2002年2月1日(金)【道路交通法改正等】
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 本日は、商工労働警察委員会。当初予算の第一次査定額が示されました。ここから復活折衝ということですが、復活要求は、全て「夢づくりプラン」関連。すなわち、あとは、全て知事のご判断です。

 5年で、8000億円という「夢づくりプラン」の積算額の根拠がわからないという声が委員からありましたが、はっきりしているのは、石井カラーが、ここで初めて積極的に前面に出るということです。


 平成13年、警察の110番受理からのリスポンスは、6分31秒で、ついに7分を切りました。通信システムの充実もあるわけですが、ある消防局が、6分42秒。こういう事は、褒め称えましょう!

 さて、悪質運転者への罰則強化などを目的とした昨年6月に制定された道路交通法は、それ以外にも様々な改正を含んでいます。その結果、岡山県警察関係手数料徴収条例も幾つか改正されます。これらは、いずれも、本年、6月1日施行です。

 旅客運送用乗用車などの第二種免許試験の技能試験が、場内から路上に変更され、また、第二種免許の教習制度が、導入されます。つまり、より実践的になり、かつ、今までの俗に言う「一発」でなくても、教習所で、第二種免許が取れるということです。

 教習所の試験も厳しいですから、試験そのものが、簡単になるものではありませんが、私自身が、「一発」で、一種免許を取った経験からして、隣の試験官が現職警官であるという、あの余計な(?)緊張感がなくなる道ができるのは良いことかな、と思います。
 ちなみに、確か私は、ある方の地獄の教習を経て、「一発」に、3発かかりました。落ちて、締め切り堤防を帰るのは、結構、辛かった〜。


 さらに、免許試験は住所地公安委員会で受けるものでしたが、住居地以外の公安委員会で「技能検査」の合格すると、住所地の公安委員会で免許試験を受ける際に、技能試験が免除されることになりました。
 平たく言うと、住所地以外でも、「一発」が受けられるということです。

 また、更新時講習が、優良運転者、一般運転者に加えて、初回更新者、違反運転者と四種に改正されます。また、高齢者講習のうち、チャレンジテスト制度(70歳以上で、テストに合格すれば、通常の高齢者講習の免除がある)が導入されます。

 また、免許返納者に免許証を持っていたことを証明する「運転経歴証明書」が交付されます。要するに、身分証明書代わりに使えるということです。


 他に、「自動車運転代行業の業務の適正化に関する法律」が施行されます。いわゆる認可制度ができるわけですが、本来は、国土交通省のはずが、国交省と協議しながら、警察が所管するというのが、非常に特殊です。

 敢えて言えば、いわゆる「代行」に、規制がかかっていくという流れになります。さらには、待機場の確保など、いずれ、要求されるのではないかな、という気がします。
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2002年2月2日(土)【協働するNPO】
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 今回の一連の永田町のゴタゴタの中で、あるいは、一番のダメージを受けたのがNGOだと思います。様々な信頼関係が大きく崩れることにならねば良いのですが。

 個人的には、燻っていた問題の導火線になってしまった某マスコミの記事が、本当にNGOの意図するところであったのか、なんとも意図的な間接正犯(あるいは、「目的ある故意ある道具」)のような気すらします。


 その点、市民、行政と協働する岡山のNPOは、元気です。行政との非常に的確な距離感覚は、見事と言えると思います。
 ただ、市民活動の「市民」という言葉は、「国民」であるべきはないかと、トンチンカンな反応をする向きも、いまだにないないではないのですが、これだけ、「市民」が元気な街は、全国的にも、そうそうないのではないかな、大いに誇って良いのではないかな、と思います。


 さて、来週9日は、午前10時から18時まで、三丁目劇場2階ホールで、「岡山NPOふれあいサミット」(主催の特定非営利活動法人・岡山NPOセンターの法人認証記念)が、開催されます。
 NPOの基本的理解を深める第3回の啓発セミナー(県事業)も、午前10時30分から開かれますので、NPOを「んぽ」と読んでしまう方は、是非、ご参加くださいませ。


 ところで、NPOの拠点施設としての新総合福祉ボランティア会館ですが、旧国立病院跡地と決まっているものの、建て替えか、リニューアルか、最終の答が出ていません。

 そこで、当座、暫定的な県ボランティア・NPO活動支援センターが設置される方向で、ここでやっと予算が計上されています。ただ、あくまで、暫定的なもので、同予定建物は、例えば、バリアフリーの観点などからいうと、既に、問題が指摘されていますし、その運営には、いくらかの課題も残ります。
 私と致しましては、あくまで本格的なセンター施設の整備を引き続き要請してまいります。

 ちなみに、「岡山県ボランティア・NPO活動促進のための基本指針」に基づき、従来のボランティア・NPO活動促進事業を再構築し、情報提供システム、人材・組織育成事業費等々、1528万8000円が予算計上されています。

 百数十万円という額が、補助でなく、NPO法人に委託される事業もあり、このあたりは、まさに信頼関係に基づく協働の良い流れだと思います。



 さて、非常に書きにくいのですが、いわゆる勉強会の研修旅行のため4日昼から8日夜まで、国外に出ます。15人の団体旅行ですが、昨秋の上海と比べると非常に日程が緩い自費旅行ということもあり、どう報告させて頂けるか、ちょっとわかりません。
 4日正午以降は、携帯電話は、妻に預けてありますが、基本的には、直接連絡がつかなくなりますことをお許し下さい。
 ちなみに、行先は、チャイニーズ・タイペイです。
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2002年2月3日(日)【県民経済計算】
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 本日は、妻と内職のように、幾つかの会合案内やお願い文の発送作業をしています。非常に地味な一日になりそうです。

 以下、地味ついでに、濃いですが、一見地味な内容です。

 聞きなれない言葉ですが、県内における各産業の生産活動によって1年間に生み出された価値(付加価値)を生産・分配・支出の三面から捉えることにより、岡山県の経済規模や産業構造を総合的、体系的に明らかにするものが「県民経済計算」と言われるものです。

 ちなみに、「国民経済計算(SNA)」とは、一国経済全体を対象とし、国民所得統計・産業連関表・資金循環表・国民貸借対照表・国際収支表の5つの基幹的統計を関連付け、国際連合の基準により1つの体系の下に統合したものです。

 この国民経済計算は、各種の経済分析及び経済政策運営の資料として、内外を問わず広く利用されています。SNAの推計結果は、毎年閣議報告され、公表されます。ttp://www.esri.cao.go.jp/jp/sna/menu.html


 遅ればせながら、平成12年度の岡山県民経済計算早期推計結果が発表されました。飄々と数字の羅列をさせて頂きます。

 12年度の日本経済は、輸出の増加、設備投資の回復により緩やかに改善が続くかに見えましたが、夏以降、米国や中国を除くアジア諸国経済の減速の影響を受け足踏み状態に。

 我が県も、不動産業、サービス業等は、増加したものの、製造業、建設業、卸売・小売業等が減少、県内総生産は、名目1.6%(全国0.3%減)、実質0.5%(全国1.7%「増」)減少しました。
 ちなみに、平成4年以降、我が県の実質経済成長率が、全国(国内総生産)のそれを越えた年はありません。

 次に、県内総生産は、7兆485億円で、前年比1.6%減(全国は0.3%減)。
 第一次産業は、農産物価格の値下がり等から829億円で、5.0%減。
 第二次産業は、鉱業が採石の生産量の増加で、22.9%増となったものの製造業は、原材料の高騰等から、4.9%減。建設業も、公共・民間とも建設工事が減少し、6.3%減。全体で、2兆8753億円で、4.9%減。
 第三次産業は、電気・ガス・水道業が、電力需要の増加等から1.3%増。不動産賃貸業が伸び、不動産業は、1.1%増。情報サービスの堅調な伸びもあり、サービス業は、3.9%増。卸売・小売業(2.0%減)、金融・保険業(0.9%減)、運輸・通信業(0.1%減)などの減がありましたが、全体では、4兆2677億円で、0.8%の増です。


 次に、県民所得は、5兆3162億円で、1.0%減(国は、0.3%減)です。
 県民所得の7割以上をしめる雇用所得は、賃金・俸給などの増加で、0.5%増の3兆9619億円。ただ、家計の利子の減少で、財産取得は、2.8%の減、民間法人企業・個人企業とも企業所得が減少、5.8%減(1兆693億円)で、県民所得は、4年連続の減少となりました。
 ちなみに、一人当たりの県民所得は、272万5000円で、0.7%の減です。

 さらに、県内総支出は、名目7兆485億円で、1.6%減(国は、0.3%減)。実質6兆6308億円で、0.5%減(国は、1.7%減)。
 民間最終消費支出は、将来の仕事や所得に関する不安から消費が抑制されたたため、家計消費が低迷、名目4兆2204億円で、1.5%減(実質0.1%増)と低調。
 県内総資本形成は、民間企業設備投資がプラスに転じたものの住宅投資が減少。名目1兆6917億円で、4.3%減(実質0.8%減)です。
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2002年2月4日(月)【運と愛嬌】
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 なにか後ろめたいような心持ちで、お伝えしておりましたように、木曜日まで、岡山を空けます。選挙の際には、「愛読書は、『ゴーマニズム宣言』です」、などと公言していたこともあり、しっかりと、『台湾論』を再読しているところです。持ち込めたかなぁ?
 しかし、世間様もさることながら、今回は、もう、身内が非常に厳しいっす。

  あるいは案外早いのかと予想される総選挙、来春の統一地方選挙の他陣営の動きが、急です。
 ただ、私は、自民党員を積極的に集めていないため、党への貢献が非常に少ない(これは、極めてまずい!まずすぎる!)ので、公認して下さい!、と堂々と言えないものがあり、他党の候補者選定の動きに関心を持つほどの余裕が、全くないのが実態です。

 (自民党入党ご希望の方、ご一報くださいませ!年会費4000円です。2年継続で、総裁選挙の投票ができます!!家族党員割引あり。)


 そんな中、中学校の後輩の出馬断念のニュース。ずっと気になっていましたが、他党でもあり、残念なような、いろんな意味で、どこかほっとしたような、非常に複雑な気持ちです。辛かったろうなぁ、という気持ちがまさります。事情はよく分かりませんし、知りたいわけでもありません。

 ただ、「よく頑張ったなぁ。きっと今後に生きるよ。」そう労いたいものです。終わりではない、むしろ、始まりなのだから。いろいろあっても、彼女なら、きっと、いつか、「良かった」と言えるでしょう。信じています。


 逢沢代議士が、よく言われる政経塾入塾の面接試験で、松下翁は、その人の何を見ていたのか?という話。いわく、「運と愛嬌」。
 ビートたけしの成功の秘訣、いわく、「運と運を呼び込む努力」。
 なにが「運」わかりません。ものの取り様かもしれません。『無縁坂』かぁ。どうしようもない気もしますし、どうにでもなる気もします。

 ただ、はっきりしているのは、「運」の殆ど全てが、「人との出会い」に尽きるということで、その点で言えば、佐藤真治ほど、恵まれた人間は、ちょっといないんじゃないか、と思います。少なくとも、議員は、「出会い」の積み重なった「運」の下にしか成立しない仕事です。特に、私は、もうそれ以外ありません。

 佐藤真治よりも、もっと、情熱のある優秀な人間も多々いるでしょうが、今日こうして、元気におられますのも、皆様との出会いのおかげでございます。


 そんな皆様に、心から感謝申し上げますとともに、ちょっとお出掛けするのをどうかお許し下さいませ・・・・・・・ん?。(←愛嬌)

 「宿命を背負い、運命と戦い、使命に生きる!」
 ・・・今日は、迫力がありません。すみません。
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2月5日6日無し

2002年2月7日(木)【帰朝しました】
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 先ほど帰岡致しました。今年の旧正月は2月12日。年の瀬の迫る台湾から関空まで2時間。かえって、関空から岡山の方が遠い気すらします。

 かなりのメールがたまっておりますが、返信については、今しばらくお待ち下さいませ。本当にすみません。
 この度は、大変なご迷惑をお掛け致しまして、本当に申し訳ありません。


 それにしても、台湾については、改めて大特集にしたいと思います。

 バイクの多さ、交通渋滞のひどさには、辟易しましたが、おそらく、日本に一番近い国。お互いに、妙な劣等感や優越感に縛られること無く、様々な歴史を踏まえても、なお、一番相通ずるものがある、そんな感じがしました。
 これは、そこらで道を尋ねるだけでも、感じられます。

 「台湾論」の影響から、どうしても抜け出せない部分がありますが、はっきりしていること、一番強く感じたのは、真摯な生き方、一所懸命生きることを日本人は、忘れているのではないか、ということです。ムキになることを恥のように思っている。こんなはずじゃなかったのに。

 特に、士林という夜店の勢いには感動しました。原宿とアメ横と南大門市場を合体させて、さらにパワーアップさせたような市場の勢い。脚立に上がってマイクで呼び込みをする若者の姿が、目に焼き付いて離れません。

 やる奴は、どんな状況であれ、やる。やらない奴は、どんな状況であれ、やらない。要するに、それだけで、それ以上でも、以下でもない。御託を並べる暇が会ったら、やれ。ただ、自分がやるかどうか、それだけのことだ。
 士林の若者に教えられました。彼らは、今、この瞬間も叫んでいる・・・。

 男性は、20歳には徴兵にとられるわけですが、真摯な生き様には、日本人の原点を見るようでした。茶髪は驚くほど少ないですが、日本文化を無秩序、無節操には受け入れていない、若者の姿があります。
 ひどく日本人が、「子ども」に見えます。もう、理屈ではなく。


 彼らは、自己責任で生きている、ただ、どこまでも、責任を負うんじゃない、駄目となれば、すぐ辞める。しかし、責任転嫁はしない。また、屋台から始める再チャレンジを何回でも認める社会。

 ある面、コミュニティー意識は薄い。それは、歴史的背景で、政治や金融機関に対する圧倒的な不信感に基づいていて、信じられるものは、自分と家族だけ、という厳しさでもある。

 向うのいわばJETRO(国交が「無い」のだから、JETROも無い。)の方の、こんな話を聞いていて、遠く日本の姿を思いました。日本も、日本人も、こんなはずじゃないのです。


 一方、少なくとも、台湾は、産業の空洞化が日本以上に深刻です。中国大陸進出は、政治的リスクと常に裏腹です。個人的には、中国進出のリスクについて、またまた非常に考えさせられました。
 日本企業も、台湾から、インドネシアに逃げたりしています。

 いずれにせよ、これからは、こういった世界規模で考えないと、地方経済も語られないのではないかな、と思います。
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2002年2月8日(金)【高齢の方を中心市街地に】
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 私は、かねてから、街の活性化というと、10代の連中が、どっと押し寄せることだ、という発想が嫌いです。女子高校生が、「文化」を創る国など日本だけです。

 そもそも、これから出てくる人間の流行に振り回されることはないのです。明らかに、我々が行く道に、必要なものを必要な人が、造るれば良いのです。必ず、誰もが必要になるものを。

 誰もが、年を取り、死にます。自分が、年をとった時に必要なものを今、造る。おそらく、それが、我々の世代の課題とも言えるでしょう。


 お年寄りや障害のある方こそ、都市のインフラが充実した街中に住むべきだ、と私は、申し上げてきました。ただ、肝心の具体策がありませんでした。じゃぁ、どこに、どういう形で、住むんなら?

 本日、ある方のお話から、大変な課題を頂戴致しました。いわば、「岡山方式」になりうるものと、たいへんな感銘を覚えました。キーワードは、「コーポラティブ」です。びびっと来られる方がおられますでしょうか?

 いわばボランティア精神にのっとってのみ成立可能な、非常に手間暇がかかるものですが、実現すれば、中心市街地の活性化、ひいては、商店街の活性化にもつながる妙案です。

 非常に抽象的な表現で恐縮ですが、「中心市街地活性化にもなる高齢者用住居のあり方」について、研究します。
 御関心のあられる方は、是非、ご一報下さい。
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2002年2月9日(土)【選挙区事情】
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 冬期五輪開幕ということですが、長野は、前年にわざわざジャンプ台にまで行きましたが、多分ほとんどTVも見られないでしょう。
 ともかく日本勢の活躍に期待します。

 さて、本日は、県北のある先輩議員の県政報告会(ゲストに知事)で、久方ぶりに北に上がりました。人徳もあって、派閥の県議18人が応援に。こうなると非常に壮観です。

 私は、11人区の議員ですし、県議会議員といっても、「なんなら、ただの佐藤じゃねーか」というぐらいですが、郡部の1人区ですと、郡の一番の有名人で、これはもう、かなりの名士。私は、真ちゃん。

 一人区で、レンタルビデオ店で、いかがわしいコーナーに行けば、街の話題。私のように、平気で、立ち読みや、200円のガチャポンはできません。(やめろと言われていますが。)

 そんなこともあって、壇上には、郡の町長や議長が、勢揃い。県議会議員って凄いものだなぁ、と感動しました。
 狙いは、来春の選挙の無投票当選。要するに、対抗馬に勝つための選挙もあれば、そもそも対抗馬を出させないという選挙もあるあるわけです。
 ただ、これはこれで、「調整」が難しいのです。また、責任の大きさも並大抵ではありません。

 もっとも、これは、岡山市内では、ちょっと考えられません。私が、比較的自由奔放にやれるのも、複数区ゆえかもしれません。
 ましてや、選挙区の最若手。安定させるのとは、違った意味での責任もあります。
 要するに、どこの選挙区が楽という話でもありません。100人の議員がいれば、100の選挙区事情と選挙があります。
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2002年2月10日(日)【今、敢えて、選択的納税制度】
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  本日は、地域のグランドゴルフ大会、月例祭に引き続き、ある会の一日練成会に、午後から出席させて頂きました。基本的に、真冬と真夏に、屋外で行われるものですが、あらん限りの大声を張り上げて参りました。
 咽喉が、がらがらですが、非常に充実感があります。皆様も如何ですか?


 さて、昨日、「岡山NPOふれあいサミット」が、三丁目劇場で開催され、たいへんな盛況でした。午前中の啓発セミナーもたいへんな盛況だったそうで、非常に良い形で、岡山のNPOが「成長」しているように思います。

 今回は、岡山NPOセンターのNPO法人認証記念行事ということですが、NPOのセンター機能を持つこのNPOの誕生は、非常に意味があることです。関係ご各位のご努力には、本当に頭が下がります。

 当初は、岡山YMCAから「NPOサポートネットワーク」構想を頂戴し、私自身も、発起人となり(当時、代議士秘書でしたが、「おかやま未来フォーラム事務局」が、肩書きでした。)、さらに発起人集めをして、はや数年。
 私自身は、屁の役にも立っていないので、生意気を書く資格は、全くないのですが、岡山のNPOの着実な躍進ぶりは、見事というほかありません。


 ただ、センター機能の拠点は、暫定的にできるのは、一歩前進としても、幾つかの問題が、NPOに無いわけではありません。

 NPO法人格は、「認証」ということで、要件が満たされれば、先日のように、NPOを称する団体(いわば実質的には暴力団)が、認証され、結果として、事件を起こしたりするような予想外のことは、万が一にも起こりうると思います。
 また、先日の田中外相更迭により、市民の「NGO」への認識に、あらぬ誤解が生じていないかも気になります。

 しかし、大切なことは、このことをもって、あくまで、NPOの本旨にのっとり、実質的に「許可」になるようなことがあってはならないということです。
 そのためにも、NPOオンブズマンという表現は、適切ではありませんが、私は、NPOがNPOを自警・自営する組織がどうしても必要だと思います。


 加えて、介護保険の問題もあり、どうしても法人格が必要な現実を踏まえてなお、財団法人、社団法人、社会福祉法人等ではないが、NPO法人となって、行政から、委託あるいは補助を受け易くするという発想は、NPOの自滅につながると危惧します。
 しかし、一方、NPOの多くが財政難に苦しんでいます。「ろうきん」さんの先駆的な素晴らしい立ち上げの支援制度がありますが、こういったことをシステムとして、行政がすべきかどうかは、私は、判断しかねます。

 端的には、むしろ、いうまでもなく、寄付金の免税措置の充実が必要なわけです。


 さて、ご記憶の方は、極めて少ないと思いますが、昨年のこの頃は、森総理でした。私は、超不人気の自民党を敢えて前面に打ち出し、「自民党NPOセミナー」を開催しました(3月31日)。いろんな意味で、良い企画でした。
 1年経って、くるっと回って、で、やっぱりこうなっちゃいました。


  そこで、非常に物議をかもした「こころ372」を再掲します。
 ムチャクチャですが、納得できるところところもあります。

           略

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2002年2月11日(祝・月)【早春譜  建国記念日に】
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 春は名のみの 風の寒さや 谷のうぐいす 歌は思えど 時にあらずと 声も立てず 時にあらずと  声も立てず
 氷解け去り 葦は角ぐむ さては時ぞと 思うあやにく 今日も昨日も雪の空 今日も昨日も 雪の空

 立春を過ぎて、なお、雪の舞った本日。しかし、この「早春譜」の歌詞のなんと見事なこと!

 いよいよ明日は、旧正月。つまり、幾つかのアジア諸国では、いわば、今日が、大晦日。この季節感に裏打ちされた新年の迎え方というのは、なんとなく日本人に馴染むものです。

 初春と言われて、なるほどなぁ、と思うのは、やはり旧正月です。暦というのはよくできているものです。こういうのが、グローバルスタンダードである必要があるのかなぁ、と私は思います。
 日本らしさ、というのは、あるでしょうに。


 本日は、ある勉強会に夫婦で出席させて頂き、さらに、雪の舞う中、護国神社にお参りさせて頂きました。そう、今日は、建国記念日です。

 由来を辿れば、賛否が出てしまう、日本という国の悲劇です。この日を心から祝うことができない、どういう形であれ、表明できない、あるいは、しない。それで良いのでしょうか?
 なにも、今日、護国神社で、国を考える必要はないかもしれませんが、では、いつ、どこで、どう、国を考えるのでしょう?

 昨日の選択的納税制という発想と、日本という国を思う気持ちが共存するのは、従来のイデオロギーでは括られないでしょうが、私は、無政府主義者でも、極右でもありません。
 ただ、日本という国をもっと、思いたい。感じたい。日本に良くあって欲しい。それだけです。

 賛否両論の米国の旗。ソルトレークでは、日の丸が、なかなか上がりません。頑張れ!!ニッポン!!


 今日は、私達の国の建国記念日でした。
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【台湾特別編1 呼び戻す邦人がいるか?】
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 スカンジナビア、モンゴル、上海(未完)特別編ときて、台湾編。今回は、現地の「財団法人交流協会(いわばJETRO)」で、伺った話などをもとに、報告させて頂きます。
 したがって、故宮博物館が凄かったとか、足つぼマッサージがどうであるとかの世間話のような記述は、致しません。


 人口2200万人に対して、GDPは、15000ドルの台湾で、もっとも目を引くのは、外貨準備高。一人当たりに換算すると日本の1.5倍ということになります。台湾もWTOに加盟せず、輸出一辺倒で稼いできた、と言えそうです。


 特筆すべきは、主に中小企業が稼いできたということ。言うまでもなく、これは、政治体制の影響があります。いわゆる歴史的経緯です。

 敗戦後、日本が「放棄」した銀行、農園、工場などは、国民党(外省人200万人流入)、台湾政府の資金源となり、以後、一党支配が続く中で、大企業は、基幹産業に。国民党は、あくまで、大陸に戻ることを目標として、国内投資は、控えていました。
 結果、中小企業は、傘や服やおもちゃ等々に行かざるをえませんでした。

 ところで、台湾の一番の武器は、日本語。勢い品質管理に目覚めた日本向けの輸出が増えることになり、結果として、こうした台湾製品は、日本の品質水準に近づきました。
 これは、今も続く、ある意味では信用となっていると思います。


 70年代には、社会資本整備に。我が国の大手企業も進出し、80年代には、新竹工業団地を建設。この際、アメリカに渡った人間を呼び戻す施策をとりました。
 シリコンバレーの技術者の3割が、台湾系と言われているようですが、アメリカは、ITの技術者に関しては、グリーンカードの発行を緩めていた経緯もありますし、一方、台湾の中流階級も「有事」に備えて、子弟を「海外」に出していたということもあります。

 また、さらに言えば、台湾の受験競争は、日本の比ではありません。「年末」にもかかわらず、台北駅周辺の予備校街は、若者で沸き返っていましたが、旧「帝大」を出て、米留学してハクをつけるのは当たり前。
 国内の入試に失敗しても、そこそこのアメリカの大学への留学経験が、モノを言うそうです。

 90年代は、この呼び戻し策が、いっきに功を奏して、ITに関しての台湾のばく進を生んだわけです。


 もっとも、ご多分に漏れず、IT不況は、台湾経済を直撃。失業率は、日本並みの5.5%に突入。観光客も半減と、少なくとも、上海のような勢いは感じませんでした。


 ただ、まだ、外国に出ているいわば人材があります。この点、日本人の海外在住者は、過去最大を記録したと昨日報道されていますが、どれだけ、「呼び戻す」人材がいるのか。

 いうまでもなく、中国の躍進を一方で支えているのは、華僑でしょうが、日本の外から、日本に対して、エールを送ってくれる、あるいは、「すわ鎌倉」と駆けつけてくれる邦人がどれだけいるのか。日系社会を含めてどうなのか。

 この点に、不安を持つのは、私だけでしょうか?
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【台湾特別編2 大陸は大丈夫か?】
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 ワシントンD.Cのリンカーンのように、巨大な中正記念堂の蒋介石の像は、大陸を向いているそうです。
 ちなみに、国民党も、共産党と同じ、マルクス・レーニン主義に縁があるという事実は、この巨大なモニュメントに記念される蒋介石をして、賠償金を放棄した「日本の恩人」というのと、また、違った感想を持たせるものがあります。

 ただ、誰もが、大陸に帰りたいのか、国民党から民進党への流れ、不景気から来る政権への不満など、異国人にはよく分かりません。
 いずれにせよ、はっきりしているのは、経済的には、どんどん大陸へのシフトが始まっていると言う事実です。


 言うまでもなく、原因はコスト高。台湾の初任給は、10〜12万円ということですが、東京の物価は別にして、日本人として、たいへんな割安感は確かにありませんでした。

 さらに、陳政権下では、原発の問題で、いわば政治的空白があり、過去40年間「政権交代が無い」中国は、政治的にも「安定」していると取れなくもありません。
 また同じ5権分立の中で、対共産党対策は、同根の対国民党対策と似ていなくも無いようです。ここらあたりは、日本人には、分かり難いところですが。

 大陸に対しては、そもそも付き合わないという施策から、投資額の制限など、緩くなっているようですが、現総統の支持基盤には、IT産業があり、IT不況の中、行かざるをえない事情もあるかもしれません。

 さらに、華南などで成功事例も出てきて、それが、大陸シフトに拍車をかけているようです。
 そして、このことが、日本よりも、さらに深刻な台湾経済の空洞化を生んでいます。


 もっとも、台湾企業で、本当に大陸で儲かっているのは、3割。トントン5割。2割は、惨い状態になっているのではないか、という推測もあるようで、このあたり、あるいは日本も似たり寄ったりなのかな、と思います。
 ただ、株価対策もあり、実態は、定かでないようです。

 しかも、「世界の工場」中国の躍進には、いつも不安が付きまといます。満ちれば欠けるは、世の習い。盛者必衰の理をあらわす。ジャパン・アズ・ナンバーワンだの、経済と官僚は1流、政治は3流、だの、日本人が言っていたのは、そう昔ではありません。


 まず第一に、オペレーションの難しさ。
 例えば、WTOの法律の条文には、かなり不備があり、末端では、法律違反しないと事が動かないようです。報道はされませんが、袖の下的なことは、あるのではないか、という不安。

 第二に、人民元の高止まりのリスク。
 プラザ合意で、日本の円が引き上げられたように、$とリンクしたら、今の倍?それでも、利ざやを取ろうとしたら、例えば、日本は、工場を潰すどころか、さらに、ハイテク部分までシフトせざるをえなくなり、主要部分まで、空洞化するリスクがあるのではないか、ということです。

 第三に、中国の価格破壊。
 実は、中国国内でも、潰し合いの赤字覚悟の生存競争に入っているとすれば、それに突き合わされるというリスクがあります。コスト競争になれば、品質無視。


 いずれにせよ、いわば、工場は、人質。現地スタッフは、やはり、中国の事を考えます。冷静に考えると、大陸進出というのは、かなり恐いことをやっているわけです。
 米国は、対中国に対して、台湾を間に挟み、リスクを背負わないというやり方もしているようですが、要するに、コスト競争は、いずれ限界が来る、というのは、冷徹な事実かもしれません。

 要するに、日本の消費者が納得する商品、商品力を高めることが、「青い鳥」の居場所かもしれません。難しいです、これも・・・。

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2002年2月11日(祝・土)【台湾特別編3 日本人はどう生きるべきなのか】
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 日本の若者が、あまりにだらしないので、徴兵制を採用すべきではないか、という話は、この頃、冗談まがいによく耳にすることです。

 私もだらしないですし、本当に、若者が、だらしないかどうかわかりませんが、新人類と言われた我々からしても、なんとも、だらしなく見えるのは事実です。

 もっとも、私が、今、10代なら、もっとだらしないでしょうし、ストリ−トミュージシャンにせよ、深夜のバイトだって、よく頑張ってるなぁ、という気もします。

 要するに、特に、若い男が、だらしなさそうだ、という気がするわけです。


 台湾でも、2年間の徴兵があり、男は鍛えられ、国のために自分が何をすべきか明確に答えられるようになる、と言います。

 台湾で、地下鉄や路線バスに乗って、男性は皆、徴兵に行ったんだなぁ、と思うと、妙に不思議な気がします。
 お隣の韓国、釜山で、聞いたのは、大学の途中に、彼氏が徴兵に行っても、たいがいの女性は、待たないものだ、徴兵から返ると頼もしくなって、かえって男性は、もてます、という話でした。

 ただ、はっきりしているのは、仮想敵国がないと、徴兵の弊害も出るだろうなぁ、ということです。若者を鍛え直したり、思想教育したり、場合によっては、経済波及効果を及ぼすというのが、徴兵の本来の目的ではないでしょう。
 やむにやまれぬ事情でないと、限りある人生の時間の時間の制約は、できません。徴兵など、ないに越したことはないのです。

 こういった日本の事情が、ある面で、平和ボケ、国際感覚(外交は、国益を守るための武器を持たない戦争である。ゆえに、外務大臣は・・・・)の欠如を生んでいるのは事実ですが、むしろ僥倖というべきなのでしょう。
  しかし、はっきりしているのは、徴兵に行った若者には、様々な面で、まず勝てません。冷徹な事実です。
 私も、中国や韓国や台湾の同世代の連中と戦えるかどうかわかりません。


 台湾では、TOEICで満点を取るような連中が、日本語を専攻しています。ただ、バブル崩壊以降、日本離れが急速に進んでいます。また、さらに、台湾大学ではなく、安くて、さらに人的ネットワークがある、北京大学に進学する者が増えていると言います。
 日本のアイドル歌手のCDや、アダルトDVDが、出回っていますが、果たして、それで、日本に心が向くのか。憧憬を抱く国でしょうか?

 恥ずかしくて書きたくはありませんが、日本の男性の夜の素行が、台北市長の逆鱗に触れ、いわゆる取締りも厳しくなっています。いったい、日本男児は、アジア諸国に、なにをしに行っているのでしょう?
 一方、あいかわらず、日本人向けの免税店は、ブランド商品が並び、かなり高額のものが売られ、若い女性が買い求めています。日本人しか行かないでしょう。どこが、不景気なのか。


 海外に行くたびに、ああ、日本って、いいなぁ、としみじみ思えなくなっている自分に気付きます。どんどん世界からずれ、どんどん自国を見失い、昔言われた倫理観も、勤勉の美徳も失われ、「日本売り」に象徴されるように、世界中から、いい笑い者になってるんじゃないか?

 どう考えても、おかしい。日本は、日本人は、こんなはずじゃないんだ、そう繰り返すばかりです。日本人は、そこまで馬鹿じゃない。皆、立ち上がろうとしているんだ。負けてはいけないのです。


 政治が全て悪いのでしょうか?

 しかし、このように考えると、要するに、若者の見本になるべき格好良い生き様の男性がいないということこそが、一番の問題であり、つまり、自分が、私自身が、一番問題であることに気付きます。
 若者が、どうと言い始めた時点で、格好の悪い「おっさん」になり、目標とされなくなるわけですね、きっと。

 求めても仕方ない、要するに、自分が、どう生きるか、です。
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2002年2月12日(火)【産学官連携】
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 旧正月明けましておめでとうございます。

 そうでなくても、バブル崩壊の深刻な後遺症。
 グローバリゼーションの進展に伴う産業の空洞化で、製造業の海外生産比率は、89年度の5.7%から、99年度予測は、14.1%。
 貿易収支黒字は、98年度の16兆円から、どんどん目減りし、01年度には、8.6兆円に。

 起死回生をと、産業技術力の強化がいわれ、「科学技術立国」の錦の御旗のもと、平成14年度予算では、科学技術は、重点7分野として、2%アップの概算要求がなされています。

 「産学官の連携」を合い言葉に、経済産業省、文部科学省が、しのぎを削り、大学には、突然スポットライトが当たったように期待が集まっています。とりわけ、理工学系には、大きな注目が集まっています。

 なお、この問題については、過去の689【産業クラスター】、719【産学連携はできるのか?】、753【産業クラスター】で、詳しく扱わさせて頂いております。


 私自身は、元気に生きていれば卒業できた、といわれる政治経済学部政治学科の卒業で、学生時代は、専ら寄席通いの典型的な文系人間。敢えて言えば、人生とはなんぞやは、教授よりも、玉川スミの三味線漫談から学んだ気がします。
 あれがモラトリアムでなくてなんなんだ、という学生生活であったゆえか、もうひとつ大学の凄さが肌で解かっていないところがあります。
 あれからどれくらい大学は、学生は、変わったでしょうか?


 本日は、誠に時機を得た「ホンネで語る産学官連携」というフォーラムがありましたが、かなり大胆な大学内の改革が同時並行的になされないと、「大学の空洞化がもたらす地方産業の空洞化」という深刻な事態になるのではないか、という思いを強く持ちました。

 加えて、産学官コーディネーターの重要性を再認識させて頂きました。県内に300人おられるとのことですが、いかに機動的、先駆的に、点を線に、線を面に、面をうねりにするのか、非常に重要な仕事です。

 コスト競争では中国には勝てない、ならば、日本の製造業は、量産ではなく、カスタムメードの方向に行くしかない、というのは首肯できるとしても、地場の中小企業と地方の大学が、よほどうまく連携しないと、弱肉強食のデジタルの世の中で、企業も大学も、ひいては地方も、この日本の中ですら、生き残ることができない。
 そういう恐怖感を持ちます。まさに、前門の狼、後門の虎。

 一番恐いのは、競争に慣れていない、官です。官がコーディネーターを主導的にやるのは事実上無理だと思います。
 中国経済局は、3年で200社の大学発のベンチャーを目指しているそうですが、音頭取りは良いですが、実際、どれだけ出てくるか?


 大切なのは、やはり、地方紙、あるいは全国紙をどんどん飾るような、スポーツではない大学のスターです。企業の社会人が、大学院に入ることはもちろん、大学の学生に、まだ見ぬ若者に、未来を託さざるをえないのです。
 そういった人材に、岡山の産業の浮沈はかかっています。
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2002年2月13日(水)【国際記念行事を!!】
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 この間、台湾に行ったばかりの私が言うのもなんなのですが、あまり盛り上がってはいませんが、本年度は、日中国交正常化30周年の記念の年。

 田中元総理や、いわんや、前外相を引き合いに出すまでもなく、我が岡山県には、郷土が生んだ偉人として、日中友好に尽力された岡崎嘉平太先生がいらっしゃいます。「飲水不忘堀井人」は、あまりに有名です。
 ちなみに、この17日(日)午後1時40分から、ロマン高原かよう総合会館(賀陽町)で、「岡崎嘉平太先生に学ぶ」というフォーラムが開催されます。

 ところで、こういった記念の年に、なかなか行政は、反応していません。岡山県的には、江西省との姉妹提携10周年ということで、この秋に、要人の相互への訪問、あるいは、江西省展のようなものを計画したい方向のようですが、これからです。
 こういった年には、いかようにも盛り上げられそうなものですが。


 また、オリンピックが終われば、今年は、待ちに待った2002年、日韓共同主催のワールドカップサッカーの年。美作にも、短期とはいえ、スロベニア(どこやねん!などと言ってはいけません!!向こうは、もっと思っています!)の代表が、キャンプを張ってくれます。

 ところが、世界注視の中、日韓がどう岡山の地方レベルで結ばれるのか、明確ではありません。少なくとも、美作では、スロベニア・フェアを計画開始とのことですが、全県あげてどうなのか、例えば、駅前で、日韓の旗が、はためいても、桃太郎大通りで、記念サッカーをやっても(怪我人続出)、それはそれで良いではないですか。なぜどっと行ってしまわないのか。
 残念ながら、このあたり非常に不十分です。

 上海便も、ソウル便もあるのになぁ・・・。


 踊る阿呆に見る阿呆、同じ阿呆なら・・・・という言葉がありますが、ともかく、乗るなら乗る、という姿勢が寛容です。
 来年の大河ドラマの宮本武蔵の格好をして、中国と韓国とスロバニアの旗を振り回しながら、サッカーをする!今年、岡山が盛り上がるには、もうこれしかありません。
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2002年2月14日(木)【政令指定都市・岡山市】
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  岡山県人は、バレンタインデーには、きびだんごを送るべきである!!
 1個だけ、ある女性の団体から、チョコを頂戴しました。本当にありがとうございます。学生時代は、苦痛でしかなかったこの日も、結婚していれば、もう大丈夫。今さらなぁ・・・・・。でも、やっぱり欲しいのは、なぜ?


 本日、私も所属させて頂いている社団法人岡山青年会議所(JC)から、岡山市長に対して「政令指定都市に向けての提言書」が、提出されました。

 非常に時機に適った提言であるとは思いますが、それゆえに、市町村合併を推進する岡山県の市町村課は、まさに青天の霹靂と、大慌ての状況です。
 流れによっては、岡山県の要綱そのものを大幅に変更せざるをえない、かなり効果的な一打となりました。
 おそらく大きく報道されるのではないかな、と思います。


 そもそも、地方分権が進んでいく中で、少子高齢化や広域的な行政課題に適切に対応するため、住民の暮らしに最も身近な行政サービスを提供する市町村の役割がますます大きくなっています。
  こうした市町村の行政サービス水準を維持・向上していくとともに、行政の効率化を図るため、市町村合併の推進が求められています。

 と、いうのは、建前で、要するに、国に、全国3000市町村の面倒を見るお金が無いわけです。一昨年の地方分権一括法も、国と地方が「対等・協力関係」であるとうたいながら、十分な財源の委譲がなされていません。実は、市町村合併は、都市間競争の時代に、どう生き残るかという話です。
 特に、単独で市町村が、介護保険を運営できるかどうか、というのは、試金石、「刺激」になったように思います。


 いわゆる、飴と鞭の施策の中で、岡山県も、市町村合併を明確に進めています。ただ、平成13年3月23日に策定された「岡山県市町村合併推進要綱」には、岡山市が他市町村と合併するという発想はあっても、政令指定都市を目指すという記載は、一切なされていませんでした。

 また、平成13年9月3日、自主的な市町村合併の全庁的な支援体制を整備するため、知事を本部長として、設置された「岡山県市町村合併支援本部」や、各地方振興局においても設置された「地域支援本部」でも、なかった議論です。

 ちなみに、岡山県が示した合併パターンは、下記の通りです。ttp://www.pref.okayama.jp/kikaku/sichoson/gappei/pattern.pdf
 あくまで、それぞれの地域において、具体的な議論を行うための参考や目安ということで、いわば叩き台ですが、心理的な拘束力はあります。
 これは、地理的一体性・歴史的経緯、住民の日常社会生活圏、市町村広域行政圏域、国・県の行政区域、産業・経済圏域などの市町村の結びつきに関する客観的なデータを活用していますが、そのほかの組合せや段階的に合併が進むことも考えらる、としています。が、それなりの縛りです。


 ところで、今回の政令指定都市ですが、ご案内の通り、政令指定都市とは、人口「50万」以上で、政令によって指定された都市に、普通の市と異なる特例を認めている市です。(地方自治法 第12章 「大都市に関する特例」第252条)
 しかし、法的には、50万人ですが、運用上は、100万人というのが、おおよその基準でした。

 昨夏、市町村合併支援本部は、合併で人口規模が拡大した都市に対し、政令指定都市への昇格要件を緩和することを決めましたが、それは、人口70万人で政令指定都市になる可能性を示すものでした。

 こうなると、静岡・清水市合併のほか、新潟市、堺市、川口市なども周辺の自治体と合併すれば政令指定都市への移行が可能となりますし、過日、片山虎之助総務大臣は、静岡・清水市合併では、政令指定都市を目指すべきである、と公に発言されています。

 こういった全国の流れからしても、岡山市が、政令指定都市昇格に手を挙げること自体は、全くおかしな話ではありません。


 ちなみに、政令指定都市の主な特例は、事務配分・行政監督上の特例として、民政・福祉、保健・衛生。都市計画・都市整備、行政組織上の特例として、区の設置。財政上の特例として、税金の一部・交付金の増額、宝くじの発行などがあります。

 現在の政令指定都市は、札幌市、仙台市、千葉市、川崎市、横浜市、名古屋市、京都市、大阪市、神戸市、広島市、北九州市、福岡市の12市ですが、さいたま市が数年後には政令指定都市になる見込みです。
 岡山市が、これに加わることは、まずもって、名誉なことです。


 ただ、政治的にいうと、国に対しては、道府県と政令指定都市は同格であり、例えば、大阪府と大阪市のように、必ずしも、道府県と政令指定都市の関係は、それほどよろしくない傾向があります。
 また、議員的にも、奇妙な緊張関係があるのが、普通です。

 ちなみに、岡山市は、中核市ですが、中核市制度は、政令指定都市以外の都市で、比較的規模の大きな都市に、政令指定都市に準ずる事務処理権限を県から委譲し、より身近な場で行政を行うこととするもので、平成7年度に創設されたものです。

 現在、中核市対象市34のうち28市が、中核市に移行していますが、14年度は倉敷市と奈良市が移行を目指しています。
 ちなみに、中核市の要件は、人口30万人以上(倉敷市は、約43万人)、面積100平方キロメートル以上(同約300平方キロメートル)です。

 岡山市と倉敷市、政令指定都市の可能性のある街と中核市が、隣接すること、それは岡山県の強みであると同時に問題でもあると思います。


 いずれにせよ、この提言は、議論を喚起するという意味でも、極めて有意義なものであり、かなり話題を呼ぶと思います。
 県の側からも、しっかりとその可能性を模索させて頂きます。


 なお、昨年6月25日(週刊)佐藤真治のこころ その515では、 【20年後岡山・倉敷合併構想】では、「倉岡市」を提言させて頂いておりました。
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2002年2月15日(金)【IT特別経済区(eトップ・エリア)】
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 本日は、常任委員会。当初予算の復活折衝の結果などが報告されましたが、同時に、IT特別経済区(eトップ・エリア)の創設の報告がありました。

 岡山情報ハイウエイをはじめとする優位なIT環境を生かし、今後飛躍的な発展が見込まれるIT産業分野、特に、高速なネットワーク環境を生かしての活動が期待される情報サービス産業の分野において、岡山県がさらなる優位性を創出するため、特定の地域をIT特別経済区(eトップ・エリア)として、指定し、各種支援策を集中的に講じていくことで、IT関連企業を戦略的に集積させ、その波及効果により、岡山県経済全体の発展を目的とする、というものです。


 知事の構想発表以来、その対象地域には、非常に関心が、あったのですが、大方の予想通りというか、下記の2地域が指定されます。

 ひとつめは、「都市型集積エリア」。要するに、学区とは全く関係ありませんが、冗談抜きで、我が平和町北部町内会を中心としたような半径1キロmエリアの岡山市中心地区です。

 いまひとつは、「研究開発型集積エリア」。要するに、毎度お馴染みの「岡山リサーチパーク地区」です。


 これらの地域については、通信環境面での支援(アクセス回線経費補助、アップリンクの提供等)、資金面での支援(補助金・低金利融資等:ITベンチャー創出促進事業費補助金等)、施設面での支援(安価なオフィススペースの提供等:岡山インキュベーションセンターの整備等)、人材面の支援(経営相談、ビジネスマッチング:ビジネス・インキュベーション施設連携・活用推進事業等)、市場面での支援(需要の創出:デジタル・コンテンツ・ファーム創出事業、県民生活ITソリューション事業等)が、行われます。


 私は、「都市型集積エリア」については、岡山市の進める「リットシティ構想」との整合性、及び、オニビジョン(CATV)との関係と、「研究開発型集積エリア」については、当地における産学官の連携の実現可能性について、質問させて頂きました。

 「岡山市とは、協力ができつつあると聞いている」「インキュベーションセンターの中に産学連携室を4室設けることになる」という答弁には、いささか不安を覚えましたが、とにかく、やるからには、頑張っていきましょい、です。

 さすがに中心市街地、「eトップ・エリア」のど真ん中!!



※なお、有志で下記の会を計画しています。参加ご希望の方は、ご返信下さい。

講師 岡山市情報政策部情報政策課 松田課長
 演題 「リットシティ(情報水道構想)」
 日時 2月20日(水)午後7時から
 場所 午後7時〜8時 さんかく岡山(三丁目劇場横)会議室
      ※ 情報水道が通っているので、実際に「それ」を見ます。
    午後8時〜  ビジネスインキュベータ岡山(BIO)に移動
               電話086−801−7739
      ※ 課長を交えて意見交換
 会費   無料
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2002年2月16日(土)【頑張れカラー・ガード】
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 ABCテレビ「探偵ナイトスクープ」にも登場した,「リヤカ ーの寅さん」こと長野県中野市の川橋正治さん(75)を本日、午後9時、表町商店街天満屋アリスの広場前でお見かけしました!!
 昨夏、札幌でお見掛けしたのですが、ついに、岡山に登場です!!
 ・・・・それにしても、津軽海峡はどう渡られたのかなぁ・・・?

 本日は、三丁目劇場での専門店会青年会50周年事業の大売り出しに出たり入ったり。保護司会の勉強会や陳情受け、岡山県警のふれあいコンサート等々、なんだかんだで3往復。
 明日も、午前10時から午後6時まで。どうか皆様奮って、ご来場下さいませ。お待ち致しております。


 さて、本日の県警のふれあいコンサートで、県警音楽隊もさることながら、一部に熱狂的なファンがいると思われるカラー・ガードのミニモニの熱演が光りました。カラー・ガードの女性は、県警のドリル演奏の花形。
 ところで、果たして交通巡視員の方が、「のだ、ぴょーん」と歌っているのかというと、実はそうではなく、非常勤の方々です。

 今回の警官の80人の定員増がありましたが、警察官以外の職員(例えば、交通巡視員)は、行財政改革大綱に従い、2名の減(528人)。交通巡視員8人体制のカラーガードは、4年計画で、非常勤に交替になります。
 交通巡視員は、本来の業務に当たり、カラー・ガードについては、言うなれば、イメージガールの採用ということでしょうか。年間100ステージを越える激務であり、公職にある者の、そのイメージを作る大役です。大いに期待させて頂きたいところです。

 警視113人。警部236人。警部補888人。巡査部長917人。巡査945人。計3099人の警察官の体制は、釣り鐘型で、やや特異な形になっています。警察行政、すなわち、国家警察と県警のあり方というのも、地方分権の流れの中でいずれ問題になっていくのかな、という気もします。一方、岡山県行政情報公開条例の一部改正により、警察本部長が、同条例の実施機関になることに伴い、警務部に情報の公開に関する事務を分掌させるための改正条例案が提出されます。
 当面、4人の人員配置があるようですが、捜査機密やプライバシーの問題もあり、運用上どのような問題が生じてくるのかは、これからと言えるでしょう。
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2002年2月17日(日)【岡山国際交流センター】
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 本日は、昨日に引き続き三丁目劇場を出たり入ったり。

 ある町内(神社)の餅つきや、ロマン高原かよう総合会館での、岡崎嘉平太先生に学ぶ「人づくりまちづくりフォーラム」、さらに、総社市長選挙事務所陣中見舞いと、あちこちしていたわけですが、やはり、「非公式活動」としては、地域のお餅つきなどが、非常に大切なように思います。

 崇高な理念を高々と掲げるのもさることながら、書生論や机上の空論では政治や選挙は、済まないことは、フィールドワークが教えてくれます。

 そういう意味では、いわば白兵戦と言える「歩き」や「ハンドマイクによる街頭演説」に、どう戻ることができるか、それが自己評価の試金石です。


  さて、2月議会は、来週25日(月)に「開幕」です。今期議員最多の連続12回目の一般質問に立たさせて頂くべく、例によって、資料集め中です。メール報告1000回は、いずれクリアできると思いますが、一般質問は、あと5回。願わくば、公約通りやりきりたいと思います。
 そこで、今回も皆様のお知恵を頂戴したいと存じます。

 代表質問項目は既に党内的には、発表されており、この代表質問項目と、所属委員会(商工・労働・警察)に絡む項目を避けての一般質問ということになります。
 漠然としたイメージ(教育、福祉関係が多い)はあるのですが、今回も非常に細かくなることが予想されます。


 そのうち、確実にNGOがらみの質問は、させて頂こうと思っています。特に、奉還町の「岡山国際交流センター」の機能強化については、ある「腹案」を頂戴しておりますので、必ず触れさせて頂くことになります。
 本日は、特に皆様に、このセンターについて、なにかお感じのところがあられるか、お尋ね申し上げます。

 岡山国際交流センターは、平成7年6月24日岡山県が設置した施設で、国際交流、国際理解、外国人向けサービスなどの総合的機能を備えた都道府県設置の国際交流施設としては、最大級の施設で、岡山県はもとより、中四国における国際交流の拠点となっています。

 県施設といっても、実際の運営は、(財)岡山県国際交流協会が行っています。ちなみに、同協会は、県民と世界の人々との幅広い交流を積極的に推進することにより、国際性豊かな人づくりと世界に開かれた活力ある地域社会づくりに寄与するとともに、世界の平和と繁栄に貢献することを目的にして、岡山県をはじめ市町村、国際交流団体、経済界などの協力により設立されたものです。
 ちなみに、同協会の理事長は、河合 昭 前チボリ公園社長というのは、ご案内の通りです。

 個人的には、平成17年に向けて激変する岡山駅西口の核施設として、極めて重要なものであると考えていますが、皆様の使い勝手等は、如何でしょうか?
 この件以外でも、なにか良いお智恵がございましたら、是非ご教示下さいませ。できる限り、議場に運ばさせて頂きます。
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2002年2月18日(月)【乞うお知恵拝借】
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 本日は、決算特別委員会。特別委員会としては、もっとも回数の多い審議を経た委員長報告、指摘要望について。非常に短時間で終わりました。

 毎度のことながら、一般質問に備えて、前議会以降の新聞の整理をしております。毎日やれば良さそうなものですが、どうしても毎回直前に、なります。来週月曜日開会で、原稿提出は、できれば代表質問初日の27日にはしたい、逆算すると、どないすんねん!!状態です。
  前回のテーマは、産学官、中国、岡山空港、文化芸術でありましたが、今回は、国際交流・貢献(国際交流センター、記念事業)、障害者福祉、教育力の向上(総合的な学習の時間、不適格教員の問題、生涯学習とインターネット等)を考えていますが、状況を見つつ、市町村合併問題も行くかどうか、という感じです。
 一方的なテーマ設定で恐縮ですが、重ねて、お知恵を賜わりますよう心よりお願い申し上げます。一番皆様の声が、議会に届く時期です。

 当初予算や行財政改革、夢づくりプラン、中小企業対策等々に関心がないはずもないのですが、大上段の議論は、各党の代表質問によります。
 どこから何が飛び出すかわからない、と、一部にある「期待」に、今回もまた、応えねばなりません。


 ところで、来春の選挙に向け、保守系の動きも急。いろんな候補名が上がりますし、内心は、少しは、穏やかではありませんが、私が信じる21世紀の地方議員の王道を正々堂々行くのみです。
 会社員だったあの頃の自分にも、「そんな議員なら、俺は、YESだぞ」、と、言わせられるように、頑張っていきましょい!
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2002年2月19日(火)【県総合グラウンドについて】
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 平成17年晴れの国おかやま国体に向けて、秋季大会の開会・閉会式会場になる、いずみ町の総合グラウンドの改修が進んでいます。
 詳細は、現段階では書けませんが、国体開催に合わせるように、施設の見直しの動きがあり、ちょっと相談に伺いました。

 メインスタンドもさることながら、個人的には、競技場として使われるか否かに関わらず、この期にかなり見直すべき老朽施設も多いように思います。


 ただ、いかんせん、津島遺跡の上ということで、文化財とスポーツ施設の不思議なせめぎあい。掘れば、確実に、遺跡が出土します。

 後世といっても、2000年後の子孫に喜ばれるか、100年後の子孫に喜ばれるか、の判断は難しいですが、法的にもさることながら、とりあえず自分達の代で、この際、かたをつけちゃいましょうか、思い切ってやっちゃいましょうか、という決断は、普通は、できません。

 また、都市型公園として40年を経て、美しく木が生い茂り、伐採することは、避けたいところです。
 しかし、表面を撫ぜるような整備は、次の50年のために、どうしても必要でしょう。

 先日、同年に行われる「全国障害者スポーツ大会」のおおよその日程も決まりましたが、破廉恥な落書きの多いトイレも、当然、バリアフリーに、と考えられているようです。各種施設のバリアフリーの視点からの検討も当然行わると思われますす。

 朝5時から人々が集い、6時30分には、そこらでラジオ体操。国体の後も、さらに愛される都市型運動公園であるために、今、様々な提案がされるのに、非常に良いタイミングだと思います。
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2002年2月20日(水)【岡山刑務所】
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 本日は、保護司会の勉強会で、牟佐の岡山刑務所を訪ねました。個々の保護司の活動自体は、公言罷りならぬことも多いのですが、頻繁に勉強会が行われています。

 大学時代に研修で、刑務所の「見学」をしたことはありましたが、岡山刑務所内部は、矯正展を除いて初めてでした。いったいどこまで報告すべきなのかの判断に迷いますし、僅かの見学では、なかなか実情は、わからないと思います。かといって、試しにと、収容されるべき施設ではありません。

 収容定員は、733名。名古屋以西の犯罪傾向が進んでいない初犯ではあるが、刑期8年以上の受刑者(LA級)が、収容されています。全国的には、再犯率は50%を越えるのですが、岡山刑務所は、5%。
 刑期や罪名や年齢は、LA級から、判断して頂ければ、と思います。

 それぞれの人生の中で起きた出来事には、それぞれの事情もあるのでしょうし、自分自身の中にだって潜んでいる性質かもしれないし、いついかなることになるのか・・・・・、誰が、私は、生涯に渡り、一切過ちを犯さない善人ですと言い切ることができるでしょう。

 ただ、はっきりしているのは、被害者がいる、ということ。その贖罪はしないといけません。なにより、一度限りの人生で、時間、あるいは自身の命を失う・・・要するに良いことは何もない、でしょう。彼の人生に関わった人間は、彼を含めて全員被害者です。
 しかし、一人の人生がどうというには、やはり、私は、若すぎる。それを痛感します。

 不景気や社会の歪みの中で、おそらくこういった施設の必要性は、益々増してきます。税金がどんどん流れていきます。犯罪は重罰化すべきだと思いますが、現実問題、施設も、財政も、足りていません。
 矯正を目指す、社会復帰を促す、加害者の人権の側面もあるでしょうが、いったいどこまで突っ込むべきなのか。

 はっきりしているのは、世の中何もかも繋がっていることです。結局は、倫理観を喪失した個々人の問題に帰結します。自分が変わらなければ、世の中は変わらないのでしょう。
 彼と私の何が違うというのか?どれだけ、他人を責めることができるのか・・。まずは、できることは、自分から、なのでしょう。


 ラジオでは、注目の国会中継。
 昨日のブッシュ大統領の演説のあとは、田中前外相、鈴木議員の参考人招致。野党の議員も攻めあげていますが、この瞬間に、リストラにあい、あるいは、就職が決まらず、街をさ迷っている方も大勢おられるでしょう。なかなか、本当が解からないこの議論の後に、何が残るのでしょう?

 明日が見えない人間には、狂った議論としか思えない、ただただ情けない話をしているのかも・・・・?
 (じゃあ、佐藤は、どうなんだっつーの。・・自問。)
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2002年2月21日(木)【常任委員会より】
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 本日は、商工労働警察委員会。2月補正予算の協議が行われました。

 この時期ですから、トータルで言えば、減額補正ということになるのですが、予算が使い切れていない、という理由は様々で、「緊急地域雇用創出特別事業費」のように、国の緊急雇用対策が、本当に緊急で、一昨年度からの「緊急地域雇用特別基金事業費」が未終了のまま、並行していて、対応しきられなかったというケース。
 あるいは、中小企業金融対策費として、制度融資が、十分に活用されなかったのかしら、と思われるケース。

 使い切らなくてはいけないというわけでもないですが、随分もったいないな、と思えるものもあります。


 逆に、内陸団地や工業団地への企業誘致対策費のように、一般会計から繰り出さなくてはいけない増額のケースもありますし、あるいは、インキュべーションセンターのように事業着手の遅延により繰越しになったケースもあります。

 年度末には、ともかく予算を使いきらなくてはいけないと、やたら工事が増えるという説もありますが、一方で、緊急雇用や中小企業対策の予算が余るというのは、ちょっと解せないものがあります。



 さて、昨日の「 第2回マスカットバレーを考える会」では、岡山市の「リットシティ(情報水道構想)構想」を伺いましたが、岡山情報ハイウエイより、まだ先を行く、あるいは、コンテンツ、ソフト面で、非常に先進的な岡山市の取り組みには、感銘を覚えました。

 大切なのは、県・市が、いわばうまく相互リンクを張ることですが、いっそのこと、岡山市が「政令指定都市」になるか、という話は、現実問題、ネットの世界では進んでいるのかもしれませんね。



 本日は、専門店会青年会の「四国・九州・中国三地協合同研修会」出席のため、これより広島へ向かいます。帰岡は、未明です。
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2002年2月22日(金)【総合的な学習の時間について】
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 国際交流センター、県営グラウンドについて、数々のアドバイスを頂戴し本当にありがとうございます。交流センターについては、直接今回の質問に、いかさせて頂きます。

 本日は、ある市内の中学校で行われた、前倒しの「総合的な学習の時間」のうち、「環境」の取り組みを拝見しました。
 具体的には、今や国際的な評価を受けている「岡山ユネスコ協会」の方が、300人以上の生徒を相手に、体育館で、パワーポイントを駆使しながら、実践に基づいて、講演されたものでした。

 生徒にとっても、学校外部のいわばお兄さんのような方が、講演される姿は、新鮮で、かつ、教諭が言われるよりも、時には、すんなりふに落ちるのかな、という気もしました。

 また、内容もさることながら、文部科学省が標榜する「生きる力」とはなんなのだろう?「総合的な学習の時間」の取り組みの中で、学校、地域、PTA、あるいはNPOやNGOが、積極的に関わっていくことで、あるいは、その方向性が見えるかもしれない、そういった可能性を感じました。
 NPOや、NGOにとっては、こういったボランティア講師派遣というのも、ひとつの重要な仕事になるかもしれません。

 同時に、グローバリゼーションの時代に、教諭の指導力強化という意味でも、他県よりも、むしろ他国の取り組みを知らないと、日本の教育は、どんどん駄目になってしまう、また、生徒にとっても、各国の同世代の連中がどれだけ真剣に人生に向かっているかを肌で感じることが、極めて重要ではないか、という指摘も首肯できるものでした。

 一方、それゆえに、教科書がない、各校の裁量に委ねられている、この「総合的な学習の時間」は、よほど、財政的な、あるいは、人的なバックアップがないと、現場の負担の大きさに、立ち行かなくなる恐れもある、そういう危険も感じました。


 いよいよ平成14年度から小・中・高等学校において、始まる「総合的な学習学習」の組みが本格的にスタートしますが、皆様はどのようにお感じでしょうか?
 今回は、小学校の国際教育理解のうち、英語について、再度取り上げますが、その他の項目でも、是非、お知恵を頂ければ幸いでございます。
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2002年2月23日(土)【「われら」 自民党員募集】
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 旭川の流れが一望できる非常に美しいある地域でのご依頼を受け、改めて岡山の良さを認識しました。まだまだ知らない眺望というのが、あるものです。

 本日は、自由民主党第一選挙区支部役員会。来賓席に座る自分への違和感が、なかなか消えません。特に、自民党議員でありながら、私の自民党員の扱いが極めて少ないのも、早晩問題になると思います。

 時には、自民党所属議員らしいことも書かなくてはいけませんし、当然、しなくてはいけないこと、というのはあるのでございます。党員募集というのは、非常に大切な党務・責務でございます。


 おりしも、見庄三郎組織本部長は昨日、平成13年の自民党員数が、前年度比72%の169万6299人だったことを発表しました。
 党員数については参院選比例区の選挙制度改正により、前年度比60%程度を執行部では見込んでいましたが、全国組織、職域団体などの懸命の努力により、前年度比72%を達成しました。
 激減という、マスコミ報道は、若干、意図的な気もします。


  自民党の改革を言う前に、党務というのはあるわけで、なにか言うがためにも、誠に恐縮ではございますが、入党ご希望の方を大募集させて頂きます。「口ばぁで、やることをやらん」というのは、よろしくありません。当面、新規・継続党員49人は集めなくてはいけないという、もはや、自民党所属議員としてのノルマなのでございます。

 入党依頼には、これはもう最高にタイミングが悪いような気もしますが、こういう時期だからこそ、値打ちでございます。
 今ご入党頂きますと、来秋の総裁選挙の投票資格が得られます。来年からの入党では、投票できません。結果として、事実上の首相公選の投票権と言えるかもしれません。


 お申し込みには、紹介党員が必要ですが、私が紹介させて頂きます。党費は、年額4、000円。すでに党員になっている方のご家族が入党する場合や自分と一緒に家族も入党させたい、という方のために、家族党員制度(党費は年額2、000円)もあります。
 家族党員として入党するには、同一世帯に一般党員1名が必要です。

 なお、申し込み用紙は、当事務所にございますので、ご入党希望の方は、是非ご一報下さい。


 せっかくですので、自民党の党歌「われら」を紹介させて頂きます。
 私は、山本直純氏作曲のこの党歌は、歌詞も含めて、非常に好きなのでございます。こういう党でないといけません。


一、

われらの国に われらは生きて
われらは創る われらの自由
月日の流れを いつも見つめて

今日より明日へ  道を拓こう
一人のしあわせ  皆のしあわせ


 二、

われらの愛する われらの子らへ
われらは遺(のこ)す  われらの心
すぐれた昔の 文化を伝え

この日の息吹 深く刻もう
一人のしあわせ  皆のしあわせ


 三、

われらの山も われらの海も
われらの宝 われらのいのち
明るく輝く 地球の上で

世界の平和 きっと守ろう
一人のしあわせ  皆のしあわせ
皆のしあわせ

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2002年2月24日(日)【起案中】
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 初舞会にお邪魔しつつも、明日からの本会議に備えて、いよいよ篭って地味な一般質問原稿執筆中です。ちょっと受験生の気分。

 ・市町村合併がらみ
 ・NPO・NGOがらみ
 ・国際交流センターがらみ
 ・社会福祉センターがらみ
 ・「総合的な学習の時間」がらみ

 で、構想しておりますが、大概、この項目では、内容が分かりません。実は、隠しネタもあったりするわけです。当局に「通告」するまでは、内容は秘密ということでしょうか。また、もう一項目増えるかもしれません。

 お知恵を頂いた方には、個別に、草案をお返し致しておりますが、提出そのものは、水曜日朝の予定です。
 引き続き、皆様のお知恵を頂戴できれば幸いでございます。どうかよろしくお願い申し上げます。

 それにしても、パソコン、インターネットは、便利です。



ちなみに、市町村合併が急がれるのは、下記の理由です。(その337より)

『 さて、2000年11月22日に、自治省市町村合併推進本部決定、同11月27日に、地方分権推進委員会の意見書、同12月1日に、行政改革大綱が、出されましたが、今回市町村合併が、急がれている理由は、言うまでもなくそれを誘導する国の支援策の期限が迫っているからです。

 合併に向けた取り組み自体にも、その準備経費に特別交付税措置があり、合併準備に向けた定額補助もあります。
 合併後は、合併年度及び合併後10ヶ年度は、合併しなかった場合の普通交付税額を全額保障、さらに、その後5ヶ年度は、激変緩和措置が、講じられます(合併算定替)。その他、建設事業に対する財政措置、合併市町村振興のための基金造成に対する財政措置(合併特例債)、合併直後の臨時的経費に対する財政措置(合併補正)、新たな特別交付税措置、合併市町村補助金など、支援メニューが、目白押しです。

 しかし、こういった合併特例法(昭和40年!!)は、平成17年3月31日までに行われた市町村合併についてしか適用されません(以後失効)。』

※個人的には、時限立法とはいえ、以前も延長されたので、17年になったら、今回も延長の可能性もないでもないのではないか、と思っています。
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2002年2月25日(月)【速報 2月議会開会です!!】
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 いよいよ本日、2月定例会の幕開けです。いわば春場所(年4場所)の初日ということで、ちょっと気が弾んでいます。
 やはり、議員にとっては、本会議が主戦場です。


 本日は、知事の所信表明並びに提案理由の説明がありました。夢づくりプラン初年度の14年度予算審議の議会だけに、所信表明は、いつもより少し長め。ただ、夢づくりプラン枠という括りをするなら、今後も、重複的な説明にならざるをえないのかな、という印象を持ちました。

 執行部からサーブが打たれ、明後日からは、レシーブの各党の代表質問「戦」、来週からは、トスの一般質問「戦」に入り、どうスパイクを決めるか、本会議は、株主総会(代表訴訟?)であり、ゲーム的な要素もあります。
 そのためには、当然義務でもあると思いますが、毎回質問で、参加しないと、プレイヤーとして、単純につまらないという気もします。


 では、本日の知事提案の中で、総論的なところと、「WITH」的に新しいところのみを抜粋します。
 さて、私も、しこしこと一般質問原稿を作成せねば・・。


<予算案件>

 国の平成14年度の一般会計予算案は、財政構造改革の第一歩として国債発行額30兆円以下を目標に歳出構造を抜本的に見直す「改革断行予算」との位置づけで編成。前年度比1.7%減の81兆2300億円。国債費を除く一般歳出では、2.3%減の47兆5472億円。
 地方財政計画の歳出歳入規模は前年度比1.9%減の87兆5700億円。

 こういった国の構造改革の動きや、地方財政対策の状況、本県の厳しい財政状況を踏まえ、補助・単独公共事業の削減、一般行政施策評価などの各種評価制度を活用した事務事業の適切な見直しに取り組む一方で、「新世紀おかやま夢づくりプラン(仮称)」において、実現を目指すことにしている施策を積極的かつ戦略的に推進するため、財源の重点的かつ効率的な配分に努める。

 一般会計7725億7400余万円。特別会計1897億300余万円。合わせて、9622億7800余万円。企業会計において160億7800万円。
 一般会計予算の規模は、各種新規施策の充実や、義務的経費の増加などがあるものの、ペイオフ解禁に伴い制度融資を原資預託方式から利子補給方式に移行したことや、補助・単独公共事業費の減少、利子割市町村交付金の減少などにより、対前年比6.4%減。


<財政状況>

 今後5年間の中期展望試算によると、当分の間、財政健全化債の発行や、その他の臨時的歳入対策が必要であるものの、これまでの行財政改革の取組みにより、財政の圧迫要因となってきた公債費が、平成15年度をピークに低下していくことなどから、収支不足額は、次第に減少。
 平成18年度には、財政健全化債充当後の収支不足は、解消できる見通し。また、順次、起債制限比率や公債費比率も低下していく見込み。



<政策企画監>

 「新世紀おかやま夢づくりプラン(仮称)」の力強い推進に向けて、知事直属の「政策企画監」を設置するとともに庁内各部局との調整を行うマトリックス組織を設ける。


<教育支援員・35人学級等>

 小学校では、新入生の学校生活への適応や基礎学力の向上の円滑が図られるよう、地域の協力を得ながら、学級担任を補佐する「教育支援員」の配置を進める。
 いじめや不登校が急増する中学1年生においては、県独自に、大規模校で35人学級(それにしても、全然関係ないですが、モーニング娘。は、多すぎませんか?)の導入を図る。
 県立高等学校では、福祉、情報、金融などの分野で専門性の高い教育を推進するため、民間企業経験者等のスペシャリストを非常勤講師として配置。


<自閉症・発達障害支援センター(仮称)等>

 全国に先駆けて、自閉症・発達障害支援センター(仮称)を創設。医療と福祉が一体となった専門的な相談支援や療育サービス等を行う。
 ひきこもりサポーターの大幅な育成を行い、メンタルヘルスの促進に取り組む。
 拠点病院を指定して、高次脳機能障害者の社会復帰等を強力に支援。


<岡山県版レッドデータブック等>

 本県の誇りとなる優れた自然や貴重な動植物の保護等を図るため、「岡山県版レッドデータブック」や「おかやまの自然百選」を作成。希少種の保護を目的とする「種の保存条例(仮称)」の制定に向け検討。
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2002年2月26日(火)【市町村合併について】
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 今議会は、予算委員会ですので、単純に「21世紀夢づくりプラン」沿っても、前回のような献金問題であるとか、いわゆる狂牛病の問題、チボリ公園支援問題などの大議論になりにくい、非常に総花的な議論にならざるをえません。

 その中で、市町村合併問題は、必ず議論されますが、中四国の雄都を目指すという、岡山市の問題が、壇上まで上げられるかどうか、当局との調整・議論の結果がどうなるか。その攻防が、今議会の私のメインになるように思います。

 市町村合併については、介護保険を契機とした邑久郡における先駆的な取り組みをはじめとして、県下61市町村で、研究会が既に設置されるなど、合併に向けた取り組みが着実に進んでいます。
 また、経済団体が主体となって「21世紀の市町村合併を考える国民協議会岡山県支部」が設立されるなど、民間での取り組みも活発化しています。

 今回の知事の提案説明はこういった地域の取り組みの一層の促進を図るとともに、先進的な地域を合併重点支援地域に指定し、国のプランに加えて、市町村合併支援特別交付金の交付や、建設事業費負担金の軽減措置など、県独自の支援策を講じ、合併の推進にさらに積極的に取り組みたい、というものでした。

 この流れの中には、おおよそ、岡山市の合併云々の議論は、念頭になかったわけでですから、あと3年というタイムリミットの前に、根底から議論し直すべきような話の浮上と言えるかもしれません。
  ともあれ、一般質問草稿では出してみるということですが、反応やいかに。


  さて、一方では、土地開発公社等が、事業目的で、先行取得した用地(塩漬け土地)の買い戻し(その745参照)について、今議会で議決されます。

  これは、昨年1月に発表された「今後の財政負担に対する的確な対応について」に基づいて、将来の県財政の負担の軽減を図るために、白紙化とされた事業などについて、利子等の累増の防止・抑制の観点から、土地開発基金を活用(事業債活用など財源充当が可能な案件は、補正予算を計上し一般会計で取得する)しながら、平成13年度末から、順次買い戻すというものです。

 例えば、この中には、現在のリサーチパークの周辺の土地のみならず、第2リサーチパーク(岡山市田原、富吉地内)の約36億円も含まれています。要するに、県有地そのものになるわけですが、逆に言えば、事業がストップした森が残るわけです。
 行って来いの中で、バブルの夢が消えた跡というわけですが、ちーとせつないものがあります。



 本日は、2.26事件の日ですが、妻の誕生日でもあります。同級生ですが、幾つになられたのか、わしゃ知りませぬ。ともかくなるべく早く家に帰ります。
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2002年2月27日(水)【登壇は、5日(火)です。】
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 後段に、第3回マスカットバレーを考える会のご案内があります。

本日は、自民党、民主党の代表質問。我が党の超大物議員の質問は、さすがに語り芸の世界。緩急織り交ぜての演壇には、舌を巻きました。ある意味で、演説の境地と言えるかも。あと、30年で、私があそこまで行けるかは、甚だ疑問ではあります。

 ともあれ、一期生の私は、本会議では、ストレート一本槍。若さに任せて、強引に投げ込むだけです。本日、財政課に原稿が渡りましたので、ここ数日は、定稿までの長い道ですが、項目が定まり次第、お伝えさせて頂きます。


 今任期中の議員最多の12回連続12回目の質問は、一般質問初日、6番目です。午後3時に、議場に起こし頂ければ、まず傍聴頂けると思います。お時間のご都合がつきましたら、是非ご来場下さいませ。

 今議会は、4日間で、24人の登壇(自民16、公明2、民主3、共産2、無所属1)で、1日6人の4連発。極めて異例の多さです。
 私は、初日ですが、2日目以降、どう重複質問が避けられるのか、人事ながら心配です。

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 第3回マスカットバレーを考える会のご案内

 今や、「秘密IT勉強会」になった感もあるこの会。前回の岡山市情報政策部情報政策課長の「リットシティ(情報水道構想)」は、ムチャクチャ勉強になってしまいました。
 また、失礼な任意のご案内でございますが、奮ってご参加くださいませ。今度は、国の最先端を伺います!!(うーん、マニアック!!)

 講師 通信・放送機構岡山IPv6システム検証評価センター
     研究員 美甘幸路 氏
 演題 「IPv6システム」
 日時 3月18日(月)午後7時から
 場所 午後7時〜リットカフェ(駅前商店街)
 会費   無料
 参加資格 全くなし(ただ、なんとなくクローズの会。)
 連絡先 佐藤 真治 satoshin@optic.or.jp

 ※どなたをお誘い頂いても結構ですが、ご一報ください。

 _______返信用紙_______________

 出席 ○ ・  欠席(いずれかに○を)
 (遅刻  時頃)
 ご同伴者(  )名
  ご芳名(     )
     (     )
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2002年2月28日(木)【おかやま焼き肉フェア】
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  その786で、自民党員の募集をさせて頂きました(反応皆無でしたが)が、これにも過った記述がありました。本文中に「今ご入党いただくと来秋の総裁選挙に投票いただけます」とありますが、実は、これも間違いでした。本当にすみません。

 投票権は前二年の党費納入の党員に与えられますので、今年ご入会頂いても、残念ですが投票権は、次々回からになります。さらに次回総裁選挙より総裁任期が3年ですので、総裁が任期途中で辞めない限り次々回の総裁選挙は、平成18年になります。
 これまた大勘違いで、お詫びして訂正申し上げます。


 さて、本日は、代表質問2日目で公明党の代表質問。岡山県の財政状況について、昨日、知事が、「立春(今年は、2月4日)を越えたぐらい」と答弁されたのを受けて、厳しい冬の真っ只中、春は遥か遠く先ではないか、との質問。私もそう思います。
 また、いわゆる食品の安全性の問題について、最近は、不当表示問題に議論が進んできましたが、生産から流通を通した表示制度創設について、農林水産省、厚生労働省、公正取引委員会等に、要請されていくとのこと。確かに、表示されていても、なにをどう信じて良いのか、もうわからなくなりました。


【おかやま焼き肉フェア】

 来る3月3日(日)午前10時から午後4時まで、サウスヴィレッジにて、「おかやま焼き肉フェア」が、開催されます。安全で、安くて、うまい、岡山の牛肉をアピールしようという岡山県の主催行事で、サウスヴィレッジの入場料は、無料です。
 アンケートにお答え頂くと、全国共通食肉ギフトが当たります。「牛肉」フェアでなく、「焼き肉」フェアであるというところに、いかにも行政の面白さを感じます。ちなみに、午後3時までは、フリーマーケットも。

 個人的には、近年になく、かえって牛肉を食べているような気もするのですが、ここは、ひとつご家族連れで、春のサウスヴィレッジヘ、いかがでしょう?


 今日明日と、財政課と一般質問原稿をめぐるやり取りが続きます。
 市町村合併、端的には、岡山市の政令指定都市化については、必ず、議題に上がります。
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