2003年8月15日(金) 【終戦の日】

 本日は、終戦の日。毎年恒例の護国神社での「終戦の詔書奉戴日本興隆祈願祭」に出席させて頂きました。昨年は、雨が降りしきりましたが、今日は、蝉時雨の夏空でした。

 「終戦の詔書」とは、「・・・・堪へ難キヲ堪ヘ忍ヒ難キヲヒ忍ヒ・・・・」、すなわち、58年前の今日の正午の「玉音放送」のことです。

 護国神社の場合、靖国神社の公式参拝云々のような議論は聞ませんが、平和への誓いとご英霊への感謝の誠を捧げ、戦争で亡くなった全ての御霊が安らかならんことを祈って参りました。

 私は、終戦の日に当たり、58年前に気持ちを合わせるこれ以上の意思の表明の仕方を知りません。議員としてしなくてはならない感謝と誓いの表明として。


 県護国神社主催で、「英霊にこたえる会」や「日本会議岡山」が協賛するこの祈願祭が、地方における靖国神社の公式参拝に該当するものなのかどうなのかは、正直わかりません。

 ただ、国、県、市町村のおよそ議員と名のつく者の参拝が、少ないことが、残念でなりません。それぞれに、違う形で参拝されている、あるいは、反対(?)されている、少なくとも、公人として、なにがしかの表明をされている、そう信じます。


 それにしても、ワールドカップサッカー中に、あれほど、「ニッポン、ニッポン」と叫んでいた若者たちが、今日という日に、どういう見解であれ、ニッポンという国のことを真剣に考えてくれたでしょうか?
 こう書いて、一年。
 日本は良い方向に行っているでしょうか?


 どういう立場でも良いし、強制されるものでもないと思います。ただ、少なくとも私は、自分の子供が大きくなった時に、6月29日や、8月6日、9日そして15日が、どういう日であるのか、しっかりと語り伝えることができる親でありたい、そう思います。

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