2005年5月9日(月) 【下石井岩井線開通】

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 本日、半世紀以上前に都市計画されていた待望の市道・下石井岩井線が開通しました。何度か通ってみましたが、私は、便利さよりも、不安を強く感じました。
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 JR岡山駅東西を貫き、新幹線よりは下、在来線よりは上を通るラクダのコブのような形状の陸橋ですが、これで、国道53号や島田の地下道経由で、西口に回る手間が省けたなぁ、という感じにどうもなりそうにありません。むしろ、駅前で、交通渋滞する箇所が増えたような気もします。私は、ママカリフォーラムに行く時以外は、敢えて、この橋は、使わないかもしれません。そういった分散が、むしろ大事でしょう。

 特に、西口側は、危険であるとすら言え、ママカリフォーラム前で、事故が多発し、仮に、石井小学校の前の西東の一方通行の道が、通学時間以外は、そのうちに幹線道路に使われるようになるとしたら、住宅が多いこの周囲の環境は激変します。
 私が、一番恐れるのは、暴走車輌が、東西を行き来することで、西口周辺住民が、今まで経験したことがない夜間の騒音に悩まされるのではないかと危惧します。

 現在のところ、橋上で片道一車線になり、自転車通行が不能でもあり、本当に今後の問題を信号機をいじる交差点改良だけで処理するには無理がありそうに思います。
 JR西口周辺にからんでは、様々な遅れや見込み違いもありますが、どうあれ、岡山駅東西と表町の発展があっての岡山市の未来です。
 特に、交通安全施策については、県も多いに関係します。状況を調査したく思います。


 今日、後楽園の鶴鳴館で、表具美術展を拝見致しました。書画の作品に裏打ちし表装する職人芸の凄さに感嘆しました。
 紙や布の伸縮を考慮に入れ、書画を活かすことで、己も生きる、どちらが欠けても成り立たないコンビネーションの技。普段なにげなく見ていましたが、表装の世界は、実に、深いです。

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