2003年12月1日(月)【支援費制度について】
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今日から師走〜???いつのまに、今年も終わりなのでしょう?
それにしても、「イラク便り」。外務省は、避難勧告地域としながら、毎日こつこつと、本当に国際平和や日本や、そしてイラクの事を考えて仕事をされていたのだなぁ・・。
新聞には、愛子さんの写真の横に、もうひとり亡くなった方の遺された子供さんとの家族写真。我が子を思うと、泣けてきます。
子供達の未来には、戦争がないことを祈らざるを得ません。
冷静に、しっかり議論をして、しっかりと答えを出そうじゃないですか。政治に、本当に命が懸かっています。
まずは、ちゃんと、国民に話して!
さて、第三次行財政改革大綱で廃止方針になった内尾センターの家族会の皆さんのお手紙の写しを読んでいます。
生活環境保健委員会に陳情が上がりますが、苦渋の選択を迫られるのかどうか、ただ、我々は、十分現状がわかっているのかどうか、生の言葉は重いです。
ところで、本年4月から、障害者福祉の分野で新たに導入された「支援費制度」について、支援費制度は、改正障害福祉法に基づき、障害者の福祉サービスが「措置制度」から「契約制度」へ大きく転換し、「障害者の自己決定権がこれまで以上に尊重され、自立が支援される」と説明されてきました。
そのことは、障害者と民間事業所の「私的契約」において、利用者がサービスを自己選択・自己決定する利用制度であり、自己責任も負うことを意味します。
一方、支援費制度は、皮肉な見方をすれば、いわゆる「構造改革」として、障害者福祉に責任を負ってきた国や地方自治体が、それを民間に委ねることで、諸経費等の予算を抑え、国の財政再建に寄与するという面もあるように思います。
そういった中で、地方自治体が、どこまで責任を負っていくのかが問題であると思います。特に、サービスの選択においては、必ずしも居住する市町村内に限らないということで、県の役割も重要であると思います。
この秋、ある県立の養護学校で、支援費についてのアンケート調査が行われましたが、必ずしも、順風満帆な立ち上がりとは認識されていないようです。
まず、支援費制度の導入に伴い、結果的にはサービス水準が落ちるのではと懸念される中、在宅サービスの利用者等が急増、早くも予算不足を心配する自治体が出ているように伺っています。
以前から、財源確保のため、介護保険との統合論もあるわけですが、県の方針も示される必要があります。
加えて、アンケートによれば、支援費制度の内容そのものが十分に理解されていない状況が読み取れます。さらには、新しく募集が始まったりした場合の告知はもちろん、各事業所の事業内容を一覧で示したり、説明書の配布等を希望する声がありますが、今後いかように、周知して頂くかも問題です。
加えて、契約においては、判定は、行政が行うわけであり、障害者が事業者側から「選ばれる」側面もあるわけで、本来の意味での対等な契約関係にあるわけではありません。
特に、介護保険のようにケアマネージャーがいない状況で、判定についての不安や不満の声も多いわけですが、そういった意味では、自治体や人によって変わらない判定基準の明確化が必要であると思います。
さらに、そもそもデイサービスが、小学生と18歳以上しか使えないという仕組みそのものがおかしいという声が非常に多く上がっています。とりわけ、入浴サービスを受けたいような中高生の身体障害児にとっては、深刻な問題になっています。
また、特に、土日が休みになり、さらに長い夏休み等、養護学校周辺、あるいは、構内に、学童保育を設置すべきではないかという声も上がっています。既存の学童保育の支援に加えて、NPOを含めた民間の事業者の育成も望まれると思います。
・・・・・・あ、これは、よくある一般質問の草稿で、「こころ」を埋めたのでは!?
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2003年12月2日(火)
【一般質問は、12月5日(金)4番目です。】
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19回連続になる毎回の一般質問の日程が決まりましたので、お知らせをさせて頂きます。
今回も、一般質問初日、12月5日(金)4番目です。
午後1時30時分に、議場にお越し頂ければ、確実に傍聴頂けます!!
本日は、自民党、民主党の代表質問。事前審査制を岡山県は取っており、議会開会前から、ある程度の議論もなされているため、真新しいという感じの答弁は、あまりなかったように思います。
大上段からではなく、具体的に、細かく突っ込んでいくのが、一般質問をする我々若手議員の役目です。
私の場合、細かすぎるかもしれませんが。
解散後には、自民党の青年部・局役員会議。今後の活動についての相談。
私としては、イラク状勢、憲法改正、教育基本法、年金問題、子育て支援、農業問題、産業振興等々、様々なテーマで、全県下をキャラバンのように、自民党若手で、シンポジウムを開いて回るのが良いのではないかと提案させて頂きました。
やはり、自民党らしさ、政策を言う政党らしさが必要です。
でも、実は、今一番やりたいシンポジウムのタイトルと言えば、「ここがヘンだよ、自民党」。
ひたひたと打ち寄せる民主党の波音を聞きながら、いかに自民党が変かを自民党の若手地方議員が語り合うという・・・・。
・・・・・・ボツ!!
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2003年12月吉日岡山県議会一般質問傍聴のご案内
岡山県議会議員 佐藤真治
平素より一方ならぬお世話になりまして本当にありがとうございます。
緊迫するイラク状勢、相変わらず低迷する景気、超財政難の中で、岡山県は、第三次行財政改革(案)を示しました。その内容は、向こう3年間で、公共工事30%削減、一般施策費10%削減、さらには、人事院勧告を上回る平均3%の職員の給与カットという、我々の予想を越える厳しいものでした。
しかし、地方振興局の見直しを含めて、今改革を断行しなければ、私達の子ども達の世代に大きな禍根を残すことになります。
行政改革・国体等特別委員会委員長として、この行革を推進していくとともに、生き残りをかけた地域間競争に勝利するため、議会の側から、いかに知恵を出し、政策提言をすることができるか、その真価が、問われているのだと肝に銘じます。
さて、メール配信による県政報告も、通算1400号に近づき、悪戦苦闘しながらも、日々県政の発展のため全力で頑張らさせて頂いておりますが、本日は、19回連続になる毎回の一般質問の日程が決まりましたので、お知らせをさせて頂きます。
今回も、一般質問初日、12月5日(金)4番目です。
午後1時30時分に、議場にお越し頂ければ、確実に傍聴頂けます。ただ、多少、後の時間に余裕をお持ち頂ければ幸いです。
特に、今回は、課税自主権に基づく法定外目的税から超過課税となった森林保全税に大きな疑問を呈するとともに、逆に、全国初の森林保全条例の制定を提言させて頂きます。
また、産学官連携による産業創造・産業振興、障害者支援費制度、NPO・NGO支援等々、この3ヶ月の活動を20分に凝縮して、真剣勝負で望んで参ります。
お時間のご都合がつくようでしたら、是非ともご来場下さいませ。心からお待ち申し上げております。(なお、CATV中継もございます。)
最後になりましたが、皆様のご健勝とご多幸を心よりお祈り申し上げます。
佐藤真治事務所 〒700−0827
岡山市平和町4−11
TEL086−225−8000
FAX086−225−8806
satoshin@optic.or.jp
それにしても、最近のNHKの「みんなの歌」は、「みんな」って誰やねん?というぐらいシュールです。
「北風小僧の貫太郎」や「ドラキュラの歌」は、分かり易かった!
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2003年12月3日(水)【一般質問項目】
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本日は代表質問2日目。公明党。中一日で、一般質問戦に入ります。
知事は、提案理由説明1時間と、3党への代表質問への答弁3時間を、県政の重要課題について話されています。その後に、さらに質問していくのが、一般質問です。
毎度のことながら、財政課を通じて、一般質問のやり取り。
19回目ですが、正直一番好きな時間です。
こういう答弁がなければ再質問しますよ、ということで、むしろ、議場よりも、ここが一番の攻防戦。ある意味で、議場では、ガチンコの迫力はなくなるわけですが、一歩でも前に進めばと、今のところは割り切っています。
この質問の背景や趣旨は、こういうことで、こういう答弁を求めています、しかし、こうが無理なら、せめてこうして欲しいのです。いやいやこういう事情で、こうはできません、こうならば、なんとかなるのですが。なら、こうしてください。いや、しかし、ご希望に、お応えできるかどうか。いや、しかし、こうしてもらわないと。ならば、こういうことで如何でしょう。それならば、なんとか了解です・・・・・。でもなぁ・・・。
もちろん、逆に、こちが突っぱねる場合も多いです。
つまり、議場に立つ前に勝負があります。本当は、ここが見えないといけないのかもしれません。
ただ、CATV中継の登場は、そういったところを変えていくかもしれません。端的には、分かり易い攻防が見えないと、非常につまらないことでしょう。
多分、私の質問は、一般視聴者には、量が多く、早口で、テクニカルタームが多く、ほとんど言葉の説明もなく、難解以外の何物でもないと思います。
おまけに代表質問と違い、馴染みのない論点が出てきたりします。
そういう意味では、20分の質問時間に、23問も繰り出すのは、視聴者無視も甚だしいとは思います。きっと、うけないでしょう。
かといって、代表質問の繰り返しや、うけ狙いや、なにかの引用や、他議員との重複質問をすることはしたくありません。
代表質問に立つまでは、地道に、ひつこく、細かく、私は、この路線で行くしかありません。私にしかできない提言・質問を情熱を持って。
ま、分かる人には、分かるでしょう。
なによりも、今回の質問にも、本当に多くの方の思いが込められています。皆さんの提言であり、質問です。いろんな方の顔が、はっきりと思い浮かびます。
一般質問は、12月5日(金)4番目です。
午後1時30時分に、議場にお越し頂ければ、確実に傍聴頂けます。ただ、多少、後の時間に余裕をお持ち頂ければ幸いです。
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一般質問 自 民 党 佐藤議員
1 新税について
(1)課税の客体 (総務)[ 知 事 ]
(2)方向性 (総務)[ 知 事 ]
(3)県議会への上程理由 (総務)[ 知 事 ]
(4)基金の繰替運用規定 (総務)[ 知 事 ]
(5)森林保全条例 (農水)[ 知 事 ]
2 産学官連携について
(1)ハートフルビジネスおかやま 保福協力
(商労)[商工労働部長]
(2)環境産業 生環・農水協力 (商労)[ 知 事 ]
(3) IPv6 (企振)[ 知 事 ]
(4)岡山大学への働きかけ (企振)[ 知 事 ]
3 支援費制度について (保福)[保健福祉部長]
(1)予算不足を心配する市町村の現状等
(2)制度等の周知
(3)支給決定の基準
(4)障害児への対応
(5)民間のデイサービス事業者の育成
4 NPOについて
(1)ルールづくり (生環)[ 知 事 ]
(2)事務事業評価
(生環)[生活環境部長]
(3)県民ボランティア・NPO基金等
商労協力 (生環)[生活環境部長]
(4)新総合福祉・ボランティア・NPO会館
(生環)[生活環境部長]
(5)市町村職員の研修 (生環)[生活環境部長]
5 NGOについて (企振)[ 知 事 ]
(1)国際貢献推進条例制定の理由
(2)NGOとの連携
(3)岡山県国際交流協会の寄付行為
(4)国際貢献活動
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2003年12月4日(木)【休会日】
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本日は、休会日。調査のためという名目ですが、一般質問戦に備えて、執行部の側は、勉強会。
電話連絡が主になります。
いわゆる質問内容の通告は終わっていますので、部局で、答弁の方向を決めた後に、最終的には、知事の判断ということになります。
基本的に、市議会と違い、知事の場合は、予めの答弁書を外して答弁されることが少ないタイプで、さらに、特に自民党の場合は、再質問することが比較的少ないため、今日の段階で、およそ事は決まっていると言えます。
逆に、出てきた答弁は、再質問、再々質問で大きく変わることはないということで、むしろ前日までのやり取りの方が重要とも言えます。
なにしろ、膨大な岡山県政の守備範囲ですから、ダイナミズムは著しく欠いても、議会の混乱を未然に防ぐためには、当面こういうやり方しかないのかな、という気もします。
一問一答のガチンコ勝負というやり方もあるでしょうが、おそらく、議会が紛糾し、ストップの連発でしょう。円滑な審議を行うこと自体が目的ではありませんが、活気があるのと、荒れるのでは、意味が違います。
本来は、議場で、追及に追及して、答弁を絞り出させるというのもあるのかもしれませんが、それで前進することの方が意外に少ないような気もします。
ケースバイケースでしょうが。
逆に、だからこそ、洒落のめして聞くような質問や答弁書の焼き回しがきくような質問をするのは厳に慎まなくてはいけないということです。
一方で、行政改革・国体等特別委員会の後半戦の調査対象となる外郭団体の選択で多少もめています。
今までは、累積損失が大きい団体を選んでいましたが、今回は、赤字が出ていようがいまいが調査する必要があるから調査する、ということで、なんでうちを選ぶのか?と、「虎の尾を踏む」ようなことになりかねないのかな、という雰囲気です。
ただ、外郭団体の分類の中では、半行政ですから、例外があって良いことはありません。
もちろん、いわゆる「トライアングル」の全てが悪いとも言い切れず、人の間と書いて、人間、それが社会ですから、「ネットワーク」自体は重要です。
いずれにせよ、かなり根が深い話だなぁ、とつくづく思います。
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2003年12月5日(金)【傍聴頂き誠にありがとうございました。】
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本日は大変にお忙しい中、多くの皆様に傍聴にお越し頂きまして本当にありがとうございました。
今回は、いつにも増して質問事項が多かったため、早口に、拍車もかかり、さぞかしお聞き苦しかったことと存じます。
心からお詫び申し上げます。
実は、他議員に、質問事項を譲ったりもしたのですが、削るに削っても、おそらく普通の一般質問の2倍分はあり、そもそも20分という質問時間そのものが、もはや私には限界なのだと思います。
3ヶ月を20分に凝縮するという意味では、今後も他議員に質問の一部を振らさせて頂かないといけなくなるかもしれません。
おまけに適切な緊張関係を保つということで、全く執行部にも、愛想というものがない是々非々ですので、自分でも、機関銃の攻撃のようで、愉快な口調でもないと思います。
特に、県民の皆様に、分かり易い議論をということでのCATV対応は、早晩考えないといけないことと思います。
ただ、今回は、19回目にして、多方面から「情報」が入るようになったなぁ、というのが実感でき、今後もこういう傾向が続くとすれば嬉しい限りです。
また、意外に前向きな答弁が多かったとも思います。これも分かる方には分かるという感じですが、おって紹介させて頂きます。
なにより、共産党さんから、質問後、答弁書の写しをとの声があったのは、自分の中では、非常に嬉しいことです。
やはり、自民党以外から、どうあれ、あいつはよくやっているよ、と言われなくてはいけません。ある意味それが、掛け値のない真の議員の評価ではないでしょうか。
ちなみに、本日の森林保全条例に関しての答弁は、下記の通り。
『森林保全条例についてであるが、平成12年に、「岡山21世紀森林・林業ビジョン」を策定し、森林保全に向けた県民の果たすべき役割等を明らかにするとともに、各種森林・林業施策を総合的に推進している。
さらには、新たな税制度を活用した水源かん養のための森づくりなどに取り組むこととしている。
条例の制定は、こうした施策をより一層推進するとともに、県民の森林の保全に関する意識の更なる高揚を図るためにも一定の意義があると考えられる。
一方で、森林所有者の責務について、既に森林・林業基本法に規定されていること、あるいは、本県の中山間地域の振興に関する基本条例が制定されている中で、どのような内容がふさわしいのか等について、私としても、十分研究していくこととしたい。
県議会におかれても議論を深めて頂くようお願いしたい。』
知事答弁にもかかわらず、議会に言及した、最後の『県議会におかれても議論を深めて頂くようお願いしたい』の一語の意味は、すなわち「議員立法」の模索という意味です。
さて、大きな課題ができました。
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2003年12月6日(土)【太る金魚】
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ザ・ブームの『さとうきび畑』を聞いています。鎮魂歌のように。
「昔、海の向こうから戦がやってきた・・・・・。」
「あの日、鉄の雨に打たれて、父は死んでいった・・・・・。」
理想と現実の間には、どれだけ大きな溝があるのかが、わかりません。
ただ、この歌がリアルになったことが、とても悲しいです。
昨日私が提言させて頂いた森林保全条例について、昨夜は、NHKが、地域ニュースで、森林保全条例について、「県が検討することになった」と流し、今朝の山陽新聞では、「慎重な姿勢を示した」とあります。
いずれも間違いです。
『私としても、十分研究していくこととしたい。県議会におかれても議論を深めて頂くようお願いしたい。』の部分は、県議会で、議員発議の検討をして欲しい、ということで、そもそもが、執行部の姿勢を問うているのではなく、議員発議についてどう思うかを聞いているのだと言うのが、マスコミは、読み取ることができなかったということです。
また、ラーメン大統領に、行かないといけません。
報道のされ方で、全く印象が変わります。
それにしても、23問聞いて、新聞には、あれだけ。
IPv6を県民の皆様に体感して頂く施策が何か、きちんと書いてくれないとなぁ・・・。
個人的には、森林保全税反対から条例制定の提言までの流れなど、機を見て敏なる動きをするという意味では、最高の勉強をさせて頂いたと思います。
多分、野中元幹事長は、こういうことを若い頃からしていたのでしょう、ってか。
いずれにせよ、条例制定まで持って行って初めてこの件は、私の中で、納得でき、自信になります。
これからです。これは、どうしてもしなくてはいけません。
ところで、
夏祭りで、あまりにたくさん貰った金魚を安全と思われるある場所に放流していたのですが、いよいよ今年の盆踊りも終わりの時期に、どうしても、子供が飼うと言うので、今、9匹も、水槽で飼っています。
単に、フナが赤いだけのおもしろくもなんともない金魚ですが、それにしても、でかくなりました。
ニモのおもちゃ欲しさに、マクドナルドで、ハッピーセットを買うにしては、特に、魚に、深い思い入れがある訳ではありません。
このうちの一匹が、特に巨大化して、小鮒みたいになって、人の顔を見れば、始終、餌ばかり欲しがるので、妻が、「佐藤真治」と名付けました。腹が膨らみ、妙に肌も、つやつやしています。
「なんでこいつばかり、こんなにでかくなるんかなぁ・・・。」と言いながら、私は、大量に餌を撒きます。
しかし、撒いたとたんに、これがまたパクパクと本当にかわいくありません。
妻が、「それにしても、この金魚は、食べて太るばかりで本当に何もしないね。布団も上げないし、子供を風呂にも入れないし、ゴミを散らかすばかりで、そこにいても本当に役に立たないよね。困ったもんだ。」と言うので、何もしない金魚の代わりに、家族を庶民の味方「おもちゃ王国」に連れて行きました。
なにしろ明日まで、プラレールが、いじり放題です。
レオマワールドも、こうなるのかしらん?
ところで、先日3才になったので、子供料金を初めて払いました。しかし、気になるのは、乳幼児医療費公費負担制度です。
それから、金魚の代わりに、宇野港の「クッチーナdIウーノ!」に行き、ランチタイムは、とっくに済んでいたので、プリンを食べました。んまかった。
なかなかお洒落な雰囲気ですが、アウトレットモールなどがあれば、もっと人が寄るかもしれません。
12月23日には、商工会議所が、一般から出店を募る、夢市場も、例年通り行われます。ある意味で、こういった地域に根差した活動と、新しい動きがマッチングして行くことが、本当に重要だと思います。
児島や宇野には、海辺だからこそ広がっていく可能性というものがあると思います。
そう言えば、忘年会シーズン到来。今日もはしご。
大学のOB会は愉快ですが、今、何書いてるんだか・・・。何か今日は変でしたらお許し下さい。
これから帰って、金魚に餌をやるので、あいつら、また太るぞ!
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2003年12月7日(日)【ドメスティック バイオレンスについて】
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今年は、私の中では、秋がなかったままに冬になったような感じがします。
グラウンドの水捌けによって、スポーツ大会があったりなかったりの寒い朝でした。
弁護士会の主催の「ドメスティック バイオレンス」という映画の上映会に伺いました。3時間以上の長編のため、正確には、まだ上映中のはずです。
また、弁護士で、公明党の参議院議員として、DV法の立法に関わられた大森礼子先生の講演も。
ところで、「DV防止サポートシステムをつなぐ会・岡山」という会については、私も会員だと思うのですが、なんといっても、岡山市議会の超党派の女性議員が元気です。
本日の会も受付に、ずらーっ。かなり迫力があります。
岡山市の場合は、DV防止まで盛り込んだ男女共同参画に関する条例を市民、女性議員主導で成立させたこともあり、女性議員が、ことこの件に関しては、切磋琢磨され、かつ、非常に良く連携が取れているように見受けられます。
一方、県議会の方は、自民党でこの種の会に顔を出すのは私だけですし、何より保守系の女性議員も登場したにも拘わらず、DV対策に関しては、やや共同歩調、市議会との連絡が取れていない感があります。
そうでなくても、圧倒的に男性が多い県議会ですから、女性が、しっかりとスクラムを組んで、議員立法するぐらいの勢いがないと、なかなか真の女性の声は反映されません。
多いに期待させて頂くところです。
ちなみに、14年完全施行のいわゆるDV法の問題点として、弁護士会から6つ。3年後に見直しということが付則でありますので、また、議論になっていくところです。
@23条2項の「研修」が、十分に行われていない。
A暴力防止・被害者保護に加えて、自立支援が弱い。
B子供に対する配慮がない。
C外国人、特に、在留資格のない被害者への支援がない。
D相談を受ける側の問題で、二次被害の発生。
E法律扶助制度の充実。裁判費用等の公費負担。
特に、DV法の特徴は、「保護命令」ということで、接近禁止や退去命令を出せると言うことですが、配偶者の範囲や、子供の保護、さらには、暴力の定義など、かなり細かい議論が必要になるようです。
ともあれ、まずは、自立支援について、DV被害者の実践的サポートとして、ストックハウスの設置などもされたようですが、大切なのは、自立を支援するのだという、市民意識そのものかもしれません。
まずは、県議会の定例会では、毎回議論されることは必要です。
今日も、またまた忘年会。
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2003年12月8日(月)【寒中お見舞い申し上げます。】
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一挙に真冬。今日は寒いです!!いよいよ年の瀬が近づくのを感じます。なんとなく、今年の総決算をしなくてはと気が急きますが、皆様は如何でしょうか。
来年4月で、おかげさまで、議員生活が丸々5年になるわけですが、いったい何ができているのだろう?また、この先こうして行ってどうなるのかな?という思いも、いまだにあります。
私自身、やはり10年ひとくぎりという意識があります。少なくとも後半戦に向けて、持続可能、かつ、組織内部、あるいは岡山の地方政治そのものにおいて、中枢として自らが率先して責任を負う立場に変わって行くべき時期が近づいていると認識しています。
来年は、40才になる年なので、さらば、青年時代!なのです。
さて、山陽新聞の影響か、「佐藤さん、森林の税作ったんでしょ?」と何人かの方に言われましたが、違いまんがな。わて、その反対でんがな。
以前、しっかりと握手されて、「佐藤さん、三位一体改革頑張って下さい!三位一体ですよ!!」と言われた時も、かなり驚きましたが・・・・・・。
というわけで、皆様の誤解なきよう、今回の森林保全税というより、新税一般に関する私の質問に対する答弁をご紹介させて頂きます。
また、御要望のある産学官連携の質問の答弁についても、あわせて紹介させて頂きます。
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一般質問 自 民 党 佐藤議員
1 新税について
(1)課税の客体 (総務)[ 知 事 ]
他にも超過課税や新たな課税対象となる客体があると考えられるが、独自財政を考える場合は、他の財源調達手段の有無や、政策効果等について検討した上で、受益と負担の関係や全体の租税率負担など、その時点での状況を勘案しながら、県民に新たな負担を求めるべきかどうか、慎重に判断すべきものと考える。
(2)方向性 (総務)[ 知 事 ]
国・地方を通じ、主要な財源が法定税目とされている現状においては、法定外税によって財源調達を行うことは困難であることから、法定外目的税は、政策税制として活用すべき。これに対し、法定外の超過課税は、原則としては、必要な財源を調達するための手段と考える。
今回提案している「おかやま森づくり県民税」は、県民税均等割の超過課税であるが、全ての県民が享受している森林の公益的機能を維持保全するための費用を、できる限り多くの県民の皆様に薄く広く負担頂くという、当初案の考え方を変えない前提で検討し、導入可能な方式として提案したもの。
今回の場合は、こういった経緯から、この方式を採用したものであるが、行政目的を達成するための政策税制を考える場合には、様々な角度から検討し、総合的に判断すべきものと考える。
←必要な財源を調達するための手段としての法定外の超課税方
式を採用したからには、経緯はどうあれ、必要な財源の内容は
明示しないと論理矛盾ではないか。
(3)県議会への上程理由 (総務)[ 知 事 ]
現在の深刻な森林の状況を考えたとき、可能な限り早期に実施する必要があり、また、県民の皆様の理解も進んできていることから、来年度からの施行とし、様々な広報活動を通じ県民の皆様へ周知するための期間を確保する必要があると考え、今議会に提案すべきものと判断。
税収で行う事業内容については、これまで説明会等を通じ、できるだけ具体的にお示ししてきているところであり、個々の事業の予算については、新たな基金事業として、現在、その詳細を詰めているところであるので、ご理解頂きたい。
←森林保全と課税の必要性が理解されているのなら、今後、課税
してまでの広報活動がなんで必要なのか。もとより、理解されて
いるとは思わないが。
(4)基金の繰替運用規定 (総務)[ 知 事 ]
特定目的基金の繰替運用規定については、厳しい財政状況を踏まえ、平成10年度に条例を整備して、各基金事業に支障のない範囲で、緊急避難的に一般会計が借り受けることを可能としたものである。
こうした繰替運用は、これまで「決算上」実行したことはないとは言え、決して望ましいものではないと認識してはいるが、今回の行財政改革の取組によってもなお賄えない収支不足が想定される中、現在のところ条例規定を改正する予定はない。
←森林保全の基金は、目的外に基金繰替運用禁止規定が入ってい
るが、今までの特定目的基金は、特定目的以外に使われる可能
性がある。
(5)森林保全条例 (農水)[ 知 事 ]
「その1397」参照。
2 産学官連携について
(1)ハートフルビジネスおかやま 保福協力
(商労)[ 商工労働部長 ]
ハートフルビジネスおかやまについて、利用者から真に求められている福祉用具の開発のためには、産学官の連携に加え、現場の意見を聴くことが極めて重要であり、20を超える保健福祉関係団体の自主的な参加を頂いている。
この取組みから生まれる福祉用具の新製品については、県民が気軽に立ち寄れる場所に展示したいと考えており、お話の新総合福祉ボランティアNPO会館での展示を含め、今後どのような場所で展示ができるか、検討してまいりたい。
→この答弁の背景については様々な問題があり、私自身も勉強を
させて頂きます。仮に必要だとしても、たとえば、市のふれあいセ
ンターのような場所の方が適切なのでは?
(2)環境産業 生環・農水協力 (商労)[ 知 事 ]
環境関連の課題は、水質・大気・廃棄物など多岐にわたっており、多様な取組への支援策が必要であると考えているが、ご提案の「水質浄化産業の育成」は、産業振興と環境対策の両面で本県にふさわしいテーマであり、今後の研究課題としてまいりたい。
→この件については、私の中に具体的なイメージがあります。
(3) IPv6 (企振)[ 知 事 ]
IPv6についてであるが、次世代ネットワーク技術であるIPv6導入は、身の回りのあらゆるものがネットワークに繋がり、全ての県民がITの恩恵を受けることのできる「ユビキタス」社会の実現のため不可欠であり、普及に当たっては、その利便性を県民の皆様に分かりやすく伝えることが重要であると考えている。
そのため、現在策定を進めている次期IT戦略プログラムに掲げる生活実感戦略において、IPv6技術により生活がどのように便利になるかを、県民の皆様に体感していただくための効果的な方策を検討しているところである。
なお、IPv6の協議会の設置については、産学官により構成されている「岡山県高度情報化推進協議会」を活用することも含め、今後検討していきたいと考えている。
→この答弁の実現は、意外に早いかも???????
(4)岡山大学への働きかけ (企振)[ 知 事 ]
岡山大学は、本県の中核的な研究・教育機関として、本県の社会、経済、文化の発展に重要な役割を担っているため、地元産業界や県の側からも大学に向けて絶えず「ニーズ」を発信して行くことが重要である。
そのため、現在、岡山・産学官連携推進会議において、県内5大学との産学官の連携・協働の強化を図っており、その中で、大学の技術の移転を促す岡山TLOの創設などについて協議しているところである。
また、特に、岡山大学が設置した地域貢献連絡協議会に参画し、環境対策や生涯学習、食の安全等の本県の諸課題について、研究や教育がなされるよう県から働きかけるとともに、様々なテーマに基づいて共同研究の場を設定しているところである。
今後とも、地元産業に密着した研究活動や、若者が地元で働きたくなるような教育カリキュラムの実施など岡山大学に対する提言や要望を積極的に行ってまいりたい。
→私は、産学官のテーマ別の連絡協議会、いわば、サミットを開催す
べきではないかと考えます。
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2003年12月9日(火)【一般質問2日目】
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昨日の「寒中見舞い」につき、時期が不適切とのご指摘を頂きました。謹んでお詫びして、訂正させて頂きます。
本日は、一般質問2日目。配偶者あるいは親戚縁者が議員という新人議員2人が初登壇。個人的には、本当に様々に思うことがありますが、コメントは差し控えます。
ただ、私は、76才の新人議員が、かなり好きです。
さて、議会前の早朝に、旭川の県道吉井線の拡幅に絡んで、地域のご要望を伺いに行き、さらに、市役所で、障害者1級手帳を持っておられる方が、国民年金では、3級扱いになり、給付ストップになって困っておられるという、ご相談。
前者は、受益者は、市民であり当然県民であるのに、市と県の道路行政間の融通のなさが情けない気がしますし、後者は、最終的な責任は国にあるということで、県・市では、どうしようもできないという話。
市町村合併の議論に関しては、県がとやかく言うべきではない、いや指導力を発揮すべきだ、と、様々な議論がありますが、いずれにせよ、基礎的自治体である市町村に、権限や財源を移すため、矢面に立って県が国と戦うことなくして、抽象的な議論をしていても、もどかしいばかり。
最後は、国と基礎的自治体です。
私自身もそうですが、一般質問戦では、地元対策の質問を除けば、それは市議会で聞けや、逆に、国会で聞けや、ここは県議会じゃ。
そんな抽象論は代表質問ネタだろう、重複するぐらいなら短くすれば良いじゃないか、質問のための質問をせんでくれ、と、お互い本当は思っているのではないかしら。
県議会らしい議論ってなんだろう?
一般質問戦は、あと2日。
一方で、「有事関連法の発動と自衛隊の海外派兵に反対する意見書を求める陳情」は、不採択。一方で、「教育基本法の早期改正を求める意見書」が提出される方向です。
前者については、「派兵」という言葉自体が、引っかかります。これでは、土俵に上がりません。
最近忘年会で、自衛隊のOBの方に会うことが多いのですが、諸手を挙げての「派遣」賛成の声は聞きません。
感情論もさることながら、そもそもが、法的に可能なのか国会で議論して頂きたいところです。
それよりも何よりも、我々地方議員が、態度を旗色鮮明にしなくて良いのでしょうか?党議拘束がかけられる類の話ではないと思います。
憲法観、国家観はさることながら、宗教観、死生感、人生観、政治観、全てに関わる問題であり、まさに、市民の生命・自由・財産を守る政治は、貴方にとってなんなのですか?
政治に関わる意味そのものが問われているのです。
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2003年12月10日(水)【一般質問3日目】
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何か昨日から、イラク自衛隊派遣について、もやもやしています。皆様はいかがお感じなのでしょうか?
イラクは、一万歩譲って、現代版十字軍に協力して、戦後復興支援かもしれませんが、いずれ来る北朝鮮では、日本国内から出発した米軍を「守る」ため、自衛隊は、韓国軍と、率先して出ざるを得ない、つまりは、日本という国は、そういう流れにあるのだと思います。イラクだけの話ではありません。
そして、いずれ、世界の脅威、人権侵害の国らしき中国?とも・・。
国際協調ということは、国際緊張にも、いやがうえに入って行くことです。
悲しいけれど、これで日本は、大丈夫。ジャイアンといつも一緒のスネ夫だから、仕方ない選択です。
ジャイアンは、スネ夫から物は買ってくれるし、いざという時には、きっと守ってくれるし、日本の国益のために、他にどんな道があるの?ないでしょう??
きっと、根はいい奴だよ、ジャイアンって。それにあいつがいないと、結局、誰も仕切ることができないもん。
でも、しかし、・・・・・・本当に他に道はないのか、ドラえもん?
本日は、重複質問が出ると早送りしたい気分になる一般質問も3日目。今回は、質問者が多いということで、明日4日目予備日までフルに使われます。
詳細は、明朝の山陽新聞等に委ねます。
同期で同級生で隣の席の体重100kgを超えるH議員が、昔陸上部だったというのは、一宮高校初代新聞部長としては、かなり笑えるのですが、同氏が、「瀬戸内海国立公園指定70周年」の記念式を児島で、児島で、と、議場で言い続けてきたことが実ったのか、来年5月下旬に、鷲羽山周辺で、記念式典が開かれることになりました。
それにしても、代表質問を3党から、一般質問を21人から繰り出されて、それに答えて行かれる知事という仕事は、つくづく激務だと思います。
もとより、5000人以上の組織を指揮し、195万人を守るわけですから、誰でもできる仕事ではありません。
もっとも、こうして「お上」にお伺いを立てるような議会の中で、執行権を持ちたいと思わない議員は、一人もいないと思いますが。
それにしても、早くも続く忘年会・・・・・・。
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2003年12月11日(木)【一般質問4日目】
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一般質問戦が終わりました。
なにか、反動的な発言が非常に目立った議会でした。
細かく書けませんが、もうどうにもこうにも気色悪くていけません。
小泉政権が誕生してすぐの2001年4月28日(土)の「その425」【百間川に行こう!!】で、私はこんなことを書いています。
『学生時代、ご多分に漏れず、朝日ジャーナルを読んでいた私達
にとって、当時の中曽根首相(ロン・ヤス)は、「相手」にとってまさ
に不足なしでしたが、小泉首相は、久々に、青春期季節的左翼学
生の血がうずく手腕の持ち主かもしれません。久々に登場された
非常におもしろい「相手」だと思います。
学生よ、立ち上がれ!!相手にしてもらえ!!それが、「政治」
の原点です。若いものが動けば、揺すれば、「政治」が、どんどん
活性化します。』
かなり馬鹿なことを書いていますが、何かこの文章が、冗談では済まなくなってきました。
正直に書いて、公明党の出方次第では、次の解散総選挙は、かなり早いんじゃないか、という気もしてきました。
今日、お邪魔した「おかやまeトップ倶楽部」の講演「チャレンジする地域が発展する」の中に、はっとする言葉がありました。
「よそもの、若者、ばか者が、元気をもたらす。異能・異質なものを受け入れ活用する地域に」ーチャレンジ文化のある地域に・・・。
岡山いう地域が生き残っていくために、外から来た人間や、戻ってきた人間をどれだけ受け入れられるかが、重要です、という話の流れなのですが、これは、ベンチャー支援や産業支援だけの話ではないように思います。
異能・異質なものをどれだけ受け入れられるか、これからの日本が問われているのは、まさにそこではないでしょうか。
大きなビジョンと、なにより寛容の精神を持って。これからの日本は、倫理と愛を世界に向かって堂々と言える、そういう国であって欲しいです。
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2003年12月12日(金)【外郭団体】
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本日は、行政改革国体等特別委員会。
国体関係では、夏季国体の開会式薄暮開催に続き、閉会式が廃止の方向に。
そもそも今までが、水泳選手の表彰式にあわせていたということで、さらなる簡素化が、岡山大会に前倒しして、実施されます。
国体開会式に、どういう形であれ、「うらじゃ」が入りそうな流れで、私も、プッシュ、プッシュですが、国体総予算が、約350億円で、うちソフトが、88億円と言われていたのは、ずいぶん前のことで、どんどん切りつめられていきます。
ただ、総参加者数15%カットを打ち出しても、競技団体によっては、非常に難しいということもあるようです。
そう言えば、国体の年の議長は、誰でしょう?
行革については、後半戦は、外郭団体の審査。
塩漬け土地の問題をどうするのかという岡山県土地開発公社。
来年4月からブルーライン無料化、18年4月からは、水玉ブリッジライン無料化、さらには、岡南大橋の早期無料化が検討され、存続自体が問題になる岡山県道路公社。
大胆な値下げに関わらず、閑古鳥で賑う吉備高原団地、グリーンテラス郡など、分譲団地の販売促進を進める一方で、新規開発から撤退。実は、法が整えば、将来的には、解散・整理したい岡山県住宅供給公社。
右肩上がりの経済で、日本列島改造論の頃に、それぞれの外郭団体は、政策的意図があって作られたわけですが、どう考えても、県の施策そのものの見通しに問題があったと言わざるを得ません。
身動きの取れない状況の中で、県と外郭団体の間で、我々の税金が行ったり来たりして、雲散霧消しています。
私はローンは組めませんので買えませんが、県関係者で、例えば、分譲住宅を強制的にでも買わなければ、まずいんじゃないか、という気がするくらい、なにか明るい日差しが指してきません。
しかし、誰のせいかというと、よくわからないというのが、非常に恐い仕組みです。
そういうのが、外郭団体なのかも。
ところで、今日は、自動車事故に絡んで、被害者の方と交通事故相談所への相談2件。
加害者は、生活保護受給者の方で、乗ってはいけないはずの自動車に乗り交通事故。あるいは、35歳以上の限定があるのに27才の方が乗車して事故。
しかも、対応が不誠実・・・。
なにか、余裕のない世の中で、昔なら避けられていたはずのようなトラブルが絶えないようです。景気や教育や世相を大きく反映しています。
皆様も、くれぐれも心にゆとりを持って運転を!!
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2003年12月13日(土)【おかやまIT戦略プログラムee】
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岡山情報ハイウエイの活用促進策として、「おかやまIT戦略プログラムee」が、策定されました。
eeは、evolution edition:進化・発展版の略。端的には、IPv6という言葉で賑っています。
昨年の6月、岡山情報ハイウエイのIPv6化を私が提案させていただいた時点では、まさに検討段階。それが、世界初の自治体自前のIPv6網の実現。
ITの世界が、ドッグイヤーどころか、マウスイヤーだというのを実感します。
さて、自衛隊イラク派遣について、外務省の職員の方が、「テロ」で殺されたことから、なにか感情的な議論になってしまっているように思いますが、ここは冷静に考える必要もあると思います。
要は、戦場においては、どこか卑劣な手段のようなテロというのは、一手法に過ぎないわけで、対象が軍人でないから、そう言われますが、軍人相手なら、それがテロだろうが、ゲリラだろうが、暗殺だろうが、つまりは、相手にしてみれば、純然たる戦闘行為で、戦略の一つであるということ。
つまり、どうあれ武装している自衛隊に対しては、戦闘行為があるのであって、民間人へのテロとは、話が違うということです。自衛隊への攻撃には、戦闘、すなわち、死が待っています。
要するに、我々は、自衛隊が殺されることばかり問題にしていますが、一番の問題は、自衛隊が、イラクの民間人を殺傷した場合の話ではないでしょうか。いや、イラク国内の抵抗勢力であれ、イラクで、自らの自衛のために、イラク人を自衛隊が殺傷すること可能性をも、この派遣は、許容することになるのだ、という視点が、様々な議論から、欠けていないでしょうか。
君死に給うことなかれ、も、あれば、君殺すことなかれ、ということもあるのです。
60年近く、戦争がなかったということは、殺されてもいないが、殺してもいないということなのです。
重大なる国策の転換です。
そこが、丸腰に近いPKOと、本質的に違うということです。戦後復興のためには、イラク人の殺傷もありますよ、という話で、命を落としにいく、気の毒な自衛隊という見方もあれば、悪意ある他国から見れば、血気盛んに、訓練を実戦に、戦闘をやりに行きたい軍隊の側面もあるのではないかと言いがかりをつけられかねないかもしれません。
日本人が、イラク人を殺してもかまいません!と、胸を張って言えるほど、我々は国際情勢を理解してもいなければ、政治家から説明も受けていません。
むしろ、我々は、大統領制下ではない議院内閣制において、統帥権を持つような総理大臣に対して、シビリアンコントロールを問題にすべきです。
端的に言えば、解散総選挙で、自衛隊イラク派遣の信を国民に問うべきだと思います。少なくとも、11月の総選挙では、争点ではなかったのですから。堂々と議論して頂きたい。
その結果として、堂々とイラクに自衛隊が派兵されるなら、それはそれで良いではないですか。
国民の一人としては、今こそ、解散総選挙を願います。
こないだ終わったばかりで無茶苦茶しんどいけど・・・。
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2003年12月14日(日)【地域の中の学童保育】
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今朝は、冷え込みの中、ある中学校区の3つの体育協会の親睦グラウンドゴルフ大会。私も、手がかじかみながら、久しぶりの半ラウンドで、スコアは、31!
この体協名物とも言える、障害物グラウンドゴルフで、間違っても、ホールインワンは出ないような難コース。なにしろ、目標は登り棒の林や、サッカーゴールの向こう。
体育協会、あるいは、スポ少の指導員の先生方は、まさに汗をかいて、地域を支えておられます。
あちこち跳ね回るボールに、大爆笑をしながら、1年の労をお互いに労っておられるようでした。
午後からは、岡山市学童保育連絡協議会の‘萩原市長と語ろう!岡山市の学童保育の集い‘に、お邪魔させて頂きました。岡大の講義室の会場は、300人もの人でいっぱい。
市長と児童やりとりは、三丁目劇場並みの面白さでした。
それにしても、私も「業界」の者ですから、ライブで、300人相手の市長の力量には、ただただ感服いたしました。
現在岡山市内には、約85小学校区がありますが、そのうち58ヶ所に、学童保育が設置されています。
運営費については、市から一定の補助金が交付されていますが、保護者が、保育料も支払い、地域の運営委員会により運営されています。
学校の敷地内にある郊外の地域では、需要の多さに、施設が手狭になっているようなところもあり、今後、学校以外の公共施設や民間施設をいかに活用していくかが、大きな課題になっています。
また、これは、以前から、時には、公民館の嘱託職員と並べて議論されていることもありましたが、指導員の待遇面での充実が、急務になっています。
私も、指導員お方のお話を伺いそびれていますが、是非、直接お邪魔して、現状を尋ねたいと思います。
さらに、私も今回の11月定例会の一般質問で取上げましたが、学童保育への障害児の受け入れも大きな課題です。実は、本会議では、答弁漏れのように答弁をかわされてました。
また、9月定例会では、保健福祉部長答弁で、学童地域支援事業への良くない答弁も頂いています。
ちなみに、その時の答弁は、下記の通り。
『岡山市との関係におきます学童地域支援事業についてでございますが、この事業は、県の事業として国補助制度を取り入れて行っております、放課後児童健全育成事業を補完するものでございます。
岡山市、倉敷市の放課後児童健全育成事業は、中核市みずからの権限をもって行っておりまして、もともと県の補助が入っておりませんで、県の事業とは別のものでございます。そういった趣旨から、単県制度の学童地域支援事業におきましては,中核市を補助対象から外しているものでございまして、御理解賜りますようお願い申し上げます。』
これは、いわゆる身も蓋もないという答弁でした。
そして、想像するに、これからは、延長保育の問題も出てくると思います。現在の保育園へのニーズをみれば、数年後必ず必要になるのではないでしょうか。
昨春まで、私の母は、夜間保育園を経営していたわけですが、行政の支援は非常に薄いですが、確実に、ニーズのあるところです。ただ、正直、夜中に帰る子ども達を見ていて、親も子も、楽しい状況ではないと、私は感じていました。
本日の集いで、一番大きな問題は、要するに、学童保育が、福祉なのか、子育て支援なのか、という問題だと思います。
現在は、積極的に親が関与して運営に当たり、子ども達にとっては、異学年交流を含めた地域教育の場として、学童保育が、大きな成果を上げているわけですが、昭和50年はじめに、いわゆる「かぎっ子教室」として教育委員会が関わっていた頃から、ここまでの間に、保護者の先輩方のたいへんなご努力があったということです。
その歴史的な思いの部分を保護者が継承して行くことが、大前提になります。
しかし、確かに、今までは、親や地域が、学校に関わる端緒になったとしても、おそらく、ある程度出来上がった状態以降の運営にあたっては、保護者の世代間ギャップも生まれかねないのではないか、との危惧もあります。
仮に、学童保育は、福祉的側面が強いので、まずは、保護者の自助努力でということになるのかもしれませんが、子育て支援ということであれば、指導員の待遇や、運営面でも、より潤沢な補助金を行政が出すべきですし、否むしろ、行政がすべきである、つまり、行政のシステムとしてあるものなのだ、という主張も、私は、あながち間違いだと思いません。
ある意味、学童「保育」という言葉が、「教育」を含む方向にある中で、行政の考え方も、変わって行ってもらわなくてはいけません。
いずれにせよ、学童保育が、制度的な発展過渡期であること、また、私の子供が3才で、私自身が、いまだ想像の域にあることもあり、十分に問題を把握できてはいないと自覚いたしますが、引き続き、子育ての先輩方のご指導を頂きつつ、この問題に取り組んでまいります。
岡山市も中核市であり、県という組織では、もどかしいことも多いのですが、是非、皆様のご意見をお知らせ下さい。
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【ザ・政治家占い】
ちょっとお楽しみを。お試し下さい。
大西熊本県議のホームページに紹介されていた「ザ・政治家占い」のご案内を致します。生年月日を入れるだけ!!ttp://www.ichimy.com/seijika/index.html
私は、1964年7月25日生まれで、星は 「人間になりたかったチンパンジー」。同じタイプの政治家は、鈴木宗男さんで、政治家度は、93%です。なるほど、それで、鈴木元議員が、嫌いになれないのね!
51種類あるそうですが、なぜか、1956年4月28日生まれの萩原岡山市長も、同タイプ。
ちなみに、鈴木宗男タイプは、
・苦労をものともせず、強い信念と根性で最後までやり通すタイ
プです。
・力のある人物を見抜く力に長けています。実力者にうまく取り
入り、卓越した実行力を示して信用を勝ち取ります。
・先の先まで綿密に計算して行動できるタイプです。単なる慎重
派でなく、決断力もかね揃えています。
・苦労人タイプですが、頭の回転が速く、社交的な面もあり、周り
を魅了します。本来の慎重さを貫けば成功しますが、自分の能
力を過信すると思わぬ落とし穴にはまります。
・非常にタフなタイプです。夜の生活では、果てしないスタミナに
相手は辟易してしまうことがある程です。
だそうです。うーーん、当たっているのかどうか・・?しかし、最後のは、なんの意味が・・・!?
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2003年12月15日(月)【カキ鍋の季節】
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フセイン大統領は捕まりましたが、大量破壊兵器は、いつ見つかるのでしょうか。
結局、日本は、科学技術立国として、化石燃料や原子力に代わるような、あっと驚く新エネルギーを発明でもしない限り、この争いに関わらざるを得ないし、逆に、原油産出国である限り、今後も、中東に、紛争は絶えないのだろうな、と思います。
ある意味、日本の天然資源は、人材ですから、権益の一人占めはできず、国際社会からも、襲われずに済んだのでしょう。
戦後復興産業に参加したいから行かなくちゃ、というほど、日本が飢えているとは思いたくありませんが、国際協調、日米同盟のもと、今後も安定的なエネルギー確保という国益のために、勝ち組みに乗っかって、自衛隊が行く以外に、どないせぇちゅうねん?日本は資源がないんだから、仕方ないんだよ。
そうはっきり言って下さる方が、気分は、ずっと楽になります。
本日は、農林水産委員会。
今冬、前半の海苔は、少し不調ですが、後半に期待。カキは、良い感じ。岡山のカキは、良質です。
でも、忘年会続きで、鍋は、もうちょっと勘弁、という感じです。
その後、45才までの自民党の青年部・局会議。
講演会、レクレーション、若い市町村議員との交流、街頭演説をして行こうという話になりました。
来年3月21日(日)午後2時から5時に、自民党青年部・局で、第1回目の催しをすることになりましたが、今回は、私と岡山市第2選挙区の小倉議員が、中心で企画を立てることになりました。
私の腹案は、明日の日本を青年が創るというイメージで、サブタイトルは、「今、日本の国益を考える」といった極めて硬派な講演会およびパネルディスカッションです。
国益とは何か、ということで、そこから、自衛隊イラク派遣、教育基本法改正、憲法改正等々の議論を正面からやりましょう、というものです。
多少なりとも、敢えて物議をかもすものにしたいと考えています。
是非、皆様の御提案をお待ちしています。
本当は、「今、年金問題を考える」も良かったのですが、次回以降になります。
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2003年12月16日(火)【来年は痩せるにつき】
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本日より、28日まで、夜の休みは一日、X’masイブを含めて、昼夜となく忘年会が、シリーズで続きます。いよいよ年末の体力勝負の季節になりました。また、出費もかさみます。
28日から30日までは、消防夜警および陣中見舞いで、大晦日は、お火炊き、元旦は、午前5時からの元朝式・・・・。
例年のことながら、元旦に、酔っ払って寝込むまでのロングラン。
ありがたいですが、本当に長いなぁ・・・・。
おまけに、今日は、ありがたいことに新年会のご案内も、多く頂戴して、この1ヶ月は、連日、宴会?多くの方にお会いできるのは、本当に嬉しいのですが、既に戦意喪失気味。
太り過ぎで体調悪い感じ・・。来年こそは、痩せよう!!
6時からの会合に、既に遅刻!!今日はこれにて失礼致します。
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2003年12月16日(水)【国際貢献推進条例について】
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今朝あるお宅で、鯉を見せて頂きました。リビングのガラス床の下に、錦鯉が見えるというものですが、なんでも、水温が、十何度以下になると餌をやるもんではない、冬にお腹がパンパンになったら、春になったら死んでしまうとのこと。
OH!!MY仏陀!!
我が家の金魚は、餌やりまくり。私も、忘年会で食いまくり・・。
さて、私が、この定例会の一般質問で取上げた国際貢献推進条例について、大きく議論が起きています。
象徴的に、AMDA支援条例のようであり、岡山で活動しているNGO全般の支援になっていないのではないかと、NGOサイドから疑問の声が上がり、私も、調整に入っています。
もちろん、誰も、AMDAに対して、どうのこうの言っているわけではありません。どうせ作るなら、もっともっとNGOを広く認識して欲しい、という話です。
要するに、今必要なのことは、県内で、活動するより多くのNGOの声を聞くこと。少なくとも、このままの形で、2月定例会に上程することには、私自身大きな疑問があります。
NGOサミットの予算は、死守するとともに、全てのNGOが、思いを共有できる条例にする必要があると思います。
ちなみに、パブリックコメントの募集は、12月24日までです。ttp://www.pref.okayama.jp/kikaku/kokusai/p-com/icj-pctop.htm
特に、今議会の答弁が曖昧だったことが、混乱に拍車をかけているように思います。その答弁は下記の通り。
5 NGOについて 答弁者 (企振)[ 知 事 ]
(1)国際貢献推進条例制定の理由
本年3月、「岡山発の国際貢献を考える会」から、国際貢献に関する条例の制定について提言を受け検討を進めてきたものである。
条例の目的は、県民との協働で国際貢献活動を推進し、もって夢づくりプランの中で謳っている「国際貢献先進県おかやま」の実現を図ろうとするもので、県民に具体的な義務を課すものではなく、国際貢献に関する気運を醸成し、県民・NGO等との協働により、国際貢献活動を推進しようとするものである。
現在、条例案の骨子についてパブリック・コメントを実施中であり、今後、条文化に当たっては、県議会をはじめNGO等広く県民の皆様のご意見をお聞きしながら、成案を作成してまいりたい。
←行政主導のNGOに関わる条例ではないか。そもそも、素案を
作る段階で、広くNGOの声を聞くべきではないか。「岡山発の
国際貢献を考える会」は、そもそも私的な諮問機関であり、岡
山のNGOの全てを代表しているとは言えないのではないか。
「国際貢献先進県」の称号が欲しいのは、理解しますし、それを
誇りにも思いますが、それは、多くのNGOが、百花繚乱に活躍
していることが大前提であり、そういう土壌作り、それに役立つ
条例が必要だと思います。
個人的には、「貢献」という言葉を行政が使うこと自体が、嫌で
す。本来は、自然発露的な感情に基づくものですから。
(2)NGOとの連携
「国際貢献を考える会」においては、明石元国連事務次長など有識者に加え、複数の県内のNGO関係者にも委員として御審議頂いており、また、条例案の骨子については、お話の約110のNGOが構成する連絡協議会の総会の場において「説明を行った」ところである。
また、NGOに共通する御指摘の諸課題の重要性は、県としても十分認識しており、人材の育成やNGO活動の支援についても条例に位置付けたいと考えている。
今後とも、人材育成はもとより、岡山国際交流センター内にNGOの活動拠点を整備するとともに、「国際貢献トピア岡山構想を推進する会」などNGO諸団体との連携を図ってまいりたい。
←説明を行うのではなく、協議が必要ではないでしょうか。
(3)岡山県国際交流協会の寄付行為
寄附行為の変更の必要性については、同協会において判断されるべきもの。
(4)国際貢献活動
この度の条例制定の趣旨は、本県の特性を生かしながら、外交など国家レベルの活動とは異なる、人道的視点に立った地域や個人レベルの国際貢献活動を推進し、ひいては、県民生活の質的向上と地域社会の活力向上を目指そうとするものであり、提案に当たっては、時期・内容等も慎重に検討し、県民の皆様の御理解を得られる条例案にしたいと考えている。
←自衛隊イラク派遣の時期と重なる可能性がある中で、個人的
には、NGOのスタンスも様々。
時期も再検討すべきだと考えます。
いずれにしましても、作るなら、世界一のNGO支援条例にすべく、NGO関係者の方々と連絡を密にし、この問題にあたって参ります。
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2003年12月18日(木)【森林保全税通過】
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本日12月定例会が閉会いたしました。
お馴染みの立ったり座ったりの儀式ですが、今議会は、特に思うところがありました。
妻は下品だと言うのですが、私は、個人的に好きな「ワンナイ」のゴリエ風にいえば、「悲しみ〜!!」ということが幾つかありました。ペコリ。
【森林保全税通過】
今朝、岡山市水道局より、「水源かん養税反対運動の協力に対するお礼について」という公文書が、議員控え室の机の上に、置かれていました。確かに、この夏に大きな動きはありましたが、非常に遺憾な公文書です。
水道課税方式から県民税均等割超過課税方式に変更され、水道事業者にとって良かったという趣旨。
当初、水道使用者のみに課税し、水道事業者を特別徴収義務者することの税負担の公平性確保と徴税コストに問題があるということで、岡山市水道局側が反対していました。
私は、当初、この課税の仕方にも問題があるとしましたが、森林保全税が課税されること自体が、良いことだと思っていません。
水道課税方式でなくなったから良かったです、などという話でも、市サイドからすれば、県の横暴が通らなくて良かったです、というような話でも、ありません。
議第111号「森林の保全に係る県民税の特例に関する条例」は、民主党、共産党が、時期を問題にして反対しましたが、自民党、公明党の圧倒的多数で、通過致しました。なぜ、時期だけが問題なのか、理解しかねます。
私は、当初、消しゴムを拾うことになっていましたが、起立いたしました。どうあれ党議拘束がかかり、通ってしまうのなら、森林保全条例で縛りをかける、という条件で、立ちました。
4月1日から、皆様は、500円の増税になります。本当に申し訳ありません。
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【内尾センター廃止追認?】
建設関係予算確保を求める陳情に、関係があるとして、身内2人で除斥するなど、全国に例がないと思います。
それよりも何よりも、第三次行財政改革大綱岡山県立内尾センターの廃止に関して、存続要望の陳情に、「不採択」という答えしかなかったのか、本当に残念で、申し訳なく思います。
特に、「家族会の声」を私も頂いておりますから、なおさらに。
精神障害に関して、県立病院が新築されても、内尾のような青空は、広がってはいないでしょう。
昨日の国際貢献推進条例もそうですが、関係者の声を聞く前に、廃止という方向を打ち出してしまった行政に、追認を与えるようで、本当に忸怩たる思いがあります。
委員長の報告では、異例なことに、「利用者の不安解消に努めることを第一義として考え、利用者や家族の皆さんの意見を十分聞きながら進めること、また、利用者にセンターが有している機能が残される措置を講ずることを強く要望するものであります」と、付言されました。
行革の中でも、効率だけでは測ることができないから、行政がやらなくてはいけないことが確かにあるように思います。
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【自衛隊イラク派遣と教育基本法改正】
民主党による議員発議「国連中心の平和的な復興支援体制が整うまでは、イラクに自衛隊を派遣しないことを求める意見書案」は、自民、共産、公明各党の反対で、不採択。
共産党は、そもそも自衛隊派遣自体が反対ですので、反対ということです。それにしても、「国連中心の平和的な復興支援体制が整えば、派遣すべきだ」という括りは、ちょっと不思議で、自民党内部にも同様の意見は多いでしょう。
私の個人的見解は、少なくとも、今議会の我が党の代表質問のように、「ひるむことなく行け」という論調には、なりえません。
一方で、なぜかこの時期、教育基本法の早期改正を求める意見書案が、自民党単独で、通りました。
大体、岡山の場合は、年に1本は、こういった雰囲気の意見書が提出されます。全国的にも、非常にある意味、保守的なこうした動きが速い傾向があります。
今回は、自民党、共産党、民主党による「討論」になりましたが、我が党のそれは、非常に格式の高いものでした。
共産党からは、イラク派遣と絡めて批判がありましたが、今回は、「愛国心」という言葉が、一人歩きする状況とは、また違うと思います。
憲法と教育基本法は、ある意味、表裏ですから、少なくとも、論憲同様、議論すべき時期には来ていると思います。
しかし、意見書提出のタイミング的には、どうなのかな、と、少し気になります。
【『今、日本の国益について考える』】
午後には、自民党青年部・局役員が、女性部が、幹部と懇談。ともかく若いもんにやらせてみよう、という雰囲気。
様々な意味で、チャンスだと考えています。
とりあえず、私は、第1回のシンポウム開催のプロジェクトリーダーとして、企画を幹部に説明させて頂き、予算を確保しました。
敢えて硬派な題材で、新しい自民党らしさ、青年らしさを打ち出して参りたいと考えています。そして大切なのは、自民党が動いているということをアピールすることです。
今のところ、決まっているのは、時間と場所だけです。
私が問いたいのは、「国益とは何か」です。
記
タイトル 未定
(副題『今、日本の国益について考える』)
日時 2004年3月21日(日) 午後2時から5時
場所 岡山県総合福祉会館1F大ホール(岡山市石関町)
内容 第1部 講演会
(要請中) 中谷 元 前防衛庁長官 (あくまで要請中)
第2部 シンポジウム
政府要人?
自衛隊OB?
大学教授?
大学生?
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2003年12月19日(金)【教育基本法の改正について】
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市内各地域で、小学生が不審者に声をかけられたり、襲われたりするような事件が多発する中、京都で再び、池田小の事件を思い出させる事件が起きました。
子ども達の心に、また大きな傷を作ってしまいました。
地域に向かって、学校を閉ざしてしまうこともできるのかもしれませんが、その方向が一概に正しいとも言えないと考えられ、しかし、ガードマンを雇うにも予算が要りますし、PTAや地域住民で守るにも限界もあるとも考えられ、しかし、社会構造上、この種の事件は、今後も減らないのではないか、とも考えられ・・・・・・北の国から状態ですが、大切なのは、あくまで子供の安全。そのためにも、ともかくは、まず地域がしっかりと手を繋がねばいけません。
しかし、地域コミュニティがしっかりしていることが、あるいは、なにがしかの排斥に繋がらないとも限らないとも思われ・・・・・
なかなか良い方策が見つからない状況です。
昨日の本会議で、教育基本法の早期改正を求める意見書が提出されたその内容について、お知らせ致します。
これは、岡山県議会として、内閣総理大臣、文部科学大臣、衆議院議長、参議院議長に宛てて提出されたものです。
法的拘束力というと微妙なものがあり、一説には、あまり目を通して頂けないのではないかとも言われています。
「現行の教育基本法は、終戦直後の昭和22年、占領下のもと現行憲法とともに制定され、個人の尊厳、教育の機会均等、9年間の義務教育、平和的な国家・社会の形成者の育成を目指した。その結果として、国民教育の普及拡大や教育の量的拡大などの面では大きな成果を上げてきた。
しかしながら法制定から半世紀を経た現在、国際社会と我が国の社会は、大きな質的変貌を遂げ、同時に、今日まで日本の社会を支えた社会・経済システムは、ここに来て看過できない歪みを露呈している。例えば、教育の基本に係わる青少年の規範意識の無さ、公徳心、公共心、愛国心、郷土愛、家族愛、歴史・伝統の軽視、日本人としてのアイデンティティの欠落など、社会的存在であるべき人間としての大事なものが失われつつある。
今こそ、我が国の教育に関する基本的かつ抜本的な改革が求められており、そのための教育基本法改正問題は、今日の日本の最も重要な課題の一つである。
よって、国においては、歴史や伝統文化を尊重し、愛国心・郷土愛の涵養や国際的視野を有する有為な人材の育成などを目指す新教育基本法への早期改正をされるよう、強く要望する。
以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。」
私も、今後の議論の中で、一番内容を詰めたいし、公明党が、かねがね反対していたのは、「愛国心」という言葉です。逆に、今回、自民党が入れたかったのも、この言葉です。
ただ、偏狭なナショナリズムとして使っているのは、ごく僅かのようにも思います。
愛するに足る国か、という声もあれば、愛する国にするのが愛国心だという声もありますが、いずれにせよ、愛国心という言葉が出ると、JFKのような爽やかさというよりも、いきなり右翼と言われてしまうのも、悲劇ではあります。
少なくとも、基本法で謳うからには、自然な気持ちと言うのではなく、言葉自体の是非も含めて、内容は、はっきりしないといけません。
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2003年12月20日(土)【青議連の主張】
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森林保全税に反対していた自民党若手議員は、県北の森林関係者の間では、評判がよろしくないらしいです。森林保全の重要性ゆえに、対処療法的な課税に反対していたということですが、かなり大きな誤解に基づくこともあると思われ、いずれ、懇談の場が持てれば、と、切に願います。
どうあれ、選挙区外で、名前が認知されるのは、ありがたいことです。なかなか他選挙区の議員は、わかりませんから。
おりしも、県北には、大雪警報。高速道路も、北房以北は、チェーンも必要で、果たして、岡山市内の雨は、夜更け過ぎに、雪へと変わるだろう、か、どうか?今は、もう雨もやんでいます。
いわゆる県北は、雪に包まれています。
いずれにせよ、岡山県は、県北・県南で、県内で、気候風土も全く違うわけですが、西高東低だの南高北低だの言われながらも、トータルで、岡山県を考えていかなくてはいけません。
そのためにも、双方から、理解のためのある種の努力は要るのではないか、所詮、県南には分かるまいと思った時点で、一歩も前に進みません。
「こころ」には書いておりませんが、家族サービス等でも、私もかなり意識して、北に上がっています。時には、雪とも戦いながら・・・・。
本日は、夕刻から、岡大と岡山商大それぞれの運動部の納会に加えて忘年会2つに、X’mas家族例会に、途中西川緑道公園水上テラスの「アラ西川」を訪ね、各所1時間もいられない状態で経巡り、ある勉強会の二次会にお邪魔して、現在に至りました。
街中も、寒さに負けず、結構な人出です。
さて、自由民主党の跳ねっかえり集団である自由民主党全国青年議員連盟(会長は、西田昌司京都府議)、通称「青議連」は、この度、安倍幹事長に、面談して、「大義」を申し立ててきた模様です。
私は、青議連の政務調査会副会長という立場らしいのですが、その内容については、非常に良いのではないか、と思います。
その内容は、以下の通り。
@今回の総選挙につき連立を組んでいる公明党との選挙協力のあ
り方には、様々な意見がある。
例えば、自民党の公認候補者でありながら、選挙区は候補者、比
例は公明党にということを公然と言う、と行った事などは、自民党
の仲間の候補者に対する背信行為であり、党員に対しても、その
プライドを傷つけるものである。
来年に参議院議員通常選挙を控える中で、選挙についても、党と
しての大義を立て、党員が全力で選挙に打ち込めるようにして頂
きたい。
A自衛隊をイラクに派遣するときには、大義を立てて、国民に対して
きちんと説明をお願いしたい。
B自民党の5年後、10年後を見据え、その為の地方組織の活動へ
の大義名分を立てるようお願いしたい。
「大義」という言葉は、非常に大切です。
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2003年12月21日(日)【「総合」武道館について】
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私は、物心ついた頃から、と申しましょうか、小学校2年生から肥満児ですので、肌の上からも、自分のあばら骨とか、ましてや、腹筋というものを見たことがありません。あるんでしょうか?
あるいは、筋肉ではなく、油圧式で動いているのかもしれません。
昨日、商大の運動部の納会で、「バランスの取れた筋肉と美しい体で賞」を受賞した学生(もちろん男)の裸が、あまりに素晴らしいので、「2年後の納会では、どうあれ、私も裸になるぞ!!」と、思わず言ってしまいました。
「2年後」と「どうあれ」というのが、既に、かなり情けないものがあります。
死ぬまでに、一度で良いから、ケンシロウのように、腹筋を浮かせてみたいものです。
そんな油圧式なのに、地域の活動以外に、スポーツ関係の会、例えば、自転車競技、空手、ウエイトリフティング、柔道、相撲、硬式野球(ヤングリーグ)、ソフトテニスや、走る会などに、お邪魔させて頂くことが多くあります。
高校時代は、できない上にやる気もないということで、体育は、2でしたので、正直そういった会で、なにか申し上げるのが、本当に申し訳ないような気がしております。
その中で、今年になって、弓道連盟の方とお話する機会が多くなっています。弓道とは、意外な取り合わせですが。
先日の行政改革・国体等特別委員会の県外調査で、愛知県立武道館を選んだのも、実は、個人的には、県外の遠的、近的、12人立ちの道場を観たかったからです。
いわゆる講座として、弓道は、老若男女問わず、静かなブームで、高校の部活等含めて、競技人口は、年々増加しています。
しかし、道場ということになると、岡山市内で、最大は、浦安の総合体育館のそれで、アーチェリーとの供用。
総合グラウンド内に、県営弓道場がありますが、6人立ちで、非常に狭く、とても大会が開ける施設ではありません。
県内には、由緒正しき道場もありますが、いかんせん手狭であったり、玉野、倉敷、井原などには大きな道場があるのですが、交通の便に問題があったりと、岡山市内に、大規模道場を望む声が大きくなっています。
もちろん、現実問題、この財政状況で、体育館を新築している中、県営弓道場については、17年国体以降まで、たちまち大きくいじることはできませんし、弓道単独での道場新築は難しいのではないか、と思います。
おそらく、将来的には、現在の武道館の老朽化と相俟って、「総合」武道館といったものが、必要になってくるのではないでしょうか。
要するに、各階フロアが、武道別道場に分かれているビルといったイメージです。最近は全国にこういった型のものが増えています。
そのためにも、総合文化センターに関わって、各種文化団体が協議会を作っているように、武道団体の連絡協議会といったものの立ち上げも必要になってくるようにも思います。
もっとも、流派といったものが、なにがしかの障壁になる事も考えられないでもありませんが、大概の団体が、議員と何らかの関係を持っており、意外に議員の動きが重要になってくるように感じます。
とりあえず、まずは、17年国体ですが、将来的には、総合武道館建設については、議論が必要になって来ると思います。
なお、弓道も、かなり体が締まるそうです。
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2003年12月22日(月)【インフルエンザワクチン不足】
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巷間、インフルエンザの予防接種ワクチンの不足が言われています。西日本を中心に30都府県以上が、厚生労働省に、不足を訴えていますが、問い合わせますと、岡山県も、12月2日、12日と調査して、1万本のワクチンを国に追加要望しています。
厚労省は、ワクチンが一部の地域や医療機関に偏在していると見て、自治体間で融通するよう指示し、医薬品卸業者にも協力を要請しているとのことです。
しかし、この冬のワクチン供給量は、昨冬よりも、4割も多い約1480万本とのですが、すでに98%が、医療機関に納入されたとされ、卸業者の在庫は僅かしかないとされています。
ところで、インフルエンザワクチンは、予防接種法に基づいた一般的臨時接種として、小中学生に対して接種されていましたが、1987年からは保護者の意向により、希望者に接種する方式に変更になり、1994年の予防接種法改正により、任意接種のワクチンに変更になって、 接種人数は年々減少していました。
しかし、高齢者施設等におけるインフルエンザの流行、 さらにはインフルエンザによる高齢者死亡数の増加、 小児におけるインフルエンザ脳症の問題から、接種人数は、増加。
さらに、SARSの再度の流行も予想され、インフルエンザワクチンを打つ方が多くなり、不足となった模様です。
そもそも、このワクチンも、国の検討会で、過去のデータやアンケートによって、製造量も決めるものであり、すぐのすぐに生産できるものではありません。
おまけに、医療保険がきかない自由診療ですから、値段も、基本的に自由に設定できるため、ワクチンがあるところ、ないところ、あるいは、高いか安いか、については、病院の「企業努力」に負うところも大きいと言えると思います。
時代の趨勢ですから、致し方ない部分もあると思います。
どうあれ、こういう仕組みですから、もちろん、行政も、確保に努めていますが、ある意味で「賢い消費者」的な我々の自助努力が必要です。あくまで、任意なのですから。
すなわち、まずは、常日頃から信頼できるお医者さんにかかり、少なくとも12月に入って、慌ててインフルエンザワクチンの接種をしないよう、10月ぐらいには、済ませておくということは必要です。せめて予約はしておくべきでしょう。
当面、医学的に予防接種の必要性の高い65歳以上の高齢者の方が優先されますから、感染を予防することが重要です。
すなわち、なるべく人ごみを避け、帰宅時には、手洗いとうがいを必ず行い、休養を十分に取り、バランスよく栄養をとり、室内を快適な温度、湿度に保ち、外出時はマスクをし、単なるかぜと軽く考えずに、早めに医療機関を受診して治療を受けることが重要です(だそうです)。
しかし、妻子は接種していますが、私は、受けていませんから、自分で書きながら、いよいよ説得力がありません。
そうは言っても、まさに生命に関わることですから、市場原理に完全に任せて良いものではありません。オイルショックの時のトイレットペーパーとは、わけが違うのですから、安定供給が必要です。
少なくとも、都道府県が、しっかり情報を開示し、在庫調整についての指導も必要でしょうし、厚生労働省が、地域間での融通の調整はしなくてはいけないと思います。
来年もこの騒ぎなら、まさに政治は何をやっとんのか、という話になります。
それにしても、風邪のシーズン到来で、インフルエンザワクチンはどこにあるのでしょう?
落語の「千両みかん」ってことはないでしょうね・・・・・。
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2003年12月23日(火・祝・天皇誕生日)
【三木知事の夢・桃太郎少年合唱団】
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本日は、天皇誕生日。陛下におかれましては、古希を迎えられ誠におめでとうございます。益々ご健勝であられんことを心よりお祈り申し上げます。
国民の統合の象徴として、日本人のあるべき姿や、あるべき家庭を具現化されるという、まさに世界に誇るべき皇室であると思いますし、日本の歴史・伝統の連続性は、天皇家があるということで、より強固に守られるものです。
多くの日本人がそうでしょうが、年をとればとるほど、天皇がおられるということ、それ自体が尊く感じられます。
これは、きっと歴史の浅い後発国のアメリカにはない感覚です。
例えば、17年秋季おかやま国体の開会式は、天皇がお出ましになられるからこそ、威厳があり、緊張もするわけで、現職の内閣総理大臣が来られても、重みがまるで違うでしょう、きっと。
さて、本日は、「ワンナイ」のゴリエ風に言えば、「喜び〜」という日でした。
例年通り、「ボランティアサークルよっしゃ」のクリスマス会に、僅かだけお邪魔させて頂いたのですが、本当に喜んで頂ける。それがなんとも嬉しいことです。
浦安荘におられた頃から、Yさんは、福祉系の学生の憧れであったように思いますが、これだけの方は、なかなかおられません。
本当に素晴らしい方です。「よっしゃ」の皆さんには、京橋朝市で、会えると思います。
その後、今年から理事をさせて頂いている財団法人桃太郎少年合唱団の祝賀会。
特に、今年は、農業県から工業県岡山に飛躍させた、創設者である故三木行治元岡山県知事の生誕100年の記念の年であり、しかも、地域における画期的独創的な活動を通じ、地域社会の文化向上に貢献したことが認められ、「サントリー地域文化賞」も受賞されたということで、合唱団OBの方々が中心になって企画されたものです。
指導員の先生方や、OB、保護者の方々のご労苦には本当に頭が下がる思いです。
桃太郎少年合唱団は、先の岡山国体の開かれた昭和37年に、来日したウィーン少年合唱団に感動した当時の三木行治知事が、「青少年の健全育成と地域音楽文化向上に資する」ために創設されたもので、40年の歴史を誇ります。
私の小学生時代は、声がきれいなのはもちろん、学業優秀な者しか入られない桃太郎少年合唱団に入られるというのは、もうそれだけでたいへんなことで、H君は、一目も二目も置かれていました。
現在は、少年合唱団は、全国に約10団体しか残っていませんが、桃太郎少年合唱団は、ウィーン少年合唱団やドイツのレーゲンスブルグ大聖堂少年合唱団とも共演、県内外の公的行事や各種イベントに参加しているのは、お馴染みだと思います。
私は、団OBの方に、中学、大学の先輩が多くいらっしゃり、なにより、棚田理事長・団長が中学3年時の学級の副担任であられたことから関わりを持たせて頂き、時々、練習場のある生涯学習センターや演奏会にお邪魔させて頂いたりするのですが、故三木元知事縁の桃太郎合唱団は、岡山県の宝である、と思います。
本当に天使の歌声です。
そして今日、なんとまぁ、40年前、故三木元知事が着られたというサンタクロースの服装で、合唱団の子ども達に、クリスマスプレゼントを配るという栄誉を頂きました。
かぶりものが好きですので、こういうのは、そうでなくても嬉しいのですが・・。
三木行治元岡山県知事と言えば、「私なき献身」を貫き、昭和39年8月31日には、アジアのノーベル賞といわれるフィリピンのマグサイサイ賞を日本人として初めて受賞された岡山の偉人です。(受賞金に県民の浄財を加え、昭和40年に、岡山県三木記念賞及び同助成金交付制度が創設されました。)
そういう方の縁の服を着せて頂けるのは、桃太郎少年合唱団ならではですし、県議会議員としても、非常に名誉なことでした。
三木元知事は、私が生まれて1ヶ月半後、昭和39年9月に亡くなっておられるので、もちろん、お会いしたことはありませんが、ありがたいご縁だなぁ、としみじみ感謝です。
ずんぐりむっくりの体型をされておられたので、私にも、サンタの服はぴっちり入りました。私は、体型と、着た切り雀と、岡山の土産は「大手饅頭」と、清貧は、見習えても、きっと偉大な業績の足元にも及ばないことでしょう。
「良い人は死なない」・・・人間は死なないんだなぁ・・・・。
先人達の汗、こうした歴史や伝統の上に、人の世は繋がって行くのですね。だから、我々も繋げていかないといけません。
ともあれ、桃太郎少年合唱団については、資金、練習場の確保に加えて、団員の確保という大きな課題があります。
様々な音楽関係の団体同様、また、一緒に、やはり、行政の支援も必要です。
そして、何より、前の岡山国体縁の合唱団の晴れ舞台が、17年おかやま国体でないとしたら、故三木元知事に申し訳が立ちません。どこかで、大きくスポットライトが当たらないといけません。
そう言えば、3歳の我が子ですが、こいつは、歌うでしょうか。桃太郎合唱団に入れれば良いなぁ、とも思うのですが、問題はセンスです。時折、妙な歌を口ずさんでいますが・・・・。
白状しなくてはいけないのは、父ちゃんは、実は、半年だけですが、あの天下の早稲田大学グリークラブに属していたことがあります。有名なグリーやん!
いわゆる男声合唱団にいたのです。バリトンです。
しかし、あの忘れようにも思い出せないという、北軽井沢の夏合宿以降、部から逃亡。
やはり、楽譜が読めない者が、音楽をやってはいけません。
そういや中学時代、音楽は、2だったなぁ、無理があったなぁ・・。
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2003年12月24日(水)【岡山の性風俗産業について】
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クリスマスには相応しくないテーマですが、関心の高い方もおられると思われますので、連日の配信をお許し下さい。
なお、3月21日の第1回自民党岡山県連青年部・局主催セミナーの基調講演の講師に、中谷元前防衛庁長官が内定いたしました。
昨今、岡山の夜の街では、通称「尺八通り」という名の通りまで生まれ、俗に夜の街がえげつなくないのを教育県と言うわけですが、教育県岡山はどこへやら、一部では、何か退廃したムードすら漂っています。
男性諸氏の中には、まだまだ高松や福山や神戸には敵わない。ゾーニングをして歓楽街を整備することが、観光客も呼び込むことにも繋がり、街づくりとして必要なのではないか、という声も多くあるのも事実です。
とりわけ、私のまわりにも好んでいわゆる風俗店に行かれる方も多く、今時、男の甲斐性のように感じている輩もいないではありません。
一方で、ある女性は、男女共同参画社会を謳いながら、一方で、ある女性は、男性の肉体的欲求のはけ口に、自らを落とし込むことを厭わない、あるいは、様々な事情で、そうせざるを得ない実態があります。
そして、その背景に、「かたぎ」とも言えない勢力があることを誰もが分かっています。
不景気の波は、ある意味健全な大人の夜の社交場をいかがわしい風俗店に変えてしまいます。
時代がどうあれ、ニーズがあるのですから、商売として成り立つわけで、「必要悪」であるという意味では、「政治屋」同様、ある程度は要るのかもしれない、とすら思えます。
ただ、どうあれ、野放図に広がっていくことは、防がなくてはいけません。
あれだけ清楚な街が、ここ10年で、えげつない、なにより恐い街に変わって行く様は、中心市街地の人間としては耐えられません。
それにしても・・・・・・・警察は何をしているのか?です。
端的には、いわゆる「抜き屋」(何のことかわからない方は、わからないままにしておいて下さい。)が、なんであんなに増えるのか、あれは、合法なのか、です。
結論から言えば、岡山県内に、合法的に存在しているのは、それは、どことは言いませんが、1軒だけです。
ちなみに、その根拠条文は、新風営法で言う「性風俗関連特殊営業」のうち「店舗型性風俗特殊営業」の2号「個室マッサージ」です。これは、「届け出」で営業できます。
しかし、実際は、28条にある禁止区域を県条例で定めており、岡山県では、条例施行前にできた1軒を除いて、営業は、禁止されています。
ですから、本来は、個室マッサージ、その名称が、ファッションなにがしであれ、そんなにある訳がないのです。
ところで、この条文の情けないところは、「無店舗型性風俗特殊営業」は、届け出で営業できることです。
すなわち、派遣ヘルス、デリバリーなにがしは、違法ではありません。つまり、「同じ事」をしても、店舗があれば違法、出張すれば適法という、非常によろしくないことになっています。
ピンクビラを剥がしても、スポーツ新聞等に堂々と広告が出ているのは、そういった事情です。
さて、では、今ある「抜き屋」はいったいなんなのか?
これは、実は、新風営法の言う「風俗営業」の2号「バー」による許可です。「客の接待をして、客に遊興させ、飲食をさせる営業」です。
「許可」ですから、警察の外郭団体の防犯協会が、現地調査をし、「バー」として許可されてはいるはずです。
ですから、おそらく適法に建っています。
その「バー」が、要するに、「過剰サービス」をして下さっているわけです。こういう「サービス」をありがたがる人はおりこそすれ、怒る人も、そうそういないと思われ、これでは、なかなか実態は掴めません。
とすれば、何を違法に取り締まるのか。
あるとすれば、第9条の「構造及び設備の変更等」の違反です。変更には、公安委員会の承認が必要ですが、つまり、「バー」なのに、ベニヤ板で囲って個室があるとか、シャワーがあるとか・・・(えらい詳しいなぁ・・・。断っておきますが、私は、こういう店に行った事はありません。)、そういう構造上の違反で、一応取り締まれます。
しかし、多分・・・・イタチごっこでしょう。
浄化作戦と称して警察が検挙できるとすれば、「サービス」現場なら、禁止区域内での違反ですが、構造上の違反取締が一般的です。ただ、このあたり営業の自由との相克になります。
だいたい歓楽街に、警察が、いつもいるのを市民が喜ぶかどうか。むしろ、警察の方がからまれて仕事にならないかも。
また、例えば、一斉に警察が歓楽街に入るにしても、大掛かりな動きは、事前に察知されますし、店のシャッターを閉められたら、捜査令状でもなければ、こじ開けることはできません。
ですから、2号営業に関する今年1月から12月中旬までの検挙は、営業停止・禁止などの行政処分が、5業者8店舗。指示処分が、24店舗に過ぎず、代表者や店名が変わり、営業が行われているのは、想像に難くありません。
しかし、これは、警察力の限界であるのでしょう。
ちなみに、岡山県迷惑防止条例違反で、客引きを逮捕しようと思えば、100mつけ回すとか、道を塞ぐとかした場合に限られ、夜中に、「お兄さん、良い子がいるよ。」と、声をかけるぐらいのことは、ただの営業努力であり、違反ではありません。
要するに、地域が監視して、まずは、こういった物を作らせないことが重要です。構造上の違反が分かれば、警察に通報することも重要です。
そして、できてしまえば、営業妨害と言われても、客に行かせないようにする方法を模索すること。
考えられるのは、この手段かもしれません。
「・・・・・・あなた、恥ずかしくありませんか?」と。
ただ、周囲を見ていて、それを恥ずかしいと思うようなデリカシーのある人は、端から行かないような気がします・・・・・・。
それでも、これしか手がないのかも。
しかし、それでも、利用者は、己のスケベ心を自制する努力が必要です。いかに、自分が助平なことで、自分だけの快楽の追及が地域住民に、迷惑をかけているのか、自分の住む地域にあっても、堂々とあんたは、行けるのか、ある程度の恥は知らないといけません。
だいたいが、客がいるから、営業ができるのですから、店の側にしてみれば、この不景気に、生き残りをかけて、お客さんに喜ばれる商売をして、ある意味立派じゃないか、この娘も、ある意味けなげじゃないか、と言われたら、あまり返す言葉がありません。
しかし、それでは、世の中、みんな立派な人です。
少なくとも、どこかで循環を断たなくてはいけません。己一人が助平でも良いだろう、その気持ちが、暴力団の暗躍に繋がり、時には、一人の女性の未来を奪うことにもなりかねません。
まわりまわって、誰かを傷つけることになるよ、あるいは、自分自身を傷つけることになる、そういう自覚は持って頂きたいものです。
ある意味、「にんげんだもの」を越えて、ストイックでないと、この連鎖は切れないのです。
我々の欲望の様が、まさに街に投影されていることを我々皆が恥じるべきではないでしょうか。
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2003年12月25日(木)【年末ご挨拶】
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年末ご挨拶回りを兼ねてというと、いささか失礼になりますが、本日は、終日、加藤参議院議員夫人と挨拶まわり。
途中、連合婦人会の青空市に立ち寄ったりしながらの道中は、実は、とても楽しくございました。
また、本当に多くの方とお話をすることができ、今の政治に対する雰囲気というのも体感できました。非常に厳しいものがあり。北風が身に染みます。
それにしても、今日は、地元地域だったために、妻も帯同いたしましたが、選挙になれば、一番たいへんなのが、候補者本人よりも、候補者夫人。
家族の支えなくしては、選挙は戦えません。いわば影働きが、勝負を決します。その姿には、本当に頭が下がります。
来年夏の参議院選挙。定数は、1です。
勝負は始まっています。本当に激しい選挙戦が予想されます。
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2003年12月26日(金)【仕事納め?】
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本日は、官公庁は仕事納めということで、破竹の9連休に入ります。民間企業で、文字どおりの9連休というところは、そうそうないと思いますが、私は、仕事も何もない一日というのが想像できないため、かえって、休日は、いろいろとかえってたいへんではないかと、心配するような次第です。
ところで、市町村合併の動きも、逆算すれば、本来今年が大詰めで、新年早々には、はっきりと方向が見えるはずでしたが、なにかここに来て、綻びが出始め、各地で合併協議会が崩れるような状況が起きています。
総論は賛成でも、役所をどこに置くかといった各論、具体論で、頓挫してしまうようです。
本来なら、この11月定例県議会で、合併承認の議決が出ていてもおかしくない時期なのです。
明日には、岡山市の自民党国会議員、県議会議員と市執行部の岡山市政懇談会が行われますが、特に、岡山市の政令指定都市化については、その後、市サイドから、報告等もなく、ある方向づけがなされようとしているのかな、という認識を私は、持っています。
ここに来て、なにか不思議なムードも出始めていますが、どういった展望を市サイドが、お持ちなのか、じっくりと伺えればと思います。
17年には、静岡市が、政令市としてスタートしますが、総務大臣も代わられ、予定ならば、17年合併後に、玉野市長選挙があるという状況ですが、各地で、住民投票も起きていることもあり、さて、法定協議会に進めるタイミングとして、どうかな。ここで、対等合併でも良いとするなら、やや性急に過ぎないかな。
なにより、市民のムードはどうかな、問題として、意識されているかな、等々。
まだ、かなり議論が必要なように思います。
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2003年12月27日(土)【岡山市政懇談会】
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さきほどまで、久々に気が置けない高校の同級生も参加してくれて、内々の忘年会の二次会でカラオケを楽しんでおりました。「おめぇーのぉ」と、岡山弁丸出しで喋ったのは、久しぶりの気がします。やっぱええなぁ・・。
明日の昼と夜の忘年会で、忘年会も終わり、年末夜警に。
いよいよ年の瀬も押し迫りました。
本日は、自由民主党第一選挙区支部および第二選挙区支部主催の岡山市政懇談会。
仕事納めの翌日ですが、毎年恒例になった市長はじめ市の執行部の方との意見交換会は、本当に勉強になり、ありがたい限りです。
数年前までは、ともかく岡山市選出の大御所の県議会議員の中の最若手議員で、質問のマイクをとることすら、遠慮がちでしたが、さすがに、5年目ともなれば、かなりずうずうしく発言させて頂きました。
自分の中では、この会は、ある種のバロメーターと考えています。一年また一年、県議会議員として、この会で、己の発言に重みが増すことが成長の印であり、例えば、5年後を想定した時に、40代前半であっても、中枢としての発言ができなければ、愛する岡山市、岡山県のために、己の責任を果たしていないことになるのではないか、とすら思います。
岡山市も、12月で、人口63万8000人。来年中には、64万人の大台に乗るぐらい人口の社会増も増えていますが、求人率1.34と、全国的には、決して低くないものの、平均給与所得は、下がっているそうです。
その中で、特に気になった話は、生活保護需給者の急増です。もちろん、憲法25条に認められた社会権として、当然の権利ではありますが、それにしても、今回の11月岡山市議会でも、補正予算の9割が、いわゆる扶助費。
年金負担の増加の一方で、生活保護の高止まりは、重い財政負担になっています。岡山市は、歳出総額1936.5億円のうち、320億円以上が、扶助費です。
とりわけ、岡山市の生活保護受給率は、1000分の14で、日本平均の1000分の10を大きく越えています。ちなみに、大阪市は、1000分の36で、社民党の支持率を越えて政党ができるほどの笑えない状況になっているそうです。
国が、1兆円の補助金を切っても、生活保護に係る補助金は、500億円増えているような状況ですが、市民の100人に1人以上に、現状の生活保護を支給すること自体に、今後無理が生じてくるようです。
ある意味、条件の良い所で、生活保護の支給を受けるということで、岡山市への流入もあると考えられ、かなり深刻な問題になっています。
乳幼児の医療費公費負担の対象年齢引き上げについては、最重点課題ですが、「財政力に応じた応分の負担を」というのが、悲しいかな現段階の県の公式見解。
私が、非常に気になったのは、公共交通体系の整備についてです。
特に、パークアンドバスライドという、ある意味ソフト的な面もさることながら、JR岡山駅西口の整備は、基本的に市が行うものですから、西口市街地再開発と相俟って、その方向が気になるところ。
私の最大の関心は、実は、路面電車の駅前乗り入れと、JR吉備線のLRT化の問題です。これらは、中環状道路整備を含めて、県の施策にも大きく影響します。
市当局は、JR岡山駅東口・西口のバスターミナルの整備、特に、西口については、西、北の方向別のバスターミナルを整備したいということですが、10年、20年という視野では、JR吉備線のみならず、あるいは、JR津山線まで含めて、LRT化を検討して行く方向になるのではないか、という見解でした。
5分、10分おきに、岡山駅に、LRTが入って来るとなれば、自家用車から公共交通へのシフト、交通渋滞の緩和にも繋がると思います。
もちろん、国、県、市、なによりも、JRの考えが合致して初めて動いていくことですから、性急に事を進めることは、得策ではないにしても、夢というよりも、目標として、私も、県サイドに、要望していきたいと考えています。
なお、政令指定都市化、中央南小学校(跡)地については、私自身は、時期不適切と考え、敢えてあまり発言いたしませんでしたが、県議サイドも、少なくとも、政令指定都市化をめぐる過去の県議会での議論の経緯について、十分勉強した方が良いのではないか、と思いました。
ある種の議論の継続性への意識がないと、ゼロからの説明が必要になります。
おそらく、県サイドからは、「推移を見守る」という以外、今の段階では、残念ながら言えないと思います。
少なくとも、個人的には、それよりもなによりも、双方の市議会の方が、結局まとまらないのではないか、と、危惧しています。
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2003年12月28日(日)【イラン南東部大地震】
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いよいよ今日から岡山市消防団年末夜警。来年の出初め式には、女性団員が登場します。
ちなみに、夜警では、男性の調理、食器洗いは当たり前。
さて、イラン南東部ケルマン州バム付近で、12月26日(金)午前5時半頃(日本時間同日午前11時頃)発生した地震により、死者は、既に5000人を超え、数万人に達するだろうと言われています。
非常に地震の多い国ではありますが、今回のものは、特に被害甚大で、国家的な大ダメージ。
イラクよりも、まずは、イランへの自衛隊が、あるいは、国際救助隊に加わって派遣ができればどれほど良いか。赤十字社でなく、赤新月社が入る国ですから、欧米諸国よりも、日本の人支援の方が、かえって良いかもしれません。
悪の枢軸国よばわりするアメリカにはできない支援を日本が、国際社会を前に、堂々と展開できれば良いのですが。
イラクに行けて、イランに行けないというのも・・・。
既に、AMDA医療救援チームは、今夜テヘランへ向け出発予定。日本からの派遣者は、3名。緊急募金 郵便振替 口座番号 01250-2-40709
口座名 AMDA 通信欄に「イラン大地震」とご明記下さい。ttp://www.amda.or.jp/cgi-bin/users/browse.cgi
思い出すのは、97年5月のイラン東部地震緊急救援でのイラン出張。M7.1、死者約1500人の大地震でした。
あれは、月曜日のお昼でした。逢沢当時外務委員長の運転手で、AMDA本部に、ご挨拶に同行させて頂いた際、思わず、私が、「イランたいへんですよね」と言ったとたん、「あ、そうだ、佐藤君、行かせましょう。」という、菅波代表と森暢子先生の暖かいご推薦に、代議士の即断で、イラン「出張」。
その夜、夜行で、上京し、翌日の朝には、イラン大使館にいました。
それにしても思い出したくない、不安だらけのイランの道中でした。極めて異例のことですが、当時の外務委員長の秘書も調整員で入るということで、NGO活動ではありますが、正式な国交とも言えないのですが「日本大使館」の全面的なバックアップもあり、えっちらおっちら砂漠の中を行くのも、生き死にではありませんでした。
ただ、イランの片田舎で、一人で迷子になったときは、さすがに非常に厳しいものがありました。
詳細は書きません。良い経験になりましたが、私は、様々な意味で、国外の緊急救援活動は、2度と行きたくありません。というか、私には、行けないでしょう。
逆に、派遣員の方々には、つくづく頭が下がります。
ところで、「国際貢献先進県」岡山県の対応ですが、AMDA等のNGOが、救援物資を送る希望があれば、それに応えて、タオルケットなど岡山空港の備蓄倉庫から、いつでも、運び出せる状況です。
ただ、一応物資の受付をしていないわけではないのですが、県が音頭をとって、救援物資を集めるということはありません。
募金以外は、現地の状況の報告を待ってからの方が、良いのかもしれません。たちまちどこかに届けるのは、得策ではないかもしれません。
しかし、こうなると、緊急救援を意識した国際貢献活動を行い、推進条例を制定しようとする岡山県の対応は注目に値します。と言っても、具体的に動かれるのは、組織というよりも、数名のまさに、人です。
年末のこの時期に、担当の方は、ある程度の出勤も必要ですし、ホームページで、AMDAや他NGOにリンクをはるなど、機動的な動きも要求されると思います。
地方行政が、国際貢献をボランティアでなく、仕事にすると、かくも厳しいことになりますが、タイミング的には厳しい時期ですが、ここでノウハウも、できると思います。
それにしても、鉄筋というものがない石と土の家が倒壊し、ひどい寒さの中で、苦しんでいる方が、明らかに何万人もおられます。風景が想像できるだけに辛いものがあります。
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2003年12月29日(月)【〆市】
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本日は、第一日曜日開催の京橋朝市の恒例の〆市。
いよいよ年も暮れです。
思い切り大遅刻で、家族でお邪魔し、いつもの美味なるうどんを頂戴し、閉店間際の大サービスの冷凍タラバガニの足と蜜柑を買って帰りました。
ぐっと冷え込む中、カニとミカンとは、おつでげす。
が、年末夜警めぐりも2日目。ただ、今日もまだ忘年会が・・。正確には、大晦日の昼間と夕刻に、ある町内会の忘年会が2つ。これじゃ、痩せるわけがないですら。
結局、年末年始で、行事が何もないのは、1月2日だけ。ある意味ありがたいことですが。
桃太郎少年合唱団の記念曲「今 始まる」を聴きながら。
『はばたき始める今 風は冷たいが 雲の中で手探りの今
たとえば 青い空の上 なにもかも わかってしまう時より
傷つきながら 明日目指し続ける 今 今・・・・・
きっと何かが今始まる・・・・・・』
来年は、今年よりも、もっともっと良い年でありますように!
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2003年12月30日(火)【岡山発イランへ!!】
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自衛隊機がイランに向かう中、明日、午前10時30分、「国際貢献先進県おかやま」らしい動きがあります。
岡山県の備蓄センターからイラン大震災緊急救援物資として、AMDAに目録等寄贈されます。
死者が、2万人を越えようかという状況で、おそらく、長期的な支援が必要になると思います。
年末大掃除の中、毛布、タオル等、今から救援物資の準備を!!
声がけに、必ず必要になる時が来るでしょう。
なお、以前、救援物資の積込みの時に、明らかに、半ば古着(下着を含む)等を「処分」しようという意図の方もおられました。ちょっと悲しかったですら。
どうか良識ある善意を!!
【女性消防団員】
今年の岡山市消防団年末夜警激励では、忘年会も重なり、思った半分もお邪魔できず、本当に時間のやりくりが、うまくいきませななんだ。
今夜は、地元深柢分団員として、夜警に当たります。
さて、夜警の話題はなんといっても、女性消防団員の誕生です。
実は、明後日、平成16年1月1日、33名の女性消防団員が正式に採用になります。
来春からですから、私もまだ、実物を見ていません。
平成10年の「岡山市消防団活性化推進委員会」が、女性消防団員の採用を検討する「岡山市消防団活性化計画」を策定。
「岡山市消防団活性化推進委員会」で、検討を重ね、この夏、「(各分団ではなく、)団本部付けで、広報活動が中心の女性消防団員の採用が決まりました。
方面隊長及び分団長の推薦で、市内の4地区毎に10名程度、来年は、とりあえず33名の採用です。
来春1月5日(月)に、入団式があり、1月11日(日)の消防出初式において、市民にお披露目される予定です。
特に、分団長、副分団長のような女性消防団員の制服で、オーダーメイドで、カバンまでつくということで、ちょいと客室乗務員のようで、話題を呼びそうです。ttp://www.city.okayama.okayama.jp/shoubou/soumu/dan/f-dan/seifuku.htm
私のように、制服が年々きつくなるのも問題ですが、男女共同参画社会が言われる中、制服だけ見れば、婦人防火クラブと比べると多少思い切っているかもしれません。
ただ、消防団の大きな仕事には、火災予防運動があるわけですから、話題になるということだけでも、大きな啓蒙効果がありますし、非常に良いことだと思います。
いずれ、何kgでも持って、操法をやりますという方も出てくるのでしょう。
ただ、男性ばかりの夜警の中に入るのは、当面、お互いしんどいかもしれません。
なにか、消防団は、落語の「禁酒番屋」ではあるまいし、飲んでいる、というような、かなり間違ったイメージを持たれている方がおられますが、地域を地域住民自らが守るという消防団活動、あるいは、心意気への理解が進むとも思います。
出初め式が、かなり楽しみです。
火の用心〜
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2003年12月31日(水)【一年間本当にありがとうございました。】
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大晦日とは言いますが、内緒ですが、今日は水曜日です。
ふと、そうか、今日は水曜日かぁ、いよいよ曜日がわからんがな、と、感動しました。順調に行けば、明日の元旦は、全国的に、木曜日でしょう。
今日も、このあと、忘年会に一つお邪魔して、お火炊き。
今年一年間、本当に皆様にお世話になりまして、誠にありがとうございました。一年間のご愛顧を心から感謝御礼申し上げます。
おかげさまで、皆様のお力で、二回目の選挙を経て、痩せることもなく、県政報告のような、日記のような、ともあれ338回の「こころ」の配信を行わせて頂きました。ただ、昨年が、352回ですから、選挙期間中を除いても、私の中では、サボってしまいました。
それにしても、年明け早々に、岡山市の政令指定都市化をめぐる問題、あるいは、中央南小学校(跡)地問題が、大きく圧し掛かってくること必至で、その対応に頭を悩ますことになるでしょう。
不惑の年も、波乱のスタートになるということを、ここ数日間で、体感しております。
激動の年を岡山県政の更なる発展のため、全力を尽くしてまいります。
どうか引き続きのご指導・ご鞭撻を賜わりますよう、心より、お願い申し上げます。
一年間本当にありがとうございました。
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