2002年10月1日(火)【リサイクル国体】
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ここ数日話題にさせて頂いている「岡山市中心部爆音暴走族対策会議」の日程と場所が、とりあえず決まりました。
10月26日(土) 午後3時から5時。場所は、柳町1−4−8(旧出石小学校の南側)みのるガーデンセンタービル2Fのイベントホールです。
当局と調整中ですが、基調報告として、交通対策としては、知事部局の交通対策課、暴走族の取締りなら、県警本部にお願いするということですが、さらに、爆音暴走族対策に具体的に市民が動いた事例の発表、加えて、パネルディスカッション形式で、パネリストとして、地域住民、ホテル旅館業、青年、なにより、コーディネーターが、どうしても必要です。
このあたりの調整をしていくことになりますが、どうか皆様のお知恵をお貸し下さいませ。なにしろ、初めてのことで、こちらもやり方が、わかりません。毎度お馴染みのやっつけ仕事の感は否めません。
「落書き調査隊」の経験も役立ちますが、全てこれからです。
行政主導の暴走族対策会議は、青少年の健全育成が全面に出ていますが、私が、考えているのは、今回の「岡山県暴走族の追放に関する条例」で、もっとも欠落している、いわば被害者と言える「地域住民による抑止」の部分です。
例えば、岡山空港は、ナイトステイが始まっていますが、市内のホテルに泊まられる客室乗務員やパイロットが、爆音で、睡眠不足になっているという現実は、より、大きな災害(人災)の危険を孕んでいるといったようなことが、爆音暴走族には、わかっていません。イメージを含めたトータルで、岡山県の損失は計り知れないのです。
恐怖に屈せず、行政に委ねず、地域から、断固として、「NO」であると自発的に表明することが、今どうしても必要です。
とりあえず、やってみます。
さて、ここのところ、環境、とりわけ、リサイクルに関するお話を多く伺うようになりました。廃ガラスを破砕してモニュメントに活用したり、汚泥を肥料に変えたり、エコタウン構想といったものまで、要するに、静脈産業と言われていたものが、原料が、廃棄物と言われるものであるだけで、実質上は、動脈産業と大差なくなっていると実感します。
まさに、循環型社会というわけですが、いわゆる環境問題について、規制することもさることながら、産業に転換する、端的には、ビジネスとして販路を広げるような仕組みが、どうしても必要になってきます。
消極的に使わない、のに、加えて、積極的にまわす、ことが、重要です。まわすのが、経済の基本です。
個人的には、歩く環境破壊のような人間であるため、法律を羅列したり、ゼロエミッションがどうのとか書くこと自体が、面映ゆいのですが、地域戦略として、「ゴミ」と呼ばれるものが一切ないというシステムへの構造転換を政治が誘導していく必要があると考えます。
この点、これから、重点課題として、勉強して参りますので、皆様のご指導をどうか宜しくお願い申し上げます。
私の個人的な提案ですが、17年晴れの国おかやま国体を「リサイクル国体」と位置付けてはどうでしょうか。メインの桃太郎スタジアム自体が、リユース(?)ですが、これからリニューアルされる岡山県総合グラウンドをリサイクルを通じて美しい自然との共生を図るというテーマで統一するのです。
それで、舗装の仕方一つとっても変わるでしょうし、ベンチやトイレやモニュメントも、自ずと変わってくるでしょう。
そのことは、新しい産業の振興に繋がるでしょうし、岡山の理念を全国に発信することにも繋がります。
バリアフリーや安全確保のために、廃タイヤを利用するといったアイデアが、心憎いばかりに散りばめられているような主会場であれば、これは、なかなかのものではないですか。
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2002年10月2日(水)【195万人のスクラム】
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本日は、平成17年「晴れの国岡山国体・輝いて!おかやま国体」県民運動推進大会が、岡山テルサで開催されました。いよいよ秋季大会の本番まで、3年ということで、気運を一挙に高めていきたいところです。
天皇杯・皇后杯の獲得を目指すのはもちろんのこと、果たして選手・関係者以外に、大会開催中以外の17年の年に、どのくらいの方の来県があるのか、読めないところもありますが、「岡山県民195万人」が、しっかりとスクラムを組んで、大会を盛り上げ、また、「おもてなし」の心で県外の方を迎える準備が、本格化します。
景気低迷の中で、選手育成、インフラ整備のための財政難から、国体の見直し機運もあるわけですが、燃え難い岡山県民の特性を遺憾無く発揮することなく、県民が一丸となって、それぞれの立場で、出来ることをやろうじゃないか、とお互いに声掛けをし、スポーツ全体の底上げはもちろん、岡山県全体の品格を高める契機にしたいものです。
昭和37年国体の時は、私は生まれてもいませんが、本日の「民泊」を受け入れた方の体験談を伺うと、「国体の決定版」と言われるだけの「おもてなし」が、先輩達は、非常に出来ていたようです。
ともあれ、まずは、私としては、爆音暴走族対策です。
願わくば、再選させて頂き、17年おかやま国体を所管の文教委員長として、迎えるのが、私の夢でございます。
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【修己知人の学】
本日は、「第30回商業界中・四国地方ゼミナール岡山大会」に、前半だけ出席させて頂きました。知事の来賓挨拶ではありませんが、中四国州を目指す我が県としては、岡山市に、中四国を視野に入れた、こういった大規模のコンベンションが、どんどん誘致できるのが理想です。
それにしても、大盛況でした。
私の場合は、こういったセミナーは、商売を政治に置き換えて拝聴させて頂くわけですが、基本的には、中2の時に潰れたとはいえ、もとはと言えば、商売人の子、陶器屋のせがれですから、商いには、血の高ぶりを感じます。
加えて、昨今は、「食の安全」のように、商品の全ての過程を把握した上での説明責任が言われるわけですが、そのことは、政治も変わりません。また、顧客満足が全てという意味では、行政も議員も、典型的なサービス業です。
ところで、講師の日本創造教育研究所の田舞徳太郎先生のお話を久方ぶりに拝聴させて頂き、活を入れて頂いたような感じが致しております。
私は、田舞先生のSA研修を逢沢事務所にお世話になる直前に受講し、昨年の例の「インキュベンションセンター事件」の直後に、篭るかのように、8年振りに、SC研修を受講させて頂き(研修始まって以来の問題児と称される)、LTにいつ行くんなら、という状態ですが、改めて、学びが足りないと自覚させて頂きました。
経営者の器以上に会社は大きくなりませんよ、自分を磨いた以上には人様を導くことは出来ないですよ、人を治める前に自分創りをして自己を治め(修己知人)、そのためには、格物到知、無知であることを自覚し、行動・実践していかなくてはいけない・・・・どうも、私が、書くと言葉が踊って仕方ないです・・・・。
選挙的に言うと、先輩秘書の「候補者に見合った票とお金と人が来るのが選挙だぞ」という言葉が、蘇りますが・・・・うーーん。
商売は、商い(あきない)というぐらいですから、飽きずに、お互いに頑張りましょう。
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【たかが、1000号、されど、1000号。】
「こころ」が、1000号です。
「697〜700を上海特別編とします」と言いながら、発行されぬままに、1000号を迎えました。思い起こせば、2000年4月から、2年半、ほとんど毎日休まずに、暇だなぁ、とか、迷惑だぞ、とも言われつつ、毎日、こういう物を発信させて頂き続けられたのは、文章の向こうに皆様が、おられるからこそであり、皆様と、作っていった記録でございます。
まずもって、皆様に心から感謝御礼申し上げます。本当にありがとうございます。
また、「こころ」を書く時間がなければ、家事も手伝えた(・・・・?)のに、我が侭を許してくれた妻と能天気で無邪気な子供にも、感謝いたします。
ここまで喜怒哀楽を丸出しにした実に人間くさい県政報告はなかろうと思いますし、長かろうが、外れようが、誰も真似しようのない、というか、決して真似をしたくない、もはや独自の世界、佐藤真治ワールドになってしまいましたし、この間、こだわり続けて、人間的成長が見られないのが、非常に凄いところだと思います。
それでも、今日の田舞先生のお話ではありませんが、一日のどこかで、「考える」時間が、本当に重要だと思います。個人的な悩みでもあり、公職としての議員としての悩みであり、要は、日本や岡山県のことを考えているのですから、この独りの時間は、どこまでも大切にしたいと思います。
必ず一日一回、パソコンの前で、自分を追い込むのは、楽しいものです。
『人生は、能力の差では決まらない。何に時間を使ったのか、何にお金を使ったのか、誰と出会ったのか、何を志したのか、で決まるのである。』さすれば、「こころ」は、そう悪くないのかも、と思っています。
私が死んでも、いつか、誰かが、同じような道を歩む時、この一連の文章に出会って、さらに一歩を踏み出せることを祈りつつ、松陰や晋作が掲げた「狂」の一字を持って、1001号、次に、1002号を目指してまいります。
どうか変わらぬご指導・ご鞭撻のほどを心よりお願い申し上げます。
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2002年10月3日(木)
【第2回岡山市及び周辺市町合併問題議員研究会調査 広島へ】
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本日、これより、岡山県立岡山操山中学校開校記念式に出席後、岡山市及び周辺市町合併問題議員研究会の第2回の県外調査で、事務局次長として、お隣の広島県へ向かいます。
本隊は、明日、福岡ですが、私は、県立図書館起工式その他の事情で、帰岡します。なお、来週には、第3陣が、浦和・仙台に向かい、私は、事務局次長として、浦和のみ合流します。
各党の代表が副会長でもあり、第1回が、公明党、本日第2回が、民主党、第3回が、共産党が、幹事で、自民党の事務局長と事務局次長は、原則として全行程参加なのですが、さすがに全部は行けません。
ところで、岡山市の合併・政令指定都市化については、市議会でも大きく取上げられたようですが、「岡山市には、なんのデメリットもない」という市長答弁が、玉野側の神経を逆なでしている模様です。
ただ、最近の私の立場ですが、中四国州、政令指定都市には、大賛成。但し、相手は、倉敷市で、倉岡市として、100万都市にすべきではないか。その論理的帰結として、玉野・灘崎との合併には疑問。
また、玉野側が、速やかに統一された意志を明確にされることが肝要ではないか、こういった現状では、岡山市が動くのは当然で、やむをえないのではないか、という、独自説になっています。
多分、こういう意見は、県議会議員では、私以外ないと思います。
ちなみに、県議会においては、自民党は、党としての見解はなく、推移を見守る。公明党は、慎重派。共産党は、反対。民主党は、不明。しかし、研究会としての統一見解は出さない、という流れではないか、と思います。
広島の状況については、明日、お知らせさせて頂きます。
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2002年10月4日(金)【政令指定都市を考える その6 広島市】
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本日は、旧丸の内中学校跡に建設される県立図書館の起工式がありました。現在地に到るまでに、紆余曲折があったものだけに、逆に、旧日銀跡地の活用と相俟って文化ゾーンの核として、大きな期待が寄せられます。
それにしても、烏城が見渡せるあの開放的な空間、ちょおと惜しい気がします。
ところで、岡山県議会の「岡山市及び周辺市町合併問題議員研究会一行は、広島市で、広島市役所、広島県庁(県議会)、広島商工会議所を訪ね、本日は、福岡市役所に向かっていますが、事務局次長は、なぜか帰岡致しております。
昨日は、岡山市、瀬戸町、御津町で作る「県南政令市構想(北部地域)研究会」(人口65万人で、これだけでは、政令市の要件を満たさず)が、開催されたようですが、合併した場合の人件費削減額(10年で27億円。議員は、3町計84人が56人に。)や新たな税負担が、示されたものの、岡山市・玉野市・灘崎町で作る研究会との一本化は、年内には無理という方向のようです。
さらに、市民団体から、合併と政令指定都市移行に反対する要望書も提出されたようです。
さて、黒澤明監督の「羅生門」ではありませんが、立場立場で、県と政令指定都市の関係について、発言が異なってくるわけですが、その中で、これまた、賛成か反対か、それぞれの立場で、気になる発言を取り上げたりするので、いよいよ、実際のところがわからなくなるわけです。
結論を言えば、事情が許せば、政令指定都市を目指したいものである、ということですが、事情が許すかどうかわからない、そして、事情が許すも許さないも、地域事情による、というところでしょうか。
さて、広島市が、政令指定都市になったのは、昭和55年春。
その後、広島県が西高東低が言われる中で、県土の均衡ある発展を目指していましたが、財政難の中での地域間の生き残り競争の観点から、広島市の発展がないと県の発展はない、という雰囲気になりつつあるようです。
ただ、県と政令指定都市の関係は、やはり微妙なものがあります。
広島県の地図を描いて頂いたらおわかりのように、西の広島市、東の福山市・尾道市・三原市、北の三次市・庄原市の三極があり、人口288万人のうち、113万人を政令指定都市・広島市が占め、県議会議員70人のうち、25人が、広島市(8区ある)の選出です。
議員定数の削減の議論が出た際には、広島市分を減らし、中山間地に充てることも議論されたそうです。
ところで、広島市が政令指定都市になる時も、ある意味かなり強引で、東西8km、海まで4kmの市街地に、山越えで、合併を重ね、加住面積自体は決して広くないのは、新幹線の車窓から見られる景色でおわかりのことだと思います。
また、早急に整備した結果として広島市内に商工会が、13も残っています。(もっとも、商工会議所法で、ひとつの市に、一会議所とされるにもかかわらず、商工会議所が2つある岡山市の方が、全国的に珍しい例とされています。中心市街地しかり)。
ただ、アジア大会もあり、駅前はまだしも、100万人都市の風格というのは、出来つつあるように思います。
いずれにせよ、プロ野球チームとプロサッカーチームを持つには、人口150万人必要であるということですが、当面、再合併で、130万人都市を目指し支店経済都市として発展する広島市は、政令指定都市として、成功している、と言えそうです。
加えて、全国12位の13市73市町村ある広島県は、市町村合併については、積極的で、合併法定協議会は、10を越え、政令指定都市化の時と同様、経済界が積極的に合併を推進し、マツダの城下町でお馴染みの府中町を広島市に合併させることにも積極的のようです。
また、中国新聞の動きも、暴走族一掃キャンペーンのように、積極的だそうです。
やはり、静岡市・清水市合併もそうですが、市境に拘らず経済活動を繰り広げる経済界が、積極的に動くことが、成功の秘訣であると言えると思います。
すなわち、広島の場合は、経済界とマスコミの動きが、行政の尻を叩いているわけですが、岡山市・西大寺の両商工会議所の合同で、岡山市・灘崎町・玉野市の合併と政令指定都市化の要望が出されたことについて、玉野側から、非常に皮肉な見方がなされているのも、悲しいかな事実です。
責任を転化するわけではありませんが、やはり、経済界に推して頂かないと、この話は前には進みません。条例上の細々とした問題は、現在問題であれ、改正すれば、クリアできる問題です。
ところで、なんとなく、広島からすると、岡山は、そう相手にしなくて良いような相手なのかな、と感じます。香川と比べても、お互いに、親近感がもう一つわかないのは、なぜでしょうか?
州都岡山・・・ちょっと笑われました・・・。ちぇっ!
さてさて、本日は、爆音暴走族対策のやり方について、マスコミの意見を聞いたり当局とのやり取り。ビラ一枚とっても、連絡先をどこにするか、そもそも載せるべきなのか、検討が続きます。
警察が動けない分をいかに動くか、しかし、連携は、欠かせません。
総論賛成、各論難航といったところですが、来週月曜日には、再度広島市で、暴走族条例について伺って参ります。
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2002年10月5日(土)【サンポート高松】
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本日、参議院議員加藤紀文先生の就任10周年記念祝賀パーティーが、開催されました。また、おりしも、総務副大臣就任祝賀を兼ねたものとなりました。平沼経済産業大臣と片山虎之助総務大臣がご留任ですので、岡山が、総務大臣、副大臣(但し2名)を輩出しているということで、全く心強い限りです。
昨夜、打合わせで、岡山青年会議所の高松JCとの交歓会のバスに遅れてしまったため、久方ぶりに、マリンライナーで、高松に行きました。
1470円と1時間足らずの時間が、岡山市と高松市との距離のようではありますが、全く同じ放送媒体で情報を得ているからか、妙な親近感があります。
しかしながら、昨年来、全貌を現しつつあるサンポート高松は、美しく人工的な雰囲気が、かえって違和感があるのと、致命的なJR高松駅とローカル鉄道の高松築港駅(ひいては、中心部の瓦町)との連絡の悪さ、を除けば、全日空ホテルが駅前にあることの街としての説得力、鉄道と船とバスといった多様な公共手段が連携することは、シンボルタワーが建てば、高松は、岡山よりも、化ける、といったおもしろさを感じます。
少なくとも、これだけ、特徴的な構造の街は、全国でも珍しいように思います。極めて個性的です。
一方、対岸の宇野ですが、ルネッサンス計画が進むものの、なかなか港町・玉野の全体像が見えてきません。
もっとも、実は、今回の岡山市との合併、政令指定都市化で、現在県管理の宇野港を岡山市の管理にするべきである、という主張が、この問題をさらに混乱させたことは、まさに、毎日海を見て暮らす、玉野市の港、海に対する思いを岡山市が共感できないことの証左であったように思います。
ちなみに、今定例会で、公明党の質問に対し、宇野港が県管理以外になることを知事は、明確に否定されました。例えば、静岡市・清水市合併でも、清水港が、当然に、新静岡市の管理になると言う話は、出ていないのです。
岡山市の立場からすれば、宇野港に言及するよりも、むしろ、ホーバークラフトを京橋から瀬戸内海に出すという話の方が、生産的な議論になるかもしれません。
いずれにせよ、致命的なのは、瀬戸大橋の通行料の高さにつきます。国民経済全体から考えれば、通行料で、瀬戸大橋を減価償却するといった血迷ったことを考えず、物流の促進で、産業や観光の振興を図り、個人や法人の所得からの税収アップを目指す方が、遥かに好ましいと思います。
ただ、その場合、高松市や玉野市の瀬戸大橋に代替でき得る部分のダメージは非常に大きいとは思いますが。
この点につき、瀬戸大橋の財政負担を地方に求めないよう、県議会も、国に対して、要望書を提出していますが、高速道路全般について、まずは、天下りをなくして、1円でも、通行料を下げんかい。
帰りは、バスでしたが、瀬戸大橋を渡るにつけ、しみじみと中四国州を思う時、中国州は良いにして、四国州だけでは、きついような気もしますし、好くなくとも香川は岡山を見てくれるように感じました。
意外にも岡山県を好いて下さる方々が対岸にいらっしゃるとして、そういう部分をちゃんと我々は、一体的に感じているでしょうか・・・。
そう言えば、香川の県議会議員を私は知りません。これは、不思議です。
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2002年10月6日(日)【全国京橋朝市】
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本日は、午前5時からの朝起き会の後、京橋朝市へ。全国朝市ということで、いつもの倍以上の大盛況でした。
大盛況といえば、この朝市の実行委員会の本部テントは、毎回、さながら岡山の政治関係者のサロンのようであり、仮に3回続けて行かなければ、佐藤は、死んだことになるのではないか、というぐらいの岡山で一番ホットな情報交換の場でもあります。
実行委員会の方のご努力で、それだけ多くの方が集う、岡山になくてならない人気スポット・イベントであり、その湧き上がるような活気から、岡山の市民、もっと言えば庶民の気持ちは、京橋朝市に来ないとわからんぞ、と言われるのも、むべなるかなの、つまりは、議員にとっても極めて重要な場なのです。
なにしろ、本部テントに座っているだけでも、本当に多くの方と出会えるのですから、凄いです。
本日も、衆・参議院議員、知事、県・市議会議員、さらには、候補者で、賑わい、お互いニコニコ笑いながら、内心は、ちょっとしたバトルもあるという、業界的には、まさに、選挙の縮図の様相を呈しておりました。
今日は、他議員などと、地方政治のあり方について諸々話し込んで、気がつけば、なんだかんだで2時間もおりました。
その後、護国神社の秋季慰霊大祭へ。昨日、岡山県戦没者慰霊祭があったため、今日は、ご参拝の方が、ちょっと少ないように感じました。
私のピースミュージアムの質問が功を奏したわけでもなんでもないと思いますが、ここのところ、岡山大学なども含めて、戦時の建物の保存の話が、俄かに浮上している感じです。
一番守りたいのは、日本人の心の部分です。
午後からは、新聞のタックシール張りに、郵便番号別に分ける作業を妻や母や近しい方々と延々と行いました。未了です。
お手伝いを頂いた皆様には、この場をお借りして、心から感謝御礼申し上げます。
今回は、1万通の発送作業ということで、労力も時間もお金も、かなり厳しいものがあります。新聞を3万刷って、1万通発送ということになれば、諸々含めて、150万円以上の出費は、避けられず、とても、ちょくちょくできることではありません。
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2002年10月7日(月)【県外調査へ】
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「こころ」を3日お休み致します。
これより、県外調査で、まずは、広島へ向かいます。
広島市の暴走族対策条例について伺い、明朝、大会出席後、広域交通物流対策特別委員会・岡山市及び周辺市町合併問題議員研究会の両方に、時間差で、合流し、広島市、福岡市、名護市、さいたま市、福岡市、北九州市から岡山という、かなり無茶苦茶な移動になります。
この任期最後の県外調査であり、あるいは、生涯で最後になるかもしれない県外調査です。この機会に、動けるだけ動こう、可能な限り、他所を見よう聞こう、というもので、文字通り、両方の調査隊をはしごしながら、飛び回ることになります。
移動時間が長いため、毎夜10時過ぎに、本隊に合流という強行スケジュールです。
というわけで、「こころ」は、金曜日まで、お休みさせて頂きます。
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10月8日、9日、10日無し
2002年10月11日(金)
【政令指定都市を考える その7 さいたま市】
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県外調査のため、4日のご無沙汰でございましたが、再開させて頂きます。暴走族対策、経済特区など、多岐に渡りますが、今日と連休中に一挙に報告させて頂きます。
岡山県議会の「岡山市及び周辺市町合併問題議員研究会」として、一昨日さいたま市を訪ねました。本隊は、昨日・本日と仙台ですが、広域交通物流対策特別委員会を一日抜けて、さいたま市の部分だけ参加致しました。
ところで、青春18きっぷの貧乏旅行では、青い京浜東北線あるいは、オレンジと緑のラインの電車に乗り、高崎か宇都宮方向に分かれるということで、私にとっては、東北か越後の旅の始まりが大宮ということで、あるいは、埼玉県そのものに、都会の印象がなかったのですが、埼玉県は、ここ10年で、人口100万人増の700万人。昭和40年には、人口300万人の県が、約40年で、岡山県の人口の2倍分を増やした計算になります。
埼玉県だけで、スイスの人口に匹敵します。
昭和2年から議論されていた合併問題ですが、昨年5月に、大宮市・浦和市・与野市が、合併し、さいたま市が誕生。人口100万人を越え、旧3市が隣接する旧大宮操車場跡地にできた「さいたま新都心駅」は、国の合同庁舎や、ジョンレノン記念館が入るスーパーアリーナを核に、まさに、未来都市の風格を備え、さらに、開発が進みます。
まさに、既存の12都市に遜色のない文句無しの政令指定都市を目指しています。
余談ですが、新都心のけやき広場南特設会場には、我が木下大サーカスが、9月14日から11月25日まで、頑張っておられます。
さいたま市の合併の特徴は、何といっても議会主導であったこと。特に、3900項目に及ぶ幹事会レベルの交渉もあったようですが、平成6年に、政令指定都市問題等3市議員連絡協議会が立ち上がり、法定協議会に到るまで、5年を要しています。
但し、この背景には、地元の商工会議所の動きがあり、とりわけ浦和商工会議所は、「さいたま市政令指定都市推進市民会議」を設立。機関紙を発行し、盛り上げに一役も二役も勝っています。ちなみに、この任意団体の活動費を市が補助していたのも注目に値します。
また、ゴミ回収の有料化など独自の施策もあった40万人を越える大宮市と浦和市に挟まれた8万人の与野市も、市長が、他市に比べてひととしとっておられ、しかも市町村長会会長を務められていたことから、首長の働きも大きかったようです。
なによりも、前述の関東地方を睨んだ国の出先機関の集積である「さいたま新都心」の整備は、結果として、合併の呼び水となり、今となっては、国の思惑もあったのではないか、ということです。
いずれにせよ、京浜東北線を背骨に、経済の大宮市、文化の与野市、政治の浦和市との合併については、へそのない埼玉県の中枢として、前途洋々たるものがあると思います。
一つの市に、J1、J2の2チームを持つさいたま市と岡山市の状況は実際比べるべきないのですが、政令指定都市を目指す街の迫力というのは、こういうものである、ということを痛感致しました。
特に、岡山駅前に立つとそれを思うのですが、しかし、岡山の街が変わらないわけではありません。すなわち、岡山駅前の林原モータープールを中心に、本当に自然博物館や2つの百貨店やホテルが集積するような、例えるなら、キャナルシティーの2倍のようなものが、構想通りに出来るのなら、2時間圏域に1200万人という商圏どころか、世界を市場にした新しい岡山が生まれる可能性があります。
しかも、操車場跡地に、西部副都心が出来、スポーツ施設や病院なども、集積し、さらには、国の出先機関が入れば、岡山の都心の地図は、一新します。
そういった場合には、規模だけで言えば、政令指定都市としての顔に相応しいものになるかもしれません。但し、既存の商店街はじめ、街の地図を一変するほどの重大な衝撃になります。
現段階で、可能性は、あるともないとも言えませんが、政令指定都市を本気で議論するなら、さいたま新都心のような迫力は、必要であろうと思います。
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2002年10月12日(土)
【政令指定都市を考える その8 北九州市】
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10日に、広域交通物流対策委員会として、玉島ハーバアーアイランドの参考として、北九州市の響灘西地区ひびきコンテナターミナル予定地を訪ねました。
北九州港の長期構想「響灘環黄海圏ハブポート構想」は、平成7年6月の国の「大交流時代を支える港湾」として、東京湾(横浜港)、伊勢湾(名古屋港)、大阪湾(神戸港)に加えて、北部九州の地域整備が盛り込まれたことに端を発するもので、直接には、釜山港をライバルに、ハブポートとして、大水深バースを作って行こうというものです。
環黄海地域から「北米に向かう場合」、日本海経由ルートの方が、太平洋経由ルートよりも、最大2日程度早く到着できるということで、「北米ルートの」主力ルートになるだろう、また、廃棄物処分場として、埋立地があり、コンテナ港湾が容易に出来るということが整備理由ですが、要するに、関門海峡の水深が足らず、門司港が使えない(ゆえに、レトロ)のと、博多港へのライバル意識がなせる技のように、私には見えてしまいました。
というよりも、同じ政令指定都市でありながら、福岡市と北九州市の勢いの差というのは、行かれた方は、どなたでもお感じではないかと思います。ただ、私は、岡山市には、街のムードとして、良くも悪くも、北九州市と似た雰囲気を感じています。
戸畑や八幡など重厚長大産業で栄える5市が、合併したのは、昭和38年2月。4月には、政令指定都市になりました。
その後、昭和63年から、「北九州ルネッサンス構想」が、進められていますが、人口の減が続いています。指定都市最高の高齢化率19.5%で、人口100万人を割っていく流れにあります。
ちなみに、「北九州ルネッサンス構想」は、バブル時期ということもあってか、「北九州学術研究都市」、平成17年供用開始予定の北九州市から、大分市、宮崎市、鹿児島市まで約436kmを結ぶ「東九州自動車道」、2500m滑走路で24時間空港を目指す「新北九州空港」そして、「響灘環黄海圏ハブポート構想」の4大プロジェクトを核にしたものですが、やはり、福岡市をかなり意識したものと思われます。
もっとも、昨今、北九州市が注目されているのは、平成9年に、国からの承認を受けた環境産業を軸として産業構造の転換・再構築を図る「北九州エコタウン構想」です。
「実証研究エリア」「総合環境コンビナート」「響リサイクル団地」からなるエコタウン地区に加えて、平成16年からは、環境への取組みが評価され、広域的なPCB処理事業も動き出します。
博多港と違い、背後に一大消費ゾーンが見込めない「響灘環黄海圏ハブポート構想」ですから、コンテナターミナルには十分すぎる広大な埋立地をこのエコタウン構想と絡めて、新産業ゾーンにする、すなわち、それが、すぐそばに、政令指定都市・福岡市がある北九州市の生き残りをかけた道なのだと思います。
特に、北九州市は、リオの地球サミットでは、「国連地方自治体表彰」を受け、先のヨハネスブルグサミットでは、公害克服を国際協力に生かしてきた(東南アジア4ヶ国6都市と「アジア環境協力都市ネットワーク」を構築)取組みが世界から注目され、「地球サミット2002持続可能な開発表彰」を受賞しました。
こういった北九州市の取組みは、環境先進県(民間が)にあり、FAZ指定され、経済特区にもなろうかという玉島ハーバーアイランドの今後の方向にも、少なからず影響があると思います。
ただ、モノレールが、JR小倉駅から伸びるのは、まだしも、小倉城の真横に、福岡市のキャナルシティーを思わせる「リバーウォーク北九州」ができつつありますが、駅北の「アジア太平洋インポートマート」も加えて、やや、中心市街地の地図が見え難くなっています。
とりわけ、小倉城を市役所とサンドイッチで、完全に隠してしまう作りは、県外の者には少し残念です。焦りのようなものがあってはいけません。
私は、その街にはその街の文化・歴史・伝統というものがあり、要するに、街がでかくなれば良いんだろう、という政令指定都市化論には、与できません。
ある意味、周囲の都市に惑わされないその街独自の街づくりの重要性を北九州市からは感じます。
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2002年10月13日(日)【どねんしようか爆音暴走族】
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連休スペシャルの長文をお許し下さいませ。
本日は、朝5時からの朝起き会の後、スポーツの秋、文化の秋で、地域のソフトボール大会では始球式、地域の体育祭で、借り物競争に参加等々。
借り物競争のお題は、「両手で指パッチンができる人」・・・・。
さて、7日のことになりますが、広島市役所に、本年4月1日に施行された「広島市暴走族追放条例」について伺いに行きました。
実は、「岡山市中心部爆音暴走族対策会議」の日程と場所を決めたのは良いのですが、肝心の内容が決まらない状況にあり、16日に再度、当局と詰めることになっています。
ところで、この条例について、伺いに行ったのが、広島県警ではなく、広島市市民局が担当というのが、広島市の取組みを象徴的に現しています。この条例では、第12条で、基本計画を定めることが規定されていますが、いわば市民憲章のような計画の策定は、教育委員会が中心に動いており、近々に示される予定です。
また、昨年11月14日に設置された広島市暴走族対策推進本部の本部長は市長。事務局は、「教育委員会」の青少年育成部暴走族対策室で、事務局長は、教育長。本部員は、各局長(下水道局含む)、区長に加えて、市立大学事務局長、消防局長、水道局長、病院事務局事務局長。さらに、幹事会、部会(ワーキンググループ)といった、要するに、広島市行政が一丸となった組織です。
そして、お気づきのことと思いますが、この組織には、広島県警は、直接関わっていません。
つまり、広島市の取組み、また条例を読むと分かるのですが、広島市は、暴走族対策を青少年の健全育成に関わる問題と捉えているのです。
もっと言えば、対処療法として、警察が出動することもありますが、根本的な問題、抜本的な解決は、青少年問題として、あるいは教育の話であると捉えない限り、この問題は終わらない、という経験則に基づいた取組みであるということです。
ただし、広島市が、素晴らしいという気はありません。県警の作られた暴走族とはなにか、というビデオを見させて頂くと、パトカーに向けて消火器を噴霧するなど、想像を絶する無法者ぶりで、少なくとも、岡山は、一時の広島ほどは、酷くはありません。
しかし、岡山は、一時の広島の方向に向かいつつあるのではないか、という指摘を頂き、そのことを否定できるものはなにもないようにも思います。
ちなみに、広島の暴走族の特徴は、公共の場所において、「集会」と称して、特異な服装をし、顔面の全部もしくは一部を覆い隠し、円陣を組み、または旗を立て、威勢を示し、自己紹介し合うということがひとつ。
これは、市民に著しい恐怖感を与えるものです。
条例制定の直接の契機は、平成11年の「えびす講」での暴走族と県警機動隊の衝突でした。「とうかさん」や「フラワーフェスティバル」での蛮行は、しばしば、私もTVで観たように思います。
さらには、「面倒見(全国的には、後ろ盾)」と称して、暴力団員が、暴走族同士の抗争の仲介に入る代わりに、暴走族が、例えば、会費月3000円あるいは様々な名目で、上納金を収める仕組みがあること。
そして、暴走族は、青少年非行の先鋭化したものであり、ひったくりや窃盗の8割が少年で、うち8割が、暴走族と、要は、「犯罪予備軍」であると言わざるを得ないということです。
これらが、どれだけ、岡山にあてはまるのか、あるいは、可能性があるのかは問題ですが、少なくとも、広島市は、こういった特徴への対策として、条例を制定したわけです。
特に、集会については、公園条例では、刑罰でなく行政罰であったところ、市長(実際は、施設管理者)が退去命令を出すことができ、警告2回、3回目で警察が動くということになります。また、面倒見に対しても、教唆犯とすることで対応。
また、特筆すべきは、時には、市長が先頭に立ち、毎土曜日には、市職員が2〜30人体制で、暴走活動に対する注意活動を実施していることです。
岡山にとっては、モデルになると思います。
しかし、岡山の爆音暴走族は、公衆の面前に顔を晒す広島に比べれば、落書き犯と同じように、ある意味卑劣で姑息です。
市職員の方は、暴走族とのふれあいを強調されましたが、岡山にその機会があるでしょうか。
さらに、いわゆる桃太郎通りの周回族は、話がまとまれば、新岡山港にでも行こうかという、男女問わず、さかった獣のような性交目的で、深夜徘徊しているとも思われ、これは、爆音暴走族対策とは異なる、岡山の色恋の品の無さ、あるいは、恋の街とはとても呼べない、お洒落な恋愛ドラマの舞台がない岡山という街の悲哀とも思えます。
若者よ、色恋を安く上げてはいけません。(←どの顔で言うとんなら!?)
ともあれ、桃太郎大通りは、昼は、街宣車、夜は、爆音暴走族と周回族とパトカーが駆けずり回り、本当に、これだけのワンダーストリートは、日本でも珍しいと思います。アドベンチャーやなぁ〜。
このままで良いわけがありません。
いずれにせよ、岡山は岡山の独自の対策が必要だと思います。そして、はっきりしているのは、対処療法的に、警察を責め上げても、結局、様々な事態が悪化する一方であるということです。
このままでは、岡山で、消火器を撒き散らす奴が出てくるのは、そう先のことではないかもしれません。
そうしないためにも、市民一人一人がなにができるのかを考えなくてはいけません。
以下の会合に向け、思案していますが、マスコミ告知等が、いつできることやら。落書きより、かなり手強いです。
記
岡山市中心部爆音暴走族対策会議(仮称)
10月26日(土) 午後3時から5時。
柳町1−4−8(旧出石小学校の南側)みのるガーデンセンタービル2F
イベントホールです。
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2002年10月15日(火)【議員発議による条例を】
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拉致されていたとはいえ、失われていたのではなく、お互いに確かに流れていた24年の歳月の重さは、これから家族にも重く圧し掛かってくるのでしょうが、あまりのことで、全く想像がつきません。
少なくとも、「おめでとう!」と言って良いのか、私にはわかりません。むしろ、心の底から、詫びるべきではないか、と思います。
今日は、おやこクラブの運動会から、県庁に向かっていると、表町で、火事。深柢、内山下、出石、南方、清輝、鹿田各消防分団も集結。不良消防分団員の私も、僅かに参加し、はじめて常任委員会に遅刻してしまいました。
被災された方や地域の方々に、謹んでお見舞い申し上げますとともに、皆様に、くれぐれも火の用心をお願いいたします。
本日は、給料日委員会につき、生活環境保健福祉委員会も、ビッグニュースというほどのこともなかったのですが、むしろ、昼の政務調査委員会で、自民党として、議員発議による条例を作って行こうということが確認されたことが大きいと思います。
実は、内部の決め事のような条例は、岡山県も議員発議でもあるのですが、議員発議による政策条例が、全くないということが判明致しました。もっとも、これは、全国的な傾向で、岡山に限ったことではありません。
しかし、立法機関に関わらず、自ら立法していないことにつき、岡山県は、事前審査制をとっており、執行部提案の条例案には、議会の意向も反映されている、という説明もなされるのですが、現実に、条例がないのですから、岡山県議会は、政策立案機能が弱いと言われた場合、否定できるものは何もありません。
なにをしとったんなら?と言われても、やはり仕方ないと思います。
そこで、幹部の提案で、中山間地に関する条例のご提案があり、これを流れに乗せて行こうということですが、通称2階(非自民)との調整をしながら、議会として、ということについては、個人的には、それではおもしろくはないはなぁ、と思います。
議会機能の活性化というからには、そこら中から、吹き出さないと・・・。
ただ大前進です。
先日から申し上げている通り、若手議員にとっては、王道で、堂々と議会をかき回す絶好のチャンスなのですが・・・。ふがいないのは、若手かも。
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午後には、岡山市及び周辺市町合併問題議員研究会。
3回の県外調査の報告を通して、岡山市を中心にした政令指定都市化については、県議会的には、疑問符がつき始めたかな、という気がします。
生来の偏屈物のためか、全体の流れがそうなると、どうなのかな、そうなのかな、と、ふつふつと疑問も涌いてきます。市民・県民のためには、県や県議会議員が、どうなってもええじゃねーか、話をつぶすだけじゃ、つまらんがな、と、思ったりして・・・・。
政令指定都市大賛成、但し合併は、倉敷市と、ゆえに、玉野市とはいかがなものかなどと言っているのは、少数説で、もはや私だけです。
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2002年10月17日(木)【中心市街地にて】
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NPO法人まごころサービス岡山センターさんの10周年記念式典が、来る20日日曜日午後1時30分から岡山県総合福祉会館大ホールで開催されます。入場無料です。
記念講演の講師は、柴田病院の柴田高志先生に、ガン克服落語会で有名な噺家の笑福亭小松師匠です。
どうか皆様、奮ってご参加くださいませ。
本日も、昨日に引き続き、岡山市合同敬老会が、コンベックス岡山で開催されました。今日は、14学区で、ちょっとデジャブーのようでした。それにしても、連合婦人会の皆様のご活躍には、本当に頭が下がります。
さて、地元地区からの要望が、9月定例会で不採択になり、善後策に追われています。端的には、平成17年には、市教委の方針によれば、旧弘西小学校に統合される予定の現中央南小学校をめぐる問題です。
地域の議員としては、板挟みで、げっそり痩せるのが普通の状況です。
中心市街地の活性化の観点、なにより、子ども達の幸せを思う時に、中心市街地の小学校がどうあるべきか、あるいは、小学校跡地をどうするべきか、いよいよ最終の段階に入って行かざるを得ない流れです。
岡山市11月定例会に向け、大きく舵はきられるでしょう。
ただ、一番の問題は、1kmスクエア構想以後、TMOなき、岡山市中心市街地において、そのグランドデザインを描き切れていないことに尽きます。
行政が描くべきなのか、商工会議所が描くべきなのか、TMOが描くべきなのか、地元住民が描くべきなのか、商店街が描くべきなのか、議員が描くべきなのか、そのいずれもが描くべきなのか、そのいずれもが描くべきではないのか、学校、病院、百貨店、商店街、地域コミュニティー、住宅、そして公共交通機関はどうあるべきなのか。
しかも、どこを掘っても、お金はありません。この状況で、どう地図を描くのか。本当に大切なのは、その議論なのですが・・・・。
駅前、駅西、西部新都心にシフトして行くように見える中で、しかし、インフラが整備されている旧中心市街地の頑張りも、どうしても必要です。相乗効果があってこその街です。
ともあれ、中心市街地の人間には、中心市街血という名の血が流れているのだ、といつも申し上げて参りましたが、まさに、岡山市がどうあるべきか、という観点から、誇りと情熱を持って、街づくりという名の戦いが始まります。
それぞれの立場、それぞれの思いが、湧き上がることを切に希望します。
その中で、翻弄されるなら、それはそれで、議員冥利に尽きます。
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2002年10月18日(金)【全国マルチメディア祭2002inおかやま】
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うちの母ちゃんが、買わずに待って、やっと出てきた自転車をまたまた盗まれてしまいました。おやこクラブに行く大切な足なのに!!
荷台の子供の特等席はどうなるのでしょう?使用窃盗かどうかわかりませんが、よく他人の自転車に乗られるものだ、と思います。プンプン!
さていよいよ「全国マルチメディア祭2002inおかやま」の開催が近づいて参りました。実は、私が、一般質問させて頂いた岡山情報ハイウエーのIPv6対応ですが、なんとなく、来年の事業の目玉で、出てくるんじゃないかないかなぁ、という雰囲気を感じております。
これは、ヒットです。
なお、以下、広報丸写しです。
全国マルチメディア祭2002inおかやま
1.地域情報化サミット:平成14年11月15日(金)13:00〜16:30
○基調講演(13:30〜14:10)
「マルチメディアが拓くこれからの社会」
金子 郁容 氏(慶應義塾大学大学院教授)
○パネルディスカッション(14:25〜16:25)
「地域のIT推進における産学官の連携と役割分担」(仮題)
コーディネーター:月尾 嘉男 氏(総務省 総務審議官)
パネリスト:後藤 健 氏(日本アイ・ビー・エム梶@副会長)
南場 智子 氏(潟fィー・エヌ・エー 代表取締役
社長)
福武總一郎 氏(潟xネッセコーポレーション 代表
取締役社長)
石井 正弘(岡山県知事)
○次期開催県(宮崎県)挨拶(16:25〜16:30)
【主催】全国マルチメディア祭2002inおかやま実行委員会
2.インターネットフォーラム2002inおかやま:
平成14年11月16日(土)10:00〜15:20
○基調講演(10:00〜11:30)
「発展する情報空間:岡山情報ハイウェイへの期待」
村井 純 氏(慶応義塾大学教授)
○テクニカルセッション
(1)「アジアにおけるわが国の次世代インターネットの活性と評価」
(13:00〜13:40)
中川 晋一 氏
(独立行政法人通信総合研究所 情報通信部門主任研究員)
(2)「地域情報化とセキュリティ」 (13:50〜14:30)
山口 英 氏(奈良先端科学技術大学院大学教授)
(3) 「次世代ネットワークのあり方」 (14:40〜15:20)
江崎 浩 氏(東京大学大学院助教授)
【主催】岡山県・(財)自治総合センター
【共催】岡山県高度情報化推進協議会
【後援】総務省
3.ITベンチャーフォーラム2002inおかやま:
平成14年11月17日(日)10:30〜15:00
○パネルディスカッションA(10:30〜12:00)
「ITベンチャーと地域の活性化」
〜地域の民間ITインキュベータの取組〜
コーディネーター:佐々木 行治 氏 潟潟bトカフェ 代表取締役
パネリスト :吉村 匠 氏 札幌ビズカフェ 企画室長
影山 裕一 氏 情報文化研究所顧問
佐々木 裕一 氏 IT-JAPAN 金沢代表
藤原 隆司 氏 東北フォレストアレー 代表世話人
○パネルディスカッションB(13:30〜15:00)
「IPOベンチャーの現状と今後の展望」
コーディネーター:櫟木 明 氏
先端科学技術エンタープライズ椛纒\取締役副社長
パネリスト:青野 慶久 氏 サイボウズ梶@最高執行責任者(COO)
日野 佳恵子 氏 潟nー・ストーリィ 代表取締役
青木 孝志 氏 潟oリュー・リンク 副社長
村田 利文 氏 潟\フトフロント 代表取締役社長
【主催】岡山県・(財)自治総合センター
【共催】岡山県高度情報化推進協議会
【後援】総務省
※各日とも入場無料。
なお、聴講に当たっては次のホームページから事前登録していただくこととしております。
ttp://www.okix.ad.jp/mm2002/touroku.htm
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2002年10月19日(土)【公務員給与について】
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今週、岡山県人事委員会より「給与等に関する報告及び勧告」がなされました。その内容は、行政職職員(平均年齢41.6歳)の諸手当を含めた平均給与月額(40万666円)は、初めて、2.02%、概ね8077円の引き下げ、というものです。
公務員給与はこれまで不況時でも安定していましたが、深刻な財政難に加え、民間企業のリストラや給与の伸び悩みに配慮が必要と判断されたものと思われますが、給与だけでなく、職員数の削減や手掛ける事業の見直しなどさらに踏み込んだ行革も求められるところです。
実は、普通の会社なら、ベースアップの中止、定期昇給の停止、賃金カットなどの給与抑制措置に加えて、人員の縮小等雇用調整が講じられている状況の中で、公務員職員給与が民間給与を上回っていることが判明していました。
それもあって、政府は9月27日、「国家公務員の給与について、月給を2・03%引き下げ、年間給与を(勧告史上初の)マイナス平均2・3%とする人事院勧告を勧告通り実施する」ことを閣議決定し、あわせて退職手当について、「民間企業退職金実態調査に基づき支給水準を見直すこととし、これに伴う関係法律の改正案を次期通常国会に提出する」との基本方針を決めました。
人事院勧告制度は、公務員の労働基本権制約の代償措置ですが、内容が内容だけに、これを尊重することを労組は、抗議されています。
一方、一般的にそうなのですが、国家公務員給与に比べて、岡山県職員給与は、102.2(ラスパイレル指数)になります。
今後は、人事委員会の勧告を受けた労使交渉を経て、12月の県議会で確定することになりますが、本県では、人勧内容を上回る削減が実現する公算が大きく、賞与の削減にも動いています。
ただ、厳しいリストラに取り組む民間企業と比べ、各県の勧告内容は、まだまだ甘いとも思われます。そもそも、なにより、勧告で参考にする民間企業は、企業規模100人以上、事業所規模50人以上である576民間事業所から抽出した150の事業所に限られており、地域全体の民間給与の実態を必ずしも反映していないと思われます。
この規模は、岡山なら大企業です。
会社員としての自身の経験から、私の中には、漠然と、手取りなら、年齢から12を引いた額が、給与で欲しいなぁ、というのが、ひとつの理想の高い基準としてあり、我が家はそういう家を目指そう、それを確保しよう、としているわけです。実際、それが、全然できないから、困っているのです。
ここには、年功序列、終身雇用の発想が潜んでいるのも否めませんが。
ともあれ、なにか、基準がおかしいです。
加えて、民間事業所で支払われた賞与等の特別給は、4.61ヶ月分で、職員の期末手当・勤勉手当ての年間の支給は、4.70ヶ月。ちょっと、ピンと来ません。
私の人生で、議員になる前に、これだけの賞与を頂戴したことは一度もありませんが、それが普通でしょう。というか、今時、こんな超優良企業がどれだけあるでしょうか。
平日の昼下がりの役所や議会を思い浮かべながら、飛び込みの営業マンとしての自分を思い出す時、ちょっと納税意欲が、わかんです・・・・。せめて、納税者に心から感謝して、労働に励んで頂かないと・・・。
しかし、一方で、可処分所得の少なさを嘆きつつ・・・。
また、首締めよう・・・。
いずれにせよ、正直者が、馬鹿を見たらいかんです。
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2002年10月20日(日)【国道53号・津島交差点について】
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先の9月定例会で、土木部長に、
『国道53号バイパスから岡北大橋に抜ける総合グラウンド北側の国道は、岡山県下最悪の交通渋滞の名所で、県外からのお客様を迎える導線としては大変な問題があります。いずみ町交番前付近の交差点改良、さらには、国道の拡幅等の対応はどうなるのでしょうか。』という質問をさせて頂きました。
基本的には、国道ですから、国の仕事になるのですが、本日の山陽新聞朝刊によると、国土交通省岡山国道工事事務所は、この交差点改良につき、右折車線延長、左折車線追加を、渋滞緩和策として検討。年末から地元説明をした上で、改良内容を決定。03年度に着工し、国体までには整備を終える計画である、とのことです。
一日の交通量は、3万8000台。通勤ラッシュ時には、最大1.2キロの渋滞となり、通過に20分もかかると言われる同交差点につき、改良をするのは全く異論はないところだと思います。
そのこと自体は良いのですが・・・・・。
気になるのは、いずみ町の交番のこと。個人的には、これだけの立地条件にある交番はないと思います。
実は、同交番には、建替えの計画があるのですが、問題は、タイワンフウという名の木。管理の県都市局側は、総合グラウンド内の木の伐採につき、市民からの反対も多く、現地での立替え拡張に当たっては、2本の伐採しか許せないとの見解。
これに対して、警察は、自動車の出入り等考えて、6本の伐採が許されないのなら、300m南に移転する、との主張。
これに対して、一切知らされていなかった地元からは、現地での建替えの要望があり、それを受けて、私も、本会議で質問。木と人命と秤にかけられるのか、と。しかし、警察は、移転を譲らず、膠着状態。
さらには、地域の移転反対署名が、4000近く集まり、他議員を介して、提出のタイミングを図っている状況と伺っています。
ところで、本日の新聞発表によると、いずみ町交番前に、左折車線の新設を検討とのこと。実は、これは、私が、当初から、「交番の本当の移転の理由は、木ではなくて、左折車線を作るからではないですか?」と言ってきたまんまで、当局は、少なくとも、これを肯定していませんでしたので、正直、あれれ????という感じです。
すったもんだあったけれど、車線新設で、交番が、結果として、現地ではまずいという流れになるのなら、県、警察、国道工事事務所は、いったいどんな連携をしているのか、なにより、各行政の地域に対する説明責任は、どうなっているのか、という重大な疑問を持たざるを得ません。
結果オーライとしても、割り切れないです。
そもそも、この新聞発表というのが、実に曲者で、これから検討といっても、ひとたび、報道されれば、もう既定路線。そこから、地域に説明、ということが、県は、特に多いのですが、どうせ混乱するだけだからと、端から地域無視を決め込むのではなく、また、結果として遠回りになったとしても、まずは、地元説明から始めて欲しい、と切に願います。
新聞に出てから反対すれば、ただの抵抗勢力にされてしまうのですから。
小学校統合問題、後楽園周辺・出石町整備凍結、城下地下駐車場縮小など、かえって混乱を招いたり、行政への信頼、地元の活力を著しく削いでいるような気がしてなりません。
実は、最近、TV「どうにかならぬか」で、取り上げられて、数年前にできなかったことが、超法規的に、特例として、突然出来たケースがあり、唖然としました。行政からの地域住民への説明、地域住民の行政への要望といったものが、なぜすんなり届かないのでしょう?
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2002年10月21日(月)【川せがき】
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本日は、先祖の供養で、お寺さんの行事「川せがき」で、早朝より、出雲市へ。春に祖母が亡くなり、法要に出席させて頂くことが多くなり、逆に、お寺さんには、近くなった気がします。
檀家であるということを強く意識するようになったわけですが、己の存在自体が不思議になると同時に、お経には、元ちとせより、癒し効果があるなぁ、と、つくづく思います。
それにしても、山陰自動車道から国道9号線への接続を思うと、鳥取県知事が、石原都知事に対して、けつをまくりたくなるような気分はわかります。幹線道路に関しては、地域住民のニーズというのは、人口比だけでは測ることは出来ません。
少なくとも、山陰のどこか暗いようなイメージを払拭するためにも、せめて高速道路の整備は必要である、という意見に与したいと思います。
帰岡後、附中の同窓会総会と表町青年部の勉強会に合流。
附中は、今年55周年で、5年ごとに恒例の記念事業で、手話を交えた「朝倉まみシャンソンコンサート」を開催致します。岡山要約筆記クラブの皆様に、大変にお世話になります。
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2002年10月22日(火)【たばこについて】
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本日は、喫煙の習慣がない私が、たばこ販売促進大会に出席させて頂きました。
たばこ販売業者の多くが、個人商店や中小零細企業と言って良い状況の中で、昨今のたばこを取り巻く状況は、生活に重く圧し掛かっててきています。風当たりは、相当に強いものがあります。
確かに、岡山県のたばこ税による税収は、超安定収入で、平成13年度で、約39億円ですが、もちろん、税収が上がるからという理由をもって、厚生労働省の「健康日本21」が示すように、喫煙自体を奨励することはできません。
しかし、行政が、全面的に禁煙、という施策を進めることは、国民一人一人の健康を思えば、ありがたいことでも、それで生計を立てる方の生活を思う時、容易にできることでもありません。いわんや、重課税にすべきであるとして、JRの赤字補填に使われるような種類の課税になるなら、到底許されるものではありません。
また、「防煙」を促し、あるいは、経済波及効果もあるかもしれない「分煙」を進めることは、徹底的にすべきであると思いますが、憲法上の権利とまで遡っては、相克に陥りますが、行政が全面「禁煙」を掲げること自体が、好ましいと、私には思えません。
嫌煙権の問題、あるいは、マナー条例を作られてしまう前に、あくまで、マナーの問題、自己責任の問題として、喫煙者の方々に、せめて、「吸っても良いですか?」と聞くのではなく、「吸ってはいけませんよね?」と念を押しながら、一言周囲の方に聞くこと。また、吸い殻をそこやかしこに捨てないことをお願いしたいものです。
そうしないと、たばこの値段が、めぐりめぐって、高くなるのです。
なにより、未成年者は買わない、なにより、売らないこと、が、重要です。加えて、服や髪に臭いが移らないたばこが、できれば良いのですがねぇ・・。
こういうことを書くと、たばこ吸いの気持ちは、たばこ吸いにしか、わかんねんだよ!!と言われるのですが・・・・・。どうせなら、お互いに気持ち良く吸おうじゃあ〜りませんか。
ちなみに、健康岡山21は、全面禁煙でなく、たばこをやめたい方の支援をすることを掲げています。
人の値打ちと煙草の味は煙になってわかるもの・・・・・・。
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2002年10月23日(水)【SOHO支援について】
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さて、岡山市中心部爆音暴走族対策会議は、10月26日(土) 午後3時から5時。柳町1−4−8(旧出石小学校の南側)みのるガーデンセンタービル2Fイベントホールです。
様々な意味で危険な企画ですが、一番危険なのは、参加者があるのか、ということです。既に、ドキドキしています。如何でしょう???
本日は、大遅刻して、岡山県中小企業団体中央会他の主催の「SOHOビジネス・フォーラム2002 in 岡山」にお邪魔致しました。
実は、岡山県には、県の肝いりのマイクロビジネス発注システムを構築した民間の「マイクロビジネスエージェント岡山推進協議会」があり、営業力・与信力の弱いマイクロビジネスの斡旋・仲介・共同発注等を行うマイクロビジネスエージェントの研究・実践がなされています。ttp://mba-oka.optic.or.jp/
結論から言えば、行政サイドの出来ることは、自立して行くSOHOを育てるために、競争力や開発力を補完しあうためのネットワークの構築・運営の支援であり、まさに、こうしたマイクロビジネスエージェントの支援ということになります。要は、受注機会の拡大、技術の向上の支援です。
先日も記述致しましたが、この4月1日、岡山県が岡山市中心部と岡山リサーチパークの2ヶ所を「おかやまIT特別経済区」に指定し、通信費や資金の補助、インキュベーション施設の整備をし、IT関連企業の進出促進を図っているものの認知度がイマイチ。
国の「IT特区」の指定で多少規制緩和されるよりも、要するに、固定資産税や法人税といった「税の減免」に加えて、業務の発注の支援こそが、求められているということです。
ところで、本日のフォーラムで言うSOHOは、「業務でインターネットなどの情報通信を利用して仕事をしている在宅ワーカー・個人事業者または従業員5名以下の小規模事業者と定義していました。
会場の半数近くは女性で、ITが、女性やシルバー世代、あるいは、障害をお持ちの方の就労機会を増やしていることを実感します。
CADの講師が出来る方が、我が家で、子供にかかりっきりのようなこともあるわけです(妻ですが)が、例えば、社会経験を積んで来られた女性が、夫の都合で、振り回されて、その能力を持て余しているのを活用するためにも、あるいは、恐るべきネットワーク・情報量を持つ世の女性の才能を遺憾なく発揮するためにも、比較的投資が少なくて済むSOHOというのは、勝負が出来る場だな、と思えます。
少なくとも、発注する企業側の意識に問題があるという指摘もありましたが、ITの世界は、男女の隔てがない実力の世界で、あるいは、逆に、特性を生かせるという意味でも、誰でも、打って出ることができるおもしろい世界だなぁ、とつくづく思いました。
もっとも、大きな商売にしようと思えば、最終的には、外へ出る営業も必要になるとも思うのですが、スモール・オフィスで、ビッグ・ビジネスを目指すだけが道でもありません。
一方で、硬直した組織を維持することを目的化することよりも、モジュール型組織を作るというのは、私も関心があるところです。コスト面の最適化のためには、必要な時に、必要な人材を集める、というのは、トップダウンはでなく、ネットワークの時代の要請でしょう。
もっとも、こういったプロジェクトマネージャーのプランニングやコーディネートに正当なフィーを支払うという発想が日本にはない、という指摘はその通りだと思います。
個人的には、RACDA(ついでに、落書き調査隊)などには、あぁ寄附したい、幾ら出しても惜しくないよなぁ、代理店に構想を頼んだら幾らだよ、と思わなくもありません。要は、発想・アイデアに対して、正当な評価がなく、お金が出にくい社会というのは、辛いところです。
いずれにしても、どこか暗いイメージの内職ではなく、SOHOは、社会システムや意識が変わっていくにつれて、ますます、社会的重要度が増してくるように思います。
ただ、個人的には、名簿入力など、結果的にSOHOへ発注しているように思いますが、セキュリティを考えても、結局は、顔が見えないと不安だなぁ、と思います。
「こころ」にしても、最後は、顔を見て会わないと不安です。
限界であり、しかし、そう思えるのは、救いでもあります。
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2002年10月24日(木)【山寺より】
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縁あって、早朝から、秋の空の下、かなり郊外にある、屎尿を含んだ下水汚泥を肥料に変える工場を訪ねました。湯気が湧き上がる一次発酵の行程では、五感に感じるものがありましたが、1ヶ月かけて出来上がった肥料に臭気はなく、既に、ホームセンターなどを通じて、市場に出ています。
なにか、現代社会は、昔は、見えていたものが、見えなくなって、感覚が麻痺しているのではないかとつくづく思いました。
帰りに、選挙カーも入らない旧知のある山寺を訪ねました。昨年、水道が通り、それでも、地下水を汲み上げ、屎尿は、肥にされてます。山の中ですが、源平の時代からの縁のものもあり、歴史と伝統を持っている地域です。岡山市内にも、そういうところがあります。
そこからは、遥か四国まで見渡せるのですが、向こうには、最終処分場も、見えます。街中では珍しい蝶が舞う中、およそ、ゆっくりと時間は流れるのですが、天界から街を見下ろすようなわけにはいかず、都市生活の無理は、山中にも、歪みとなって顕われてきています。
魂まで輪廻転生し、全てが循環する中で、実に、なにかと無理が多いなぁ、と、紅葉には少し早い、お寺の縁側でつくづく感じました。
ただ、私は、議員ですから、この循環をより円滑にし、しかも産業にする仕組みを作るのが、仕事です。
夜には、選挙区外のある地域の秋祭りを敢えて訪ねました。例年、暴走族が登場するということで、今年も、祭りには、相応しくないような、警察の物々しい警戒体制が敷かれていました。白バイも編隊で待機。
頂いた資料によると、岡山市東部には、4つの暴走族グループ約40名。問題は、予備軍を走らせないことで、この地域では、地域を上げた取組みになっています。
というわけで、岡山市中心部爆音暴走族対策会議は、10月26日(土)午後3時から5時。柳町1−4−8(旧出石小学校の南側)みのるガーデンセンタービル2Fイベントホールです。
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2002年10月25日(金)【岡山県環境基本計画見直し】
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恐竜博物館や百貨店を中心にした岡山駅前の街づくり計画の内容が、近々に明らかになるようです。駅西再開発や、西部新都心開発、超高層マンションの登場と相俟って、都心の地図が、どう塗り変わっていくでしょうか。ある意味、恐竜が突如として蘇るようで、戦々恐々です。
本日は、生活環境保健福祉委員会。昼休みには、民主党の石井絋基代議士が、刺殺されたとの報道。ご冥福をお祈り致しますす。それにしても、原因は、不明ですが、つくづく恐い職業だと痛感します。
明日は、爆音暴走族対策会議・・・・・。
さて、岡山県環境基本条例が制定されたのは、平成9年4月ですが、それを受けて、平成10年3月に策定された岡山県環境基本計画(エコビジョン2010)は、行政、事業者、県民それぞれが主体となって、環境の保全への取組みを推進するための総合的かつ長期的な目標、施策の大綱と位置付けられてきました。
しかし、平成22年度までの長期計画であるため、社会情勢や環境問題の変化に対応できるよう、概ね5年ごとの見直しをしていますが、中間点で、見直しを行うことになりました。
それ自体が、早くも見直しか廃止が必要な中期計画「新世紀おかやま夢づくりプラン」、環境3条例の制定、地球温暖化防止対策(京都議定書)、県民参加の推進といった視点から、来月より、パブリックコメントをとっていくことになります。是非、ご参加ください。
公表は、来年2月の予定です。
また、これに合わせるような形で、「エコフェスタおかやま2002」が、11月4日午前10時から午後4時30分まで、コンベックス岡山で開催されます。大量生産、大量消費、大量廃棄から脱却し、資源の消費抑制と環境への負荷が低減される「循環型社会」の形成を目指した啓蒙のためのイベントです。
様々なエコ製品の展示もありますので、休日でもあるので、ご家族連れで如何でしょうか。
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2002年10月26日(土)【第1回岡山市中心部爆音暴走族対策会議】
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本日、第1回岡山市中心部爆音暴走族対策会議が開催されました。最悪の場合、参加者4人を想定していましたが、十数人を越え、なにより、少数精鋭で、非常に活発な議論が行われ、極めて有意義な会議でした。
ご参加頂いた皆様には、心より感謝御礼申し上げます。
実は、地域の方の参加が予想通り少なかったのですが、新聞をご覧になって、わざわざ市外からお越し頂いた方もおられ、この問題の根深さを痛感すると同時に、この運動の広がりの可能性を感じました。
もっとも、本日の会議では、それを求めていなかったこともあり、当初の予想通り、具体的な対策そのものを見出すことは出来ませんでしたが、会議を続けることの確認はでき、少しずつ方向性は、見えてくるということで、この一歩は、非常に大きな一歩だと思います。
前例がないことを開拓するのですから、最初はこんなもんです。基本はあくまで、警察もさることながら、我々自身がなにができるのかであり、当面の模索は避けられません。
大切なのは、動き始めたことです。点を線に、線を面に、面をうねりに。
なお、明日の山陽新聞朝刊には、おそらく、ある程度の状況が、掲載されると思います。基本的には、どこに所属の方が参加されたかは、秘密事項です。
ちなみに、第2回は、早急に開催したいと思いますが、私が直接お話を伺った広島市の担当職員の方を招聘させて頂きたいと考えています。40歳代の方ですが、私が、今まで接してきたあらゆる公務員の中で、もっとも熱い方で、実践者です。素直に、首を垂れたい方です。
暴走族対策が、警察の対処慮法から、青少年問題として、行政が一丸となって動き出した時、現場の最前線の職員の方の思いと行動は、ひとり、暴走族対策のみならず、青少年対策として、なにより、仕事に取り組む姿勢、さらには、人間の生き様として、私には、本当に、示唆に富んだものだったのです。
多分、自分自身が、出来ることから動き出すことを考える、そんなヒントが散りばめられた話になるはずです。要するに、他人を責めたり、評価するのでなく、自分がなにをするか、です。人生は神の演劇、その主役は、己自身であります。
是非とも、講師を招いた第2回会議を実現させます。
新条例施行後の1ヶ月の重点取締りの最後の土・日です。問題は、来週以降どうなるかです。
それでも、この時間の桃太郎大通り、やはり異様です。「深夜徘徊」について、いつからこんなに大人の目が緩くなったのでしょうか。マハティールに見せてやりたい・・・・・。
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2002年10月27日(日)【本日の活動】
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妙に寒くなったです。本日の活動報告です。
衆参補選は、中学校の先輩になる江田元首相秘書官の今後の所属政党は不明ですが、自民党が5議席。気になるのは、全選挙区で、最低の投票率を記録したことと、4人が、30歳代であること。
38歳の地方議員・佐藤真治としては、かなり刺激となるところではありますが、どうあれ、こっちはこっちで、やるべきことが、五万とあります。
本日は、昨日の中央北同様、○○の方の親子わいわい祭りを家族で、覗いてみました。週休2日も相俟って、各地で、こうしたPTA主体の行事が増えてきており、子育て世代としては、頼もしい限りです。
いずれ、我々も、主催者側です。
その後、出石地区の文化祭に。実は、出石小の旧校舎、とりわけ体育施設をクラーク高校が、利用されていることから、出石小学校は無くなったものの、夏の盆踊りもそうですが、高校生が地域の行事に参加し、かえって、地域は、賑やかなことになっています。
地域の活性化にもなると同時に、地域コミュニティーが、学校を中心に存続していることの証左であり、「学区」がなくなり、「地区」となった地域にとって、大きなヒントになっています。
ちなみに、この文化祭では、来賓がカラオケをする慣習があり、最近、マイクに凝っている息子と「あの鐘を鳴らすのはあなた」をデュエットで、熱唱。2歳になる前から、アーアー歌い、カエルの子は、ナマズの孫ではないわいな、でございました。
定着してきた「第5回いわとわけ音楽祭」を覗き、その後、夫婦で、「DV防止法施行1周年記念ドメスティックバイオレンス根絶シンポジウム」へ。
ところで、岡山県議会の9月定例会でもないですが、DV問題の根幹である男女共同参画の潮流に対して、各地域で、いわゆる「揺れ戻し」という現象が出てきています。
曰く、ジェンダーフリーの主張は、家族を中心とした日本的価値を破壊するものであり、その運動の推進の背景には、政治的な意図を持った革新勢力が蠢いている、というのが根拠です。
一部で、イデオロギー闘争の象徴にされてしまっています。
個人的には、誰もが、幸せになるための話だと思っているのですが、なぜ、それで、喧嘩になるのでしょう?????本来は、楽しい話なのに・・。
私自身は、その主張自体には、与しませんが、一方で、例えば、「男女共同参画基本法・条例は、その破壊力に気付かない保守系男性議員の不勉強につけ込んで作ったものであり、既存の社会構造を変えていくために、これから、ますますパワーを発揮していくだろう。」と、革新系議員が、公言されておられますが、そのこと自体が、事実だとしても、そういった主張をすることが、かえって、逆効果になっている印象は否めません。
これは、本当に悲しいことです。
けんか腰の論調で迫り、面子丸つぶしにする、ということを、最もしてはいけない、実は、か弱い男性が、保守系男性議員という種族かもしれません。論破しても仕方ないのです。
ましてや、対処的な緊急の対応が必要なDV被害者の支援については、たちまち、行政を含めた対策が必要であり、己の主観や人生観や経験に基づいた袋小路の議論を議員がしている暇はないと思うのですが、「男女共同参画」という言葉が出てきただけで、保守系議員から、手が出難いものになってしまっています。
私は、DVや男女共同参画がらみの企画に出席する保守系議員は、私しか知りません。これは、もはや悲劇です。
例えば、暴走族対策から青少年対策さらには社会構造の変革と議論の次元は、対処療法的なことから根本的な問題まで様々であり、最終的には、社会構造の問題にならざるを得ないのは当然としても、今、たちまちできることはなんなのか、根本的な理解は不十分でも、まずは、結果オーライで、できることからやろうではないか、また、そういった部分で、関わってくれたら良いです、そういった雰囲気は必要です。
どうして、男性の保守系議員は、出てこないの?男性の参加者が、女性よりも少ないの?なにか、いつも、もったいない気がします。
ところで、DV問題は、また異なりますけれども、私は、男女共同参画企画において、一番大切なのは、可能であれば、まず、参加者、なにより主催者が、首根っこを捕まえてでも、せめて自分の連れ合いや家族を連れて和気藹々と参加することだと思います。
その実践と証明なくして、社会・他者は、変わりません。
その後、移転統合する深柢幼稚園跡地に出来る民設民営の深柢保育園について、地元説明会。
平成16年に、午前7時から午後10までの120名規模の保育園が、街中に誕生します。子育て支援センター機能も備えることになります。
あるいは、PTAでなく、保育園の地元を含めた評議員制度というのも必要なのかもしれません。
ただ、佐藤家的には、息子が、保育園か幼稚園かは、検討中です。
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2002年10月29日(月)【発送作業中につき】
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本日は、発送作業中につき、愛想も子租もなしで失礼致します。
また、本日、お忙しい中、お手伝い頂きました皆様に、心より感謝御礼申し上げます。
なお、明日も、当事務所で、夕刻まで、発送作業を致しております。お時間のご都合がよろしければ、是非、事務所にお立ち寄り下さいませ。
それでは、皆様良い週始めをお過ごし下さいませ。
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2002年10月30日(水)【選挙用事務所を探しています】
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最近、新聞でも来春の選挙の記事が増えてきました。心中穏やかではありません。さすがに、日々追われ始めてきたような気がします。
新聞の郵送、選挙カーの手配等もさることながら、問題は、選挙事務所です。今、選挙事務所を探しています。前回が、最高の場所だっただけに、なかなか匹敵する場所が見つからないのと、なにより、旧来型のプレハブが良いのか、都市型のオフィスも考えられますし、前回のような自動車ディーラーさんの事務所跡やコンビニ跡も良いなぁと思います。
どうしても、プレハブに電気・ガス・水道を敷くというのは、割高になり、現実問題、ともかく安く、しかし広く、しかも、利便性が良く、さらに、目立つ、そんな場所はないでしょうか・・・?
是非、情報をお寄せ下さい。
しかし、こうして規定路線のように書いてはいますが、2期目出馬宣言を私は、堂々とはしていません。清算した結果、岡山県にプラスなのかどうか、マイナスなら、辞めるべきはないか、と、常に思っています。
惰性でやるのなら、ただのはた迷惑です。
ところで、おそらく、こういう仕事ですから、人一倍、多くの出会いの喜びがあると思います。が、同時に、それ以上に、別れの悲しみもあります。
時には、突然のことに、打ちひしがれてしまうような場合もあります。
桜吹雪の舞う、春爛漫の4年前の選挙からこの間、結局、皆様に、どれだけ、お返しが出来たのでしょう・・・・。のうのうと暮らしてきたつもりはないですが、果たして、自分が議員に本当に相応しいのか、ご支援頂いた方に、あわせる顔もない、選挙の時だけ頼みに来て、なにも役に立たない・・・・・・なんなら!いったい!
合掌をしながら、ただ、お詫びするしか出来ません。
1期目以上に叫ぶことが出来ないのなら、思いがないのなら、2期目をやる資格はない、しかし、全てに報いるのは、この道を突き進むしかない、自分を責め上げてみます。
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【第2回岡山市中心部爆音暴走族対策会議開催のお知らせ】
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さて、岡山県では、さる9月28日「暴走族の追放の促進に関する条例」が制定されましたが、この条例では、暴走行為の事前の段階を取り締まることと、なにより、市民・県民に対して、暴走族の追放に関する努力義務を課したことに特徴があります。
この条例を受けて、爆音暴走族の被害に苦しむ岡山市中心部の有志は、対処療法的な警察の出動を求めるだけではなく、青少年問題として、自らが出来得ることをなしていこうと、岡山市中心部爆音暴走族対策会議を立ち上げました。
つきましては、下記日程で第2回対策会議を開催するにあたり、先駆事例として、暴走族対策を青少年問題として官民一体として取り組んでおられる広島市の具体的な状況をお伺います。
是非ご来場下さいませ。
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第2回岡山市中心部爆音暴走族対策会議開催のお知らせ
日時 11月30日(土) 午後2時から4時。
講師 広島市教育委員会事務局青少年育成部暴走族対策室
主幹 久保田修司 様
場所 ウィズセンター(岡山県男女共同参画推進センター)会議室
(NTTクレドビル17F)
主催 岡山市中心部爆音暴走族対策会議
会費 500円(会場費・資料代)
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2002年10月31日(木)【さようならは言わないで】
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本日もまた、事務所にて、発送作業のご協力を頂いた皆様(宿題まで持ち帰って頂き)本当にありがとうございます。
今回の新聞発送については、トラブル続出で、本当に皆様にご迷惑をお掛け致しまして申し訳ありませんでした。
皆様のお力で、いよいよ明日で、一段落しそうです。
連日の悲しみになりますが、昨夕、私を産まれた時からご存知で、4年前のこの時期、出馬表明もままならず、暗闇をさ迷っていた時に、あるいは強引なまでに、いろいろな所を引き回して下さった方が、不慮の事故で亡くなりました。
無謀な挑戦の中で、父は倒れるはで、成す術もないあの時期に、一番助けて下さった方であり、また、今後の私を最も心配して下さっていた方でした。しかし、何もお返しが出来ていません。
「真ちゃん、歩こうか」と、今すぐに、ふらっと訪ねてきて下さるような気がします。心からご冥福をお祈りします、が、・・・・・かなりきついです。
もう、誰も、「さようなら」は、言わないで下さい・・・・。
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