2000年5月5日 【岡山県県戦没者慰霊祭】

 恒例の岡山県戦没者春季慰霊祭が、護国神社で行われ、今年も参拝をしてまいりました。見事な五月晴れで、境内の大木の若葉が目に眩しく、笙の音に、思い切り「日本人」であることを感じていました。

 遺族の皆様もどんどん年をとられ、55年前の戦争も大昔のことになりつつありますが、祖国を思い命を散らした英霊の御霊に対して、日本人としての潔さ、勤勉さ、慎み、思いやり、優しさを決して風化させてはいけない、と心に誓います。嘆かわしい世相ではありますが。

 それにしても、昨夏訪ねたワシントンでは、朝鮮戦争はもちろん、ベトナム戦争の記念碑もあり、南北戦争の英雄の像もそこら中にありました。お馴染みアーリントン広場と比べて、靖国神社の扱い方はいったいなんなんだ、祖国のために血を流した人間を軽々しく扱ってきたから、戦後日本は、その心を失ったのだと、つくづく思います。


 誰よりも戦争を憎み、世界平和と日本の発展を願うのは、遺族の方々です。・・・・我々は、どれだけその思いが、わかっているでしょうか。

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