2000年7月1日【ファームフェスタ】
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 ファームフェスタ 2000 inおかやま(第11回全日本ホルスタイン共進会・第3回全日本ジャージー共進会)が、来る11月2日(木)〜5日(日)、おかやまファーマーズ・マーケット サウスビレッジ及び灘崎町総合公園予定地で開かれます。
 ホルスタイン及びジャージーの資質向上、酪農の安定的発展、技術研鑚、知識啓発、消費拡大等を目指す酪農、農業の総合的祭典です。現在コンテストで栄冠を目指し、面子をかけて岡山県生まれの牛が頑張っています。
 全国、海外から65万人の参加を期待し、宮様も来岡される一大ビッグイベントです。全国駅弁めぐり、レストランも開かれ、おさむお兄さん、CCガールズ、岸田智史、香田晋もやってきます。
 岡山県、酪農、農業諸団体あげて、気合いが入った取り組みがなされています。実は私を含めて、岡山の酪農への関心がもっと高まれば幸いです。
 頑張れ、岡山の牛!!
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2000年7月2日
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 80日間連続でご迷惑をお掛けしておりましたが、私自身には余力はいくらもあるのですが、いくらか見直しの声も頂戴し、再検討させて頂きます。
私には、政治とか、伝えたい情熱をコントロールし、どなたにでも無難なストライク放ることが、まだできません。
また、一から勉強させて頂きます。
もしもお楽しみの方が、いらっしゃいましたら、お許し下さいませ。

なお、明日は文教委員会の県内視察で、母校岡山一宮高校他を訪ねます。
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【狭き門】
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 私には、この「こころ」をいつか本にしたいという夢があります。毎議会の一般質問の原稿や答弁、後援会報、を合わせれば、おそらく1期の間で、1冊の本にはなるでしょう。
 そして、それは若い地方議員が、様々な現実やしがらみの中で、もがき苦しむ様を描いた一級資料として、地盤も看板もカバンも持たない若者が、政治家を志す時の励みになると思います。あるいは、変革の指針になると思います。
 政治が、明日生まれ来る子ども達のためにあるとするならば、「こころ」は、明日の政治の担い手に送るメッセージでもあります。
 自分ひとりのためならば、今すぐ議員を辞めさせて頂きたい、自己満足に終始するなら「こころ」も、とうに辞めています。

 いったい、「こころ」が、どこまで続くのかわかりませんが、私がどんな政治家になっていくのか、何をなしえたのか、3000回も書けば、自ずと答えが、出ると思います。

 願わくば、引き続きご指導、ご鞭撻賜ります様にお願い申し上げます。
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2000年7月3日【母校に錦?−県内調査】
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 議員調査(視察と言わない)には、県内、県外、国外の三種類があります。常任委員会、特別委員会それぞれに、県内、県外調査があり、なぜか、常任委員会では、県内1日と1泊2日、県外3泊4日、特別委員会では、県内1日と1泊2日、県外2泊3日、が、法定されています。
 また、国外については、1期目4年の間に60万円、2期目以降は150万円の予算が、法定されています。
 これらに、自民党としての調査、派閥の旅行、有志の勉強会などが加わり結果として議員は、いないことが多いわけです。

 調査の行く先は、もちろん委員会の審査事項によりますが、委員長の裁量によるところも大です。特に県外については、夏に集中するために、なぜか北海道が、増えます。これは、問題です。
 もちろん宿泊が伴うと、議員同士、執行部と懇親が深まる利点はあり、間違いなく仕事は円滑になります。

 概して書類上は、こういった調査の名目も資料もあるために、全てが問題とも言えないと思います。繰り返しますが、生かすも殺すも議員本人次第と言えるとは思います。難しいところです。要するに、我々の税金を投じて、効果がどれほどかという費用対効果の問題です。議員の資質の問題であります。

 本日のそれは、朝から、国体主会場の県営グランド・津島遺跡、岡山県立岡山一宮高校、岡山県立岡山東養護学校、文化財としての曹源寺の調査でした。個人的には、非常に良い調査であったと思います。
 総合選抜廃止後の県立普通科の状況、文化財とスポーツ施設の共存、というのは、新しい重要なテーマです。たいへんに勉強になりました。

 私が、議員調査で何か影響力を持つのは、2期目以降、委員長になれてからです。

 本日の議員視察で、津島遺跡の眠る17年国体主会場(県営グランド)が、スポーツ施設と文化財の共存を図る中で、そのメインスタジオに、津島遺跡のガイダンスルーム、展示資料室が、設置される計画があることが、わかりました。

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2000年7月4日【再び事件!!ですが・・】
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 先週、県「東部」の高校で起きた同級生傷害事件につき、報道が、始まるかもしれませんが、加害、被害は、明確に峻別できない模様。問題は、ナイフを持っての登校ですが、マスコミのヒートぶりにも、注目です。
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  【商工労働ー調査権】
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 よく、専門はなんですか?と聞かれることがあります。議員は、たいがい所属の常任委員会に規定されるところがり、例えば昨年、生活環境保健福祉委員会、今年文教委員会に私は属したので、本来その分野には、強いはずです。
 しかし加えて、所属委員会の関連は一般質問できませんから、実際は、他分野の勉強が必要になります。また、日々の課題は、所属委員会に関係なく発生します。
 しかし、何もしなければ、なかなか他分野の情報は、入ってきませんから、積極的な働きかけが必要になります。中心市街地唯一の議員として、本来私は、商工労働関係が強くないと話になりませんが、実はこのままではいけない状況でした。体系が掴めていませんでした。

 そこで、以前にいわゆる商工関係のレクチャーをお願いしたところ、今年の「商工労働行政の概要」を渡され、分からないところを質問して下さいとの答でしたので、細かいことまで思い切り質問を書きこんで「概要」ごとお返ししました。あほな質問も、1期だから許されると思い書き込みました。(ことごとく誠意ある回答を頂きました)

 その結果、本日商工労働部において、午後1時から7時30分まで、予定を2時間30分オーバーして6時間30分に渡る説明を頂戴しました。私一人に対して、全くノンストップの入れ替わり立ち代わりで、話して下さる各係の方との熱いやりとりは、時間が経つのを忘れさせる至極の幸福でした。議員にさせて貰えて良かったなぁ、としみじみ思いました。
 おそらく、議員の調査権限は、私の想像以上に高いのだと思います。

 不明な点のかなり多くが、氷解しましたし、大きく県政の流れを掴むことができました。資料の集められ方等、見事だと思いましたし、若手職員の方という要望にも応えて下さいました。商工労働部に行き易くなりました。感謝、感謝、感謝です。

 また、他の部にもお願いしようと、密かに企んでいます。いずれ成果もお伝えできると思いますし、今日のことで、幾人の方に連絡させて頂くこともあります。できれば、今日の発見を近々に添付ファイルで、箇条書きで報告をさせて頂きます。

 ともかく勉強になって、多くの方に還元できるなら、どこでも行かさせて頂きます。お気軽にお声掛け下さい。
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2000年7月5日【路面電車延伸化について】
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 中心市街地活性化の方策の一つとして、あるいは環境政策、福祉政策として、全国的に路面電車への関心が高まる中で、岡山の路面電車についても、延長化あるいは将来的に環状化する案が、あるのはご存知だと思います。極めて重要な提言であると思います。
 今秋に延伸した場合の影響調査の実験も行われますが、正直なところここにきて、様々な意見も出てきたようで、それはそれで良いことだと思います。
 現在延伸実現への署名運動も始まっており、中心市街地唯一の議員としての私の動きも、注目される(?)ところです。ちなみに、県が市の動きに呼応することは、私の昨年の一般質問で、知事答弁を頂いております。

 そこで、ひとりでも多くの皆様から忌憚のないご意見を頂戴したく存じます。その際には、是非この運動を推進する市民団体であるRACDAのH・Pをご参照下さい。
ttp://www1.harenet.ne.jp/~racda/#top

 ちなみに、8月末に向けて、5万人の署名を目標に運動が、進んでいます。
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2000年7月6日【社会教育委員の会議よりー父親学】
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 まずもって、昨日の路面電車の延伸化について、長文の貴重なご意見を頂戴しましたことを心より御礼申し上げます。私のH・Pの掲示板が、あればと思わずにおれません。本当にありがとうございます。

 あの子は、秋田で見つかったんですね。遠くまでかわいそうに。

 本日、平成12年度岡山県社会教育委員の会議があり、文教委員会副委員長のあて職で、委員として出席しました。要は、社会教育関係団体に県が補助金を交付することの意見を聞く、公聴会であり、審議会であり、諮問機関であり、実はもうひとつわかりません。
 県議は、学識経験者だそうです。審議は、2時間半で、報酬は11500円です。(所得税が引かれます。)

 注目すべきは、8月1日より立ち上がる事業の「子どもほっとライン」で、24時間、学生ボランティア相談員が、専用電話により小・中・高生のいじめ問題や、性、生き方、家族や友人関係について、相談に応じます。文部省の全国子どもプランー地域で子どもを育てようー緊急3ヶ年計画に基づくものです。個人的には、相談員の養成に、やや不安を感じました。
 また、全国1000か所の「子どもセンター」(地域の情報基地。例えば郵便局やコンビ二で子どもに関する様々な情報が得られる)の整備も、進められます。これも、これからの事業です。
 ちなみに、これらを推進する生涯学習課長は、文部省のキャリアの32才ですが、妙にノリが良いので、副委員長の私は楽しいです。
 ついでに、来年秋には中国地区の社会教育大会が、岡山で開催されます。

 さて、この委員会で、今年度の研究課題を「自分探しをする子どもたちへ大人社会からのアプローチ」にしようという、シャンシャンに、私は、もの申しました。青少年の問題は、同時に大人の問題、反射鏡です。テーマが一方的すぎない?
 私は、どうも行政の筋書き通りという、こういった委員会や審議会の運営が好きになれません。普通県議は、出ているだけなのかもしれませんが、議長の偉い学者の方を戸惑わせることに、この頃、ある種の快感を覚えています。
 自分探しをしているのは現在の大人も同じ、なにか教えようと言うのはおこがましい。子どもが、迷っているのは目標にすべき大人がいないから。特に、重要なのは父親の影響力である。社会教育に若い父親世代を巻き込め。大人に親学を父親に父親学を今こそ教えるべきである。そのための事業も進めて欲しい。それが、私の主張でした。
 今こそ、男が父性をもって立ちあがるべきだと思いますが、どうでしょうか?

 その後、大人から子どもに何かをしてやるのではなく、まず大人を見直すべきという意見が続き、テーマは再検討されることになました。

 個人的には、こういった委員会や審議会のメンバー選びから、もっとオープンにすべきだと思います。市民の意見を聞いたとして行政の追認をするわけですから、行政が選ぶのではなく陪審員のように無作為にメンバーを選んでも良いくらいです。選挙がないぶん民主的コントロールが、働いたとは言えないと思います。
 時々、審議会などの新しい提言を新聞で知らされる度、それを受けて行政が推進するような発表をしたりした日には、じゃあ議員ってなんでぇ?誰がなんの権限で決めるん?なんで僕らぁ選挙で選ばれとん?と、いじけています。

 その他、地域に根差した祭りの効用(異年齢の関わり、しきたり、人間の育成)の議論が特に印象に残りました。私の12月一般質問をご参照下さい。
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2000年7月7日【小売商店とIT革命】
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 昨日の社会教育委員の会について、山陽新聞朝刊とお見比べ下さい。
自分で書くのもなんですが、・・・・おもしろいです。

 先日の商工労働部のレクチャーの成果として、斬新な発想を持ったやる気のある商業者の独創的な商業活動を促す、補助事業の申請の相談(対象は商店街等)に、ある協同組合の方と出かけました。
 (ちなみに、案外、補助事業は、いろんなメニューが、あります。)

 例えば、小売商店の商店主の中には、いまだにパソコンに触れたこともない方も多く、仮にH・Pは、商店街のような団体として開いたものの、自分で見ることもなく、反応もなく、そもそもネットは、商売に直結しないという認識をお持ちの方もいます。特に、来店し、お客さんに手にとって商品を見て頂くのが、特徴である専門店では、バーチャルの世界への不信は、根強いものがあります。それが実態です。
 また、私のこのメールにしても、ご希望の方にH・Pをご覧頂くのが良識とも思いますが、よほどのことでないと特定のH・Pにわざわざアクセスしないのは、商店街や協同組合のH・Pとて同じで、ヒットもなければ、更新もないという悪循環を繰り返すという実態があります。

 今回の事業申請は、まず構成員がパソコンに慣れ、しかもH・Pを充実させ、しかも一人でも多くの方に、アクセスしてもらい、リピーターを増やし、ヒットを連発させることを目指すものです。内容はちょっと秘密です。もったいぶってすみません。先進事例を目指したいものです。

 こういった営業に限らず、岡山情報ハイウエーの進捗の中で、例えば青年が、パソコンを習い、自分達のH・Pを開き、ネットを広げていくのは、それ自体が新しい形のまちづくりだと思います。その予算充実を図る提言をしていきたいと思います。
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2000年7月8日【小中一貫教育】
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 この時期は、国からの来年度の予算どりのために、市町村から重点要望事項が県に上がり、県からはさらに、要望事項が国に上がり、その際に地元選出国会議員全員にお願いするといった儀式があるのはご存知だと思います。

 今回の岡山市の要望の中で、特に気になるのは「新しい学校づくりの支援について」で、市中心部の5つの小学校を再編し、新しい学校づくりを計画する中で、@様々な試みについて研究開発学校制度へ指定してほしい、A小中一貫教育校設置が可能なように制度改正してほしい、としています。

 公立の中高一貫校への評価が定まらぬ中で、小・中の連携教育の必要性が、そもそも議論になっているのか。普通は入試もない小1から中3までを一貫させるメリットはなんなのか。また、デメリットの充分な認識はあるのか。この件は、小学校の統廃合とは、別の議論だと思いますが、再び説明が、なされていません。中心部の小学校が統合されたら小・中一貫校になるなどという前提は誰が決めたのでしょうか。なぜ予算がまずありきなのでしょうか。
 あくまで、中心部の小・中学校を対象にするのなら、地元への理解を求める作業は必要です。私は、与党議員ですから、なんでも反対する立場ではありませんが、統廃合しかり、ことこの件については、当局のやり方は、あまりに、まずすぎるといわざるを得ません。何度同じ轍を踏めば気が済むのでしょうか。
 レジデントに期待して下さるのは誠にありがたいですが、構想を隠し、あとから議論を地域に丸投げする当局のやり方が、いたずらに地域に混乱を招いているという事実は、充分に認識してほしいものです。
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2000年7月9日【岡山県北流通センター】
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 13年度末の完成前から早晩問題になるのが既にわかっている施設が、北流通センターです。大内田の流通センターの県北版であり、真庭郡落合町、久世町に、約90ha(大内田は、195ha)の開発が進んでいます。

 中国縦貫自動車道と中国横断自動車道岡山米子線との結節点である県北地域で、中・四国、近畿、九州を対象エリアとする広域物流拠点として、本県の物流拠点性の向上と地域活性化を目指すものですが、現在の所、企業の誘致の見込みは、ゼロです。

 大内田の総合流通センターは、拡大までしましたが、北は周辺地域の人口・産業集積が、南ほどないため、南のように法令で、卸・運輸・倉庫に限られていないことから、製造業まで含めて誘致活動を展開しています。
 もっとも、県下の工業団地70区画のうち、分譲済みは28区画であり、計画中の高梁(楢井)、井原(岩倉)は、再検討が決まっており、一言で言えばお先真っ暗の状況です。
 この4月に、企業立地推進本部が、立ち上がりましたが、情報収集体制や優遇措置の充実等々結局は近県との戦いであり、岡山県の優位性が、どれだけアピールできるかにかかっています。わりと、暗いです。


 さて、昨日妻が突然讃美歌を歌いにいき、母も、こそこそとコーラスに通っているフシがあります。私が、6ヶ月間早稲田大学グリークラブに属し、下手な作詞作曲をすることは、あまり知られていませんが(もっとも楽譜が読めない)、この仕事は、プロアマ問わず、週に1、2度は、音楽を聴くこともあり、岡山の音楽環境に関心を持っています。まわりに音楽に関係している方が、たいそう多いのです。
 桃太郎合唱団、岡山シンフォニックバンドなどなどお馴染みのところも多いのですが、ホール、練習場、岡山の音楽文化行政等々是非生の声をお聞かせ下さい。
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2000年7月10日【岡山県FAZ計画 県重点課題】
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 FAZ(フォーリン・アクセス・ゾーン)とは、「輸入の促進及び対内投資事業の円滑化に関する臨時措置法(輸入・対内投資法)」に、基づき、輸入の円滑化のため、港湾・空港及びその周辺地域において輸入に関する施設、事業、活動を集積させる輸入促進地域のことです。輸入促進基盤や輸入貨物流通促進の整備については、数々の支援措置があり、また、保税手続きの簡素化が、認められ易いと言われています。

 現在の岡山県FAZ計画では、岡山市と早島町が、指定されており、国際航空貨物基地としての岡山航空貨物ターミナルが2年前に整備されて来年3000メートル化される岡山空港を始め、国際見本市の会場としてのCONBEX岡山やリサーチパーク、県総合流通センターの整備が進んでいます。

 ところで、西日本における物流拠点港湾として、近年国内の他港湾を経由せず、直接輸出入するダイレクト貨物が増大している水島港をFAZに、という動きがあるのはご存知だと思います。(かなり拠点性が、増しています。)
 しかし、平成4年以降新しいFAZは、認められない傾向にあり、県としては、水島港玉島ハーバーアイランドを中心とする地域を新規ではなく、岡山空港輸入促進地域に「編入」してほしいとして、国に重点要望しています。MITAという民間団体も動いています。

 やや離れた空港と港湾の一体的FAZ指定、開発ということで、なんとなく無理もありそうで、特に通産省は難色を示しています。新通産大臣の御威光・ご意向は如何?

 ちなみに、輸入関連事業者の集積を特に促進する特定集積地区として、なぜか玉島ハーバーアイランドをイメージしているようです。同地域は空港と並ぶビッグプロジェクトです。一部で潮の流れの変化が、指摘されています。
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2000年7月11日【岡山県立図書館】
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 本日、岡山県立図書館基本設計委託業務について、公募型プロポーザル方式が採用されることが、公告されました。
 総事業予算約90億円の市内では、数少ない大型の箱物であり、従来の業者指名をした指名プロポーザルから、全国から公に募り、透明性・公正性を増そうとするものですが、ご意見は多々あろうかと思います。
 イメージとしては、休止しているCTO同様、県外大手と地元のJVだそうです。

 県立図書館は、ご案内の通り、旧丸の内中学校跡地(県庁正面)に、平成16年完成を目指し、昨年7月基本計画ができ、今年1月に10億円以上の大型公共事業についての評価委員会にかかり、本年度中に基本設計、来年度実施設計、14年度から建設に入るというスケジュールです。現在は、地質・文化財調査をしています。

 個人的には、当該地に、県立図書館が適切か、ということには疑問がないではないですが、旧日銀跡地、南方の国立病院跡とからんで、「東部」中心市街地の一体的な再開発が望まれるところです。
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2000年7月11日【岡山県知事選挙日程決まる】
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 本日の岡山県選挙管理委員会で、秋の岡山県知事選挙及び岡山県議会議員補欠選挙の日程が決まりました。
 知事選挙は、10月5日(木)告示、22日(日)投票、補選は、倉敷市・早島町選挙区(辞職による欠員)と玉野・児島郡選挙区(死亡による欠員)について13日(金)告示、22日(日)投票のダブル選挙になります。
 梅雨の陣の後の秋の陣ですが、自民党や派閥の関係もあり、動きの予測がつきません。もちろん現石井知事の支援は自明ですが。
 来春には、ある町議選でやらねばならぬ理由があり、来夏の参議院選挙と選挙応援は、避けて通られない関門です。大きな修練と言えます。
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2000年7月12日【再販売価格維持制度】
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 本(著作物)の価格を決めている再販売価格維持制度は、出版社が、定価を決めて書店で販売できる制度で、独占禁止法で認められています。
 公取は、平成10年12月に、その存廃について平成13年度春を目途に結論を得ると公表しました。もし、この制度が廃止されたら、企業間競争が今以上に高まり、「弱者必殺」で、中小書店の転廃業、取次店の倒産、寡占化が助長され、ひいては憲法の保障する言論・表現の自由を侵害するとの批判が出ています。著作物ということで、新聞についても同様の問題があります。

 アメリカ流の規制緩和策については国際的にも批判が高まってきていますが、どこまで日本が追随するのか、本年6月1日施行の大規模小売店舗立地法の動向もあいまって、見直すべき時期に来ていると思います。ここらへんは、共産党と主張があいます。

 とはいっても、これは、国の施策ではないか、というと実は、地方自治法第99条第2項の規定で、関係機関に対し、地方議会から「意見書」を提出できるのです。実は、平成9年に再販制度維持の意見書が、提出されています。

 今回ノンステップバス導入の請願同様、再び「紹介議員」として、同様の意見書提出に向けて動こうと考えています。商工労働警察委員会等へのいわゆる「根回し」が、必要ですが、議会の一般質問が直球なら、これは変化球ということになります。たとえ剛速球を投げられても、この業界はそれだけでは生きていけません。また、ビーンボールすれすれの荒れ球も必要です。
 まず、ファームのエースを目指します。
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2000年7月13日【地域プラットフォーム】
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 来週早々には、中心部の小学校再編に向け、地域住民に対する新しい動きが発表されるようですが、個人的に「手法」としてはどうかな、と思っています。また、後日。

 開業率が廃業率を下回る状況を打破するため制定された「新事業創出促進法(平成10年)」を受け、この2月に『岡山県新事業基本構想』が策定されました。

 岡山県は、中核的支援機関を岡山県新技術振興財団(国の設立、リサーチパーク内にあります。)とし、今年度は、1億円を投入して、各新事業支援機関(岡山県工業技術センターや岡山県中小企業支援センター、岡山県中小企業団体中央会、各地域商工会、大学など42種、136機関)の連携により、研究開発から商品開発・事業化までを一貫して支援する総合的産業支援体制(地域プラットホーム)の整備を進めています。

 もちろん、岡山県の資源とも言える岡山情報ハイウエーに開設した産業支援ネットワークをツールとして、ワンストップサービスを実施するわけで、要するに、新事業支援のリンク集であり、それを岡山県新技術振興財団が、管理するといったイメージです。

 問題は、個々のリンク先に「担当者」が、必要になることで、8月2日に立ち上がる地域新産業創出総合支援事業の運営協議会で、そこらへんが、議論されるのか心配しております。
 結局最後は「人」ですね。
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2000年7月14日【中国航路増設】
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 水島港の国際定期コンテナ航路として、7月27日(木)から、中国航路(隔週1便)が、増設(既設3航路)されることになり、これにより水島港からの国際定期コンテナ航路は、合計4カ国1地域10航路となります。
 また、現在運航中の山東省国際海運公司による中国航路(水島〜大連)が、7月26日(水)から、毎週運航(現在は隔週)となります。
 水島港の利用促進については、「水島港インターナショナルトレード協議会(MITA)」を中心にポートセールス等が取り組まれています。
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2000年7月14日【文教委員会より お詫びについて】
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 本日の文教委員会は、県議会では、珍しく2時間を越えましたが、理由はもちろん、例の3つの事件です。どれも本質は同じような気がします。
 文教委員会始まって以来の報道カメラが入って、副委員長の私も、思わず深刻ポーズをとり、議員根性として、カメラを意識しての質問も連発してたいそう盛り上がりましたが、それにしてもあまりにひどい事件が続きすぎます。 今や文教委員会は、議会の花形です。

 まずは、馬鹿な2人の教諭の児童買春、続いて邑久町、おまけに笠岡と例によって教育長のお詫び。それに加えて、教育委員長もお詫び。
 教育長は、引責を求められ、「教育委員会は何しょんなら」と「民間人?」の教育委員も責められ、
議員も人の道をといたりして、なんなんだこれは?
状態です。
 いったい誰が、なんで、誰を責め、誰が、なんで、誰に謝っているんだろう?


 議会や委員会で、誰がどう詫びようとも、当事者の子ども達が納得できないと意味がありません。信頼を踏みにじった馬鹿な教師には、子ども達に罵倒されようとも、彼らに対して、彼らの前で、心から詫びてほしい。でないと、彼らの正義におさまりがつかないでしょう。
 私は、日本人的な責任者の辞任とかいった解決方法が、大嫌いです。どんに醜態を晒そうとも最後の最後まで、責任をとってほしいと思います。そして、罪は罪として、失敗は失敗として堂々と謝罪してほしいのです。それが、大人ではないかと思います。
 また、仲間が起こしてしまったことについて、子ども達に、もっともっと自分達のこととして、責任として、議論させてやってほしい。それを大人が止めてはいけません。むしろ、大人も加わって、とことんまで話し合うべきだと思います。

 そして、決して、最後に誰かをスケープゴードにして、問題の本質をうやむやにしないでほしいのです。この機会に一人一人が、じゃあ自分はなんなんだ?と考えなくてはいけないと思います。今回の件で、関係がない、全く責められない大人など一人もいないと断言します。もちろん私自身も。

 もう2度と繰り返さないために、誰もが反省しないといけません。

 遅ればせながら、来週に文教委員会、自民党県議団が邑久に入ります。
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【県民総参加の国体を目指して】
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 3度目のTV出演です。毎回低視聴率を誇るお馴染み(?)『県政討論会(今回はTSC)』のテーマは、「県民総参加の国体を目指して」です。昨日、日本体育協会から、岡山県にとっては43年ぶり2回目の国体開催内定書が交付されたわけですが、それを受けるような形です。(開催は平成17年)

 放送日は、8月3日AM8;40〜(再放送8月10日AM11〜)の30分番組で、収録は、7月25日(MyBirthday)です。本日は、その打合わせを行いました。
 この番組は、年5回程度、4〜5人1組で(自民党2〜3人、他2人、但共産党除く)出演できるもので、私の3回起用は、やはりTV映りが良いからでしょう。(・・・・・・)議員としては御茶の間の皆様に語りかけられる最高のチャンスです。

 今日は、だいたいの項目、タイムテーブル、それぞれの時間配分を決め、あとは当日の一発勝負です。私は原稿無しで、その場のノリで喋るタイプです。というより、他の御三方の発言内容の予測がつかないので、準備のしようがないのです。
 ただ、議会事務局より大部の資料が渡されますので、それを読み込み、当日「全然勉強してないんですぅ〜。」と言いつつ、バシッと自分の言葉で決めるのが、議員の粋かもしれません。だいたい人間の会話ができればなんとかなります(視聴者にどう映るかわかりませんが)。
 もっとも、巻きや伸ばしが入ったときにまとめきる(あ〜、とか、う〜、で調整する)ベテラン議員の凄さを徹底的に見せつけられるのも一発収録の醍醐味で、知識や勢いではいかんともしがたい「力」を感じる場でもあります。並べられると力の差が、歴然とするのです。いわば修練です。知的なゲームとも言えます。

 今回は、特に「岡山らしさをどう出すか」について、2分で話す(他は1分が2回と1分30秒が1回)場面があり、ちょっと考え込んでおります。いいお知恵がありましたら、お知らせ下さい。
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2000年7月15日【国会議員懇談会  無党派とは】
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 本日自民党岡山県連主催の国会議員と県議会議員との懇談会が、ありました。平沼通産大臣を除く、岡山県選出の自民党全国会議員とほぼ全自民党県議が、一同に会して意見交換・懇親会を行いました。いわゆるSPもついていました。
 もっとも、私たち1期の若手組は、入り口のそばで、橋本元総理は遥か遠く彼方に見えました。多分橋本先生は私のことはご存知ないでしょう。ともかく地方議員と国会議員の圧倒的な「格の違い」を感じました。

 各選挙区とも議員によって、国会議員との関係とか、出馬の仕方もまちまちです。ひとりひとりに戦いのドラマがあります。そうはいうものの、向こうの偉い方から順にこちらまで眺めてくると、不思議な職業人の集まりだなぁ、なんなんだろうなぁ、僕なんでここにいるんだろうなぁ、と思うのでした。
 なぜか1年以上経っても、違和感がいつまでも消えないのです。

 懇談会の関心は言うまでもなく今回の選挙のことで、特に比例の中国ブロックの扱いについて意見が多く出ました。(候補も来ておられましたが末席でした。が、次の選挙で温かく迎えられるだろう、とのことです。)
 加えて、いわゆる無党派層対策について問題になりました。今後の選挙は、ともかく従来とすっかり変わっていくだろう、という認識は一致しました。 でも、選挙、選挙。議員は、政策でなく、選挙でつながってるのかしらん?

 個人的には、無党派層対策を真剣に考えたことがありませんし、無党派って誰のこと?と、思っています。そこには、生身の人間がおられるだけです。翻って考えますに、私は自民党員ですが、どうも無党派の気すらします。多分このメールを受け取られる多くの方が、無党派ではないですか?政党に関心がおありですか?今回の選挙はどうでしたか?
 結局、人のつながりが、トップダウンか、ネットワークかの違いだと思うんですが、我こそは無党派だと言う方ご意見下さい。
 また、佐藤真治は、何派でしょう。 こういう集いに出席する度に、自分が何者かわからなくなります。是非分類して下さい。
 佐藤真治って、自分でやってても、なんかどっか怪しいですねぇ。

 もちろん私は、保守系ですし、選挙でお世話になった方々のことも忘れてはおりませんし、当選させて頂いた「力」もわかっているつもりですし、心から感謝致しております。しかし、世紀末に立つ地方議員として、なにかどんどん政治は変わっていくんじゃないのかな、という気がしています。
 私の存在自体が、こんなのが出てくるのが、ある面で時代の変わり目なんだろうな、と感じています。政治も自民党もどんどん変わっていくんだと思います。あるいは、変えていかなくてはいけません。

 失礼を百も承知で書けば、若いもんには、おもしろい時代になりました。
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2000年7月16日【海外視察へ】
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 考えられる最も不適切な時期に海外視察に出ることになりました。加藤元議長の一件から、年初来の県議会内の海外視察自粛ムードを無神経に堂々と破るのは、私になります。
 ともかく所属団体の最も重要な時期、しかも地域の盆踊り大会シーズンというムチャクチャで、無理も多いのですが、今年しか行けないのです。ご関係の方に心の底より、深く深くお詫び申し上げます。本当にすみません。
あの森総理が会長を務める「財団法人世界青少年交流協会」のスカンジナビア青少年派遣団の役員として、この夏、北欧を訪ねます。先輩県議が同協会の理事を務められていることと、参加資格が35才まで(ギリギリ)とのことで推薦を頂き、一応選考されての派遣です。
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2000年7月17日【市教委、小学校統廃合アンケート調査へ】
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 本来、文教委員会は、今朝より旭川・札幌に県外視察に出ていますが、本日夜にどうしても、出席すべき会があり、今夜夜行で上京、明昼前に旭川で、本体に合流します。

 3月末の第1期構想(2校ずつ統合、その後は検討)発表のあと、第2期構想に向けて市教委が、明18日動きます。広く市民の声を聞くべく、市中心部はもちろん、各公共施設で、小学校統廃合に関するアンケート調査を行うことが、教育長より発表されるはずです。
 地域連合町内会、PTAを巻き込み、署名運動も起きたこの問題ですが、いわば直接市民の皆さんの声を聞くことになりました。
 特に、この先中心部4(5)校統合が良いか、白黒つけようということです。
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2000年7月19日【県外視察より帰岡】
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 文教委員会の県外視察に、昨日昼から旭川で合流し、札幌を経由し、帰ってきました。

 確かに、札幌の北海道総合体育センター「きたえーる」も、北海道札幌国際情報学校も、素晴らしかったですが、人口185万人の大都会、年の半分雪でグラウンドが使えない地域の高校の話は、なかなか岡山にあてはまりません。 
 熊本や、岐阜といった規模が近い県で状況を調査するとか、夜はその地の議員と意見交換のひとつもする必要があるかもしれません

 県外調査については、例えば、バブルがはじけても5年前までは、信じられない話もあったようです。昔の耳を疑いたくなる話が「古きよき時代」の物語として、得意げに話されることもあります。それは、「おかしかった」のです。

 私は、7年前の普通の会社員時代を基準に、モノを考えています。そこからいかにズレるかが、人間と政治の狂いだと思っています。しかし、そこに、使い分けているような、ご都合主義も自覚しており、「人間だから仕方ない」と逃げる場面もある気がしますし、結局ひとり偽善者ぶろうが、所詮は、「同じ穴のムジナじゃねえか。」と思うときもあります。

 市教委の「構想」が、わざわざ終業式の前日に発表されました。急ぎすぎです。ストレートの豪速球というより、ビーンボールで、のけぞらせた形です。
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2000年7月20日【小・中学校統合構想の余波】
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 先の市内中心部の小・中学校統合構想の発表に対して、中央中学校のPTAの動揺が、予想されます。すなわち、小・中併設一貫校の新校舎建築まで中央中の弘西小学校への移転が余儀なくされるわけですが、この点についての市教委から中学校PTAへの説明が、なかったというのです。
 「意見が多い方にすりゃぁえんじゃ。」、と今日、市長は言われましたが、私自身だんだんと疑問が増幅してきています。また、もめそうです。あぁ・・。

 文教委員会は、明日邑久に入ります。本当はPTAや、生徒の話を聞きたいのですが、段取りを当局に一任した形で、議員は言っても、捜査も教育現場もド素人です。どうなるやら。校長を責めに行っても仕方ないのです。

 知事選挙が動き始めています。事務所開きは、津高で、8月19日です。
 同時選挙の倉敷の県議選挙の補選も、静かに前哨戦が始まっています。
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2000年7月21日【邑久高校事件 本当にいじめだけ?】
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 午前中、先日の商工労働部のレクチャーに続き、企画振興部の勉強会をして頂きました。吉備高原都市等について、おって報告させて頂きます。

本日、文教委員会県内調査で邑久高校を訪ねました。かなりマスコミが来ており、夏休みに入った校舎も、ものものしくありました。事件から丁度1ヶ月、おそらく連日こうで、生徒達にとっては救いの休みかもしれません。在校生のストレスは、かなりのようです。
 マスコミのねらいは、校長が「いじめ」を認め、陳謝することだったと思います。それを撮りたかったのでしょう。ただ、議員としては「追及」に行くのではないこと(むしろ、励ましに近かった)は、暗黙の了解だったように思います。
              略

 真剣な調査中に妻から携帯電話に留守録。「しんじろう、あったよ。」我が家では、「ちんちん」のことを「しんじろう」と言います(・・・・・・・・。お宅では、どうですかぁ?微笑ましいなぁ。)が、なんと女の子と決め込み「あゆみ」と名づけた子どもが、男の子と判明。
 11月頃に、出てきます。
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2000年7月22日【最近の倉敷チボリ公園】
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 築庭300年の後楽園のライトアップと同時に、倉敷チボリ公園で、20 日より、「夏色欧風大曲芸会」が、わりとひっそりと始まりました。

 今年は、来場者の3割を占める関西地区の客足が、淡路島のジャパンフローラに逃げ(兵庫の小・中の遠足は、ジャパンフローラと決まっているそうです。)、美観地区そのものが冷え込み、第三セクターのチボリジャパン社の昨年度11億円の赤字の更新は、まず間違いないと思われます。
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2000年7月23日 (日)【出版物再販制維持の請願について】
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 考えていた請願が、早くもどん詰まりました。
 商工労働部との話で、国の規制緩和の推進の大きな流れの中で、それに逆行する意見書を提出してほしいと請願を出しても、採択すべきだという「執行部意見」は、岡山県単独では、出せないだろうとのことです。現在他県について調査してもらっています。

 この規制緩和の流れを作った平成9年の行政改革委員会「最終答申」については、
ttp://www.e.u-tokyo.ac.jp/~kanemoto/gyokaku/iken/kakuron-11.html
をご覧ください。今回の争点が、わかります。「経済的規制は原則廃止、社会的規制は必要最小限」との原則で、再販制を見直し、例外的に維持する場合でも、「相当の特別な理由」が、必要としています。

 この件については、廃止すべしという意見を多く頂きました。特に、新聞、書籍、雑誌、レコード、音楽テープ、音楽用CDの6品目に限って価格競争を制限するのは、結果、消費者利益を損なう、そもそも経営努力が足りない、新聞の個別配達や文化の成熟度と再販制は関係ない、という意見です。

 (どうも品目により、状況が全く違うようで 今回は書籍、雑誌について。)
 私は返品自由な委託販売制度が崩れ、買いきりが主流になる結果、リスクが書店にかかり、売れ筋中心の出版になり、中小書店の倒産が続発、国民全体が出版文化を平等に享受できなくなる恐れがある(街角や田舎から本屋が消滅する)、という意見に近いものがあります。

 廃止で、ダメージを受ける方々が、あまりに多く個別に浮かんでくるのです。商店街と同じく、議員として守りたいのです。
 様々ご意見もおありでしょうが、中小書店のため、今回は動かさせて頂きたく存じます。もっとも、全国的に動きがないと全く意味はないのですが。

 しかし、今回の請願は、「経済的な規制」であり、時代の趨勢で「理由」がないとして、商工では、きついという結論が出ています。要望に沿えません。ここは、要件に沿うように、組み立てを替えるしかありません。すぐには、メゲません。

 そこで、文教から「社会的規制」として、「特別な理由」で構成し直して、請願を提出しようと考えています。よって、ここから、あれこれと理屈(こじつけ)を考えるのと同時に、教育委員会や所属の文教委員会への根回しが、必要になります。議員が多少なりともとも、頭を使うところです。
 全ては、9月議会に向けた動きです。


 もっとも、たとえこれをクリアしても、行革委の最終意見が出た平成9年とは根本的に違うことがあります。
 いうまでもなく、IT革命です。例えば、岡山情報ハイウエー(155Mbps)で、音楽CD1枚伝送するのに、どれだけ時間がかかるかご存知ですか?僅か8秒です。

 もちろん、技術革新に制度は到底追いついていませんが、単に通信販売の取り寄せでなく、本そのものが情報として売られ始めたら、誰が、紙の固まりに何千円も支払うでしょうか。新聞の宅配がナンセンスになる時代がそこまで来ています。本屋さんやCD屋さんはどうなるでしょう。レンタルは、今のままのわけがありません。
 文字、音、画像等ネットで送れるものは、再販価格といった議論そのものが、なくなるかもしれません。

 あるいは、そこまでは少なくとも踏ん張らないといけません。

 今、規制「緩和」よりも、もっともっと巨大な「革命」が起きているのです。
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2000年7月24日(月)【旧日本銀行岡山支店跡地問題】
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 岡山県政の失策シリーズに間違いなく入ってしまうのが、内山下のいわゆる旧日銀岡山支店跡地の問題です。古典ギリシャ彫刻の大正11年の本館を中心に、岡山県立図書館建設構想をたて、バブルの絶頂期の平成元年に、約21億円で、購入しました。
 その後、すったもんだで、実施設計にいたった段階で頓挫、平成9年計画変更、丸の内中学校跡に、岡山県立図書館が建設される運びになっています。

 建物の健康度チェックが、計画されていますが、現在の耐震基準からいくとかなり手を加える必要があります。しかし、本館の保存活用が、前提になっており、更地にしてというわけにもいかず、しかも資産価値は、購入時の半分以下になっています。

 そこで、「旧日銀岡山支店を活かす会」という民間団体を設立し、そこから跡地利用の意見を頂戴することになったのです。本年3月には同会から、中間報告が、知事に提出されており、年度内に最終報告を待っている状態です。是非
ttp://www.optic.or.jp/okayama-cci/ikasukai/
をご覧ください。
 ただ、この件については、広く全県的な視野にたって議論すべきとして、自民党内の有志で検討を進めるという、別の動きもあります。

 実は、近県の日銀跡地でも同様の話があり、被爆建物として、重要文化財指定を前提に、広島市が、無償で(かなりの手入れが要る)譲り受けようという話があったり、松江市では、カラコロ工房という名で、観光目的(赤字覚悟)で、行政が職員派遣まででして、リニューアルしている例があります。

 いずれにせよ、中心市街地の一大問題です。皆様のご意見をお知らせ下さい。
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2000年7月24日(月)【吉備高原都市】
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 「こころ」が、ハイピッチなのは、半月近い休止が、近づいているからであります。緊急ネタとも言えないかもしれませんので、どうか、ごゆっくりお取り扱い下さい。(最近、長文化しております。お許し下さい。)
 近しい方の水難事故、火災事故が相次いで起きています。皆様くれぐれもご注意下さい。

岡山県政史上、疑いなく水島コンビナート、新幹線開通、岡山空港、瀬戸大橋、チボリ公園、苫田ダム、情報ハイウエーなどと並ぶビッグプロジェクトが、この吉備高原都市だと思います。
 結論から言うと、まさに「お手上げ」です。
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 この構想は、もともと昭和50年に、基本構想、同52年、基本計画、同55年事業着手、平成5年、前期計画区域の基盤整備完了、平成11年後期計画Aゾーンの基盤整備が、完了した、という流れです。
 そもそも、なんで作ろうと思ったの?ということですが、当時を知る方がだんだんといなくなってきています。

 緑豊な自然環境と広域高速交通網のアクセスに恵まれた立地条件を生かしながら、保険・福祉、教育・文化、産業、レクレーションなど各領域にわたる高度の機能を備えた、魅力ある人間中心の21世紀を志向したコミュニティー都市の建設を目的とし、都市づくりのねらいとしては、
 @ 人と人、人と自然のふれあえる街づくり
 A 西日本の保健・福祉、教育・文化のセンターの形成
 B 地域の産業文化の振興
 C 既存都市の不足する機能の補完
と、非常に崇高な哲学のある構想でした。

 当初の計画では、人口3万人の美しい人口都市が、加茂川町と賀陽町の真ん中に出現する予定でした。ちなみに、現在夜間人口約1900人(昼間人口約2200人)です。
 また、前期・後期あわせて約1900haの計画面積のうち、前期432ha、後期A、B、C、D、Eゾーンと保全用農地のうち、Aゾーン180haの整備が完了した時点で、凍結されています。
 すなわち、吉備高原都市は本来は、現在の15倍の人口と3倍の面積の計画なのです。前期(440区画)は抽選になった分譲住宅(但し建築済みは384)は、後期計画のごくごく一部の420区画のうち60区画しか売れておりません。

 基盤整備に345億円突っ込みましたが、もはや限界でしょう。現在県庁内でも、担当は「室」から、「班」に超格下げになり、ともかくAゾーンの分譲地を売ることが主眼になっています。Bゾーン以降一部用地を取得していますが、「吉備高原町」というひとつの過疎の町が、あそこにあるのだと思えば、こんなものかもしれません。Aゾーン分譲まで、ではないでしょうか。
 消防局も中学校もありませんが、6割が岡山、倉敷に出勤する2000人の街なら、市内なら1小学校区にもなりません。例えば、公共交通機関をここにつなぐなら、もっともっと他に優先課題はあるかもしれません。
 これ以上、あの街に、とは、失礼ながら極めてなりにくいと思います。

 あえて無理からにするなら、県庁や振興局といった官公庁を移転し、職員の方々に住んで頂くしかないかもしれません。大学誘致(例えば岡山大学の移転)や、企業誘致もそうそう今後望めないでしょう。
 美観についての規制がきついので、自然環境は最高です。確実に高原が好きという方もいるでしょう。そういった方には、現状も悪くないかもしれません。隠居暮らしにも良いかもしれません。少しずつは、人口も増えていくでしょう。

 我々は吉備高原都市という美名に躍らされた感もありますが、最大の失政は失政として、本当に残念ながらここまでだと思います。申し訳ないですが、我々の世代以降に持ち越して、それで解決できる問題と思えません。売れないだけなら、日々赤字に突っ込むチボリより、状況は良いかもしれません。止めることができるのですから。

 我ながら、突き放したような本音を書いてしまいました。
 ご異論も多いと思いますが、ご意見をお寄せ下さい。
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2000年7月25日(火)【雪印乳業食中毒問題】
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 岡山県では9人の患者が、出たという雪印乳業の事件ですが、国に対して、「生乳流通の安定対策」並びに「牛乳・乳製品の安定消費・消費拡大対策」についての要望が、28日、県から出される予定です。

 生乳は、(社)中央酪農会議が、各県の年間生産量を割り当てる計画生産品目で、県の指定生乳生産団体である県酪連により、一元集荷、多元販売が行われています。
 雪印に対しては、県酪連が、ホクラク農協管内を中心に150〜180トンの生乳を販売してきており、全国の雪印の工場の操業停止に際して、全量を他社工場に、振り分けて生産農家に影響が及ばないように対応してます。
 ただ、秋以降の不需要期には、全国連合会等による全国的な配乳調整・消費対策の強化が、求められます。

 県内700戸の酪農農家は、乳価の変動、消費者離れに戦々恐々とされておられます。ファームフェスタの開催地、岡山としても有効な支援が、必要です。
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【暇乞い】
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 本日は、私の36回目の誕生日ですが、いよいよ、遠く北欧へ行きます。8月上旬には、復活させて頂きます。

 なお、携帯は、時々妻が、出ます。事務所はもともと、そう機能しておりませんでしたが、前に増して問題でございます。本当にすみません。
 メールも確認は、妻が致しますが、個々の方に返信できません。

 今夜は、学区の統廃合問題の会合もあり、最終のぞみで、上京します。明日、午前10時ぐらいまでは、日本にいます。
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7月26,27,28,29,30日無し

2000年7月31日(月)【ノルウェーに】
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 「佐藤真治のこころ」をいつもご愛読(?)いただきありがとうございます。ただいま北欧に行っております主人から近況報告が送られて参りました。ご一読いただければ幸いでございます。 (佐藤まゆみ 代筆)

「世界青少年交流協会」の役員として、スカンジナビアに派遣された佐藤は、デンマークからノルウェーに今日入りました。

 デンマークではソーホエという小さな街で生まれて初めてのホームステイも体験し、自然と共生する生き方に深い共鳴を覚え、そのまま「出家」したい気分になっているようです。(特にホームステイ先の犬と相性が良かったそうです。)

その後、アンデルセンの家、ニーベ市庁舎、小学校、老人ホーム、消防署などをまわりながら、31日(月)深夜ノルウェーに着きました。

 日本との時差は8時間、昨年のアメリカでの研修もそうですが、できるだけ多くの国々に行き、自分の目で見てそして心で感じて、様々な体験を通してひとまわりもふたまわりも大きくなって、日本に戻ってきてくれればと思っています。
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