2001年3月1日(木)【ただいま原稿執筆中】
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 一般質問の原稿を書かねばと思いつつ、これが実に立ち上がりのエネルギーがいるのですが、「なんでなら?」と多少怒る方が、パワーが出るわけです。その点、「NPO支援条例」が、「社会貢献活動支援条例」に変わったことは、私的には、ビーンボールで、充分怒っていますので、気合いを入れて頑張ろうと思います。ま、受験勉強です、いわば期末試験。

 本日は、岡山東商の卒業式に出席させて頂きました。実に心のこもった良い式でした。「商業科は、ひとづくり」と校長が言われるだけのある、101年の伝統を受け継ぎながらも、新しい感性も光る、安心と期待が持てる素晴らしい生徒達でした。彼らはまた「新人」に戻ります。皆、頑張れよ〜。
 (女子生徒が、男子の前に並ぶと非常に場が和みますね。それにしても、在校生が卒業生に送る歌が、『桜坂』とは!!)
 こんな感動できる式なら何度でも出たいぐらいです。議員をさせて頂いて良かったなぁということのひとつが、こういった卒業式や入学式に、PTAでもないのに出席できることで、これは特権。

 子どもにとっては、必ずしも多くの夢が持てる時代ではないですが、早く友紀がでかくなって、しみじみと親父を泣かせてくれんかなぁ、とも思います。


 明日は、岡山一宮の卒業式。私も、明日、あの頃へ、母校へ、帰ります。
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2001年3月2日(金)【続々自由民主党NPOセミナー】
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 一般質問原稿を書きつつ、セミナーの準備もしております。党内的にもいけるだろうということで、ボチボチと進んでいますが、本日、講師も中央省庁から、直接の担当課の担当者が来られることになり、大枠が見えてきました。
 日時・会場が変更しましたが、一番の変更は、パネルディスカッションで、私がコーディネーターをせよという、ある代議士のご指示があり、いよいよ勝負になってしまいました。

 問題は、パネルディスカッションのパネラーですが、何人かの方に、私からご依頼させて頂くことがございましたら、どうかよろしくお願い申し上げます。もちろん、自民党のあり方そのものに賛同されている方である必要は全くなく、「自民党はなっとらん、現場の声を聞かしちゃる。」という声も、むしろありがたいです。


 企画名   自由民主党NPOセミナー
        「輝けNPO!!(仮称)」

 主催    自由民主党岡山県支部連合会青年局
 共催    自由民主党岡山市第1選挙区支部青年部
       自由民主党岡山市第2選挙区支部青年部

 企画意図  混迷する社会状況の中で、常に市民とともにある自
       民党が、行政、企業、市民と協働して真に豊かな社
       会づくりを実現するために、市民活動の中核となる
       NPOを積極的に応援する(無党派層に対する自民
       党岡山県支部青年局からの積極的アプローチ)。

 日時    平成13年3月31日(土)
        午後2時〜4時30分

 場所    南ふれあいセンター
        岡山市福田690−1
         TEL261−7001

 規模    椅子席200人

 告知    取り上げて頂けるかは別にして、広くマスコミに対
       して行う。また、街宣車の使用も辞さない。まちづ
       り、文化、環境、福祉、NGO、青年団関係等々自
       民党支援の有無に関わらず、個別に広くお声掛け。
       NPOに関心のない方の動員はしない。
       他党の議員の出席はご遠慮頂く。

 会費    300円程度(会場費約3万円・資料代実費)
       事業費は、全て会費を持って捻出する。

 当日配布資料  国関係、県関係、参議院選挙に関する資料他。
会場設営
受付

 概要
                 司会

 午後2時〜     国歌「君が代」ならびに、自民党党歌斉唱
 午後2時5分〜  主催者代表挨拶
 午後2時10分〜 来賓挨拶
          自由民主党岡山市第1選挙区支部長逢沢一郎代議士
          自由民主党岡山市第2選挙区支部長熊代昭彦代議士
 午後2時25分〜 祝電披露
 午後2時30分〜 経過説明・基調講演
          厚生労働省内閣府国民生活局市民活動促進課
                          本多 康昭
 午後3時〜    休憩
 午後3時10分〜 パネルディスカッション
           コーディネーター
           自民党岡山市第1選挙区支部青年部
                   佐藤 真治(岡山県議会議員)
           パネラー
           官僚、まちづくり団体、演劇関係、環境、福祉
           (介護保険)等より(調整中)。
 午後4時10分〜 質疑応答:フロアより挙手にて。
               代議士への要望も可。
 午後4時30分  終了



 参考 第2回以降、情報、福祉、環境、国際貢献などをテーマに各地で
     展開する。
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 母校一宮高校の卒業式に出席させて頂き、よく考えると振り返って感傷に浸るほどあまり懐かしくなかったことがわかりました。というのは、卒業式の時点では、大学受験の合格発表が全ては終わっておらず、にもかかわらず、私は、発表を待つまでもなく、卒業式の時点で、浪人することがわかっていたのでした。しかも、私は、2浪させてもらったので、十代後半は、いよいよ全く楽しくなかったのでした。あまりに辛いんで、忘れてました。
 今年も、我が母校は、50人以上が、補習科へ。正確には、「卒業」していないのかもしれません。

 個人的には、いわゆる進学以外に進路変更した場合の対応が、普通科の場合、極めて難しいものがあると思います。とりわけ、一部の特に女子生徒にとっては、辛いこともあるんじゃないか、と少し悲しくなりました。一見楽しそうでも。
 受験戦争は、必ず誰かが、いや誰もが、傷つきます。

 昨年文教委員会で、一宮高校に県内調査にお邪魔した時に、生意気に申し上げました。
 生徒が東大に何人入ったかが、先生の評価ではない(高校生にもなれば、東大に行くような生徒は、先生が放っておいても行きます。先生が東大を出ておられないのでしたら、多分東大の受験指導そのものは、無理でしょう。むしろ人生指導、環境整備はできても)。例えば、進路変更した時に、どれだけ生徒を支えられるか、何人がこの学校に来て本当に良かったと思えるか、それが先生の評価ではないですか?と。
 その思いは、今も変わっていません。
 おそらく、しっかりした目的意識があれば、与えられれば、誰だって頑張れるんだ、私は、そう信じています。また、そのためにも志望を変えられる柔軟な制度も必要だと思います。ひとつの基準が、人生全ての基準ではないのですから。

 一宮高校の一期生として、後輩達が素晴らしい自己実現ができることを切に望みます。それは、ただもう同窓というだけの理由でことさらに。

・・・・などと、格好付け言ってる場合じゃないんです、質問原稿を書かなきゃ!!
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2001年3月3日(土)【『社会貢献』について】
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 昨年の12月議会の議事録が県議会のホームページに加わりました(最後にアドレスあり)。間抜けな語り始めを是非ご覧ください。

 受験勉強から途中で何度か脱走しながら、しこしこと、ああでもないこうでもないと資料やインターネットをほじくりながら、それでもなんとか8回目の一般質問の大枠が見えてきました。
 「新おかやま国際化推進プラン」「岡南飛行場」「DV(ドメスティック・バイオレンス)」「岡山県社会貢献活動支援条例」「岡山県看護職員需給見直し」の5項目ですが、小項目にすると質問数は30を越え、過去最大です。
 今回は、予想するに、答弁者が半端な数ではありません。

 中には、一行問題でさらりと書きながら、実はかなりややこしい質問もあり、週明け以降の毎度お馴染みの財政課とのやりとりの間に、闇に消える質問もあろうかと思います。 できれば、5日(月)には、提出してしまおうと鋭意執筆中です。


 とりわけ、「岡山県社会貢献活動支援条例」については、かなりマニアックな質問かもしれません。しかし重要です。


 全国的にも先進的な「特定非営利活動法人に係る県税の特例に関する条例案(自動車税の免除など)」が、示されたことは大歓迎であり、NPO法人の活動の大きな励みになると思います。

 ただ、同時に提案された「岡山県社会貢献活動の支援に関する条例案」ですが、「社会貢献活動」という文言について疑問を持っています。「特定非営利活動促進法」は、ひとつの言葉を巡って、きったはったをしてできた法律ですが、その文言が、県で変えられたのです。

 そもそも、平成10年に、多くの困難を越えて議員立法で制定された「特定非営利活動促進法」を受けて、各県で「特定非営利活動促進法施行条例」および「特定非営利活動促進法施行細則」が、制定されました。

 それに加えて、さらなる特定非営利活動法人支援のために、今回県税の特例に関する条例案を示して下さったわけですし、この4月より、岡山市は、特定非営利活動法人のみならず、それをさらに拡大して、非営利公益活動団体から申請があり、審査会の公益性などの審査を経れば、特定非営利公益事業に指定し、様々な支援(会場使用料の免除など)を行うといった「岡山市協働のまちづくり条例」を施行します。


 「岡山県社会貢献活動の支援に関する条例案」を一読すれば、昨年10月に示された「岡山県ボランティア・NPO活動の促進に関する基本指針」を条文化したことが見て取れますが、なぜ敢えて「特定非営利活動促進法」の下に、こういった屋上屋のような県条例が必要なのでしょう。

 とりわけ、国の「特定非営利活動促進法」が論議の末に、「特定非営利活動」とは、「別表に掲げる活動に該当する活動であって、不特定かつ多数のものの利益の増進に寄与することを目的とするものをいう。」と極めて抽象的に定めたのに代えて、また、ボランティア・NPOともせず、「社会貢献活動」としたのでしょう。

 「社会貢献」という言葉は、現在ボランティアよりもむしろ、ある種の見返りも期待する「企業メセナ」に対して使われる言葉で、条例では、特定非営利活動法人以外の活動に枠を広げながらも、かえって範囲を狭めた印象を与えます。
 ボランティアの自発性、無償性の原則から言っても、「自発性及び自立性を損なわない」と条文中でうたおうとも、「社会貢献」という言葉自体が一定の価値を含んでいるのですから言葉の矛盾です。

 そもそも「社会貢献」という価値的な評価を誰が行うのでしょうか。この条例の趣旨を生かすならば、同時に完全に民間の「社会貢献活動評価委員会」のような組織が、必要なのではないでしょうか。

 ちなみに、三重県では、県内で地域作りにかかわるNPOを支援する新しい補助金制度を創設しましたが、これは宝くじの売上に応じて定められた補助金を県内9圏域それぞれの中で、「NPOや行政の作った組織」が補助率や限度額を各々決められるといったもので、各圏域のビジョン作り、その推進に資するものです。

 と、こんな疑問なのですが。


 私は、議会が立法の場でありながら、条例の条文解釈や文言が、質問に取り上げられたり、議論されることがなかったのが、極めて疑問でした。行政の施策については、尋ねるけれども、行政に対して、「法の支配」を及ぼすべき議会が、条文そのものについて無神経なことに対する問題提議を私なりにしたいと思います。

 実は結構細かい、私は、A型!!
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2001年3月4日(日)【トイレ掃除をしよう!!】
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 掃除のお誘いを頂いております。「第2回岡山掃除に学ぶ会」として、3月18日(日)午前8時30分から、この春甲子園初出場なった岡山学芸館高校の清掃が行われます。
 ・・・・・ただし、トイレ清掃です。

 おそらく、ご存知の方も多いと思いますが、イエローハットの鍵山会長もいらしゃるのです。人の最も嫌がるトイレ掃除を通して、人間にとって最も大切な謙虚さや感謝の気持ちを学ぶという理念、素晴らしい!!
 わかるのです。わかるんだけども。 中には、便器を素手でいかれる方もおられるのです。なんか、すごいですよね。

 私が、この世で一番苦手なのが、整理整頓・お掃除だというのは、誰もが知っているのではないか!!しかも、学校といっても公衆トイレなんて・・。
 こんな奴が、一番学びがあるのは、間違いないと思ってはいるんです。
 でも、もうひとつ踏ん切りが・・・・。

 と、いうわけで、どなたか、一緒に学びに行かれませんか??
 これは掃除ボランティアでは、ありません。自己修練です。

 開会式8:30〜9:00、掃除実習9:00〜10:40、
 交流会10:40〜11:10
 集合場所:岡山学芸館高校、持参頂くもの:長靴、ゴム手袋(必要な方
 のみ←私は必要だ!!)、汗拭き用タオル、参加費:500円

 とりあえず、参加ご希望の方は、ご一報を!!あなたが行かれれば、私も行きます!!あ〜情けな。
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【緊急補】
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 おそらく、過去の経験から、先ほどのようなメールは、批判が参ります。トイレ掃除!?そんなもん、私は、毎日だ。職業の方への配慮がない、と。私も、時々ですが、します。ちょっと違うんです。

 イメージとして、今回は学芸館高校ですが、例えば、田町や中央町の公園のトイレの便器を素手で掃除することもあるのだ、とお考え下さい。
 そういった活動をされている方々がおられるのです。
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2001年3月5日(月)【不信任案「欠席」です】
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 本日の内閣不信任案に対して、逢沢代議士の対応は、「欠席」です。加藤派からは、出席して否決された方もあられますが、あくまで、筋を通されるということで、5分前に代議士から直接お電話を頂戴しましたので、いきなり「こころ」の読者の皆様にお伝え致します。
 私は、生意気を申し上げますが、全面的に「欠席」に賛成です。
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2001年3月6日(火)【8日(木)一般質問です!!】
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☆☆☆☆☆ 私の8回目の一般質問の日程が決まりました。☆☆☆☆☆

 一般質問初日、8日(木)5番目です。午後1時30分に、議場に起こし頂ければ、確実に私の真面目な姿をご覧頂けます。是非、ご来場下さいませ!!

 また、8日(木)は、 肥満が問題になったTV「県政討論会」の再放送日です。是非ご覧ください!真ちゃん、むちむちです。
 県政討論会 「輝け!21世紀の青少年」 TSCテレビ
       再放送日 3月 8日(木)午前11:00〜11:30
 出演は、自民党から桑山、末藤、佐藤。無所属から山本の各議員です。
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 本日は代表質問初日。その陰で、毎度お馴染みの財政課とのやりとりです。今回は、質問が30を軽く越え(1分に2問)、調整がいつにも増して盛り上がり、答弁不能ゆえ「後楽園周辺整備」に関する質問が、闇に消えました。

 質問の担当課長さんが、わざわざ来られて、ああでもないこうでもない、これは無理、これは勘弁して下さい、いや質問の意図はこうです、ならこうでしょう、ここをこう変えたら答えやすい、ここはそれを含んで答弁しましょう、これは絶対に知事に答えて欲しい、ここは担当部長答弁で、いや無理なら無理でも良いからはっきり断って下さい、ここは絶対前向きに、これは切られたら困るんですよ、
・・・文面が3分の1変わりました。

 実質的な勝負は、質問の前の執行部との調整である、といつも申し上げておりますが、絶対に譲れないところ、変更に応じるところ、真剣な戦いです。
 そして、そのやりとりから、議員や職員の方への評価や、時には信頼関係が生まれるのだと思います。不謹慎ですが、そこがお見せできたら、ずいぶんおもしろいのですが。実に人間くさいのです。また、「政治」があります。
 議会の公開に反しますが、私は、非常にこのやりとりが、好きなのです。これがなく、知事がすべて答弁されたら議場は毎回大混乱でしょう。


 今回は、一般質問に23人が登壇予定(これはもう重複質問連発でしょう。ゆえに、私は初日を希望しました。)。岡山市第1選挙区選出の非自民党議員は、全員質問。第2選挙区を含めて岡山市選出の自民党議員では、唯一の質問になります。
 一昨年の選挙以後、ひつこく毎回質問しているのは、私だけになりました。


今日、明日の代表質問と意図が全く異なる一般質問。とりあえず、今回は見えてきました。今夜この後、調整後、明朝には定稿の運びです。
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2001年3月7日(火)【一般質問項目決まる】
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 明日の一般質問項目ならびに答弁者が以下のように決まりました。ともかく、20分でこれをやるのですから、早口でまくし立てることにはなります。

  2001年2月定例会 一般質問  自由民主党  佐藤議員

1 新おかやま国際化推進プランについて

(1) 共生社会創造国際化プログラム 
 ア 私費留学生についての認識      (企振)[ 知  事 ]
 イ 国際ボランティア人材バンク     (企振)[ 知  事 ]
 ウ アルバイト情報の提供        (企振)[ 知  事 ]
 エ 教育現場での活用          (教育)[ 教 育 長 ]
 オ 世界に向けての発信         (企振)[ 知  事 ]

(2)国際貢献先進県おかやまプログラム
 ア NGOネットワークの恩恵      (企振)[ 知  事 ]
 イ 子ども同士の交流          (企振)[ 知  事 ]
 ウ 岡山ユネスコ協会の環境サポートセンター構想
                 教育協力(生環)[ 知  事 ]

(3)ハートフルおかやま国際化プログラム
 ア 国際観光戦略            (商労)[ 知  事 ]
 イ マレーシア周辺国への対応      (商労)[ 知  事 ]
   
2 岡南飛行場について

(1)供用開始時期            (土木)[ 土木部長 ]
(2)利用促進              (土木)[ 知  事 ]
(3)ポートセールス           (土木)[ 土木部長 ]
(4)航空交通の安全           (土木)[ 土 木 部 ]
(5)小型航空機の夜間駐機受入      (土木)[ 土木部長 ]

3 ドメスティック・バイオレンスについて

(1)被害女性に対する支援の現状等    (保福)[保健福祉部長]
(2)長期にわたるフォロー        (保福)[保健福祉部長]
(3)児童虐待との関係          (保福)[保健福祉部長]
(4)犯罪被害者対策           (警察)[ 警察本部長 ]
(5)教育面での対応           (教育)[ 教 育長 ]
(6)男性への啓発等       保福協力(生環)[生活環境部長]

4 社会貢献活動の支援に関する条例案について
                     (生環)[ 知  事 ]
(1) 条例制定の意義
(2) 「社会貢献活動」とした理由
(3) 新しい補助金制度の導入

5 「新たな岡山県看護職員需給見通し」について
                     (保福)[保健福祉部長]
(1)  院内保育所
  ア 設置補助 
  イ 24時間保育
(2) 職場環境の整備
(3) 職場復帰のための研修
(4) 福祉施設等の看護職員研修
(5) 就業調査等
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【市老人クラブ】
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 今年90歳になる男性(元気かくしゃくで、いまだにバタバタに乗られます)が、たいへんなご立腹で、おっしゃられるに、今回の岡山「市」の10億円にわたる補助金の見直しの中で、いっきょに老人クラブの予算が、削られたとのこと。

 とりわけ、単市で40万円の「目配り気配りネットワークづくり」(独り暮らしのお年寄りを例えば、郵便物は貯まっていないか、TVがつきっぱなしでないか等々、地域の皆で気遣う制度)が、ゼロになったのは酷い、と辛そうに言われました。
 単位老人クラブに対する40800円の補助金のうち、岡山市分が、4500円から2500円に、2000円カット(計312万5200円)。連合老人クラブの事務費20万2400円もカット。

 老人という呼称は、問題だと思いますし、組織率は、下がってはいるんでしょうが、一番弱いお年寄りをいじめる前に、馬鹿な公共事業をカットするのが先。老人クラブ2万人が、本気で怒りそうな雰囲気です。

 今回は私が最もお世話になり、大好きな市議の先生に依頼。気持ち良く一般質問に取り上げて下さることになりました(9日)。偶さか扱う行政が違いますが、こんな地方議員同士の連係プレーが、もっとあっても良いですね。

お年寄りを怒らせると恐いで!!
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2001年3月8日(木)【一般質問終わる】
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 本日、8回目の一般質問が、無事に終わりました。ほんの少しですが、前進した項目もあれば、空振り三振のような答弁もあり、非常に不満が残っています。御関係の方に心からお詫び申し上げます。
 前回と異なり、新規での積極答弁が、今回はありませんでした。やや落ち込み気味です。お役に立てたのかどうか・・・・・。ちょっと自信がありません。
 ここらへんは、学校の実力テストの自己採点の後に似た気分です。

 明日には、答弁の写しが手に入りますので、御関係の方には、こちらからFAXさせて頂きますが、その366の項目の中で、御関心のある項目があれば、お申しつけ下さい。送らさせて頂きます。
 また、録画ビデオもございます。

 当初の予想通り、市町村合併、岡山空港開発の問題から派生して外郭団体、第三セクター、とりわけチボリ公園問題に、一般質問初日から質問は重複。特に、チボリについては野党から、業績悪化に関わらず、チボリ・ジャパン社長の給料は2000万円、等々批判的な声が上がりました。
 市町村合併への県の交付金とチボリ公園問題が、大きく新聞に出るのではと思います。

 重要問題なのはわかっていますが、私がしなくても誰かが質問するなら他の誰かに委ねたい、私は、そう思っています。大問題を大上段から振りかざすには、残念ながら経験不足、知識不足です。悔しいですが。
 なにより、大きく取り上げられなくても、本当に重要な問題はあると思います。私は、それを探したいのです。


 あと3日間、一般質問には17人立たれます。閉会は、22日。そこから次の本会議は、6月末。自分の一般質問が終わると、ふっと抜けてしまいます。
 もちろん、すぐにやることは、出てくるのですが。

 議員とは、全く妙な仕事ですね。
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2001年3月9日(金)【岡南飛行場】
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 本日の山陽新聞朝刊には、私の昨日の一般質問のうち、岡南飛行場の供用開始時期が中見出しになりました。実は、ある方の要請で、岡南飛行場に調査に行ったのは、2月26日(月)ですが、なぜか通信には記していません。
 とりわけ騒音問題や供用開始前に、市や地元との約束を県が果たしていないという、微妙な問題があるのです。もちろん、費用対効果は現状では大問題です。なんとかしないと。
 8月供用開始というのは、その問題をクリアする、といった県の表明ということで、まずそこまでは普通は読み取れないでしょう。なんのこっちゃ、ですね。

 特に、先輩が現場の責任者としておられ、しかも若い職員の方から、「光を当てて下さい。このままでは駄目になる。希望が欲しい。」という要望があったこともあり、30以上の質問のうち、岡南飛行場の供用開始が、新聞に取り上げられたのは、非常に良かったと思います。

 本当に新聞は一部分しか伝えてくれませんが、これは仕方ないです。
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【大阪にいきませう!!】

 さて、本会議中ながら気分は、なぜかNPOセミナーへ行っています。明後日、11日(日)、私は、一市民、一ノ瀬和也(懐かしいペンネーム!!)として下記の催しに参加する予定です。特に制限がないので良いでしょう。
 もちろん日帰りで、行事の関係で午後2時30分頃、岡山を出て、わざわざ自動車で、高速で行こうと考えています。(交通の便を体感したいから)

 NPOに関心のあるようなないような男性で、命を私に預けられたい方、ご一報下さい。参加費は、無料です。ただし、フォーラムは、最後までみっちりとこれでもかと聞いて頂きます。しかも帰岡は、深夜です。

「どうするNPO税制 NPO政策フォーラム」
  NPO支援税制の与党案をめぐり、NPO界の失望と反発の声が大
  きく高まっています。これに対し、民主党はじめ野党3党は理念の
  異なる対案を提出、本格的な国会論戦が開始しました。
  某党NPO委員会は、NPO支援税制等をめぐる国会での論戦を報
  告しながら、NPO政策をめぐる様々な課題について皆様とともに
  意見交換するそうです。

○議員からの発言者
 参議院議員・某党NPO委員長他
○NPOからの発言者
 早瀬  昇(大阪ボランティア協会)

■ 日時 3月11日(日)17:30〜19:30
■ 会場 アピオ大阪
■ 主催 某党NPO委員会
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2001年3月10日(土)【電子自治体】
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 本日は、社団法人実践倫理宏正会(俗に言う朝起会)の広島地区の記念式典出席のため、午前1時30分JR岡山駅に集合して、広島へ。亀井静香先生もご出席の盛大な会でしたが、殆ど徹夜でこの時間、さすがにちょっと死にそうです。

 帰岡後、岡山市職労主催の「IT革命と自治体」というセミナーに出席。とりあえず岡山市の動きをまとめたく思います。岡山県の「岡山情報ハイウエー」の近況および課題については、必ず来週には、お伝え致します。

 岡山県内の振興局や学校を高速大容量ネットで結ぶ情報ハイウエーですが、問題は、「ラストワンマイル」。事業所のみならず、全ての市民の家庭に光ファイバーが届く環境づくりは、やはり市町村の役割ということになります。
 ケーブルTVがある地域なら郡部でも恩恵を享受できますが、その他の地域ならどうなるのか。

 岡山市は、「リットシティ(Litは、Liteの過去分詞形で、‘光化された‘の意)」の実現を目指して、「情報水道構想」を推進しています。
 通信料金を気にすることなく、高速大容量インターネットをあたかも(上)水道の水のように利用できる環境整備のため、「下」水道に光ファイバーを整備しようという計画です。

 そもそも下水道が通っとんか、という根本的な問題はさておき、課題は、下水道の基幹から家庭に結ぶ技術とコストの問題です。技術コンペや、技術開発でなんとか、そこを乗り切りたいところですが、さらに税金で全てを敷設するわけにもいかず、市の事業を「呼び水」に、リットシティに魅力を感じる民間企業の参入が、どうしても不可欠の計画です。


 ところで、国策としての「IT講習会」を通じて、市民・県民が自由に高速・大容量ネットが、ハード・ソフトで使えるようになる、その先に何があるのか?行政に何が起きるのか?それが、表題の「電子自治体」です。

 「電子自治体」。実はこの4月から、岡山市では、開発なった認証システムで、「事業所」の「法人市民税」と「介護関係」が、オンラインで、認証できるようになります。「認証」には、本人確認と申請書類に改ざんできないシステムが、必要です。この技術が、岡山市の全国的にも進んでいるところです。

 しかし、当然「認証」では、足りません。例えば手数料の支払い等、次の段階では、「決済」が必要なのです。電子決済基盤の整備、ICカードによる電子決済の実現、それを通して、一般市民に、可能な限りの手続きが、オンラインで行える、そういう方向に進まなくてはいけません。
 さらに、将来的には、電子入札の実現が目指されます。

 一方では、行政運営の高度化・効率化が図られるでしょう。

 なにより、市民の市政への参画の機会が増えると思われます。とりわけ、電子掲示板の活用等を通じて、最終的には、議員の役割も大きく変わってくると思います。単に便利になるというのでなく、根本的に変えてしまう可能性があるように思います。


 かような「電子自治体」ですが、問題がないわけではありません。
 市民は申請書類を出しに行くだけではなく、「相談」に市役所の窓口に出向くのです。どこまで、対応しきれるのか。
 また、パソコンを操作できない方、それ以前に、そもそも購入できない方もあるでしょう。IT革命下のデジタルデバイドは、産業革命の資本家VS労働者と異なる新しい差別を生み出すかもしれません。等々・・・。

 それでも、これだけは、断言できます。
 市町村合併と相俟って、将来的に公務員や議員は、まずこんなにいらなくなるでしょう。
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2001年3月11日(日)【一衣帯水】
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 体調、天候、妻の勧めで、大阪には、これから一人で新幹線で行くことにしました。

 さて、本日は、在日日本大韓民国(民団)岡山県地方本部より、駅前町に完成になった「アジア国際センター(旧岡山韓国会館)」の落成式、竣功記念パーティーに、出席させて頂きました。
 留学生丁讃宇さんの辛い事故や、最近の教科書問題などありますが、21世紀を迎えて、ワールドカップ共同開催を控えて日韓関係は、ますます重要になっています。蜜月ではないですが、理解しあおうという意識の高まりは、かなり醸成されつつあると思います。
 ちなみに、岡山ーソウル便は、週5便から6便に増発されます。


 何人かの来賓のご挨拶をまとめると、文化と文明の違い、すなわち文明は、共有できるものであるが、文化は共有できないが認め合うもの、そして文化は優劣ではなく、長い歴史の中で、影響しあうものである、という言葉に共感を覚えました。

 一方、市長の挨拶の中の、地域社会との関わりの中で、積極的に町内会や商店街に働きかけていって欲しい、という言葉も、全面的に賛成です。岡山駅西口、また東口南部と比較して、必ずしも、東北部は、事実として、整備が進んでいません。
 そのためにも、西口の国際交流センターと同様に、アジア国際センターが、積極的にまちづくりに関わっていかれることについて、私は期待させて頂くこと大です。


 いわゆる縄文から弥生にかけての日本人の急変の中で、私たちのDNAは、大陸から来たのかなぁ、とぼんやりと感じます。
 学生時代、北海道で、アイヌの方が、列車の隅っこの方に座っておられるのを見て、あるいは、沖縄で、私は、私が日本列島に住むこと自体がそもそも間違いなんじゃないか、私はどこから来たんだろう?などと漠然と感じたことを妙に思い出しました。
 日本人の劣等感!?なんだかよくわかりません。
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2001年3月12日(月)【私の目指すもの 選択的納税制度】
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若気の至りの長文でございます。個人政治史的には、歴史的なものです。

昨日、大阪で某野党のNPO政策フォーラムに出席し、新幹線の中で、事務事業評価の本を読んでいるうちに、ふと考えたこと。では佐藤真治は、究極的には、何を目指すのか。何が目的で政治業界にいるのか。
 答は、ひとつ。「選択的納税制」。

 アメリカの独立戦争は「代表無くして課税なし」で始まり、日本の一揆も、五公五民だの、結局は、租税の話。政治を変えるには、納税の仕方を変えるしかありません。


 今の市民・県民の皆さんの政治に対する一番の不満は、何でしょうか。

 ここからは、超岡山弁。
 なんで、わしらの税金をあんな風に使うんなら。おどりやぁ、ええかげんにせーよ。これに尽きると思います。

 公務員は、なんで雇用保障があって、首にもならんと、利益もねーのに賞与が出て、恩給が出て、しかも楽な仕事で、偉そうすんなら。新聞ばぁ読んで、5時ぴったりにゃぁ、帰りょうろうが。ほんで天下りして、仕事もせんと、ぎょうさんお金もろうて、ちばけとんか。

 議員が、なんの仕事しとんなら。いっこも働きょうりゃせんのに、自分の懐を肥やすことばぁ考えて、なんであんなもんに、わしらの税金払わにゃぁおえんのなら。ろくなもん、おりやぁせんじゃねーか。なんなら、ほんまに。

 国会は、なんなら。やっちもねぇ権力争いばかりして、予算の審議やこ全然しょうりやぁせんがな。自分らのことばぁじゃ。国会まわすのに、なんぼかかると思うとんなら、ええかげんにせえーや。ほんまに、国のこと考えとんか。

 どうすんなぁ、借金は、でーが払うんなら。結局は、市民じゃろうが。いらんもんばぁ作ってから。でーが、儲けるんなぁ。わしら、関係ねーがな。チボリじゃぁ、吉備高原じゃぁ、どねんすんなら、あんなもん。どねんかせーや。

 佐藤は、なんなら。おめぇ、当選してから、嫁さんもろうて、子どもができて、せーがなんなら。おめぇが、なにしたいうんなら。太っただけか。

 (誤解もありますが、妙にリアル!!)

 わしゃぁ、もう税金やこ払わんで!やっちもねー、でーが払うか、そんなもん。

 そうです!!私たちは、税金を払いたくなのです!!こんな馬鹿な政治をするなら、びた一文払いたくない!
 少なくとも、例えばチボリの借金の部分は税金の支払いをNOと言いたい。どんなことがあっても、ある事業について、私のお金を使われるのはいやだ。

 けれども、もしも、他にもっと真剣に世の中のことを考え、汗を流してくれる人がいるなら、その人に、税金分をまわしたい。本当に困っている人を救えるなら、そこに自分のお金を回して欲しい。そうも思います。
 行政の手の届かない環境、保健、福祉、文化、まちづくり・・・・・で、汗を流す方を支援したい。もしも、アダプトなどと称して、行政から補助金で縛られて、要するに行政の下請けをするぐらいならば、くだらない行政の干渉を介さずに、直接、その活動団体に手渡したい。

 そこに、NPOがあるのです。


 選択的納税。すなわち、一定割合については、認定NPOに寄付することで、市民・県民税を免除するのです。つまり、市民・県民は、納税を自治体とNPOに、振り分けるのです。
 換言すれば、自治体は、あくまで市民・県民サービス機関。充分な住民サービスが展開できねば、収入が減るのです。
 窓口の対応が不適切。それなら、今後は、税金の一部は、NPOへ払いますよ、でいいのです。

 行政でないと困る?多分困りません。行政より早く道路舗装するNPOがあったって良いのですから。行政が、細れば、その分民間に行きます。何も、行政がしなくても良いんだよ、そんなことは、と、言えば良いのです。
 職員が、困る?思いがあれば、NPOに行けば良いのです。職業としてのNPOです。

 行政には、明確な事業目的、手段、評価を示す必要が生じます。くだらない議員の関与があれば、白日の下に晒されます。
 まさに、市民・県民の行政サービスに対する評価が、予算規模に反映されます。職員の賞与、負債の返済。全て、自治体という会社の営業努力にかかってきます。職員の一切の甘えは許されません。
 もう、行政は「お上」では、ありません。行政権限など、納税の仕方で、縛ることができます。偉そう言うなら、払わんよ。それを合法的に制度化するのです。もちろん、一定割合に限ってですが。

 行政は、我々の税金を自分達の裁量で振り分けられると勘違いしています。あんた達のお金じゃないんだよ、それを解らしめる必要があります。人の金をなんじゃと思うとんなら。今は、封建時代じゃないのです。公務員試験に通ったら「お上」か。公務員は、公僕でしょう。私もですが(特別職公務員)。

 一方、NPOも、もはやボランティアと混同されることはありません。非営利活動として、雇用が創出され、スタッフも有給で雇える資金が入ります。
 しかし、同時に、透明性も確保されなくてはいけません。評価が低いと募金が集まりません。つまり、NPOの競争が始まるのです。自分が好きで、良いことしてるんだから良いんじゃない、というのは、ボランティアには、通用しても、この場合のNPOには、通用しません。
 NPOも、成果を上げなくてはいけません。



 あらゆる革命は、納税先が変わるだけです。政体の違いは、再分配の仕組みの違いです。
 政治を変えるには、納税の仕方を変えないといけません。政権を変えても、行政の中身が変わらねば、なんの意味もありません。

 「選択的納税制」。これが、私の政治活動のキーワードです。これができたら凄いことです。


 NPOは、ある面で、政治を日本を変える力を持っている。どれだけ、皆さんは、お気づきでしょうか。

 石井知事は、NPOの活用を言われますが、「社会貢献活動」という安易な言葉に警鐘を鳴らさせて頂いたように、協働できるNPOの自立のためには、納税面も含めてNPOに行政の一部をシフトしていく必要がある、その覚悟があられるのか伺ってみたく思います。
 NPOは、行政の補完ではありません。むしろライバルになることが、望ましいのです。


 そんな問題意識を持ちつつ、31日の自民党NPOセミナーの準備を進めていきます。
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2001年3月13日(火)【採石場山崩れ】
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 まずもって、昨日の総社市下倉採石工場の山崩れで、お亡くなりになられた方のご冥福と、行方不明のお二人の方の早期発見を心よりお祈り申し上げます。
 また、現場で復旧・救援作業にあたられている方々のご労苦に心より敬意と感謝を表します。

 自民党大会もあり(なぜ地方議会開会中に開くのか、こんな所も中央自民党が批判されるところです。)、なぜか知らねど午後には、15人以上が議場におられないという、沈滞したムードの一般質問3日目でした。
 電子入札を検討するというのが、耳新しかったです。

 質問前には、冒頭の言葉が必ず入りましたが、どうも天災というより、人災のようです。あくまで、民間の採石場と言いながら、県の地域振興部の調査がどうだったのか、業者に落ち度はないのか、今後問題になると思います。

 ところで、今回特筆すべきは、自衛隊の出動です。300人以上が、不眠不休で現場に詰められており、自衛隊無くしてはなにもできない、まさにそんな状態のようです。二次災害の危険が、多分にある中で、復旧・救出作業をいかに展開するか、全国ニュースになっていますが、自衛隊の活動は、もっと評価されて良いと思います。
 一方、石材業の総社市長が自ら陣頭指揮、三井造船が緊急架橋と、非常事態の中に、頼もしい動きもあります。

 いずれにせよ、復旧には、かなり長期間かかる模様です。

 それにしても、県議会議員には、FAX一枚の報告。行って邪魔になるだけと解っていますが、議長や委員長へすら、連絡が不徹底と、議員が皆で、すねております。議会と執行部は、車の両輪では、ないのか?
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2001年3月14日(木)【論戦終わる 石井正弘知事】
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 本日総勢23人の一般質問が終わりました。いわば2月議会の峠を越えましたが、この議会で、石井知事は変わった(本領発揮)と、私は思います。

 たいへんに生意気を申し上げれば、岡山県民は、本当に良い知事を持ったと思います。石井知事が今日はとても大きく見えました。
 田中知事ほどパフォーマンスはありませんが、けっこうな改革派です。それを支えているのは、昨秋の選挙での皆様の圧倒的な信任なのは言うまでもありません。

 今議会は、昨年来の大規模事業の凍結、年初の市町村合併問題で荒れるはずだと申し上げておりましたが、それに、空港開発のジャンプから第三セクター全体の問題に飛び火。先の地震対応について、あるいは核燃料に関してお隣の鳥取県と対立。教育問題、IT施策。問題は、目白押しでした。
 議員からすれば、どこからでも攻められるという、知事には、厳しい議会だったはずです。


 一般質問最終日の本日、質問に立った自民党3人全員が、知事の政治手法(政治姿勢ではない)を様々な表現で、ソフトに攻撃しました。
 とりわけ、大規模事業凍結、市町村合併の発表の仕方について、「手続き面について意見・批判があることは謙虚に受け止める」「議会と執行部は、信頼関係に基づいた健全な緊張関係にある」と、非は認められませんでした。全て見事にかわされたと思います
 私は、目的でなく、手法そのものは間違っていたと今でも断言します。

 しかし、今回の大改革、それで良いのだと思います。

 公共事業を凍結させ、市町村を合併するということは、普通の手法ではできません。実は、県政の発展のために、多少強引でも頑張って欲しいんだ、この知事ならできる、多分自民党議員は、私などよりもっともっと早くから石井知事の力を認めていたんだと思います。なーんだ。
 してみると楽しくもあるのです。キツネとかタヌキばかりが、おるんかな。

 攻めてるんだかなんだかわからない、妙なやりとりが多かったのですが、結局は、エールなんだと思います。誰一人として県政を悪くしようとは、思ってはいないのでしょうから。このままで良いとも思っていないし、努力もしているはずです。
 馬鹿げた言い方かも知れませんが、この業界が、また好きになりました。

 変革期に、議員として、円熟期に入る石井県政にぶつかることができる、これは多分、かなり幸せだと思います。
 石井知事と真っ向勝負したいものです。


 一方、昨年「拍手!!」「お静かに!!」のプラカードを持って登壇して怒りをかった議員が、今日は演壇でミカンを剥き失笑を誘いました。皮が女性で、中身が男性だそうです。それを知事に示して・・・・・。
 大袈裟に言えば命懸けで立つ一般質問、私にとって神聖なる演壇は、ただのウケ狙いの遊び場なのでしょう。
 いつも大切なものを踏みにじられるようで、涙が出るくらい悔しいのですが、もう二度と触れません。もう二度と言いません。生涯もう二度と。
 政治に賭けたり、議員としてムキになる自分が、情けなくなるから・・・。


 それにしても、早くも6月議会が、楽しみです!知事に何をぶつけよう!
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2001年3月15日(木)【公立幼稚園】
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 本日午後から、広域交通物流対策特別委員会がありました。中国横断自動車道姫路鳥取線(佐用町〜西粟倉村)、中国横断自動車道岡山米子線4車線化の進捗状況および、水島港コンテナ貨物の状況の報告がありました。
 また、落合町・久世町の県北流通センター(その89参照)が、最終舗装工事に入るものの、分譲が相当苦戦される旨が解りました。

 本日は、中心部の市立幼稚園のうち、清輝、南方が廃止になる中で、弘西とともに残った、深柢幼稚園の「卒業式」に、出席させて頂きました。卒業は8人。うち一人は、学区外通学の抽選に漏れてしまい、7人が、中央南小学校に、この4月から通います。

 どうにも、友紀を重ねてしまいますが、すぐにこの日を忘れてしまう子供のためというより、とりわけお母さん(お父さんの影は薄い!!)、子育てをよく頑張りましたね、とりあえず、ひとくぎりです、本当にお疲れ様でした、良い子に育ちましたよ、そんな式のような気がしました。泣くのは、もう親ばかり。

 少子化の中で、生き残りを賭けた私立・公立、幼稚園・保育園の戦いがあります。おそらく、父兄(この言葉は、母姉の方が本当ですね)の立場から見た柔軟性という点では、公立幼稚園が一番厳しいものがあると思います。
 正直、佐藤家も共稼ぎのようでもあり、時代のニーズからすると、延長がないとしたら、幼稚園は難しいのかな、と思ったりもします。

 しかし、僅か8人の卒業生ですが、いかに先生や父兄や地域の方に愛されているのか、一人一人の表情を見るにつけ、わかる気がしました。少なくとも、本当に伸び伸びと育っているのがよく分かりました。
 無条件に自分が愛される存在なんだと、少しでも多く伝えられることが、どんな知識よりも大切な子供達のエネルギーになると思います。そのためにも必要なのは、お金や物ではなく、できるだけ長い時間、親が子供と関わることだと思います。

 もっとも、最低限の躾以外は、できるだけ伸び伸びと育って欲しいと私は思うのでした。多分それは、父として、とてもいい加減になる言い訳だったりしますが。
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2001年3月16日(金)【カブトガニに捧ぐ】
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 後述の深柢小学校の卒業式の後、広島経由で笠岡に。笠岡湾干拓地と神島を回ってみました。実は、今議会で、干拓地の牧場の異臭が問題になったのですが、恥ずかしながらピンと来なかったのです。

 農業基盤整備を目的に、国営干拓事業は1200ha(農地面積940ha)、工業用地460haの大規模で行われました。ご案内の通り、カブトガニが天然記念物なのではなく、生息地が天然記念物なのですが、結果としてカブトガニは、壊滅。おそらく、今ならこの事業、諫早湾以上に問題になっていたでしょう。

 そして、干拓地のど真ん中には、お馴染み「笠岡ふれあい空港(笠岡地区農道離着陸場)」があります。全国的に有名な無駄な大規模公共事業のひとつとされています。
 平成元年に、農林水産物の輸送の合理化及び効率化等を図るため、農道を利用して航空機の離着陸が可能な農道離着陸場を整備し、生産性の高い農業の実現と地域振興を図るためものでした。
 受益面積は、2市7町、6774haに渡るとされていましたが、空港周辺は、閑古鳥が鳴き、もとい、野鳥の宝庫で、結構カメラマンが、おられました。
 新聞によると遊覧飛行を始めるようですが、むしろラジコン飛行機のメッカでしょうか。

 こんなふうに、農場のはずが、だだっ広い土地に、牧場が点在。海を埋め立てて、なぜか牛がいます。気分はちょっと北海道。ただ臭気は海風に乗り内陸部へ。もちろん牛が悪いわけではないのですが。
 そして、大平原の中を立派な笠岡バイパスの工事が、進んでいます。 それ自体をどうこう言うわけではありませんが、神島には民間の産業廃棄物の最終処理(埋め立て)場もあります。

 なにか、カブトガニが報われない、そんな気がしました。せめて豊かな作物が実っていれば、少しは救われるのですが。結果論かもしれないし、所詮は、よそ者の私ですが、政治の貧困を感じたのは事実です。

 学生時代に東北の蕪島というところで、天然記念物のウミネコの大群に襲われたことがありますが、カブトガニも、うじゃうじゃいて、珍しくもなかったでしょうに。なんてことをしてしまったのか・・・。
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【最後の卒業生】
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 今日は、深柢小学校の文字どおり最後の卒業式に出席させて頂きました。約18000人の卒業生の最後は、19人でした。4月からは、中央南小学校と名を変えます。

 一人一人に丁寧にエピソードを交えて渡される卒業証書。最後の卒業生が、今日巣立ちました。

 中心市街地の小学校の統廃合。まだ、途中の段階ですが、翻弄される子供達が気の毒であり、なにもしようのない私が申し訳なくもあります。父や弟が通った学校が、なくなります。
 おそらく、内山下小学校は、もっともっと辛いでしょう。それを思うと本当に私も苦しいのです。

 なんとか、県教委のご配慮を頂き、新設校に教師の加配ができそうです。せめて、中心市街地唯一の議員として、できうる限りの応援をさせて頂ければと思います。


 それにしても、具体的に人育てができる先生という職業が、本当に羨ましいです。政治は、直接関われない分、大枠をということになるんでしょうが、私は、生まれ変われたら、今度は教師をしてみたいです。
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2001年3月17日(土)
         【ラストワンマイル・おかやまIT戦略プログラム】
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 「その370」を受けて、岡山県のIT施策についてお伝え致します。

 平成8年から、岡山県は、動画や映像など大量のデータ通信が行われる、来るべきブロードバンド時代に対応した高速ネットワーク網としても利用できるように、高速性や信頼性に優れた光ファイバーによる岡山情報ハイウェイの整備など、高度情報化に取り組んできたわけですが、地域IX技術の確立を始め情報通信技術の県内蓄積の面でも、他県より、それでもまだ、かなり優位に立っていると思われます。

 そのことが、国の先進的なプロジェクトであるギガビットラボの立地、高度道路情報システムなどの国のモデル事業の実施をもたらし、ITを活用した通信技術やベンチャー企業、データ提供サービスを行う地場企業の活発な事業活動に結びついています。

 それのさらなるステップとして、「おかやまIT戦略プログラム」に基づく施策を展開、ITを活用した経済活動や社会生活が、活発に展開される「アイトピア岡山」の実現を目指す、ざっとこんな流れです。


 問題は、各市町村の回線整備ですが、平成14年度中には、地域情報網(リージョナルウェブ)形成のため、地域の接続拠点となる全市町村役場まで、光ファイバーによる毎秒100〜150メガビットの高速回線接続が接続される方向です。

 また、市町村の情報インフラ整備のために、県は、市町村役場までの光ファイバー接続に助成措置を講じ(過疎地域では過疎債の併用可能)、国の助成制度等の活用について、計画策定への参画、助言を行い、また国へ採択方の働き掛けを積極的に行っているとのことです。
 また、トップセミナーの開催、担当者研修など、市町村の高度情報化意欲を高める努力もしているようです。


 ただ、問題は各家庭までの接続「ラストワンマイル」です。極めて有効なCATVは、国の補助制度を活用して普及拡大するに超したことはありませんが、4月からサービス開始のDSL,無線アクセスについても民間の事業展開を促し、サービスエリア拡大を図る必要があります。

 とりわけ、無線アクセスについては、障害物がないなどの地理的条件を満たす離島や、中山間地域などでの活用が考えられます。

 3年後には、全県でCATV加入可能世帯が、65%、DSL、無線アクセスなどを加え、全県地域的に、高速かつ常時接続でインターネットの利用が可能となる環境の整備を目指す、これが県の施策です。


 さらに、問題は、他県との接続ですが、来年度には、瀬戸大橋の管理用光ファイバーを活用して香川県と接続される予定で、将来的には、中四国広域ネットワークの構築が目指されます。とりわけ、隣接する他県の市町村の接続は、具体的な申し出があれば、積極的に協議するとのことです。
 病院ネットワークによる高度医療の実現、試験研究機関ネットワークによる新技術の共同開発、教育分野における遠隔授業などの学校交流等、広域的な活用は多いに期待されるところです。

 加えて、インターネットの有効な手段となっている携帯電話は、ますますの利用拡大が望まれますが、民間通信事業者によるサービスエリアの拡大を県は、積極的に促進する立場にあります。
 ただ、光ファイバー網の整備とどう絡んでくるのか、日進月歩のIT革命、ちょっと先がわからないところもあります。
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【高杉晋作】

 本日より、岡山城天守閣で、春季特別展『高杉晋作 松下村塾と維新の群像』が、始まりました。雨の中思わず行ってしまいました。雨の烏城も悪くありませんでした。ちなみに会期は、5月6日までです。

 望東尼の下の句には納得しかねますが、「おもしろきこともなき世をおもしろく」生き抜いた、人格的にも欠点の多そうな、ちょっと躁鬱のある革命的行動家、あの時代にしか咲けない花、やっぱし、ええなぁ、高杉晋作。

 高杉晋作が、この時代に生きている政治家なら、彼は何をするでしょう?
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2001年3月18日(日)【お掃除日和】
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 本日は、4月からの粗大ゴミ収集有料化に伴い、河川敷への粗大ゴミ不法投棄が増えるのではないかという危惧から、笹が瀬川流域の地域の方が立ち上がられ、笹が瀬川の河川敷の清掃が、市内2個所で行われました。ちなみに、笹が瀬川は、県管理で、今後の地域・市・県の連携が極めて重要になると思います。

 早朝より、地域の方はもちろん、市職員や、業界の方、健康づくり財団の方が集まられた御南小学校前に激励にお邪魔しました。
 が、私は、笹が瀬川の掃除をせずに、すぐに「その362」のトイレ清掃に。

 イエローハットの鍵山会長も来られた学芸館高校での「第2回岡山掃除に学ぶ会」は、本当に得難い体験でした。
 多くは語りません。この会のトイレ清掃を体験されれば、中には、人生観が変わられる方もいらっしゃると思います。
 例えば、「カ行(かきくけこ)」が、わかるとのことです。すなわち、感動、気付き、工夫、謙虚、行動力、だそうですが、なるほどと思います。

 宗教でも、ボランティア活動でもありません。本当に、自己研鑚です。評価は、体験されてからにして頂きたい、そう思います。

 次回第3回は、4月15日(日)午前8時から、岡山市立福田中学校ですが、私は、万障繰り合わせて参加するつもりです。
 「ふっ、佐藤が、なにをまた・・・」なんて思われる方こそ、得るものが大きいと思います。まずは、自分自身の研鑚のために如何でしょうか?
 1年やったら、こりゃ人間まじに変わると思います。
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2001年3月19日(月)【危機管理マニュアル 常任委員会より】
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 最終日を22日に控え、本日は、委員会の執行部の議案および請願・陳情の採択日です。自民党の部会、政務調査会で、党議拘束がかかっており、結果はわかっています。
 半ば儀式の感もあるわけですが、この採択結果が、すなわち本会議の結果ですから、本来は、この委員会の「投票行動」が、理由も付して、一番に公開されるべきものだと思います。

 養護教諭の大幅定員増、障害児学校修学旅行等の児童生徒引率旅費規定の見直し、は不採択。同和地区児童・生徒の基礎調査については、異なる団体から全く逆の請願・陳情が出ており、継続審査。今回、文教委員会にかかる請・陳の採択は、ゼロでした。


 その他、中央教育審議会の「今後の地方教育行政の在り方について」の答申(平成10年9月)において、学校の自主性・自律性が提言され、地域に開かれた特色ある学校づくりの実現が、求められたのを受け、「岡山県立学校の運営管理に関する罰則の制定」の報告(例えば、学校評議員制度)が、ありました。
 要するに、教育委員会から学校長への権限委譲です。


 また、「危機管理マニュアル」が、発表されました。昨年の邑久高校の事件などを受け、従来の危機管理体制の早急な見直しを行い、教職員の危機管理意識の高揚と社会の変化を踏まえた危機管理体制の確立を目指したものです。
 学校における危機管理とは、児童生徒・教職員の生命、学校に対する信頼、日常の教育活動を守るために、危機を予知・回避するとともに、危機発生時には、被害を最小限にとどめる取り組みだそうです。

 海外修学旅行中のバス事故、学校給食による食中毒はまだしも、先生のセクハラ、成績書類等の紛失、体罰まで、「危機」発生(私は、いじめ・不登校と先生の不祥事を同次元で論じるべきでない、と委員会で発言しましたが・・・)と捉えて、あらゆる事態(トラブル)に対応。
 これで、教育委員会は安心です。マニュアルが、あるんですから。


 一方、今年度から実施の教員の「長期社会体験研修」(教員が6ヶ月間、教育現場を離れて民間の職場体験をする事業)の県教委の取り組みが、あまりに性急で、現場に混乱を招いていることを指摘させて頂きました。
 執行部答弁は、各学校への事業の説明が極めて遅れた事実を言われましたが、非常に煮えきりませんでした。
 そもそも、何が目的なのでしょうか?????

 共産党の議員は、教師に「社会常識」がないのは愛嬌だ、などと言っておられましたが、そもそも、なにが「社会常識」かは、微妙ですし、そんなに言うなら、教師の方の多い、教育庁は、なんなんだ?

 しかし、新聞配達や飛び込み営業、代議士秘書をさせて頂いた佐藤が、「社会常識」があるかというと、やっぱりないんだな、これが。
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2001年3月20日(祝・火・春分の日)
                  【旧日銀岡山支店「最終報告」】
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 旧日銀岡山支店を活かす会(下記「その105」参照)が、明日、旧日銀岡山支店の具体的活用方法及び管理運営体制の「最終報告」を岡山県に提出されます。

 報告の基本的な考え方は、歴史的な建造物である「本館」は、再生保存し、金庫室等を含めた活用により、岡山県の新しいシンボルとして位置付け、また、その利用にあたっては、県民に誇りや憩い、楽しみを与え、21世紀における地域の文化創造の拠点として機能するような新たな息吹が感じ取れる「芸術文化施設」とする、といったものです。

 また、特に、全国に情報発信できる特徴ある施設として位置付け、「ベスト・ワン」というよりは、「オンリー・ワン」の施設を目指すことが、付言されています。

 また、管理運営は、「公設民営方式」とし、県からの管理委託を受け、施設の管理、芸術の振興に寄与する事業等を行う運営組織の具体化は、今後の検討課題にするが、多くのボランティアに支えられたものになることが、好ましい、とされています。
 特に、13年度の活動としては、本館のライトアップ、実験コンサート等が予定されています。

 お知りあいの方もたいへんに多いのですが、委員の皆様が汗をかかれ、非常によくできた報告であると個人的には思います。


 さて、内容の詳細は、明後日に譲りますが、「最終報告」が、明日提出され、議会や委員会も通さずに、決定事項のように、知事が、うきうきと前向きに記者発表されたら、またまた議会軽視のオーバーランです。
 「こころ」の読者の皆様に、そこを「楽しんで頂きたく(?)」思います。 「活かす会」のご努力を知事自らが、デリケートに扱われずに、結果として踏みにじる手法を今回も取られるのか、以後、常任委員会が、新年度までない状況で、どうされるのか、ちょっと注目です。

 本来は、知事が最終報告を受け非常に前向きだ、と、委員会で、執行部が、議員に報告する。それを新聞記者が書く。これが、正しいと思います。
 ただ、もうその委員会という機会は、ありません。マスコミの前で、大喜びで「新規施策」を発表される知事のお姿が、目に浮かび微笑ましいです。
 順番が、逆になるだけのちょっとしたことなのですが、ともかく、ご自分の口で、まずマスコミに言われたいでしょう、きっと。

 多分、あさっての朝刊を多くの議員が見て、びっくり(聞いてねーぞ)なんでしょう。だいたい新年度事業といっても、予算をどうするのでしょう。審議していません。

 しかし、なぜ佐藤が、最終報告を今、持ってるんでしょう?これも問題?今回は、たまたまです。


【さようなら弘西小学校】

 本日午後3時より午後7時30分まで、岡山中央南になる弘西小学校の閉校イベントがあります。市教委は、最後は、弘西小学校の地に、合併小学校を移すと言われますが・・・。
 友紀は、何小学校に行くことになるのでしょうか?


 ちなみに、本日は、岡山出身の3大臣の就任祝賀会もありました。
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2001年3月21日(水)【県営住宅】
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 ご依頼される方には初めてでも、受ける側には「またか」というのが、県営住宅の抽選の話です。県営住宅については、下記をご参照下さい。
ttp://www.pref.okayama.jp/doboku/jutaku/jutakuhtml/kmenu.htm

 個人的には、生活困窮される低所得の方や高齢世帯や単身の方が、入居されるいわば福祉政策の側面というのなら、公営住宅の意図は理解しますが、時としてただ安いから、というのが入居理由の場合もあり、また、時として、高級マンションと見紛うような作りのものもあり。
 自分達はクジでないと入れないのに、なんでわざわざ税金で、行政(外郭団体)が作るのか、維持するのか、根本的に疑問に思わないでもありません。


 そして、この際、はっきり申し上げておきたいのは、県営住宅の入居は、あくまでオープンな募集、公開抽選ですよ、スピード違反や、飲酒運転の揉み消しと同じで、昔は知りませんが、今どき、議員に頼んでどうなるものでもないですよ、ということです。
 事情もお気持ちも理解できるのです。だから、ですが、頼むから頼まないで下さい、辛いから、と言いたくなるのです。

 特に、本年度から県営住宅入居は、年4回の抽選に変えます。今までは、年に1度、抽選し、番号順に、部屋が空くのをえんえんと待ち続ける、という一発勝負の形でした。1年待って、あと一人で時間切れ、という悲劇がありました。
 しかし、本年度から、年4回、空きが出れば募集、公開抽選を繰り返し、チャンスを広げます。逆にその都度、申請が必要です。
 それでも、もはや、御自身のくじ運に賭ける以外にありません。

 少子高齢化の時代に、核家族、高齢者にとって、家賃は極めて重い負担です。願わくば、運に関係なく、税金を再配分する方法はないのでしょうか。
 公営住宅に当たった!!ラッキー!!なんて、やはり変だと私は思います。
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2001年3月22日(木)【2月定例会閉会 討論】
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 本日たんたんと2月定例会が、終わりました。採決は、お馴染みの「異議無ーし」の簡易一括(反対ない場合)か、起立(反対ある場合)で、新聞にはずらっと議員が、立っているところが写ったりします。

 一括できるということは、要するに、採決前に各議員の態度が分かっているからで、党議拘束を外れたければ、そこだけトイレに行って欠席する、という手があります。これで「戒告」になるということは、多分ありませんが、目はつけられるでしょう。
 私は、養護教諭の増員の陳情に対し、不採択に賛成する起立などは、なんとなく腰を浮かしただけなのですが、これが、新聞に写ると非常に格好良くありません。


 しかし、最終日の目玉は、そんな儀式よりも、10分間の共産党の「討論」です。各委員会の委員長報告の後、ことごとくそれに反対する主張を展開します。
 時には、たいへん納得することもあり、これだけ執行部や議会を批判できたら楽しいなぁ、と羨ましくなります。以前「ゆえに、我が党は、知事選挙には対抗馬を立てる!!」と結論づけた時は、見事でした。
 ただ、社会貢献活動支援条例に反対するのに、私の一般質問を引き合いに出すのは、一応与党なので、辞めて欲しかったです。

 それにしても、「だいたい、こんな議会自体、意味がねんだよ!!」と最後の最後に、ちゃぶ台を思い切りひっくり返すような共産党の討論。
 しかし、おそらく県政の問題点は、過去の「討論」を繋げば一目瞭然だと思います。共産党の真摯さが、バクハツする「討論」、私は、正直言ってファンです。

 後日、各委員会ごとに、課題をまとめていけたらと思います。
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2001年3月23日(金)【貧乏自慢】
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 タイトルを見て、それなら次は『なめくじ艦隊』か、と突っ込める落語通の方、志ん朝が、妙に痩せたのはなんでですか?花禄を認められますか?どんなテープ、CDをお持ちですか?

 本日、山陽新聞朝刊を皆様ご覧になっておられないのか、新聞に記載された「月35万円の政務調査費の交付に関する条例」が通ったことへのお問い合わせが、一件もありませんでした。ちょっとがっかりです。
 こういうところは、新聞をしっかり読んで頂きたいものです。別に私も、意識して「こころ」に書かなかったわけではありませんのです。

 はっきり言って、政務調査費は、いわば「機密費」でした。今回は、報告の要らない支給金に、法的根拠がついたのです。これは、おそらく全国の自治体でです。
 逆に言えば、自民党だけでなく、全ての議員が、県なら年間410万円(但し、自民党は議員団への天引きあり)受け取って「黙っていた」のです。

 機密費ですから、捉え方も、各議員でまちまちでしょう。私は、100%議員活動費です。そうでない方もおられるかもしれません。非自民党が、貧乏かというと、それは大間違いですから、どう使っておられるのか知りません。
 議員をしなくても食える人、議員の方が食えない人、議員を利用して食っている人、様々かもしれません。

 だいたい資金繰りは、悪化こそすれ、良くなる道理がありません。まぁ、愚痴ってもしょうがないのです。情けないぐらいに出ていくものは、出ていくし、ないものはないんだから。

 政治に必ず還元しますので、政務調査費、堂々と受け取らさせて頂きます。
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2001年3月24日(土)【杉並区にお知りあいはおられませんか?】
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 私の友人である早坂義弘さんが、この6月末の東京都議会議員選挙に立候補します。一昨年の8月、逢沢代議士のご紹介で、2週間でアメリカ合衆国4州を廻り、アメリカの各級議員と政策課題について討論した『日米青年政治指導者交流プログラム』に一緒に参加した仲間です。

 この研修は、超党派で、社民党の辻元清美代議士の弟さんや、自由党や民主党の地方議員ら8人が、メンバーとして参加。本当に素晴らしい研修で、議員ほやほやの私にはたいへんな刺激でした。メンバーとは、今も親交が続いています。

 当時、自民党東京都連事務局に勤務し、自民党代表として参加した早坂さんは、現在32歳。自民党職員でありましたが、諸般の事情で、この度、自民党の公認から漏れたようです。
ttp://www.tokyo-hayasaka.com/

 実は、私のこの県政報告同様に、彼から毎日活動報告がメールで、送られてきます。文面からも、悪戦苦闘ぶりが伝わってきます。
 忘れもしない平成10年12月5日、自転車に紙製の幟を立て、ハンドマイクを持って、ひとりでドレミの前に立った私自身の姿が、ダブってダブってしょうがないのです。泣けてくるのです。

 私は、まるで丹下段平のように、無茶なアドバイスを返信させて頂きますが、なにしろ、東京は遠い。おっつかないのです。
 もしも、杉並区にお知りあいの方が、いらっしゃったら、是非ご紹介ください。

 どうか、若い芽をつぶさないで!!

******早坂さんのメールです******

早坂よしひろ 3月23日 活動報告

今朝は6時半、高円寺北口。南口は何度も
朝立を行ったが北口は初めて。人の数が多い。
いわゆる反応(どれだけビラを受け取ってくれる確率)は
今ひとつだが数が多いので結構捌ける。
8時に来た別の候補が、私の顔を見て遠慮したのだろう、
どこかにいなくなった。急いで朝食を摂り、
久しぶりに永田町の自民党本部へ上司に近況報告に行く。
そこで杉並支部からC候補の公認申請が届いていることを知る。
私のは届いていなかった。しかし杉並支部は申請者本人である
私には何も言ってこないつもりなのだろうか。「連絡がないのは
ご縁がなかったものとあきらめてください」かつて就職活動で
いわれた全く失礼な応対を思い出した。
事務局長から公式に「公認がでない以上出馬は見送れ」と
申し渡される。彼の職責からしたら全く当然、心を鬼にして
こう私に伝えた事務局長の心中を思うと胸が掻き毟られる想い。
結論は週明けに返事することにして、党を去る。
無論結論はひとつ、初志貫徹である。
この政界でもっとも政治家らしくないところが魅力で
家族ぐるみのお付き合いをさせていただいている、
森田健作代議士のところへ全ての経緯を報告。
「なんでこんなに報告が遅いんだ」とすごい剣幕で叱られる。
孤立無援、無所属の私に全面協力を即答してくださる。
思っても見ない絶大な支援に落涙しそうになる。
夕立は7時半から高円寺北口。本日は気張って
10時まで行う。私ができる活動はお金を使わない
街頭演説しかないのである。大学生の仲間のほかに
9時半ごろ友人がビラ配りに合流。
彼は今週全出席。まったくこんな遅い時間に
食事もせずただビラ配りに来てくださるなんて。
活動に入って自分の感情をコントロールするのが難しくなった。
何につけ涙が出そうになってしまうのである。

冒険について。
お年寄りがどこでもひとりで出掛けられる、そんな冒険を
実現したい。街角の段差をなくし車に轢かれないよう、
車道と歩道をしっかり分ける、やることはいろいろありそうだ。
www.tokyo-hayasaka.com
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2001年3月25日(日)【安芸灘地震報告】
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 まずもって昨日の安芸灘地震の被害に遭われた方々に対しまして、心からお悔やみとお見舞いを申し上げます。

 私なんざ、揺れてる最中に自宅に電話。連絡がつかないので、それから自宅にかえって、しばらくしたら、爆発的に巨大化する怪獣「友紀」とのお散歩から、「地震を知らず」に妻、帰宅。
 お父さん株を上げちゃいました。


 さて、末端議員には、本日午後1時になって、なぜか教育庁財務課から状況報告の連絡がありました。ここらへんの連絡体制は、おおいに不満です。

 消防防災課の把握では、広島県に近接する井笠地区で、住家被害一部損壊が、17棟。文教関係施設では、延べ9校にガラスにひび、などの被害が、出ました。
 岡山駅の以西の新幹線を除き、昨日夜までには、公共交通機関、あるいは停電などは、復旧していました。

 今回は、被害状況の報告は、これをもって終わりとのことで、鳥取県西部地震と比して、県内の被害は、比較的軽微のようです。

 個人的には、咄嗟の時、やはり一番頼りになるのは、NHK「ラジオ」でした。


 さて、今夏の参議院選挙を控え、自民党の街頭キャラバンが、始まります。予定では、本日は、熊代代議士が。4月の声を聞くと、自民党岡山県連合会として、街頭演説活動を展開します。
 個人の主張でなく、党の主張です。

 岡山市では、36才の若手自民党県議は、結構期待されちゃったりしておりますが、皆様、自民党がどう言えば、少なくとも「腹は立たない」ですか?
 おめおめと何をいまさら自民党がよんなら!と、石が飛んでくるんじゃねーか、と正直怯えています。(皆さん、ご意見は、森総理総裁に!!わしも言いてぇ!!一緒に言おう!!とも、言えず。)

 自民党員でも、自民党の批判は、わりと簡単にできるんですが、「共産党が政権をとったらたいへんですよ、みなさん!」と、野党批判のくだらないことを天下の往来で、声を張り上げて、私は言いたくないのです。
 どうしよう?今、最悪の気がするんですけど・・・・。党の立場から、何言おう?

 悩んでます。ちょっと情けないです。
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2001年3月26日(月)【人事移動の季節】
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 官公庁の新年度人事移動が、新聞発表されています。個人的には、昔から派閥だの人事移動だのには関心のないタイプでしたが、さすがにお世話になった方の退任や転任は、寂しくあります。

 議員の間では、人事移動の意図など話されることもありましたが、大切なこととは思いつつ、時には政治的な思惑で、強引に人が動かされることもあるのが嫌だとも思います。

 そんな中で、中央省庁から出向してきた、若い、いわゆるキャリアの管理職の移動もあります。

 おそらく、実務は、課長補佐、係長クラスがされるし、お互いの将来を考えれば、同年代の職員の方との接触を私は好みますので、課長級以上というと公的な場以外での関係は薄いのです。(逆に、課長級以上でないと相手にされないという議員もおられますが。)

 しかし、キャリアは例外です。とりわけ、30才代前半で、課長として赴任してくるような若い高級官僚は。
 そこには、「踊る大捜査線」の青島刑事のような気分があります。本庁に帰ったら、現場の声を伝えて欲しい、だから時には、無茶なお誘いをすることもあります。彼らが、いわば日本を動かすのですから、この岡山で、地方に暮らす普通の人の声をできるだけ多く聞いて欲しいと。

 今日「お世話になりました」と名刺が、ドアにささっていました。
 私には、東京も、日本も、ひどく遠い彼方です。
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2001年3月27日(火)【晴れの国おかやま国体に向けて】
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 本日、平成17年第60回国民体育大会(「晴れの国おかやま国体」)の秋季大会主会場になる岡山県陸上競技場改修工事の起工式が行われました。
 主会場については、整備費が、700億円かかると言われた当初の古都南方から、100億円で済むと言われる、前回昭和37年岡山国体の主会場である、いずみ町グラウンドの再活用となったわけですが、それでも来年度予算には、14億4000万円余の主会場整備費が、計上されています。

 改正された日本陸上競技連盟の第1種公認陸上競技場の規定に適合した機能を備えるとともに、ユニバーサルデザインを採用。国体後の県民のスポーツ拠点としての利用を見越しています。
 観客収容数は、約2万人(仮設含めて3万人)。フルカラー映像方式の大型表示盤も設置されます。J2ぐらい呼べないかと思うのは、私だけではないでしょう。

 ちなみに、メインスタンドの下には、津島遺跡。エントランスには、レプリカが、展示される予定です。

 平成15年6月の竣功を目指し、ハード面の建築は進みますが、大切なのは、順位もさることながら、2万人の方を快く迎え入れるソフト面の体制作り。
 当然、ホテルではなく、民泊をという話もあるのですが、国体の決定版と言われた昭和37年国体(私も生まれていません)から、約40年。どこまで県民総参加のムードが、作れるか。
 これを外すと、当分岡山県には、ビッグプロジェクトはありません。

 ちなみに、国体「準備」局は、この春より、国体「推進」室と名を変えます。
ttp://www.pref.okayama.jp/kokutai/kokutai.htm
を是非ご覧下さい。
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2001年3月28日(水)【どうなる自由民主党NPOセミナー】
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 予想通りと言うか、県政記者クラブでお願いしたのですが、やはりマスコミには政党の催しの事前告知は、難しいようです。
 メールでも個別にお願いさせて頂いた方も多く、また、「行ってやるぞ!!」という暖かいご返事もたくさん頂戴しましたが、200人の会場、恐ろしいことにならねば良いが、と正直、不安も募って参りました。

 なにしろ極めて堅い企画です。ただ、私も、国、県、市の資料をかき集めてきておりますし、国の責任者も来られるのですから、最新の情報が、間違いなく入ると思います。
 少なくとも、今までの政治集会では考えられない質と量の資料を本気で準備致しております。

 多くは申しません。ただただ、ここは是非ともご来場下さい。ただただ、お願いでございます。

 日本で、初の試みです。



企画名  自由民主党NPOセミナー
      「輝けNPO!!共に生き生かし合う社会の実現のために」

主催   自由民主党岡山県支部連合会青年局
共催   自由民主党岡山市第1選挙区支部青年部
     自由民主党岡山市第2選挙区支部青年部

企画意図 混迷する社会状況の中で、常に市民とともにある自民党が、
     行政、企業、市民と協働して真に豊かな社会づくりを実現する
     ために、市民活動の中核となるNPOを積極的に応援する。

 日時  平成13年3月31日(土)
      午後2時〜4時30分

 場所  南ふれあいセンター(芳泉高校そば)
      岡山市福田690−1 TEL261−7001

 会費  500円


 概要
                 司会 佐藤 真治

 午後2時〜
 午後2時5分〜  主催者代表挨拶          小田 圭一
 午後2時10分〜
     経過説明・基調講演
      厚生労働省内閣府国民生活局市民活動促進課 本多 康昭

 午後2時40分〜
     自由民主党岡山市第1選挙区支部長逢沢一郎代議士
     自由民主党岡山市第2選挙区支部長熊代昭彦代議士
     質疑応答:フロアより挙手にて。代議士への要望も可。

 午後3時10分〜    休憩

 午後3時20分〜
     パネルディスカッション
      コーディネーター
      自民党岡山市第1選挙区支部青年部
              佐藤 真治(岡山県議会議員)

      パネラー (敬称略)
      岡 将男(まちづくり:RACDA会長)
      池田満之(環境:岡山ユネスコ協会理事)
      大森誠一(文化・演劇)
      川上俊久(国際交流:岡山NPOサポートネットワーク)


 午後4時20分
 午後4時30分  終了


 参考 第2回以降、情報、福祉、環境、国際貢献などをテーマに各地で
    展開する。
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2001年3月29日(木)【自民党が見えない】
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 本日より2日間に渡って、岡山国際ホテルで、中国・四国ブロック自由民主党中央政治大学院春季特別講座が、開催されています。
 中四国の地方議員や党員の大規模な勉強会なのですが、時期が時期だけに、事実上は、7月29日と目される参議院選挙の引き締めのための催しと言えなくもありません。
 オブザーバーで少しだけ参加しました。

 今回の参議院選挙は、非拘束名簿で、自民党支援団体から、一票でも自民党票を叩き出させる作戦と言われていますが、個人的には逆効果のような気がします。頭を抱えておられる方が、非常に多いのです。

 当時自民党は、下野していましたが、私が、この業界に入って10年にもなりませんが、「政治デフレ」と呼びたい右肩下がりが続いています。
 公明党や共産党を除くと、全ての党に、明日がないように思えます。ウルトラ自民党シンパの集まりのはずが、古賀幹事長をお迎えしたにもかかわらず、会場全体に、なにか通じるものがないのに、正直驚きました。

 もしも、共産党や民主党、自由党、社民党といったイデオロギーの全く異なる政党が、政権をとったら日本はどうなるんですか?一番聞きたくない話です。だから、自民党ですか?だから、無党派でしょう。二者択一ではありません。幹事長まで、それを言われては・・・・。
 消去法ではなく、積極的に政党が、自民党が選べない、それが事実でしょう。


 一方今日は、要約筆記クラブの方との打合わせや、総合的な学習の時間における英語指導の勉強会にお邪魔して、確実にNPO活動の芽が伸びていることを肌で感じました。
 自立された市民の自由な活動は、政党のていたらくに、まさに反比例しています。あるいは、NPOが、政党をうちのめす時代が、やってくるかもしれません。

 本当に政党がいるのでしょうか?少なくとも地方で、今のスタイルで政党が必要なのでしょうか?地方に住む住民の声を政党が、ちゃんと代弁していますか?ちゃんと理念や政策で集まっているでしょうか?
 国政選挙の選挙マシーンに、地方の政党があり続けるなら、相乗効果で、選挙も政党もへたっていくように、私には思えます。
 このままで良いはずがありません。


 自由民主党NPOセミナーは、あさってです。私にとっては、中央や行政への挑戦状かもしれません。あるいは、政党の混迷の一里塚です。

 正直に書いて、私には自民党が見えません。だから、敢えて今、動きたいのです。
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2001年3月30日(金)【こちらは自民党さんです!!】
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━━ NPO/NGO Walkerは幅広い市民活動を応援します ━━━━━━━━━━
市民活動の情報誌 NPO/NGO Walker(VOL 49 2001/03/29)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━ NPO/NGO Walker編集委員会 ━━

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Echo       あなたと編集委員会をつなぎます
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○ 自民党さんからメールをいただきました。
 ちょっと、驚きました。差し出し人は自由民主党岡山県支部連合会青年局。31日(土)午後2時から、 岡山市南ふれあいセンター(岡山市福田690−1)で、「輝けNPO!!共に生き、生かし合う社会の実現のために」と題して、NPOセミナーを開くそうです。
 これまで、NPO/NGOが主催した国会議員、政党参加のセミナーなどをBoardでご紹介したことはありましたが、政党主催の会合や政党色の強いイベントは掲載したことがありませんでした(というよりも、情報提供そのものがなかったんですけれど)。
 いろいろ考えて、それでも、NPOについて、市民と政党が議論できる場になればと、みなさんにご紹介させていただきます。なんといっても、コミュニケーションが前進への第一歩ですものね。参加費は500円程度だそうです。問い合わせは岡山県議会議員佐藤真治さん satoshin@optic.or.jpへ。

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発行:NPO/NGO Walker 編集委員会  発行人:末村 祐子  配信数: 4,643
E-mail : npo-ngo-walker@gem.hi-ho.ne.jp
Web  : http://www.gem.hi-ho.ne.jp/npo-ngo-walker/
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泣いても笑っても、自民党NPOセミナーは、明日です。どうか午後2時に、芳泉高校近所の南ふれあいセンターに、ただただ、お越しくださいますう、心よりお願い申し上げます。

【おのころアイランド】

 本日は、朝6時から、淡路島に向け出発。午前8時30分から12時30分までのNGOのセミナー(いわば学会)に友人と出席し、そのまま取って返しました。
 岡山からは、2時間かかりませんし、良いセミナーでしたが、かなり無茶な企画でした。

 会場になった国際会議場のある「ウエスティンホテル淡路」は、リゾートホテル。なんだか、リッチ。ちょっと気分は、日本ではありませんでした。どこかわかりませんが、どっかよその国。
 昨年の「淡路花博(ジャパンフローラ)」の余勢をかって、さらにUSJの開園を控えて、開発も急ピッチ。

 自慢ではないですが、海外旅行へと洒落込んだ佐藤夫婦の新婚旅行は、この淡路島。しかも、泊まったのは、民宿「萩原」。一番印象に残ったのが、徳島の大塚美術館ではなく、秘境「立川(たつこ)パラダイス」(すごいんです、これが!!)。
 さすがに今から思うと、妻が哀れですが、あれから1年半の間だけでも、淡路島は、ものすごい変貌ぶりです。

 徳島阿波踊りもあるし、ただの玉ねぎの島から脱却する観光島、淡路島。USJの客が、果たして神戸、淡路以西に、呼び込めるのか。「観光回廊おかやま」という構想はあっても、チボリ公園を含めて岡山の観光、今春以降の大苦戦が、予想されます。
 そらおそろしくなって、島を後にしました。

 あぁ・・それにしても、おそろしいのはNPOセミナー・・・・・。

 これから、資料の袋詰めです。
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2001年3月31日(土)【満員御礼】
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 本日の自民党青年局NPOセミナーは、作った資料200部が全てなくなる盛況でした。ほっとすると同時に、ただただ皆様に感謝です。

 拙い司会やコーディネート、さぞかしお見苦しかったと存じます。「君が代」、自民党党歌に驚かれた方もいらっしゃったかも?

 年度末のお忙しい時間に、万障繰り合わせて起こし頂いた皆様、また、いつものことながら受付・設営など、ご協力頂いた皆様、高熱の中、無理をして下さった大森様はじめ、池田様、岡様、川上様のパネラーの皆様、逢沢・熊代両代議士に、両事務所のスタッフの皆様、小田圭一青年局長、とりわけ、いつもとことん甘えてしまう藤田文雄さん、本当にありがとうございました。

 かなり強引な企画ではありましたが、内省する自民党として、将来への大きな成果が出たと思います。

 マスコミには、やや無視された感もありますが、私は、議員として、本気の政治活動であったと胸を張れます。おそらく、すぐのすぐには、答は出ないでしょう。重ねないと評価は、出ないでしょう。自民党も、政治も変らないでしょう。意図が、わからず批判も出るかもしれません。
 しかし、自民党が、青年局が、動いたこと。NPOの支援を打ち出せたこと。岡山市選出の地方議員として、皆様のお力を思い切りお借りして、新しい動きの端緒は、自分なりに示せたと思います。方向そのものは、間違っていないと確信しています。
 本当にありがとうございました。

 ただ、今回は、NPO法人格を取得された団体、ならびに福祉関係の方の声をあまり伺うことはできませんでした。ちょっと心残りです。

 次回のテーマが、「中心市街地活性化」か、「IT」か、「国際貢献・交流」か、「子育て支援」か、「男女共同参画社会」か、「福祉」か、「文化」か、「教育」か、「第2回NPO」か、わかりませんが、どこからでも切り込みます。

 お灸を据えられても、必ず第2回を開催致します。

 本当にありがとうございました。そして、引き続きどうかよろしくお願い申し上げます。
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