2001年4月1日(日)【NPO関係行事ご案内】
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 京橋朝市に行こう思うのですが、そういえば、この京橋朝市実行委員会は、まさにNPOです。法人格はないですが、行政主導でも、企業主導でもない、まさに市民の手による素晴らしいイベントです。

 さて、昨日、興奮のあまり大切なことを書き忘れておりました。本日は、その357でお伝え致しました十三参りの日です。

 数えで13歳は、子どもから大人の仲間入りする節目になる年齢で、肉体的にも精神的にも大切な年です。そこで、虚空蔵菩薩にお参りをして、知恵と幸福を授かる十三参り(別名「智恵貰」「智恵詣」)という行事が、行われていましたが、昨年より、青少年の情操教育と健全育成、なにより新しいお祭りを通したまちづくりという観点から、徳吉町(1−2−33)の徳与寺で、この十三参りが、始まりました。
 ご存知の方は、極めて少ないと思いますが、徳与寺は、元岡山藩主宇喜多直家の正室お鮮様のお墓があり、淡嶋様もおまつりしています。位置的には、朝日高と東山バッティングセンターの中間(三勲小学校の東)です。
 本日午前10時から午後3時です。


 また、本日午後1時30分より、岡山県総合福祉会館で、岡山NPOサポートネットワーク定例会「NPO法人の税制優遇を考える!」が、開催されます。
 昨日のNPOセミナーから続けて聞かれると、かなりおもしろいし、勉強になると思います。

 ついでに、今日は三丁目劇場1周年。こちらも、午前11時から記念式があります。運営協議会も市民主導。三丁目劇場も、岡山になくてはならないものになりました。

 春の岡山、非常に元気です。
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【N・P・O】
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 三丁目劇場1周年の式典が、賑やかに行われ、「いっちゃん・くまちゃん」という代議士漫才コンビも登場。ん〜。なんか、すごい。

 本日、岡山NPOサポートネットワークの例会が、開催されました。
 税制優遇については、政府案が、28日(水)に通っていたため、3月11日に大阪で出席した野党のNPOフォーラムで得た知識とか、政府案・野党案をまとめた対照表は、昨日は空振り気味でしたが、本日のシーズ松原さんのお話で、政府案は、やはりため息が出るほど、要件が厳しかったことを再認識させられました。

 もっとも、宮沢財務相も、10月1日からの施行のはるか以前から、柔軟な変更の可能性は示しています。本来は、昨日、ここらあたりをもっと両代議士にお願いすべきだったかもしれません。

 超党派の議員立法が、昨秋の加藤政変の影響で、足並みが乱れたことは、事実で、NPOの税制優遇が、政争の具になり、あるいは、私も荷担したのかと思うと、正直やや辛い気持ちです。
 やはり自民党が、充分な認識を持って、真剣にNPO支援のことを考えないと、自民党自体が、NPOの発展の阻害要因になると思います。時代認識、意識を変えないと。


 私は、やはりNPOは、NPO自身のために、non・profitであると同時に、どこまでも、non・politicalであってほしいのです。
 NPOは、特定の政党を支援することはありません。うまく政党を利用こそすれ、是是非非で良いのです。それが、NPOです。勝手に政党が、NPOを支援するだけのことです。
 最終的には、NPOには、政党なんてない時代の方が良いのかもしれません。


 なにか、ふと寂しくなりました。
 サポートネットワークの発起人を集めていた頃が懐かしい。なにか素晴らしいNPOのネットワークが、できていくのを感じる一方で、妙な疎外感。
 私は、政党や政治や行政の側でなく、本当はいつもNPOの側にいたいのです。

 ただ、だからこそ、議員としてやるべきこともあると信じます。
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2001年4月2日(月)【チボリ公園刷新】
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 本日午後から、「その384」の6月24日投票の東京都議選挙の応援で、呼ばれてもいないのに勝手に応援に上京します。早坂さんにとっては、とんだ迷惑ですが、駅前の夕立、朝立(・・・)に、加わります。ただのおせっかいで、本当にありがた迷惑かもな、と思いつつ、なんとなく自分の気がおさまらないのです。
 都議選挙は、前回4年前、なぜか新進党と民主党候補に2週間ほど隠密業務として応援に入ったことがあります。

 今晩と明朝のJR荻窪駅前に、なぜか私はいるので、見かけたら声をかけて下さい。明日昼過ぎには、帰岡します。個人的に、久しぶりにどうしても寄りたいところもあるので、ちょっくら行って参ります。


 ところで、下記のような、皆様そりゃそうだ、と思われるご意見を頂きました。
・・・・・
さて、チボリ公園の河合社長が責任をとってやめるという事が昨日新聞に載っておりましたが、まさか県の給与体系で退職金も多額の金額が支払われる。なんて事はないんでしょうね。まさか数千万、数億円、なんて、???。民間では会社の内容が悪い時には社長は報酬無し、が当たり前です。そう役員は給与、でなく報酬なのです。会社が儲かっている時には成功報酬として多額の報酬をとればいい。誰も何もいいません。ただ赤字が続いている中、2000万もの報酬を得ている、しかもその財源が県費の補助が出ているとしたら、県民はおこりますよ。
今、再建の最中の伊藤商事の社長は無報酬で働いているそうです。それが当たり前なんです。会社の経営なんて事は。・・・・・・・・


 端的に言えば、やはり、日産のゴーンなみに、民間の新社長は、いかれるのではないか、4月19日の臨時株主総会に注目といったところです。

 ご案内の通り、「装置産業」は、初期投資が膨大で、減価償却の手続きが取られ、開業数年間は、赤字になります。具体的に、チボリ公園の場合は、7年で単年度赤字解消。20年で、累積赤字解消という計画でした。

 この段でいくと、11年度末の収支見込上の累積赤字は、48億円だったところ、実は、26億円の赤字で済んでいたのです。
 ただ、昨年度入場者200万人の予定が、195万人。なにより一人当たりの消費単価が、5300円の設定が、4000円台に、一挙に単年度赤字が20億円。今までの、「黒字」を吹き飛ばし、さらにUSJ開園で、大ダメージ必至。
 そこに、民間社長の登場という図式です。

 要するに、これ以上赤字を増やさないために、手を打つのは、そうは言っても、早かったといえなくもありません。新社長は、聞くところによると無報酬とか。200万人を150万人の来客見込みに変え、大胆なリストラを行われるものと思います。

 問題の現社長の退職金ですが、実は、情報公開の対象ではありません。株主総会では、役員報酬は一括して出されますが、株主総会で仮に議案提出され、まず通るか、通ったとして、それを受け取るか、ちょっとわかりません。

 いずれにせよ、注目は4月19日。いまや「テーマパークの再生王」とお呼びしたい新社長の豪腕に、岡山県民の期待が、集まります。
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2001年4月2日(火)【都会の選挙】
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 今日は、岡山県政と直接関係ありません。

 まずもって、「その384」で、杉並在住の方をご紹介頂きました方々に、心より感謝御礼申し上げます。

 昨日は、午後5時過ぎにJR荻窪駅前に。
 杉並区は50万人都市。都議選挙定数6に、候補は12。自民2、共産1、公明1、民主1、諸派1に、32才の保守系無所属が、割って入る選挙です。選挙運動期間は、3ヶ月。
 お金、組織、知名度全てなし。夫婦の手作り選挙で、今は泡沫候補に近いかもしれません。

 岡山県の選挙なら、無謀に近い試みの気もしますが、そこは大都会東京、後は、風にどう乗せるかという都市型選挙の典型の気がしました。
 しかし、これでいかに縁(えにし)を結んでいくのか。岡山にも一部見られる(私も?)イメージ選挙そのものかもしれません。しかも永田町の風が直撃です。
 ちなみに、現職の自民党都議全員は、党本部に反旗を翻し、自民党公認を返上するという「ポーズ」も、とっています。

 正直やや選挙としては、理解に苦しむ点もありましたし、有権者の方々に対する姿勢として、風頼みの都市型選挙には異論を唱えたい気もします。
 しかし、荻窪駅に押し寄せる人の波を見るにつけ(朝など恐ろしい)、個別でお一人お一人にあたるには鉄砲届きしないようにも思いました。

 私も昨夜は、荻窪駅前で、候補者のつもりで演説してみたり、今朝は朝7時前から9時頃まで、拡声器なしで候補者の脇で候補者名を連呼。久方に喉に来ました。
 とりあえず、個人的に感じたことをあらん限りお伝えしてきましたが、どっと疲れました。多分、受ける候補は、もっとだったでしょう。

 もっとも、昨夜は、「こころ」の愛読者(?)である、中学の同級生である総務省のキャリアの友人が、わざわざ応援に駆けつけてくれたりして、楽しくもありました。荻窪駅の前で会うなんてなぁ・・。


 選挙手法、主張は、10人10色で正解はないとは思いますが、途中寄ったファーストフードの天丼屋さんに、一人暮らしと思しきお年寄りが、何人も来られる様を見て、私ならかえって「人情・TOKYO」をうたうかもしれません。
 「大きな街には大きな孤独」と言います。都会の地方議員もできることは、多々あると思いましたし、やはり候補本人が、動けるだけ動き回るべきだ、という基本も、違わないと思いました。

 ともあれ、遠く岡山から、東京の地方議員選挙に挑む友人の健闘を心から祈ります。
 首都に暮らす有権者の政治への審判、この6月の都議会議員選挙の選挙結果は、間違いなく1ヶ月後の参議院選挙に直結します。
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2001年4月4日(水)【中心市街地活性化セミナー】
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 散る桜 残る桜も 散る桜・・・・・・人生ですねぇ。

 さて、プリンセス・プリンセスの『パイロットになりたくて』の一節に「長い道をドキドキする方へ・・・」というのがありますが、この間、第1回NPOセミナーが、終わったばかりなのにドキドキしたくて(?)、突如、第2回自民党青年局企画『自由民主党中心市街地活性化セミナー』をする気に、今朝8時20分になりました。
 中心市街地活性化、それはまさに、政治ライフテーマです。私が、やらずに誰がやる。参議院選挙直前ではありますが。

 そこで、関係ご各位に全く相談もないままに、「おおっそこでやるんか!」と言われる中心市街地某有名施設を仮予約させて頂きました。170席弱ですが、実は400人規模になります。
 日程は、表町商店街の休日、7月3日(火)午後1時から午後5時です。すみません。することに決めました。もう、します。やってしまいます。 しかし、組み立て一切は、これから考えます。

 個人的には、3ヶ月に1回、セミナーをしようかと思います。ちなみに、10月(?)第3回もする気です。どうか、皆様、「腹づもり」をよろしくお願い申し上げます。これから先は、くどいほど、企画が出ます。
 うすうす(?)お感じだと思いますが、佐藤真治、かなりひつこいです。

 あと、これが唐突ですが、本日NGO関係の集いで、5月終わりごろに、モンゴルに行くことを公言してしまいました。もう行きます、モンゴルに4日間。


 本日は、派閥のお花見でした。次回2年後の県議選挙の噂もチラホラ。ともかく、誰が来ようとも、私は、「こころ」を1000回発信し、16回一般質問をし、できうる限りのセミナーを開催するだけです。
 その結果、落選するなら、それもまた人生。
 どうせいつかは、散る桜・・・。
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2001年4月5日(木) 【NPOに関して】 
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 昨日、NPOセミナーに関して、逢沢代議士が、おそらく4000件の方に下記ニュースを配信をして下さいました。たいへんにありがたいことで、感激しましたので、せっかくなので、「無断」転載をお許し頂き、紹介させて頂きます。

 あわせて、逢沢代議士の国政報告ご希望の方は、ひとこと佐藤真治の紹介である、などと思い切り書き添えて頂き、直接お申し込み頂ければ幸いでございます。
-----Original Message-----
差出人 : aisawa
宛先 :
日時 :
2001年4月4日 19:59
件名 : [ichiro-a: 63] Message for ichiro-a


      NPO市民活動フォーラム
 去る3月31日選挙区岡山でNPOフォーラムが開催された。主催は自民党青年局。私の元秘書で県議の佐藤真治君が頑張ってくれた。
 今でこそNPO、NGOは日本においてもすっかり市民権を獲得しているが、それはここ4.5年のことと思う。市民活動促進法が施行されて2年余。法人格を持つNPOは全国に3800。我岡山県でも48団体が法人格を付与されている。
 保健福祉、環境、教育など様々な団体が活動する社会づくりは大切なことと思う。NPOに対する寄附が所得控除の対象となる税制もスタートする。相続財産を寄附したら相続税の課税ベースから差し引いてもらえる。 私は湾岸戦争の時、ヨルダンの砂漠で「国境なき医師団」をはじめ欧米のNPOが被災民を救援する活動を目のあたりにして以来、NPOに関心を持ってきた。立法にもかかわってきた。
 日本社会は今まで政府(行政)と民間(企業)で構成されてきたが、これにNPOがしっかり根を張った3極体制が21世紀型だと思う。様々な問題もあるが、NPOが成長し、GDPのかなりの部分を担う社会を考えたい。
 ちょっと乱暴な表現になるが、NPOに無関心な人、かかわっていない人はトレンディーでない。お見合いの際の釣書にも趣味とあわせて所属しているNPOが書いてある人こそ魅力的。そんな将来を私は夢見ている。
 ただいろいろな形のボランティアや奉仕の姿があって、何も法人格を持つNPOが全てではないことは当然と思う。

                     衆議院議員  逢沢一郎
##################################################################
逢沢一郎の国政ニュースは、ホームページのアドレスやご紹介により毎週
一・二回程度送信しています。
皆様方の様々なご意見やご要望を逢沢一郎までお寄せ下さい。
また、ご不要な方は下記までご連絡下さい。
e-mail:aisawa@po.harenet.ne.jp   http://www.aisawa.net/
###################################################################【井原市議会議員選挙 あすなろ】
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 2年後の統一地方選挙以外の時期にも、もちろん選挙はあり、先の倉敷に続いて、15日(日)告示、22日(日)投票で、井原市議会議員選挙が、行われます。定数2減の20人に、23人立候補予定です。

 本日、井原に陣中見舞いに参りましたが、今回私が、心情的に応援させて頂くのは、○○○○候補。年齢は、私と同じ36才。実は、昨年まで参議院議員加藤紀文先生の地元秘書でした。
 要するに、「秘書上がり」であり、いわば、一緒に戦った同士です。

 私たちの業界で、一番大切なのことは、筋を曲げないことであり、たとえは悪いですが、極道の世界と同じです。親分、子分、兄貴に舎弟。抗争があっても、戦争しても、筋はどこまでも通すのが基本です。
 公然とお世話になった方に対して、刃を向けるなら、犬畜生にも劣る、と言われても仕方ないかもしれません。

 しかし、「親分」の選挙区内での出馬は、結果として、ご迷惑をお掛けすることにもなり、そうであるならば、必ず当選し、一刻も早く自立した城を構え、いざ鎌倉の時には、一番槍で駆け込む、それが最大の恩返しです。それしかないのです。

 本当に温厚な加藤先生ですから、愛弟子の挑戦へのご心配は、いかばかりか、と思います。
 そして、地元秘書として、いつか遠い明日、自分もバッヂをつけようと、頑張ってきた、彼の苦労もわかります。何も言わなくても。あすなろの木のように皆、立っていた。この日のために。

 村田事務所から、久徳県議に三村倉敷市議。逢沢事務所から私と、30才代の「秘書あがり」の当選が、続きました。
 はったりのない真摯な○○さんに、是非、井原を引っ張っていって欲しいのです。ホテルの駐車場で、運転手として、皆で、だべっていた、私達の政治の青春時代。あの頃とまた違う形で、皆で会えたら、どんなに良いでしょう。
 彼ならやれるはずです。

 選挙は、極めて苦戦が、伝えられています。
 私の友人を市政の壇上に上げて頂きますよう、ただただお願い申し上げます。
 井原にお知りあいは、おられませんか?
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2001年4月6日(金)【視覚障害者ゴルフ大会】
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 「ぎっくり腰」だと思います。今朝、友紀を弄ぼうとして、突然腰に電気が走り悶絶!!ベビーサークルの前で、なぜかさっきまで半ケツで遊んでいた旦那が、突っ伏して倒れているのに、妻は冗談と思い大爆笑。
 ここにきて、もはや洒落でなくなりました。

 それでもなんとか一日、県障害者福祉課、県政記者クラブ、市保健福祉課、県視覚障害者福祉協会、県社会福祉協議会とあちこち回るうちに、多分、悪化。何箇所かで、腰を抱え、こうして座ってるのは良いのですが、動くともう駄目。
 こんなに、トイレや車の乗り降りが、きついとは。皆さん、気の毒がって下さいますが、内心は太りすぎ、運動不足と思われているんでしょうねぇ・・・。
 改めて、健康のありがたさが、身に染みましたが、寝込むわけにもいかず、ちょっと困りました。動くと、いてぇ!!
 どうも、私は、切実さが人に伝わらないタイプのようですが、本当に痛いんだってば!!

 さて、5月28日(月)に、第3回全国盲人ゴルフ普及キャラバン岡山大会が、鬼の城ゴルフ倶楽部で、開催されます。視覚障害者とゴルフというとぴんと来ないかもしれませんが、全国に100人以上の全盲ないしは強度の弱視のプレイヤーがおられ、うち30人ほどが来岡されます。

 私自身が、ゴルフをしないのですが、「盲人(視覚障害)ゴルファーの腕は、いわゆる健常者と変りません。ただ、キャディーさん以上に、サポーターの力が、重要なのですが。

 最初この話の協力要請を頂いた時、チャリティーだけではなく、視覚障害のある子供達や大人に、パターゴルフを楽しんで頂ける、勇気づけられる、そんな会にしないと意味がない、と提言させて頂きました。
 願わくば、岡山県視覚障害ゴルファーズ協会設立につながるように。

 月曜日ということもあり、盲学校の方からは、お断りがありましたが、あるいは、大人は、参加して下さるかも、という思いで、NPO法人の方と2人でいろいろ歩き回っておりました。もっとも、今日は私は、かなりよたよたと歩いていたのですが。

 視覚障害の方と一緒にプレーして下さる岡山青年会議所や総社吉備路ロータリーの頼もしい動きもあるのですが、問題は、パターゴルフに参加して下さる視覚障害者が、おられるか、です。
 ここらへんの組み立てをいかにしていくか、この催しの成功の成否は、どれだけ岡山に住む視覚障害のある方が、勇気づけられるか、にあります。
 どうか皆様のお知恵をお貸し下さい。

 これを送って、立ったらいたいんでしょうねぇ、きっと。
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2001年4月7日(土)【要介護】
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 驚きました。佐藤真治、立てず。夜中にトイレに行くのに、約1時間。なんとか事務所に辿り着きましたが、もう駄目、これから病院です。
 福祉、福祉と言いながら、本当に身につまされたのは、今回が初めてかもしれません。議員としては、本当に勉強にはなるのですが、あまりに痛いです。

 倒れる1週間前は、東奔西走であった気もしますが、来週も、花見や会合が目白押し。誠に申し訳ありせんが、ここ数日間の着座を伴う花見のような催しは、延期ないしは、欠席させて頂ければと存じます。

 神様が、休憩しなさいと言ってるんだよ、などと働いてもおらず、ともかく一日も早く、全快を目指します。元広島の衣笠のように、試合に出ながらなおすしかありません。
 ご迷惑をお掛けしますが、なにとぞよろしくお願い申し上げます。
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2001年4月7日(土)【八代目桂文楽『寝床』より 因果と丈夫】
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 レントゲンを見て、「骨、筋肉異常無し。放っとけば直ります。」
 寂しいなぁ、痛いのに。十何年ぶりの診察なのに。というわけで、表題の「黒門町」です。ええい!悔しいから、できるだけ動いちゃる!
 でも、花見はご容赦ください。
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【国及び県のIT戦略】

 この3月29日に国の高度情報通信ネットワーク社会推進戦略本部(IT戦略本部)から、「e−Japan重点計画」が、発表されました。
 これは、昨年11月27日のIT戦略会議の「IT基本戦略」を受け、今年1月22日第1回IT戦略本部が、決定した「e−Japan戦略」を具体化したもので、政府が迅速かつ重点的に実施すべき施策の全容を明示したものです(IT基本法第35条)。
 なお、毎春秋に施策の推進状況の調査、毎春重点計画の見直しが行われます。

 せっかくの腰痛で、余裕があるので、2月23日発表の県の「おかやまIT戦略プログラム」と比較致します。

<目標>

 国:eーJapan重点計画の目標は、5年以内に世界最先端のIT国
   家に。

 県:おかやまIT戦略プログラムの目標は、3年間を目途にIT施策の
   戦略的実施を図り、アイトピア岡山を実現する。

<官民の役割分担>

 国:民間が主導的な役割を担い、政府は、公正な競争の促進、規制の見
   直し等の市場が円滑に機能するような環境整備や縦割り行政の弊害
   を排除しつつ、国と地方の連携の強化等を通じて、民間の活力が十
   分に発揮されるための環境整備を行う。
   また、政府は、電子政府の実現、デジタル・デバイドの是正や基盤
   的技術の研究開発といった民間主導では実現し得ない部分について
   は、予算の効率的配分に留意しつつ、積極的に対応。

 県:競争及び市場原理に任せるだけでは、地域間格差が解消せず、さら
   に拡大する可能性があるため、市町村の協力を得て、効果的なラス
   トワンマイル整備手法等の検討を行う。
   民間通信事業者の事業展開を促進する仕組み等のソフト施策を行う。

<重点施策>

 国:(1)世界最高水準の高度情報通信ネットワークの形成
      5年以内に、世界最高水準のネットワークを整備。

      高速インターネットアクセス網
     (DSL、CATV、加入者系無線アクセス等)
                    ・・・・3000万世帯
      超高速インターネットアクセス網
     (加入者系ファイバー網)   ・・・・1000万世帯

      2003年のデジタル地上放送開始に向けた支援。
      2010年のCATVのデジタル化に向けた支援。

 県:(1)高速ネットワークの全県的な形成
      3年間で、全国初の全県的な高速インターネット環境の
      面的創出(ITフィールドの基盤整備)

      各家庭へのラストワンマイルには、DSL、CATV、
      無線アクセス等、民間通信事業者の事業展開を促進、県
      ・市町村の公的施設間は光ファイバー接続。

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 国:(2)教育及び学習の振興ならびに人材の育成
      2001年度までに、550万人対象のIT基礎講習と
      50万人の消費者・中小企業等を対象のIT講習を実施。

 県:(2)IT社会を支える人材育成と最先端技術の実証的研究拠
      点作り

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 国:(3)電子商取引等の促進
      2003年までに、電子商取引市場形成に向けた電子商
      取引を阻害する規制の改革や新しいルールの整備。
      2003年にBtoB取り引きの市場規模が70兆円。
      また、BtoC取り
      引きが、3兆円規模を大幅に上回るようにする。概ね半
      数程度の中小企業がインターネットを活用して電子商取
      引等に参加できるように。

 県:(3)ITを活用した力強い産業展開

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 国:(4)行政の情報化及び公共分野における情報通信技術の活用
      の推進
      2003年までに、電子政府を実現。実質的に全ての行
      政手続きの電子化等を行う。電子情報を紙情報と同様に
      扱う行政の実現。

      交通渋滞の解消等に資する高度道路交通システム(IT
      S)の推進等の様々な公共分野におけるITの活用を推
      進。

 県:(4)日常生活でITの恩恵を実感できる施策の推進
   (5)行政の電子化の推進

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 国:(5)高度情報通信ネットワークの安全性及び信頼性の確保
      2005年までに、安全で信頼性の高いネットワーク・
      セキュリティ確立。2002年までに暗号技術の標準
      化。2005年度までに刑事基本法制の整備。

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 県:(6)情報ハブ機能の強化
      中四国広域ネットワークの拠点
      関西圏・九州圏を見据えた「西日本の情報首都」

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 こうしてみると、ややハード面に偏った感もある岡山情報ハイウエイの先駆性も、国家施策として、たたみかけてこられると、魅力半減のような気がしないでもありません。
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2001年4月8日(日)【マンボ・マンボ・マンボ】
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 腰痛にあたり、多くの方から、お見舞いあるいはアドバイスを頂戴し、本当にありがとうございます。8日(日)午後9時現在、ちょっと腰が痛いですが、佐藤真治君、絶好調!!
 今日は結構変化に富んだ一日でした。

 素敵な三宗先生の絵を文化センターで、じっくり拝見した後、家族で、自衛隊三軒屋駐屯地に花見。
 今日は地域への開放日で、「地元」でもあり、腰痛をおしても、どうしても、ここだけはとお邪魔しました。実は、自衛隊駐屯地は、隠れた桜の名所なのです。

 ここで、友紀君のベビーカーに、空中から鳩が落下。どうも、上空で何かに襲われたらしく、友紀めがけて鳩が、真っ逆さま。幸い、幌に激突し、友紀は無事でしたが、絶叫。
 本当に凄いことがあるものです。鳩に、合掌。

 さらに、地域作りでお馴染みの皆様がおられた中に、なんと整体のプロが。さっそく、「ふんっ、ふんっ」として頂き、ん!?ん!?それが、良かったのでしょう。そこから、背筋が、伸びるようになり、ずいぶん楽になりました。
 本当に感謝です。

 そこから、友紀を里子に出し、妻と大好きな「岡山シンフォニックバンド」の恒例のスプリングコンサートへ。いつにも増してのド迫力で、それが、もう、マンボ・マンボ・マンボでした。
 やはり、シンフォニックバンドの「さくらさくら」を聞かないと本当の春は、来ません。素晴らしい岡山の文化です。

 ちょっと商店街に寄って、帰りしなには、二人乗り自転車で、自転車のおばちゃんをこかした中学生を説教。彼らは、謝るということを知らないのでしょうか。情けない。

 それから、所属させて頂いている深柢消防分団の分団長のご退職の感謝会で、これはもう、かなりくつろがさせて頂き、大遅刻で、シンフォニックの打ち上げに。ここで、ひと騒ぎ。

 あれ、痛かったかな?忘れとった。
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2001年4月9日(月)【参議院選挙の足音】
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 海軍いかり会の紀伊黒潮大会へ向かうバスの見送りの後、母校一宮高校の入学式、それから岡山市連合婦人会の総会ときて、午後3時前から約3時間半、片山総務大臣夫人を表町商店街の「歩き」にお連れしました。
 文字どおり、本当に「歩き」でした。

 片山ゆり子夫人は、とても私の母と同級とは思えない若々しさ、清楚さがあり、おまけに早稲田大学の先輩であり、ここだけの話、ちょっと憧れの方ではあるので、仕事を越えた喜びをもって、歩かさせて頂きました。
 しかし、さすがに、しまいにゃ、腰に来ました。

 投票は、7月29日と目されますが、定数は、2から1へ。片山大臣対石田みえ先生の一騎打ちで、全国有数の激戦区になると、もっぱらの評判です。
 ただ、個人的には、地方区は、はっきりと片山大臣ご支援以外なく、できる限り応援させて頂くだけです。
 生意気を申し上げますが、どうか片山先生をよろしくお願い申し上げます。


 一方、比例(いわば全国区)はたいへんです。自民党全県議会議員の「担当割り」で、私の担当は、私自身の希望もあり、看護連盟の清水先生になりました。
 ですから、清水先生があくまでも基本なのですが、実は、中学校の大先輩である薬剤師関係の新人候補、地元出身の郵政関係の新人候補、さる筋より強くスポーツ関係の現職の支援要請もあり、正直とまどっています。

 いったい、佐藤に何ができるのか・・・。
 一人区の議員は、本当にたいへんで、自民党で30人も比例候補が、並ばれたら、対応不可能の状態になると思います。

 自民党への大逆風の中、全国の地方議員が、かなり厳しい思いをされていると推察します。


 総裁選挙がどうなるのか、末端議員には、わかりませんが、国民を犠牲にして、日本の行く末を不毛な権力闘争の結果で決めないで欲しい、失礼を百も承知で書けば、いくら自民党所属とはいえ、真面目に活動したい地方議員に、これ以上迷惑をかけないで頂きたい、ただもうそれだけが正直な願いです。

 で、帰ってきたわけですが・・・・。痛いと言われりゃ、痛いけどなぁ。

 妻は、全然こたえてねーな、と、言いますが、なんか、こりゃ、そうこうするうちに、直りそうです。マンボ・マンボ・マンボ〜。
 明日も頑張ろーっと。
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2001年4月10日(火)【新天地育児院と石井十次】
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 本日は、私にとって大きな宿題を頂戴した日でした。

 母校一宮高校の地元町内会の老人クラブの親睦会に、お呼ばれして、約3時間、人生の大先輩にありがたいご指導を頂戴致しました。喜んで頂けて非常に楽しかったです。

 いろいろありましたが、地域の要望は、大きくひとつ。外環状道路の早期完成です。特に、昭和63年に、この地域の方々は、当時チボリ公園計画もあり、180号線以北のバイパスの早期完成の要望のハンコをつかれて、爾来10年。(こころその「286」参照)
 だまされた、もう待てない。「時間」がない、という感じです。

 岡山市内の最悪の交差点、矢坂大橋の西に、西バイパスの一部が、抜けるのは、平成17年以降。180号線のデオデオ付近に出ますが、そこから以北が、まるで進みません。
 向う10年、20年に、責任が負える議員は私だけ、と期待が集まるわけですが、期成同盟の立ち上げ、国、県、市の連絡など、課題は目白押し。
 外環状道路。これは、大テーマです。
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 さらに、ある方のご紹介で、門田本町の児童養護施設「新天地育児院」にお邪魔しました。昔なら、あるいは孤児院という言い方だったかもしれませんが、現在は、家庭崩壊により、入施設する児童が、増えたそうです。
 長屋式小舎制という、アットホームな雰囲気で、子供達も元気そうでしたが、老朽化した女子寮が、かなり気になりました。
 保証人の問題、卒業後のケア、俗に言う「ボーダーライン児」の問題等、課題も頂戴しました。

 しかし、私自身が、一番情けなかったのは、院内にある石井十次記念聖園(岡山孤児院の建物のひとつが、そのままあることすらも、私は知りませんでした。)をお邪魔しても、私自身が、石井十次の遺徳に対して、あまりに無知だったことです。
 漠然とわかる、といった感じでしょうか。

 日本の児童福祉、否、福祉そのものに果たした石井十次の先駆的働きに対して、岡山県民は、あまりに不勉強かつ誠意がないような気がしました。
 故三木知事も含めて、先人に対する不敬を若い県議会議員および県職員は、猛省すべきであると思います。私自身、このままではいけません。

 なんとなく、妙に己が若く、かつ阿呆に思えた一日でした。
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2001年4月11日(水)【岡山中央南小学校】
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今日は、県議会議員佐藤真治の2回目の誕生日です。感謝!!

 本日は、今年度より2校が統合された岡山中央南小学校の入学式に出席させて頂きました。スリッパには、中古にシールで新校名が貼られているように、施設そのものが、極端に新しくなったわけではありません。
 例えば、校歌は、中央北小学校と同じもので、数年後に、南北統一が前提のスタートです。

 新入生は、47人。複数のクラスになりました。ともかく滑り出しました。あくまで、子供達のために、今後どうしていくのか、また、課題は、山積しています。


 さて、自民党総裁選挙ですが、県議会議員としての公の立場としては、私は、あくまで中立です。私自身、多くの党員の方を「持っている」わけではありませんし、何十万の一票分しかありません。
 要するに、私も一党員にすぎません。

 なにより、現段階で、総裁選挙について、一切の説明を受けておりません。13日に議員総会がありますが、今回の総裁選挙については、議員としての私自身の意向は、ありません。
 どなたが、候補であれ、私は、面識もありません。施策の違いも分かりません。したがって、どなたも推薦のしようがありません。知らないのです。責任が負えません。

 総裁選に絡む様々な意向は、誠心誠意お伝えはしますが、最後まで、一地方議員である私は、あくまで中立です。あるいは、むしろ白票に近い中立かもしれません。それが、県議会議員としての私の今回の政治的態度です。

 なぜなら、開かれた自民党であるならば、「派閥」に関係なく、純粋に党員の個々のご判断に任せることこそが、筋だからです。
 全面的に党員の皆様の良識あるご判断にお任せ致します。


 生意気ですが、今の私には、総裁選よりも、私が地方政治でできること、私がすべきこと、の方が重要です。
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2001年4月12日(木)【特別委員会の設置・変更】
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 本日は、深柢幼稚園の入園式に出席しました。新園児は、5人ですが、都心部にある公立幼稚園。実は、潜在的なオアシスなのですが、いかにうまく活用できるか。単純に、将来は廃園か、というと、違うと思います。
 

 さて、議員は、各々常任委員会と特別委員会に所属します。

 常任は、例年通り、総務、土木、農林水産、生活環境・保健福祉、文教、商工労働警察であり、私は、1年目が、生活環境保健福祉委員会、昨年度が、文教委員会(副委員長)の所属でした。
 今年度は、農林水産も考えたのですが、おそらく商工労働警察委員会への所属を希望すると思います。

 共産党などは、2年連続同じ委員会に所属するのが決まりですが、自民党の場合、原則1年ごとに移ります。中には、20数年にわたって、文教委員会に所属されている古参議員がおられますが、私には、意図不明です。
 また、土木、農林水産は、予算が大きく、人気のある委員会ではありますが、特に土木は、特別委員会とダブる傾向にありますし、執行部からの報告を受けるだけになりがちです。

 また、必ずしも委員会に所属しなくても(時には、所属しない方が)、個人的に担当課からレクチャーを受けたり、施設視察など、いくらでも調査できますから、例えば、文教委員会に属しない今年度の方が、文教関係の仕事は、し易いかもしれません。
 要するに、あまり、所属委員会は関係ないかも?

 よく、得意分野は何ですか?専門は何ですか?と聞かれますが、個人的には、オールラウンド・プレーヤーを目指します。
 一般質問に向けて、自発的に調査をすることも含めれば、4年間あれば、結構、各課のやっていることもわかってくるように思います。


 私は、一般質問されない先輩議員の日頃の活動が、わかりかねますが、少なくとも正当な議員活動については、期数が足りない分は、動きでいくらでも克服できる、2年後は追いつき追い越せ、と思ってやっております。
 いつまでもおとなしくはないです。


 
 さて、一方かねてから疑問に思っていましたが、今年度から特別委員会の名称と付託事件の変更が行われるようです。5月臨時会で決まります。

 今年度から、広域交通物流対策特別委員会の付託事件から、岡南飛行場が消えたように(びっくり!!もうどうでも良いの?)、審議する対象としての付託事件で、特別委員会は、守備範囲の縛りをかけてしまいます。

 そのため、特別委員会は、縦割りの常任委員会をテーマ毎に、横割りに焼き直しただけのような、あまり新味のないものと思えなくもありませんでした。

 職員の方からは、特別委員会があるので、そのために無理から報告事項を作るものもあると聞きました。なけりゃ、辞めれば良いし、だいたいが、付託事件で全部をしばるな、と私は思います。
 「それは、付託事件ではありません」というほど馬鹿にした答弁はありません。また、委員長が、付託事件以外の質問は、運営上制止しますが、少しでも関連があれば、別に良いと私は思います。


 それでも、いくらか、時代の波に沿った特別委員会になるようです。

 特に、公社事業特別委員会を廃止し、行政改革・国体等特別委員会に再統合。地域整備委員会を地域整備・環境対策特別委員会とし、付託事件に、高度情報化の推進を入れる(昨年度まで、特別委員会で高度情報化は、扱われてすらいなかったのです。ただし、ダム調査と差し替え)ようです。

 新規で、青少年対策・男女共同参画特別委員会が設置されますが、この段階で内容が、わかりそうです。


 しかし、なんでこんな重要なことが、議員内で議論ひとつされないで、議会運営委員会一任なのでしょう。そこから議論すべきではないでしょう?今日、FAXで、事後報告されても・・・・。

 ともあれ、GW明けには、「かしわ餅」でお馴染みの人事が行われます。



 ところで、皆さまは、どうなんでしょう?最近楽しいですか?
 政治の世界にいますが、私は今、政治に腹が立つというか、とりわけどうしても、中央政界の動向に、関心すら持てないのです。なぜかもう、無性に腹が立つのです。み、み、見苦しい・・・。与党も野党も、見とうない。

 もうちばけんでぇ、ええ大人が、なにしょんでぇ、ええーかげんにせられぇ。もうどうでもええわ。あんたら、なんでぇ、いってぇ。なん考えとん?なんが、してん?なんをしょうとしょん?どねなっとん?どーすりゃえんでー?
 そんな気分です。

 だからというわけでもないですが、『加治隆介の議』を改めて読んでいます。加治隆介は、おらんのか!!
 佐藤真治、36才の春。激怒。
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2001年4月13日(金)【岡山県立図書館基本設計】
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               略

 さて、本日、丸の内中学校跡地に新築なる岡山県立博物館に基本設計が、発表されました。地上4階、地下1階、高さ22.7m。建築面積4050u(土地面積13300u)、駐車場は、僅か180台です。

 外観は、城の格子窓を思わす縦ストライプの開口デザイン、城の屋根をイメージさせる屋根庇の重なり、外壁には備前焼をイメージさせるタイルを採用するとのことですが、概して地味な感じです。
 30万冊開架できる書架、400席の閲覧席、200万冊の収蔵能力を持つ書庫。バリアフリーにも充分な配慮がなされます。

 今年度に、実施設計、14年度から建築工事、16年には、開館予定です。


 その他、国民文化祭誘致に向けて、毎年秋に行われる岡山県芸術祭で、開会行事が行われるようになる、などと言う話、社会教育や生涯学習に関する委員会や審議会の報告がありましたが、質問すら出ませんでした。


 一方、午後からは議員総会。その前に、日本原駐屯地自衛隊1佐の国防講演がありました。「日本にないのは、国益と国家戦略である」と言う言葉が、耳に残りました。ああ、加治隆介。

 その後、総裁選の話もありましたが、なんとも言えないムード。岡山で橋本元総理が負けたら恥、という言葉・・・。
 このあたり新聞報道に委ねさせて頂きます。

 むしろ、今、控え室の関心は、ちょっとしたITブームで、ノートパソコン。
 んんー、すかっとしません。
 血税を使って内輪で戦争ごっこをする前に、議員発議の法律や、条例をどんどん我々が作っていかないと、いつまでたっても、議員はどこまでも、どこか汚い職業であり続ける気がします。
(NPO支援条例は、議員発議でも良かったんだ!!)
 とにかく、やれることをしよう・・・。


 さて、15日告示の井原市議会議員選挙ですが、○○候補からの要請があり、17日、18日と街宣車に乗ります。どれだけ役に立つかわかりませんが、私で良ければ、ともかく響けば、行かさせて頂きます。
 井原ですが、どうか、ご支援下さいませ!
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2001年4月14日(土)【公務としての選挙】
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 本日は、午後より、再び片山総務大臣夫人をお連れして、地元の「歩き」。自民党県議会議員としての党務以上に、夫人が大学の先輩であることから後輩としてできることをさせて頂くため、また、自分自身のためにも、我が町内会を含めて、学区を約5時間まわりました。
 多少風も強かったのですが、9日に続き、大臣夫人には、「歩いて」頂きました。もう丸一日は、欲しいところです。

 特に、本日は、私の妻も帯同。記録係という名目ですが、当然、大臣夫人の所作を見、また地域でポイントの方々を知る、彼女にとっても、遠くない将来の勉強でありました。よくついてきてくれました。
 男にとって、選挙は、奥さんの力が大きくモノを言う、それはどんなに時代が変っても、変らないかもしれません。


 さて、総裁選挙も動きがあります。私も倉敷の先輩議員のご依頼で、月曜日の佐賀出張が、決定しました。日帰りです。佐賀に行き、岡山地元の総裁候補の応援依頼をする仕事です。
 やはり倉敷の県議は、どうしても動かなくてはいけないのですが、党務、あるいは閥務として、我々1期議員は、先輩議員に従わなくてはいけません。自民党は、体育会系ですから、場合によっては、黙ってイエスということもあります。「ハイ!喜んで」です。
 ここで、うだうだ言うようでは、仕事はできません。

 おそらく、岡山での行動と差異が生じる可能性はありますが、県議会議員として、私は生き抜かなくてはいけません。県外的には、岡山県議会議員として、他県人が、当然と思う行動をとらなくてはいけません。対県内的にも、地域的に奇異な行動は、とれません。それで結局、矛盾するかもしれません。
 なんとも難しいのですが、総裁選挙については、私の意向はありません。ないので、全て拒否できないのです。

 いずれにせよ、公務としての選挙というのはあると思います。むしろ、人の選挙をどこまで本気でやるか、それが勉強であり、信頼であり、実績であり、有形無形で、遠い将来自分に戻ってくることだと思います。
 自分のためなら誰でも泣けますが、人のためにどれだけ泣けるか、そういった感性は、政治の本質の気もします。


 さて、本日は、逢沢代議士の青年連合会主催の花見に夫婦で押しかけさせて頂きました。たいへんな盛況で、こうして暖かく迎えて頂けることに、心から感謝です。
 ともかく、逢沢塾門下生としては、岡山県政の新時代に、押しも押されぬ県議会議員になること、それしか恩返しの道はありません。
 そして、議員である限り、選挙は、絶対に勝たなくては、勝ち続けなくてはいけません。1期生議員のできる最大の仕事は、2期も当選することです。 感謝と決意を新たにさせて頂きました。


 個人的な視察(逃亡)を計画していましたが、この総裁選挙、井原選挙市議選挙を控え、20%払ってキャンセル。4月中旬以降は、穴だったのですが、なかなか自由にはなりません。
 その分、佐賀でしっかりと・・・・頭を下げてきます。
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2001年4月15日(日)【末藤守先生】
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 それにしても、旧OPTICです。しまいには、財団の専務理事宅、さらには担当の方に直接連絡させて頂き、約20時間かかってサーバー機能が、復旧しました。県の外郭団体が、連休を取られるのは結構ですが、緊急連絡もできずに、なにが、情報ハイウエイですか。私が、連絡していなかったら、明朝までダウンです。猛省を促したいところです。
 やめようかなぁ・・・・。プリプリ。

 さて、逢沢代議士から「中心市街地活性化セミナー」開催のご了解を頂きました。6月29日で、国会閉会ですので、7月3日(火)平日でもOKなのですが

            略

 今回は、自由民主党第一選挙区支部内だけの会です。どうか皆様、お知恵をお貸し下さいませ。


 本日は、同期県議で、最も懇意にさせて頂いている末藤守先生(赤磐郡)の会に、県議で唯一、夫婦で呼んで頂きました。
 苦労人の末藤先生とは、どこか妙に波長が合い、この会、佐藤夫婦のつぼにはまってしまい、夫婦で、思い切り泣かされまくってやんの、です。
 ひとこと、「ああ、選挙区が違ってて良かった。」末藤先生、大好き!!

 実は、末藤先生、昭和46年、26才の時に借金90万円で、コーヒー一杯80円で、テレビも電話もない喫茶店を開業。爾来30年。山陽こだま楽器を作り上げ、平成7年、50才を機に挑戦された県議選挙に、182票差で落選。
 前回の選挙では、ダブルスコアで、トップ当選。「浪花節だよ、人生は」なのです。体験に裏打ちされた言葉が、響きます。

 ただただ、感謝、恩返しで、政治の世界に入られたことが、心底伝わってきます。岡山県議会の中では、ちょっと異色の先生です。
 

 私も、思えば28才の頃は、まだ新聞配達をしておりましたし、1銭も貯金がありませんでした。末藤先生には、到底及びませんが、商売を始められた頃の話など、びんびんと感じるものがあります。

 結局、政治センスは、「感受性」である、どこまで自分に置き換えて考えられるかが、人間の幅である、さすれば、ま、人生いろいろある方が良いのでしょう。

 末藤先生を見ていると、思春期に家業が倒れたことも、夜間保育が生業であることも、司法試験に挫折したことも、新聞配達をしたことも、営業マンの経験も、なにか辛かったこと、苦しかったことは、全てあれはあれで良かったんだ、と素直に思えるのです。

 涙のその先にあるのは、感謝と恩返しであると、その生き様で教えて下さる末藤先生!!末藤先生バンザイ!!・・・こりゃ、ちょっと誉めすぎた。でも、呼んで下さって本当にうれしかったのです。
 「赤磐市」づくりを目指す、末藤先生を皆様どうかよろしくお願い致します。


 さて、本日は、スリランカに関するNGOの打合わせ会もありました。私が、スリランカに古靴を届けに行ったのは、1997年。
 インド洋を背景に、かわいいプリアンカと黒い傘の下で、写真を撮ったのを思い出します。また行きたいです、スリランカ。後日、スリランカのNGOについてお伝え致します。


 明早朝より、佐賀出張です。なぜか大手饅頭を土産にされるそうです。三木知事の影響でしょうか?ちなみに総裁選挙は公職選挙法の外にあります。
 帰岡は深夜だそうですが、実は、佐賀のどこに行くのか、私、知りません。
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2001年4月16日(月)【佐賀へ】
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 昨日のメールにつき、一部誤解を招く(いつものことですが)表現があったように思います。私以外の方の人生観、行動、発言については、こうして文章にしてしまうと、その方の思いと全く異なる場合も多々あろうかと思います。なかなか、雰囲気までが伝わらないのが、文章のみの伝達表現の限界ですね。いつも送った後に、反省しております。
 時として、好きな方ほど、その方への愛着が、あるいは、ふれあいが、うれしくなった私を暴走させることもあり、そこらへんは、是非さっぴいてお読み下さいませ。
 猫のように、好きな人に、じゃれついて書いている場合も、多々ありますんです。

 さて、井原市議会議員選挙は、昨日いよいよ告示です。山陽新聞他にずらっと顔写真が出ております。36才の方が、私の友人でございます。
 出とる出とる!!

 一方、私は、これから総裁選挙がらみで、佐賀です。
 県議3人で遠征ですが、帰岡は、深夜です。事実上1週間ない短期決戦ですが、どういう形で、地方議員に降りてくるのか、あるいは来ないのか、国政を左右するものだけに、動向が注目されます。

 そうは言っても、これだけオープンに総裁選挙(事実上の総理選挙ですが)を戦う自民党は、それなりに開かれているような気もします。

 佐賀は、反射炉と化け猫騒動以外に、何が有名でしょうか?あまり馴染みがないですね。名物は、なにかな?そこらあたりも勉強してきます。
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2001年4月16日(月)【皇太子妃雅子様祝ご懐妊】
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【水島港FAZ編入!!】

 「こころ」で、何度も取り上げてきたFAZ(輸入促進地域)への水島港地域の編入要望に対して、国が同意したようです。これは、明らかに平沼経済産業大臣のご尽力です。岡山県にとって、非常に大きな仕事をされたと思います。
 GWに取り上げさせて頂きます。


【祝ご懐妊】

 雅子様のご懐妊を心からお祝いいたします。が、せめて妊娠5ヶ月ぐらいまで、マスコミは、報道を待てなかったのでしょうか。女性にとって、精神的にも肉体的にも、これからきつくなられるのに・・・。
 私には、いわば女性にとってのプライバシーが晒されることが、むしろお気の毒に思えます


【総裁選挙・虹の松原】

 総裁選挙がらみで、今朝、倉敷選出の議員を中心として、岡山県議会議員約10名が、沖縄県、鹿児島県、佐賀県に飛びました。あ、久しぶりに沖縄が良かったな、ブタの耳食べたいな、と思っても、これは党務の公務です。

 唐津の保利先生の事務所の方に連れられ、佐賀県縦断。佐賀自民党県連、各選挙区事務所、職域支部をなぜか吉備だんごでなく、故三木知事由来の大手饅頭を持って、実にたんたんとご挨拶に回りました。わりと事務的に早く終わりましたので、9時過ぎには、岡山です。

 実は、佐賀県は、超保守王国。しかも、圧倒的に橋本派が、強いところで、確実に、地方票の3票が、とれると言われています。全県で、人口は90万人に満たないわけですが、それでも3票あるのです。
 結局は、名代として、陣中見舞い、票固めの依頼に行ったという趣旨なのかな、と思いますが、我々若手は、枯れ木も山の賑いかもなぁ・・・。

 佐賀市からでも、1時間もあれば博多なのですが、やはり基本が、農業県なのでしょう。都市型になりつつある岡山市の選挙とは、全く事情が異なり、良い意味で古い自民党の組織というのが、かなりがっちりできていることに、たいへんに驚きました。
 ただ、おそらく岡山には、あてはまらない部分もかなりあるのではないか、と冷静に思いました。

 とりわけ、人口8万人の唐津市は、虹の松原を擁する美しい風情のある街でした。ここは、保利先生の後援会長が経営されているなんとかで・・・・という説明を受けますと、学生時代に呑気に青春18切符で立ち寄った時とは、また見え方が違いました。
 政治のフィルターを通すと、よく見えるのか、どっか歪んで見えているのかわかりませんが、気質や風土というのは、かなりつかめるように思います。

 いずれにせよ、佐賀県では、橋本総裁候補が、優勢かと思われます。他県のことは、よくわかります。
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2001年4月17日(火)【外環状はできるのか?】
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 本日、国土交通省中国地方整備局岡山国道工事事務所を訪ね、岡山西バイパスおよび180号バイパス(総社・一宮バイパス)の進捗具合、今後の計画についてお尋ねしました。

 行政では、今回の人事異動もあり、この時期、充分に引き継ぎができていないというケースは、ままあるのですが、むしろ前より、はっきりしなくなったような印象すら受けました。

 その286【西バイパス】より
『 そもそも、2号バイパスと国道180号を結ぶ、この道路は、片道3車線の計6車線の平面道路で都市計画されましたが、平成6年からの地域高規格道路(準高速道路のイメージ)にしようということで、本線高架部片道2車線、即道2車線、計8車線の道路に計画変更されます。

 ただ財政的にも、当面は側道部を整備しようということで、高架部は、交通量を見てということで、ずっとずーっと先の話になります。
 具体的には、整備区間に指定されて、来年度事業着手できるということですが、そこから普通10年かかるとのことです。

 ちなみに、西バイパス(正確には、側道部ですが)は、南の2号バイパスから旧2号までが、国体の平成17年を目途に暫定供用を開始。次に、北に上がり、180号から西警察署方向へ南下。一部供用開始。最後に、難関な工事になる真ん中の新幹線、山陽本線部分に、入ります。
 そこまでが、ざっと10年です。ただ、蛇行した笹が瀬川を南北で2箇所越える必要もあり、橋梁の工事にてこずるかもしれません。
 お伝えしたように、外環状は市、県、国の道が、繋がっており、未だ都市計画されていない部分(30号から2号バイパスは、おそらく国)の役割分担は、未定です。
 特に、四角の上辺部分、53号から西にどう旭川を越えるかは、超難問です。』

 この286の時より、どうも長くなるような印象を受けました。


 加えて、問題は、180号バイパスです。53号バイパスのようなものをイメージして頂ければと存じます。そんな構想があるのです。
 具体的には、岡山総社IC付近が、一部供用開始していますが、総社市金井戸で429号バイパスと交わるまで、西に伸びますが、その後、楢津を北西上していく東側は、全く計画がありません。

 常識で考えれば、この180号バイパスと西バイパスから北上する外環状は、一部路線重複するはずであり、180号バイパスの東側が、進まないということは、すなわち絶対に外環状は、北に伸びないということになります。

 ともかく、国土交通省の関心は、不完全なままですが、まず西バイパスの供用開始であり、180号バイパスは、その後でしょう。とすれば、5年、10年でできる話ではないと言うことになります。

 とりわけ、西バイパスが、180号と交差する(デオデオ付近)形状をどうするか、超難問で、西署横から180号まで、簡単には抜けきれないと思われます。早晩に議論必至でしょう。

 単純に外環状と言われますが、本当に環状化できるのか、できたとして何十年かかるのか、やや疑問もあります。
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 さて、本日は午後2時以降、8時まで、井原市議会議員選挙で、後続車に乗り込みました。生意気にもアドバイスを送らさせて頂いたりしましたが、昨日の佐賀ではありませんが、これほど「保守」的な地域とは思いませんでした。
 ○○候補にとっては、ある面そういった因習や旧習の類との戦いかも知れません。いずれにせよ大苦戦です。
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 岡山に帰ると、麻生太郎先生のパンフが、大量に郵送で届いていました。ご希望の方にお分け致します。県議全員に送られたものだとは思いますが、麻生先生には、あまり馴染みがないといえばないです。


 さて、さらに4月20日(金)橋本総裁候補決起大会が、17時30分から、岡山プラザホテルであります。今日FAXが、県連から入りました。私の方へは、10名の方の動員依頼でございます。急なことですが、自民党員であるなしにかかわらず、どうかご関心をお持ち頂ける方は、プラザホテルに足をお運び下さい。
 ただ、郵送による投票ですから、その依頼をされるのに、間に合うのか、微妙なタイミングかも。


 私の意向もないままに、たんたんと事実をお伝えさせて頂きましたが、自民党内の構造改革が進んでるなぁ、恥部以外にも開かれたなぁ、という印象があるなといえば嘘になるぞといえなくもないような気がしないでもないかもしれない・・・・もごもご・・・・。
 あくまで大切なのは、皆様の思いです。

 明日は、午後から井原に入ります。
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2001年4月18日(水)【NPO もはや無認可保育ではない】
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 保守的な佐賀などと書きましたが、日本で一番若い県都の市長は、木下敏之佐賀市長だそうです。市民を中心とした草の根の力が古い政治を打ち破る原動力となったとされ、勉強不足をお詫び申し上げます。
 政治関係のメルマガの配信を30以上は、受けていると思いますが、佐賀の政治関係者のメール通信で知った次第です。


 本日は、NPO法人である子育て・家族サポートサービス「タイム・カプセル」を訪ねました。この景気ですにもかかわらず、(もちろん利潤を追求されているわけでは、ありませんが)より広い場所への移動を考えられているのです。(どこか、ないでしょうか?)

 タイム・カプセルは、「富山型デイサービス」という、0才から高齢者まで24時間、いつでも、誰でも、必要なだけ、利用者が必要としている介護や保育を提供するもので、お世話する側、される側にも、年齢、障害の壁はなく、真のノーマライゼーションと言われているそうです。
ttp://homepage2.nifty.com/timecapsule/index/index.htm

 しかし、子供がそこら中駆け回る雑然とした風景。そこに感じたのは、妙に懐かしい、昼夜保育園マイフレンドの姿でした。私の母は、かれこれ20年以上、この中心市街地で、いわゆる無認可保育園を経営しています。
 家業が倒れて、やむなく始めた仕事と思春期の私は、認識していましたが、今となれば、ずいぶん時代の先を進んでいたのかもしれません。

 ベビーホテルなどと揶揄され、無神経なマスコミに叩かれた時期もあったように思いますし、中高生の頃は、夜の商売の方が、出入りされるのが、本当に嫌だった、どこか家業が恥ずかしかったのを覚えています。
 行政も企業も決して目もくれないところで、私たちは、生きてきたのです。そして、それは文字どおり社会的に意義のある仕事であると、今は思います。

 無認可の保育園ですから、我が家は、行政からビタ一文も貰っていません。朝7時30分から、夜中2時、3時まで働き続けたのです。今も、夜中まで働いています。いつもで、働き続けるのかわかりませんが。
 おそらく、そういう母がいるから、私は、今政治の世界にいるのです。恥ずかしくて本人には、言えませんが、母が泣いた分は、昇華して、私が社会全体に還元します。

 どこか他所の子供が、何ヶ月も家にいるようなこともありましたし、児童虐待や、DVなんて昔からあったのです。ただ、明らかに酷くなっているのです。
 こんな話を頂いた時、自分の政治的役割を感じることがあります。

 今は、要件は厳しいですが、無認可保育への補助も出る仕組みにはなってるようです。しかし、マイフレンドが、補助金を貰ったり、NPO法人になることは、まずないとは思います。
 それでも、社会的な意義があるとして認証され、自立したNPO法人となる道がある、という事実は、NPOなんてさっぱりわからない母にしてみても、救いになると私は、思います。
 NPO法人格には、そんな意味もあるのです。



 もっとも、議員の私がすべきことは、制度を作ることです。財政難に苦しむ、作業所や場合によっては福祉NPOが、活き活きと活動できる仕組みです。
 それは、補助金を増やすということを意味しません。むしろ、場所の問題です。人よりも、場所の確保とそれに伴うお金が、問題なのです。


 タイム・カプセルで、若い頃の母親にあったような気分でした。
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2001年4月19日(木)【中心市街地活性化について】
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 祝!!佐藤真治のこころ1周年

 人のご迷惑省みずに、丸1年。本当にお世話になり、ありがとうございます。あっというまの1年とは言うものの、1年経ったら、友紀が、5ヶ月で9キロになりました。こいつは、でかい!!
 たんたんと2年目に突入させて頂きます。引き続きのご愛顧のほど、どうかよろしくお願い申し上げます。


 ついに、亀井先生より、支援依頼の印刷の手紙が、来ました。が、結局、小泉陣営の具体的な動きは、見えません。派閥でしめていない(しめられない)証拠でしょう。
 明日は、橋本総裁候補が、ご帰岡されます。午後5時30分に、岡山プラザホテルに、どうかお集い下さい。

 橋本総理総裁誕生、参議院選挙自民党大敗北、政界再編成、自民党崩壊という、自民党には最悪のシナリオを有権者の皆さんは、もはや望んでおられるのかもしれません。
 総裁選挙は、どっちに転んでも、ただでは済まないでしょう。なす術もないままに、私は私の一票を投じました。


 諸般の事情で、予定していた井原に入れず、思い立って全く逆方向の神戸に、車を走らせました。ハーバーランド、メリケンパーク、ポートアイランド、三宮、北野・・・。観光するでなく、何を食べるでなく、たんたんと市内を経巡りました。
 ちなみに、平成17年度には、2500mの滑走路の神戸空港が、開港予定(ポートライナーで、三宮から16分)です。

 見た目には、阪神大震災の傷も癒えた神戸は、玉島ハーバーアイランドとポートアイランドや六甲アイランドぐらい、岡山と差があるなぁ、としみじみと思いました。妙に行きにくいですが、僅か2時間で、極めて魅力的な大都会がある事実。
 しかも岡山とは、歴史も文化も全く連関していないような気すらします。

 岡山は、本当に大丈夫なんでしょうか?広域交通物流拠点?IT基盤の先駆性が、いつまで持つでしょう?岡山市の魅力ってなんなんでしょう?
 神戸なんかと比較してはいけないのですが、改めて考えさせられました。


 夕方からは、行政を含めて、中心市街地の活性化に関わる方々とのある懇談会に参加しました。7月3日(火)の三丁目劇場での中心市街地活性化セミナーについて、予め依頼をしてまわらさせて頂きました。

 しかし、愚かしいことに、セミナーを開催することに決めたものの、前述のように街の魅力というのは、いったい何なのか、なにをもって活性化というのか、根本的なことが、私自身わからなくなってきました。
 安易に、岡山の中心市街地のグランドデザインが、示されていないなどと批判するけれども、具体的に示したのは、商工会議所の「1kmスクエア構想」だけで、私自身も示しているわけではありません。
 私も、わかっちゃいないのです。何が、中心市街地唯一の議員だ・・・・。

 今回は、NPOセミナーと違い、実は、まだ私自身のイメージが湧いていないのです。思いはあるのですが、焦点がボケてしまうのです。全く言葉が出ないのです。活性化は、誰だってさせたい。じゃぁ、佐藤は、どうすんだ?あれだけ、人様の話は聞いてきたのに・・・。
 国、県、市、商店街、企業、地域住民をどう結ぶのか、自分で大きな宿題を勝手に抱え込み、頭を抱えています。
 だいたい中心市街地の定義すら明確ではないのです。


 6月議会の一般質問については、まずは、「医療的ケア」「石井十次」「児童相談所」などから調査準備をしておりますが、並行してのセミナー準備です。
 どうか皆様のお知恵をお貸し下さい。

 皆様は、どんな中心市街地を望まれますか?
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2001年4月20日(金)【健康日本21 喫煙奨励?】
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 下記その198で、軽薄な文章と相俟って、良識ある読者の皆様から、大顰蹙を買い、その後、タバコのポイ捨てにつき認識すべく、路上清掃もさせて頂いた、あの問題について、またまた触れざるをおえません。

 下記ホームページのように、「健康日本21」という大国家構想があります。
ttp://www.kenkounippon21.gr.jp/index.html
 このうち、これを受けて、岡山県の作成しようとしている健康プランから、「成人喫煙率の削減目標数値化」が、見送られるという報道が、なされました。岡山県をはじめ、見送りは、全国23県とされており、新聞は、業界の圧力に屈したという書き方をしております。
 それを受けて、先日の山陽新聞ちまた欄には、県の「弱腰」について、批判の投書がありました。また、健康対策課にも、かなり厳しい声が、届いているそうです。
 

 この件に関しましては、嫌煙家の私が、少なからず関与しておりますことを告白致します。本日は、税務課、健康対策課を訪ねましたが、見方によれば、圧力になったかもしれません。
 情報公開条例施行後は、誰がいつ何を言ってきたか、全て公開の対象になります。まして、議員の関与は、白日の下に晒されますので、先にお伝えします。

 個人的な見解は、防煙、分煙、未成年者の喫煙禁止、喫煙マナーの徹底は、とことん進めるべきだと思います。その方策は、販売業者も協力しながら行う必要があると思います。

 ただ、未成年者の喫煙防止のために、青森県の深川町のように、自動販売機を完全撤去することについては、コンビニでの販売を含めて、また酒類の販売も加えて、もう少し、緩くできないか、代替策はないかと思います。
 また、嗜好品であるタバコについて、そもそも行政が、数値目標を掲げることに、やや疑問を感じます。喫煙者の人権侵害までとは、よう言いませんが。

 なにより、タバコ販売業者は、零細企業というより、個人商店が多く、しかも高齢化が進む中で、販売業者が、悪の権化のように言われることを恐れます。これ以上売上げが減ったら生きていけなくなる、という方が、確実におられるのです。
 できれば、財務省が、もっと利幅を上げることを認めて、喫煙率が下がろうとも、収益が上げられる手だてをすることが、必要だと思います。
 それなくして、業界の圧力などと言っても、皆生きていくことに必死なのです。業界と言ったら、マスコミは、なんでもかんでも悪いように書きますが、そこにいるのは、ひとり暮らしのお年寄りのこともあるのです。私が、動くのは、そのためです。JTのためではありません(公社の時は、国民に吸わせるのが、国策だったでしょうに)。喫煙者のためでもありません。
 はっきり言って、利を出すために、タバコが値上げされても、私個人は、困りません。嗜好品ですから、良さそうなものですが。

 いずれにせよ、多くの問題は、喫煙者のマナーの悪さから、端を発しています。私は、タバコは、吸わないのです。せめて、「横で吸って良いか」と聞いて欲しいのです。とりわけ女性に対しては、髪に臭いが移ったり、あるいは、妊娠の際の影響など、特段の配慮が必要でしょう。
 なにより、どこやかしこに吸い殻を捨てるな!それにつきます。

 おそらく、6月議会に向けて、5月の委員会あたりで、なぜ岡山県は、禁煙のための数値目標を作らないのかという問題が、物議をかもすこと必至と思います。
 行政の数値目標が、あろうがなかろうが、お願いして吸ってもらっているわけではないのです。吸わないと死ぬのではなく、吸ったら死ぬんですから。大人が、自分の判断で、他人に迷惑をかけない大人の吸い方をして下されば良いのではないでしょうか、結局は。
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2001年4月21日(土)【NPOのための会計】
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 昨日、総裁選挙の決起大会の会場で、何人もの方から、「あんた、ここにおってえんかな?」と言われました。良いも悪いも、自民党の岡山県議会議員が、他の県議会議員とそこにいること自体になんら不自然はない、それはそれで良いのではないでしょうか!!私は私なりに、たいへんなのです。わかって下さいませ。
 むしろ、いないとしたら、その方が、後々問題になるのです。

 ちなみに、候補の支援云々とは別次元で、田中真紀子先生に対して、私は批判的です。表現云々よりも、田中角栄先生の旧竹下派に対する私恨や怨念を、政策論争よりも、極めて分かり易い、大衆迎合的な、時には個人の人格攻撃という形で、国民に示さないで欲しいのです。
 はっきり言って、狂言回しにしては、田中先生ご自身の政策や理念が、見えません。いたずらに引っ掻き回して混乱するので、即座に退場して下さいと、私がレフリーなら言うでしょう。

 こんなことに日本がうつつを抜かしている間に、国防、外交、貿易のあらゆる面で、弱腰の大失点が続き、対中国関係が悪化していることを恐れます。
 私は、そっちの方が、本当に心配です。


 本日は、岡山ろうきんNPO支援フォーラム「NPOのための会計基礎講座」に出席させて頂き、会計について学びました。
 労金ビルというイメージから、自民党的には、いろいろ思うところもあるのですが、労組や生協のメンバーの協同組織の金融機関という理念通り、ことNPOに関する支援は、極めて高く評価されてしかるべきだと思います。

 とりわけ、岡山ろうきんNPO立ち上げ助成制度、NPO法人向け融資制度など、民間の金融機関としては、先駆的な非常に素晴らしい取り組みであると思います。

 さて、会計ということですが、実は、財務諸表もまともに読めないのに、なんで財政が論じられるのかとかねがね思っていたのです。とりわけ、ボランティア、NPO団体の活動で一番重要なのは、会計であるとわかっていながら、自分が分からないので、言及しなかったのです。

 また、民間通所作業所に対して、岡山市が会計面の不備を理由に、補助金について、見直し検討をしているような話も伝え聞いております。

 この点、パソコンのソフトの活用で、ずいぶん楽になるという印象は受けました。ただいかんせん、法律の不備というか、NPO法人の税制優遇と、法人税法の足並みが揃っていないのは、やはりかなり問題だと思います。
 また、行政の支援も、やはり必要に感じました。


 いずれにせよ、個人的には、あまり馴染みのない岡山労働金庫さんですが、誠に時機を得た素晴らしい企画であったと思います。ちなみに、企画協力は、NPOミーツ。こちらの動きも、お見事です。
 岡山NPOサポートネットワーク、岡山県が後援で、県の担当の方も来られていたので、6月議会一般質問も、NPOは、必ず項目に入ると思います。
 (ついでに、国立病院跡地の総合ボランティア福祉会館は、暫時凍結ですが、当座の代替案が、進みそうです。今しばらく内緒でございます。)

 ここらへんで、議員は議員で、うまくNPOと行政をつなぐお役には立てそうで、うれしいです。
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2001年4月22日(日)【小泉総裁誕生!?】
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 佐賀で、橋本候補が、惨敗しました。確かに、私達は、名物のヤリイカの刺し身を食べました。大手饅頭を悪く言うわけではないですが、やはり、お供を頼む時は、「きびだんご」ではなかったのか。ガチガチの地盤に見えたのですが。
 あの佐賀の挨拶回りは、なんだったのでしょう。

 予想していましたが、ここまで行っちゃうとは!自民党内の争いで、一人が勝ちすぎても大変です。どう収拾するのでしょう。
 それにしても、とんだ茶番劇ですが、自民党にいると、けっこう楽しめます。最初は、あきれ、途中で怒りになりましたが、最後は、この際、楽しもう、という境地に達しました。
 しかし、これでいいのか、今の日本!


 岡山県は、今日開票です。結果が、今日伝えられるかはわかりませんが、締め切りの昨日、県連幹事長の強気なご発言を見ると、勝算があるのかな、と思います。

 ところで、決選投票になったら県連三役一任という我々の知らないところでの県連の決定(新聞発表)は、総裁選挙の結果がどうあれ尾をひくと思います。
 まして、県連主導の選挙で、地元橋本候補が岡山で惨敗すれば、県連幹部の責任問題だと私は思います。
 この総裁選挙、思わぬところに影響が波及しそうです。


 いずれにせよ、是非この方にと絶対的に信任されたのではなく、限られた中で、まだ他の方より良いか、という相対的当選であることに変りはないと思います。まして、党員が選ぶのであり、全国民が信託したわけでもなんでもありません。
 冷静に考えれば、自民党への逆風は、増しこそすれ決しておさまらないと思います。なんの禊も済んでいません。だいたい小泉先生だって、つい先日まで、政権派閥の森派だったのですから。
 小泉人気だけで、参議院選挙が勝てるわけがありません。

 ほぼ末期症状に近づいていますが、自民党変革には、まるで足りません。不適切ですが、若手にとって、この状態は、自らが、変革の旗手たらん、チャンスかもしれません。
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2001年4月23日(月)
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【2票・・・】

 僅かなのか、どうなのか。井原市議選挙、2票差で、落選です。2票・・・・。ただ、あの状態から、よくここまで追い上げたものです。
 ご支援頂きまして本当にありがとうございました。

【背水の陣?】

 岡山の総裁選挙は、面目が立ちました。その限りにおいては、良かったと思います。

 小泉総理総裁が、もし失政したら、いよいよ自民党は、人材がいない、という説があります。これが、背水の陣と。果たしてそうでしょうか?
 はっきり言って、40才代まで、もっていけば、自民党、野党、特に、社民党や民主党に、かなりの人材がいると私は、思います。
 そこまでいかないと、どの党も解党的改革には、絶対になりません。

 クリントンが、あの醜聞に耐えられたのは、「若い」から許されたようにも思います。いまだに年功序列だの、当選回数のみで「若手」だなどと、およそ社会常識からすれば、とんちんかんなことを続ける限り、自民党も、政治も、決して変りません。
 有事には、有為の人材を!!

 総裁と総理を分けて、総理は、40才代にしたら、日本は、随分変わるでしょうに。なんで、もっと若手が、突き上げないのでしょうか?派閥解体のための小選挙区導入ではなかったのでしょうか?

 やっぱり派閥で振り分けて、これにて一件落着では、到底納得できません。オセロゲームじゃあるまいし、私は、腹立ちます。

 自分で書いてて、変わった自民党員だと思います。でも、普通の感覚だと思います。
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【児童相談所】

 平田の児童相談所を訪ねました。児童相談所は、児童福祉のための中枢機関で、児童に関するあらゆる問題について家庭その他(近隣、福祉事務所、学校、児童委員、保健所、病院、警察、・・・・)から『相談』を受け、必要に応じて児童の家庭状況、生活歴や性向などを専門的な見地から『調査』、『判断』し、それに基づく指導をしています。

 さらに、このような相談機能の他に、児童を施設(乳児院、児童養護施設、知的障害児施設、知的障害児通園施設、難聴幼児通園施設、肢体不自由児施設、重症心身障害児施設、情緒障害児短期治療施設、児童自立支援施設)に、入所させたり、里親に委託するなどの『措置機能』と、必要に応じて児童を『一時保護』する機能を兼ね備えています。

 ところで、近年爆発的に増加しているのが、いわゆる児童虐待です。もちろん、新児童虐待防止法で、通告しやすくなったことも、増加の原因かもしれません。相談内容としては、必ずしも児童虐待が、全てではもちろんないのですが、ことさらこの部分が、クローズアップされるようになりました。

 とりわけ、『一時保護』は、緊急に児童の保護を要する場合、あるいは、児童の処遇方針を定める重要な手がかりを得るため一時保護しなければ、児童の行動の観察が困難とされる場合、または、児童の治療指導上短期の入所保護が必要とされる場合に行われますが、特に緊急保護として、児童虐待の被害を受けた児童の一時保護も増えてきました。

 ただ、一時保護施設は、老朽化しており、手狭で、触法行為による一時保護と虐待による一時保護の児童が、場合によっては、同室になることもある、というのは、かなり問題のように思いました。

 また、行政が、部署を越えて、青少年問題(DVもそうですが)の相談窓口(電話相談)をブームのように安易に広げることは、情報が混乱し、いたずらに解決を遅らせることになりかねない気がしました。

 結局、最後は、児童相談所に話が来るであり、児童相談所を経ないと各施設に入れない仕組みですから、むしろ、児童相談所の相談機能を充実させることが、肝要だと思いました。とりわけ緊急時は、どこに情報を集約させるかが、極めて重要です。

 この点、DVの緊急連絡先が、やはり警察であり、女性相談所と24字時間体制で、連絡保護できる仕組みが、必要なことと共通であると思います。

 まず緊急の際の窓口として、警察はもちろん、児童虐待なら児童相談所、DVなら女性相談所と周知徹底し一本化する方が、良いと思うのですが。
 ちなみに、青少年と言いますが、児童相談所の児童は、18才までを指します。


 いずれにせよ、いみじくも本庁から移動で来られた方が、言われるように、現場は、本当にたいへんです。現実そのものがあります。DVでもそうですが、人権云々の高尚なレベルの話でなく、今日どう生きるか、という話なのです。

 不適切を承知で書けば、貧困や暴力は、循環します。実は、児童虐待の加害者は、同時に、被害者であったケースが、まことに多いのです。
 ゆえに、一番大切なのは、実は、親のケアだと思います。それが、難しいのです。どこかで、この業を断ち切らねば、いつまでも被害者が被害者を生み続けるのです。

 今、落書きや暴走を絶たねば、必ず循環する。暴力や貧困は、必ず循環する。偏見・差別という人権問題にもなりかねませんが、ある種の予断を持って、暴力や貧困から未来の子供達を救わなくてはいけません。
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2001年4月23日(月)
           【熊本を見て 中四国ハブ・バスセンター構想】
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 よもや、昨日の通信の後、私が熊本に行ったとは、さすがの皆様もご存じないでしょう。実は、中心市街地の活性化のモデルとして、熊本市の視察にひとりで行ったのです。
 どうしても、中心市街地活性化セミナーの自分の核が、見つからないので、もがいているわけです。

 ご案内の通り、熊本県は、人口186万人。11市11郡。10地方振興局。熊本市は、人口約663、600人。城下町で、路面電車が走っています。様子や数字だけ見ると岡山に非常に近いのです。
 しかし、熊本市の中心市街地の賑わいは、知る人ぞ知る、なのです。

 実は、メルトモの同世代の熊本市選出の熊本県議会議員に、以前岡山市の「賑わい」をからかわれた(?)こともあり、悔しいので彼に黙って、こっそり行ったのですが・・・・・ダメージはでかいです。中学校の修学旅行の時、水前寺公園には、勝ったと思いましたが。惨敗。


 しかし、熊本市が、どうというより、60万人以上いて、岡山市は、いったいどうなっているのでしょうか?悔しいやら、情けないやらで、ともかくなんであんなに、熊本市の中心部に人が沸き返るのか、その理由を考えました。


 いうまでもなく歴史・風土。加藤清正は、メジャーではありますし、熊本城は、日本三名城のひとつです。もとが違う、と言えばそれまでです。


 まず、中心市街地はJR熊本駅前ではなく、辛島町を中心としたエリアで、熊本城、市民会館、市役所、ダイエー、鶴屋、岩田屋、商店街が集積しています。やはり、1キロ範囲で、歩けるエリアです。それが、はっきりしています。

 ここに、本当に商工会議所の1キロメータースクエア構想の言うように「都心は人が集まり住むところ」という、定義が正しいのか、中心市街地は、人が住むところか?命題が、生まれます。
 新宿や、渋谷のど真ん中に、人が住んでいるでしょうか?住むとしたら、どういう形でしょうか?熊本市の商店街の賑わいと、そこに人が暮らすことがどう連関するでしょう。

 いずれにせよ、合併、合併で大きくなった街だけに、岡山市は正味30万人クラスの街だと考える方が、本当かもしれません。
 それで、さっぴいても、岡山市の中心は、どこでしょう?

 また、岡山市・倉敷市との足の引っ張り合いのような関係に比して、熊本県では、熊本市は、県庁所在地として図抜けていて、他市とのバランスからも、県都という位置づけが、明確であることも大きいと思います。
 岡山県の中心は、どこでしょう?


 そして、なにより、私は、交通センターの役割が極めて大きいと思いました。すなわち、バスターミナルです。
 福岡市には、JR博多駅の真横に、福岡交通センターが、さらに、西鉄福岡駅の横に、天神バスセンターがあるのは、ご存知だと思います。この間に、キャナルシティや中洲があるわけですが、この2つのバスセンターに、福岡空港を加えて、それらを経由して、佐世保、長崎、佐賀、熊本、鹿児島、別府、大分、日田、宮崎、小倉と高速バスが、縦横無尽に走り回っています。
 時には、JRと連携して、なにより、しのぎを削って、バスは、極めて安く身近な公共交通機関です。
 そして、多くの九州の都市が、さらに船を有効な公共交通手段として持っています。

 熊本市の交通センターもしかりです。さらに、天草や延岡などへの路線も加えて、要するに九州中で、行き来するのです。


 交通の要衝である駅や港やバスターミナルで、乗り換え、乗り換え、人が動くことで、街が賑い、文化が生まれる。要するに、中心市街地は、必ず交通がクロスする要衝のそばにあり、必ず公共交通機関が交わるのです。
 逆に言えば、うまく交わらさせることができれば、必ず賑わいが生まれるのです。もっと言えば、人が居住すること自体は、絶対的な要件ではない、むしろ居住地から移動しやすければ、事足りるのです。
 あるいは、交通の要衝から、歩ければ、あるいは、公共交通機関で、移動できれば、賑わいのポイントを移すことが可能です。


 当たり前のような発見でした。そして、これが、岡山市の最大の弱点だと思います。岡山は、交通の流れが、人の流れができていません。

 せっかくの賑いをこの程度の商圏規模なのに、駅前に地下街を作り、見えないところで止めてしまいました。個人的には、あれで、結果として幾つかの商店街の衰退を生んだと思います。

 市内中心部に、各社の車庫のようなターミナルがあり、手前勝手に、公共交通機関を走らせる。その結果、複数の路線が、市内中心部で競合し、交通渋滞つぶしあいを引き起こす。わざわざ、駅と程近い場所に、ターミナルがあり、中心部で、交通の混乱を招く。駅前のあちこちを始発にするバスがあり、誰でも混乱する。
 私は、岡山市の交通体系は、全国的にも珍しいほど、グチャグチャだと思います。


 もしもできることなら、私は、岡山駅前に大規模な立体のバスセンターを作るべきだと思います。山陰、広島、四国、神戸、大阪方面等々のの高速路線バス(深夜便含めて)、市内循環バス、路面電車、タクシー等々公共交通機関は、全て駅前で、クロスさせるのです。
 例えば、4階は、長距離高速バス。3階は、県内長距離、2階は、市内バス、1階は、タクシーと路面電車。表町は、路面電車とトランジットモールで結び、ターミナルは、岡山駅前に集中させるのです。
 平面移動でなく、エスカレーターやエレベーターを使った移動です。

 できれば、岡山会館やドレミ、高島屋などと、2階でプロムナードが結ばれるのが、好ましいと思います。だいたい、なんで、駅に行くのに、わざわざ地下に潜らねばならんのか・・・。

 交通の結節点、岡山県のJR岡山駅前は、中四国広域の電車、バスのハブであり、さらに、京橋や、新岡山港で、瀬戸内海を海で結び、さらに岡山空港もある。そこまで行けば立派です。

 商店街の活性化は、もちろん重要ですが、それ以前に、抜本的な交通体系の見直しが、潜在的な可能性を秘めている岡山には、必要だと思います。公共交通をもっとうまく結べば、人がもっともっと動くはずですが。
 熊本には、負けてられません。新幹線も通るらしいし、くそ〜。

 岡山駅を降り立てば、どう行ったら良いのかいきなりわからない。やっとこさで、地上に出たら、ぱっとしない街並みのそこら中に、違法駐輪。右翼やショーパブ(?)の宣伝カーが走りまわり、茶髪の女子高校生が、あぐらをかいて煙草を吸っている。
 こんな駅前は、日本中探しても、そうないと思います。やはり、どこか交通体系がおかしいからだと思います。

 中心市街地の活性化と交通体系。皆様どうお感じでしょうか?
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2001年4月24日(火)【教育と福祉のはざ間で 早島養護学校】
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 本日は、かねてより県の障害児教育係と勉強させて頂いている「医療的ケア」の現場を実際に見るべく、職員の方と一緒に、岡山県立早島養護学校を訪ねました。

 ただ、下記「その336」をご参照頂くとおわかりのように、早島養護学校は、そもそも昭和49年に病弱養護学校として、正式に開校される以前から、国立岡山療養所(「憲法」の基本書でお馴染みの第25条・社会権の「朝日訴訟」の舞台です。)の中での補習教育に端を発し、いわゆる病院に、近接しています。
 そのために、「養護学校と医療的ケア」のシビアな問題が派生しにくい、ある面、恵まれた環境にあると言えるかもしれません。

 そうはいうものの、国立南岡山療養所内の派遣学級、通称「つくし病棟」の授業風景、および生活の場を拝見して、少なからずの衝撃を受けています。詳細は書きませんが、常に医療的ケアを要する最重度の子供達だと思います。
 来訪意図をお伝えし、丁寧に説明して頂きましたが、現実はこうですよと示され、逆に、どうしたらいいのか、困惑している有り様です。

 昨年6月に、旭川児童院を訪ねたり、西養護学校には2度お邪魔しましたが、文化祭を含めれば2回目になる早島養護学校、先方には日常風景が、こちらにとっては、表情には出さないですが、驚くようなこともあります。
 と同時に、独身気分の抜けない父親ですが、親になって、ちょっと見え方が変わってきた、そんな自分にも気付きました。親ならどうする?と。
 ああ、あの妻ならば、友紀がどうあれ、どうなれ、最大限するだろうな、と妙なことも思いました。

 いずれにせよ、ともかく学齢期には、「教育」があります。ただ、「教育」の後は、「福祉」になります。なんでかな。
 医療的ケアは、まさに、学校教育と医療の間の問題ですが、18才を機に、教育が、福祉になる。しかし、18年という歳月の意味がなんなのか、教育ってなんだろう、わからなくなります。

 ましてや、なにをどこまでしていいのか、できるのか、すべきなのか、さっぱりわからない、もやもやの気持ちを抱えています。
 憲法25条を思い出しつつ・・・。
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2001年4月25日(水)【三学ぱる岡山】
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 さて、実は、私自身、私が「岡山県視聴覚ライブラリー連絡協議会」の会長であったことをいつも忘れていなかった、と言えば嘘になります。
 本日は、理事会、6月の総会の打合わせで、伊島町の岡山県生涯学習センターを訪ねました。ここのところ月に2回は、お邪魔するセンターですが、せっかくですので改めて、所長さんや職員の方とじっくり中をまわらさせて頂きました。
 やはり、議員が、一人で行く調査が、お互いにとって良いと思います。

 ちなみに、県民の「少・壮・老」の三世代が仲間(ぱる)として集い、学習や交流をする、生涯学習センター、烏城高校、児童会館の生涯学習ゾーンの愛称を「三学ぱる岡山」と呼びます。
 また、公開端末やインターネットによる岡山県生涯学習情報提供システムを「ぱるネット岡山」と呼び、今年度からは、民間の資格取得講座まで、ホームページで紹介されています。下記をどうかご覧ください。
 ttp://www.pal.pref.okayama.jp

 お恥ずかしい話ですが、私は、センター内に、格安の録画録音スタジオ(CD録音化、10本まで同時ビデオ・ダビング可。全てスタジオ使用料に含まれるのです。一日借りても、録音なら1万円しません。)が、あることすら知りませんでした。
 また、展示コーナーは、無料です。
 さらに、月曜日休館ですが、午前9時から午後9時までの開館ですので、AVコーナーは、仕事をさぼる穴場・・・おっと、こんなこと書いてはいけません。
 交通のアクセスが悪く、しかも、催しによっては、駐車場が手狭ということはありますが、施設自体は、かなり利用勝手は良いと思います。
 案外知られていない施設かもしれません。

 岡山情報ハイウエイとあいまって、視聴覚ライブラリーは、ビデオ、フィルムから、レーザーディスク、DVDと変ってきます。どうしても越えないといけないのが、著作権の問題ですが、インタ−ネットの普及は、在宅学習などに大きな変化を及ぼすと考えられ、視聴覚ライブラリーはもちろん、生涯学習センターは、今後かなりの可能性を秘めている重要な施設であると思います。


 一方、問題は、恐竜の滑り台でお馴染みの太陽の丘の横の「児童会館」ですが、これは、甚だしく老朽化が、進んでいます。「みろくの里」じゃあるまいし、昭和40年代の香りを見事に漂わせています。妙に懐かしい!!
 個人的には、私は、こういう余裕は、極めて好きです。

 しかし、これはこれで、味もあるのですが、青少年問題や子育て支援の重要性が、叫ばれている今日、それ自体がいけないというわけではないのですが、呑気に、プラネタリウムをやり続けて良いのか、児童会館の役割はなんなのか、そうは言っても、疑問は残ります。
 私は、多分30年ぶりに、420円払って、操作される方と、さし(観客1人)で、美しい「春の星座」を見させて頂きました。ただ、日頃の疲れから、途中から爆睡してしまいましたが。

 実は、児童会館は、知事部局の管理。県教委管理の生涯学習センターと所管が違い、「三学ぱる」なのですが、宙ぶらりんなのです。
 早晩問題になってくるでしょう。


 さて、本日は、「パパと遊ぼう!チンポンポン」の日です。子育てを身に染みるために、お母さんが、会合出席。お父さんと友紀君で、お留守番というビッグな企画です。
 5ヶ月の友紀よりも、お父さんが恐怖を感じています。別名「自覚のない父へのお仕置きの日」です。お母さん、楽しんできてね。あー、きょーてぇ。
 それでは、皆様、明日までお元気で、さようなら〜!!


 小泉総理が誕生しても、結局、自民党内の派閥は解消されず、そんなことなら、中選挙区に戻るしかないのかな、そんな気もしてきました。
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2001年4月26日(木)【JR岡山駅前の再生】
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 本日、RACDA(路面電車と都市の未来を考える会)の岡会長にお供して、JR岡山支社にお邪魔しました。6月10日の路面電車の日に向けてのご相談に、隣席させて頂いたのですが、先日来の「中心市街地活性化」に関して大きなヒントを頂戴致しました。

 読者の方の中には、話題の路面電車延伸・環状化の効果そのものに、懐疑的な方もいらっしゃることを十分承知した上でなお、LRTの重要性については、どなたも否定されないと思います。
(この度、逢沢代議士が、中心になられてLRT議連を立ち上げられたことを付言させて頂きます。)

 路面電車を延伸(とりわけ環状化)させること自体を全ての目的のように誤解されて認識されておられる方もおられますが、それは、未来都市交通体系の象徴的な提言のひとつです。
 LRTの考え方の実際は、もっともっと大きく、路面電車や都市近郊鉄道を都市計画の中に位置付け、徒歩、自転車、自動車、あるいはバスや鉄道など他の公共交通機関と有機的に結合させるか、という交通システム全体を問題にしているのです。

 そういった面では、路面電車を議論することは、具体的には、バスや鉄道との連携も問題にすることになりますし、交通の結節点であるJR岡山駅前のあり方も問題になります。


 ちなみに、この春、JR高知駅へ路面電車が乗り入れました。これまで、利用者から批判の多かったJRと路面電車の乗り換えについて、「よさこい高知国体」の開催を契機に、高知駅南口広場に直接乗り入れる工事を昨年10月から行ってきましたが、このほど完成したのです。
 高知駅は、新たな駅前広場の整備計画を策定中で、平成18年度には完成する予定ですが、今回は、暫定的に路面電車の乗り入れを実施するという旧建設省、県、県警、高知市、土佐電鉄の連携した英断によるものです。
 また、このような路面電車と鉄道、路線バス、タクシーなど他の交通機関などとの連絡性を高め、いわゆるユニバーサルデザインの理念に沿った取り組みにも配慮することになっています。
 これで、公共交通機関同士の接続がより便利なものになりました。


 具体的に、JR岡山駅と路面電車の接続について、どう思われますか?駅前バスステーションは、使い勝手が良いですか?
 ところで、JR線と路面電車は、軌道の広さが同じということをご存知の方は、少ないかもしれません。さすれば、フリーゲージトレインを待つまでもなく、あたかも東京都の営団地下鉄と私鉄のように、路面電車が、そのままJR吉備線や津山線に乗り入れていくことが可能なのです。
 JR線高架などクリアすべき問題も多いのですが、こんな点も含めて、少なくとも、JR岡山駅前が、潜在的な可能性を充分に生かしきれていないのは、事実だと思います。

 私は、環境、ユニバーサルデザインのまちづくり、都市再生、中心市街地活性化は、どうしてもLRT、交通の問題を抜きには語れないと思います。
 また、JR岡山駅前の再生なくして、中心市街地の活性化はありえません。それは、岡山市の活性化もないことを意味します。
 そのために、今なすことは、交通体系の抜本的な見直しだと思います。

 次回の「中心市街地活性化セミナー」は、「未来の都市交通を考える」と副題をつけ、例えば循環バスもありましたが、商店街の活性化にとって、岡山市の交通のあり方がどうなのか、通勤、通学者にとってどうなのか、地域コミュニティにとってどうなのか、「交通」をキーワードに、進めていけたらと思います。
 僅かずつですが、セミナーの姿が、見えてきました。


 一方、某PTAのご父兄が、逢沢代議士と私のセットで、なにやら企画を組んで下さるようです。多分、テーマは、「子育て」!?ちょっと民主党が好きそうな雰囲気の企画なら、楽しいですね。自民党も変らなきゃ。

 それにしても、昨日の「パパと遊ぼうチンポンポン」は、実に、ハードな企画でした。本当にお母さん、よー毎日やるのぉ〜。
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2001年4月27日(木)【工事発注見通しの公表】
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 「公共工事の入札及び契約の適正化の促進に関する法律」が、平成13年2月16日に施行されたことにより、平成13年度の入札及び契約から、250万円を超える工事の発注見通し、入札及び契約の過程並びに契約の内容に関する事項の公表が、義務づけられました。

 本日、土木部が、「工事発注見通し公表文書」を公表しました。あわせて、県教育委員会からも、平成13年度、県立学校等で発注する50余りの工事について、公表されました。
 なお、入札及び契約の過程並びに契約の内容については、入札及び契約を締結する県立学校等が、入札のつど公表していくことになります。

 いずれ、他県や他市のようにホームぺージに掲載され、当然電子入札の流れになるでしょう。個人的には、なんにつけ、行政の発注云々に関しては、ノータッチで、充分な理解もしておりません。
 いろいろ思うところもないではありませんが。
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【どっとこむ・佐藤君】

 そもそも昨年、中学校以来の友人の経営するマンツーマン・パソコン教室で、基礎からしっかりした指導をして頂き、ワープロしか触ったことのない私が、いきなり始めたメール通信。今日は、情報通信通信技術活用研修事業ということで、今日は一日、ホームページ作成研修を受けておりました。

 ともかく、私は、作ります、ホームページを自分で。最初は、来訪者カウントもできないでしょうが、徐々に良いものにしていければと思います。
 是非お智恵をお借りできればと存じますが、どうかド基礎から変容していく過程をお楽しみ下さいませ。ともかく、作ろうと思った(しかも自分で)だけ進歩です。

 なお、当面、バックナンバーを含めて、「佐藤真治のこころ」をWebで公開させて頂く「覚悟」は、全くございません。
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2001年4月28日(土)【百間川に行こう!!】
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 明日、午前9時から百間川緑地他目的広場(南広場)で、「第4回百間川ふれあいフェスティバル」が、開催されます。

 百間川と言えば、その歴史的意義もさることながら、埋蔵文化財の保護、河川管理につき市・県の役割分担も含めて、様々ないわくもあるように認識させて頂いておりますが、改めて、百間川の歴史や、なにより自然について学ぼうという企画だそうです。
 明日は、国土交通省や、岡山県、岡山の自然を守る会の展示や、消防航空隊による救助訓練や写生大会も行われます。


 私の方は、会場で、「旭川流域ネットワーク」が実施される「川と親しむための基礎講座」に、半日参加させて頂きます。川の指導者・初級指導者育成講座のプロローグにあたる講座だそうで、非常に楽しみに致しております。


 NPO法人化された「旭川を日本一美しい川にする会」が、河川の清掃についてアダプト(養子縁組)を受け、行政から委託を受けるということが、始まりましたが(笹が瀬川についても同様の動きが作れそうに思います。)、山間地から平野、都市部に流れて、海につながる、川に対する意識は、少しづつ変わっているように思います。

 さらには、総合的な学習などで、子供達が、実際に川に触れることを通じて、自然の重要性、また自分達がすべきこと、できることを学んでいくことの重要性、なにより、大人がそれを伝えられることの必要性を認識しながら、私も、明日は実際に、百間川と旭川に少し触れてみようと思います。

 是非、皆様も百間川にお立ち寄りください。



 学生時代、ご多分に漏れず、朝日ジャーナルを読んでいた私達にとって、当時の中曽根首相(ロン・ヤス)は、「相手」にとってまさに不足なしでしたが、小泉首相は、久々に、青春期季節的左翼学生の血がうずく手腕の持ち主かもしれません。久々に登場された非常におもしろい「相手」だと思います。
 学生よ、立ち上がれ!!相手にしてもらえ!!それが、「政治」の原点です。若いものが動けば、揺すれば、「政治」が、どんどん活性化します。
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2001年4月29日(日)【『夢』の川】
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 本日は、いわゆる「朝起き会」と地域のグランドゴルフ大会挨拶の後、百間川で、「川に親しむための基礎講座」を半日受講させて頂きました。
 午後からは、会場になった「百間川ふれあいフェスティバル」も雨に見舞われ、作業所などの各売り場の売上も、イマイチだったようで、非常に残念でした。

 一方基礎講座は、100人近い小学生や先生方と受講させて頂きましたが、川の基礎知識や救助訓練など9講座にわたる非常に内容の濃いものでした。企画運営された「旭川流域ネットワーク」のご努力に、心から敬意を表させて頂きます。本当にお世話になりましてありがとうございました。

 川は言ってみれば、地球の血液にあたるということを楽しく、かつ身をもって認識させて頂くことができました。太陽光をエネルギーとし、地球内だけで水は、循環していますが、自然の作った装置は、なんと物凄いのでしょう。地球は、超巨大なフラスコのようです。

 そして、目の前の事象は、因果方法の結果であり、端緒でもある。そう思うと、例えば、今の川の有り様は、確かに恐ろしくもあります。
 映画「ふるさと」の加藤嘉なら、「川はのう・・・・、生きとるんじゃ!」と言うでしょう。

 また、総量不変の原則の中で、我々は生かされ、互いにやりとりをしています。個人的には、人生はトータルでは、ゼロサムゲーム、最後は、収支ゼロと信じますが、人類全てと自然が、本当に、何もかも共生できるのか、やっぱり、いつも誰かが、何かが、泣かなくてはいけないのかな、川が汚れるように・・・と黄昏れます。

 そこで、どうするかが、まさに政治の役目なのですが。


 永田町と違う形で、県レベルの自民党でも、動きがあります。ただ、それがどうあれ、私は、当事者とは言えないかもしれません。正直関心の外にありますし、なにより及ばぬところです。
 また、衆議員岡山第2選挙区で、非自民の28才の女性の擁立の動きが、あるようです。某参議院が、途中で梯子を外して自分が立つ、などという珍説も出ていますが、これは所詮くだらぬ噂でしょう。

 それにしても、いったいなにを対立軸に、政治は動いているのでしょう・・・・・。なんで、そんなに「権力」を欲しがん?皆、何に勝とうとしとん?誰が、どういけんのん?誰かを倒したら、もっとええことができるん?
 ほんまに世の中を良うしようと思うても、こんなにイザコザになるもんなん?

 いつ、どこに、循環して、最後は、いつ、どこに、「とばっちり」が来るのでしょうか? 政治の川は、黒沢明の『夢』のラストのタイトルバックのように、淡々と透徹で、しかも切なく儚く、しかしどこまでも優しく、流れていく、そんな人生の川ではなさそうです。
 友紀を重ねる子供達の笑顔を見ながら、『夢』の川を思いました。

 あんな川を残したい・・・。
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2001年4月30日(月・振替休)【GWは、虫明に!!】
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 事実上の政権交代に見えているのか、内閣支持率は、史上最高。いきおい衆参同日選挙の可能性もなくはありません。しかし、とりわけ、公明党無用論が出れば、連立政権下で、おいそれといくものかどうか。
 民主党は、衆参同日選挙の実施を主張してきましたが、自己矛盾を起こしかねません。結局、自民党の派閥抗争が、政権交代になるなら、野党の役割は、なんなのか、野党も野党で試されている、という気もします。


 本日は、5月19日の某地区のPTA主体の集会の打合わせ。なにしろ、逢沢代議士との初のジョイント集会ではありますが、PTA30人と、どんなスタイルの会にするのか、そもそもビラをどんなものにするか、から、始まっています。

 要するに「子育て世代の議員」として、お呼ばれされるのですが、同世代の保護者から、飛び出す質問と言えば、給食や保育など、市所管の話が、続出することも予想され、地方議員として、市のことは知りませんだの、勉強しますだの言い訳は効かないと思うと、正直不安な面もあります。
 専門知識は、議員の比でない方も多いでしょう。

 こちらから仕掛ける会であるとか、自民党支持だの、後援会員だのと全く関係のない、予測不能の白兵戦です。しかし、本来こなしていかないといけないスタイルの集会だと思います。
 いわば、「こころ」や毎回質問の成果が試される実力テストという感じです。


 本日は、3時頃から、「岡山勤労者いこいの村」(邑久郡邑久町虫明大平山)を家族で訪ねました。岡山ブルーラインは、実に穴場だと思うのですが、とりわけこの施設から眺める虫明の海は、絶景です。(実は、高校の同級生が、勤務しています。)
ttp://www.pref.okayama.jp/syoko/rosei/ikoi.htm

 他には、倉敷勤労総合福祉センター「山陽ハイツ」も、(財)岡山勤労者ゆとり財団の管理によるものですが、要するに国策としての勤労者福祉施設(他に岡山テルサ)を岡山県が管理しているのです。もっとも、独立採算の経営は、残念ながら極めて厳しいものがあります。
 ちなみに、岡山県商工労働部、労政・雇用対策課(勤労者、職業訓練、雇用対策)の所管になります。

 一方、働く若者の交流の場としての「勤労青少年ホーム」は、岡山県内に10カ所あり、地域の若者たちがスポ−ツ活動やレクリエーション活動に時間を過ごしています。ただ、利用者減、施設の老朽化など問題も出ています。

 ちなみに、我らの「岡山シンフォニックバンド」は、小橋町の岡山市福祉文化会館内にある「岡山市立勤労青少年ホーム」を活動拠点にしており、要は、使う人の手によって、こういった施設は、生きも死にもするということでしょう。

 せっかくのGWに、遠出のご予定のない方は、是非、近場の虫明に。ちなみに、「岡山いこいの村」からは、小豆島はもちろん、光明園や愛生園のある長島を一望できます。(展望大浴場あり。)また、今は牡丹の花がきれいです。
 できればフロントのE君に、一声掛けてあげて下さい。

 んー、これは宣伝ですね。
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