2002年4月1日(月)【パブリック・コメント募集 暴走族追放条例】
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昨夜は、県警の落書き防止条例施行日取締りに、表町商店街連盟の有志の方も、応援に来られ、マスコミ各社も取材に来られましたが、残念ながら、結果は出なかったようです。ただ、一定の啓蒙効果は、マスコミを通じてあることと思います。
しかし、今ある落書きを誰が、いかに、消すか、これが、大きな課題です。
さて、本日より、いよいよ「おかやま県民提案制度(パブリック・コメント)」が、施行されます。
パブリック・コメント手続は、県が基本的な政策等を決定する際に、その原案を県民に公表し、県民から寄せられた意見・情報を意思決定に反映していくもので、すでに、県民の県政への参加を促進するとともに、県民等の多様な意見を反映させ、政策形成の質的な向上を図るという趣旨で、各部局において計画案や条例案の策定の際、個別に実施してきています。
今回は、本手続について、県民意見も反映して全庁統一の実施基準等を定める要綱を策定し、全庁的な取組とすることにより、PR効果とともに、本手続を県民に分かりやすいものとし、一層の県民参加を促進しようとするもので、制度になったわけです。
実は、昨年9月議会で、知事に、
「パブリック・ コメントとは,そもそもどういう基準,法的根拠で行われるのか,また,その法的効果はいかなるものでしょうか。
また,パブリック・ コメントをとったといえるためには,どれだけの数の反応があり,しかも,その反応の内容がどうでなくてはならないか,明確な基準はあるのでしょうか。
また,市町村では,ホームページで住民投票のような形でパブリック・ コメントをとり,施策推進の根拠としている例がありますが,住民投票との明確な違いは何か,そして,議会との関係をどのようにお考えか,お知らせください。」
と、質問させて頂いているように、私は、 パブリック・ コメントそのものについては、やや、懸念を持っています。
ITの時代に、直接民主制的制度は、結構なのですが、とりかたそのものが、為政者の恣意に流されないか、その点のチェックは、必要です。
いずれにせよ、知事部局、企業局、各行政委員会、教育庁、警察本部の各種施策について、随時1か月程度、意見等が募集されます。
計画等の案の公表は、実施機関の事務所、県政情報室及び各地方振興局に備え付け、かつ、県のホームページに掲載するなどにより行い、意見等の提出は、郵便、ファクシミリ、電子メール等により行う、ということですが、ここはやはり、インターネットが、一番便利でしょう。
御関心のあられる方は、県庁のホームページに、お立ち寄り下さい。
【岡山県暴走族の追放の促進に関する条例】
さて、制度として、初めてパブリック・コメントが、募集されるのは、6月議会上程予定の表記「岡山県暴走族の追放の促進に関する条例(案)」です。本日、当局より、ご説明頂きましたが、広島市のように画期的は言えないまでも、一歩前進です。
今回の条例の特徴は、まず、第一に、公園、駐車場等公共の場所において、急発進、空ぶかしなどにより、一般通行者や歩行者及び地域住民に対して、著しい迷惑を及ぼした場合も、5万円以下の罰金に処されることです。
すなわち、道路交通法が適用されない(減点の対象にすらならない)公共の場所への暴走行為前の「集合」も、事前に取り締まることができます。
また、暴走族追放促進について、県の責務以外に、努力規定ではありますが、保護者、学校等の関係者、事業者(部品販売業、修理業、燃料販売、衣服販売、印刷)、公共の場所の管理者(コンビニ前等含む)の責務を定めているのは、特徴的です。
ただ、実は、そもそも「暴走族」とはなにか、という定義自体が不明であり、さらに、犯罪供用物件について、家裁から、結果として、留置命令が出せず、要するに、バイク等の没収(盗難車も多い)ができないこと等の根本的な対応が取れず、結局はいたちごっこになりがちです。
しかし、県民の責務としても、追放促進施策に協力することが定められています。要するに、大切なのは、要するに、落書き同様、暴走行為を許さないという機運です。
是非、以下をご参照頂き、条例づくりにご参加ください。
ttp://www.pref.okayama.jp/kenkei/koutsu/iken.htm
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2002年4月2日(火)【玉島ハーバーアイランドの行方】
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本日の○○新聞朝刊には、日曜日の三丁目劇場の記念式典で、国会議員、県議、市議が、14人も挨拶したのは、選挙がらみで見苦しい、多すぎないか、と皮肉が、ちらり。そりゃぁ、私も、そう思いましたが・・・。
本日は、玉島ハーバーアイランドに関して、地元のご関係の会社を訪ねて水島へ。玉島ハーバーアイランドについての、不安を伺いましたが、同時に、方向性についても、ご教示頂きました。
玉島ハーバーアイランドは、岡山県の物流戦略の基本であり、県政の未来のための最重要課題のひとつです。
水島港、玉島ハーバーアイランドにとって、やはり、直接のライバルは、福山、広島もさることながら、神戸港です。
水島に入港することが可能なものをいかに引き込むかが、問題です。
どうも入港料については、水島港に、必ずしもメリットもなく、かといって、本数の少なさからくるリスクもある。敢えて、水島港であるという根拠が、かなり明確でないと、セールスが難しい、というのは、岡山空港の話と似ていす。このまま放置すれば、残念ながら、宝の持ち腐れの状態になります。
さすれば、結果的に広島空港がとっている成田直行便戦略のように、当面、神戸と水島の内航の充実から、玉島ハーバーアイアランドの優位性を認識してもらい、将来的に、直に水島に引き込むという、順を追った戦略から始めるべきではないか。そのためには、海送へのシフトにインセンティブを出すことも考えられます。
このことは、環境の側面からの「モーグルシフト」あるいは、多くある港の重点化という、国策の流れに、合致するかもしれません。
また、玉島ハーバー・アイランドの有効活用のために、環境やリサイクルの側面からの研究会の立ち上げが必要ではないか、そのためには、まず、縦割り行政を排し、県庁内が、マトリックス的に連携する必要があるのではないか、と認識するに至りました。
さらに、いかんせん、四国への物流を考えた場合に、あまりに、瀬戸大橋(県内的には、将来的に無料になる水玉ブリッジライン)の通行料が高すぎる、場合によっては、県内プレートの自動車は、料金を半額にする等、かなり思い切った施策をとらないと、岡山の物流拠点性は、活かせないのではないか、というご意見は、首肯できるものでした。
いずれにせよ、このままでは、玉島ハーバーアイランドの未来は、かなり苦しいものがあるのは否めません。それは、港湾整備、工場立地、物流施策、岡山県政全ての失敗になります。
できてしまったのは仕方ないですが、優れた施設であるのもまた事実です。これをいかに活かすか、本末転倒であることは否めませんが、勝負は、これからです。
さて、県警の落書き取締りは、昨日のNHKでは、全国ニュース。表町も出てしまいました。一方、本日は、落書き調査隊に関して、OHKの取材が入りました。また、平和町が、出てしまいます(金曜日午後6時からの番組内)。
いよいよ消さないと、こりゃ、どうしようもありません。
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2002年4月3日(水)【本日の活動】
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なかなか県政報告になり難いですが、忙しく充実した一日でした。
本日は、午前6時の深柢消防団の操法訓練からスタート。操法訓練は、団員の命を守る意味でも、実際の火事場における実践のエッセンスが、全て詰まっていると言われ、合理的に、システマチックに、流れていく様は、美しくさえあります。
この日曜日の市の大会に備えての練習ですが、選手の支援と言っても、不良分団員の私は、ホース巻きをする程度のことで、恐縮の至りです。
そこから、関西高校応援に行かれる方をJR岡山駅で、応援、見送りに。関西高校大ばく進中です。
なぜか、駅西口のバス停のベンチで、待ち合わせて、陳情受け。朝9時の日差しからして、今日は暑かったです。
そこからは、異動の方を発見しつつの県庁等経巡り「ツアー」。ほとんど庁内オリエンテーリング状態。本日のテーマは、「障害者スポーツ」啓発・支援のNPOづくり支援。
地域でも他のご依頼事などをちょこちょこ伝えながら、NPOの事務局の方と、県民生活課、国体・障スポ局、秘書課、県警本部総務課、教委指導課、電動車椅子に乗る友人の見舞い、県社協、県障害者連合会、西養護学校など、あんなこともある、こんなこともある、と話を伺って参りました。
ありがたいことに、お訪ねした皆様には、随分時間を割いて頂きました。
正直に言って、このNPOづくりは、ちょっと時間と手間が、かかりそうです。しかし、平成17年の全国障害者スポーツ大会をひとつの契機に、あるいは、目標に、さらには、それを弾みとするために、じっくりと腰を据えて、取り組んで行こうと思います。
代議士秘書時代に、渋谷の都議選挙で、原宿界隈を歩いた(もちろん、当時から代議士の向こうは、全く認識もしていませんが)のですが、同じ37歳の中田横浜市長が、誕生。
この複雑な気持ちは何でしょう・・・・・・・?
ともあれ、今、私は、私をやります。
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2002年4月4日(木)【落書き調査隊 第2企画】
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ここまで、陳情処理等で、朝から電話をあちこちに掛け続けたなんとも地味な一日でした。アポや問い合わせ、企業への協賛依頼のような電話もあれば、玉島ハーバーアイランドの勉強会の話もあり、やりとりは、30件ぐらいにはなるでしょうが、いったい、わしゃ、何屋なら?という気にもなります。
また、こうしたメールでのやり取りもあり、つくづく不思議な職業です。
ややこしいのは、こと行政については、この時期が、人事異動の後で、一から説明が必要になるケースがあることです。個人的には、幹部クラスは、一年ごとに、ぴょんぴょん移る状況で、どれだけ、現場が把握できるのか、心配になります。
さて、そういう中で、「落書き調査隊」の活動第2弾が、決定しました。報告会並びに今後の取り組みについて協議する会です。調査した、では、どうするのか、の会です。
正直に書いて、次の行動が期待され、また、責務もあります。
個人的には、落書きがあるのは、社会そのものの歪みであり、それは、個々人の問題に起因する、ゆえに、誰にも責任があり、ゆえに、個人的責任として、消去活動にあたるのである、という謙虚さは、大切にしたいと思います。怒りや、情けないと感じる気持ちは、結局、自分に戻ってきます。
なぜ、落書きをするのかを常に考え、一方的に、被害者として、正義を振りかざしていこう、という気は、もはやありません。しかし、毅然たる態度で、NOと言える自分でありたいと感じるのも、また事実です。
ところで、実は、落書きの消去について、消去する団体に対して、ペンキや刷毛代を補助する制度の予算組み(総額僅か100万円ですが)がされているのですが、詳細はこれからです。また、なにか全県的なセミナーも予定したいようですが、これも、これからです。
こうしてみると、「岡山県快適な環境の確保に関する条例」が、さも、「落書き防止条例」である(他に光害なども規制していますが)ように、マスコミ報道が、なされる中で、行政も、スピードに、ついていけていないように思います。いわば煽っている側(?)から言うのもなんですが、このあたりのスピード調整も必要です。長期戦なのですから。
いずれにせよ、落書き調査隊による実態報告、改めての条例の説明、警察の取締りの方向、そして具体的な消去の方法、地域としていかに取り組むべきか等、話し合う場を下記の形で設けます。
ご多忙のことと存じますが、今から、是非、参加をご予定下さいませ。
なお、こういう中途半端な時間帯になりますのは、GM前にやりたいということと、男女共同参画社会推進をうたう県施設の利用時間が、午後8時までだからです。
記
「落書き」の実態と今後の対策について考える会
日時 4月25日(木)午後6時から午後7時30分
場所 ウィズセンター(岡山県男女共同参画推進センター)会議室
(NTTクレドビル17F)
主催 「落書き調査隊」
協力 岡山県、県警他調整中
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2002年4月5日(金)【障害者スポーツ先進県岡山】
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今朝も、「障害者スポーツ」に関して、障害福祉課、さらには、県手をつなぐ育成会などを訪ねました。様々な方から、お話を伺ううちに、まず、すべきことが、見えてきました。(NPOとして)
要するに、いわばマーケティング調査の必要があるということで、実際に、様々な障害のある方、あるいは保護者の方が、様々なスポーツ・体育に対して、どのような認識を持っておられるのか、民官協力で、アンケート調査をしてみようという方向に進んできました。
おそらく、具体的なものになれば、全国初の調査になるはずで、そこから「障害者スポーツ先進県岡山」を目指そう、考え様によっては、産業振興に結び付けられないか等々、話が膨らみます。
ただ最も大切なことは、例えば、在宅の障害者の方に、スポーツであれ、なんであれ、外に出る機会を作らさせて頂く等、考えた場合にも、そのニーズが、如何ほどにあるのか、実態を知ることでしょう。
結局、生の声が、一般にも、行政にも、届いていないのです。
まず「認識」です。
【新岡山県立図書館について】
最近、丸中をめいだ後、県庁の前にできたあの空き地に何を造るんなら?烏城への見通しが、ようなって、芝生でもはって、あのままにしといてもええがな、という声を多く聞きます。
私も、全くそうだなぁ、と思います。
全国的に、お城の回りは、非常にゆったりした空間が取られているものです。そういう風情が、ちょっと岡山城には薄いのではないかな、という認識は、私も持っております。
ただ、ご案内の通り、あそこには、平成16年秋のオープンを目途に、新岡山県立図書館が、建設される予定です。6月議会で、認められれば、夏には、着工の運びで、まず絶対に、その流れは、止まりません。
本日、図面を改めて頂戴しに伺ったのですが、そこから、烏城を眺めると、開放された空間が、非常に良い感じです。
私の身内も通った丸中の思い出の木は、そのままにして、あとは、なにも造らないというのも、手ですよねぇ、としみじみと話して参りました。
新図書館は、景観的に烏城との連続も考えられているため、一件、地味な建物になるかもしれません。ただ、卒業生の大切な木を残したことは、高く評価したいと思います。
県が、旧日銀跡地に、図書館を造ろうとして、最高値で買い取って頓挫。結果として、後楽館中高一貫校が入った県の農政局跡地と市の中学校跡地をバーターしてできた、その空間に、図書館が入る。
この流れは、市民・県民には、理解不能でした。
市の中学校跡地に、市の中高一貫校が、文化センターの向かいの県の農政局跡地に県立図書館が、入れば、こうまでややこしくは、ならなかったかもしれません。
学校も、消防の操法訓練もできるグラウンドも、残せたのに・・・・。
さて、新県立図書館については、平成10年6月4日、統合後の岡山市立丸之内中学校跡地を県立図書館単独の建設候補地と決定し、平成10年9月4日「岡山県立図書館基本構想」の答申を受けて、平成10年10月、「県立図書館基本計画策定委員会」を設置し、「岡山県立図書館基本計画」が、平成11年7月に、策定されました
ttp://www.pref.okayama.jp/kyoiku/syogai/tosyokihon1.htm
ちなみに、旧丸之内中学校跡地の変遷・岡山県立図書館建設の軌跡は、
ttp://www.libnet.pref.okayama.jp/Library/ayumi/ayumi.htmに示されています。
しかし、そうは言っても、この新県立図書館は、場所についてのそもそも論や、駐車場の少なさ(約180台)に目をつむれば、機能的には、かなり優れたものになりそうです。
基本構想にも明らかなように、全国でもブービーでできるこの県立図書館は、岡山情報ハイウェイにおける情報発信基地として、また、県内図書館ネットワーク(現在36館)の中核施設として、県民の情報アクセスポイントの役割を果たす「メディアセンター」を目指すものです。
主要コンテンツは「デジタル岡山大百科」。電子目録情報の横断検索機能を持つ「分散型総合目録検索システム」と、郷土資料の「デジタル画像提供システム」のふたつを柱としています。
図書館が、県民に対して「情報への窓口」としての役割を果たす「施設としての図書館」に加えて、「ネットワーク上の情報サイトとしての図書館」と面を担うことになります。
こうなると、今日もお邪魔しましたが、伊島の生涯学習センターとどう連関するのか、少しく疑問も出てきます。岡山県視聴覚ライブラリー連絡協議会会長の私としては、非常に気になるところです。
いずれにせよ、もうパブリックコメントをとる時期を過ぎていることもあり、箱の中、あるいは、ネット上のコンテンツに、多いに期待させて頂くしかない、そういった状況ではあります。
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2002年4月6日(土)【結婚式の思い出】
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明日の市大会に備えて、早朝から消防分団の操法訓練。
本日は、中学・高校の後輩になる方の結婚式に、夫婦で出席させて頂きました。世知辛い世の中に、無条件で、めでたいなぁ、というのは、本当に結婚式ぐらいかもしれません。
しばし幸せな時間を共有させて頂きました。
やっぱり、結婚式は良いです。
それにしても、私どもも、選挙当選の秋に結婚式を挙げさせて頂きましたが、当選直後というムードも手伝い、身の丈に合わない規模でやらさせて頂いたため、一時は、政治資金パーティーなどと揶揄されたりして、たいへんだったのを思い出します。
現職議員で、挙式したというのは、県政史上も異例だったようですが、お忙しい仲を本当に多くの方に起こし頂き、改めて感謝です。今から考えても、皆様に支えられている責任の重さを痛感致します。
私にとっては、あれ以上のものはなく、生涯一度で、本当にもう充分です。
そういえば、夫婦揃ってマリッジブルーというより、心労で、私も、当時、不整脈が出ていました。今となっても、笑えませんが・・・。
おかげさまで、それでもなんとか、やってきておりますから、偉いもんです。
ところで、お恥ずかしい話が、選挙でかかった借金の返済には、1年半以上かかりましたが、あの結婚式のために組んだ長期ローンが、毎月相当額あり、かなり家計を圧迫しています。
全国で、自分の結婚式のローンに苦しむ議員がどれだけいるのか知りませんが、現実とは、かくも厳しいものです。
・・・・・・いけね、妙に現実的になってしまいました。
夕刻からは、NPOミーツさんのカフェに、夫婦で立ち寄らさせて頂きました。その後、岡山大学のパワリフの後援会設立総会に、体調不調。
それ以降、いよいよ体調が悪化。
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2002年4月7日(日)【本日の活動】
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朝4時起床も、風邪のため声が出ず、それでも、5時からの朝起き会に。京橋朝市を経由して、消防操法訓練大会岡山市大会。我が深柢消防分団も、久しぶりに市大会に出場!!市大会は、やはり、迫力が増します。
この時点で、しかし、私は、頭痛。
そこから、御神幸に手を振ったりして、ある専門学院の入学式で挨拶。超かすれ声。服を着替え、家族連れで、旭川の河川敷の花見。そこから、徳与寺十三参り。いよいよ頭は、グラグラ。友紀を妻の実家に預け、焼き肉屋での花見。ともかう、食う。
土・日の妻や友紀のやりくりは、結構ハードです。
再び着替え、これから5時からの会へ。今日こそ、早く帰って、寝よう!
「こころ」が、これほど書けないほどの不調は、珍しいです。
気温の上下が激しいように思います。皆さん、くれぐれもご自愛下さい。
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2002年4月8日(月)【新学期週休2日の不安】
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不摂生と不徳と致すところの風邪も、治りかけです。叱咤激励を頂戴し、誠にありがとうございます。
本日は、旧海軍の「生き残り」である「岡山いかり会」の移動総会の見送りからスタート。春秋と墓参や旧日本軍基地の視察など兼ねて行われていますが、私の見送りは、毎回、県社協から車椅子を借りてバスに積み込むのが、習わしのようになっています。
本当に、戦争を肌で体験された方の高齢化が進んでいますが、まさに生き字引、平和の語り部として、ご壮健をお祈りするものです。ただ、ご英霊に対しては、日本人として、不甲斐ない気持ちで一杯です。
このところ、枕元には、またまた、小林よしのり氏の「戦争論2」。再読しながら、日本の行く末や「平和」とは何か、について考えようとして・・やっぱり、文字が多すぎて寝てしまいます。
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今週は、午前中は、幼小中高と入学式です。今日は、母校岡山一宮高校の入学式に出席させて頂きました。先日、20年目の卒業生を送り、また20歳以上違う後輩達が、360人入学しました。同窓会も、8800人を越え、いよいよ我々の責任も重くなっていきます。
話題は、週休2日の導入後の土曜日の使い方。どの学校も、他校の様子見ということですが、私立高校に比して、公立高校は、そう柔軟には、いきません。
さらに、問題は、中学校まで、3割カットされた教育内容ですが、高校卒業時には、従来通りとする文部科学省の指針。こうなると、高校への負担は、かなりのものになることが、予想されます。
結果として、高校で詰め込むため、青春時代は、より厳しい受験戦争に染まる可能性すらあります。
今となっては、基礎学力低下が叫ばれる中で、なぜ「ゆとり」を言い出したのか。生徒にとってはもちろん、教師の負担軽減になるどころか、総合的な学習の時間の本格実施と相俟って、負担倍増。かえって、ゆとりがなくなったという声も、あながち否定はできません。
少なくとも、PTAが、全面協力しながら取り組まないと、土曜日が、まわせません。
個人的には、どれだけ家族が、土曜、日曜を家族と過ごせるか、特に、父親の土曜日の過ごし方が、ある意味で、子どもの命運を決すると思いますが、恐ろしいのは、今まで以上に、親の収入の差が、まともに、子どもの学力の差になる恐れがあることです。
わかりきっていたはずですが、「土曜日」対策は、喫緊の課題です。
しばらくの混乱は、避けられそうにないように思います。
いずれにせよ、期待に胸を膨らませる新入生を制度的な変更が原因で、苦しめるわけにはいきません。
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旧内山下小学校に、作業所の「いちにのさん」と青葉作業所が入られました。後楽館中高の利用もあるため、教育財産として残されたわけですが、OBの方の感じ方は、わかりませんけれども、「協働のまちづくり」を進める岡山市の英断であり、市民としては、拍手を送りたいところです。
全国的にも、珍しいと思いますが、こういった都心の学校の空き教室など、例えば、高齢者の方に向けても有効活用の道があるように思います。
ただ、箱モノを作らない施策としては、注目に値しますが、こういう場合、よく行政の所管の問題が出てきますが、管理上の都合というのは、役所内のことで、取り組みそのものを否定してしまう理由にはならないと思います。
同校跡は、ジュニアオーケストラの練習場としても使われており、さらに、公民館代わりに、地域コミュニティー施設としても使える方向です。
一般財産にして、地域に管理委託した出石小学校跡の扱いとの整合性が、非常に気になるところですが、今後、地域からも、こういった学校跡の有効利用についての声を上げていく必要があろうかと思います。
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2002年4月9日(火)【NPO関連予算 公開ヒアリング】
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おかやまボランティア・NPO支援サイト「NPOしようネット」が、開設されました。このサイトは、社会福祉法人 岡山県社会福祉協議会が、岡山県より業務を受託し、運営・管理するもので、NPO先進県岡山の面目躍如のなかなかのものです。
ttp://www.fukushiokayama.or.jp/nponet/
県内の社会福祉協議会に登録されているボランティア・市民活動等NPO団体及び個人の情報を蓄積し、県民の方々と情報を共有することを目的に、開設されていて、好評のHP「ぼらんてぃあの森」と共有しています。
県社協ということもあり、日本的に、広く「NPO」という中で、国際的なボランティアとしての概念である「NGO」の情報は、相互リンクに頼るほかありませんが、これだけの情報サイトは、岡山県民として、かなり誇って良いものだと思います。
(本来は、全て、まず、NPOと言うのではなく、まず、NGOと言うべきではないでしょうか?実は、非「営利」性か、非「政府」組織か、どちらに力点があるかは、市民活動の根本の問題であると私は、思います。国際か国内で分けるのも、私の中では、すっきりしないところがあります。
行政がすべきは、無償のボランティア団体という、極めて狭義のNPOとの連携もさることながら、行政とタイマンを張ることができる非政府のNGOとの協働なんですよね、本来は。
・・・・でも、これは、個人説です。)
いずれにせよ、障害者スポーツ等も含めて、この優れた情報サイトに、どんどんリンクが張れたら素晴らしいと思います。
さらに、14年度の政府予算では、NPO関連予算が、9省庁で、総額なんと1300億円にのぼっていますが、内容も、従来の高齢者福祉に加え、地域・まちづくり事業、学校5日制に関連しての地域子ども体験事業、子育て支援事業、職業訓練など、幅広い事業になっています。
しかも、この情報が各NPOまでなかなか届かないのが実状です。ところで、国の予算は、都道府県や市区町村を通じて実施されるため、岡山県の施策が重要になります。
そこで、公開ヒアリングを行い、NPO関連の各省庁の予算や施策について、また、岡山県の状況について、各NPOに一括した情報を届ける公開ヒアリングが開催されます。
個人的には、こういった例えば補助金により、行政とNPOの関係が、地方交付税や補助金を餌に振り回される、中央と地方の関係にならないように、切に願います。
選択的納税制を目指す中で、本来行政に行くべきでないお金をNPOに、返してもらうのだというぐらいの、堂々とした姿勢が、肝要です。もとは、市民、県民、国民のお金なのですから、「行政ができないことをするんだから、よこせ」と、堂々と貰ってしかるべきです。その代わり、市民、県民、国民に、大きな責任が生じます。
行政の助成金や、補助金は、企業メセナ、企業の助成金とは、根本が、違います。
日程は、下記の通り。なお、落書き調査隊の報告会と重なっているため、私は、かなり遅刻しての出席になります。
記
平成14年度 NPO関連予算 公開ヒアリング
2002年 4月25日(木) 18時30分から20時30分
岡山県総合福祉会館 4階大研修室(岡山市石関町2−1)
プログラム
1.岡山県予算報告
岡山県生活環境部県民生活課 課長 石原 康全 氏
2.政府予算報告
NPO推進ネット 専務理事 高比良正司 氏
参加費:無料
申込み:不要。
主催 岡山県・(特)岡山NPOセンター・岡山県社会福祉協議会
さて、午後から夕刻にかけては、再び、水島へ。
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2002年4月10日(水)
【スーパーサイエンス・ハイスクール岡山一宮】
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今年の春風邪は、腹に来るようですが、風邪も吹き飛ぶ朗報です。
本日、午後2時のプレス発表になりますが、岡山県立岡山一宮高校が、文部科学省の「スーパーサイエンス・ハイスクール」に指定されます。
ttp://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/14/01/020114/06.htm#top
度々、「スーパーサイエンス・ハイスクール」を取り上げて参りましたが、実は、念頭には、岡山一宮高校があったことを今となっては、白状しなくてはいけません。某S議員ではないですが・・・・。
岡山県からは、2校(1校は、岡山市外)、全国77校の応募で、うち26校が指定されますが、堂々たる実績を持って岡山一宮高校が選ばれたことは、我々OBにとってはもちろん岡山県民にとっても、誇って良いことだと思います。
ここまでに至るN先生をはじめとする関係ご各位のご努力に、改めて心から敬意を表します。やはり、全国レベルでも、素晴らしい取り組みであったのです。今回は、それが、認められたということになります。
そもそも、昨年7月文部科学省は、「スーパーサイエンス・ハイスクール」を全国に20校指定し、理系離れを食い止め、世界に通用する研究者、技術者を要請する方針を固めました。
3年間に、7億1912万円余を措置するもので、その内容は、学習指導要領によらない高等学校と中高一貫校で理科・数学に重点をおいたカリキュラムを編成実施し、大学の授業の受講や大学教員・研究者による授業などで論理的思考力、創造性や独創性を高めもので、その趣旨は、「将来有為な科学技術系人材の育成に資する」というものです。
「期待される効果」として「優秀な研究者・技術者の養成、全国約50万人の理系進学生徒への波及効果、技術革新の実現、産業競争力の強化による我が国経済の活性化、雇用創出効果、新規産業の創出による経済活性化」をあげています。
ちなみに、「スーパー・イングリッシュ・ランゲージ・ハイスクール」が、同様に全国で、20校指定(3年間)されます。
日本高等学校教職員組合などからは、こういった文部科学省の取り組みに、批判的な声も上がっていますが、詳細は、5月以降。かなり、有利な研究費用が使える仕組みで、ここからが、「スーパーサイエンスハイスクール岡山一宮」の勝負です。
下記は、岡山一宮高校のこととバレバレの記述です。
今から考えると、・・・○○高校って・・・、凄いことを書いてます。
本日は、午前中に、岡山市立中央中学校の入学式。地元議員というと、市議がいないため、私になります。
中央中学は、小学校統合の経緯もあり、障害をもつ生徒のクラスが多く、附属養護学校に並ぶほどで、全国的にも珍しいようです。そのため、今回、加配で、教頭が複数配置されました。
これは、ひとつの流れであり、しっかりした制度的後押しが必要です。
それにしても、先日の高校の入学式と比べたら、生徒のなんと幼いこと!
しかし、私も、もう一度戻れるなら、迷わず中学時代に、帰りたいと思いますが、この思春期真っ只中の中学3年間が、人生を決める黄金期。毎日が、『スタンドバイミー』のような事件の日々です。
こうして、入学式や卒業式に出席させて頂くことで、彼らの人生ドラマの舞台となる街、地域の支援の重要性を痛感します。
笑い転げて、それ以上、思い切り悩んで、青春時代を過ごして欲しいものですが、それを暖かく見守ることができる、そんな地域コミュニティーでありたいものです。
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2002年4月11日(木)【中心市街地活性化のために】
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今朝は、中央南小学校の入学式。地元議員として出席させて頂きましたが、PTAは、同世代。面映ゆくもあり、また、責任を痛感致します。
ところで、幼稚園の園長先生も兼ねられる校長先生のご挨拶には、いつも感心させられます。子どもが気を逸らさない語り芸のように思います。
それにしても、小学校の新入生は、「おめでとうございます」と言うと、きちんと皆で「ありがとうございます」と答えてくれます。それがなんともかわいいのですが、どこからかを境に、なぜか挨拶が、できなくなります。
高、中、小、幼と、こうして遡って入学式に出ると、我が子の行く末を見るようで、おもしろいものです。今は、ただ、本当に無邪気な笑顔に救われていますが。
さて、統合もされ、「廃校」となった出石小からも、新入、転入があったのですが、残念ながら、やはり1クラスになりました。個人的には、目配りが利くという意味では、アットホームな感じもするのですが、この点は、意見も分かれるところでしょう。
ところで、中心部の小学校の統合問題は、岡山市の街づくりそのものの話だと思います。当然、跡地利用の問題も浮上しています。
こうした中、校歌も同じとした中央南と北小学校は、平成17年に、統合する流れにはあるのですが、統合もさることながら、私は、根本的な定住人口の増加策が必要のように思います。
事業所、商店街、定住者(地域住民)が、三位一体となって、蠢くからこそ、街の活力が生まれると思いますが、人口減が、時代の趨勢と割り切っては、街の魅力が、どんどん失われ、ひいては、岡山の衰退に結びつくと思います。
再度、中心市街地の活性化という、私自身の根本命題に立ち返りたいと思います。
本日は、5時から、高齢者の方を街にという通称「ゴールデンパラダイス構想」の話し合い、さらには、岡山JC所属の議員で、岡山市の政令指定都市化についての意見交換会。
私にとっては、中心市街地活性化施策でもあります。
己惚れを百も承知で書けば、作家の才能は、デビュー作に集約されていると言いますが、私の初質問(11年6月議会)には、多分、県議会議員として、やりたいことが、全て出ていると思います。
テーマは、「中心」。
当時の心意気は、微動だに揺らぐものではありません。
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2002年4月12日(金)【厳しい作業所経営】
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今朝の山陽新聞には、またまた「落書き調査隊」が、大きく出てしまいました。取り上げられるのは、素直に嬉しいのですが、いよいよ責任重大です。
また、いつも辛辣なA新聞には、中国5県の知事の通信簿。某県知事は、根回し、独自施策は、5段階評価の2。財政手腕は、4。「夢づくりプラン」の評価は、独自施策でないということか・・・・。皆様のご感想は如何でしょう?
本日は、深柢幼稚園の入園式。出石幼稚園および清輝幼稚園からの転入5人と、新入園生が、11人で、一挙に昨年の倍に。
今後、岡山市立幼稚園のあり方、さらに、中心部の市立幼稚園の統合先について、議論は必至です。
ところで、新入園児が、僅か2年で、「おはようございます」と、きちんと挨拶できるピカピカの1年生に育つことを考えると、大人というものは、年々退化する一方だなぁ、とつくづく思います。
午後からは、南方面の挨拶回り。風邪が全然治りませんが、まさに、ポカポカの挨拶日和。
途中で、NPO法人格を持つクリーニングの作業所に立ち寄らさせて頂きました。様々な障害をお持ちの方が、アイロンはもちろん、老人ホームなどからのおしめなどを伸ばし、畳んでおられました。
いろいろお話を伺ったのですが、政治の力で、何ができるのか、大変に大きな課題を与えられた気がします。
昨今の不景気で、作業所の経営は大変に厳しくなっています。なにしろ、商品が、なかなか売れません。いろんなご相談を頂戴するのですが、日本全体が沈んでいる中で、解決策が、なかなか見出せません。まさに、不況が直撃です。
商品力アップもさることながら、大きな流れになるシステムで、活路が見出せるようにも思うのですが、それがなんなのか、正直、なかなか見えてきません。
なお、12年6月定例会の一般質問に、小規模作業所経営の支援についての質問をさせて頂いております。
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2002年4月13日(土)【県議会議長就任祝賀会】
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本日は、森県議会議長の就任祝賀会。久々の岡山市選出の議長の誕生であり、岡山市民として、素直に喜ばさせて頂いております。森先生は、昭和58年が初当選の5期目で、ずっと橋本龍太郎先生の秘書をされておられました。
特に、森先生には、どうしても足を向けて寝られないような大恩があり、若手県議の一人として、しっかりお支えしたいと思います。
それにしても、森先生が、昭和17年生まれで、以下、岡山市の自民党の県議は、昭和39年生まれの私まで飛びますので、言わば22年間の世代のブランクがあります。この空白は、岡山市にとっては、必ずしも良いこととは、言えません。
私自身、中心市街地活性化、NPO、NGO、福祉、環境、観光、IT施策等々は、もちろん、世代の声を伝える議員としての役割の大きさに改めて身が引き締まる思いがします。
冗談ではなく、私が、次世代を担わないといけません。私の位置から言うと、今後益々、責任が重くなってきます。
まずは、岡山市の政令指定都市化が問題です。この議論を本格化するためには、来年の夏前がタイムリミットですから、この夏頃から一挙に気運が高まらないといけません。そのためには、市議会もさることながら、県議会のムードを高めるということも肝要です。
県議会議員には自縄自縛の議論が、どこまで盛り上がるか、これからが大変です。
【岡山政経塾スタート】
本日より、「岡山政経塾」が、本格的にスタートします。
岡山政経塾は、「人間とは何か、日本とは何か、岡山の発展には、何が必要かなどの基本的な命題を考察し、地域の経営理念やビジョンを学びつつ、政治、経済、教育、文化、福祉をはじめ、街づくりや社会活動について自修し、強い信念と責任感、実行力、国際的な視野を持つ人材の育成に努める」ことを目的とする団体です。特に、一党一派に属した会ではありません。
端的に言えば、松下政経塾の岡山版ということで、「志が高く、社会に貢献する決意と目的を持っている」一期生の有為の人材20名の中からは、党派を超えて、政治の世界に飛び出す方が出てこられることも、期待されます。
私自身は、間接的に、ご紹介させて頂き、実は、塾生の中には、お知りあいの方も、多いのですが、今秋から募集される来年度の2期生は、オープンの公募になる予定です。御関心あられる方は、今からその腹づもりを!
松下政経塾の「地域から日本を変える」「地域から日本を良くしていく」という理念は、「逢沢塾」の私も共鳴しています。
政治、経済、教育、文化、福祉、街づくりなど、若く新しい岡山のリーダー達が、岡山政経塾から、続々と誕生し、彼らと、愛する岡山のために、日本のために、世界のために、切磋琢磨していけることを心から期待させて頂きます。
【今度は、南オーストラリア州!!】
6月5日から、岡山県の友好州である南オーストラリア州のアデレードから、トップクラスの指導者を招聘し、ティーンズラクロス技術の向上、ラクロスの指導者のレベルアップを図るとともに、青少年にラクロススポーツの普及と両国の友好交流を図る「2002オーストラリア・アデレード・ラクロス指導者招聘事業」が、行われる運びとなりました。
2人の女性コーチが、来岡されます。
今回、文化会系の私は、その実行委員会委員長にさせて頂くことになりました。そもそも、実は、格闘技であるラクロスの認識から始めなくてはいけません。超時空要塞ではありません!!(←マクロス)
よもや、昨年の11月に、異様に盛り上がった「焼き鳥で世界を語ろう」の再来(ありゃー、本当におもしろかったっす!!)には、ならないと思いますが、歓迎会等で、ご協力をお願いさせて頂くかもしれませんので、今から、ご覚悟下さい。
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2002年4月14日(日)【いざ、出陣!!】
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本日より、○○市長選挙及び市議選挙の戦いがスタートしました。私は、市長選挙では、「新人候補」の応援で、出陣式に出席させて頂きました。
現職には、民主党の推薦が出ましたが、県職OBの「新人候補」には、自民党の正式な推薦は出ていませんが、多くの保守系市議、自民党県議が支援にまわっています。
私にとって、「新人候補」は、大学の先輩に当たります。私が、起動するには、他に大きな理屈は、要りません。つまり、体質です。
今回の選挙は、下馬評では、5分5分。まさに、この1週間の選挙戦が勝負です。私も、19日終日を含めて、何度か総社に入ります。
「新人候補」が、最後に「いざ、出陣!!」と、叫びました。そう、選挙は、いわば戦争です。
公職選挙法の関係で、意を尽くしませんが、どうか、お察し下さい。
本日は、文化センターの絵画展や、岡山市の誇りである岡山シンフォニックバンドのスプリングコンサート、社団法人日本舞踊協会岡山県支部の第1回日本舞踊公演など、岡山の文化芸術のパワーを堪能させて頂きました。
昼には、大原橋の袂の旭川の河原で、家族で、コンビ二弁当で、アウトドア?お金も、暇もないのですが、自然は、贅沢です。エメラルドグリーンに輝く新緑や、旭川の穏やかな流れには、心が洗われます。
妙にせかせかとする中で、あー、もっと時間が、欲しいです。
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2002年4月15日(月)【電子入札】
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本日は、15日の報酬支給日に行われる通称、「給料委員会」と呼ばれる常任委員会日です。
報酬は、条例による支給ですから、資金繰りというわけでもないのですが、定額貯金の出し入れで、自転車操業をするために、私は、わざわざ「選挙区外(といっても、いわゆる旭川向こうですが)」の郵便局や、銀行で、支払い等をしてまわっています。
かえって、面が割れているところ、懇意な方のところに、失礼をしてしまい、本当に申し訳ありません。実は、・・・ちょっと恥ずかしいんです・・・。
さて、執行部は、人事異動があり、5月から、自民党の議員は、原則として、所属委員会を替わりますので、商工労働警察委員会では、実にいろいろあったなぁ、と振り返る余裕が出ています。
前半は、工場等の調査で、中盤は、インキュベーションセンターで、最後は、「落書き調査隊」で、燃えたなぁ・・・。
5月からは、再び、生活環境保健福祉委員会に戻るつもりですが、本当は、農林水産にも、大きな関心を持っています。
実は、今夜、岡山市在住の農業青年の会合に出席させて頂くのですが、どんな話が出てくるのか、わくわくしています。農業について、私は、本当に、何も知らないのですから。しかし、知らないでは、済まないのです。
ところで、話は、土木です。報告事実をたんたんと書き連ねます。
まず、いよいよ電子入札が、実施されます。
電子県庁を推進する中、入札参加者、県の入札に係る事務の省力化や透明性の向上を図ることを目的として、昨年度から、紙入札と併行した形で電子入札の実験が行うとともに、電子入札システムの整備が進んでいました。
電子入札共通基盤システムは、電子入札システムと電子認証システムから構成されます。
この度、その電子入札システムが完成し、4月23日に、第1回の電子入札が実施されます。
「都道府県レベル」では、岐阜県が、昨年夏実験を行ったほか、東京都や北海道なども、システム整備に取り組んでいるそうですが、最初の実施は、岡山県です。(市町村には、例あり。)
ちなみに、6月の新見市長選挙では、電子投票が全国で初めて行われますが、IT先進県岡山の面目躍如といったところです。
なお、今回の電子入札は、県立岡山工業高校産業教育施設整備実施設計で、指名の建築設計事務所8社で入札されます。
今後は、設計委託業務等コンサルタント業務の指名競争入札について、8月末までに、各振興局で順次電子入札を実施。9月以降発注する業務については、ほぼ全ての業務で実施。
また、工事についても、コンサルタントでの電子入札の運用状況を見ながら、試行されていくようです。
さらに、路面電車停留所がバリアフリー化されます。
平成12年11月施行の「高齢者、身体障害者等の公共交通機関を利用した移動の円滑化の促進に関する法律」(通称「交通バリアフリー法」)において、高齢者、身体障害者などの移動に際しての身体の負担を軽くし、移動の利便性や安全性の向上を図ることの必要性が位置付けられていました。
本年7月には、RACDAの精力的な動きもあり、岡山電気軌道(株)の路面電車に、待望の低床式路面電車の運行が予定されています。
こういった状況の中で、岡山県と国土交通省岡山国道工事事務所では、この7月にかけて、スロープの設置、停留所の嵩上げ等、路面電車停留所のバリアフリー化を実施します。
但し今回は、東山線:城下、県庁通り、清輝橋線:中央郵便局前、田町、新西大寺町筋、大雲寺の6電停です。
現場サイドの方からの、ご意見・ご要望をお待ち致しております。
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2002年4月16日(火)【チボリ公園刷新】
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本日は、「第57回岡山市連合婦人会総会並びに婦人大会」が開催されました。県議、市議勢揃いの式典でした。
おりしも、岡山市では、4月1日より、「岡山市男女共同参画社会の形成の促進に関する条例(さんかく条例)」の完全施行。この「さんかく条例」を受けて、平成18年度まで、「性別にかかわらず市民一人ひとりの個性が輝く住みよい街、住みたい町」を実現すべき姿とする「さんかくプラン」が、実施されています。
ところで、「日本の心」をうたう婦人会の精力的な活動は、今さら申し上げるまでもありませんが、良妻賢母、肝っ玉母さんのイメージがある婦人会が、私は、本当に大好きです。非常に、優しくあったかいです。
ただ、「良妻賢母」という言葉が、女性を苦しめている事実もあるように感じます。そもそもが、「男の甲斐性」は言われても、男性に、「良夫賢父」たれ、とは言われてきませんでした。
私は、NHK大河ドラマ「利家とまつ」を「男女共同参画時代劇」と名付けていますが、結構、まつは、良妻賢母型の女性に、描かれています。やはり、時代劇?
さて、昨年度入場者激減の倉敷チボリ公園は、今年5周年を迎えますが、開園時間は、朝10時から夜10時まで、年間の休園日は、2月24日から28日までの5日間のみとなりました。
園内は、プログラムパークとして、季節や時間帯に合わせた6000を越えるプログラムが用意され、特に、ご案内の通り、カルケバレン劇場では、無料の映画上映、有名アーチストのライブコンサート、さらには、カルチャースクールの開講、早朝入園の手続き簡略化など、様々な取り組みがなされています。
また、帝国ホテルから山下グランシェフを総料理長に向かえ、その監修のもと、「食」が、グレードアップされます。3月21日には、紅茶とケーキのお店「コンディトリー」がオープン。
チボリ公園開園記念日の7月18日には、郷土料理の和食店「くらしき」が、チボリ湖には、パンケーキなどを中心としたラウンジ「アイランド・レストラン」、ガーデンレストランも、プロバンス料理を中心とした欧風料理の直営店とし、リニューアルオープンします。
経緯はさることながら、本格的な刷新に向けて努力されているチボリ公園に対して、岡山県民としての我々のできることは、とにもかくにも、行くことです。
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2002年4月17日(水)【落書き調査隊活動す】
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ついに、17日山陽新聞朝刊の社説にまで登場した「落書き調査隊」。
「落書き調査隊」なる言葉が、初めて登場したのは、3月18日「こころその809」ですが、僅か1ヶ月で、ここまで行ってしまうとは・・・。
いつも申し上げることですが、結局は、それだけこの問題が深刻であるということの証左です。
ちなみに、調査隊長は、TVや新聞にかなり出ていますし、平和町北部町内会も結構盛り上がりつつあります。
しかし、正式な隊員数は何人ですか?と聞かれ、「15人!くらい?」と言っています。うーーん。一応、私は、顧問ということで・・。
本日は、午後から半日、我が調査隊精鋭(?)2名は、あちこち地域を経巡り、20日の消去活動の調整およびご意見徴集。途中派出所に立ち寄って、意見交換。
ともかく、問題は、4月1日、条例施行後も、落書きが増え、しかも、やすりで、ショーウィンドウを削るサインまで登場。にもかかわらず、2週間以上一人も、検挙できないという事態です。
正直に書いて、こうしてある歩くと、市街地の住民は、暴走族、落書き、不法駐車等、結果として何もしない警察に対して、大変な不信感を持っておられることを肌で感じます。
(私は、努力されていると認識してはいますが。)
つまりは、人員、予算面、法律上の制限など、できない理由は、市民には、どうでも良いのです。要するに、納税者が、欲しいのは、結果です。
誰からも愛される警察など、誰も求めてはいません。
33ナンバー車以外の駐車違反、シートベルト不着用、スピード違反、二段階右折違反を厳しく取り締まることとのアンバランスを誰もが感じています。「悪い奴ほどよく眠る」?
中途半端に「期待」をさせるのではなく、はっきりと現状で駄目なら駄目と、地域住民に投げ返してもらう方が、地域住民としても、協力できることはあるかもしれません。
少なくとも、中心部においては、さらなる警察・地域協力のプロジェクトチームが、いるのではないでしょうか?もっともっと、我々が、警察の現状を知り、かつ支援する必要があると思います。
このままでは、平成17年国体で、とても安心して、県外の方を迎えることはできません。
もっとも、田町・中央町で暴れ回り警察に取り押さえられる酔客に対応する準備のおかげで、周辺の交番が手薄になる。享楽的に明らかな違法行為、倫理に反する行為を男の甲斐性と楽しむことが、結果として、暴力団の資金源になる。それを容認する。
要するに、県民自らが、県民の首を絞めている事実も、我々は、認識する必要があります。
ともあれ、この20日は、町内会における落書きの消去活動。
岡山ガーディアンズさんのご協力を頂き、いくつかの落書きを消去します。御関心のおあられる方は、是非ご参加ください。心から、お待ち致しております。
我々の活動が、岡山県市全域に、波紋のように広がることを切に祈ります。
記
平和町北部町内会有志が、岡山ガーディアンズさんにご協力頂き、下記日程で、「落書き消去活動」を行います。
2002年4月20日(土)
集合 14時30分
西川緑道公園平和の像(花時計)前
移動・作業開始
15時 平和町北部町内会内各所
終了 17時
※ お時間のご都合がつきましたら、是非消去活動にご参加下さいませ。
当日は、作業用具等は、準備致しておりますので、ペンキがかかって
も構わないような格好でご参加ください。
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2002年4月18日(木)【岡山ラーメン学会調査】
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はっきり言って、私は、週に1回までは、ラーメンを食べていないと思いますが、それでも、美味しいと評判のラーメン屋さんには、行く努力をしておりました。
しかし、県下に、こんなに、ラーメン屋さんがあるとは!!しかも、学会まであるとは!!きっと、生涯かかっても、全部は、食べられません。
是非、下記部分は、ご転送頂き、調査に、ご協力下さいませ。
______________________________
岡山ラーメン学会にて第四回岡山ラーメン人気投票を行っております。
投票にご協力ください。
投票ページです→ttp://www.ein7.com/ramen/ramen4.htm
______________________________
【有事法制について】
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16日に有事法制関連三法案(武力攻撃事態法案・自衛隊法改正法案・安保会議設置法改正案)が、閣議決定され、国会に提出されました。
”政治とカネ”にまつわる疑惑問題の追及などで、与野党が、足の引っ張り合いをしている中、景気対策や雇用対策の議論もそこそこに、実は、すったもんだでも、国民的には、あれ?と、非常にあっさりと提出されました。
私の大学時代は、ロン=ヤスの中曽根政権。当時の愛すべき社民連、「朝日ジャーナル」的には、「有事法制」は、完全にアウト。今の大学生は、燃えているか?昨今の状況は、まさに隔世の感があります。
小泉総理「らいおんはーと」によれば、
「日本に緊急事態が発生したとき、日本と日本国民を守るために、政府や自衛隊がどういう行動をとるのか、都道府県や市町村はどう対応すべきか、国民にはどのような協力を求めればよいのか。
ところが、そのための基本的な仕組みは、これまで十分には整備されていませんでした。備えあれば憂いなし。緊急事態に遭遇したときどのように対処するのか。日頃から準備ができていれば、かえって緊急事態の発生を防ぐことにもつながります。
国の緊急事態は、武力攻撃を受ける事態、武装不審船やテロ、さらには大規模自然災害など様々なものが考えられます。いかなる事態にも対応できる安全な国づくりが必要です。
今回の対策では、安全保障会議を強化して緊急事態への対処機能を向上させるとともに、武装不審船やテロにしっかり対処できるよう様々な施策を講じます。とりわけ、これまで課題とされていた武力攻撃を受けるような事態に対処するための法制について、整備に着手します。」とのことです。
小泉首相は、この法案の早期成立に意欲的で、国会の会期延長もやむなしという強い姿勢です。
日本共産党はこの法案を「戦争国家法案」と呼び、民主党では、「必要だ」という党内合意が、なされています。
個人的に気になるのは、憲法問題であるという、社民党側の指摘。
「今回の有事法制で、憲法体系とは違う有事立法体系がバーンとでき上がり、人々の権利を制限していくのだ。」「周辺事態法でも「協力要請」にとどまっている自治体に対し、関連で、首相に自治体指揮権という強制力を与えていることは、憲法の地方自治の本旨から逸脱し、分権の考え方にも逆行する。」
憲法体系を逸脱する事態だから「有事」なのかもしれませんが、まずは、日本の根本である「不磨の大典」について、平時に徹底的に議論して欲しいのですが、私は、9・11以来の「なし崩し」を憂います。
国防、国のあり方、といった国家の基本問題です。国家の基本法である憲法の話は、避けて通られるものではありません。
国民の生命・自由・財産を守るのが、国会議員の仕事ならば、直接、国民の命に関わるこういった問題を分かり易く真摯に説明して頂きたいものです。
中傷合戦ではなくまさに、これこそが、例えば、有事法制にまつわる議論こそが、国会議員の根本の仕事です。加治隆介なら、どう言うか?
国益と私益をごちゃ混ぜにした足の引っ張り合いではなく、権謀術数や権力闘争ではなく、まさに、国益とはなにか、国とはなにか、という議論を真摯にして頂くことを心の底から期待します。
私は、議員として、いや日本国民として、有事法制にまつわる国会議員の発言を注視したいと思います。
本当に失礼を申し上げますが、国民の一人として前半国会は、ほとほと呆れました。後半国会に期待させて頂きます。
また、「自治体」指揮権と言うからには、我々地方議員も、県議会で議論していくべき話です。自治体指揮権とはなにか?私も勉強させて頂きます。
6月議会を意識しつつ。
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2002年4月19日(金)【ウグイス坊や】
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以下、当該選挙の直接の有権者の方には、配信致しておりません。
活動への評価はあろうかと思いますが、今日の事実が、こうです。
本日は、午前10時過ぎより、激戦が伝えられている○○市長選挙「新人」候補選挙カーに乗り込み、○○市内を街宣活動。辛辣なA新聞は、中傷合戦と書いていますが、拮抗しているのは間違いありません。
私が、本隊車、候補者席の後ろに座るのは、昨年の井原市議選挙以来です。選挙カー同乗は、選挙の街宣の最前線の臨場感、有権者の方の反応が、直に伝わってきます。あの箱の中で、何を感じるか、あるいは、乗ってみられないとわからないかもしれませんが。
それにしても、選挙応援でもないと、総社の裏道をあれほど駆け巡ることはないでしょう。ぽかぽか陽気の中を工場、田畑、住宅地、山道を選挙カーは、縫うように巡ります。そういった意味を含めて、選挙を通して、実にその地域の雰囲気がわかります。
連日、自民党若手県議が入っていますが、これは、大学の先輩である候補者支援であり、地元先輩県議支援でもあります。本日の応援は、私の当番というわけで、できる限り、声を上げさせて頂きました。
特に、ウグイス嬢ならぬウグイス坊やで、盛り上げるという、異例の仕事もして参りました。自分の選挙以上に、3、4時間以上、ウグイスをやっていたのではないでしょうか。迫力は、かなりあったと思います。
ウグイスの役目は、ただの名前の連呼ではありません。選挙カー進行中に、臨機応変の言葉が必要な極めて難しい仕事です。なにより、選対そのものの士気を高める上でも、選挙のポイントになります。
ただやかましいだけと思われる選挙カーですが、いわば、お祭りの御輿として、極めて重要です。お祭りに参加されるとその意味が分かります。
多分、日本の選挙からは、なくならないのではないかな、と思います。
また、○○市役所前で、「出迎え」のあれだけの職員の方々を前に、応援演説でアジるというのも得難い経験でした。昨年の参議院選挙でも、さすがに、ここまでの出番は、貰えませんでした。こうした選挙支援は、私自身の力や自信になります。
個人的には、極めてありがたい勉強の機会を頂戴致しました。
ともあれ、多くは書けませんが、非常に良い雰囲気です。
ちょっと日に焼けました。
こういった一日も、また、重要です。・・・あと一日。
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【落書き消去活動】
天気が気になりますが、明日です。
平和町北部町内会有志が、岡山ガーディアンズさんにご協力頂き、明日、「落書き消去活動」を行います。
2002年4月20日(土)
集合 14時30分
西川緑道公園平和の像(花時計)前
移動・作業開始
15時 平和町北部町内会内各所
終了 17時
※ お時間のご都合がつきましたら、是非消去活動にご参加下さいませ。
当日は、作業用具等は、準備致しておりますので、ペンキがかかって
も構わないような格好でご参加ください。
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2002年4月20日(土)【女子ラクロス】
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本日は、午前中、「2002オーストラリア・アデレード・ラクロス指導者招聘事業」実行委員会委員長の初仕事として、旭川河川敷で、女子ラクロスの練習を見ました。なかなか、練習場確保、選手確保も、大変なようです。
ティーンズラクロス技術の向上、ラクロスの指導者のレベルアップと課題は多いのですが、まずは、青少年へのラクロスの普及です。
ところが、私自身が、女子ラクロスが、何人でプレーするのか(12人)、何分プレーするのか(前半、後半それぞれ25分)、今日知った始末。実は、試合も見たことがありません。
これから勉強させて頂き、かなりえこひいきで、今後も、女子ラクロスのことを伝えて参ります。ところで、どなたか、女子ラクロスをやられたい方をご存知ありませんか?
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【ヨハネスブルグ地球サミット岡山会議】
また、午後からは、「ヨハネスブルグ地球サミットに向けた岡山会議」が、開催されました。実は、少し覗かさせて頂いただけで、これから資料を読み込まなくてはいけませんが、講釈師、見てきたような・・・・です。
1992年以降のリオでの地球サミット以降の世界各地での取り組みや、新しい課題を踏まえて、本年8月に、各国首脳や国際機関等が参加して、21世紀における環境分野での国際的取り組みを示す「ヨハネスブルグ・サミット」(正式名称は、「持続可能な開発(発展)に関する世界サミット」)が、開催されます。
本日は、環境省の担当者の状況報告や、岡山の活動の活動が、各団体から紹介され、10年に1度の機会となるヨハネスブルグ・サミットの意義の再認識と地域からの支援の確認がなされました。
また、ヨハネスブルグ・サミットに向けたNGO・NPO等意見交換会から、「ヨハネスブルグサミット提言フォーラム」が、2001年11月に設立され、本年1月には、ヨハネスブルグサミット展 が、開催されています。
ttp://www.geic.or.jp/geic/exhibition/exh2002_01.html
ところで、環境の分野では、岡山では、何といっても、世界的な評価も受けている岡山ユネスコ協会の活動が光りますが、その岡山ユネスコ協会が、「ユネスコ環境サポートセンター構想」を打ち出されています。
同構想については、平成13年2月定例会で、一般質問させて頂き、当時は、知事の積極答弁が、頂戴できませんでしたが、あれから、随分状況も変わっていると思います。
サポート体制の構築のため、私もできる限りの努力をさせて頂ければ、と存じます。
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【落書き消去隊】
本日は、落書き調査隊の声掛けで、平和町北部町内会で落書き消去活動を実施しました。町内会長さんはじめ、町内の方も何人も出て下さり、岡山ガーディアンズさんのご協力、ご指導のもと、数箇所の大きな落書きを実際に消去しました。
町内会の動きとしては、岡山県内初で、マスコミ各社も取材され、TVでも、既に報道されました。さすがに、ここまで報道されると、だんだん、マスコミにも慣れてきた感もあります。
ともあれ、町内の人達の手で、いわば、町内に住む他人の家の壁の落書きを実際に消したことの意味は、本当に大きいと思います。
我々は、我々の手で、地域を守るのだ、そういった宣言であり、また、守ることができるんだ、という自信にも、なります。
岡山ガーディアンズさんから、我々は、そういった勇気や誇りを分けて頂いたのです。しっかりと育てたい、もっと広げたい、今は、そんな気持ちになっています。こういうふうに感じるとは、正直、想像もしていませんでした。
たかが落書き、されど落書き、願わくば、是非、皆様のご町内で、ご町内の方の手で、実際に消してみて下さい。(県の補助金制度の枠は少額です。なるべく早く手を挙げて下さい。)
おこがましいようですが、はっとすることが、幾つもあります。落書きには、当然、腹も立ちますが、おそらく、地域でする落書き消去活動を通して、地域が、地域に暮らす人のことが、もっと好きになることを保証致します。
昔から比べるときつくなった黒いジャージは、ペンキで、ムチャクチャになりましたが、どうせ、落書きは、また書かれるかもしれませんし、まだまだあります。
これが、おいらのユニフォームでい!
なお、下記の会、本日の成果も踏まえて、かなり充実した内容になります。是非、ご来場下さいませ。
記
「落書き」の実態と今後の対策について考える会
日時 4月25日(木)午後6時から午後7時30分
場所 ウィズセンター(岡山県男女共同参画推進センター)会議室
(NTTクレドビル17F)
主催 「落書き調査隊」
協力 岡山県、県警他調整中
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【有事法制について】
桃太郎大通りで、上記の落書き消去活動中、「有事法制に反対する市民と超党派議員による緊急行動」ということで、日本共産党、社会民主党、新社会党や、市職労、自治労などなどシュプレヒコールの大行進。
こちらはペンキ塗れ。行進中の共産党の先生からは、手を振って頂いたりして、実に、いろいろな土曜日の過ごし方があるものです。
ただ、本当に、こういった行動は、真摯に受け止めなくてはいけません。
もっとも、「こっちおいで!」と、向こうから言われても、ペンキ塗れでは、行き難いですが・・・。
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2002年4月21日(日)【僕が僕であるために】
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午後11時過ぎ、本当に目と鼻の先の選挙事務所から、「バンザイ!」の連呼が聞こえてきました。「負ける」ということを目と心に焼き付けました。
多く書く気力がありません。すみません。どうもありがとうございました。
NHKで、尾崎豊の特集をやっていました。尾崎豊の歌を借りるなら、「僕が僕であるために 勝ち続けなきゃならない。正しいことが、なんなのかそれがこの胸にわかるまで・・・・」
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2002年4月22日(月)
【「落書き」の実態と今後の対策について考える会のご案内】
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本日は、ご葬儀の受付や、県主催の物流に関するセミナーを除いては、終日、表題の会の案内で、地元地区、周辺地区の地域回りをしておりました。初夏を思わせる暑い一日でしたね〜。
挨拶回りのような感もありましたが、調査隊長が、今朝の山陽新聞に、非常に大きくインタビュー記事に取り上げられたことも手伝って、多少勢いもついた一日でした。マスコミの力の大きさも、再認識致しました。
参加者の一人として、私も、しばしばTVに映っているようですが、最初ほど追っかけていないので、もうわかりません。
いずれにせよ、ことこの件に関しては、マスコミの全面協力があり、本当に心強いものがあります。
ともあれ、地域の共通の課題として、ほとんどの方が、深刻な問題と捉えられており、生の声は、大変に重いものでした。おそらく、燎原の火の如く、各地域に、落書き包囲網が張られていくように思います。
また、本日は、ポイントになる店も発見しました。
下記の会、お時間のご都合がつきましたら、是非、ご参加くださいませ。
「落書き」の実態と今後の対策について考える会のご案内
岡山県では、昨年12月に環境3条例が制定され、全国初という、特に落書き行為について禁止した「岡山県快適な環境の確保に関する条例」が、いよいよ4月1日施行になりましたが、この条例は、軽微な落書きについても、取り締まりの対象とし、また罰則規定も設けており、運用次第では、かなり効果的なものになると思われます。
我々平和町北部町内会有志をはじめとする「落書き調査隊」は、この条例の施行に当たり、この条例の啓蒙と、さらには、将来的に落書きの一掃を図るためには、地域、ボランティア団体、行政、警察が一体となって、活動することが重要だと考え、その「前段階」として、実際にどれだけの落書きが、どういう形ではびこっているのか、実態の調査をする必要があると認識し、さる3月23日に、調査を行いました。
今回はこの調査資料をもとに、「落書き調査隊」による落書きの実態報告、改めての県当局の条例の説明および今後の施策(補助金制度)、警察による取締りの方向の報告(要望)、そして具体的な消去の方法、地域としていかに取り組むべきか等、話し合う場を下記の形で設けることと致しました。
ご多忙のこととは、存じますが、趣旨をお汲み取り頂き、是非、考える会に、ご出席賜わりますよう、心よりお願い申し上げます。
記
日 時 4月25日(木)午後6時から午後7時30分
場 所 ウィズセンター(岡山県男女共同参画推進センター)
会議室(NTTクレドビル17F)
主 催 「落書き調査隊」
問合わせ 落書き調査隊(とりえず私)
ご協力 岡山県、岡山県警、岡山ガーディアンズ
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2002年4月23日(火)【ビジネス・インキュベーション】
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本日は、午後から、「岡山大学産業技術創生研究会 事業展開交流分化会」で、岡大キャンパスに。「ビジネス・インキュベーションを考える」という、非常に関心のあるテーマでした。
ところで、国(中国経済産業局)をはじめ、「イノベーション」「産学官連携」「産業クラスター」「TLO」と耳触りの良い言葉が、行政サイドから聞こえてきますが、概念が錯綜し、さらには、どうも実態とかけ離れているような気がしてなりません。
端的には、「学」は、打ち出の小槌ではないでしょうし、「官」が並んで加わる理由がどこにあるのか、という指摘はあるのだと思います。
さて、「IT」がらみで、岡山県の状況を言えば、行政を補完するというより、協動しながらも、その実、遥かに凌駕する機動力・情報力・コーディネター力を持つ「岡山リットカフェ」や、さらには、ビジネスインキュベーター岡山(BIO)など、民間のインキュベータが動いています。
行政サイドも、既に、「eプラザ」や、新見市の「i−box」があり、平成15年には、岡山県の「例の」「PFI手法による」「岡山リサーチパーク・インキュベーションセンター」が、整備されます。
もちろん、この面での県の窓口は、産業振興財団ということになりますが、中小企業団体中央会や商工会連合会など、強力な支援体制の布陣です。
しかし、私は、ツールとしてのIT、ソフトとして、どう使うのかまでは、知らないよと、行政の言う「IT」は、ハード面のみを指すのかと疑念すら持っています。とりわけ、インキュベート(孵化)というカタカナが、ブームとなって踊りだし、行政が、「IT・インキュベート」と言うと、もうドキドキします。
ところで、本日の報告の中のインキュベータの事例には、私も行ってびびった深センや、上海、さらには、お馴染みシリコンバレーのことがありましたが、岡山県の「岡山リサーチパーク・インキュベーションセンター」の「インキュベーション・マネージャー」に本当に期待できるのでしょうか、疑問です。
アメリカは、実は、コネクション社会で、ベンチャーキャピタルや仕事に、いかに結びつけるか、要するに、企業との取り持ち役で、現実にビジネスに結びつけるのが、インキュベーション・マネージャーの役目だという指摘は、PFI事業者に委託して安心する、県の姿勢を不安に思わせるに十分でした。
少なくとも、ベンチャー・キャピタリストと、インキュベーション・マネージャーは、ある意味で同義ではないか、と言われると、そりゃそうだろうなぁ、と思います。
さらに、「卒業(孵化)させることこそが、インキュベータの使命である」しかし、「有精卵でないと孵化しない」という指摘は、起業後、成長の違いにどう対処するか、ベンチャーとは新規創業なのか、実際は「卒業」率の高い既存企業の二次創業をどのように扱うか(減税措置等)、等々示唆に富んだものでした。
実は、「岡山リサーチパーク・インキュベーションセンター」は、大丈夫か?という声を非常に多く聞きます。52室もあって、埋まらずに、お化け屋敷になるんじゃないか?分譲が進まない工業団地と似たことにならないか、不安の声ばかり聞こえてきます。
私は、問題になるまで抵抗したわけですが、今となっては、こういった施設群を決して無駄にしてはいけない、だから、「マスカット・バレー」なのだと、ある意味では、言わざるを得ないことになっています。はっきり言って、私も議員である限り、この施設については、多大なる責任があります。
どうしても不安が、ぬぐえません。願わくば、県民の皆様のお知恵を頂き、センターに結集させて頂きたいところです。
ある職員の方が、ぼそり、「商店街の活性化と違って、インキュベートは、具体的に何をして良いのかわかんないんですよ。」と、こぼされました。
私は、「必要な人に、必要な時に、必要な金と情報(支援)を、必要な場所で、提供すれば良いんじゃないですか?」と申し上げたのですが、うーん、それ以外なにがあるのでしょうか?行政は、わざわざそれを外しがちです。
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【落書きは、街づくりの素材】
本日は、午前中、某警察署と司法記者クラブを訪ね、意見交換。要するに、立場は違えど、皆、「岡山が大好きなんだ!」その思いが確認できました。たいへんな収穫です。
「落書き」というのは、社会の歪みの極めて象徴的な一事象に過ぎず、根本的な問題は、おそらく、「落書き」を調査することや消去することでは、決して解決しないでしょう。
しかも、社会学的な話をし続けても、議論は尽きないでしょうし、「落書き」も無くなりません。
それでも、あくまで匿名性を保持したまま加害者が決して現れない、そんな状況での数々の話し合いの中から、警察には警察の、マスコミにはマスコミの、教育現場には教育現場の、親には親の、子どもには子どもの、友人には友人の、地域には地域の・・・・すべきことが、見えてきます。
誰のせいでもないですが、誰のせいでもあります。誰にも、すべきこと、なにより、できることがあります。
そして、大切なのは、「連携」であると確信するに至りました。
ところで、正直に書いて、ある段階から、「落書き調査隊」は、「落書き」を使った「街づくり」の団体であると、誇りを持って認識するようになりました。
ものは考えよう、というのは、まさにこういうことです。
そう、地域の方達とああでもないこうでもないと話し、ともに汗をかき、形になる。これは、「街づくり」です。ある意味では、「落書き」は、誰もが感じられる共通の課題だったのです。
こんな風に感じるとは、当初は、思いもしませんでした。3月17日には、勧善懲悪で、「許せん」としか思えなかったのですから。
本日、非常に楽しいアイデアが、浮かびました。「落書き」を題材にした「街づくり」の「イベント」です。
ある意味で、こっちはこっちで、「落書き」を「遊んで」やろう、そして、皆が岡山を大好きになる、全国初の「あっと驚く」催しを仕掛けます。マスコミも、警察も、地域も、皆で、この街を動かしてみようじゃないですか!
25日に、構想発表後、この指とまれ!で、実行委員会を立ち上げます。
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2002年4月24日(水)【就職難の新卒者】
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本日は、ゆえあって、中学の同窓の方の会社をノンアポで、あちこちひょこひょこと、お邪魔して回りました。ちょっと楽しゅうございました。ありがとうございました。
夕刻からは、4月1日より、民間に委ねられた、「国民宿舎」桃太郎荘での会合へ。レスパール藤ヶ鳴もそうですが、こういったケースは、今後も出てくるものと思われます。
そもそも論で、利便性について若干問題があったり、公共がするのは、それなりに理由があるものですが、利潤追求が目的でない故に、施設に、ある種の余裕(魅力)が感じられるのも、また事実で、民間の活力導入で、一挙に活路が、見出せるかもしれません。
ともあれ、民間企業のご英断に、敬意を表すると同時に、既存の行政、半行政的な施設については、十分に民間のノウハウ(意識)を学んで頂くことを期待したいものです。血税を無駄にしないために。
さて、地域の活性化は、もちろん、少子・高齢化社会の進展に伴い、中長期的に、労働力の供給制約が見込まれる中で、新規学卒者を中心とした若年労働力の確保は、重要な課題です。
しかし、昨今厳しい景気環境に加えて、就職協定が締結されないことも手伝い、学生の就職活動の不安は増すばかりです。
岡山県としても、平成15年3月大学等卒業予定者及び平成14年3月大学等卒業未就職者に対する就職支援の一環として、例年より早めに大規模な合同就職面接会を実施します。(5月28日(火)13:00〜16:00 於 コンベックス岡山)
街中では、いわゆるリクルート・スーツを多く見かけますが、既に、中盤戦の感すらあります。もはや、頑張って!としか言いようがありません。
ちなみに、平成14年3月末の新規学校卒業者の就職状況は下記の通り。
中卒男子68.4%▼2.1ポイント、同女子54.1%▼13.6。
高卒男子91.2%▼6.3、同女子86.3%▼3.9。
大卒男子89.5%▼2.5、同女子91.0%▼1.6。
短期大学95.8%△4.6。専修学校91.2%△0.1。
こうした未就職卒業者については、県内ハローワークの活用の周知等は、もちろん、委託訓練への受講推薦、若年者トライアル活用など、早期就職の支援の取り組みがなされます。
私の大学卒業時は、バブル終盤、それでも超売手市場で、本当に、どこへでも行けました。いまだに「歌えなかったラブソング」が、歌えるほど余裕がありましたが、今の新規卒業者を本当に気の毒に思います。
個人的には、「生きがい」で、高齢者の方に、仕事を差し上げるのと、新規卒業者に対する雇用施策を同列に論じるべきですらないと思いますが、国の緊急雇用対策費の県レベルでの消化が、むしろ前者に重きを置いているようで、大変な違和感を覚えています。
また、少なくとも、退職金がある公務員が、外郭団体に、天下るまには、新卒者を3人雇う補助にしてほしいものです。
しかし、ある意味では、雇用対策であり、福祉施策でもある公共事業の削減も、大きな影を落としていますが、代替案が、なかなか見つかりません。
ところで、私も転職組みですから、大きなことは言えませんが、ある飲食店で、中国の留学生は、愛想も良いし、実によく働くけれども(その結果、しかとされる)、日本の若者は、せっかく「とって」も、すぐに辞めてしまう、というお話を伺いました。
比較のしようもないのですが、同じ若者で、何がどう違うのか。根本的なところで、日本人の美徳を失っているような気がします。
若者の簡単な離職に関しては、キャリアアップ志向というよりも、日本人の労働、仕事に対する考え方に、大きな変化、世代間のギャップがあるように思います。離職率の詳細なデータ(理由を含めて)も欲しいところです。
時々疑問に思うことがあります。今の日本人は、本当に勤勉でしょうか?
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2002年4月25日(木)【発表!○○通り落書き一斉消去隊構想】
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本日は、「落書き調査隊」の主催で、「落書きの実態と今後の対策について考える会」を行いました。
数地区に渡る地域の防犯協議会会長や婦人会会長、各町内会長など、30人以上の地域の方に起こし頂き、非常に良い話し合いができました。
手前味噌のようですが、パワーポイントを使った隊長の報告は、秀逸で、おそらく、今後の活動次第では、この動きは、全国注目のものになることを確信しました。私も、様々な商店街の活性化、街づくり等のプレゼンは、見て参りましたが、これは、かなりイケる!
「落書きを通じた街づくり」として、岡山ガーディアンズ、平和町北部町内会から始まる「街づくり」の取り組みは、成功事例になりうると思います。
どうしても、警察に対する強い要望も出ました(検挙以外なし)が、「防ぐ、捕まえる、消す」の三段階で、地域住民・警察・行政・教育現場・マスコミ等が連携しながら、各々のできることをすることが、肝要である、まずは、地域住民として、我々もできることをしようじゃないか、そういうことが確認できたと思います。
責めるのでなく、もっと大きな街づくりの観点から捉まえたとき、やれることがあります。この街を大好きな人間は、落書きをする人間以上にいるのです。
願わくば、落書きをする彼らに、自分の人生のステージを、なにより、自分自身を、もっと愛して欲しい。我々が、この街を、自分自身の人生を愛するように。愛したいように。
誰もが、自分の人生を、自分の人生の舞台であるこの街を愛したいのです。だからできることがある、すべきことがある、あ〜、佐藤君、自分の言葉に酔ってるね〜。まるで、議員みたいだ、あ、議員か。
というわけで、ここに、「○○通り落書き一斉消去隊構想」を提言致します。
○○通りというのは、根回しがこれからで、ここに書けませんが、想像に難くない通りです。
調査隊の調査において、少人数で消去するよりも、マンパワーを結集し、一挙に勝負に出るのが早い、そんな通りが、中心部に、少なくとも、3本あります(第3回まである?)。
このまま放っておけば、それらの通りから、未来永劫、落書きは、なくなりません。
そこで、まずは、○○通りにある落書きを100人ないしは200人規模の人間で、一挙に消去します。おそらく、実際は、そこまでの人数は要らないでしょう。しかし、参加者は、1回でもハケを持ち、ペンキで、落書きを消すのです。
是非、これをご覧の方にも、消して頂きたいのです。今まで、御自身が参加されるとは、思ってこられなかったでしょうが、「こころ」は、ライブです。
理屈は、もう良いのです。評論は良い。自分が、やるかやらないかだけです。動員せずとも、岡山人の悪い癖である御託は並べずとも、地元はもちろん、落書きに対して、具体的なアクションをしたい人間は、この街に幾らもいるはずです。
この街が好きだ!その力を結集させたいのです。もう、やることにしました。決めたものは、仕方ありません。
岡山市民は、この街を愛している、そこにする落書きは、岡山市民に対する挑戦です。暴走行為もそうです。それを恥じて欲しいのです。
そして、願わくば、落書きをした本人が、黙って紛れて消しに来い、そうも呼びかけたいのです。
スタートは、「その808」。あと1ヶ月あれば、点は、うねりにできます。
なお、実行委員会を立ち上げますので、汗をかきたい方ご一報ください。
記
企画案 「○○通り落書き一斉消去隊」
WE LOVE おかやま
日時 平成14年5月26日(日)
午前8時 集合
午前9時 作業開始
午前11時 作業終了
正午 撤収
参加目標 100人(マスコミ等を通じ隊員募集)
主催 「○○通り落書き一斉消去隊」実行委員会
落書き調査隊。他未定(全ては、これから)
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2002年4月26日(金)【コスタリカ】
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実は、その秘書に、2人の知人がいた辻元元議員の喚問を本当に残念に、かつ寂しく見ておりましたが、本当は、彼女に、良くも悪くも、もっと深めて欲しかったのが、有事法制の議論でした。(その841参照)
法案への賛否は別にして、この場面での社民党の状況は、国民にとっては、大マイナスです。直接、国民の生命・自由・財産に関わる話なのですから、十分な議論がないと、正直に書いて、「恐い」です。
自民党は、タブーを排し、憲法問題まで遡り、議論を喚起し、正々堂々真っ向からの勝負で、論破すべきではないでしょうか。それにしても、肝心の野党が、不甲斐ないようにも思います。(国論二分なら解散総選挙を!)
敢えて言えば、これで「有事」になれば、一番気の毒なのは、自衛隊とその家族、そして我々国民です。
私もこうした懸念を持っているわけですが、今朝の山陽新聞によると、石井知事も、いわば有事法制に、懸念を表明されたとのことです。
政治面での扱いの小ささが、理解しかねますが、極めて重要な、また、しごくもっともな内容であると思います。賛同します。
いわく、「緊急時に備え国の体制整備は必要」としながら、「どういう場合を有事というのか、その概念が曖昧。地方自治体に対する指示、代執行の具体的内容も明らかになっているとは言いがたい」
また、「(対等・協力とする地方分権整備法の趣旨を踏まえ)首相に与えられる「指示」権は、上下関係が前提になっている。県の施設の管理を国が代執行することが可能なのかという問題もある。全国知事会と連携しながら地方分権を尊重する立場で臨みたい」、とのことです。
直接的には、沖縄県に大影響があるのかもしれませんが、我が県にとっても、決して無縁の議論ではありません。そもそも、自衛隊の駐屯地は、岡山にもあるのですから。(災害対策を含めて、自衛隊との連携のあり方は、もっと真正面から、議論すべきだと思います。)
今日、「軍隊を捨てた国(コスタリカ)」という映画の試写会を見ました。先般、同じ(?)平和憲法を持つ国同士で、サッカーの試合をしたことから、「ニュース・ステーション」でも取り上げられたものです。
平和憲法の下、したたかに経済成長したのは、むしろ日本の方だと思いますし、個人的には、ある意味では、日本の方が、たいしたもんだと思うのですが、気になったのは、映画の中のコスタリカの人の「いざとなったら、まわりの国が、助けてくれるから」という科白。
中米の人口300万人のコスタリカと日本の比較すること、またその意味合いも、極めて難しいものがあると思いますが、おそらく、その科白、日本には、まず当てはまらないと思います。
ちなみに、コスタリカのサンホセは、岡山市と姉妹都市です。
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2002年4月27日(土)【公安委員会強化について】
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一昨日の落書きの対策を考える会でも、地域の方から警察への批判が相次ぎましたが、私が司会をしておりましたため、途中で止めるようなことにもなりました。
しかし、実際に、この1ヶ月、地域の方の声を聞き、交番や警察署などを訪ねるうち、正直に書いて、警察に対する風当たりは、相当きついということを実感致しましたし、いろいろ感じるところもありました。
地域住民の皆さんが、そう言いたくなるのも、痛いほどわかります。
ちなみに、平成12年の警察刷新会議の提言は、実現されると素晴らしいものであり、市民のそういった声があるのは、警察の側も十分認識はされているのだと思います。
もとより、一方的に警察を責めるものではなく、地域の安全確保のためには、地域住民自らが、連携し、汗をかくことは肝要です。いたずらに、警察批判をしたところで、なにが、刷新されるわけではありません。
ただ、その連携のためには、今一度、警察への信頼を取り戻さないといけません。さもなければ、命懸けで、職業として就かれている警察の方が、あまりに気の毒です。
内情を伺えば、本当に激務であり、交番がいつも空なことも、暴走族や落書きが取り締まれないことも、一見弱きをくじき強きを助けるように見えることも、仕方ないのかな、という気にも、させられます。
しかし、地域住民にとっては、出ている結果こそが全てで、仕方ないでは済まないというのも、また事実です。
要するに、現体制では、無理なのではないですか?無理なら無理とはっきり言って下さい、と申し上げたく思います。どんなに厳しいか、辛いか、はっきり市民に伝えれば、良いのです。全て抱え込まないで欲しいのです。
人間だもの。やりきれないのではないかなぁ・・・。
ですから、警察の一番身近にいる市民の代表の公安委員会の機能は、本当に重要です。教育委員会しかりです。実務・執行機関の「上」にいるのですから。
ちなみに、公安委員会は、警察の民主的管理と政治的中立性の確保を図るために設けられたもので、県民の良識を代表して警察の仕事に県民の考えを反映させるという役割をもっています。
我々は、(知事の指名で)議会の同意のもと、市民の代表を送り出しているわけで、組織的に言えば、民間の教育委員長の下に、実務の教育長が、民間の公安委員長の下に、実務の警察本部長が、いるのです(解釈)。
そういった形で、執行(行政)に、「民主的コントロール」がかかっていますが、その「民主的コントロール」機能が、形骸化しています。
公安委員会、教育委員会は、もっと市民に情報を伝える責務があります。公安委員、教育委員は、選挙で選ばれているわけではないですが、情報を伝え、民意を反映させる責務があります。特に、選挙がないのですから、彼らの責任は、極めて重要です。決して、名誉職ではありません。
民主主義国家においては、「民主的コントロール」が及ばないところに、権限はありません。軍隊のシビリアンコントロールも、こういった意味です。
にもかかわらず、多くの市民は、公安委員長、教育委員長の名前すら知りません。これは、非常におかしいことです(アメリカなら郵便局長まで選挙で選びます)。公安委員に民意が届いているとお感じでしょうか?
警察「行政」を変えるには、「民主的コントロール」をかける担い手である公安委員会を見直すこと、強化すること、それが、極めて重要です。
「民主的コントロール」のかけかたを変えないと、行政機構は、絶対に動きません。構造変革は、起きようがありません。
端的にいうと、警察も、教師も、行政も、民意が及ばないから、市民が恐くないのです。ここらへんは、選挙がある議員と全然違います。彼らに、きっちり、「民主的コントロール」を及ぼす必要があります。
ゆえに、私は、警察変革のキーは、公安委員会の活性化だと思うのです。
なぜ、いつも肝心な時にいない交番の前で、思い出したように、シートベルトについては、取り締まるの?
どうして、危険ならそうなる前に、注意すればいいのに、一番スピードが乗って、うっかり速度違反した車は捕まえて、暴走族は野放しにするの?
どうして、交通巡視員は、逆らいそうもない自家用車をレッカー移動させて、田町や中央町の33ナンバーを放置して平気なの?
二段階右折違反のおばちゃんを白バイで追っかけて説教して、なぜガンガンに、軍歌を響かせる右翼の街宣車は、取り締まらないの?
なんで、公僕が、食わせて頂いている市民に対して、あんなに失礼な口の聞き方(下卑た岡山弁)をするの?
こんな話は、枚挙に暇がありません。
全部理由が、あるのでしょう。その理由を公安委員会から、明示して欲しいのです。「それは、どうしても必要です。とにもかくにも、人が足りません。それは、交通巡視員の仕事ではありません。それは、担当課が違います。」実務的には、そうかもしれません。でも、市民には、全て警察なのです。
一部を持って、時として警察組織が変に見えることもあるのです。
それは、市民にとっても、警察にとっても、極めて不幸なことです。
それらを変える力を、警察が信頼を回復し、市民とさらに、連携するための力を公安委員会に与える手だてはないでしょうか?
一番良いのは、公安委員長、教育委員長の公選制です。すなわち、この街では、こんな形で治安を守ります、こんな教育を行います、そう議論を経て、長を我々が、選択するのです。(現実には、難しいでしょうが。)
ただ、これは、市民の側も、よほど成熟していないと、N区のように、憲法問題に発展しかねない要素があります。
一方、実務型から、素人の委員に、何がわかるんなら、とか、交通違反を全部免除させるような衆愚委員長が選ばれるに違いない、という声が出るなら、要するに、それだけ市民を馬鹿にしているということでしょう。
ともあれ、テーマは、「成熟した市民」による「民主的コントロール」です。
つまり、有事法制なども、この「民主的コントロール」という観点から見なくてはいけません。国家として、有事の機敏なる対応は、当然すべきですが、「民主的コントロール」の及ばない独裁制に移行しうる仕組みをつくるわけにはいかない、ということです。要するに、そういうことです。
ただし、「成熟した市民」による「民主的コントロール」でないと、独裁よりもまだ質の悪い衆愚政治に陥るのは、言うまでもありません。
今は、あらゆる面で、市民の成熟度が試されている見極めの時期かもしれません。
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2002年4月28日(日)【組合定期大会】
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地域のグランドゴルフ大会、吉備の中山の清掃の激励(吉備津彦神社で御払いをして頂いたにもかかわらず、今回もまた山登りはせず。)、その後、写真展などをまわり、ある組合の定期大会に。
いわゆる広い意味での労働組合の大会に出席させて頂いたのは、これが初めてでした。
昨日は、メーデーの大会がありましたが、いわゆる組合活動については、保守系議員は、非常に認識が不足しているわけですが、逆に、より実効性を求めてということで、自民党系の支援をする組合も出てきています。
イデオロギーの対立が終焉したといわれる今、政治思想、政治理念を背景にしたはずの政党の対立も、政権与党か野党かの区別に過ぎず、より要求が通るのは、どちらの政党か、という判断も働いているのでしょう。
労組の方が、他党の現状をどう見ているのかは、知りませんが、
もっと書けば、たちまち明日どう食っていくのかという緊急の問題の前には、例えば、原発反対という主張すらも、組合活動としては、二次的なものになりますし、組合の本旨からすれば、支持政党など、当然動いて良いのではないか、という気すらします。特定政党支援が、目的ではないはずです。
さもなくば、なんのための組合か、ということにもなります。
組合の要求に対して、政党や議員が、応えられず、指示が得られなくなるのは仕方ない部分もあるように思いますし、我々も、そのことは、当然覚悟しないといけません。
やはり、議員をうまく使うことは肝要ですし、議員としては、結果として実現できずとも、いかに真摯に応えていくか、が問われます。
環境(新エネルギー)、福祉、教育、NPO・・・等々施策一つとっても、今や、与・野党完全に異なって、真っ向対立というわけではありません。
方法論や、時には、私事に関しての誹謗中傷で、政党同士が、お互いに敵失を狙い、口汚なく罵りあう様など、余裕のない不景気に、誰も見たくありません。
さすれば、どちらが、施策に結びつけるために汗をかいたか、基本はそれだけになる時代が来ることを祈りたいものです。
少なくとも、私は、いわゆる組合の方から、批判を受ける活動をしてきたつもりは一切ありません。願わくば、労組の方から、支持されずとも評価される、そういう議員になりたいものです。
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2002年4月29日(祝・月)【東部クリーンセンター】
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本日は、いわゆる朝起き会の後、専門店会青年会のリニューアルなった東中山下公園(トポスの裏)の清掃。都心のど真ん中、いわば、おかやまセントラルパーク(?)です。
ここには、日専連の森があり、岡山発祥の専門店会縁の公園ですが、なにより、地域の方が、こまめに清掃されており、バリアフリーに生まれ変わって、皆様をお持ち致しております。(酷い落書きをする奴もいますが・・・。)
その後、岡山市職労が事務局のリサイクルフォーラムで、昨年7月末完成の「岡山市東部クリーンセンター」へ。
岡山市には、他に、改修工事中の豊成の岡南環境センター、当新田環境センターがありますが、「結果として」、東部は、邑久郡も、「関係」してきます。
「岡山市東部クリーンセンター」の「ごみ焼却施設」は、焼却効率の優れた流動床炉を備えた全連続燃焼式焼却炉で、環境保全、公害防止に配慮した最新設備を導入しています(ダイオキシンの排出を徹底的に抑える)。
ちなみに、ごみ焼却熱を冷暖房、給湯、発電に利用しており、売電もされていますが、今後建設予定の余熱利用健康増進施設(いわば温泉)にも、熱源供給される予定です(議論必至)。
さて、「岡山市東部クリーンセンター」の「リサイクルプラザ(通称:さいせい岡山)」は、廃棄物の再資源化を促進する処理施設であるとともに、ごみ問題に対する市民意識の向上を目指しています。
特に、火曜日から日曜日の午前10時から午後4時まで開放されているリサイクル体験コーナーや展示販売室などは、子ども達、かなり遊べそうです。
(問い合わせ 086−944−7132)
それにしても、煙突でもある展望室は、隠れた岡山市のパノラマスポット。見事に360度見渡せますが、気になるのは、もちろん足元の新産業ゾーン。企業立地は、岡山県の工業、物流団地よりも良いようですが、せっかくの農地の上に作ったものです。
東備方面に睨みを利かせるような位置にある西大寺の活性化が、東備振興、岡山県の発展のためにも、どうしても必要です。
それにしても、不法投棄、産業廃棄物処分場の問題と同様の問題が、佐藤事務所移転「問題」。単に、1Fからより広い2Fへの移動ですが、遅々として進まない深刻なごみ処理問題(?)が、発生し、私のGMは、この問題で追われます。
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2002年4月30日(月)【事務所が垂直移転します】
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あまりに手狭で、倉庫と化していた平和町の佐藤事務所ですが、この度、移動することになりました。といっても、落語の「三軒長屋」ではありませんが、1Fから2Fへの移動で、住所、電話番号等は変わりません。
私事ながら、母が、約25年やってきた昼夜保育園「マイフレンド」を辞めることになり、その2Fのスペースに佐藤事務所が、1Fには、6Fから、体調も安定してきた父の平和地所が降りてくる、そういう話です。
二世議員でも、資産家や事業家の息子でもない私は、真夜中の2時3時まで働く母の背を見ながら育ってきたわけですが、思い入れのある場所には、他人さんに入って頂くより、私が入る方が良いだろう、という判断です。
おかげで、どうしても、ピアノが、事務所に残ってしまいますが。
結果として、エレベーターで上がらなくてはいけないため、前を通りかかったからという理由で、お立ち寄り頂くことはかえって難しくなりますが、スペースが、一挙に2倍以上になりますので、議員の事務所らしくはなりそうです。
ともかく、今までは、来年の選挙に備えられる事務所ではありませんでした。(当然、選挙事務所は、別に構えないといけません。)
GW中に移転し、7日からは、新事務所ということになりますが、留守続きで誰もいないという状態が、今しばらく続きそうです。本当にご迷惑をお掛け致しまして、申し訳ありません。
次期があるならば、体制を整え、是非、若い人間を育ててみたいなぁと、事務机は、2個しかないですが、あと2つ置けそうな広さに、想像を膨らませます。今は、自分が精一杯で、余裕がありません。もっとも、余裕ができるとも思えませんが。
いずれにせよ、やはり、残したいのは、名や金ではなく、人間です。
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