2009年3月14日(土) 【海底宮殿ルネスホール】

 朝からの冷たい雨が上がっても、午後からは、さらに冷え込みました。

 今朝は、雨の中、吉備高原を上がって、トトロのネコバスが走るような道を抜けて、希望学園中学校・のびのび小学校の卒業式に欠礼する御挨拶に。体育館も改装されて、感動の卒業式が行われたはずです。本当は出席させて頂きたかったのですが・・・・。
 私学振興という枠組みでも、制度的には難しいことも多いのですが、今後も、なんとしても支援させて頂きたいと思います。

 それにしても、冬に、凍結の道路を吉備高原に上がれなかったのは、今となっては、何かの暗示だったのかなぁ、と思います。


 そこから、ある私立小学校の卒業式に出席させて頂きました。6年生は、全員中学受験をするということで、噂には聞いていましたが、「末は博士か大臣か(大臣には、なりたくないかも・・)」という利発な雰囲気の生徒ばかりでした。

 卒業後、様々な中学に行っても、大学入試に向かっての6年間を送っていくという決意ですから、家族も一緒になって、これから幾つもの難関を突破して行くのでしょう。なにか本当に頭が下がる思いです。
 状況は異なりますが、先の希望学園も、この学園も、親子で、ある意味、一緒に戦って頑張って卒業している感慨深さは同じです。


 ところで、基本的に私が遊び呆けていたのは、「こころ」の端々から伝わって来ると思いますが、私自身、幼稚園からエスカレーターで中学まで行った勢いで、たまたまその年に、1校増えた総合選抜で、一宮に行ったわけですから、受験勉強を死ぬほどやりました!と胸を張って言えるのは、大学入試の自宅浪人の時だけです。
 高校時代に、毎日ほとんど勉強しなかった分、一日10時間以上の勉強を200日以上続けたわけですが、後にも先にも、これだけ勉強した時期はありません。で、忘れるのも早かったです。
 もう少し自覚していれば、かなり違った人生だったろうなぁ、と思います。

 我が子は・・・うーん、少しは世の中の役に立つような人間になることに超したことはありませんが、せめて、他人様に迷惑を掛けない程度に、とりあえずは、元気に楽しく生きて欲しいです。
 中学受験も考えないといけないのかしら・・。本人次第です。彼の人生ですから。人生いろいろです。何が幸せかも含めて。


 同僚議員のご親族の会葬を経て、ルネスホールへ。この間は、虫籠だったのですが、今日は、ルネスが海底の宮殿になっていました。なるほど、そうも見えます。海のトリトンみたいじゃなぁ・・。大学の先輩が中心になって企画されていますが、それにしても、文字通り、よく「遊ぶ」なぁ・・・。

 子ども達が、活き活きするのは分かりますが、大の大人が無邪気に、あのルネスで「遊ぶ」というのが、素晴らしいです。

 なにか、何でだろう?などとは考えず、それで良いんじゃないかとも考えずに「遊ぶ」・・・思えば、子どもの頃は、皆そうだったんだがなぁ・・「遊ぶ」というのは考えないことなんだな・・・考えても、仕方ないことまで、いつから考えるようになったのかなぁ・・・いけね、また考えちまった。
 で、近々、忍者が街に出没するらしいです。そういう「遊び」でしょう。


 夕刻には、ある業界の方と懇親のあと、先ほどまで、消防分団の重要課題について。たとえ一大事であっても、かえって気持ちがまとまったりするのが、消防団の素晴らしさです。

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 繰り返しますが、北区・南区の貼り付け問題です。

 そもそも、人口比例通りに北8南4で配置するために、くじ引きを行った結果、その場合に、南区に貼り付けになった議員も、地域も、少なからず混乱します。誰もが納得できるような正解など無いのです。
 どういう形を取っても、誰かが当事者になり、必ず混乱します。混乱しない解決策など100%あり得ません。
 そして、どんな思いで何をしようとも、きっと誰かが、何かを言うことでしょう。

 誰かがやらなくちゃいけないのです。組織においては、そういうことです。仮に、ベストではなくても、せめてベターを目指して。

 こういう状況で、私も、別に逃げたって、誰からも責められはしないのかもしれないですが、9−3の批判を含めて、あらゆる批判を一身に受けさせて頂く覚悟で、事に望むような人間が、世の中に、一人ぐらいいても良いだろうと思います。
 ある意味、選ばれたのです。だから、応えないといけないのです。今は、誰からも、ありがとうとは、言って貰えないけれど。

 神様は、その人が越えられない試練など絶対に与えません。しかも、クリアすれば、どんどんハードルを高くします。時には、最も大切な物を奪ってまでも、これでもか、これでもかと課題を突きつけますが、全部に、きっと、いつか分かる理由があるのでしょう。あるいは、意味を見出すしかないのです。

 人生に無駄なことなどあるわけがないです。敢えて行く道です。

 明日は、亡父の命日です。多分、「おめぇは、何を考えとんかわからん」と言うでしょうが、「じゃから、あんたの息子じゃ。」と返すしかないです。
 答えは未来に。少しずつでも積み重ねながら、時間という魔法で解決するしかないです。


 南区への貼り付けについて、多くの方から御心配の声も頂いていますが、こういう状況の時に頂戴できる温かい言葉は、心の底から嬉しいです。

 気分は、やはり、『海のトリトン』です。
http://www.youtube.com/watch?v=l_aR6H08pAw&NR=1

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