頂戴いたしました。
 これは、たいへんなことになりました。

【岡山県総合文化センター閉館】

 岡山市の城下、いわゆる文化ゾーンの中枢をなす天神町の岡山県総合文化センターが、この3月末に、一時閉館します。t
tp://www.libnet.pref.okayama.jp/


 施設は、老朽化していますが、岡山県で、文化活動の展示を行うには、ひとつのステータスと言えるものがあり、いつも抽選になるほど人気が高い施設です。
 図書閲覧室、展示室、講演・演劇・音楽に適したホール等があり、文化の殿堂と言えば言い過ぎかもしれませんが・・・。

 私も浪人時代は、月曜日には、しばしば図書館を利用しましたし、「劇団ひびき」のメンバーとして、舞台に立ったこともあります。


 そもそも、同センターは、文化的機能の統合をはかるため、昭和32年、当時の県立図書館、日米文化センター、視聴覚ライブラリーに、新たに美術館機能を加えて発足しましたが、現在の建物は、昭和37年に完成したもので、耐震構造上も不安があります。

 図書館部門については、この秋開館予定の県庁前の岡山県立図書館へ移転となり、芸術文化部門(展示室・ホール)については、改修工事を行い、平成17年の秋口を目処に再開される予定です。

 ただ、結果として、展示場や楽屋袖は、広がるものの、駐車場等の拡張があるわけでなく、見た目は、そう変わらないかもしれません。


 私どもに寄せられる一番のご相談は、言うまでもなく、1年半閉鎖される展示場の代替スペースがないかという話です。
 結論から言って、公共施設で、総合文化センターほどの規模、利便性のある施設は、なかなかありません。

 具体的には、伊島町の生涯学習センターの無料展示ホールがあるにはありますが、これも、半年前からの抽選。岡山市も、匹敵するほどの展示場を持たないため、これから、たいへんな事態になっていくことが予想されます。

 実は、新県立図書館も、図書館機能で、敷地いっぱいいっぱいに建っているため、展示機能は持たないようです。なにより、県立美術館にもそういった一般の方の展示スペースがありません。


 結果として、民間のギャラリーや、あるいは、公民館への展示ということにはなると思いますが、改めて、公共の文化施設の役割や岡山の文化度が問われるところだと思います。
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2004年1月22日(木)【当初予算要求額】
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 なんぼなんでも今日は寒いです。
 昨年の大晦日の午後10時に、なぜか妻と出掛けて、「並みのつゆだくに、卵と味噌汁」と言って以来、今年は、まだ一度もそう言っていない吉野家で、危機管理のあり方を学ばさせて頂こうと、カレー丼、いくら鮭丼、豚キムチ丼と試してまいりました(残すは、マーボー丼。)が、「なるほどなぁ、やっぱり、完成度は、牛丼のもんかなぁ。」と思いました。
 皆様いかなるご感想をお持ちでしょうか?

 いまだに、「特盛り!!」の注文もある中で、改めて、グローバル社会の中での食糧自給率40%の怖さを感じます。


 本日は、当初予算要求額書と睨めっこ。26日に、常任委員会があり、予算の事前審査に入ります。

 以下、数字の羅列をお許し下さい。
 おそらく、この数字は、地方交付税の削減も相俟って、変わって行くはずです。

 一般会計は、3年連続の下げで、本年度当初予算からも、4.6%減の7360億5100万円。

 第三次行財政改革の3点セットで言えば、
 財政改革集中取組み期間とした向こう3年で、30%カットを言う公共事業の県負担は、初年度で、目標数値の3分の1を越える、10.5%減の62億6300万円を削減(535億1200万円)。
 単県行政施策費は、13.3%減の182億2700万円削減。
 人件費は、県人事委員会勧告からさらに独自カットで、4.8%減の120億1400万円削減(2386億8900万円)。

 公共事業だけに限れば、国の補助や直轄の公共事業は、8.3%減の825億7400万円。県の単独公共事業は、10.6%減で、250億7700万円。


 一方で、中期計画「新世紀おかやま夢づくりプラン」に基づく新規事業は、128事業で、37億8800万円。さらに、「夢づくり政策推進指針2004」に基づく重点テーマが、88事業で、30億3100万円。

 特に、今年からの「夢づくりプラン新規施策等事業調書」で、新規事業の詳細は非常に分かり易くなったものの、一般事務事業評価で、1317事業を評価し、71事業を見直し、108事業を廃止・休止。この事後評価で、約37億円(一般財源約13億円)の削減効果が、あったとされます。

 要するに、これは行って来い。


 加えて、収支見込み3億2956万6000円の「おかやま森づくり県民税」による事業は、13件、3億987万円。うち、農林水産部が、2億6009万1000円。
 内訳は、国庫補助対象外の奥地林の間伐に、1億1265万円。情報提供、イベントに、1398万8000円。
 他の部も予算を組んでいますが、果たしてこれは、新税を課さないとできない事なのか、やや、疑問に思うところもあります。


 それにしても、各部あわせると膨大な量です・・。
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2004年1月23日(金)【おかやまボランティア・NPOメッセ】
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 今週末は、岡山のNPO,NGOが、元気です。
 いよいよ本日から、第10回目になる「おかやま国際貢献NGOサミット」がスタート。今宵は、歓迎レセプションが、倉敷チボリ公園で行われます。

 また、25日には、岡山テルサ(早島町矢尾・CONVEX岡山そば)で、『おかやまボランティア・NPOメッセ』が、開催されます。11時30分から17時30分。

 これは、県内のボランティア、NPOが一堂に会し、広く県民と交流を図りながら情報発信することで、ボランティア・NPO活動への理解と認識を深めてもらい、活動への参加を促進するためのものです。

 本来であれば、NPO、NGOの祭典に、全部出席させて頂きたいところ、私の方は、後ろ髪を引かれる思いで、今年が最終年度になる岡山青年会議所の活動として、「京都会議」に向かいます。
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1月24日なし

2004年1月25日(日)【冬の京都で】
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 行き帰りのバスの中で様々な研修をしながら、日本JCの京都会議に出掛けておりましたが、京都は、外で提灯を何時間も下げるようなこともあったりして、たいへんに寒かったです。
 「ラスト・サムライ」のロケにも使われた知恩院の三門の階段も小雪舞う中登ってもきました。

 こういう形で京都に行くことは、生涯もうありません。


 私の中で、40歳という年齢で、一番意識させられるのは、青年会議所は、40歳までということで、今年で、JCを卒業しなくてはいけないということです。私は、5年間の在籍にすぎないわけですが。

 特に、今年、最終年度が新会員の研修をする委員会に所属させて頂いているということで、非常に充実したことになっています。


 議員活動とJC活動ということでは、かなり悩んできましたし、中途半端なことしかできていないなぁと思うことも多々あるのですが、泣いても笑っても、もう1年ないのかぁ、と、思いながら、新会員に何か言う中で、「あぁ、このことは、こういう意味だったんだなぁ・・・・」と、改めて、その良さに気付くことも多いのです。

 あぁ、それにしても、「青年」という時の尊さよ・・・。
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2004年1月26日(月)【当初予算要求審査】
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 アテネに繋がる大阪国際女子マラソン大会で、天満屋の坂本直子選手が優勝!!誠におめでとうございます。!!
 暗いニュースが続く中で、久々の明るい話題です。
 良かった、良かった!

 詳しくは書きませんが、天満屋陸上部の選手は、非常に身近に感じるものがあり、敢えて書けば、岡山県議会No1と言われる(?)チャイルドシート付きの私の車ですが、ある契約駐車場で、陸上部のバスと並んで泊まっているのさ!
 武冨監督も、選手の皆さんも、朝な夕な、駐車場では、非常によくお見かけするのですが、ご迷惑もあろうかと、ご挨拶する程度にさせて頂いております。
 それでも、我が子は、坂本選手には、抱っこしてもらっているかも?

 まんず、人に頑張れ!と言う間には、おいらも、頑張ります。



【当初予算要求審査】

 本日は、農林水産委員会。平成16年度当初予算要求内容について前回の説明を受けての審査の1回目。事前審査制ということで、次回2月5日、13日と審議は続き、本会議の始まる27日には、予算審議を付託される委員会としては、予算案承認という流れになります。

 本来であれば、開会後、予算が示されて、そこからガチンコ勝負になるわけですが、岡山県議会は、全国的に珍しい「根回し」重視の審議方法、予算編成方法を取ります。

 本会議で一般質問するには、他委員会の予算について聞くしかないわけですが、事実上本会議での発言では、既に動きようもなく、そういう意味では、本会議で予算がらみのことを聞いても、不毛な議論とも言えます。


 予算委員会を作って、全ての予算についてガチンコで議論する方が、良いのではないかというのは、一理も二理もありますが、逆に、予算委員会に所属できなければ、予算に触れられない議員が出てくるわけですし、限りなく全員に近い出席なら、委員会形式にする理由もなくなります。

 また、予算委員長が、ある意味で議長を超えるほどの極めて重いポストになり、議会内で、過度に権限が集中する恐れもあり、私は、今しばらくの研究が必要であるように思います。

 現在は非常に手間ではありますが、ある面、予算編成の透明性ということでは、よくできた仕組みでもあります。


 ただ、三位一体の改革の中で、一体でもなんでもない著しく均衡を欠いた一兆円以上の地方交付税交付金の削減により、とりわけ法人税収入に回復の兆しが出た岡山県は、その分、交付税交付金を減らされるということで、果たして、17年度の予算が組めるのか?という話にまでなっています。

 なにより、昨年発表された第三次行財政改革の大前提が崩れる大きな国からの削減でもあるわけですが、その試算発表は、2月18日。
 多少なりとも、今回の当初予算要求に出ないわけがありませんが、事前に承認しても、事後で変わるかもしれません。


 いずれにせよ、国庫補助金の一般財源化も進む中で、こういった国の動きに、今後益々地方財政が振り回されていくのだと思います。
 地方が自立するためにも、必要なのは、基幹税の税源移譲です。このままでは、東京と中央が栄えても、国は滅びます。



 さて、農林水産部の予算は、一般会計で、前年比92.8%の650億100万円。特別会計を入れた要求総額は、同92.7%の701億7100万円。

 日生町信用農協の破綻処理対策としての系統貸付金の減が大きいのですが、逆に、「おかやま森づくり県民税関連」では、当然2億6100万円の増で、4688万6000円は、農林水産部以外にまわっています。

 特に、今日の私の質問の答えの中で、他部の予算配分については、基金の事務局を持つ課が、認識できていないのではないか、と思われるようなところがあり、先にスタートした産業廃棄物処理税についても、その使われ方について、目を光らせる必要があると思いました。


 さらに、卸売市場近代化推進費は、国庫補助事業としての約120万円の要求。「少なすぎないですか?」と質問。

 (その1427)【中央卸売市場初せり】で触れさせて頂いたように、まさに、一方で、市場外流通への流れを認めながらも、一方で、生き残りをかけた市場間の戦いが起きている中で、生産者から消費者までの「流通」の問題そのものなのです。

 中央卸売市場は岡山市管理でも、地方市場は、県管理。会議費の120万円で、いったい何ができるでしょう?何もできませんが、予算のせいでは困ります。

 私は、ITの使い方によっては、必ずしも、市場に集積する必要がない時代が来ているのではないか、品は限られるとも思いますが、例えば、岡山空港から小売店に直送されても良いわけです。
 そういう時代の中で、国の事業とは言え、近代化とは、なんぞや?


 というわけで、予算要求に対する攻防戦が続くわけですが、議員に何か問うには、一番適切な時期のようでありますが、ただ、予算になるかどうか、つまり事業になるかどうかの勝負は、昨年末までには、ついています。
 そういった意味では、2月定例会は、最も重要な予算議会なのですが、私の一般質問の中では、さ来年度に向けた話になります。


 ちなみに、自他ともに、私がらみと言えるものは、「IPv6普及促進事業」の「快適eライフ実感プログラム」として、「IPv6技術による製品やシステム等を展示するショールームを開設する」というものです。企画振興部の「夢づくりプラン新規施策」で、来年度の目玉事業の一つです

 2000万円の予算要求がありますが、これは、吉備高原都市をIPv6のテストベットにという6月定例会の質問が、12月定例会に、ともかく今できることとしての提言に変わったわけで、実は、ここに至るまでいろいろありました。

 同じ予算がつくにしても、昨年の駅前サテライトキャンパスに比べても、何もないところから、仲間の知恵で作っていった我々サイドの提案に、若い行政マンが汗をかいてくれたものであり、非常に値打ちがあるものだと思います。

 ただ、これは、もっとでかい話だったのですが、一歩は一歩。
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2004年1月27日(火)【三文役者】
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 TVで、古賀議員の街頭釈明を聞いて、何日も、国会にも行かずに、我が身の保全のためだけに、よくもまぁこうベラベラと、大の大人が、三文役者ができるものだなぁと、心の底から、呆れ果てました。なんじゃ、そりゃ〜!?

 なにか、国政を論じるには、妙に、スケールが、せこい話です。これじゃ、卒業もできんわなぁ・・・。
 「ラスト・サムライ」を観て欲しいです。


 本日は、行政改革・国体等特別委員会。

 少し前、TVで、長野県の「県出資等外郭団体」見直し専門委員会(ttp://www.pref.nagano.jp/soumu
/gyoukaku/senmon.htm
)の取組みが紹介されているのを観て、たいへんな感動を覚えました。
 知らず知らずのうちに、「しがらみ」というのはできるのだなぁ・・。

 田中知事は、私の中では、生理的にアウトなのですが、民間の専門委員が、20数回にわたる委員会の開催で、57の外郭団体について、「団体の廃止」「団体の県関与の廃止」あげく、「国の不当な制約」あり、と、薙ぎ倒していく様は、ある意味痛快であり、恐怖であり、憧れであり・・・・願わくば、議会が、こういう委員会を開くべきではないか、我を恥じる思いでした。
 なぜ、これだけのことが、議会にはできないのでしょう・・・。


 本日は、財団法人岡山県産業振興財団と水島港国際物流センター株式会社の調査。

 財団法人岡山県産業振興財団は、平成13年4月1日に、(財)岡山県中小企業振興協会、(財)岡山県中小企業研修情報センターおよび岡山県新技術振興財団が、発展的に統合したもの。
 opticというアドレスや、opticnewsの名称は、この名残です。

 長野県なら、(財)長野県中小企業振興公社にあたり、「存続」だが、「県関与は抜本的に見直す」という答えでした。
 TVでは、廃止できない理由は、国の補助金の受け皿になっているからでした。

 私の中では、かなり思うところもあるのですが、委員からの質問が、いつになく少なく、委員長は、基本的には発言できず、3つ団体が統合したのに、職員は増えている、委託金と補助金で成り立つ外郭団体が素通りしたような感もあります。ふーん・・・。


 水島港国際物流センター株式会社は、知事が代表取締役社長を務められますが、玉島ハーバーアイランドのある意味管理会社ですが、まさにこれから。


 不思議な感じは、産業廃棄物使途事業一覧を見ても感じます。まるで、一般の財源と同じように使われていないか?ひょっとして、おかやま森づくり県民税も、来年度は、こうなるのかも?ならば、本当にただの増税ではないか・・・・・。

 今回、森づくり県民税使途事業一覧は、プレス向けに示されましたが、委員会では出ていません。産業廃棄物使途事業一覧に至っては、内部資料で、予算要求書を合わせても、実は分かりません。

 今、私の中で、もやもやと不信感が、渦巻いています。
 実にすっきりしません。
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2004年1月28日(水)【外国人研修制度】
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 古賀議員の姿は、私には何とも滑稽に気の毒に見えます。

 というよりも、敵失を切り捨てるように罵り、有権者を騙すようなパフォーマンスをすることに長けたこの党は、攻めることができても、いよいよ作ったり、守ったりができない組織なのだなぁ、と感じます。
 地に足がついてない、上っ面のことばかり・・・。

 代表や、幹部が、仲間が、なんか言ってやれよ!街頭に立たせるのをなぜ組織の誰も止められなかったの?
 一人の政治家を一人の人間としても、ボロボロにしてしまった・・。あるいは復活の道を彼は自ら断ってしまいました。


 今日、某国の若者を「外国人研修制度」として受け入れて云々というシステムの話を伺いました。

 我が国の企業等が、外国人研修生を受け入れ、実務を通して研修を行い、研修生が修得した技術・技能・知識を母国で活用することにより産業の復興に役立つと同時に、とくに、途上国の社会経済発展の担い手となる人材の育成に協力することであり、国際貢献にも寄与する」というのが、わが国の外国人研修制度についての基本的な考え方です。

 システム的には、なるほどなぁ、母国にいるよりも、多くの賃金が貰える向こうにも、安く人材を雇用できる企業にもメリットがありそうな気もしましたが、実際に運用するとなると、かなり様々な問題も出てくるのかな、とも感じました。
 時々、そういった話も耳にします。

 少子高齢化の労働者確保対策なのか、それとも、きつい労働を避けたがる現代若者気質の反映なのか、経済のグローバル化の表われなのか、正直良く分かりませんが、少なくとも、どうあれ、日本に来てくれた若者にとって、日本ので日々は、厳しかったが懐かしく良い思い出だなぁ、と感じられるものにならないといけないということは、大前提だと思います。
 もう少し現場の状況を知りたいのですが・・。
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2004年1月29日(木)【松江へ】
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 あるいは、たいして優秀な成績ではなくても、合格点に近い点をつけて頂き、かたや50点以下と言われるのは、どういうことなのか?その真意は?「喜び〜」なのかどうか?。
 地方や中小企業は、何点をつけるでしょう?


 本日この後、自由民主党岡山県支部連合会青年局次長として、午後からの「自由民主党青年部・青年局中国ブロック会議」に、向かいます。岡山からは、若手4人が代表で参加します。
 さとう宍道湖というぐらいですら。

 公務と言うより、党務であり、明日午前中には帰ってまいりますが、会議の内容は、参議院選挙がらみのことも多いと思いますので、あるいはむしろ、夜の中国地方の自民党若手県議会議員との交流がメインになるかとも思います。
 旅館ではないので、カニが出るのかは、わかりません。


  しかし、カニよりも、私が本当に体験したいのは、水の都・松江をたっぷり満喫するという「堀川めぐり」に、堀川沿いにある「旧日銀」松江支店の建物を利用した製造・販売一体型の「カラコロ工房」。ttp://www.city.matsue.shimane.jp/shoukou/karakoro/ind
ex.htm


 「カラコロ工房」の建物の管理は、(財)松江市観光開発公社が行い、ソフト運営はまちづくり工房・TMO松江が担当しているそうですが、今や、街づくり事例の教科書には、成功例として必ず出てくるこの2つですが、なぜかまだ行ったことがありませんでした。


 もちろん気になるのは、岡山の日銀跡地のこと。

 来年度は、耐震補強工事に入りますが、指定管理者制度への流れもあり、ソフト運営は、NPOに任せたいという行政サイドの意向ですが、「カラコロ工房」とは、かなりコンセプトが違い、むしろシックで、アダルトな雰囲気の中で、岡山の文化度を高める期待を担っています。



===中谷 元 前防衛庁長官 来岡予定です!!====

【第1回自由民主党岡山県連青年部・青年局シンポジウム(案)】

              平成16年3月21日(日)
              岡山県総合福祉会館1階大ホール

(受付)13時30分〜
                     (以下 敬称略)


【第一部】

一、開会  14:00〜 (司会)    青年局次長  佐藤真治

一、国歌・党歌斉唱

一、挨拶  14:05〜14:08 (3分) 青年局長  小田圭一
       14:08〜14:13 (5分) 会長  熊代昭彦
       14:13〜14:18 (5分) 参議院議員 加藤紀文

一、記念講演 14:18〜15:20  前防衛庁長官 中谷 元
                 「今、日本の国益を考える」


【第二部】

パネルディスカッション 
        15:30〜16:45 (75分)
            パネリスト  外務副大臣 逢沢一郎

                           他
                        
         コーディネーター  青年局長  小田圭一

一、閉会             青年部次長  小倉弘行
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2004年1月30日(金)【山陰】
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 自由民主党青年局長 金子 恭之 衆議院議員(熊本5区)をお招きして、昨日、松江市で、自由民主党中国ブロック青年部・青年局合同会議が開催されました。
 特に、島根や鳥取の若いメンバーと親しく話をすることができました。

  ところで、基本的には、45歳以下ということにはなりますが、自民党県議会議員40名中9人が有資格者である岡山県議会は、非常に若く、他県よりも、一見、世代交代が進みつつあると言えると思います。

 ただ、私は、45歳から55歳の層が厚い方が、正味だと思います。才能や感性や情熱は、年齢に単純に比例しません。


 冬に、いわゆる「山陰」を国道9号で訪ねれば、高速道路云々という話は、中央で論じられるのとは、全く違った印象になります。また、公共事業が、地域経済を支えているという感覚が非常にリアルになります。

 さらに、地方においては、自民党の支持基盤がどこにあるのか、どういう方が支援下さるのか、肌で感じることになります。
 どうしようもない現実を突きつけられるようです。


 また、北朝鮮の拉致問題を身近に感じる島根県でもありますが、日本書紀だの風土記だの、神話が出雲に多いのは、やはり大陸とかなり関係があるのだろうなとも思いました。


 一方で、鳥取、倉吉、米子、松江・・・・・と続く中で、中四国州の話、いわんや州都・岡山というのが、かなり滑稽なようにも思え、なぜ、岡山市と倉敷市が組まないんですか?という指摘まで受けました。

 島根県の東の端から西の端まで、自動車なら、5時間・・・・。ひとつの州であるなら、山陰と山陽のバランスは、県北と県南のバランス以上に難しいようにも思いました。


 それでも、今朝午前中に戻ってみると、山陰も、非常に近いところという感じがします。問題は、県境の峠で、雪の質が変わるということで、中国産地を越えた方が、さらっとして滑りやすいということでしょうか。



 それにしても、神戸、奈良と並ぶ国際文化観光都市であり、国際会議観光都市である松江市は、人口15万人とはいえ、金沢市に匹敵する古都の風情があります。
 「ぐるっと松江レイクライン」という市内循環バスにしても、パーク&バスライドして駐車場にしても、観光客向けに、実によくできています。

 結局乗れなかったのですが、松江城の堀を屋形船で巡る「堀川めぐり」も、この時期は、炬燵が入り、案内状の人達は、循環バスに、しっかり手を振ってくれます。

 「旧日銀」松江支店の建物を利用した製造・販売一体型の「カラコロ工房」や「カラコロ広場」には、それほど強い印象を持たなかったのですが、新しいティファニー庭園美術館や、昔からの小泉八雲記念館など経巡れば、出雲大社も加えて、観光で、島根県の日帰りをするのは、難しいかもしれません。

 基幹産業としての観光ということで、ある意味、戦略性がある街づくりには感心しました。

 翻って岡山市の街づくりはどうでしょうか?観光循環バスが回せるでしょうか?しかし、我が街は、それほど観光シーズがない街でしょうか?
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2004年1月31日(土)【扇千景前国土交通大臣来岡】
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 岡山県南政令指定都市構想市民説明会が、岡山市内の各中学校単位で、29日からいよいよ始まりました。2月10日まで32会場にも及びます。

 地域によっては、市長選挙の時よりも、多く会場に来られたということですが、場合によっては、多分かなり温度差が出ると思います。

 玉野市が、岡山市と合併することで、宇野港が、対岸のサンポート高松に負けないお洒落な玄関口になるのなら、なによりも、中四国州ということを目標に、あたかも金毘羅山と由加山の両参りが復活するように、岡山県と香川県の広域連携が進むのなら、そして、何よりも、それを玉野や灘崎の方々が本当に望んで下さるのならば、この議論を進める価値はあると思います。

 これについては、ともあれ、中央中学校区、岡北中学校区は、2月2日(月)で、私も、地域住民として参加します。
 是非、皆様も、それぞれのご地元の説明会にご参加ください。


 ところで、
 私が、家族で高松に行く時は、コンビニで、片道が、5m未満2300円(これで乗車全員無料)のフェリー券を往復で買って、1時間船内で、呑気にくつろぐわけですが、岡山市民から見て、玉野市や高松市は、そんなに遠くもありません。
 金額的にも時間的にも、高松までは、高速で蒜山に行くようなものです。

 そういった意味では、瀬戸内海対岸や島々は、もっともっと連携すべき観光エリアですが、屋島がぱっとしなくなっても、うどん巡りさせるだけ香川は立派です。


 一方で、中央南小学校跡地に関しても、地元代表との意見交換の段階に入って行きますが、正直、ひと波乱もふた波乱もありそうな気がします。
 個人的には、地元中の地元、非常に苦しいものがあります。
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 さて、下記日程で、扇 千景 前国土交通大臣が来岡されます。
 女性部ということですが、男性の参加も大歓迎ということですので、平日ではございますが、どうか奮ってご来場下さいませ。
 もちろん、参加無料です。

                 記

    「参議院議員加藤紀文を囲む女性研究会」
        ※ 男性の参加も大歓迎

 講 師  扇 千景 参議院議員(前国土交通大臣)

平成16年2月23日(月)午後1時から2時30分
ママカリフォーラム(岡山コンベンションセンター3F 駅元町)
主催 自民党岡山県参議院選挙区第一支部・加藤紀文後援会
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