2001年6月1日(金)【タロー 畜犬処分場】
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 本日は、畜犬処分場を訪ねました。御津町にあるこの施設は、おそらく地図には、「小動物研究所」という名で、出ているはずです。


 10年以上前に、我が家には、極度に水を怖がる「タロー」という名の汚い犬が、おりました。ゴンタ顔の垢抜けない、あまり大きくない茶色い犬でした。
 私が、小学校6年生の運動会の秋の日に、当時の当新田の我が家に、タローは来ました。連島で、造り酒屋を営む親戚の蔵の裏山、みかん畑の中で生まれた山犬で、どこから見ても、見事な雑種でした。

 我が家が陶器屋を辞め、当新田から平和町に戻り、託児所を始めた時、街中では犬は飼えないと、保健所に連れて行こうという案もありましたが、殺すのもかわいそうと飼い続けました。

 しかし、なにしろ痩せこけた見かけの悪い犬だったこともあり、気が向いた時にしか散歩に連れて行かず、今なら立派な動物虐待だったと思います。当新田時代から比べると、平和町は彼には地獄だったかもしれません。

 そこから記憶は飛び、大学時代に帰省しても、駄犬は駄犬で、気にとめることもなく、適当にやっていました。

 それでも大学を卒業して、司法試験の勉強をしていた頃、今から思うと私には地獄のような日々でしたが、そこには確実にタローがいました。新聞配達に出かける早朝4時前にもいました。

 12年経ったタローは、人間で言えば眉のあたりに白髪が目立つ老犬になっていました。恐ろしくて、じっくり見ないようにしていました。
 誰からも見放されたような気分でいた頃、手前勝手にも、やっとタローは、とても大切になっていました。ずっと、そこにいたのに。

 毎晩、自転車で、裁判所のあたりをゼーゼー言わせながら、散歩に連れて行きました。我が家は、元倉庫だったので、シャッターをしめてタローを離すと私の部屋のガラスをがりがり掻きました。今の友紀のように、無邪気に。
 タローの影が、ぴょんぴょん跳ねていました。

 ある日、鎖をつなごうとした私の手をタローが噛みました。なぜか、それがひどくショックでした。
 そして、それからしばらく経ったある日、タローは、いなくなりました。
 結びが揺るかったのでしょうか。鎖をひきずりながら、タローと呼ぶ母の声に振り向いた後、喜んで飛び跳ねるように走っていったそうです。

 しばらくずいぶん探しましたが、結局見つからず、そのうち探すのを辞めてしまいました。多分、どこかを駆けているのでしょう。

 タローに似た犬を見ると今でも瞬間的に思い出します。いまどこにいるんだろう?最期を見ていないので、信じられるのです。24年も生きる犬なんていないだろうに。本当に悪いことをした・・・・・・。

 私は、生涯、私の意志では、犬を飼いません。



 小動物研究所、正式には、県畜犬処分場は、昭和43年に作られました。従来は、民間の化製業者や岡山市長に委託処理していたところ、運営・施設面で、環境汚染の問題が生じ、地域住民ともトラブル発生、県で処理場を建設することになったのです。

 管理運営、処分犬の輸送、処理は、岡山県獣医畜産事業局組合に全面委託されています。

 山間の本当に小さな施設で、横を通過してもまずそれとわからないでしょう。そこで、全県の保健所から輸送された犬・猫が早朝に、年間約1万頭処分されています。
 安楽死とされる炭酸ガスを送られ、大量処分されます。特に、犬は、輸送自動車ごと入れる処分施設の中で、処分されます。

 後は、一頭一頭焼却炉に入れられ、焼却処分されます。午前10時過ぎ現在まだ焼却炉は暖かく、麻袋の中に灰は入れられていました。

 委託費は、年間3800万円。私は、本当に、このお仕事をされる方の尊さを思います。本当にありがたいことです。
 同時に、憤懣やるかたない、怒りの気持ちに襲われます。あるいは、タローも最期はここだったかも、と思うと申し訳ない気持ちでいっぱいになります。誰のせいなんか?

 ゆえに、ここにペット税を提唱します。捕獲される野良犬の処分は、これはまだ仕方ないですが、少なくとも、野良猫を捕獲し不妊治療を施すために、あるいは、飼い犬、飼い猫の不妊治療に助成するために、なにより、処分費用を捻出するための目的税です。しかも、処分は、全て有料です。
 飼い主に、安易に命を扱うことをゆるさない警告です。

 さらに、動物虐待の防止の啓蒙・啓発、さらには、『きれいな環境の創造に関する条例』に、犬のフンの処理を盛り込むことも、提言します。



 ところで、昨年の大規模事業評価委員会で、事業を縮小して行うべきとされた「動物愛護センター」の計画地も訪ねました。
 処分場と動物愛護啓蒙施設を併合するというのですが・・・。

 その規模8ha!!既に、犬猫をモチーフにした立派な橋が架かっていました。何と極端なのでしょうか。前知事が、シェパードを飼っていて、バブル時期の計画であるというのも関係しているのでしょうか。
 さすがに、これはマズイだろうという規模です。ある種のテーマパーク?

 小動物研究所と動物愛護センターのギャップが、私にはどうしても埋まりませんでした。
 雰囲気が明るくなるのも、問題意識を啓発するのも、良いことですが・・・。


 それにしても、帰る途中、王将で、から揚げがついた天津飯セットを食べました。鳥や玉子、エビ、ましてや牛やブタや魚は、気の毒がっても貰えないのです。やっぱりモンゴルではないですが、身近に家畜がいて、しめるところを見ないと、動物に感謝しないのかもしれません。

 ひでーなぁ、人間って。モグモグ・・・・。
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【おかやま経済国際化】
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 どうもここのところネタが豊富で、自分で困っています。平和町北部町内会のバリー・ボンズと呼んで下さい。
鼻水は垂れるし、咳は出るし、咽喉は痛いし、眠いし。でも止らない。

 以下、あるパンフから、石井知事のご挨拶丸写し。

 《 21世紀を迎えた今、IT革命の進展等に伴って経済のグローバル化が加速しており、世界的規模でのM&A等による企業再編成、自動車や金融・証券等を中心とした対日投資の急増、国際的な連携による研究開発や技術革新、日本企業の生産拠点海外シフトなど、我が国経済に影響を与える国際化の波はますます大きなものとなっております。

 本県においても、昨年は、県内企業の海外事業展開のも年前半のアジア経済の回復を受けて再び拡大基調に入るとともに、岡山空港・水島港の国際貨物取扱量が過去最高となるなど、国際化の進展が顕著になっており、県内の中小・中堅企業においても、国際競争力強化のために、今後ますます技術開発や経営面・取引面における国際的な企業間連携を図っていくことが必要不可欠となってきております。

 こうした状況に的確に対応するため、本県においては、本年1月に『岡山県経済の国際化に向けたアクションプログラム』を策定したところであり、これを受けて、産学官が連携した組織『おかやま経済国際化連携プロジェクト実行委員会』をこの4月に立ち上げ、関係者の緊密な連携のもとに、県内の経済環境をより一層魅力的なものとするための各種プロジェクトを、国際的な視点に基づいて積極的に実施することとしております。 》


 その流れの中で、本日は、「社団法人岡山県国際経済交流協会を事務局とし、「おかやま経済国際化連携プロジェクト実行委員会」主催で、「シリコンバレイ起業家支援の実践に学ぶ」セミナーが、開催されました。

 ご案内の通り、サンノゼ市は昭和32年より、岡山市の姉妹都市。これだけ岡山の経済人の人口に膾炙される街も珍しいです。よっぽど凄いのでしょうが、私はまだ行ったことがありません。
 いつも、行かないとまずいんじゃないか、という気にさせられます。

 ただ本日は、後半が聞けていないので、流れが分かりませんが、シリコンバレイと岡山を比べたり、連携したりということが現実味のある話なのか、岡山にメリットがあるのか私の認識は不十分です。


 むしろ、経済国際化からは外れていましたが、産業支援という点では、萩原岡山市のご挨拶が示唆に富んでいました。

 いわく、起業家支援・産業振興は市役所は、不得意な分野。産業政策というより、むしろ商店街の活性化という方が馴染む。ただ今回試験的にインキュベーション機能も果たしてみた。
 すなわち、情報水道化構想のうち、光ファイバー敷設を市と事業者で取り組んだ。結果中数件の特許となり、とりわけ官工事設備協同組合青年部が、技術開発に呼応し、特許をとった。自らが、コア技術を取得して勝負する時代になった。
 大切なのは、良い技術ができたら市が調達すること。調達型技術コンペを行いたい。これは市という単位が、一番妥当な形で関与できる。
 この分野で、技術コンペをしてはどうかと提案頂きたい。

 非常におもしろいと思いましたが、問題は県との連携。産業支援するが、積極的にそれを県が活用する、という言い方は、県はしていないかもしれません。共同特許という考え方も、私は無理解です。
 ちょっと勉強させて頂きます。

さて、実は、県議会1期生若手有志では、むしろ関心が岡山県上海事務所や直行便もある上海に行っています。昨秋も申し上げましたが、今秋に、上海スタディーツアーを僅かにオープンでやる可能性があります。
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【国体岡山市開催分】
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 本日は、平成17年第60回国民体育大会岡山市準備委員会第3回総会が、開催されました。

 岡山県は、国体準備局から国体推進局に組織替えしましたが、岡山市も企画室国体準備事務局が国体準備局に改変され、国体推進課が新設されました。
 ちなみに、岡山市国体推進課の江木課長は、附中時代の恩師、体育の江木先生で、ずっと国体関係におられます。

 ただ、いみじくも県国体推進局長が自ら言われた通り、あと4年もある、と盛り上がっていないのではないか、という懸念は当たっていると思います。

 岡山県は、昭和37年国体時の「明るい県民運動」を発展的解散し、6月5日から「晴れの国おかやま国体県民運動を進める会」を立ち上げますが、選手養成に現場からのご不満の声は聞きますが、いっちょ開会式やボランティアで盛り上がろうかという話は聞いたことがありません。

 岡山市は、「岡山市総合政策審議会」の中間答申が示すように、要するに自分達の街は自分達で作ろうということで、あらゆる場面での市民参加を期待しています。
 また、ここで人見絹江スポーツ顕彰を創設し、功績あるスポーツ選手に加え、指導者も称えることで盛り上がりを図ります。


 ちなみに、案外知られていないのが、岡山市開催分。種目と会場を列挙します。夏期4、秋季7の11種目です。

<夏季大会>

水球少年男子    ;東山プール(市議会に諮る、事務的なめどはつく)

ボート成年男子・女子;百間川ボートコース
   少年男子・女子;同上

サッカー成年男子  ;岡山県総合グランド(邑久町と分散開催)
        女子;神崎山公園競技場

バドミントン成年男子・女子;岡山市総合文化体育館
      少年男子・女子;同上

<秋季大会>

陸上競技成年男子・女子;岡山県陸上競技場
       少年男子・女子;同上

ボクシング成年男子  ;岡山東商業高校体育館
     少年男子  ;同上

バレーボール少年女子 ;岡山市総合文化体育館

体操成年男子・女子  ;岡山県体育館
  少年男子・女子  ;同上

バスケットボール少年男子;六番川水の公園体育館、岡山操山高校体育館

ソフトテニス成年男子・女子;浦安総合公園テニスコート
       年男子・女子;同上

ライフル射撃       ;岡山県警察学校射撃場


※練習会場やウォームアップ会場も公共施設
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2001年6月2日(土)【6月定例会日程】
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 昨日の議会運営委員会で、日程が決まりました。

 6月8日(金)  開会、知事提案理由説明
   12日(火) 代表質問(自民、民主)
   13日(水) 代表質問(公明)
   14日(木) 一般質問
   15日(金) 一般質問
   19日(火) 一般質問
   20日(水) 特別委員会
   21日(木) 常任委員会
   22日(金) 議会運営委員会
   25日(月) 委員長報告、採決、閉会

 前回同様、9回目の一般質問も、初日14日(火)を狙いますので、できれば開会日8日に、一般質問原稿を提出をしようと思います。
 来週の私は、極めて愛想がないと思いますが、どうかお許し下さいませ。

 質問戦に入ったら、「中心市街活性化セミナー」の準備に追われていると思います。


【自民県議5人衆?】

 本日、岡山サンケイ新聞社からアンケートの依頼が届きました。なお、全国紙の産経新聞社ではありません。
 「新世紀を託す若手の自民県議5人衆」に、選んで下さったそうです。

 なんでも「新世紀の県政を託すに相応しい県議 各界で期待され、衆目の一致した県議」として、「マスコミ仲間や政財界、県庁幹部などから推薦され」、「独断と偏見での5人衆になる」そうで、「掲載に伴う掲載料、広告費等は一切不要」ですが、「確かな資料等が乏しく、また正確を期すため」、アンケート調査されるそうです。
 ちなみに、「顔写真等は議会事務局からいただく予定」だそうです。

 しかし、こうなると他の4人は、どなたかということで、問い合わせたら、担当の方は、お休みでした。多分対面取材は、されないのでしょう。
 場合によっては、お断りするかもしれません。

 質問事項も、「最近読んだ本の中で感銘を受けた本」「派閥についてどう思いますか」等々で、一応、他の4人の方に確認が取れれば、提出しますが、そういうことなので、極めて事務的に回答させて頂きます。
 6月中旬ごろ、なにかの新聞に掲載予定ですが、「週刊誌」とも書いてあります。もし、そういう紙面が出回ったら、こういう経緯です。

 今後マスコミ・団体関係の動きで、特別な動きは、随時こちらも「こころ」で、配信、情報公開致します。
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2001年6月3日(日)【自民党岡山県連最悪の日】
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 仕事と風邪にかまけて、最悪の父ちゃんは、朝、旭川の土手を友紀君とお散歩し、町内会の一日バス旅行をお見送りし、おまけに京橋朝市に、親子2人で行きました。
 そして、忘れかけていたあの痛み・・・・・腰痛、再発。



 さて、何かと行事の多かった今日、「自民党岡山県連 国会議員、県議会議員、一般総務支部長・幹事長、後援会、主要団体 合同会議」というマニアックな、しかし、自民党県連の重要な会が開かれました。

 この会は、「片山虎之助参議院議員を励ます会」を兼ねており、それ自体は良かったのですが、問題は合同会議そのもの。


 突然「幹事長問題」が、勃発。ちなみに、下記、総務会長、議員団長は、ともに次期幹事長に立候補されています。現在の幹事長の任期は、この6月までです。

 「ここで決着をつけろ」というフロアの声に、議長役が、「なぜか」応え、いつのまにか「執行部四役留任で、参議院選挙を戦う」ことを場内の拍手で強行「採決」(?)。議員は、唖然・・・。

 それを受けて幹事長が、これまた突然の留任挨拶。議員団長が、これを認めない旨を表明。
 これが、シナリオなら、まさに電撃作戦です。ムチャクチャな展開では・・・。


 合同会議、懇親会終了後、合同会議の決定を有効とするグループと無効とするグループに別れて、緊急会議。混乱必至です。

 また、詳細に書けませんが、ややこしい構図もあります。
 
             略

 多くは、語りません。私と同世代の記者達が明朝、様々に伝えるでしょう。それを是非ご覧ください。隠しようもないほど、かなりこの事件は、載るはずです。

 2期議員の発言に、鼻血を出されるまで古参議員も激昂されるほど、辛い風景が続いています。私に何ができるでしょう?
 私は、私のできることを今はさせて頂きます。当面は、6月議会の一般質問、中心市街地活性化セミナー・・・・やらなくてはいけないことが、たくさんあります。


 今日は、自民党岡山県連にとって、多分、歴史に残る最悪の一日でした。
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【中心市街地活性化セミナー概要】
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 7月3日(火)表町三丁目劇場で行う、第2回自由民主党青年局企画「中心市街地活性化セミナー」の概要が、とりあえずまとまりました。
 ここからは、来賓や祝電関係を詰めていくことになります。また、当然案内告知が問題になります。
 頑張ります!!としか言いようがありません。

 仮案で、変更も予想されますが、

「中心市街地活性化セミナー 都市交通の未来を考える」 (以下敬称略)

 第一部 13:00〜14:50

       13:20〜14:50 基調講演

        「市民がつくる中心市街地(仮題)」
             川村 健一(フジタ技術センター副所長)

 第二部 15:00〜 17:00 パネルディスカッシヨン

        「中心市街地活性化のための都市交通を考える(仮題)」

       パネラー
             逢沢 一郎(衆議院議員)
             大開 直之(表町商店街連盟専務理事)
             岡   将男(RACDA会長)
             高田美紀子(三丁目劇場運営協議会会長)
             滝川 直秀(チャレンジド・アドバイザー)

        コーディネーター
             佐藤 真治(岡山県議会議員)


 逢沢代議士が、パネラーというのが、実に思い切っています。また、あくまで、500円会費を頂きますので、そこから全ての事業費を捻出します。


 さて、6月10日(日)に、加藤紘一先生来岡予定です。佐藤真治が、お出迎え役に、という計画があります。なんか、すごい!!
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2001年6月4日(月)【おかみさん会】
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 昨日の自民党合同会議の幹事長選びについて、山陽新聞は、もはや「決定」として、他紙の中には、そうでないように書くものもあり、報道の仕方もバラバラでした。
 8日(金)の6月定例会開会前に、緊急議員総会が開催されないようなら、もはや既成事実として、蒸し返す方に分がない、という事態になるかもしれません。

 いずれにせよ、本音は、誰もが命令されてまで、選挙の手間を好んでは、したくないのであり、選対本部長たる幹事長の指示は受けないぞ、ということを大義名分として、ボイコットする者が現れるとしたら、今回の参議院選挙、思わぬところから足並みが崩れることになりかねません。



 本日は、一般質問作成のため、ともかく今回の資料(講演会やセミナー資料パンフ、新聞切り抜き、メルマガ等々)を一回集めてみました。
 「動物虐待から動物愛護・ペット税」、「石井十次・児童虐待・児童相談所」、「教育改革・総合的な学習の時間」、「NPOの会計その他」「中心市街地活性化・交通施策・交通バリアフリー法」、「環境問題」、「介護保険関係・福祉村構想」、「消防団」が、今回はあります。かなり、絞らないといけません。
 また、執行部との事前のすりあわせも進めています。

 ともかく、代表質問で県政の最重要課題は、3時間近く質問された後の、一般質問です。佐藤の質問は、細かいと言われますが、当然です。しかし、重要です。貯まった分、気合で、いっきに吐き出さないといけません。
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 さて、本日は、「表町おかみさん会」の総会に、お邪魔しました。せっかくなので、我が家のおかみさん(妻)も、同伴致しました。実に、勉強させて頂きました。なにか、うちのおかみさん(妻)も、熱いご指導を頂いて、さらにパワーアップしそうです。
 僕、とっても幸せ・・・・。


 現在、全国の商店街は、後継者問題・空き店舗問題等様々な問題を抱えており、大変な危機を迎えています。
 こうした状況下に対応するためには、これからの街づくりは従来の行政主導ではなく、地元の住民が、自分たちの街のために、提案し、行動していかなければなりません。

 そこで、商店街を活性化させるために、商店街に住み、商売をし、買い物をする商店街の「おかみさん」達に集まっていただき、女性の視点から人に優しい街づくりを考えていくために、「おかやまおかみさん会」が、平成11年3月に結成されました。

 「おかやまおかみさん会」は、表町おかみさん会(岡山市)、児島おかみさん会(倉敷市)、倉敷おかみさん会(倉敷市)、トゥッティ(備前市)、笠岡おかみさん会(笠岡市)、奉還町おかみさん会(岡山市)、オペラ通りレディースクラブ(岡山市)、井原おかみさん会(井原市)、ソシオおかみさん会(津山市)、水島おかみさん会(倉敷市)などが、所属しています。



 (以下ホームページより)
 『表町おかみさん会は、従来、商店街が力を注いだ販売促進という観点だけでなく、「安全な商店街」を目標に活動を開始しました。
 「危ない、汚い、明るくない」商店街は消費者はもちろん、誰も寄りつきたくありません。自転車乗り入れ禁止地区にもかかわらず、歩行者優先を無視して自転車で全速力で商店街を走り抜ける人がおり、人身事故も起こるかもしれません。公共施設、個人住宅、店舗への落書きや放置自転車も後をたちません。

 もし私達が何もしなければ、むしろエスカレートする一方です。夜間、商店街が暗くなってしまうことも感心できません。安全で清潔で明るい表町商店街が私達の目標です。』 


 
 とりわけ、表町おかみさん会は、自転車と歩行者が共生できる商店街を地元全員の協力で築かれたいと、調査を重ねられ、「駐輪場マップ」を作られました。
 また、タウンモビリティーの実験など、バリアフリーの商店街への取り組みもされています。

 おかみさん会が、素晴らしいのは、それが、自分の商売を超えた「まちづくり」の活動だからです。
 そして、男性が妙に拘る、名誉だ、肩書きだ、世間の評価だ、筋だ、段取りだ、手続きだ、とは全く異なる観点から事を進め(要するに、動くかどうか)、本当に純粋な思いだけでされているのが、びんびんと伝わってきます。
 本当に見習うべき点が多いと思います。



 考えてみれば、私も商売人の息子。
 おかみさん・・・うちのおかん(母)?

 遊んだり、休んだり、愚痴を言ったり、他人がどうだ、男がどうじゃぁと議論する暇があったら、今目の前にある現実、商売をするんじゃ。私ゃ忙しいんじゃ。
 少しでも汗をかいて働かれぇ!理屈じゃねんじゃ。日銭を稼いで、なんぼが商売じゃ。毎日勝負じゃ。開き直ったら女は、強ぇーよ。

 個人的には、現実感覚や直感力は、夢を追いがちな馬鹿な男より、女性の方が遥かに優れていると思います。
 時々、私が自分で商売するなら、もっともっと貪欲に、本気で死ぬまで働くけどなぁ、と男性に対して思うことがありますが、きっと、「おかみさん」は、もっと冷徹に見ているでしょう。
 あんたの商売、本気じゃねーが、半端じゃが、格好ばーせられな、と。

 うちのおかみさん(妻)に、そう言われないように、頑張ろうっと。



 さて、これはもう、全くの蛇足ですが、「全国おかみさん会」は、全国各地の商店街の女性店主らで構成し、会員は約一万人に上っています。実は、浅草おかみさん会理事長である冨永照子全国おかみさん会長は、今夏の参議院選挙に、民主党から出馬予定です。
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2001年6月5日(火)【PFIってなんなら?】
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 本日は、朝から本庁に出掛け、一般質問の打合わせ。今回も、NPOについて、暫定的な支援センター設置や、ワンストップの情報窓口(ネット上に)についてなどは、少し進む予定です。


 さて、岡山リサーチパーク・インキュベートセンターに「PFI」の手法を導入するのは良いことだ、などと簡単に書いてしまいましたが、実は、「PFI」の概念の認識が、もうひとつ不十分だったため、再度、学習して参りました。
 ちなみに、岡山県には、総務部財政課の横に、「行政改革・PFI推進室」というのが、あります。

 こういうカタカナ用語は、今更よく知らないんです、というのは、とても勇気が要るのですが、これは確かに、ややこしいです。勉強になりますが、かなり面倒くさいです。


 PFI(Private Finance Initiative、プライベート・ファイナンス・イニシアティブ)とは、公共施設等の建設、維持管理、運営等を民間の資金、経営能力及び技術的能力を活用して行う事業手法です。

 「民間資本等の活用による公共施設等の整備等の促進に関する法律」が、平成11年7月に制定され、平成12年3月にPFIの理念とその実現のための方法を示す「基本指針」が、民間資金等活用事業推進委員会(PFI推進委員会)の議を経て内閣総理大臣によって策定され、PFI事業の枠組みが設けられました。


 イギリスなど海外では、既にPFI方式による公共サービスの提供が、実施されており、有料橋、鉄道、病院などの公共施設等の整備等、再開発などの分野で成果を収めています。


 従来の公共事業との違いは、公共施設等の建設、資金調達、維持管理、運営等につい公共が直接実施していたものを、民間事業者に委ねることにあります。
 民間の資金、経営能力、技術的能力を活用することにより、国や地方公共団体等が、直接実施するよりも効率的かつ効果的に公共サービスを提供できる事業について、PFI手法の導入が考えられます。


 ちなみに、PFIの事業主体は、公共施設の管理者等ですから、国(各省庁の大臣)、地方公共団体(都道府県知事・市町村長)、特殊法人等の公共法人ということになります。

 また、PFIの対象施設は、公共施設(道路、鉄道、港湾、空港、水道、下水道、公園等)、公用施設(庁舎、宿舎等)、公益的施設(公営住宅、教育施設、医療施設、駐車場、地下街等)、「その他の施設(情報通信施設、新エネルギー施設、リサイクル施設、観光施設、研究施設)」になります。



 これで理解できる方は、本当にたいしたものですが、もう少し、具体的に書きます。

 そもそも、PFI手法でないとどうなのか、という前提が、普通まずわかりません。

 「大規模施設建設事業評価要綱」の改定で、普通会計からの県負担が10億円を超える事業については、事前評価が必要で、議会や県民のご意見を聞きながら、大規模事業評価委員会の総合的な評価調書が提出されます。
 それを受けて、知事を本部長とする大規模事業検討調査会議が、決定するという流れです。

 そして、25億円以上のものは、WTOの関係もあり、外国の方も加えながら、一般競争入札をするということですが、これは、少なくとも、設計、工事、管理の3段階の入札があります。
 要するに、この3段階を一回にまとめてしまえ、一括して設計・施工・管理を民間業者を任せてしまうのです。


 もっと、具体的に書くと、こういうイメージです。

 公共として必要な施設、ここでは例えば焼却炉を県有地に立てることになりました。
 民間事業者(以後、PFI事業者)からアイデアを募り、意に沿うものがありました。20年から30年の長期のPFI契約を県とPFI事業者は、結びました。

 県は、そのPFI事業者に、土地を無償で貸与します。PFI事業者は、自ら資金調達し、設計・施工・管理をするゴミ焼却施設を造りました。
 そのできた施設を県は、借り受けます。もちろん、サービス購入費の中には、維持管理費や建設費が分割で含まれます。
 県は、元手はありませんでしたが、分割払いで、事実上焼却施設を手に入れました。なお、PFI契約終了時は、PFI事業者が、更地で返す、無償で県に譲渡する、様々です。

 さて、PFI事業者は、民間のノウハウを入れ、様々な試みをします。もちろん、PFI契約は、ゴミ焼却という目的があるのですが、その県との契約以外に、PFI事業者独自に、余熱で、温水プールを経営することにしました。その儲けは、自分のものです。

 ざっと、こんなイメージです。


 PFI事業のプロセスは、特定事業の選定→事業の発案→実施方針の策定及び公表→特定事業(PFI事業)の評価・選定、公表→民間事業者の募集及び選定→協定等の締結等→PFI事業の実施→事業の実施、サーベイランス等→事業の終了です。

 例えば、県下で真っ先にPFI手法が導入された岡山市の当新田の温水プールは、温水プールという市の事業に、PFI事業者が、他のトレーニング施設も加えて、施設を建設とのことで、現在、「民間事業者の募集」という段階。
 また、倉敷市のごみ処理施設は、一般廃棄物処理義務のある倉敷市の事業に、PFI事業者が、ガス化熔融炉で、産業廃棄物も焼却し、サービス委託料に、プラス利益を生もうという構想です。
 PFI手法は、ゴミ焼却プラス発電など、廃棄物処理施設建設には、特に馴染み易い手法と言えるかもしれません。


 ただ、PFI手法は、大きな問題を含んでいます。

 そもそも、この手法は、長期にわたる民間と公共のリスク分担という問題があります。民間にしてみれば、「母屋を借りて庇を乗っ取られる」この契約は、保険をはじめ、物価の変動など、リスクがかなりあります。
 法律的にも、あらゆるトラブルを想定した契約書(例えば、施設内の備品で県民が怪我をしたら県の責任を問えるか?)が必要で、物凄い厚さの契約書になるそうです。PFIアドバイザーという新職種が、重要な役目を果たします。
 いずれにせよ、民間事業者にとって、儲かるぞ!!という話のようには思えません。

 また、現行法では、PFI事業者へのサポート制度が、十分にできていません。例えば、一口に資金調達と言っても、行政そのものではないのですから、公的補助の情報が十分ではないし、金利も安くなりません。国庫補助事業か、県単独事業か、県ならば、あるいは起債をし、地方交付税で埋めるという計算も立ちますが、民間で使える手法ではありません。
 かえって、入札で受注する方が、楽なのではないでしょうか。

 逆に、県は、施設自体が民間事業者の施設ということになれば、当然、固定資産税を支払わないといけません。ご案内の通り、不動産取得税は県ですから、まだ良いのですが、なんで市町村に、いわば県の公共施設が、固定資産税を払わねばならないのか。ここらも、法整備ができていません。

 また、リスクを負うPFI事業者としては、ここで、PFI契約以外の付帯事業で儲けたいと思い、頑張った挙げ句失敗。そこで、目的の事業もできなくなった、という事態には、どう対応するのか。
 意外と市民、県民にもリスクがあります。

 加えて、一般入札で、価格の一発勝負でなく、総合評価方式と称して、学識経験者などからなる審査委員会が、事業者の選定をする、その公平性、公正性、透明性は、どう担保されるのか。



 今、PFI手法の先進県は、神奈川県であるとのことですが、岡山県にも、前述の岡山市と倉敷市の先駆事例があります。市町村が、岡山市、倉敷市に、どれだけ追随するでしょうか。
 個人的には、市町村や、民間事業者の方に、どれだけメリットがあるのか、様子見という所ではないかな、と思います。

 いずれにしても、PFI手法導入云々は、県としては、岡山リサーチパーク・インキュベートセンターぐらいで、県立図書館、県立病院も、ともに、実施設計の段階に入っているので、PFIは、既に関係ありません。
 大規模事業凍結中で、PFI手法に見合い、民間に利があるような話は、なかなか、今後議論にならないかもしれません。


こんなに書くのなら、一般質問にすれば良かったです。質問しませんから〜と、お話を伺ったのでした。

いかん、質問原稿を書かねば!!
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2001年6月6日(水)【デジタル・ライブラリー】
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 昨日のPFIの認識について、まだ私の中に怪しいものがあります。再度後日改めてお伝えできればと存じます。

 さて、あて職を含めて、顧問というのは幾らかさせて頂いているのですが、私が会長の会は、「太陽の会」という異業種交流勉強会と「岡山県視聴覚ライブラリー連絡協議会」の2つだけです。


 岡山県視聴覚ライブラリー連絡協議会は、岡山県生涯学習センター内に事務局を置き,県下19の地域視聴覚ライブラリーが連携を図り,視聴覚教育を推進している教育団体です。

 ピンと来られないかもしれませんが、個人や団体に、教育ビデオや文部省特選・推薦の16ミリフィルム教材の貸し出しを行っています。
 そういえば、昔道徳の時間で見たな、学校で映画鑑賞に行ったな、あの類のものです。とりわけ、同和問題啓発など、重要な使われ方もされています。

 1年間以上更新されていないという、我が県視連の下記ホームページを是非ご覧ください。
 ttp://www.pal.pref.okayama.jp/kensiren/


 本日は、その県視連の総会がありました。
 倉敷市長選挙に出られた早稲田の先輩である古市元県議の後の会長職を昨年の市長選挙後にお受けした、ということで、2回目の総会です。とりあえず1年間は、おとなしくしておりました。

 今年度予算は、14万7000円。連絡協議会ですから、各団体が個々に運営しているので、研修費ぐらいしか、お金はいりませんが、これでは我が家の1ヶ月の家計です。
 例えば、某町の視聴覚ライブラリーの年間ビデオ貸し出し数は、5本です。県視連への負担金は、5000円。割合からすると、かなわんですよ。

 結局は、伊島町の生涯学習センターと二日市の岡山市中央図書館内の視聴覚ライブラリーなどが中心で、あのブースで視聴するのがカウントされているので、結構利用されていないのかな、と思います。


 県の視聴覚教材のラインナップを見ても、ちょっとTSUTAYAが、ビデオ銀河に行きたいものだ、という気分になる、お堅い内容がずらっと並びます。県のライブラリーの誇る16ミリの超大作は、「魔女の宅急便」と「フランダースの犬」の2本です。かわいそうだよなぁ、パトラッシュ・・・・。
 (無料貸し出しするには、宮崎作品は、フィルムが高いそうです。)

 ともかく引っかかるのは、著作権。財政難の折り、毎年各団体が、買い足せるわけもなく、「こりゃ、何年前のなら?」と、超悪循環に陥っています。


 しかし、株でいうなら、この県視連、今が底値だと思います。


 いうまでもなく、岡山県が、岡山情報ハイウエイに代表されるIT戦略を進める中で、国が、e−JAPANとして、全国的にハード面で畳み掛けてくるのなら、むしろ、コンテンツで勝負だ、という時代に自ずとなると思います。
 各市町村のライブラリーは、全部ほじくりださないといけません。

 いずれにせよ、早晩、ビデオや16ミリフイルムでなく、ネットで教材が配信される時代になると思います。今までの形ではないでしょう。

 財政難、人手不足と視聴覚ライブラリーの現状は、極めて厳しいものがありますが、現在のビデオ、フィルム収集、活用の努力に加え、他の施設、例えば、視聴覚障害者、高齢者の方の施設との連携で、生き残りを模索する一方で、地域のニーズに合わせつつも、情報化に合わせて大胆に変革していく、そういう方向しかないと思います。

 県視連が、発展的に消滅しようとも、目指すは、「デジタル・ライブラリー」。
 それが、新会長の示すべき道でしょう。私は、お飾りや名誉職の会長ではありません。あんな奴を会長にしたのが間違いだった、と言われたくもあります。


 ついては、大きな夢を持ちつつ、歴代の会長がされなかった、地域の視聴覚ライブラリー巡り、特に、ビデオ貸し出し5件の某町!他を直接回り、9月議会で、一発ぶち上げることにしました。
 会長自らのお手盛り質問です。県視連に、金くれ〜!!

 ともかく、14万7000円じゃ、何もできません。来年度は、予算をとってきて県視連が、先駆的な事業をしなくては。
 誰も見もしないビデオのコレクションを税金でされては、困るんですよ。実際、マニアックな教育物が、貯まってるのですから。
 そのためにも、勉強がいるんです。

 ちっ、また、大きな事を書いちまったぜ。
 まぁ、しかし、10年は、かかりますね。
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2001年6月6日(水)【太平洋の国からこんにちは】
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 まるで定期試験の前に『ドカベン』全巻を読み始めるように、一般質問の原稿を書かねばと思いつつ、わざと忙しくするわけです。


 本日は、「太平洋混成団」の「交流の夕べ」に、家族で参加させて頂きました。実は、これは、国際協力事業団(JICA)の「青年招へい事業」の一部分(岡山)を財団法人岡山県青年館、備前市青年協議会、岡山県青年団協議会、岡山市青年協議会が、請けたもので、本日初日になります。
 私は、ほとんど青年団の一味(?)のような形の参加です。

 JICAの青年招へい事業「21世紀のための友情計画」は、開発途上国を対象に実施する技術協力の一環として、ASEANをはじめ、アジア、太平洋、アフリカ諸国などから、将来の国造りを担う青年を我が国に、専門分野別に、1ヶ月間招き、それぞれの分野別について学ぶとともに、ホームステイ受け入れ家庭などとの幅広い交流を通じて相互理解を深め、両国の信頼と友情を築くことを目的としています。
 1984年にスタートして以来、100ヶ国近い国から、およそ1万9000人の青年が日本を訪ねています。


 今回は、昨年に引き続き、太平洋混成団(経済開発)が、東京、広島、福岡、大阪と1ヶ月国内を研修で回るうちの1週間を我が岡山で過ごすのです。
 16才から36才の総勢22名。フィジー、キリバス、マーシャル諸島、ミクロネシア、ナウル、ニウエ、パラオ、サモア、ソロモン諸島、トンガ、トゥヴァル、ヴァヌアツという、なんだか楽しくなる、その実、正直どこだろう?という国の方々が、今日から14日(木)まで、岡山に滞在されます。

 「交流の夕べ」では、私は、昨年に引き続き、怪しげな挨拶をさせて頂き、友紀はサモアのフェレテイさんや、トンガのヴェロニカさんに、抱っこしてもらっての国際交流。
 友紀が、生まれて初めて接する外国の方が、サモアとトンガの方であるというところに、さすがに父親の血を感じます。


 明日は、岡山県庁を表敬し、レクを受けられ、後楽園散策、中小企業家同友会の会員の方と交流、夜は青年とボーリング大会。明後日以降は、ホームステイ、備前焼体験、徳永こいのぼり工場、工業技術センター、瀬戸大橋、倉敷チボリ公園、美観地区などなど周られます。
 青年館の武市さんや、備前市の青年団が、大活躍します。


 私自身も、一昨年のアメリカ、昨年のスカンジナビアと期間は2週間ですが、同様の研修に参加したこともあり、彼らにとっての岡山が素晴らしいものになることをことさら強く願います。

 なにがどうというわけではないのですが、遠い太平洋の島の方が、私たちの故郷を一生の思い出にして下さる、それは単純にうれしいことですね。


 ちなみに、友紀は、しまいにゃ泣き出し(どうも外国の方が彼なりにわかるらしい)、泣きやます妻に、妙に偉大なものを感じた、あほ親父でした。

 なんか、とりとめがない内容ですみません。
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2001年6月7日(木)【極端な人間】
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 本日は、ほぼ6月定例会一般質問原稿作成のみに専念しています。それでは、皆様良い木曜日をお過ごし下さい!!今日はこれで、さようなら〜!!
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【かわいい、たいしたメール】

 一応一般質問の原稿を書いてはみましたが、今日は、書いてるうちから、県警とのやりとり。県警に対して、皆さんからのいろんな問い合わせが多く、最近毎日、県警と話している気がします。

 商工労働警察委員所属ですから、本当は、商工部長や、県警本部長には、本会議で答弁して頂くような質問をそもそもしない、というのが自民党の暗黙のルールですが、児童虐待と動物愛護で、どうしても、かすってしまいます。

 先ほど既に、財政課の方に、草稿は、添付ファイルで送りました。いわば、県の財務省で、予算等を通して、県政を全部把握している財政課が、議員と執行部の間で、調整して下さるのは、いつもお伝えする通りです。
 この事前の「シナリオづくり」が、議会を白熱しないものにするわけですが、お互いに大崩れしないために必要な仕組みかもしれません。
 明日からは、財政課とのやりとりですが、質問の半分は、既に担当課と調整していますので、担当課にしてみれば、来たな、という感じでしょう。

 いずれにせよ、6月議会は、補正予算もなく、2月議会と比べても、荒れる要素が少ない平穏なものになると思います。むしろ、「小泉一座」のネタとか、あるいは、本会議よりも、その裏で、自民党の幹事長問題でヒートアップしているかもしれません。
 概して、地味で低調な議会になりそうです。

 気持ちは、途中から、中心市街地活性化セミナーと参議院選挙に、飛ぶかもしれません。


 さて、昨年の「その283」【高校生会議より 17歳だった】の「高校生会議」で妙に元気だった某高校の男子生徒から、メールが届きました。そういえば、名刺を渡していたのです。
 私が、17才当時、県議会議員なんて見たことすらなかった気もしますが、堂々とメールをくれる度胸に恐れ入りました。所詮、相手は、私ですけど。

 彼らは、県内の公立高校の学習環境の改善のため、「公立高校の冷暖房設置運動」をしているそうです。具体的には署名を取り、それを県教育委員会の財務課に要望書とともに提出しようと思っているそうです。
 しかし、なにぶん高校生だけで立ち上げ、進めている運動だけにわからないことや不安なことが多々あり、私に相談すればいいと思ったそうです。
 まぁ、確かに地球温暖化も加わり、教室は暑いでしょう。わかる。

 なんだか、凄いバイタリティーです。後生畏るべし。せっかくなので、県教委に問い合わせますと、この際、勉強してみたいということで、しばし時間を、とのことでした。
 多分、たちまちは、教室にクーラーは、つかないでしょう。
 ただ、彼らのその意気や良し。将来楽しみ。でも、勉強せーよ、と言いたいところです。

 しかし、20才も違うんですよ。彼らからすれば、36才の私は、おっさんもいいところなんでしょうね。親父でもおかしくない。
 ちょっと懇談するつもりです。
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2001年6月8日(金)【(超速報)6月議会開幕!】
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 とはいうものの、低調な滑り出しの本議会。さて何人が、一般質問に立つのか?
 しかし、こういう財政難の時にこそ、議員からも活発に生産的な質問や提言を出さないと、なぜ議員がいるのか、意味がない、と言われても仕方ないかもしれません。
 私の今回のペット税創設の提言も、結果として空振り三振になるかもしれませんが、振らなきゃ当たりません。

 なお、本日はまだ、幹事長問題が燻っていますので、なんやかや、この後あります。


 本日の知事提案説明の中で、「こころ」的に、目新しいもののみ、速報させて頂きます。


[岡山空港開発株式会社の今後の処理]

 2月27日に民事再生法の適用申し立て、4月3日に手続きの開始決定。管財人により、再生計画の策定作業が進められていたが、昨日、県等の債権者に、管財人から再生計画案が提示された。
 @岡山空港ゴルファーズ、レスパール藤ヶ鳴ともに、民間企業に営業
 譲渡。同社は、解散。
 A岡山県等の債権者に対し債権額の9割強の放棄を求める。
 厳しい内容だが、同社の設立趣旨や事業目的は継続される内容であり、
 県としては、この案を受け入れたい。
 このため、債権放棄のための議案および執行を保留している本年度の
 貸付金の予算を減額する補正予算を本議会に、追加提案する。
 会社の経営見通しが甘く、このような事態になったのは遺憾。県の貸
 付金25億円の大部分を放棄せざるを得ないことにつき、深くお詫び
 する。

 ・・・・・我々の税金から、25億円ふっ飛びました。経営者の責任、
     県の責任を、あるいは議会の責任をどう問うのでしょう。ご
     めんで済めば、中村主人は、いりません。


[まちかど子育て支援ルーム]

 ウイズセンターで、7月から開設。子育て相談や乳幼児の一時預かり等実施。

 ・・・・・私は、ウィズは、苦手。ちょっと男性は、入りにくいやなぁ。

[低公害車導入]

 環境保全に関する率先行動の一環として、県の公用車への低公害車の導入を積極的に進める。今年度は、更新予定の小型乗用車を全て低公害車にする。できるだけ早く低公害車に切り替えるよう推進。

 ・・・・・更新の必要はあるのか(どれだけ走っとんか)。そもそも
      台数は多くないか?

[日生町信用農業協同組合]

 同組合は、平成13年3月期決算において大幅な債務超過に陥り、自力での再建困難に。農水産業協同組合貯金保険法に基づき、管理人による業務及び財産の管理を命ずる処分を行った。
 県としては、農水産業協同組合貯金保険機構及び農業協同組合組織の支援のもとで円滑な救済が図られ、組合員や地域経済に対する影響が、最小限にとどまるよう、できうる限りの努力をする。
 再びこのような事態が生じないよう、広域合併などによる農業協同組合の経営基盤の安定・強化に全力で取り組む。


[ハンセン病対策]

 偏見の解消等に向けたこれまでの県の取り組みが、患者・元患者の方々のご労苦の重さを考えたとき、じゅぶんなものであったのかどうか・・・・?
 近く2つの診療所を再訪し、膝を交え、真摯に生の声を承り、県としてできることを真剣に検討する。
 また、国の検証作業を注視しつつ、必要な実態調査を行い、シンポジウムの開催、パンフの配布、インターネットを通じ、正しい理解普及啓発の推進を図る。

 さらに、ハンセン病療養所をはじめ、邑久郡の拠点施設を光ファイバーで結ぶ邑久郡広域情報ネットワークが近々開通予定。これと岡山情報ハイウエイを活用し、障害者用IT機器を駆使した地域交流ネットワークづくりを進め、地域イベントへの参加、文化・レクレーション活動等の交流活動を促進する。
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2001年6月9日(土)【中心市街地活性化セミナーご案内】
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 まずもって、昨日の池田市の痛ましい事件の被害者となった子ども達のご冥福をお祈りします。今回の件で、地域社会に開放される学校の安全体制の確立の重要性を再認識致しました。
 どんなことがあっても絶対に許せない犯罪ですが。と同時に、このことで、心の病に苦しむ方への偏見が助長されることがないよう、切に願います。

【中心市街地活性化セミナーご案内】

 7月3日(火)午後1時から5時の第2回自民党青年局企画「中心市街地活性化セミナー」のチラシができました。なかなか、かわいいできあがりです。
 是非、御転送頂き、皆様で、ご来場頂きますよう、心よりお願い申し上げます。
ttp://www.tenuki.net/sun/sigai.pdfです。(69kbです)

 なお開くにはアドビのアクロバットリーダーが必要ですが、PCに入ってなくてダウンロードしてまで読んでやろうという方はこちらからできます。
(無料です)。
ttp://www.adobe.co.jp/products/acrobat/readstep.html
 最近の細かい行政資料は、これがないと開けなくなりつつありますので、この機に、入れられることをお勧めします。
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【《激トーク VS 総務大臣》のお知らせ】
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 わりと不謹慎な発言の多い「こころ」ですが、本日は、特に不謹慎な、場合によっては、「総務大臣と戦いませんか?」というお知らせです。

 今回、片山総務大臣に、「若い人」と意見を戦わせたいという意向があり、場所と時間だけの決まった会合の中身を、なぜか私が、やむをえず「孫受け」する事態に陥りました。これは、実に急なことでした。

 段取りする時間もないので、この際、日頃、政治に対してご意見をお持ちの皆様に、それなら直接、片山総務大臣に、思う存分言うて下さい、という時間にすることにしました。

 あとは、大臣とその方の関係で、私の関知するところではありません。当日の式次第も作るまいか(最初から質問コーナー?)と思っています。
 大臣も、関心もないのに動員されて来られた方の気のない拍手を頂戴するより、思いが本気の方に、あるいは反対意見される方が、お幸せでしょう。(!?・・・・・だ、大丈夫か・・?)
 いたいけな、かよわい佐藤君にではなく、こういう時にこそ、「大物」に、言うて下さい。

 つきましては、支持政党、今後の支持に関係なく、ともかく、大臣とお話したい、ひとこと言いたいという、御自身の主観で「若い(他人の評価は気にしてはいけません!)」方を大募集させて頂きます。

 なお、発言内容や、その後生じる事態につきましては、私は、一切責任を負いかねますので(、っていうか、私は欠席予定。)、大人の判断をそれぞれがされる、それに委ねる、ことを、予めご了解ください。
 そもそも、どんな方向にするか、どうまとめるか、という思いは、私には、全くございません。ご出席の皆様で、お作り下さい。

 なんといっても、間違いなく日本を動かしている方の一人です(ちなみに、SPが、つかれています)。是非、この機会に直接、総務大臣とお話し下さい。

 一応こちらに、お申し込み頂ければ、どなたがお越し頂いても結構ですが、出席されるからには、テーマを問わず、必ず発言しようという意気込みで、お願いします。

 またとないチャンスかもしれません。ご友人、知人、お誘い合わせの上、皆様でお越しください。
 飲み屋での愚痴を大臣に!!んん〜、すごい企画!!

             記

   《激トークVS総務大臣(片山虎之助参議院議員)》

   期 日  6月17日(日) 午後1時30分〜3時
   場 所  喫茶「ラグリマ」
          岡山市柳町1−10−10
           TEL 086−232−0975
   費 用  無料(飲食されれば実費)
   連絡先 佐藤 真治
         Eメール  satoshin@optic.or.jp
         FAX  086−225−8806
   申込み 下記を返信下さい(メールかFAXのみの受付です。)
         先着30名

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《激トークVS総務大臣(片山虎之助参議院議員)》に、出席します。
○お名前:
○ご住所: 〒   −   :    県    市   町
○TEL(できれば):(    )ー    −
○FAX(できれば):(    )ー    −
○Eメールアドレス(できれば):       @
   
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2001年6月10日(日)【加藤紘一先生 改革の系譜】==================================
 本日は、NPO法人旭川を日本一美しい川に育てる会の旭川流域一斉清掃に参加した後、JR岡山駅に、谷垣禎一先生のお迎えに行きました。


 本日の「逢沢一郎政経セミナー」には、加藤派から、谷垣禎一先生と加藤紘一先生が、ご来岡。私は、谷垣先生(京都5区)のお迎え、お見送り役に、ご起用頂きました。
 JR岡山駅前では、RACDAの「路面電車の日」記念イベントが行われており、谷垣先生には、LRTに、ずいぶんご関心をお持ち頂きました。パネルをご覧になる姿は、一見ビジネスマンのように見えますが、ご案内の通り、橋本内閣の時は、科学技術庁長官を務められた加藤派のエースです。

 帰りは岡山空港まででしたが、行き帰りの約1時間の間に、ずいぶん岡山についてご質問頂きました(十分お応えできたか、わかりませんが)。
 私のようなものからでも、貪欲に吸収されようとする姿に、感銘するとともに、非常に物腰が柔らかくソフト、かつ、鋭いというのが、加藤派の特徴かなと思いました。


 セミナーは、大いに盛り上がり、特に、加藤先生の「知」による日本復興の話は、非常に納得でした。と、同時に、今の小泉ブームのそもそもは、昨秋の「加藤の乱」に、端を発するところも多く、自民党改革、超党派云々の本家本元は、森派の小泉総理ではない、加藤派である、と再認識致しました。もっとも、この派閥云々は、いつか超えられると思いますが。

 いずれにせよ、加藤先生は、逢沢支持者には、「借り」があり、いつかお返しされると明言されました。


 また、生意気を百も承知で書けば、「加藤の乱」後、また、小泉政権誕生後、逢沢代議士が、随分と発するものが変わられたと感じられる方も多いのではないでしょうか。
 ある種、前にも増して、自信に満ちてきたというか、この先の方向に、非常に手応えを感じておられるのではないか、それが、言葉の端々から受け取れるのです。
 逢沢代議士は、これからの政界のキーマンになる非常に重要な位置におられると思います。早晩、大きな出番が来るのではないでしょうか。
 参加された皆さんが、きっとそう感じられたと思います。

 そういった、うれしさ。萩原市長は、加藤先生に、むしろありがとうと言いたい、と言われましたが、その気持ち、わかる方には、すごくわかると思います。


 そして、これまた生意気ですが、私自身の「改革の系譜」も、感じました。あるいは、思い切りうぬぼれて、方向性も大きくは間違っていないという実感もありました。国からの流れを感じられるということは、本当に幸せなことです。
 同時に、私自身の決意も新たにした次第です。

 いろいろな意味で、非常に素晴らしい会でした。


 幸せといえば、送りの岡山空港のVIPルームでは、加藤紘一先生と谷垣先生とご一緒させて頂きました。加藤先生は、「本気」で「きびだんご」を食べられたことがないという理由で、きびだんご(525円也)を買われ、「本気」でおいしそうに食べておられました。
 私は、「きびだんごを貰って、命懸けの戦いをするでしょうか?」という他愛もない話をしておりましたが、この方が、自民党を日本を揺り動かすようなことをされたんだなぁ、と思うと不思議なような感じでした。
 実に、ありがたい、もったいないような時間でした。こういう機会を頂戴できたことに、心から感謝です。


 とはいうものの、冷静に考えれば、偉い方にお会いできて、私が偉くなったわけでもなんでもありません。もちろん、ご期待は申し上げますが、私も、議員。地方議員の私は、私でやるべきことがあります。
 市民、県民の皆さんに一番近い位置にいる政治家(議員)は、我々地方議員です。大きな国の流れ、確かな市井の声を、アンテナをはって感じながら、地方議員として、全力を尽くします。

 それにしても、つくづくも、佐藤真治は、幸せな地方議員だと思います。
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2001年6月11日(月)
      【ママカリ・フォーラム 国際コンベンションセンター】
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 本日、駅元町の「岡山コンベンションセンター」のオープニングセレモニーが、行われました。
 なにしろ、外は暑いは、中は寒いは、でした。また、通称の「ママカリ・フォーラム」という名称については、いくらか感じることもありますが、記念サミットのレセプションで披露された、瀬戸内調理師会の皆さんが、苦心して造られた「新ママカリ料理」の美味しさに感謝して、そこは何も申しません。

 岡山「市」の施設ではありますが、個人的には、県あげての大きな課題のように感じました。


 ちなみに、岡山コンベンションセンターの公式サイトは、本日立ち上げです。
ttp://www.mamakari.net/guide.html

 コンベンション(国際・国内会議、学会、大会、展示会、見本市等)は、その開催により、あらゆる意味において、その地域に多大な効果をもたらすとし、コンベンション効果を都市政策の柱のひとつにする自治体は、数多くあります。
 国土交通省は、「国際コンベンション都市」として、49都市を認定し、これらの主要都市の多くには、コンベンションセンターが、設置または、検討されています。

 駅西再開発の目玉事業と言うことで、岡山市の管理財産ではありますが、運営は、5割以上の出資の第三セクターの「(株)岡山コンベンションセンター」で、代表取締役社長は、萩原誠司岡山市長です。
 回転率は、60%を目指され、当面40数%を確保。あくまで、直感的にですが、かなり厳しい経営が迫られると思いました。


 セレモニーの後は、「国際コンベンションセンター サミット21」。コーディネーターは、萩原市長でしたが、これは、県外調査1日分に該当するほど、極めて有意義なものでした。

 香港コンベンション&エキビションセンター(株)ウォーレス常務の話は、岡山に関しては、多分に社交辞令を感じましたが、成長する国際都市・香港の勢いを垣間見たような気がしました。
 スケールが、違います。あぁ、香港に行きたい。

 横浜国際平和会議場(パシフィコ横浜)の佐久間常務も、変容する港湾都市・横浜で生き残る、民間経営の激しさが、伝わってきました。
ttp://www.pacifico.co.jp/

 東京から25分。5月1日に、100万人都市・さいたま市になった大宮の大宮ソニックシティ(行ってみようと思います。)の倉持事業部長の話も、やはり岡山に当てはめて考えにくい恵まれた立地条件の中での成功例でした。
ttp://www.sonic-city.or.jp/

 神戸や徳島と繋がる15万都市、淡路島の兵庫県立淡路夢舞台国際会議場の大塚館長のお話も、「その391」で感じた「勢い」が、伝わってきました。
ttp://www.yumebutai.co.jp/shisetsu/shisetsu.html

 惜しむらくは、地方都市岡山に、たちまち当てはめられる事例でなかったことです。


 いみじくも、萩原市長が匂わされたように、ちょっと現況では苦しいのではないでしょうか。少なくとも、第2期駅元町再開発が、早急に進められ、平成17年にJR岡山駅西口から伸びるペデストリアンデッキが、もっともっと複数のビルを結んでいく、副都心の姿が見えてこないと、稼働率アップにも、自ずと限界がある気がしました。


 冷静に考えても、幾つか問題点が指摘できます。そもそも、こういったコンベンション機能を持つ既存ホテル、施設への影響です。また、ママカリ・フォーラムの上は、ご案内の通り分譲マンション。第2期のホテル建設まで、宿泊設備の面で、移動につき、多少不便はあるでしょう。

 さらに、コンベンションホールは、キャパ600人で、終日借りると数十万円。これは、自民党青年局のセミナーでは無理です。この会場でないといけない、というコンベンションは、限定されるでしょう。行政のイベントだから安く貸すというのも避けたいところです。

 また、コンベックス岡山や、リサーチパークやテルサ、なにより近所の岡山県国際交流センターと、どう連関するのか。ママカリ・フォーラムをメインに、サテライト的に各会場を使うのか、二重、三重投資(「ウイズ・センター」と「さんかく岡山)の謗りは、受けるかもしれません。
 そもそも、岡山県が、どうタイアップしてくれるか、という心配は、非常にあります。

 一村一品運動になぞらえて、自治体が、一部課一コンベンション誘致運動を起こせと言うパネラーの弁に、全面的に賛成です。向こうから、わざわざ選んで、岡山には来てくれません。


 そして、かなり長期的には、この駅西開発は、岡山市の中心市街地の姿を一変させるかもしれません。いわば新オフィス街の誕生です。
 だんだん南にシフトする岡山駅前ですが、仮に、岡山駅の東西連絡の大きな地下道が、グランヴィア・ホテルの横から、西口に伸びたら、駅前商店街、奉還町商店街は、さらに、JR岡山駅前正面から、大きくずれます。
 なにより、これでは表町商店街の大ダメージは、避けられないかもしれません。中心そのものが、駅周辺に大きくずれるのですから。

 あくまで過程の話です。しかし、数年先ではないですが、数十年先はどうか。そういう大きなうねりの端緒かもしれません。


 突然JR岡山駅西口に、にょっきり生えたような、岡山コンベンションセンタービル。このビルのオープンをありきたりにしか感じられないなら、それはもはやセンスがない、と言わざるを得ないかもしれません。
 あのビルのまわりに何が見えますか?何を見ますか?



 本日は、岡山県おかみさん会の総会にも、お邪魔させて頂きました。時代の荒波の中で、どうしたたかに生き抜くか。その必死の思いに、政治も応えないといけません。

 やはり、生きることは、戦いです。
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【緊急訂正及びお詫び】
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 先日、お伝えさせて頂きました、総務大臣との「激トーク」ですが、大臣のご都合で、下記に変更させて頂きます。誠に申し訳ありません。

 お申込み頂いた方にお詫び申し上げますとともに、これなら参加できるぞという方、どうか改めてご参加頂きますようお願い申し上げます。
 当日は非常に楽しみな企画もあるのですが、途中で抜けまして、なんとか私も、お邪魔出来るように最大限努力致します。
 どうかよろしくお願い申し上げます。


           記

   《激トークVS総務大臣(片山虎之助参議院議員)》

   期 日  6月24日(日) 午後1時30分〜3時
   場 所  喫茶「ラグリマ」
          岡山市柳町1−10−10
           TEL 086−232−0975
   費 用  無料(飲食されれば実費)
   連絡先 佐藤 真治
         Eメール  satoshin@optic.or.jp
         FAX  086−225−8806
   申込み 下記を返信下さい(メールかFAXのみの受付です。)
         先着30名
 
''''''''''''''''''''''''''''''切り取り線''''''''''''''''''''''''''

《激トークVS総務大臣(片山虎之助参議院議員)》に、出席します。
○お名前:
○ご住所: 〒    −  :    県     市   町
○TEL(できれば):(    )ー    −
○FAX(できれば):(    )ー    −
○Eメールアドレス(できれば):       @
   
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2001年6月12日(火)【一般質問は、14日(木)】
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 一般質問の日程が決まりました。
 今回一般質問は17人。私は、一般質問初日14日(木)の3番目。午後1時に、本会議場にお越し頂ければ、まず確実に傍聴頂けます。
 任期Uターン最初の9回目の一般質問ですが、今回も細かく、早口でやらさせて頂きます。

 ほぼ定稿しております今回の質問項目は、下記の通り。「こころ」の読者の皆様には、成果がお分かり頂けると思います。
 なおペット税は、沈没予定です。


【教師びんびん物語? 佐藤真治教壇に!!】

 オカニチさん以外は、報道されないと思いますが、18日(月)、関西高校で、教壇に立つことになりました。門木県議が、理事長なので、毎年、県議が「特別授業」に何人か行くのですが、今年ついに順番になりました。一応授業なのです。
 実は、教師は、私の夢。何を話そうかなぁ・・・・・。


《一般質問項目》

  一般質問       自由民主党      佐藤議員

1. NP0支援について      (生環) [知    事]
(1) 遊休施設の活用
(2) 情報提供
(3) 審査基準
(4) 人材育成

2. 児童虐待について
(1) 父親学と男性の育児参加   (保福) [知    事]
(2) 母親の育児不安への対応   (保福) [保健福祉部長]
(3) 児童相談所の相談への対応  (保福) [知    事]
(4) 加害者指導         (保福) [保健福祉部長]
(5) 児童養護施設等への支援   (保福) [保健福祉部長]
(6) 里親            (保福) [保健福祉部長]
(7) 警察の取組         (警察) [警察本部長]
(8) 石井十次          (保福) [知    事]

3. 動物愛護について
(1) 愛護思想の普及
   ア 条例等の普及       (保福) [知    事]
   イ 警察の対応        (警察) [警察本部長]
   ウ 去勢・避妊手術への助成  (保福) [保健福祉部長]
(2) ペット税          (保福) [知    事]
(3) 動物愛護センター      (保福) [保健福祉部長]

4. 都市交通について
(1) 乗合バス          (生環) [知    事]
(2) 交通バリアフリー法     (生環) [知    事]
(3) 地域ITSの有効活用    (土木) [ 土木部長 ]
(4) 使いやすい公共交通     (生環) [生活環境部長]

5. 教育改革について 
(1) ゆとり教育         (教育) [教  育  長]
(2) 総合的な学習の時間 
   ア あり方・目指すもの    (教育) [教  育  長]
   イ 小学校での英会話学習   (教育) [教  育  長]
   ウ 県立児童会館       (保福) [保健福祉部長]
   エ 学校支援ボランティア   (教育) [教  育  長]
(3) 高校生会議         (教育) [教  育  長]

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2001年6月13日(水)  【本州四国連絡橋公団への地元負担】
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【本州四国連絡橋公団への地元負担】

 定稿しましたので、2日間に渡る代表質問より、大きな課題のうち、さらに個人的に関心のあるものを紹介させて頂きます。
 かなり、大部になることが予想されますが、最近覚えた、「その○○」が連発されることを個人的な喜びとし、無茶をさせて頂きます。いつもすみません。

 平成11年の「しまなみ街道」の開通により、到来した「瀬戸内3橋時代」ですが、3ルートは、そもそも財政投融資などからの借入金で建設されました。

 有利子負債残高は、現在約3兆8000億円。
 本四公団が、平成9年に策定した償還計画では、平成24年度まで、国と岡山県など地元府県市が、毎年、約800億円を出資し、その後は、通行料金の充当で、平成48年までに、有利子負債を返済し、出資金を含め、平成57年度までに、完済するというものでした。

 しかし、交通量の低迷で、償還計画は、破綻。国は、本年度から、毎年、800億円を10年間無利子貸付する措置を導入し、地元負担を含む毎年の800億円の出資も、さらに10年間(平成34年まで?)延長する検討をしたそうです。

 これを受けて、償還計画の見直しが、本四公団においても検討されますが、県は、関係府県市と連携しながら、地元負担が増加しないよう、むしろ、より利用し易い通行料金が設定されるよう、国及び本四公団に強く求めていくとのことです。

 単純計算なら、これで、完済は、平成67年度。ちょっと、私も生きてるかどうか・・・。多分、生きてても、県議はやってません。
【交番の話】

 「KOBAN」は、日本が世界に誇る素晴らしいシステムと言われています。

 交番・駐在所は、地域の「生活安全センター」として、いつも警察官に、交番にいて欲しいという地域の声もありますが、同時に、街頭で積極的にパトロール等を強化してもらいたいという声もあり、警察官の増員が、難しい状況では、相反する要望に、なかなか対応できないのも事実。

 しかし、空き交番の状況を改善するために、平成6年から県警OBが、「交通相談員」として採用され、警察官がいない時の地理案内や拾得物の取り扱い等にあたられています。
 この交通相談員は、本年度も5名増員の計31名が、採用されていますが、将来的には、県下で事案の多い46個所の交番に配置される計画です。


 さらに、空き交番対策の各種機器システムも順次整備中!

 加入電話で交番にかけたら、自動的に本署へ転送する「ボイスワープ」!!
 交番の受話器を取り上げると本署に直接繋がる「不在応答システム」!!
 交番に人が入ったら、自動的に感知して、本署の警察官とお話ができる!
「音声不在応答システム」!!
 通り魔に刺されて血まみれで交番に駆け込んでも、これでもう安心です!

 こうした、いろいろなメカを開発・導入し、交番は、「地域の安全センター」の役割を果たしていきます。


【暴走族対策】

 昨年度中は、暴走族2954人を検挙、うち逮捕は、104人。本年度も5月末で、592人を検挙し、うち逮捕21人。3グループを解体に追い込んでいます。
 暴走族は、順次、構成員の「新陳代謝」(県警本部長、私は、この言葉の意味は分かりますが、適切な表現に思えないのですが・・・。)が、あり、夏場を迎え、より活動が活発化することが予想されます。

 実は、密かに毎週週末には、パトカー約100台・警察官約200人が、街頭に出てくださり、特別体制による集中取締をして下さっています。

 暴走族対策のためには、取締り強化に加えて、暴走族根絶を図るための、地域ぐるみの追放気運の盛り上がりが必要です。

 ご近所の方は、暴走族の違法改造車があることをご存知でも、ややこしい問題もあるのかもしれません。


【岡山情報ハイウェイの今】

 御案内の通り、岡山県は、平成8年度から全国に先駆けて、岡山情報ハイウエイ構想を推進し、この3月には、県内を8の字型に結ぶ高速・大容量の光ファイバーによる基幹回線が完成しました。

 しかし、「低料金・高速で24時間いつでも使えるインターネットの利用環境を広く県民に提供する」高度情報化の目的を達成するためには、基幹回線と市町村を結ぶ市町村接続や、さらに、通信回線を各家庭・企業などに引き込む「ラストワンマイル」の課題をクリアーしなければいけません。


 市町村との接続については、岡山情報ハイウエイに光ファイバーまたは、CATV網で接続されているのは、現在42市町村。さらに、14市町村が整備中で、今年中には、56市町村との接続が完了する見通しです。

 残る市町村についても、有利な国や県の補助制度等を活用して、早期に事業着手できるよう、県と市町村が一体となって取り組み、平成14年度には、県下全市町村の接続の完了を目指しています。

 ラストワンマイルについても、県下各地域で、国の支援制度を活用したCATV網の拡大を図るとともに、新たな手法としての無線アクセスや、今年度からサービスが開始されたDSL等の効果的な整備法策についても具体的に検討されています。


 いずれにせよ、国や市町村と連携し、かつ民間等による事業展開を支援し、3年後を目途に全県地域的に、高速かつ常時接続でインターネットの利用が、可能になる環境の整備が、目指されています。


 とは、いうものの岡山情報ハイウエイの先駆性です。後発県をどれだけ引き離しているのか、大変意気になるところです。

 岡山情報ハイウエイの基幹回線は、NTTのISDN回線の約2500倍から1万倍に相当するものであり、動画像がやりとりされるなど需要が急増した場合でも、新たに光ファイバーを敷設することなく、接続装置の更新のみで対応可能な十分な容量を持つ設備であるとされています。

 また、システムの運用面においても、8の字型ループ構造による高い信頼性と地域内で高速な情報のやり取りが可能な地域IX技術が、確立されています。
 さらに、本格運用開始から2年が経過する中で、16のプロバイダーを含む61の団体への開放による低廉なインターネット利用環境の提供をはじめ、病院間の医療連携など県民生活に密着した活用も進められています。


 今後こうした先進的な成果の拡大を図るために、地域情報網、ラストワンマイルの整備促進、ASP事業の展開、日常生活で利便性を高めるサービスの拡充など、IT戦略プログラムに、盛り込まれた施策が、積極に展開し、さらに優位性を確立していく、という流れです。


 一応、たんたんと県の見解を書かさせて頂きました。
2001年6月13日(水)

【脱「レジャー施設」 岡山空港開発(株)】

 今回の岡山空港開発(株)への25億円の貸付金のうち、23億円余りを債権放棄せざるを得なくなった中で、知事は、「第三セクターの活用については、県の施策推進のために真にやむを得ないものに限ることとし、レジャー施設的な色彩の濃いものについては、新たに設立することは考えていない」と明言されました。
 ともかく、それでもまだ、破裂する「爆弾」は、そこら中に転がっています。

 4月3日に、岡山地裁から民事再生手続きの開始が決定され、管財人により、会社再建の諸手続きが、進められていましたが、ご案内の通り、去る6月7日に再生計画案が発表されたわけですが、その主な内容は、下記のようなものでした。

 @大半の債務免除を受けても岡山空港開発(株)を存続させることは、
  不可能なので、民事再生手続きを終結させた後、商法上の手続きで、
  解散・清算する。
 A岡山空港ゴルフコースについては、吉備システム(株)に、
  8億4600万円で、営業譲渡する。
 Bレスパール藤ヶ鳴については、売買予約契約に基づき、ベネフィット
  ホテル株式会社に、2億4500万円で、施設等を売却する。
 C営業譲渡の年月日は、平成13年8月31日とする。

 会社が破産し、貸付金のほぼ全額が回収不能となり、事業自体も存続しなくなるという最悪の事態は、回避され、会社の設立趣旨や、事業目的は、民間企業に引き継がれる内容です。


 ところで、県民感情としては、ABについて、普通は、安すぎないか、と思われるのではないでしょうか。しかし、そもそも、今回のケースでの不動産鑑定額は、民事再生手続きで、財産を処分することを前提とした評価基準で決められるそうです。

 まず、ゴルフ場については、正常時価格の16億5000万円より30%低い11億6000万円の評価額です。
 営業譲渡価格は、8億4600万円ですが、原状回復費用等の預託金など、1億6500万円を加えれば鑑定額の9割近い値段ですし、そもそも敷地の大半が国有地のため、借地権として土地評価が認められないことなどを考慮すれば、妥当な価格だそうです。

 次に、レスパールについては、正常時価格の9億4600万円より、50%低い4億7300万円の評価額です。
 売却価格は、2億4500万円ですが、土地の評価額の大半が造成費であるため地権者のものであるとみなされること、これまで利益が上がっていない施設であるため収益力に基づく評価ができないことなどにより、建物評価額の2億2400万円に什器備品の評価額が上乗せされた価格であるとのことです。

 これらは、裁判所から選任された管財人が、申出企業の提示額を受けて、不動産鑑定額を基準に法的判断を踏まえて決定されたものです。


 次に県財政の影響ですが、23億円余りの損失は、現在未収金となっている12年度の貸付金が回収不能となる形で表れることから、12年度決算の赤字要因となりますが、県全体の12年度決算については、2月補正予算以降の税収増や、執行残などの黒字要因もあることから、赤字決算は回避できる見通しだそうです。

 また、経営陣の責任について、管財人が、民事再生手続きの中で精査した結果、経営陣には、経営見通しの甘さを指摘されていますが、経営破綻の最大の要因であるレスパール事業については、投資に見合う採算は取れなかったものの、全国的なリゾート開発ブームにのった当時の投資環境に沿った経営判断であり、役員の損害賠償責任を裏付ける放漫経営や背任等の事実は、認められない、と判断されたので、県もその判断を尊重したい、とのことです。

 県の見解を淡々と書かさせて頂きました。
【水島港FAZ編入後】

 去る4月16日に、水島港地域が、岡山空港地域にFAZ(輸入促進地域)に編入されたのは、ご案内の通りです。FAZは、空港や港湾を中心に、関連企業や施設を集積して、「国策」である「輸入」促進を図るものです。

 多少無理がありましたが、「先進物流拠点・岡山」の形成を目指す我が県にとっては悲願の、全国2個所目の空港と港湾がセットになったFAZの誕生であり、さらなる地域活性化につながるものと期待されています。
 もっとも、税制や融資の面での優遇措置を受けられるとはいえ、FAZは、全国22個所。結局は、地域間競争です。

 6月6日に、水島港における輸入貨物の荷さばきや保管の拠点となる水島港国際物流センターの建設、運営にあたる水島港国際物流センター株式会社が、設立されました。
 同社は、岡山県、倉敷市、施設利用予定の企業等が加わった第三セクターです。

 「その494」のように、第三セクターの設立時の見通しの甘さが、赤字累積、経営の深刻化に繋がるかもしれません。
 あまり効果がないんですよ、という声も聞こえるFAZ指定。

 玉島ハーバーアイランドの建設も相俟って注視したいところです。


【没になった質問】

 明日の一般質問の擦りあわせ中にいくらか、没になった質問があります。「その461」で触れた、『きれいな環境の創造に関する条例』は、公聴会の議論とは、やや違ったものなりそうです。
 端的に言えば、ちょっと担当課が、走りすぎたようです。

「その461」より
・・・・・・特に、真新しいのは、『きれいな環境の創造に関する条例』でしょうか。この条例は、落書き、空缶ポイ捨て、自動車・自転車の放置、光害を禁止行為とする画期的なものです。
  これは、県の独自施策で目玉と言えると思いますが、音害や臭気には触れておらず、罰則についても、まだ練れていないという印象を受けました。いじれるとすれば、これです。・・・・・・・・・


 どうも、この条例、かなり緩い精神条例になるか、大幅な項目の削除になりそうです。今朝の朝日新聞に、奈良県議会の議員立法による「落書き禁止条例」制定の動きが出ていましたが、これはもちろん原状回復の罰則は課せられない、精神条例であるようで、まさに、昨年の私自身の落書きについての一般質問を思い出しました。
 上乗せ条例で、落書きを禁止するは、一筋縄ではいかないのです。

 しかし、我が県は、それをやろうとした!ように思っていました。しかし、上記のうち、落書きや自転車の問題(放置自転車問題は、市町村の所管であると平成8年の知事答弁があり、それが県の見解。)は、公聴会の資料に、どうも書いてみただけのようです。

 私は、「いよいよ県が、落書きや放置自転車を取り締まりますよ」と、各方面で喋ってしまっており、とんだ赤っ恥をかくことになりそうです。
 ただ、これは、知事の思いも強いそうで、結局どこかで誰かが止めないと、来年出てきた条例は、公聴会で示されたものと似ても似つかぬものになる可能性があります。

 というわけで、放置自転車問題が絡んでいた都市交通の自転車に関する部分が、自転車税と一緒に全て没になりました。


 また、野良猫を捕獲し、不妊手術をして再び離す、という案。そんなことができるか、と当然、没。
 その他、数多の訂正がありました。


 今回は、他にも、「福祉村構想」という大テーマが、入れられませんでした。9月議会には、「PFI」と「農業」と「介護保険」については、必ず質問させて頂こうと考えておりますので、皆様のご指導のほど、どうかよろしくお願い申し上げます。
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2001年6月14日(木)【一般質問終わる】
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 本日は、ご多忙の中、多くの方に傍聴にお越し頂きまして本当にありがとうございました。たいへんに勇気づけられました。
 「知事は、おしめを替えられましたか」という質問(のつもりはなかったのですが)に対して、「おしめを替えるどころか洗っていた」という答弁には、さすがに笑ってしまいました。やや、求めていた答弁と違っていましたが・・・。
 ただ、正直、積極答弁は少なく、明日の新聞の見出しは取れないでしょう。議場がわいたり、新聞がおもしろく扱うのと、一歩前進は、全く異なります。

 全体としては、今日一日は、宮野新教育長が、おいしい役でした。


 本日の私の一般質問に対する答弁のごく一部のみを以下に、ご紹介させて頂きます。
 とりわけ、NPO・ボランティア活動支援センターは、内々場所も決まっているのですから、もう少し踏み込んで欲しかったですし、思わず再質問したいような答弁が連発しました。


・ご提案の県の遊休施設を活用した暫定的なNPO・ボランティア支援センターの設置については、備えるべき機能あるいは管理運営のあり方等解決すべき課題があるので、今後NPO関係者等の意見を聞きながら「検討」してまいりたい。(知事)


・犬、猫の去勢・避妊手術の助成についてであるが、手術等に要する経費は基本的には飼い主の責任において負担すべきものと考えている。なお、県内で犬の不妊手術に対する助成制度を設けているのは、船穂町のみである。(保険福祉部長)


・ペット税についてであるが、犬や危険な動物を飼育する際には登録申請手数料等が、必要とされているところであり、さらに来年度からは、犬・ねこの引き取りを有料化することとしている。これに加え、新たなペット税を徴収することは飼い主の理解も得にくく、困難であると考えている。(知事)


・動物愛護センターについてであるが、現在、新たな基本計画の策定作業を行っているところであり、今年度中に事業評価委員会で審議していただき、本県における動物行政の拠点施設としてできるだけ早い時期に建設したいと考えている。(保健福祉部長)


・乗合バスについてであるが、今般の規制緩和に伴って、ご指摘のような不採算路線からの撤廃や都市部での複数事業者の競合が考えられるが、こうした事態による混乱を回避し、その地域の特性に応じた生活交通の確保方策を検討する場として、岡山県生活交通対策協議会を設置している。

 この協議会では、各地域ごとに市町村、事業者等関係者とともに、住民ニーズに適合した効率的な公共交通のあり方について検討を進めているところである。(知事)


・地域ITSの有効活用についてであるが、岡山情報ハイウエイを活用して、道路工事による通行規制情報や駐車場の満空状況、公共交通機関の運行状況などの情報提供に取り組んでいる。

 引き続き、県としては、関係機関と連携しながら、提供する情報の充実を図るとともに、高齢者等に経路情報や障害物情報などをリアルタイムに提供する歩行者ITSに新たに取り組むなど、地域の特性に応じたITSの推進を図ってまいりたい。(土木部長)


・使いやすい公共交通についてであるが、ご指摘の通り、県都の玄関口である岡山駅の拠点機能を向上させ、使いやすい公共交通を目指すことは、県としても、中心部の活性化や県内外のターミナル利用者の利便性向上のために重要な課題として認識している。

 駅前広場の利用改善に向けての方策については、広場を管理している岡山市やJR西日本等で組織している「岡山駅前広場等利用・改善検討委員会」で審議されており、県としてはこの結果を見守って参りたい。
 また、公共交通の利用者の便宜を向上させる路線案内の充実等ソフト面について、機会を捉え、事業者に要請して参りたい。(生活環境部長)


・小学校での英会話学習については、発達段階を踏まえ、歌、ゲーム、簡単な挨拶などの体験的な活動をとおして学習することが大切である。その際、中学校の英語教育を前倒しするのではなく、身近な英語を扱うこと、音声を中心とした活動を行うこと、無理に覚えさせないことなど、子どもたちが楽しみながら自然に英語に親しむように配慮することが必要である。(教育長)


・県立児童会館についてであるが、プラネタリウムの上映や科学模型の展示の外、県内の児童館の指導やボランティアの育成などの役割も担っており、併設された児童遊園は休日には児童の利用も多く、当面は貴重な財産として現存施設の活用促進を図ってまいりたい。(保健福祉部長)

・・・・等々

 一応、個人的な本会議のヤマは、早くも越えてしまいましたが、耳をダンボにしながらも、心は、次なる7月3日の「中心市街地活性化セミナー」の準備に。
 なぜか、「岡山市交通基本計画」が机の上に。すみません。
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【人はなぜ生きるのか】

 さて、関西高等学校1学期外部講師ホームルーム講義は、18日(月)の2限。私は、普通科1年(G、H、I、J組)128人に、40分間講義します。感想アンケートもある、という厳しいもの。
 共産党の近藤先生は、地球温暖化について。自民党の渡辺先生は、玉島ハーバーアイランドなどの取り組みについて話されるそうです。

 私は、「人はなぜ生きるのか」という人生論を本気で語ろうかと思います。大学時代のくどい「語り」を極めて押し付けがましく、久々に展開し、高校生に嫌われようかと思います。決して迎合しません。所詮、私は、説教親父。

 『我がよき友よ』のように、この際、「人の道など説く男、あ〜〜あ〜」で、行きます。嫌だろうなぁ、高校生。知ーらないっと。

 出だしは、「皆さん!皆さんは、全員・・・・・・死にます!!」・・・・こりゃ、だめだ。
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2001年6月15日(金)【情報公開条例】
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 本日の一般質問の中で、我が党の議員が、さかんに先の池田市の事件にからめて、「精神障害者の犯罪」という言葉を繰り返しました。

 「聖域なき構造改革」の中で、憲法改正も含めて、「精神障害者の犯罪」をタブー視せず議論しよう、という論調でした。
 改憲論議は堂々とすべきだと思いますが、この一種のブームの中ですることは、非常に危険を感じること、さらには、精神障害者、精神障害者というけれど、この議員には、精神障害者の知りあいや、そういった方々を支える人達が、具体的に思い浮かばないから、そんな言葉を平気で吐けるのだと思いました。
 きっとナイーブで優しすぎる人達に、接したことがないのでしょう。あるいは、ある方だけ見ているのかもしれません。

 社会防衛論は、理解しますが、なにもかもごっちゃに論ずるのは、如何なものでしょうか。私は、同じ議員として悲しくなりました。同時に反省もしました。

 いずれにせよ、今回の事件の影で、さらに自分自身を追い込み、苦しんでいる人がいることを忘れてはいけないと思います。

 今回の事件の犯人は、幼い子どもの命や心はもちろん、日々怯えるように生きている人の敏感な心まで踏みにじりました。不適切な表現かもしれませんが、万死に値する、そんな憤りをおぼえます。



 さて、遅ればせながら、県議会の情報公開条例制定の動きがあります。

 その目的も、判例を越えて請求権的な権利として「知る権利」まで明記するか、国民主権を根拠に民主主義に資する「説明責任」までにするか、請求権者は、「何人」にするのか、対象文書は、電磁的記録も含むのか、非開示情報は、どう限定するのか、不服審査は、どう行うのか・・・等々、まだ議論が必要です。


 昨日の質問でも、山陽新聞に少し出るだけです。マスコミが、こういった地方議会の動きをつぶさに伝えることもなく、スキャンダル・ジャーナリズムに堕するなら、我々、議員は、いつまでたっても、なにをやっても、有権者の方から、何をやってるのかわからない、たまに出たら悪いことばかり、ということになるのです。

 情報公開も重要ですが、マスコミの恣意的な報道の仕方についても、もう少し議論があって良いと思います。
 そういった面でも、インターネットは、武器になります。

 ちなみに、某A新聞に、定例会での質問回数についての調査が掲載される予定です。


 それにしても、小泉さんにせよ、謝罪するにせよ、私は、大政翼賛か、ナチのような、この雰囲気が、イヤなのです。手のひらを返して徹底的に走るのが。
 なんか、おかしくないですか、日本人。
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2001年6月16日(土)【津田永忠記念公園構想】
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 先の岡山市長選挙で、落選された現職候補の政策ビラに、岡山市で一番好きな風景を三野公園の前の旭川のあたりと書かれていました。私も、大好きな景色です。
 若く亡くなった娘さんが、幼い頃、散歩のたび、あのあたりの旭川の小さな中洲を「わに島」と呼んでいて、あそこを通るたびに、その娘さんを思い出す、といったくだりがあり、私も、それを読んで以来、なぜか妙に切なく感じてしまうようになりましたが。

 ともあれ、その「わに島」の東向こうから、百間川は、始まります。
 そして、そのあたりの、百間川は、なんとなく、草がボーボー生えているというイメージがあります。


 実は、この草ボーボーの広大な遊水地を既存の歴史遺産の保存と周辺の自然を生かした「津田永忠記念公園」として保存したい、という、市民主体の動きがあります。
 本日は、「津田永忠記念公園構想MAP完成記念」の市民シンポジウムが高島公民館で、行われました。


 しかし、それよりもなによりも、百間川とは、なんぞや、です。市民が、わかっているようで、わかっていない川かもしれません。特に流れ方が、もうひとつはっきりしません。
 正直、私は、選挙区外ということも手伝い、岡山市なのに、竹田や藤原、高島、国府市場では、いまだに迷子になります。これは、恥ずかしい!!


 以下、竹田下バス停前の国土交通省の看板(!)より引用。

 《 岡山城の築城(1590〜1598)に伴い、旭川の流路を蛇行して付け替えたことで狭くなってしまい、城下は、度重なる洪水を受けることになりました。
 特に、承応3年(1654年)の大洪水を契機に、熊沢蕃山(陽明学者)が、「川除け(かわよけ)の法」(越流堤と放水路を組み合わせて洪水対策を行うこと)を考案し、津田永忠に語ったのが、百間川築造の発端とされます。

 当時の百間川は、三段方式の荒手(越流堤)により、旭川の洪水を竹田地区下流に、越流氾濫させるもので、寛文6年(1699)に着工し、貞亨3年(1686)に完成しました。しかし、堤防は、極めて小規模なものでした。

 なお、百間川の由来は、「二の手」(中島竹田橋下流)の幅が、導流堤を含め百間(180m)あったことによるものです。


 当初の百間川は、約300年もの間、城下の洪水対策に役立ってきました。現在の百間川の整備は、旭川に6000立方m/秒の洪水が出たとき、2000立方m/秒を百間川に分派する計画として事業が進められています。

 昭和49年度より、本格的な工事を開発し、堤防・低水路掘削、橋梁や用排水路付け替え工事等が行われていますが、平成9年3月には、全川にわたって「堤防」が、完成しました。
 また、百間川は、岡山市街地を貫流しており、その空間は豊かで潤いのある水と緑のオープンスペースとして、多くの方々に利用されています。》

 また、これに加えて、百間川河口水門(四つ手網でお馴染みの付近)の大規模な拡幅が拡幅が進められています。
 さらに、光ファイバーケーブルが敷設され、22台のテレビカメラが、洪水時の河川・樋門の監視はもちろん、平常時の河川空間の利用状況やゴミの不法投棄の把握がされています。
 けっこう、力を入れて、国が直にやっています。


 ところで、やや、ややこしいのは、一級河川ですから、もちろん国土交通省の管理ですが、百間川原尾島遺跡というのがあり、遺跡については、岡山県古代吉備文化財センター
ttp://www.pref.okayama.jp/kyoiku/kodai/kodaik.htm
すなわち県の管理。
 スポーツ施設などは、岡山市が占用していますから、市の管理。


 今回の津田永忠記念公園構想地は、昭和63年来の市民ゴルフ場建設で、問題となったところ。岡山市の都市公園とするなら、計画変更の必要があり、その場合、県も当然絡んできます。

 そうはいっても、この津田永忠記念公園構想は、当該地に手を加えようというのではなく、保存しようという公園であり、周辺地域も、ホタルやアユモドキが生息するなど、自然環境に恵まれ、また住民の方々の意識の高いところ。
 素晴らしい構想で、そんなにハードルは、高くない気がします。市長次第?

 それにしても、MAPを見ると、ワクワクするほど、このあたりには、生き物がいるんですね。
 思いのほか、市街地からも近く、子ども達に残せる、体験型の絶好の自然公園といえると思います。今日に至るまで、良く知らないのが、非常にもったいなかったと思います。ここで、もっともっと遊べてました。

 私は、是非、この「津田永忠記念公園」が、実現して欲しいと思います。


 たちまち、募金とか、署名が云々という話ではありませんが、こんな身近にこんな自然が、あったんだなぁ、と実感するのが重要かも?

 さしずめ、私も、ちょっくらホタルを見に行こうと思います。
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2001年6月17日(日)【教科書展示会】
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 気がついたら、500回。次の選挙までに、最低でも1000回。まだ、半分です。できれば、死ぬまでに、1万回は行きたいです。
 誰も言って下さらないのですが、一級の裏県政資料だと思います。一般質問を載せれば、すぐ本になるかもしれません。(売れないでしょうが・・・。)

 本日は、いたって地道に、地域のスポーツ大会、写真展、銭太鼓の会、ファミリーフェスティバル、教科書問題の会などまわり、5時からは某所で、参議院選挙の会があるようですが、呼ばれていないので、ちょっとふてて、事務所にいるわけです。

 久方ぶりに、小噺をしてしまいました。どうも、崇高な理想と、この小噺というのは一致しないところもあるわけですが、ウッディ・アレンの『カメレオンマン』みたく、いかにチャンネルを変えられるか、一種の演劇的才能もいる職業かもしれません。その分、非常に疲れる時もありますが。
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 さて、いわゆる「教科書採択問題」は、いよいよ正念場。ただ、個人的には、過去に2度に渡り、単順に、理解に苦しみ、本当に残念ながら、不信感を持とがありました。
 (私も、人間ですから、腹も立てば、傷つきもします。ことによりけりですが、わりと私は、根に持つタイプで、かなりひつこいです。)

 一日本人として、個人的には大きな関心を持っていますし、意見も、思いも、ありますが、誠に残念ですが、県議会議員という立場では、今は、皆様になにか申し上げることは、できません。

 ただ、教科書展示会が開催されています。ご関心のあられる方は、是非、県教育センター(古京町)、岡山市教育センター(弓之町)に。(いずれも7月11日まで。)いずれにせよ、非常に重要なことであるのは、間違いありません。
 私も訪ねてみようと思います。是非、お訪ねになって、その後に、ご感想をお聞かせ下さい。


 最近、友紀君を「ガブリエル」という名前に変えました。単純に私が、かぶるからです。

 それよりも、明日の、講演です。まだ、全然考えていません。お助け下さい。
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2001年6月18日(月)【朱夏】
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 高校1年生百数十人に、説教をたれて参りました。正味30分だと思いますが、早口で、捲し立ててしまいました。なんでも、アンケート結果は、こちらには、見せて頂けないそうです。
 それにしても、教師の大変さと、生徒と直に接せられる、うらやましさを痛感しました。簡単な職業でないのはわかりますが、やはり、人生をやり直せるなら、「人育て」ができる教師になりたいです。

 突き詰めれば、「朱夏、白秋、玄冬と続く人生の中で、青春時代には、思い切り悩め、自分自身と真正面から対峙せよ」ということが、言いたかったのでしょう、私は、きっと。
 こちらの勢いや本気さは、伝わったと思いますが、内容は、理解できてない気がします。これは、慣れが、いりますね、あと数回できれば良いんですが。


 ちなみに、私は、今、朱夏時代。このあいだ、ブルース・ウイルスの「キッド」を観て、今日は、青春時代の16才の私にメッセージを送ったのですが、さて、彼は、36才の朱夏時代の空回りするような私をどう見たか?30年後の66才の私は、どう言うでしょうか?ちょっとわかりません。


 よく、高校時代のS先生を思い出します。我が一宮高校の校歌を作詞された方で、大好きな国語の先生でした。高校当時、馬鹿な私を「先生に向いてるかもしれんなぁ」と、極めて不思議な評価をして下さった方です。
 ただ、「佐藤とK(友人)が、高校を卒業して一番伸びたかもしれんなぁ」という言葉を、私にとっては最後に、大学時代に亡くなってしまいました。

 ずいぶんしんどそうで、我々の在学時代から、座って授業をされることもありました。それでも脱線しまくるのが、なんとも楽しく、好きでした。ひどく早口で、すこぶる頭の回転が早い、おもしろい先生でした。


 後に、友人から、授業中に「人生というものは、うまいもん食って、おもしろおかしゅうやれたら良いんじゃないかな」と言われていた、と聞きました。
 大好きな先生のその言葉が、今でも、私の中では、不思議な感じがするのです。もはや、命題かもしれません。

 そうなんですか、先生?ずいぶんしんどかったんかな?やっぱりそうかもな。なんか、違う意味があるんかな?いまだにその言葉の真意を掴みかねています。
 きっと、生涯、「そうなんですか、先生?」と尋ね続けると思いますが、話のしようもありません。


 先生の一番の仕事は、いつまでも変わらずに先生で居続けること。もし、あの図書館にいて下されば、ずいぶんお話ししたいことがあるのに・・・・・・・。
 ・・・・・先生かぁ・・。


 岡山県政とは、直接関係はないのですが、いろんなことを考えたり、思い出す良い機会でした。

 しかし、うかつに、コンビニで、アイスや、わらび餅など買物すると今日の高校生がいるかもしれません。「あの、おっさん、チョコ・エッグ買ようたで〜」。
 偉そうなことは、言うものではないですね。
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2001年6月19日(火)【質問戦?終わればぁ。】
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 「ちょっと言うちゃろう思うとったんじゃけど、お前の質問は、多すぎる。数えたら、共産党よりも多い。略  。」と 略 た。ありがたいことです。

 略 け、 略 り、略 け、略 をせず、 略 るということはせず、略 ず、略 ず、略 ず、それでも、なおかつ、あの共産党よりも、質問項目が多い。しかも、まだ、足りない。

 立派なものでは、ないですか。
 本会議が始まって、慌てて書いてるんじゃないんですよ。こっちは、現場に行くんですよ。増えて当然。細かくて当然。それが、一般質問でしょうが。

 略 かい?略 かい? 略 じゃろうが!
 略 ろーが。なんで、略 なら?略 と違うんか?

 良いじゃないですか。略 ないんだから、多少長くなろうが。電話や面談の会話じゃ、議事録に残らないのです。本会議は、20分間読み上げるだけだとわかっているでしょうが。可能な限り質問して、執行部に、できるかぎり喋らせて、なにが悪いんなら。議員の質問は、1万人が、聞くのと同じなんじゃ。なんぼでも、答えりゃえんじゃ。

 だいたい、 略 うな。
 そもそも、略 んな。これでも、略 んじゃ!

 それでも、一言。
 「はい、減らします。すみません」。

 でもきっと、 略 でしょう。
 略 か!


 だいたいのぉ、略 じゃ。略 ないんじゃ、そんな 略 あったら、略たいものだ。勘弁してくれい。
 私は、  略  めません。
 その 略  じゃ。

 略  ですよ、議員である前に、「一有権者」として。
 9月までないんですよ、本会議。

 今日で一般質問が全部終わりました。


 もう言うちゃるぞ!!言うちゃるからな!!
 略ー 〜〜〜!!

 わしゃ、略  からな。


 う〜ん、略  ると、我ながら実におもしろい!!
 
(※あまりに内容が公開に馴染まないため略を多用し整理。)

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 さて、自民党が不人気の極みにあったときの私の無茶な企画、今年の3月の「自民党青年局主催 NPOセミナー」ですが、どうも企画が、いまさら、中央で表彰されるという説があります。
 冗談じゃねーや、べらぼうめ!私が、青年局長なら突き返すのですが・・・・。


 梅雨でうっとうしいし、妙に怒っている今日の佐藤君。
 多分、雨が、いけないの・・・・・・。

 皆さん!!スカッといきやしょう!!
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2001年6月20日(水)【県の発電所 企業局決算】
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 本日の決算特別委員会は、企業局の決算状況の調査が行われました。
ttp://www.pref.okayama.jp/kigyo/


 地方公営企業法に基づき、岡山県は、電気事業と工業用水道事業を行っています。
 以前は、有料道路事業として、蒜山・大山スカイラインや鷲羽山スカイラインがありましたが、償還期限が過ぎたので、いずれも無料化しています。
 岡山県は、どちらかというと、公社事業や、第三セクターが、事業運営を行う傾向があると言えるでしょう。

 全国的には、企業局が、上水道事業や、工業団地・住宅団地造成、駐車場、ゴルフ場やスキー場といった観光施設、東京都交通局のように地下鉄を走らせるなど、様々な事業が、行われています。

 企業局と言うと非常にわかりにくいのですが、一般会計から離れ、経営体として独立採算を目指す「経済性」の側面と、例えば電気事業なら、自然エネルギー政策やバイオマスの利用など、「公共性」を追求するという、矛盾した側面を持っています。



 公営による電気事業は、主に河川総合開発事業等の一環として発電を行い、電力会社へ売電する卸供給です。全国では、33県が行っており、辞めていく県も多いそうです。

 現在、電気に対しては、いわゆる市場原理を導入した事業自由参加、小売り自由化という流れと、いわば国策とも言える自然エネルギー促進法に象徴されるようなクリーンエネルギー化の、いわば矛盾した要請があります。

 戦後、エネルギー供給が逼迫した時期に、旭川ダムで、消費電力の3割分を確保していた時期もありましたが、現在は、水島火力発電所のように、圧倒的に化石燃料に頼っています。
 また、岡山県は、旭川、新見、加茂の大型発電所に加えて、オイルショック以後、純国産のクリーンエネルギーとして、大規模なものより、12の小水力発電所が稼動しており、全国的にも先駆的とされています。

 ちなみに、平成17年運転開始予定の三室ダム(神郷町・最大出力460kw)と苫田ダム(奥津町・同4900kw)は、小水力発電所になります。


 さて、この電気事業も幾つか問題があります。今までは、総括的原価方式ということで、売電価格は、採算が取れる額で国が認可していたわけですが、いよいよ自由化を迎え、それが大きく崩れるということです。

 ちなみに、売電価格は、旧通産相の卸供給の算定基準に基づき、全国平均は、9円64銭。中国5県平均が、11円。岡山県は、10円5銭です。概して、東北、北陸、中部は安く、西日本は高い傾向があります。
 どういった形で、新規が参加してくるか、予測がつきません。

 ところで、12年度実績は、目標電力の92.4%の205684メガワット毎時で、前年比1.9%増。12年度の収益的収入額、約24億円から、収益的支出額、約20億8600万円を引いて、約3億1000万円の純利益を計上しています。

 ただ、前述のように、電力市場自由化の潮流の中で、コスト意識に徹し、適切な料金改定や、発電施設の計画的効率的改修を行うとともに、環境に優しいクリーンエネルギーの開発・研究に、取り組む必要があります。
 いつまでも、採算が取れるかは、わからないのです。

 しかし、引くに引けないことのひとつに、市町村交付金があります。
 企業局の電気事業資産は、固定資産税が非課税であることから、「国有資産等所在市町村交付金法」に基づき、固定資産の価格(交付金算定標準額)の1.4%を施設所在市町村に交付金として、交付しています。
 総額は、1億2700万円。新見市は、約3726万円。建部町は、約2372万円。美甘村は、約1817万円。鏡野町が、約2247万円。加茂町が約1493万円、と決して少なくありません。


 一方、その他の自然エネルギーは、どうかということですが、太陽光発電については、県庁に、啓蒙用のものがありますが、やはり、住宅・家庭用で、コストが5倍かかり、営業的には無理、とのことです。

 また、風力発電ですが、県下は、山田養蜂場にありますが、問題は、風そのもの。北海道や、東北(例えば、竜飛岬)の企業局なら採算が取れても、瀬戸内では難しいかも?

 結局は、自由化に逆行してでも、電力会社に購入の義務づけでもないと、自然エネルギー開発は、難しいものがあるかもしれません。

 いずれにせよ、公営による電気事業の未来は、必ずしも明るくないと思います。


 続いて、工業用水道事業についても、結構、厳しいものがあります。水島、笠岡、勝央工業用水道として、各地区の工業団地に給水されており、収益的収入額、約35億円。同支出額、約33億円。純利益、約2億2400万円ですが、浄水場の維持管理には、かなりの費用を要すること、また、もそもが、水需要の減少が見込まれる中で、工業用水のリサイクル率のアップ。


 いずれにせよ、企業局も、ある段階で大幅な見直しが必要になる時期が来るかもしれません。
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【この頃の児島湖】
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 本日は、特別委員会後の、A議員との恒例の勉強会に、B、C議員も、お誘いして、企画振興部のレクチャーを頂きました。
 皆さんご都合があり、8課にわたる、全4時間のロングランを全部聞かせて頂いたのは、私だけでしたが、かなり、内容が濃かったので、後日、大量に、やらかさせて頂きます。

 本日は、児島湖をきれいにする議員懇談会 が行われました。年に一度、児島湖問題を考える昼食会と言えなくもありません。


 そもそも、児島湖は、沿岸農用地(5100ha)の干害、塩害を一層するとともに、低湿地の排水強化及び干拓堤防(内堤)の安全を確保するため、農林水産省が、児島湾を昭和37年に締め切って造った(国営児島湾沿岸農業水利事業)人造湖です。

 湖の水質は、流域の都市化の進展や生活様式の変化等により悪化し、ここ20年来、環境基準(COD 5mg/リットル)の約2倍で推移しており、また、浮遊植物の増加、アオコの発生等、児島湖を取り巻く環境は非常に厳しいものとなっています。

 県は、昭和60年12月、湖沼水質保全特別措置法の指定湖沼の指定を受け、湖沼水質保全計画を策定し、諸施策を計画的に推進し、第2期(H3〜7)、第3期(H8〜12)を経て、本年度は、第4期計画を策定します。

 また、平成8年に、湖を中心とした周辺一体を自然豊かで、県民が憩い、楽しむ場とするため、概ね2010年を目途とした水辺環境整備基本計画も策定されています。
 特に、本年度は、親水性を備えるとともに、野鳥の観察や水質浄化施設等を備えた児島湖ふれあい野鳥親水公園を児島湖畔に整備するための基本計画が策定されます。


 概して、普及啓発活動に関わる施策が、極めて多いのですが、対処療法としては、国営総合農地防災事業と下水道整備です。


 国営総合農地防災事業は、農業用水源としての児島湖の水質改善を目的として、平成4年度に採択。平成8年2月から、本格的な湖の底泥浚渫に、着手しています。

 全体計画は、平成15年まで、底泥浚渫、230万立方m(全300万立方m中)。事業費328億円。12年度までに、127万立方m、216億円。今年度は、30万立方m、29億6000万円。


 下水道整備は、昭和53年度に、児島湖流域下水道事業という県事業として着手。平成3年3月から、幹線管渠および浄化センターの供用を岡山市、倉敷市、玉野市、灘崎町、早島町が供用開始。
 放流水質は、極めて高い高度処理がなされ、全国でも高い水準にあります。
 本年度は、さらに、浄化センターの増設工事が、行われます。

 全体計画は、処理面積18800ha。処理人口、84万人。事業費1900億円。処理能力、630000立方m/日最大。
 13年度末までに、順に、4900ha。26万人。782億円。118100立方m/日最大。

 極めて不適切な表現をすれば、岡山県最大にして最後の大規模公共事業かもしれません。
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2001年6月21日(木)【国への重点要望事項】
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 本日は、商工労働警察委員会が、開催されましたが、それ以外にも、ネタが多く、昨日の企画振興部より先に、いつもの、巻き物になっております。
 ご迷惑と存じますが、思い切って、ここで削除頂ければ、すっきりされるかもしれません。本当にすみません。

毎年恒例の岡山県から、国への重点要望事項案がまとまりました。今年度から、共通要望と地域事情による要望の区分けが、1・制度創設に関する要望(8項目)、2・制度拡充に関する要望(26項目)、3・地域整備等に関する要望(38項目)の3つに分けられました。

 要するに国の予算獲得を目指すもので、県の部局が、各関係省庁への要望メニューを上げるわけで、これとて、各市町村から積み上げられたものも多いわけです。
 非常に地方分権と反した仕組みであるわけですが、例えば、道路特定財源を堅持することは、当然今年も、国土交通省に、継続要望されます。

 結局は、県選出の国会議員に、バックアップを依頼するということで、地元利益誘導といわれようとも、この制度下では、国会議員の、国政に携わる手を煩わせる以外にありません。
 とりわけ、3・地域整備等に関する要望(38項目)は、空港、港湾、鉄道、道路、公共下水道、砂防、畜産業、農林水産業に関することばかりで、一番成果が分かり易い要望です。

 以下、今年度の新規要望のみを列挙します。ですから、一部になります。
 ただ、要望先省庁名は、一要望につき、要望先が一箇所と限らないので省略させて頂きます。


1・制度創設に関する要望

・IT特別経済区(eトップエリア)の形成・発展。
・過疎・中山間地域に対するDSL等の普及促進。
・児童虐待防止等の支援体制の充実
(児童福祉司等についての交付税措置の充実)
・廃棄物処理対策として、行政代執行に要する費用の請求権の保全措置を
 可能とする規定の新設
・廃棄物の減量化とリサイクルの推進につき、市町村支援と適正処理の観
 点から、メーカー負担による不法投棄物適正処理制度の創設
・ハンセン病問題対策の推進
・地方の中小企業が開発した新技術・新商品をプレゼンテーションできる
 全国プラザの開設


2・制度拡充に関する要望

・離島振興事業の推進(含IT環境の整備)
・介護保険制度の円滑な運営のため、介護技術の開発と普及
・ダイオキシン類に汚染された底質の処理技術の早期確立
・男女共同参画の推進
・農薬・動物用医薬品の残留基準設定の促進
・認定農業者等を効率的かつ安定的な経営体として育成するための諸施策
 の重点的・集中的な実施
・生食用カキの適正な産地表示の徹底
・ミニマムアクセス米の輸入抑制
・機動的・効果的なセーフガードの確立
・米の生産・価格安定対策等の推進のため、生産調整のための市町村事務
 に係る推進交付金の増額
・林業の振興のため、間伐予算の大幅な拡大。間伐補助制度の拡充。


3・地域整備等に関する要望

・水島港玉島ハーバーアイランド6号埠頭の指定保税地域の指定
・第三セクター井原線のJR岡山駅・倉敷駅への乗り入れ及び福山駅乗り
 入れ便増便
・砂防等基礎調査費の確保
・総社市下倉地内の土砂崩落に対する財政支援
・国民文化祭の誘致・開催(平成21年以降の早期に)
・岡山大学の整備充実
(大学院医歯総合研究科「社会環境生命科学専攻」の整備)
(農学部山陽圏フィールド科学センターの設置)
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2001年6月21日(木)【観光客動態】
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 とはいうものの、観光客動態調査と言ってみたところで、まさに推計です。県内観光地の実地調査や有料観光施設の入場者数調査等をもとに、12年度の観光客数、観光消費額等の結果が出ました。

 総観光客数は、2598万7000人、前年比0.3%のダウンです。しかし、築庭300年の後楽園は、1・5倍増の100万人(なぜかちょうど)、好天に恵まれた玉野・渋川も前年比121.3%。チボリ開園時からは、毎年ダウンですが、それでも、瀬戸大橋開通時よりも多いから、順調という評価です。

 県内観光客は、54.1%。県外は、45.9%で、そのうち、近畿圏が半分以上、近畿、中国、四国で、全体の86・9%を占めます。

 ちなみに観光地までの交通機関としては、自家用車が、67.8%で、観光バスの21.2%を大きく引き離します。

 日帰り客は、61.0%で、観光消費額は、一人当たり9727円。宿泊客は、39.0%で、同29331円。
 総観光消費額の推計は、1737億4800万円。
 岡山県の農業粗精算額が、約1470億円。観光の経済波及効果は、なぜか、1.65倍と言われており、2000億円以上産み出す観光産業は、大産業と言えると思います。


 個人的には、こういった数字が、実感を持って認識できないのですが、まだ、潜在的に岡山の観光は、伸びる要素が、幾らもある気がします。
 観光地間をどう行き来したのか、他県との連携はどうか、観光地ごとの年齢、性別は・・・まだ、調べるべき項目はあるように思いますし、問題は、結果を受けた対策であると思うのですが。
 そもそも、観光とはなにか、どの場所、時間、をもって観光と言うのか、私には、わかっておりませんが。

 はっきりしているのは、瀬戸大橋開通時と比して好調です、という判断を県がするのなら、岡山県の観光は、いつまでも伸びないと思います。
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2001年6月21日(木)
         【続岡山リサーチパーク・インキュベートセンター】
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 本日の山陽新聞朝刊にも掲載されていますが、岡山リサーチパーク・インキュベートセンターの整備基本計画が、発表されました。


 施設整備の目的は、IT関連も含めた基盤的技術産業の育成及びそれを支える新技術開発を促進するため、高速大容量の情報通信基盤を備えた安価な創業空間(貸研究室)に、岡山県産業プラットホームの支援機能を付加したインキュベート施設を岡山リサーチパークに整備し、新規創業の促進を通じて、地域産業の振興を図る、としています。

 岡山情報ハイウエイ等のインフラ整備の優位性や基盤技術に基づく、もの作り分野での大きな集積等、岡山県の特性を活かすため、「IT」および「ものづくり」を対象分野とし、IT関連とものづくり(機械系、化学系)の貸研究室を1個所に集約して入居者の交流を深めること等で、これらの技術の融合による新たな事業の創出を目指します。


 県内の貸研究室等(33室)は、全室入居の状況にあり、しかも、民間ビジネスとしては、インキュベート施設は、地方では、採算が見込めず、民間に任せては、施設整備が進まないこと。
 また、県内の中核的産業支援機関の権能強化が、急速に発展するITを背景とする新事業には必要である、という状況の中で、やはり必要な施設ではあると思います。


 岡山市芳賀の岡山リサーチパークは、テクノポリス法および頭脳立地法に基づいて県が整備し、新事業創出促進法に基づく「岡山県新事業創出基本構想」においても、高度研究機能集積地区に位置付けられており、県工業技術センター、知的所有権センター、岡山大学地域共同研究センター、産業振興財団など、新事業の創出を支援する機関が、集積しています。

 岡山情報ハイウエイの高速大容量の情報通信基盤が、県工業技術センターに接続。空港、高速道路へも近接、と最高の立地条件と言えると思います。


 入居は、原則3年。更新2年。
 起業家の初期段階の入居が、イメージされているため、入居後3年間は、2分の1に、使用料は、減免。24時間365日利用可能な、極めて廉価な施設になる予定です。


 今回の目玉は、お伝えした通り、PFI手法の導入が検討されていることです。

 県が事業主体となって整備する場合の総事業費は、建設時、約16億3000万円。運営時(3年目まで)、約1億7000万円(収入は、約7100万円)。
 この施設整備、運営管理を、国庫補助金(地域産業集積活性化対策施設費補助金)を活用するとともに、「民間資金等の活用による公共施設等の整備等の促進に関する法律」に基づく、PFIの手法で行こう、というのです。

 現時点では、PFI手法を導入して、施設の設計・建設から、建設後の施設の保守管理等の施設運営を一括して、民間事業者にBTO方式で、15年間事業として請け負わせることにより、県が従来型で実施する場合に比べ、財政の平準化を図りながら、概算で、現在価値に換算すると、県負担総額は、約1億円程度削減が見込まれる、とのことです。

 今月末には、大規模事業評価委員会にかかり、本年度中に、PFI事業者選定。来年度には、実施設計、建設工事。平成15年度には、供用開始と、動き出すと非常に早く進みます。
 問題は、リスクもあるPFI事業者が、さっと出てきて、しかも、うまくやれるのか、という点にあります。
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2001年6月21日(木)【日生信用農業協同組合その後】
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 日生町信用農業協同組合が、経営困難に陥ったことにより、影響を受ける中小企業者の経営安定を図るため、日生町など地元関係者の要望を受けて、県は国に対して、中小企業信用保険法に基づく特例措置を要望していました。
 明日22日付で、国(経済産業大臣)が、日生町信用農業協同組合を中小企業信用保険法に基づく事業者として指定することになりました。

 中小企業信用保険法第2条第3項の規定により、日生町信用農業協同組合は、事業活動の制限を行っている事業者として指定され、同組合と20%以上の金融取引があり、かつ経営の安定に支障を生じている中小企業者が、特例措置の対象になります。

 その内容は、保証料の軽減に加えて、信用保証協会の保証限度額が拡大されます。
 具体的には、一般保証限度額(普通保証2億円、無担保保証8000万円)に、さらに、別枠補償額(普通保証2億円、無担保保証8000万円)が、設定(プラス)されます。
 また、これと併用はできませんが、特別小口保証の一定保証限度額(1千万円)に、別枠保証限度額(1千万円)が、設定(プラス)されます。

 無担保保証の時に、信用保証協会の審査が、厳しかったという声もありますが、こういう時の信用保証協会の対応は、気になるところです。
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2001年6月22日(金)【岡山市の重点政策提言事項】
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 ここにきて、7月3日のセミナーの準備に追われています。ビラ配りをして下さる方がいる一方で、今日は、夫婦で夜なべで発送作業ということになるかもしれません。
 

 そうかと思うと、忘れちゃいけない参議委員選挙で、いよいよ本格稼動といった感じです。この日曜日には、急遽、JR岡山駅東口で午前11時から、また、西口で午後1時から街頭演説が入りました。
 是非とも、通りかかって頂ければと存じます。

 片山大臣、逢沢代議士と、なぜか他に私だけという、とんでもなく恐縮な、ありがたい組み合わせで、2時間のうち、どれだけ私がさせて頂けてしまうのか、ちょっとわかりません。
 お二人が終わられたら、一人ぼっちで、あのでかい街宣車の上に立っている姿が、目に浮かぶようです。でかいんです、あれが、一人には。もっとも、先にさせて頂くのも、これまた緊張ですが。
 そう言えば、逢沢代議士と宣車に乗せて頂くのは、これが、初めてです。


 さて、昨日の重点要望のうち、それ以前に、岡山市から岡山県に対しても、重点政策「提言」が、「上がって」きています。対等・協力の地方分権は、当然、県・市の関係に及びますので、「要望」ではないのでしょう。

 1・情報水道構想及び電子自治体の実現について
 2・中心市街地活性化及び定住促進について
 3・PFI事業推進のための規制緩和措置等について
 4・一般廃棄物の溶融スラグの規格制定について
 5・廃棄物の不法投棄監視体制の強化について
 6・里地に生息する貴重な野生私物の保護対策について
 7・環境に配慮した農業基盤整備等の促進について
 8・子育て支援の充実について
 9・新しい学校づくりの支援について


 本日は、特に、3に関して。PFI手法により平成16年4月オープンを目指す当新田環境センター余熱利用施設の整備・運営について、規制緩和措置等が「提言」されています。

 具体的には、PFI法に基づくPFI契約の相手方となる民間業者が、地方自治法第244条の2第3項に規定する公の施設の管理受託者として認められるようにするなど、広く公の施設の管理受託者の要件を緩和するように、関係法令の整備を図ること。

 また、BOT方式(施設を建設し、一定の期間運営を行い、事業終了後に施設を公共に譲渡する方式)で、事業期間中に施設整備費相当額を均等に支払う場合、耐用年数に比べて、事業期間が短い時は、有償償却とならざるを得ないため、税制の改正を行うこと。

 さらに、PFI事業で整備する場合も、地方公共団体が自ら整備する場合と同様の国庫補助、地方交付税等の財源措置を講じること。

 もちろ、、これは、企画振興部関係が受けて、まとめて、県から、内閣府、総務省関係に「要望」していくことになります。


 おそらく、「PFI」や「NPO」について述べよ、という一行問題を出し、どれだけ説明できるかで、議員の勉強具合がわかる時代になっている気がします。
 私も勉強不足ですが、なんじゃそりゃ?という地方議員がいたら、辞めてもらう方が良いでしょう、きっと。
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2001年6月23日(土)【ご案内およびお願い】
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 「その506」の観光客動態調査につき、「総観光客数は、2598万7000人、前年比0.3%のダウンです。」という記述につき「2558万6600人」、「0.8%ダウン」に訂正させて頂きます。
 ご案内の通り、実は、倉敷チボリ公園の入場者数が、実入場者数ではなく、再入場者数を含む数値に「水増し」されていたことが判明したことによる変更です。
 これで、瀬戸大橋開通時並までダウンしました。

 ちなみに、前社長以下、退職金は、受け取られなかったそうである、ということを付言させて頂きます。


 さて、本日は、午後3時30分から、第1選挙区支部の参議院選挙選対会議が開催されますが、明日は、下記企画がございます。
 お声掛けを何方面かでさせて頂いているため、様子が分かりませんが、まだ余裕が(かなり)あると思われます。お時間の都合がつきましたら、是非、皆様お誘い合わせの上、ご参加ください。
 どうかよろしくお願い申し上げます。

 なお、私は、JR岡山駅西口街宣後、合流させて頂きますが、私の妻が、先に行っております。

             記

   《激トークVS総務大臣(片山虎之助参議院議員)》

   期 日  6月24日(日) 午後1時30分〜3時
   場 所  喫茶「ラグリマ」
      (岡山アイプラサから、南へ4本目の筋を西に)
          岡山市柳町1−10−10
           TEL 086−232−0975
   費 用  無料(飲食されれば実費)
   連絡先 佐藤 真治
         Eメール  satoshin@optic.or.jp
         FAX  086−225−8806
   申込み 下記を返信下さい(メールかFAXのみの受付です。)
 
''''''''''''''''''''''''''切り取り線''''''''''''''''''''''''''''''

《激トークVS総務大臣(片山虎之助参議院議員)》に、出席します。
○お名前:
○ご住所: 〒    −   :    県    市    町
○TEL(できれば):(    )ー    −
○FAX(できれば):(    )ー    −
○Eメールアドレス(できれば):       @
  

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再【中心市街地活性化セミナーご案内】

 7月3日(火)午後1時から5時の第2回自民党青年局企画「中心市街地活性化セミナー」のチラシができました。なかなか、かわいいできあがりです。 是非、御転送頂き、皆様で、ご来場頂きますよう、心よりお願い申し上げます。
ttp://www.tenuki.net/sun/sigai.pdfです。(69kbです)

 なお開くにはアドビのアクロバットリーダーが必要ですが、PCに入ってなくてダウンロードしてまで読んでやろうという方はこちらからできます。
(無料です)。
ttp://www.adobe.co.jp/products/acrobat/readstep.html

 最近の細かい行政資料は、これがないと開けなくなりつつありますので、この機に、入れられることをお勧めします。
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2001年6月23日(土)【「高校生会議」の成果? 】
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  汚れちまった悲しみに・・・・

  私は、「その483」で、かように書きました。
《 ・・・・・・・
  県内の公立高校の学習環境の改善のため、「公立高校の冷暖房設置運
  動」をしているそうです。具体的には署名を取り、それを県教育委員
  会の財務課に要望書とともに提出しようと思っているそうです。

 しかし、なにぶん高校生だけで立ち上げ、進めている運動だけにわから
 ないことや不安なことが多々あり、私に相談すればいいと思ったそうです。
 ・・・・・・・
 多分、たちまちは、教室にクーラーは、つかないでしょう。

 ただ、彼らのその意気や良し。将来楽しみ。でも、勉強せーよ、と言いた
 いところです。 》


 と書いた生徒達が、本日、表町で、署名活動をしたそうです。しかも、女生徒は、制服で。
 このことが、どのように報道されるかは、わかりませんが、私は、非常に遺憾です。


 実は、このリーダー的生徒とは、メールで何度もやり取りしていました。

 また、私は、財務課から、正式に「難しい」という回答を得て、それを伝えようとした矢先の出来事でした。

 そもそも、県教委との間に、私は入って、一般質問で、高校生会議のことも取り上げたのです。県教委からの返事を待ってくれと、あれほどお願いしていたのに、彼らは、走ってしまった。
 個人的には、高校生に裏切られたような気すらします。


 私は、彼らに対して、あくまで、学校長やPTA、あるいは同窓会に対して、穏便に「依頼」していくのが、生徒の筋だとアドバイスしました。
 それならば、比較的理解は得られ易いだろう、とも書きました。

 少なくとも、夏期・冬期の休みがありますし、義務教育の小中学校が、クーラーが未整備の状態です。
 こういった財政状況の中で、各教育委員会も、特別教室などから、徐々に整備しており、一挙に、特定の学校や学年に、設置となるべくもないことは、何度も伝えてきました。

 なにより、PTAが、署名活動をするならまだしも、高校生が署名を集めて、県教育長に直訴する手法は、大人社会では考えられない「ルール無視」のやり方だと伝えてきました。世の中は、そんな仕組みではないと、はっきり言いました。
 それが、許されるなら、社会構造自体が変革する時です。


 しかし、彼らは、待てなかった。なぜなら、3年生で、受験体勢に入るからです。今できることを今する、それで、彼らは割り切っているのです。
 彼ら的には、署名が幾ら集まるかというよりも、動いた事実が、欲しかったのでしょう。そのことに彼らは、満足しているはずです。

 彼らの気持ちは、痛いほどわかります。やらずにおれなかったのでしょう。けれど、私は、これを大人として、決して評価しません。彼らのためにも。
 とりわけ、これを「権利」と主張するのなら。


 しかし、私が、本当に怒っているのは、彼らに対してではありません。彼らの思いはもっともだし、バイタリティーは、むしろ感心もします。
 問題は、背後にいる人間です。こういったものを「運動」にしてしまう輩です。
 わかっているくせに、黙って高校生を先頭に立たせる人間がいるのです。

 きっと高校生達は、私を含めて、多いに社会に失望するでしょう。彼らの正しい主張が通らない、「権利」が認めらない、こんな社会の構造そのものを疑問に思うでしょう。
 やがて、それを政治思想と絡めた時、そこに生まれるのは、「革新」です。
 彼らの署名活動を青春時代の金字塔に、「させてあげたい」勢力というものが、あるのです。彼らを「頼もしい」と思いながら。
 そして、彼らの主張は、通りません。

 さらに、校内の署名はさせなかったが、学外の活動として、これを放置した教師がいます。彼らは、往来で、制服で、署名活動を行ったのです。


 たまたま、クーラーかもしれません。クーラーだから、かもしれません。しかし、こういった場合に、高校生が街頭で署名活動することは、私は、尋常なこととは思えません。たかが、学外活動、署名活動とは思えません。

 卒業記念で、3クラスに、エアコンを送り、PTAから3台、同窓会から3台でも募れば、3年で済む話なのに、理屈もわからないのに、「権利」と称して、運動にして・・・・・。
 わざわざ難しくして。なにより、人を責めて・・・・。

 結局、彼らのまわりの大人が、私を含めて、頼りなかったのでしょう。


 おそらく、ご異論も多いと思います。

 どうしてやれば、良かったのでしょうか?
 個人的には、成績も優秀な彼らは、5年先、10年先に、必ず、違った形で出会う予感がします。


 なんとも割り切れない気持ちです。
 これが、県教委が仕掛けた「高校生会議」の成果なのでしょうか?
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2001年6月24日(日)【参議院選挙日程】
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 午後11時30分現在、東京都議選は、小泉内閣の発足後、初の大型選挙で、8割を超える内閣支持率が選挙結果にどう影響するかが焦点でしたが、自民党が順調に当選者を増やし現有48議席を上回る情勢になったようです。
 「改革」を前面に打ち出した作戦が奏功し、得票率でも54議席を獲得した前回を上回る勢いで、7月の参院選に影響しそうです。

 また、誠に残念ながら、杉並区の友人は、涙を飲んだ模様です。本当に残念です。


 本日は、JR岡山駅東口、西口での街頭演説。また、「タウンミーティング」と参議院選挙の前哨戦を実感する日でした。暑い中、街頭や、会合に足を運んで頂いた皆様、本当にありがとうございました。

 個人的には、特に岡山駅西口で、逢沢代議士と共演(?)させて頂いたのは、本当にうれしかったですし、また、総務大臣の人柄にも触れることができ、たいへんに意義のある選挙応援になりました。

 7月3日の案内の発送作業をまだしている有り様ですが、いよいよ参議院選挙期間中の日程の大枠が、見えてきました。
 なにしろ、現職の総務大臣で、候補者がいないことも予想されますが、いわゆる大物も、来岡予定です。
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2001年6月25日(月)【6月定例会終わる】
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 本日、お馴染みの、起立、一括簡易(異議無ーし)を繰り返し、6月定例会が終わりました。

 最終日恒例の「討論」では、共産党の正論が火を噴きました。いわく、岡山空港開発株式会社に対する金銭債権の放棄について、反対討論。おっしゃることは、ごもっとも。すかっと、私もここまで言ってみたいものです。
 歴代役員に責任をとらせなくては、県民の皆さんは、納得しない、と言うのは、普通の感覚です。内心は、絶大なる拍手!!

 また、民主党の討論。地球温暖化防止政策の推進と京都議定書の早期批准を求めることについての陳情を採択せよ、と。
 これまた、ごもっとも。「友達(?)」なら、アメリカに、もっともっと言うちゃりゃぁ、えんじゃ!!

 一方、ハンセン病については、議員の発議で、いわば謝罪決議。
 その他諸々の請願・陳情が、ずらっと継続審査に。

 なにか、もごもごと終わってしまいました。


 一方、話題は、昨日の東京都議選挙。
 私達の選挙の時に、自民党に、こんな順風が吹き、猫も杓子も(本当は、これを言うなら、女子=めご、も、赤子=せきし、も。んー、落語好き。)、「改革」を叫ばれたら、こりゃぁかなわんな。
 あんたが、出んのんが、一番の改革違うん?と、いう方も、「改革」を言うんでしょうねぇ・・・・・・。
 候補は、変わってないのに。これじゃぁ、風に任せる帆掛け舟です。

 それがあってか、参議院選挙も、なにか、もごもごした雰囲気。妙にすっきりしないムードが議員内に。いつもの緊張感は、まだありません。
 なんとなく、小泉総理も、岡山には、立ち寄らないという噂も。
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【20年後 岡山・倉敷合併構想】
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 何回一般質問しようが、わざわざセミナーを開こうが、選挙に勝たなきゃ意味がない。もう少し、大衆迎合的な路線を行くのが良いのかもなぁ、と思いつつ、夜の岡ビルの中で、シャッターにセミナーのビラを差し込む梅雨の中休みの夜。

 金や名誉が欲しいわけではないが、さて、誰でもできることをやるのはつまらんことよなぁ、私でないとできないことも、ありそうなもんだがのぉ。

 この頃は、「こころ」には、書いていませんが、職員や議員の方と飲む(というより語る)機会が多くなりました。いたって地味にですが。
 話していて感じることは、突き詰めれば、ひとつ。
 ・・・・・・・県は、いらんのではないか。県議会議員もいらない。
 あまりに無駄が多すぎる。やっぱり、壊すべきだ・・・・・。


 そもそも、県議会議員に出馬するに当たり、なぜ市議でなく、県議なのか、なぜ自民党なのか、と尋ねられたら、「番場 蛮です!」と答えていたわけですが、本当に県はいらないのではないか、と益々思うようになりました。

 誰もたいして言いはしませんが、市町村合併の当然の帰結として、それが成れば、県がいる道理がありません。少なくとも、調整役としての役割は大きく変わらざるを得ないでしょう。


 例えば、20年後。友紀が二十歳になった頃、私は、56才。もしも、県議をしていれば6期目で、既に議長経験者でしょう。今の仕組みなら。
 その頃の岡山県はどうでしょうか?まだ、石井知事でしょうか?いや、県があるでしょうか?市町村合併、広域合併は、どう進んでいるでしょう?
 あるいは、どんな岡山県の姿を望まれますか?


 個人的には、2つの中核市、岡山市と倉敷市が、相変わらずくだらない張り合いを続けていれば、岡山県は、たいしたものにはなっていないと思います。
 しかし、逆に、中核市岡山市と中核市倉敷市が対等合併し、倉岡市(仮称)という100万都市、政令指定都市が誕生していれば、間違いなく中国地方の雄都、倉岡を中心に、岡山県は、爆発的に伸びていると思います。


 倉岡は、京都、大阪、神戸、広島、北九州、博多と並ぶ、巨大都市。
 南には、コンビナート、水島港を持ち、北には、倉岡空港やマスカット・バレイというIT技術集積地。吉備路、後楽園、チボリ公園、美観地区という大観光ゾーンも持っています。
 自慢ではないですが、ちょっとお洒落。

 交通の結節点として、山陰と四国を結び、関西圏、広島とは、新快速で結ばれます。高速道路も縦横無尽で、まさに陸、海、空の物流拠点。
 そして、2眼レフの支店経済を形成しています。

 市役所所在地は、全国的にも有名な旧倉敷地区。旧岡山地区には、県庁が残りますが、2地区は、新交通システム(ないしは、地下鉄)で、20分の距離です。さらに、大環状線ができていますので、行き来は極めて容易です。

 当然区制ですので、西大寺区、城東区、中央区、岡北区、岡南区、北区、水島区、玉島区、児島区、倉敷区の10区に分かれています。
 区議会議員は、30人もいれば、充分すぎるでしょう。
 簡単な行政サービス、行政手続きは、どこでも受けられるので、支所は、各区にひとつです。

 倉岡周辺には、多くの衛星都市が、点在し、結ばれています。

 倉岡マスカット・スタジアムは、プロ野球チームのファームの本拠地であり、旧岡山地区の操車場跡地にできたサッカー・スタジアムは、Jリーグに所属の「ボッケェ倉岡(?今イチ!)」のメインスタジアムです。

  ・・・・・・

 三木知事以来の100万人都市構想。
 ちょっと再燃させてみたいものです。


 「反対勢力」は、旧岡山、倉敷市議と県議。職員は、解雇されなければ、政治判断には、従わなくてはいけません。


 なってみたいな、倉岡市長。(末藤県議は、赤磐市長。)
 政令指定都市なら、県と対等です。


 さて、表町にビラでも配りにいこうか〜。
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2001年6月26日(火)【新千年紀記念事業】
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 私が、職員の方なら、時期が時期なら、おそらく企画振興部が、イケイケどんどんで、一番おもしろいと思います。しかし、今や、倉敷チボリ公園や吉備高原都市、ファーマーズ・マーケットなど、思わず頭を抱えたくなるようなものの所管になってしまい、総務部財政課から睨まれるような(まだ反省が足りないと)、気の毒なことになっています。

 この頃は、岡山情報ハイウエイを推進されているわけですが、それでも、やはり、企画振興部が元気でないと県の活力が出てきません。
 長期ビジョンを掲げ、多少はったりのひとつも、かませないと、企画などできるわけがありません。一種のバクチです。

 端的に言って、前知事の功罪の残滓はありますが、石井知事の勢いは、まだ企画振興部から飛び出ていません。石橋を叩いて渡るのも良いですが、財政難という言葉や耳触りの良い言葉は、聞き飽きたなぁ、というのが、マスコミや議員の最近の評価です。

 17年国体さえも、なにかもうひとつ煮え切らないですから。
 やっぱり、結果として嘘になっても、まず元気にさせてくれ、夢を見させてくれ、そういう雰囲気を醸成するのも政治家の務めである、と思います。


 さて、21世紀になって半年も優に過ぎ、ややピント外れな新世紀記念事業が、この11月1日(なぜか新設なる岡山県教育の日)に、お披露目される予定です。
 遅いのではないですか?企画振興部。今年新世紀になるのは、紀元後の人は、もう少し早く気付きそうなものですが・・・・。


 新世紀記念事業は、優れた県民の財産として後世に残るような事業を行うことを基本に、「未来志向型の、かつ、県民に親しまれる岡山らしいコンテンポラリアート(現代芸術の作品)を、県内外の人が楽しめる場所に作る」ことが適当であるということだそうです。

 そこで、多くの人が利用する岡山駅前の公共区間において、噴水や桃太郎像などの既存の造作を生かしながら、広場のイメージを一変させる、今後のパブリックアートのあり方にも影響を与える画期的な平面作品として、作家・西雅秋氏の「吉備肥沃」が、岡山駅前に整備されます。

 万成石や備前焼、青銅、鉄をふんだんに使ったモニュメントは、桃太郎像を「当たり」にした射的のように、今の噴水の倍の直径のある大きな円盤です。ベンチも小さく、一挙に駅前広場が、狭くなってしまう印象を受けます。
 とても忘れられない、良い記念になると思います。


 また、「おかやま子ども夢づくりサミット」が開催されます。これからの時代を担う子ども達が、「自分たちの地域への夢」を語る作文や絵を持って、岡山県の各地域(市町村)から一堂に集まり、各テーマについて議論し合い、これからの地域づくりに向けた宣言を採択するそうです。

 「国際貢献トピアおかやま構想を推進する会(トピアの会)」が、この夏、「こどもサミット」を開催するのに、喧嘩を売りたいのかな(国際課は、企画振興部の中にあります)、また、青少年課や教育委員会とどうからむのか、疑問がないではありませんが、そういう方向のようです。

 金がないなら、智恵を出せ、という石井知事の方針に基づくものと思われます。おそらく苦肉の策だとも思われます。
 ただ、ちょっと1000年に1度のタイミングを失したかもしれません。
 ああ、もっと、お金があればなぁ。


 ちなみに、国の新千年紀記念事業は、「インターネット博覧会(インパク)」ですが、昨年度に引き続き我が県は、「エンパク岡山 庭園ガーデニング博覧会」で参加し、岡山後楽園や倉敷チボリ公園等、県内の名園の紹介や、庭園・ガーデニングのすばらしさに触れて頂くべく、内容の充実を図る、とのことです。
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2001年6月27日(水)【職業能力開発】
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 本日の朝日新聞の朝刊は、ご覧頂きましたでしょうか?『岡山県議の当選回数と質問は、「反比例」?』という素晴らしい記事。思いのほか、でかい記事でした。あそこまで、でかくいっちゃうとは!!
 おかげさまで、『初当選の佐藤真治氏が8回で1番』という、この「1番」という響きの気持ち良さ!!
 それにしても、妙にタイミングが良すぎる!?・・・・へへっ。
 ご希望の方がいらしゃいましたら、FAXさせて頂きます。

 本日は、商工労働警察委員会の県内調査でした。私は、なぜか、商工労働警察委員のあて職の、岡山県職業能力開発審議会と重なり、午前中の県立岡山高等技術専門校(瀬戸町)のみ、参加。
 午後からの瀬戸警察署、科学捜査研究所は、やむなく欠席とあいなりました。

 ただし、この職業能力開発審議会が、知事の諮問に答えようとする、「第7次岡山県職業能力開発計画」の具体的な内容として、高等技術専門校がありますので、午前と午後は、繋がっていました。

 県内に4つある高等技術専門校は、具体的には山田洋次監督の「学校V」のイメージかもしれません。
 例えば、リストラにあった、転職したい、けれど手に職がない、そんな時に、具体的に職業訓練(今は、職業能力開発という言い方をします。)を受ける学校です。

 ですから、まさに生活がかかっている、そういった場面で、公共が助力させて頂くので、スキル・アップという余裕はないかもしれません。雇用側が求める能力との「ミスマッチ」を埋めるということで、おそらく多くの方が、全くの未体験の分野にチャレンジされているのかもしれません。

 1年あるいは半年の職業能力開発は、基本的には無料ですが、こういった景気で、やはり卒業されても、かなり厳しいと推察されます。
 不適切な表現ですが、明日は我が身。皆、綱渡りのように生きているわけで、他人事ではありません。精一杯頑張られようとする方に、最大限の支援を行政は、すべきだと思います。


 もっとも、気になることがあります。

 ひとつは、労働省の外郭団体で、昔、「雇用促進事業団」と言った現在の「雇用・能力開発機構」のいわば国の事業が、思い切りバッティングしていることです。すなわち、国と県の二重投資の問題です。
 倉敷玉島の「ポリテク・カレッジ」や岡山市田中の「ポリテク・センター」は、情報や介護を含めて、県と同じ事業を展開しています。
 なぜか、高等技術専門校は、定数割れです。最大のライバルは、国の施設です。
 個人的に疑問に思い、この国の両施設と「国立吉備高原障害者職業能力開発校」の調査に、近々に個人的に行くことにしました。

 加えて、民間とのすみわけです。いわゆる資格試験講座を持つ学校とどうからんでくるのか。実は、いわゆる訓練を民間に委託している場合もあるのですが、新規算入業者と、どう調整されているのか。
 また、「認定職業訓練実施事業所」と言われるものの実態は、どうなのか。

 なにより、教育と職業訓練は、どう連関するのか。義務教育ならまだしも、職業として食えもしない、役に立たない教育をいわゆる高等教育は行っているのか。

 また、いわゆるフリーターをどうしていくのか。


 そこらへんを含めて、職業能力開発について、少し勉強させて頂こうと思います。
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【岡山市地域情報水道構想ネットワーク整備竣工】
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 講釈師、見てきたような嘘を言い、てなことを申しますが、本日は、岡山市地域情報水道構想ネットワーク整備一期竣工式典が、行われたそうです。
 私は、県内調査に、審議会で欠席でした。資料だけ貰ってきました。
 が、言うまでもなく非常に大きな出来事です。

 そもそもは、国が、e−JAPANなら、県は、e−TOPIA、岡山市は、Lit City(リットシティ)で、わけがわからなくなります。


 ちなみに、岡山市では優しい街と力強く輝く街の相乗的整備により、市民が世界に誇りうる、国際的にも通用する中枢拠点都市を目指すため「国際・福祉都市」という指針を掲げて街作りを進めています。
(「国際・福祉都市」は、「快適生活県おかやま」に匹敵するキーワードですので、岡山市の話をする時は、ぜひご利用ください。)

 「岡山市リットシティ構想」とは「21世紀情報経済の時代」における国際・福祉都市としての岡山市の発展基盤になるものです。

 この構想は光ファイバ・ネットワークの整備とIT活用による地域ビジネス・モデルを備えた、快適なサイバー都市空間を創造しようとするものです。


 岡山情報ハイウエイの「ラストワンマイル」は、岡山市にすれば、FTTH(ファイバー・トゥ・ザ・ホーム)の整備ということになります。
 光ファイバー網の構築にあたっては、最も効果的で、負担の少ない方法を基本として、下水道施設、道路、電柱等に光ファイバーを敷設し、域外との接続にあたっては、岡山情報ハイウェイへ接続し、県内市町村にもその効果を波及するとしています。

 とりわけ、岡山市地域情報水道構想とは、公共サービスの一環として、市民や企業が、情報をあたかも水道の水のように、コストを意識することなく高速・大容量・容易かつ廉価に取得できるようにし、多様なサービスを享受できる都市基盤を整備しようとするものです。
 特に、岡山市は、光ファイバーの敷設に、下水道施設を活用しています。(情報「下」水道構想では、ありません。)


 このために、行政のみならず、産・学・市民が一体となって協議会を設立、実験モニタ、情報ボランティアを募集し、情報水道ネットワークを活用した実験サービスを展開しています。

 さらに、Lit City構想を推進するために、官民パートナーシップ事業として株式会社リットシティを設立。官民共同事業展開→民間活力の有効活用で、民間企業・団体・個人に活躍する「場」と「支援」を提供し、5年以内のIPO(株式公開)達成を目標としています。


 ところで、実験サービス対象地区は、御南地区と西大寺地区。募集モニター数は、エリア内の企業・家庭を対象として1,000世帯。
 本日は、この部分が整備されたということです。
 以後平成17年開催予定の岡山国体を目標に、段階的にエリアを拡大していくとのことです。

 ちなみに、実験ネットワークは上り下り対称型、完全双方向のIPネットワーク網で、各家庭に100メガビット/秒、学校・事業所等に1ギガビット/秒を目標とする光ファイバーによる超高速ネットワーク構成です。

 また、実験サービスとしては、ポータルサイトに、市民・企業・コミュニティの情報源となるホームページの検索窓口的役割を持たせ、簡単に、かつ地域に密着した情報の流通を目指しています。

 ポータルサイト設立により、情報水道ネットワーク上に様々なサービス(電子商取引、サイバーコミュニティなど)が誕生し、地域社会や経済の活性化に大いに役立つことが期待されます。

 平成13年度の実験サービスとしては、ポータルサイト、ビデオ配信、自動検針(ガス、水道)を提供するとのことで、
ttp://www.johosuido.ne.jp/
を是非ご覧ください。


 将来的には、ネット上であらゆる行政サービスをOne To Oneで窓口対応するスーパー電子自治体、TV議会討論等、画像を利用したあらゆるサービスが可能となるとのことです。


 ちなみに、「The Lit City Museum」なるものも、開設準備中です。是非、
ttp://www.city.okayama.okayama.jp/museum/
も、ご覧ください。 


 しかし、気になることがひとつ。岡山県サイドで、岡山情報ハイウエイから、この「岡山市地域情報水道構想ネットワーク」話になった時、必ずしも、好意的に語られたことがないように思います。

 個人的には、もう少し、岡山市が、ポーズでも、一応、立てるところは、立てちゃってください、ということでしょうか。
 ただの気分の問題でしょうが。

 岡山情報ハイウエイの先駆性は、絶対的な前提なのですから、もう少し、岡山情報ハイウエイとの関連をパンフや、ホームページの挨拶の中で、うたう努力は、すべきだと思います。言うのは、ただなんですから。

 県議で思うのですから、職員の方は、もっと思われるかも?
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【科学捜査】
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 講釈師、見てきたような嘘を言い、その2。

 富田町に「鑑識科学センター」があり、商工労働警察委員会は、権内調査で行ったそうです。私は、刑事ドラマとXーファイルの見過ぎで、ここは是非行きたかったのですが、公務が重なりました。残念です。
 ここには、いわゆる「鑑識課」と「科学捜査研究所」があります。


 犯罪は、益々悪質・巧妙化、さらに、都市化・国際化の進展、道路交通網の発展等の社会的な要因も重なり、事件捜査面でも、聞き込み等の伝統的な捜査手法だけでは犯人検挙が困難になるなど、治安情勢が厳しさを増しています。

 そんな中、「遺留品、指掌紋、微物、臭気等」の『物』からの捜査によって科学的に犯人を特定し、その犯罪を立証していくという科学捜査の重要性が高まっています。


 岡山県警本部刑事部「鑑識課」は、「科学捜査研究所」との密接な連係のもと、綿密な現場鑑識活動によって採取した各種の現場資料を基に、科学的な捜査手法を駆使して、地味ではありますが、着実に犯人を追いつめ事件捜査に目覚しい成果を上げています。

 また、近年の科学技術の進歩によって、指掌紋の照合業務が飛躍的に効率化できるようになったほか、現場資料を採取するための資器材・技術の面でも、進歩が著しく、従来は困難であった資料の採取が可能になるなど、今後の捜査活動への貢献に大きな期待が寄せられています。


 ちなみに、「万人不同」「終生不変」の「指紋」自動識別システムは、本年1月から運用を開始。本年度内には、新たに掌紋識別システムの端末機器が導入予定です。
 昨年中は、7000件の照合作業があり、年々増加傾向です。(現場指紋係)
 オンラインで結ばれ、県は、79000人、国は、749万人と照合されます。

 主に重要・凶悪事件と重要窃盗事件につき、警察署の鑑識活動を支援しているのが、機動鑑識班(「機鑑」)。
 最新の鑑識資器材を効果的に活用し、その高い技術水準によって、困難な現場鑑識活動でも指紋採取、微物採取等に大きな威力を発揮しています。

 「臭いの捜査官」が、警察犬。鑑識課の直轄警察犬が4頭。民間ボランティアに委託している警察嘱託犬が、25頭います。(警察犬係)
 人間の臭覚の約3000倍。犯罪現場では遺留品からの犯人選別、被害者の発見、犯人の逃走経路の特定等に抜群の効果をあげています。
 特に最近は、徘徊老人の行方不明事案での出動要請が多いそうです。

 他にも、足こん跡係、指紋資料係、写真係などがあります。


 一方、科学捜査のエキスパートが、16名体制の「科学捜査研究所」。
 法医、化学、工学、文書、心理の各セクションが置かれ、科学捜査に関する研究を行うとともに、これらを応用した鑑定・検査を行っています。
 現在、多くの研究員が、法科学のエキスパートとして活躍し、またライフワークのテーマを持って研究に励み、学位を取得している方も数多くいます。
 ちなみに、昨年の鑑定検査は、全県で12873件。


 月並みな表現で恐縮ですが、いわゆる職人というか、プロフェショナルの方が、我々の知らないところで、活躍されておられるのですね。
 限りない敬意を込めて紹介させて頂きました。
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2001年6月28日(木)【どっとcom.おかやま】
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 本日は、まず「どっとcom.おかやま」の説明から入らさせて頂きます。

 この言葉は、「新おかやま国際推進化プラン」のうち、「おかやま経済国際化推進プラン」の中のアクションプログラムの基本コンセプトという位置づけですが、わりとマニアックな用語で、今年1月に登場して以来、まだ市民権を得ていない気がします。


 市場経済の世界的な広がりや貿易・投資面の自由化が進み、さらには、IT革命等による情報化の急速な進展に伴って、経済のグローバル化が、加速し、世界規模での企業の再編成や、最適地戦略などにより、企業間の国際競争が激化しています。

 日本企業の対外直接投資も増加に転じ、製造業を中心に海外での事業活動が活発になってきています。
 逆に、豊かな日本市場を求めて有力な外資系企業の日本進出が相次いでおり、今後事業を拡大するために、工場や研究所を中心に地方への立地が進む可能性も高まっています。


 自然環境、地理的な優位性に加えて、全国に先駆けた岡山情報ハイウエイをはじめ、世界に直結する空港、港湾等のインフラも整備された岡山県は、グローバルな観点から県内の経済環境を見直し、経済の国際化に対応するため、国際的な競争力の強化と地域経済の活性化を図るため、経済国際化推進のアクションプログラムを取りまとめました。

 その中で、「どっとcom.おかやま」という、基本コンセプトを掲げ、地域の特性を生かしながら、外資系企業の誘致、県内企業の海外進出支援等を進めることとしています。

 「どっとcom.おかやま」の「com.」は、4つのcom.を作り出すという意味があります。
 恵まれた諸環境、生活活動の両面で快適(COMfort)、人・企業が交流・連係(COMbination)、情報が行き交う拠点・情報発信(COMmunication)、人・モノ・情報が集積(COMe)。
 全く関係ありませんが、私の選挙の際は、3S(Shock、Speed、Shift)を使いましたが、けっこう、こういう語呂は、覚えにくいかもしれません。


 ただ、そのため実現のために、このアクションプログラムが、「基本的意識の転換が必要」とするのは、納得できるものがあります。
 いわく、
 ◎長期的な視点と戦略的取り組み
  :グローバルな先見性、素早い判断、柔軟な対応を図る。
 ◎国外から岡山を見る
  :アジアや欧米から見た位置づけを意識、施設機能の高度化を図る。
 ◎企業の視点に立つ
  :外資系企業等のニーズに合わせたきめ細かい対応を行う。
 ◎広域的な魅力を打ち出す
  :県境を越えた連携と情報発信を強化する。


 そして、重点プロジェクトとして、
 @関係インフラ高度化プロジェクト
 AIT拠点おかやま創造プロジェクト
 B経済情報ワンパッケージ・プロジェクト
 C海外進出企業ネットワーク・プロジェクト
 Dグローバルビジネス・サポートプロジェクト
 E産業集積促進企業誘致プロジェクト
 F国際的連携強化プロジェクト
 が、挙げられています。


 それにしても、なんでこんなに、つらつら書き並べたのか。
 さすれば、現地現場主義の佐藤としては、ここはひとつ本当に外部から見るべきではないか、という結論に達するわけです。
 やっぱり、行ってみないと。

 てなわけで、11月9日から13日まで、岡山空港から定期便のある上海ミッションを計画致しました。今のところ、30才代の自民党1期生議員のクローズ企画としていますが、決して10人にはしない、限定のスタディーツアーです。

 岡山県庁の上海事務所を訪ね、機密費を使い・・・なんてのは嘘ですが、岡山県の友好のある江西省、そして、世界有数のソフト産業基地を目指したドラゴン・バレイと呼ばれる浦東ハイテクパーク、できれば現地にある岡山県進出企業などを訪問しようかと、考えています。
 全然観光がないこともないと思いますが、公的に行く色彩が強いものです。

 いずれにせよ、これから、詰めていこうと考えていますが、なんでわざわざ、ここに書くのか、これは家庭への言い訳ではないか?という説もあります。

 付言すれば、岡山空港3000m滑走路完成記念チャーター便は、10月4日(木)昼頃、岡山発で、9日(火)岡山着の4泊6日・機中2泊。
 全日空 ボーイング747(通称ジャンボ:350席)の行き先は、ロサンゼルス。各種オプショナルツアーもありますが、もちろん、シリコン・バレイへも。
 7月上旬には、詳細が、発表されます。

 個人的には、こういうスケールの話になるのは、県の醍醐味かなと思います。



 一方、本日は、まさに、アクションプログラムの実践的な動きと言える「アライアンスフォーラムin岡山」が、開催されました。
 アメリカ西海岸からベンチャー企業や大学関係者等を招聘し、県内の企業や大学とのグローバルな連携強化(アライアンス)を図ることを通じて、県内経済環境の向上と地域経済の活性化につなげるというものです。

 リオス・コーポレーションさんを中心に、民間サイドで、汗をかかれた素晴らしい企画で、非常に内容が濃いものでした。私は、午前中だけの参加でしたが、全セッション聞いたら、頭がバクハツするぐらい内容が詰まっていたと思います。

 こういった、産官学連携プロジェクト、やはり、官は、一歩も二歩も引きながら、しっかりとバックアップさせて頂く、そういう姿勢が重要だと思いますが、理想的な動きではないでしょうか。

 ただ惜しむらくは、議員の参加は、倉敷の三村市議と私だけ。ちょっと、もったいないですね。
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【チボリ裁判速報】
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 本日、広島高等裁判所岡山支部において、倉敷チボリ公園に係る「職員給与支出差止請求控訴事件」の控訴審判決がありました。

 この裁判は、平成2年から平成9年3月までの間、県がチボリ・ジャパン(株)に対し、職員を派遣して給与を支給していたことに関し、岡山県知事、長野前知事及びチボリ・ジャパン(株)が、被告として訴えられていたものです。

◎職員派遣協定に基づいて派遣した岡山県職員に対する給与支給差止を求める請求

 →岡山県知事勝訴。請求棄却。

◎平成2年2月20日から平成7年9月30日までの支払給与総額2億1768万1640円及びこれに対する平成7年10月1日から支払い済みまで、年5分の割合による金員の支払請求

→長野前知事勝訴。請求一部棄却。その余は棄却。

◎岡山県に対して、2億6352万6450円及びこれに対する支払い済みまで年5分の割合による金員を支払うよう請求

→チボリ・ジャパン(株)敗訴。

◎県が職員を派遣して給与を支給していたことの違法性について

→判決理由中で次のように判断
 倉敷チボリ公園は、岡山県の都市政策、余暇政策、高齢化施策及び文化施策の一環を実施するという一面を有し、一定の公益性を有しているから、倉敷チボリ公園の建設、管理運営に当たるチボリ・ジャパン(株)は、岡山県の行政目的の一部を担っているということができるものの、派遣した職員に給与を支給するまでの公益上の必要性があったとはいえず、給与支給は違法である。
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2001年6月29日(金)
       【選択と集中 なぜ中心市街地の活性化なのか?】
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 本日は、朝一番の新幹線で、京都に。財団法人区画整理促進機構が音頭を取る(?)中心市街地活性化推進支援協議会が主催の「中心市街地活性化講習会2001」に、終日出席しました。
 この財団ですが、今回の講習会の後援には、なんとか公団や国土交通省が、入っていますが、ちょっと正体不明、関係が分かりません。
 私は、インターネットで開催を知りました。


 本日の講習会のテーマは、ずばり、「街なか再生と交通」。
 7月3日(火)午後1時から、三丁目劇場での「中心市街地活性化セミナー」のなにかヒントはないか?と、まさにすがるような思いで、京都に行きましたが、どうも役所の担当者向けのものだったようで、200人程度、いかにも公務員の方が、おられました。

 特に、金沢市や新長田まちづくり株式会社の事例紹介も含めて、極めて濃い内容のものでした。
 参加費は、三丁目のセミナー(500円)の20倍でしたが。

 前回のNPOセミナーも、大阪まで民主党のセミナーを聞きにいったわけですが、正直言って、何度やっても、コーディネーターは恐いし、セミナーは、不安です。自分で、企画しながら。
 今となっては、なんで自ら好んで苦しむのかわかりませんが。


 前回は、最初から方向をガチガチに決めておらず、ぶっつけ本番。パネラーの方の力量にお助け頂きましたが、今回は、パネラーの中に逢沢代議士がおられます。(ちなみに、来賓に、萩原岡山市長、片山総務大臣夫人)

 シナリオまでとは、言わなくても、流れは事前にお示ししないと、これまた、たいへんな失礼になってしまいます。しかし、この段階で、私が、迷っていようとは。
 要するに、強く語られるものや、知識があれば、恐くないわけですが。


 それでも、今回、幾つかの言葉を得、また確認しました。京都くんだりまでいった甲斐がありました。そして、それは、私自身の主張になります。
 ちなみに、全体的な流れとしては、「中心市街地」と言う言葉は、今後「街なか」という言い方になるのかな、という感じがします。
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 さて、前回のNPOのキーワードが、「選択的納税制」ならば、今回の中心市街地活性化のキーワードは、すなわち、「選択と集中」です。


 我が国の高度成長は、結果として、所得水準、生活水準を上げていきましたが、地価が高く、利害関係が錯綜した街なかよりも、郊外の安い住宅地を求めて、人は、中心市街地を離れていきました。
 さらに、耐久消費財としての自動車の普及は、必ずしも公共交通が整備されていない郊外でも、生活の不便を感じさせないものにしました。

 加えて、行政も郊外の声に応えて、自動車に対応した社会基盤の整備を進め、公共公益施設をはじめとする大規模施設が、郊外に建ち並ぶようになりました。
 しかし、その拡大は、公共交通機関の拡大と呼応したものではなかったため、郊外から都心部への移動は、しばしば困難を伴い、そのことがまた、都心部より郊外へ、という流れを助長しました。

 これは、高度成長期のピークを迎えて、30年かけて起きた出来事です。

 ここから、私たちは、ひとつの判断を迫られます。
 このまま、郊外へ郊外へ拡張していくのか、あるいは、再び都心部に集中させるのか。今、その「選択」の段階に来ているのです。


 なぜなら、ここから先にあるのは、間違いなく人口減で、それは、すなわち、経済活動の縮小を意味します。すなわち、それだけ、都市全域は衰退、税収も減り、従来の行政サービスも維持できなくなってきます。
 ここから先、拡大を続けて、その社会基盤を整備、維持し続けられるのか、大きな疑問があります。福祉、教育、治安、全ての面で、維持できなくなるかもしれません。
 どちらの道を選ぶのか、まさに「選択」の時期なのです。

 そこで、都市経営という経営の観点から、相対的に社会資本のストックが多い都心部を高密度にし、都市の力を強める必要があります。効率的な資源利用が、今こそ必要です。
 そのことは、また、歴史と伝統に裏打ちされた街の魅力の再評価を意味します。街の個性は、均一化された全国ブランド店が立ち並ぶ、郊外からは、なかなか生まれてきません。

 ここに必要なのは、「集中」です。都市のエネルギーを一点に「集中」させないと、逆に広がった郊外の社会基盤を維持することも不可能になります。
 これは、商売にも相通ずるものがある気がします。


 ただ、このことは、時として、郊外の住民からは、中心部のエゴに見られがちです。小泉総理の「地方切り捨て路線」と揶揄される方向とダブるかもしれません。
 しかし、この地方分権の時代に、都市間競争の時代に、地方は地方で生き残らないといけないのです。中心部にエネルギーを集中投下し、起爆させる。これは、その515の「倉岡市(岡山市・倉敷市合併構想)」も同じです。岡山県の中心を定め、集中投下する。
 切り捨てではなく、強い一点に、集中させるのです。

 漫然とのんべんだらりんと広がれば良いというものではありません。
 コンパクトで、機能的なまちづくり、いわゆる「サスティナブル・シティ」の実現のためにも、中心部への再集中、各施設の集中整備は、どうしても必要だと考えます。


 そのためにも、街なかの交通体系の見直しが、必要です。錯綜した交通体系は、それ自体が、大きなロスです。
 交通施策のキーワードは、3つ。

 @つなぐ:街なかへのアクセス性の向上。
 Aめぐる:街なかでの移動性、回遊性の向上。
 Bたまる:街なかで集い憩える快適な空間の形成。

 これらに関する交通施策を連携・連鎖的に取り組むことにより、街なかが再生していく構造を備えるのです。

 例えば、市内循環コミュニティバスは?環状道路の整備は?LRT、路面電車の延伸は?トランジットモールは?バスターミナルは?自転車は、パーク&バスライドは?タウンモビリティは?低床バスは?ハートビル法は?交通バリアフリー法は?道路空間のユニバーサルデザインは?ITSは?都市計画制度改正は?・・・・どこに位置し、どう絡み合っているのか?



 そのためにも、必要なのは、TDM(TransportationDemzand Management:交通需要マネジメント)という、考え方です。あるいは、TOD(Transit Oriented Deveropment)と呼ばれる公共交通機関を重視した開発の考え方です。


 実は、本年3月9日現在までに提出された365市町村(372地区)の中心市街地活性化計画は、街並みや景観、幹線道路の整備が多く、国土交通省の支援メニューも、せいぜい交通結節点改善、あるいは道路環境改善事業というハード面です。
 コミュニティバスや駐車場整備の事例は、枚挙に暇はないですが、交通体系を抜本的に見直し、成功した、という事例は、全国的にまだ出ていないようです。

 あるいは、中心市街地活性化のために、ハード面でなく、交通体系に特化した、TMOまたは、NPOが、岡山に登場しても、不思議はありません。
 差し障りは、極めて多いですが、市民の賛同は、得られるかもしれません。
 「岡山市の交通基本計画」が、敢えて濁している部分が、問題の本質です。

 しかし、急いではいけません。30年かかって起きた出来事です。あるいは、倍する時間が、かかるかもしれません。
 それでも、私にもできることはあると思います。


 ともあれ、今回の三丁目劇場のセミナーで、全ての答は出ないでしょう。しかし、自民党青年局が、中心市街地活性化のために、都市交通体系を考えましょう、という呼びかけは、全国初と自負していますし、意味があることだと思います。なにより、これが、レジデント、市民の市民による市民のための意志形成の端緒になれば、と思います。

 願わくば、一人でも多くの方にご来場頂きたいのですが、なにしろ敢えて平日の開催です。むしろ、人数よりも、密度や真剣さで、勝負したい、そんなセミナーになればと思います。
 是非ご来場下さいませ。

 明日の岡山のために。
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【大学コンソーシアム京都】
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 東本願寺は、JR京都駅から歩いて近いし、参拝料もいらないし、立派だし、と、堀を覗いたら、いるいるブルーギル。人が来ても逃げない図々しさ。一体誰が、あんなところにまで放すのでしょう。

 さて、もっと驚いたのは、本日の講習会の会場となったキャンパスプラザ京都(京都市大学のまち交流センター)です。最初は、なんの施設かわかりませんでした。


 2001年から2010年までが、「くらしに安らぎ まちに華やぎ 信頼で築く21世紀の京都」をキャッチフレーズにした「京都市基本計画」の対象期間です。
 これと、きちんと対応した向こう5年間の「安らぎ 華やぎ 京都21推進プラン」を拝読すると、とりわけ、文化や観光施策に京都らしさが、散見されます。

 中でも、第2章 華やぎのあるまち 第2節 活力あふれるまち 3項 大学の集積・交流が新たな活力を生み出す という部分は、なるほどなぁ、と思います。


 京都には国公私立を合わせて38もの大学・短期大学があります。これらを中核とする高度で豊富な学術研究機能は京都の優れた都市特性です。人口の約1割に相当する学生や教員、研究者等、あらゆる分野の「知」が、集積しています。
 この大学の集積を維持・発展させるとともに、地域社会との交流や産業界との連携を深め、魅力に満ちた「大学のまち 京都」を推進するとのことです。

 その核施設が、前述のキャンパスプラザ京都というわけで、昨年9月5日、JR京都駅のすぐ側に完成しました。

 社会人が大学の正規授業を受講できるシティーカレッジ事業、学生が在学中に就業体験を行うインターンシップ事業、市民に大学の知的財産の開放を行う大学公開講座、21世紀に活躍する新たな起業家の育成を図る京都起業家学校など、様々な事業を展開しています。
 また、放送大学京都学習センターもここに移転してきています。

 そして、こういった一連の活動を「大学コンソーシアム京都」と呼び、大学と地域社会、産業界、そして京都市が連携して、生涯学習を含めて「開かれた大学」を目指しています。
ttp://www.consortium.or.jp

 大学という枠を超えて、集い、学び、語り、交わる場。光ファイバー、電波、コンピューターによって、情報が行き交い、最先端の学者や文化人、経営者の生の声にふれ、大学や職業を越えて、市民・地域社会と大学が、また大学相互が交流する、そういった仕組みです。


 全国初の試みということですが、どうなんでしょうか、岡山県では無理でしょうか。生涯学習センターや、岡山大学キャンパス内の放送大学、十分、知的好奇心に応えているでしょうか?
 オープンのいろいろな講座があるのは、なんとなくわかるのですが。

 この頃、私の妻も、母校に戻れてうれしいと岡山大学で、なにやら講義を受けているようですが(どうも子育てについてらしい)、むしろ妙に忙しい時、あるいは、ひと年取ったり、社会経験を積むと、かえってふと学習したくなる、ということはある気がします。
 そんな時、気楽に行けるキャンパスというのは、必ずしも、本当に大学の構内にある必要はないかもしれません。

 私も、経済や財政を今更ながら学びたいし、あるいは、佐々木幸綱先生の万葉集の講義なぞをまた受けてみたい気もします。
 入試なんか、本当に学びたい時、学びたい人には、必要ないのかもしれません。

 京都ほどではないにせよ、岡山でも不可能な仕組みとは思えないのですが。
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2001年6月30日(土)【支部総会のご案内】
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 明日7月1日(日)午後2時より、岡山ロイヤルホテルで、自民党第一選挙区支部の平成13年度定期総会が、開催されます。
 自民党員であるか否かは問いませんので、是非皆様ふるってご出席下さい。もちろん会費等は無料です。
 開会前には、小泉総理のビデオを流すそうなので、お越し頂けるとしたら、少し早めにご来場下さい。

 後半からは、事実上の片山虎之助総務大臣の第一選挙区支部の決起大会になります。私も、前段は、青年部長として挨拶。後段では、片山総務大臣の圧倒的な勝利を祈念致しましての「ガンバロー三唱」の音頭を取らさせて頂きます。


 また、これは政党とは、一切関係ありませんが、「やる気のある会」の主催で、明日、同じ岡山ロイヤルホテルで、午後7時から、岡山選挙区の参議院選挙立候補予定者が勢揃いしての公開討論会が、予定されています。
 前回同様なら、入場無料ですが、カンパがあると主催者が泣いて喜ぶということではなかろうかと思います。
 個人的には、公開討論会は、県議選挙でもやって頂きたいくらい、良い趣向だと思います。
 私も、一有権者として、聴衆席に紛れます。
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【中心市街地活性化セミナー式次第(案)】

      7月3日(火)午後1時〜5時  於 表町三丁目劇場

(以下敬称略)

     第一部司会

       自由民主党岡山県第一選挙区支部青年部長 佐藤 真治

13:00〜13:05 主催者挨拶

 自由民主党岡山県連合会青年局局長  岡山県議会議員 小田 圭一

13:05〜13:10 来賓挨拶
        総務大臣 片山虎之助参議院議員夫人  片山ゆり子

13:10〜13:20 来賓挨拶
                     岡山市長  萩原 誠司

13:20〜13:25 スケジュール紹介、資料説明、講師紹介

                           佐藤 真治

13:25〜14:50 基調講演
            「市民がつくる中心市街地」
             フジタ技術センター副所長  川村 健一

 15:00〜 16:30 パネルディスカッシヨン
        「中心市街地活性化のための都市交通を考える」

     パネラー   逢沢 一郎(衆議院議員)
            大開 博之(表町商店街連盟専務理事)
            岡  将男(RACDA会長)
            高田美紀子(三丁目劇場運営協議会会長)
            滝川 直秀(チャレンジド・アドバイザー)
 コーディネーター
            佐藤 真治(岡山県議会議員)

16:30〜16:35  閉会


※当日配布資料(但し岡山市分は、160冊限定)

「中心市街地活性化のすすめ」 :中小企業庁
「岡山市交通基本計画(概要版)」 :岡山市
「新しい都市交通の誕生に向けて」:岡山市
「おかやままちづくり夢プラン」 :商工会議所
「ぼっけぇ便利なバスマップ」 :RACDA

             その他、参議院選挙関連資料多数。

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