2001年8月22日(水) 【岡山リサーチパーク・
インキュベーションセンター・特定事業選定】

                  略

 岡山リサーチパーク・インキュベーションセンター(仮称)整備等事業について、その事業の効果等の客観的な評価を行った結果、PFI方式により実施することが適切であると認められたたため、PFI法第6条に基づき特定事業として選定されました。

 岡山市では、駅前商店街の民間ビルの中に、インターネットビジネス支援の交流拠点「リットカフェ」が、オープン。起業家支援のインキュベート機能を持つ貸しオフィスなども設置(20ブース、賃料月5万円)されており、同様の動きは、新見市にもあります。
 他県からも、システム開発のベンチャー企業の入居が、決まっているとのことです。

 果たして、これから県が建てる施設、平成15年供用開始という、このスピードで間に合うのかどうか。明日からあっても良いのに。
 PFI事業としての実施は、本当に適切でしょうか。


 インキュベーションセンターは、IT及びものづくり分野の新規創業の促進等を通じて、地域産業の振興を図ることを目的に、高速大容量の情報通信基盤を備えた安価な創業空間(貸研究室)に、岡山県産業支援プラットホームの支援機能を付加するというふれ込みです。

 財政負担額の資産では、県が直接実施して22億4700万円。PFI事業として行えば、21億5700万円。負担減は、9000万円とされます。
 これは、PFI事業導入に伴う手間暇の分が、全く加算されていません。実質的には、この種の施設でのPFI事業は、これっぽっちも、安くならない、と私は思います。もちろん、私は、PFIという仕組みを否定しているわけではないのです。インキュベーションがいらないとも、思いません。

 だいたい、インキュベーション施設は、割に合わないので民間がやらないから、行政がする、という主張でしたが、民間が、もうやってるじゃないですか。こんな形で、民間ができるなら、民間を支援すれば良いではないですか。


 例えば、売りに出されていた旧東急ホテルを県が買い取り、改装した方が、まだかからなかったかもしれません。旧西署も良いかもしれません。吉備高原都市でも良いでしょう。むしろ、他の企業と容易に連携、接触しうる街中ではないでしょうか。街中の空きオフィスや商店街の店舗をどんどん借り上げる方が、波及効果があると思うのです。
 敢えて、箱モノを作る理由として、PFI事業で、幾らか、しかも9000万円安いから、ということが強調されるなら、危険であると申し上げたいのです。

 50室あまりの研究室は、要するに箱モノで、結局、様々な人間の交流が必要なんだとするなら、なんのためのネットなのか、自己矛盾だと思います。
 研究開発支援は、結果として失敗した研究開発費にも課税しないとかの税制面の優遇措置や融資の方が重要で、敢えて、岡山県産業振興財団に、なにかと相談させて頂きやすい場所にいる必要があるのかどうか。


 本当に新しい箱モノがいるのでしょうか?
 まず箱ありき、なのではないでしょうか?
 これというのも、要するに、ITといっても、システムを開発するのか、なんの研究なのか、結局は、誰も見えていないということなのでしょう。この快適な場所で、なんか研究して開発して下さい、協力は惜しみません。でも、協力の仕方が、他によくわかんないよ。
 フリーマーケットじゃあるまいし。


 よほどのことがない限り、9月定例会で、予算議決がされ、入札広告、年内には、落札者が決定されます。


 8月30日の商工労働警察委員会では、執行部に嫌われようとも、私は、しっかりと疑問を呈しようと思います。常任委員会での発言(議事録要旨)は、翌朝には知事に、文書で伝えられ、情報公開され、保存されます。

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