2002年8月1日(木)【あいずっこ宣言 ならぬことはならぬ】
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 昨夜、県外調査から戻り、本日は、祖母の初盆(施餓鬼)の行事や、展覧会にお邪魔して、また、夜からは、地域の夏祭りです。

  さて、今回の調査は、井原線を意識した阿武隈急行の調査や、総合福祉ボランティアNPO会館を意識した、とちぎ福祉プラザや東京ボランティア市民活動センターの調査が主で、福島市から宇都宮市、東京都に南下するバスツアーの面持ちでした。
 外は暑いは、長時間バスに揺られ、多少腰に応えました。


 実は、年々この県外調査は、縮小されつつありますが、それはつまり、宿舎のランクが下がったり、朝食や昼食、視察後の夕食が、原則自腹になるといったことで、当然といえば当然で、個人的には、街の散策に出掛けるために、夜に解放されるというのはありがたく、良い傾向だと思います。

 ただ、物見遊山ではありませんが、調査地までの道中こそが、勉強になったり、あるいは、こういう時でしか、他党議員と話せないようなこともあり、なんでもギチギチにすることが、結果として好ましいとも思えません。


 もっとも、問題は、調査費用が予め条例化されているということで、公費で行く出張として、どれだけ、県政に反映されるかということであり、遠くない将来、希望者のみの県外調査で、参加者が、実費支払い、あるいは、一部補助にすべきではないか、という議論は出てくるかもしれません。
 自腹で、どこに行こうが、それならば、勝手にしんせい、というものです。

 その方が、行程についても、私どもの昨秋の上海ツアーのごとく、いかに実を挙げるか、真剣に、無駄のないように考えるでしょう。
 少なくとも、たいていは学生時代に、青春18きっぷを使って訪ねた懐かしい街を、なにか後ろめたいような気持ちで、公費でこそこそ行っているのではないか、と感じないで済みます。
 そういうプライドとか、良識は、人間として持っていたいものです。


 ともあれ、皆様から、税金泥棒と罵倒されないためにも、せめて、視察先やJRの駅や観光案内所で、そこらにあるできるだけのパンフレットの類をかき集めて、その街の雰囲気というのを知ろう、岡山に還元できるものを探そう、としています。他議員から「コレクター」と笑われつつも、移動中や宿舎で、資料として見るように心がけています。

 今回は、特に、浜通り、中通り、会津と三地区に分かれる福島県の中通りにある県庁所在地・福島市とそれよりさらに人口規模の大きい郡山市の関係に岡山市と倉敷市の関係を見たり、人口規模が岡山県と非常に近い栃木県の掲げる「とちぎ21世紀プラン」が、岡山県の「夢づくりプラン」と、うりふたつ(コンサルが、同じか?)であるという、発見も致しました。

 というよりも、要するに、中央の誘導施策が多く、教育改革のパンフやバリアフリーに関するものは、全国どこでも同じだというのがわかります。 地方分権といっても、国の施策には、予算がぶら下がっているのですから 、仕方ないのかもしれませんが。


 ところで、パンフ収集の一番の収穫は、儒教に精神的支柱がある「白虎隊」の会津若松市が掲げる「あいずっこ宣言」。今年度に出来たこの「あいづっこ宣言」に込められた内容は、青少年の行動規範であると同時に、大人の行動規範でもあります。ttp://www.city.aizuwakamatsu.fukushima.jp/j/oshirase/n_i/20020601/n_i010.htm

 宣言は、6つの行動規範と、それを締めくくる1つの行動規範で構成されていますが、それぞれの行動規範に込めたられ内容は次のとおりです。

 一人をいたわります二 ありがとうごめんなさいを言います三 がまんをします四 卑怯なふるまいをしません五 会津を誇り年上を敬います六 夢に向かってがんばります

やってはならぬ やらねばならぬ ならぬことはならぬものです


 会津の歴史・文化が、この宣言を可能にするのでしょうが、まるで実践倫理の「朝の誓い」の子ども版のようなこの宣言は、分かり易い言葉で、明確に表現され、かつ極めて奥の深い素晴らしいものだと思います。

 とりわけ、「ならぬことはならぬ」と、街中に、たて看板も出ていたのですが、これは、「倫理立市」で、いたく感動しました。こう言い切るには、まず大人が襟を正さないといけません。


 ちなみに、二宮尊徳の教え『「分度推譲」立県』を目指す栃木県は、「栃木の子どもをみんなで育てよう」運動を推進していますが、全国運動として、昭和41年から「立志の日」の推進をはじめ、昭和50年代からは、殆どの中学校で、立春の日を中心とした時期に、「立志式」を実施しています。

 おそらく全国にあるものと思いますが、思春期真っ只中の14歳に、自己のあり方を自覚し、将来の進路に志を立てる機会があることは、非常に重要だと思います。


 生活環境保健福祉委員会であり、文教委員会の調査ではなかったのですが、むしろ、9月議会の事を考えつつ、教育面に思うところがあった調査でした。ちなみに、保健福祉行政の面では、衝撃を受けるというほどではありませんでした。


 それにしても、「ならぬことはならぬ」。
 政治の世界に一番必要な言葉です。
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2002年8月2日(金)【おかやま桃太郎まつりスタート】
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 本日の花火大会を皮切りに、おかやま桃太郎まつりが、いよいよ始まります。昨年統合された真夏の夜型の新イベントということで、今年も大いに盛り上がることと思います。

 本日は、深柢消防分団員かつ岡山青年会議所会員という立場で、花火大会の警備にあたりますが、明日からは、いよいよ「うらじゃ」!!

  しかし、この土・日には、リトルリーグの大会や空手の全国大会、日本舞踊のゆかた会、さらには、地域の盆踊りなども容赦なくあるため、腰痛対策のため、これから、再び、針治療へ参ります。
 妙に激しい夏になってしまいました。

  7月後半以降「祭り」やイベントの話ばっかりですみません。
  しかし、これが地方議員の夏の現実です。

  ともかく、どうせ暑いなら、暑さを楽しみましょう!!
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2002年8月3日(土)【「うらじゃ」で、会いましょう!!】
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 早朝から、昨日の花火のボランティア清掃の皆様を横目に、ヤングリーグのオール岡山主催の「第20回桃太郎杯大会」で、倉敷マスカット球場へ。近畿、中国、四国、九州から、強豪チームが集まりました。

 開会式で、むせ返るような暑さの芝のグラウンドに降り立てば、整然と並ぶカラフルなユニフォームの選手達を、雲一つない真夏の青空が包んでいます。そこに、悠々と真紅の「日の丸」と大会旗が、はためき、なんとも、美しい光景でした。
 この日差しの遥か向こうに、甲子園があるのでしょう。

 あれだけの選手の中から、甲子園に、社会人・大学野球に、そして、プロに、さらには、大リーグに上がっていく選手が、何人もいるのかな、と思うと嬉しくなるのと同時に、本人にとっても、家族にとっても、遠く厳しい道のりが、あるのだろうなぁと、つくづく思います。

 這い上がっていきたいという思いは、私とて同じですが、才能や運もさることながら、最後は、あの大舞台に、決して物怖じしない精神力の差で決まるのではないかなと、大変に勉強になりました。全ての努力の源は、個々の人間の心の中にしかないのですから。

 彼らの夢を私も応援させて頂きたいと思います。



 さて、いよいよ、今日から、これから、「うらじゃ」です!!

 多くは申しません。ともかく、是非とも、会場にお越しください!!
 痛み止めを飲みながら、へろへろ動いている法被を着た太った県議会議員も見つけられるかもしれません。

 「うらじゃ」で、会いましょう!!
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2002年8月4日(日)【「うらじゃ」とだんじり】
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 本日は、まず総合文化体育館で開催された全国空手道選手権大会に。大会のテーマは、「道」で、人間形成を基本理念に掲げ、「正義の伴わない力は暴力であり、力の伴わない正義は無価値である」という流儀理念の教えと相俟って、大きな感銘を受けました。
 同時に、ご宗家の孤独や重責を思うと己の甘さに恥じ入るような気持ちにもなります。

 「道(みち)」というと、あの切ないメロディーの感動の名画より、なぜか、さだまさしの歌を思うのですが、その後お邪魔した河田流「ゆかた会」も、そうですが、たんたんと一本道を己の最大限努力し続ける、そういった「道(どう)」、○○道というのは、どの世界にも、当てはまることのように思います。
 敢えて言えば、政治にも道(どう)はあるように思います。



 正午過ぎから午後7時過ぎまでは、「うらじゃ」。岡山青年会議所が生み、育て、市民の祭りとして定着し、たいへんな盛り上がりで、私も、多くの方にお目にかかれて本当に楽しゅうございました。

 なんとか、足腰はもちまして、大汗もかいたので、減量になりましたし、なにより、今年は、特に充実感がありました。良かったなぁ・・。
 来年は、はや10年目ということになります。もはや、全国に誇る岡山の夏の風物詩と言っても、決して過言ではないと思います。


  さて、「うらじゃ音頭」を頭に響かせながら、やはり、どうしても、1ヶ所だけ地域のお祭りに。一ヶ所に長く留まれないのは、議員の性というより、宿命。

 実は、今日知ったのですが、その地域に、我が平和長北部町内会の懐かしい「だんじり」が、譲られていました。

 昨年も、妙に古いものだなぁ、とは感じていたのですが、よもや、子供会に子どもがうじゃうじゃいた頃、私達が、所狭しと乗っかっていたあの「だんじり」であったとは。確かに、雰囲気を覚えているのです。走馬灯のように蘇ってくる風景。多分、4半世紀以上会っていなかったのに。

 当時、「こちゃえーこちゃえー」と「だんじり」をひく若い衆もたくさんいたように思います。御輿もありました。涙が出そうになるぐらい、まだ良い時代でした。ただ、あれから、それを支えられるだけの人がいなくなりました。
 中心市街地の町内から郊外の町内に、「だんじり」は、譲られたのです。

 大切なことというのは、後になってみないとわかりません。「薔薇のつぼみ」ではないけれど。幸い、だんじりは、とても大切にされていて、本当にありがたいことです。
 町内会有志で、秋祭りに、ひきに行けないかしら・・・?

 ともあれ、今度は、私達が、新しいだんじりを作り、ひく世代になりました。あるいは、再び街中に子どもたちの歓声を蘇らせて。


 子どもの頃はわからなかったのですが、あのだんじりが動く後ろに、あるいは、「うらじゃ」がそうであるように、本当に地域のことを思い、地域の人々や子ども達の笑顔を思う人達の汗があったのだなぁと、この年になってしみじみ感じます。

 今度は、私達の番です。
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2002年8月6日(月)【住基ネット稼動】
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 本日、「牛は10桁、人間は11桁」あるいは、国民総背番号制と揶揄される住民基本台帳ネットワークシステム(住基ネット)が稼働しました。
 全国的には、さっそく、トラブルも発生したようで、香川県は、地方自治情報センターに対策を問い合わせているようです。

 住基ネットに関しては、1999年8月の住民基本台帳法改正で、住民票(の写し)を広域交付することが可能になり、自分が住民登録している以外の市町村でも、本人証明が出来れば、住民票の写しを交付してもらえるようになったわけです。

 もっとも、「アイトピア岡山」と岡山情報ハイウェイの岡山県、「リットシティ岡山」と情報水道構想の岡山市が、電子自治体を目指していくのは、自明のことであることもあってか、住基ネットの議論が、岡山で、活発であったようには思えません。

 否、むしろ、市町村を越えたネットや、郵便局やJAで、住民票の写しが、手に入るというのは、売り、ですらあります。



 住基ネットについては、稼動の前提となっていた個人情報保護法案が今国会で成立せず、全国最多人口の横浜市が事実上、来年以降の参加となる市民選択制を導入するなど、不参加の自治体が出たのも、ご案内の通りです。

 この点については、本来、国民の生命・自由・財産を守る立法府たる国会が、与野党ひっくるめて、潰し合いのような泥試合にうつつを抜かして、一番肝心の法律の制定を後回しにしたということで、極めて責任は重いと思います。
 マスコミも、表現の自由・知る権利とプライバシー権の相克の中で、遅延に一役買った感もなきにしもあらずです。


 住民基本台帳なるものは、それぞれの基礎自治体に、そもそも電子化されてあるのですが、技術的には比較的容易に、それを全国ネットにすることで、何が生じるか、法律的に、何ができるかという話なのですから、国に十分な議論をしてもらわないと、埒があきません。
  まさに、基本的人権に関わる問題であり、見切り発車して済む性質の話では本来ありません。


 もっとも、行政上の事務担当は基礎自治体です。ちなみに、岡山市では、『個人情報の保護のため制度面・技術面及び運用面からさまざまな対策が講じられており、岡山市の個人情報保護条例のプライバシー保護に関する規定の適正な運用と併せてこれらを充分に機能させることにより、住民票の広域交付や行政手続に添付する住民票の写しなどの省略など市民にとって利便性の向上する仕組みになる』、というのが、当局の見解です。

 加えて、情報漏洩時には、市長の判断で、ネットから接続切り離しという、管理規定をまとめています。

 また、県の役割としては、住民基本台帳法で都道府県に審査会を設置すると記載されており、この審議会では、住民票コードの利用制限に違反した者が、都道府県の中止の勧告に従わないときの審議や、本人確認情報の保護に関する事項を調査・審議し、これらの事項に関して都道府県知事に建議する事ができるようにされています。


 たちまち、法律が不備でも、基礎自治体の条例等で、カバーが出来たとしても、全国一律で、万全のはずもありません。要するに国会で、審議して頂かないと、本当にどうしようもない部分です。



 それにしても、行政の持つ個人情報がどれだけのものかわかりませんが、我々が、銀行、信販会社、郵便局、病院、電話、レンタルビデオ・・・・日々なにげなく出している情報を思うと、私の人となりは、データで丸裸。
 事実上は、様々な背番号がついているわけですが、さて、どこまで個人情報は、守られるでしょうか。

 ところで、「データで見る私」の中で、既婚男性が、最高に恥ずかしいのは、独身時代のレンタルビデオ遍歴ではないかと思います。
 住基ネットもさることながら、これが、漏れたら、命とり?の方も多いかも・・・。ああ、過去を消したい・・・。情報消去権が欲しいです。
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2002年8月6日(火)【たいむカプセルコンサート】
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 8日には、広島を訪ねる予定ですが、今日は、47回目の原爆忌。朝5時からの平和祈念朝起き会で、誰かのせいにするのではなく、まず、己自身が変わっていく、そんな平和への思いを改めて強く持ちました。


 さて、当方には、様々な催しの案内を頂戴するのですが、自分が主催者側でない限りは、かえってご迷惑になることもあり、事前の告知を行うことは、あまり致しませんでした。ただ、本日は、例外的に、ご案内をさせて頂きます。

 8月24日(土)午後6時30分より、岡山シンフォニーホールにおきまして、NPO法人”たいむカプセル”主催の「羽ばたけ!子どもたち。」というコンサートが開催されます。

 ちなみに、たいむカプセルとは、お世話する側、される側にも、年齢、障害の区別はなく、0歳から高齢者まで、24時間、いつでも、誰でも、必要なだけ、利用者が必要としている介護や保育を提供しようという、「富山型」デイサービスを行っているNPO法人です。
 ttp://homepage2.nifty.com/timecapsule/index/

 なぜ、私が、拘りを持つかというと、それは、非常にはっきりしていて、つまり、たいむカプセルさんをこの春、母がたたんだ「昼夜保育園マイフレンド」とダブらせているからに他なりません。(その後に、事務所を移転したわけです。)私には、子ども達のざわめきが、においが、なんとも懐かしいのです。

 この度、行政を当てにせず、施設拡張をということで、目標額4000万円を目指し、100円募金を開始。理事長のバイタリティーをもってしても、なかなかに、目標は遠いわけですが、資金集めのためのコンサートということで、元X−JAPANのTOSHIさんが、賛同、出演が決定。

 地元の中・高校生らも加わり、実行委員会を立ち上げ、地元バンドも参加することになったわけです。そういう手作りのコンサートの案内をさせて頂きたいのです。


 というわけで、思わず、私も、チケットを預っているわけでございますが、これを全部当貧乏事務所が受けるわけにもいかず、趣旨に賛同頂ける方に、是非ご協力をお願いする次第です。
  どうか宜しくお願い申し上げます。
  ご希望の方、是非、ご一報下さいませ。

 なお、これは、勝手連のご案内であることを付言致します。
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2002年8月7日(水)【済生丸と浄化船】
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 本日は、ある地域で、早朝よりラジオ体操、その後、子ども達とお年寄りとで、グランドゴルフ大会。私のスコアは、27!それにしても、ラジオ体操第2は、「おかあさんといっしょ」の「あ・い・う」よりも、覚えていませんでした。


 その後、生活環境保健福祉委員会の県内調査で、井笠地方振興局管内を回りました。救護施設や矢掛町街並み保存地区にも寄ったのですが、なんと言っても、「済生丸」です。

 昭和36年済生会創立50周年にあたり、瀬戸内海沿岸離島の医療のへき地性に注目し、巡回診療船「済生丸」による巡回診療事業が計画され、現在は、3世号が、就航しています。

 瀬戸内海には、大小600余の島嶼が点在していますが、岡山・広島・香川・愛媛4県で、「済生丸」の巡回診療対象島嶼は、70足らずで、岡山県は、13。1県1回10日ずつで、主に、予防医学的に、順次各県を回航しています。
 なお、阪神淡路大震災の際には、救援物資の輸送等で大活躍したのも記憶に新しいところです。

 ちなみに、社会福祉法人恩賜財団済生会は、明治44年の明治天皇の済世勅語、御手元金に由来する由緒正しき公的医療機関ですが、この事業の財政的負担は大きく、その必要性に鑑みれば、さらなる公費補助が、望まれるところです。


 一方、直接見てはいないのですが、この8月1日から稼動している「浄化船」も、話題の船です。

 東海大学海洋学部と笠岡市が、産学共同で、閉鎖海域の水質浄化方法の確立を目指すために、海水を浄化する実験を行っている船で、10月末まで、24時間体制で、笠岡湾内の海水量の3分の1近い量を濾過するそうです。

 全国で唯一カブトガニ繁殖地として、国の天然記念物に指定されている神島水道を含む笠岡湾ですが、カブトガニ博物館が放流するカブトガニの幼生が、これですくすく育てば良いのですが。

 思えば、お世辞にも、有効利用されているとはいえない国営干拓地の完成によって、狭い水路となり、閉鎖性が高まり、濁りに濁った笠岡湾ですが、時代が時代なら、諫早湾どころではない大騒ぎになっていたと思われます。
 カブトガニは、壊滅なのですから。

 いずれにせよ、2つの船は、非常に地域性を表していると思います。
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【落書き調査隊復活!第2回落書き一斉消去隊ボランティア募集!!】

 さて、梅雨前に異様に盛り上がってしまった落書き消去活動が、いよいよ復活致します。暑さにかまけていたわけですが、前回よりパワーアップする企画です。


 前回の「オランダ通り落書き一斉消去活動」以後、皆さんで一斉消去した場所への落書きはなく、というより、そこにされた落書きで、犯人が検挙されたわけですが、第2段を望む声が多く、おそらく日本に唯一の任意団体(実質2〜3人)である「落書き調査隊」が、それに応えるわけでございます。

  というか、正直なところ、落書き消去活動自体が、なかなか広がらず、落書き調査隊の活動自体の意義が問われる状況になっておりました。

 活動スタートから、僅か2ヶ月で、100人規模の消去活動を成功させたのは良かったのですが、あまりに突っ走ったため、エネルギー充填には、ちょっと時間が、かかってしまいました。だいたいが、放っておいたら、誰も、あまりしませんでした。なんでかなぁ・・・・?


 今回は、前よりも、ちょっと大きなことを考えています。単純に2倍のスケールです。これで、再び、啓蒙させて頂きます。しかも、例によって、短期決戦で、活動予定日は、なんとまぁ、8月31日(土)、夏休み最後の土曜日の午前です。
 隊長!大丈夫でしょうか!?

 消去場所の腹案はありますが、内緒。詳細は、全てこれからです。


 さて、こういったムチャな企画に、ボランティア・スタッフとして参加して下さる方はいらっしゃいませんでしょうか?
 なお、あくまで、主体は、地域です。


 ところで、我々は、本当はこう言いたいのです。「された落書きは、された人が消しましょう!」
 でないと、いつまでも、消えません。
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2002年8月8日(木)【原爆平和展】
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 昨日より、天満屋地下のアートスペースで、岡山市原爆被爆者会主催の「原爆平和展」が開催されています(岡山市が共催)。

 広島・長崎では、爆風・熱線・放射能の複合被害にあった多くの死傷者(約35万人)や被爆者を出し、介護や片付けなどで入った人も含めて、被爆者の殆どが、後遺症による難病に苦しんでいるとのことです。
 ちなみに、現在の被爆者数は、全国では、28万5620人。岡山県では、3035人。岡山市では、995人だそうです。

 人類がしでかした最も大きな過ちであり愚行であると思いますが、悔い改められることもなく、今日も世界のどこかで、人が人を殺しています。
 明日は、長崎に原爆が投下された日ですが、日本人が、世界中のどの国よりも世界平和を願い、また、そのための努力を惜しんではいけないと思います。


 ところで、美作岡山道路に、非常に大きな動きがありますが、少なくとも、おかやま国体には、確実に間に合いません。
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2002年8月9日(金)【2つの統合の話】
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 詳しくお伝えできないのが残念ですが、市町村合併、端的には玉野市・灘崎町との合併を経た後の岡山市の政令指定都市化、また、中心部の小学校統廃合につき、岡山市当局とのやり取りが続いています。


 岡山市議会の政令指定都市調査に呼応するように、岡山県議会有志の「岡山市及び周辺市町合併問題議員研究会」の第2回目の会合は、来週12日。県が考える政令指定都市化のメリット、デメリットが、具体的に示される予定です。

  しかし、実に様々な動きや思いがある中で、なにより大切なのは、やはり、玉野市民の自発的な動きと西大寺からの支援。9月上旬には、玉野市で、合併がらみの大々的なシンポジウムも開催される予定ですが、ここが、玉野市側の大きなヤマになると思われます。

 あくまで、玉野市民サイドから、声が上がっていかない限り、成就はありえません。大切なのは、感情的な問題にすることなく、論理的に、謙虚に、メリットを示すことですが、実は、そこが、わからない、行政も議員も、研究しなくてはいけない、というのが、事をややこしくさせています。

 ともあれ、今年中には、岡山市、岡山県ともに、研究の成果が示される予定です。さらに、岡山市は、岡山市の政令指定都市化に関して、年末から5000世帯のアンケート調査、および、パブリックコメントを採っていく計画のようです。


 いずれにせよ、来年の岡山市長選挙、市議会議員選挙、さらには、我々の県議会議員選挙を控えて、俄かに、争点のひとつになって来た感もありますが、私自身も、岡山市民ではなく、玉野市民にとって、絶対に良いことです、とは、言い切られないものがあり、夢として、語りはしますが、現実はどうか、実は研究段階です、と言わざるを得ません。


 一方、中心部の小学校についても、跡地利用まで視野に入れた議論が始まりましたが、まずは、それに先立って、幼稚園統合に絡んで、大きな動きがあると思われます。ただ、当局の発表を待ちたいと思います。


 いずれにせよ、この2つの統合の問題は、私にとって、一番大きな悩みであると同時に、己の存在意義、責任とやりがいを感じられる大テーマではあります。
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2002年8月10日(土)【岡山県総合グランドについて】
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 田中真紀子元外相辞任について、私自身が議員として何をするかが重要であり、評価するのもおこがましければ、評論する気も、さらさらございませんが、ただ、自民党の体質として、理由がどうあれ、組織防衛のために、異分子に対して、こういう切り方も、行われていくとすれば、今後党内から改革の声を上げること自体、極めて難しいと思います。

 自由民主でありながら、逆らえば、粛正で、あるいは、問題を起こせば、スケープゴートとして、除名であるのならば・・・。


 加えて、パフォーマンス政治は、もう良いということです。議員として、何をするかが、全てであり、人気取りのために、およそ、政治と関係のない活動や言動で、衆目を集めるようなことは、政治と有権者への愚弄であるということを、あるいは、議員は芸能人ではないということを我々議員が、まず肝に命じるべきです。大衆愚弄政治を断たねばなりません。
 この点につき、落書き消去活動は、地域住民としての地域活動であることを付言致します。


 いずれにせよ、その発想の根幹において、やはり、地方議員にとっては、議場に繋がる活動こそが、全てである、そこが主戦場である、ゆえに、一般質問こそが、勝負であると思います。そこにいかに繋げるか、です。
 選挙的な活動は当然あるわけですが、いかなる場合も、常にその意識は、持っていたいと思います。



 さて、9月定例会まで、1ヶ月を切りました。今回の一般質問では、平和資料館建設について、地域保護主義(入札・随意契約のあり方について)、ITがらみ、公安委員会(警察)のあり方について、等々、検討・調査をしておりますが、とりわけ、17年晴れの国おかやま国体を控えて、秋季大会主会場になる岡山県総合グランドのあり方についての質問を検討しています。

 埋蔵文化財の保護・保存に十分配慮の上,スポーツ施設と文化財が共存する施設整備ということですが、総合体育館の建替え問題、いずみ町交番をめぐる問題等、地域や利用者の方から、様々なご意見・ご要望を頂戴する事が多くなってきました。

 限られたスペースで、しかも、文化財を避けながらの整備であり、非常に、窮屈なことにはなっていますが、まだ十分に活用されていないと思われるスペース、バリアフレーの観点から、改善の余地がある部分等、多々あると思います。とりわけ、主会場への導線がどうであるか等、検討すべき問題も山積しています。

 是非、こうすれば、総合グランドは、もっと良くなるぞという、皆様の声をお知らせ下さい。それを集結させて頂き、9月定例会の議場に運ばさせて頂きます。
 なにとぞ、宜しくお願い致します。
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2002年8月12日(月)【岡山県立総合社会福祉センター民間委託へ】
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 桑田町界隈に、お勤め、あるいは、在住の皆様、友人が、下記の秀作ホームページの作っちゃいましたので、是非、アクセス下さい。ttp://www1.harenet.ne.jp/~grp06/t/top.htm


 本日は、お盆前のため、15日を繰り上げして、給料常任委員会の生活環境保健福祉員会。平田の岡山県立総合社会福祉センター施設部門の管理運営について、平成15年4月から民間委託する旨の報告が、なされました。
 岡山県立総合社会福祉センターについては、その570参照(と、安直に書いていますが、参照して頂ける方が、いらっしゃるかどうか・・・?)。

 昨年3月27日、岡山県社会福祉審議会、岡山県児童福祉審議会が、「21世紀を展望した社会福祉サービスのあり方と県の果たすべき役割について」というという答申を出し、それに応えた形です。


 同施設は、昭和48年に設置され、身体障害者更生相談所及び知的障害者更生相談所などの相談機関を併設した施設として、県下の身体障害及び知的障害児者の福祉の向上に大きく寄与してきましたが、身体障害者及び知的障害児者の施設を統合し、さらに、民間に委託されることになったものです。

 なお、施設管理は、県が行い、公設・民営ということになります。施設は、基本的には、現状のままとのことですが、かなり老朽化しています。

 ちなみに、委託先法人は、社会福祉法に定める「社会福祉法人」であり、第一種社会福祉事業のうち、施設の経営を事業目的とした法人であり、経営者が、社会福祉事業について、熱意と高い見識を有し、委託しようとする施設と同種または類似の施設(身体障害及び知的障害児者の両方)について、概ね10年以上の良好な実績を有すること、とされているので、この要件を満たすと言えば、大体の目星もあるのかな?といった感じではあります。


 私は、地域が一体となった「星空サマーコンサート」の継続が可能なように、要請させて頂きましたが、さらに、下記の点について質問・要請させて頂きました。

 まず、一般質問でも取り上げさせて頂いた補装具制作施設については、
 指導・検査機能を持つ県の直接の施設として維持する、とのこと。

 さらには、女性相談所(DV)、児童相談所(児童虐待)(平成17年には、旧国立病院跡地の総合福祉ボランティアNPO会館に移転予定)との共存については、相談所機能プラス施設機能として、振興局等で検討する、とのこと。

 加えて、狭隘になった隣接の西養護学校、また、南部健康づくりセンターとの連携については、「福祉ゾーン」になりうるか意識しながら、検討する、とのこと。これは、大きなポイントです。

 なにしろ、緑も生い茂り、敷地面積は、約5万7953u。建物延べ面積が、8866u。真横を外環状(岡山西バイパス)が通過することになり、まさに、岡山の福祉ゾーンに相応しい、潜在能力がある場所です。
 約80人の職員の方々の雇用の確保を祈りつつ、積極的に、福祉ゾーンを支援させて頂きたいと存じます。


 さて、本日は、注目の「第2回岡山市及び周辺市町合併問題議員研究会」が、開催されました。市町村合併及び岡山市の政令指定都市化については、お盆特別企画で、明日から、特集させて頂きます。
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2002年8月13日(火)【岡山市政令指定都市化について その1】
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 さて、昨日、第2回岡山市及び周辺市町合併問題議員研究会が開催されたわけですが、そもそも、なんでこの時期に、岡山市と玉野市と灘崎町が合併して、岡山市が、政令指定都市になろう、などという話が出てくるのか、賢明な読者の皆様にもご理解頂けていないのではないか、と危惧致しております。

 私の議員活動の中において、岡山市中心部の幼稚園・小学校の統合をめぐる問題と、この岡山市政令指定都市化をめぐる問題については、極めて重要な動きをしていると自負はしているのですが、落書き消去活動のようには、お伝えできない動きの方が多いため、もどかしい思いも致しております。

 今回は、岡山市及び周辺市町合併問題議員研究会事務局次長という立場で、なるべく客観的に、県議会サイドから捉えた岡山市政令指定都市化について、数回に渡り、分かり易く言及させて頂きたいと存じます。


<政令指定都市への提言書>

 この問題が、県サイドに大きく受け止められたのは、今年2月14日、私も所属させて頂いている社団法人岡山青年会議所(JC)から、岡山市長に対して「政令指定都市に向けての提言書」が、提出されたことに始まります。
 この時期に提出された理由については、実は、私も、十分に把握できておりませんが、非常に時期に適ったものでした。

 私も、この提言書の写しを市町村合併を推進する岡山県の市町村課に届けたのですが、その段階では、県としては、まさに青天の霹靂の状態で、玉野市側に動きはあったものの、岡山市サイドで、諮問に対する答申でもない提言書を岡山市長自ら受理されたことは、非常に重いこととして、捉えられました。


 そもそも、平成13年3月23日に策定された「岡山県市町村合併推進要綱」には、岡山市が他市町村と合併するという発想はあっても、政令指定都市を目指すという記載は、一切なされていませんでした。

 また、平成13年9月3日、自主的な市町村合併の全庁的な支援体制を整備するため、知事を本部長として、設置された「岡山県市町村合併支援本部」や、各地方振興局においても設置された「地域支援本部」でも、なかった議論です。

 ちなみに、岡山県が示した合併パターンは、19エリア。下記の通りでした。あくまで、それぞれの地域において、具体的な議論を行うための参考や目安として示された、いわば叩き台でしたが、今回のパターンは、全く予測外の組み合わせでした。http://www.pref.okayama.jp/kikaku/sichoson/gappei/pattern.pdf



<そもそもなぜ市町村合併か>

 それにしても、最近話題の市町村合併ですが、そもそもなんで、市町村合併なのか、ということです。わざわざ県が、合併パターンまで示し、市町村合併を促すのでしょうか。


 表向きの説明はこうです。
 そもそも、地方分権が進んでいく中で、少子高齢化や広域的な行政課題に適切に対応するため、住民の暮らしに最も身近な行政サービスを提供する市町村の役割がますます大きくなっています。
  こうした市町村の行政サービス水準を維持・向上していくとともに、行政の効率化を図るため、市町村合併の推進が求められています。

 と、いうのは、建前で、要するに、国に、全国3000市町村の面倒を見るお金(地方交付税・補助金)が無いわけです。一昨年の地方分権一括法も、国と地方が「対等・協力関係」であり、自己決定・自己責任の原則をうたいながら、十分な財源の委譲がなされているわけではありません。
 各自治体が、法定外目的税で、あれこれと税収を上げようと考えるのも、このことと裏腹です。

 ちなみに、地方交付税とは、地方団体の財源の均衡化を図り、交付基準の設定を通じて地方財政の計画的な運営を保障する制度です。
 全て国民は健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する(憲法25条)わけですが、財源不足はもちろん、この仕組み自体が、地方の自立に向けた活力・意欲を削いでいると、配分方法について、見直す方向で検討されています。

 こうして、市町村合併を進めるために、国は、平成17年3月末までと区切って、例えば合併後10年までは、地方交付税額の算定の特例や特別交付税など飴の財政支援策と制度的な特例をもって、21世紀は、分権の世紀とうたいます。


 もともと幕藩体制では、日本は、地方分権国家であり、列強と伍して戦うために廃藩置県で、中央集権国家になり、さらには、戦後の復興、高度成長を支えるために、さらに、中央に権力を集中させ、バブル崩壊以後、逆に今度は、支えきられなくなった中央から、分権が言われ、死に体の中央に対して、反撃の狼煙が上がっていると、極めて単純に説明はできると思います。

 ちなみに、実際には、市制町村制施行は、明治22年(「明治の大合併」)。この時、岡山県は、1市454町村。昭和28年に、町村合併促進法が施行された時で、9市259町村、以後、「昭和の大合併」という時期があり、昭和40年に、市町村の合併の特例に関する法律が施行された時には、12市85町村。

 そこからの進捗は緩く、現在10市68町村(18郡)で、ここから先、延長された時限立法である合併特例法の期限を平成17年に迎えて、「平成の大合併」が、どこまで進むか、といった状況です。


 ただ、個人的には、あてがわれたようなアメリカ版の民主主義ではないですが、結局は、お上の意向に従い、掴み取る地方分権でないところに、合併議論に盛り上がりが欠けている遠因があるように思います。



・・・・・つづく


 それにしても、噂には聞いていましたが、「ウルトラマンコスモス」は、素晴らしい!!ビデオで観て、「みなしごハッチ」のような感動!まさに、佐藤真治の句「鳴かぬなら その訳聞こう ホトトギス」のような、怪獣にも50mの魂というか、こっちにもこっちの理屈があるんだよ、でも、やる時はやるぞ、という、なんとなく同世代が作ってるなぁ、とわかります。

 価値相対主義に立つ怪獣との共存をブッシュ大統領に見せてあげたい!!
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2002年8月14日(水)【岡山市政令指定都市化について その2】
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 昨日に引き続き。政令指定都市の話になかなかならず、市町村合併の説明が続きます。


<なぜ市町村合併を「急ぐ」のか>

 財政状況に起因する市町村合併の必要性は「その951」の通りですが、では、なぜ市町村合併を急ぐのか、特に、平成17年までに、という意味合いは、なんなのか、です。

 この理由は、比較的わかりやすいのですが、「市町村の合併の特例に関する法律(「合併特例法」)」は、時限立法であり、平成17年3月31日の期限到来により失効するからです。

  ただ、この法律は、「第2の昭和の大合併」を目指して、昭和40年に、10年の期限付きで制定され、昭和50年、60年、平成7年と3回、10年ずつ延長されています。平成7年改正では、住民発議制度の拡充、地域審議会の設置、市となる要件などについての特例措置が盛り込まれています。

 市町村合併は、平成13年の国の中央省庁改革など「行政改革」の流れの中にあるわけですが、どこまで徹底できるのか、再延長はないというものの、3度ある事は、4度ある?という説もあります。
 ただ、もう10年伸ばすだけの体力が国にあるのか疑問です。


<市町村合併の手続きについて>

 では、市町村合併の手続きはというと、まず、「法定合併協議会」の設置が必要です。

 これは、2通りあって、いずれにせよ、市町村議会の議決が必要ですが、ひとつは、事前協議として、研究会や任意の合併協議会から進める、いまひとつは、市町村の有権者の50分の1以上の署名をもって、「法定合併協議会」の設置を市町村長に対して請求する住民発議の方法です。

 岡山市で言えば、1万人の署名があれば、請求自体が可能なので、提言を受けて合併研究会をつくるという流れでなく、住民発議で一挙に「法定合併協議会」設置について、議会に諮るという、手法も法的には、ありえました。


 実は、この「法定合併協議会」を作るというのが、スタートです。そこで初めて市町村合併の流れに乗ったと言えます。

 岡山県では、合併研究会そのものは、20以上ありますが、実際上は、動いていないところも多く、複数の研究会に参加している自治体が通常で、具体的に確実に、町村合併の流れに乗ったのは、邑久郡だけと言えるかもしれません。

 想像するに、この「法定合併協議会」設置に成功する研究会が、どれだけ出てくるか、年内に設立を目指していても、時間切れアウトないしはドローになる可能性もある研究会も、多いのではないでしょうか。


 時間切れアウトの意味はこういう事です。

 すなわち、、「市町村の合併の特例に関する法律(「合併特例法」)」は、時限立法であり、平成17年3月31日までに、市町村合併を完了させなければ、飴の施策は、適用されません。そのために、逆算すると、いつまでに、「法定合併協議会」を作らなくてはいけないかというと、実は、平成15年6月ということになります。

 これは、総務省の手引によるもので、法定合併協議会立ち上げに2ヶ月、合併協定書の調印までの合併協議期間に14ヶ月、市町村合併の各市町村議会での議決、知事への申請、県議会の議決、知事の決定、総務大臣への届出、総務大臣の告知といった合併準備期間に6ヶ月、計22ヶ月かかるので、逆算すると、リミットは、来年の夏前なのです。

 これを逆算すると、法定合併協議会設置には、当然来年度予算を伴うものですから、来年2月議会でM予算では、確実に上がっていないといけません。
 とすれば、12月議会では、方向は見えていないといけませんから、この夏から秋にかけて、一挙に盛り上がらないと、法定合併協議会そのものが作られないということになります。

 ゆえに、今、議論・研究をしているのです。結果、冬までに答が出なければ、タイムアップです。


 しかし、こうして研究会、任意協議会を作る自治体は、過去の経緯があります。すなわち、多くの団体が、ごみ処理の問題で、広域事務組合を作って、広域行政を行い、さらには、介護保険の導入に伴い、さらに、連携を強くしたという広域行政の歴史的経緯があります。

 もちろん、郡や振興局単位で、同じような問題を抱え、財政難に喘ぎつつ、ひとつのエリアとして、動いてきた心情的な結びつきもあります。
 こういった地域は、あるいは、このスピードに、耐えられるかもしれません。 合併の必然性はあるのですから。


 ただ、岡山市の政令指定都市の議論は、こういった市町合併が成った後に、続く議論です。


 またまた、つづく
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2002年8月15日(木)【終戦記念日に】
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 本日、我が家にも、住民コード票が届きました!ちなみに、私の番号は、・・・・・。11桁もよう覚えません。


・ 終戦記念日に・ 岡山市政令指定都市化について その3


【終戦記念日に】

 本日は、終戦の日。毎年恒例の護国神社での「終戦の詔書奉戴日本興隆祈願祭」に出席させて頂きました。
 「終戦の詔書」とは、「・・・・堪へ難キヲ堪ヘ忍ヒ難キヲヒ忍ヒ・・・・」、すなわち、57年前の今日の正午の「玉音放送」のことです。

 護国神社の場合、靖国神社の公式参拝云々のような議論は聞きませんが、護国神社を後世に渡って、全く同様の形で引き継いでいくことは、なかなか難しいかもしれないと思いつつも、平和への誓いとご英霊への感謝の誠を捧げ、戦争で亡くなった全ての御霊が安らかならんことを祈って参りました。
 俄かに雨が降りしきり、どこかしんみりとした祈願祭でした。


 それにしても、こういった思いは、どう引き継ぎ、どういう形で未来に繋いでいけば良いでしょうか。戦没者追悼式も、遺族の出席が年々減っていくということですが、護国神社も、ここ数年間、目に見えて、ご参拝が減っているのがわかります。

 いつも申し上げることですが、向こう10年で、転換期に差し掛かるのは悲しいかな事実だと思います。もはや時間がないのです。靖国神社の議論は、いずれ各地の護国神社に波及する議論でしょう。


 いずれにせよ、戦後世代にとって、大切なのは、自分で見、聞き、体感することです。その時代へ一度きちんとアプローチする作業は必要だと思います。単純には、なんらかの機会に、靖国神社や護国神社に行き、話を聞いて、後世は後世なりに、体感することは必要だと思います。誰かの言葉を借りるのではなく、誰かの意見の受け売りではなく、「両方」を自分で感じないといけません。

 そこから、どうすべきか考える、その努力は惜しんではいけないと思います。時代の流れが、様々なことを支えきられなくなる方向にあるとしても、今後どうするか具体化していく時代の責務があります。

 なによりいけないのは、風化させることです。有耶無耶にするのではなく、形がどうあれ、きちんとした形で、繋ぐためにも、無関心であっては、いけないと思います。

 大切なのは、「日本人のこころ」の部分をどう継承するか、です。このままでは、バトンの受け損ね、渡し損ねです。


 それにしても、ワールドカップサッカー中にも、懸念しておりましたが、あれほど、「ニッポン、ニッポン」と叫んでいた若者たちが、今日という日に、どういう見解であれ、ニッポンという国のことを真剣に考えてくれたでしょうか?

 「ニッポン」に狂喜した若者たちが、やかましそうに、街宣車の愛国団体の若者を眺めています。
 それぞれのニッポン。どこに、ニッポンはあるのでしょう・・・・?


 ところで、祈願祭には、いわゆる愛国団体の方も、おられましたが、なぜか、万歳三唱の音頭をとらさせて頂き、「祖国日本の興隆を祈念して」と申し上げたのですが、「天皇陛下」に言及しなったので、注意を頂戴したことを付言致します。
 なんでも、万歳三唱令というのがあって、バンザイの型も決まっているそうです。


 その後、岡山ユネスコ協会会員として、南方の長泉寺で、戦争の絶滅を願う「平和の鐘」を撞いて参りました。
 8月15日に、世界平和を祈るこういった活動が、どんどん広がっていくことは、本当に素晴らしいと思います。
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【岡山市政令指定都市化について その3】


 さて、昨日まで、市町村合併について書いて参りましたが、いよいよ政令指定都市の話です。普通、政令指定都市と言ったら100万人都市のことじゃないん?なんで、岡山市がなれるん?ええことあるん?
 そういう疑問にお応えしたいと存じます。


 <政令指定都市とは>

 政令指定都市とは、人口50万人以上で、政令で定める市です。(地方自治法 第12章 「大都市に関する特例」第252条)

  しかし、実際の指定は、人口概ね100万人程度、既存の指定都市に比べて遜色ない都市的形態、指定都市の事務を適切かつ能率的に処理することができる行財政能力等を勘案して指定されています。

 そして、福岡市の指定(昭和47年)以降、「将来100万人都市となることが見込まれる人口80万人台」で指定がなされてきましたが、政府の市町村合併支援プランにおいて、「大規模な市町村合併が行われ、かつ、合併関係市町村及び関係都道府県の要望がある場合には、政令指定都市の弾力的な指定を検討する。」とされ、「15年4月に合併予定の静岡市・清水市が人口70万人台であること等を勘案」し、「大規模な市町村合併を行う場合における弾力的な指定」の対象とすべきであると、片山総務大臣が明言されました。

 そもそも、法律上は、50万人で、政令指定都市になりうるのですから、正確に言えば、適切な運用がされておれば、岡山市は、とっくの昔に、政令指定都市であり、むしろ、倉敷市が、これから、政令指定都市を目指していたはずです。

  しかし、この運用上の基準が曲者で、前回は、当時人口85万3000人の福岡市を指定するために、「80万人」に要件を下げ、以後、広島市、仙台市、千葉市が続き、今回は、静岡市・清水市の大都市同志の合併を後押しするために、「70万人」に、政策変更されたというのが、素直な見方です。

 今回の政策変更では総務省の見解として、「将来100万人都市となる」という要件は、外したと解釈して良いようです。したがって、「70万人になれば政令指定都市」という、「70万人」が、一人歩きを初めて、全国で、政令指定都市検討ブームになっている、というのが実態です。


 ちなみに、平成4年に、人口82万9000人で、政令指定都市になった千葉市は、現在88万7000人。昨年5月に合併した「さいたま市(浦和市・大宮市・与野市)」の人口は、既に、100万人を越えています。1年11ヶ月かけて、来年4月から、政令指定都市に移行する予定です。

 また、強豪浜松市を意識しつつ、(新)静岡市は、来年4月に、人口70万7000人で、静岡市・清水市が合併してスタート。2年かけて、17年4月から政令指定都市移行を目指しています。


 いずれにせよ、人口63万人の岡山市の場合は、「70万人」が見えているため、市町村合併の議論は、今までほとんどなかったにもかかわらず、昨夏移行、ここは、多少無理をしてでも、政令指定都市になるべきではないか、という話が、出てきたものと思われます。

 ただ、この話がややこしいのは、最初に動いたのは、岡山市の側ではなく、むしろ、玉野市長側のラブコールがあったということで、多分、あとあとまで尾をひくような不思議さであろうかと思います。
 この点は、私も、十分に理解できていません。やや謎です。

 まず、「70万人」ありきではないか、という、批判はこういうところから出てきます。



<政令指定都市のメリット>

 岡山市が政令指定都市になったと仮定して、政令指定都市について。

 政令指定都市の主な特例は、事務配分・行政監督上の特例として、民政・福祉、保健・衛生。都市計画・都市整備、行政組織上の特例として、区の設置。財政上の特例として、税金の一部・交付金の増額、宝くじの発行などがあります。

 一定割合、県から市へ、地方道路譲与税、軽油引き取り税交付金、自動車取得税交付金、石油ガス譲与税、交通安全対策特別交付金などが移譲されます。

 また、法人格や議会はありませんが、その行政区単位で、市議、市選出県議の選挙が行われることになります。

 主な移譲事務として、一般的には、児童相談所の設置、精神障害者手帳の交付等、都市計画決定(市街化区域、市街化調整区域に係る決定を除く)、指定区間以外の国道および県道の管理、県費負担教職員の任免、給与の決定、などが上げられます。

 ただ、いわゆる、「まちづくり」については、自由度が増す分、地方道路譲与税の割り増し等はありますが、県管理の国道38km、市道等(岡山市・玉野市・灘崎町・瀬戸町・御津町)計590km、総計628km分の管理が、必要になります。

 なお、ある文書によると、岡山市の政令指定都市化の財政上のメリットとして、122.9億円という試算が出ています。


 その結果として、政令指定都市においては、県の出番は、ほとんど無くなります。同時に、政令指定都市選出の県議会議員の役割も、今よりも遥かに少なくなると思われます。政令指定都市によっては、市議会議員に転出する県議会議員もいるようです。

 この点については、もともと県や県議会議員が不要と思っている私としては、抵抗がないのですが、いろんな考え方もあるでしょう。


 ところで、岡山市は、中核市ですが、中核市制度は、政令指定都市以外の都市で、比較的規模の大きな都市に、政令指定都市に準ずる事務処理権限を県から委譲し、より身近な場で行政を行うこととするもので、平成7年度に創設されたものです(地方自治法第252条の22)。

 具体的には、福祉事務所の設置、保健所の設置、身体障害者手帳の交付、社会福祉法人の設立認可等、屋外広告物に係る規制など、県から移譲されています。
 この結果、福祉に関わる具体的な議論は、岡山県ではなく、岡山市、倉敷市ということで、既に屋上屋になりがちです。

 現在、中核市対象市34のうち30市が、中核市に移行しており、14年度は倉敷市から奈良市が移行しています。

 ちなみに、中核市の要件は、人口30万人以上(倉敷市は、約43万人)、面積100平方キロメートル以上(同約300平方キロメートル)です。

 かなり、大騒ぎで、岡山市が中核市に移行した記憶がありますが、おそらく、政令指定都市ということになれば、この比ではないでしょう。



 ただ、肝心の行政サービスが良くなるか、ですが、そこがまさに市民にとっては問題なのですが、少なくとも、玉野市民に対して、それが、言い切ることができないのです。岡山市民にとっても、とりわけ西大寺の方にとっても、中核市になった時より、行政サービスは、行き届きますよ、と、断言も、なかなかできません。

 行政改革の一環としての市町村合併の先にある政令指定都市が、どこまで、市民の生活に資するのか、本来先にあるべき議論が、十分に語られていない、そこに、今回の議論の難しさがあります。


 市町村合併は、いわば地域同志の結婚です。不謹慎なたとえ話で恐縮ですが。

 「70万人」でなかったら、お互い振り向きもしなかった?恋愛に例えれば、かなり失礼なことで、政略結婚という謗りは免れないかもしれません。本当に相手の幸せを祈ってるのでしょうか?この愛は、成就し、永久に、愛和な家庭を築くことができるでしょうか?
 ただ、案外、幸せかも?やっぱり、愛よりお金よね〜、ということもあるでしょうから。

 などと、揶揄されないためにも、岡山市は、玉野市や灘崎町に、真心からの愛情を捧げないといけません。経緯はどうあれ、今、本当に必要なのは、岡山市民の玉野市民に対する誠意かもしれません。
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2002年8月16日(金) 【それぞれの時代の14才】
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 徒然文にて失礼致します。

 本日は、毎年恒例の「海軍いかり会」の終戦記念の日の集い。

 青春時代に、常に生死の境にあり、ニッポンという国、愛する人のために戦い、多くの「戦友」を失い、戦後復興から高度成長期、成熟期と、ニッポンをここまで引っ張ってこられた方々の人生の迫力といったものは、そこにいらっしゃること自体、「命の重さ」を突きつけられるようで、圧倒されます。
 私が、生きることにどれだけ真摯であったか・・・。時代の中で、なんなんだ?と、申し訳なく思えます。

 鑑の銃砲を握る14歳。コーラを飲みながら初恋を語る14歳。茶髪で、59円バーガーを貪り食う14歳。その時代時代の14歳があります。全ては、時代なのでしょうが。
 けれども、高度成長期に、安閑と生き長らえてきた我々の平和の言葉は、まるで絵空事。過去の現実の重みの前には、実に空虚です。


 それにしても、真横に死があるから、日々少しずつ死に近づくから、今、生きている輝きがあるのでしょうが、なぜか、人は、自分だけは死なない、と思って生きているようです。

 多分、死から遠いほど人間は平和なのでしょう。けれど、平和過ぎると死の意味さえも忘れてしまう・・・・。だから、生きる意味が分からない。
 やはり、平和は、能動的に造っていくものだと思います。


 護国神社は、昨夜から、萬燈みたま祭で、御霊を迎えるように提灯が並んでいます。夜に境内に続く、ほのかな光の列は、なんとも、厳粛なもので、御霊が降り立つ道筋なのだなぁ、というのがわかりました。
 お盆の意味も、盆踊りの意味も、なんとなくわかる気がします。今日は、そこで、市連合婦人会の盆踊りもありました。

 盆休みに、どこも行けなかったから、恨んでいうわけではありませんが、最も、あの世とこの世が近づく時期に、「命」に寄り添うような気持ちを持っていたいように思います。

 照り付ける太陽に、蝉時雨、むせ返るような暑さに、命が湧き上がるようなこの時期に、一方で、花火のあとのような切なさで、秋の気配も感じている、日本人は、生・死に対して、「命」に対して、きっと、もっと謙虚ではなかったのかなぁ・・・。

 そこに日本人の美しさがあったのではないか、などと、しみじみ考えながら、夏が少しずつ終わっていきます。
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【岡山市政令指定都市化について その4】

<政令指定都市をめぐる動き>

 さてさて、その1から3で、流れはご理解頂けたと存じますが、そのような状況下で現在の動きです。

 岡山市の政令指定都市化をめぐり7月5日に、岡山市・玉野市・灘崎町の3市町が合併の可能性を検討する「県南政令市構想研究会」が立ち上がり、同18日に、岡山市・瀬戸町・御津町が「県南政令市構想・北部地域研究会」が、それぞれ立ち上がりました。

 あくまで、研究会であり、どういう組み合わせであれ、研究であり、自由なのですが、赤磐郡瀬戸町は、赤磐郡5町合併の研究会にも属しており、同研究会は、年内に法定合併協議会を設ける方針であったため、多少混乱が生じています。

 岡山市議会には早々に研究会が立ち上がりましたが、県議会も、超党派で、「岡山市周辺市町合併問題議員研究会」を立ち上げ、岡山、玉野・児島、御津、赤磐選出の22名の議員が、参加し、私は、玉野・灘崎選出の福田事務局長のもと、事務局次長として動いている、というわけです。

 なお、先日、片山総務大臣が、公式・非公式微妙ですが、「県が同意するなら、政令市として認めたい」と発言された旨が、新聞報道されました。

 加えて、中四国州を言う知事の立場からすれば、州都岡山市を想定した場合、否定する理由はないと思います。


 私の立場は、坂本竜馬か高杉晋作か、微妙ですが、終始一貫申し上げているのは、あくまで、市町村合併は、市民サイドから湧き上がってくるものでないといけない、とりわけ、岡山市の場合は、玉野市に加えて、西大寺からも、その声が上がらないといけないということです。

 そのために、市民の皆様に対して、きちんとした情報公開が重要です。岡山県が認める、県議会議員が認める、という話ではありません。
 あくまで、皆様が、どう思われるか、それが、全てです。

 そのためにも、引き続き調査研究し、できるだけ、私なりに、知り得たことは、お知らせしたいと思います。ただ、隠密行動も多いですが。

 いずれにせよ、ここから議論は、紛糾していくことでしょう。



 以上、お盆特集の長編シリーズでございました。
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2002年8月17日(土)
          【夏の思い出に、落書き消しは如何でしょうか?】
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 昨夜の打合わせで、5月26日の「オランダ通り「落書き」一斉消去活動」に続く第2回の落書き一斉消去活動の実施が、正式に決まりました。

 今回は、表町商店街連盟理事長を実行委員長に、オランダ通りに並行する表町商店街から一本西よりの南北通り(FANQビルのある通り)及び、幸町の西川アイプラザに面した東西通りで、一斉消去を行います。
 いずれも、岡山市中心部で、一番落書きの激しい通りです。

 先日の落書き犯人は、なぜか不起訴になり、相変わらず、落書きは増え続け、しかも、郊外へ広がって行く様相を呈しています。しかし、県も、地域の方に推進員をお願いしているものの、なかなか、目に見えた落書き撲滅の成果が出てきません。


 「こころ」の読者の皆様が、また落書きのことか、と感じられる以上に、実際に消去活動する側は、辟易しているのですが、「落書きは、された者が、消す」ということにならない状況で、好き好んでではなく、やむにやまれず、街づくりの活動として、展開させて頂く次第です。
 隊長など、消去活動となると、時間、手間、お金等々実に悲惨なことになるのですが、もう「思い」しかありません。

 消してもまたやられる、消すから増えるんだとか、私に対しては、それが県議会議員の仕事か、等々、いろいろなご意見があることも認識していますし、どうにかして、街づくりの一環としてのアートとして、エネルギーを昇華させる方法はないかしら、という構想は、当然考えています。

 しかし、少なくとも、放っておいて、あれこれ議論しても、落書きは、なくなりはしないのですから、なにか言う間があれば、できることで、どうあれ、動くことが重要だと思います。県には、補助制度もあり、誰でもできることです。

 落書きに関して、あるいは、落書き調査隊に対して、ご意見・ご提言のある方こそ、是非、この機会に、消去活動に参加して頂き、実態を肌で感じて頂きたいと存じます。
 街づくりとして。


 是非、夏の思い出に落書き消去活動にご参加ください。


                   落書き調査隊副隊長 佐藤真治



             記

<第2回オランダ通り「落書き」一斉消去活動>

主  催   「落書き」一斉消去活動実行委員会
日  時   8月31日(土) (雨天順延)
集  合   午前8時30分 表町上之町アムスメール時計台付近
        受付・作業説明・注意
作業開始   午前9時
作業終了   午前11時
消去対象   約30箇所
スタッフ   町内会・商店街・青年団・ロータリーの有志の皆様、落書
       き調査隊、ボランティア(公募)の皆様。
       規模は50人から100人。
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2002年8月18日(日)【秋近し】
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 本日は、早朝より、消防団中方面隊の夏期訓練。猛暑が一転して、風に秋の気配を感じました。

 その後、母校一宮高校の同窓会に、夫婦で出席させて頂きました。今回は、9,10,11期が中心の総会を兼ねたもので、10才違う後輩の皆さんと楽しい時間を過ごすことができました。

 総合選抜解体以来、県立普通科高校も、ある意味で、生き残りを賭けた戦いをしていますが、スーパーサイエンスハイスクールに指定されるなど、理数系に強みを持つ母校の歴の魁として、数学は2の、1期生も全力で頑張ろうと思います。


 今年の盆踊りも終盤戦。遅刻等のポカも続出し、逆に、思わぬ展開で、うれしいこともあり、ただ、今年が去年と違うのは、地域によっては、家族連れでお邪魔させて頂くことも多く、己の子どもがはしゃぐ姿に、ずいぶん救われているということでしょうか。
 いったい彼は、この夏いくつ、かき氷を食べ、浴衣の若い女性を追っかけ回すのでしょうか。

 挨拶だけすれば、「はいさようなら」、ということができない質のため、数が重なると精神的にめげそうになるのですが、これを仕事と感じていたり、他陣営の動きにイライラしたりしているのは、議員だけで、本来は、地域で楽しむための夏祭り。
 少しだけ、家族で、楽しみを共有させて頂いています。


 ただ、同時に、地域に対する「おそれ」というものは、いつも持っています。その地域の課題は何か、例えば、あの道は、いつまでにできるのか、尋ねられても、市議会議員の先生方ほど、わからないことの方が多いわけで、そこをのうのうと挨拶してまわるのが、いかにずうずうしいことか、選挙だから、とにもかくにも、ちゃらちゃらと数をこなせば良いという性質のものでは、本来ないのです。
 やはり、責任は背負わさせて頂きますということなのですから。

 3年半あっても、地域やご支援頂いた団体の方に、何もお返しできていない、にもかかわらず、上っ面で、さらに、愛想を振り撒いてまわるような己の姿に、正直自己嫌悪になります。
 ただ、その思いを払拭する場は、議場であり、対行政とのやりとりに精進する以外ないのです。

 そして、結局は、歩くしかない、さしで話す以外ない、基本に戻るしかありません。
 なにより、街宣です。良い気候になってきました。
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2002年8月19日(月)【岡山県立文書館】
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 平成17年に、南方の旧国立病院跡地に、総合福祉ボランティアNPO会館(仮称)が、PFI事業により、整備されるということはお伝えして参りましたが、それと併せて一体的に整備される予定であるのが、「岡山県立文書館」です。
 昭和49年に建設された旧小児病棟が、リニューアルされます。

 ちなみに、昭和36年建築の旧国立病院がリニューアルされる理由は、比較的軟弱な地盤で地下30mの杭地業が行われていて、全面撤去すれば、地殻変動で周辺建物に影響が出るおそれがあること、11tトラックでの廃材搬出は、通勤・通学道路の交通量を増大させ、大渋滞を引き起こすこと、さらには、敷地内には、お馴染みの貴重な文化財の埋蔵が確認されていること、となっています。


 さて、行政において作成される公文書は、年々多くのものが、破棄され滅失してきましたが、岡山県では、昭和53年の着手した県史編纂事業に伴い、県庁公文書の収集や古文書の寄贈・寄託の受け入れを行ってきました。

 ただ、現在の施設では、設備・体制は不十分、さらには、県総合文化センターも、約3年で、収容能力が限界に達する見込みだそうです。
 加えて、市町村合併が推進される中で、各市町村の公文書等が、散逸、廃棄されないよう「指導性」を発揮する必要もあります。

 そこで、公文書等の収集、保存、利用を行う専門的施設である文書館の整備の必要があったということです。

 保存にあたっては、原本保存のほか、可能な資料については、マイクロフィルム化、デジタル化も進め、資料点数にして、40万点程度、今後20年程度収蔵可能な書庫をつくる計画です。


 ちなみに、文書館は、公文書館法(昭和62年)の「保存」を目的とする施設で、図書館法(昭和25年)の「読書普及」を目的とする図書館とも、博物館法(昭和26年)の「展示」を目的とする博物館とも、違います。

 従事する職員は、それぞれ、アーキビスト、司書、学芸員というそうですが、何が違うといって、図書館や博物館は、教育委員会の所管ですから、文書館は、似ているからといっても、一緒の施設にはできません?

 結果として、丸の内中学校を壊してまでわざわざ造る県立図書館は、岡山市立の中央図書館や幸町図書館と、じゃぁ、なんの書籍が違うのでしょうか?
 岡山県関係の公文書、古文書は、丸の内ではなく、南方です、お間違えなきよう、って、なんじゃそりゃ?
 新博物館は、別に計画されるはずですから、これまた、ややこしいところで、ネットで繋がるとはいえ、施設で資料、史料は、散逸です。


 そもそも、岡山市が、政令指定都市にでもなった日には、県立図書館と市立図書館には、「ウィズセンター」と「さんかく岡山」の関係を彷彿させるものがあります。

 加えて、戦争資料などは、どうするのか?散逸・廃棄の可能性は、こちらも大きいです。
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2002年8月20日(火)【持続可能な街づくりのために】
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 岡山市のいわゆる1kmスクエアに隣接した地域を歩くと、歯抜けした土地、空き家、一人暮らしのお年寄り、あるいは高齢者だけの世帯の多さに愕然とします。「介護中で、出られません」「病気で寝ているので、ごめなさい」、インターホン越しに、そういう答えが帰ってくるケースが、非常に多いのです。

 個人商店も、そういった地域の方に支えられているのが現状で、学校よりも、病院や郵便局などを中心に、コミュニティーが成立しているのを痛切に感じます。
 治安、防災の面では、地域が地域を守ることができないような危機的な状況にあります。


 そして、30年近く前にできた郊外の「新興」住宅地も、高齢化が進んでいます。おそらく、その子どもの世代は、今、コーポやアパートに暮らし、次の段階を迎えようとしています。
 そこで、さらに次世代も郊外に出るか、それとも、再び、都心に戻るか、要するに、分岐点なのです。


 土地の安い郊外への進出のための施策を行政は、推進していたと思いますが、ロードサイドビジネスの興隆が、都心部の空洞化と裏腹であること、結果的に、少子高齢化の中で、郊外に郊外に広域に広がれば広がるほど、それを支えきられなくなることは、自明です。
 食料自給率低下、自然破壊を伴いながら、郊外というものがなくなることに、長期的には、どれだけの無理が出てくるでしょう。

 今必要なのは、税制を中心とした都心回帰のための抜本的な施策・発想の方向転換ではないでしょうか。どこも便利になることは理想ですが、全体としての街は、持続不能です。


 日本は、「進出」するか、移民を認めない限り、国内の人口は減少、経済活動は縮小するしかない国なのですから、日本国内、地域内で、拡大するのが時代の流れですとは、悲しいかな、もはや言えません。それが、少子化ということです。

 全てをコンパクトに、小さくとも、自然と共生しながら、世界できらりと光る国にしよう、あるいは、そういう街にしよう、しかし、国民や住民は、世界のどこにも負けないほど優れていて、人材は、世界に幾らでも輩出するぞ、そういう方向なのかなと、思うのですが。


 ところで、岡山市が、政令指定都市になった場合、あるいは、地方交付税で補填される合併特例債の発行をむしろ、旧玉野市・灘崎町に譲り、旧岡山市は、政令指定都市になったことによる果実そのものに期待する、ということもあろうかと思います。

 この合併特例債により、合併市町村が、単独では無理であった公共事業を行えることが、飴になっているわけですが、問題は、整備後のランニングコストです。行政の計算には、往々にしてそれが冷静に含まれていない皮算用があるのが気になります。
 この部分は、クリアにしないといけません。


 それにしても、私達が、30年後、水戸黄門をゆっくり見ようと思っても、行政は当てにならんだろうな、と感じるとやりきれないです。
 所詮、人生はゼロサムゲーム。平和な高度成長期の恩恵を受けてきた世代のツケは、これから、しっかりとお返ししていかないといけないのでしょうか。

 とはいうものの、社会の中堅どころの負担・不安は重過ぎるものです。
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2002年8月21日(水)【災害対策本部】
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 本日は、31日の落書き消去活動に伴う諸般の手続き他、総務委員会の県内調査の一部に合流。県庁内の災害対策本部施設を訪ねました。

  といっても、議会棟の横の木立の中に、VIP用の迎賓室があり、情報会議室(災害対策本部室)は、それを改装したものでありました。各種防災映像情報をリアルタイムで表示する機器を常設した同会議室は、本年6月5日の水害特別防災訓練から運用が開始されています。

 もっとも、災害時の集中配備室と統制室は、県庁8階消防防災課にあり、2000年7月15日には、「岡山県防災情報システム」が作動。インターネットを利用して気象情報・河川情報など防災に関する総合的なデータを蓄積し、最新データを岡山情報ハイウエイなどを通じて各市町村、振興局など関係機関に提供するというもので、防災現場での的確な対応に備えています。

 特に、多重的な通信システムとして、県防災行政無線があり、地上系の無線と通信衛星(スーパーバードB号)を利用した衛星系の無線により構築されています。
  なお、市町村においては災害発生時における住民への通信連絡を確保するために市町村防災行政無線や地域防災無線が県下74の市町村で整備されています。

 台風や河川の氾濫等の災害は、注意体制、警戒体制、特別警戒体制と進んでいきますし、震度6以上の地震があれば、すぐに、非常体制に入ります。


 ちなみに、こういった岡山の危機管理システムは、全国的にも進んでいるということではありますが、災害時には、県議会議員には情報は来ませんので、問い合わせは、執行部の皆様に、お願い致します。

 また、8階の統制室自体が、震災・火災等で壊滅した場合には、アンラッキーと諦めて頂くしかないかもしれません。基本的には、県庁がやられるという想定は、あまりないようです。
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2002年8月22日(木)【私立深柢保育園】
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 8月9日、岡山市議会文教委員会で、「中心部の新しい幼稚園づくりに関する意見募集結果ならびに基本方針について」が、審議され、教育委員会でも、中心部の公立幼稚園が、現在の弘西幼稚園に統合される流れが、決まりました。
 ここでは、深柢幼稚園「跡」地は、子育て支援施設に、ということでありました。

 そして、本日、岡山市議会保健福祉委員会で、「深柢幼稚園の跡地活用について」、公設民営の保育園を設置するという方向が確認されました。

 また、先ほどの地元協議で、地元から「深柢」の名を残すという希望が出され、今後、私立「深柢保育園」とする方向で、事が動いていきます。

  ここまでの経緯を含めて、かなり細かいこともわかっておりますが、地元の当事者的立場のため、詳細は控え、マスコミ報道等に委ねます。いずれにせよ、早ければ、平成16年に、岡山市内のまさにど真ん中に、新しい保育園が誕生します。
 やっと、お伝えすることができました。


 地域開放型の子育て支援施設としての保育園は、保育のみならず、一時保育、子育て支援センター、地域交流、さらには、学童保育を統合したものになっていく時代の流れです。

 国策としての子育て支援施策でもあり、市内中心部はもちろん、私立・公立の保育園・幼稚園が、かなり整備されつつあり、とりわけ共稼ぎの子育て世代を全面的にバックアップしていく行政の方向は、心強くもあります。


 ただ、個人的な私の願いは、理由はどうあれ、親子が離れて過ごす時間を保証する施設が増えることよりも、家族が、より多くの時間を一緒に過ごすことができる仕組みに、世の中自体が変わって欲しい、ということです。
 それが、本当の私の願いです。

 ライフスタイルが、いかに多様化しようとも、人間が本当に幸せと感じられるのは、家族といられる時間かもしれません。青い鳥は、そんなに遠くにはいないでしょうに・・・・。


 子どもの笑顔のために、子どもの笑顔が見られない。少し矛盾を感じながら、現実の課題を解決しないとなぁ・・・。生きていかないといけないものなぁ・・・。頑張りませう。
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2002年8月23日(金)【ハートフルおかやま110】
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 本日は、青少年対策・男女共同参画特別委員会の県内調査に、地元議員として合流させて頂き、岡山県青少年総合相談センター(ハートフルおかやま110)、女性相談所、中央児童相談所を訪ね、施設の調査というよりも、むしろ、実際の事例等を交えながら、相談業務の実態を伺いました。

 幾つもの事例には、本当に気が重くなり、抜本的な解決方法が、なんであるのか、非行、DV、児童虐待など、対処療法を整備するにして、なにをどう変えれば、根本的に防げるのか、見出せない苛立ちを覚えます。
 同時に、毎日が、そんな現実と直面される現場の方々に本当に頭が下がる思いが致しました。


 個人的には、「なぜ自分が生まれてきたのだろうか」ということを「根本命題」にして、「課題の設定と解決」を繰り返すことこそが、人生であり、どんな「課題」を己に課すか、あるいは、どんな「課題」が降りかかるか、それを「課題」と「設定」し、どうやって「解決」にあたるのか、それで、生き方は、変わるのだと思います。

 死ねば、亡くなった方御自身には、「課題」はなくなるというわけで、「課題」があるから、人生であり、生きている証であり、生きておれば、誰でも大なり小なり「課題」は、抱えています。逆に、「課題」がないから幸せか、というとそうでもないところが、摩訶不思議なところで、少しずつ、「課題」を克服できるから、生きている意味があるのではないかな、と思います。
 かといって、「課題」が、嬉しいはずもありませんが。
 (ちなみに、私は、あの世を信じたい者です。)


 私は、本来、およそ「先生」と呼ばれる人間は、その方が「解決」不能になった「課題」を「解決」する方向に導く人であると考えます。順風満帆な時には、およそ、「先生」など不要です。(ただ、最後は、自分の人生は自分のものです。)

 こういった「相談」業務は、「解決」の糸口を示すもので、本当の「先生」というと、こういう業務に携わる方ではないかな、と思います。逆に、「課題」を有権者に振りまいている議員を「先生」と呼ぶ理由はありません。


 県庁の仕事は、直接県民の方に接することが、案外少ないのですが、行政の最前線で、まさに、ここの県民の「問題」の解決にあたられる方々に、力の限りのエールを送り、議員として最大限バックアップさせて頂きたいと存じます。



 抽象論になってしまったので、参考までに、「岡山県青少年総合相談センター(ハートフルおかやま110)」のホームページを是非ご覧ください。ttp://www.pref.okayama.jp/seikatsu/soudan/index2.htm
 岡山市蕃山町の岡山県開発公社ビル内にある青少年問題に関する総合相談施設です。


 頼るより頼られる、求めるより求められる、そんな強く優しい人間になりたいものです。
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2002年8月24日(土)【落書き消去スタッフ募集】
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 今朝の山陽新聞に、告知がありますように、第2回の「落書き一斉消去活動」を行います。

 今回は、横山表町商店街連盟理事長を実行委員長に、オランダ通りに並行する表町商店街から一本西よりの南北通り(FANQビルのある通り)及び、幸町の西川アイプラザに面した東西通りで、一斉消去を行います。
 いずれも、岡山市中心部で、一番落書きの被害の激しい通りです。

 今回は、特に、店舗のシャッター部分等は、商店街の青年部の方々が中心で、それ以外の壁の部分を地元の方々やボランティアが行うという、混成部隊です。
 また、岡山県担当課の職員の方々も10名程度参加の予定です。

 ただ、前回は、中央南小PTAのまとまった参加もありましたが、今回は、現段階で、参加人数が読めていません。

 蓋を開けてみないとわからないとわからない、という企画は、個人的には慣れているのですが、ある程度のベースがないとさすがに不安です。是非とも、一人でも多くの方(特に子ども達)に、ご参加頂きますよう、心よりお願い申し上げます。

 なお、消去活動は、今後、表町商店街の北から南へ進んでいくのですが、ただの消去するだけの活動ではない、創造的な新たな展開を模索中です。


                  落書き調査隊副隊長 佐藤 真治


                        記


<第2回市内中心部「落書き」一斉消去活動>

主  催   「落書き」一斉消去活動実行委員会
日  時   8月31日(土) (雨天順延)
集  合   午前8時30分 表町上之町アムスメール時計台付近
        受付・作業説明・注意
作業開始   午前9時
作業終了   午前11時
消去対象   約30箇所
スタッフ   町内会・商店街・青年団・ロータリーの有志の皆様、落書
       き調査隊、ボランティア(公募)の皆様。
       規模は50人から100人。
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2002年8月25日(日)【書を捨てよ、町に出よう】
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 昨日の豪雨から、先週までと打って変わっての猛暑のぶり返し。これはさすがに応えます。皆様、体調は如何でしょうか?

 早朝からの岡山市消防団南方面隊の夏期訓練激励の後、旭川河畔の水着撮影会を発見できず、さすがに、日曜日で、「良い格好ですみませんねー」という声を聞きながらの、ある大好きな地域の歩き。

 この暑さの中を一緒に歩いて下さる方がいらっしゃる、笑顔で迎えて下さる方がいらっしゃる、本当に贅沢なことで、心から感謝です。


 本日は、これから昨日延期になった盆踊りをまわり、行く夏を惜しみます。今日で、今年の「ちびっこ音頭」も最後かと思うと、ほっとするような、さびしいような。ただ、来年があるかどうか、神のみぞ知る?です。
 かなり悔いも残りましたが、本当に多くの方とお会いできた忘れ難い夏でした。

  これから、9月議会、敬老会、秋祭り、体育祭、12月議会、忘年会、年末夜警、新年会、2月議会と続く中で、春の選挙戦に向かいます。まさに、時間との戦いになりますが、幸い、書を捨てて、町に出れば、私の政治活動を支えて頂ける本当に多くの方々がいらっしゃいます。

 「こころ」の読者の皆様にも、直接お会いしに伺うと思いますが、その節にはなにとぞ宜しくお願い申し上げます。
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2002年8月26日(月)【総合グラウンド新体育館】
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 暑いです!!今年の夏は、夏として、もうやるだけやってくれます。このど根性を見習いたいものです。
 これならば、補修の教室には、クーラーも、いるでしょうが、3分の1の補助では、PTAや同窓会が動かないと難しいものがあります。


 本日は、選挙対策予算とも言われる9月定例会への13億3300万円の補正予算の審議等で、常任委員会。

 生活環境保健福祉委員会では、ダムに絡んでの水道整備基本構想や、保険料やサービス料が見直し中の介護保険に関して、共産党議員のされる質問は、数値等も精緻で、正直、勉強量において、敵わないといつも感心させられます。というより、己が恥ずかしくなります。

 国と地方との絡みという意味では、共産党が、一番システマティックに動いているように思います。政策について、所属議員が共通認識を持っておられるということは、金太郎飴的というよりも、政党の本旨には一番沿っているようにも思います。


 さて、平成17年に向けて、県営総合グラウンド内の体育館が、整備されます。場所は、現在の国道53号に面した東側の入場門から入り、南側。現在のテニスコートや駐車場がある付近で、プールの向かい側です。
 現在のテニスコートは、移転になります。

 この度、遺跡調査が行われ、弥生時代前期の水田層は出たものの、畦畔は未確認、集落等も確認されなかったようです。

 全体事業費は、テニスコート移築、偕行社移転、樹木移植を含めて、約35億円。面積は、約9200u。5000席以上が確保され、メインアリーナでは、バスケットやバレーボールなら4面が確保されます。

 入り口からいきなり体育館ということで、駐車場や交通への影響が気になりますが、晴れの国おかやま国体開会の平成17年4月末の完成を目指すことになります。

 それにしても、16年の県立図書館開館の後、総合福祉ボランティアNPO会館や西バイパスの一部供用開始も平成17年。岡山市の駅西再開発も17年。その他、この年には集中的に竣工あるいは事業開始という流れがあります。


 3年後ということですが、問題は、この時、市町村合併がどう進んでいるか。合併のリミットも、奇遇なことに17年。まさしく、ここからの3年間で、岡山の未来が決まる大変な激動期にあります。
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2002年8月27日(火)【「プロミス」】
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 お伝え致しております<第2回市内中心部「落書き」一斉消去活動>ですが、この度、石井正弘知事が開会挨拶、さらには、落書き消去活動される予定になり、実行委員会で大慌てになっています。

 落書き防止条例が全国初なら、落書きを知事自ら消されるのも、全国初だと思われます。啓蒙効果は、抜群だと思いますが、どうマスコミが入るのか、誰が来られるのか、さっぱりわかりません。

 この際、夏休みの思い出に、是非、知事と落書きを消されては如何でしょうか?あるいは、どうか応援を賜わりますよう、心よりお願い申し上げます(詳細は、下記)。
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 9・11から、1年が経とうとしていますが、平和を希求する思いは、風化してはいないと思います。内緒ですが、志ある高校生達は、また、次のアクションを考えています。

 それにしても、身近な国で起こった戦慄の映像は、平和日本の中にあっても、世界平和に対して、誰もが、なにかしたいと思わせるには、十分でした。
 6月29日、8月6日、9日、15日、そして、9月11日。特別な日です。

 さて、ある方のご紹介で、真夜中に、「プロミス」というドキュメンタリー映画のサンプルビデオを観ました。はっきり言って、大変に素晴らしい作品です。考えさせられ、突き動かされるものがあります。

 是非、多くの皆様に、ご覧頂きたい映画です。ちなみに、第74回アカデミー賞長編ドキュメンタリー部門ノミネート作品かつ文部科学省推薦作品です。
 ttp://www.uplink.co.jp/film/promises/top.html


 以下、イントロダクション丸写しです。

 『あといくつ”約束”すればいいのだろう、世界を変えるためには』

 『プロミス』は、3人の監督の1人であるB.Z.ゴールドバーグの、パレスチナ自治区や彼もこれまで訪れたことのなかったヨルダン川西岸のユダヤ人入植地、そして彼が育ったエルサレム近郊への旅を追ったドキュメンタリーである。

 1997年〜2000年までの3年間、パレスチナ・イスラエル双方の子ども達7人を取材した。彼らはそれぞれ全く違う家庭環境、社会環境の中で暮らしている。エルサレムで成長し、やがて大人になっていく7人がそれぞれに自分の物語を語る。

 ユダヤ人の双子の兄弟、ヤルコとダニエルはパレスチナ人の少年、ファラジのポラロイド写真を見て、彼への興味がピークに達する。そして、ゴールドバーグに「会ってみたいな」と持ちかける。しかし、ファラジはイスラエル人の子どもと会う気はまったくなかった。

 だが「今までイスラエル人に私達パレスチナ人の境遇を説明した子どもがいる?いないでしょ」と、同じパレスチナ人の少女、サナベルの呼びかけにより双子と会う決心をする。そしてファラジはこの会合のイニシアティブを自らとり始める。

 双子は難民キャンプを訪れる。彼らはキャンプが迎えた初めての「あちら側の人間」だった。子ども達みんなで食卓を囲み、サッカーをして遊ぶうち、彼らの距離が縮まってゆく。しかし、物理的、文化的な遮断の前に歩み寄りたいという子ども達の願いは叶わず、友情の約束はつかの間の出来事として終わる。

 この会合から2年ほど経った映像がエピローグに使われている。成長した彼らは、穏やかだが正直に「あちら側の人々」について自分なりの考えや、また双方が一同に会する可能性、将来の夢などを語る。


 と、いう作品です。

 是非、自主上映ができる実行委員会を立ち上げられたいという、ご紹介者の思いに、全面的に賛同させて頂きたいと存じます。

 おこがましいですが、この作品は、一人でも多くの方(特に子ども達)にご覧頂き、世界平和について考えて頂く契機にして頂きたい、と考えるに至ってしまったのです。

 つきましては、説明するより、観て頂きたいということで、関心を持って頂ける方(実行委員として)に、『ぺイ・フォワード』では、ないですが、「次にまわせ」で、サンプルをまわさせて頂きたいと存じます。
 ご希望の方は、是非ご一報下さい。


            記

<第2回市内中心部「落書き」一斉消去活動>

主  催   「落書き」一斉消去活動実行委員会
日  時   8月31日(土) (雨天順延)
集  合   午前8時30分 表町上之町アムスメール時計台付近
        受付・作業説明・注意
作業開始   午前9時
作業終了   午前11時
消去対象   約50箇所
スタッフ   町内会・商店街・青年団・ロータリーの有志の皆様、落書
       き調査隊、ボランティア(公募)の皆様。
       規模は50人から100人。
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2002年8月28日(水)【米国西海岸産学連携フォーラム】
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 今日の段階ではお知らせできませんが、9月定例会開会早々に、個人的には、議員としては情けないような、県民としては腹が立つような、皆様には呆れられるかもしれない、としか言えない事態が発生するかもしれません。私には、説明できません。端的に辛いです。

 あるいは、マスコミにも大きく叩かれる可能性もありますが、苦渋の選択とはいえ、議会の権威を著しく損なうものとして極めて遺憾である、ということは、10日以上前から申し上げておきます。


 本日は、昨年10月の政財界が一体となった「アメリカ西海岸友好訪問団」の成果を踏まえた「米国西海岸産学連携フォーラム」が、大々的に開催されました。こういうことなら、無理をしてでも、昨年、行くべきだったかなとも思いますが、時間より、お金がなかったのでした。

 個人的には、シリコンバレーの産学連携が、岡山に当てはまるのか、スタンフォード大学と岡山の大学の連携の可否、太平洋を越えた連携が、ビジネスライク的に考えて、岡山の側に、どうメリットがあるのか、とりわけ、中国と比較してどうなのか、と、素人なりに、疑問に思わなくもないのですが、「e−環太平洋会議」、岡山情報ハイウエイを駆使したテレビ会議が行われました。
 IT先進県岡山の面目躍如と言ったところでしょうか。

 特に今回は、米国西海岸を中心に、韓国、シンガポールと産学官関係者が、連携を持つという構想でした。あわよくば、ベンチャー起業ができればということですが、・・・・あれ、そういえば、3000m岡山空港から、あれ以来、西海岸には飛んだかしら?

 LOOK WEST!!私は、また、中国に行きたいです。


 実は、9月定例会では、特に、ITのSOHOについての質問を検討しています。そのために、人材派遣的な、あるいは、請け負い的な業務につかれているIT技術者の方の現状やご意見を知りたく存じます。
 是非、お知恵をお貸し下さいませ。
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2002年8月29日(木)【介護保険見直し】
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 本日は、生活環境保健福祉委員会。

 残念ながら、今年度、またまた岡山県財政は、破綻してしまいました。もともと159億円の収支不足があったのですが、さらに、当てにしていた県税や国からの普通交付税が40億円ばかり入りません。

 景気の先行き懸念、国の構造改革が地方に与える影響など、不確定要素があまりに多く、第二次行財政改革大綱に基づき、一般行政施策評価制度などの各種評価制度で、歳出を見直し、考え得るあらゆる歳入確保対策に努める・・・・ということでありますが。

 苫田ダム工事が、値上がりした上の泣き面にハチ、また荒れそうです。これが「北斗の拳」なら、「お前は既に死んでいる」でございます。
 あぁ・・・そんな時に、また、まずい話が・・・。



 さて、介護保険は、導入検討段階から「家族介護の美風」という観点から見直し問題が発生したものの、要介護認定→ケアプラン作成→サービス実施と利用料負担という形で、3年目を迎え、定着しつつあります。
 地域を歩くと、本当にしばしば、介護サービスを利用されている風景を目にします。


  本日、岡山県内(県内73保険者、71市町村、1一部事務組合、1広域連合)の介護保険の平成13年度の決算状況が発表されました。平成12年から14年度の3年間の事業運営期間であり、保険料については、国の特別施策として、12年4月〜9月は、徴収せず、10月から平成13年9月は、2分の1に軽減されていました。
 ですから、やや、前年度と対比するのは難しいものがあります。

 歳入総額922億9800万円で、保険料等は、第1号被保険者保険料及び特別対策による円滑導入基金保険料繰入金の合計で、143億7100万円で、他は、保険給付の負担割合が決められている国庫支出金(給付費負担金、調整交付金)、支払基金交付金、県支出金、一般会計繰入金(給付費繰入金)で構成され、市町村債(安定化基金借入金)は、18保険者が、3億5000万円を借り入れています。

  いずれにせよ、県全体で見れば、歳入歳出差引きの形式収支も、実質収支も、黒字になっているので、成功していると評価されているのですが、県内29保険者が、赤字であり、これらの保険者は、準備基金繰入・安定化基金借入で、しのいでいる状況です。


 市町村等の保険者はそういうことですが、問題は、実際にサービスにあたられる方々が、どういった状況にあるか、です。


 国では、3級ヘルパーの報酬を減額するべきか、通所介護と通所リハビリの機能区分、ケアマネジャーの報酬水準をどう考えるか、施設経営はスケールメリットが考えられることから、規模別に報酬を設定するべきか、全室個室の「新型特養ホーム」で利用者から徴収できる住居費の範囲と利用者負担を軽減する低所得者の範囲、介護保険適用の病院(介護療養型医療施設)のオムツ代の扱い、現行では宿直体制を基準にしているグループホームで夜間の勤務体制をどう考えるか等々の議論がなされています。


 そして、一番の問題は、こういったことにからんでの介護サービスの価格にあたる介護報酬の改定や、65歳以上の高齢者から集める1号被保険者の保険料再設定、また実際のニーズの促したホームヘルプサービスの「身体」と「生活支援」への整理ですが、来年4月に向けて、介護保険の見直し作業が進んでいるのは、ご案内の通りです。


 基本的には、介護報酬は、「施設サービスの報酬を引き下げて、訪問介護やケアマネジャーの分は引き上げる」という方向で議論が進んでいるようです。
 これは、特別養護老人ホームなどは収益率が高く、訪問介護などは赤字傾向にあることが理由です。ただ、データとして、一概にそう言い切ることができるのかわからないという声もあります。

  営業的に、ケアプランを作成する「居宅介護支援事業」分野、「訪問介護事業」分野が厳しいというお話は、私も、非常によく伺うところです。

 報酬単価の低い家事援助の割合が高い事業所ほど赤字額も大きくなるため、今後の改定作業では、身体介護、家事援助、複合の3類型で定めている訪問介護の報酬単価を見直し、複合型を廃止して2類型に整理する方向で、うち家事援助は、生活自立支援に位置づけて報酬単価を引き上げることを検討してるとのことです。


 保険ですから、介護報酬を引き上げれば、当然、費用が膨らみ1号被保険者の保険料が高くなります。制度の定着につれて介護サービスの提供量が増大するため、保険料の値上げは避けられない、そういう仕組みです。
 ただ、「負担と給付の選択」という観点からは、サービスの質の担保のために必要なコストをはじき、国民に示すことが必要である、という声があります。


 ともあれ、こういった見直し時期に声をあげないといけません。具体的な数字は、介護報酬も保険料額も、来年1月に決定するということですが、かような介護保険運用の難しさが、要するに、保険者同士の市町村合併を進める一要因になっているのは、間違いないと思います。
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2002年8月30日(金)【水島港国際物流・産業特区】
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 本日は、広域交通物流対策特別委員会。土木委員会とダブるような報告ではありましたが、大きな動きが、ふたつ。


 一つは、水島港の特定重要港湾への昇格について、国土交通省の平成15年度予算概算要求における新規事項として要求されることになりました。
 特定重要港湾とは、重要港湾のうち国際海上輸送網の拠点として、特に重要な港湾を政令で定めるもので、現在22港。周辺では、神戸港、姫路港、広島港が、指定されています。

 事業費の配分が増したり、国直轄事業の港湾施設によっては、県負担が軽減され、地方交付税の算定において、基準財政需要額が、増額措置されるというメリットがありますが、一番は、港格アップで、ポートセールスが、有利に働くということです。


 実は、この特定重要港湾昇格については、FAZ指定のメドもあり、昨年度、要望事項から取り下げられ、すったもんだあったもので、むしろ、最近では、国の規制改革による経済の活性化を進めていく施策として、「経済特区」の導入にあたり、水島港国際物流・産業特区を提案することになった方が、具体的かもしれません。

 いわく、玉島ハーバーアイランドを核に、24時間開港、通関手続きの簡素化・円滑化と通関費用の軽減、土地需要変化に機動的に対応した分譲、低コスト産業環境の創出を具体的な特例措置としています。
 ポイントは、FAZの卸売業振興プラス産業創出ということにあります。

 何度も取り上げて参りましたが、玉島ハーバーアイランドが、物流拠点かつ産業拠点になることは、極めて重要な施策と言えると思います。


 加えて、地域高規格道路として美作岡山道路の事業計画の見直しが報告されました。美作岡山道路は、山陽自動車道・瀬戸ジャンクションと中国縦貫自動車道の勝央ジャンクションの約36kmを南北に結ぶ県内循環高速道路網の一環をなす路線です。

 ただ、国の公共投資の削減や県の財政状況など、財源確保が難しくなったことから、そもそも採算性の確保が難しいと有料道路事業道路の導入は取りやめ。道路規格も、4車線買収・2車線施工から、2車線買収に、設計速度も、毎時80kmから60kmに、整備スケジュールも大幅に遅れて、平成17年一部供用開始から、目標年度が立てられない区画もあり、非常に厳しいことになってしまいました。

 53号バイパス化、高速姫路鳥取線に期待されるところでありますが、南北を結ぶ幹線の弱さが、県北の弱みになっています。
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2002年8月31日(土)
         【御礼 第2回市内中心部「落書き」一斉消去活動】
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 週1回程度の配信の方には、結果として「落書き」のことばかりではないかと、危惧していますが、またまた、「落書き」で失礼致します。

 それにしても、本日の「落書き」一斉消去活動に、ご参加の方が、150人を越えられるとは思いもよりませんでした。前回の100人を大幅に上回り、大盛況(?)でありました。

 基本的に、「よっしゃ」と、案内にお応え頂いた方をお迎えするということで、動員ということは、していなかったため、蓋を開けてみるまで、天気同様、ご参加人数が読めなかったのですが、正直、驚いてしまいました。
 それだけ、この問題の関心が高く、自ら何かされたい、という方が多い証左でしょう。


 表町商店街連盟青年部、青年団、南ロータリー、後楽館中学PTA・生徒、岡山ガーディアンズ所属の有志の皆様、青年連合、商工会議所、内山下消防分団、さらには、岡山県環境政策課、岡山県警、なにより、地域の皆様をはじめ、高校生を含めた岡山市内外のボランティアの皆様等々のお力で、旧FANQビルの「落書き横丁」と西川アイプラザ向かいの道の一部が、見事なまでに、きれいになりました。

 私は、実行委員長でもなく、落書き調査隊副隊長で、ハンドマイクを担いだ司会に過ぎなかったのですが、地域住民の一人として、心より、感謝御礼申し上げます。本当にありがとうございました。
 大きなトラブルもなく、本当に良かったです。


 本日の山陽新聞夕刊には、「知事も参加」とありますように、石井正弘岡山県知事も、ご挨拶のみならず、消去活動にご参加頂き、落書きで書かれた鯉の「目玉入れ」ならぬ「目玉消し」、「テープカット」ならぬ「テープはがし」等々、本当に、ご活躍でありました。

 そもそも、知事サイドから、参加の意向を伺った時は、まさか、落書きを消されはしないだろうと思っていたのですが、地域やボランティア、商店街の方に紛れて、本当に消されたのですから、実は、こちらが驚きました。

 議員になって、知事とあれだけ親しく長くお話しできたのは、実は、私も初めてでしたし、地域に直に降りられたという点では、素直に素晴らしいことだと思います。これ以上ない啓蒙活動です。

 3月23日に「落書き調査隊」を結成(その815)し、5ヶ月で、知事まで、ご参加頂けた街づくりの活動ということで、全国に比類なき動きだと自負したい気分です。

 お気づきだと思いますが、自主的な落書き消去活動は、じわじわと広がっていくのです。多分、本日の地域以外のご参加の方は、それぞれの地元で、活動を広げられると思います。

 是非、まだの方は、次の機会に、ご参加下さい。かなりおもしろいです。


 ただ、次を考えています。実は、幸町の畳屋さんの壁を塗った後が、幾何学的に新旧の色がきれいで、「非常にアートだよなぁ。これは、いけるで」と、しみじみと眺めておりました。可能性は感じていましたが、実感しました。

 構想段階ですが、落書き「消去」は、アート「創造」になる、ここからなのです。是非、このあたり、皆様のお知恵を頂戴できたらと存じます。



 思えば、僅か3人のスタッフで、逢沢事務所前の広場で、4年間で、計25回、数千人の集客があった「フリーマーケット in OKUDA」を仕掛けていましたが、「落書き調査隊」も似たような雰囲気を感じています。

 まさに、「組織」的にではなく、特定の者が、ある方向を意図するのではなく、個々の「市民」が息づいている、集まって、パワーがみなぎっている、ヒーローは生まれないですが、皆が主役である、誰のものでもないが、誰のものでもある、そういう仕掛け・・・・こういう街づくり、私は、大好きです。

 午前6時過ぎから動いて、何日もかけて隊長がローラーを洗う、良いなぁ、「落書き調査隊」。
 第3回目は、いつ・・・・・・?



 話がらり変わりまして、木下大サーカスはいよいよ明後日までです!!
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