2002年3月1日(金)【2月定例会質問項目並びに答弁者(仮)】
==================================
 今回もまた大変に質問項目が多くなってしまいましたので、早口の質問は避けられない状況ですが、ほとんど全質問に、皆様の思いが入っていると思います。
 ただ、岡山市の政令指定都市云々で、知事にどこまで、ご答弁頂けるかは、わかりません。


                        2002年3月吉日

岡山県議会一般質問傍聴のご案内

                     岡山県議会議員 佐藤真治

 平素より一方ならぬお世話になりまして本当にありがとうございます。早いもので、皆様のお力で県議会議員の議席を頂戴して3年。次回の選挙戦まで、残すところ丁度1年となりました。

 おかげさまで、メール配信による県政報告も、通算790号を越え、悪戦苦闘しながらも、日々県政の発展のため全力で頑張らさせて頂いております。

 さて、公約通り、当選以来、毎回続けさせて頂いております、12回連続になる12回目(全議会質問は、私だけです。)の一般質問の日程が決まりましたので、お知らせさせて頂きます。
 今回は、一般質問初日、5日(火)6番目です。午後3時に、議場にお越し頂ければ、確実に傍聴頂けます。

 いよいよタイムリミットの平成17年が近づき、本格化する市町村合併議論の中で、俄かに湧き上がる岡山市を政令指定都市にという議論、NGOやNPOの活動をいかにNGOやNPO自らが自己評価、管理するかという議論、総合社会福祉センターや「総合的な学習の時間」の課題等々、今回もまたストレート一本槍の質問です。

 代表質問(喫緊の大きな課題は、既に各党の代表の質問が終わっています。)や、重複質問(今回は24人登壇)を避けながら、いかに株主である市民・県民の皆様の声をいわば代表取締役社長の知事にお伝えできるか、まさに議員にとっての主戦場が本会議です。

 お時間のご都合がつくようでしたら、是非ともご来場下さいませ。心からお待ち致しております。
 残された1年、全力を尽くさせて頂きます。また、なにかございましたら、お気軽にお申しつけくださいませ。

 最後になりましたが、時節柄どうかくれぐれもご自愛下さいませ。




     一般質問      自 民 党      佐藤議員


1 岡山市の合併について         (企振)[ 知  事 ]

2 NPO・NGOについて
(1)行政との関わり           (生環)[ 知  事 ]
(2)活動状況の把握           (生環)[生活環境部長]
(3)自己評価等             (生環)[生活環境部長]

3 岡山国際交流センター等について
(1)センター機能            (企振)[ 知  事 ]
(2)ITの活用              (企振)[企画振興部長]
(3)ボランティア支援          (企振)[企画振興部長]
(4)韓国・中国との交流等        (企振)[ 知  事 ]

4 県立総合社会福祉センターについて   (保福)[ 知  事 ]

5 福祉用具等について          (保福)[保健福祉部長]
(1)福祉用具の貸与
(2)給付の専門窓口
(3)補装具製作所

6 総合的な学習の時間について      (教育)[ 教 育 長 ]
(1)本格実施の支援等
(2)小学校での英語活動
(3)ボランティア講師の人材バンク
(4)精神性疾患による休職教員等

7 教育現場でのIT活用について      (教育)[ 教 育 長 ]
(1)エル・ネット
(2)視聴覚ライブラリー
(3)インターネットによる学習保障
==================================

2002年3月2日(土)【同窓】
==================================
 久々の(?)徒然話で申し訳ありません。
 お見苦しい点がありましたら、お許し下さい。

 議員にとってこの時期の特権とも言えるのが、卒業式や入学式に呼んで頂けるということです。特に、親になって、幼稚園や小学校のそれは、妙に涙腺が緩み、子どもが元気に歌っている姿だけでも、感動してしまいます。
 これはもう、私自身の卒業の有無ではなく、地元というと、ああ、あの方のお子さんか、と、PTAの気分になって、思いを共有したりもします。


 一方、高校はとなると、県議会議員は県立高校、とりわけ母校の式にお邪魔させて頂いている傾向があります。
 母校に錦を飾るというわけでもないですが、在校時は、ほとんど劣等生であった私のような者が、偉そうげに来賓で行って良いものか、といつも恐縮に思うのですが、同窓会の役員か議員でもなければ、母校とはいえ、なかなか出入りする機会がないのが普通でしょう。ありがたいことです。
 とりわけ、私は一期生(妻も)で、創設期を生徒として肌で感じており、かなりの思い入れがあります。

 特に、我が母校、岡山一宮高校は今年第20期生の卒業生。岡山市内5校の総合選抜が廃止され、各学校独自の選抜が行なわれた学年で、理数科は、1期生がいる学年。
 部活動では、文科系、体育会系ともに優秀な成績を残し、夏の甲子園予選大会では、初のベスト8入りと、喜ばせてくれました。
 20歳違いの後輩達。


 昨日は、偶々、同窓会入会式の挨拶のお鉢が私に回ってきたので、なにを勘違いしたか、一期生の先輩風を吹かし、劣等生の見本のようなエールを卒業生に送らさせて頂きました。本日の卒業式の式典と違い、卒業生と先生のみでした。

 実は、今日の段階で、卒業後の進路が決まっていない生徒、浪人が決まっている生徒がかなりいます。先行きが不透明な時代に、必ずしも将来の成功や平穏を約束しない受験戦争の波の中で、多くの生徒が、自分自身を模索しながら、傷ついているのではないか、と私は思っています。家庭の問題なども、敏感に感じる年代でもあります。
 と感じるのは、私自身が、そうだったから。

 もっとも、母校がどうというより、そういう人生の時代、世の中の仕組み、なのかもしれませんが、結局は、我が母校の創設の理念「フロンティア・スピリット」で、自分の人生は、自分で切り開いていくしかないのです。

 そのためには、「決して負けないこと(ノー、サレンダー)」。自分が、駄目出ししない限りは、人生に決して負けはありません。そして、結局は、全部「人の縁」である、それを大切にしよう、なんて、殆ど自戒です。また、同窓会は、「順送り」であることも、自分の言葉で伝えました。
 2浪の話、失恋の話を交えつつ、好き放題喋ってまいりましたが、無茶な一期生の県議会議員の余計な「お説教」は、結構、通じたようです。
 最後は、お調子者の卒業生が、手を振って送ってくれました。


 また、昨夜は、同窓生有志で飲み会をしたのですが、初代の校長先生にも、お越し頂きました。今年80才になられるのですが、大変お元気で、一期生の動向が、本当に気になられるご様子で、母校と卒業生に、深い愛情を持っておられます。
 劣等生だった自分が、親しく校長先生とお話しをさせて頂けるというだけでも、実にありがたいことです。議長就任祝賀会(!?)で、ご挨拶して頂く約束をして頂きました。
 こうしてみると、しみじみと時が経つというのも良いものだなぁ、と思います、


 そして、本日は、本番の卒業式。18歳がこんなに幼かったかな、あの頃の自分もこうだったかな、いろんな思いが交錯しながら、同じ校歌を歌いました。早くに亡くなった大好きだった先生が作った歌詞の中には、「競わん個性の・・」とあります。同じ歌が、20年。もう20年?まだ20年?
 頑張れよ、というより、お互い頑張ろうな、そんな思いです。こちらも、恥晒しなことはできません。


 私自身の附中、一宮、早稲田、JCという「同窓」の思いは、実は、「同窓」以外に、果たさなくてはいけない責任でもあります。
 例えば、議員のような立場の者が、過度に強調することを喜ばれない方も多いとは思いますが、その中で、己の責任を果たす、責任と誇りをもって、広く還元していく、そういう心意気は、忘れません。


 良いことばかりではなかったけれど、自分の人生を愛するように、その舞台となったところ、なるところを愛したいものです。

 皆様、最近、母校に行かれましたか?時には、振り返ってみるのも良いことかもしれませんよ!
==================================

3月3日無し

2002年3月4日(月)【明日登壇です。】
==================================
 さて、公約通り、当選以来、毎回続けさせて頂いております、12回連続になる12回目(全議会質問は、私だけです。)の一般質問は、いよいよ明日です。

 今回は、一般質問初日、5日(火)6番目です。午後3時に、議場に、お越し頂ければ、確実に傍聴頂けます。多分午後3時以降と予測されるということで、3時丁度ではございませんので悪しからずご了解くださいませ。

 岡山市の政令指定都市云々の話は、岡山市議会では、各党の代表質問で、少しく触れられてはいますが、明日太田市議が、真正面から取り上げられるはず。
 あさっての県・市の新聞が、今から楽しみです。



      一般質問      自 民 党      佐藤議員

1 岡山市の合併について         (企振)[ 知  事 ]
2 NPO・NGOについて
(1)行政との関わり           (生環)[ 知  事 ]
(2)活動状況の把            (生環)[生活環境部長]
(3)自己評価等             (生環)[生活環境部長]
3 岡山国際交流センター等について
(1)センター機能            (企振)[ 知  事 ]
(2)ITの活用              (企振)[企画振興部長]
(3)ボランティア支援          (企振)[企画振興部長]
(4)韓国・中国との交流等        (企振)[ 知  事 ]
4 県立総合社会福祉センターについて   (保福)[ 知  事 ]
5 福祉用具等について          (保福)[保健福祉部長]
(1)福祉用具の貸与
(2)給付の専門窓口
(3)補装具製作所
6 総合的な学習の時間について      (教育)[ 教 育 長 ]
(1)本格実施の支援等
(2)小学校での英語活動
(3)ボランティア講師の人材バンク
(4)精神性疾患による休職教員等
7 教育現場でのIT活用について      (教育)[ 教 育 長 ]
(1)エル・ネット
(2)視聴覚ライブラリー
(3)インターネットによる学習保障



 さて、昨日、私は、ややめげておりました(いろいろ失礼致しました)ので、慶華園に。わかる方には、岡山で、一番世界を感じられる場所。大きくモノが見られる場所。
 幸い、またまた社長が偶然おられ、友人も駆けつけてくれ、中国の話。世界の話。ワールドワイルドのビジネスの話。時間を忘れてしまう・・・。

 現実逃避というわけではないですが、ややもすれば、あくせくとした日常の中で、夢や理想が、押しつぶされそうになる時、自分は阿呆かと思う時に、世界的視野、歴史的視野で見たらどうなんだ、という、物差しを変えることは、非常に重要です。
 時代は、確実に変わっていきます。たかが・・・・されど・・・・。

 てなわけで、パワー充填!またまた頑張っていきましょい!!
==================================

2002年3月5日(火)【動向を見守る】
==================================
 一般質問初日、6番最終バッター。
 本日12回目の一般質問が終わりました。雨の中、多くの方に傍聴におこし頂きまして、本当にありがとうございました。今回は、地域の方で、初傍聴の方も多く、真ちゃんは、本当に知事に質問したりする県議会議員だったのだ、と、ここで認識された方もおられた・・・でしょうか?

 かなり具体的に良い答弁が出たものもありますが、答弁書の写しが、明日手に入り次第、内容はお知らせさせて頂きます。
 マスコミの主観はいざ知らず、様々な方に、かなりお返しできる内容であったと思います。


 さて、問題の岡山市の政令指定都市化の議論ですが、岡山市の方は、市民の皆様に判断材料を示すために、玉野市側に合同の研究会の立ち上げ(玉野市議会終了後の4月早々)を提案する意向のようです。

 一方、岡山県の側は、飄々としたもので、要するに、「議論の動向を見守る」という予測された知事答弁でした。仕組みからしても、当然の答弁と言えるでしょう。
 ここらあたりのニュアンスは、微妙なので、明日、答弁を紹介させて頂きます。


 問題は、この構想が、市民に対して、幾分根回し不足であるということ。多方面から、予想外の反発が出てくる要素が、非常にあると思いますが、いずれにせよ、議論の端緒は、こういう形以外ありえないでしょう。
 ともかく、議論の遡上に乗ったことの意味は、極めて大きいと思います。


  ところで、市町村合併の手続きですが、まず合併協議会(合併に関する関係市町村の話し合いの場)の設立が必要です。近年は、合併を目指した住民や経済団体などの活発な取組が、全国的に見られ、こうした住民の意向を反映させるための制度として住民発議制度が設けられています。
 具体的には、有権者の50分の1以上の署名をもって、合併協議会の設置を請求できます。

 住民発議によらぬ場合も、合併協議会の設置のためには、合併市町村それぞれの議会で、議決を経る必要があります。合併申請書の作成のためには、さらに議決。
 この合併申請書を都道府県知事が受理した後に、さらに都道府県議会の議決を経る必要があります。その後、総務大臣に届け出。告示されるという流れです。


 敢えて言えば、市町村合併の本旨は、首長の意向によるものではなく、あくまでも民意の発動によるものであり、この点、「議論の動向を見守る」とされる知事の答弁は、冷静で評価できるものです。この件に関しては、踏み込むのではなく、慎重居士は、首長として正しい態度だと思います。

 すなわち、今後は、民意次第ということで、まさに、市民、県民お一人お一人が判断されるべきものです。議員は、その民意の代表ということです。逆に言えば、世論を作るのもこれまた議員の役目であって、そういう意味では、情報の提供をさせて頂く義務もあります。

 いずれにせよ、市町村合併を決めるのは、あるいは、政令指定都市移行を決めるのは、首長でも、議員でもありません。他ならぬ市民なのです。
 地方分権、地方主権、還元すれば、住民自治は、自立した市民の上にしか成立しません。


 個人的には、岡山市が、国に対しては、県と対等な政令指定都市になったら、岡山市選出の県議会議員の役目はどうなるんだ、いらんのじゃねーか、という気がしないでもありません。かなり、そうだろうなぁ。
 自分の首を思い切り締める仕事も、まぁ、悪くないかな・・・。
==================================

2002年3月6日(水)【一般質問2日目】
==================================
 一般質問2日目。本日も6人の登壇。

 どうしても重複質問が、避けられず、略


 特に、「夢づくりプラン」については、私は、敢えて一言も言及しませんでしたが、結局は些末な議論になりがちで、言葉のやり取りの中で、もうきりがないな、という気がします。
 中期5ヶ年計画である、このプランは、次から次へと質問が連発するほど、問題が多いと思いますが、議員の側からすれば、「どうせこれでいくんだろう」という、ちょっと投げやりな気分にさせられる「超大作」ではあります。


 大上段の議論が、執行部にとって苦しいわけでも、前進するわけでもなんでもないのです。当局の資料を見て、議員が、理解できることには限界があります。
 私は、結果として、当局が、あるいは細かいと嫌がっても(ある幹部の発言を人伝に伺いますが)、現場により近い声を今後も届させて頂きたいと思います。派手ではないですが、その方が、正味ではないかな、と思っています。
 既に、6月議会の13回目の一般質問は、始まっています。


 こんな中で、かえって、地域性のある質問、例えば、瀬戸内海や離島対策、農業施策の質問は、新鮮かつ具体的で、我田引水という言葉は当たりません。そう感じること自体、逆に、県議会議員の守備範囲の限界を示しています。例えば、県北の議員以上に、県北のことを熱く語ることはできないのです。

 なにか、自分自身に、非常にもどかしいと感じながら、一般質問は、あと2日続きます。
 岡山「県」とはなにか、「県議会議員」とはなにか、自問しつつ。



 以下、かなり大部になりますので、何度かに分けたいのですが、答弁の要約です。なお、ご関係の方には、該当箇所をFAXでお届けさせて頂きました。正式な議事録公開は、6月以降と思われます。


1 岡山市の合併について         (企振)[ 知  事 ]

 岡山市の政令指定都市への移行についてであるが、国の合併支援プランにおいて「政令指定都市の弾力的な指定を検討する」とされたところであるが、これからの分権化時代においては、住民に最も身近な市町村の役割が、ますます大きくなることから、今後、関係団体の住民や行政、議会、経済界などの皆様が幅広い論議を尽くされることが重要であると考えており、県としては、当面、議論の「動向を見守って」まいりたい。

 なお、政令指定都市には、国道・県道の管理や児童相談所の設置等の事務処理権限が大幅に県から委譲されることとなり、県民に身近な行政主体での行政サービスの提供等が可能になるものと考えている。


2 NPO・NGOについて

(1)行政との関わり           (生環)[ 知  事 ]

 県内で、NPOに関わる事件が起きているのは遺憾。行政として毅然とした態度で対応すべきだろう。基本的にNPOやNGOは、それぞれの機能分担のもとにお互いが自主性を尊重した協働、パートナーシップの関係にあるべきものと認識。

(2)活動状況の把握           (生環)[生活環境部長]

 一定の書類に基づき活動状況把握。報告が必要であった42法人については休眠法人はなく、全ての法人から事業報告書等の提出あり。法令等に違反していると認められる相当の理由がある場合には、報告の徴収や立ち入り検査等を行う。

(3)自己評価等             (生環)[生活環境部長]

 自己評価や相互チェックは、「NPOの運営や活動を支援するNPO」の自立的判断に基づく取り組みが望ましい。県は、そうしたNPOと連携し、自己評価やマネジメント手法について、セミナー、研修会、さらには、情報誌やホームぺージにより情報提供をもって支援。


3 岡山国際交流センター等について

(1)センター機能            (企振)[ 知  事 ]

 「国際貢献先進県おかやま」を目指した「人、情報、心の交流拠点」としての役割を果たしていくように努力。NGOの活動しやすい環境づくりなどセンター機能が、一層発揮できるように施設の有効活用法策等についても検討。

(2)ITの活用              (企振)[企画振興部長]

 中国語などのOSがインストールされたパソコン端末の増設をする。NGO活動状況、支援制度、外国語が通じる公共施設などの情報が検索できるソフトを充実させる。

(3)ボランティア支援          (企振)[企画振興部長]
  ※今朝の山陽新聞掲載は、この部分です。

 「国際ボランティア人材バンク」を今月中に開設。「留学生等協力家庭ボランティア」制度を設ける。広くバンクへの登録を呼びかけ、協力家庭を対象に研修会等も検討。

(4)韓国・中国との交流等        (企振)[ 知  事 ]

 江西省との友好締結10周年記念の相互訪問団。「日韓国民交流年」であり、多くの分野で、交流促進。


4、5、6、7は後日。
==================================

2002年3月7日(木)【一般質問3日目】
==================================
 本日は、一般質問3日目で、今日もまた6人登壇。座って聞いている方も、結構大変です。ただ、今回は、自問する議会なので、やや哲学しています。ここのところくどくどと書いておりまして、本当にあいすみません。
 ここ数日から、読まれ始められた方、いつもは毎日こうでもありません。

 今期で引退される共産党の議員が、いつにも増して燃えられました。内容というよりも、回数に制限があるだけに、本会議の質問にかけられる情熱には、頭が下がります。イデオロギー云々ではなく、議席を与えられた議員が、どれだけ本気に、自分の与えられた使命に対して、真正面から真摯に取り組んでいるかを考えると、共産党に勝るもの無し、です。
 ある種のプロを感じます。なんなんだ、佐藤真治。

 なお、答弁等の詳細は、明朝の山陽新聞に委ねます。


 以下、非常に情けない話です。ただ、こういう自問をしているわけです。

 本日の議員総会では、地方議会議員年金の改正について。掛け金が、月6200円アップしますが、需給の際は、1割減です、というありがたい見直しのお話。自慢ではないですが、どこの世界に、月7万4400円もかける共済があるのでしょうか?
 あくまで共済会による年金の話ですが、3期以上ですと、年金の元が取れますが、2期以下で辞めれば、超元本割れ。こんなの入りたくねーや(強制)。なんなんでしょう、議員の年金って?国民年金も払ってますが。

 所得税が、5万5710円。県市町村税が、6万7100円。国民健康保険は、所得に比例するため、目玉が飛び出る金額。所得があっても、それ以上に、どんどん出ていくのです。可処分が少ないのですから、重税感は、たまりません。時々、うちは生活楽か?やっていけとんか?と、妻に確認しています。まぁ、なんとか大丈夫です。今のところ。

 しかし、3%カットして、手取り63万3490円。この額がどうなのかな、特に、同世代の友人知人の皆様にしてみれば、なめとんか、という額ではないか、と思います。実は、個人商店は、これでは、全然やってはいけないのですが。
 ともあれ、ある人間を高給取りにするために、なんで手弁当で、選挙で応援せねばならんのか、という気持ちにもさせられようというものです。票を入れたのは、なんのためか、当選したら、こいつこんなに金が貰えるんか、私でもそう思うかもしれません。この額は、それぐらいふざけています。
 これで、仕事をしなければ、詐欺師です。

 ただ、税金泥棒と罵られても、これが、全部我がことに使えたら、世の中さぞかし楽しいでしょうが、賞与、政務調査費、旅費等ありますが、いずれ日々の活動や選挙で、吹っ飛びます。しかも、全く明日の保証はありません。さらに、自分で汗水流して稼ぎました、という充足感がないため、使うこと自体に、後ろめたさすら持っています。だいたいが、全く豊かになったという気はしません。
 しかし、私の気分は、給与が高額であるという事実とは関係ありません。

 そもそもが、毎議会で質問しました、毎日メールを打ちました、だからなんなのか。それが、税金を支払う1000万円プレーヤーの働きなのか、自問すると、ただただ申し訳ないような気がします。いや実に物足りない。
 これは、普通の議員だろう、最低レベルのことではないか・・・、このままだと、自分は、腐るなぁ・・・。

 だいたいなんなら?この腐った政治状況は。あほか。あほらしゅーて、やっとれんがな。わけがわからんじゃねーか。
 で、わしゃ、食えたらええんか?なんの議員なら。うーーん、最近、腐ってる。腐ってるよね、腐ってる。なんもかも、ムチャクチャ。腐っとるなぁ・・・・。


 寺山修司なら言うでしょう。「書を捨てよ町に出よう」!!

 机の上でスーパーメガホンが、笑ってるぜ!!
 やっぱり街宣しかないですね。街宣しかないんですよ。

 自問。
==================================

2002年3月8日(金)【倉敷市について】
==================================
 岡山県政史上最も多い計24人の一般質問シリーズが、終わりました。重複もありましたが、やはり数が多いと華やかです。

 特に、今期の自民党一期生議員は、7人中6人が登壇。もはや自民党一期議員は、必ず質問するもの、という雰囲気になりつつあります。年齢・経歴は、実に様々ですが、お互いに刺激しあって、非常に良いことです。

 最終日の今日は、いよいよ質問にも地域性が出て、倉敷・マスカットスタジアムへの阪神タイガースの秋季キャンプ誘致(極めて前向き。雨天用の5人用ブルペンを整備する。)、大河ドラマ・武蔵とワールドカップ・スロべニアで、いやがうえにも盛り上がる大原町の話などは、聞いていておもしろいものがあります。

 蛇足ですが、私は、高木嘉(由)一や田代、斉藤明夫が活躍した頃の大洋ホエールズと南海ホークスのファン。その流れで、横浜を応援しています。
 ただ、高校時代には、プロ野球選手のサインを貰うのが趣味だったため、勢い、岡山に馴染みの20年前の阪神や広島の選手のサインが、山のようにあります。ちなみに、「週刊ベースボール」を20年買い続けています。

 ただ、質問戦が終わってみると、「夢づくりプラン」は、諦めの見切り発車。雇用問題、トマト銀行への出資の問題など、喫緊の課題や、行財政改革について、効果的な議論になったような感じではありません。
 根本的なことがやはり・・・。


 そういう中で、気になるのは、市町村合併の話ですが、特に、中核市・倉敷市の動向が気になります。一時は、チボリも、学校も、球場も、なにもかもが、倉敷に行くと、岡山市民はやっかみを感じたものですが、昨今、倉敷から伝わってくる話で、景気の良い話が、聞かれなくなりました。

 確かに、文化芸術は、倉敷だろう、という雰囲気は幾分あるのですが、イオン倉敷登場以後のJR倉敷駅周辺は、商店街の衰退、あげくダイエーの撤退と、大丈夫かな、という気にさせられます。

 本来であれば、JR大元駅高架事業完成後は、速やかに、JR倉敷駅の連続立体交差事業に入らないといけないのですが、土地区画整理事業や、市街地再開発事業を伴う、倉敷市の駅前整備事業や、岡山県の立体交差事業は、なかなか都市計画、事業着手になりません。

 JR岡山駅の東西の連絡の悪さも深刻ですが、平成16年には、道路が抜けますし、17年国体に合わせて、東西通路も整備されます。この点で、JR倉敷駅の場合は、まさに、駅舎と線路が、街を分断しています。
 結果として、とても40万都市の駅前とは思えない様相を呈しています。
 このことは、63万都市の玄関である岡山駅にも言えることですが。

 やはり、こういった事業の難しさは、倉敷市が、倉敷、水島、玉島、児島の4地区からなり、必ずしも、倉敷市が中心ではない、という意識と無関係ではないかもしれません。市をあげての高まりにならない、という雰囲気はあるでしょう。


 こう考えると、市町村合併に伴い、広域の行政ができたとして、本当に市民生活が、豊かに便利になるのかはわからないとも言えるかもしれません。
 個人的には、文化も歴史もある西大寺が、岡山市に編入されたことが、そもそも良かったのか、という市町村合併に逆行するような疑問を持ったりもします。

 いずれにせよ、市町村合併の問題は、かなりコンセンサスをうまく取らないと、あとあとまで尾を引く問題というのは、確かにあるように思います。少なくとも、よほどの合同研究が前提にないと、踏み出せないのかもしれません。そのためにも、まさに忌憚のない、議論を十分しないといけません。


 いずれにせよ、倉敷市と岡山市は共存共栄。取った取られたの議論をしている状況ではありません。
 特に、結果として、チボリが岡山市になくて良かったね、という話を岡山市民から聞いたりしますが、岡山県としては、そういうことにはならないですよ、ということは、声を大にして言いたいと思います。
==================================

2002年3月9日(土)【新快速について】
==================================
 今回、私の本会議の一般質問の傍聴にお越し頂いた最高齢者は、今年90歳のKさん。三木行治知事のもとで働かれていた県職の大OBで、社団法人実践倫理宏正会(通常「朝起き会」と呼称されます。)の大先輩会友で、温厚でかつ、ファイターでもある素晴らしい人生の先輩です。
 今回は、雨の中、自転車で起こし頂きました。ただただ、感謝です。

 さて、Kさんから、岡山駅に新快速が来ないのはなぜか、という質問を頂戴致しました。「青春18きっぷ」をこよなく愛する皆様は、座ろうと思えば、東へ行くには、網干から、東から戻るには、姫路から、新快速の乗り換えが必要なのはご案内の通りです。
 姫路から相生を抜けてからの山陽本線については、皆様お感じのことも多いと思います。


 実は、平成9年議会で、私がこよなく尊敬するところの、しかし残念ながら引退されました大学の先輩が、議員として質問されています。公開の議事録ですので、部分のみをそのまま転載させて頂きます。
 5年前の議論です。

《平成9年2月 橘 議員一般質問より》

 しかし,言うまでもなく,県内広域交通網の中でJRの役割は今後も極めて大きく,岡山駅を中心とする路線網はもう一度よく点検してみる必要があります。そこで,一つ重要な提案ですが,JRに対して,今姫路のすぐ西までしか来ていない新快速を岡山まで延長するよう申し入れてはいかがでしょうか。

 新快速は,御案内のように東は東海道本線大垣駅,北陸本線長浜駅などをスタートし,京都―大阪―神戸―姫路と京阪神の大都市を結び,終点は姫路より2つ岡山寄りの網干駅まで走っています。従来の普通列車とは比べ物にならない高速で,しかも,最新の豪華な車両を使って,地方都市を走る急行などよりよほど便利で快適なものであります。

 1日に片道64本走るこの 新快速は,時刻表を見てみますと京都を午前9時ちょうどに出発し,新大阪に9時24分に着き,新幹線ひかり号の所要時間は16分ですから,その差は8分しか違わないのであります。また,その9時に京都を出た 新快速は,大阪発9時30分,神戸9時54分,姫路10時31
分と,ちょうど1時間で大阪から姫路に到着します。このスピードで考えると,何と岡山―神戸間は1時間30分で走ることになり,岡山から神戸へ行くときは,下手に新幹線に乗って新神戸でおりて三宮,神戸方面へ行くよりよほど便利がよいのであります。

 特に,東岡山,瀬戸,和気などの沿線住民にとっては,岡山まで一度逆方向に出て乗りかえるという負担もなく,さらに神戸,大阪が普通列車の料金で日帰りができるのであります。また,若者たちの行き先は何といっても神戸であります。あるバス会社の三宮―岡山間直通便は,週末には増便しなければいけないほどになっていると聞きます。

 現在,新幹線の定期券を岡山から姫路,阪神方面へ持つ者は,通勤,通学合わせて1,000人以上と言われていますが,逆に県内の学校には姫路方面などから多く生徒が来ていて,今後ももっともっとふえる可能性はあります。本県東南部地域の発展にもつながり,また同時に,本当に岡山県が魅力あるところなら,阪神地方や兵庫県東部からの岡山県内への来客も一気にふえる可能性を持っています。

 そして,さらに倉敷まで延ばせば,7月に開園されるチボリ公園への来客にも大きな役割を果たし,ひょっとするとチボリの将来を新快速が左右する可能性さえあります。
 県が積極的にこのことを検討し,JRとの話し合いを始めてはいかがかと思いますが,知事のお考えをお聞かせください。

《知事答弁》

 姫路方面からの新快速の延長についてのお話がございましたが,岡山と京阪神方面が新快速で結ばれることにより,経済交流の促進,通勤・通学者の利便性の向上,さらには岡山空港の活性化,お話がございましたチボリ公園等への観光客の誘致にもつながることから,JRに対する働きかけを関係団体等と今後一体となって協議をしてまいりたいと考えております。



 ということで、総論的には、利用者の利便性が増し、誰もが良いと思えて、しかし進まないということは、なにか少なくとも企業的にも、よろしくないことがあるのではないか、というのは推察するに難くありません。

  しかし、東備の状況を見るにつけ、姫路界隈で、なんとなく、中国地方と関西圏が切れてしまうということは否めません。東京の常識で言えば、本来は、十分、神戸は、通勤圏内でしょうが、山陽本線の中でも、妙に連続しない、この区間は異様かもしれません。

 実は、本日、午前中から赤穂ー日生ー備前ー邑久ー西大寺と車を走らせました。多少大回りですが、当初の山陽本線である赤穂線を新快速が走れば、どれだけ、東備が振興するだろうと想像を膨らませました。
 ちなみに、赤穂市は、昨年市政50年。5万人都市です。

 この赤穂線沿線地域の潜在能力は、本当に物凄いものがあります。その中で、産業振興、レジャー・観光でも、いかに西播磨地区、さらには、関西圏と結ぶかは、東備地区のみならず、岡山県の命運を決するといっても過言ではありません。

 市町村合併すらも、県境を意識しては、進まないのではないか、と感じます。市町村合併の向こうには、道州制があり、いずれ県を消滅させるなら、なおさらそうです。姫路まで来ているものをなぜ引っ張ることができないのでしょう。

 いずれにせよ、新幹線の新駅も良いのですが、むしろ新快速を引っ張ってくる方が理想だと思いますが、Kさんの疑問、皆様はいかがお考えでしょうか?
==================================

2002年3月10日(日)【元気な日曜日】
==================================
 午後3時頃までは、実に春。風の香が春です。

 いよいよ消防分団の操法訓練大会の時期になりました。本日は、南方面隊の大会。地元の分団員としての働きをまともにしていない私が、応援というのは、極めておこがましいのですが。自分が、恥ずかしいっす。

 さらに、森の風クラブ「うーまらいぜーしょん」で、山陽町に。
 障害のある子ども達が、乗馬によって癒される「ホースセラピー」ということですが、真の篤志家や親御さん達の情熱があってこそ継続できるもので、岡山の地にこういう動きがあるということ自体が、岡山県民としての誇りだと思います。

 そこから、書家の佐藤先生が、10年に渡る中国の紀行文を写真も掲載して、ハードカバーで出版された記念会に。世界遺産の九さい溝(死ぬまでに一度行ってみたいです)なども行かれており、2冊目の出版。中国全土をほとんど踏破。是非、講演を聞かせて頂きたいものです。先生のスケールは、中国大陸を凌駕するスケールです。
 ちなみに、私の書く文字は、宇宙レベルの酷さです。


 表町の専門店会館の日専連の小学生の版画展(明日まで)から、さんかく岡山で昨日から男女共同参画社会のフェスタが行われており、アークスクエアに。ここらまでは、好天気。すっかり春でした。

 個人的には、同じ男女共同参画社会推進施設でも、さんかく(市施設)の方が、ウィズ(県施設)よりも、敷居が低いように思います。それでも、男独りで行くには、まだちょいと抵抗があります。共同ということであれば、このあたりは、課題でしょう。フェスタもパワーが溢れ、賑わいを見せていましたが、やはり、男性にも聞かせたい!のでは?

 一方、スクエアの広場で、作業所のたこ天を食べながら、三丁目劇場出演の鈴木宗男議員(明日喚問)、もとい、コメディNo1の坂田利夫さんや、カウス・ボタンさんが通り過ぎるのを見ておりました。
 有名な芸人さんが、飄々と歩いておられるわけですが、もう少し、吉本を活かせそうですが、ちょっともったいない気がしました。商店街に、幟が並んでも良さそうですが・・・。
 ちなみに、いくよ・くるよさんなどは、岡山の昼と夕公演の間に、広島で、2公演して戻ってくるようなハードスケジュールだそうです。


 さてさて、その三丁目劇場ですが、岡山生まれ(オーディション)の芸人さんが生まれつつあります。全員が岡山県人でもないし、岡山弁というわけでもないのですが、現在9組の若手が研鑽を積んでいます。

 旬の落語会やSUPER base OKAYAMA(月1回に)の代わりに、ピーワンライブという、岡山生まれの芸人さんのライブが始まっており、次週17日(日)午後6時30分から、「床下浸水」というタイトルで、3組の若手がライブを行います。前売券は、1000円ですが、なぜか当事務所でも扱っています。

 なんでも、本格的な芸人を目指すために、バイト等で、いわば食いつないでおられるそうで、チケットも出演者自ら販売と、地元劇団のようです。
 やはり、志あって頑張る若い連中を応援してやりたいものです。地元が、育ててやらないと。野球に例えれば、マイナーリーグからメジャーリーグへ、行って欲しいものです。


 誰かの応援に行くような日曜日。
 本当に元気な人が一杯おられるのです、この街には。つくづくそう思います。
 実は、議員ってなんだろう、と疎外感も覚えなくもないのですが。

 ともあれ、春です。

==================================

2002年3月11日(月)【決算額認定】
==================================
 本日、常任委員会よりも多い19回に及んだ決算特別委員会が終了しました。副委員長として、出席させて頂きましたが、終始熱心に、議論はされていたものの、惜しむらくは、ここで行われるこの歳入歳出決算の認定が平成12年度、つまり、間もなく一昨年度になるものであるということです。

 換言すると、本年13年度中に、12年度の決算を持って、14年度の予算編成に活かす議論は、なかなか同時並行的にできなかったということです。

 確かに、例えば、昨年度所属の副委員長であった文教委員会の事業成果も問えたという面もありますが、今年度事業のチャレンジワーク14(中学2年生の職場体験)や、「教育の日」については、昨年度からどういう経緯で事業化され、来年度どう展開するか、という議論には、なり難いものがありました。

 あるいは、特別委員会よりも、各常任委員会で、昨年度予算を早い時期に認定して、終盤は、予算委員会の側面も有するという方が、現実的かもしれません。
 こういった時間感覚は、一般企業とやや離れたもので、しかるべき時期に、集中的に審議して、認定する等、改善の余地があるように思います。


 いずれにせよ、平成12年度決算は、下記の通りです(一部抜粋)。

 一般会計及び特別会計を合わせた歳出歳入決算総額は、9296億3855万余円であり、対前年度費0.01%の増加、歳出決算額は、9118億5380万余円であり、対前年度費0.11%の増加、歳入歳出差引額は、177億8475億円で、対前年度、8億6901万余円減少、減少率は、4.66%。

  実質収支は、101億4141万余円の黒字決算。これから前年度の実質収支額を差し引いた単年度収支額は、12億9278万余円の赤字。
 また、県債発行額は、1229億2530万余円。年度末現在高は、1兆1272億円となり、11年度末と比べて245億1178万余円の増加。

 収入未収額は、一般会計において109億79万余円、特別会計において、9億1541万余円、合計118億1620万余円と、前年度比32億664万余円で、37.25%の増加。

 藤ヶ鳴地区総合開発整備資金貸付金に、25億円の収入未収額が認められ、後に、23億余円が債権放棄。


 かような数字を認定したわけですが、認定そのもので議員や行政の腹が痛むわけではありません。事実がこうなのです。
 ちなみに、来年度予算は、本年度より、540億円減。倉敷市の中核市移行、ペイオフ対策、地方交付税の削減、税収の落ち込みなどによるものですが、県債残高は、224億円増加し1兆759億円に。


 ところで、県債が、1兆円越えることの意味合いが、普通は、ピンときません。こういう難しい数字よりも、要するに、こういうことです。
 岡山県は、一日あたり3億円以上の金利を払っています。これが、岡山県の現実です。これは、ざっと県民1人あたり一日150円。屁でもない額でしょうか?それにしても、195万人という数は、なんと大きいのか!
 (県議会議員は、そのうち、50数人・・。やはり責任は、重いです。)
==================================

2002年3月12日(火)【口利き】
==================================
 検索エンジンで、「口利き」を検索すれば、6500ヒット。「口利き」とは、もめ事や相談事で、当事者の間に入って両者をとりなすことだと辞書にはある、そうです。

 ただ、政治家や国会議員の公設秘書が、公務員に口利きをした見返りに報酬を受けると、これは、あっせん利得処罰法違反になります。私設秘書や元秘書は処罰できないということで、昨今は、「私設秘書」とは何かが問題になっています。
 違法な「秘書ビジネス」、「口利き」、最近新聞を賑わしている事件は、枚挙に暇がありません。

 私は、代議士秘書から議員にさせて頂いたということで、「業界」自体は、9年目ということになります。29歳まで、政治とは全く関係がなかったわけで、一般的な感覚からすれば何かと戸惑うことも多かったのは事実ですし、今とて慣れているわけではありません。

 それでも、幸いにしてというか、代議士のカラーや政治スタイル、また、私自身が、運転手も兼ねた地元秘書であったため、この種の話からは、遠かったようにも思います。
 ただ、そういう要望自体が、なかったわけではありません。議員になってからも、公開抽選である公営住宅の入居の斡旋をはじめ、どうしても無理です、とお断りしないといけないようなご依頼は、正直非常に多いのです。

 そして、俗に言う「口利き」のつもりはさらさらないのですが、ご依頼に関しては、なるべく速やかに、あるいは、うまく行政と結ぶ努力をしているつもりです。逐一報告は致しませんが、行政の担当の方と市民・県民の方とを「オンザテーブル」で結ぶ作業は、何度となくやってきたことで、議員として当然の義務だとも思います。
 結果として、それが一般質問になったことも、有耶無耶にされたこともありますが、少なくとも非難される性質のものではないと思います。


 鈴木議員の証人喚問や以後の報道を見ながら、地元にとってこれほど頼もしい議員は、いないじゃないか、地元利益を優先できずに、なんの議員なら、やり方がまずかっただけじゃ、多かれ少なかれ、誰でもやっとることじゃろうが、という声も聞きますが、鈴木議員は、まるで、日本の、日本人のスケープゴートです。仕組みや意識が変わらない限り、終わらない話です。


 私の基準は、それが制度か、例外か、ということです。
 制度のことなら、本来は「口利き」になりようがないのですが・・・。
==================================
一方、4月より情報公開の波が、やっと議会にも及びます。オンブズマンの皆さんが、てぐすね引いて待っておられるということで、全国40番台の情報公開度の岡山県議会としては、総論的には、非常に良いことです。

 これで、政務調査費、議員派遣費などが、あるいは詳らかになるのかもしれませんし、当然のことだと思います。
 個人的には、本音のところ、性悪説に基づいているようで、愉快でない部分もありますし、むしろ、同様に行政の事業評価に関して、一般の方にも、どんどん協力して頂きたい気もしないではありません。

 ところで、私は、オンブズマンの方に、是非議員になって頂きたいと思います。皮肉でもなんでもなく、議員になられて、選挙や政治活動がどういうものか認識しながら、情報公開をして頂いたらたいへんにありがたいです。
 時間や労力、実効性を考えれば、能力があって、そういう意識のある方にこそ、議員になって、情報公開を推進して頂きたい、と切に願います。

 このことで、私が、情報公開しないと言っているわけでもなんでもないのは、これだけ発信していれば、ご理解いただけるものと思いますが・・・・。

 考えようによれば、田中元外相は、外務省オンブズマンでもあったですね。
==================================

2002年3月13日(水)【常任委員会より】
==================================
 本日は、商工労働警察委員会。主に、今議会に向けて提出された議案や、請願・陳情の採択。明後日の本会議最終日では、各委員会の採決を全体で、確認するという儀式になります。

 請願・陳情については、憲法に保障された国民の権利ですが、議会制民主主義、多数決によるわけですから、要するに、通す(採択)ために、議長宛てに提出されれば良いというのものではなく、提出の仕方そのものにも、ある種のテクニックが要ります。

 ある意味では党利党略(これは、非自民にもないとは言えません)、あるいは、受ける議員のスタンドプレーに惑わされることなく、本当に少しでも前に進めるためには、どうすべきか。本会議の一般質問に委ねる、という手もある中で、いかに議員をうまく「使う」かは、提出される側で、十分に勉強される必要があります。

 時には、いたずらに混乱を招き、順序立てれば通るものも、通らなくなることすらあります。
 こと請願・陳情に関しては、本当に残念に思うこともありますが、非常に難しいところです。個人的には、構造上、あまりお勧めできないかもしれないということで、一般質問に及んだことが何度もあります。

 なお、本日の委員会で陳情が採択され、地方自治法99条の規定により、「自然エネルギー供給を促進するための法制度の確立を求める意見書」と「中小企業金融の円滑化及び金融アセスメント法の制定を求める意見書」が、内閣総理大臣や経済産業大臣に対して、商工労働警察委員会からの議員発議として提出されます。



 さて、統一地方選挙を1年先に控えて、岡山市とは、直接関係はありませんが、再び選挙区割りの問題が浮上しています。大切な仲間である同僚議員のことですので、詳しいコメント等は差し控えたいですが、問題になっているのは、公職選挙法で認められている、いわゆる有権者の非常に少ない「特例区」の取り扱いです。

 特に、前回の選挙から、市町村合併の議論が急浮上しており、選挙区との兼ね合い(定数減)が、問題になっているのです。
 地域の発展のためには、あるいは自らの議席に執着はしないという、最年少の議員の潔さには共感を覚えつつも、己がその立場なら、判断に迷うところです。

 私は、自分自身が議員であることには、そう執着しませんが、行政に声を届ける議席(窓口)そのものが、そこにあることには、執着します。もっとうまく届けられる人がいれば、喜んで席は譲りますが、いなければ、私がやらさせて頂きます、そういった理屈です。

 いずれにせよ、この問題は、生き死にの話。ちょっと時間がかかります。
==================================

2002年3月14日(木)【深柢幼稚園卒「業」式】
==================================
 本日は、先ほど岡山市立深柢幼稚園の卒「業」式に出席して参りました。涙が出るくらいかわいいなぁ、と思います。

 卒業生は、7人。少人数ゆえ、「教師」の目配り、気配りが届き、かつ非常に大らかに伸び伸びと育っているなと感じます。特に、地域への開放も進んでおり、来春は、10人以上の園児が入学します。

 問題は、3歳児保育や延長保育にあたるものがないことで、必ずしも、保護者のニーズには、応えられていないということ。
 もっとも、どこまで、公立がやるのか、民間への圧迫も予想され、民間並みというわけにはいきません。もっとも、民間のご努力も、並大抵ではありません。

 ご案内の通り、市内中心部の公立幼稚園5校は、最終的に1校に統合されることになる予定ですが、その場所は未定です。

 市内中心部には、公立の出石のように、幼保一元化の流れの中で、新しい取り組みをするところもあれば、私立内山下幼稚園のように、新時代に向け、動き出すところもあり、私立、公立、幼稚園、保育園、幼稚園・保育園一元施設等、少子化時代に、ある意味で、生き残りをかけた戦いをしていくことになります。

 あくまで、子どもにとって、なにが良いかということなのですが、実際は、保護者の都合で決めざるをえません。それは、我が家とて同じことです。悲しいかな、仕事や収入、家族構成等々を勘案して、一般的には、保護者の選択肢は、そうそう多いわけではないと思います。


 深夜に帰宅し、いかに我が子が、今日一日おかしかったか、妻から、報告を受けるような日が続いています。1歳4ヶ月の我が子は、まるで半魚人のように、ペタペタ歩いておりますが、最近、食べ物に対する卑しさが増し、こどもの森で、何か食べている人がいれば、誰彼とおかまいなしに、ねだっているようです。(誰に似たのか?)

 昨日は、煎餅を食べている学生の前に、物欲しげに煎餅を見つめながら立ち続け、あまりに動かないので、気がつけば、春の陽気の中、目を開けながら寝ていたという、怪奇事件を起こしたようです。トホホ・・・。

 親として、なにが残せるか、次の世代になにが残せるか、そのためにも、変えていかないといけないことが多いです。特に、学校がどうあるかは、本当に重要な問題です。


 一方、出石小学校では、再来週には、閉校式が、旧内山下小学校の空き教室には、岡山市の「協働のまちづくり条例」にそって、2つの作業所が、4月1日より入居します。
 こういった小学校の跡地の問題も、そぞろ出てくることでしょう。

==================================

2002年3月15日(金)【2月定例会閉会す】
==================================
 本日2月定例会が閉会しました。本県の中期計画である「夢づくりプラン」も、近々に発表されると思いますが、煮えきっていないままの発車と言えそうです。
 事実上、議会の方は、まるまる1ヶ月動きが止ります。その分、地域の活動や学校行事などが、頻繁に行われ、かえって忙しくなります。
 春の行事等、是非お知らせ下さいませ。

 本日は、これより、真庭郡落合町に、深夜に取って返して、バスで、広島のいわゆる「朝起き会」の大会に、帰岡は、明日午前中未明です。

  ところで、予算がついたにもかかわらず、表町地下駐車場の縮小問題の地元説明会を行います。第2回目は、3月26日(火)午後6時から。シンフォニービル内の会議室で開催されますが、ご出席ご希望の方は、ご一報下さい。

 県としては、非常に誠意のある(但し時期がピンと外れ)地元説明会ですが、同様の会は、出石町再開発でもやってもらわないといけません。
==================================

2002年3月16日(土)【徳与寺十三参り】
==================================
 本日は、午前1時にバスで岡山を出発して、午前11時頃、新幹線で、広島から帰岡。さすがに体力的に辛いものがあります。眠い・・・。

 それにしても、広島駅前は行くたびに変わっていくような感じがします。横浜を彷彿させるようなお洒落な雰囲気も出てきて、百万都市の風格というものがあります。公共交通機関のデザインがイマイチかな(グリーンムーバー除く)と思いますが、このお洒落さというのは、都市に欠かせない要素です。
 さて、政令指定都市を目指すかもしれない岡山はどうでしょう?


 さて、十三参りをご存知ですか?と、書き続けて3年目。今年も、十三参りの季節が近づいてきました。

 数えで13歳は、子どもから大人の仲間入りする節目になる年齢で、肉体的にも精神的にも大切な年です。そこで、虚空蔵菩薩にお参りをして、知恵と幸福を授かる十三参り(別名「智恵貰」「智恵詣」)という行事が、行われていました。現在も、数百年に渡り京都嵐山法輪寺や大阪で、近隣では津山と、各地で行われています。
 また、「本身祝い」といい、女子は初めて大人の着物を作ってもらい、肩上げをして十三参りする習慣が、続いています。

 一昨年より、青少年の情操教育と健全育成、なにより新しいお祭りを通したまちづくりという観点から、徳吉町(1−2−33)の徳与寺で、この十三参りが、始まりました。

 ご存知の方は、少ないと思いますが、徳与寺は、元岡山藩主宇喜多直家の正室お鮮様のお墓があり、淡嶋様もおまつりしています。位置的には、朝日高と東山バッティングセンターの中間(三勲小学校の東)です。

 私は、小学校の時、この寺のある丘を越えて、塾に通っていましたが、お墓はあるし、うら寂しくて、子供心に、なにか妙に恐かったという印象がありましたが、少しく忘れられていたその無住寺が、十三参りで、蘇っています。

 のぼりから作っていった一昨年から、「智恵もち」という菓子も登場し、風情のある祭りになりました。まだやや地味ですが、有志の奉賛会(岡崎彬会長)の手で新しいお祭りが生まれようとしています。
 市民の手で少しずつ大きく育てていきたい手作りの祭りです。
 「それを作れば彼らはやってくる」・・・・テンプル・オブ・ドリームス

 今年は、4月7日(毎年4月第一日曜日です。)の午前9時から午後4時(随時)に行われます。新小学6年生の男女が対象になりますが、御関係に新小学6年生のお子様がいらっしゃいましたら、是非御参拝をお勧め下さい。ちょっと智恵が貰えます!
 また、かえって、外国の方や小学6年生未満の児童のご参拝もお勧め致します。喜ばれることとお思います。

             十三参り徳与寺奉賛会 副会長 佐藤 真治

==================================

2002年3月16日(日)【吉備の中山】【怒りの落書き行為】
==================================
【吉備の中山】

 本日は、早朝より深柢消防分団の操法訓練に引き続き、北方面隊の操法訓練大会で挨拶。地域のグラウンドゴルフ大会の挨拶のあと、故あって、吉備の中山に上がり、急勾配の石段を登って「御陵」付近で迷子になりました。結果的に良い運動になりました。

 実にお恥ずかしい話ですが、吉備の中山あるいは神道山のてっぺんに、宮内庁所管の御陵があるというのを明確に認識するのに、37年かかりました。遠足でも行く機会がありませんでした。
 基本的には、県管理のいわば自然公園なのですが、ハイキングコースにはぴったりで、願わくば、操山の里山センター(市施設)のような整備があればという、地元の声もなるほどです。

 ちょっとした森の中、ずらり並んだ地蔵さんを見ながら、まだまだ岡山のことがよくわかっていない自分に恥じ入りました。中山には、何度かお邪魔することになりそうです。
==================================
【卒業式に思う】

 午後からは、新宗連の記念集会から、ある専門学院の卒業式に。かなり高度な技術の国家資格を得られているのですが、未だ就職活動中であったり、さらに進学する生徒が半数を占めます。

 構造的に過多になりつつあるという側面もないではないですが、社会情勢、景気状況の悪さが、直撃しているような感じで、なにか申し訳ないような気持ちになります。
 来賓挨拶では、さらに、なにかもうひとつ大好きなことを見つけ、それと結ぶことで、プロとして勝ち抜いて欲しいという趣旨のことを申し上げたのですが、今まで通りのことをやっていたのでは、勝負にならない場面も出てくるのは、いずこの業界も同じです。

 小学生の卒業式でも、おそらく願って努力すれば全て適うような挨拶は、本心からは、もう誰もできないのではないでしょうか。それでも、夢を描け、必ず適う、と言い続けないといけませんが。
==================================
【怒りの落書き行為】

 我が平和長北部町内会における落書き行為が、いよいよ目に余るものになってきました。向こう三軒両隣り、落書きの被害に遭っていると言っても、過言ではありません。
  とても、商工労働警察委員会の事務所のある周辺とは思えず、県議会議員の存在意義が、多いに疑われるところです。良い面の皮です、ほんとに。
 何でこんなことがまかり通る世の中になったのでしょう?


 落書き行為については、私も議会で取り上げ、昨年12月に議会を通った環境3条例のうち、全国初という、特に落書き行為について触れた「岡山県快適な環境の確保に関する条例」が、いよいよ4月1日施行になります。

 このうち、第2章 「快適な環境の確保の促進」のうち、第1節が、「落書きに対する措置」で、(落書きの禁止)は、第7条に、「何人も、落書きを行ってはならない。」と規定されています。そして、第28条で、「第7条の規定に違反した者は、5万円以下の罰金に処する。」としています。

 実は、落書き行為は、通常は刑法で言う「器物損壊罪」に該当し、取り締りますが、今回の条例は、それに該当しない軽微な落書きについても、取り締まるものです。その意味では、画期的、運用次第ではかなり効果的な条例になります。


 もっとも、原状回復については、第8条には、(公共の場所の管理者の義務)として、「公共の場所の管理者は、落書きの防止に関する啓発並びにその管理する塀、建物等に落書きが行われた場合の当該落書きの原因者の調査及び当該落書きの消去に努めなければならない。」と規定され、第9条には、(消去命令)として、「知事は、県が管理する施設に落書きが行われた場合であって当該落書きの原因者が判明したときは、当該原因者に対して当該落書きの消去を命ずることができる。」としています。

 条文を読まれれば、「県が管理する公共施設」の落書きで、「原因者」が判明した時は、消去(原状回復?)を命ずることができる(行政罰)だというのが、おわかりになるでしょう。
 逆に解釈すれば、民間所有施設に対する落書き行為については、やはり原状回復までは無理ということで、損害賠償請求ということになります。


 実は、この条例、気になるのは警察との連携です。すなわち、この条例は、知事部局の側のもので、落書きを見つけました、警察に届けました、さぁ、警察は、捜査します、ということになるのかは、明確ではありません。法的には、当然そうすべきですが、運用がどのようになされるか。

 願わくば、公共施設に落書きした人間に、公衆の面前で、落書きを消去させるという事例を見せしめ的に早く作ることができれば、効果的です。ただ、実際は、「消去を命ずる」だけですから、原因者本人が消去するかはわかりません。誰が、どうさせるのかも、かなり不明です。

 また、本来は、「落書き110番」のような専用の窓口があって、なんらかの対処がなされないと、実際これを全部受けるとしたら、警察も困るでしょう。

 いずれにせよ、この条例は、「落書きとはなんぞや?」からして、非常に不備だと私は思います。このあたりの運用については、次回常任委員会で、伺うことになぜか、既になっています。
 鳴り物入りで登場する条例ですから、実効あるものにしないといけません。

 また、思い切り落書きができる場所を作る(芸術?)という御提案も頂きましたが、こっそりする落書きの醍醐味(?)とどう折り合いをつけるか?良い智恵はないでしょうか?


  ともあれ、今ある落書きをどうするかです。どうしようかなぁ。とりあえず、町内会の清掃のように、もはや町内会で消すしかないのかな、と思います。捕まえることができれば、一番良いのですが・・・。結論から言えば、今のところ、自衛、自警策を講じるしかありません。
  しかし、なぜ、他人の家の壁にラッカースプレーのようなものが、吹きかけられるのでしょうか、その神経がわかりません。品性下劣の典型です。
==================================

2002年3月18日(月)
         【岡山中央南小学校の第1卒業式 Believe】
==================================
 役所やいろんな方との電話のやりとりで、一日が過ぎようとしていますが、本日は、午前中に、内山下と深柢が統合した岡山中央南小学校の第1回目の卒業式がありました。小学校の「機関車」になろうと頑張った子ども達。昨年よりも、卒業生と、なによりも来賓が増えて、感動の卒業式でした。

 どんなに時代が変わっても、夢を描いて欲しい、必ず適うから、と、子ども達に言える、そういう生き様を我々がしないといけません。BGMで流れたには、「Believe」。いつから大人になったのか、わかりませんが、少なくとも、「明日が信じられない」というのは、大人の要件ではありません。
 「明日は明日の太陽が、ピッカピカやねん!」

 友紀は、どう育つかな?まぁ、私が育ったのですから、育つのでしょう。それにしても、親は、たいへんだったんだなぁ・・・。よくやってきたものだなぁ・・。
==================================
【やはり落書き撲滅を】

 と、怒りが心頭なのは、実は最近、往来が非常に多い、ある飲食店の壁に、大きく下劣な男性器の落書きがされたからです。経営者の方をよく存じ上げているだけに、これはもう我慢できません。情けないやら、悔しいやら、もう絶対に許せません。
 今までも許せなかったのですが、今回のあまりにも無茶な落書きに、正式に、ぶち切れました。と、いうことなのです。


 本日は、県警と条例製造元の環境政策課とやりとり。啓蒙活も、良いが、要するに、今あるものをどうするのか、今後いかに完全に撲滅させるか、いずれにせよ、街中から、あらゆる落書きがなくなることが、条例の目的であり、それ以外に勝利はない、それが、「夢づくりプラン」の趣旨にも沿うのではないか、とかなりムキになりました。

 マスコミで宣伝すれば良いというものではありません。パンフを撒いて、落書きが消えるんか??今回の予算では、セミナー開催や推進員の指定(全県250人)もあるようですが、今ある落書きをどうするのか?????

 そして、4月1日条例施行日に、必ず、一人は、見せしめに、「血祭り」に上げて欲しい、さらに、中心部を落書き撲滅重点地区に指定してほしいという、某議員のような要望。条例施行の4月1日に、即検挙者が出ないと意味がありません。

 また、落書き撲滅のために、市民、県民が、行政、警察といかに連携するかの仕組みを作らないといけませんが、その相談も開始しました。
 岡山ガーディアンズの素晴らしい活動がありますが、地域住民も負けないように、自衛、自警せねばなりません。

 ついては、まずは、落書き調査隊を結成し、写真に収めて回ることから始めようと思います。私も消さないといけません。
 それにしても、皆様の地域では、結局どうされていますか、落書きを。公園のような公共施設でないと、費用負担などどうですか?誰が売ってるんでしょうか、彼らのスプレー缶は?本当に腹が立つなぁ!!
==================================

2002年3月19日(火)【県議会議員の役割について】
==================================
【県議会議員の役割について】

 落書きの件以来、頭がヒートアップしております。こういう時は、目が、らんらんとして妙に冴えるので、自分でも恐くなる膨大な量をお許し下さい。

 ・ 瀬戸際の岡山情報ハイウエイ
 ・ 海外直結戦略について
 ・ 政令指定都市の議論について
 ・ 県議会議員の役割

==================================
【IPv6】

 昨日、IT秘密勉強会「第3回マスカット・バレーを考える会」を行い、3回目にしてなるほどなぁ、と光が射してきた感があります。最初は、どうなるかと思いましたが、かなり良い方向です。
 もっとも、毎回メンバーが定着せず、結果として、一般受けしないかなり難しい会になってしまいましたが(30→20→10人)、個々の方の目的は様々ですから、それで良いのです。

 それでも、誠に地味に、第1回「岡山情報ハイウエイ」、第2回「岡山市情報水道構想」ときて、この第3回目で、通信・放送機構岡山IPv6システム検証評価センターの研究員の方から「IPv6システム」について伺ったわけですが、大法螺構想「マスカット・バレー」は、本当にできるのではないか、と久々に愉快な気持ちになりました。

 少なくとも、岡山情報ハイウエイには、確かな可能性があると思えたのは収穫でした。いつも申し上げることですが、岡山の優位性が、気候温暖で、交通の結節点である、というのは、私は、好きではありません。それよりも、大きいのは、情報ハイウエイがあることです。

 詳細(根拠の大論文)は、6月議会定例会一般質問「マスカット・バレー構想」に委ねますが、端的に言えば、会の成果として、こういう提言ができそうです。

 @岡山情報ハイウエイをIPv6システム対応にせよ。
 A公募により工場(ex水島コンビナート)へ光ファイバーを引く
  制度を設けよ。
 B県立大学等で、IPv6システム技術者等を要請せよ。
 Cリサーチパーク内に、第2テレポート岡山を整備せよ。
 D東京(大手町)ではなく、外国(exソウル)とも連携せよ。

 この提言の意味合いが、即座に理解できる方は、まさに「業界」の方だと思いますが、このことで、岡山情報ハイウエイの先駆性は維持でき、企業・人材誘致、産業振興等次の段階に移りますが、そうでなければ、岡山情報ハイウエイは腐ってしまう、という、まさに瀬戸際と思われます。

 私は、典型的な文系人間で、技術のことはさっぱりわからないですが、議員としてすべきことは、制度や大枠の整備です。カタカナばかりで、頭が痛いですが、知ったかぶって、堂々と提言します。
 岡山県が、ITの分野で、行政として「日本初」をどんどん連発させること、そこに生き残る道があります。

※IPversion6(IPv6):
 インターネットにおけるIPアドレス枯渇問題、経路増大問題などのインターネットプロトコルに起因する各種の問題に対応するための次世代インターネット技術。
 通信・放送機構(TAO)は、国際的に通用する次世代のインターネット技術に適応できる広域実験ネットワークとして、列島縦断型ギガビットネットワーク(JGN:Japan Gigabit Network)のIP version 6(IPv6)への対応を実施。
 現時点でのIPv6対応のルータ装置についてのシステム間の相互接続検証を実施するために「岡山IPv6システム評価検証センター」が設置されている。
==================================
【海外直結戦略】

 本日は、特に、会場である国際交流センターや、NGOを今議会の一般質問に取り上げたため、岡山県主催の国際交流フォーラム「ローカルトゥローカル」に、途中から出席させて頂きました。

 リージョナルNGOということになれば、他県のNGOの事例を伺うと、かえって、その事例がどうというよりも、岡山のAMDAやユネスコ、AEAなどの動きや、トピアの会や南北ネットワーク、宗教NGOのネットワークなど、全国的にもかなり進んでいるのではないかと思いました。


 ただ、私が、感心したのは、仮にA県としますが、A県の「海外直結戦略とグローバル・ヴィレッジ構想」の紹介でした。A県は、「交流・連帯・創造」を国際交流のみならず政策理念に掲げ、「情報」と「国際化」をバックボーンに、積極的に、「海外直結戦略」を展開しています。

 実は、A県や岡山県、他に3県は、県内総生産(GDP)が似通っていて、南米チリに匹敵します。ちなみに、チリは、国際的には、42位ということで、一人当たりのGDPになおすと、岡山県やA県は、デンマーク(世界5位)に匹敵します(なお、日本が世界2位ですから、日本では平均以下)。
 岡山県とチリが一緒だからどうなんだ、と言われて、どうなんだ?

 このことをもって、人材育成のために海外駐在員11ヶ国11人、外務省派遣6人、知事自ら4年間に24回海外出張して、グローバル・ヴィレッジ(地球村)を目指すということですが、やはり、協定や覚書きとなると、事前調査とフォローアップは、かなり大変だそうです。

 東京都石原都知事が、海外駐在員を廃止したわけですから、かなり、個性的な施策と言えそうです。
 その成果は、というと、花づくりや音楽の交流、食料確保の約束等、私が、A県の議員だったらどうだろうか、と思わず、考えてしまいました。ただ、同県の国際情報拠点施設は、かなりのもののようです。


 もっとも、岡山県の「夢づくりプラン」の中にも「海外直結戦略の展開」という言葉は出てきますが、大人しい範囲の記述しかありません。A県は、山に囲まれ海がありませんが、我が県は国際航路もあり、精神風土も違うでしょうから、一概に比較できません。
 多分に首長の意向があるとすれば、知事交替後の県政に速やかに引き継ぎされるかもわかりません

 ただ、とりわけ、「情報」や「文化」で、ヨーロッパ諸国の街と直接交流を持つA県の評価は、今日すぐすべきものでも、できるものでもありません。
 財政状況厳しき折りに、バブル時のようなはしゃぎかたと批判されているのか、将来を見越した素晴らしい取り組みと県民に受け入れられているのか、定かではありませんが、我が県と規模の近しいA県の動きに注目したいところです。
==================================
【引き続き政令指定都市について】

 実は、来年度の統一地方選挙において、県議会議員の選挙よりも、市長選挙と市議会議員選挙が先に行われることの理由の中に、県議会議員に対する「思い」があるというのを複数の市議の先生から伺いました。
 また、岡山市が政令指定都市を目指す中で、県とのある種の「上下関係」に対する「思い」もあるという雰囲気を感じます。
 個人的には、全く上下関係があるとは思いませんが。

 ともかく、おそらくここから出てくる議論の中には、感情的なこともかなり出てくるのだと思います。極論からいえば、岡山市選出の県議会議員とて、岡山市の政令指定都市化について、言及するな、という意見もあるのでしょう。
 岡山県から離れようとしているのに、その「上級官庁(?)」側から、なにか言うこと自体「なめている」と感じられる方がおられることも、十分理解致しました。

 ましてや、石井知事から、「動向を見守る」と県の立場をご答弁を頂いた以上、県議会議員としては、この件につき、言及すべきでない、という判断に達しました。よって、しばらく私自身も、推移を見守りたいと思います。

 このことは、決して、その方向に否定的であるというわけではなく、ましてや、傍観者ではなく、むしろ、肯定的であるからこそ、一歩も二歩も下がります、ということです。
==================================
【県議会議員の役割】

 こういった議論の中で、県議会議員は、本来なにをすべきなのかということですが、地方分権、地方主権の時代に、国から権限・財源を奪ってくることではないか。すなわち、国は、国防と外交のみに特化し、それ以外は、総べて地方に譲れという議論、要望をどんどんするべきだ、という、ご意見に、私は、賛成です。


 昨今の政治状況のなにが根本的な問題なのか。要するに、国会議員が、あるいは、その秘書が、地方のことに、口が出せる(かまう)という仕組みです。国のこと、すなわち、国防と外交に国会議員には、専念して頂きたい。あるいは、専念して頂ける構造改革が必要です。
 地方のことは、地方がやれば良いのです。そのための地方議員ではないですか。

 となると、特定の個人だけではなく、この仕組み自体が悪いのです。現状でやれというのが、土台無理な話なのです。このままでは無理だから、構造改革でしょう??個人の責任のみに帰しても、根本的に解決しません。仕組みが変わらないと。

 いちいち、なにもかも地方から東京に持ってあげるから、あるいは、持ってあげられるから、ややこしくなるのです。膨大なロスが生まれるのです。本当に国でないとできないことが、どれだけあるでしょうか?今や、JRやNTTも分割民営です。警察は、もともと県警です。本当に困ることは、なんでしょうか?
 どんどん、国は、地方に譲るべきです。できないはずはないのです。やらない、やらせない、だけです。

 そのためにも、手始めに、一番無駄が多い、中間組織である都道府県の徹底的な見直しが必要です。まずは、国の多くの業務を県の段階まで持ってくることを要望し、それを市町村合併になった市まで降ろしたら、都道府県自体は消滅する。市間の調整は、道政府でも州政府でも、行うことができます。


 ゆえに、県議会議員は、自滅を覚悟しながら、国に対して、地方に「よこせ」と要望を続けるのが役目です。市が県の手から離れて、政令指定都市になるように、県が、国から独立するぐらいの思いを持って。
 その声が、全国で起きれば、国は、政治は、変わります。

 だからこそ、県は、県議会議員は、巣の中の鳥のように母鳥からの餌を待つのではなく、この国の状況に対して、やはり、地方から向かって行かなくてはいけないのです。

 そうする限りにおいてのみ、県議会議員が意味を帯びてくるのではないか、と思います(一般質問などは、当然の前提ですが)。このままでは、無用の長物どころか、存在自体が、政治改革の足かせになるかもしれません。


 国は、永田町は、何をやっているんだ、と言うのならば、その次に、ならば、俺達に、地方にやらせろ、と言ったって良いのですから。任せられないなら、任すことはないのです。そのぐらい、怒って良い状況ではないでしょうか。
 多分、こういう議論が、今、一番必要なのだと思います。激動期です。


 ところで、時々、今もし死んだら、こんな文章がいっぱい残って、結構かわいそうな人生だったなぁ、と思います。
 こんなのは、30年後には、笑って読みたいものです。
==================================

2002年3月20日(水)【審議会】
==================================
 本日は、ある審議会に、学識経験者ということで出席させて頂きました。多くの審議会がそうであるように、この審議会も、昭和44年制定の法律に基づいた条例により設置されています。

 法律は、「都道府県知事の諮問に応じて」「に関する重要事項を調査審議し及びこれらに関し必要と認められる事項を関係行政機関に建議することを任務とする審議会その他の合議制の機関を置く」とします。

 答申に対して、市民の意見を聞いたとして、行政は法的でなく、心情的な根拠を持って、施策を推進しますから、この審議会や委員会の意見というのは、極めて重要なのです。
 しかし、非公開のものが多いことや、メンバーの選定そのものに、公平性を欠く場合も、ないではなく、超多忙の中、出席されるそうそうたる委員の皆様には、誠に申し訳ないのですが、多少疑問を感じています。

 もっとも、過去に審議会や委員会に出席された多くの方から、行政の筋書き通りに円滑に進めることが暗黙の了解事項で、発言も制約される雰囲気がある、ということは、度々指摘されています。逆に、行政にとって不都合な方は、端から、あるいは、二度と、委員に選ばれないでしょう。

 そして、多くの市民・県民の代表の方とともに、我々議員も、学識経験者として、あて職として審議に参加するわけです。さすれば、委員として知事は、議員にも諮問し、議員がメンバーに含まれる審議会が答申を行うわけですから、議員は、答申を受けた行政の施策につき、結果として、お手盛りで、チェックすることになります。

 個人的には、これは、審議会で黙るにせよ、発言するせよ、議会制民主主義に相反する悪しき慣習ではないかと思います。馴れ合いと指摘されても仕方ない部分で、変えていく必要があります。

 今日は、たまたま45分で終わりましたが、委員報酬・旅費が、約1万円。この多寡は、一概には言えず、人によっては、大損失かもしれませんが、出ている私自身も、ちょっと割り切られないものを感じています。
 議員ではない委員で、過去に返された方もおられるそうですが、すみません、最近、出費がかさんでいるので。これでおかしくなるのです。

 なお、このあて職は、自民党に限ったものではありません。

 審議会や委員会の全てが議論を尽くされていないわけではなく、委嘱を受け、熱心に取り組まれていた方を幾人も存じ上げております。また、結果として、NPO、NGO、福祉関係のものなどは特に、かなり良い答申や提言が出ています。
 審議会や委員会の全てがいけないというわけではありません。また、後段については、委員の方の旅費がどうというわけではなく、あくまで、審議会のメンバーになるべきではないと私が考える議員の側を問題にしています。
==================================

2002年3月21日(祝・木)【「落書き調査隊」隊員急募】
==================================
 「落書き調査隊」が結成されることになりました。
 地元調整も残っていますが、条例施行1週間前のこの時期がベストと判断し、一挙に進んでいます。

 明後日のことで、誠に急ではございますが、趣旨に賛同頂ける協力隊員を募集させて頂きます。基本的には、聞き取り調査、写真撮影のご協力、条例啓蒙ビラの配布等が主な任務です。
 参加ご希望の方は、とりあえず返信にてご一報くださいませ。


             「落書き調査隊」

(企画趣旨)

 社会情勢を反映してか、近年、県内における落書きは目に余るものがあります。常軌を逸脱した落書きは、反社会行為であり、まさに犯罪行為です。
 匿名かつ故意に、しかも善良なる市民を嘲笑うかのように行われるこうした卑劣な行為が、我々の愛する街にはびこることは、景観もさることながら、公徳心や思いやりの精紳まで虫食むことになり、結果として、街の治安、街の魅力を著しく損うことになります。

 こうした落書き行為に対して、おりしも、岡山県では、昨年12月に環境3条例が制定され、全国初という、特に落書き行為について禁止した「岡山県快適な環境の確保に関する条例」が、いよいよ4月1日施行になります。
 この条例は、軽微な落書きについても、取り締まりの対象とし、また罰則規定も設けており、運用次第では、かなり効果的なものになると思われます。

 我々は、この条例の施行に当たり、この条例の趣旨の啓蒙と、さらには、将来的に落書きの一掃を図るために、地域、ボランティア団体、行政、警察が一体となって、活動することが重要だと考えますが、その「前段階」として、実際にどれだけの落書きが、どういう形ではびこっているのか、実態の調査をする必要があると認識し、この度、「落書き調査隊」を結成致しました。

 今回は、非常に限られたエリアですが、落書きをデジタルカメラで撮影するとともに、聞き取り調査(いつ落書きされたか、警察への通報の有無、消去予定の有無等々)も行い、岡山市内中心部の落書きの分布や傾向のデータを収集し、次回の具体的アクションのための基礎資料を作成したいと考えています。(今回は、消去活動までは行いません。)

 つきましては、落書き禁止条例の啓蒙をする意味でも、我々の調査活動に、ご理解とご協力を頂けますれば、幸甚でございます。お時間のご都合が許せば、是非、隊員としてご参加頂き、落書きの実態をご体感下さいますよう、心よりお願い申し上げます。

 この度は、企画から実施までが、非常に短期であったため、急なご案内になりましたことを心よりお詫び申し上げます。


            記

日時    3月23日(土) 午後2時から午後5時

集合場所 西川緑道公園内の平和の像(花時計)付近

今回の調査経路
  平和町→磨屋町→表町1丁目(西川筋から表町商店街裏筋)(予定)

調査員  平和町北部町内会、青年団所属の有志、ならびに、
       岡山ガーディアンズの約10名
==================================

2002年3月22日(金)【中国人支援NPO】
==================================
 本日は、午前中県庁経巡り。実は、ここのところ周辺で立て続けに3つ、NPOの設立についての話があります。
 ジャンルは実に様々ですが、本日は、主に中国人の留学生を支援するNPOの設立について、関係各課に、相談に伺いました。

 この春には、県内の中国人が4000人になると言われていますが、正直ピンときません。なかなか直接に声を聞く機会がないのですが、留学のみならず、特に、いわば就労についても、必ずしも大陸でイメージした日本と一致しない日本の姿が、この岡山にはあるようです。

 結果として、反日、反岡山の思いで、帰国される方が非常に多いと言います。時には、あるいは人権問題とも言える事案もあると思われ、訪中する日本人に対しての支援はもとより、訪日、来岡する中国人への支援が必要な状況と思われます。
  このことは、同時に、悲しいかな治安の問題の側面もあります。

 いずれにせよ、大切なのは共存共栄。不況下の日本の中で、夢を描いて訪日した中国の若者に対して、岡山がどれだけ優しい街であるか。
 岡山県人が直接関わることができる外交問題であり、同時に、未来の都市作りの話です。

 ともあれ、今回のNPOができれば、全国的にも、かなり画期的なものになるでしょう。行政との連携を含め、新しい取り組みです。



 さて、明日(正確には今日)は、いよいよ「落書き調査隊」です。
 警察からの全面協力も頂き、とりあえず、動いてみます!


日時    3月23日(土) 午後2時から午後5時
集合場所 西川緑道公園内の平和の像(花時計)付近
今回の調査経路
     平和町→磨屋町→中山下→表町1丁目(西川筋から表町商店
       街裏筋)(予定)
調査員  平和町北部町内会、青年団所属の有志、ならびに、
       岡山ガーディアンズの約10名
==================================

2002年3月23日(土)【「落書き調査隊」調査す の巻】
==================================
 本日、「落書き調査隊」の落書き調査を行いました。マスコミは、新聞・TVほぼ全社来ていたので、かなりの報道はあろうかと思います。午後6時30分現在、某TV局でかなり大きく扱われました。私も、映っちった(誰が、議員と思うでしょう?)。平和町北部町内会が有名になってしまいました。

 「こころ」の読者の皆様には、先週日曜日のその808【怒りの落書き行為】から、1週間で、一挙に動きが、マスコミ報道になる過程をご覧頂けるわけですが、それだけ、要するに、この問題が深刻であるということです。


 本日は、地域防犯協議会長はじめ地域の方も多くご参加頂き、結局総勢15人。さらに、交番勤務の警察官の方や、なにより、TVカメラがついての大集団で、通り過ぎる方が、何事かというほどの賑やかな道中でした。

 青年ボランティア団体の方にチェックをお願いし、約2時間半ですが、歩き続けて撮られた写真は、約260枚。まさに足で稼いだ資料です。
 昨日された落書き、誠に下卑た落書き、落書きする側からの主張の落書き、どうやって書いたんなら、という場所への落書き等々、地域の方と直接に接しながらの調査で、我々にとっても怒り増幅、警察の方にも、かなり刺激的な調査になりました。


 なにより、岡山ガーディアンズの方の真摯な動き!今回の企画も、岡山ガーディアンズの実績と信頼に乗っかってのものであり、本当に頭の下がる思いです。岡山ガーディアンズ、素晴らしい!!

 今回はあくまで調査であり、落書きが消えたわけではありません。実は、全ては、これからであり、まさに端緒に過ぎなかったわけですが、地域がかなり動いたのは事実です。
 これからさらに、地域と岡山ガーディアンズの連携の推進に努めます。ともかく、地域が守る、地域が防ぐ、地域が消す、断固として戦う。ここからスタートです。こうして動くことで、大きな自身と決意を得ました。


 今回の調査をもとに、報告を含めて、連絡協議会の立ち上げに動きます。ご協力頂いた皆様に、心から感謝申し上げるとともに、ここからさらに、改めてどうかよろしくお願い申し上げます。ここからです。

 しかし、自分で考えたのですが、「落書き調査隊」って・・・・すげー名前です。願わくば、いろんな地域で、調査隊が、出てきて欲しいものです。

==================================

2002年3月24日(日)【人工島の明日】
==================================
 共産党の議員は、水島港の玉島ハーバーアイランドを敢えて「人工島」という言い方をされますが、倉敷市・水島港玉島地区人工島という言い方が、正式のようです。

 本日、その「人工島」で、国際物流拠点港の核として、国際コンテナターミナルが、供用開始となりました。

 99年までに、−7.5mの国内貨物用岸壁2ヶ所が完成し、海外貿易用にも暫定利用が始まっていましたが、5000t級までしか接岸できませんでしたが、県内初の海外貿易専用のコンテナターミナルは、1万t級の中型コンテナ船の接岸が可能な−10m岸壁1バース(延長170m)や、コンテナ積み降ろし用ガントリークレーン2基のほか、薫蒸庫や荷捌・保管施設などの各種施設を備えています。

 さらに、2006年度までに、245haを埋め立て、国内貨物埠頭にー7.5m岸壁4ヶ所、国際コンテナターミナルにー10m岸壁2ヶ所、−12m岸壁1ヶ所を整備します。
 国との共同事業で、総事業費は、約1100億円です。


 おそらく2002年度岡山県政10大ニュースに入るほどの非常に大きな出来事ですが、要するにここからです。国際定期航路は、現在4ヶ国1地域の13航路。さらに、新規就航、輸送量の拡大が望まれています。

 と、ここまで来て、岡山空港3000m化と同じような状況であると言えなくもありません。残念ながら、岡山県物流拠点計画において、考えられる最大の失敗策である「岡山県北流通センター」ほどではないですが、まずハードありきではないか?という謗りを受ける可能性が、あります。
 ここからなのですから。


 単純に考えても、湾岸高速を走りながらUSJに行く時に、神戸や大阪の湾岸の倉庫やガントリークレーンに、皆様なにを思われますか?そのまま、湾岸を関空まで行かれたら、岡山をどう感じられるでしょうか?
 また、周辺を福山港や松山港や高松港、さらには、境港に囲まれている状況で、輸入促進する大消費地がどこにあるのか?岡山市・倉敷市地域で、それだけのハードが必要な根拠は、なにか?

 あくまで、個人的見解ですが、人工島の先行きに、非常に苦しいものを感じています。私が感じるぐらいですから、多くの方も感じているのかもしれません。


 ただ、その中で、敢えて生き残りを図るには、むしろ、下記のエコタウン構想の中で、例えば、水島コンビナートを支えてきた産業の中から、リサイクル資源を生み出すような施策に、私は、魅力を感じます。そこから、海外に向けても思わぬ展開があるかもしれません。
 物流は、物流ですが、「環境」を絡めるのです。

 特に、周辺への環境問題が比較的クリアされ易い「人工島」ですから、あるいは、当初の国際物流拠点と異なった視点からの重大な施策転換があれば、活かす道があると思います。


 マスカット・バレー構想もそうですが、批判を加えても、今さら、ある物を叩き壊すわけにもいかないのなら、大胆に、政策転換しても、活路を見出す努力をすべきだと思います。いや、そうしないといけないのです。

 ともかく、岡山空港やリサーチパーク、岡南飛行場などと同様、いかに使いこなすかを考えないといけない施設が増えてしまいました。



cf.その634より 【玉島ハーバーアイランド・エコタウン構想】

 内容は、表題の玉島ハーバーアイランド・エコタウン構想。FAZ指定されたものの、おそらく、工場の集積などが、難しいと予想される玉島ハーバーアイランドに、IT、環境産業の集積を図り、人工島を中心にした広い範囲をエコタウン構想で括り、整備していこう、という話です。
 水島コンビナートのリサイクルも絡む、スケールの大きい構想です。(ただ、直島は、どうするのか、との声あり。)


cf .その529より 【玉島ハーバーアイランド】 (その他参考 その90、139)

 続いて、玉島ハーバーアイランド(「こころ」その220およびその230参照)に。連絡橋から下を眺めると、エイが悠々と泳いでいました。

 中国地方東部の国際物流拠点港としての機能を充実するため、245haの人工島に、外内貿コンテナターミナルをはじめとした港湾施設を整備するとともに、特定重要港湾への昇格、新たな国際定期コンテナ航路の開設、企業誘致に向けた取り組みが、この玉島ハーバーアイランドで行われています。

 高梁川対岸の水島コンビナートには、当然、例えばー16m級の水島港内航路で、巨大なタンカーは、独自に入っていますから、最深ー12m岸壁が、呼び込みたいのは、3万t級の定期コンテナ貨物船です。
 この4月のFAZ指定もあり、現在20万tの輸入コンテナ貨物を平成18年度までに、47万tに引き上げる計画です。

 ちなみに、今回の水島港のFAZ指定(正確には、倉敷市が指定されたのですが。)のうち、この玉島ハーバーアイランド内の182haが、輸入貨物流通促進事業の集積を特に促進する特定集積地区に設定されました。

 この地区に、輸入貨物を取り扱う物流関係事業者や製造業者等の集積を促進し、FAZ指定を受けている(正確には岡山市)岡山空港の航空輸入貨物、及び港湾輸入貨物を一括して取り扱うことのできる加工・流通拠点としての機能向上と効率化が求められます。


 イメージとしては、国際経済交流を促進する施設として「CONVEX岡山」を真ん中に(「総合物流センター」、正確には早島町もFAZ指定を受けています。)、増設なる「岡山空港航空貨物ターミナル」と、平成14年度完成予定の玉島ハーバーアイランドの「水島港国際物流センター」という、陸海空の物流拠点が、結ばれるのです。

 これが俗に言う、岡山が物流拠点である、交通の結節点である、ということの面目躍如というところでしょう。
 しかも、岡山空港の側には、「リサーチパーク」があり、「岡山情報ハイウエイ」という先駆的なIT技術が、ITの集積が、さらに、優位性を高めるというわけです。
 これが、物流拠点、我が岡山県が描く青写真です。


 しかし、今必ずしも、玉島ハーバーアイランドの港湾関連用地の分譲が、順調というわけでも、将来バラ色というわけでもありません。第三セクター「水島港国際物流センター株式会社」の管理する水島港国際物流センターは、とりあえずできても。

 全く個人的な考えですが、よほど、これは付加価値をつけられないと、倉庫業、物流業だけでは厳しいぞ、と感じます。要するに、例えば、倉庫のバックヤードに、加工する、付加価値をつける場がないと、荷さばきプラスαが必要ではないか。そのためにも、新技術の開発も必要です。
 米原じぁあるまいし、乗り換え易くても、乗り換えるだけでは、駄目だと思います。

 玉島ハーバーアイランドは、意外に注目度は低いかもしれませんが、例えば、今秋の岡山空港3000m化の真の狙いは、定期航空貨物便の増設であるように、物流戦略は、我が県が、生き残る基本です。
 叡智を結集し、どうしても成功させないといけない事業です。
==================================
【出石小学校閉校祭】

 出石小学校が、88年の幕を閉じますが、26日の閉校式に先立ち、本日は、閉校祭が、開かれました。家族で出掛けましたが、卒業生でもないことや、なにより、地元の議員として、何もできなかったことも加わって、妙に辛いものがありました。

 昨年は、学校を開放し、出店も出て、OBが校庭に集まる催しが、弘西小学校でもありましたが、同じ趣旨の催しでも、「閉校」というイメージは、出石の方が強いというのは、将来のどこかのタイミングで、「学校そのものが消えてしまう」切なさがあるからです。

 現在生徒数は、今春の卒業生を含めて69人ということですが、この4月からは、中央北、中央南、鹿田の3小学校に分かれることになります。

 しばらくは、校舎やグラウンドの管理は、地元がしていくという形になりますが、都心のオアシスのような空間として、気持ちが、行き交うものとして、そこにあり続けることを切に祈ります。

 学校が消えることが、どれだけ地域にとって辛いことか・・・・。

 再び子育て世代が、都心に戻らないでしょうか?
 家賃補助もさることながら、中心部の駐車料金は、月極約2万5000円。誘導施策を作るには、どうしても、財源が要ります。
==================================

2002年3月25日(月)【秘書の憂鬱】
==================================
 昨今の政治状況をどう思いますか、というご質問がありました。この場合の政治とは、国政を指します。

 私は、評論家ではありませんし、例えば、地域住民として「落書き調査隊」で動いたり、県政の課題に対して一般質問や委員会質問・提言すべく、あるいは、日々のご依頼事を不器用に処理するうちに、慌ただしく日々が過ぎています。

 今の立場で、考えられることをするだけで、目一杯です。いや、むしろ、自分が、何もできないというもどかしさを通り過ぎて、どこかしら諦観もあります。
 田中前外相、鈴木議員、辻元議員・・・・・・思うところはありますが、届きません。一地方議員として、一年生議員として、本当に悔しい思いでいっぱいです。おかしいです、日本の政治は・・・。


 それでもひとつわかること。多分、今の日本の政治状況の中で、一番やりきれないような日々を送っているのが、良識ある多くの政治家の秘書ではないか、ということです。

 岡山の自民党には、「ますらお会」という地元秘書仲間の会があり、各議員のベテランの秘書が集っています。
 私は、序列的には低い立場であったのですが、ことさらのチャンスを頂いて、バッチを付けさせて頂きましたが、やはり、こういった先輩秘書方の暖かい応援がありました。

 私は、5年間でしたが、先輩方は、数々の選挙をこなす中で、戦友のような連帯感が、あるように思います。多分、秘書歴が、長くても短くても、何が一番悲しくて、何が一番嬉しいか、何を誇りに思うか、秘書のその基準は、変わりません。


 はっきりしているのは、結局は、政治が良くならないと、秘書の人生も輝かないということです。混迷する政治の最前線の現場で、一番もがいて、苦しんでいるのは、あるいは、秘書かもしれません。そして、多くの秘書は、純粋に政治に良くなって欲しいと願っているのです。
 素晴らしい政治に、関わっていると信じていることこそが、秘書のプライドです。逆に、そういう人間に支えられているからこそ、議員は、頑張れるのだと思います。


 きっぱり申し上げたいのは、私は、「秘書上がり」の議員として、全国の秘書に恥じない議員になります、ということです。
 全ての秘書のプライドのために。

 今だからこそ、国会、地方議会を問わず、全国の議員秘書にエールを送ります。


 いつか、私が、秘書を持つような時期が来るのかしら・・・・?
==================================

2002年3月26日(火)【本日の活動】
==================================
 ともかく、本日は、ふらふらした一日でした。

 本日は、岡山市の経済局を訪ねて、吉備の中山のよもやま話。そこから、協働のまちづくり課など、市役所内をふらついて、ご挨拶。私は、比較的、市役所内をうろつく怪しい県議会議員かも?なんとなく、岡山弁が飛び交う、市の職員の方が、ざっくばらんな気がします。


 午後からは、「新技術フォーラム岡山2002」で、テクノサポートへ。科学技術省の地域研究開発促進拠点事業(RSP:リージョナル・サイエンス・プロモーター・プログラム)の説明の後、ナノテクノロジーに関しての基調講演。
 講師からは、「産学官は無理でしょう、大学は、教育が忙しくて、研究する金も時間もないです。」という忌憚のないご意見。

 産業支援に関しては、様々な研究支援メニューがありますが、財政難の折り、県のそれ(事実上は、国からですが)が、細っているようです。正直、可能性試験紹介など事例発表は、拝聴をパスするほどわかっていないのですが、突き詰めれば、研究費のない大学や、中小企業を財政的にどう支援するかが、喫緊の課題です。

 それにしても、やはり、リサーチパークを訪ねて、「ITインキュベーションセンター」は、「新技術開発センター」ぐらいに広いものにしておけば良かったのではないかと思ってしまいます。化学系に強い工業技術センターの特色も、ITを通したものづくり、という括りでは、活き難い気もします。
 しかし、リサーチパークは、本当に広いです。無駄にできないですね。


 そこから、ふらふらと、岡山大学に、大学の先輩を訪ね、またまたNPO設立の課題を頂戴しました。これは、追って報告させて頂くことがあろうかと思います。


 夕刻からは、第2回目の「表町地下駐車場の県営化等に係る説明会」。最終結論は、6月議会後という照準ですが、惜しむらくは、私の指摘がある前に、こういった地元説明会が開催されていれば、なお、良かったと思います。
 ただ、県、市、道路公社の方々が、2時間にも渡り、熱心に、地元意見を聞いて下さることは、本当にありがたいことです。


 夜には、平和町北部町内会理事会。「落書き調査隊」のことも話題に。調査隊長は、抜擢され、町内会副会長に新任。私も、副会長留任で、いよいよ地元の落書き対策に本腰を入れることになります。

 なお、明日、午後5時より、磨屋町のお寿司やの壁にされた落書きを我らが、岡山ガーディアンズが、消去活動。平和町北部町内会副会長2名も、研修です。お時間のご都合がつきましたら、是非、お越しください。


 今日は、ナノテクノロジーから、ゴミ出しの問題まで、なにやら楽しい一日でした。すみません、これでは、日記です。
==================================

2002年3月27日(水)【VS落書き 警察動く】
==================================
 ここのところ落書きの話題続きで、大変に恐縮ですが、4月1日の条例施行に対し、前日31日(日)真夜中から、警察が、大掛かりな取締りに入ります。
 本日その旨伺い、そこまでやりますか!と感動致しました。「住民の期待に応えるため」という文言が、泣かせるじゃないですか!

 取締り情報の漏洩ではなく、今後犯罪行為となる落書き行為を許さないという警察の姿勢を示すもので、了解を頂き、告知させて頂きます。
 マスコミ報道もあるはずで、これで、少なくとも、4月1日に、往来で落書きをする者は、無謀なチャレンジャーと言わざるを得ません。これで捕まったら、捕まる奴は、相当・・・・。


 それにしても、「こころ」と山陽新聞をつぶさにご覧頂くと、条例施行に合わせて、落書きに対する取り組みが、まずは一部で盛り上がり、動きになっていくのが、おわかり頂けようと思います。

 ここは、遅きに失した、などと責めるのではなく、具体的な行動をされる警察に対して、我々も熱いエールを送ろうではありませんか!地元や民間が、燃えている状況の中で、警察も動かないはずはないのです。

 大切なのは、警察任せで、知らん振りを決め込まないことです。暴走族対策でもそうです。全力で協力する姿勢を示せば、お互いに燃えるのです。それが、人情というものですなぁ。こういう時こそ、評論家にならずに、主体として、応援しないといけません。


 てなわけで、今週31日、日曜日午後11時30分。天満屋アリスの広場で、下記の要領で、取締りの出発式がございます。是非、皆様、激励にお越しください。全国的にもめったにないと思います。これが、岡山県警察の心意気です。

 しかし・・・・なんか、すげーことになってしまったなぁ・・・・。個人的にも、地域住民としても、議員としても、もう全面的に応援しなくては!!




             記

 岡山県快適な環境の確保に関する条例が、平成14年4月1日施行される
のに伴い、警察としては、快適な環境の確保と条例の適正な運用を図り、住
民の期待に応えるため、次の要領により施行当日の取締強化を行うこととし
た。

1 取締り月日
  平成14年3月31日(日)午後11時30分から
2 取締場所
  岡山市表町周辺を中心とした旧市街地一帯
3 取締体制
  岡山県警察本部員7名 東警察署員13名
4 出発式
  平成14年3月31日(日)午後11時30分
  岡山市表町アリスの広場

  取締員は、出発式の終了後、2名1組に別れ落書きが予想される場所の
  警戒取締りにあたる。
==================================

2002年3月28日(木)【ストリート・ミュージシャン】
==================================
 昨日、夕刻、岡山ガーディアンズの消去活動で、真っ白になった壁に、また落書きされていないかと気になって見に行きました。春の早朝、誇らしげに、ピカピカの白い壁。とりあえず、今日は、大丈夫。

 さて、いわゆるストリート・ミュージシャンについての注意方法ということで、ご依頼があり、昨夜、彼らを観ていました。丁度、巡回中のガーディアンズのメンバーとも遭遇し、落書きとストリート・ミュージシャンの違いについて、伺いました。
 私も、なにか、落書きとは、根本的において、違うような気がするのです。

 ただの通行人だからそう感じるのか、顔が見えているからそう感じるのか。御都合主義のようですが、どこかで、彼らとは、共存共栄を模索したくなるのです。この点は、本来、軽度で、芸術的な落書きもそうなのですが。
 この基準が、実は、自分でも分からないのです。


 確かに、彼らが、営業妨害的な行為、人によれば騒音、喫煙、ゴミの投棄等をしている事実はあります。はっきり言って、地域の方には、迷惑行為です。その部分では、彼らに、十分に注意を促したい、またその方策を考えたい、と思います。
 この点、彼らは、十分に反省しないといけません。

 しかし、どういう形であれ、願わくば、彼らとの会話が欲しい、また、会話はできる、と思います。あるいは、彼らは、注意ではなく、その前にある人間の会話を待っているかもしれません。他人と話すことを拒否する人間が、往来に出ているわけがないのですから。
 ガーディアンズとの間には、あんなに会話が成立しているのです。(しかし、一方で、会話に躊躇している自分も発見し、愕然とします。)


 ところで、彼らのやりとりや歌声を聞いていると、少し、同調している自分を発見するのです。出張帰りの深夜、桃太郎大通りで、ひとつの風景になっている彼らの歌に、「ああ、やかましい」と、実は、私は、思ったことがないのです。尾崎豊の「僕が僕であるために」だったりすると、かえって癒されたり、頑張ろうと思ったりするのです、これが。
 駅にまわりには、日本全国いますから、結構そう感じているサラリーマンも、いるのかしら?

 それどころか、高校時代に、いろいろおもしろくないことがあり、夜に、人生の歌を高歌放吟しに、自転車をこいで、時には、備前まで行っていた自分を思うと、結構やるじゃねーか、と感心したりもするのです。こいつら、俺と同じ歌を歌ってら。歌いたいんだ、あの年頃はなぁ・・・。(でも、落書きしたいんだ、あの年頃はなぁ、と、ならないのですが。)
 堂々として、たいしたもんだなぁ、中には、妙にうまい奴もいたりして。時には、感心しているのです。

 例えば、友紀が、高校生になって、ストリート・ミュージシャンをしていたら、親父的には、感心して、とりあえず聞きに行き、「ちいたぁ、勉強もせーよ。」と、言って帰るかなぁ、と言うと、妻的には、人様に迷惑をかけるから、アウト。
 「悪い」と思って、歌ってるのかなぁ・・・・・・?

 要するに、なにが迷惑か、どこからか迷惑か、非常に曖昧なのかもしれません。落書き行為を捕まえて、じゃぁ、ストリート・ミュージシャンは、どうなんだよ、スケボーは、どうすんだよ、右翼の街宣車はなんなんだ、という問いがあったとしたらどう応えれば良いのでしょう?


 ストリート・ミュージシャンの、特に、高校生達の表情が、決して嫌いでない私が、目の前に腐るほどされた落書きを見る。全く違う連中だと思うのですが、多少混乱するのです。
 同時に、何か、遠くで見ている自分が、いつから大人になったのかなぁと、寂しくもあります。いつのまにか若者に何か言うべきような世代になったんか。しかも、何も言えない大人に、なっちまったのかなぁ・・・。



 いずれにせよ、落書きは、次世代からの抵抗か、攻撃か、抗議かわかりませんが、間違いなく、ストリート・ミュージシャンの歌は、時代の、自分の混迷を叫んでいます。括目、集耳しなくてはいけません。
 多分、時代がどう変わろうと、青春という時代の中では、自分の基準を探して誰もが模索するのでしょう(銀河鉄道999みたいだな・・・。)。
 それでも、何か表現したいのは、非常に理解しつつ、寛容に、かつ、厳しくその基準づくりに導いてやる(教えてやるというのは、非常におこがましいのかも?)のは、大人の、社会の役目でもあります。

  しかし、肝心の社会や大人の基準(倫理)が揺らいでいるのです。私自身も揺れている。実は、これは、国全体が揺れているということでしょう。根本は、そこです。全部、我々自身の問題が露見しているのです。そこを正さない限り、何も結局変わりません。
 「見せしめ」に、誰を責めようが、誰を罰そうが、誰が反省しようが。もとが、自分自身なのだから。


 ともかく、少なくとも、ストリート・ミュージシャンとの間に、ある種の「協定」はいるでしょう。そのためには、まず会話が必要です。私もそこから始めようと思います。
 ただ、落書きしてる連中とは、会話すらできないですね・・・。


 皆様は、どうお感じでしょう??
==================================

2002年3月29日(金)
  【落書き防止条例施行日取締りについて・・・・出発式の場所変更】
==================================
【落書き防止条例施行日取締りについて】

 その819でお伝え致しました取締りの出発式の場所が、県庁前広場に、変更になります。

 岡山県快適な環境の確保に関する条例が、平成14年4月1日施行されるのに伴い、条例の適正な運用と実効を図ることを目的として、県下各署の警察官約200名体制で、施行当日の取締りを行うこととしています。
 なお、岡山市中心部の取締りについては、次の通りです。

              記

1 取締り月日
  平成14年3月31日(日)午後11時30分から
2 取締場所
  岡山市表町周辺を中心とした旧市街地一帯
3 取締体制
  岡山県警察本部員7名 東警察署員13名
4 出発式
  平成14年3月31日(日)午後11時30分
  県庁前広場
  取締員は、出発式の終了後、2名1組に別れ落書きが予想される場所の
  警戒取締りにあたる。

==================================

【子どもの文化権】

 旧日銀跡地が、文化施設として、いよいよ具体的に整備されていくこととなりました。「考える会」の成果が活かされるとのことで、これは大歓迎です。
 さて、文化芸術に関して、一昨日になりますが、NPO法人子ども劇場全国センター主催で、「文化芸術振興基本法」学習フォーラムが、開催されました。

 文化芸術振興基本法については、昨年の12月に本会議で、また、「その749」でかなり詳しくお伝えさせて頂きましたが、今回のフォーラムを通じて、やはり、条例の必要性を痛感致しました。非常に勉強になるものでした。


 ちなみに、以下、昨年12月議会の私の質問及び知事答弁です。口語ですので、ちょっと日本語がおかしいのですが。

(質問)

 知事は,文化は県民一人一人の自主的,創造的な活動がつくり出していくものであり,行政の役割は県民の文化活動を促進するための支援や環境づくりをすることであるとされますが,これはちょっと午前中の質問と重複いたしますが,先日超党派で文化芸術振興基本法が成立いたしました。とりわけ舞台芸術分野においては,近世以降我が国で置かれてきた偏狭な概念が国家の名において是正され,その環境整備の必要性が公文書,それも法律として明記されたとして,非常に高く評価され,大きな励みとなっています。

 この文化芸術振興基本法ですが,「新世紀おかやま夢づくりプラン(仮称)」の中での位置づけを含めて,今後,この法制化を地域で具体的に実質化させていくための指針や施策をお知らせください。・・・・・・・・

(知事答弁)

 文化芸術振興基本法でありますが,法では,今後,国が示す基本方針を勘案し,各県で施策の推進を図るように定められておりますが,本県では,御案内のとおり,既に岡山県文化振興ビジョンを昨年策定をし,県芸術祭の充実など文化芸術の振興に取り組んできているところであります。

 先日,骨子案をお示しをいたしました「新世紀おかやま夢づくりプラン」におきましても,文化というものを重要な柱と位置づけておりまして,今後,このプランの具体化に当たりましては,各界各層の御意見,あるいは法の趣旨に沿ったプランにしてまいりたいと考えているところでございます。・・・・・・・・



 実は、上記質問が、本当に問うていたものは、条例の制定の有無ですが、この点は、残念ながら、積極答弁になっていません。しかし、どうしても、基本法の実質化のためには、条例が必要です。



 提案議員の言によれば、この基本法、確かに、一語一語については、煮詰まった議論がされないままに、早産気味に誕生したのは、否めません。条文も、いかにも、フランケンシュタインのような継ぎ接ぎのような箇所も散見します。

 しかし、例えば、条例の文言について、十分に精査、議論しているとは言えない地方議員が、その審議が、十分になされていないではないか、と責める資格もなく、なにより、多少不満はあっても、超党派の議員立法で、誕生したこと自体を評価すべきです。

 そして、法律は、作ったら終わりになる傾向があるという、提案議員の言がありましたが、要するに、この先、どうやってこの基本法を大きく育てるかは、まさに地方の我々自身の手にかかっていると言えそうです。

 とりわけ、第4条は、地方公共団体の施策策定、実施の責務をうたっています。ここから、市民、行政こぞって議論していかないといけません。そのは、要するに、我々の手で、条例を作るという形で、結実するものと思います。
 おそらく、条例ができる、その過程からして、その地域の文化でしょう。


 また、そのためにも、いわゆるアートコーディネーターが必要であるという指摘は、首肯できるものでした。その適性な配置と養成は、急務と言えると思います。



 さらに、2条3項では、「文化芸術の振興にあたっては、文化芸術を創造し、享受することが人々の生まれながらの権利」であるとしていますが、「子どもの文化権」という視点が、欠落しているということが指摘されました。
 確かに、私自身、我が子に対して、「本物」の文化芸術に触れさせてやりたいと切に願います。心豊か育つために。

 この点、「子どもに選挙権があれば、どうなのか?」という観点は、非常に重要だと思います。正直に書いて、例えば、乳幼児まで選挙権があり、中学生以下の子どもの選挙権は、親が代理行使するなら、日本の政治は、あっという間に変わると思います。世代間の公平な分担といっても、結局何も言えない子ども達に、ご都合で、借金を押し付けられずに済むかもしれません。子ども達の未来を託せない方々には、引導を渡すことができます。

 ただ、いずれにせよ、「子どもの権利」を言う場合には、「子どもの権利を言う親の権利」もあるでしょうが、その場合、「子どもの義務」と「子どもの権利を言う親の義務、社会の義務」も、明確にする必要があると思います。
 本来、冷静にそういう議論をすることは、避けて通られないものです。



 ところで、気になるのは、やはり、そもそも論。「そもそも文化とは何か?」です。いわんや「芸術とはなにか?」。
 文化芸術に、価値の多様性を認めることが、根本に在るとすれば、定義すること自体が自己矛盾。価値の相対性を認めるとすれば、価値という言葉自体が論理的限界。どつぼに、はまります。

 この点、生活文化という言い方がありますが、概念は不明です。また、前文でも、「文化的な伝統」が、強調されているように、当然、「和文化」は、ことさら、重視される必要もあると思います。

 しかし、おそらくこの定義は、神学論争のように、終わりも、答もないのではないでしょうか。
 「文化芸術は、人々の創造性をはぐくみ、その表現力を高めるとともに、人々の心のつながりや相互に理解し尊重し合う土壌を提供し、多様性を受け入れることができる心豊かな社会を形成するものであり、世界の平和に寄与するものである」と、前文でうたっていますが、そういうものなのでしょう。

 そうであれば、文化芸術は、決して、いわゆる文化芸術活動をする人だけが問題にするのはなく、要するに、人間というものの生き方の問題なのだ、と思います。



 いずれにせよ、基本法の成立を受けて、我々は、大きな宿題を背負い込んだことになります。私も、「子どもの文化権」を十分に盛り込んだ条例づくりを推進したいと思います。
==================================

2002年3月30日(土)【子どもまつり】
==================================
 本日は、あるデイサービスセンターの開所式にお邪魔しました。
 通常の同種の施設に比べると、デイサービスも生活支援も、定員は思い切り少ないのですが、その分、ホームヘルパーなど、「サテライト・サービス」ということで、公民館やコミュニティー・ハウスのようなネットワーク規模で、決め細やかに対応していかれるということです。

 例えば、一学区一施設といったイメージと思われますが、新しい取り組みとして注目させて頂くとともに、支援させて頂きたいと存じます。
 目的を一にしたNPO、社会福祉法人、株式会社のコーディネートというのは、ある意味では、起業家の感性が必要です。これは、本当に、やりがいがある事業かもしれません。


 午後からは、「特定非営利活動法人岡山市子どもセンター」主催の1週間のわたる「キッズフェスティバル」の一環である、「子どもまつり」(於:浦安の総合文化体育館)に、親子で行き、ちょっと疲れた親父になりました。
 最近、我が子は、結構歩きます。

 それにしても、岡山市子ども劇場のネットワークが核にあるとは言え、各作業所や高校生などの団体を含めて、民間のみで、体育館や庭を子ども達で埋めてしまうこれだけの大事業は、なかなかできるものではありません。
 うーん、「子ども劇場」畏るべし!

 まさに、子どもの視点から、参加型の数々のイベント、体験教室が、ところ狭しと並び、あちこちで、子どもの歓声が上がっています。多分、スタッフは、同世代の女性が多いと思うのですが、マンパワー(正確には、ウーマン?)というか、そのパワーには、ただただ脱帽です。逞しいなぁ!!。

 おそらく、これだけの手作りの暖かみあるイベントは、本当に子どものことを考えているぞ!という、情熱に支えられないと、いくらお金を支払っても、決してなしえないでしょう。

 下卑た話ですが、行政主導で、これをやったら、かなりの予算を組み、しっかり、マージンを支払い、課や部をあげての大騒ぎになることでしょう。しかも、終わってみたら、予算消化したものの、当初の目的達成が不明だったということになりかねません。

 こうなると、イベント行政を廃して、予算を民間に、うまく使って頂く方が良いのではないかという気がしますが、前段階として、協働を行政の方から、お願いしないと・・・・。

 明日も、引き続き、10時から15時までです。是非、 ご家族連れでどうぞ!



 夜には、岡山県南部健康づくりセンターのある研修会で、岡山県における「障害者スポーツ」についての講演を拝聴致しました。大変に勉強になり、かつ課題を頂戴致しました。

 おそらく、この点については、4月3日に、記述することになろうかと思いますが、少なくとも、2005年岡山国体の年に開催される「第5回全国障害者スポーツ大会」については、若干の不安を持っています。

 なお、身体障害者及び知的障害者のスポーツの振興を図り、障害者の社会参加を促進し、もって障害者福祉の向上に寄与することを目的に、「岡山県障害者スポーツ協会」が、平成12年4月12日(水)に設立されています。 ttp://www.pref.okayama.jp/hoken/shofuku/topics/shou_spo1.htm

 また、「障害者スポーツ大会」云々よりも、もっと広い観点からの障害者スポーツを「岡山県障害者スポーツネットワーク」という、民間団体がサポートされています。ttp://members.tripod.co.jp/niroaki/index.htm

 障害者の方のスポーツについて、ご意見等ございましたら、是非お知らせ下さい。
==================================

2002年3月31日(日)【春爛漫】
==================================
 朝から、地域のふるさと再発見ウォーク、総合的な学習の時間の導入や、学校完全週休2日制で、こうした地域の取り組みはどんどん増えていくものと思われます。地元の名所・旧跡は、案外、地元の方でも、知らないものです。


 また、表町三丁目劇場の2周年記念式典では、「お母ちゃーん!パンツ破けたよ!」「またかい?」という小噺の挨拶がついに登場。
 市長から、一人芸をするようご指示あったためですが、熊ちゃん(熊代代議士)、カトちゃん(加藤参議院議員)の漫才と、どちらがおもしろかったか・・・?。

 たくさんの市議の方々や桂文珍師匠と、くすだま割り。青年会議所を中心とする「うらじゃ」も登場し、大いに盛り上がりました。楽しいスポットになりましたが、商店街の活性化にも、さらに、うまく結びついて欲しいところです。


 所属している草野球チーム「TWINS」の応援に行くも、ちょっと体が動きそうにありません。高校の同級生達は、結構、俊敏です。


 そこから、早島の「ゆるびの舎」へ。日本芸術文化振興会地域芸術文化活性化事業の「ゆーびぃぷろじぇくと・公開ワークショップ」を拝見致しました。子ども劇場岡山センターや、大学の先輩である山陽学園の先生が、中心で、やられているものですが、これは、非常に、おもしろいです。

 「ドラマによる表現活動」ということですが、「生きるための練習に関する体験的想像活動」ということで、「表現活動」を通じて、自己発見や他者理解を体験学習するというこの活動は、是非、「総合的な学習の時間」等に、積極的に取り入れていくべきだと思います。

 バーチャルな世界に慣れてはいるものの、本当に相手の立場に立って物事を考えることが苦手になった現代人には、大切なエクササイズのように思いました。これは、様々なことの解決の糸口になるように思います。やはり、体験、体感が重要です。

 もちろん、さらに、見せるための「シアター」の発展展開していくとのことですが、こうなると、私自身、芝居をやりたくて、うずうずしてきます。私が、「劇団ひびき」に在籍させて頂いたのは、僅か数年でしたが、芝居は、辞めたくなかったのです。
 今から思うと、最高に贅沢な時間でした。また、できないかなぁ・・・。


 そこから、国際交流センターで、「岡山こども平和の声」の集まり。この会は、今や、高校生が主体的に動き始め、大人は、見守り、協力させてもらう、という形になってきました。2時間以上の真剣な議論には、ただただ感心。
 ちょっと、今日は、方向が見えてきた良い会でした。


  さて、いよいよこれから、「落書き防止条例施行日取締り」の応援です。表町商店街連盟の青年部有志の皆様も、駆けつけて下さる予定です。警察の方は、これから仕事なのですから、本当にご苦労なことです。


 それにしても、春爛漫。皆さん、本当にお元気です!



【政治とカネ】

 政治とカネのことが、かようにクローズアップされてきたのは、個人的には、非常に良いことだと思いますが、議員全体としてみれば、妙に後ろめたいような気持ちになるものです。


 今朝の「報道2001」に、某党の20歳代の衆議院議員の生活なるものが映っていました。自分に置き換えながら見ておりました。
 正直に書いて、1期生だから、若いからで、済んでいる問題もあるでしょう。政権与党の中枢にいたら、いわゆる社会的に地位の高い方とのお付き合い、あるいは、後輩の世話等、現実問題、いくらお金があっても足りないんじゃないかな、とも思います。周囲が、それを求めもするでしょう。

 決して、肯定はしませんが、冷徹な事実として、議員といっても、議員内閣制においては、新入社員と取締役社長ぐらいの違いは、否めないのかもしれません。


 はっきりしているのは、個人の責任もさることながら、構造上の問題で、仕組みを変えない限り、結局何も変わらんだろうな、ということです。
 憲法の規定する政治制度そのものから変えないと、例えば、選挙制度を変更しても、結果として、もはや小手先の改革にしかならないのかもしれません。
 偽善、不信、全てが洗い浚いになり、その後に、信用があるのなら、行くところまで、行ってしまえ!という気にもなってきます。


 市民・県民の皆様が困っているのに、平気の平左というほど、私は、図太くありません。具体的に役に立っているのかどうか、自分の価値は、自分が一番わかっているものです。
 「おめーら、議員は、ええかげにせーよ!!」と、いつ、誰から、言われるだろうと、正直ビクビクしながら、本日も、春の中、経巡りました。

 今、桜舞い散る春の風は、決して、我々議員には、暖かくはありません。

==================================