2001年2月1日(木)【岡山県建設技術センター重油漏れ続報】
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 既報の通り、29日、センター建物北側外壁付近の土壌に油が含まれていた原因が、機械電気室北側の外壁下部付近の地下埋設配管に、亀裂があるのが発見されました。

 油の漏出箇所が、特定されたことから、油の浸透の範囲及び深度の確認のため、周辺の掘削及びボーリング調査を実施したところ、31日午後6時ごろ、建物「南」側の、深さ6.2mの砂層(厚さ30cm)に、油分が含まれているのが、発見されました。
 それが、漏出した油なのか、調査中とのことです。

 首部の同センターの、すぐ東には、二級河川笹が瀬川、西には、沼川用水(笹が瀬川へ流入)が流れており、漏出箇所から重油が、じわじわと建物下を地下6mで南下してきたとすれば、素人目には、遅かれ早かれ、笹が瀬川に重油が流出するのではないか?と不安が募ります。
 これは、かなりまずい事態なのでは・・・。

《募金のお願い》

AMDAではインド西部被災者への緊急医療支援を行うため、皆様のご支援をお願いしています。
郵便振替 口座番号01250-2-40709 口座名「AMDA」
*通信欄に『インド西部』とお書き入れ下さい。
また、書き損じはがき、未使用切手、各種未使用プリペイドカードなどのご寄付をお願いしています。
問い合わせ先 アムダ インターナショナル 緊急救援担当 小西・佐伯
      TEL 086-284-7730 FAX 086-284-8959 ttp://www.amda.or.jp
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2001年2月2日(金)【使用料・手数料について】
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 本日の文教委員会では、13年度予算要望に対しての、一次査定(知事査定)が、示されました。新規事業や、重要施策は、一次査定にひっかかりましたが、文教関係は、概ねいける(もっとも、多くが人件費ですが)ようです。

 やりくりが難しいわけですが、本当は議員定数を削減するのが、一番手っ取り早いのかもしれません。あまり議論に出てきませんが。
 地方分権の流れの中で、市町村合併が進めば、政治関係者の大リストラが敢行されるはずです。その議論は、遠くない将来、行われる気がします。


 さて、高等学校の授業料・入学選抜手数料・入学金等々が値上げされる話が出ています。例えば、全日制高校の授業料は、月額9000円が、9300円に。定時制高校では、1単位80円が、90円に。全日制入学金が、5550円が5650円になります。
 実は、これは、地方交付税算定の単価基準になるために、地方財政計画の単価改訂に準じて、授業料等を値上げしないと、県費持ち出しになるので、やむなく値上げするといった、地方分権に逆行するような側面もあります。

 また、例えば生涯学習センターの使用料や教職員免許法関係手数料が、10円値上げしますが、これは、消費者物価指数や給与改定率に合わせての値上げです。

 他委員会に関わる使用料・手数料の値上げも、趣旨は同じでしょう。

 変わったところでは、特別史跡旧閑谷学校が、公有化されるために、運営管理の適正化と称して、小中学生100円、その他一般300円の入場料が、設定されます。
 もっとも、これは、現在も協力金として徴収されていたものが、条例改正で、法定されるという話です。


《募金のお願い》
AMDAではインド西部被災者への緊急医療支援を行うため、皆様のご支援をお願いしています。
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*通信欄に『インド西部』とお書き入れ下さい。
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問い合わせ先 アムダ インターナショナル 緊急救援担当 小西・佐伯
     TEL 086-284-7730 FAX 086-284-8959 ttp://www.amda.or.jp
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2001年2月3日(土)【参議院選挙の足音】
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 今夏、夏休み突入後に予定される第19回参議院議員通常選挙の動きが目立ってきました。
 本日も、これから比例区候補の事実上の内輪の決起集会があります。中学校の大先輩にあたる方ですが、正直に申し上げて、自民党への大逆風が、お気の毒に思います。なんとか、ご支援できればと心の底から思うのですが。


 昨年6月25日に行われた衆議院選挙の結果、選挙区では候補者名を書いても、比例区で「自民党」という党名を書いた人が800万人も少なかったことから、今年の参院選では過半数割れ間違いなし、と自民党は、確かに、危機感を募らせました。

 そこで、野党的に言えば、久世公尭前金融再生委員長の企業による党費立て替え問題に端を発し、今夏の参院比例選で、あらかじめ名簿の登載順位を決めておく拘束名簿式(政党名を記入)から、順位を決めず得票順(個人名か政党名を記入)に、当選者を決める非拘束式に変更する公職選挙法改正案が自民党側から、出されたわけです。

 非拘束式には、ばく大な資金力と体力が要求され「銭酷区」とも「残酷区」とも言われた旧全国区に似た制度に戻る恐れがある。
 勢い政党側も知名度の高いタレントや業界団体OBに頼ることになりがちなのは、かつての全国区が証明済みである。
 問題になったのは、党内の名簿順位の決め方で、これは、党内で議論すればいい。
 参院自民党が非拘束名簿式の導入を決めたのは、当選順位をあらかじめ決める方式では、選挙戦に入ると末端の組織が動かないから。
 そのからくりは、全国区のときは一人が何百万票獲得しても一議席だったのが、非拘束名簿式に変更されると、その票が政党の得票として合計されるため(得票の横流し)新たに数議席を生み出すところにある。

 一方、拘束式は選挙は不慣れで、知名度も比較的低く、これまでの選挙では落選するような候補者でも、参院にとって必要と思われる有能で、見識、学識にあふれた人物なら、名簿の上位に登載することで当選させられる利点を持っている。
 
 この法案を巡っては、上記のように野党側が全面攻撃、自民党・与党が強行採決したのは、記憶に新しいところです。


 野党側は、「KSD疑惑や久世問題に代表されるような官僚OB等を業界が不正な手段でバックアップする自民党比例区の選挙運動の実態を暴く」などとと息巻いており、とりわけ岡山地方区の総務大臣は、選挙法改悪の超本人であると決めつけ、必ず落選させる(虎退治)と公言して憚りません。
 野党が、KSD問題で、緩める道理がありません。苦しいところです。


 比例代表選出議員公認候補内定者公認内定21名(1月末現在。現職12名、元職1名、新人8名)は、非常に辛い大逆風の中の戦いです。
 参議院の性格上、職能代表という形での業界の代表であるということ自体は、そんなにいけないこととは思いません。基本的には、業界の政治団体として動いているわけですから、いわば労組の自民党版です。非拘束が、民主主義のルールから、全くずれているとも思いません。
 野党が、どう民意を反映して、候補者選びをしていたというのでしょうか?


 個人的には、今夏の参議院選挙で、自民党に順風が吹く、そんな予感が全くしません。どういう形で、自民党県議が比例区の応援に入るのか未定ですが、岡山県に縁の方が、数人いらっしゃるのです。情緒的ですが、できれば、せめて岡山関係者全員に当選して頂きたいものです。

 参議院比例区選挙は、全国行脚の本当に辛く長い選挙戦です。
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2001年2月4日(日)【叙勲】
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 自民党NPOセミナーは、3月24日(土)で、調整中です。熊代代議士が、直接に内閣官僚に、講師依頼等で動いておられます。

 この時期は、昨年の秋の叙勲で、勲章を賜った方の祝賀会が多くあります。個人的には、多くの場合、「老」夫婦にとって、長年のご労苦が報いられる、華やかな第2の結婚披露宴のようで、出席させて頂いて、こちらまで気持ちの良くなる楽しいものです。

 とりわけ今日は、教育関係の方の祝賀会で、人を残す「教師」という仕事が、つくづく羨ましくもありました。
 やはり、特に社会貢献されたと評価される方を気持ち良く称える仕組みは、必要だと思います。


 一般に言われる栄典制度とは、国家や社会への功績に対して国から与えられる勲章、褒章、位階の総称で、勲章受章者数は戦後の中断を経て復活した64年以降、今春までに27万人を超します。

 このうち、叙勲とは、天皇の名で勲章を授与し、一定の勲等を与えることを言い、現在、大勲位に2階級、旭日章に9階級、宝冠章に8階級、瑞宝章に8階級があり、春と秋に約4千数百人ずつ授与されています。

 第二次世界大戦後、文化勲章など一部を除き、生存者への叙位・叙勲は停止しましたが、その後、生存者叙勲制度も含めて復活しました。

 ちなみに、昨年10月5日に初会合を開いた森首相の諮問機関「栄典制度のあり方に関する懇談会」は、栄典制度の抜本改革を検討し、今秋をめどに最終報告を提出します。
 同懇談会の議論では、現行制度のうち、肩書や年功を重視する選考基準の見直しや、叙勲制度で受章者の官民比率が「7対3」と言われる格差の是正、文化勲章を含め28段階ある等級の簡素化などが焦点になるようです。
 褒賞すること自体の見直しでは、なさそうです。

 国が、人生に階級を付け、天皇がお褒めになるのは、どうなのか?と言われたら、そうなのですが、天皇制や、法の下の平等という、憲法問題や、ひいては人生観もからんでくる極めて難しい問題だと思います。
 特に、男性は、妙に評価を残したがる生き物であると思いますし、知事表彰を含めて、「お上からお褒め頂く」というのは、わりとご要望のある話のひとつではあります。

 また、おそらく、御身内やお知りあいが、叙勲を受けられたら、今までは勲章なんて、菊の御紋なんて、と反対されていた方も、きっと考え方が変わってしまう、そんな類の話かもしれません。
 当然、その人格面においても、高い評価を受けられているわけで、ご家族にとっても、本当に名誉なことなのです。

 個人的には、現状のままが無理でも、誰もが気持ち良く、感謝し、お祝いできる、そんな形での褒賞というのは、21世紀にもあるべきだと思います。 


 一方、今週は、岡山県にどう役に立っとんなら?いったい何が残るんなら?いつまでこんなことするんなら?と、議員同士で、(県議会)議員の無価値観について、自虐的に愚痴りあう機会が多かったのですが、そんな時、私は、いつも、ふと映画『クール・ランニング』の最後を思います。

 雪の降らないジャマイカのボブスレーのチームが、オリンピックに出るという実話に基づいた話ですが、「なんでわざわざ恥をかきに出場するのか」という、選手の言葉に、監督は、「ゴールすればわかる」としか言いません。
 結局、ゴールの向うには、抜けるような青空があった、というわけですが・・。
 青空・・・。なにか、わかる気がするのです。

 今朝、足の引っ張り合いのような政治討論会を聞いていて、地方はもとより、日本の政治に携わっている全ての者に、澄み渡る青空を見ることができるのか、甚だ疑問に思いました。
 勲章はもちろん、自分一人の青空にも、今の政治は、届きそうにありません。
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2001年2月5日(月)【中国地方自民党県議会議員一期議員会設立】
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 岡山県建設技術センターの重油漏れにつき、センター周辺部地下の油は、やはり燃料タンクのものだったようです。ただ、現時点では、建物下部を中心に、センター敷地の限られた範囲に留まっているとのです。

 本日これより、「中国地方自民党県議会議員一期議員会」設立総会に出席のため、広島に向かいます。広島県議会で、レクを受けて、美術館、広島空港、地下街など視察しますが、毎度お馴染み懇親会(これが、メイン?)があり、明日帰岡です。

 広島県議会は、自民党一期の結束が固く、一派閥の様相を呈していますが、今回は、その広島のお声掛けです。
 ここにきて、「中国地方の自民党」という動きが、増えてきましたが、物流やITに代表されるように、単県で論じられない問題が、増えていることがひとつ。また、間違いなく、若手を中心に、反自民党中央というムードが、できつつあるのだと思います。

 最近、佐藤から、自民党という言葉が連発されますが、地方分権の流れの中で、地方の政党がどうあるべきか、という問題意識によるもので、自民党そのものを擁護しようとしているわけではありませんし、逆に地方自民党が変わらないと地方政治も変わらないと、もがいているのだと、ご解釈頂ければ幸いです。皆、様々な意味で、危機感は持っているのです。
 地方から変えないと変わらない、地方なら変えられるかも、そんな思いです。

 そんなムードの中で、同じような思いの若手の会が設立されるというわけです。議員に千里眼のような特殊な能力があるわけではありません。時代の中で、もがいてもがいて、次の一手を生み出す経営者と同じです。
 何かのヒントを掴んでこようと思います。
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2001年2月6日(火)【びんごエコタウン構想】
                     −2月議会一般質問にー
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 ご案内の通り、広島県は、広島圏域(西)、備北圏域(北)、備後圏域(東)、臨空都市圏域(中)の4ブロックに分けられます。実は、この春より、岡山県の9つの地方振興局の良い部分だけ習って、7ブロックにという動きもあるようですが、一般的には、4ブロックです。

 県庁所在地に集中するということは、岡山県でもあるわけですが、広島市は、政令指定都市。集中度が、違います。
 政令指定都市は、いわば県と同格ですから、実は、広島市議と広島市選出県議の関係というのは、微妙です。一般に、政令指定都市の市議が、日常よく見えない県議より「各上」という雰囲気は、あることのようです。

 もちろん、人口が集中している広島圏域は、選出議員も多く、勢い様々なものが、集中するわけですが、これは当然、他圏域には、不満になって表れます。おそらく、岡山県人が、なんとなく広島全体が、岡山を避けるように、西によっているような気がするのは、広島市の位置からして、むべなるかなです。
 ただ、同時に、これは広島の弱点でもあります。

 そういう背景のある中で、昨年12月13日付で、「びんごエコタウン構想」が、通商産業省と厚生省から、エコタウンプランとして、共同承認を受けました。
 エコタウン構想の主な内容として、先進的なリサイクル施設の集積、関連する企業・産業間の連鎖、革新的なリサイクル技術等の研究・開発機能の充実が、挙げられます。
 現在12地域のエコタウンプランが、承認を受けており、広島県は、中国地方初です。

 そもそも、エコタウンプランとは、エコタウン事業を行う再の基本的な計画で、ここでいうエコタウン事業とは、地域の産業蓄積を活かした環境関連産業による地域振興及び地域の独自性を踏まえた廃棄物の発生抑制・リサイクルの推進を図り、先進的なまちづくりを行う事業です。
 そして、この事業に対して、ハード面(独創性、先駆性が見られ、他のモデルとなりうる施設)、ソフト面(環境産業見本市・技術点の開催事業、情報提供事業等)で、2分の1の国からの助成があります。

 対象地域は、三原市、尾道市、因島市、福山市、府中市など22市町村で、モデルとなるリサイクル施設として、第三セクターの福山リサイクル発電(RDF=ゴミ固形燃料発電)、日本鋼管(使用済みプラスチック高炉原料化施設)、エフピコ(食品トレーリサイクル施設)、ICI帝人フロロケミカル(フロン破壊・代替フロン再生施設)などが、あります。

 なかなか、イメージがわきませんが、例えばモデル地区では、循環資源からのエネルギーの自給を目指し、廃棄物排出をゼロ(ゼロ・エミッション)に、循環型施設、試験研究機能、環境学習機能の集積、整備を目指すというものです。

 まさに、備後圏域にとっては、環境を軸にしたまちづくりをしていくという、宣言であるわけですが、はて岡山県では、どうであろうか?

 頂いた資料を軸に勉強させて頂き、なんとか2月議会の一般質問に持っていけたらと思います。
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【中国地方自民党県議会1期議員達】 
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 ー 夢を壊すな −

 昨日からの自民党中国地方県議会議員1期議員会から帰ってまいりました。中国5県には、36人(うち女性1人)の自民党県議会議員一期生が、います。
 今回は、うち25名の参加で、岡山からは久徳議員と私の2名の参加でした。実は、岡山1期8名の半数は、国外に研修に出ており、たまたま2人になってしまったのです。

 日々の何やかやの抜本的な解決にはなりませんが、同じ時代を地方議員として頑張っている方がいることは、励みになります。また、その地元に、親近感がわいてきます。私も、結局は大勢の一人です。

 もっとも、なぜ、より、どうやって議員になったのか、というと十人十色で、これほど変わった経歴の人が集まる業界も、そうそうないと思います。
 共通しているのは、カラオケになると、渡世人のような、妙に説教クサイ歌、人生の悲哀あるいは応援歌をがなりたがるところでしょうか。

 そのうち、超大物の国会議員の秘書を数十年務めて、議員になられた方には、圧倒されました。私は、基礎から鍛えて一軍を目指します、などと寝ぼけたことを言ったりしますが、一期でも、即戦力という議員があるとつくづく思いました。いわば、私は、ぶちのめされた形でしょうか。

 私の父と同い年のこの議員の言葉で、妙に印象に残ったのが、「議員は、夢を壊すな」という台詞です。ここのところ私がついぞ忘れていたような、自信や誇りを感じました。不安を見せない、肯定を貫くのものも、議員の仕事かもしれません。
 「ちょっと無茶なところもある」、多分議員には、誉め言葉でしょう。

 それにしても、どれだけの議員が、一票に託された夢を自ら破壊してきたか。裏切ってきたか。どれだけ、政治に、やる気を削がされてきたか。

 議員に売る物はありません。投票という行動は、夢を少し買ってもらうようなものです。果たして、私に、夢とか期待をかけて頂けるものか、わかりませんが、なにしろ先がわからない(自分でも)という、おもしろおかしさは、あるなぁ、でも、やってる本人は、たいへんだなぁ、などと思いつつ、高速をブイブイいわせて帰ってまいりました。

 そうです、佐藤には、まだなんぼか夢があります。
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【広島空港に負けるな!!】  岡山ー成田便の開設を!!
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 別にケンカを売っているわけではありますが、岡山県人としては、まず岡山空港です。ただ、太平洋・瀬戸内海沿岸に、ズラズラと新幹線のぞみ号の停車駅より多い数の飛行場を造ることが、国策としてどうなのか、我田引空港ではないのか、個人的には、疑問も持っています。

 広島空港は、その333の広島県のバランス感覚からか、1800mの広島西空港を沖出しすることなく、竹原より高速道路のアクセスの良い本郷、すなわち広島県のど真ん中に、平成5年に造られました。
 JR白市駅から公共交通を延伸できないかという構想もあるようですが、広島市街地から高速で約45分(1150円)、リムジンバスはピストン輸送しますが、地方空港として交通アクセスが良いとは、お世辞にも言えません。

 構想当時は、ただの空港でなく、公園に囲まれた庭園空港をコンセプトに、周辺には、サイクリングロード、第三セクターのゴルフ場・エアポートホテルなどが、整備されています。
 シンガポールや台湾に行かれる方、パック旅行で行かれる方は、あるいはこの1月25日に岡山よりも一足早く3000m化した広島空港を使われるかと思いますが、一般的には馴染みが薄い空港かもしれません。

 もっとも、空港乗降客数では、国内線全国11位。国外線全国9位で、本州では仙台と並び3大都市圏の空港に次ぐポジションにあります。とりわけ、広島ー東京便は、100万人以上(国内301路線中22路線のみ)の路線であり、現在国内9路線・1日24便。国外6路線・週21便が、運航しており、年間利用者は、326万人を越えます。
 平成10年には、閣議決定で、中国・四国地域のグローバルゲートとして位置付けられるに至っています。

 この空港の最大の問題は、550mの高地(松本に次いで全国2位)にあるため、霧が発生し頻繁に欠航があることで、計器着陸装置の高度化が必要です。また、岡山空港と違い有料ですが駐車場の拡充等々設備の充実も課題となっています。

 しかし、なんと言っても新規路線の誘致が課題なのは岡山空港と同じです。物流拠点という認識は薄く、貨物専用機誘致に積極的とは思えませんでしたが、新規路線拡大には、貪欲です。

 実は、2002年ワールドカップ開催に合わせて、成田空港で2000mの滑走路が暫定使用されるそうですが、問題はその後。いきなり直行便は、誘致できずとも、広島ー成田を飛ばし、広島ー成田から海外へという実績を作り、将来的に広島直行を目指す腹づもりのようです。

 これは、岡山的には黙っていられません。ここは、ひとつ岡山も成田便を開設し、広島と競争すべきではないか。
 私が、広域交通物流対策特別委員会でかまし、久徳議員が本会議で、一般質問と連携作戦を考えています。

 忘れてはいけません。同じ3000m延長でも、その建設費は、広島は国費。岡山は、県費なのです。
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【広島市初の地下街・シャレオ】 吉本興業広島進出
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 おそらく4月14日に、広島の紙屋町に「シャレオ」という地下街がオープンします。紙屋町の交差点といえば、交通渋滞がどうというより、お世辞にも街として美しくありませんが、あの真下に十字架型(南北220m×東西390m)の79店舗の地下街が登場します。
 八丁堀から紙屋町に、徐々に町の中心が動いているようです。

 総工費486億円。206台の駐車場は、国土交通省直轄で、総工費100億円。ゼネコン目白押しのJVの大事業です。
 資本金127億円の広島地下街開発株式会社は、県55億円。市75億円。他に、広銀、そごう、中電などが株主の第三セクター。

 アストラムラインの県庁前駅、本通駅直結。広島そごう、広銀本店、デオデオなどとは、地下で直結。広島市民球場前にも出ます。岡山からは、白十字、マリンポリスさん進出です。

 地上の交差点は、人間を通行させないという案もあるそうで、賑わいは必至。平日12万9000人、休日16万3000人の来街が予想されます。
 ちなみに、小売り吸引人口は、全国9位の134万5916人。通勤圏人口は、183万6897人です。岡山は、商圏には入っていませんが、松江、山口、小郡、福山、今治を囲む流行品商圏で、550万人を見越しているようです。
 おそらく、店舗は、午後10時30分頃まで開いているのでは、とのことです。
 相乗効果もあろうとは思いますが、既存百貨店、商店街への影響も懸念されます。

 ちなみに、吉本興業が、デオデオで定席公演するという話があるようです。現実となれば、岡山的には、良い話とは言えないかもしれません。

 工事現場を見させて頂いて感心したのは、バリアフリーや、ちょっとした、しかし大きな気遣いで、例えば、障害者トイレは人工肛門の方にも対応。女性トイレに男子小児用便器がある。おしめ交換所は、男子トイレの側にある。緊急非難時の視覚・聴覚障害者の誘導設備など、誰にも優しい地下街になるようです。

 個人的には、岡山にとって、長い目で見て、一番街が本当に良かったのか、やや疑問を持っているため、この「シャレオ」に注目したいと思います

お好み村の横に、また同じようなお好み焼き専門店が集積したビルが建つそうです。
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2001年2月7日(水)【養護学校と医療的ケア】
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 今日、思い切り難しい課題を頂戴しました。
 ただ、今日の段階の答は、「国の動向を見守りたい」です。いわば、旧文部省と旧厚生省の間(はざま)の問題で県としては、独自の施策に踏み出せない状況なのです。
 具体的な話は差し障りもあるので、抽象的な制度論を書かさせて頂きます。

 養護学校に在籍する児童・生徒の障害が重度・重複化、多様化したと言われていますが、呼吸障害、摂食機能障害、排泄障害、体温調節障害等、健康管理に極めて配慮を要する児童・生徒も増えているそうです。

 そして、障害のために、「医療的ケア」を日常的に必要としている児童・生徒もいます。
 ここでいう「医療的ケア」とは、在宅医療・療育が普及する中で、医師の指導管理を受けながら保護者が日常的に行っている痰の吸引や経管栄養、導尿などの行為を指し、医師にしか認められていない、「医療行為」と区別しています。

 しかし、医師や医師の指示を受けた看護婦(士)でない学校教職員が、痰の吸引や経管栄養、導尿などを行った場合、「医療行為」として、医師法第17条や保健婦助産婦看護婦法(保助看法)第31条に違反するおそれがあるという点で問題になっているのです。
 要するに、医療的ケアを保護者以外の第三者が行った際に、万が一の事態が生じた場合の責任の所在と学校の管理責任の問題が、不明確なのです。

 勢い、はなから不足の事態に備えて、医療施設の近隣に養護学校を造るか、医療的なケアが必要な児童・生徒には、在宅の訪問教育を勧めるか、という安全対策の方向になります。

 そこで、医療施設に近くない学校には、看護婦(士)を各校に配置するか、訪問看護ステーションの看護婦(士)を派遣してもらえないか、あるいは、校医の訪問を増やせないか、ということになるわけですが、その答が、冒頭の物です。

 現在「医療的ケア」に取り組んでいる学校のほとんどは、「保護者の依頼・委託に基づいて、特定の子どもの特定の医療的ケアについて、特定の教職員が医師(指導医・校医・主治医など)に指導を受けて行う」スタイルになっているそうです。なにか良い知恵はないでしょうか。

 福祉先進県として県独自の施策を打ち出して欲しいところです。早晩問題になってくることと思います。
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2001年2月8日(木)【市町村合併案について】
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 岡山県市町村合併検討委員会の答申が、いきなり発表されました。そろそろとは思っていましたが、昨日発表されるとは知りませんでした。
 知事は、あくまで叩き台と言われていますが、こういった県政の最重要課題、方向性をいきなり知事のコメントつきで、マスコミ発表する、そのやり方が、議会軽視、地元無視と批判を受けることに、知事は、もう平気なのだと思います。昨年の事業評価委員会の答申の発表と同じ手法です。

 マスコミ発表の翌日、郵送されてきた答申概要に、決してソフトではない知事の手法の怖さを見ます。もちろん、先に世論を味方につけないと通せないという意図は、わかりますが、意外に強引な政治手法です。
 もとより、地方分権の流れの中で、全国の自治体数を1000にするという市町村合併自体に私は、反対ではありません。開かれた県政も、大いに結構です。しかし、その方向性は、委員会や本会議の場で、まず発表されるべきである、それが報道されるべきである。このマスコミ発表のやり方には、反対です。与党議員として、本当に残念です。
 ただ、生意気を書けば、政治家としては、ある面、高く評価できる強引さだと思います。


 さて、昨年11月22日に、自治省市町村合併推進本部決定、同11月27日に、地方分権推進委員会の意見書、同12月1日に、行政改革大綱が、出されましたが、今回市町村合併が、急がれている理由は、言うまでもなくそれを誘導する国の支援策の期限が迫っているからです。

 合併に向けた取り組み自体にも、その準備経費に特別交付税措置があり、合併準備に向けた定額補助もあります。
 合併後は、合併年度及び合併後10ヶ年度は、合併しなかった場合の普通交付税額を全額保障、さらに、その後5ヶ年度は、激変緩和措置が、講じられます(合併算定替)。その他、建設事業に対する財政措置、合併市町村振興のための基金造成に対する財政措置(合併特例債)、合併直後の臨時的経費に対する財政措置(合併補正)、新たな特別交付税措置、合併市町村補助金など、支援メニューが、目白押しです。
 しかし、こういった合併特例法(昭和40年!!)は、平成17年3月31日までに行われた市町村合併についてしか適用されるません(以後失効)。

 今回の、答申は、そういった流れに沿ったものです。

 私は、発表のされ方は、ともかくとして、個人的には、かなり細かく検討された合併案そのものは、充分に評価できるものだと思います。ただ、これは、岡山市の人間だから平気で言えることで、郡部の首長、役人、議員などにとっては、まさに死活問題。楽しいはずがありません。総論賛成、しかし各論は・・・。

 昨年の大規模公共事業見直しと相俟って、予算議会の2月議会は、大荒れ必至でしょう。
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2001年2月9日(金)【うちの町内自慢】
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 自民党NPOセミナーは、3月24日(土)午後2時から5時、国際交流センター8Fイベントホールに、勝手に決めました。が、さぁ、走ってから考える佐藤君の本領発揮、自民党大御所に根回しが全くできてないぞー。知らんぞ。
 あぁ、若気の至りだねー(嘘付け、この確信犯!)。


 我が平和町北部町内会は、先日亡くなられた前町内会長のご尽力もあり、街中にしては、実に町内会らしいものがあります。佐藤も、だんだん古い家ですが、実は、この町内、長い歴史の中には、結構有名人がいるのです。

 最近では、岡山県指定の重要無形文化財の技術保持者(人間県宝!!)、金工の刀身彫刻で超有名な柳村仙寿さん、そして、今日ご紹介するのは、下山恭正君です。

 下山君は、一宮高校の一期生で、佐藤夫婦とは、同級生。「つるの玉子」もつくりますが、その実態は、ヴィオラ・ダ・ガンバの奏者という芸術家。日本とフランスを行き来しながら、「岡山古楽セゾン」ということで、彼自身がプロデュースして、岡山市オリエント美術館で、コンサート活動を展開しています。

 そもそも、ヴィオラ・ダ・ガンバとは、えーと、えーと、えーっと、なんだか、日本で言えば琵琶のような古楽器なんだそうです。要するに、んーと、んーと、ヨーロッパの伝統・文化です!!(す、す、すまん!下山君。)

 大切なのは明日(土)の演奏会!!!!!オリエント美術館で、午後7時開演です。
 明日は、‘ヴェルサイユを聴く‘ということで、ルイ王朝時代のフランス宮廷音楽を当時の楽器で、聴くのです。落語好きで、寄席通いをしていた私には、ちょっとそぐいませんが、誰もが、なんとも言えない気品というものを感じるはずです。なんか貴族になったみたい。

 また、なるほど、オリエント美術館をこんな風に使えるんかと多分驚かれると思います。岡山に文化の香りがします。きっとこれは相当のことなんだろうなぁ、と何もわかっていない私が感じるんですから、わかる方には、かなり凄いものだと思います。
 本当に、東京でもめったに聴けないレベルらしいですよ。
 岡山に文化がない、とお嘆きの貴兄に、文化が何たるか、教えてくれるでしょう。私も、明日は文化に浸りにまいります。

 なにより、同級生が、自分の道を貫いて頑張って生きているのを見るのは、単純にうれしいし、励みになります。


 それにしても、誇り高き芸術家2人とよくわかんない県議会議員もいる平和町北部町内会。頑張れ、平和町北部町内会!負けるな平和町北部町内会!いいぞ平和町北部町内会!ここで、一発、平和町北部町内会!
 平和町北部町内会は、岡山の明日をつくります!
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2001年2月10日(土)【自民党NPOセミナー企画書づくり】
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 この際、順番が、ムチャクチャですが、本日、「自民党NPOセミナー」の企画書をここでやっと作り、逢沢代議士に、ご相談に伺いました。かえって、貴重なお時間を割いて頂いて、私の次回の選挙のご心配を頂いたり、様々なアドヴァイスを頂戴したりして・・・・・その懐の深さに、またまた、甘えてしまった次第です。本当にありがたいことです。なにかとても、申し訳ないです。
 それにしても、佐藤君、暴走しとんなぁ〜。

 さぁ、問題は、ここからです。県議会の重鎮を説得してまわらないといけません。でも、もうやることに決めてます。しかも、企画書には、いつのまにやら次回は、「自由民主党中心市街地活性化セミナー」をする、とおまけつき。
 いつ決まったんだ!?

 ところで、昨日、熊代代議士から、ご連絡頂き、メール通信を送って下さるとのこと。送って頂いたのは、「クマチャンメール第5号」!!
ttp://www2u.biglobe.ne.jp/~AKICHAN/NIKKI.htm
 多くは、語りません!!是非上記Webをご覧ください!!


       企画案(なんと大雑把!!)

企画名  自由民主党NPOセミナー
         「輝けNPO!!(仮称)」

主催   自由民主党岡山県支部連合会青年局
     自由民主党岡山市第1選挙区支部青年部
     自由民主党岡山市第2選挙区支部青年部

企画意図 混迷する社会状況の中で、常に市民とともにある自民
     党が、行政、企業、市民と協働して真に豊かな社会づ
     くりを実現するために、市民活動の中核となるNPO
     を積極的に応援する(無党派層に対する自民党青年局
     からの積極的アプローチ)。

日時   平成13年3月24日(土)
      午後2時〜4時30分

場所   国際交流センター8Fイベントホール
      岡山市奉還町2−2−1
      TEL256−2000

規模   椅子席165人(立ち見可)

告知   取り上げて頂けるかは別にして、広くマスコミに対して行
     う。また、街宣車の使用も辞さない。まちづくり、文化、
     環境、福祉、NGO、青年団関係等々自民党支援の有無に
     関わらず、個別に広くお声掛け。NPOに関心のない方の
     動員はしない。他党の議員の出席はご遠慮頂く。

会費    300円程度(会場費約3万円・資料代実費)
        事業費は、全て会費を持って捻出する。

当日配布資料  国関係(選挙区事務所)、県関係(佐藤事務所)、
        参議院選挙に関する資料配布可。

 会場設営     佐藤事務所

 受付        選挙区事務所および佐藤事務所

 概要
              司会 自民党岡山県支部連合会青年局

 午後2時〜     国歌「君が代」ならびに、自民党党歌斉唱
 午後2時5分〜  主催者代表挨拶
 午後2時10分〜 来賓挨拶
           自由民主党第1選挙区支部長逢沢一郎代議士
           自由民主党第2選挙区支部長熊代昭彦代議士
 午後2時25分〜 祝電披露
 午後2時30分〜 経過説明等
           基調講演 内閣官僚による
                    (熊代事務所より調整)
 午後3時〜    休憩
 午後3時10分〜 パネルディスカッション
           コーディネーター
            自民党岡山市第1選挙区支部青年部より
           パネラー
            官僚、まちづくり団体、演劇関係、環境、
            福祉(介護保険)より。
 午後4時10分〜 質疑応答:フロアより挙手にて。
                 代議士への要望も可。
 午後4時30分  終了


参考
   第2回自由民主党青年局・部合同企画
   「自由民主党中心市街地活性化セミナー」
    日時 未定
    場所 三丁目劇場(←また、勝手に!!)
    以後第3回以降、福祉、環境、国際貢献などをテーマに展開する。

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2001年2月11日(日)【建国記念日】
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 本日は、建国記念日(紀元節・皇紀2661年だそうです。)でしたが、日本国民として、皆様どうこの休日をお過ごしになられたでしょうか?
 私は、昨年に引き続き、護国神社を参拝し、「建国記念の日奉祝岡山県民大会」に、出席して参りました。

 岡山県議会議員では、唯一の出席になりました。拝殿は、まさに極寒でした。おそらく、憲法記念日同様、多くの市民集会が地味に行われ、右翼の街宣車も走っていたとも思いますが、個人的には、なんというか、参拝すると単純に気持ち良いのです。多分行かれれば、わかります。日本があります。

 自分の中で、整理がつかないのですが、日本人として、すがすがしい、と感じる私は、異常でしょうか?逆に、単純に祖国の誕生日を国民こぞって祝えない今の日本は、心底さみしい国だと思ってしまいます。

 真正面から、天皇制を感じることに、国の成り立ちを考えることに、我々は、臆病になりすぎています。まずそこに、事実日本があったことを肌で感じないといけません。そして、次にどうするかです。

 気付かない?気付かぬ振り?気付いても何も感じない?
 大会の決議文の中には、正直理解できない部分もあります。「天皇陛下万歳」は、喜んでしますけれども、多分今後も、どこか慣れないかもしれません。
 ただ、次の世代、例えば友紀の世代に、どう日本を引き継ぐのか、決して避けてはいけないところだと思います。重要なことは、我々の世代が、曖昧なまま、タブーにしないことです。そのためにも、肌で感じる努力が必要です。
 日本を感じなくてはいけません。ここに日本があった、今の日本はこうだ、これから日本をどうするか。ひっくるめて日本です。

 逆に、前の世代が、曖昧にすることを私は、許しません。徹底的に、日本という国のあり方を議論して欲しいのです。もっともっと語って欲しい、もっともっと受けとめよう、日本を引き継ぐために。順送りです。バトンリレーです。
 愛する日本のために。この地に生まれ、生き、生まれ出ずる人のために。

 今日は、ただの3連休の中日ではありません。経緯はどうあれ日本の誕生日でした。日本を語る日でした。真正面から日本に向かう日でした。
 30年後、我々は、この日をどんな形で迎えているでしょう?


 私は、根本的に自国を愛せない人間が、世界を愛せるわけがないと思います。国を愛することは、結局は、自分以外の人を赦し、愛することですから。
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2001年2月12日(月・振替休)【総務大臣就任祝賀会】
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 ここ数日、友紀の極めて悪質な夜泣き(真夜中に絶叫!!)に、夫婦で耐えています。日頃、結果として非協力的になる分、いかに、ここで協力的な、「夫婦で子育て頑張ろうな!!」、という態度を示すかが、男の甲斐性ですよ。と、仏の真ちゃんになっています。(妻の評価は、知らない)


 さて、本日は、今夏参議院選挙を控えた片山虎之助先生の総務大臣就任祝賀会がありました。私が、この業界に入って、あそこまでプラザホテルの4階が、埋まった会合は見たことがありません。
 扇千景国土交通相も来岡、平沼大臣も帰岡しての大大盛況。まさに、底力を見せつけられました。

 しかし、やはり旧来の自民党支持層である業界、団体の方が多いのは事実です。また、地方議員の寄りが悪かったのも、ちょっと心配と言えば心配です。
 いずれにせよ、閣僚を3人出し、森政権を支える岡山県が、全国有数の大激戦区になるのは、必至。
 岡山は、もろに、永田町の風を受けます。


 すみません。本日この後は、父親します。
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2001年2月13日(火)【小学校における英語教育】
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 中高大学と計10年間も英語を学び、浪人時は、最大瞬間風速、偏差値70以上あっても、私は、英語が話せません。昨年ホームステイでは、酷い目に遭いました。いまや中学1年生並みの英語能力です。
 ですから、日本の教育、とりわけ英語教育は、かなり間違っていたと思います。全く使えません。

 ご案内の通り、文部科学省は、「総合的な学習の時間」を、01年、02年を移行措置期間として、小中高に導入していきます。例えば、情報、環境、健康、国際理解といったテーマで、各小学校で学習指導が行われます。
 小学校に、英語という課目が、増えるわけではありません。

 新聞で、その是非が議論になったりしていますが、「小学生も英語を学ぶようになる」、という言い方は、必ずしも適切ではなく、実は国際理解教育の一助として、英会話を学ぶことも「できる」、ぐらいが本当だと思います。文部科学省は、中学の英語学習を降ろすことを厳に戒めています。

 ただ、前述のように、教科書のないこの「総合的な学習の時間」は、全てが各学校に任されており、実際どのように英会話指導が行われるのか、特別非常勤講師として、ALTやJLTが入るのか、教諭自ら指導するのか、留学生や地域の方が、どう関わるのか等々学校によって、まちまちなのです。

 私は、本当に教育の機会を均等に与えられるのか、一歩間違えれば憲法違反になるほど大きな問題を孕んでいると思います。
 少なくとも、現場の負担があまりにも気の毒です。なにより、試すのも良いですが、困るのは、子供達です。個性重視の見直し等々、中央の大混乱の被害者は、子供達です。

 今日、公民館で児童英語教育を実践されている方のご相談を伺っていて、やり方次第では、「総合的な学習の時間」の国際理解のうちの英会話が、小学生から「英語嫌い」を引き起こす危険を内包しているという危惧を感じました。
 私には、各学校に対応を任せれば良いというレベルの話には、とても思えませんでした。

 会話は、コミュニケーション、自己表現の手段である、言語は道具のひとつである、身振り手振りを加えて、ともかくまずは相手に伝われば良い、何とか理解できれば良いという原理原則に戻らないと、国際理解の一助どころか、結局は、記憶に頼った悲しい受験の道具に、英会話が、堕してしまいます。

 異文化の人にも伝わる喜び、こっちも受けとめられる喜び、なんだ同じだね、あれここがちょっと違うね、でも楽しいね、それが国際交流の最初でないと。
 これからの子供達が、私達と同じ轍を踏んではいけません。

 隣接する小学校で、個性や校風というより、全く授業内容が異なるということが、現実問題これから起きてきます。「総合的な学習の時間」は、その覚悟が、必要です。結構難しいですよ、これは。

 引き続き勉強して、報告させて頂きます。
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【重油漏れ続報】

 岡山県建設技術センターの重油漏れにつき、これまでのボーリング調査(14個所)の結果、漏出した油の留まっている範囲が推定されたことから、隣接の用水路等への油漏れ防止のために、敷地西側に鋼矢板(長さ62.8m、深さ7〜8m)の設置工事が、明日から行われます。
 また、漏出した油を回収するための井戸の工事も、19日(月)に、着手予定です。
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【その340について】

 その340について、幾らか疑問の声を頂戴しましたので、補足致します。

 私は、皇国思想や戦争を賛美していません。
 前も書きましたが、私の曽祖母や親戚は、岡山大空襲の際、この地の防空壕で死んでおります。誰に殺されたの???
 ここ桶屋町は、多くの方がなくなり、西川に屍が浮いた地です。戦後、平和を祈って、平和町というのだ、と以前も書きました。

 私は、建国記念日を祝わない人を全く責めていません。自分が、正しい祝い方をしているとも思いません。他の方に、参拝せよとも、日の丸を揚げよとも言っていません。ただ、皆で祝えない状況が、日本の有り様が、悲しいのです。
 しかし、せめて、この日(建国記念日)に、日本を感じようと言っております。今、感じないと、きっと有耶無耶になってしまうのです。
 感じた結果の方向は、それぞれあるでしょう。別に、市民集会の方も、右翼の方も、攻めていません。それが、彼らの感じた後の行動なのですから。少なくとも、議論は始まります。
 私は、後世にこのまま引き渡しできません。

 また、天皇陛下ばんざいと叫んで祝うのだけが、良いとも思いません。根本は、アメリカの7月4日のようにならないか、という思いです。(歴史的な経緯は全く違いますが。)結果、ことさら派手なただのお祭りでも、それはそれで健全で良いと思います。お祝いできれば、建国記念日が、2月11日でなくても良いのかもしれません。ただ、紀元節という我が国の歴史を敢えて見ないのもどうかとも思います。

 問題は、こういった日を何も感じずに、休日の一つとしてやりすごすことです。我々は、5月3日も、8月15日も、11月3日も、ただの休日にしてしまうのです。
一番いけないのは、無関心です。無関心を攻めたく思います。だから、感じる努力をしよう、という主張です。こう感じて欲しい、という主張ではありません。

 また、個々の思想の違いと片づけずに、大政翼賛だの、全体主義だのとナーバスにならずに、国家観の大枠の合意、国民のコンセンサスをとるために、語り合うことを若い世代は、していくべきだと思います。
 日本を語ることは、また、世界と語ることですから、つまるところは、世界注視の中、憲法論争を徹底的に開始する時期に来ているのでしょう。
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2001年2月14日(水)【会合のご案内】
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≪Group A&Z設立20周年記念フォーラム≫

 逢沢代議士が、会長をされている政治経済の異業種交流勉強会GroupA&Zが、設立20周年を記念して下記の日程で、記念フォーラムを開催します。代議士の松下政経塾時代からの勉強会で、今回は、政治がテーマ。昨秋の政変から今日までの生々しい話、今後の方向も、聞けるはずです。
 とりわけ、パネラーの福岡先生は、私にとって大学の大先輩で、秘書時代から可愛がって頂いております。先生の論旨明解なシャープな切り口の討論も楽しみです。
 参加ご希望の方、ご一報ください!!

Group A&Z設立20周年記念フォーラム
「21世紀 日本はどうなる 政治をどうする 
                  −新しい時代を築くためにー」

平成13年2月24日(土)午後6時より
岡山ロイヤルホテル(岡山市絵図町2−4
                  086−255−1111)
会費 3000円(懇親会費含む)

第1部 シンポジウム 「21世紀、政治の行方」
     パネラー 逢沢一郎代議士
          福岡政行(白鴎大学教授)
           ttp://home.att.ne.jp/orange/fukumasa/
          中谷 元(衆議院議員・高知2区)
           ttp://www.nakatanigen.com/r_reki.htm

第2部 懇親会(軽食・飲み物)



≪第3回OAK・TREE全国大会 人間の森文明への旅立ち
          −志と情熱をもって人生を真摯に生きよう≫

 「こころ」その323で、お伝えしました講演会。いよいよ今週末です。会場は、岡山シンフォニーホール大ホール。はっきり申し上げて、お願いです。どうかご出席下さい。心よりお願い申し上げます。
 一人でも多くの方のご来場を心からお待ち申し上げております。

平成13年2月17日(土) 午後1時より
岡山シンフォニーホール大ホール
入場料 1000円
講演内容 上甲 晃(元松下政経塾副塾長)
       「人を育む」
     村上和雄(国際科学振興財団専務理事・筑波大学名誉教授)
       「遺伝子オンにして可能性を伸ばす」
     小野晋也(衆議院議員・自由民主党文部科学部会長)
       「人間の森文明への出発」


不来方(こづかた)のお城の草に寝転びて 空に吸われし15の心は、遠くなり
鬼の城の駐車場にて羊羹の包みを広げし 36の春    真治
                             
・・・・ふーう。
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2001年2月15日(木)【文教委員会より】
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 本日は、報告事項として、教育委員会関係のIT講習について。
 県立高校6校と生涯学習センターで、この2月より開始。講師は、ボランティアや時間外に高校教師(1時間2000円)が、務められます。
 13年度には、県立高校全般に拡大。5200人の受講を目指します。県各部、各市町村も同時に、IT講習会を始めており、開催告知情報の一元管理すらできていないのではないか、人気沸騰の反面、そこからして、やや問題がある立ち上がりと思います。

 ともかく、9万人の受講を目指し、来年の今頃は、どうなっていることか。本当に12時間で、例えば高齢者の方が、どこまでパソコンに馴染めるのか、まず総理がゴルフをするまに講習を受けられて、実感する方が良いのでは。
 ひょっとすると、携帯電話の方が、緊急時を含めて、使えるのではないか?私は、そんな疑問すら持っています。
 国家あげてのIT革命。予算丸投げで、いずれにせよ地方は、昔風に言えば、「やるっきゃない」状態です。
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 新聞紙上の知事の講演会でのご発言の真意について、教育長に伺いました。すなわち、「地方分権の流れの中で、地方には裁量があるので、教員の加配、とりわけ、他県の小学1・2年生でなく、岡山県では中学1年生への教員加配を県教委にお願いする」旨のご発言ですが、真実どうか?という私の質問に対して、教育長の答弁は、「従来通り、国の指針に従い」、5カ年計画で効率的な加配を進めていくとのことでした。ちょっと、フライング?

 実は、残念ながら、まだここに書けませんが、別件で、条例を制定してまでの知事の腹案があります。教育や青少年問題に対する知事の並々ならぬ熱意の現われですが、発表は6月議会に向けてとのこと。全国初かも?
 ここは、仁義を守らせて頂きます。


 さて、本日は、下記TVの収録でした。私は思わず「隣のおっつあん」という、発言をしてしまいましたが(昔は、よく地域の人に怒られたものだ、と続くのですが)、流れに全く支障がないからと、そのままオンエアされます。
 個人的には、見て頂きたいような、そうでないようなモノでございます。末藤先生が良い味を出され、結構楽しめる討論会に仕上がっているかもしれません。
 反省会をしましたが、今更どうなるものでなく・・・。
 私、22日は、逃亡します。

 県政討論会 「輝け!21世紀の青少年」 TSCテレビ
     放送日  2月22日(木)午前 8:40〜 9:10
     再放送日 3月 8日(木)午前11:00〜11:30
  出演は、自民党から桑山、末藤、佐藤。無所属から山本の各議員です。
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2001年2月16日(金)【IT講習会について】
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 お恥ずかしい話ですが、IT講習会について、私自身も明確な整理がついておりませんでした。特に、県・市の関係につき、改めて、現状・今後について、分かり易さを旨として、報告させて頂きます。
 私の不勉強で、多方面にご迷惑をお掛けいたしまして、本当に申し訳ありません。

 そもそも、IT講習とは、総務省が、550億円かけてやる事業で、人口割で岡山県には、約9億5600万円の情報通信技術講習推進特例交付金が、配分で降りてきています。県はこれを消化しないと「いけません」。

 受講者数も、全国550万人の頭割りで、来年度中(14年3月末)に、岡山県下で、9万人の受講を目指しています。これらが、各市町村に割られます。
 実際は、成人以上の定員20人、12時間の受講料無料の講習会に、1講習につき171000円から285000円の事業費助成がある、といったイメージで、各市町村、各種団体が、岡山県から、「分任あるいは委託」されて行う事業です。
 そのために必要な講師は、延べ15000人。少なくとも数百人の講師は必要です。講師の手配、パソコンの準備、会場費など実際は、受託団体がやらなくてはいけません。
 各市町村の社会教育施設を主会場に、20人単位で3人の講師。基礎技能を12時間程度無料で指導します。

 ここで、お気づきと思いますが、このIT講習会、それ自体は、儲かりません!!定員20人×12時間に、講師3人で、最大285000円の助成。時給幾らでしょうか?
 結局、ビジネスチャンスがあるとすれば、その後から派生するかもしれない機器や講師料に、期待をかけるということでしょうか。しかし、そこに私は、不公平感を感じています。これでは規模の小さなIT関係の業者が入る余地がないのです。

 また、自宅にパソコンがなくて、ゼロから12時間の講習で、例えば、うちの「おかん(母)」に、何ができるというのでしょう?つまり、パソコン恐怖症を取り除く、それこそが、この講習会の最大・最高(唯一?)のテーマかもしれません。


 では、これを岡山県、岡山市に当てはめます。

 まず、県独自のIT講習会が、県立高校や県施設で、行われます。昨日の「こころ」のような形です。
 さらに、国からの9億の予算の8割は、各市町村に「分任」で流れます。

 岡山県が、例外的に、諸般の事情で、各種団体にIT講習を「委託」するとしても、全県に活動範囲が及ぶ「大きな団体」でないと難しいようです。
 また、「委託」された「大きな団体」も、多くは、全県に営業展開する業者に「再委託」する形になりますので、県のIT講習会に関わる業者自体も、結果として「大きな業者」に限定されます。
 言うまでもなく、「団体」に「委託」されることがあったとしても、一般参加が可能でないといけません。

 企画振興部情報政策課が、担当です。


 次に、岡山市に当てはめると、具体的には、地域振興課地域振興係(市役所代表TEL803−1000)の担当で、県からの分任の割り当ての3万人が、岡山市分です。すなわち、来年3月末までに、市民の20人に1人は、受講しないと消化できません。
 最後は、お年寄りは、半ば強制受講になるかも?老人会に入っているような元気なお爺ちゃん、お婆ちゃんは、連行されるかもしれません(笑)。予防接種と同じで、早い方が良いかも?じっとしてればITは、恐くないよ。
 本当に、現場はたいへんです。

 基本的な運営・計画の枠組みは、市が行いますが、実務(講師の調整、機器のセッティング)は、岡山市の第三セクターであるキャプテンセンター(225−6100)が、行っています。また、受付業務に限り、実際は、業者に委託し、岡山市IT講習会受付センター(0120−167−000)が、行っています。

 既に、本年度12年度分は、2300人の受講を目標に、市立中学校、小学校、民間施設で始まっています。来年度(今年4月以降)からは、体制が整った中学校、さらには、公民館、大学などに会場を増やしていきます。
 ただ、4月以降については、本当にこれからのようです。


 さて、ここで問題です。

 ある団体で、会員対象に、IT講習会を開く余地はあるか?
 結論から言うとあります。ただ、県は極めて難しいと思います。市は、いけそうです。実は、まだ引き合いはないそうです。もちろん、一般の方も加われるという仕組みにしておく必要があります。
 これから地域振興課に掛け合う価値はあろうかと思います。

 講師として参加出来るか?
 県は、登録の審査がややきついものがあります。市は現時点では、足りているようです。これは、キャプテンセンターへ。ただ、多分儲かりません。

 IT講習は、どこで受けられるのか?
 これが、問題です。新聞に出ないと、県は、いよいよわかりません。市は、広報誌、各支所、公民館等々に案内をしていますが、上記受付センターに、問い合わせするのが確実かも。

IT講習会の視察に行くぞ〜!!
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2001年2月17日(土)【交通社会実験始まる】
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 路面電車LRTの延伸を想定した交通社会実験が、市役所筋(岡山駅前交差点〜大供交差点・約1km)で、今日から20日(火)までの4日間の日程で始まりました。
 路面電車が延伸された場合には、現在の6車線が、4車線になるため、車線数を減らした状態にして交通量の変化や車の流れに与える影響などについての調査です。今回は、運送会社や事業所の協力で、荷さばき駐車場で、荷の積み降ろしを行う実験も実施されます。

 午前中には、抗議活動をする環境を守る団体の街宣車も走り、かえって実験の意図がアピールされました。私も、日中何度も往復してみましたが、やはり百歩譲っても、道路はいつもより混むようです。
 市民の感想を募ったり、いわゆる内環状の交通量調査等も行われますが、土日はまだしも、週明け月・火は、「こりゃええわ」という声は、まずないと思われます。これでは、実験でなく、確認です。しかも、全てが現状であるのが前提の。

 思うに、今回の実験は、交通に与える影響のみに重点を置き、考えられる最悪を想定したもので、端的に、これをもって結論は出せないと思います。この実験をもって、結果として路面電車の延伸化について、市民の気運が盛り上がりませんでした、とするならば、私はフェアではないと思います。
 いずれにせよ、これはあくまで第1回。様々な観点から実証や実験を重ねれば良いと思います。

 ともあれ、この実験に、是非皆さんもご参加下さい。単に今どうだ、でなく、その先に、では都心の交通体系をどうすべきか、それを考える端緒になるだけでも、たいへんに意味のある実験だと思います。


 本日は、自由民主党第一選挙区支部役員会も行われ、しかも小野先生の講演(多数のご来場、本当にありがとうございました!!)をはじめ、セミナー、講演会の特異日で、NPO,ボランティア、IT革命など素晴らしい催しが、目白押し。持ちかえった資料は、まさに「こころ」のネタの宝庫です。
 咀嚼しながら勉強して、改めて報告させて頂きます。
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2001年2月18日(日)
  【DV(ドメスティック・バイオレンス)被害者サポートシステム】
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 昨今、児童虐待と並んで、男性から女性への虐待が、社会問題化しています。岡山県でも、被害が激増しています。(いずれ老人虐待も出てくるという説もあり。)

 本日「DV(ドメスティック・バイオレンス)被害者サポートシステムの実現を」と称して、シンポジウムが開催されました。超党派(自民党を除く)で、参議院議員、地方議員も多く来られ、熱気のある会でした。

 さて、DV(ドメスティック・バイオレンス)は、簡単に言えば、「親密な関係にある、あるいはあった男性からの女性に対する暴力」を言い、ここで言う「暴力」は、女性の人格の尊厳を@身体的A性的B心理的C社会的隔離で、侵すもので、具体的には、@身体的生理的後遺症A精神的後遺症B経済的打撃を与えるもの、です。
 原因としては、@性別による役割の強要など男女の社会的な不平等が根底にあり、A例えば夫婦間のこととして、どこか許されて(不問にされて)きたこと、B女性の経済的な自立が困難だから逃げられない、などなど言われていますが、特殊なケースでなく、どこにも起こりうることです。
 (私は、馬鹿亭主なので、精神的なDVを受けていると妻は言うと思いますが、皆様どうですか〜?)

 さて、現在国では、超党派の議員提案で、DV防止法の制定が検討されています。日弁連などは、明文で「女性に対する暴力禁止」をうたうように提言するようです。


 一方岡山市では、男女共同参画社会基本法を受けての市条例の策定を急いでいますが、この3月には、部会の報告を取りまとめて、全庁あげての行動計画の指針の中に、性別による差別的取り扱いの禁止、DVの禁止といった条項を加えるのと同時に、具体的に苦情窓口を作りたい意向のようです。

 もっとも、県の条例自体は、執行部の方が本日勉強に来られていた段階で、これからです。
 ただ、平田の岡山県福祉センター内の岡山県女性相談所あるいは、クレドビル内のウィズセンターには、それぞれ相談員の方が待機され、真摯に相談にあたっておられます。
 また、岡山県警の犯罪被害者対策室は、臨床心理士に委託したカウンセリング・アドバイザー制度を平成9年7月より始めており、また今2月議会に、24時間体制の犯罪被害者のための一時的保護施設開設の予算計上をしています。ちなみに、犯罪被害者相談ネットワーク(086−233−8349)、性犯罪被害については0120−001−797で対応されています。


 さらに、いくつか課題があります。表題のDV(ドメスティック・バイオレンス)被害者サポートシステムの実現のために、
・DV被害者が、自立して暮らすのに家を見つけるのが困難であるた
 め、資金援助や公営住宅への優先入居ができないか。
・DV被害者の就業について援助制度を。
・DV加害者の男性に対する制裁の法的整備。
・幼少期からのDV防止の教育の充実を。
・DVを目撃した子供達の精神的なケアを(60〜70%いる?)。
・保健所、福祉事務所、婦人相談所、人権擁護委員、民生委員、児童
 相談所、警察、病院などの、ネットワークの整備を。
・女性の駆け込み寺のような民間活動(NPO)ができるか、できる
 とすれば利用者、スタッフ、ボランティア、なにより地域が、どう
 連携し女性を守るか。

 2月議会の一般質問としては、最高の項目です。初の試みですが、重複質問になっても自民党からも出さんがために、一緒に勉強してもらって議員仲間の一般質問項目に振ることも、視野に入れたいと思います。
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2001年2月19日(月)【文教委員会より 第2次査定額発表】
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 財政健全化債を発行しても、100億円以上の収支不足を抱えたまま、先日の第一次査定を受けて、いわゆる知事復活要求を経て、総額約1035億円の第2次査定額が発表されました。これで、平成13年度一般会計当初予算額は、8252億6900万円になります。

 文教関係では、突如として、単県行政施策のIT施策枠として県立学校IT基盤整備事業費1億9202万円も登場。新規事業も満願といったところです。


 さて、文教関係の新規事業で気になるのは、「岡山チャレンジワーク14」です。中学2年生に3日間、職場体験をさせるという事業で、私も所属させて頂いている青年会議所のPTCA運動の提言を積極的に受け入れたもので、全国的にも画期的なものです。家庭、学校、地域(企業)が一体となって、青少年の健全な育成に努める、思い切った取り組みです。

 単県事業で、一挙に、約1683万円の予算が計上されたわけですが、県内100校の中学区のうち、中学2年の3学級の生徒が参加するとすれば、その数合計12000人。1事業所5人単位として、単純に全県で2400社の受入れ事業所が、必要になります。
 青年会議所はもちろん、地域の商店、企業、病院、ライオンズクラブなどに、生徒受け入れ協力の要請をしていく必要があるわけで、その計画につき質問させて頂きましたが、執行部答弁は、ちょっと煮えきりませんでした。
 個人的には、公共施設、官公庁も含めた全面的な地域社会の協力が必要だと思います。また、せっかくのこの事業、単年度でなく、継続する、制度にする、そんな方向で検討して頂きたいものです。
 是非皆様ご協力下さい!!


 「17年晴れの国体」に向けて、1年間にわたり陸上競技場改修工事に伴う埋蔵文化財発掘調査が、終わりました。出土遺構が、350。出土土器(破片多し)が、コンテナ1500箱。出土木製品が、250。建築部材が、750。それはもう、出てきて「しまいました」。
 総合グランドの池の回りは、国指定史跡。このあたりは、もう掘れば掘るだけ出てきてしまいます。文化財としてよほどのモノでない限り、極めて後味が悪いのですが、できるかぎり記録して、「上書き」するしかないのかも。
 ちなみに、改修陸上競技場には、古跡のガイダンスルームが造られます。


 さて、他議員の所属委員会の関係で、どうもDVは、私が質問せざるを得ないことになりそうです。あわてて、レクを受け、視察にまわります。是非ご提言等お寄せ下さい。
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2001年2月20日(火)【広域交通物流対策特別委員会より】
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 本日の広域交通物流対策特別委員会では、玉島ハーバーアイランドの分譲開始についての報告と岡山空港の着陸料等の一部改正についての報告がありました。

 とりわけ、空港の着陸料については、空港、路線間の競争激化に対応して、4月1日より、国内定期便のナイトステイに対する着陸料が、基準額の3分の1、停留料は、基準額の2分の1に、減額されます。
 お隣広島空港の半分ということで、例えば着陸料は、B767で、約7万5千円ですが、ANAの中でも、極めて搭乗率の高いこの路線に、ナイトステイ誘致の約束とは言え、もろもろの経費(客室乗務員の宿泊費など)で、1億円県費を拠出するのがどうなのか、という問題は、あるでしょう。
 他に、あるいは、関西空港のハブ空港を目指して、国際定期便の新規路線および増便に対する着陸料が、基準額の3分の1に、減額されます。
 これらは、いずれも適用開始から3年間の措置です。

 さて、「その334」で、1月に、いち早く3000m化された広島空港に関して、
 『・・2002年ワールドカップ開催に合わせて、成田空港で2000mの滑走路が暫定使用されるそうですが、問題はその後。いきなり直行便は、誘致できずとも、広島ー成田を飛ばし、広島ー成田から海外へという実績を作り、将来的に広島直行を目指す腹づもりのようです。
 これは、岡山的には黙っていられません。ここは、ひとつ岡山も成田便を開設し、広島と競争すべきではないか。』
       と書きましたが、これを今日の委員会で質問しました。

 実際に全国的に国土交通省の動きとしての調査が、あるようです。問題は、もちろん岡山ー成田の採算性ですが、採算が取れれば開設の余地はある、という積極答弁でした。
 遠くない将来、岡山空港から成田へ、乗り換えて成田から世界へ、ということが起きるかもしれません。


 どうしても気になるのが、最近電柱に張ってある『腹腹時計』という映画のポスター。「隣の人が吐く」「失神者続出」「吐いたら主催者へ」ありゃなんですか?
 詳しくご存知の方、是非教えて下さい。
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2001年2月21日(水)【通告の通告】
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 私にとっては8回目になる本会議前(28日開会)の風景が、始まりました。今回も一般質問をさせて頂きますが、その準備に追われています。
 主なテーマは、環境(びんごエコタウン構想、ユネスコ関連より)、看護、男女共同参画社会からDV。さらに、IT講習関連、留学生の問題(これから)を検討したいのですが、例によってギリギリまで、変更に次ぐ変更です。

 今朝は、「看護職員需給見直し」について保険福祉部から、「男女共同参画社会からDV」について生活環境部から、レクを受けました。事実上の一般質問項目の勉強会で、非常に良い建設的な話し合いでした。
 最近は、より一般質問の効果を上げるために、開会前の早い時期に、質問内容を明かす、いわば通告の通告を行うように務めています。

 この時期ですと、執行部にまだ余裕もあり、冷静に話し合いが行えますし、質問に提言を含む場合は、検討の猶予ができます。
 開会して、代表質問初日に財政課を通じて初めて質問内容がわかるのと比較すると、担当課も「あの野郎」という気分にはなりにくいかもしれません。
 本会議でのダイナミックな論戦とは、程遠いですが、一般質問で半歩でも具体的に前に進めるのが我々の役目です。攻撃や論破、批評が、目的ではありませんから。
 明後日は、ウィズセンターや女性相談所といった現場を訪ねます。

 毎度のことですが、大きな施策に関しての党の代表質問、他議員の一般質問をかいくぐっていく、一般質問の難しさ、おもしろさ(具体的にこちらが動けば動くほど、向こうも動く)があります。


 さて、岡山市のIT講習会ですが、立ち上がりは好調のようです。3月1日には、4月以降の会場日程が発表され、各町内会にも案内がまわり、当面人気沸騰でしょう。
 ただ、3万人受講を目指して、受講希望者は、じり貧の恐れもあり、むしろ団体での申し込みは、制度としてはありませんが、やはりウエルカムのようです。その場合、受講希望人数、希望日時、代表者名、できれば受講希望者名簿まで準備されていれば、5月以降といった時期なら、まとめて受講できる道がありますので、御検討下さい。御相談先をお報せします。
 また、IT講習会は、何度でも受けられるそうです。延べ人数なんですね。


 さて、例の「腹腹時計」の正体が、議会警備のAちゃんの調べで分かりました。B級を凌ぐZ級映画で、既にあの街中の軽犯罪法に抵触した無茶なポスター告知からが、その映画のシュールな無茶な世界のようです。検索エンジンから調べられます。
 多くは語りませんが、万障繰り合わせて佐藤真治、もはや行く気になっています。本当にすみません。実はもう我慢できないのです。
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2001年2月22日(木)【生誕百日】
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 今日は、友紀が生まれて百日目。7キロを優に超える巨大な赤ん坊になりました。今日は、お宮に参ります。日々の変化が、なんともおもしろいです。

 今朝の「県政討論会」も、肥満以外は、まだ問題になっていないようなので、視聴後、逃亡はしておりません。
 やはり、末藤先生が、もう最高でした。再放送をご覧ください!

 県政討論会 「輝け!21世紀の青少年」 TSCテレビ
  放送日  2月22日(木)午前8:40〜9:10(放送済み)
  再放送日 3月 8日(木)午前11:00〜11:30
 出演は、自民党から桑山、末藤、佐藤。無所属から山本の各議員です。


 さて、逢沢代議士から直接ご依頼頂き、再度のお願いでございます。先日の講演会には、本当に多くの方に起こし頂き大好評でした。改めて心から御礼申し上げます。今回も、ご期待頂けるものと確信致します。

≪Group A&Z設立20周年記念フォーラム≫

 逢沢代議士が、会長をされている政治経済の異業種交流勉強会GroupA&Zが、設立20周年を記念して下記の日程で、記念フォーラムを開催します。代議士の松下政経塾時代からの勉強会で、今回は、政治がテーマ。昨秋の政変から今日までの生々しい話、今後の方向も、聞けるはずです。
 とりわけ、パネラーの福岡先生は、私にとって大学の大先輩で、秘書時代から可愛がって頂いております。先生の論旨明解なシャープな切り口の討論も楽しみです。
 参加ご希望の方、ご一報ください!!

Group A&Z設立20周年記念フォーラム

「21世紀 日本はどうなる 政治をどうする 
                −新しい時代を築くためにー」

平成13年2月24日(土)午後6時より
岡山ロイヤルホテル(岡山市絵図町2−4 
                  086−255−1111)
会費 3000円(懇親会費含む)

第1部 シンポジウム 「21世紀、政治の行方」
     パネラー 逢沢一郎代議士
          福岡政行(白鴎大学教授)
           ttp://home.att.ne.jp/orange/fukumasa/
          中谷 元(衆議院議員・高知2区)
           ttp://www.nakatanigen.com/r_reki.htm
第2部 懇親会(軽食・飲み物)

参加ご希望の方、ご一報下さい。
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 交通社会実験(その346参照)の結果は、びっくりの交通量減!?迂回説が有力ですが、確かに、月・火は、私も市役所通りは、避けました。

 これは、いったいなんの実験だったのか?市役所の広報能力の高さ?自動車は中心部に入らなくても、迂回すりゃできんこともないが(電車を通しても迂回する自動車も多い)という証明できたと考えて良い?
 土日の迂回による客足減で、商店に与えた損害があったら、どうするのか? 人間は、実験動物よりもっと賢かった!!いつも通りに自動車が通らないのでは・・・。

 何を基準に、調査結果の分析をするのか?これは、岡山市政でも10指に入る、歴史に残る「珍実験」の部類かも?誰がこの答を予想したでしょう?
 どうすんでしょう、これをいったい?逆に、シュミレーションできても、今後も証明ができないでしょう。全国の大学の文化人類学かなにかの講義の素材を提供してしまいました。「なるほど・ザ・ワールド」で、黒柳徹子さんも間違う問題。よしっ、ここは、はらたいらさんに、3000点!!
 事実は、小説よりも奇なり珍なり摩訶不思議なり。
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2001年2月23日(金)【それってDV?】
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 我が自民党は体育会系にして、選挙の際には、候補「夫人」の土下座したるを美談とし、いやしくも議員の妻たるもの、耐え難きを耐え、忍び難きを忍び、常に夫の後ろを歩き、よく仕え、代わりを務め、質素にして・・・・・そんな役割を家庭の内外で、妻に強要したら、これはもう完全なDV(ドメスティック・バイオレンス)です。しかも、かなり悪質です。

 というわけで、殆どの男性保守系議員は、男女共同参画社会、いわんやDVを語る資格なし。しかも、節操のない助平なら、なおさら何も語れず。
 極めて後ろめたい思いで、佐藤議員も、DVの調査を進めています。ああ、妻の視線も厳しいやなぁ(しっかり勉強してこい!!と、目が言うとるがな)。

cf : DV(ドメスティック・バイオレンス)は、簡単に言えば「親密
    な関係にある、あるいはあった男性からの女性に対する暴力」を
    言い、ここで言う「暴力」は、女性の人格の尊厳を@身体的A性
    的B心理的C社会的隔離で、侵すもので、具体的には、@身体的
    生理的後遺症A精神的後遺症B経済的打撃を与えるもの、です。
    原因としては、@性別による役割の強要など男女の社会的な不平
    等が根底にあり、A例えば夫婦間のこととして、どこか許されて
    (不問にされて)きたこと、B女性の経済的な自立が困難だから
    逃げられない、などなど言われていますが、特殊なケースでなく、
    どこにも起こりうることです。近年急増(顕在化)していると言
    われています。


 一方で、自民党県議会には、残念ながら現在女性議員がいないため、環境、福祉、NPO、ボランティア、ましてや女性の人権問題等々は、放っておくと、保守からは誰も何も言わない状況になります。
 また、こういった問題が、非自民党からのみ出ることは、結果として、いたずらに解決を遅らせることになります。
 「自民党の先生が、わざわざ来て聞いて下さるのは、本当にありがたいんですよ。」という言葉を聞くたびに、喜びよりも、戒めと受けとめています。

 本日は、朝からクレドビル内のウィズセンターと平田の女性相談所を訪ねました。「その347」のセミナーのパネラーの言葉の裏を取りたいのですが、一言で、DVと言っても、非常に幅があること、生活環境部のレク、ウィズセンター、女性相談所と現場に近づくにつれ、「男女共同参画社会の実現を」という掛け声から、「今日どうして生きていこう?」という、現実問題(職員の方の意識も)になることがわかります。

 「その347」のセミナーで示された課題から、今回の調査で、かなり問題が、具体的かつ現実的になりました。少しは動かせるかも、と思いますが、そこは、一般質問の原稿の「定稿」の日に、ご確認頂けると思います。(実は今まとめきれないのです。)

 やはり、体を動かせば動かすほど、たとえ僅かでも変えられる糸口が見えてきます。不謹慎ですが、これが議員の面白さです。
 ともあれ、インプット、インプット、インプット。本会議が勝負です。
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2001年2月24日(土)【サンダーバード構想】
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 「その224」で書いた岡山要約筆記クラブの20周年記念誌出版記念の会(今朝の山陽新聞参照)に、ご招待頂きました。県議からは、唯一で、石井知事の挨拶の中で、昨年の12月議会の私の要約筆記クラブについての一般質問に触れて頂き、議員冥利に尽きる思いでした。

 昨年12月議会は、一連のこころに記してきたように、聞こえの障害について、今回のDVのように調査しておりましたが、マイブームという一過性の問題のはずがありません。ここがスタートであり、これからも多くの課題が待ち構えています。敢えて言えば、背負うものが毎回増えていくのです。

 たちまち、発行された記念誌「さくらんぼ」をいかに効果的に配布するかが問題になりますが、要約筆記ボランティアに御関心のある方は、是非ご一報下さい。
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 本日、「国際協力ネットワークin岡山」ということで、先のインド西部地震のAMDAの緊急救援の報告がありました。
ttp://www.amda.or.jp/index.html
 今回は、土木機械(重機)2台を含む、医薬品1.5t、毛布2000枚以上、飲料水3t、シーツ・タオル1500枚、テント500キロ以上、携行食糧150キロ、総計30t程度でした。
 岡山市、RNN人道援助宗教NGOネットワーク、NPO法人BLL,岡山レスキューサポートバイクネットワーク、岡山県航空協会、国際貢献トピア岡山構想を推進する会などから報告がありましたが、今回は、とりわけ、両備バス株式会社(スカイサービスサプライズカンパニー)の機敏な判断・行動が注目されました。
 ただ、システムというより、個人的なつながり、いわゆる「つて」に頼った面もある(最後はこれでしょう、やはり。)という指摘もあり、今後こういった緊急救援をいかに体系的にスムーズに行うかという課題も残ったようです。

 いずれにせよ、地方空港で、サハリン、雲南省、インドと緊急救援で飛行機を計3回も世界に飛ばしたのは、岡山だけ。
 これは、十分世界に誇って良いことです。岡南空港と連携しながら、日本中に、世界中に救助に向かう国際救助隊の基地を岡山に作る、という「サンダーバード構想」は、夢がある話だと思われませんか?
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2001年2月25日(日)【解党的再生】
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 昨日は、「Group A&Z設立20周年記念フォーラム」に、大勢の方に起こし頂き本当にありがとうございました。かなりの規模のものでしたが、はて何百人いらっしゃったのか。ご参加の方からは、大変な好評でした。
 個人的にも、論旨明解なシャープな切り口の福岡政行先生に、遅ればせながら当選・結婚・男児誕生の報告ができました。「お前が県議なの?岡山の県議会はどうなっているんだ?」というありがたいお言葉も頂戴しました。


 とりわけ、与党の2分化、すなわち、郡部・農村部を基盤とする「自民党」と都市部(例えば新幹線のぞみの停車駅)を基盤とする新保守政党に、分裂するのではないか、という福岡先生のご指摘は、しごくもっともだと思います。

 県議レベルでも、同じ党でも、郡部と都市部では、問題意識が全く別のところにあるのです。また、共産党を除き、都市部で、イデオロギーの対立があるとは、私には思えません。「実は保守」的民主党議員もいれば、私のような自民党左派(?)もいます。実際、都市部の議員同士の対立の多くは、無意味です。地方議員レベルで、私個人が、民主党に攻撃される理由がありません。


 昨年の「加藤政変」以来、逢沢代議士から様々な形で、裏話を伺うことは多かったのですが、明確に「自民党の解党的再生を目指す」と言われたのは、昨夜が始めてです。私は、非常にうれしかったです。
 じっとしておれば今頃、加藤先生が総理大臣になっていた、と巷間言われますが、現実問題、党内的には、捲土重来は、一回選挙を経ないと難しい状況と思われます。
 ただ、その選挙の際には、やはり新機軸が示されるものと期待したいところです。


 ただ、私も自民党議員です。ご期待申し上げます、などという立場にはありません。私は、私で、地方の自民党を動かさないといけません。
 幸いにして、一般質問「権」を武器に、従来の枠を破壊することは、一期議員でもできることです。また、こうして、思いや状況を発信することもできます。

 私なりに、今やること、やれることは、中央での「解党的再生」に呼応し、あるいは、先駈けて、「戦う」ことです。


「人生腹八分」を我が家の家訓とし、友紀には、「万事良い加減」「無理をしない」ことを父からは、勧めようと思いますが、そんなこともあり、私もそろそろ痩せようと思います。
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2001年2月26日(月)【常任委員会より 補正予算協議】
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 本日の文教委員会では、平成12年度2月補正予算協議額についての審議がありました。この時期の補正は、「事業実施に伴う不要額」「国庫補助事業の確定」「対象人員及び単価の確定」が、理由で「減額」補正されるものも多くあります。
 中には、将来的に45%が地方交付税で返って来る「ミレニアム起債」で、とりあえず補正協議額にあげ、それをそのまま来年度に、繰越明許費予定額と称して繰り越してしまう、「渋川青年の家改修事業費」のようなテクニックもあります。単年度予算制の抜け道と言えなくもありません。

 本日は、また、「教育改革プログラム」が、示されました。長野県政時代には、総合福祉計画と言われていた長期計画の中に、教育行政も組み込まれていましたが、その後、教育は分かれ、平成11年3月の「おかやま教育ビジョン」に基づき、とりわけ重要な課題について、改革の指針が示されたのです。
 が、このプログラムは、ほとんど13年度の施策のまとめで、目新しいものはありません。今後、国の教育改革国民会議の提言や「21世紀教育新生プラン」も踏まえて、毎年毎に示されるものかもしれません。

 さて、本日は、報告事項にない「その他」で、西備養護学校について、質問させて頂きました。
 西備養護は、知的に障害がある子ども達の学校でしたが、今春から、肢体不自由の子供達も通えるようになるわけで、訪問教育から一歩前進で、それ自体は、歓迎すべきことです。
 ただ、問題は、もしもの際の、医療・看護体制がどうか、ということです。
 すなわち、「医療的ケア」の問題に帰結するわけですが、やはり、国の指針の示されていない現段階では、執行部答弁も苦しく、結果として、かなり重度のお子さんは、せっかくの前進ですが、受け入れられないような雰囲気です。
 今後さらに大きな課題になると思われる「医療的ケア」の問題。PTA、現場教師、地域、行政が一体になって考えていかないといけない問題です。


 本日、市町村合併に関しての要綱が、総務委員会で発表されました。答申と殆ど内容が変わっていない様で、2月議会は、「市町村合併議会」の様相を呈するかもしれません。
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2001年2月27日(火)【第三セクター岡山空港開発(株)倒産】
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 昨日、岡山県が出資している第三セクター岡山空港開発株式会社が、会社再建のために岡山地方裁判所に、民事再生法の適用の申し立てを行い、今朝保全管理命令が発せられ、会社は、裁判所の管理下に置かれました。

 岡山空港開発は、本年6月に、レスパール藤が鳴の売却を踏まえた抜本的経営改善に取り組んでいましたが、ゴルフ場利用者の減少やゴルフ場の低料金競争激化により収益減少で、昨年7月以降は、借入金の利子支払いも困難になるまで資金繰りが悪化。事業継続は、困難と判断したようです。

 破産を回避するため、事業の早期再生を図るため、会社が裁判所に申し立てた後の県からの突然の報告でした。

 宮崎シーガイアの倒産が記憶に新しいですが、ここで、県のゴルフ場が倒産。いつも申し上げるチボリ公園は、大丈夫か、いよいよ不安が募ります。

 問題は、第三セクターの会社ですから、役員に県関係者の名前が、多く連なっていること。多額の税金を突っ込み、事業に失敗と、県民の皆さんに、これほどのご迷惑はなく、県庁はもう大慌てです。

 明日からの本会議、大問題が突如として噴出しました。
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2001年2月27日(火)【十三参り】
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 自民党NPOセミナーは、3月31日(土)南ふれあいセンターに、変更です!

十三参りをご存知ですか?

 数えで13歳は、子どもから大人の仲間入りする節目になる年齢で、肉体的にも精神的にも大切な年です。そこで、虚空蔵菩薩にお参りをして、知恵と幸福を授かる十三参り(別名「智恵貰」「智恵詣」)という行事が、行われていました。現在も、数百年に渡り京都嵐山法輪寺や大阪で、近隣では津山と、各地で行われています。
 また、「本身祝い」といい、女子は初めて大人の着物を作ってもらい、肩上げをして十三参りする習慣が、続いています。

 昨年より、青少年の情操教育と健全育成、なにより新しいお祭りを通したまちづくりという観点から、徳吉町(1−2−33)の徳与寺で、この十三参りが、始まりました。
 ご存知の方は、極めて少ないと思いますが、徳与寺は、元岡山藩主宇喜多直家の正室お鮮様のお墓があり、淡嶋様もおまつりしています。位置的には、朝日高と東山バッティングセンターの中間(三勲小学校の東)です。

 私は、小学校の時、この寺のある丘を越えて、塾に通っていましたが、お墓はあるし、うら寂しくて、子供心に、なにか妙に恐かったという印象があります。少しく忘れられていたその無住寺が、十三参りで、蘇ろうとしています。

 のぼりから作っていった昨年は、100人の御参拝がありました。「智恵もち」という菓子も登場し、風情のある祭りでした。まだかなり地味ですが、有志の奉賛会(岡崎彬会長)の手で新しいお祭りが生まれようとしています。
 市民の手で少しずつ大きく育てていきたい手作りの祭りです。

 「それを作れば彼らはやってくる」・・・・テンプル・オブ・ドリームス

 今年は、4月1日(日)午前10時から午後3時(随時)。新小学6年生の男女が対象になりますが、御関係に新小学6年生のお子様がいらっしゃいましたら、是非御参拝をお勧め下さい。ちょっと智恵が貰えます!!
 また、案内状ご希望の方は、是非ご一報くださいませ。
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2001年2月28日(水)【2月定例会開会 社会貢献活動!?】
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 2月定例会が、本日より開会しました。本日の知事提案説明を受けて、来週6日(火)、7(水)と代表質問、8、9、13,14日と一般質問が続きます。閉会は22日ですが、今回は、来週8日(水)に一般質問を希望しているために(気持ちは、NPOセミナー準備に)、個人的には、勝負の早い定例議会になりそうです。

 基本的には、原稿提出は、6日(火)の朝、今日から5日間が、一番の正念場で、頭を使うところです。質問原稿に、貯まったものを一気に勢いで吐き出すことになりますが、短期集中型、一夜漬けタイプの私は、気力が高まらないと、駄目なんでございます。


 本日の知事提案説明は、「こころ」的には、そう新しくありませんでしたが、いくつか個人的に気になる物は、「アイトピア岡山」の実現を目指した「おかやまIT戦略プログラム」、「おかやまアダプトモデル事業」を道路に加えて、川や海といった水辺環境に広げること、「新おかやま国際化推進プラン(仮称)」を基本とした「国際貢献先進県おかやま」の形成、外国人へのボランティア人材バンク、生活情報提供システムの構築、などですが、大きな項目の詳細は、新聞に委ねます。


 むしろ、施策よりも、昨日の岡山空港開発(株)について、知事の陳謝の弁が注目されました(昨日「倒産」と書きましたが、「民事再生法適用申し立て」は、法的には、「倒産」と異なることをお詫びして訂正致します。)が、よくよく考えるまでもなく、議会にも責任があります。
 自民党の議員総会には、社長以下お詫びに来られましたが、例えば第三セクターの「破綻」については、議会のチェックが極めて甘かった側面も否めないと思います。
 特別委員会を編成し直して、公社事業のみならず、第三セクターについても、徹底的にメスを入れないと、今後「破綻」が連発するとしたら、当然議会の責任も重大です。

ちなみに、以下は、昨年10月23日の「こころ207」の私自身の記述です。

『・・・・・・レスパールですが、もともとパブリックゴルフ場などを管理運営する第三セクター、空港開発株式会社が、ん億円の赤字を出し、林野庁への地代相当分(年間500万円)で、民間に賃貸している保養施設です。現在あくまで民間経営ですので、多くは語れません。
 この件につき、ともあれ来年6月に賃貸契約が切れて、云々という話になりますので、・・・・・。ん〜共産党さんに、バトンタッチです。多分もめるでしょう。歯切れが悪くてすみません。』

 問題を認識、予測しつつも、苦しい執行部の回答を受け、これで済ませていました。なぁなぁと責められても仕方ないと思います。深く反省致しております。とすれば、次に予測される問題は、誰がどう見ても、チボリ公園です。
 どこまで、チボリに突っ込めるでしょうか・・・。


 さて、表題の「社会貢献活動」ですが、今回のNPO支援条例のタイトルです。私は、自分の目を疑いました。少しでも、NPO法をかじった人間なら、「『社会貢献』活動をする団体」を支援する、という言葉の欺瞞性や危険性は、すぐにわかるはずです。
 たかが言葉かもしれませんが、私は、本質的にNPOに対する認識が、誤っていると思います。「自由な非営利の市民活動」に、「社会貢献」という要件を課しているのです。
 なぜ、敢えて、国の法律の「公益に資する活動」ではなく、県条例は「社会貢献活動」としたのか。うまく説明できないのですが、微妙にニュアンスが、違う気がするのですが、私の考え過ぎでしょうか。
 県行政の考えるNPOは、あくまで「行政」が「社会貢献」していると判断する、お墨付きを与える、いわば「行政貢献活動」ではないか。それ以外の団体は、助成の対象でないのか。拠点施設との関係は?
 私は、今、知事に、直接「社会貢献活動」の意味を伺いたい気分です。
 NPO関係の方、どう思われますか?
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