2002年9月17日(火)【日朝国交正常化交渉に思ふ】

 小泉首相と北朝鮮・金正日総書記とのトップ交渉。友人が、第一次世界大戦開始のきっかけとなった『サラエボ事件』が再現(首相暗殺)しないか?と危惧していたので、緊張感を持って見ていたのですが、歓迎ムードは一切なく、拉致事件の事も事前に分かっていたのか、ハグがない凛とした挨拶でした。
 昨日、NHKで、「頭を下げてはいけない」と解説者が言っていましたが、国益をかけた政治家の勝負とは、こういうものか、と思いました。
 皆様、どうご覧になられたでしょうか?

 もっとも、11回開かれていた日朝国交正常化交渉で、いきなりトップ会談が実現したのは、「日本の経済援助を渇望し、また米国の強硬姿勢を緩和させたい北朝鮮のニーズと、景気回復を実現できず、人気浮揚策が欲しい小泉政権の利害一致がある」からだ、という説が、肯けるぐらい、妙な雰囲気でした。

 某党の党首選挙の話題も吹き飛んだというところでしょうが、北朝鮮の国状が、かなり厳しいのではないか、国民は、極限の状態なのではないのか、ということの方が、気がかりです。

 いずれにしても、米国同時多発テロ以来、否応なく、日本は、もはや完全に国際的な緊張関係の中に、当事者としている、抜き差しならない状況であることが、わかります。
 何時、何が起きても、もはやおかしくない、少なくとも、平和に近づいたようには、全く思えません。

 世界が近くなった分、戦争にも近くなりました。



 さて、明日から、議会は再開し、私の14回目になる一般質問は、明後日19日(木)5番手です。午後2時に議場に起こし頂ければ、確実に傍聴して頂けます。本日一応、定稿致しました。


1 ピース・ミュージアムの構築等について
(1)知事の考え
(2)戦争資料等
  ア 把握・収集・展示
  イ 慰霊塔等の管理
  ウ デジタル化等
(3)教育長の考え
(4)高校生たちによる平和宣言等
(5)平和学習

2 公共事業について
(1)無駄な公共事業
(2)今後の方向
(3)新たな手法
(4)公共事業削減
  ア 雇用の創出と転職支援
  イ 行政組織
(5)地元業者優先

3 県営総合グラウンドについて
(1)いずみ町交番
(2)国道53号の渋滞対策
(3)リニューアル計画等

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