2007年12月13日(木) 【どんなときも】

 ところで、今日の本会議で不思議な事がありました。

 初日には、他党の議員が、前回議会の我が党の議員の質問に言及する場面があり、これはどうなのかな?断りはしてるのかな?と思ってはいましたが、本日、我が党のある議員の質問内容、ならびに、別の我が党の議員の質問に対する副知事答弁に対して、批判的な「感想」を述べられました。

 本会議は、結局、おかしなことに知事が招集はしますが、実は、執行部に対して、議会が質問しなくてはいけないという決まりがあるわけではありません。

 ゆえに、議員同士がケンケンガクガクやっても良いわけですが、反論も出来ない状況で、一方的な言葉だけを「感想」と称して、壇上で投げつけられては、公正な状況での議論は出来ません。


 もちろん、前段については、彼の立場からは、それを言わなくてはいけない、その思い自体は、彼も、よっぽど悔しかったんだろうなぁ、と、実は、誰もが内心は理解していますが、少なくとも、副知事答弁について異議があるなら、こうした場の「感想」ではなく、委員会でも、次回本会議でも、御自身で、質問すれば良いのです。
 表現や手段は、もっと工夫できたかもしれません。残念だな。

 これは、本当に遺憾なことで、こういうことは、議会の活性化というレベルとは全く違うのだということは、代表質問を当選したばかりの1期の議員がされるような状況であっても、理解して欲しいと切に願います。混乱と活性は、全く違います。


 ひとつ言えるのは、責任を持って守るべき方がいるからこそ問うた、あるいは、自分の政治信条に基づいて行った本会議での質問は、質問はもちろん、答弁まで、質問者のものだということです。

 ある意味で、議員のプライドの部分でもあり、そうしたものへの敬意こそが、議会全体への威厳でもあり、信用でもあると思います。換言すれば、暗黙の了解、不文律、あるいは、礼儀かもしれません。

 それがないと、議員の発言自体が、突きつめれば、議員自体が、チャラチャラと軽いものになってしまうと危惧します。


 車検中の愛車は、ラジオが壊れていたので、久しく車内が無音だったのですが、代車は、カセットテープが流せれます。
 タイトルは、槇原敬之の歌から。♪どんなときもどんなときも 迷い探し続ける日々が 答えになること僕は知ってるから♪

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