2000年10月1日(日)【NPOについてのお詫び】
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 昨日のNPOセミナーに関する記述の中に、一部不適切な表現がありました。中小企業の経営者の方が、NGOやNPO活動に、かなり持ち出しをされているという事実認識は持っておりますし、あるいは大企業の中にも、私財を擲ってボランティア活動をされている方も存じ上げております。
 ことさらそれ以外の地場の「大企業」をイメージしておりました。また、NPO自体が、商工会議所や他の経済団体に接近する、あるいは相互に連携することも極めて肝要だと思います。その点は、あるいは議員が結んでいく責任もあろうかとも思います。
 全く言葉が、足りておりませんでした。訂正してお詫び申し上げます。
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【学校のお宝】
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               略

 さて、今日伺った話で、久々に楽しい学校の話題として、政田小学校の資料館から100年前の珍しいピアノが出てきたが、案外学校には、地域コミュニティの中心として、市場価値があるかどうかは別にして、地域のお宝が、寄贈されているのではないか、そりゃぁ、備前あたりは、なんかあるぞ!と盛り上がりました。

 総合的な学習の時間の導入で、地域と学校の連携がますます重要になるわけですが、先生と子ども達が、学校の中を探検し、お宝を発見し、例えば、総合文化センターで、お宝展示会をし、ホームページにして、インターネットで世界に発信してはどうか?そうすれば、地域のお宝の再発見を通じて、地域への愛情、学校への理解が、深まるのではないかしら?
 学校のお宝を探せ!!「トイレの花子さん」より良いかもしれません。校長室なんか特に、穴場ですね。

 政田と言えば、石井知事の出身地。「学校のお宝コンテスト」を議会で、提案したら、笑われるかしらん。
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2000年10月2日(月)【知事選挙3日前】
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 今日、吉備高原学園高校の10周年記念祝賀会に出席させて頂き、あれこれ考える吉備高原都市ですが、どこか繊細な高校生の歌声を聞くにつけ、いろんなことが、なんとなく切なく感じられました。吉備高原と学園の生徒に、何か良いことが、今後たくさんあればと心から祈ります。
 さて、知事選挙は、しあさって告示です。午後からずっと歩いても、殆どの方が、よくご存知ありませんでした。漠然と11月頃?と思っておられる方も多いです。前回の盛り上がりと比べると、全くの無風です。
 本当は、いろいろ申し上げたいこともありますが、それは選挙の後に、ともかく街中の投票率が、このままではとんでもないことになるのは、確実です。早急な手当てが、必要です。頭を抱えています。

 私が、この業界に入ったのは平成5年ですが、この6年間で、すっかり選挙が変わっていくのを肌で感じています。特に、動員作戦は、決して、(青年層の)新規開拓の有効な手段ではない、と確信しますが、それ以外にも、とことん冷めておられる、のを実感します。
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2000年10月3日(水)【○町界隈について】
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                略 

 その私が、○町を見ると愕然とするのです。なんじゃ、ありゃあ。なんで、あんなに風俗営業があるのでしょう。
 中学以来の親友が住んでいますが、とても一般の方が、住む地域ではなくなった気がします。この時間、昔の穏やかな風景は、どこにもありません。

 実は、今議会で公明党の議員が、田町、中央町、柳町の夜の街の問題について取り上げました。まさに、その地域の議員である私は、お姉ちゃんのいる飲み屋も、そんな飲み屋が好きな人も、なぜかむしろ好きではないのですが、なし崩し的に、こんな形で街が変貌するのは、許せない気がします。一言で言えば、品がなくなった気がします。

 もちろん、楽しみたい人は、楽しめば良いと思いますが、やはり歓楽街にもビジョンが、いると思います。いかがわしい地域を作るなら、住民合意の上、集約させる方が、良いのではないでしょうか。
 反対する地域住民の絶対数が少ないというだけの理由、バブル崩壊後の空きテナントをとにかく埋めれば良いんだ、というもんでもないと思うのですが。
 24時間のコンビニエンスストアの増加と比例して、街が眠らなくなりました。
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2000年10月4日(水)【明日なのに!!】
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 明日知事選挙の告示なのに、出陣式の案内も何もできていません。
 再度お時間のあられる方は、明日、津高選挙事務所に、9時にお越し頂きますよう心よりお願い申し上げます。

 不測の事態も発生しています。どうしよう・・・。
 容赦なく、依頼ごとはあり、選挙が終わってとも言えず、役所に行ったり現地に行ったり、普通に会合もあるし・・・・優先順位をつけられず、パニックです。

 いろんな意味で、この選挙、生涯忘れないと思います。
 宿題を全くやっていないのに、夏休みが明ける!!夢なら醒めてほしいです!! 悪夢です。
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2000年10月5日(木)【やはり汚い児島湖】
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 環境指導課で、児島湖浄化について、伺いました。出陣式で、選挙開始ですが、議員活動を休む気は、ありません。

 児島湖は、農業用水の確保、塩害防止及び湖水面を低位に保つことによる排水改良を行うため、国営児島湾沿岸農業水利(締め切り堤防)事業で、児島湾を締め切って造った、人造湖です。
 締め切り堤防建設工事は、農林省(現・農林水産省)により、昭和26年2月に着手され、昭和37年3月に完成しました。

 この児島湖が、全国5位(10年度は全国3位)前後と、おもいきり汚い人造湖というのは皆様ご存知でしょう。

 実は、児島湖浄化に対しての超党派の議員連盟があるのはあるのですが、たいがい本会議中の昼休みに、食事しながらの総会なので、基本的なことが、分かっていませんでした。
 児島湖について、本当は特別委員会が、動いても良いというぐらい問題の根が深いということ、ただ、できることも限界がある中で、議員として真剣に取り組むべきであり、現に取り組んでおられる革新系、保守系の議員も、多くおられることを付言致します。
 環境庁の類型では、児島湖は湖沼(天然湖沼および貯水量1000万立方メートル以上の人造湖)のAA,A,B、CのB類型になります。
 すなわち、利用目的は、水産3級、工業用水1級、農業用水に適応するというものです。ちなみに、水産3級は、コイ、フナ等富栄養湖型の水産生物用で、児島湖産は関西方面に出荷されているようです。

 問題は、児島湖の化学的酸素要求量(COD)が、B類型の基準値5mg/リットル以下をはるかに越え、C類型(8mg)すらも越えていることです。
 実は、県ではこの5mgという環境庁の基準が、たちまちの実現不可能として当座の暫定目標8.8mgを立てていますが、測定開始後14年間、9mg以下になったことすらないのです。
 全窒素、全リン濃度も、同じような状況です。

 ちなみに、児島湖の汚泥浚渫は、平成7年から15年まで、総額331億円の農林水産省すなわち、国の事業ですが、周辺市町村の負担もあり、事業効果について、早晩大問題になると思います。

 稲作の現況を見るなら、いっそのこと堤防を取ってしまえという乱暴な意見もあり、科学的な浄化作戦も検討されています。
 しかし、結局は汚れの原因の半分は、生活雑排水です。ここから先は、お馴染みの話です。その啓蒙指導が、県の役目です。

 ただ、実は、CODの発生の3割は、その他の排水です。その他、これがこの問題をより複雑にします。すなわち、山林・田畑・畜産等の排水です。
 工場の排水には、かなり厳しい規制がかかっていますが、第一次産業に関わる「排水」も、あるのです。

 辞められた先輩議員の流れで、この問題に関わっていくことになりそうですが、厳しい話もあることを充分認識した上で、進めていきたいと思います。
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2000年10月6日(金)【地域通貨】
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 本日の地震発生後、知事は選挙カーを降りられ、公務復帰。午後3時30分に1回目、午後5時から第2回目の災害対策本部の会議が、始まります。
 早急な正しい判断だと思いますので、私も急いでお報せします。

 今年の6月議会で、「神様の貯金」と称して、「ぷらんねっと」というグループの活動も引き合いに出して、一般質問で取り上げた「地域通貨」が、「ボランティア通貨」として、京都府で自治体主体として初めて発行されたようです。(10月5日付の朝日新聞朝刊3ベージ参照)
 ちなみに、単位は「ハミー」で、20円相当のようです。

 私の質問に対して、知事答弁は否定的なものでしたが(議事録H・P参照)、新聞報道を読む限り、丹後の公園整備に限定した「ハミー」の発想は、まさに地域通貨で、なかなかおもしろそうです。

 皿洗いをしたらポイントがたまり、例えば肩たたきをお願いするのに、そのポイントを使うという、「家庭内通貨」をこの度我が家でも、発行しようということになりましたが、通貨単位が、恥ずかしくて書けません。
 デンマークは、ユーロを拒否しましたが、我が家の単位は、我が家のみです。他所では、使えません。
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2000年10月7日(土)【鳥取県西部地震の影響について】
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 地震が起こって、皆さん最初に誰を案じましたか?電話連絡がつかない状況で、どうされたでしょう?特に、女性は、愛されていることを、守られていることを確認する試金石になったでしょう。
 今回、地震を通して、直接被害に遭われた方に加えて、いざという時に案外役に立たないと大きく権威が失墜された方々(間接的被害者)に、心よりお見舞い申し上げます。その気持ちよく分かります。この経験をお互い今後に活かしましょう!!

 さて、さきほど早朝からお会いした市長が、おっしゃられるに、市内の被害は、6件。地震発生から、5分後に災害対策本部を設置し、ヘリコプターを飛ばし調査。極めて迅速な対応だったそうです。
 水道管破裂、路面電車の緊急停止で交通渋滞発生等が目立ったところです。
 なお、市庁舎にも、窓ガラスが割れる等の被害が出たそうです。また、昨夜、米子に給水車を走らせたそうです。

 一方、岡山県からは、25ページにわたる調査報告がFAXで、届きました。地震発生が13:30。13:30に警戒体制(?)に入り、災害対策本部設置が、14:50で、1時間以上かかっています。
 ガス、電力(停電789戸)のライフラインに、大きな被害はなく、人的被害10件(県の把握では岡山市内4件)、住家被害18棟、土木関係費被害が、5260万円、私立学校では軽微な被害、小学生1人左手首骨折等々・・・・・。死亡という報告がないのが、せめてもの救いです。

 個人的には、電話がつながらない、JR線が止まり、高速道路が通行止めになるというのは、重大な問題だと思います。また、防災訓練の成果がどう生きたのか、対策本部設置に1時間かかるマニュアルだったのか、県市の連携は、中国地方での連携はどうであったのか、議員への連絡はこれで充分なのか、調査したいと思います。
 権威失墜と笑って済む性質のことではないかもしれません。

 余震が、続いています。引き続き充分な警戒を!!
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【選挙事務所当番】
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 明日は、選挙事務所詰めの当番日です。自民党県議が、交代で2人ずつ詰めますが、明日はこともあろうに県議会議長と私が、当番なのです。何時から何時までと聞いてもいないので、朝8時頃から、あとは状況を見ながら、居座ってます。
 但し、途中仕事の都合で、こっそり大きく抜けます。
 接待が、主な仕事ですので、どうか津高の選挙事務所にお気軽に起こし下さい。誰も来られないと寂しいです。

 ともかく書けないようなエピソードが、連発する今回の選挙ですが、個人的には、スニーカーを履いて法定ビラを撒いてまわったりしています。
 長期的に見ると、むしろ共産党は、作戦ミスで、今回は不戦敗の方が良かったという声、むしろ疑問の声が、多いです。


 今日はビラ配りの途中で、20代半ばの頃、私が「司法試験崩れ」として、人生の道に迷っていた時に、たいへんにお世話になった新聞配達所の奥さんに偶然出会いました。
 私は、本当に何人もの救世主のような方に、ここぞという場面で助けて頂いた、その面で極めて運が強い幸せな人間だと心から感謝致しております。とりわけ、この方との出会いがなければ、今生きてすらいなかったと思います。本当に困った時に会いたい人。そして、答を下さる人。そんな人です。佐藤真治を一番知っている方かもしれません。実は私自身よりも。

 私が、新聞配達をしていたのは、僅か2年にも満たなかったのですが、全ては、9年前、真夜中の野田屋町の新聞配達所から始まったのです。そこから、今から思うと、まるでドラマのように様々なことが起きました。
 いろんなことを考えながら歩く時、自分の原点を決して見失うまいと思います。増長しそうな時、迷った時、いつも戻れる場所があります。まだ、変わっていません。変わらない。

 勇気と元気を貰って、また、歩き出します。
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2000年10月8日(日)【お当番】
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 朝8時過ぎから、午後7時過ぎまで、途中大脱走したものの、選挙事務所2階、自民党の部屋におりました。社民党、公明党、連合それぞれに、8畳程度の部屋が割り当てられ、4派お隣同士という不思議な雰囲気です。

 おそらく、どこも当番制で、数人ずつが詰めているようですが、「秋深し、隣は何を・・・」といった状況です。まさに、呉越同舟とはこのことでしょう。
 私といえば、法定ハガキを書きながら、議長と県連局長のお話を聞いているといった具合でした。好々爺の議長は、激務に耐えられながら、秋には天皇皇后両陛下を「新」知事とともにお迎えされます。4人で食事もされるそうです。地方議員冥利に尽きるかもしれません。

 本体車は、県北を回っていたこともあり、実に静かな一日でした。それにしても、人間関係のしがらみや難しさを凝縮したような選挙事務所では、耳に入ってくることは、それほど愉快ではない政治の世界の話が多いのですが、誰一人として世の中を悪くしようと思ってもいないのに、なんでこう複雑なことになるのか、わけが分からなくなります。不可解なことが多いです。
 県から、地震の被害状況の報告が、長々とFAXで入ってきていますが、土木関係の被害は、大きく5億円を越えそうです。
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2000年10月9日(祝・月)【ガンバローコール】
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 今日の個人演説会で生まれて初めてガンバローコールをしました。緊張して声が小さかったという説と元気があったという説と、つまりスピーカーの位置によるのかな、と思ったりしますが、やっぱり慣れが必要だと思いました。

 おかげさまで、というか逢沢代議士の底力で、難しい設定の会が大盛況でした。ご多忙の中、起こし頂きました皆様に心より感謝申し上げます。本当にありがとうございました。

 ちなみに、本日は妙に幹部職員の方の個人参加が多い集会でした。知事の汗をかかれる姿をご覧になっておくのだそうで、また議場と違う雰囲気で、気の毒なような、おもしろいような、でした。
 同時に、保守系議員としては、執行部に、知事を応援している姿を見て頂くのもありがたいような気もして、決して公務員が選挙活動をされているわけではないことを強調しつつ、選挙は、そうはいっても人間のつながりが織り成すドラマだとも思いました。
 それにしても、演説は何度やっても慣れません。6月の総選挙で、3分のところを7分と暴走した苦い経験があり、だいたい考えずに場の雰囲気で話す(議員は皆そうでしょう。)のですが、少し練習しようかなと思ってます。
 実は、短ければ短いほど話は、難しいです。
 是非、練習の成果をご覧ください。

 FAXによると県の土木関係の地震の被害が、7億5000万円を越えました。来週早々、別件で鳥取に行く予定です。

 法定ハガキを書きまくってます。
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2000年10月10日(火)【県立高校定員激減】
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 平成17年まで、毎年600〜900人近く、中学生が激減します。特に、来年度は高校進学予定者が、890人の大激減で、県立高校の入学定数が一挙に、680人(公立含むと720人)減る計画があることがわかりました。
 当然、私立高校には大打撃で、従来の公私の割合の、75:25を70:30にする施策が、進められています。
 これを受けて、朝日、操山、城東、東岡工、南、興陽・・・・が、1クラス減です。なお、14年度には、大安寺、芳泉他のクラス減も避けられません。

 加えて、問題は、クラス数が基準で、教員数が決まる、いわゆる国の標準法からすれば、教員の採用も従来に増して激減せざるをえないことです。要するに、今後も殆ど新規採用をしないということです。
 したがって、「情報」などの新規課目や、総合的な学習の時間への対応は、現在の教員の能力の底上げに、頼るしかありません。
 おそらく、従来に増して、いつでも「切られる」非常勤講師が、採用されて、その流れは、新標準法で、小中にも拡大していくことになると思われます。
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【石井とだけ書いたらどうなるか】
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 と、表題のようなご質問を頂くことが多いので、お知らせいたします。もちろん有効ですが、比例で案分されます。つまり、石井Aと石井Bの得票が、3:1の場合、ただの「石井」と書いて、どちらか分からない票は、その割合に応じて、1票が、3:1すなわち0・75票と0・25票に分けられるのです。(全県下でなく各開票所ごとでの割合で決めます。)
 ですから、今回の選挙結果は、まず確実に小数点以下の得票がくっついたものが出るでしょう。

 では、「まー君」だの「岩井まさほろほろ」だの「チャッピー石井」だの書いたらどうなるかですが、「書くな!!」と言いたいです。

 実は、県内には78の開票所が、あります。開票に際しては、各開票所に、それぞれ3人以上の選挙立会人と1人の開票管理者が、います。
 選挙立会人は、一般募集されますが、普通は開票3日前までに、各市町村の選挙管理員会に、各陣営から氏名を届けます。選挙立会人は、10人以下までなので、11人以上立候補する選挙のような場合には、各陣営で抽選になります。

 そして、「石井正平」などという、紛らわしいものが出てきたら、選挙立会人のバトルが始まって、お互いの票であると主張しあうことになるでしょう。それを最終的に開票管理者が、軍配を上げるわけです。前述の「石井」などは、案分以外にないでしょう。
 A開票所では、無効でも、B開票所では、有効というケースも当然出てくるでしょう。

 ですから、ともかくフルネームで正確にご記入下さい。絶対に問題は、起きません。

 また、不在者投票での選管の対応のまずさなど、お報せ頂いております。疑問等お気軽にお尋ね下さい。
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2000年10月11日(水)【是非お越しください!!】
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 一部の熱狂的なファンの間で行われている感すらある今回の知事選挙ですが、中盤戦に入っています。公明党のしきりの集会に対する自民党側の参加動員呼びかけの具合、補選や先の統一地方選挙のしこりなど、別の方向に関心が向いていますが・・・・。

 今日は、市敬老会や岡山ガーディアンズについても、触れたかったのですが、この機会に知事(候補)と、ついでに私の演説を是非お聞き下さい!!
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2000年10月12日(木)【選挙活動日和】
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 今日は、実践倫理の講演会、大切な会の打合わせ、候補の親族の方といわゆる「歩き」、個人演説会、と個人的には、実に充実しておりました。
 特に、「歩き」は、おもしろかったです。実は、4年前も同じ方と「歩いた」のです。今回は、楽しみながらの漫才のようで、ギャップを肌で感じました。

 個人演説会を終えて、心地良い疲れに浸っております。多くの方に、ご多忙の中、ご出席頂き本当にありがとうございました。全体としては、予定より、かなり参加者は、少なかったのですが、要するに、ご参加頂いた方が、何を感じて帰られたのかが、ポイントです。
 一番良いのは、「危機感」だと思います。。

 さて、私が、応援弁士で一人だけ、スリッパを履き忘れていたのを気付かれましたか?そのまま行っちゃいました!!

 今日、候補の演説が、明らかに変わりました。今や、投票率の低下への危惧、一点です。このままだと、不様な投票率になるのは、自明です。選挙期間中に、候補が「化ける」ことが、あるのですが、どう選対に伝わるでしょうか。必ず、変化があるはずです。

 また、この業界の恐ろしさも、動員に絡んで、今日少し感じました。それが、たいへんに勉強になりました。
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2000年10月13日(金)【エール】
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 通常は、午前10時30分からの常任委員会ですが、補選の告示日という関係で、このあと午後1時から開かれます。
 その後、「国体出場の選手応援」に、北陸は富山へ向かいます。明日が、富山国体の開会式ですが、文教委員長は、選手と一緒に入場行進、副委員長は、スタンドから応援、と慣例であるため、委員会終了後、直ちに行って参ります。
 大選手団の応援と平成17年の岡山国体の参考視察ということで、明日午後8時以降に帰ってまいります。岡山県選手団を一生懸命激励してまいります!!


 今朝は、選挙事務所経由で、倉敷、玉野県議補選の出陣式に、諸般の事情で、出席できないため、せめてこっそりと激励に行くつもりでした。しかし、結局行けませんでした。議員の仁義として、むしろ行ってはいけない、ということがあるのです。
 丁度、児島では出陣式の最中で、「他派閥」の領袖の議員の姿を見た時、やはり行けない、という結論に達しました。おそらく、本日の夜には、無投票当選で、私と同じ歳の県議が、私の母の出身地から誕生するでしょう。負けはしたけれど倉敷市長選挙の選対本部長、いとこの友人としての彼を全面的に応援できたら、どんなに良いでしょう。しかし、倉敷には、我が派の先輩議員が、4人もいらっしゃるのです。
 結局、走り出した選対車に、しかも候補は気付かなかったですが、手を振っただけで、わたしゃ何をしに行ったのか・・・・・。

 渋川を通って、玉野へ。玉野も候補は、38歳です。熱戦、苦戦が、伝えられています。どうか、ご支援を!!

 この時代に、どんな形であれ、選挙に立とうとする人を心から応援したいのに、かえって表立ってできなくなる、理不尽さを悲しみます。辛いところです。ただ、聞こえないエールを精一杯送ります。
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2000年10月14日(土)
           【頑張れ!!岡山県選手団 あなたがキラリ☆】
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 富山での、「第55回国民体育大会」秋季大会の出場選手・役員の応援に、文教委員会副委員長として富山まで、行ってきました。
 今回は、団長が、教育長、総監督が、教育委員会保健体育課長ということで、国体選手団の応援は、文教委員会の重要な役目です。ですから、文教委員会の県外視察は、他の委員会より期間を短くして、国体視察、および選手団応援に当てるのです。

 少し冷えるぐらいの気温でしたが、北陸では珍しいような快晴。岡山県総合グラウンドの5倍はありそうな敷地面積。田んぼに、コスモスが、植えられ、暖かく迎えてくれました。
 小学生の鼓笛隊は、見事でした。いったいどれだけの練習を積み重ねてきたのでしょう。天皇・皇后両陛下を30メートル先に見て、これまた感動でした(警備は婦警さん、車窓は開いたまま、と開かれた皇室のイメージでした)。
 「あいの風 夢のせて」のテーマに、テーマ曲「あいの風吹く」も素晴らしかったです。
 アトラクションの一般参加の方々の笑顔。おばはん、何すんねん!!という反則技もありましたが、とにかく皆さん楽しそうでした。
 何も、選手団や役員だけが主役ではなくて、アトラクション参加でも、スタッフでも、合唱でも、観客でも、・・・・それぞれの参加の仕方がある。
 まず、国体開催県で、国体に関わる知りあいがいない人のほうが、珍しいと思います。
 個人的には、この開会式で、国体に対するイメージが、変わりました。

 昨年の熊本大会は、石井知事が団長を務められましたが、例えば高知は、橋本知事、宮城は浅野知事と各県対応は、バラバラです。ただ、いずれも巨額の県費をかけて、県の代表として行くものであり、本来は、甲子園にも増して重要であり、注目を集めて良いものだと思います。また相応の支援も必要です。
 徹底的に応援する体制を作るべきだと思いますが、その分、行くからには、思いきり悔いのない結果も出してほしい、と思います。むしろ、成績以外の事で、誉められてほしい気もします。

 ましてや、50数年に一度の国体が巡ってくるのです。徹底的に応援すべきだと思います。関わるべきだとお思います。惜しむことはありません。
 開催県が必ず1位になる(高知で、切れるらしいですが)巨費を投じる国体の意味について、疑問視する声もありますが、今日開会式を見て思いました。財政危機を叫ばれている中でも、やはり、やるからには、徹底的にやらなくてはいけない。そして、やはり開催県は、いろんな意味で、1位にならないと意味がありません。圧倒的な「おもてなし」をしないといけません。県民全員が、心から楽しまないといけません。1位を目指すのは、選手だけではありません。全県民が、日本1を目指さないといけません。
 若い県議会議員として、「決意」しました。17年国体、とことんやるべきです。 岡山県の「誇り」のために。

 全ては、岡山県の、我々の「誇り」のために。


 ちなみに、ある他県の入場行進の隊列が、乱れに乱れ、幼稚園児の行進のようでした。オーロラビジョンに自分達が映ると文部大臣の挨拶中でも騒ぐような他県もありました。一挙にそれが、その県のイメージになりました。
 しっかりと行進していましたが、我が岡山県選手団には、結果もさることながら常に、行進同様、威風堂々とあってほしいです。心から声援を送ります。
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2000年10月15日(日)【玉野にお知りあいはおられませんか?】
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 朝8時から、秋祭りに備えて、町内会の公式行事、「裏山のお宮の清掃」があり、やり出すとムキになるタイプなので、約2時間の草抜き、さすがに今日は死にそうでした。御利益があると良いのですが。

 気を取り直して、午後からは選挙事務所へ。12日の夜、候補が、たいへん気落ちしていたとかで、思い当たるフシもあるだけに、気の毒になりました。
 が、しかし、不在者投票のペースを見ても、都市部は、投票率35%を割りそうなのは事実で、選対車への反応も、場所によっては、前回と比べると、「まるで無視」に近いようです。
 本日は、通産相の来訪もありましたが、てこ入れが、急務の状況です。

 夕方から、気になる玉野補選で、玉野の選挙事務所へ。我が党公認候補の意外な苦戦が、伝わってきます。玉野に、お知りあいは、おられないでしょうか?
 同じ補選でも、児島には既に選挙事務所はなく、選挙は、フタを開けてみないとわかりません。どう転がっていくのか・・・。

 秋の海を眺めながら車を走らせると、もちろん選挙の気配もなく、世の中と全く解離したところで、もがいているような気分に襲われます。

 どうか、棄権だけは、しないで下さい!!
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2000年10月16日(月)【NPO活動促進基本指針】
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 個人的には、長野の県知事選挙については、旧来から持っていた新知事の「芸能人」としてのイメージに良いものがなく、選挙手法はさることながら、資質とか能力に疑問を感じています。氏の市民運動も、その心根においてスタンドプレーと感じられ、私は全く評価していません。あくまで、長野のことも、新知事のことも良く知らない、H・Pや雰囲気による個人的な意見ですが。
 真摯な政治家として活躍され、決して馬鹿なスキャンダルで、退陣されることがないことを心から望みたいところです。

 気の毒なのは、岡山県知事候補で、昨夜は、この選挙結果に寝られなかったそうです。明日は我が身と思われたようですが、状況が全く違います。
 いろんな意味で、地方住民の「恐い」判断でした。
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 さて、岡山県ボランティア・NPO活動促進委員会の提言を受け、この度、岡山県のボランティア・NPO活動の促進に関する基本指針が、発表されました。「県民(みんな)の力で県民(みんな)が輝くはればれ岡山」というタイトルで、何がどう「はればれ」なのか、行政のネーミングのセンスがいつもよくわかりませんが、ともあれ県の活動支援メニューをかなり前向きに示しました。

 早急に行う支援として、
@条例等による支援 A政策参加への機会の創出 B人材・組織育成 C情報提供システムの構築 D県民への普及啓発 E窓口相談 F職員の理解形成 が、掲げられました。

 注目すべきは、中期的に検討する活動支援施策で、
@ボランティア・NPO活動支援センターの設置
A県民ボランティア・NPO基金の創設
 が、掲げられました。
 特に、@については、情報提供・相談・人材育成・ネットワーク支援・作業など物(場)的支援の各機能のうち、施設そのものの設置に先立ち、整備できる機能については、早急に整備する、としています。
 ボランティア・NPO先進県としてどんどん施策を推し進めて頂きたいところです。

 施策の推進には、秘書時代に、設立に関わった「NPOサポートネットワーク」の活躍への期待が、ますます高まるところです。それ自体が、NPOとして、活発な活動をされています。

 できる限りの「援護射撃」をさせて頂きます。
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2000年10月17日(火)【暫定的NPO支援施設を!!】
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 昨日の通信につき、中期的に、ボランティア・NPO活動支援センターの設置を検討すると、この中で言う、中期とは、どのくらいか、との質問を頂きましたが、すみません、よく分かりません。
 実は、南方の国立病院跡地に、新総合福祉ボランティア会館設立計画があることは、ご存知だと思いますが、当然その中に、1000平方メートル規模でセンターを設置するイメージだと思います。
 会館建設に、知事は、前向きですが、実際のところ、事業評価委員会にかかる代物であり、ゆえに大規模事業凍結の可能性もある気がします。どんなに早くても、平成14年度以降です。

 とするならば、暫定的にでも、例えばクレドビルのウィズセンターのようなセンターをどこかに設置すべきだと思います。この点は、NGOの拠点基地としての国際交流センターの機能強化と合わせて、12月議会一般質問にかけようと思います。

 また、NPO法人の行なう事業や法人自体を評価するシステム(最初だけでなくその都度行なうような)の確立の必要性も、ご指摘頂きました。NPO法人として認証された団体が、実際どういった形で、活動しているのかの評価は、税制優遇を認めるなら、必要なことだと思います。
 この点についても、制度化等の検討を要望したく思います。


 さて、詳細はお伝えできませんが、知事候補は、心中察すると、今たいへん苦しい中を戦われています。17日間の長期戦、様々な事が起きます。時には、辛いことも。ただただ、健闘を祈るしかありません。

 玉野補選と知事選挙、更なるご支援を心よりお願い申し上げます。

 ところで、チャイルドシートについて、是非皆様のご意見をお寄せ下さい。特に、乳児については、どうでしょうか。気になっています。よろしくお願い致します。
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2000年10月18日(水)【愛煙家頑張れ!!】
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 危篤を伝えられていた石井知事のご母堂様が、昨夜ご逝去されました。
心から、ご冥福と知事選挙での圧倒的勝利をお祈り申し上げます。
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本日は、岡山たばこ販売協同組合の販売促進大会に、来賓として出席させて頂きました。ちなみに、私は、煙草を吸いませんが、多分炭酸中毒です。ダイエット云々と書いてあっても、飲みすぎたら同じでしょうに。

 さて、皆様案外ご存知ないと思いますが、JRの債務まで負担させらている煙草ですが、税負担割合は、どのくらいと思われますか?
 250円(20本入り)で、消費税11.90円、国税70.72円(うち特別税が16.40円)、地方税70.72円(うち道府県17.36円、市町村53.36円)で、合計153.34円です。
 つまり、煙草そのものは、約100円です。
 煙草は、代金の5分の3が税金という稀有なる商品のひとつです。

 具体的には、国は、約1、17兆円、岡山県では、約39、4億円、岡山市では、約45億円が税収として入ってきます。
 しかも地方税は、最終卸売販売業者などが、翌月までに申告納付することになっている簡素な納税システムで、法人関係税が、ピークの半分以下に落ち込んでいることを考えると、そうはいっても煙草は、一揆を起こして良いほどの、税率、超安定財源です。
 結果として医療保険を使われなければ、愛煙家は、まさに国の宝です。

 一方、健康の面からは、国際的にはWHOが厳しく、厚生省も「健康にっぽん21」計画策定を各県に、通知で降ろしています。
 煙草に関しては、禁煙、分煙、防煙が、言われており、特に、禁煙として喫煙者半減計画は、関係の猛反対で、国レベルで削除されましたが、岡山県は、防煙(未成年者の喫煙防止)に、重きを置いて、計画を策定する方向のようです。少なくとも、いつでも、どこでも、たくさん煙草を吸いましょう!!という時代では、なくなりました。
 欧米並みに、広告が規制され、未成年者の喫煙に重罪が、課せられる方向に進んでいます。もはや時代の潮流です。

 いずれにせよ、愛煙家も煙草販売業者も、その貢献に比して厳しい評価が、与えられているのは事実です。
 健康を害する一歩手前、人様に迷惑をかけない範囲で、どんどん喫煙して頂くのが、税収的には、好ましいのですが、何か愛煙家の肩身が狭いようで気の毒です。どうか、愛煙家の皆様、高額納税者として、誇りと自信を持って下さい。また、まさに命を張った愛煙家の皆様に、我々は感謝すべきです。
 愛煙家の皆様!是非、堂々と胸を張って岡山財政を支えて下さい!!

 頑張れ!!愛煙家!!
(念のため、嫌煙家の皆様の反論をお待ちしております!!)
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2000年10月19日(木)【満身創痍の戦いの中で】
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 数々のトラブル、地震、ご母堂のご逝去、予想される低投票率、今回の選挙は大楽勝を言われながら、知事の心は、ズタズタだと推察します。候補者にとって、本当に辛い選挙だと思います。
 さて、明20日(金)正午からの葬儀に、もちろん知事は参列されますが、問題は、それでも走り続ける選挙カーです。親族も乗られない最悪のケースです。そこで、急遽県議会議員で、穴埋めすることになりました。
 いわば、牽制した状態の中で、お互い遠慮があった中、ここにきて、振り分けて、ついに県議会議員が、選挙カーに、乗り込むことになったのです。

 ところで、その時間は、本来岡山市内中心部を遊説中ということで、流れとして、約1時間、私が選挙カーに乗ります。なんでこうなるのでしょう?ありがたいのはありがたいのですが、理由が辛いです。

 おまけに、候補者代理で、スポットで3回街頭演説に立ちます。自慢ではないですが、私は野試合のような街頭演説は、大好きです。血が騒ぎます。ありがたいのはありがたいのですが、ともかく理由が辛いです。

 ちなみに、うち2個所は、私が先週動員に回ったところで(知事来られますからと)、1個所は、県庁前です。執行部は、皆葬儀に参列されていますが、それでも職員の方が、出られると思います。
 なぜ、そこに、佐藤真治が・・・・・・?。いいのかな?

 ともかく、知事の分まで、バクハツしようかと考えています。
 ともかく1%でも、投票率を上げる。ただもう、それだけです。
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2000年10月19日(木)【岡山空港利用実績について】
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 昨日の「煙草」につきましては、お叱りを含め、数々のご意見・ご感想を頂戴致しました。ありがとうございました。23日に、健康対策課へ行く参考にさせて頂きます。また、報告させて頂きます。
 意外に「感謝」の声が多かったのですが、OLの被害、遺伝子への影響、ポイ捨て、など問題点の指摘も多かったこともお伝え致します。

 地味ですが、職員の方々の苦労が忍ばれるデータです。

 本年度4月から9月までに、岡山空港を発着した定期路線全体の利用者数は、前年同期に比べ18331人多い、449699人となり、前年比4.2%増でした。国際路線は、3路線(ソウル、上海、グアム)全てで、利用者が、増加し、前年同期比7490人増(10%)の82316人でした。
 東南アジアのマレーシア便も、悪くないかもしれません。

 1日5便となった東京便ですが、10月1日から15日までで、23246人で搭乗率68.8%で、まずまず、あるいは、もう一歩の立ち上がりです。問題は、札幌、宮崎、仙台便の落ち込みが激しいことです。特に、宮崎便は、ここ3年低下の一途です。


 話変わって、鳥取県西部地震災害の復旧対策について、本日副知事が、県選出国会議員及び国の関係省庁に、予算確保や被災者生活再建支援法の適用条件の緩和、局地激甚災害の指定及び特別の財政措置等々について、要望に行かれたことをお伝えします。
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【新総合福祉ボランティア会館について】
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 最近地域を歩いていて、良く尋ねられるのが、南方の国立病院跡地に予定されている新総合福祉ボランティア会館建設計画の進捗具合です。以前に、一部いい加減なことを書いてしまったため、お詫び申し上げ、訂正させて頂きます。
 今日も、要約筆記ボランティアの話から、センターの必要性に話が進み、とりあえず現況を確認しましたので、報告致します。

 平成9年度の行財政改革大綱の中で、当時女性会館の建設等の話もあり、整備はするが、13年度以降に、ということで、「凍結」ではないが、見直しながら進めていくという話があり、これはまだ生きています。
 昨年知事は、自民党の代表質問に対して、具体的に南方の国立病院跡地に計画を進めたい意向を示しました。
 ちなみに、現在地は、県の外郭団体たる土地開発公社が取得し、来年度国立病院は撤去移転します。すなわち、現在の国立病院の建物を使うという話ではありません。一度更地になります。

 本来は、昨年の知事答弁を受けて、今年度は計画段階の詰めに入り、事業評価システムによる検討がなされるはずなのですが、ここが遅れています。
 流れとしては、来年度には、基本設計にかかり、実施設計、着工、工事期間2年で、どんなに早くても平成17年度に開館といったものですが、遅れるとも間に合うとも言えない状況です。
 方向としては、動いてはいるようです。

 いずれにせよ、現在は、基本構想を作成しているわけで、当然設計図も、したがって建設費も分からないという状況です。
 逆に言えば、この段階で、市民、県民の皆さんの声を届けておくべきかもしれません。

 12月議会に向け、要約筆記ボランティアの支援を含め、センター機能の重要性について考えていきたいと思います。どうかご意見をお知らせ下さい。
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2000年10月20日(金)【雨の街頭演説】
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 「夜の・・・・」というと、・・・が何であれ、そこはかとないイヤラしさが、ありますが、「雨の・・・・」というと風情が出ます。そんなわけで、必ずしも選挙戦で、雨は悪くありません。特に、候補者は、果てしなく濡れるべきで、レインコートは、邪道でしょう。街頭演説の傘は、ない方が良いでしょう。特に、最終日などは、昼間は、どしゃ降りだと最高です。
 候補者は、一番ズタズタになるのが、支援して下さる方への誠意です。

 ただ、今日の冷たい秋の雨は、知事候補には、お辛かったと思います。心中察するとやりきれません。

 もっとも、一人はしゃいでいる若手県議会議員が、いたような・・・・。雨の中の都合4個所の応援演説、わざわざ応援に起こし頂いた方に心より感謝御礼申し上げます。候補以上に、気合は入れたつもりですが。

 選挙カーに乗ってみて、あらためて反応の悪さを感じました。候補が乗っていないのは、通行人の方は、ご存知ないのですから。終盤にこれだと候補者は、きっとたまらないでしょう。
 あと一日、宣伝カーを見かけたら暖かいご声援を!!


 夜は、有志の一人としてこっそりと玉野へ。基本の電話作戦をさせて頂きました。かわいい妻に電話して実験すると「切実さが、全く感じられない。」とのことでしたので、「終盤バージョン」で、やってみましたが、「最後のお願い」バージョンの方が、良かったかもしれません。

 2年半後に、候補者に代わって、どれだけ本気で、熱い思いを持って、お願いしてもらえるか、恐くなりました。同時に、去年の選挙で、私をお願いして下さった方々に改めて心から感謝申し上げます。
 はっ、とする気付きを多く頂きました。やっぱり慢心がある気もしました。

 同時に、本気の電話作戦は、迷惑がられても、票が拾えると確信しました。相手の方が、どれだけ広めて下さるかは、こちらの本気のパワーに、間違いなく比例します。

 一日中、人のお願いをしていたような日でしたが、実に選挙を学んだ一日でした。

 知事選挙と玉野補選、いよいよ大詰めです!!
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2000年10月21日(土)【マイク納めの日に】
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 新聞報道もあると思いますが、平成13年度岡山県公立学校教員採用候補者選考試験について、小学校では採用候補者数が、増加(50→60人)したため、倍率が下がりました(14.3倍)が、採用候補者数が減少した高等学校では(50→40人)、倍率が上がり(22.3倍)ました。

 ちなみに、中学校は、32.8倍、養護学校も、18.5倍の超狭き門で、全体として、採用候補者数は同数でしたが、受験者数が減少したため、倍率は下がりました(21.2→20.4倍)。
 17年国体を睨んで、中高の保健体育教員を増員した以外、教員採用は、超氷河期で、この傾向は、ずっと続くと思います。
  とすれば、現職教員の能力向上が、ますます重要になります。


 候補者にとって、一番幸せな瞬間は、これ以上街頭から叫べない午後8時前の「マイク納め」の時だと思います。とりあえず、終わります。次の選挙まで一番時間的に遠いのです。
 もっとも、すぐに候補自身での電話作戦は始まりますし、次には果てしない不安の時が、待っていますが、それでも瞬間、「楽」になれます。
 17日間の選挙戦が、とりあえず、一応終わりました。

 結婚、もうすぐ子どもの誕生、おそらくあと半年までが、平穏で幸せな時です。
 あと2回、折り返しの8回目の一般質問が済んだとき、私自身の選挙のゴングは、鳴ります。時間的にも、精神的にも、もっともっと選挙に、脅えながらの日々が、始まるでしょう。

 しかし、何も技はありません。ただ、「歩く」のみ。ただ、議員活動を真剣にするのみ。ただ、「こころ」を綴るのみ。佐藤真治を時代が、人が、求めなければ、消え去るのみ。それもまた良し。願わくば、たんたんと、ひょうひょうと。

 多分どこか似たような思いで、真摯に頑張ってこられた候補に、どうか明日は、「投票に行く」という形で、報いてあげて下さい。
 心の底よりお願い申し上げます。
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2000年10月22日(日)【選挙に行かれましたか?】
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 午後4時現在、岡山市の選挙管理委員会の公報車が、回っています。岡山県在住の有権者の皆さん、選挙には行かれたでしょうか。

 信じていますが、もし、選挙に行かれぬままに、月曜日にこのメールをご覧になった方がおられたら、こんなに言っても、まだ心が、伝わりませんでしたか。私は、とことん悲しいです。
 県政を伝えていなかったとは、どうか言ってほしくありません。これ以上どうすれば良いのですか?

 無効にはなりますが、該当者無しでも、白票でも良いではないですか。まだ選挙にまだ行かれていない方、まだ充分間に合います。明確な意思をどうかお示し下さい。
 本当に心の底から、お願い申し上げます。

 信じております。
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【当確! 投票率44%突破】
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 本当にお世話になりありがとうございました。午後10時現在、知事選挙の当確が、出ました。予想を越え、投票率は44%を突破しそうです。
 実は、30%切るのではないかと思われていた岡山市も40%近いようです。倉敷市とも差がついた模様です。低投票率ではありますが、少しほっとしました。本当にありがとうございました。

 今、バンザイを終えて、平和町の事務所に帰る道すがら考えていました。こういった大型選挙ですから、知事が県民の方一人一人の声を聞くのは無理だったでしょう。政策を一方的に伝える、その評価を受ける、こういうやり方以外ないのかもしれません。

 ただ、政党、業界、団体(労組、宗教団体を含めて)主導の選挙で、例えば普通のコーポに暮らす2〜30代の世代の声が、ありふれた路地裏の声が、どれだけ知事に届いたのか、私には、疑問です。
 ちょっと少ないバンザイの輪の中に、声の中に、一般の声が、どれだけあったでしょうか。不思議な感じでした。

 とすれば、やはり我々議員が、知事に県民、市民、庶民の生の声を届ける義務があると思いました。
 選挙を通じても、首長の知事には聞こえなかった声を少しでも多く、一人でも多く議場に届けたく思います。
 首長選挙を通して、むしろ、議員の使命を痛感した次第です。
 どうか、議員を道具として、うまく使って下さい。私も私を使います。
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2000年10月23日(月)【宝くじの仕組みについて】
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 本日知事は、初登庁。自民党議員総会が、それにあわせて、開かれ、お礼の言葉を頂きました。昼1時から、15分にわたる全庁舎への館内放送で、2期目の意気込みを語られました。

 法的に言う、宝くじの「売りさばき人」の方のご依頼もあり、本日宝くじの仕組みについて、財政課にお尋ねしましたので、ひとつの知識としてお知らせします。

 当選金付き証票(宝くじ)は、「地方財政法第32条及び当せん金付証票法」により、(発売主体たる)都道府県及び政令指定都市が、公共事業等の財源に充てるため、自治大臣の許可を受けて、発売できます。
 要件を満たせば、例えば70万人以上の大規模イベントに向けて、県独自の宝くじ発売も、法的には可能です。
 まず、岡山県では、岡山県が発売主体であることをご認識下さい。

 毎年、岡山県では、県内の発売限度額が、12月の県議会に付議され、議決されて、自治省に「発売許可申請」します。
 平成11年度、全国の宝くじ発売実績は、約7894億円。西日本ブロックが、約238億円 。このうち、岡山県は、過去の販売実績で、最大150億円、少なくとも100億円以上を申請します。

 今年、宝くじは、全国自治宝くじが、ドリーム、サマー、年末が、各1回。通常のものが、11回。ナンバーズ 310回。ミニロト 51回。ロト6 31回。4ブロックに分かれたうちの、岡山県の属する西日本ブロック宝くじが、44回と、合計約450回の宝くじの販売が、予定されています。
 しかし、昨年の「賞金3億円効果」も、年に均すとそれほどでもなく、貯蓄傾向の高い県民性と相俟って、販売総額は、今年も伸び悩む模様です。


 次に、販売方法について、具体的には、発売団体である都道府県・政令指定都市からなる全国自治宝くじ事業協議会、東京都等が発売の「募集公告」を行い、それに対して発売を「希望」する銀行等が、受託申請を行い委託されます。
 平成11年からは、「当せん金付証票法」の定めるところにより、銀行その他政令で定める金融機関に委託して取り扱いができるようになったため、地域によっては、郵便局や信用金庫での販売も可能です。

 ただ、この募集公告に対して、受託申請するのが、諸般の事情で、第一勧業銀行だけのため、事実上第一勧業銀行が、宝くじを扱っています。おそらく多くの方が、宝くじは、第一勧業銀行しか扱えないと思われているかもしれませんが、法的にはそうではありません。


 この第一勧業銀行から、「売りさばき人」に、販売が再委託され、第一勧業銀行の子会社の日本宝くじ販売の店舗か、街角の宝くじ売り場で、宝くじは、売られるわけです。
 この点に、ちょっと問題があるようなのですが、本項では触れません。


 ところで、肝心の発売主体への収益金ですが、宝くじ販売価格のうち、当せん金は、45.9%。売りさばき手数料が7,5%、経費が4,8%、財団法人日本宝くじ協会(日宝協)に、2,1%で、残り39,7%が、発売主体納付金すなわち県への収益金です。
 すなわち、岡山県の宝くじの収益金は、約40億円以上、年により変動ありです。県たばこ税と似通った額です。


 ちなみに、サマージャンボのように、市町村の財源になるものがあること、(財)日宝協から、公益事業の助成、現物(ベンチ、遊具など)給付があり、この度の震災では、300万円の見舞金があったこと、ついでに、時効になった当せん金は、発売額に案分して、各県に納付されること、を付言致します。


 杞憂だと良いのですが、個人的には、この宝くじ発売、販売の仕組みは、いずれ問題が生じてくる予感が少し、しています。

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2000年10月23日(月)【レスパールなどについて】
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 選挙期間中に頂いた幾つかの質問の一部について、お伝えできる範囲で、お応えさせて頂きます。

 最初にレスパールですが、もともとパブリックゴルフ場などを管理運営する第三セクター、空港開発株式会社が、ん億円の赤字を出し、林野庁への地代相当分(年間500万円)で、民間に賃貸している保養施設です。現在あくまで民間経営ですので、多くは語れません。
 この件につき、ともあれ来年6月に賃貸契約が切れて、云々という話になりますので、・・・・・。ん〜共産党さんに、バトンタッチです。多分もめるでしょう。歯切れが悪くてすみません。

 来秋に供用開始の岡山空港3000メートル延長化の効果ですが、不明です。交通の結節点、物流拠点として、全国で初めて地方3種空港(県施行、県管理。cf:2種は、国施行、県管理。)で、3000メートル化した意気込みやよし、と申しますか。
 米西海岸と欧州に、ひとっとびできることはさることながら、むしろ貨物専用機にできるだけ多く荷が積める方が、メリットかもしれません。

 53号線岡大正門前から、岡北大橋に向かう交差点の信号の矢印が、遠くから見え難いのは、減速を促す意図のようです。

 厚生省の「健康日本21」を受けて、本年度中県が策定する「健康づくり21」の「たばこ」の項目について、禁煙よりも防煙、分煙に重点を置いて頂きたいという要望をつないだ事実はあります。

 文化・芸術についての関心が、低いのではないかというと、そうではありません。12月議会では、「文化」を取り上げたく思っております。ご教示下さい。

 11月23日に、男児誕生予定です。名前は、未定です。
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2000年10月24日(火)【申し上げにくい親睦旅行】
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 来春行われる、郡部や倉敷市の議員選挙の動きが出てきて、相談をボチボチ受け始めました。特に、ある町議選挙は、大切な友人が、出馬予定で、気合が入ります。私には、選挙区外ですが。


 「こころ」を綴る中で、なるべく全てをお伝えしようと考えても、無理なことも多いのです。とりわけ、他議員が、からむことは、影響が不明のため、なるべく書かないようにしています。責任を負いかねることは、書かないに越したことは、ありません。

 さて、明後日より、派閥の旅行で、2泊3日でソウルへ行きます。もちろん、板門店の近くにも行きますが・・・。
 十数人の旅行ですが、「県議会議員の韓国旅行」が、一般にどう響くは、想像に難くありません。少なくとも、「あぁ楽しんでおいで」と言って頂けるとは、思いません。妻すらも、懸念しているのですから。

 ただ、偉い県議会議員の先生方とソウルに行くことが、心の底から楽しいと思えることなのか、一期生議員にとっては、どうなのか、私の立場を少しご想像下さい。生活を賭けた親睦旅行、というのもあるのです。重要なのです。
 むしろ、ソウルまで仕事に行くのか、と評価して下されば幸いです。

 蛇足ながら、個人的には、生まれ来る子供のためにも、恥ずかしいことは、いたしません。こんなことを書くこと自体、情けないのですが。
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2000年10月25日(水)【岡山県立図書館基本設計について】
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 県立図書館建設事業については、その基本設計は、土木部都市局建築営繕課が、設計者の選定方法を「公募型プロポーザル方式」により、実施することとしていましたが、この度プロポーザル選定委員会(委員長本田副知事)が、開催され設計者が、決定致しました。

 施設概要は、図書館(地上4階 地上部延床面積約14,700u)、駐車場(地下100台程度 面積約3,300u、地上100台程度)です。
 特定したのは、安井建築設計事務所(大阪市)と山陽設計の共同体です。

 委員会のメンバーは、総務部長、土木部長、教育長、教育次長、土木部都市局長、土木部次長(事)、同(技)、監理課長、建築営繕課長です。

 参加表明は、12者、@主要業務、同種業務実績、保有技術者数 A配置予定技術者の資格・経験、同種業務実績 について、評価して7者を特定。
 さらに、B実施方針の妥当性、提案の的確性・独創性・実現性等について審査し、県庁に隣接する公共施設としての役割を示す等、一歩踏み込んだ提案のあった安井・山陽設計共同体の提案を特定した、とのことです。

 特に、Bに関して、県が提示した基準は、以下の通りです。

(1)県立図書館に要求される役割

 1)県民に開かれた施設 2)県域の中枢としての位置づけ 
 3)調査・研究センターとしての役割 4)メディアセンターと
 しての活用 5)資料保存センターとしての役割

(2)建設地等に係る条件

 1)敷地の東側・外下馬門櫓跡周辺及び岡山城正門に面する区域
 に広がりのある空間の確保 2)埋蔵文化財(内堀石垣遺構等)
 の現状保存または活用保存 3)地上及び地下駐車場(それぞれ
 100台程度の確保) 4)書庫の将来の拡張スペースの確保

 以上たんたんとお報せします。
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2000年10月25日(水)【どうにかならぬか中心市街地のゴミ】
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 本日県議会に行きますと、倉敷の補選で当選した蓮岡議員が、当選証書を受け取りに初登庁していました。同じ昭和39年生まれの36歳、しかも同じような体型です。これからの議員も、デブが、トレンドかも??????
 玉野の補選もあり、2人増。おかげで、本会議場の私の席は、7番から9番に移動することになりました。
 演壇の正面の特等席から、右の方へ席かえですが、蓮岡議員とは隣同士。議場が、重さでまた右に傾くぞ!とは笑えないジョークかも?

 さて、昨夜も地域のゴミ問題の相談で、街中へのゴミの不法投機が、後を絶ちません。わざわざ、ゴミの日でもない日に、捨てに来る輩がいるのです。犯人を見つけたら死刑にしたいような有り様でした。

 郊外なら用水路の上にステーションを作る手もありますが、街中は、そんなスペースも一等地、ちょっと民地を借りてという話にもなりません。そもそも、資源ゴミのブルーの箱すらも、どこやそこやに置けない邪魔物なのです。

 ステーション設置のための道路の占有は、管理者責任が問われますので難しい。マナーを徹底しても、他所から来るものには通じない。24時間見張れない。そんな中、カラスは、我が物顔にネットをほじっていきます。

 この問題が解決できたら、スエーデン王立アカデミーから、ノーベル掃除賞が出るというぐらい難問です。市ごみ減量課もお手上げで、不法投棄の回収も、二度手間でたいへんです。
 落書きとゴミにメチャクチャにされる中心市街地。なにか良いお知恵は、ありませんか?
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2000年10月25日(水)【小規模通所授産施設】
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 この章、やや細かいです。H・Pで、私の本年6月議会一般質問議事録を参照されることをお勧め致します。


 小規模作業所との関わりの中で、どうしても、小規模作業所を社会福祉法人の作り変える方法について、調べる必要に迫られましたので、参考までにお伝えします。

 例えば、社会福祉法人は、優遇措置が充実しており、土地・建物の登録免許税や不動産取得税、収益事業でない授産事業等々について非課税です。ただ、その分、設立の許可までの道のりは、非常に険しいものがありました。

 一方、社会福祉法人に該当しない小規模作業所は、市町村が実施主体の事業を市町村から運営委託され、例えば、週5日開設、10人以上の利用者といった要件を満たせば、年間400万円以上の助成を受けることが、可能です。
 ただ、昨今こういった小規模作業所の数が増えたことで助成額も減り、なにより不景気で、多くの小規模作業所の経営が、非常に困難になっています。

 そこで、小規模作業所の経営の安定化の方策として、先の社会福祉法人の設立要件を大幅に緩和して、小規模作業所の社会福祉法人化を促すことにしたのです。
 具体的には、従来の小規模作業所が、社会福祉法人の経営する小規模通所授産施設になるわけです。
 そして、厚生省の概算要求を逆算すると、この小規模授産通所施設が、約1100万円の運営費の助成を受けられる方向に、進んでいるのです。

 ただ、この6月に社会福祉事業法が改正された後、小規模作業所が、社会福祉法人に組織替えする動きは、僅かのようです。
 特に、社会福祉法人の設立のための資産要件として、1億円が1000万円に、利用者が20人以上から10人以上に、土地建物が自己所有でなく賃貸でも可能になったものの、まだNPO法人との関係や、細かい点に基準が示されていないため、これからの制度です。


 ところで、この小規模通所授産施設は、授産という限りは、知的、心身障害の方を利用者と考えており、重度障害者の方の利用は、想定されていません。
 もしも、重度障害者の方向けに、社会福祉法人の通所更正施設を設立するとしたら、現行法では、移転問題等起きないように、土地建物の自己所有が、要件になっています。

 たとえ、特例的に重度障害者の方の小規模作業所への助成が、認められても、その小規模作業所を社会福祉法人にするのは、小規模通所授産施設であれ、通所更正施設であれ、極めて困難という結論に達しました。

 この6月以来関わっている問題ですが、再び暗礁に乗り上げました。
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2000年10月26日(木)【ちょっとソウルまで】
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 これから、ちょっとソウルまで行ってきます。本当は、岡山でしたいことが、ぎょうさんあるんですが・・・。なぜか、関空発で、6時40分JR集合です。
 2泊3日ですので、明日の「こころ」は、お休み致します。
 またまた、返信が遅れますが、どうかお許し下さいませ。

 また、昨日の通信について、本日26日付山陽新聞朝刊15面を是非ご覧くださいませ。
 まさに手狭になったその施設の移転先を6月から探しているのです。
 何か良い方法は、ありませんか?どこか良い場所が、ありませんか?

 さて、今日中心市街地の小学校再編について答申が出る模様です。統合小学校の名前公募のアンケートが、回ってもいます。
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10月27日無し

2000年10月28日(土)【ソウルフル!ソウル(韓国)】
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 派閥の親睦旅行から恥ずかしながら帰ってまいりました。岡山ーソウル便もあるので、多くの方が、ソウルには行かれたことがあると思いますが、私は初めてでした。実に楽しゅうございました。

 「選挙区外の気楽さ」を多くの議員が、満喫されたようで、こんなことでもなければと、思い思いに楽しまれたようです。
 同時に、そこは議員ですから、国際政治や歴史についても、ずいぶん考えさせられる旅でした。


 観光名所の景福宮にしても、「気」を削ぐために、ほんの90年前に、朝鮮総督府が置かれましたし、豊富秀吉軍が侵略者として、破壊した建物だとか、日本の傷痕は、そこら中にあります。
 正確には、日本が大陸に関心を示したのは、千数百年前からで、見方を変えれば、いわゆる朝鮮半島は、日本と中国の侵略に常に脅えていた歴史です。そのことは、事実として認識すべきだと思います。

 今回は板門店のそばの軍事施設地域内から北を見たり、北朝鮮が秘密裏に南に向けて掘った通称第三トンネルの見学(地下74メートル!!登りがキツい!!)も、しましたが、これとて、日本の武装解除を名目にした、米露の戦いの結果で、「北朝鮮は、恐いね」などという資格は、日本にはないのかもしれません。

 同時に、敗戦国日本が、分断統治されなかったのは、まさに僥倖であり、一歩間違えれば、南北ともに武装して、「北日本は恐いね」と米原あたりから、双眼鏡で独裁者のいる北日本を我々は見ていたかもしれない、と思うと、国際政治というものが、つくづく恐いものだと思います。

 韓国は、18歳で身体検査、原則20歳から2年間の徴兵制をしいているわけですが、国防ひとつとっても、日本は平和ボケしていると痛感しました。
 国際社会のパワーバランスの中に自国が、あるということに日本人は、あまりに無頓着かもしれません。


 さらに、夜の明洞(日本で言えば、新宿か渋谷)を歩いている若者を見るにつけ、都会にもまだ幾分儒教的なところもあり、茶髪やガングロ、厚底ブーツ、超ミニスカートといった若者は、そうおらず、道を尋ねても実に親切丁寧で感じが良く、彼らの世代の次の世代には、おそらく日本人は、精神面とか人格面で圧倒的に差が開くだろうな、と思いました。

 また、昼夜の南大門市場を尋ねると、日本で言えば上野のアメ横を10倍パワーアップした破壊力で、まがいものも多いのですが、したたかさや、勢いを感じました。なにより、彼らは一生懸命です。

 真夜中12時過ぎても関係ない、ともかく呼び込みをしまくる。個人的には、「日本人からは、いくらむしり取っても構わないんだ」という、割きりを感じますが、彼らのパワーには、ただただ脱帽です。


 ただ、自国の女性を平気で、「売ろう」とするのには、抵抗を感じますが、それだけ日本人が、品性下劣な証拠であり、それが、生きる術なのでしょう。
 しかし、生きることに熱心な姿は、目標を見失った日本人が、謙虚に見習うべきところだと思います。

 たいした資源が、あるわけでなし、ほとんど日本と同じ物を生産する韓国。10年前に来られた方が、感嘆の声を上げるほど変貌するソウル。
 良くも悪くも、日本人のメンタリティーを一番理解している国だと思います。いたずらな「やられる」という潜在的な恐怖心でなく、正面切っての友好関係が、もっと深まれば良いと思います。
 さしあたって、2002年ワールドカップの共同開催があります。スタジアムは急ピッチで、工事が進んでいました。

 できれば、今度は釜山から、入ってみたいものです。
 岡山県としては、岡山ーソウル便が、うまく使いこなせたらいいですね。


 ところで、安いからと修学旅行で、高校生が韓国に行って、免税店で物を買ったりするのは、良いことでしょうか?女子高生は、国外でも地べたでアグラです。
 外国についてそれなりに充分勉強して行ってはいるんでしょうが、日本という国についての認識、日本人であることの責任・自覚が、不十分な者には、海外渡航・出国を許さない、なんてことには憲法で保障されているのでなりませんね。

 特に、老若男女問わず、集団になった日本人の飛行機の中や、買い物中の態度は、まさに世界への恥さらし・国辱という場合があります。
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2000年10月29日(日)【国政報告のご案内】
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 本日は、逢沢事務所のご依頼で、逢沢代議士の国政報告メールのご案内をさせて頂きます。下記のようなメール通信を皆様にお届けすることが可能ですが、ご希望の方は、是非佐藤宛てまでご一報下さいませ。

 「佐藤真治のこころ」は、あたりさわりの極めて多いものですので、基本的にご了解いただいた方、あるいは面識のある方に、転送の可能性も含めた私信として送らさせて頂いておりますが、逢沢代議士の国政ニュースは、とにかく一人でも多くの方にご覧頂きたいというスタイルのようですので、お知りあいの方をご紹介頂ければ幸いです。是非ともよろしくお願い申し上げます。
 なるべくなら佐藤を介して頂けると幸いです。
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2000年10月29日(日)【続・○町界隈について】
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 朝から幾つかの会合や催しに出席させて頂く中で、出石学区の文化祭での話には、どうしても触れておきたいと思います。
 来年からの小学校統廃合で一番ダメージを受けるのは、本町、幸町、柳町、下石井、桑田町、駅前町を含む出石学区であるのは、明らかです。将来的に統合というのではなく、いわゆる廃止なのですから。
 鹿田に行くのか、南方(弘西・南方)に行くのか、深柢(内山下・深柢)に行くのか、皆で移るのか、分断するのか、厳しい選択を迫られています。

 しかし、この学区にとって最大、緊喫の問題は、○町を中心として住環境が、急激に悪化していることです。ジョイポリスも無関係ではないでしょう。
 極めて不適切な表現ですが、いまや○町は、外部の方から「尺八通り」と言われているのです。

 ソウルや福山や高松が、いわゆる「風俗」で栄えているのは否定しがたい事実です。多くの男性諸氏から、「岡山にも風俗店を集中させにゃあおえんで。皆、岡山に出張に来ても、つまらん言うて、高松や福山に行きょうるが。」というご意見を頂戴します。

 全面的に否定は致しませんが、少なくともなし崩し的に、街が変貌するのが、私は、許せないのです。ここ数年で、急速に治安が悪化し、暴走族、周回族がたむろし、そこら中に落書きされるのが、許せないのです。
 家の近所で、ぽん引きが、何人も声をかけて来るのが、不愉快なのです。 岡山は、こんな下卑た街じゃったんか!?

 個人的には、東、西、南に加えて、中央警察署を作るべきであると思います。放っておけば、岡山はもっともっと「危険」な街になる気がして、おそろしいです。
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2000年10月30日(月)【学校施設の活用について】
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 例えば、学校の空き教室を作業所のような社会福祉施設に転用できないか、というご意見を頂戴しました。結論から申せば、条件をクリアすればできるかもしれません。

 青少年の健全育成のために、いわゆる児童クラブが、放課後の学校施設を利用するケースが増えていますが、例えば、老人のデイケアセンターや老人ホームと学校が複合施設になることに、文部省はむしろ積極的です。
 首都圏では、そういう学校ができているそうです。実は、建設省も極めて前向きです。

 特に、週5日制を控え、高齢者との世代間交流等を推進する指針も示されています。学校と社会福祉施設の共存は、むしろ県から市町村に「指導」されるべきものなのです。(同一の地方公共団体が管理するのが、前提。)

 もっとも、学校(現在は、高等学校を除いて)は、国庫補助で建設されていますから、財産処分が必要になりますが、築後10年経つと文部省への報告だけで足ります。
 要するに、各市町村の教育委員会の腹が決まれば、今までの概念を破る新しい学校が、作れるのです。

 問題は、市町村が、運営を委託している授産施設としての通所作業所が、学校内に入れるかですが、かなり協議が、必要になると思われます。
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2000年10月30日(月)【健全な街 岡山】
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 天皇の御行幸を控え、後楽園はじめ各地で予行演習が始まっています。そんな中、昨日の公安がらみの話ですが、マッチポンプのような事を書かねばならぬことをまずもってお詫び申し上げます。

 内々の話で、公式見解ではないという前提で、中央警察署は、現実味がないとのことでした。財政面はもちろん、例えば暴走族は、ギャラリーがいて、警察が追っかける(相手がいる)から燃えるのであって、例えば広島で暴走行為が、一番激しいのは、中央署の前だというのです。
 郊外に作れば、わざわざそこまで、からかいに来るそうです。助長するとまでは言わないが、中央署を作っても変わらないのでは、とのことです。

 出石学区は、商業地域ですので、法律による制限が極めて緩いのですが、そもそも岡山県は、近県に比して極めて制限のきつい条例だそうです。
 例えば、ファッションマッサージは、岡山には「ありません」。あるのは、バーの店内における禁止行為です。行政処分の段階で止めるので、結果イタチごっこです。
 近県では認められているのに、岡山はなんで認められんのなら?という声もあるようです。

 そもそも、いわゆる風営法は「緩和」され、現在は規制するのではなく、「健全育成」をねらいにしたようなもの、だそうです。

 ぽん引きは、自由な営業活動で、ひつこくつきまとったり、腕を掴んだりすると犯罪になるかな、というものです。

 西川で、東署と西署の所管が分かれているのは、かえって警察力が手厚くなるそうです。

 なんだかんだ、そうは言っても、岡山は、ましな方です。と言われても・・・・。

 いちいち納得はするのですが、環境悪化で地価が下がると嘆かれる方々の怒りは、どこにぶつければ良いんでしょうか!?17年国体で、全国に恥を晒すことにならねば良いのですが。
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2000年10月31日(火)
  【特別委員会県内調査 @ 陸:中四(なかよし)さんかいライン】
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 本日は、広域交通・物流対策委員会の県内調査が、行われました。
 陸・海・空それぞれの岡山県の施策についての調査で、主観を交えず、たんたんと報告させて頂きます。
 結果として陸、海、空の3部の長編にわたりますが、お許しください。

【特別委員会県内調査 @ 陸:中四(なかよし)さんかいライン】

 米子から高知を結ぶ西日本中央連携軸は、沿線各地の産業・観光の発展に欠かせない重要なメインロードで、中四国の頭文字と日本海、瀬戸内海、太平洋の三海と、山と海をとって、「中四(なかよし)さんかいライン」と呼ばれています。(定着度は、今イチ?でしょうか。)

 中国横断道岡山米子線は、延長124kmの高速道路で、中四さんかいラインの根幹をなしていますが、平成4年に米子自動車道(66.5km)暫定供用開始、平成9年に岡山自動車道(43.9km)が、暫定供用開始した後、交通量も順調に推移し(?パンフの説明による)、渋滞の発生も見られます。
 そこで、暫定2車線を4車線にする機能アップを図っています。

 このうち岡山自動車道の4車線化計画は、岡山市津寺の岡山JCTから賀陽ICの22.6km。うち最大の難所は、高さ76.2m(昨年全国2位に転落。今後も順位は下がる見込み)の見延橋です。調査は、この橋についてでした。
 平成14年3月31日の完成に向け、ハイブリット・スリップフォーム工法などの新技術を導入し一日1.8mずつ橋桁が、伸びています。

 岡山自動車道全体の4車線化としては、国体のある平成17年完成をひとつのめどとしています。
 中四国地方の高速道路ネットワークの機能向上と円滑な交通確保のために、一日も早い4車線化が望まれるところです。

 ちなみに、中国横断自動車道姫路・鳥取線も、大原町も動き出し、佐用JCTから、大原、西粟倉、智頭、河原から鳥取I・Cを結ぶ区間が、工事中です。

【特別委員会県内調査 A 空:岡山空港3000m】

 岡山空港については、岡山東京便が、10月1日より1日5便になり、午前7時台の初便は、ナイトステイの機が288人乗りと大きく、搭乗率は62%。そう悪くない滑り出しのようです。
 国内、国際定期便の利用者数も年々増加しており、引き続き利用者増を図るとともに、むしろ狭いターミナルの待合室や、メリットと言える無料駐車場の拡幅などの検討が、始まっています。

 実は、3500m化の計画もないではないのですが、広島にも3000m、韓国に4000m×3本の空港が登場している状況で、むしろ狙いは、なんとかして「定期貨物便」を呼び込むことです。
 滑走路が長いと大型機が入り、飛行距離が伸びることもさることながら、それだけ、今までより「積める」のです。

 この点、紹介させて頂きたい有識者の方から貴重なご意見・戦略を頂戴しましたのですが、ともあれ実は、平成12年4月から9月の半月間は、昨年同期と比して、国際航空貨物の取り扱いが、1.5倍に増えています。
 理由として、岡山空港国際物流促進協議会と連携して行った荷主企業、運輸業者、航空会社等への積極的エアカーゴセールスの効果、中国東方航空等による貨物専用便が運航(10便)されたこと、平成10年完成の岡山空港航空貨物ターミナルが、有効に活用されていること、が上げられています。

 特筆すべきは、岡山空港で通関している貨物が増えていることで、それだけ岡山空港の利便性や物流拠点性が、評価されつつあるとのことです。来年10月の3000m供用開始を弾みに、一挙に年間2000トンを目指したセールスが、進められています。

 ちなみに、輸出は、電子部品、化学製品、工業製品等。輸入は、衣料品、雑貨、機械部品等です。

 また、岡山市政100周年記念事業の日応寺自然の森スポーツ広場は、補償で、真横に移転しましたが、実は、軟式野球場が、硬式野球対応になりませんでした。

 半径4kmは、切り土をしますが、中国電力の鉄塔が数本あり、移転に3億円かかります。

 先日、機会の切り替えのため、濃霧発生時着陸できないことがありましたが、現在は、解消されています。

 【特別委員会県内調査 B 海:玉島ハーバーアイランド】

 水島港の背後圏の発展(例えば、広域交通網の整備)に伴う物流需要の増大、船舶の大型化とコンテナ化等の輸送革新といった物流形態の変化に対応できる物流機能のより一層の強化・充実の必要性に応えて、昭和62年より、玉島ハーバーアイランドが、整備されています。

 地域産業の高度化・活性化を促進、市民が海に親しみながら憩い集える賑わいと潤いのある空間形成、さらには大規模地震に対処するため等、様々な要素が加味された事業です。

 全体面積245haに、外貿コンテナターミナル(水深12m:1バース、水深10m:2バース)、内貿ユニットロードターミナル(水深7.5m:4バース)その他緑地などを整備する計画です。

 うち、内2バースは、供用開始しており、8億円の巨大なガントリークレーンが動いておりましたが、その風景は、まさに壮観で、新しい物流拠点岡山を予感させるものでした。
 完成は、平成18年ですが、外国の貨物船が泊まる埠頭は、お洒落な新しいデートスポットになるかもしれません。

 ちなみに、コンテナ貨物の取扱量は、平成11年が約104万トン(対前年比1.04)で、このうち外貿コンテナは約51万トン(対前年比1.52)と高い伸びを示しています。
 また、現在国際定期航路は、韓国、中国、ベトナム、フィリピン、台湾の4カ国1地域に、計11航路が開設されていますが、台湾経由で欧米まで伸びているのは、お伝えした通りです。

 水島インターナショナル協議会(MITA)と一体となったさらなる、ポートセールスに期待したいものです。

 ところで、この玉島ハーバーアイランドのFAZ指定ですが、どうも第三セクターの出資者や、入居者が、もう少し確実にならないといけないようです。

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