2001年4月17日(火) 【外環状はできるのか?】

 本日、国土交通省中国地方整備局岡山国道工事事務所を訪ね、岡山西バイパスおよび180号バイパス(総社・一宮バイパス)の進捗具合、今後の計画についてお尋ねしました。

 行政では、今回の人事異動もあり、この時期、充分に引き継ぎができていないというケースは、ままあるのですが、むしろ前より、はっきりしなくなったような印象すら受けました。

 その286【西バイパス】より
『 そもそも、2号バイパスと国道180号を結ぶ、この道路は、片道3車線の計6車線の平面道路で都市計画されましたが、平成6年からの地域高規格道路(準高速道路のイメージ)にしようということで、本線高架部片道2車線、即道2車線、計8車線の道路に計画変更されます。

 ただ財政的にも、当面は側道部を整備しようということで、高架部は、交通量を見てということで、ずっとずーっと先の話になります。
 具体的には、整備区間に指定されて、来年度事業着手できるということですが、そこから普通10年かかるとのことです。

 ちなみに、西バイパス(正確には、側道部ですが)は、南の2号バイパスから旧2号までが、国体の平成17年を目途に暫定供用を開始。次に、北に上がり、180号から西警察署方向へ南下。一部供用開始。最後に、難関な工事になる真ん中の新幹線、山陽本線部分に、入ります。
 そこまでが、ざっと10年です。ただ、蛇行した笹が瀬川を南北で2箇所越える必要もあり、橋梁の工事にてこずるかもしれません。
 お伝えしたように、外環状は市、県、国の道が、繋がっており、未だ都市計画されていない部分(30号から2号バイパスは、おそらく国)の役割分担は、未定です。
 特に、四角の上辺部分、53号から西にどう旭川を越えるかは、超難問です。』

 この286の時より、どうも長くなるような印象を受けました。


 加えて、問題は、180号バイパスです。53号バイパスのようなものをイメージして頂ければと存じます。そんな構想があるのです。
 具体的には、岡山総社IC付近が、一部供用開始していますが、総社市金井戸で429号バイパスと交わるまで、西に伸びますが、その後、楢津を北西上していく東側は、全く計画がありません。

 常識で考えれば、この180号バイパスと西バイパスから北上する外環状は、一部路線重複するはずであり、180号バイパスの東側が、進まないということは、すなわち絶対に外環状は、北に伸びないということになります。

 ともかく、国土交通省の関心は、不完全なままですが、まず西バイパスの供用開始であり、180号バイパスは、その後でしょう。とすれば、5年、10年でできる話ではないと言うことになります。

 とりわけ、西バイパスが、180号と交差する(デオデオ付近)形状をどうするか、超難問で、西署横から180号まで、簡単には抜けきれないと思われます。早晩に議論必至でしょう。

 単純に外環状と言われますが、本当に環状化できるのか、できたとして何十年かかるのか、やや疑問もあります。

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