2005年6月21日(火) 【中四国横断新幹線】

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 本日は、生活環境保健福祉委員会。付託事件である請願・陳情の審査については、部会の判断によりますが、「腎疾患総合対策を求める」陳情などは、長く人工透析を受けていた亡父を思うと、採択に手を挙げたいところ。
 個人的には、請願・陳情で議会の判断を仰ぐこともさることながら、一般質問で、複数の党から重複質問が出る方が有効な場合もあるかもなぁ、と思います。
 昼食時には、JR・伯備線新幹線化・フリーゲージトレイン導入促進三県議会議員協議会岡山側連絡会議。中四国州を考えれば、「中四国横断新幹線」が、岡山から松江や高知に繋がることに夢があります。山陰・四国は、全国で唯一の新幹線空白地域です。
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 ちなみに、整備計画に入る以前の基本計画路線ということでは、高松ー大分ー熊本は、新幹線で結ばれる構想があります。

 もっと言えば、旭川ー札幌ー長万部ー新函館ー新青森ー秋田ー新潟ー富山ー敦賀ー新大阪ー松江ー下関ー博多ー大分ー西鹿児島というルートでも、新幹線が繋がる構想ですが、これは、孫の世代に委ねましょう。


 問題は、日本の鉄道は、明治時代に狭軌(レール幅1067mm)を採用し、新幹線は、標準軌(同1435mm)を採用したため、新幹線から在来線は、乗り換えるしかないということです。
 これは、何もかも、いっしょくたに走ることができるプラレールとの大きな違いです。

 今までの新幹線整備には、標準軌新線(フル規格)、スーパー特急、ミニ新幹線と3種類ありましたが、フリーゲージトレインは、新幹線部分(標準軌)と在来線部分(狭軌)で、軌間を変えて、直通運転する仕組みです。要は、軌間可変台車で、レール幅が違っても走ることができるということです。

 その開発は、国土交通省からの国庫助成事業として、鉄道建設・運輸施設整備支援機構が開発計画を立て、民間企業からなる技術研究組合に委託され、行われています。

 正直なところ、乗り継ぎ解消に伴う心理的負担軽減が30分ある(?)ということですが、短縮時間の費用対効果自体は、微妙なものが無いではありません。

 しかし、中四国州実現のためにも、高速道路交通網のみならず、中四国新幹線は、夢がありますし、山陽新幹線と中四国新幹線の結節点・岡山ということになれば、拠点性は、さらに増すことでしょう。

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