2003年10月1日(水)【自民党県連青年部・局講演会のお知らせ】
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 政局も、きちんとした政策論争になって総選挙になって行くのかどうか注目ですが、この度、自由民主党岡山県連合会青年部・青年局では、青年組織の活性化を図るため、合同会議と講演会を開催することになりました。

 当日は、千葉県9区から、37歳当選2回の水野賢一衆議院議員をお招きし、講演会・交流会を行います。
 同じ早稲田大学政治経済学部卒ということで、青年局次長である私は、水野代議士の送迎に当たります。

 当日は、必ずしも、自由民主党党員でなくても、ご出席可能ですので、ご希望の方がいらっしゃいましたら、是非ご一報下さいませ。特に、同窓の方は、奮ってご参加下さいませ。

          記

10月4日(土)

第1部 15:30〜16:10 合同会議
第2部 16:10〜16:50 青年局役員講演会(水野衆議院議員)
レセプション 17:00〜18:30 交流会於 岡山プラザホテル 4F 「鶴鳴の間」


 本日は、これより、今日・明日と、農林水産委員会の県内調査で、阿新・真庭・津山地域を回ります。

 ただし、今日どうしても、午後7時から外せない会があり、宿舎の真庭リバーサイドホテルには泊まらず、本日の調査終了後、市内に戻り、明朝9時までに、電車で戻り、再び合流という、勝手をします。
 JRは、朝6時前に出ないと、9時までに、落合にはつきません。
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2003年10月2日(木)【青春18きっぷの頃】
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 昨日・本日と農林水産委員会で、阿新や真庭、津山地区について、県内調査。特に、県北の農家を訪ねたりで、おそらく、5年目で、一番生活に根差した形で、県内を経巡ったと思います。しかし、どこもかしこも、ピオーネで、大丈夫なのかな、という気もしました。

 また、県内の各地域の地域風土や自然の違いというものが、非常にリアルに感じられもしました。それで、相対的に、県都岡山市のことについて、考えられます。

 それでも、9つの振興局管内を全て廻れたわけではありません。なかなかに岡山県は広いです。



 ところで、青春18きっぷの愛好家なら誰しも、とことこいく旅に、個人的なイメージソングがあると思いますが、私の場合は、工藤静香の「夜明けに見送られて」。
 電車に乗ると、この曲が、頭の中で、枕木に、共鳴します。今朝は、まさに「時計の針、重なる頃」列車に乗りました。

 委員会調査で泊まらずに、帰岡するがために、30日の夜中に、落合から津山線経由で岡山に、今朝は、伯備線経由で落合に、さらに、一大事があり、午後に、急遽、津山から津山線で、戻るという、大回遊。

 無人の駅で、蛍光燈のクモの巣や、オリオン座を眺めたり、鈍行の乗り降りは、久方ぶりの青春18きっぷのようでした。


 自慢ではありませんが、学生時代に、青春18きっぷで、日本中行きましたが、鈍行列車の良さは、地の人が地の言葉で話すのが聞こえること。高校生の話は、郡部ほど、おもしろいものがあります。
 まさに、青春18っつー感じです。

 特に、今朝は、新見から、勝山高校、久世高校、落合高校の生徒達に囲まれながら、山間の路を行きましたが、やはりおもしろい。それでも、彼らの青春の舞台と私のそれは、善し悪しではなく、随分違うなぁと、つくづく思います。


 おりしも、新見市では、中学校の統合に反対するPTAの動きがありますが、本当は、いったいどこに生まれたら人間は幸せなのか、なんで、自分が、今の時代に、岡山に生まれたのかな、と思います。

 そして今の私は、県北の未来に対しても、大きな責任を負っていることを痛感します。
 学生時代の青春18きっぷの頃とは、そこが決定的に違います。


『たのみつる年の若さを数へみて指を見つめて旅がいやになりき』なぞと、かの石川啄木は、詠みましたが、まんざらでもないです。
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2003年10月3日(金)【福祉の村】
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 久方に、堅い内容になります。

 本日は、生活環境保健福祉委員会の県内調査に一部合流。
 岡山市平田の「岡山県立おかやま福祉の郷」と「岡山県南部健康づくりセンター」を調査。さらに、個人で、隣接の岡山西養護学校を訪ねました。

 まず、結論を先に言えば、福祉の郷が、保健福祉部障害福祉課、健康づくりセンターが、保健福祉部健康対策課、さらに、西養護学校が、教育委員会と、行政の縦割りの所管の中で、それを越えた福祉ゾーンを作って行くべきである、と思います。


 敢えて言えば、この御南地域は、これから、ますます「化ける」こと必至です。
 言うまでもなく、外環状が通り、操車場跡地・岡山ドームには、JR新駅もでき、西部の新拠点化が進みます。

 あるいは、卸センター等も、様々な展開を見せていくとすれば、なにしろ、若い人が多い地域だけに、彼らが、本気で地域に根を張れば、これから急速に伸びることが約束されています。
 いくらでも、未来の街が描けるという点では、既存の中心市街地より、ある意味、先が読めれると思います。

 その時に、福祉や健康というのが、街づくりの基本コンセプトになりうる地域なのです。それだけ、関連施設が寄っています。


 そして、平成17年には、南方の国立病院跡地に、総合福祉ボランンティアNPO会館(仮称)ができますが、その中に、現在、福祉の郷の敷地内にある「児童相談所」と「女性相談所」(これも、子育て支援課、男女共同参画課と所管が分かれますが)。が、移転します。
 つまり、プールまで含めた全施設が、完全に民間委託されることになるわけです。

 この時期までに、全体の街づくりの方向を示さないといけません。ある意味、官民一体となって、全て組み込んだ動きでないといけません。



 旧岡山県総合社会福祉センターについては、「こころ」の中で、何度も取上げてきましたが、この4月から、施設部門を社会福祉法人旭川荘に委託しています。
 そして、名称を「岡山県立おかやま福祉の郷」と変えました。

 個人的には、チボリ公園の「再建」手法に非常に近しいように感じています。

 昨年度、私は、生活環境保健福祉委員会に所属していましたが、思えば、岡山県の作った民間委託先の要件に加えて、築30年になる老朽化した施設ごと引き受けられるのは、岡山県においては、旭川荘さんしかなかったようにも思います。

 いずれにせよ、措置費から支援費制度に変わる中で、原則として、措置に関わる2億円あまりの委託料と、県派遣の19人の人件費を除いては、独立採算の形を取り、正職員と臨時職員の割合を7:3にしたり、様々な民間のノウハウを活用して、県運営時の半分のコストに抑えているということです。
 「民間は、入って来る以上に使わない」のです。

 ただ、なにしろ、地区30年の老朽施設で、冷暖房等に不備があります。そういった維持補修をどこが責任を負うのか等々、委託施設の今後について、特に、前述の児相(児童相談所)、女相(女性相談所)が移転する17年度には、答えを出しておく必要があります。


 「職員が若返り、雰囲気が明るくなった」福祉の郷ですが、生活環境保健福祉委員会時にも、申しましたが、例えば、「星空サマーコンサート」に見られる地域との連携、さらには、内尾に、南養護学校ができるまでは、あるいは、それができても、狭隘な西養護学校との連携を、民間の運営の中で、垣根なく、どうフレキシブルに行っていけるか。

 意外に、個々の施設内の効率だけでは、捉えられないものが、非常に多いのではないかと私は思います。
 実は、採算を言わない行政の役割というのもあるのではないかな、そういったものも見直されてしかるべきではないかな、と私は思います。
 全体をコーディネートしていくというのは、非常に大きな役割だと思います。


 少なくとも、今ある、「岡山県立おかやま福祉の郷」と「岡山県南部健康づくりセンター」、「岡山西養護学校」は、同じ敷地内にあるとも言えるほど近接していますが、それぞれが、それぞれに、また地域に、開けていない面があります。

 なにより、素晴らしい森があります。
 もっともっと、地域の方が、あの森を歩けば良い、地域の施設化、施設の地域化は、裏腹ではないかな。

 そして、子ども達が、もっと堂々と、福祉の郷やセンターの施設を使えないかな。福祉の郷の入所者が、もっとセンターの超一流の施設を使えないかな。
 このままでは、センターは、民間を圧迫するために行政が作った豪奢なフィットネスクラブになってしまいます。

 なによりも、支援費も、良いけれど、そのお金を、作業所や別の障害者に回せないかな。いつも誰かに支えられている障害者や高齢者がいるとしたら、お互いに、支え合うことができないかな。その力が、地域を支える力にならないかな。

 お金もかかるかもしれないし、効率は悪いかもしれませんが、新しい豪奢な施設が建ち並ぶよりも、システムとして、皆が繋がっている、それが、本当の「郷」で、村ではないかな。

 ・・・・・そんな「福祉の村」を考えます。


 福祉の郷が、保健福祉部障害福祉課、健康づくりセンターが、保健福祉部健康対策課、さらに、西養護学校が、教育委員会と、行政の縦割りの所管の中で、それを越えた福祉ゾーンを作って行くべきである、と思います。

 そこに並んではいるけれど、残念ながら、施設群、特にセンターは、そう他の施設と繋がってはいません。それをどう繋げるか、我々も知恵を出さないといけません。
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2003年10月4日(土)【森林保全新税に反対します】
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 古来より、絶対権力は絶対に腐敗するわけですが、それが、王であれ、将軍であれ、独裁者であれ、そもそも、こうした人権侵害に結びつく行政権の乱用、行政権の恣意的発動に対して、民主的コントロールを及ぼすのが、議会制民主主義の本旨です。

 端的には、行政権の乱用は、しばしば、恣意的な課税となって顕われます。

 そして、まさに、いかに課税し、いかに分配するかが、政体の違いであるわけですが、四公六民だの五公五民だのという言葉を待つまでもなく、最小限の課税で、最大限、国民の生命・自由・財産が守られる国が、国民にとって、良い国であるのは間違いありません。

 逆に言えば、課税に関しては、まともな国ならば、よほど慎重な議論が行われないといけないわけです。


 ところで、本日の山陽新聞に寄れば、岡山県税制懇話会なる諮問機関が、先日まで、「水源かん養税」と称していた「森林保全新税」について、個人の県税の均等割課税に、一律500円、法人には、一律5%上乗せして徴収すると「決めた」とあります。

 法定外目的税としていた「水源かん養税」は、その徴収のあり方への疑問から迷走し頓挫。県民から一律に徴収する普通税の「森林保全新税」として復活致しました。

 こんな話は、議会は、認めていません。少なくとも、私は、説明不足に納得していません。
 私は、議員として、少なくとも今は、絶対に、これを認めません。場合によっては、徹底抗戦です。

 もちろん、こういう話になることは、薄々は、知ってはおりましたが。


 もとより、森林の公益性に基づく保全の必要性は、否定すべくもありませんが、そのために新税を課すというのは、別の話です。

 しかも、敢えて言いますが、この新税の500円という額には、なんの根拠もありません。懇話会のメンバーが、適当に、決めたものです。400円より500円の方が、効果がある、と。
 新税の年間4億5400万円の目途など、決まっていないのです。こんな課税が、世の中にあるでしょうか。

 もっと言いましょう。もしも、その新税が、県民の意識を醸成すると称して、啓蒙活動のために、ビラを作り、イベントをすること自体が、環境破壊そのものなのです。間伐の促進や林業の担い手育成は、堂々と予算要求してくれば良いではないですか。

 我々は、啓発と称して、結局、他人任せで、汗をかかない行政の姿をどれだけ見せられてきたでしょう。ビラを撒くだけなのです。
 さらに、意識啓発など、県民を馬鹿にするにも、ほどがあります。

 そういった費用は、行政のコストを削減する中から、捻出すべきです。それだけの努力を行政はしていません。だから、第三次行財政改革大綱なのではないですか。

 岡山県が、県民に増税を言える立場ではありません。


 しかも、マスコミには、さも決定かのように、情報を垂れ流す。議員は、県の施策に、抗うかのように見えます。はっきり言って、議会に何の相談もないのです。しかし、もう決定のようでしょう。
 いったい何度こういった議会軽視を繰り返せば済むのでしょうか。

 議会は、こんなものは、認めてはいません。


 これからも、男女共同参画新税でも、子育て新税でも作って、県民税に上乗せして行くのですか、大義名分が正しければ、いくらでも増税できるのか、このやり方を認めるなら、きりがないのです。

 12月定例会に向けて、議会の反発は必死だと思いますが、同時に、それが、都市部対山間部の争いにならないように切に祈ります。

 森林保全の必要がないなどとは、誰一人思っていないのですから。
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【機能する自衛隊】

 本日は、早朝より、「創設38周年日本原駐屯地記念日行事」出席のため、勝田郡は奈義町の陸上自衛隊日本原駐屯地へ。

 自衛隊に関しては、一昨年のNYテロ以来、北朝鮮の恐怖がリアルなものになり、我々の認識や期待が、大きく変わってきたと思います。また、県内においても、災害の際に、自衛隊の目覚しい活躍に助けられています。

 さらに、PKOについては、自衛隊の大切な活動として、認知されてきたように思います。

 駐屯司令の「存在する自衛隊」から「機能する自衛隊」に。また、プロの武装集団として、誇りと恥と礼を重んじる、という言葉には、感銘を覚えました。


 ところで、いわゆる観閲式、観閲行進、模擬戦で、155mm榴弾砲(FH-70)や、74式戦車の(空)射撃の大爆音に体を震わせて参りました。殺傷兵器とわかっていても、男の子は、戦車の轟音を聞くと少し昂奮してしまいます。

 子供の頃から、ウォターライン・シリーズや38や144分の1スケールのプラモを作って喜んでいたわけですから、どうにも致し方ないのでございます。

 観閲式で、大軍隊に敬礼されると、「おしっこちびるぐらいに感動する」というのを聞きますが、平和を祈りながら、自分の中の恐ろしいものに気付いて愕然とします。ご覧になっていない方は、是非一度行って頂きたいと思います。その意味が分かるはずです。

 要するに、それだけ、本当(戦争)がわかっていないのでしょうが。


 三軒屋駐屯地に比して、日本原は、スケールが何倍も大きい訓練であるため、まさに、度迫力で、ヘリコプターのコブラも登場する「地獄の黙示録」さながらの実践訓練は、あれを見て、自衛隊を軍隊や軍事力と思わない人間は一人もいないだろうというものです。

 同時に、これにやられたら、確実に死ぬぞ、というのもわかります。
 個人的には、日本原の訓練を見て、実際に、これをやって欲しいと思う人間は、皆無だと信じます。何人死ぬかわかりません。

 また、逆に、しかし、相手が、これを、あるいは、これ以上のものを持ってたら、どうするの?と思うと、そのことも恐ろしくなります。
 韓国の38度線の兵士の姿を思い出す時、国防について、どう思えるか。もってなきゃ、しょうがないじゃん、という気分にもなります。

 つまり、そういった感性を持って自衛隊を語る必要があると私は思うのです。


 私は、もとより、どうあれアメリカが仕掛けたイラク戦争には反対です。アジアの中の日本が、当座の国益を言うあまり、アメリカに追随する姿にも感心は、しません。
 テロ対策特別措置法改正案が、あっさり衆院を通過することについては、野党は、なにやっとんねん、と思います。

 ただしかし、どうあれ、自衛隊が、イラクに出るのならば、丸腰で死んでこいとは絶対に言えません。行かれるからには、堂々と胸を張り、帰って来られれば、きちん労える、そういう形にしなくては、自衛隊とその家族の皆様に申し訳ない、と心の底から思います。

 お金払いますから、国を守って、あるいは死んで下さい、ましてや、他所の国で、なぞということが、どういうことなのか。


 ただ、個人的には、自衛防災隊として、防災活動の際には、迷彩色である理由はないのですから、ユニフォームを変えて出動するのがよろしいのではないかな、と思います。

 いずれにせよ、自衛隊自体の形を法の上で変える必要はあると思います。


 なお、三軒屋駐屯地の記念式は、11月9日です。出席希望の方がおられましたら、ご一報ください。
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【自由民主党岡山県連合会青年部・青年局合同会議】

 本日は、自由民主党岡山県連合会青年部・青年局で、青年組織の活性化を図るため、合同会議と講演会が開催されました。

 約80人の方のご参加で、私の方からも、ご無理を申し上げた皆様に心から感謝申し上げます。


 本日は、千葉県9区から、37歳当選2回の水野賢一衆議院議員をお招きし、講演会・交流会を行いました。

 アテンドさせて頂いた水野代議士は、同じ早稲田大学政治経済学部卒ということで、どうも同じ時期に、お互いに高田馬場界隈をふらついていたようです。ttp://www.catv296.ne.jp/~mizunokenichi/

 なにしろ、来週には、解散ですから、超多忙の時期に、わざわざお越し頂いたということで、佐倉市界隈に、お知りあいがおられたら、是非お声掛け下さいませ。


 今日の会では、自民党青年部局として、ひとつの方向が示されたわけですが、果たして何ができるか、実はここからが問題です。

 私自身は、当時の森総理の人気超低迷期に、自由民主党岡山県支部連合会青年局主催と称して、2001年3月31日に、岡山市南ふれあいセンターで、「輝けNPO!!共に生き、生かし合う社会の実現のために」と、題した「NPOセミナー」を開き、自民党内で、優秀企画として表彰されたことがありましたが、なにしろ各陣営からの連合会ということで、いろいろ調整も必要にはなるでしょう。

 それでも、国会見学ツアーや、北朝鮮ツアーや、フリーマーケットや、なにかできそうに思います。
 良いお知恵はございませんか?
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2003年10月5日(日)【続・森林保全新税に反対します】
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 本日の京橋朝市は全国朝市。家族で寝坊して大遅刻。

 その後、地域の敬老会に寄らさせて頂きましたが、私が、80歳までもし生きていたら、敬老の日には、「わしゃぁ、バンコクで、ニューハーフショーを見たいんじゃ!」と駄々をこねるような、大迷惑な活力のある爺ちゃんになりたい、と思います。


 さて、森林保全税について。今朝の山陽新聞には、社説に取上げられていましたが、どうも論調は、疑問視のようです。

 森林に関する施策について、県自民党単独というスタンスがあるとは思いませんが、森林議員連盟という超党派の組織で、毎年毎年、行政に対して要望(端的には、県産材の利用・間伐等の予算確保)を続けてきた事実はあります。

 ただ、緊急間伐5ヶ年計画などご利用頂ける方は、極めて良心的な方だと思いますし、県産材の利用の補助などは、非常に好評であるわけですが、現実問題、抜本的な解決にはなっていないかもしれません。

 また、この2月定例会で、自民党が主導の議員立法で、精神条例ではありましたが、中山間地の振興に関する条例を通したのは、ご案内の通りです。


 そして、森林議員連盟として、昨年度は、県内調査で、農林水産委員会でなくとも、どの委員会も、必ず、森林を見に行くということをして、議員全体の意識の啓蒙を図りました。

 ですから、この点について、どの県議会議員も、ある程度の問題意識は持っているのではないかと思います。

 いわんや、山間部の議員は、皆自民党議員ですから、そのお思いは、切なるものがあり、それについては、常日頃から、我々もご教示頂いているところです。

 少なくとも、環境対策、雇用対策等あらゆる面から、間伐等の森林保全の必要性、担い手確保の必要性等については、否定する議員は皆無だと思います。


 恐れるのは、この件については、自民党対非自民党という構図ではなく、都市部対山間部の構図になってしまうことです。

 ただ、個人的には、県議会議員として、それほど狭窄な視点で物を考えるようなレベルの人は、一人たりともいないと思いますし、県民いや日本国民、もっと言えば、地球全体の問題として考えて行くべきであり、そういった啓蒙運動をしていくことは、極めて重要だと思います。


 ただしかし、そのための手段として、森林保全税が、最も有効な必要最小限の手段であるか、と言われれば、現段階では、NOと言わざるを得ないと思います。

 少なくとも、間伐や雇用のために、幾らの費用が要るのかは、計算できるはずですし、県民から一律に金を「徴収」することで意識啓発する、あるいは、お金を取らないと、意識啓発できないと考えるなら、市民に対する愚弄であると考えます。
 少なくとも、500円の根拠など、示されていません。

 ましてや、まさに森林保全運動等の環境運動に取り組んでいる個人に対して、なぜさらに課税する必要があるのでしょう。

 また、極めて環境に対する意識の低い人間に対して、一律に課税をすることで、意識が変わるのでしょうか。

 いわんや、法人といっても業種は様々で、環境に資する活動をしている企業、あるいは、環境への負担を少しでも軽くすべく努力をしている企業へも、一律に、税金を課す理由が私にはわかりません。

 要は、間伐費用、雇用対策等の費用がないのなら、正面から、現在の枠内で予算要求すれば良いのです。
 重要であるなら、それほど重要と思うのなら、別の公共事業を辞めてでも、それに充てれば良いのです。

 「入り以上のことはできない」のです。その中で、やりくりをせよ、と言うのです。市民・県民は、打ち出の小槌ではありません。


 たかだか、500円というなら、その手法で、幼児医療費の補助の年齢を上げて下さい、もっと教育に使って下さい、子育て世代をもっと支援して下さい。
 そんな打ち出の小槌はないのです。だから、悩み見苦しんでいるのです。


 ところで、しかし、私は、いわゆる県北と言われる森林を抱える地域に、大きな夢や期待を持っています。
 確かに、今は、国産材の利用が落ち込み、担い手もいなくなり、森林業は、厳しい状態にはなっています。

 それでも、例えば、木質バイオマスといった形で、新エネルギーとして、森林を捉えた時、あるいは、木材を使った新しい産業の創出を考えた時に、豊かな自然を背景にした県北は、県南とは、全く違う栄え方があるのではないか。

 しかし、そのためには、県北・県南の連携が、どうしても必要です。

 一次産業と流通をいかに絡めて行くのか、六次産業化の必要性は林業も同じです。

 そして、例えば、今、外材は、大阪港から輸入され、陸送されていますが、あるいは、玉島ハーバーアイランドの整備が進み、そこに陸揚げされるようにならないといけません。
 産学官の連携も、あるいは、リサーチパークではなく、真庭産業団地で結実しているかもしれません。

 少なくとも、環境面から森林保全することと並行して、どれだけ、産業の活性化に結び付けるかが重要です。それらは、全て繋がっているのです。

 だからこそ、森林のない岡山市の中心市街地で、森林を通して環境問題を、さらには、産業施策を考え、支援して行かなくてはいけないと思うのです。観光まで含めて、様々な意味で資源なのです。

 しかし、少なくとも、森林保全税には、産業施策の観点が、欠如しています。それでは、一時的に緊急の雇用が創出されても、結局は担い手の創出はできないのではないでしょうか。
 特定の事業の財源確保の意味しかないのではないか。


 いずれにせよ、森林保全税がどうなるにせよ、議論が喚起されるだけでも、啓発効果がある、皮肉を言うわけでありませんが、その点は、評価できると思います。
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2003年10月6日(月)【鰆(さわら)を食べませう】
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 私にとって、岡山の名物は、なんといっても、我が平和町北部町内会の「野村のカツ丼」であります。そのことは、熊本県にも知れ渡っていて、その証拠に、大西熊本県議の「ひとりごと」の9月3日を是非ご覧下さい。
 ttp://www.kazufumi.com/today/index.htm

 ちなみに、ジュースは、熊本県果実協同組合連合会「香りのデコポン」がお勧めです(大西議員、誠にありがとうございました!!)。


 そうは言うものの、今、岡山商工会議所付近より盛り上がり、岡山県の一押しは、「鰆(さわら)」なのです。阪神星野監督も、この盛り上がりには、一役買って下さっています。

 鰆といえば、祭りずし(ばら寿司)には、欠かせません。秋祭りのこの時期、祖母がよく、祭りずしを作っていましたが、鰆と錦糸玉子だけをつまみ食いして逃走したものです。
 岡山県人なら、鰆というものは、ママカリ以上に、自然と食べていたものではないでしょうか。
 (鰆については、ttp://www.okachu.co.jp/sawara.html

 どうも、全国的に、稀有なほど、岡山県民は、鰆を食べているようです。


 本日は、岡山商工会議所の会頭・副会頭・委員長と超党派の県議会議員で、「鰆を食する会」が開かれました。

 個人的には、共食いと言われようとも、会席料理よりも、カツ丼の方が良いため、数々の鰆料理も、豚に真珠なのですが、なるほど、様々なバリエーションがあるものだなぁ、と感心しました。

 ともかく、岡山に来たら、これだけは食べて帰りたいという名物に、野村のカツ丼(←こだわってるね、真ちゃん!!)に加えて、鰆料理があれば、相乗効果で、いかに、瀬戸内の新鮮な魚が美味いか、知れ渡ることでしょう。

 もっとも、近年、県内の鰆の水揚げ量は、激減しているので、名物としてどうなのか、という声がないではないですが、辛子明太子の材料が、福岡で採れるわけではないのですから、それ自体は、たいした問題ではありません。
 もちろん、「魚島」と呼ばれるほど、鰆が溢れかえる状態に戻して行かないといけませんが。


 ともあれ、17年国体の年には、来県者に、鰆をはじめとする魚(タコ)と果物は、たらふく食べて頂き、美味い酒を飲んでもらい、お土産には、きびだんごと大手饅頭と備前焼と、それから、えーーっと・・・・。

 ともかく、しっかり、岡山の味を堪能して頂けるように、まずは、「岡山といえば鰆」「平和町と言えば野村のカツ丼(つるの玉子もあります。)」と、我々自身が、言えるよう、まずは、鰆を食べませう。


 ちなみに、魚偏に春と書きますが、これからが一番美味いそうです。
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2003年10月7日(火)【事務所開きのご案内】
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 あいさわ一郎後援会自民党第一選挙区支部事務所開き

 10月13日(月・祝)午前10時より
 於:岡山市奥田1−2−3 後援会選挙区支部

 どうか奮ってご来場下さいませ!!


【三位一体の削減】

 いよいよ明日8日、新行財政改革推進委員会より、第三次行財政改革大綱に対して、知事に、「提言書」が示されます。
 10日金曜日には、これを受け、「第三次行財政改革大綱案」が決定・発表され、パブリックコメント開始。
 27日には、議会全員協議会に係り、31日には、パブリックコメント終了。
 11月中旬には、「行革大綱」が決定・発表されます。

 にもかかわらず、我々は、少なくとも、大綱(案)概要(案)を知ってはいます。

 信義則上、数日間は申し上げあげられませんが、その内容は、まさに、三位一体の削減と言えるような内容で、かなり議論を呼ぶものと思われます。

 しかし、それにしても、私がわからないのは、これだけの内容が、おそらく推進委員会でも、我々の特別委員会で示されることなく、要するに、端からそのつもりだったのを、議論だけさせておいて、錦の御旗の如く、様々な意見も「聞きましたよ」という形にしたいだけだったのではないか。

 そんな空虚な気持ちも残ります。


 私がした報告は下記のようなものでありましたが、いったいどれだけ反映されるのか・・・・。全体協議会では、仮にですが、ひっくり返せるということはないでしょうし・・・。何か、ちょっと滑稽な気がしてきました。

 最近、寝付けないと、「加治隆介の議」を読み返していますが、議院内閣制すら、なかなか政治力で変えられないのに、大統領制下では、いよいよ「お上」に、お願いしているようで、例えば、お手盛りに対して、執行権がないゆえに、決して政治家足り得ない地方議員が、「先生」と呼ばれて、その気になれば、とんだ「裸の王様」になります。

 やはり執行権を持たねば・・・・・・。



《行政改革・国体等特別委員会中間報告》


 行政改革・国体等特別委員会に付託されております事件のうち、第3次行財政改革に関する調査について、中間報告を申し上げます。本委員会は、5月の委員会を皮切りに今月22日まで都合5回の委員会を開催し、行財政改革の重要課題について、集中審議を行ってまいりました。
 その議論の一端をここに報告させていただきます。

1 まず第3次行革の目等的につきまして、

(1)財政の健全化だけでなく、県民・納税者の方々に対するサービス
  をいかに推進するかという観点が必要であり、
(2)行財政改革は、知事部局のみならず、教育部門や警察部門にお
  いても取り組まなければならない重要課題であるという意見など
  がありました。
2 次に県民合意の形成につきまして、

(1)これまでの2次にわたる行革努力がどういうものであったか。 また、
 なぜ第3次行革が必要になったのかを、県民の皆様に十分お知ら
 せしておく必要があり、行政を成功させるためには、県民の皆様を
 はじめ、市町村、業界団体等からの御理解と御協力を得ることが
 必要不可欠であることなどの意見がありました。

3  次に、財政改革につきまして、

(1)これまで幾度となく財政改革に取り組んできたが、臨時、異例の歳
 入対策に頼るという、いわば自転車操業的な体質は変わっていな
 い。歳出に歳入を合わせるというこれまでの財政運営を、歳入見
 通しに合わせて、歳出予算を組むという財政運営に転換すべきで
 あるというものや、
(2)三位一体の改革が地方の実情を踏まえた改革となるよう国に対し
 て強く要望するとともに、地方の公債費負担を軽減する仕組みに
 ついても、強く要望していく必要があるという意見、
(3)また、歳入確保のためには、県税や県営住宅使用料等の滞納を
 放置することなく回収に努めることが重要であり、社会的不公平も
 是正されるという意見などがありました。

4 次に事務事業の見直しにつきまして、

(1)仕事を減らさずに支出を減らすには限界がある。基本的に公共が
  どこまで役割を受け持つか、思い切って民間に移せるものは民間
 に移す、官と民の役割分担を真剣に議論すべき時期に来ている。
 不要なものは不要とし、行政サービスとして取り組むべきはどこま
 でなのか、それを今考えなければならない。 もちろん、不採算部門
 を続けることも公共の重要な役割であるなどの意見がありました。

5 次に、外郭団体・審議会等の見直しにつきまして、

(1)第3次大綱で示される見直し方針に基づいて、個々の外郭団体や
 審議会の具体的な見直しを、早急に進めることが必要であるという
 ことや、
(2)審議会等の見直しについては、法律で設置義務のあるものを除き、
 ゼロベースからその必要性を検討すべきである。 本来、執行部と
 議会が議論して決定していくべきことを、審議会等から提言や答申
 を受けるという形に逃げ込んでいるように思われるほどの意見が
 ありました。

6 次に職員の定数管理につきまして

(1)職員定数は、本来、仕事量により決定すべきもので、初めに定数
 削減ありきではない。 事務事業の見直しをしっかりと行った後、初
 めて定数削減が実施できるなどの意見がありました。

7 次に、地方振興局の見直しにつきまして、

(1)住民サービスの原点は振興局にあり、振興局はしっかりと機能して
 いる。一部の市町村長から、振興局不要論や振興局弊害論が出て
 いるが、全市町村長を対象としたアンケート調査結果などにより、振
 興局に対する真の評価を確認する必要があるという意見や、
(2)振興局の機能をどうしていくかについては、市町村との連絡調整、
 広域的な視点での行政執行などの役割も考慮する必要がある。 ま
 た、その際は、合併による市町村の自治能力の高まりも考えながら
 検討を進める必要があるという意見、
(3)岡山市、倉敷市は中核市となり、県との役割分担も変化してきてい
 るので、岡山、倉敷の両局については、他の局とは異なる対応を検
 討する必要があるというもの、
(4)また、振興局の統廃合により、局の数をいくつにするかは、職員定
 数と財政面で想定される削減効果を判断材料の一つとすべきであ
 るという意見、
(5)振興局の統廃合により、廃止または縮小される局の職員の移動が
  生じる場合は、事務スペースをいかに確保するのか、あるいは空
  いたスペースをどのように処分または活用するのかの検討も必要
  であるという意見、
(6)振興局のみならず、教育事務所やその他の機関についても、時代
  の大きな変化を踏まえ、見直しが必要であるという意見などがあり
  ました。

8 次に第3次行革の推進体制につきまして、
(1)今一度、職員の皆様に行革の必要性を周知徹底し、職員一人一人
 の主体的な取り組みを促すとともに、第3次大綱の方針に沿った具
 体的な見直しが着実に推進されるよう、全庁的な進行管理が必要で
 あるとの意見などがありました。

 以上、様々な意見を報告いたしましたが、このほかにも貴重な意見がたくさんありましたので、是非、本委員会の会議録も御覧いただきたいと存じます。
 なお、県当局におかれましては、これらの意見を踏まえて、第3次行財政改革大綱を策定され、集中的かつ抜本的な改革を推進されるよう要望するものであります。
 以上、御報告申し上げます。
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2003年10月8日(水)【資産(?)公開】
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 今朝の山陽新聞で、一番驚いたのは、1クラスに、肥満児3人!!
私は、肥満児として特をしたことは何一つないので、親の責任として、子供を太らせない義務があるように思います。


 そういえば、県議会議員の資産公開の一覧表が出ています。もはや、あまり申し上げることはございません。
 ちなみに、自動車ですが、100万円未満で取得したものは、資産として公開しなくても良いことになっています。

 私は、要するに、任期中に資産がどれだけ増減したかが問題であり、その動きについて、親族等の資産まで公開しなければ、政治倫理確立の実際の意味はないと思います。

 そもそも、端から資産家の人が議員になって、今までの資産を公開する理由が、どこにあるのか。単に妬まれるのがおちです。
 というのは、庶民は、私が、そういうメンタリティーですから・・。
 だいたい、マンガとはいえ、加治隆介は、金持ちであり、金に苦労していない、私は、そこに共感を覚えないのです。

 個人的には、所得公開については良いとしても、資産公開については、あまり意味がなく、貧乏人には、嫌がらせぐらいに思っています。(親が心配するのです。)
 

 ただ、しかし、私は、ご支持頂く皆様に加えて、大きな宝物を持っています。

 おかげさまで、今日も、こうして元気で、ピロリ菌と出来のよい妻とかわいい息子に囲まれているのですから、私は、もう充分ですら。
 私は、ピロリ菌以外は、いつでも資産を公開しています。
 (←これで、おかずが、一品増えるぞ!!)

 太陽の光、空気、そして愛・・・・大切なものは、皆ただなのです。それは、大切すぎて値段なんてつけられないからなのです。
 アーメン。
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2003年10月9日(木)【いよいよ解散】
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 隠密行動のように、東京往復で、戻って参りました。実は、予算がらみのことで、現段階では、何もかも、ちょっと書けないのですが、かなり手応えは感じています。12月定例会では、おそらく日の目を見るであろうということで、少し、もったいぶらさせて頂きます。
 ま、こういうこともあります。

 それにしても、この仕事に就いて、他県への行き来も、なんとはない日常茶飯事になっては来ましたが、それでも、東京だけは、何年も暮らしたのに、行き来に、慣れません。
 そうして、帰岡する度に、なんとも言えない切なさに襲われます。
 本当に東京は、遠いなぁ・・・。

 そう言えば、全日空寄席は、柳家さん喬の「死神」。大学時代、弟子入りするなら、この師匠と思っていた噺家さんです。


 いよいよ明日、正確には、今日、衆議院は解散です。あれ、なんで解散だっけ?と、あるいは皆さん感じられておられるのでは。

 正直に書いて、道路公団総裁更迭の理由と解散総選挙の理由が、規定路線とは言うものの、もうひとつ国民に説得力がない気がします。特に、国土交通大臣には、毅然とした政治家の誇りをしっかりと見せて頂きたいと切に願います。

 ともあれ、マニフェスト対決と言われますが、争点が、なんなのか、何を国民の皆様に審判して頂くのか、かなり説明が必要です。
 政権交代をするかどうか自体が、争点というのは、少しおかしくないかえ?
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2003年10月11日(金) 【第三次行財政改革大綱(案)発表】
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 ☆☆☆☆☆☆いよいよ解散総選挙突入です☆☆☆☆☆☆

       【事務所開きのご案内】

 あいさわ一郎後援会自民党第一選挙区支部事務所開き
 10月13日(月・祝)午前10時より
 於:岡山市奥田1−2−3 後援会選挙区支部
 どうか奮ってご来場下さいませ!!

    
 ̄ ̄ ̄衆議院解散、総選挙に突入 ̄ ̄ ̄

 いよいよ衆議院解散。総選挙に突入します。しっかり頑張ります。どうぞよろしくお願いします。
 午後一時からの衆院本会議で解散しました。これから自民党本部で公認証を受け取り、直ちに空路選挙区岡山に戻ります。岡山事務所で開催中の青年会議所JC有志の方々による後援会「青風会」に出席し、事実上地元での第一声をあげます。

 今回の選挙は私自身6回目となります。しかし選挙はいつも大変な大事業です。秘書スタッフや後援会の方々、支援者の皆様とのチームワークを大切にして気持ちのいい選挙をしたいと思います。

 いざ選挙となるとなんとも言えない緊張感に包まれます。国民有権者の皆様から審判を受けるんだ、という厳粛な気持ちになります。そして何といっても「よし頑張るぞ」というファイト、エネルギーが身体から盛り上がってきます。
 そうゆうものが混じり合って、確かに普段とは違う状態に自分自身が変化していくことに気づきます。
 選挙は何といっても候補者が一番大切ですから、この一ヶ月、良いコンディションを保ちながら「日本の未来になぜ逢沢一郎が必要か」堂々と訴えていきたいと思います。

  選挙はもちろん当選を目ざして全力を尽くすわけですが、同時に外務副大臣としての仕事を中断するわけにはいきません。
 今月後半だけでもサリナスメキシコ大統領、ブッシュ米大統領の来日。イラク復興支援会議マドリッドで開催。バンコクでのAPECと大切な日程が続きます。
 その他当然ことですが、突発的な事件や事故等に適切に対応できる体制を整えておく必要があります。岡山一区の遊説中、また他候補の応援中も常に外務省と連絡を取りながら「報告を受け、指示を出す」体制で頑張ってまいります。
 政治の使命、外交の目的は、国益を守り、国益を拡大することにあります。この一点を見据えて選挙に臨みます。

                   衆議院議員  逢沢一郎
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逢沢一郎の国政ニュースは、ホームページのアドレスやご紹介により毎週一・二回程度送信しています。皆様方の様々なご意見やご要望を逢沢一郎までお寄せ下さい。また、ご不要の方は下記までご連絡下さい。
e-mail:ask-aisawa@aisawa.net
http://www.aisawa.net/
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 ※特に、転載をさせて頂きました。


【第三次行財政改革大綱(案)発表】

 ついに、本日、県政の今年度の目玉である「第三次行財政改革大綱(案)」が、示されました。「−創造のための改革ー」と副題がついています。
 鳴り物入りで登場という感じですが、内容は、かなり刺激的です。

 推進委員会や特別委員会の提言のどこをどう踏まえたのかは、わかりませんが、数値目標が示されました。

 16年度から20年度までの5年間を推進期間とし、特に、18年度までの3年間を財政改革集中取組期間とします。


 すでに漏れ伝えられていた現在9局ある地方振興局の再編は、17年4月までに、3ないしは4局へ。出先機関の統廃合に加えて、職員定数も、5年間で、550人(10.6%)の「純減」を図ります。

 そして、私が、「三位一体の削減」と名付けた内容は、
 @ 3年間で、公共事業30%削減
 A 3年間で、一般行政施策費10%削減
 B 独自の給与カットで、人件費削減
 と、いうものです。

 聖域なき削減であるため、例えば、各種団体への既存の補助金削減も予測されます。


 ただ、個人的には、9月定例会で、雇用対策に、数値目標を設定すべきであると申し上げましたが、30%、10%「削減」という数字は、景気の「気」に水を差すには、十分すぎるものだと思います。
 「構造改革なくして成長なし」、ともかく、削減は削減です。

 企業に元気になって頂いて、法人税収入を上げる施策を打つ、あるいは、公共事業で、景気を刺激するような時代は過ぎたということでしょうか。

 いかにお金を循環させるかが、経済だと思いますが、なにか、いよいよ詰まった感じです。

 パブリックコメントで、どうか皆様のご意見をお寄せ下さい。


【小野田寛郎特別講演会ご案内】

演題 『生きる』
−親が変われば子も変わる−
        “不登校”や“いじめ”で悩んだり
        “生きる”ことの目標をつかめない人々に
           ぜひ聞いていただきたい
−小野田寛郎の足跡−
1922. 3  和歌山県に生まれる
1944. 9  陸軍中野学校に入校
1944.12 フィリッピンルバング島へ派遣される
1974. 3  日本へ帰還−52才
1975. 4  ブラジルへ渡り牧場開拓開始−53才
1984. 4  日本にて小野田自然塾開設−62才
そして今 全国講演行脚を決意 −81才
 
実 施 日  平成15年10月19日(日)
場   所 岡山シンフォニーホール
時  間 開場 12:30 写真展 12:30〜16:00
         講演会 13:30〜15:30
入 場 料 500円(前売券をお求めください)
前 売 券 岡山シンフォニーホールチケットセンターにて販売 
問合わせ先− 電話 086-234-2010
特定非営利活動法人「グリーンパートナーおかやま」
問合わせ先− 電話 086-267-2478
主 催 (財)小野田自然塾
後 援 特定非営利活動法人「グリーンパートナーおかやま」
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2003年10月11日(土)【甘い言葉に気をつけよう!!】
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 実は、どうしても今回の解散総選挙の理由に納得が出来ないところもあるのですが、私の立場で、厭戦ムードを煽って良いわけがありません。本当にすっきりしませんが。
 そうは言うものの、臨戦態勢が近づけば、「やるっきゃない」わけです。

 ただ、しかし、少なくともはっきりしているのは、結局は、政権を放り出した、あの細川・羽田内閣の11ヶ月で、日本は、益々駄目になったという過去の事実です。ムードだけで、国民を煽った彼らは、日本を途中で、放り出したのです。

 そのことは、思い出して頂きたいと思います。その時と、面子は、同じですよ、よく見て下さいよ、また、国民を煽ってますよ、ということです。

 自民党が全部良いとは言いませんが、私達は、他人を批判する間があれば、現実的に、少しでも、前進させようと考えますから。

 少なくとも、甘い言葉に騙されないで下さいよ、雰囲気に流されないで下さいよと、心からお願い申し上げます。
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【2区事務所開き】

 本日は、岡山市第2選挙区の熊代代議士の後援会事務所開き。たいへんな数の人でした。
 熊代代議士については、総裁選挙に関しては、いろいろございましたが、特に、年金、NPO活動支援などに関しては、日本になくてはならない方です。

 NPO関係者の方は、特にそれを強く感じておられるのではないでしょうか。たいへんな生意気を申し上げれば、私自身のこれからの政治活動にも、どうしても、なくてはならない方です。今までもそうでした。

 若い新人候補のたいへんなご努力も、存じ上げてはおりますが、彼がしていたのは、政治活動ではなく、あくまで選挙活動で、残念ながら政治に関しては、あまりにも未知数。
 誠に恐縮ですが、熊代代議士に、とって替わるべき即戦力の方ではないと考えます。少なくとも、命を預けるには、不安があります。

 若いということがどういうことなのかは、私をご覧頂ければ、おわかりでしょう。要するに、時間がかかるのです。悲しいかな、それが現実です。当面は、若さは、言い訳にしかならないのです。
 今の国政は、誰かを育てる、それを待てる状況には、ありません。

 いわんや、変革のためなら、熊代代議士は、既に変革の旗手です。

 熊代代議士に、圧倒的なご支援を賜わりますよう、心よりお願い申し上げます。
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【後援会事務所に行こう!!】

 とはいうものの、主戦場は1区です。

 10万票以上を頂く選挙ですから、私の選挙とは、スケールが何もかも変わってきます。単純に10倍というよりも、人の動きは、20倍、30倍になります。

 特に、今回は、青年部の動きに大きな期待が集まっており、できるだけ、賑やかに、楽しく、厳しく、盛り上げていこう!というムードが出来つつあります。
 選挙というのは、おもしろいもので、ある意味、お祭りです。出来るだけ元気で派手な御輿を上げるため、力を結集させるというところがあります。

 そこには、多くの出会い、涙や感動、つまり、様々な人間ドラマが生まれてきます。普通なら会うこともない人同士が、性別や年齢や地位や職業に関わりなく、良い選挙であれば、戦友になります。

 少なくとも、国政選挙は、日本を動かす「お祭り」です。まさに、政(まつりごと)です。街中を巻き込んだ総合芸術に、是非、参加してみませんか?


 多分、選挙に、関わられれば、政治が、もっとリアルで身近なものになることは間違いありません。そして、いろんな人が暮らす街が、もっともっと好きになるでしょう。

 そんなわけで、願わくば、出来るだけ多くの方に、後援会事務所に、起こし頂けますよう、心からお願い申し上げる次第です。


 なお、以下は、青年部に関する日程です。青年部のイメージは、40歳代ぐらいまでかな、と思いますが、20歳、30歳代の女性も多いようです。
 さらに、特別企画も計画中です。

 私に、ご連絡頂ければ幸いですが、直接、行かれても、もちろん大丈夫です。もちろん、可能な時間だけでOKです。

 特に、○印は、一人でも多くの方のご参加を!!

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 ○13日(祝)午前8時 事務所開き設営
   ◎午前10時 事務所開き
 14日(火)午後7時 青年部意見交換会
◎19日(日)午前9時 青年部全体行動日
  ○午後5時30分 青年部交流会
 21日(火)午後7時 青年部意見交換会
 25日(土)午後7時 青年部幹事会
○28日(火)出陣式 (青年部:警備・誘導・一郎コール)

   ◎選挙期間中
    後続車スタッフ、個人演説会スタッフ、事務所詰め

 11月8日(土)午後7時45分 マイク納め
  9日(日)投票日   バンザイ!!!!!!!

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2003年10月12日(日)【明日事務所開きです!!】
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 本日は、地域の体育祭や文化祭を経巡り、国政報告会では、応援演説をさせて頂きました。体型のように、このところ私も、だいぶふてぶてしくなりましたが、さすがに、逢沢代議士の前ですと、なんとも緊張します。

 今回の選挙では、私も、かなり、登板のチャンスを頂けそうで、光栄の至りです。


 さて、明日の事務所開きでは、私は、司会をさせて頂きます!!血管が切れるようなハイテンションの一歩手前、ともかく元気に頑張らさせて頂きます!!

 ちょっと天気も気にはなりますが、どうか奮ってご来場下さいませ!


  ☆☆☆☆☆☆いよいよ解散総選挙突入です☆☆☆☆☆☆

       【事務所開きのご案内】

 あいさわ一郎後援会自民党第一選挙区支部事務所開き
 10月13日(月・祝)午前10時より
 於:岡山市奥田1−2−3 後援会選挙区支部
 どうか奮ってご来場下さいませ!!
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2003年10月13日(月・祝)【仁義ある戦い】
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 本日は、事務所開きに本当に大勢の方にご来場頂きまして、誠にありがとうございました。とりわけ、受付表の所属に「さとうしんじ後援会」と書いて下さった皆様に、心の底から感謝御礼申し上げます。

 おかげさまで大盛況で、心配された雨も降らず、大舞台の初司会、ともかく、元気にやらさせて頂きました。本当にありがとうございました。



 それにしても、来賓挨拶中に、事務所前の30号を名前を連呼していく街宣車が・・・・・。こちらにとって、どれだけ、大切な行事であるか、彼にもわかっていようになぁ・・・・。

 常日頃されている街宣車での名前の連呼活動が、明らかな選挙違反そのものであることは、そのレベルに下がりたくないので、いちいち誰も言いませんが、他陣営の事務所開きの時に、己の名前を連呼していく候補者予定者など見たことがありません。
 正直に書いて、かなりがっかりしました。


 我々自民党は、選挙期間中に、相手候補の選挙事務所の前を通る時、街宣車がすれ違う時は、必ず候補者本人が、「○○候補のご健闘をお祈りします。ともに頑張りましょう!」というのを慣例としています。私も、そうしてきました。

 敢えて言えば、それが、選挙の仁義であり、対立候補本人よりも、その支援者への労いの気持ちの表現です。

 わざわざする行為に、腹が立つというよりも、ただ、設営にあたったり、ご来場頂いた方々の気持ちを踏みにじることができるという感覚自体が、無性に悲しいです。
 私には、理解不能です。理解したくありません。


 ある意味、こうした「仁義なき戦い」を仕掛けてこられようとも、そのレベルまで下がらない、誇りある王道の戦いを我が陣営は、誰もが望んでいるはずです。

 私も、自分が悲しくなるので、他陣営のことは、もう二度と記しません。マスコミが、いたずらに煽りますけれども、それに乗せられるのも、これまた悲しいです。
 不愉快な記述で、失礼致しました。


 午後からは、前々からのお約束で、久しぶりの結婚披露宴に出席させて頂きました。

 披露宴といえば、佐藤家は、結婚式の大赤字を今もローンで返しているわけですが、一般的には、結婚式は、無条件に、ともかく、めでたい、めでたい、めでたい、で、本当に気持ちが良いものです。

 お開きに、三本締めの音頭を取らさせて頂き、結局、今日一日、舞い上がっていたような気がします。


 それにしても、28日公示ですから、本当に短期決戦です。
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2003年10月14日(火)【森林保全税について反対しました。】
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 この度の衆議院選挙のいわゆるマニフェストの自民党・民主党の対比は下記の通り。
ttp://www.hirake.org/kouyaku/2003syu/young.html

 つくづく思うのですが、議院内閣制ですから、議員選挙の政党の公約が、政権の公約でも、それ良いのでしょうが、それには、せめて政党の中の思いが一致しているのが大前提で、そういう意味では、我が党の派閥や○○族も問題ですし、それよりも、民主党も、本当に、この施策で、一枚岩なの?と聞きたくなるものもあります。

 もっと言えば、本当にマニフェスト論争にしたら、選挙区では困る候補もいるんでないかい?



 さて、本日は、県議会の方の「勉強会」の勉強会。「森林保全税」について。執行部の説明の後、反対意見で、私が、口火を切りました。非常に珍しいことですが、先制攻撃状態。

 ともかく、目的、効果、手段に分けて議論した時、森林保全税の目的を否定するものではないですが、効果については、実は、事業計画は、これから立てるという本末転倒。
 手段については、必要最小限の課税も何も、数字の根拠が全くない、ということで、これでは賛成のしようがありません。

 仮に啓蒙効果なら、募金活動をすべきですし、事業予算なら、農林水産部等から堂々と現行予算内で要求すべきで、新税を課す明確な理由がありません。もとより、産業振興の観点を含めた森林保全「予算枠拡大」については、私は全面的に賛成です。

 むしろ、その重要性に鑑み、新税で基金等に上乗せすることもさることながら、正面から、予算獲得を目指すべきです。そのためならば、喜んで応援団になります。


 私が問題にしているのは、特に、手段です。

 地方分権一括法施行後、いわゆる課税自主権で、法定外目的税を課すことが可能にはなりましたが、法定外目的税としての水源かん養税が、不可能になった時点で、一度議論を見直すべきで、森林保全税と名を変え、一般税として、増税で上乗せするという手法が許せるわけがありません。
 この手段が許されるなら、行財政改革の意味がありません。打ち出の小槌のように新税を作ることができます。


 実は、この問題の本質は、県下の森林の4割を占める私有財産としての民有林が、手も入れられず放置されている状況に対して、森林保全ということで、いかに税金をつぎ込むことができるか、ということにあります。
 そのことが、あまりにも語られていないのです。

 環境の側面からは、受益者である県民も相応の負担をすべきである、という思いが背景にあるわけですが、このあたりをもう少し、明確にしてもらわないといけません。

 さもなくば、県北人と県北人の状況を理解しない冷たい県南人の南北対立問題になりかねません。



 明日は、常任委員会ですので、総務委員会と我が農林水産委員会での議論は必至。
 さらに、第三次行財政改革大綱(案)の審議のために、午後には、追加の行政改革・国体等特別委員会が、開催され、特に、公共事業30%カット等については、様々な意見が出ようかと思います。
 とことん議論を尽くせば良いと思います。



 それにしても、良い意味でも悪い意味でも、この半年で県議会は、随分変わりました。

 はっきりしているのは、審議会の提言書や意見書が出てマスコミ報道されたら、さもそれが決定で、それに対して、意見を言えば、議会の方が、抵抗勢力のように思われるような時代は、去ったということです。
 あくまで、議会が、決定機関です。

 さらに、一部の議員に根回しをかければ、その他大勢の議員が、黙ってついていくような時代も終わったということ。新秩序構築までの過渡的混乱期に突入しました。
 なにより、「情報」公開、説明責任が、議会内部にも及んでいるということを肌で感じます。

 そして、我々議員も、その存在価値で、淘汰される時代が来ました。少なくとも、もはや名誉職でも、差配職でもありません。政策形成能力こそが問われています。


 我々若手が、議員として勝ち残っていくためには、構想力、決断力、機動(喜働)力、そして何よりも、強固な信念に裏打ちされた、謙虚さと潔さが、必要です。
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2003年10月15日(水)【森林保全税に断固反対します】
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 連日の内容をどうかお許し下さい。

 個人的に、森林保全税の導入という県の施策に対して、反対活動を展開し始めておりますので、私の立場をご理解頂きたいゆえに。

 一昨年のITインキュベーションセンター建設反対以来の謀反、あるいは、既に暴走状態かもしれません。
 獅子座的には、躁状態?A型で、やや控えめ。


 本日は、農林水産委員会にて、森林保全税に関して、その手段・効果についての疑問、増税の時期の疑問、環境貢献企業への一律課税への疑問、他の税への手法の転換の不安、を理由に、明確に、反対しました。

 ただ、目的には、賛成であり、森林保全の予算獲得をしたいという思いも同じです、と強調もしました。


 最終的な部長答弁は、「森林保全税は、総務部が、課税自主権に基づいて、新税を創出しようと思って動いているものであり、農林水産部は、その使途を検討しているだけなので、答える立場にはない。そういう意見があるということを総務部に伝える。」というものでした。・・・・・・・これは、かなり、変だと思います。

 皆さんは、こういった仕組みで、課税されようとしています。とりあえず、大義名分があって、皆さんから取れそうなので、担当の他所の部署が取ってから、私らは、使い道の方を考えますよ。森林以外には使わない約束だし、基金を積み立てて、使途は自由の金が、降ってくるのだから、良いじゃないですか。という話。


 多分、500円という額に抵抗はないかもしれません。目的も納得。でも皆さん、何に使われるかの数字の裏付けはありません。広く薄く負担するとは言うけれど、税金は、もう十分に払っているじゃないですか。その税金が、どれだけ無駄になっているのか?今、払っている中で、やりくりして下さいよ。なんで増税するんだよ、おかしいじゃねーか。
 それが正論ではないですか?

 私には、まるで、地方分権時代に、大義名分を掲げ、新税を作る実験のように見えます。こんな増税の仕方が許されて良いものでしょうか?

 12月定例会で、是非、知事に、伺いたいと思います。


 ところで、既に、関係議員から、お叱りを受けています。「佐藤には、水源かん養、森林保全について勉強してもらわなくては困る」などと。

 全く議論が、かみ合っていません。私は、目的を問題にしているのではないのですから。あくまで、手段がどうかを言っているのです。

 いずれにせよ、反感を買うことになるだろうという覚悟はしました。ただ、意見が違うだけで、人間ですから、そういうこともあるでしょう。


 「どんなときも、どんなときも、僕が僕らしくあるために、‘変‘なモノは、‘変‘と言える気持ち抱きしめてたい。」

 そして、佐藤真治なる議員を使って少し、いろいろ試してみたいという気持ちがあるのも事実です。結果がどうなろうとも。
 本音を言えば、3年目と、5年目で、周囲や自分が、どれだけ変わったのかも知りたいのです。
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【第三次行財政改革大綱(案)に思う】

 本日、各常任委員会で、第三次行財政改革大綱案が示されました。残念ながら、総務委員会における森林保全税と大綱案の議論の詳細は、掴んでいません。

 午後からは、特に、行政改革・国体等特別委員会を開催。大綱案発表を受けた異例の追加開催です。
 法的には、委員会は、委員長権限で招集できますが、追加となると、実際は、様々なご協力を頂かないと開けるものではありません。

 関係各位のご協力があって、9月定例会の異例の中間報告と委員会追加開催ができたことは、全く目立ちませんが、委員会運営の成果だと自負しています。


 大綱案については、特に、独自の職員給与削減については、士気が下がるという意見も出ました。
 確かに、リカバリーがないと夢がないのは事実ですが、民間のリストラは、解雇を含むわけですから、応分の負担は、頂かないといけないかもしれません。


 実は、第一次、第二次大綱は、審議会の提案を受け、いきなり大綱発表になったと聞きますが、今回の第三次は、(案)の段階で、議会の意見を聞き、パブリックコメントの手続きも取っています。

 しかし、議会的には、全体協議会で、協議はされますが、議決はされません。すなわち、敢えて言えば、全て行政の主導で、議員や民間の意見は聞き置くけれども、あくまで、行政の指針であるということです。

 もっと言えば、民主的コントロール自体は、十分にかかっていませんから、法的拘束力がありません。

 実は、「夢づくりプラン」も、議会の議決はなく、協議を経ただけのものです。いわば、ひとつの指針であって、条例でもなんでもないのです。

 にもかかわらず、県政推進のバイブルのように、予算までついたりする、あるいは、公共事業30%カットのような方向が、大きな拘束力を持ったりする。
 私は、これ自体が問題だと思うのです。
 また、決定までの仕組みも、問題です。


 行政の推進にあたり、審議会だの協議会だの懇談会だのを作り、結果として、行政に誘導されたようなその答申や意見や提案なりが、錦の御旗のようになり、これは、なんとか審議会の出したものですから、こうなんです、などと、さも決定のように言われるのを議会は、黙って聞いて参りました。

 もっとも、そういった諮問組織に入った方々も、少なくとも、行政に逆らう術がなく、あるいは、黙って聞いておられた、一番の被害者かもしれません。

 ともあれ、答申だの意見だの提案は、実は、一言で言えば、「じゃから、それがなんなら」なのです。法的拘束力もなければ、責任の所在も不明確なものも多い、答申や意見や提案に、なんで、選挙を経て民意を代表した議会が、縛られなくてはならないのか。
 なぜ、議会は、こうなのだ、と、言えないのか。

 理由は簡単です。議会が、「勉強していない」から。その一点に尽きます。わけがわからんから、黙って追認するしかできないのです。

 「先生」という言葉に躍らされ、制約された情報の中で、「頷きトリオ」か、「おねだり小僧」になるか、いずれにせよ、「お上」の手のひらの上で弄ばれる、そうであれば、なんで、これで、市民代表と言えるのでしょうか。


 ところで、自民党が、行政の施策に反対するなんて、してはいけないことでした。政権与党だから、共産党じゃあるまいし、反対するもんじゃないよと、たしなめられるのが落ちでした。

 よく考えれば、議院内閣制ではないのですから、県民党を標榜するような知事に、与党も何もないのですが、永田町がそうだから、地方も、自民党は、政権を持っているような錯覚に陥ります。

 実は、大統領制下においては、おそらく、大統領と、議会の多数派、あるいは、議長は、対峙する政党の方が好ましいぐらいかもしれません。


 このあたりが、大きく変わってきている、私は、今そんな気がしています。少なくとも、地方の時代に、大統領制をとる地方では、よほど議会がしっかりしていないと、行政は、暴走します。
 議会は、どんどん変わっていかないといけません。

 少なくとも、「お上」のすることに間違いはないと、信じて良いような極めて優秀な公務員(あるいは官僚)に、日本は、地域は、支えられてきましたが、民間の声は、遠く届かず、その神話は崩壊しつつあります。

 公務員試験に通ったら、生涯の安定が得られるということだけが、公務についた動機であるような輩がいたら、己の保身のために、民間を泣かせることも厭わないかもしれません。
 本来、「公」に奉ずる思いが欠けている人間が、公務についてはいけないのです。

 そういう時に、議会が、本来の民意を代表した意志形成、意思決定機関たる姿にならないと、気がつけば、民間は細り、行政だけが生き残る、そんな時代になりかねません。いや、既になっているかもしれません。


 大綱案は、やはり、行政の作です。どれだけ、民間の血を入れられたか、入れられるか、議論は、まだまだこれからです。

 森林保全税に、第三次行財政改革大綱(案)。ある意味、議会にとっては、試金石です。

 悔いのない暴走をしようと思います。
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2003年10月16日(木)【岡山市敬老会】
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 さて、選挙本番中ですが、私も、どうも選挙カー本体車に乗らなくてはいけない場面が出てきそうな雲行きです。痩せなきゃ・・・。


 本日は、第54回岡山市敬老会が、岡山ドームで開催されました。
 学区単独でも敬老会が行われていますが、本日は、合同で、各地域から、2000人以上のお年寄りが集われました。
 こうなると非常に活気があります。

 昨年までは、2日間に分けて、わざわざコンベックス岡山まで行って開催されていましたが、市長の強い要望で、今年は、岡山ドームで、一日だけの開催になりました。

 なにしろ、設営は、岡山市連合婦人会の手作りで、割烹着を来て、きびきびと動かれる婦人会があってこそ成功する大規模の行事です。本当に頭が下がる思いです。

 そうは言うものの、いわば市長肝いりの岡山ドームは、地の利はあるのですが、やや問題があります。特に、音響は、ドームの構造上、非常に苦しいものがあります。初めての冬、これから益々使い勝手が悪くなるでしょう。頭が痛いところです。


 それにしても、今年80歳の方は、大正の終わり、1923年生まれ。青春時代に、戦争があり、戦後の高度成長期を文字通り支えてきて下さった方々です。その皺が、昭和の歴史です。

 そういった時代背景を思うと、己の生き様が、軽薄にすら思えるのですが、いずれにせよ、玄冬を迎えられた今、未来の日本や、なにより生活の不安を少しでも解消していくのが、我々の務めです。

 ただ、ひとつ言えるのは、40年後、我々が、敬老会に出席する頃には、我々を支えてくれる働き盛りの世代の負担は、目も当てられないような状況かもしれないということです。

 世代間の公平な分担ということもありますが、まだ物言えぬ後世に、様々な問題を先送りをしてはいけない、この世代でけりをつけることが、なにより重要だと思います。

 敬老会で、バンコクのニューハーフショーに行くという私の夢は、叶うでしょうか。
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2003年10月17日(金)【個人演説会のお知らせ】
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 衆議院議員選挙を控えて、連日各地で個人演説会が開催されておりますが、明日下記会場については、私も応援弁士で出席させて頂きます。
 どうか皆様奮ってご参加下さいませ!!

 10月18日(土)

 《桑田中学校区および近隣地区の皆様》

 午前10時〜 ピュアリティーまきび(旧まきび会館)

 《津島小学校及び近隣地域の皆様》

 午後6時30分〜 津島コミュニティーハウス
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2003年10月18日(土)【真の勇者】
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 本日は、○○中学校区選対会議で応援弁士の後、西川倶楽部の企画(カフェ&野点・ア・ラ・西川)で、アイプラザ前の水上テラスのカフェや平和の像前の野点で、お茶をしばき、風流をしました。
 なかなかおつなイベントでげした。ちょっとフランス。
 是非続けて頂きたいものです。

 西川緑道公園の両サイドの市道は、やはり歩行者道路が好ましく、枝川伝いに、岡南方向まで路面電車を走らせるのも一考かなと思います。

 これだけの公園というのは、全国にそうそうありませんが、本当は、周辺に、オープンカフェやお洒落な店が建ち並ばないとおかしいぐらいです。

 全く関係ないですが、何にでも「・・・ド・パリ」をつけると、フランスぽいです。「キューリ・ド・パリ」「ケシゴム・ド・パリ」・・・・。



 その後、○○公民館の文化祭で、子供と戯れて(明日も、やってます。)、○○35周年記念の「○○祭り」に。

 自動車のディーラーも入った○○ですが、西部新拠点の物流基地あるいは、その他の可能性を含めた再生が強く望まれます。

 私は、挨拶の後、司会の方に乗せられて、お馴染み銭太鼓の「心友会」の皆様と、露店の回りを「花笠音頭」を踊ってまわりました。しかも、花笠がないので、うどんのお盆を持たされて・・・。

 捨て身の芸をする時は、大概のことは大丈夫ですが、私もさすがに恥ずかしく、かえって真剣に踊っていたのですが、そこに、ご挨拶回りの逢沢代議士夫人が・・・。
 お盆を持って踊る真ちゃんを見て、大笑い。
 これは恥ずかしい〜。でも、楽しかったっす!!


 そこから、開会式に出席できなかったコンベックス岡山の地産地消をテーマにした米まつり・フラワーフェスティバルに。明日もやってます。ご家族連れでどうぞ!!

 そこから町内の秋祭りにお邪魔して、うどんをすすり、○○学区の国政報告会の応援弁士をさせて頂きました。さらに、ある町内の風情のある秋祭りで、おでんを食べました。

 それから、やっと選挙事務所により、2区選挙事務所に、自民党の公報車「あさかぜ号」を取りに行き、大話をして、さきほど戻ってまいりました。

 明日は、終日、広報活動で、建部町から、岡山市内1区を経巡ります。(ご同行ご希望の方おられませんか?)
 なにか妙に長い一日でした。


 それにしても、ウルトラマンコスモスは、素晴らしい。カウスヘッダーとも対話による相互理解で、結局は、MUSASHIは、コスモスすらも越えた「真の勇者」になったわけです。

 早朝に観たビデオに感動したのが、今日の表題で、実は、本日の活動とは、あまり関係がないわけです。
 いやぁ、ウルトラマンコスモスは、本当に素晴らしいなぁ・・・・。

 子供に見せる新幹線やミッフイーのビデオと一緒に、「サンダーバード」や「ゴジラ」や「ウルトラマン」をついつい借りる(結局は時間がなくて観られないのに)親父は、私だけではないでしょう。
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2003年10月19日(日)【あさかぜ】
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 本日は、自民党街宣車「あさかぜ」で、終日街宣活動。建部町への青年部機動部隊を追っかけて、建部町で流して、岡山市内を周回。午後には、アリスの広場前とドレミ前で、逢沢副大臣の街頭演説前振り。そこからまた街宣。一日中話っぱなしでした。
 やはり、デッキも立派な「あさかぜ」は、迫力があります。

 「こちらは自由民主党の街宣車でございます。逢沢一郎は、小泉内閣では、外務副大臣、特に、北朝鮮問題の担当副大臣として、北朝鮮との交渉に当たります。
 逢沢一郎は、日本の国益を守るとともに、○○地域の皆様お一人お一人が、あぁ日本に生まれてきて良かった、そう言って頂ける国づくりを致します。」

 短いメッセージですが、名前と年齢の連呼をしていたわけではありません。対立候補には、決して言えないことを象徴的に言わせて頂きました。

 これを何百回となく言い続けて昨夜は、午後9時過ぎに少し横になったつもりが、そのまま爆睡。
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2003年10月20日(月)【森林保全税納得できず】
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 本日午前中は、税務当局とさしで、2時間にわたる森林保全税の議論。平行線。当局の主張の理解は致しましたが、やはり、納得ができません。いろいろなご意見を頂戴しておりますが、基本的には、私は、賛成という立場にはなりません。
 12月定例会一般質問の通告の通告を致しました。

 近々に再度、問題点を整理させて頂きます。

 ところで、自民党内で、森林保全税に明確に反対している議員は、私の知る限り、私を含めて、今のところ3名。

 もう少しおられるかもしれませんが、いずれにせよ、自民党内の調整も必要なのかもしれません。ただ、全員が、賛成することもないと思います。必要なのは議論です。

 いずれにせよ、多数決民主主義ですから、出た結果には従わなくてはいけませんが、どうあれ、本会議場で、我々の意志を明確に示す方法を先輩議員と模索中です。



【波乱含みの第三次行財政改革(案)】

 午後からは、急遽、政務調査会。第三次行財政改革(案)について。10月27日の全体協議会で、党としての質問内容をつめるということで、2時間。
 ともかく、案通りそのまま通すわけにはいかないというのが、趨勢です。

 公共事業費(正式には、公共事業に係る県負担)30%カットについては、そもそも県負担が、公共事業費の総事業費の40%であるため(他に国庫補助金などが入る)、民間への影響の大きさに比して、意外に、歳出削減効果が薄く、数字の先走りが懸念されるところです。

 ところで、歳出効果が一番高いのは、言うまでもなく、給与カット。議員並みの3%カットは、3年間で、141億円の削減効果があります。しかし、「職員の士気が下がる」と、議会サイドから反対の声が多いのが事実です。

 個人的には、「士気が下がる」というのが反対理由に出ると、納税意欲が湧かなくなります。

 いずれにせよ、「21世紀夢づくりプラン」に比しても、かなり風当たりの強い改革(案)ではあります。もめること必至です。


 ところで、私は、是是非非という立場であり、それでも基本的には、石井県政に反旗を翻しているというわけではありません。
 少なくとも、議論を呼ぶことが間違いない、思い切った方針を示してこられたこと自体は、非常に良いことだと思います。

 森林保全税しかり、ガチンコで様々な意見が出る方が、県民の皆様には、まずは、感心を持って頂けるでしょう。
 なにより、方向性は悪いとは思いません。
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【明日から県外調査へ】

 行政改革国体等特別委員会の県外調査が、この時期になってしまいました。実は、委員長として日程変更も試みたのですが、3ヶ月前に決まった公務の日程を動かすのは、結局無理でした。
 しかも、私が委員長ですから、欠席できません。

 というわけで、明日から2泊3日という最悪の日程で、県外調査に出掛けます。名古屋に連泊です。


 視察先は、私の趣味が色濃く反映されて、かねてより私自身が行きたかった行政改革先進県である三重県、岐阜県のそれぞれの県議会、さらに、トヨタ方式で注目される中部国際空港や愛知武道館など。
 基本的には、私が行きたかったところで、準備していたものです。

 特に、あちこちと物見遊山的に施設を観て廻るのではなく、県議会にお邪魔して、じっくりと行政施策を伺い、意見交換することを主眼とするという意味では、異色の調査ですし、本来の姿だとも思います。

 第三次行財政改革(案)の議論に、たちまち反映されると確信しています。そういう意味では、27日の全体協議会前でないと意味がないのです。

 それにしても、調査の時は、委員長は、いわば幹事ですから、昼食の場所から何から、事務局の担当の方と練りに練り、ともかく、先輩方からご不満の声が上がらないように、成果が上がり無事終わりますように、と、ただただ、ひたすら祈るという、実にストレスの貯まる役目です。

 ともかく、宿で一人になるまでは、緊張です。いわんや、今回のように、珍しいことをすると。


 明日は、附中決起大会など、重要な会もあるのが本当に気がかりですが、公務として、堂々と行かせて頂きます。
 でも、誠に申し訳ありません。なんとも後ろめたい感じです。
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2003年10月21日(火)【公開討論会】
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 明日には、民主党の超大物ということで、菅直人、小沢一郎氏という、憲法観も、思想心情も全く異なるツートップが、来岡されます。
 御関心のあられる方は、民主党さんに、お問い合わせ下さい。

 それはそれとして、「やる気のある会」が、今回もまた、衆議院岡山1区と2区で、立候補予定者を集めた公開討論会を開催されます。各種選挙で7回目ということになるそうです。
 全く政治的中立のグループであり、私も関与しているわけではありませんが、紹介させて頂きます。

 候補者同士の直接の討論という形ではなく、質問ごとに制限時間を設けて順番に意見を述べるという仕組みですが、今までも、候補者の違いが、非常に鮮明になった非常に優れた企画であると思います。

 ただ、県議会議員選挙で同じことをやるとしても、知識や経験の面で、現職が圧倒的に優位になるとは思います。
 そういった意味では、むしろ、候補者の人間性が浮き彫りになる趣向を凝らした質問が、毎回なされることには、敬服しています。

 特に、市長選挙では、この会を避けた現職が落選されたという記憶があり、個人的には、この会の印象度が、おおよその勝敗を決する試金石になる、そのように思います。

 今回の時間設定は、候補者も有権者も忙しいからとの言い訳ができないものです。選択には、自分の命が懸かっているのですから是非、足を運ぶご努力は、して頂きたいなぁ、と思います。

 是非、こういった機会に、直接に触れられることで、冷静な判断をして頂きたい、私は、旗色鮮明ですが、心からお願い申し上げます。

         記

10月23日(木)午後9時〜
三丁目劇場(表町3丁目)
自民党、民主党、共産党各候補揃い踏み
入場料 300円


 さて、雨の中、出張でございます。
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10月22日なし
 
2003年10月23日(木)【日本ど真ん中】
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 午後5時前に、行政改革・国体等特別委員会の県内調査から帰岡山しました。初委員長として、かくも県外調査なるものが気を遣うものとは思っていませんでした。なにしろ、参加者の誰よりも、年下なのですから。

 大きな事故、不満もなく、無事帰ることができまして、ほっとしています。また、かなり内容の充実した満足できる調査になりました。

 特に、行政規模がほとんど同じで、行革先進県と言われる三重県、岐阜県の取組みは、参考になるところが非常に多く、また、第三次行財政改革の数字的な目標は、全国でも、かなり厳しい画期的なものであると実感しました。

 これが、本当に通れば、行革先進県の称号が与えられても良いかもしれません。

 後日(選挙後になるかもしれませんが)報告をさせて頂きます。


 ところで、今回、初めて名古屋市、愛知県、中部地方の動きを体感したわけですが、日本でも、これだけ元気のある地域はないと思います。知りませんでした。

 恥ずかしながら、大阪と東京には、用事があっても、日本No3の都市・名古屋に、実は、あまり関心すらなかったのかもしれません。
 (田中りか名古屋市議すみません。)

 学生時代の私の名古屋のイメージは、パチンコに、殺風景な地下街に、無個性なテレビ塔。それから、金のシャチホコに、エビフライ。
 ところが、名古屋駅前のツインタワーに、オアシス21・・・・これはもうアジア有数のなんともおしゃれな街の姿です。格好良いです。

 多分大赤字にはなるでしょうが、平成17年には、名古屋空港開港、さらに、愛知万博が開催されるということで、ともかく、バブルの絶頂期のような大規模な建設ラッシュです。

 トヨタも、調子が悪くないということで、全体として、街に勢いがあります。景気回復基調にある、というのが、ここでは、そうだな、とも思えます。

 オリンピックを逃し、誘致に成功した万博に合わせて、広島のアストラム・ラインのような形で、短距離とはいえ、リニアモーターカーが、走るようになることも知りませんでした。

 愛知、三重、岐阜、静岡の「中部」って、凄いやんか!!
 このあたりの詳細も後日。


 さて、帰岡後すぐに、選挙事務所によって、これから、公開討論会。従来の県外調査に比べて、連絡も多く、気は休まりませんでしたが、いよいよ本番直前。

 秒読み体制に入りました。


 公示日ではありますが、下記セミナーが開催されます。どうか奮ってご参加下さい。


 《特区・規制改革もみじキャラバン開催のご案内》

開催日時:2003年10月28日(火) 13:30〜17:00
 13:30〜 基調セミナー「構造改革特区の活用法(仮題)」(45分)
 14:30〜 自由討論会:規制改革とビジネス(2時間程度) 

場  所:岡山県男女共同参画推進センター
     (岡山市中山下1−8−45 NTTクレド岡山ビル17階) 
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2003年10月24日(金)【立会演説会】
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 昨日の立会演説会は、たいへんな盛況でありましたが、よほど気を引き締めていかないといけないという思いを強く持ちました。

 とりわけ、シンパシーという点からは、投票率が上がった場合の20〜30歳代の投票行動は、予測不能なものがあります。

 危機感を強く持ちました。


 一方で、私は、自分が、同じことを聞かれたら、どう答えるかな、という気分で聞いていました。

 政策面は、党の施策をあれこれ勉強すれば、一通りの事は言えるのでしょうが、例えば、「何のために政治をするか」というような質問は、個人の経験や資質に帰するものです。
 このあたりは、もう人生観の世界です。

 私は、「愛と夢の公正な分かち合いのために」突き詰めれば、一人一人の幸せのために、政治をします。幸せとは何か、と問われれば、私は、「家族」が安心して暮らせること、だと思います。
 その手段の積み重ねが、あるいは、各々の役割の認識が、良き伝統になるように思います。

 愛と夢が、世界中で公正に分かち合えておれば、世界中のどの家族も安心して暮らせます。そして、おそらく幸せでしょう。

 そのために政治があるのです。
 そういう仕事ができるから、政治家には誇りがあります。

 政治や政治家など、一人一人が幸せになるための手段、道具に過ぎません。特に、政治システムは、そうでしょう。仕組みは、どんどん変えていけば良いと思います。

 大切なのは、目的と手段をよく見極めること。いつのまにやら、手段を守ることが、目的になることがないように。


 つまりは、幸せの基準がずれてるから、政治もおかしくなるんではないかな。あるいは、政治がおかしいから、幸せが、わからなくなるのかな。


 「岡山のためにか、国のためにか」と問われれば、「一人のために、そして、地球のために」と言うでしょう。

 尊敬する政治家は、革命家としての高杉晋作。尊敬する人は、ウルトラマンコスモス(←人?)。

 最近読んで感動した本は、「加治隆介の議」(←マンガじゃん!)

 今一番行きたいところは、北朝鮮!あるいは、五能線に、乗りたいです。

 ・・・・・・・・・

 それにしても、自民党は逆風になりつつあります。個人的には、世代間の人数バランスが保たれて、能力と体力があれば、定年制を必ずしも引く必要はないと考えています。老獪さに対抗できないのは、若い者が、単にだらしないというだけの話です。

 若ければ、政治への情熱が本物かと言えば、そうでもないでしょう。戦場である議場で死にたいのが、本物の政治家かもしれません。

 また、立候補されても、選ぶのは有権者の皆様なのですから、この問題を引っ張るのは得策でない気がします。
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【静岡国体秋季開会式へ】

 本日中に、行政改革・国体等特別委員会委員長として、明朝開会の「NEW!!わかふじ国体(秋季大会)」の開会式出席のために、主会場のある掛川市に入ります。

 選挙がなければ、昨日名古屋から戻らなかったように思いますが、とんぼ返りのようなことになりました。

 特別委員会としては、第三次行財政改革大綱については、27日の議員全員全体協議会がクライマックスと言え、11月からの後半戦は、国体に、ウエートを移すつもりです。

 競技力向上ということになると、今日から選手激励に入る文教委員会の所管ですが、我々特別委員会は、むしろ、インフラ整備や交通体系、受け入れ態勢、なにより、開会式についての調査を主にしようと考えています。
 特に、53号を含めた交通対策は、大問題です。

 ですから、岡山勢の活躍を心からお祈りするものの、我々の視察目的は、選手激励がメインではありません。


 実は、国体の開会式は、9時30分の会場で、閉式が、午後3時をまわります。
 そのため、帰岡は、明日夜になります。
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2003年10月25日(土)【岡山国体開会式に「うらじゃ」を!!】
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 先ほど、掛川市から帰岡しました。この後、7時から選対会議に、青年の集い等と続き、どうしても相撲取りの格好をして、青汁を飲まなくてはいけません。

 今週は、体力的にというよりも、精神的に切り替えがきつい週でしたが、あとはもう、11月9日まで、市内を離れることはありません。


 詳細は、後日記しますが、天皇皇后両陛下を迎えての「NEW!!わかふじ国体(秋季大会)」は、非常に感動的なものでした。

 文教委員会は、選手激励ということですが、我々行政改革国体等特別委員会は、むしろ、会場までのアクセスや、開会式そのものの視察団として派遣されました。
 今回もまた、総合プロデユーサーの高畑勲先生も、ご一緒でした。

 私とは、明らかに違うものを食べていると思われる鈴木重子さんの歌う大会イメージソング「夢の翼」(葉加瀬太郎作曲)は、本当に美しく素晴らしい曲で耳に残ります。


 ところで、開会式前の式典前演技は、天皇皇后両陛下も、ご覧になるものですが、私は、この場面、あるいは、その前のオープニンングプログラムに、「うらじゃ」が、非常に相応しいことを確信いたしました。前からそうは思っていたのですが、確信しました。

 岡山らしさということで、桃太郎スタジアムに、1000人以上の「うらじゃ」!!これは絵になります。なんといっても、パワーが違います。

 私も所属させて頂いている岡山JCが、動いていますが、私も、さらにさらに、行政改革・国体等特別委員会委員長として、岡山国体に、「うらじゃ」を熱く熱く推奨させて頂きます。


 さて、選挙、選挙!!選挙モードに切り替えでい!!
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2003年10月26日(日)【明後日告示】
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 今朝は、○○岡山地区○○大会の開会式の後、家族集合。地域の文化祭2つに、○○。

 ○○地区の文化祭は、来賓には、毎回カラオケがあるため、そのために考えたのが、「ブルーシャトー」。
 「ブルー、ブルー、ブルー、ブルー、ブルー、ブルーー、シャトー〜。・・・・しゃとう、しんじ、でございます〜(・・・・寒ぅ〜・・・)」。という他愛もないものですが、意外に受けて良かったですら。
 その後、○○祭にお邪魔し、家族解散。


 ○○地区選対会議で応援弁士の後、高島屋、アリスの広場前の街宣に合流。その後、さきほど午後7時まで、流動街宣。

 それにしても、明後日が告示というのをご存知ない方が多いです。
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2003年10月27日(月)【いよいよ明日告示です】
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 さて、いよいよ明日告示です。

 明日から3日間の私の日程は下記の通り。是非、応援の応援をお願い致します!!

 28日(火) 略

 29日(水) 略

 30日(木)候補者選挙応援で不在のため街宣車に乗ります。

 

【全体協議会】

 本日は、午前中農林水産委員会、午後から、第三次行財政改革大綱(案)に関して、議員全体の全員協議会。
 各党から3時間以上の質問でしたが、知事答弁は、どうもすっきりしませんでした。

 この全体協議会で聞き置いたということで、大綱は、策定はできますが、やはり、これだけの重要案件は、議決すべきです。
 今回もまた執行部ペース。12月定例会の質問で、もはやどうにもならないのかも。


 一方で、勉強会(派閥)で、市町村合併及び森林保全税の話。昨日の長船町の住民投票で、一挙に、邑久郡3町の瀬戸内市の夢が、しぼんでしまいました。

 ところで、森林保全税については、反対の声が4人で最強硬派が、おそらくどう見ても私。目的は良いが、手段の課税がいかん、というのです。
 今日も明確に反対。そろそろ確実に問題児に。

 ITインキュベーションセンター建設反対の時は、一人でしたから、4人もいれば、なんとも心強いです。

 多数決民主主義ですから、最後は負けるかもしれませんが、私は、今回は、皆様の声の代弁と言うより、議員の信念として、良識に賭けて、この問題については、最後まで折れたくはありません。

 私は、一見、温厚そうに見られますが、言うまでもなく、極めてがんこです。
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2003年10月28日(火)【構造改革特区】
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【川口外相来岡予定】

   略
 当日、私が司会の可能性があります。
 どうか奮ってご来場下さいませ。


【構造改革特区】

 本日は、午後から、秋の規制改革集中受付期間として、「特区・規制改革もみじキャラバン」が、開催されました。
 岡山青年会議所も絡んだ構造改革特区についての硬派なセミナーで、非常に勉強になるものでしたが、途中退席が残念。

 内閣官房構造改革特区推進室参事官に、例によってカジノの可能性について伺いました。
 結論的には、極めて政治的な課題。

 地方で考えられるとすれば、野田聖子カジノ議連会長を招き、まずは勉強会をするということでしょうか。
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2003年10月29日(水)【静と動】
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 本日の夜は、3会場立て続けで、個人演説会応援弁士に立たせて頂きますが、ここまでえんえんと、般若心経を写すように、明日締め切りの法定ハガキ書き。
 腱鞘炎を再発しそうで、かなり字が踊っています。

 明日は、候補者が他候補応援で、選挙区不在のため、終日選挙カー本隊車に私が乗り込みます。選挙カーは、半年ぶりですが、自分の選挙以上に緊張しています。

 ともあれ、功山寺挙兵の前日のような心境で、今日は、過ごして参りました。粛々と・・・。

 この後と、明日は、私が一番槍を持って、戦います。

 明日の選挙カーは、ちょっと喧しいで〜!!!!!!!!
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2003年10月30日(木)【誰が影豚やねん】
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 本日は、候補者が、公務および他県選挙区で選挙応援ということで、選挙区を離れられたため、選挙カー本隊車に乗り込み、街宣活動。誰でも彼でも代役ということにはなりませんから、これは本当に光栄なことです。
 しまいにゃ、マイクを離すのが嫌になってきたりして。

 ウグイス嬢の方から、かなりマイクをもぎ取ったような気もして、少し咽喉が痛いです。


 それにしても、なにしろ、私達の選挙の10倍以上の票の獲得を目指す選挙ですから、声援の量が違います。

 私は、選挙行程表を見て、集まってこられた熱心な支援者の皆様に、候補者不在をお詫びするような役目でもありました。

 私が、街宣車を降りたとたん、「お前一体だれやねん?」「いつから、そんなに肥えたんじゃ?」(影武者じゃなくて影豚やんけ。)「え、本人じゃないの〜?」という表情で迎えられるということで、なかなか骨も折れましたが、それにしても、これだけの熱烈歓迎で迎えられるというのは、実に凄いことです。

 羨ましいような、日頃のご労苦に、ただただ頭が下がるような、なにより、これだけの責任を背負うことが、恐いような、要するに、物凄いことです。とんでもない凄いこっちゃ!!やはり偉大!!
 こういう中で、戦っておられるんだなぁ・・・・・。


 昨日の夜は、個人演説会場で、候補者が来場するまで、喋り続けるいわゆる「つなぎ」役の3連発を経験させて頂きましたが、2分になるか、20分になるか、時間がわからない状況で、しかも、「お前の話は良いから、早く候補者出さんかい!!」という視線の中で、ともかく喋るという、修練。2番バッターの役割やね。
 これは本当に勉強になります。

 そういった意味では、門木県議は、この「つなぎ」に関しても、まさに達人であり、改めて、その偉大さを実感したりしています。何番でも打てるバッターです。


 今回の選挙では、様々な場面に抜擢頂き、実に良い勉強をさせて頂いております。
 それにしても、まだまだ修行が足らんのぉ〜。己の力不足を実感します。
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2003年10月31日(金)【森林保全税説明会】
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 私信の国から私信を広めに来たぐらいの連日の私信です。

 マスコミによると、追い上げが急なようです。引き締めを!!
        
                     略

【森林保全税説明会】

 森林保全税について、岡山県議会は、事前審査制をとっているため、11月末からの定例会よりも前に、事実上の審議がなされ、方向が決まります。

 私自身反対の方向は微動だにしませんが、今まで、知事与党を自認し、一枚岩の自民党の中で、行政の施策に、議員が個人で、まともに反対するという例がなく、やりようによっては、革命的な事件になります。

 逆に、なんで、今まで、行政の施策を寄って集って丸呑みしてきたんでしょう?そっちの方が、わしから言わせたらおかしいわい。全知全能の神様が相手ではないのですから、違うと思えば、堂々と反対すれば良いのです。
 NEW自民党で、行きましょい!!


 一人二人反対が出て良いものも、党議拘束があって従ってきたわけですが、私は、造反をするのでもなく、賛成する議員をとやかく言うのでもなく、なんでもかんでも反対だと言うのでもなく、単に、私が、今回の行政の一施策に反対です、と言っているだけなのです。

 それの何がいかんのか?多数決には従うというのですから、意見が違ってても良いではないですか。それすら認められないということにはならないでしょう。

 なにしろ、最近の自民党は、少し違うのです。中央の変化は、地方に波及します。それは、肌で感じます。
 これが、堂々と言えるのですから。


 本日も、選挙活動の傍ら、先輩議員と、「どこまでするか」の相談。「佐藤は、言い出したら、どうせ言うことを聞かない」と周囲から認知されておるようで(これは名誉なことです。)、端から私には、懐柔もないようなので、場合によっては、一人になるかもしれませんが・・。
 エヘン。エヘン。


 私にとって大切なのは、議員同士のもたれあいではなく、きちんとした政策論争をした上で、半代表として、県民の皆様の思いに加えて、なによりも、議員としての己自身の良識に適うかどうかということです。

 森林保全税の目的ではなく、追加課税という方法がいけないと、方法論を問題にしているのですから、私がたとえこれに反対しても、優秀な職員の方が、「あぁ、そういう意見もあるんだな」で、「佐藤の言うことは、今後、絶対に聞かん」と決意するほど、レベルが低いわけがありません。

 いわんや、議員においておや。



 なお、森林保全税の説明会、岡山会場は、下記の通り。

 11月8日(土) 午後3時〜4時30分
      ウイズセンター(NTTクレドビル17階)
 申込み:zeimu@pref.okayama.jp
 参照 http://pref.pkayama.jp/somu/zeimu/sinzeiiken.htm

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